
総合評価
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powered by ブクログ大政奉還 船中八策 P44 時勢は利によって動くものだ。議論によっては動かぬ。 P74困ったとは言わない。困ったと言った途端人間は知恵も分別も出ないようになってしまう。『そうなれば窮地が死地になる。活路が見出せなくなる』というのが高杉の考えだった。『人間、窮地に陥るのは良い。意外な方向に活路が見出せるからだ。しかし死地におちいればそれでおしまいだ。だから俺は困ったの一言は吐かない』
0投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長州藩と薩摩藩との対立を解消するように調停した竜馬は、幕府の政権を朝廷に返上する案、すなわち大政奉還を案出する。日本を欧州列強から守り、なるべく早くかつ内乱を避けるために、竜馬はさまざまな人脈を通して実行を図ろうとする。
0投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ幕府を倒すために薩長連合を成立させた竜馬だが、 薩長が新政府を作った場合の帝国主義的政策を危惧する。 幕府対薩長の対立は、帝国主義的に見れば、イギリス帝国主義対フランス帝国主義という対立による、日本の植民地化の争いに他ならない。 そのためには、幕府を倒して、且つ、薩長を制御する方法が求められる。 それが、「大政奉還」の一手だった。 勝海舟•大久保一翁という幕臣が考えた徳川家の延命策のアイデアを、千載一遇のチャンスとして、換骨奪胎して、実行に移したのが竜馬だった。 それは日本が植民地に堕することなく、新しい日本国を作り出す奇策だった。 「薩長連合」にしても「大政奉還」にしても、竜馬という一浪人の考えついた策ではない。 当時、誰もが「薩長連合」の可能性を語り、徳川幕府自ら「大政奉還」策を検討していた。 竜馬の天才は、政治的な策を考え出すことではない。 彼の天才は、誰もが論じながらも、誰もが不可能事と諦めていた策を、実現してしまう実行力にあった。 本書で描かれる、竜馬の行動は、史実としては彼一人のものではないかもしれない。 しかし、「薩長連合」の成立、「大政奉還」の達成に命を賭けた男たちがいたことは確かだ。 その中心に坂本竜馬がいたことは確かだろう。 竜馬以外の志士が行ったことも、竜馬の行ったこととして書かれているかもしれない。 それで良いではないか。 竜馬がそれを引っ張ったのだから。 もしくは、それを命をかけて成し遂げたものたちの全体を「竜馬」と呼んだ、と考えたら良い。
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログ武力をもって幕府を倒そうとする薩長とは違って、竜馬は大政奉還を思いつく。この歴史の大転換に竜馬がどの様にかかわっていくかが見もの。著者によると、この大政奉還の案はすでにこの時から3年前に勝と大久保によって創見されていたとのこと。やはりこの2巨頭は、海外で異国の情勢を見ているだけあって物の見方が鋭い。本巻では、中岡慎太郎の働きがすばらしい。彼が退隠中の岩倉具視に会いに行く場面は昔なにかのドラマで見た記憶がある。ところで、板垣退助は昔の100円札紙幣、岩倉具視は500円札に肖像画が載っていたなあ(古っ)。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ明光丸の激突は流石にキレた。 ここからどう大政奉還まで持ってくのか、ワクワクが止まらない。 竜馬の視座が高すぎる。四歩も五歩も進んでるし、1人だけ違う景色を見ている。こういう傑物が人を動かし国を動かしてきたのか。 幕末はもちろんだけど、中岡慎太郎、後藤象二郎、西郷隆盛、桂太郎、高杉晋作、板垣退助、、、 全員にスポットライト当てたい。
0投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
7巻になると竜馬なしでは物事が進まなくなったと思いました。竜馬が発案した「大政奉還」と「船中八策」は徳川幕府がなくなってからの日本の方向を示したと思いました。いよいよ最終巻になりますが、最後まで読んでみたいと思いました。
5投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログ竜馬と後藤象二郎の対面の場面、中岡慎太郎の活躍が印象に残りました。 大きな視野で時流を見定めて、日本の行く末を考えられる竜馬は偉大です。その竜馬に影響を与えた、勝海舟や大久保がいるということ、つながりがすごいと思いました。
20投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ竜馬がゆく全8巻読み終わりました。 壮大で波乱万丈な幕末。竜馬がすごく魅力的ですっかりファンになりました。幕末志士たちが日本のために奔走して闘っている姿に胸熱でした。新撰組との対立は胸痛でした。最終巻、やはり辛かったです。寂しい。
