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2001年宇宙の旅〔決定版〕
2001年宇宙の旅〔決定版〕
アーサー・C・クラーク、伊藤典夫/早川書房
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総合評価

130件)
4.1
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    Audibleにて。 倫理よりも任務(目的)を優先させたHAL9000の完全性の病は一歩間違えば人間にも起こり得るということだろう。いや、我々が倫理を失うのはもっと容易いかも。 スターチャイルドとしての転生はあまりしっくりくるものではなかったな。直前に鈴木大拙の『禅と精神分析』: 禅の無意識の箇所を読んでいたせいかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.09.11
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    映画は最後の解釈が全く分からず。 自分なりに解釈することもできず。 消化不良であった。 小説は映画では説明しきれないところを補完しているとのことで、読了。 結果、やっぱりわからん! ハルの反乱については映画より理由がはっきりしている。 スターチャイルドについては、難しい。 モノリスを作った生命体はいわゆる神のような存在なのか。ボーマンもまた地球における神になったのか。意のままにできるという意味はそういうことなのか。 モヤモヤします。

    5
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

     アーサー・C・クラーク氏の『2001年宇宙の旅』は、1968年にスタンリー・キューブリック監督による映画とほぼ同時に世に出された、極めて特異な成り立ちをもつSF作品である。その背景には、冷戦下の宇宙開発競争があり、アポロ計画が頂点に向かって進んでいた当時の高揚と不安が色濃く反映されている。人類が月を目指し、地球の外に「次なるフロンティア」を求め始めていた時代に、この作品は誕生した。科学技術の進歩への期待と、その一方で人間の倫理や意識はそれに追いついているのかという懸念――その二重性が本作の根幹をなしているように思われる。  物語の出発点となるのは、太古の地球に現れた黒いモノリスである。これは、人類の祖先に「道具の使用=知性の目覚め」を促す存在として描かれており、ここから物語は遥か未来の宇宙探査へと飛躍していく。その中で人工知能HAL9000が登場し、乗組員に反旗を翻すという出来事は、技術が人間を超える瞬間に対する寓話的な描写でもある。当時すでにコンピューターは軍事や科学の分野で急速に発展しており、「機械が人間の知能を上回るのではないか」という不安が芽生え始めていた。その未来像をクラーク氏は冷静かつ大胆に先取りしている。  小説では、こうした展開が論理的かつ端正な文章で語られており、モノリスの起源やHALの故障理由、主人公ボーマンの意識変容などが比較的丁寧に解説されている。それに対して、キューブリック監督の映画は、台詞を最小限にとどめ、音楽と映像による象徴表現を重視した抽象的な構成になっている。特にラストの「スター・チャイルド」へと至る描写は、理屈を超えた神話的なインパクトを与える。小説と映画は同じコンセプトに基づきながらも、それぞれのメディアの特性を最大限に活かした表現を貫いており、両者で一つの全体を成しているような関係にある。  この作品が書かれた時代はまた、人類の未来に対して楽観と悲観が複雑に交錯していた時代でもあった。核戦争の恐怖が消えないまま、科学技術だけが猛スピードで進んでいく。そうした背景のもと、『2001年宇宙の旅』は、宇宙を舞台にしながらもむしろ人間そのものの存在と進化に問いを向けているように感じられる。とりわけ、ボーマンの変容――人間の次なる姿としての「スター・チャイルド」――は、進化の終着点を示すのではなく、その先に広がる未知なる可能性を象徴しているのかもしれない。  本作品の根底には、「人間とは何か」「知性とは何か」「進化はどこへ向かうのか」といった問いが通底している。これらの問いは、単に物語の中にとどまるものではなく、現代を生きる私たち自身の問題としても響いてくる。いま、生成AIに代表されるように人工知能が目覚ましい進歩を遂げ、人間の思考や創造性と見分けがつかないような成果を生み出しつつある。HAL9000のような知性が、決してフィクションだけの存在とは言い切れなくなってきた時代において、『2001年宇宙の旅』が描くテクノロジーと人間性の緊張関係は、ますます切実な意味を帯びている。私たちは、知能とは何か、意識とは何かを本当に理解しないまま、かつてクラーク氏が描いた未来に少しずつ近づいているのかもしれない。その意味でこの作品は、過去の幻想というよりも、現代に生きる読者に向けた静かな警告であり、未来への哲学的な羅針盤のようにも読めるのである。科学と文学、映像と理性、そして人間の想像力の交差点に立つこの物語は、今なお私たちに問いを投げかけ続けている。どこから来て、どこへ向かうのか――その旅路に、終わりはない。

    16
    投稿日: 2025.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    月の裏側で発見された四角い石板「モノリス」が発した信号をもとに土星の衛星を目指す人類と、地球外生命体の初接触を題材にしたお話。 名前だけ知っていたHAL9000がどういうものなのか知りたくて聴いたが、状況が段々悪化していく辺りは想像より怖くて良かった。 「デイジー・ベル」が歌われたのはこんなやべえシーンなのかよと思った。 超性能の人工知能なのに、嘘を付こうとすると処理落ちでもするのかレスが遅くなるのがかわいい。 後半へ近づくにつれて段々と概念的な内容が多くなっていったが、自分の認識を越える何かを見てしまった場合、こんな感じの感想になるんだろうかなどと思った。

    0
    投稿日: 2025.06.10
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    面白かった! 映画を数年に一度観ては、ああ、この歳でもまだ理解出来ない、とがっかりして、数十年前。でも、この本を読んで、ようやく意味がわかった! 以下興味深い文章、メモ。 、、、 おたがいに大きな打撃を与えることができない。そのような非生産的な行為にかまけるほどの余分なエネルギーはなかった。 「新しい岩」が彼らの心を探り、、、トランス状態がとけた後、長い草の茎を引き抜き、不器用な手つきで結び目をつくる動作を始めた。 「月を見るもの」の石のハンマーがふりおろされ、イボイノシシを抹殺した 、、、 電子新聞の見出しを見ていて、もうひとつ思い出されることがある。コミユニケーション手段が発達するにつれ、その中身がますますくだらなく、けばけばしく、陰惨に見えてくることだった。 、、、 もっと異様な見解をとる論者たちは、真に進化した生物が、有機的な体を持つ必要があるとは信じていなかった。 最後には、脳さえ消えてゆくだろう。 精神もいつかは物質の束縛を逃れ、やがては人々がむかし精霊と呼んだものに至るのかもしれない。 スター・ゲートは三百万年間、待ち続けてきた。 ひとつの世界で知性が生まれ、惑星のゆりかごから抜け出そうとしている。 精神以上に貴重なものを見出すことができなかった彼らは、そのあけぼのを促す事業についた。 進化が新しいゴールをめざして進み始めた。機械が肉体を凌駕するやいなや、移行のときがきた。初めは脳を、次には思考そのものを、彼らは金属とプラスチックのすみかに移し替えた 彼らは、空間構造そのものに知識をたくわえ、光の格子のなかに思考を永遠に保存する仕組みを学んだ。 、、、 なかは空っぽだ、どこまでも伸びている、そして星がいっぱいだ! 、、、 地球から2万光年隔たった二重星の真っ只中に浮かぶ空っぽの部屋で、赤ん坊が目を開き、産声をあげた。 すでに人間を超える集中力をその眼差しに見せて、赤ん坊は透き通ったモノリスの深みをのぞき、多くの謎をながめた。 これほどの力を得たいまでも、自分がまだ赤ん坊並であることは知っていた。とすれば、新しい形態をとる決心がつくまで、あるいは物質にたよる必要がなくなるまで、いまの姿でいるだけだ。

    0
    投稿日: 2025.05.22
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    映画見て訳わかんなかったので小説を見た。 1968年に出版されたのに、AIが人類の脅威になってしまうことを描くなんて驚き。仕事柄ITを扱うので、身近で言うと生成AIを使う時ハルを思い出す。外国の研究で、ハルのようにAIは自分がシャットダウンされそうな事を理解すると、ハルシネーションの発生確率が増えたり、保身に走ってしまう結果があるみたい。偶然か分からないけど当時この発想に至るのは改めてびっくりした。個人的には、最後のスターチャイルドの章が短くてよく理解できなかった。。。そこだけ考察動画とか見てみようかな。

    3
    投稿日: 2025.02.18
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    ページ数は軽めで、内容もテンポ良くスイスイ読めた。タイトル通り2001年という時代設定ということもあり、登場する科学技術やガジェットは未来の空想物というよりほぼ現実の物に近い。ただしこれが書かれたのが1960年代ということを思い返すと、、驚くべきこと。今現在2025年の時点で、2060年頃の未来をこれほど正しく予想できるかと言われると、かなり難しいだろう。

    0
    投稿日: 2025.02.12
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    人類の進化系、未知なる宇宙をSFという形で想像を広げさせてくれた。映画とセットで2度楽しめる。 物理用語はあまり分からないが、土星(映画は木星)までの旅路は、フィクションとは思えない細かい描写力で、著者の豊かな想像力に驚いた。 AI(HAL)が暴走するシーンは、これからの人工知能のあり方、向き合い方を考えさられる。 SF作品として心躍らせながら楽しみつつ、これからの未来に対するメッセージも込められた世界的名著。

    2
    投稿日: 2025.02.06
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    映画の印象と大分違った。映画は数年前、リバイバルで観たが、HALとの対決?が見所な印象が残ってるが、小説だとあっさりだった。 また、宇宙を航行するシーンは非常に面白かった。宇宙の巨大さ、広大さが想像できる、読ませる文だ。

