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総合評価

538件)
3.8
133
143
159
37
5
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    暗い。重い。そんな小説。読んでると憂鬱になるくらいだけど、わたしは嫌いじゃないです。 主人公のどんどん堕ちていく姿になにか共感を覚えました。

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    投稿日: 2009.08.12
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    「恥の多い生涯を送ってきました。」 三葉の奇妙な写真と共に添えられたある男の手記は、この言葉で始まる。 人間を極度に恐れる。それがたとえ肉親であったとしても。自分を偽ることでしか、人間と繋がることができない。手記の主、大庭葉蔵の少年時代は、哀しい道化を演じることで何とか自分自身を保つものだった。 高等学校から逃げ出した葉蔵は、様々な女性に関わり、自殺未遂をし、酒に溺れ、薬物に溺れる。飽くなきまでの自己批判。自己嫌悪。葉蔵は、自らに「人間失格」の烙印を押す。 自分を責めて、責めて…。一貫したその姿勢が痛々しい。 誰かのせいにして愚痴を言うのは容易いが、ここまで徹底的に自己追求(自己批判)するのは容易ではない。世間は、鈍感でなくては生きられない世界なのかもしれない。それが悲しかった。

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    投稿日: 2009.08.09
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    名前だけ聞いていて、読んでいない本がおおい。 この本の主人公は「まあそんな人もいるだろうな」と思わせるのに十分だ。

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    投稿日: 2009.08.09
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    来春の映画化に向けて読んでみたけど、正直難しかった! でも、太宰治がすごいって言われるんが、少しだけ分かった気がする。何となくだけど。

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    投稿日: 2009.08.02
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    この作品は1948年太宰治によって書かれた作品です。 自分は高校生のころ、現代文の授業の中でやって以来まったく読んでいませんでした。 この前本屋を見ていたら、この表紙が目にとまり思わず買いました。 しかし、この本が書かれて約60年たつのにいまだにこうして売れているのはホントにすごいと思います。 内容もきちんとしていて、面白かったです。 これからはこうゆう昔の文学を読んで行ってみたいです。

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    投稿日: 2009.07.21
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    この本は、太宰治の遺書みたいなものだと聞いて、 驚きました。 すごい偉い人なんだと思っていたら、 働かないで親のお金で遊び呆けてるし、 女遊びとか激しいし、しまいには薬に溺れて死んじゃうし、 全然えらくなかったです。 それなのに、亡くなってからたくさんの人に読まれて 素晴らしい人だったと言われるのは、 素敵な生き方をしていたからじゃないのかな と思ってしまいました。 もっとずっと年がたっても読み継がれていってほしい作品だと思いました。

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    投稿日: 2009.07.15
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    太宰の最高傑作は人間の崩壊を生々しく描く。 経験のある人は多いだろう。 周囲の気を引くために「ピエロ」を演じ、 その自らの行為に嫌悪感を抱いたことはないか? 「自らの内面を客観的に見ることが出来る」人間。 現代社会では重宝される能力の一つでもある。 しかし、その能力も過ぎたれば及ばざるが如し、悲劇を呼ぶことになる。 ピエロを演じる自分、それを客観的に見る自分。 二つの自分が乖離してゆく感覚。 その先に待つものは… 主人公の堕落っぷりは非現実的と言えるほど絶望的だ。 しかし、なぜか現実に起こりうるような不思議な恐怖に襲われる。 大人に迎合し、ピエロを演じる自らの少年時代を「猿の笑顔」と表現する圧倒的表現力との相乗効果。 まさに「超リアリズムホラー」と呼ぶに値する名作だ。

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    投稿日: 2009.07.09
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    太宰治の遺書とも言われている作品。太宰が自分のことを書いたであろう主人公の、幼少の頃からの心の葛藤と共にその人生を描いている。 自殺未遂にアルコール、麻薬中毒など主人公が堕ちていく様とその心の闇を読んでいると「この作品を読むと鬱になる」と人が言うのが理解できた。 ただ、衝撃的な内容ではあるが終わり方がすっきりせず、この作品が多くの人によって高く評価されている理由が分からない。 何十年も前に発表された作品なので当時としては先進的で評価されたのでしょうかね?これが現代発表されたらそれは評価に値するものなのでしょうか??

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    投稿日: 2009.07.08
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    太宰の免罪符のような作品。 よく暗い小説だと称されるが、個人的にはそこまで鬱々しているとは思わなかった。 寧ろ人間のありのままの姿が書かれている。 主人公は誰もがぶつかり疑問に感じつつも生きるために見ない現実を敢えて見てその矛盾に耐えられなかったのだと思う。 だから皆この小説を読むと自分を投影することができるのだろう。

    0
    投稿日: 2009.07.07
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    幼い頃から、他人の心や考えてることを理解できず、人間に対して恐怖心や不安を抱き続けた。 そんな疑問を持ったとしてもほとんどの人はそれを曖昧にして、やがて社会や世間に馴染んでいく。 著者は居心地が悪くともその疑問や恐怖心・不安を曖昧にせず常に自己批判を生涯続けた。 人は、思ったことを素直に受け止めずに覆い隠してしまうことがあり、特にそれが自己批判や不安だとなおさらである。 幼少から心で思ったことを素直に受けとめて、それを自己追及し続けたことは想像を絶するものだと思った。

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    投稿日: 2009.07.06
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    太宰治の遺書ともなったこの作品。自分は、だめだ。そんな時にこの本を読んだら俺なんかまだダメじゃない。前向きにいけば大丈夫!!なんて思える作品でした。いろんな壮絶な人生を送っています。一度読むといいですよ。

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    投稿日: 2009.07.05
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    自伝だと思ってたけど、違った。 思ったほど向こうへひきずりこまれなくてほっとした。確かに奥の奥まで読み込むと危ない香りはしたけど。 自分を貶める生き方しかできない男…。こういう、運命だったんでしょう。

