
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
85/100 すごかった。 途中までなんでこんな暗い人生のウジウジした話を一生読み続けなきゃならないのか星2にしよーと思ってたけど、最後まで読むと印象が一気に変わった。 自分は「生きてる人間では無い」という言葉が繰り返し使われていた。ずっと世間とは馴染めない、社会とは馴染めない、「個人」として生きている孤独の辛さをヒシヒシと伝えていた。そしてやっと社会とどうかして馴染めるようになったのは、お酒。 これまでの孤独さからお酒の力を借りてアル中やヤク中になりながらも真っ当な人間のフリをして生きていくことに。でも入水自殺を測ることで結局は心の弱さが浮き彫りになっていた。 最後、田舎へ行って俗世から離れたような生活を送り、不幸や幸福すら感じない主人公の様子を読んだ時、自分は「生きてる人間では無い」と悩み苦しみもがいて生きていた時が、なんだかんだ主人公にとって1番人間らしかったんだなーと思った
1投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
段々と人間が堕落していく様がありありと描かれていた。 が、自分にはいまいち刺さらずよくわからなかった。 かなり前に読んだため、もう一度読めばさらに理解できるはず。もう一度読む必要あり。
2投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ80年近く前にこういった作品を書くひとがいたことに驚く。自己の内面に向き合い、悩み抜く。貧しく食べて生きることに必死だった時代にあって、作者の生まれに起因する悩みか。とにかく周囲の人間との境を意識し続けた点において、ひとの中にあることを望んだのであろう。怖くなるくらい人間を求めたのではないか。魅力的に映る。また曖昧にしておくことができない真摯なひとだと思う。自分は曖昧だらけだ。
3投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ人間をできる限り悪く、捻くれた見方で見た作品であると感じた。 葉蔵の考えや人生観について多少共感できることもところもあったが、やはり全体としては理解できず。そもそも太宰としては理解されることを目的としてはおらず、遺書のつもりで書いたのだろうと感じた。一文が1ページ近くに渡ることがあるなど、勢いで書いていたことが感じられる。 実生活で思うことがあり手に取ったが、読み終わってから「これよりはマシかな…?」と思い、少し気が楽になったのは読書経験として印象的だった。
3投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ私たち人間の本質が顕著に現れた作品だと思う。人の前で道化を演じて自分を欺き否定し、孤独を恐れ、居場所さえ見いだせない。人生を人間として上手く生きれなかった彼の遺書は、いつの時代にも通ずるものや受け取れるものはあると感じた。
4投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ簡潔に言うならば生きづらさを極めた男の話。 ただ、その生きづらさは心に秘めており、側から見れば生きやすそうな世渡り上手に見えるところが、現代この世界にも当てはまる人間がいるのではないかと感じた 「悩みとかなさそうだよね」とよく言われる人間が裏で泣いている程度とは比にならないほど、他人からの目に激しく恐怖を覚える主人公、葉蔵は異質であり、人間らしさもあった。 葉蔵は一貫して「道化」を演じていると言ったが、人の目を気にして求められている像を演じる自分こそ、“自分”ではないのだろうか 先日、コンビニ人間を読了したが、同じ匂いを感じた。どちらの主人公にも共通するのが世間のハズレ者になってはいけないという思想だ、人と違うことを思う自分は間違えているという考え自体おかしいのではないか 金子みすゞの声を聴かせてやりたい、 “みんな違ってみんないい” ただ、太宰治の物言いにはとても魅了させられた、近代文学を代表する作家の1人であることに間違いはなかった。他作品も読んでみたい。
1投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ表紙がとある漫画家殿が描いていた•太宰治聞いたことあるな〜の軽い気持ちで読んだけど。重い、重すぎる。最後の最期まで救いようが無いなと呆れてしまう一方で、良くも悪くも人間らしくて素直にいいな〜と思いました。 情けないところも厭らしいところも全て曝け出していく、、のは大人になればなるほど難しくて世間が求める「大人」になってしまったんだなという気づき。 読んだのは10年前くらいになるので、再読してもう一度「しょうもないな〜」「でもそういう側面ってどこかに隠し持ってるよね」を感じたい。 何度読んでも、新鮮な気持ちでしょうもないを味わえると思います。
1投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ別に大して読みたかったわけでもない。 なんでこの本を買ったかというと、デスノートを買おうと本屋に寄ると、たまたま夏休みキャンペーンだかなんだか知らないが、小畑健が表紙の絵を描いていたのである。 買っちゃったよね。 そんでたまたま、カラマーゾフの兄弟を読んでいる時期でした。宗教に深く関連づけられたテーマ、教育の重要性を常々考えている性質から、最近は日本の文化についてよく考えていたため、昭和初期くらいを生きた、それも危ない感じで生きた人の言葉に触れてみたかったってのも、まぁ、後からつけた理由だ。 太宰治が何回も自殺を試みたうえ失敗し、最後に自殺したってことは有名な話だもんね。 しかも妻だけじゃなくてなんかよくわからん関係の女と自殺未遂して、女だけ死んだ、みたいなこともあったみたいだし。 もっとたまたまだが、広島の原爆資料館に行った。もちろん、戦争の悲惨さ、理不尽さに苦しい思いも抱いたが、もっと心を打たれたのは、当時の日本人の考え方である。 そこには様々な遺書や手紙があった。手紙からはただひたすらに家族を思う気持ちがあり、どの時代も、親のこの性質は変わらないものなのだ、としみじみとした気持ちになった(その手紙が後に家族が吹き飛ばされることの理不尽さを際立たせているのだが)。原爆症に苦しめられながらも、疎開先の家族に心配させまいとする思いやりの精神に込み上げてくるものがあった。 また、父の遺書では、「自分たちだけでなく、皆も苦しんでいる。悲観してはいけない。運命である。」と家族にあててあり、強く生きてほしいという願いを感じとった。 この精神はどこから育てられるのか、非常に気になるところである。ここに、古くからの日本の道徳を感じざるを得なかった。 儒教的な、家族を愛せという思想、天皇を敬う思想、上下関係、男尊女卑、様々なことが資料から読み取れたのである。これはやはり日本の特徴的な価値観なのではないか。 さて、本題の『人間失格』についてである。 断っておくが、これはあくまで私個人の感想であり「〜と考える。」や、「〜と思った。」などという動作の主語は私であり、一般論を述べようとしているわけではない(これまでの感想全てに言えることではあるが)。 太宰治の自伝であり、遺書である、と紹介されているが、遺書というにはあまりに言い過ぎな気もする。ここまで聡明な子供が果たして存在するだろうか、という点にまずそれを感じた。 幼い頃から人を信じることができず、おまけに自分の意見を口に出す強さもない。それを自覚して道化を演じる。これができる子供が果たしているだろうか。 まあ、いるのかもしれない。一旦認めよう。 だとすると、なんとも生きづらい子供時代を過ごしてきたのだろうか。その苦しさはきっと想像を絶する。 しかし、自分の小、中学生時代を振り返ってみると、頭の中で言葉にできないにしても、人のそういう繊細さを察知し、己の繊細な心によって演じて来たことはきっと誰にでも経験のあることだと思う。 そこから己の強さを信じ、貫くことができるものもいれば、衝突を避け、争いを回避するように同調するものもきっといるだろう。 ここに、私は、まさしく日本が慣習と言えるレベルで作り上げてきた、文化というものを感じるのである。生きるために集団で農作業をしてきたその歴史。それゆえに違うものを排斥してしまう、無意識レベルの防衛策を、感じてしまうのである。 ここが、私の嫌いな日本文化だ。 きっと太宰治は幼い頃から賢く、様々なものによく気がつく人だったんだと思う。しかしその優しさから(もしくは人間らしい、もしくは日本人らしい弱さから)、衝突を避けるあまりに、意見を述べることをできなかったのではないか、と想像してしまうのである。 特に、小さいころなどは、周りと違うというただそれだけの理由からいじめが起こる、ということがよく起こっていたのではないか。 個人的には、これにはまさしく日本人的な(人間的な、とも言っていいような)教育のために起こることだと思うが、太宰治にはこれがとにかく怖いことだったのではなかろうか。 まだ太宰作品は『人間失格』しか読んだことはないが、私の、太宰治に対する想像はおおよそこんなところである。 まあ、およそ一般的な感想だと思います。 この作品が若者に受ける理由が、やはりなんとなくわかるような気がする。 太宰治は、己の弱さに向き合いながら、きっと人に肯定してもらいたかったのではないか。 私も、というか一般的にこのような承認欲求はあると思う。でなければ、人と何かを語らう、などということはする必要がないだろうし、いじめもないだろう。また、幼い子供に、変なことを吹き込むような罪深い大人も存在しないはずだ。 皆、こんなことを考えながら(たとえ言語化をしていない潜在的な考えであってさえも)、もうこれは仕方のないことであるとどこか諦めてしまっているのかもしれない。 そのような心に強く突き刺さるからこそ、この作品は多くの共感を呼び、名作と呼ばれるのだろうか。 いずれにしても、『人間失格』からは、道徳に訴えてやろうというような強い心は感じられない。むしろ、死に際にせめてこんなことを残してやろうというような思いを感じてしまう。 私がこんな感想を書けるのは、きっと人間関係に恵まれて来た故のことであるからでしょうね。本当の苦しさも知らない若造の、物知り顔の、偉そうな感想とでも思って全然構いません。 この作品から多くの共感を得、過去の自分と重ねた上での感想なんですが、流石に現在の考え方に至った経緯などはこんなところには書けませんから、仕方ないです。 まあ、人並みに悩み苦しんだ方だとは思います。