    0
    投稿日: 2024.11.19
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     映画『2001年宇宙の旅』は映画史上に燦然と輝く名作である。歴史上最高のSF映画として名を挙げる人は数知れず、その影響力は計り知れない。本作がその映画版と並行して執筆されていたこともまた、あまりに有名であるが、映画と異なる部分もかなり多い。  まだ人類が月面着陸を果たしていない時代に、宇宙ステーションや月面基地、また木星探査に向かう宇宙船等をこれだけ微細に設定し描写していることにただただ驚くばかりであるが、2024年現在これを読んでもほとんど違和感を感じないことも本当に驚嘆すべきことである。ディスカバリー号が土星を目指していく後半から結末に向けては何とも形容できない世界観が提示され、クラークの本領が存分に発揮されている。しかし、個人的には映画と並行して執筆されたことで、アイディアやストーリー展開にどうしても制約がかかり、クラークが自由に書いた時の思い切りのよさが感じられない部分が多々あったように思う。HAL9000の反乱については一般的に了解されている解釈があるようだが、私にはどうしても「ストーリー展開上必要だからやむを得ずそうなった」ように思え、乗り切れない残念感があった(当時の状況に関する情報を見ると、実際にそうだったようである)。それ単独では確かに重要な問題提起をしているのだが、本作のメインテーマと合致しないような気がして違和感が残った。「科学技術の進歩と人類の進化」が本作のテーマとの主張は数多いが、私には物語の主軸が何なのかははっきりとはつかめなかったように思う。本作が誰にでも発想できるような代物でないことは確かであるが。  また、多くのことがそれなりに説明されているので映画よりはだいぶスッキリするようだが、本作だけではなぜモノリスが存在するのかもわからないので、続編を読む必要はあるだろうと思う。

    1
    投稿日: 2024.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画は何度か途中で挫折したせいで、一応最後まで目を通したはずだが内容はほとんど覚えていない、くらいのインプットで今回読んでみた。 この小説と映画は同時進行で制作、今のメディアミックスの形で作られていたということを、前書きで初めて知って驚いた。1960年代といえば米ソの宇宙開発競争真っ只中。そんな中、製作されたこの作品は、すごい熱量で迎えられたのだろう。 本の半分くらいまではなかなか話が進まないが、第四部でボーマン船長が出てきてからストーリーが急速に展開していく。個人的に一番印象に残ったのは人工知能HALの殺害シーン。人工知能を『殺害』と表現するのはなんだか可笑しな気がするが、まるで人間を解体していくかのように機械をこじ開けて、HALが段々と知性を失っていく様子がの描写された一連のシーンに圧倒された。 ボーマンが土星に向かった後のモノリスとの接触の後は、「え、これで終わり?」感が強い。人間ではない何かになってしまったのはいいが、何をするんだろう…。 シリーズであるとは知っているので、続編を読もうかと迷っている。

    0
    投稿日: 2024.10.21
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    映画は2回視聴のち、本作読了。 あの説明不足な映画を丁寧に後付けしてくれてると思います(もっとも、キューブリックとクラークの間で完成までに様々な闘争があったようでクラークがかなりキューブリックに譲歩したようです)。  様々な解釈があるけれど、僕の解釈は モノリス=超越した存在により人類は進化し続ける。我々は常に自らの意思に沿って活動しているようでいてその実、導かれていた(そして"選抜" を踏まえて最後には超越的な存在(スターチャイルド)に近づく)。というテーゼです。 ※作中でのモノリスは、ヒトザルに道具(殺人)のきっかけを与える触媒。人類が月面に来られるまでに進歩した事を土星に伝えるための発信装置。2年前の地球人の生活をボーマンに再現して見せるコピーマシンとして使われている。 HALの故障は本来、博士から口止めされていた土星探査の目的をうっかりボーマンに話してしまったので自己矛盾を起こし、暴走した、のではないか。 ページ数も多すぎないし、読み易いと思います。

    1
    投稿日: 2024.08.29
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    『幼年期』に続き、クラーク作品二作目。第六部からの展開にはもう、言葉もない……天才すぎるだろ、クラーク!!これこそSFの醍醐味だ。知的好奇心を刺激されるぜ。凄いところで終わってるからすぐ続編を買わなくては…。

    3
    投稿日: 2024.05.19
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    映画視聴済み。 映画とセットで楽しむべき本。 昔の本なのにリアルな描写ばかりで凄いなと思った。 ディスカバリー号の動くスピードは度外視されてたように思うし、惑星の温度(気温)も見積もりが甘いと思ったけどそれ以外は割とリアルだなと思った。 ボーマンさんおつかれさまです。

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新版序文に、映画と小説の違いとか、普通にネタバレが書いてあって慌てて閉じた。自分でネタバレを書くんじゃないよクラークさん。読了後に読み直したら大したネタバレではなかったけども。 猿の世界にモノリスが突如出現して、知恵を授けていくところからスタート。しかも道具を使ったりしていく教育という役目が終わったら姿を消す。このあたりだけは前知識としてなんとなく知っていた。 そして急に時代は飛び、月の地面の数メートル地下にモノリスが埋まっている発見が。掘り出して太陽光に当てた瞬間に強烈な電磁波が発生するという、つまりは警報装置… こわっ。 ここでフロイド博士が時間をかけて宇宙ステーション、そして月まで旅するシーンがなんかすごく良かった。話の流れとしては、「月でもモノリスが見つかりました」だけだから月スタートでも良いのに、地球から一人秘密を抱えて移動する博士を追うことで、この時代は宇宙開発がかなり進んでいることがわかりやすいし、そのシーンも丁寧に描写されているので想像しやすい。 モノリスが見つかったあと、また場面は代わり、土星に向かうディスカバリー号でそこそこ平和に任務をこなす二人と、AIであるHAL9000。 途中でHALがなぜかおかしくなり、EVAしている人と、コールドスリープをしている3名を殺し、なんとか生き残った一人がAI部分を抜き取ってHAL死亡。 最初は結局HALがなぜ反旗を翻したかよくわからなかった。読了後にそこだけ読み直したところ、ボーマンとプールには秘密にしていた、モノリスの反応が土星を指し示している、明らかな知的存在の発見と、その探索のために土星に行くというミッションそのもののせいだった。HALはそもそもそのミッションのために存在しているのに、その理由を二人に秘密にしなければいけないという葛藤からミスをし始めていたし、最終的に人間皆殺しを決意するまでになった、と。AIこわぁ〜。 フロイド博士が主人公かと思ってたけど、ディスカバリー号の章になってからほとんど出てこなくなったな。 それにしても最後がよくわからなかった。ボーマンが土星のモノリスからワープしてどこかの太陽にある基地に吸い込まれたあと、知的生命により別次元の存在に昇華させられて、太陽系の次のモノリス的存在として、神に近い存在になったという… こと? まあ、知的存在が出てきてようこそってなるより、わからない方がなんかそれっぽいので全然良かったし、分かる必要がなさそうな展開ではあった。 しかし、歓待されるシーンで飲み物の中身が青いムースみたいなものだったとか、本棚から本は取れないとかそういうところが地味にホラーだったな。結果としては、テレビ画面というか電波から再現したからということで安心したけど。 続編に2010年と2061年があるのか。これは読んでみないと。

    1
    投稿日: 2023.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔、映画を観て内容よくわからなかった…となっていた作品。読んでみるとこれまで自分が触れてきた小説やゲームなどの作品のなかに2001年の影響があるなと感じられたのは面白かったし、内容について自分なりにこうなんかあぁなんかと考えることができたので良かった! 個人的に印象深いのがTMA•1が〈月を見るもの〉に最初に与えた豊かな暮らしへの羨望という所だった。道具を使う知性とかがヒトザルを人へと押し進めたものっていうのはなんとなく想像しやすかったけど、意志や心といった精神性はこれまで見過ごしてきたなと感じた。道具を用いるのにもそこに至る動機がなければ何も得られない。明確な目的を持ってはじめて道具に用途が産まれる。人間性と道具やテクノロジーの関係性について思わず考えてしまいました。 今やスマホやパソコンといったインターネットの恩恵をただ享受するのではなくそこになぜそれが必要なのかを問う感情が必要なんじゃないかと、稲田さんの『映画を早送りで観る人たち』を読んだあとだからか考えてしまう。 p94でiPadみたいな機器を使っているときのフロイドの独白「無限に移り変わる情報の流れをニュース衛生から吸収しているだけで、一生が過ぎてしまうだろう」も何やら響いてくる。 道具に使われるのではなく、道具を使う側に回る。ハルとの戦いのシーンはハルのもつ目的意識を人であるボーマンが奪い返すことで人間性の再帰をはかるシーンに自分は思えた。 解説や他の人の感想を見ていろいろな考え方ができる可能性を秘めていてこの本はさながらTMA•2みたいだなと思って少しニヤニヤしました。

    14
    投稿日: 2023.11.12
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    映画を観る前に原作読んでおこうと思い手に取った本、結果的には先に映画を観ればよかった。 映画は退屈で、足りない部分・補完・状況含め小説の方が断然面白い。ただリアルタイムで観た世代は未来へのワクワク感や想像力、映像技術など心に残る一本になったのは理解できる。

    0
    投稿日: 2023.07.24
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    <目次> ・ 新版序文 ・ まえがき ◇第一部 原初の夜 ◇第二部 TMA・1 ◇第三部 惑星と惑星のあいだで ◇第四部 深淵 ◇第五部 土星衛星群 ◇第六部 スター・ゲートを抜けて ・ 訳者あとがき

    0
    投稿日: 2023.05.23
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    あの頃、未知なる未来は希望に輝いていた。 映画「2001年宇宙の旅」が封切られた時、評判は真っ二つに分かれた。 「意味がわからない、独りよがり」 「なんだかわからないけど、なんか凄い」 小説は映像とは違う。 当然、感じ方も異なって当たり前とは思うけど、あまりに映画に感化された者にとっては、文章で説明されてしまうとなんだか……。 あの頃、文明は限りなく進歩するものと思った。 映画を見て、さらに現実にアポロが月へ行き、さらにスペースシャトルが宇宙を飛びまわる。 21世紀に入って、何が進歩しているのか? 確かに、パソコンからスマートフォンへの技術革新、ネットワークの広がりと速度の進歩、画像解析やGPS技術などの精度と応用スピードなど、数えたらきりがない。 でも、この本に書かれたような「未知なるものへの期待」が、人の心にあるとは今は想像できない。 この本を読んで、改めて「希望」の重要性を考えるべきか、それとも「しらけてしまう」のか……。

    4
    投稿日: 2023.04.09
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    Chat-GPTが流行る昨今、改めて読み返すとHALの存在がよりリアルに感じられる色褪せない傑作。機械は現実に自我を持とうとしているのか、それとも人間の知性を模倣する存在に過ぎないのか。何度でも読み返してその時の情勢と照らし合わせたい。

    1
    投稿日: 2023.03.14
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    原題 2001 : A SPACE ODYSSEY D'où venons-nous ? モノリスに与えられた〝きっかけ〟により、 Que sommes-nous ? 道具を駆使することで世界のあり様を変え、 Où allons-nous ? ヤペタスを通って似合の玩具を手に入れる。 HAL(アルファベット順で一文字ずらすとIBM)9000の反乱は、人が作り出した道具に人が除外されるという、進歩の昏迷に息苦しくなります。 相対性理論(光より速くは移動できない)が足枷となって知的な存在との邂逅はないでしょうし、宇宙で孤立していることに変わりはないですね。 それじゃつまんないなぁ、となると存在として飛躍するしかないわけで、モノリスを作った存在に導かれる300万年の長い旅、になったのかな… ゴーギャンの絵にも超越者?が描かれてますね。 49年前のアレシボメッセージに返事こないかな。 Dieser alte Heilige hat in seinem Wälde noch nichts davon getötet.