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    投稿日: 2009.06.29
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    これを読んで自殺した人がいるらしいってきいてたから気合い入れて読んだ…こともないけど、 でも読んでたらどんどん引き込まれていった。決して自分と主人公がかぶってるわけじゃない。 というかあそこまで極端な人はそうそういないんじゃ・・。 でも全部がかぶってなくてもどこかしら主人公と共感するところはあったし、それはどんな人でもあるんじゃないかと思う。 他人の前で自分を作っていることとか、その虚無感とか。 とにかく言葉のひとつひとつが重くて、ああ、そういう考え方があるんだなぁってわからせてくれる本。 でも、陰鬱ーな本なことは間違いない 笑 そういうのに飲み込まれそうな人とか、すごく落ち込んでるときに読んだりするのは 危険・・かもしれない。 まぁ自分的には逆に落ち込んでるときにこれ読んで救われた方なんだけどな〜。

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    投稿日: 2009.06.19
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    ずっと読もう読もうと思っていた一冊です。思っていたより短かった。 はじめに三葉の写真を説明し、それに合わせて手記を読んでいくという形が面白いです。主人公がぐっとイメージしやすくなります。 この小説は世間を悪にし、あえて読者が主人公に共感できるよう書かれているとのことですが、私はどうしても主人公の考えが理解できず、なかなかページをめくることが出来ませんでした。しかし、後半部分が凄いです。「罪のアントは?」という問いに執拗なまでに拘り、内縁の妻に襲う不幸を目撃してそれを理解する主人公。主人公を襲う絶望が、痛いほど伝わってきて、そこから先は一気に読み終えてしまいました。手記の最後の「27歳ですが――」という件がとても悲しく、命を絶つ事が出来なかったからこその辛さなのかと考えてしまいました。

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    投稿日: 2009.06.19
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    表紙絵は賛否両論だと思うけど、せっかくだから買ってみた。 ようやく読了。 思ってたほどではなかったというのが本音。 むしろ解説が印象的だった。

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    投稿日: 2009.06.09
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    私が読んだのは集英社文庫じゃないですが。(苦笑) 読んだら引きずられるから止めといた方がいいよ、とか言われてましたが、私はどちらかと言うなら斜陽の方がそういう意味では危なかったように感じました。ちょっとね、あんまり主人公の気持ちに共感しなかったから。ここまで幼い頃から人がよくわからなくて信じられなくて笑みですら子供のように何も疑問に思わず心のままに浮かべることが出来ないっていうことが想像つきませんでした。 また年数置いて読み返したら感じ方が変わってるんじゃないかなあ。また読んでみたい本です。 (09.5.12読了)

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    投稿日: 2009.06.08
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    友達から、この本で、日本人はだれでもわかる話と言ったから、本を読んだ。紹介としては、太宰の自伝(彼の小説では他でも同様の性質を持った主人公がいますね)的な内容になっているって書いている。「急転直下ではなく、生まれた時から綻び始めていた主人公の道が、徐々に大きく崩れ落ちていく様が描かれている。 自分から階段を滑り落ち、臆病で、小心者であるが自ら感じた。周囲や世間に悪いと思いながら、ブレーキを掛けられない」と筆者は自分がそのふうに言った。全体的に駄目人間なのですが、「こういう人がいるだろうな」という考えだ。だが、驚くのは、主人公の堕落さも勿論だが、彼の側には他者の存在があることっておかしいなのかとびっくりした。関係は様々だが、どんな人間でも魅力が無いとはいえないと思う。やはり、自分なりで一番いいと思う。だが、筆者は何でそんなよくない感じがあったかな。まさか、中日の文化差で、私は理解できない。だが、一番印象に残ったことは 、筆者が小さい時父のプレゼントの件だ。その時筆者はおとなしいが、子どももわかさを感じた。

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    投稿日: 2009.06.04
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     相手の顔色をうかがうあまり自分自身の素直な感情をあらわせない、不器用な主人公の人生を描いた太宰治代表作の一つ。 自分の意見を言えなかったり、自分自身をごまかし続ける主人公に現代社会における若者の姿を投影しているようで、ショックを受け物語最後に書かれる『ただ、一さいは過ぎて行きます。』の一言が非常に心に残った。太宰治自身の壮絶な人生から察するに、自分の人生そのものを作品に反映させているような気がした。 とてもおもしろかった。  

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    投稿日: 2009.06.04
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     太宰治の代表作品のひとつで、太宰の遺作となった作品です。周囲をあざむいていた年時代から、女性との関わり繰り返し薬物におぼれていく時代までを描いている、太宰の自伝ともいえるこの作品は、読んでいると色々と考えさせられることばかりです。本心ではないのに、まわりに無邪気にふるまっていたり、薬物や女性に関わっていき堕落してしまう姿から、人間として大切なものは何か、ということを考えさせられてしまいました。

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    投稿日: 2009.06.04
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    「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていた。無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。次々と女性と関わり、自殺未遂を繰り返しながら薬物におぼれていくその姿。。。。。 感想:この作品は、太宰治の遺作となった作品です。物語の主人公と作者が、とても重なり合う部分が多いと思いました。本の解説の中にも、「おそらく太宰治は、自分の死を見つめるために人間失格を書いたのでしょう。」と言っています。作者が死にいさぎよく、死んでいけるように書いた作品です。