2投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ葉ちゃんには自分の本当の姿を人に見せたく無いというところがある。素の自分を晒すのが恥ずかしいのか?実は元来おどけた人なのか?自分でもよくわからなくて色々考えすぎてしまうのでは無いのか。そして、本人としては男より扱いやすい女性に依存してしまうのか。そして、自分と深く関わった女性を不幸にし、その事をまた考えすぎてしまうのか。実は軽薄であまり考えていないのか。最後は死にたいというよりとにかく逃げたくなるんだなあ。自分が存在する世界から消えたくなるんだな、きっと。
0投稿日: 2025.08.01
powered by ブクログ初めて太宰治の本を読んだ。 かなり難しかった。大きくなってからもう1回絶対に読み返す。"大きくなってから" この本は太宰治自身が、自分を理解出来ないが、理解しようと、分かろうと思って書いたのではないかと思った。 この物語は自分に、父性、性加害、愛、人間を教えてくれる作品となった。
0投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ初の太宰治でした。 太宰治の末期の話でしょうか、 ほとんど手記の感じですね。 ダメになっていくさまを ありありと語っていくさまは、 情景が浮かびました。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ高校生のときに初めて読んで、この度31歳で読み直した。だいぶ印象変わった。高校生のときはなんでこの人生が人間失格なんだ?とさえ思った。女にもてて楽しそうじゃん。読み直したとき、自分を隠して生きることは辛いよなぁと思えるようになっていた。
0投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ私は文学に疎いし知識も何も無いんだけど、子どもの頃に推しがラジオドラマでこれの朗読をしていたおかげで、勝手に心の距離が近い作品。
1投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログ人生かけて書いた小説なんだろうなーって感じはするけど、それだけかなーって思う。 表現がどうとか、展開がどうとか、設定がどうとか、そういう面白がり方はできない。
1投稿日: 2025.07.12
powered by ブクログ太宰治の、いや津島修治の遺書とも言えるこの作品、本当に残っていることが奇跡なぐらいだけれど、なんともいえない内容かも。 ただの弱い人間の自伝だと言われたらそれでお終いだけれど。 太宰治の感受性とか、社会や命、自分に対して、一般的な人々が深く入り込まずにふわふわと生きている中、太宰治はそうはいかなかった。自分を批判しないといけなかった。 そこらへんに生きる人々のほうがよっぽど卑怯で、人生から逃げていると言われているみたい。 太宰治は自分に厳しい。その感受性が良い方に行くには環境がダメだったのか。 周りの人から勝手に好かれて逃げるたびに好かれて、誇張だとしても本当にそのように思えて津島修治の無念さを感じた。 太宰治は死ぬまでどこにも心を置いたことがないのか。本当の信頼や愛情を感じたことがあるのか? それは誰のせいなんだろう。 考えさせられる。
6投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ昨夜から読んでいた『人間失格』を読み進めた。太宰治は、 小説家である前に一人の人間で、ただ自分を見つめる術として小説を書いていた。 どの自分が本当で、どの自分が嘘なのか。いつもおどけて見せて、人を笑わせようとする。嫌われたくない、嫌われないように人に好かれるように生きることに長けている。『人間失格』は、太宰の遺書のようなもので、陰気臭さを感じるのはいうまでもない。女性と心中しようとしたがために、家族と縁を切られ、その日その日を生きながらえて行った。女性に生き、女性に死んだ人生だった。 太宰治は、本当にモテる人だったようだが、女性が勝手に助けてくれていたようだ。というのも、女性の扱い方を心得ていたからである。太宰は、裕福な家庭に生まれ、女中などに育てられたとされている。実の母親は病弱であるため、育ての代わりをしてもらっていたようだ。幼い頃から秀才で、勉強に対する努力はあまりなくても成績上位なのである。やはり天才は、子供の頃から天才なのかもしれない、、、
12投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ葉蔵の考え方や感じ方、生き方のすべてが、はじめは自分とは相容れないもののように感じました。滑稽で不安定で、まるで他人事のように思えたのです。 けれど読み進めるうちに、彼の脆さに目が離せなくなり、嫌悪と共感が混ざり合うような、不思議な感情が心に残りました。 気づけば、自分の中にも彼と似た弱さや恐れを見出していました。そして最後に登場するマダムの言葉に、まるで自分自身までも救われたような気がしました。
0投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ徹底した自己開示と自己批判に見せかけて、 弱い自分を全面に出してくるこの自己愛の病理こそが、 太宰そのものなのだろうか。 青春というよりも、 限りなく未成熟な、 皮膚がまだ完成していないような自我を、 ここまで剥き出すことができるのが、 また文学の意味でもあるか。 いずれにせよ文学として昇華されたと見えて、 当の本人は自殺してしまっているので、 ただの遺書ということだ。 そこに意味を見出して、 未だに多くの人に読まれるわけだから、 巡り巡って文学として成仏するのか、太宰の魂は。 一方で大変興味深いのは、 延々とつきまとう不安と恐れについて、 そしてそれを防衛するための「お道化」の描写が、 さすがその地を行っている文才ある本人が書き出すのだから、 真に迫っていて、病理を理解することに役立つ。 哀しい魂だったね。 どこにも安堵できる場所がこの世になかったことが。 そして人との間に本当はずっとずっと、 安堵を求めていたのに、 求めていることさえ見えないまま、 酒と薬でその冴えわたる感受性と知性を消し去って、 求めていることを見えないようにするしかなかったとは。 * あとがきで、太宰の娘が文章を寄せている。 彼女にしか読むことのできない、 彼女にしか見ることのできない、 父としての太宰治がそこに生きていることに、 一番泣けてくる。
1投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ結局、令和も昭和も 人間は何を信じて生きていけばいいかわからないものなんだね。 誰も信じなくても、誰でもを信じても結局酷い目に遭うなら、 好きに生きるしかないね。 27年、濃い人生だ。 まともな人間とはなんだろ。 狂った主人公の周りにいたまともな人間は、果たして人間だったのか。あくまで、人間ぽかっただけでは? あと、カフェーは風俗店の意味だったんだね。 カフェ酒池肉林はネーミングセンス草
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログうーん。。。、自伝的な事? 回りくどい言い回しが多くて難しかった。感情移入はそこそこ出来た。 淡々と主人公の人生が進んでいく。読みやすくはあったけど、、これが純文学と言うものなのか。個人的には向いてないジャンルなのかなと思った。
0投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログ子どもの頃から本心を隠し、お道化ることで他者とのコミュニケーションをとってきた主人公の葉蔵。 相手は本心を言ってくれていると信じて他者と関わっているけれど、自分はいつでも本心を言っているのか?、そうでない時もあるなぁと思う。信じて他者と関わっていかなければ、自分を保っていけないだろうと思う。 葉蔵の行動や心情が丁寧に描写されていて、葉蔵の考え方についてよく理解できた。 最近は古典の名作を読みたい、読まなきゃという気持ちが強くなっているので、これから読み進めていこうと思う。