20投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ薩長同盟後、いよいよ大政奉還も見え始めるところ までが描かれる。全8巻ものの7巻目。 亀山社中改め海援隊の、いろは丸を巡る事件。 武市半平太を処した土佐藩(後藤象二郎)との対面。列島を駆ける中岡慎太郎と四賢候会議に、容堂公。 そして、竜馬の集大成とも言える「船中八策」草案。 一歩間違えると日本は異国と同様、植民地になりかねないという、緊張感高まる時勢の最中、これまで 土佐藩に苦しめられた竜馬が、最後に土佐藩をもってして大政奉還を幕府に迫るというのが何とも。 ここまで長かった物語も、気づけばあと1巻。 つまりは暗殺まであと僅か。司馬遼太郎が描く、 幕末の英傑の最後の勇姿、見届けたいと思います。
7投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ幕府が事実上フランスに身売りするという小栗忠順案(p9)。慶喜、長州大討込を翻し、勝に長州との止戦を申し入れさせる。勝は上手く長州と話をまとめるが、大阪に帰り慶喜に報告しても、邪険にされる。無条件和睦が慶喜の気に入らなかったからだ。しかも慶喜は勝を使者として送り出したあと、朝廷に「勅諚」を出させ、高圧的停戦命令を下した。勝の役回りは子供の使いのようになった。竜馬、後藤象二郎と会談。竜馬、大浦お慶から船をもらう。竜馬、海援隊構想をぶちあげる。中岡慎太郎に陸援隊を任す。竜馬が苦労して得た船いろは丸、紀州藩船明光丸と衝突、沈没。第二次幕長戦争は長州の勝利に終わり、幕府は将軍家茂の死を理由に講和した。のち、孝明天皇も崩御。高杉晋作危篤、中岡慎太郎、三条と岩倉の提携工作に奔走。竜馬、船中八策を披露。天皇をいただいた民主政体(デモクラシー)でいく、というのが船中八策の基調であった。
0投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログ安定した面白さ、そろそろクライマックス!何度も思ったけど、やっぱりこの竜馬、もてるぅ〜!龍馬を好いてる女子、これで3人目くらいじゃない?大政奉還も、そろそろ! 次巻で、終わり。焦る。
2投稿日: 2024.06.14
powered by ブクログ今まで、周りからみれば、じれったく、ともすれば信念がないようにもみえたかもしれない龍馬がいよいよ、時機が来たとばかりに猛烈に動きだした感じ。好きな中岡慎太郎の大活躍、親友仇でもある後藤象二郎との協力(利用?)。先見性抜群の船中八策、大政奉還へ遂に動きだす。クライマックスに向けて、アクセル踏まれた感がワクワク感いっぱいでした。
10投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログいろは丸でのくだりもそうであるが、「法」によって争いごとを解決しようとしたり、倒幕後の新しい国を治めようという竜馬の考え方が、新しい日本という国に繋がっているのだと思うと、なんだか不思議な気持ちになる。 また、血を流さずに回天を成す「大政奉還」をここで実行しようというのも、竜馬という人物の大物たるところなのだと思う。
0投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログ▼第6巻に引き続き、第7巻もわくわく山場です。まあつまり、文庫版全8巻で言えば、竜馬さんは5巻までは準備運動だったとも言えます。その5巻までは面白く読ませる「節回し」「語り口」こそが、小説竜馬がゆくの凄みと言えましょう。という訳で、そりゃ面白いに決まっている第7巻。 ▼話は「第二次長州征伐で、長州軍(竜馬も参加)に、幕府側は負けてしまった。講和交渉」から始まります。つまり、7巻から、幕府が倒れていく。日本中の大名たちが「えっ…幕府弱くね?こりゃマジで薩長雄藩が天下取っちゃう?幕府の言うこと聞いている意味なくね?」と気づく。この巨大な「ムード」の展開がわくわくします。 ▼そして、「いろは丸事件」という、紀州徳川藩の居船と竜馬の船の海上事故の交渉物語を交えながら‥‥。「後藤象二郎登場」→「幕府びいきだとまずいと思った土佐藩が、竜馬に連携をお願いする」→「それに応えて、大政奉還案を竜馬が出す」「船中八策で、倒幕後の国のありかたを示す」というのが中盤~終盤のわくわく。 ▼これまでに比べて、竜馬さんが天下の名士になっている。その落差みたいなものも楽しい。ちょっと眩暈がするような、 「思えば遠くに来たもんだ(©中也)感傷」 を味わえるのが、大長編だけが持つ醍醐味。 それにしても中原中也の日本語センスのなんて良いことでしょうねえ。
7投稿日: 2024.04.27
powered by ブクログ5寄りの★4つです 竜馬がついて無さ過ぎます。。 また船を無くしてしまい、可哀想です。 後半はとうとう岩倉具視が登場! 更に大政奉還! 司馬さんの本読みやすいです。 飽きないのが良いですね