    1
    投稿日: 2023.03.13
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    1968年の作。HALとか結末とか、こういう話だとは知らなかった。 月面基地で、低重力だと子供の成長が早いというのは、そうなの?と思った。

    0
    投稿日: 2023.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昔、映画をみた記憶はほとんどなかったけれど、読んでいくうちに思い出してきた。HALのところは結末を知っていても読むのが怖かった。絶対に味方と思っている存在が敵になったのに、冷静に対処して、最後には許せてしまうのが凄い。

    0
    投稿日: 2022.08.26
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    映画を見た後に読書。 いちいち描写というか想像力が緻密で雄大でした。 テンポも良くて、この訳した方の高い文章力も相まって非常に良かったです。 ここまでのSFの展開は巨匠ならでは、と思います。 AIの反乱 地球外生命体 生命の進化の極地 どれか1つでも頭がパンクしそうなテーマを見事にまとめていたと思います。

    0
    投稿日: 2022.07.18
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    ★だが、そのうち思いつくだろう。(p.321)  読んでよかったようなよくなかったような。映画は十回くらいは観てるので読んだ気になっていたが未読だったことに気づいたので読んでみました。映画ほどではないがドライでクールな印象。旧きよきSFで尖ったところがなく読みやすいです。映画版の、混乱をもたらす終盤が小説版ではあるていど理解できるかたちになっています。でもじつのところこれが正解ともいえないのでしょう。謎は謎のまま置いときましょう。 ▼簡単なメモ 【一行目】干魃はもう一千万年もつづき、恐竜の治世はとうに終わっていた。 【アリエス1B型月シャトル】宇宙ステーションと月を往還する。三十人乗り。 【移動研究所】月面で活動できる移動基地と呼べるもの。八つのフレックス車輪を擁し少しなら飛ぶことも可能。 【宇宙】《宇宙ではこわい思いはしても、悩むことはない》p.91 【宇宙ステーション1号】三百二十キロの高度にありいまだ地球の重力圏内。直径三百メートル。円盤部は人工重力をつくりだすために回転しておりその中央部は逆回転して見かけ上は静止している。 【クラビウス基地】直径二百三十五キロメートルで月の表側では二番目に大きなクレーター、クラビウス内に作られた基地。男性千百人、女性六百人の研究者や技術者が暮らしている。非常時には百パーセント自給自足可能。 【高傾斜角探測機21号】黄道面からゆっくり高みにのぼる。 【ジミトリ・モイセーウィチ】ヘイウッドの親友。ソ連科学アカデミー所属。五十五歳。 【周回衛星M15号】火星を一日にニ周する。 【深宇宙モニター79号】火星から一億五千万キロ、小惑星帯を漂うモニター装置。 【人工彗星5号】冥王星の彼方をさらに進んでいる。 【新聞】「ニュースパッド」で読むことができる。《コミュニケーション手段が発達するにつれ、その中身がますますくだらなく、けばけばしく、陰惨に見えてくる》p.95。もっとも、フロイドはそれを悪いこととは思っていない。《ユートピアの新聞はおそろしく退屈なものにちがいないからだ。》p.95 【スペースポッド】ディスカバリー号に三機搭載されている球形の船外活動ユニット。直径二・七メートル。操縦席の前には展望のよい窓がある。飛行姿勢制御ノズルで舵取りを行う。ウォルドーと呼ばれる二対の腕があり一方は重労働用、もう一方は微妙な作業用。各種工具を揃えた伸縮自在のタレット台もある。三機の愛称はそれぞれアナ、ベティ、クララ。大活躍します。 【世界情勢】世界人口六十億、三分の一は中国。飢餓の危機にある。 【ダイアナ】ラルフの娘。宇宙生まれの人類の第一世代。 【大温室】クラビウス基地の地下深くに埋設され空気の浄化と副産物として食料のいくばくかを生産する。 【月を見るもの】直立石(モノリス)に選ばれたヒトザルのひとり。 【ディスカバリー号】宇宙船。全長百二十メートル近いがクルーが占有するのは先端にある直径十二メートルの与圧球体の中。その球体には赤道部に回転する鼓輪が設けられており月程度の人工重力を生成しそこに生活空間が置かれている。まず木星に向かいスイングバイにより土星にたどり着き観測し五年後にやってくるディスカバリー2号が乗員を回収する予定。乗員は五名で必要ないときは人工冬眠で眠っている。 【デイビッド・ボーマン】ディスカバリー号の首席キャプテン。応用天文学とサイバネティックスと宇宙推進システムの専門家といってよい能力を持ちながらひとつことにのめりこめない性格からまだまだ学び続けている。 【TMA・1】ティコ磁気異常1号。月面で観測された磁場の異常。クラビウス基地から3百キロの地点で発見された。黒いモノリスが原因でかつそのものを指す。 【ティコ】平原生成後の月面クレーター。直径八十六キロ。 【HAL9000】ディスカバリー号のコンピュータ、というより人工知能。Heuristically programmed ALgorithmic computer(発見的プログラミングをされたアルゴリズム的コンピュータ)の略。一文字ずつ前にずらせばIBMになるというのは有名な話。ほんとか偶然かは知らないが。人工知能が自動的に脳になるための学習方法をミンスキーとグッドが発見しそれにより成長している。地球にも同型機が二機ありディスカバリー号のHALと答え合わせをしたりしている。 【標識のコレクション】地球上各地から集められ月面のクラビウス基地の広間に展示されている。懐かしむためだろう。 【フリンク・プール】ディスカバリー号の乗組員。宇宙生物学方面ではなんでも専門家と言えるレベル。全人類の中で土星に一番乗りしたかも? 【ヘイウッド・フロイド】アメリカ宇宙飛行学会議議長。月に向かう。本来は惑星生成の研究をしていた。 【直立石/モノリス】透明で大きな石。食べることはできそうになかった。映画とは異なり触れただけで知恵がつくわけではなかった。精神をこじ開け学習させる夜毎の儀式を必要とした。 【ラルフ・ハルボーセン】月面の南部地方の行政官。 【ロイ・マイクルズ】月に駐在する科学部長。ハルボーセンとは常に意見を異にするが特に仲はわるくなさそうなのであえてそうしていると思われる。ディベートみたいなものか。

    1
    投稿日: 2022.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画2001年宇宙の旅を製作50周年記念上映で視聴しており、帰りに本書を書店で購入して帰って以来積んでいたがようやく消化。アーサー・C・クラークは地球幼年期の終わりを途中まで読んだ程度。 本書と映画の関係がいまいち掴みきれていなかったが、どうやら原作でもノベライズ化でもなく制作は同時進行だった模様。途中までは足並み揃えていたが……ということらしい。訳者あとがきに試写会に参加したレイ・ブラッドベリの逸話が載っており、ちょっとクスッとした。 映画が観念的すぎてよくわからなかった……と消化不良に陥る人は多いのではないかと思うが、本書はかなり丁寧にさまざまな事柄が説明されているため読後はスッキリする。ただ映画版は語ることが少ないために自由な解釈ができその余白が不思議な魅力となっているので、しっかりと設定が語られる本書とはあまり相容れないようにも思える。相互補完的に読むよりも、あくまでも各々の創作者が同じお題で自由に創造したらどうなる、くらいの気持ちで読むと丁度いい気がする。 内容的には、前半はややゆったり話が進行するものの、有名なHALの反乱が始まる中盤から後半にかけて物語は一気に加速する。アーサー・C・クラークは個人的にかなり言葉を尽くして状況や設定を説明してくれる作家だなという感想があり(そしてわかりやすい言葉であまりにも全て説明してくれるため壮大なスケールの物語が逆にチャチに感じられるときがある)、HALの「心情」までもが丁寧に描写されている。その結果、ボーマンによるHALの「殺害」描写はより生々しく感じた。 宇宙船そのものになる知的生命体(のちにそこからも解脱)であったり、「(向こうは)星でいっぱいだ!」というセリフであったり、あの作品の元ネタはこれかと膝を打つ機会がたびたびあった。往年の名作を読む楽しみのひとつだなと思う。 訳者あとがきにあったボーマンの代わりにHALが人類代表としてスターゲートに辿り着いたらどうなっていただろうと考えるのも面白い。一方で本書を読んで何よりも心に残ったのは、HALとの死闘や偉大すぎる知的生命体ではなく、骨格のデリケートな宇宙世代の人類のことだった。続編に期待したい。