9投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ主人公葉蔵は幼少期から「人間」というものが理解できず恐怖の対象だった。 必死に「道化」を演じながらな何とか世間を乗り越えていくも、東京へ上京するのをキッカケに酒、女関係などに溺れていく。 それは徐々にひどくなり、アルコール依存症、薬物中毒そしてついには「人間失格」へと成り果てる。 死とは生とは、本音とは、人とは世とは…苦悩と葛藤を深く問いかけてくる、日本が誇る文豪「太宰治」の渾身の自伝風小説。 太宰が死ぬ一ヶ月前に書いた「人間失格」。 本人の経験もあり、描写が想像を絶するくらい生々しく重みがある。 けれど、暗くて重々しい物語なのになぜだかするりと読めてしまうのは、さすが太宰の手腕としか言いようがない。 色々なことを問いかけてくれる作品。 まさに日本の永遠の名作。 人生という迷路に迷い込んだ夜に読むべき作品。
2投稿日: 2025.04.02
powered by ブクログ難しかったなぁ。 高校生の時も読んでるけど大人になった今も読んでみたけど難しい。 なんと感想書いたらいいのやら。 人間失格と題名にあるが、人間失格とまでは思わないがちょっと良くない人間ではある気がする。 酒、薬、女、自殺…。 なかなかに悪い男よ。
4投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログストレートな物言い(文章において)が非常に面白かった。あまりのいいように、気分を害する所もあるかと思う。太宰さんは、自分の心に正直な人なんだと思いました。
1投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ人間は皆本心を語っていないというのは本当だと思う ヨシ子が自分に気を遣いだした描写はかなり哀しかった
3投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログ有名すぎる作品なので読んでみないと、思い読んだが頷ける部分かなりあってこれが太宰治かぁ〜となった読後はやはり病みそう笑
1投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログ太宰の最後の作品 今まで嘘で周りの人を笑わせてきたが、ある人に見破られ、酷く落ち込み。その嘘が周りにバレないか不安でその人に付き纏う そこら辺に少し人間味を感じた ある日、自分を人間にしてくれる人と出会う。その人といるときだけ、自分があるように感じていた。 またある日、初めて恋に落ちた。 その人は自分が2、3股していることを話しても全て本気で冗談と受け取る、本当に純粋無垢な子だった。だが、自分を人間にしてくれた人に汚され、もうその子は純粋無垢では無くなり、主人公は堕ちるとこまで堕ちた。 どこか美しく美術的な何かを感じる作品だった。
0投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログページ数や文章の書き方的には読みやすかったけど、内容的にはあまり読みたくなくなるようなものだと思う。 自分が読んだこの本は太宰治が書いたものではなかったが色々な太宰治の出来事が書いてあって、太宰治の事がよくしれた。(今までより) こんな人生を送る人もいるんだよな、と改めて思った。 読んで不快な気分になる人もいると思う。 とても良い作品だった。
4投稿日: 2024.08.04
powered by ブクログ太宰の実体験かと思っていたが、創作物との事。 しかし、筆者の人生観等が反映されている作品。 生きづらさを感じながら道化を演じ心中を隠す、器用に見えて不器用な、苦しい人生を描いたような物語。 読みやすさと読み応えがありました。
1投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ小林広一の解説と太田治子の鑑賞が本当に素晴らしい。『人間失格』は集英社文庫で読みなさい。新潮文庫の解説も一読の価値あり。
1投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログ自分の心が落ち着いているときに読んだので、時代背景があるとはいえ、このような生き方もあるのかと勉強になった。現代とはそぐわないところもあるが、一度は読むべき本。 巻末の話は納得。
0投稿日: 2024.07.02
powered by ブクログ久しぶりに読書をしたいと思って、なんでもいいから書店の棚を見て選んだ一冊。有名な文豪かつ表紙のジャケ買いでした。 初心者には読みづらかったけど、自分が考えてる事は、案外他の人も同じこと感じてるんだなと思った。生きづらさとか他人との関わり方とか。 かなり前の作品だけど、現代人にも多く刺さる。同じように生きづらさを抱えてる子、結構いるんじゃないかな。前向きな内容じゃないので、読む人を選ぶ作品
1投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログ階段から落ちている。落ちる時に主人公も誰かを巻き込みながら落ちているのを感じる。 誰も落ちた後に手を握ってくれないのが寂しい。 友達に貸したきり戻ってこない。
0投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログ会社の上司(読書好き)から薦められて 読んでみました。 普段はビジネス書ばかり読んでいますが 小説はなかなかとっつきにくいですね.. 心がずーんと暗くなる小説でした 嫌いではないのですが 何かこう人間の汚い、暗い部分を ずっと見ているようなそんな世界に ひっぱれる感覚でなんとか読み終えました 文章のいい回し まわりくどい言い方や ながたらしい修飾語などは 特徴的でこれが太宰治か! と感心しました。 ありがとうございました。
1投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログ葉蔵と共に滅んでみたい・・・ この作品を読むと、何故か堕落が美しく思えて、つい、陶酔してしまう。 そして、自分が堕落気味の時には、 心にぴったりと寄り添ってくれる。 まるで、悪い恋人のような存在だ。
2投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
手記の主人公がもつ人間不信的な部分や、書かれている人間の本性的な部分はとても共感しました。 また自分が「道化」であるということも、作り笑いや空気読みをいつもしている自分にとてもしっくり来ました。 また、とても衝撃かつ腑に落ちたのは「飯の時間が儀式に思える」という所でした。 自分も拒食気味になった事がありますが、親と食べるご飯の時間は苦痛であり、まさに儀式のようでありました。 この本は有名でありましたがまだ読んだことがなく、ようやっと手に取る勇気がもてました。 読んでよかったと思いました。
2投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログ少し読みずらかったが、共感できる所もあった。 私も小さい頃は親の顔ばかり伺い、「道化」を演じていたのか…。と思った。
1投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『はしがき』から始まる葉蔵の生涯。 既に『第一の手記』で胸が突っかえる程の心苦しさに苛まれながらも、読書が苦手な人間である私が計二日で読み上げた作品。 台詞のみで見ればまた違うのだろうが、葉蔵の心情をこれでもかと綴る手記の内容に、何度も目を細め、胸を押えて読み進めた。 手記後半にふと現れる『人間、失格。』の一文。 その言葉の重さは、単なるタイトル回収と呼ぶのは余りにも重く、苦しく、ずんと伸し掛るような心苦しさを与えてくれた。 文字一つ、たった一文にも心を絞られるような書き方は、さすが『文豪』の作品と感じた。
1投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ普段何も考えず「当たり前」とすら捉えているような 世の中のあり方一つ一つを深く考え、疎外感を覚え、恐怖する。 映像作品や音楽ではない、 文学だからこそ表現できるテーマなのかな、と。 はじめは考えすぎでは、とは思いましたが、読み進めるうちに むしろ我々が考えていなさすぎるのではないか… という気になりました。 皆が普段気にしない世の中の歪みを躊躇いなくつついている、 そんな感じがします。 太宰治の作品で読んだことのあるものはこれだけですが、 他作品も気になってきました。
0投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ節目の100冊目は、名著を読みたいと思い太宰治の「人間失格」にしました。 存在は以前から知っていましたが、昔の作品は言葉や時代背景が今と異なるので、なかなか手が出せませんでした。 太宰治が死ぬ1ヶ月前に完成したこの作品。 完成後に自ら命を絶っており、この作品は遺書とも言われています。 裕福な家庭で育ちながらも、幼い頃から周囲の人たちのために道化を演じる。 そして、成長するにつれ、酒、薬に溺れ、自殺未遂を起こしたり、精神病院に入院したりし、人として徐々に堕ちていく。 タイトルに表されるように、物語は陰鬱な流れで進んでいきます。徐々に人として堕ちていく主人公に、軽蔑の思いを抱きます。 しかし、同時に共感の思いも抱きます。時代、環境等違えば、それは自分だったかもしれないと思ったからです。 人間の弱い部分を飾らずに、晒したこの作品に人は惹きつけられるのかな。