0投稿日: 2024.03.13
powered by ブクログ後藤象二郎とか山内容堂ってあまり良い印象は無かったのだが、やはり人間の短所ばかりに目を向けてばかりではなく良い点を見つけて適材適所の活躍をさせることが大切なのだと実感
0投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ歴史弱者の自分でも名前だけは知っている大政奉還。 竜馬がこんなに中心になって推し進めていたとはしらなかった。 竜馬の思想が一〜七巻をかけてどのように変わってきたか、この七巻でようやくはっきり見えてきました。 この巻は特に竜馬が何か考えている描写が多いように感じました。今まで血を流してきた同志や、対立勢力のことを思っていたのかと思うと胸が熱くなります。 八巻も楽しみです。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログ「人の一生というのは、たかだか五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 2020/2/6読了(再読) 学生時代から十数年振りに読んで、改めて日本人たるもの、一度は読むべき小説だと思った。文庫本8巻の大長編は名場面、名台詞も多いのだが、、竜馬がその人生観・死生観を語った台詞を採り上げてみた。
1投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログ「竜馬がゆく」の第7作目は、討幕へ向けて薩長同盟を実現させた龍馬が次の一手として土佐藩と連携していく様子が記されている。数多の勤王志士達を死へ追いやった土佐藩の上士らと手を取り合おうとする龍馬の行動に初めは違和感を感じた。しかし、そうせざるを得ない程に状況が逼迫していたのも事実である。仲間を思い信念を突き通す事は大事だが、世の中の動きに敏感になり時勢によって信念をも変えてしまうくらいの器の人が新しい時代を作っていくのかなと複雑な気持ちになった。
1投稿日: 2023.06.19
powered by ブクログ亀山社中から海援隊に変わり、大政奉還に向け志士が動き出す回。 龍馬が凄いのは、階級をなくし人は平等であり法によってのみ裁かれる時代にしようと行動した所。 先見の明がある。 ついに次で最終巻。 龍馬よ、死ぬなー!
0投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログいよいよ大詰め。 自分が知る日本になる礎ができる直前。 多くの人の命と思いをかけて。 心を打たれながら本に入り込んでいたら、 日課のPodcastでちょうど紀州藩と海援隊の話があった。 本は竜馬寄りだけど、Podcastは歴史を今の視点で見て語られているから、 より竜馬側は海賊的な悪どいやり方だと語られていた。 情はない。 そして、そもそも実は海援隊も竜馬も航海技術はあまりなかったとのこと。中途半端だったとも。 なるほど。 本に書かれたことが正しい話だと思い込み過ぎていた。 他の角度から見ることも大切。 人が変われば、時代が変われば、見方が違う。 日頃の仕事や考え方にも取り入れなければと思っている視点を、 なるほど、こういうことかと改めて実感。 そして大政奉還は竜馬の素の案ではなく、 3年前の勝海舟の案だったと。 勝海舟の凄さと、やはり物事にはタイミング(時間)という第3軸があるんだと学ぶ。
1投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ最も華々しく活躍した時期にあたる巻だと思います。この巻を読むと、竜馬も「時代の一人物」であることを納得できました。中岡慎太郎も大活躍しており、まさに土佐の巻です。
0投稿日: 2022.08.16
powered by ブクログ人間それぞれに多彩な能力があるが、1人で何かをなすことができるわけではなく、同じ志を持った有能な仲間と協力すること、運、情報が重要なのだと思った。 長崎に行きたくなってきた。
0投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ幕府は長州藩との海戦に敗れ小倉城も陥落しいよいよ窮地に追い込まれてゆく。勝海舟は幕府の使者として長州藩との停戦交渉に厳島へ派遣される。将軍慶喜からはやり方は全て任せると言われ、だったひとりでこの命がけの任務に就いた。 果たして勝の誠意あふれる態度は長州藩の心を捉え、停戦は無事に実った。しかし慶喜は勝が無条件和睦を約束したことを不服に思い、任務を果たした勝をねぎらいもせず無視した。負け戦の停戦であるにも関わらず幕府の対面を保つために懲罰を与えるべきだったとは、それも全てを任せると言っておきながら。まさに「なんと虫のいい…」である。 しかもその上さらに幕府は勝とは別方向で朝廷に働きかけ、勅定という形で長州藩に停戦命令を出した。その高圧的な命令は戦いはいつでも再開するという意思を含んでおり、和睦を約束した勝は長州を裏切ることになってしまった。こんなにひどい話があるだろうか。 使命を果たした勝は、それを喜び合う同僚も従者もいないため厳島の宿でたったひとり、宿の老婆を相手に飲めない酒を呑み、「婆あ、酔った」と管を巻く。この下りが勝の宿命を象徴しているようで、可笑しいながらも物悲しくて仕方なかった。