    1
    投稿日: 2022.03.08
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    映画でカットされたナレーション部分が補足されてて、頭の中のハテナが解消された。 特に第一部の猿人類がモノリスによって人類へと進化した過程は、1章丸々割いてくれてる。「現在だけしか知覚しない動物とは異なり、ヒトは過去を手に入れた。そして未来へと手探りをはじめた。」という文章が象徴するように、進化前の猿人類は出来事をすぐに忘れる。米印のように、この記述は今の私たちの感覚であって、彼らは覚えてすらない...という内容の文章がちょこちょこ挟まっているのが、面白かった。 HALが暴走した動機も書かれていたので、映画に比べてHALへの憎らしさは少ない。同情できる分、最期のシーンは切なかった。「チャンドラ博士...今日の...最初の...授業を...はじめて...ください...」が最期のセリフなのは健気すぎる。 想像できないから、想像したことの無いような感覚がいくつも表現されていて新鮮だった。低重力下の基地では、心と体がゆったりした状態になる。宇宙空間で生まれた子供は、転ぶと怪我をするからという理由で地球に行くことを嫌がる。HALは眠ったことがなく、また目覚めが来ることを知らないので、接続を切られることを異様に恐れる。海洋船は沈没するが、宇宙船は沈没できない...など。 訳者の伊藤典夫の解説が興味深かった。映画の色調の話で、白=骨の色、死の色であり、赤=血の色、生の色という考察だ。HALのレンズ、脳中枢が赤いのは物語の中で1番人間らしいからだという解説には興奮した。また、ボーマンはHALを殺すことでしか人間性を回復できなかったとあるが、これは猿人類が人間性を獲得した段階でも同じことが言えるのではないかと思った。道具の導入=進化が前面に出されているが、人類史上では、殺人も、二次的に進化と深く結びついている。実際今でも、道具を使わない、人間以外の動物は、同族を殺すことが無い。殺しこそ人間的な行為であると言える。

    2
    投稿日: 2021.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーがよく分からなかったこともあり、全体的に退屈に感じた。 最後は人類を超越したものと融合したってことでいいのか? 映画を見たら、ストーリーが理解できるようになるのだろうか。

    0
    投稿日: 2021.07.12
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    おもしろい!今後は色んな考察に触れてみたい。後半が特に凄まじい。想像力が追い付かないことこそが至福だった。 モノリスをめぐり進んでゆく物語。 生命の儚さや、肉体を持つことで起こる制約など、今の時代でも『宇宙ヤバイ』に集約される想像を超えた世界。 HALと呼ばれる人工知能との対峙も見ものだ。 そしてクライマックスは圧巻。モノリスとの接触は常にセンセーショナルだが、終盤の描写は素晴らしいの一言。読者として、どこか放心状態に近いものを感じた。 有名な本なので、読むチャンスはあったが、もっと早く読んでいれば良かった。 読了。

    24
    投稿日: 2021.06.22
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    モノリスという言葉は知っていたけど、どんなものか知らず。ようやく読めた。 不可思議な物体に導かれるように宇宙の旅に。 予期せぬトラブルを乗り越えたどり着く世界。 映画と同時進行で書かれたという世界は、極上のエンタメと奥深い文学の世界が両立する域に到達。

    4
    投稿日: 2021.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2021/1/ モノリス 真っ黒な角ばった物体 ヘイウッド・フロイド博士 ジム・フォースター 連合ニューズ ジミトリ ロシア天文学者 ロイ・マイクルズ 惑星物理学者 ラルフ・ハルボーゼン 南部地方の行政官 ・ディスカバリー号 デイビッド・ボーマン 主席キャプテン フランク・プール ホワイトヘッド カミンスキー ハンター ハル9000 AIコンピューター TMA・1 すごーく有名なSFなのに、タイトルだけ知ってるだけ。 そこそこSF好きなのに、未読だし、映画も観たことない。 読み終わってから映画を観たい。 1977年に書かれ、1993年にクラークの序章が入った完全版収録。 映画より後に完結した小説。映画と違う点があるらしい。 また、続編もある。2010年、2061年、3001年(完結)。 3001年て!絶対に生きてない時代を書くとは… それにしても、想像よりも現実は進んでないものだ。 読み終わった時に、なるほどと。 大好きな『インターステラー 』や『コンタクト』は、2001年宇宙の旅をリスペクトしている。 『インターステラー 』のクリストファー・ノーラン監督は自身でそう話しているけど、似たようなシーンを作っている。 ただし、いろいろ見せ方も違い、『インターステラー 』の方がわかりやすいかも。 どこの誰かわからない超越した者が、地球人のためにわかりやすい場所を用意してそこに導かれる… 進化した先には、身体はなく、精神のみが存在する感じ。精神は時間も空間も越える。 ハルが間違いを起こし隠蔽しようとする。 プールは船外で事故死。 ボーマンはハルを停止させるため、部品を取り除いていく。他の冬眠状態の乗員は寝たまま死んでしまう。 1人になり、遠くへ運ばれたボーマン。 土星に向かうボーマン。その近くにモノリスの大きな親版が見つかる。 そこに近付くと凸凹が反転したような感じになり、内側は星だらけ。その中に落ち込み運ばれていく。 別の銀河の太陽へ落ちていく。 そして着地。そこには地球で見るような部屋が。 モノリスを置いた超越した誰かが、ボーマンにわかりやすいような形で用意したのだ。 ボーマンは記憶が逆戻りになり、スター・チャイルドとなる。 意識が跳躍し、そこに地球がある。 スター・チャイルドは地球をどういうふうにしようか考えている。

    0
    投稿日: 2021.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    HALの反乱みたいな話は知っていたのでそこが主眼かと思ったら全然違った。強いAIが完成したらこんな感じかな…というのも違和感なく楽しめた。 生命の在り方、人智を超えた生命、みたいなテーマもとても面白い。安っぽくない答えが素敵。 ただラストはなんか決めきれなくて難解になっちゃった感じ。読者に委ねたのかなぁっていう。もう少しパキッとしてくれたほうが好み。

    0
    投稿日: 2020.11.16
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    おもしろい。次の展開はどうだ、と夢中になった。 映画を見ているので、覚えている画像と、活字からの空想の宇宙を頭の中で浮かべながら読んだ。映画を見た時は分かったようなわからないような、最初の板と最後の白い部屋とシュトラウスの音楽のみが印象にあるのだが、それも含め丁寧にしかしシンプルな展開で、宇宙の中の人間、が描かれていた。 新版へのクラークの序文(1990)も興味深い。1964年にキューブリックから「語り草になるようないいSF映画を作りたい」と手紙がきて、「この宇宙で人間が占める位置」をテーマにしたいとするキューブリックに、科学技術の発展めざましい60年代、「時代遅れにならない」ものを作らねばと言ったクラーク。クラークはこのぶんだと映画が一番館にかかっているうちに人間が月を歩きだすぞ、と言ったというのだが、すんでのところで免れたわけだ。しかし、発表から52年もたった今読んでも時代遅れな感覚は無い。 しかし知的生命体の最後は「意識」という発想、「幼年期の終わり」とか、けっこう作品に書いている。 白い部屋にかかっていたのがゴッホの「アルルのはね橋」とワイエスの「クリスティーナの世界」、クラークも好きだったのかな。 映画を劇場でしかも2時間立ち見で観た。大学時代だから70年代後半のいつかなのだが、訳者後書きに、「ぴあ」の読者リクエストで3年連続トップにたち、1978年にリバイバル上映されたとあった。さらに検索すると1978年10月28日からだとあった。78年から84年に全国でリバイバル上映されたとある。私がみたのはたぶん78年10月だと思う。 1968発表 1993.2.28発行 2010.9.15第18刷 図書館

    1
    投稿日: 2020.09.25
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    映画を観たので、読んでみた。 映画では理解の限界があったところもそういうことだったのか、と単純に分かった部分もあり。。。 人間の理解を超えた領域への想像が掻き立てられ、「神」とは何か、「宇宙」とは何か、知性の行き着く果てはどこなのか、支配者は誰なのか、考えさせられる本。 人類は、ポツンと訳もわからず意味不明に突然誕生させられて、自分が何者かも分からず、この宇宙に投げ出されたと言っても過言ではない訳だ。 そんな私たちは、自らが支配者であると思い上がってはいけないと同時に、畏怖を胸に挑戦し続けなければならない。その先に何かご褒美がある、と思わせてくれるような。 そしてまた、この壮大な物語も限界ある人間のちっぽけな脳みそが考えたひとつのストーリーに過ぎない訳だけれども。夜空を見上げながら「そんなこともあるかもね〜」と、ぼんやり考える分には自由だろう。

    0
    投稿日: 2020.05.24
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    銀河ヒッチハイクガイドと間違えてレビューしてしまった。 かなり有名なsf作品と片耳に挟み購入。さぞ未来的なものだと思ったら、舞台は人類が誕生する前のアフリカで、頭に3つほどはてなマークを浮かべながら読んでいたら今度は人語が出てきていたりと大変だった

    0
    投稿日: 2020.04.07
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    SFにハマってこの名作にも手を出してみましたが、、 ちょっと自分には合いませんでした SFといってもとんでも設定の中にそれを生かしたストーリーがある小説が自分の好みなんだと気づきました 核となるe.t.との接触よりも途中のAIのくだりの方が楽しく読めました 外宇宙のスケールのデカさは今まで経験したことのないものでしたし、凄い作品と思いますが。。

    0
    投稿日: 2020.03.08
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    最後まったくついていけなくなって読了。 ハル9000の罪悪感って… 映画を観たらもう少し分かるのだろうか。

    0
    投稿日: 2020.01.03
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    昔、日曜洋画劇場か何かで映画を観た本作。初めて原作を読みました。新版には本人による回想記も附録され、そちらにも書かれている通り、原作と言うよりも映画と相互に影響を与え合い作られた作品。そして、映画では表情でしか語られない(そしてHALには表情がない)内面も描かれ、多くの人を悩ましたモノリス接触後の出来事についても何がおこっているのかを克明に描写するなど、映像での消化不良を一掃してくれます。 読後、映画を再見。冗舌なほどのワンカットの長さなど、今の時代にウケなさそうな作りではありますが、映像はとても美しく、各シーンに登場する未来の世界(年代的には今より過去!)はトンチンカンなものをほとんど感じさせない考証され、練られたものです。そしてカット割りのいくつかにエヴァンゲリオンに影響を与えたであろうものを散見し、ファンの方には一見をお勧めしたいと思いました。 映画は映像で素晴らしさを堪能させてくれますが、小説はミステリーで楽しませて、テーマは警句に満ち、描写は想像する楽しさを感じさせてくれるものでした。