30投稿日: 2023.12.22
powered by ブクログ人間失格のみの文庫を探して、集英社のスタンダードを選択。 これは、もはや硬派のエルか⁉︎小畑健先生、もっと思い切って「デスノート」2巻のエルの椅子に足をあげているバージョンで書いてで描いていきたかった。 人間失格は、雑誌「展望」昭和23年6月から8月 連載。連載中に入水自殺。第3回は、死後掲載された。単行本が、筑摩書房初のベストセラーとなる。 当時は、自殺そのものから、本人の遺書であると言われること。また、「道化の華」の大庭葉蔵の再登場、「HUMAN LOST」のパピナール中毒の再考から文学的遺書であるとも言われていた。 同時期に朝日で「グッドバイ」が連載中だった。 「人間失格」は、 まず、“はしがき”で、作家である“私”が、これから語られる男の3枚の写真を見るところから始まります。そして、3枚の写真の時代にそった「手記」が始まります。 第一の手記で 幼児期を。演技で道化を続け、家族に認められようとしていた子供。媚びた薄気味の悪い笑顔の写真が残される。 第二の手記で、中学、上京しての高校、中退。 心中事件。美貌であるが生気のない写真の時代を。 第三の手記で、結婚して、漫画家となるも、妻の事件の後、薬物中毒となり入院。脳病院へ入れられる。生気のない表情のない写真が残される。 そして、あとがきで、再び作家である私が登場して、その手記を預かることになる。 そんな三部構成となっています。 様々な女性に惚れられて破滅していきながら、芸術家として失敗し、人間になることには、失格した男の物語。 太宰治は、神は罪を与えるものとして、神さえ恐れ、脳病院への入院で罪人以上の廃人、社会的な死と認識していたようだ。 太宰が自分で思っている自分がこの主人公で、それを小説家としての自分が俯瞰していると思うのだけれど、現実と創作の部分が混然しすぎて、 小説の為に身を崩しているのかなんだかわからないです。 今回は、考えすぎて、混乱してしまいましたので、またどこかで再読します。 巻末に太宰治の娘さんの人間失格の“鑑賞”が掲載されています。実際に見た写真のこと、太宰治の好物の話、人間失格に感じる父性。これを読んでしまうと、誰の解説よりも納得してしまいます。
60投稿日: 2023.12.12
powered by ブクログ授業で太宰治を扱うので読んでみた。あまり期待していなかったけどそこそこ面白かった。ヨシ子?が犯されて(浮気した?)落ち込んでいる場面が印象的だった。それまでのヨシ子は人を全く疑わない純新無垢だったのに、それからはガラリと人が変わって葉蔵が何をしても怯えてしまっていた。一晩で長所が失われてしまったということだった。
1投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログ学生のころ、一度手に取ったが、すぐに挫折した本。又吉さんの本を読み、再び手に取ってはみましたが… 人間、世間を理解できず、ただおそろしく、その気まずさに堪えられないからと、道化に徹する。本心をさらすことなく、人と接し、あげくに酒に溺れ、女に溺れ堕落していく。何がそうさせたのか?普通なら、妥協したり、気に留めることなく流せることが、彼にはできず、そこで立ち止まり考えずにはいられない。はたして弱い人間であったのか、強い人間であったのか…どちらにしても、私には全く理解に苦しむ人種であることは間違いない。
1投稿日: 2023.10.05
powered by ブクログ太宰治の代表作。 この物語は、太宰治を表しているのだと感じました。 誰にでも、好かれるように仮面を付けて生活をして、その中でも悩み、苦しんでいく所は、現代に生きる人たちと同じなんだと感じました。
7投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログ思ったより読みやすかったけどおもろしくはなかった どこに行っても好かれるし人気者になれるけど本当の自分が出せずいつも道化る、苦しい、恥ずかしいみたいな自己分析をする葉蔵 顔もよくモテるし絵もまあ上手いし特に勉強を頑張らなくても頭もいい、おまけにお金持ちで一般的に見ると明らかに恵まれてるのにひたすらネガティブでずっと死にたがってるからメンタルとか考え方がポジティブな人が勝ちな世界だなと思った
0投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログ人と相容れない性格で、何をするにしても裏目に出て自己嫌悪に陥ってしまう苦悩が見える。 ここまで苦しいのであれば、自殺してもいいのでは無いかと思ってしまう。 世間体や常識に馴染めない人間だっている。
1投稿日: 2023.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
太宰治著『人間失格(集英社文庫)』(集英社) 1990.11.25発行 2020.2.16読了 『人間失格』を読むのはおそらく大学生以来か。映画を含めるなら、2010年公開の生田斗真主演「人間失格」が最後だろう。今回、久しぶりに再読しようと思ったのは、中田敦彦のYoutube大学を観たからなのだが、人間失格という言葉に強く反応してしまった今の自分もそこにいたからなのだろう。 「人間失格」は、①はしがき②第一の手記③第二の手記④第三の手記⑤あとがきという構成をとっており、①⑤の語り手と、②③④の語り手が異なっている。①⑤の語り手は一人称を「私」といい、小説家を生業としている。②③④の語り手は一人称を「自分」といい、漫画家を生業としている。どちらも太宰治の分身と言って良いだろう。間に手記を挟むという手法は夏目漱石の「こころ」を彷彿とさせる。「私」は、マダムから②③④の手記を借りて、そのまま小説として発表しようと企むのだが、この件は愛人だった太田静子の日記を下書きにして「斜陽」を書いた太宰自身のエピソードに近い。②③④の手記に登場する「私」は、まさにデフォルメされた太宰治その人の様である。太宰治という人間を二つに分解し、その生き様を下書きにして、「人間失格」は成り立っている。太宰治の生涯は、決して平凡だったわけではないけれど、小説家として生きていくということは、自分の人生すら粉飾して、消費の対象にして厭わない強い決意と忍耐が必要なことなのかもしれない。 大場葉蔵は家族の団欒を知らずに幼少期を過ごしてきた。のみならず、大庭家の女中や下男(!)から性的虐待を受けていた。政治家の父の周りには太鼓持ちがたくさんおり、面従腹背な人たちに囲まれて、葉蔵は人間不信に陥っていた。葉蔵が選んだ生き方は、自らも道化として人を欺いて生きるという道だった。人間は大なり小なり仮面をかぶって生活している。それが庶民の身過ぎ世過ぎというものだろう。葉蔵が道化を演じるのも大した逸脱行動ではない。むしろ、いつも本音で人とぶつかっていたら、それこそ社会不適合者というものだろう。ただ、葉蔵の悲劇は、道化を演じることが、渡世のためではなく、人間恐怖から始まっているという点だった。主因が渡世ならば、堀木のように「冷たく、ずるいエゴイズム性」をもって「チャッカリ」生きていくことができただろうし、「内と外をちゃんと区別していとな」ぬことができただろう。しかし、人間恐怖から道化を演じる葉蔵は、「内も外も変りなく、ただのべつ幕なしに人間の生活から逃げ廻ってばかりいる」のだった。葉蔵は自分の裡にある陰惨な自画像から離れられなかったとも言えるし、人間のそうしたある意味最も不可解で醜いものから目を背けずに戦ってきたとも言える。ニーチェは「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないよう気をつけなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」と言っている。葉蔵は己に巣食う深淵に喰われて、「お化け」になってしまったのだった。葉蔵は「世間は個人」という考えに至ってから、多少おどおどしなくなったようだが、私に言わせれば、世間なんてものはないに等しいと思う。結局、葉蔵にとって一番おそろしかったものは、自分自身であった。最も信頼できないものとは、自分自身だったのだ。葉蔵はやはり画家になって、人間に対する主観の強烈な動きを表現する生き方を模索すべきだった。印象派のような写実主義ではなく、ポスト印象派のゴッホ(1853-1890)や表現派のムンク(1863-1944)のように、人間の内面をカンバスに吐き出す仕事に注力すべきだった。ゴッホもムンクも晩年は孤独な生涯を送っていたので、それが幸せな生き方だったのかは分からない。けれども、葉蔵が言うところの世間から一定の評価・理解は得られただろう。葉蔵は、女性のことを、「いつまでもいつまでも自分にお道化を要求(p36)」してくるとか、「自分を脅迫するだけの女(p70)」だとか、「自分の孤独の匂いが、多くの女性に、本能によって嗅ぎ当てられ、後年さまざま、自分がつけこまれる誘因の一つになった(p27)」だとか言っており、女性を「男性よりもさらに数倍難解(p35)」なものとして捉えている。私も一部同意できるところはあるものの、葉蔵自身の他者への依存体質が根本的な原因であったように思う。ラストのマダムの「神様みたいないい子でした」という発言と葉蔵の認識のズレを考えてみるといい。このすれ違いの大きさ。他者理解と自己理解の隔たりのなんと大きいことか。私が思う貴方と、貴方が思う私が、イコールでつながっていないという恐怖。そして、そのことに気づいている者がこの世でたった一人だけだという恐怖。他者不在の孤独感は、むしろ現代の方が根が深くなっているような気がしてならない。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000002075361