0投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ長崎の異国情緒ある街並みの様子が伝わってくる新鮮な巻です。 また、竜馬が念願の船を手に入れ生き生きと活躍する様が描かれており、読んでいて清々しいです。 とはいえ、、、藩、身分、主義になんと振り回されていた時代であったかとあきれるほどの凝り固まりぶりが西郷や桂を通して伝わってきました。薩長同盟を成しえた両氏でしても、帰属意識を捨てずには交渉できなかった脈々たるものを感じます。 そんな日本を変えようと奔走する策士の手となり足となり支える人物にも毎度胸が熱くなります。岩倉具視の下僕与三の働きも称えたいです。
0投稿日: 2022.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
亀山社中解散の危機、労組はもちろん、水夫火夫の食い扶持という固定費を賄う仕組みもない、会社というシステムとしては成り立っていないなぁと思った。が、竜馬が見よう見まねで始めた、というところに価値がある。 その後、西洋のロウを真似て、海援隊の約款を作るあたり、徐々に体制が整っていくのがおもしろい。 海援隊の味方として土佐藩がつく、というところはうまくいきすぎてニヤニヤした。約款もきちんとあるという点がなおよい。 私の出身地である大洲が、いろは丸の章で出てきてうれしい。竜馬が大洲藩からいろは丸を手に入れたが、最初の航海で沈んでしまった、ということは知っていたが、相手が紀州藩で、初の国際法を用いた裁判になったということは知らず、おもしろかった。 大政奉還、無血革命というのは奇策だったのか。日本を戦火から救い、徳川の名を後世に残し、容堂の苦しみを解決しただけでなく、思えば、流血革命なら、日本は列強の植民地になっていただろう。
0投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
薩長同盟を成しとげた巻 あと、大政奉還を竜馬が立案した 大政奉還を成し遂げるには大変な根回しが必要だったんだとしみじみ。、 討幕に向けていよいよ盛り上がってきていて、最終巻が楽しみ。ただあと一巻で終わるとなると寂しくもある。
0投稿日: 2022.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
倒幕への動きが具体化してきた7巻。 そんな中、竜馬は徳川家を滅ぼすのでは無く一大名と同じ扱いとする大政奉還を思いつく。 尊皇の志士達がそれぞれの藩の一員として動く中、自分は「日本人」だと言う竜馬。 今では当たり前のことが、鎖国をしていた当時はどれだけぶっ飛んだ考えだったか。 でも、竜馬がそんな考えに至ったのは、学び考えたから。学ぶ・自分の頭で思考することの大切さよ。
0投稿日: 2021.08.30
powered by ブクログ※2003.5.25読書のすすめから到着 2003.6.16読書開始@WASHINGTONへの出張の機内 2003.6.20読了@成田への機内 売却済み
0投稿日: 2021.08.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p.74 困った、といったとたん、人間は智恵も分別も出ないようになってしまう。 p.157 あれだけの長い酒の座で、ひとことも過去を語らなんだ。ただ将来のみを語った。 p.379 洪水を一人でせきとめて別の方向に流してしまうことが、人間、できるものかどうか 面白くなってきました。次巻でラスト。楽しみです。
0投稿日: 2021.05.17
powered by ブクログめちゃくちゃおもしろかった!大政奉還の案が出たときはマジで痺れた!竜馬の先を見据えて行動してるところがカッコ良すぎる
0投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ司馬遼太郎の長編時代小説の7巻目 長州と幕府の戦いを終えた海援隊,戦には勝ったもののお金に困窮するところから始まる.龍馬の人望と展望でまさかの土佐藩と手を組み,時代の活路を見出そうとする. あくまで日本にとっての未来を考えて動く姿は周りに理解されないかもしれないが,本当にかっこいいと思った.芯のある人なのだなと今作でも感じた.一方で中岡慎太郎も行動家で「足で稼ぐ」ように各地各所へ赴き説きまわり,政治を動かす姿も感動した. 7作にもなると明治維新で活躍する偉人が続々と登場するのも印象に残った.学校で習う歴史の明治の偉人も江戸末期に坂本龍馬と接触・影響を受けて世を動かしたところが面白い. 世が開けるのももうそろそろに感じた.最終作の8作目も楽しみである.