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    投稿日: 2009.06.04
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    恥の多い人生の手記。 きっと誰もがもっている、弱気になる部分や媚びてしまう部分が強いからこそ、お道化てしまう葉蔵。 自分の弱さを嘆きつつも、結局は誰かのせいにしてしまう人間なのだなと感じます。ただそれは私にも言えることで、ある意味でこの本は自分への戒めにもなります。 葉蔵は孤独なようでいて、家族を持つことができたように思えます。シヅ子とシゲ子が幸せそうにしているところを見た葉蔵の想いは「父親」を感じさせます。シヅ子とシゲ子が幸福に見えたら、それはきっと「お父ちゃん」をしていた葉蔵がいるからだと思うけれど、父親というものはその輪の中には入れないものなのかもしれないとも、思いました。 葉蔵は父親を恐れて自分の意見もろくに言えず、唯々諾々と人の言うことに従ってきたような書き方をしているけれど、「手記」を読むととても自己中心的で自分が大好きなのだと思わずにはいられません。 ただなぜか後味は悪くないのが不思議です。バァのマダムの台詞のせいでしょうか。 あとはタイトルにもなっている言葉。 人間、失格。 この言葉の使いどころがとても効果的で、重い響きをもって入り込んできます。 折角なので話題になった小畑氏の表紙で本棚に並べてみます。ジャケ買いでも何でも、手にとって読んでくれる人が増えるのはいいことだ。

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    投稿日: 2009.05.27
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    全然時代が違うはずなのにどこか共感出来るような、読む人が主人公になってしまうような節がある。。。 ここまで人間の内面をえぐりだせる筆者太宰治は、ありきたりな言葉だけど天才だと思った。

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    投稿日: 2009.05.26
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    今さらながら(笑) これからは、文学作品も読もう。 太宰さんの、人間を見る目線はとても独特ですが、的を得てる気がします。 道化の様にふるまっていた。 個人的には、個々人にこういう一面はあると思います。 ただ、この本の中ではとても極端に表されていて、いろいろと考えさせられます。 誰もが一度はこんなことを考えた時期があるんじゃないですかね^^

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    投稿日: 2009.05.12
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    「日本人として知っているべき」シリーズ 難しいかと思ったら意外にスラスラ読めた 心理描写がとても細かい 人間の心理というものは何層にもコーティングされていて、そのコーティングが無い丸裸の気持ちを正確に描いている。 とても自分を悪人のように描いているが人間みな変わらないものなのではないか? 太宰治が死を覚悟したからこそ、この世に後ろめたさを残さないためにこの本を書いたのではないだろうか?

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    投稿日: 2009.05.10
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    可哀想すぎて笑うしかない、というところで主人公が虚空に向かって「ふふふ」と笑う、このタイミング良さ。

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    投稿日: 2009.04.20
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    支持される意味が解りません。 どこになにを見いだせばいいのか…? 何故この本にかぶれるのかが不思議で仕方ありませんでした。

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    投稿日: 2009.04.09
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    読んでるうちに深刻な気分になってくるので何度も読みたくはないのですが、胸に留めておきたい。 最後の一文で号泣。

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    投稿日: 2009.04.08
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    私には太宰治さんは少し合わないかも知れないです… 幼い頃より道化として自分の性格を演じてきた自分が成長していくに連れて 徐々に違和感を感じ始め 段々と没落していく話ですが もう少し希望の持てる生き方や考え方を主人公に取り入れて欲しいです… 最後の展開には読後感があまりよく感じれませんでした…

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    投稿日: 2009.04.04
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    2008文庫フェアで手に取った本。 教養として読んでおこうと思って。 さすが文豪の書く物は違うなぁと感心。 同じ内容で今の作家が書いたとしたらつまらなくてしょうがないと思うから。 自分は他人と違う人間で、社会になじめなくて、発狂しそうなんて、中学生みたいだなぁ。 世の中や他人を軽蔑して、自分の事も軽蔑して、それでも自分がすごく好きなんだろうなぁ。 読んでてイライラしたけどね。 でも心に残るものは確かにあって。 こういう作品を冷静に受け入れられるには、もう少し年をとらなきゃだめなんだろうな。

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    投稿日: 2009.03.02
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    生きるための力を持て余したときに、 堕ちるか流れるか。 紙一重のところで根本は同じでも全然違う人間になるんだな。

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    投稿日: 2009.02.25
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    父の本棚にある古い本をもらって読んだ。 ぼろぼろでカビだらけなので小畑さんの新装版を買った。 とても共感できる とても人間らしいひとのお話。

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    投稿日: 2009.02.19
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    友人が私にくれた本のひとつ。 道化を演じている私を彼女は見透かしていたようにも思え、読んでいてとても恐ろしかった。 確かに読んで暗くなる作品であると思う、がこれを読んだことのない人間などつまらないとも思える。

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    投稿日: 2009.02.15
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    表紙の絵が 『デスノート』を書いてる人やったから ずっと手が出なかった分野やったけど読んでみよかな・・ って気持ちで読んでみた ・・・けど、やっぱりむずかしかった・・

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    投稿日: 2009.02.11
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    中学生の頃に読んで、へこんだ本。 暗くて暗くて読みたくないのに、何故だか読み手が止まらない。 これが名作の力かと、本気で思った(苦笑) 後半に出てくる、 「人間、失格」 この一文が目に焼きついて離れない。 読みきるのに精神力がいる一冊。

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    投稿日: 2009.02.08
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    「即ち荒っぽい大きな歓楽を避けてさえいれば、自然また大きな悲哀もやって来ないのだ。 ゆくてを塞ぐ邪魔な石を蟾蜍は廻って通る。」 最強の病み日記

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    投稿日: 2009.02.06
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    「即ち荒っぽい大きな歓楽を避けてさえいれば、  自然また大きな悲しみもやって来ないのだ。」 * 大庭葉蔵が嫌ったのは、分からなかったのは 「曖昧さ」 なのだろう。 生きる ということ 人生 というもの 愛 というもの それらは全て曖昧だ。 だけれど人はその曖昧さを曖昧であると知りながら そのままにして生きていく。 それが、彼はできなかった。 全ての嘘を嫌ってたどり着いたその先が 曖昧さを埋めるための道化 であったその空しさに 私は人間の弱さゆえの美しさを見た気がした。