0投稿日: 2023.07.30
powered by ブクログこれは自分の話だ…と思って恐ろしいまでに共感し、没頭して読みました。 もちろん葉蔵に対して共感できない部分もありますが、誰が見てもただのクズだと切り捨てられない、どこか一つは自分と重ねてしまう部分がある男の話ではないでしょうか。 自分が文学にどっぷりハマるキッカケになった、今まで読んだ中で最も好きな小説です。
3投稿日: 2023.07.06
powered by ブクログ「世間というのは、君じゃないか」これやばかった うまいこと言うなあ ひとによっていろんな解釈の仕方があるんやろね
7投稿日: 2023.06.05
powered by ブクログこれを10代のうちに読んで拗らせていった友人たちを数多く見てきたので大人になってから、と決めていた本 面白いしクズとも言い切れない人間臭さがいいところなんじゃないかな
3投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ主人公は勘の良い子だったんだなぁって。 周囲の顔色伺うのとネガティブ思考と父親の抑圧をずっと抱えてて大変そうだった。 ほぼニート状態でも毎回女に寄生して生きれるほどの美男子だったのは羨ましい。(ある意味才能)
1投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログ生きることに疑問がなければ理解が難しかろうと感じました。 こんな息苦しさは知らない方が幸せなのかもしれない。 罪の告白さながら、この世を去る前に吐き出し切った負の主観に圧倒されます。
1投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログ太宰による恥の多い日記帳 太宰のメンヘラっぷりがたっぷりと詰め込まれた作品です。 儚く美しい彼の怠惰な半生を追体験して当時の世界観、彼の思想を味わう事ができます。現代人にも刺さる人は多いのではないのでしょうか?私は結構刺さりました(笑) 近代小説の登竜門としておすすめです。
0投稿日: 2023.01.20
powered by ブクログ太宰治(1909~48年)は、青森県北津軽郡金木村(現・五所川原市)生まれ、東京帝大文学部仏文科中退、小説家。左翼活動での挫折後、自殺未遂や薬物中毒を繰り返しつつ、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を次々に発表したが、38歳で愛人と心中した自己破滅型の私小説作家であった。代表作は、本作品のほか、『走れメロス』、『斜陽』。 本作品は、1948年3~5月に書かれ、太宰はその1ヶ月後に入水自殺したこともあり、極めて自伝的、かつ遺書のような小説と言われる。 現在も複数の出版社から文庫版が出ているが、新潮文庫版だけでも累計発行部数は700万部のベスト&ロングセラーである。 私は40年ほど前に読んだ記憶があるのだが(恐ろしく暗く破滅的な話という印象しか残っていない)、現在も若者に読まれている小説ということで、新古書店で手に入れて改めて読んでみた。 読み終えて感じたのは、この小説が本当に今も(若者から)支持されているのかという疑問である。主題は、自己批評をすることに妥協できない人間が、それをごまかすためには、道化を演じ、酒と女と薬に溺れ、自殺(未遂)するしかない、裏を返せば、人間は、自己批評に妥協しなければ、世の中を淡々と生きていくことなどできない(そして、主人公及び太宰は前者の人間であった)、ということであり、その主題自体は、今も変わらない普遍的なものと言えるだろう。しかし、話の舞台・展開が前時代的で(終戦直後の作品なので、当然だが)、暗く、読んでいて気が滅入るのだ。アラ還の私ですらそう感じるのだから、若者は言わずもがなではなかろうか。 私は、いわゆる古典と言われる作品の存在を支持するし、今後も読み継がれていって欲しい作品はあるのだが、一方で、「新潮文庫の100冊」に毎夏選ばれるロングセラーのベスト3が『こころ』、『人間失格』、『老人と海』であることなどには、少々首を捻りたくなるのである。(元来、小説よりノンフィクション作品を好むという、私の嗜好性にも依るのだろうが。。。) (再読/2023年1月)
2投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほとんど共感できなかった。なんでやろ。自分の理解が浅いのかもしれない。 最後の方になってやっとおもしろ味を感じた。途中までは何がおもしろいのか、非常に難しい作品だった。 いろいろ考えすぎていて辛いんだろうが、端々に感じるナルシシズムみたいなものが気持ち悪くて仕方なかった。そこがおもしろいと言えばおもしろかった。 この気持ち悪さはある意味嫉妬みたいなものもあるのかもしれない。ただこの物語を見る限り嫉妬するには値しない人物な気もする。 喜劇名詞、悲劇名詞当てっこは楽しそうやと思った。この辺めっちゃ好き。その後の悲劇も込みで。 対義語当てっこも好き。このゲームしてみたいな。 でもこのゲーム提案してくるやつ変すぎるな。 死とはなんなのか、生とはなんなのか、人によって全く感じ方が違うんやなと思った。死のうなんて1ミリも考えない人もいれば、人生のうちで何回も何回もしようと試みる人もいる。そう考えると、人々が真に分かり合うことなんてできひんのかもわからんな。 ただ望んでした浮気でない浮気が一番苦しいみたいなんはめっちゃ共感した。
0投稿日: 2023.01.01
powered by ブクログ道化を演じるところとか「二人なら怖くない」はめっちゃ分かるなと思ったり、自分もやってるなーと感じる部分もあったりして、ページをどんどんめくってしまう。自分の頭の中で考えていることを文章化されているような感覚があった。甘いものを渡すと食べて機嫌を直すは真実。
1投稿日: 2022.11.02
powered by ブクログ太宰治の代表作として挙げられる一つ。あくまでこれは小説で、主人公は葉蔵なのであるが、太宰治自身が経験した、女性から自然と捨てておけない体質を身に付け、自殺未遂、薬物などなどが絡み合い、まるで太宰治が乗り移ったかのような錯覚を覚える。 しかしそのような女性に言い寄られるような端正な顔立ちなど有していなくても、作品を読み深めていくうちに、自分の何処かにある臆病さと、自己嫌悪さに気付かされ、勿論それらを隠し道化師を演じきれる大それたことは出来ないのであるが、多くの人は道化師とは言わないまでも何らかを演じていることすらも思わされる。 人間失格、では、失格ではない人間とはどういう生き方をしたものであろうか。周囲と折り合いをつけて、何となく生きて、それが人間というものでもあれば、世間と打ち解けれず、それでもその出会った人に対しては自身を偽り生きていき、何かに縋るように生きていくというのも人間であれば、誰もそこに否定は出来ないのではなかろうか。あえて否定や批評する者がいるとすれば自身だけなのではなかろうか。 また別作品も読まなければならないか。
2投稿日: 2022.10.26
powered by ブクログ文豪は全く読んだことが無かったのですが、非常に面白かったです。面白いというよりかは、心に残る感じでした。 オススメ度: ★★★★☆ unknown(海洋環境科学科) --- 読書マラソン感想カードより (2): 人間誰しもその場の空気に合わせて笑ったり、自分の意見を押し殺すことがあると思う。でも、ゆずれないことがなにか1つはないと、主人公のように自分を誤魔化して、偽りの自分が愛されていて、何を拒否したらいいかわからなくなるのかなと思った。 所蔵情報: 品川図書館 913.6/D49(ほか、版違いや本作品が収録された全集など、両館で複数所蔵あり) オンライン(青空文庫): ※オープンアクセスなので、どこからでも読めます※ https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card301.html
1投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログ自分のことばっかり考えている自意識過剰な人だなぁと思った。人に恵まれているのに自分から潰しにいってる。物事を考えすぎて考えすぎて生きるのが苦しいんだな。そういう時期は誰しもにあるしどういうふうに乗り越えるかが人生なのかな…?