0投稿日: 2020.08.23
powered by ブクログ物語はいよいよ佳境へ。真に動き出した竜馬。この先、どんな描き方をされるのか。楽しみだ。 物事には時というものがある。 早すぎても遅すぎてもダメだ。
0投稿日: 2020.07.27
powered by ブクログ時勢は利によって動く。 確かにそうだ。人は、旨味がなければ動かない。これは、人は集団で行動するからだと思う。孤立すればハブられる。富の名目でまとまり、人は動く。 困ったとは言わない。 窮地が死地になり、活路が見出せなくなるから。 窮地であれば、活路はまだある。だから、困ったとは言わない高杉も、己に一本筋を持っている。 面白き、こともなき世を、おもしろく 高杉の辞世の句は、生きるとは何かを教えてくれる。 船中八策は日本酒の名前と思ってたけど、大政奉還後の指針でしたとさ。
0投稿日: 2020.07.19
powered by ブクログこの巻なんて、主人公の影薄いですなぁ。 この人物、果たしていかほどの人物だったのかなぁ?無理に大人物に仕立てているように見えなくもなく、それが時代を動かす本当の人物なのかのぅ。 やっぱりすっきりしない、勝海舟の方が面白そうな人物に思えて仕方ないのだけれども。 ともかくついに最終巻に突入!
0投稿日: 2020.04.23
powered by ブクログ◯「惚れずに物事ができるか」と、龍馬はいった。(391p) ◯「言うぜ」龍馬は長岡に合図し、やがて船窓を見た。(411p) ★後藤象二郎が小気味いい。
1投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ風雲急を告げる幕末。いよいよここにきて竜馬のバイタリティーが爆発します。揺らぐ幕府の土台に、最後にどんな仕上げを加えるのか。最終巻が楽しみでなりません。
2投稿日: 2019.11.15
powered by ブクログこの時代に船中八策をまとめ上げたことは、現代人がいくら時代背景を想像して賞賛しても足りないレベルの偉業だと思う。 あと、山内容堂について今まで漠然と立派な人だという印象を持っていたのですが、本書での書かれっぷりは決して好意的ではない。どういう人だったのか自分なりの見解を持つために、別の立場からの書物を読んでみたくなりました。
1投稿日: 2019.08.12
powered by ブクログ竜馬がひとつずつ仕事を終えていく。 その度に、結末だけを知りすぎている身としては、終わりが近いなって感じてしまう。 しかし、その分、これからを担う人たちとの関わりも増えているんだなと感じる。 それにしても、また船なくなっちゃいましたね。 竜馬の悲願なのに、とことん船に恵まれない…。
1投稿日: 2019.05.25
powered by ブクログ西原さんが言うように、後年の坂本龍馬人気は司馬センセの影響かと私も思う。そりゃこんだけ魅力的に描かれちゃあね
1投稿日: 2019.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついに時代が動きまくるところに突入。歴史が変わり、今の時代がつくられたのはこのことがあったからかと感慨深い。
1投稿日: 2019.04.13
powered by ブクログ竜馬の亀山社中は、女豪商の大浦慶の支援により船を一隻購入、海援隊と名を変える。 薩長の勢いが増すに至る中、中岡慎太郎の地道な啓蒙工作活動も手伝い、土佐の藩内においても勤王派が徐々に増えて来る。山内容堂の惻心であった、乾退助、後藤象二郎もそうである。しかし、土佐、越前、伊予、薩摩の四賢候による合議は失敗に終わる。山内容堂が、佐幕と勤王の両刀を決めきれずに國へと帰ってしまう。そして、竜馬はついに佐幕、勤王の両者が受け入れられ且つ、土佐が存在感を回復しうる妙案を出す。大政奉還。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ前巻で薩長同盟が成立したせいか、薩長二国の人物よりも、中岡慎太郎、後藤象二郎、岩崎弥太郎といった土佐の人間が主要な登場人物となるこの1冊。あと1冊。ようやくここまで来た。
1投稿日: 2018.10.02
powered by ブクログ佐幕派の孝明帝が崩御、幼い天皇が擁立される。このサポートとして徳川が力をつけてしまえばあと100年は安泰となってしまう。そう考えた志士たちは今こそ倒幕の時だと奮い立つ。中岡慎太郎は四列侯会議を促し、薩摩長州主導のクーデターを計画するも、土佐の山内容堂は徳川への恩もあり薩摩と長州に流されて倒幕に加担するのはいやだと国へ帰ってしまう。そのころ容堂に呼ばれた長崎滞在中の後藤象二郎は龍馬の連れて京へ。その船の中で龍馬は『船中八策』、大政奉還することを提案する。これは結果的に容堂の板挟みを助ける策でもあった。後藤象二郎は容堂に進言。これが土佐藩命となる。 後藤は龍馬に人生で一度でいいから土佐を助けてくれ、と懇願して同行を求めるが、龍馬は土佐を助けるつもりはない。あくまでもこの国唯一の日本人として行動している。薩摩や長州が政権を握ってしまうことになれば、また争いの絶えない世の中になる。そうではなく、平らな世の中をつくり、日本という一つの塊で世界に対抗しなければならないと。ついに明治維新の主人公たちによって国が大きく動く。 おもしろき、こともない世を、おもしろく すみなしものは心なりけり。
1投稿日: 2018.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