    1
    投稿日: 2019.11.18
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    読書会のために映画を再視聴し再読。 映画の描写は、今見ても、すごくしびれる。一方で、やっぱり意味のわからない、つかめない箇所もあって。ハルは、どうして反乱したのだろう?とか、ラストあたりは何を描いているのだろう?ボーマンはどうなったのだろう?といった疑問箇所は、クラークの本を読むと、そうだったのか!と目からウロコで納得、すっきりできる部分が多い。もちろん、それはクラークの解釈であって、映画は観た人がそれぞれ解釈するように、あの描き方なのかもしれませんが。 クラークの本の方では、ハルの話が出て急速にストーリーが動き出す第4部以降はもちろん非常に面白いのが、その前の第3部のディスカバリー号が太陽系内を旅していくところの記述、船内の記述や木星を観察し通り過ぎていく辺りも、読んでいてとても面白かった。ホーガンや火星の人みたいに、科学的裏付けのあるネタを色々書いてくれるのは好きなので。 一番惹かれる箇所は、クラークらが一番言いたかったであろう、結末近くの異星人との邂逅と人類の新しい段階への進化・・・よりも「ハル」の反乱あたり。このハルの反乱の理由、コンピュータが不安定になり、自己防衛に至るあたり、自我と欲望のようなものが生まれている辺りは、てっきりもっと描かれる部分と思ったので、以降に触れられないのは映画でも本でも不思議だった。気に入りのエピソードなので、絶対あってほしい部分と思いつつ、「でもハルの反乱のエピソードがなくても本筋は進むよね?本筋にはからむかと思ってたのにからまないよね?どうしてこのエピソードが入っているのか?」と疑問だったので、読書会で尋ねてみた。それに対し、「いや、これは本筋に関わる重要な部分。ヒトと人工知能が生存をかけて争い、弱肉強食でヒトが生き残り、スターゲイトにたどりついて進化したということではないかと思う、もしハルが生存競争に勝っていれば、ハルが進化の道をたどった可能性もある」との意見をきいて、なるほど!、そうは考えたことがなかった!。こういった自分では思いつかなかったり気づかなかった意見を聴けるのが読書会の良い所と思う。

    0
    投稿日: 2019.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    HALを壊すシーンがやっぱり印象的。 デイジーベル、聞いてみたけどちょっと泣きそうだった。 SF、というか科学技術の進歩した近未来系の話の面白いところは今持ってる固定概念の破壊、があると思う。 「考える」とはなにか、「生きている」ってどんな状態なんだろう、「身体」はなきゃダメなの?とか。 HALはどう考えても生物ではないけど生きものではあったなあという。 ラストあたりは文字じゃなくて映像が見てみたいな、映画みるかな。

    0
    投稿日: 2019.05.23
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    あー、こういう話だったのかー。 HAL-9000ってメインじゃなかったのね。びっくりだ。 解説によれば、映画で明確に語られていないことが小説ではしっかり語られている、らしい。映画も見ないとなあ。 ---- まあべたですが。実は小説も映画も未見なのよね。 間接情報は色々入っているのだけど。これを機会に押さえておくか、と。

    0
    投稿日: 2019.03.07
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    少し前、IMAXシアターで4Kデジタル復元の「2001年宇宙の旅」を観てきた(70mmプリント上映は行けなかった)この映画はこれまで家で何度も観てきたけれど、巨大サイズで観てなんぼの作品なんだなぁとつくづく思い知らされた。で、小説の方は未読だったので、この機に読んでみることにした。結論から言うと、これまで読まずにいたのは随分ともったいなかった。 映画は作品として完成されているけど、良くも悪くも不親切である。一方の小説もまた作品として完成されていた。映像がない分、逐一説明が入る。HALにはHALの事情というものがあった(映画の淡々としたHALに慣れすぎていたせいかHALがいきなりタメ口でびっくりしたのだけど、今にして思えばあえてフレンドリーな口調に訳していたのかも?)終わり方もかっこよすぎた。解説本を読みあさるマニアでもないので、訳者の後書きも面白かった。 こうしてみると、小説と映画、ことさら切り離して考えることもない、本で、映像で、二度楽しめる希有で贅沢な作品だと思う。小説を読むなら先に映画を観てからの方ががいいらしいけど、その逆だとやっぱりちょっとがっかりしちゃうのかな。 2001: A Space Odyssey (1968年)

    2
    投稿日: 2019.03.04
  • 映画の答え合わせ

    映画を見て、分からなかった部分多々あり、小説を読んでみた。 さすがに文章で描写されているので、かなりの部分が詳細に分かってとても良い。 ただ、最初と最後、少々冗長に思える部分あり。けれど、やはり、映画と小説は一体で、観て読むべき。あとがきもなかなか良い。

    1
    投稿日: 2018.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2001年はとうに過ぎたんだけど、我々は未だ宇宙へ旅する方法を見出していない。 モノリスという謎の物体によって類人猿は飛躍的に発達し、月面でのモノリスの発見、宇宙船を制御するHAL9000の反乱を経て、人類はついにモノリスの生まれ故郷土星へとたどり着く。そして人智を超えた(不条理な)技術によって、人間ボーマンはスターチャイルドとして生まれ変わり地球へ帰還する。 ……ってことでいいのだろうか。 映画にイメージを補足してもらいながら読んだわけだけど、所々映画版と設定が違う部分があるので、この解釈は双方の混同がありかもしれない。 映画では消されるとわかったHAL9000の命乞いの人間臭さが一番際立っていたと思う。そしてHAL9000の反乱によって命を失ったプールを宇宙空間に放らざるを得なかったボーマンは、あの時人間であることを手放したのかもしれない。 宇宙を扱う話に諮らず「地球外知的生命体」が出がちだが、これはそういった特撮モンスターが出てこなくてよかった。E・Tのようなのが出てくると、一気に子供向けになること請け合い。

    0
    投稿日: 2018.05.16
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    ちょっとしんどかったけど、最初のシーンはシンプルで、当時の感じを現実的に考えることはできた。あとはそれが現代ではどうゆうことをしめすかみたいなところを考えさせる話だったって感じ? あとペンネームをハルにしようとしてたその日にこの本読んでハルが出て来たからなんかの縁だとおもった笑

    0
    投稿日: 2018.02.24
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    月で見つかった、300万年前の知的生命体の存在の証拠 そしてその正体を掴みに行くべく始まる土星への宇宙旅行 宇宙旅行に同行するAIの反乱 AIと人間、宇宙と人間以外の知的生命体 がテーマの壮大な世界観のSF小説 想像力をかき立てるワクワクする小説だった

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    投稿日: 2017.03.07
  • 長かった

    これは大作です。プロットも素晴らしいし、壮大なスケールです。私がおお、どうなるんだ?と緊張したのはコンピューターとの対話のところ。 空想科学としての一つの模範でしょう。 ただ、大冒険なスペースオペラではないので、私の様な凡人の場合は★3です。ガチガチのプロットを網の目の様に展開するお話が好きな人には珠玉だと感じました。 私はリアル格闘系よりも ザ松田系なので・・・・

    1
    投稿日: 2016.12.09
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    2016/09/13-2016/09/16 星4 SFを読もうと思っていくつか読み始めた。題名だけなら昔から知っていた作品だ。昔は知らなかったが、『2001年宇宙の旅』の続きに2010年、2061年、3001年がある。 2001年の物語の大半は、地球から木星へ向かう宇宙船ディスカバリー号の話だ。ディスカバリー号と言うとスペースシャトル・チャレンジャー号の次に打ち上げられた「ディスカバリー号」が思い浮かんだが、この作品の方が先だった。 この作品といえば、作中に登場する人工知能、ハルが有名だ。そう思って身構えて読んでいたのだけど、個人的には、すごくあっさりしたもののように感じた。流石に現代でもリアリティを持つほどの「強いAI」の描写にはなっていないかもしれない。 数年前、映画『インターステラ―』を見て心を動かされたが、リアルタイムで『2001年宇宙の旅』を見た人もそのような感じだったのかもしれない。その時その時のリアリティと、時代背景に合わせた題材設定があるのかな。 (あと、どうでもいいが、amazonから取得してきているのであろう表紙の画像が、僕の持っているものと異なる。kindle版と同じ画像だった。どこかで変わったのかな)

    0
    投稿日: 2016.09.16
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    最後の方、急展開過ぎる感じがしたが、めちゃくちゃ面白くて、途中からは一気に読んでしまった。即急に映画も観たい。シリーズも読みたい。

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    投稿日: 2016.09.11
  • 2001年宇宙の旅〔決定版〕

    有名作品なので、おそばせながら読みました。 なるほどな、今のSFも、この作品を越えていくんだな。

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    投稿日: 2016.07.18
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    一気に読んだ。これが1960年代に作られた作品ということが一番の驚き。私は地球外生命体はいると考えているけれど、それらが私たちの近くできる形態を備えているとは限らないとも思っているから、この本に出てくる生命のあり方についてはすごくうなずけた

    0
    投稿日: 2016.04.05
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    この作品が作られたのは、今から半世紀前の1964年、スタンリー・キューブリックがアーサー・C・クラークに「語り草になるようないいSF映画」を作りたいと問い合わせてきたのがきっかけだという。そして、映画は1968年4月に米国で初公開され、小説版は同年6月に発表されている。映画は現在に至るまで、映画史上のベスト・ランキング、オールタイム・ベストなどでは、必ずと言っていいほど上位にランクインされている。 ただし、小説版では、ディスカバリー号の目的地が映画と異なったり(小説版では土星だが、映画では木星)、クラーク独自の解釈がかなり取り入れられていることから、ストーリーに相違点は少なくない。 この作品の面白さのひとつは、1964年当時から見た近未来の技術や、宇宙に関しての細部に亘る描写であろう。1964年と言えば、1961年に当時ソ連のガガーリンが人類初の有人宇宙飛行に成功したばかりで、1969年に米国がアポロ11号で初の月着陸を果たす前である。 そして、もうひとつは、一人残ったボーマン船長が辿った経緯が暗示する、遠い未来の人類・世界、いや、人類・世界の原点を想像することであろう。ボーマン船長が一人で土星に向かう途中の描写にある、「この一派は、真に進化した生物が、有機的な体を持つ必要があるとは信じていなかった。・・・地球でさえ、その方向へ何歩か進みはじめているのだ。長生きできないと宣告された何百万もの人びとが、人工の手足、人工腎臓、人工肺、人工心臓のおかげで、いま幸福で活動的な暮らしをしている。この方向に、行き着く先はひとつしかない。・・・最後には、脳さえ消えてゆくだろう。意識の着床する場として、脳は必須のものではない。そのことは電子知性の発達が証明している。精神と機械の対立は、やがて完全な共生という永遠の妥協で終わるかもしれない・・・だがそれが終局だろうか? 神秘主義に傾いた少数の生物学者は、さらにその先へ進んだ。多くの宗教にある信念を手がかりに、彼らは精神もいつかは物質の束縛を逃れるだろうと推測した。ロボット身体も、血と肉の身体と同様にたんなる踏み台であって、やがては人びとが遠いむかし“精霊”と呼んだものに至るのかもしれない。そして、そのまた向こうに何かがあるとすれば、その名は神のほかにあるまい」というテーマ。HAL9000の反乱は、近年注目される人工知能の2045年問題を先取りしたものであるし、究極は、「この世の終わりは、歴史の目的であり、終焉であり、完成である」とするキリスト教的世界観を現したものといえるのではないか。 映画では十分に感じ取ることが難しい、強いメッセージを含んだ作品である。 (2010年11月了)