1投稿日: 2022.10.08
powered by ブクログ共感する部分が多かった。 どんな生き方をしても、ただいっさいは過ぎてゆく。人生について深く考えさせられた一冊。
1投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログ太宰治は実は読んだ事がなかった。 この時期、夏休みの本として書店に並んでおり、買ってみた。 自伝であるなら尚更、堕落していく人生の悲惨さを思う。幼い頃から人間不信であり、人を欺き続ける人生には、苦痛しかなかったのかもしれない。 自分には共感できなかった。
10投稿日: 2022.07.24
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太宰治の生涯を人間失格というタイトルが納得できるような堕落ぶりがリアルにえがかれていました。 太宰の人間不信と生粋のモテ男、時たまに垣間見る父性愛が感じられる面白い作品でした。
31投稿日: 2022.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幼い頃から人と違う感性を持ち、周りの人間の考えが理解できず、不安と恐怖から道化を演じることで人に迎合していた主人公。父親の顔色を窺い、自己肯定感が低いまま育つ。生きづらさと、ひたすら悪い方へ転落していく葉蔵の人生が手記を通して語られる。 ヨシ子の無垢の信頼心が、悲惨な出来事によって踏み躙られた場面で葉蔵の絶望を強く感じ、読んでいてつらかった。女性が多く出てくるが、葉蔵のおどけているのに繊細でどこか影のあるところに、彼女たちは母性本能で惹かれたのだろうか。手記の最後の方は悲しくなり、涙が出てきた。
2投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログ読んでいる間ひたすら辛く、読後も重苦しいわだかまりが全身から抜けず、明確な感想は得られませんでした。けれどそこに(読者の感想など求めていないと言わんばかりのところに)、この作品が他と次元を異にする何か、一種の気高さのようなものがあるのかもしれないと思いました。 太宰治の内側が大胆に垣間見える小説と言われるし、太宰治の人生について深く知ったり、他の著書も沢山読んだりしたら、この作品にもっと感想を持てるのかもしれません。 個人的には、主人公が「欲しいものを聞かれるのが苦手」というのには共感できました。自分が貧乏性なだけかもしれませんが。
0投稿日: 2022.04.01
powered by ブクログ#読了 深い、ようで浅いような。掴みどころのない、何度読んでも何か掴めそうで掴めず、ただ読み終わるだけの1冊でした。 この時代をもっと知ればなにか掴めるのかな。 難しくはなく、でも読みやすい訳でもない不思議な1冊
2投稿日: 2022.02.21
powered by ブクログ文学初心者の私でも、スッと入っていけて 太宰やっぱ、ぱねぇ!ってなった学生時代。内容忘れたので、また読み直します。
2投稿日: 2022.01.05
powered by ブクログいわゆる名作古典として語り継がれる一作だが他の作品群とは全く違う切に迫る感じがあった。 解説にもある通り、太宰治の作品は読んだ人がまるで自分のことを書いてくれているかのように感じるという文句を読む前から聞いていたことがあった。まさかと思って読み進めるとアル中、ヤク中のやたら女に惚れられる男の話。経験として全く共感できないのに葉蔵自身がそれらに対して、どう考え、どう行動したか、あるいはなぜ行動しなかったかは本当に痛いほど共感できた。 幼い頃から純粋な愛や信頼を知らず道化を続けてきた葉蔵は人やものを信じては裏切られ、という体験を通じてより一層不信感を募らせていく。出会った女性一人一人が確実に葉蔵の心に傷をつけていくが一番は唯一の悪友のはずの堀木にも「生ける屍」としか思われておらず軽蔑されていることを知った瞬間の眼前の暗転。自分だけが取り残されている感覚。 続く罪の対義語を考えるシーンも圧巻。罪のアントとはなんなのか?法律と即答したところに堀木の東京人特有の割り切りの良さというか言い切って悪びれない感じがよく現れている。葉蔵の考える罪は法に先立って存在するものだ。罰は法律によって下されるものではなく、自分の心の中にある戒律によって下される。
4投稿日: 2021.10.03
powered by ブクログあまりちゃんとよんだことがなかったな、と思って読んだんだけど、、、 悲しいね。ぐるぐるとまらない考えを、止めたいけど、止められないんだよね。
1投稿日: 2021.09.28
powered by ブクログ共感する部分が多く、読み進めるにあたってしんどくなってしまう文が多々ありました。 それ程のめり込むことが出来る傑作という事ですね。特に最後の一文に非常に苦しめられました。 人間の弱い部分が詰まってる作品だなあと思います。 読み手側の性格や年齢や環境、そして人生観によって、また感想が変わってきそうな作品だなという風に感じましたので、また数年後に読み直してみたいと思います。
1投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログ物語が進むにつれて共感できなくなった。 人間誰しも裏表はあるし、自分の意見を通すために、相手の意見を拒否することもある。けれど、主人公はそれが出来なくて流され、流されて楽な方に、楽な方にと行くと面倒見てくれる女の人やお酒や薬やらにどっぷり浸かって周りの悪い影響でしか行動できない人になってしまう。自分の意思とは周りから影響を受けて作られるもので、環境が悪かっただけでは済まされないこともなにかあったのかな。でも幼い頃の環境や家族との関係を見るともっと良い寄り添った教育ができていたのならば、人間失格と思うような人生にはならなかったのかな。
3投稿日: 2021.09.03
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太宰といえば「走れメロス」「斜陽」そして「人間失格」この3つのタイトルが思い浮かぶが読んだのは学生時代だったので今読むと新しい発見が多くあった。 しかし改めて読んだところ主人公より主人公のまわりの人物のほうに感情移入してしまった。 おそらく主人公の境遇や心理に対し「なぜ更正しようとしないのか」「なぜ堕落するのか」とどうにも疑問ばかり浮かんでしまう。 いまいちピンとこないまま読み終えてしまったがこれはおそらく私が人間である証拠なのかもしれない。
1投稿日: 2021.08.29
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QuizKnockの8月読書ライブ課題図書のため、初読。 ダメ男対策本としてはおすすめ!! 本当にこの手の「自己防衛のための自虐が激しく被害者ぶるのが上手」な男性的魅力ある人はいる。 そんな人に惹かれる人は自分が疲れてる場合があるから注意してね。廃退的なものに人生持ってかれる必要はない。 2択で言えば好きな作品ではないが、 共感できる部分もあり、 別世界を覗きたい気分もあり、 どんどんと読み進めてしまう。 内容も記憶にひっかかりを残す。 これが名作たる所以かもしれません。 「自分の不幸は、拒否の能力の無い者の不幸でした。」 終盤で主人公が気付く。 幼年期は拒否は怖いもの。 その心を変化させられていれば話は変わった。 主人公も被害者なのかもしれない。
1投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログクイズノック読書ライブの機会に読了。 負の人間をここまで書けるのかという感じ。 名作と言われているが、これを名作と言える人は感情がないのではないか。 読むと心がきつい。未成年にはなおきついだろう。 フィクションとして読めてよかった。
2投稿日: 2021.08.23
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湿っぽいのに汚点だけありありと鮮やかに描く太宰治の文体が苦手だったけど。ここまで徹底すると寧ろ洗練されていてキレイ。形式美に於いても彼の作品の中で随一じゃない? 自身の欲望に目を瞑り続けた男の話。 人間の生々しさを受け入れられないほど潔癖な感性に基づく自己の才能に固執しながら尚、彼は”人間”の完全な美しさを信じたかった。だからこそリアルな人間の生々しさから逃げ、他人の受容を求め続けるという矛盾。うーん繊細。好き!でもリアルにいたらそんなにモテなそう。面倒臭そうだし。 太宰治って幻想小説は書かなかったのかな。次は彼の戯曲を読みたい。 葉蔵は自らの矮小さは許容できても、誰しもが抱える悪意を受容するだけの信念を持たなかった。女を巡る色を幾ら添えたって、”底知れぬ”世の中を測ろうとしなければ彼の本懐は満たせないだろうな。
1投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
QK読書会のために青空文庫アプリ「ソラリ」にて読了。 人間失格といわれるほどの葉蔵の行動や生き様だが、それに至った背景、動機、心の機微などの描写が秀逸で、思わず共感したり、共感まで至らなくても理解できてしまう部分が多かった。大人になって読んだので理解できた作品。たぶん中高生の頃に読んでも分からなかった。 〈追記〉 終章のマダムは、葉蔵の道化の部分のみを良い子と言ったのか、それともワザを見抜いていてそんな本質の部分もひっくるめて良い子と言ったのか、どちらなのだろう?