薩長同盟成立、幕長戦争での長州の勝利により時勢は倒幕に傾く。土佐も巻き込み、薩長土の武力を集結させいざ倒幕という時に、竜馬が大政奉還という奇策を提示する。幕府の持つ政権を自ら朝廷に返させるという無血革命方式である。この大政奉還という奇策は竜馬が思いついたものではなく、3年も前に勝、大久保の2人から聞いていた案だった。「批評は頭脳のしごとである。その施すべき時機を見つけるのが実行者のかんである。」と言うのがまさにその通りである。常に時機を鋭く読んで行動していた竜馬だからこそ、いざという時に記憶を頭の片隅から引き出せ、藩や個人の思想に捉われず、常に「日本」という広い視点で物事を捉えていたからこそ提示できた策である。日頃から何事も全て自らの蓄えとし、それを必要な時に組み合わせてアウトプットする。人よりも一歩引いた広い視点を持って物事を捉える。本件に限らず、一貫して竜馬から学んでいることである。
1投稿日: 2018.01.12
powered by ブクログ徳川家茂の死去から幕末が急速に回転し始める第7巻。後藤象ニ郎や岩崎弥太郎、中岡慎太郎の活躍を経て、いよいよ竜馬による船中八策の起草に至り、維新に関わる人物達の凄さを思い知りました。その中においてやはり竜馬は猪突していますね。 船中八策はあまりに妙案で、その内容は既に今日の日本の正に基礎と言える凄い内容であり、知らずが恥も言えるものですね。 踏まえて、最終巻を噛みしめながら読みます。
1投稿日: 2017.12.23「日本の夜明け」を描いた竜馬に惚れます
「竜馬がゆく」の7巻です。 竜馬は、かの有名な「海援隊」を作ります。 いや。海援隊だけでなく「日本のかたち」を作りました。 「大政奉還」と「船中八策」です。 「大政奉還」のアイディアは、藩主容堂を動かし、 「船中八策」は、後藤象二郎を驚かせました。 まさに「日本の夜明け」間近です。 また、竜馬が、「大政奉還」のために 京都への出発前。 おりょうとの最後のやり取りも、 自分の最後を悟ったかのやり取りに見えます。 この当時の人々は、「日本(新しい世界?)」の為に命をかけています。 エネルギー溢れる人々の話に心揺さぶられます。 命をかけたやり取りを読むだけで手に汗握る 緊張感を感じます。 歴史を学ぶだけでなく、自分を鼓舞させるためにもオススメの本です。
1投稿日: 2017.10.24
powered by ブクログ同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。が、竜馬はこの薩長に土佐等を加えた軍事力を背景に、思い切った奇手を案出した。大政奉還ー幕府のもつ政権をおだやかに朝廷に返させようというものである。これによって内乱を避け、外国に侵食する暇を与えず、京で一挙に新政府を樹立するー無血革命方式であった。
0投稿日: 2017.10.14
powered by ブクログ薩長同盟が成立し、そこに土佐も巻き込みながら倒幕の体制が徐々に整えられ、後は気が熟すのを待つのみだったが、竜馬が突然驚くべき発想を打ち明ける。 薩長のため、土佐のため、幕府のため、引いては日本のため、竜馬は疾走する。 名だたる志士達の想像を遥かに超える竜馬のイマジネーションが痛快です。
0投稿日: 2017.06.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
心に残ったシーン 高杉晋作「面白き事もなき世を面白く すみなすものは心なりけり」 何度も船を沈められる困難を乗り越えつつ進んでいく その時々で自分の大志に向けて強みを変えていく、柔軟な考え方と吸収力
0投稿日: 2017.06.09
powered by ブクログp.216 岩崎弥太郎の持論 (会議などは、無能な者のひまつぶしにすぎない。古来、会議でものになった事柄があるか)というのが弥太郎の考えだった。 物を創りだすのは一人の頭脳さえあればいい。衆愚が百人あつまっても、「時間がつぶれ、湯茶の浪費になり、厠に無能者の小便がたまってゆくばかりのことだ。」と弥太郎はおもっている。 p.391 竜馬の持論、後藤象二郎に対して 「惚れずに物事ができるか」と竜馬はいった。 物事に惚れるような体質でなければ世上万般のことは成りがたいと竜馬はいうのである。
0投稿日: 2017.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
海援隊からいろは丸事件。そして、後藤象二郎への大政奉還論の披瀝から船中八策。いよいよラストが見えてきたところであるが、中岡慎太郎の傑出ぶりも堪能できる巻。薩長すら敵に回すであろう大政奉還論を開陳した理由については、小説上では、「日本人として、英仏などの植民地政策を回避するには、戦乱を避けるのが上策」ということに帰着するのだろうが、土佐藩への龍馬の思いとは、実はどのようなものであったのかは知りたいところ。また、岩崎弥太郎を龍馬が嫌っていたとの解釈を展開するが、その過程はいまいちよくわからない…。
0投稿日: 2017.01.21
powered by ブクログ高杉晋作との死別。揺れ動く土佐藩の舵取りに奔走する後藤。仇敵後藤と手を結ぶ清風亭会談。 亀山社中から、海援隊へ。 また、竜馬と異なる視点で薩摩と動く中岡が設立する陸援隊。 後藤とともに、四賢侯会議が執り行われる京へ。船中八策、痺れるなぁ〜。竜馬に影響を与えた勝海舟、横井小楠、大久保利通は全て幕臣というのが皮肉だなぁ〜。 大政奉還なるか? 最終回に突入。
0投稿日: 2016.07.09
powered by ブクログ竜馬のしたことは聖人のごときだなぁ。特に、大政奉還後の政体をどうするかの草案は、本当に一人で考え付くことだろうか?