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    投稿日: 2009.02.02
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    ■内容 「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていました。無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。次々と女性に関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。作品完成の1か月後、彼は自らの命を断つ。 ■memo 出版社時代、喫煙所でちびちび読みすすめた本。残念ながらコレを読むには歳を取りすぎていた。学生のころに読んでいたら泥沼に入り込んでいたと思う。

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    投稿日: 2009.02.02
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    2009年初小説。 綺麗な文章に魅了されて、現実世界から太宰の世界に逃げることが出来た。 竹一が見破る最初のシーンが好き。 本当は食べる事が好きだったと解釈される太宰の行動も見逃せない。 苦しい時間の中にも、優しい時間が流れいて、外見上の偽りの世界の中でも、自分という核心はいつも存在していた。 これだけの完璧な演技を出来る人というのはいるのだろうか。いたのだろうか。 日常生活の中、ここまで自分を隠し、演技を続けるというのは「自分の繊細な心を守る」ということ意外にメリットはないと思っていた。 しかし、この本を読んで思った。それは、演技もここまで完璧にし、心を文字で表現すれば、意味があるのかもしれないってこと。 誰にもわかってもらえない孤独な心を、こんな風に表現する事が可能ならば、どんよりとした人生の中にも味がでるのかもしれない。 もう一度、いつか読んでみよう。

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    投稿日: 2009.02.02
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    中学3年の時に読んだ気がする。。。 なーんか、読む時期ミスった気がしないでもないです。笑 馬鹿な私にはちと難しくて、 時間が経ってからもう一回読んでみようかなって思いましたね。 私の持ってるやつは、表紙がこれじゃなくて、、、 小畑さんの表紙のやつが出た時は、それなりのショックを受けました。笑

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    投稿日: 2009.01.24
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    会社のデスクで、 仕事の合間に、 ネットを見ていたら、 ↓のサイトに偶然、出会い、  約2時間ほどで読了した。 青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/301_14912.html (以下、ネタばれアリです。) 悲しい話だ。 太宰の自伝的な色合いも濃い。 地方の裕福な家庭に生まれた、手記の主。 「道化を演じる」ことで、 自分をひた隠し、何者にも嫌われないように過ごした幼少期。 ただ、ひたすら堕落していき、 女を渡り歩き、酒に溺れ、自殺を繰り返した青年期。 そして最後には、廃人として扱われる。 何となく、その堕ちていく様に、 人間らしさ、というか、人間らし過ぎる様を見る。 きっと、手記の主(≒太宰)は、純粋過ぎたのだと思う。 ほとんどの人が、おそらく、多かれ少なかれ、 作中にあるような「道化」を演じて生きている気がする。 私もそうだったと思うし、30を超えた今でもそうだ。 そうした方が、生きやすいのだと思う。 倫理観や価値感や正義が相対的になって、 誰もが自由だが、不安を抱えている。 「何でもありだが、何にもすがるものがない」現代。 もし太宰が生きていたら、 もう少し長生きできたのかな、とも思う。 (あるいは、もっと早く死んでいたかも…) いずれにしろ、 一度は読んでおいた方がいい、 「私」を考えさせられる作品。

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    投稿日: 2009.01.23
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    ただ、一切は過ぎていきます。 落ちているときに読むべきではない。 だが、落ちているときに読まないとわからない部分もあるとも思う。

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    投稿日: 2009.01.14
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    kさんが誕生日に先輩からもらったという本を、読み終えてすぐ貸してくれた。案外、はまらなかった自分が意外。でもドアの外から女と子供の姿を覗き見ている場面は哀しく、そこが最も印象に残ったところ。

    0
    投稿日: 2009.01.03
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    人間恐怖症の彼は、まるで、現代の人間達のようじゃないでしょうか?誰もが思想の奥に握っている黒く冷たく暗いモノの象徴が彼。アタシが太宰作品を読んだ第1番目の小説です。 cry暗い部分と女性がトキメク美貌を持った彼酒と薬に溺れる悲しげな瞳のこの男に女の子なら誰でも騙されてみたいと思うんじゃないかしら?

    1
    投稿日: 2009.01.03
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    家を掃除してきたら中学の頃に読んだ人間失格が出てきた。 中学の頃とは難しくて読み辛い本だなという印象しかなかったけれど、読んでみたら葉ちゃん!と読んでしまいたくなるほど主人公の人間性が好きになった。太宰治は好き嫌いが別れるけれど、個人的にはすごく好き。走れメロスあたりの明るい作品よりも、晩年や人間失格等の暗い話が独特の雰囲気があって好き! よしの世界に対するきれいな信頼が崩れ、その後の一変したおどおどした態度の描写が好きだ。 「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」

    0
    投稿日: 2008.12.17
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    たまには文学作品に触れようと思って読んでみました。 やはり名作と名高いだけあってテーマも描写もかなり重いですね。 これを読んで作品の中に自分を見る人とそうでない人居ると思いますが、どちらにしろ当事の太宰が人間生活というものをこういう風に捕らえていたのかと思うと複雑な気持ちになるのは私だけではないと思います。

    0
    投稿日: 2008.12.11
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    太宰治の自伝的小説。 主人公は人と接することに異常に臆病である。臆病であるがゆえに道化になり、自分をごまかす。 その行為に悲しくなる。しかし誰しもこういった、臆病さを内包しているのではないか。 私は自分にも大いに当てはまると思った。