1投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ太宰治の人間、自己に対する絶望が内面を露呈する形でつらつらと述べられている。 道化によって他人を喜ばせることを覚え、結局自分が何者で何に幸せを感じながら生きているのかが分からなくなる苦悩。 世間とはすなわち存在せず、結局は個人の積み重ねでしかないと気づいた時の安堵する。罪と罰がシノニムではなくアントニムではないかと疑ったとき、自分が純粋だと信じていた女が犯される。期待の後の絶望は太宰治の心の中を泥沼にしたのだろうと思う。 結局自分は何を信じていけばいいのか分からなくなる。ここに夏目漱石「こころ」、芥川龍之介の「羅生門」からの時代の背景、「人間失格」は何を信条として生きていけばいいのか分からない時代を文章で体現していると思う。 自己の中で暴れ回って自殺まで追い込む感情、しかし周りから見たらただのいい子であった。ここにまた人間への皮肉が感じられる。
2投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログ葉という男の人生。 暗い物語だが面白く本人は書いてある。 人間に怯え、人間を信用できずにいる男 だが自然と人を寄せ付ける人 人を愛そうとした 人間が嫌いだが、人間を愛している人 人間失格と言っているが人間らしい人 世間は個人である、自分が何をしようと世間は自分を戒めようとはしない
0投稿日: 2021.07.30
powered by ブクログ読む度感想が変わる面白い作品だと思います。 また読み返したところ、今回は「俺イケメンじゃなくてよかった〜☆」と思いました。
4投稿日: 2021.07.29
powered by ブクログ人間への恐怖や不信などから生まれるどうしようもない生きづらさがうまく表現されていると感じた。 この主人公のように、酒や薬に溺れたことは無いが、内面的に共感できる部分が多くあり、「自分だけではないんだ」と少し前向きな気持ちにもなれた。
1投稿日: 2021.07.23
powered by ブクログ太宰治に関する事前知識なにもなしで 読んだけどこれって自伝なのね、、 題名は『人間失格』だけど、 ものすごく人間味がある人だなあと思った 感受性が豊か 主人公が世間=個人ではないかって言ってたけど確かに!って思った( ´•̥ ̫ •̥` ) 世間に認められる=その人に認められるってことよ
0投稿日: 2021.07.20
powered by ブクログ人間失格 太宰治 2020/12/4 「他人の人生を追体験できる」とか言って読書の素晴らしさを説くタイプの人間を、僕は信用しない。 そもそも作家論にあまり腹落ちしていないというのもあるが、人に読んでもらうために書いた文章である時点で、それはある種まがい物だ。 僕はそのまがい物をまがい物として楽しむタイプだけれど、若干テクスト論寄りの考え方なので、読者である自分の人生を照らし合わせながら本を読む。 それこそが読書の醍醐味だと、少なくとも今はそう思っている。 『人間失格』が太宰の遺書であるとか、太宰は死ぬために『人間失格』を書いたのだ、なんてのは腐る程論じられているだろう。僕にその真贋は分からないし、あまり興味もない。 ただただ、主人公の自意識が世間と馴染まないことへの自己嫌悪や、幸せに対する恐怖心、その心情の描写に引きずり込まれるだけだ。 一体、誰(何)が人間として合格/失格の判を押すのだろうか? 他者との比較を通じてというのであれば、世間・社会によって判断されるものであり、世間というのは個人であると書かれている。つまり、自分が自分を人間として認められるかどうか、ということ? ▶︎Pick up 自分は、自分を生れた時からの日陰者のような気がしていて、世間から、あれは日陰者だと指差されているほどのひとと逢うと、自分は、必ず、優しい心になるのです。(P55~56) 「世間というのは、君じゃないか」(P109) 名詞には、すべて男性名詞、女性名詞、中性名詞などの別があるけれども、それと同時に、喜劇名詞、悲劇名詞の区別があってしかるべきだ(P130) 主人公の歯車が社会のそれと噛み合わない描写に目がいきがちだけど、ヨシちゃんとの話の文章、とっても綺麗じゃない? あと、これを中学生の読書感想文の指定図書にするのってなかなか鬼畜じゃない?