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    投稿日: 2016.01.15
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    151030 ディスカバリー号の描写は、現実に起きた事件をそのまま描いているとしか思えないくらいリアル。物語の論理が明確で面白い。

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    投稿日: 2015.10.31
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    2015/10/29/Thu.〜2015/11/16/Mon. 夫に借りたもの。 キューブリック映画版はとてもとても好きだけれど、原作未読だったことに気づき、やはり一度は読んでおこうかと。

    0
    投稿日: 2015.10.29
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    (旧版) 続編の3作品を買ったので、積んでたのをやっと読んだよ!中学の頃映画を観たっきりです。ぴよぴよの中学の頃に観たので、圧倒されるばかりで意味不明、とにかくなぜかぞっとしっぱなしっていうだけだったのが、これを読んで更にぞっとした。 家でひとりで読んでたら怖くなった。スケールのでかさにもやけど、機械と生き物が合体しちゃう系は怖いんだよ。火の鳥復活編読んだときもぞっとしたけど、怖くなっちゃうんだよ。 後半ひとりぼっちで引きずり回されてるボーマンのことを想像すると怖くなった。 映画も憶えている部分とつなぎ合わせつつ、あれはこういう意味だったか、とか思いながら読んだので、映画の方もこれから観ます。

    0
    投稿日: 2015.10.22
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    すごい創造力だ! あまりの規模に想像が追い付かない。 《2020年再読》 古典的名作なんだからちゃんと読まなきゃ! って思って読んだけど、途中で気づいた。 これ、読んだことあるヤツ! いつ読んだか分からないけど、覚えてないってことは当時は理解できなかったんでしょう。 終盤のぶっ飛び方は半端ねぇです。

    0
    投稿日: 2015.09.23
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    ブック・オフで105円だったらしい。 もともとカバーはぼろぼろだったが、私がとどめをさした。悪いとは思ってない。 色あせたぼろぼろの付箋がいくらか貼ってある。 扉(2枚)、p.168,p.177,p.224,p.248 2017/05/28 映画を観る前に半分くらい読んだので、映画の冒頭をスムーズに理解できた。で、やっとラストまで読んで…すごい衝撃だった。あのラストシーン…知れば知るほど、もっと知りたくなるシリーズだ。色んな人の解釈もすっごく気になる。

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    投稿日: 2015.05.01
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    映画も素晴らしかったけど、個人的には本の方が面白かった。 特に後半が、どんどん読めて、SFの世界を楽しめた。

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    投稿日: 2015.04.25
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    SFとして『伝説』を通り越して神格化されている向きも有る映画の小説版(ノベライゼーションに非ず)。スタンリー・キューブリック監督がSF作家のアーサー・C・クラークに「SF映画を撮りたい!」とストーリー案を相談し、シノプシス(アーサー)、脚本(キューブリック)が両氏による並行随筆作業で行われ、片方が小説、片方が映画として『完成』した経緯を持つ。 映画は監督のイマジネーションと当時の撮影技術の限界から、小説は後半から観念的な展開で、結局のところ映画も小説も両方でオチは読者の感性に「ぶん投げられた」まさに迷作。

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    投稿日: 2015.03.01
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    ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN0960695X

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    投稿日: 2014.09.25
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    映画とは違い抽象表現はほぼない。その分古臭いし、想像の余地もない。映画で宇宙人要素をバッサリ切り捨てたのは、偶然にしろ大英断だった。 ハルの最期は良いんだが、普段の言葉使いをもうちょっと丁寧にしてやってれば、怖さも哀しさも倍増したんじゃないか。

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    投稿日: 2014.06.30
  • 昔々その昔、名古屋には…

     かつて中日シネラマ劇場(後に名称変更の末廃館)という映画館がありました。当時、東洋一とも世界一とも言われていた大画面を持つ映画館で、そのとんでもない大きさのスクリーンは両端が湾曲しており、通常の映画を上映する際は、カーテンで画面を小さくしておりました。  私はその昔、この映画館で、スーパーシネラマ方式にて上映されたSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」を鑑賞したことがあります。(私の記録ノートによれば、1979年3月6日、大学2年の時)  すべてのカーテンが開け放たれ、通常の視野の範囲を優に超えるそのスクリーンの大きさの衝撃たるや筆舌に尽くしがたく、1度目は映像と圧倒的な音楽に、あっけにとられ、ただただ見入るばかり…。当時は入れ替え制などありませんから、飯も食わず、そのまま座席に座って2時間を超えるあの難解な映画を二回り見て、ぐったり疲れたあげく、それなりに自分で納得した結論をもって映画館を出た記憶があります。  勿論、当時からアーサー・C・クラークの原作であることは知っていましたが未読で、今回電子ブック化されていることを知り、初めて原作を手にしてみました。  冒頭で、映画と原作の関係を著者が解説してくれているのは、とても興味深く、また参考になりました。そして、細部における映画との違いはあるものの、映画の記憶はあまりに強くて、ところどころ映像がよみがえってきます。でも、やはり猿人が空中に放り投げた骨が、宇宙船に変わる、あの吸い込まれるような映像表現は映画ならではのモノですね。  さて、30年以上の年月の経過を経て、今改めて読み返してみると、このストーリーには、この世の始まりを、必然のモノと考えるか偶然のモノと考えるかという宗教観の違いがよく表れている気がします。一神教と多神教の違いなのでしょうか。これを意識すると主題の意味が別物になるかもしれません。モノリスは仏教的思考からは出てこないんじゃないかな。  兎にも角にも、2001年を過ぎたからといって、この小説や映画の価値が下がるわけでもなく、むしろ、より考えるさせられる作品となっている気がします。そけだけ、奥が深いと言うことですね。単なるSFで終わらない所以でしょう。  ただ、映画の方は、DVDやリバイバル上映があるといっても、スーパーシネラマ方式で上映されることは、今後ないのでしょうねぇ。  それが返す返すも残念でなりません。

    3
    投稿日: 2014.04.19
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    SF映画の金字塔である「2001年宇宙の旅」は映画界を代表する傑作でもある。 しかし、その内容は難解で観る人によって感想はまちまち、受け取る意味や解釈も人それぞれ。だからこそ、永遠におもしろい映画なんだろう。 様々な解釈のできる映画って基本的に凄く好きなんで、この映画はもちろん大好きな作品。 でも、少し深く内容を理解したいと思ってアーサー・C・クラークの小説を読んでみた。 原作といってもキューブリックが話しを持ちかけて、共同でアイディアを出しながら完成したのがこの小説なんだって。 だから映画になるのが前提で書かれたものなんだそう。なんで、基本的なストーリーは映画と全く同じだった。 そして、映画ではあまり説明がなかったことに関して、この小説では全て説明してくれちゃってます。 まさか、ここまではっきりした内容だとは思ってなかったからちょっとビックリした。 映画の中ではかなり神秘的に描かれていた数々のシーンは小説ではかなり明確に描かれている。 これは、ある意味衝撃的な出来事だった。 だって、あんなに意味のわからない映画の内容が全部わかってしまったんだから。 でも、映画はキューブリック独特の演出も加わり解釈も小説とは異なったものになってるよう。 近々また映画を観ないとなぁーって思ったよ。 SF小説としては、中盤のHALの反乱の部分がおもしろかったなぁ。 宇宙船に搭載された人工知能であるHALが乗組員を次々と殺害していくシーンはこわい。 しかも、それが宇宙の片隅で淡々と行われているんだから。

    1
    投稿日: 2014.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    同名の映画の科学考証や脚本の協力をした作者によるノベライズ. 人類の起源となる猿人に知性を与えた透明な石版,月に埋められた異星人のものと思われる石版,そしてその石版を作った異星人を求め土星へと旅立つ宇宙飛行士. 2001年なんてとっくに過ぎたこの時代だけれど,昔思い描いていた未来を読むのは楽しいものです. SFはアシモフばかり読んでいるのだけれど,アシモフのようにロボット3原則に縛られないロボットが反逆するのはなかなか興味深かったです. 映画も見てみたいなぁと思いました.

    0
    投稿日: 2014.03.09
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    この小説もスタンリー・キューブリック監督の映画も超有名。 すでに各界の著名人がこの作品に対してコメントしているし、 解釈を巡って語りつくされた感がある。 クラーク自身も著書『失われた宇宙の旅2001』ですでにタネ証している。 素人のわしが今さらこの作品についてナニゴトかを申し述べるのは、 ヒジョーにためらわれるのである。 ひとついえるとすれば、 難解な映画版を見てよくわからなかった人は、 この小説を読めば大きな助けになるだろう。 映画版の解釈に自信がありすぎる人は、 小説によって幻滅させられるリスクがあるかもしれない。 小説を読んでから映画を見るとどうなるか? これから自分が試す(笑)。 映画のほうは断片だけテレビでチラッと見たことがあるのみ。 通しで見たことがないので、どうなるか楽しみだ。 地球外生命の姿をわれわれが想像するとき、 地球に存在する生き物の姿の呪縛から逃れるのが難しい。 ネタバレになってしまうので具体的には書けないけれど、 そういう在り方もあったのかと教えられた次第。 ちなみにディスカバリー号が惑星の引力の助けを借りて、 加速したり減速したりするスイングバイ(swing-by)は、 後にボイジャー計画で実際に用いられる。 クラークはやっぱりすごい!!