    0
    投稿日: 2008.12.09
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    中学時代から読みたかった本です。ついに念願叶いました。 タイトルと内容を知っている人の話を聞いて、いかに凄まじい話なのかと思ってたんですが、私はかなり好きな文章でした。 こう言うところ私にもあるある…とか、これ同意出来るわぁ…私大丈夫か…?と思ったりしました。 また何年後かに読みたいなと思っています。

    0
    投稿日: 2008.11.10
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    ちょっと表現が難しかったりしました。 読んでて自分の気持ちまで落ちていく時も あったけれど、それもこの小説のすごい所 かなと思います(´▽`;)

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    投稿日: 2008.10.31
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    共感してしまった。太宰治は深い。暗いばかりの作品に見えつつところどころ光と闇とが行ったり来たりする作品

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    投稿日: 2008.10.28
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    すこぶる肌に合いませんでした 期待しすぎたのか… よく言われるように、文体はきれいだし読みやすいです。 でも終始主人公の思考に苛立って、楽しめませんでした。 共感できたら、その人にとって名作になる本なんだろうなといった感じです。

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    投稿日: 2008.10.18
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    [2008.10.12] うーん、こないだ書いたレビューはちょっと間違ってるかなって思った。あと、どうも解説が的外れなこと言ってる気がするんだけど…どうなんだろう。いいの?あれで。 アパートにウサギが来たくだりはちょっと泣きそうになる。 [2008.09.25] ”「世間というのは、君じゃないか」” 正直すごく難しかったです。 間隔あけずに読み返したいと思った本は久しぶりかも。 お子さんいらしたんですね。一応父親じゃないですか。 今回も付録の解説、というか鑑賞のほうがとても助けになりました。そうか、この人も人を信じて裏切られたり夢中になって自分を見失うのが怖かったんだ、私と同じだ、って思ったら読んでるときよりもやさしい気持ちで主人公のことが見れるようになった気がする。 最後まで幸福に妥協せず、反抗をし続けた彼はほんとうに人間失格なのか…

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    投稿日: 2008.10.13
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    絵は、これが一番親しみやすいのかな?  安いし、オススメです。  重々しい話でイマイチ理解できないかたも居るようですが(特にレオ家母)色々考えさせられる話。  え?なんそれ?  な、方が居れば何度も繰り返して読むと色んな方向に想像が行っていいのかと思います。

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    投稿日: 2008.09.25
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    夏に読みたくなって・・・つい。 やっぱり好きです。こういうの・・・。 書き方が素敵過ぎるっ・・・ 縦書きバンザイ!

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    投稿日: 2008.09.19
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    いやこの表紙のやつではないけど。 太宰って『走れメロス』を書いてる一方でこういうのを書くんだよね。 確かに代表作として挙げられることが多いけど、これだけで太宰を評価するのは早いのかも。

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    投稿日: 2008.09.14
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    (借/図書館) ←の表紙じゃないんんですけどね・・・。この表紙で読みたかったな。(中身同じやん) 中々奥の深い内容でした。少し難しかった。 考えさせられる。なんというか、うん。この表紙でイメージしてしまうので「葉ちゃん」がとてもとても容姿が整っているのだと思いました。

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    投稿日: 2008.09.09
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    「今更かよ!」感もありますが、“これからは有名な作品も読んでいこう”と決意したので、手始めに太宰治のこの作品を読んでみました。 太宰自身の私小説的な側面を持ったこの作品だけど、読んでいて「どうして(一葉は)こういった道に進んでしまうのだろう?」と考えさせられる、そんな作品だった。 人との接触を極端に恐れながらも、自然と人を惹きつけてしまう不思議な魅力を持った少年(男)に訪れる、様々な誘惑、裏切り、絶望…。そのすべてにあまりにも敏感に反応してしまう主人公の姿は、読んでいて痛くなってくる程だった。 作品中、様々な場面で印象的な言葉が綴ってあったが、中でも「どうして人は、完全にわかりあえないにも関わらず、互いの親交を深めようしていくのだろう。」という箇所には、自身の体験にも重なることがあって印象的であった。 『人がどうして互いの仲を深めていこうとするのか。』 これにはきっと人ぞれぞれ様々な理由があると思うけど、僕個人の意見としては“人間という生き物は、そうせずにはいられない動物であるから”だと思っている。 人は誰しも「完璧でありたい。」という願いを持ちながらも、成長の過程でその達成の困難を知る。その時、人が取る行動は大きくわけて二つあって、1つは、自分の世界に閉じこもることであり(人は一人であれば完璧な存在であるから)もう一つは、外に出て様々なモノ・ヒトに接触することを通じて、成長を目指す道だと思う。 一人の世界に閉じこもる、といっても、これは現代社会では限界のあることであり、いくら自分の世界にいようとしても、社会の中で生きている以上は限界が生じてくる。そこで人は次第に「自分の世界に閉じこもる→外の世界に出ていく(=人と接触をする)」に(しかたないかどうかは別にして)シフトするか、はたまたその現実に絶望し旅立っていくのか…。その道の選択は、人それぞれだと思うけど、結局の所、人は「誰かと関わりを持つ道を選ばざるを得ない、そんな動物なんだ。」と僕は思っています。 だからその過程で、自分と分かり合える考えを持った人間に出会えたならば(例えそれが仮初めであったとしても)、その人同士が惹かれあうのは当然だと思うし、親交を深めようと動くことも悪いことじゃないんじゃないかな、と僕は思います。 また、この作品では「親友に隠し事をすることが理解できない。」的に書いてある箇所があるんだけど、僕は「親友だからこそ言えないこともある」と思っているので、そのことには少し首をかしげてしまった。それにしても色々考えさせられる不思議な小説でした。 (そういえば僕は、この表紙Ver.を買いました!)