2投稿日: 2021.06.14
powered by ブクログ面白かった! これぞ「人間失格」なのでしょう。 途中からの「人間失格」具合が凄かった。 現実、今の時代も周囲からの目はこういう風に映ってるのかと思います。厳しいかもしれませんが。 当時の時代背景も知れるので文豪が書く物語は好きです。
1投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログこの内容を読んでいて、自分も当てはまる部分があるのではないかと思った。 ただ、薬物や酒に染まり切った瞬間に「人間は終わる」ということがよくわかった しかし、自分の本音を隠して、相手を楽しませたり喜ばせたりすることがどれだけ人から好意を抱かれるかもわかる。 学生時代に読んでいたらどれだけ深く人生を考えただろうか? ただ、今読んだということにも意味があると思う。 反面教師という意味でも、生き方という意味でも、とても参考になる本だった。
0投稿日: 2021.05.01
powered by ブクログ自分の自己肯定感がとても低く、自分に厳しい生き方をしてきたのだなと思った。 全然人間失格じゃない。醜さ、失敗、色々なことすべてを含めて人間という動物で、人間みな根本は一緒で 自分を中心に動いていて、相手を利用してしまう生き物なのだと。そんな事を気付かされた本でした。
0投稿日: 2021.03.19
powered by ブクログ最初の1文から一気に魅了されてとても面白かった。 中学の時に何気なく買ったが、太宰治や夏目漱石なども読むようになったきっかけの本。
0投稿日: 2021.03.18
powered by ブクログ主人公に対して共感できる部分も少しはあるが自分とは価値観などが違いすぎて感情移入がしにくかったが全体としてはテンポがよく読みやすく面白かった。
1投稿日: 2021.01.30
powered by ブクログこの本は、自分自身であるって思った。又吉直樹もそうだったようで、意外とそう思う人は多いのかもしれない。小さい頃の写真をみるとみんな額に皺が寄っていることや、睡眠薬中毒なんて全て一緒なのがヤバイ。
2投稿日: 2021.01.18
powered by ブクログけっこう昔に読んだので曖昧なところもあるが、結局のところ人間失格が一番人間らしいと感じた覚えがある。太宰治の遺書的な構成になっている。
0投稿日: 2020.12.27
powered by ブクログ太宰治が見た3枚内容から展開していく話。主人公は自分の気持ちを伝えることができず、他人にはお道化をひたすら演じ、自分の本性を見せることができなかったが、ある時信頼できる人に出会いその人には自分の本来の姿を表現していく。しかし財布として使われ、財政難に陥る。そこからの主人公の人間性にとても共感できる良い話であった。
0投稿日: 2020.11.26
powered by ブクログ面白い。 ひたすらに人間らしさ満点の一冊でした。 主人公が捻くれてるように思えるが、案外理解できる部分も多く、人間はやはり怖いなぁと感じさせられる。 面白かったです。
4投稿日: 2020.11.26
powered by ブクログ思ったより読みやすい文章で、内容も陰鬱なものではなかった。 「恥の多い生涯を送ってきました」 と、手記は始まる。 主人公の葉蔵は、他人には本心を見せず嘘をつき、自分の正体を隠ぺいするため、お道化を演じている。 それを見破られる事を恐れ、自分を否定し、生きることに苦しみ、酒と薬に溺れていく。 しかし、自分の本心を包み隠さず他人に見せ、嘘を付かずに生きて行くなど、人間に出来るのだろうか。 誰もが、多かれ少なかれ本心を隠しながら、恥ずかしい人生を送っているのではないだろか。
6投稿日: 2020.09.02
powered by ブクログ『この作品は、ある性格を持って生れた人々の、弱き美しきかなしき純粋な魂を持った人々の永遠の代弁者であり、救いであるのだ』(新潮文庫の解説より) 何回も心中する気持ち悪いやつでしょ、と思ってた10代中盤〜後半は人生がシンプルだった、というか自分の仮面と向き合えてなかったのだと思う。純粋にひたむきに生きればそれだけ裏切りや愛情の欠落の反動を受けやすい。前半では、生きるのが上手いタイプだったんだな〜と思ってたけど、徐々に人間への疑惑と被ってきた仮面との矛盾に耐えきれなくなっていってあっという間に取り返しがつかなくなってて…気持ち悪いとは思えなかった。 また何年後かに読んだら違う印象を持つんだろうなぁ。あと太宰が生きていた時代に読んでたらまた違ったと思う。
0投稿日: 2020.08.26
powered by ブクログこの作品が完成したひと月後、太宰は自らの命を絶ちました。主人公葉蔵のモデルはおそらく太宰自身。人の心が見えすぎる「神様みたいないい子」にとって、生きるということは難しいことであったに違いありません。
0投稿日: 2020.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏目漱石の「こころ」に引き続き 中田敦彦のYouTube大学・文学編で扱ってたんで、こちらも再読 「人間失格」は、学生時代 文学のレポートのために読んだ以来なので 実に、29年振りだ 笑 本作は、太宰治の自叙伝的小説であり 脱稿後、愛人の一人である 山崎富栄と入水自殺をしたことで 伝説的な作品となったようです 葉蔵は、東北の裕福な名家に生まれる 11人兄弟の末っ子で、大勢の使用人に囲まれ 何不自由ない生活のはずが 真面に人と話せず 取った手段が、道化に徹することだった 常に、大人達の顔色を伺い その場の人たちを笑わすことでしか アイデンティティが保てない幼少時代 下女の一人から、性的虐待を受け 人間の裏側を垣間見ることで 益々、人間不信に陥る 兄弟の中でも、頭脳明晰だった為 東京の高校に進学するも 堀木という、6歳年上の不良と関わることで 悪い遊びを覚える 亭主が刑務所に入っているという 女の元に転がり込み、入水心中を図るも 自分だけ生き延びてしまう その後も、女の元を転々とするが 純粋無垢な、年下の少女に助けられ 内縁関係となる ある日、内縁の妻が 出入の編集者に犯されているところを目撃 絶望のあまり、妻が隠し持っていた 睡眠薬を大量に飲んで、自殺を図るが 未遂に終わる 廃人同様となった葉蔵は、脳病院へ収容され 家族が用意した家でも 老女に犯され それでもただ、時間は過ぎていく 27歳にもかかわらず、白髪だらけの頭髪で 40歳以上に見られる というところで、手記は終わる 「恥の多い生涯を送ってきました」 という、余りにも有名な書き出しで始まる手記は これから起こる何かを 深く暗示させる効果絶大 もう、この一文だけで名作だと 今では思える が、しかし… 20歳だった私には、ただひたすら なんと情けない男なんだと 金持ち坊ちゃんの、一番情けない成れの果てじゃないかと レポートの題材に選んだ事すら、後悔したものです 「自分の幸福の観念と、世の中の全ての人達の幸福の観念とが まるでくい違っているような不安」 とか 「互いに欺きあって、しかもいずれも不思議に何の傷もつかず 欺きあっている事にさえ気づいていないみたいな」 とか 「幸福に傷つけられることもあるんです」 とか 「人間は、お互い何も相手を分からない、まるっきり違って見えていながら 無二の親友のつもりでいて、一生気がつかない」 とか 「自分の不幸は、拒否の能力のない者の不幸でした」 などなど… 勢いだけで生きていた 20歳の時には、全く気がつかずにいたけど 実は、なかなかの名言が散りばめられている 生きていく為には、仕事をしなくてはいけないし その過程で、純粋な心は どんどん世間という汚れに侵食されていく 誰もが、一度は向き合うような 哲学的な問いを忘れてしまう 大人に失望し 世間に失望し 女に失望し 自分にも失望する 『してその翌日も同じ事を繰り返して 昨日に異らぬ慣例に従えばよい 即ち荒っぽい大きな歓楽を避けてさえいれば 自然また大きな悲哀もやってこないのだ ゆくてを塞ぐ邪魔な石を 蟾蜍は廻って通る』 という ギイ・シャルル・クロオの詩句が引用されていたのが 素晴らしく印象的で まさに、私の目指している生き方だと 歓喜したのだけれど 葉蔵は 一人で顔を赤らめ、自分は犬よりも猫よりも劣等な動物なのだ 蟾蜍のように、のそのそ歩いてるだけだと… なんとも、救いようのないMrネガティヴ (^◇^;) とは言え… 人間が持つ普遍的な要素が満載であるが故に 夏目漱石の「こころ」と双璧で 時代を超えて、読み継がれているんだろうな #太宰治 #人間失格 #読書 #ギイシャルルクロウ #蟾蜍
0投稿日: 2020.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いや、自殺してしまうのかーーーーーい!!! って感じでした。 悩んでた時に読んだから、 何も参考にならない……と思ったけど、 そういう事じゃないのか。小説だから。 私に10個の悩みがあって、 それを他の人が1個でも持ったなら その人は死んでしまうのではないか。というくらい辛い っていう表現が分かる〜~〜~〜ってなった
0投稿日: 2020.03.28
powered by ブクログ幼い頃から道化を演じてしまった彼は、常に第三者として自分を見つめていた。自分と重なる部分もあり、今でも共感できる部分が多い。自分をこんなにも客観視し、言葉で表すことは難しく、美しい。人間を演じきれなかった彼は、果たして人間、失格なのか。
0投稿日: 2020.03.24
powered by ブクログ言わずと知れた名作だが、この歳になるまで読んだことがなかった。 もっと難しくひたすら暗い話だと思っていたが、案外読みやすく魅力的で一気に読んでしまった。
0投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログ10年以上前なので詳細な内容については何とも。あらすじを読み直して、「そうだったかも」という程度。当時読んで感じたことはあるだろうが、それが思い出せない。 何かしらそれを基に自分が形成されているはずなので、古典(なのか?)というのはそれでいいような気もする。
0投稿日: 2019.12.29
powered by ブクログ世にはこんな闇に落ちしたような人間が存在したんだと終始驚きと興味で読み切った作品。 自分に新たな人間の視点を与えてくれた。
0投稿日: 2019.11.25
powered by ブクログ作品としてはとても素晴らしいと思います。ですが、とても後味が悪いです。気持ち的に落ち込んでる時に読んだので、それが悪かったのかもしれませんが、結構暗い気持ちになりますね、
0投稿日: 2019.11.04