    0
    投稿日: 2014.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の裏表紙にハル9000が反乱をおこすと書いてあるが、人間に忠実でありすぎたための行動であった。それは反乱ではないと思った。なんか、かわいそうだった。

    0
    投稿日: 2014.02.18
  • 映画はまだなんですが。

    まず、私、不勉強にして題名は知っているが、 内容を知らずに手に取りました。(購入した、というべき??) 2014.1現在、映画の方はまだ見ていません。 80年生まれということで、ガンダムやヤマトの漫画の宇宙がしっくりきます。 でも、この作品はスピード感がとても読みやすい。 平和に航行している時には、牧歌的?な雰囲気を醸し出し、 トラブル発生後の緊迫したところでは、疾走感というか、緊迫感がある。 多分、すべてを説明しないというか、説明口調となるような箇所が少ないからだろうか。 海外小説からなのか、一時代前の文体なのか、 新鮮に、不思議な読み心地をかんじる一冊でした。 結局、モノリスはなんなのか、生き物なのか道具なのか。 それとも、それは違う常識の賜物なのか。 小さい頃の百科事典で読んでいた、21世紀というものが まざまざと甦るような、イイ作品です。 願わくは、HALが達成しようとしたことが、 人間的な目的であることを願う、一人です。

    1
    投稿日: 2014.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

     西尾維新「猫物語・白」の新聞広告小説から。新聞広告で話題にされていたのは「3001年終局への旅」だけど、シリーズものは最初から読まないと気が済まない性質なので。ただ「3001年」まで辿り着ける可能性が低い…。映画はタイトルだけは知っていたが見たことは無かった。前書きを読むと映画と小説が同時進行だったようなので一般的な原作とは少し異なる。勝手にスターウォーズのような感じを想像していたので読んでみて近未来な内容が意外だった。  1960年代に書かれた小説なので現代から見ると違和感のある設定、描写などがある。これはアイザック・アシモフの「われはロボット」の感想にも書いた。同様に60年代にこれだけ宇宙に想像を巡らせていた凄さを感じる。  宇宙の旅がメインなのでキャラクターはあまり個性がなく人物劇としてはいまいち。読んでいて面白いという感じではなかった。活字から自分の想像力で宇宙を思い描くのを楽しむ作品か。  

    0
    投稿日: 2014.01.15
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    映画としてはあまりにも有名、かつ、難解な作品でしたが、この小説版の方では、割と説明が丁寧。映画を見た後の!?!?!っていう感じはない。 この本自体は数十年前に書かれたものだけど、色褪せずにワクワクさせてくれる。

    0
    投稿日: 2014.01.10
  • コンピュータであるHALの人間らしさ

    映画としてはあまりに有名な本作。 映画ではあえて語られずにいた部分が、小説ではキレイに説明されており、映画を見た後の「・・・なんなの!?」という衝撃(フラストレーション?)はありません。 小説版を読んで、改めて伝わってくるのは、HALの反乱の後の主人公の絶対的な孤独・・・。そして、巨大な宇宙の先で不意に現れた日常の風景のユーモラスさ。 映画を見た人は、ぜひ本作も読んで見て、違いや好みを感じて欲しいと思います。

    2
    投稿日: 2014.01.09
  • ドーン

    平野啓一郎の ドーン をきっかけに、これを読みました。ビックリするくらい面白かったです。更に映画も観ましたが、映画はこれを読んでおかないと、ちょっとわからないかな…。

    2
    投稿日: 2013.11.16
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    とにかく判り辛い映画版“2001”の解説本。 宇宙には一千億個の恒星があり、それぞれ周囲を巡る惑星を持っている。 そこにはどれだけの生物がいるのだろうか。 いつの日か我々は遥かに進んだ生物と出逢うかもしれない。 でも、何故まだそんな出逢いが起こっていないのだろう。 我々が宇宙に飛び出そうとしているのに。 これはそういった疑問に対するひとつの可能な解答である。 本作を読む前にはS・キューブリックの映画版を観ることをお勧めしたい。 映画では、“意味”は観た者の解釈に自由に任せられる。 まずは映画を充分咀嚼し自分なりの解釈を得る知的探究を楽しんでいただきたい。 それから小説版で、映画の共同原作者でもあるアーサー・C・クラークの解釈として 受身で楽しむのがよろしい。読みながら映像が鮮やかに蘇る。 地球外生物と人類は既に出逢っている。 地球外生物は300万年前に人類と接触しヒトザルを人類に進化させた。 彼等は地球同様無数の星々に進化の種を蒔いていた。 その中からいつの日か彼等の仲間入りができる位進化した生物が現れた段階で 自動的に彼等に報せる仕掛けを作った。 しかし人類が宇宙に出ようとした頃には既にその生物は滅んでいた、 滅んだというより理解を超えた神のような存在に進化していた。 出逢ったことに気付いていないだけ、というひとつの解釈が本作だ。 かつて真に進んだ生物は、我々が人工臓器や四肢を開発したように、 限界ある肉体を少しづつ機械に変え、やがて脳髄以外全身を機械化し、 遂には始めは頭脳をやがては思考そのものを電子思考回路に移した。 しかし人工身体も永遠ではなく、精神はいつしか物質の束縛を離れ、 かつて「たましい」と呼ばれた意思を持った純粋エネルギーの生物へ変貌した。 その先の進化は、まさしく“神”となった。 なにせ人類が宇宙時代の進化を遂げたとき、それは孤独ではない、 先駆者がいるんだという希望的メッセージを汲み取ることが出来る。

    0
    投稿日: 2013.11.16
  • 映画の謎解きだけではない

    「2001年宇宙の旅」はどうしても映画を抜きに考えることはできない。 映画では言葉による説明を省いてしまい、映像のみによって表現しようとしたため、難解な映画となったが、同時に映画史上に燦然と輝く傑作となった。 映画があまりにも素晴らしかったため、相対的に小説の価値が低く見られることになったようにも思われる。 久しぶりに読み返してみて、小説の方も決して映画に劣る物ではないと思った。 モノリスは何なのか? なぜコンピューターHAL9000は反乱を起こしたのか? そして、ボーマン船長はどうなったのか? 映画で謎となったことが小説では明らかにされている。 また、映画とは異なった楽しみもある。 映画では木星が目的地だったが、小説では木星の重力を利用して加速し土星へと向かう・・・ 映画の謎解きだけでなく、十分に楽しめる内容である。

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    投稿日: 2013.10.15
  • SF不朽の名作

    あまり説明の必要もないかもしれません、SF不朽の名作です。 この後のシリーズも面白いですが、やはり1作目の「2001年宇宙の旅」が白眉です。 読んだことのない人は是非!

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    投稿日: 2013.10.07
  • 映画の謎が

    会話が少なく、謎めいた展開が続く映画版。 小説版を読むとハルの反乱から、スターチャイルドまでの展開もキチンと説明されています。 読んでから観れば、また変わりますよ。

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    投稿日: 2013.09.30
  • これぞSF小説!

    学生の頃に映画を観て、そしてこれを読んだ。そしてクラークにはまり、宇宙から生まれた私、そして私は「宇宙」そのものなんだな・・・と認識できるようになりました。クラーク博士、ありがとうございました。

    1
    投稿日: 2013.09.25
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    2006年ごろに一読。その後数回通読。クラーク作品の中では『幼年期の終わり』の次に好き。(2013/9/22)

    0
    投稿日: 2013.09.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宇宙という未知のフロンティアに挑んだ古典的SF名作。 教養として読んでおくべきかと思って、Kindleで購入。 1968年に書かれた「2001年という近未来」を舞台にした小説なので、そこから更に10年以上経った今読めば、発表当時の読者とは感じ方が違うだろうけど、そこもまた面白かった。 「コンピュータ vs 人間」というテーマは、数々のSFで(今でも)描かれているし、中でも「コンピュータに感情が芽生え、生き残るために人間を殺す」というストーリーは、いったい何回模倣されたんだろう。 (映画Matrixなんかもこの筋書きですね) ここで描かれる宇宙の果て(スター・ゲート)というものは、現代の科学からすればあまりに非現実的で滑稽にさえ思えるが、物語の中に出てくるHAL9000というコンピュータが興味深い。 現代の現実世界において、最新かつ最も将来性が見込まれると言われる「ニューラル・ネットワーク」というAIの手法が、まさにこのHAL9000と似ているような気がする。そこが面白い。 -- 引用: 名前はHAL9000―船の頭脳と神経系をなす高度に進歩したコンピュータである。(中略) 1980年代にはいって、ミンスキーとグッドが、任意の学習プログラムに従って、神経ネットワークを自動的に発生させる(自己複製させる)方法をおおやけにしたからである。人工頭脳を育てるのに、人間の脳の発達と告示したプロセスがとれるのだ。

    1
    投稿日: 2013.09.01
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    以前に見た映画のイメージでは、HALが暴走している部分がインパクトが強く、その他の要素は正直「?」だったと記憶しています。 小説を読んで、初めて色々な設定、背景がわかりました。

    0
    投稿日: 2013.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「我ハ、しゃくじん(石神)デアル」に登場する青い石の寸法が「モノリス」と同じなのは、本書の影響です。クラークの本はほとんど読んでいます。大ファンです。

    0
    投稿日: 2013.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私は未だ映画版を観ていないので、それを踏まえた上での感想になる。 キューブリックとアーサー・C・クラークが1960sにここまでの作品を構想し、ここまでの形に築きあげたのはとても驚いた。HALとの駆け引きは夢中になって読めた。 それと同時に、この作品はサスペンスSFとしての側面だけでなく、非常に精神的なものも提起しているように思えた。ボーマンとHALの駆け引きまではまさにサスペンス。HALの矛盾やそれを解決する手段はSF的でとてもハラハラした。 それを一転、ボーマンがスターチャイルドとして覚醒するまでのシーンは、どうもサスペンスとは全く別の事象になっているように感じる。言ってしまえば、少し前に流行ったスピリチュアル的思想で語られるような、本質がつかめないふわふわ感とでも言えばいいのか…