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    投稿日: 2008.09.04
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    「人間失格」は高校時代に読んで以来の再読です。 9月の授業で辻仁成さんの「オイッ、人間失格」というエッセイを読みます。 その予習として読みました。 辻さんは「人間失格」を読み続けてきて、本棚に5冊もあるそうです。 最初は1975年、辻さんが高校1年生の時に買っているそうです。 辻さんは人生の節目節目で「人間失格」を読んできたそうです。 最初は高校時代に自分の優柔不断さが嫌になったとき、東京に出てきた直後、大学を辞めるとき、バンド活動を始めた頃、プロのミュージシャンになった頃などだそうです。 教科書には「人間失格」の他、「富岳百景」「走れメロス」「津軽」が取りあげられています。 かつて読んだことがありますが、細かいところは忘れています。 高校時代には気づかなかったことが、いまの年齢だと分かるということもあります。 道化を演じる主人公が「ワザ、ワザ」や「本当かい」と言われて戦くシーンは迫力がありました。 半分ほど読んで引き込まれました。 そこで、ある人に「人間失格」を半分読んだというと、その人は「高校時代に読んだ。暗い小説だ。2度と読みたくない」と吐き捨てるように言いました。 後半も読みましたが、入り込めませんでした。 私は人に影響されやすい人間です。 本を読んでいる途中で読んでいると告げるのは相手を見て判断した方が良いようです。

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    投稿日: 2008.08.31
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    葉蔵の手記。 彼の暗澹たる生涯を綴ったものだが、鬱な視点と自己嫌悪が滲む文章が素敵。きっと皆共感していると思う。 読後感はドゥーーンと重いが、鬱な時には読みたくてたまらない本の一つになるだろう。

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    投稿日: 2008.08.31
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    爽快感を望むなら読んじゃダメ。 割り切って生きる事が出来ない人間の弱さと苦悩を描いた作品と思う。 系統は違うが、カミュの異邦人と同じ匂いを感じた。 ただ、個人的には異邦人の方が好きだ。

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    投稿日: 2008.08.29
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    2008/8/13 ODで病院に連れて行かれるくだりに、ぞっとさせられた。 急にみんなが優しくしてくれる。あの堀木でさえも。 しかし、それは狂人としての扱い。同じ目線ではない。 考え出すとどんどん深みに堕ちていく危ない思考方向。 悪くすると人間不信にさえなりかねない。 道化、狂人、おばけなど、妙に胸に重く残る言葉が出てきた。 元気のないときに読むべき本ではないです。

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    投稿日: 2008.08.14
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    心臓の辺りがざわざわする絶望でしたね。 太宰の話はこわいです。 自分も一員であるはずの人間はみんな化け物、 自分は狂人で人間失格、 という辺り、深くていやな感じでした。 さすが、としかいえないですね。

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    投稿日: 2008.08.09
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    漫画家が表紙を描くのが流行っているのかな。便乗して読んでみた。 この手の文学作品は夏目漱石にしても、芥川龍之介にしてもおもしろい。そして、結構読みやすい。 タイトルは『人間失格』とはいえ、主人公に誰もが共感できる部分はあるだろう。 ある意味とても人間らしいといえるかもしれない。 完成後まもなく自殺する、太宰治の当時考えていたことが伝わってくる気がする本。

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    投稿日: 2008.08.08
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    人間失格。これ太宰の作品の中では一番好きです。 とにかく鬱々した作品ですが油断してると一気に引き込まれます^^`

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    投稿日: 2008.07.20
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    人間失格。  ズバってかいてあるね、タイトル。 絵が少し怖いのだけど 中学生には、 なじみのある絵だと手に取りやすいと感じた。 でも。ちょっと怖いね。 まだそれほど読んでは、いないのだけど  なんかいつの間にか 不幸 について考えてた 関係ないかもしんないんだけど ・・・なくは、ないと思うけど。  不幸だ。って口に出して言えるのは、幸福なんじゃないかな。 と、始まったばかりなのに考えてしまった。  なんか自分ににてるようなところもあって 正直気が重くズシンっとなってしまう。 あ〜 なんでこの人は、こうなってしまったのだろう。 自分は、どうすれば明るく悔いなく 後悔なく生きていけるのだろう。  ・・・・篤姫の大河ドラマのオープニング曲が何かマッチしてるように感じる。 笑

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    投稿日: 2008.07.13
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    1年前に読んだのでもう内容は覚えてないが、 これを読んだ次の日にこんな日記を書いていたみたいで面白かった。 はっ、と悟ってしまったようであります。人の一生というものを私は二十歳やそこらで悟ってしまったようであります。 なんの疑問も感ぜぬまま、私は起床してから就寝するまでの時間を、仕事や食事、趣味などに使っているのでありました。時に友人とショッピングに出掛けては洋服を買い、その洋服を着て別の友人と行楽に出掛けて、そして、また遊びましょうねと約束をしてから別れるのでありました。 芸術に触れて心を揺らしましたり、好きな相手と愛を確かめ合いましたり、友人と初めての地を訪れまして未知の文化に触れました。 まるっきり興味の無い話を笑顔でもって、はい、はい、続きをお話くださいよ、と聞きましたり、親の愚かな心を目の当たりにいたしました。 大概、私の生き甲斐といいますと、友人とお喋りして笑うことと、好きな人と共に過ごすことでありました。 仕事を始めて3ヶ月が経った、とある日に、はっ、と悟ってしまったようであります。得てして、私は生きているのでございますが、この日常の繰り返しが産まれてから死ぬまで延々と続くのだと知りまして、心底がっくりきているのであります。そのことを悟ってしまってからと言うもの、大変な苦痛を感じているのであります。 この今と似たような毎日が何十年も繰り返されると想像した途端に、体中を巡っている血液がドクドクと音を立てまして、「さぁ、いよいよお気付きになりましたか。所詮はこの程度のものなのですよ。」と、おぞましい声で私を追い詰めてきたのであります。 自身の血液に追い立てられる気分といいましたら、なんとも不快でなりません。この気分の不快さといいましたら、私の陰口を言う友人とにっこりとほほ笑んで談笑しますよりも、自己中心性の思考回路しか持ちません上司にあなたは配慮に足りませんねと言われますより、群を抜きまして不快なのであります。 自身に巡る血液がまったく私の敵のようであります。さぁ、いつぞやドクドク音を立てるのでしょうか、と、絶えず気がかりでなりません。 はっ、と悟ってしまったばかりに、実に人の一生に希望の欠片すら見出すことなどできなくなりました。