0投稿日: 2016.06.18
powered by ブクログ時代小説の名作(代表作、入門の一冊)。 「面白き、こともなき世を、おもしろく」 高杉晋作 おもしろいぜよ。
0投稿日: 2016.05.18竜馬・薩摩・長州だけじゃないぞ
竜馬もすごいんだけど、中岡慎太郎の活躍がクローズアップされてきた。 亀山社中改め海援隊の本格始動、煮え切らなかった土佐藩が鍵を握り、公卿の中からも岩倉具視という怪物が活躍し始める。 竜馬・薩摩・長州だけではなく、各方面から怒涛のように日本を動かし始めた。 巻末の竜馬の「船中八策」は、“日本人”竜馬だからこそ辿り着く日本のその後の姿。 最終巻がますます楽しみ。
0投稿日: 2016.03.21
powered by ブクログ坂本竜馬の凄さがよく分かりました。 ほとんど神扱い的な書き方がされているので、ほんとかな?と思うところもありますが魅力的な人です。 日本ではじめて日本を考えた人。圧倒的な英雄、憧れますね。 長崎や京都に改めて行ってみたくなりました。
0投稿日: 2016.02.07
powered by ブクログ大政奉還が近づいてきた。土佐藩後藤象二郎、大浦のお慶、大極丸、亀山社中から海援隊へ、中岡慎太郎が陸援隊、岩崎弥太郎再び。いろは丸事件、船を沈めたその償いは金を取らずに国を取る。四賢侯会議、岩倉具視、船中八策。
0投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログ仇敵後藤象二郎と手を握り、土佐藩との連携。さらに大政奉還、船中八策と竜馬がバワーアップして動き出す。中岡慎太郎の動きも超人的である。武力討幕を目指す薩長との対立を恐れず、無血革命方式の大政奉還へ動き出す竜馬は素晴らしい。
0投稿日: 2015.07.23
powered by ブクログ徳川家茂が死去し一橋慶喜が徳川幕府最後将軍に座り、薩長同盟に次ぐ竜馬の大仕事 大政奉還に向け、また大きく歴史が動きます。 海から坂本竜馬、陸から中岡慎太郎。 本章ではこの二人の土佐の志士が西へ東へ忙しなく奔走します。 そして次回ついに終結へ…だけどまだまだ竜馬の夢の船に乗っていたい、そんな気持ちで一杯です。 最終章、読了したらロス感は暫くかかりそうだな…。
0投稿日: 2015.03.29
powered by ブクログ6巻にはワクワクしたが、それを凌ぐ面白さ。 竜馬の発想の豊かさと機転の早さ、時勢のよみ、そして実行力、何をとっても舌を巻くばかり。人たらしというか、人を惹きつける力も頭抜けている。そればかりか目先の難題の更に先を考えるなど常人の範疇を超えている。 日本という国は、この様な異才があったからこそあるものなのか、とつくづく感じる。 薩長をどのように説得するのか?それが楽しみである。
0投稿日: 2015.01.01
powered by ブクログいやいや、面白いすね、幕末。これなら、今みたいに記憶力の落ちてきたタイミングじゃなくて、もっと感受性豊かで記憶力もフル活用してた、中高生時代に読んどいたほうが良かった。周りには結構いたんですけどね、読んでた友達。変なこだわりがあって、戦国ものばかりに固執しすぎていたことを反省。で、この巻の内容だけど、いよいよ海援隊の名前が登場しました。明治時代に大きく名を馳せる人々もどんどん表舞台に出揃ってきてて、ホント、大変な時代だったんだな、と改めて実感。次はクライマックスの8巻。まだまだ活躍し続けて欲しい竜馬に待ち受ける運命やいかに。まあ、知ってしまってるんですけどね。
0投稿日: 2014.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014年27冊目「竜馬がゆく〈7〉」読了。 竜馬が大政奉還を考案し、船中八策を生み出す巻。 天下を取るには”時の政権を倒す”しかないというのが当たり前の時代に、winwin(幕府も薩長も土佐も筋が立つ)の方法を提案できたのはこの人だけだったのだろう。 しかもその後のことまで考えていたというのがまたすごい。考えていない人達が愚かなのではなく、巨大な力を倒すにはそれに全力を注がなくてはならないだろうし、その後のことはその後考えるしかなかったのだろう(今の時代でも大して変わらない気がする)。
0投稿日: 2014.10.14
powered by ブクログこの巻で大政奉還の構想が出てくる。幕府の終わりにかなり近づいてきている気はするが、あと1巻で終わるの?