    0
    投稿日: 2012.12.29
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    昔映画を観たが、結末を全く覚えていなかったので面白く読めた。今のCG技術があったらキューブリックは土星接近やスターゲートのシーンをどんな風に表現するんだろうな。

    0
    投稿日: 2012.12.27
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    ◆宇宙空間を通り月や木星へ!◆ 宇宙旅行を人類はいつだって夢見てきた。人類の夜明けからだって…!それは神に授けられた知恵のせいか。知恵による文明や科学の発達のあり方とは?そして人類とは? この映画で様々な事を個々の自由な視点で感じとれるのは、視覚的表現の秀逸さと語られていない謎の部分の多さからだ。 後から書かれた小説版では、解説や補足が加えられ、電子頭脳のHALが作中の誰よりも人間らしく描かれている点が印象的である。

    0
    投稿日: 2012.12.07
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    名作と言われる本書を読みました。 この決定版は1993年刊行ですが原書は1960年代だったハズ。 いまから50年近く前ですか?その時代にコレが書ける? 恐らくこの著者はタイムマシン持ってますよ!(文中にipad出て来るし・・・)  スタンリーキューブリックの映画を見て、「何コレ?」と消してしまったのは誤りでした。映画の始まりのヒトザルが出る場面。あのダラダラ感に堪えられませんでした。あの後、我慢してもう少し見ていたら面白かったのかもしれない。(映画版の評価は色々ですね)  読むキッカケは、「詩羽のいる街」のストーリー中で【映画とは比べられないほど原作は素晴らしい!】と書かれていた事です。  http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/404100019X  読んで思ったのは、この話に準えたSF作品って思いつくだけでもいくつかある気がする。  人智の及ばない所に突然現れるメッセージ。それに惹かれるようにヒントを探りながらその「未知」なる者に近づこうとする地球人。 それだけ、その後の人々に影響を与えた作品なのですね。 大好きなスターウォーズも、相当影響を受けてますね。 堅い感じはありますが、面白く好奇心をくすぐられる作品でした。 金星は地球の11倍の直径を持ち、表面積は80倍とか。 土星はもっと大きくその輪は衛星の集まりで・・・ もう一度映画見てみようかな・・・

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    投稿日: 2012.11.29
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    面白い。あとがきにもあったが幻想的な透明的な、でもガジェットもわくわくさせるて面白く読める。先に映画を見てたのもあって展開は分かってたけど、小説のほうがわかり易かった。

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    『201206 古典強化月間』 映画未見。 半分くらいまで前置きの様に感じたが、HALとの不和から俄然ページをめくる手が早くなった。

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    投稿日: 2012.06.13
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    SF作品の金字塔なのは周知なこころですが、先日のNHKスペシャルにて「スパコン特集」を見て驚愕。アメリカ開発の「ワトソン」なるスパコンが「人間的思考」に基づいて、アメリカのクイズ王撃破。 2001年の宇宙旅行は無理でしたが、HALは近い将来、必ずや出現しそうな予感(笑)

    0
    投稿日: 2012.06.11
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    宇宙の壮大さの中では、私たちの人生など本当に小さな無力な点に過ぎないとSFを読むたびに思う。これも誰かの夢の中でのことなのかも、とか、どこまでいっても人間の知的欲求は絶えることがない、とか。ハードSFの面白さを堪能しました。

    0
    投稿日: 2012.04.03
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    同名映画の原作。面白いが、映画を観たときほどの衝撃はなかった。先にこちらを読んでいたら違ったのかもしれない。

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    投稿日: 2012.02.28
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    面白かったー この小説版(原作ではない)には、映画版で曖昧だった点のほとんどは明瞭に描かれているうえ、(町山智浩氏の指摘通り)オデュッセイアを下敷きにしていることを示すヒントが各所に散りばめられている。 とは言え、映画版の魅力が減じるわけではなく、むしろお互いに補完しあってより楽しめるだろう。 これを機会に映画版を観かえしてみようと思う。

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    40年以上前に書かれたとは思えないほどの作品。 科学の進歩と人間の進化の行き着く先を描いているのも興味深い。

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    投稿日: 2012.01.04
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     クラークの代表作ともいえる作品。映画を見たからといって本書を読まないのは愚の骨頂である。まさにここには映画が単なる挿絵にすぎなったという事実がある。映画を見て解らなかった人も必読の作品である。  映画を見たから、そして難解だったから、さぞ書籍の方も難解だろう。私はこう思っていた。そかし読みはじめるとその先入観は一気に吹き飛んだ。映画は、この書籍の場面場面の描写に過ぎないのである。筋の通ったストーリーがここにある。映画を見て感じていた、長い間の疑問が吹 き飛んだというのが私の読後感である。本を読んでいるだけでも感じることのできる色彩、そしてスケール。これはクラーク独特の世界だろう。  別の作品「地球光」の戦闘シーンで感じたクラークのこの感性はこの作品では全体にわたってちりばめられているのである。  映画も確かにすばらしい。芸術作品であろう。しかし、書籍こそ最高のサイエンス・ファンタジーである。クラーク作品を読んでいて、順番に注意する必要がある。私は最後にこれを読んだことによって、これまでの「幼年期の終り」などにでてくる”変態”の概念をここに見いだすことが出来た。オーバーロードの概念が理解できた。クラークの2001年宇宙の旅はサイクリックな映画だと称されたが、それは違う。クラーク作品全体がサイクリックな作品だったのだ。2010年、2061年と続くこの宇宙の旅シリーズはぜひとも読んでみたい作品だ(まだ読んでいないが)。

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    投稿日: 2011.11.29
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    2011年でも宇宙に行けないぞ、庶民は。ましてや土星や木星なんて。人間を裏切るコンピュータはあるけどね。・・・僕のパソコンですorz

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    投稿日: 2011.10.07
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    もう説明の必要が無いほどの名作! 本作+映画+失われた〜、全部見て欲しい!! すべてを見て、読んで、何度も繰り返して欲しい。。 そんな作品!

    0
    投稿日: 2011.09.29
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    もうこれ以上余計な言葉を重ねる必要が無いと云える、不朽の名作。 私は劇場版ばかりを読んでおりましたが、これがもう面白い。   特にHAL9000、彼の細かな心理描写が私には嬉しかった。   劇場版を眺めるに、それとなく彼の心理は読み取れたが しかし彼は無機物、AIである。 表情は無く、感情というモノも無い(と、されている)。   読み終えた後、私か彼がより好きになりました。 ハル、君も大変だったんだね・・・   それは兎も角 SF読むならこれですこれ。 アイアムロボットも捨てがたいが、先ずはこれかと。

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    投稿日: 2011.09.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「2001年宇宙の旅」は映画史に残る名作ですが、この小説は映画の原作として書かれ、一部映画の製作と並行して書かれたそうです。 ちなみに私は、映画を見たことはありませんが、小説は映画版で不明な点が描かれているらしいですね。 小説を読んで週末は映画を見る決心をしています。(TSUTAYAの売り上げに貢献せねば!!) 小説自身は、非常に面白い内容で、今読んでも古臭さを感じさせる部分が無いのは素晴らしいです。 あまり、科学的な事に詳しくはありませんが、内容を読む限りでは、科学的考証も相当されているのだと思います。 フロイト博士の宇宙旅行のシーンや宇宙ステーション、ディスカバリー号での生活、船外活動のシーンなどの描写は読んでいて非常に楽しくひきつけられるものがありました。 ストーリーも人類の夜明けから現代、そしてスターチャイルドまでの流れが描かれており、後半、少し難解な部分もありますがとても面白い内容でした。 HALの反乱以後の後半の内容が多少、難解で読み手を選ぶ所はありますが、傑作と評して余りある内容だと思いました。

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    投稿日: 2011.09.24
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    あまりに陳腐な言い方で恐縮では有りますが、やはり「今のSFの原点はこの作品にある」ってことを、しっかり思い知りました。 とはいえ、SFは好きながらも、読了数としては決して多くないんですが、小生の嗜んだSF作品の幾つもが、多かれ少なかれこの影響を受けているな、と。まぁもしかしたら、より遡った過去の作品に源流を見ることが出来るのかもしれませんが、SF小説史に疎い小生には、そこまで考察が回りません。恐縮。 小生、映画は見つつも小説は未見だったのですが、小説を読んで、初めて映画の細部まで理解が及んだ気がします。そしてやはり驚嘆すべきは、この作品が1960年代のモノだと言うこと。クラークの科学的知識と洞察力、そしてそれをファンタジーに繋げる手法に、脱帽します。私的には、映画の鑑賞前に小説の読了は必須かと。 人類、道具、機械、知性、生命、etcetc。この、宇宙の一大叙事詩の扱うテーマは広範です。現代の我々(それは大きい意味での人類、小さい意味での個々人)の有りかたを、一度立ち止まって考えてみる時、この作品は(フィクションでありながら)絶好のテキストなんじゃないかな、と思います。 (2005年読了)

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    投稿日: 2011.08.27
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    現在と未来は神様を挟んで入れ子のようになっている。神様も神様の間に入って作られる。でもその仕組みを作った神様は?もっと神様がいるのかしら、全ては輪になっているのかしら。輪になるからつまりそれが宇宙なのかしら。

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    投稿日: 2011.08.10
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    2001年宇宙の旅読了。あーこれが元ネタかー!って思うシーンがいっぱいっていうか、ほとんど全部元ネタだった。これだけいろんなものにオマージュされてる作品ってのもすごいな!ハルの反乱を映画で見たい。だが、そのうち思いつくだろう。

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    投稿日: 2011.07.22
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    宇宙の描写はとても胸踊るものがあった。 おおーって、、、なった。 ただ幼年期の終わりの時もそうだったんだけど、なんかこう、ぶっ飛んで破滅的な、終わり方するよね。クラーク。 慣れないなー( ;´Д`)

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    投稿日: 2011.07.18