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    投稿日: 2008.07.11
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    表紙に惹かれて買いました。 結末部分の手紙ですが、その手紙読んでそんなこと言えるあたり、すごいと思いました。 堕落しきった厭世的なお話です。 あとがきの文章はなかなか辛辣で、面白いですよ〜。

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    投稿日: 2008.07.06
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    ちょ・・・!愛する太宰に小畑健の絵って・・・!色々な意味でショックだ!いいのかなぁ・・・(^-^;)でもコレクションとして欲しいなー。

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    投稿日: 2008.06.27
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    人間である資格がないから、“失格”。 …“資格”って?? う〜ん むずかしいな。でもかっこいいかもな。 とりあえず夫として失格であることは間違いない。

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    投稿日: 2008.06.21
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    何処までも何処までも落ちていく主人公。 偽善だの道化だの人を騙し、自分を騙していく。 まさにこの物語は太宰自身の人生を現している。 まさに人間失格です。 正直読み終わった後に、後書きを読んで、 この作品の奥深さを知りました。 何処まで太宰自身が思って書いたのかは 誰にも分かることではないですが、 素直にこの本に出会えてよかったです。

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    投稿日: 2008.06.11
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    暗いとは思わなかった。ただ泥沼にずぶずぶはまって行くような怖さや、女とか孤独に頼ってしか生けていけない男の言い訳ってのは、きっとこんな感じ。

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    投稿日: 2008.05.11
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    常に再読・笑 集英社版は最近つい表紙買いしてしまったのでまた読んでしまった。 人間失格、この話についてわたしはまだ語れない。 子供の頃から繰り返し繰り返し何度読んだか知れないはなしなのに、いまだにわからない。 葉蔵はわたしであり、友人であり、世間であり、そして他人。 太宰治の筆により捏造されたただの小説人格なのだ。(限りなく太宰本人に近しいとしても、フィクションなのだ!) 他人だと、しかも捏造人格だときっぱりわかっているのに、まるで実在のダメ人間が隣にいるようなこの親近感はどういったものなんだろう。 文章を記憶するほど読んで、それこそ血となり肉となっているのだろうか。 それでも相容れない何かがひっかかって、融合しきるのをどっかで拒否してるんだろうか。 それがわからない。もう一生わかんなくていいや。論文書くわけでもないんだし。 桜桃忌(三鷹の禅林寺で、毎年太宰の命日に行われる供養の会)にもでかけたことがある。 太宰治が飲んだくれていたという銀座のバー、ルパンにもでかけたことがある。 「玉川上水」というワードには敏感にひっかかる(笑 けっこう太宰治が好きなのかなァわたし・・・ そんなに好きでもないと思いつつ、案外よく読んでいるし知っている・・・なんだろうこの距離感。 まったくもってよくわからないのだけど、ただひとついえること。 小畑健せんせいがカバーを書いて、ますます気に入ってしまったという・・・

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    投稿日: 2008.04.20
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    別に表紙これじゃなくてもよかったんだけどな… なんかこれしかなかったという 中身は凄く好き 太宰治が気になった作品 ついでに鬱にはなりもしませんでした笑

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    投稿日: 2008.03.27
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    愛読書。 鬱な時に読んではいけないwww いろんなverがあるんですが,あえて表紙が小畑健な方で。

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    投稿日: 2008.03.26
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    芦川先生お奨めの一冊。 狂った作者の酔いしれにも取れる内容だけれど 実は 死を見つめなおすにはすごくいい参考書なのかもしれないと思った。 高校生の時ちゃんと読めばよかったなと後悔。

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    投稿日: 2008.03.25
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    中3夏に買った☆ 安さとデスノ書いた人の絵だったから買ったけど つ、つまんね(・д・#) ま、色々考えさせられましたが・・

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    投稿日: 2008.03.25
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    昔の日本文学はやっぱり読み進めづらい。 嘘をついて生きている人が、もし嘘がばれて本当の自分の人格がばれたらどうしようって怯えている。弱点とか欠点はさらけ出して正直に生きたほうがよっぽど楽で自分もそういう生き方をしたいな、ってなんとなく思えた。 「世間」とは「個人のかたまり」という言葉が印象的だった。大きな集合体から気に入られたいなら、その中の個人個人にそう思ってもらうことが必要、みたいな感じかなって思った。

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    投稿日: 2008.03.13
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    ほんとはこの表紙じゃないんですが、一個前のがみつからなかったので仕方なくライト君に。 ライト君ですよねこれ。

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    投稿日: 2008.03.10
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    最初のほうは面白く読めたのだけれど、途中から読むのが面倒になってきてしまった。でも、重い陰鬱な話は嫌いじゃないです。前々から読んでみようと思っていたのですが結局ずっと買っていなくて、でも小畑さんの描いた表紙を発見し値段を見た後すぐレジに持って行きました(笑)

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    投稿日: 2008.03.08
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    あ、やっぱこういう事、皆考えてるんだなぁーというところを、びっしりと書いてあるのでスッキリします☆ 話が盛り上がるところは、どこといってないですが、それでも読みたいと思わせるのが凄いところだと思います☆

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    投稿日: 2008.03.07
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    言わずと知れた名作です。 読んでいてなんとなく共感してしまう箇所が非常多かったです。 僕は昔のを図書館で借りて読んだのですが、最新版のはデスノートの作者が表紙を描いているみたいです。 昔は何書いているんだろう、意味が分からない、と思っていたんですが、年齢とともに感じ方が変わったのか理解できるところが増えました。 また何年後かに読むときっと違った見方ができると思います。 一度は読んでみる価値あります。

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    投稿日: 2008.02.24
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    期待してた割にはなんてことなかった。 最後のあとがき読むまでなんだこれ? と思いながら読んでた。なんだかとっても微妙

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    投稿日: 2008.02.15
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    表紙が新しくなったと本屋で告知していたので再アップ。太宰治はあんまし好きじゃないけど、言いたいことはわかる気がする。

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    投稿日: 2008.02.01
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    似ているなー…と。 子供の頃の写真は、変な笑い顔だし(他人には判らないようだ)、大抵人前ではおどけて道化をしている。 そして、われに返り、絶望し、死にたがる。 もう読まない( ゚∀゚)アハハ 凹みます。 素敵な文章なだけに。

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    投稿日: 2008.01.15
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    小畑絵に釣られて購入。 とりあえず、主人公はこんな不敵そうな笑みを浮かべないと思った。 内容は、相変わらず素晴しいです。子どもから大人へなる時に誰もが通る道、例えば、世間への懐疑心やら、他者への不信やらを描いているので、これからの世にも残ることでしょう。

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    投稿日: 2007.12.28
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    表紙に釣られて買っちゃった1冊。 人間の汚いところがよく現れてると思う。 読んだ後、相当鬱になったけど好きな本。

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    投稿日: 2007.12.17
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    所持。むかし、青空文庫でも読んだが、表紙につられて買ってしまったミーハーは私です。表紙はデスノ描いてる人の絵です。

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    投稿日: 2007.12.17
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    太宰作品に惚れた。人間失格は読んでてどこか、こう、共感できるところがありました。読んでて、一番人間らしいのに、と思いました。

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    投稿日: 2007.12.16
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    高校1年の時に泣きながら読んだ覚えがある。なぜか少しこの主人公に近い部分があったのかもしれない。再度、読んでみるとあの時とは違う感じがした。

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    投稿日: 2007.12.16
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    すごい人間失格。 でも、私にもわかるということは私も潜在的に人間失格になることがあるということかもしれない。 葉蔵を待つ女と娘の会話、ささやかな幸せのまぶしさに耐え切れない彼の描写がきれいだった。

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    投稿日: 2007.11.15
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    次から次へと不幸が舞い降りて・・・きっとどんどん深みにはまっていくんだろう・・・後味は悪いんだろう・・・っとわかっていても読んじゃう本。さすが。ところどころ自分に重なる部分とかあって、私も内に狂気を秘めてる!?な〜んて(笑)レベルが違うよね。人間に対する洞察力がすごいと思いました。さすが名作☆

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    投稿日: 2007.11.10
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    なるほど〜巧いなぁ…と思いつつ、でもこれって十代が読んでどう感じるんだろうと訝しんだり…主体性がキーワードかなと思いました。悩みも主体的でなければ【070825古/071029】

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    投稿日: 2007.10.30
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    これは文句なしで素晴らしい本です! 此の手記を書かれた太宰治先生は神だと...! この文庫の表紙は小畑先生が書き下ろし!! イメージまんまです(笑

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    投稿日: 2007.10.28
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    なんだ面白いじゃないか!!とビックリした作品。冒頭はな〜んだ太宰ってけっこう面白いじゃーん、くらいのテンションで。徐々にえぐられつつ快感。共感。表紙はまぁ…どうでもいいではないか!

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    投稿日: 2007.10.26
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     なんだろうね。私には理解できない人間です。なんかおもっ苦しい感じ。名作なんだろうけど、私にはわかりませんでした。

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    投稿日: 2007.10.25
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    自意識過剰でナルシストである。 もう少し鈍感力があれば堕ちていくこともなかったのに。 「蟾蜍(ひきがえる)。それが、自分だ。」には、 人目を忍ぶように月夜の元でしか活動できない、そんな意も含まれているのか。

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    投稿日: 2007.10.21
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    葉ちゃんがこんな格好良かったら俺も一緒に心中するよばか!と思って買って、昔から家にある方は借物だったので返してきた。これを読まずして若者は成長するのか。一度は読もう。

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    投稿日: 2007.10.08
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    覚悟して読まないと辛い・・・。 後半どん底人間の気分を嫌というほど味わいました・・・。 おなかいっぱいです。

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    投稿日: 2007.09.29
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    表紙は月くんみたいだけど、内容はネガティブ葉くん。 以前のものと比べて字が大きくなった気がする。 読むと気持ちがどんよりできます。

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    投稿日: 2007.09.25
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    再読。 感想という感想が見当たらない程ですが。鬱、重い、と感じながらも読み進めずにはいられない。誰でもこの主人公のように成り得る。失格、とは言っているけどすごく人間くささも感じる。それにしても小畑さん万歳なんですけど。…あああもう小畑さんのこういう顔のイラストがすごくすきなんだ…!!

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    投稿日: 2007.09.20
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    最初から最後まで、胸が詰まります。 小説の主人公は太宰治本人ではありませんが、 内容は太宰の自叙伝なんですよね・・・。 自己の内面の陰の部分をここまで書いている小説を読んだのは これが初めてです。 古典文学を読んだのは初めだったのでとっつきにくいと思いましたが 読んでいくうちに、自分も共感できるところが多く すっかり話に引き込まれてしまいました。 堀木のようなタイプは苦手ですね・・・。 「世間とは個人じゃないか」 僕もいつもそう思っています・・・。

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    投稿日: 2007.09.16