0投稿日: 2014.09.25
powered by ブクログ竜馬大活躍。力を発揮しました(なんのうきよハ三文五里よ。ぶんと。へのなる。ぼど。やって見よ。)これが竜馬の真骨頂❗️龍の名に恥じぬ飛躍ぶり❗️いよいよハ巻に入るが終焉に向かうので読みたくない。わかっている結末ってしんどいね。
0投稿日: 2014.09.06
powered by ブクログhttp://hinbeee.blog31.fc2.com/blog-entry-1657.html
0投稿日: 2014.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お慶さんは乙女姉さんとは違ったタイプのかっこいい人でした。陸奥さん何揺らされてるの!でも船を都合してくれたりするところはいい人?腹黒いけど。 だんだん不穏な時間になってきたな。八巻までだから暗殺され兎ところまではあるのかな?
0投稿日: 2014.06.09
powered by ブクログ今の日本があるのは坂本竜馬のおかげなのだと心の底から理解出来る一冊。 彼ほど日本のことを考えてくれた人はいないのではないかと思ったし、それに応えられるように生きていきたいと思いました。
0投稿日: 2014.05.14
powered by ブクログ勝の第2次長州征伐調停から船中八策まで。この巻で1番驚いたのは、あれだけ土佐嫌いの竜馬が船中八策をたて大政奉還をすることで土佐の面目を保とうとしたこと。よく考えてみると、竜馬はもはや土佐など関係なく、日本の利益を考えているんだなと思った。徳川潰して内乱になったら海外につけこまれる、そして新しい政権ができても薩長幕府になると考えてる。他の志士と違って数歩先の展開を読んでいるのはさすが。しかし、大政奉還の案を作成した人は竜馬と知ったら容堂がどんなアクションしてたか気になる。そういえば、容堂はこれだけ登場するのに、竜馬とは一度も会話してないのではないかな。竜馬からお断りだろうけど。いろは丸事件の解決方法は竜馬の信念ですね、武力ではなく、万国公法で解決しようとしたところも時代の最先端どころか次の時代の目線で見てることがよく分かる。
0投稿日: 2014.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
竜馬の凄さはどこにあるのか。 その愛嬌か。 商務力か。 芸達者なところか。 つかみどころのないところか。 勝、中岡、弥太郎、お慶、後藤象二郎、容堂、岩倉、 長州との和解から四賢候会議まで。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログ長州が幕府に完勝したが、亀山社中は船を長州に返してしまい貧乏に。が、ひょんなことから大金持ち婦人お慶より金を借りて再度船を入手。土佐藩後藤と会談を行い、海援隊、陸援隊の結成。瀬戸内海で紀州藩と事故りバトル、これも完勝でがっつり金を払わせてる間に京では四賢侯会議が開かれる。山内容堂が薩摩嫌い+体調不良でとっとと帰ってしまうが、その前に呼び出された後藤が竜馬に泣きつき一緒に上京。船の上で、遂に出た大政奉還のベースとなる船中八策をぶち上げる。船の上でぶち上げた八策だから、船中八策なのね。知らなかった。 あと1冊!ホントに面白くなってきた、終わるのがさみしい。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログこの作品での龍馬は、どこか飄々とした蒼天のような印象を受けます。 また、どこかとらえどころがなく、周りからは何を考えているのかよくわからない感じ。 しかし、その胸の奥では、常に日本のあるべき未来を思い描いている。 その龍馬の描いてた未来が、今現在の社会の在り方に通じているというのが、非常に驚きました。 今では当たり前な「人間皆平等」というのも、江戸時代では非常識な思想です。 それをいち早く考え、そのために倒幕をしようとする龍馬の志は本当に素晴らしいです。 龍馬最大の功績は、やはり薩長同盟と大政奉還です。 この小説でも、当然そこでの活躍がありありと描かれています。 薩長同盟で見せた龍馬の怒り、大政奉還で見せた龍馬の涙。 どちらにも、龍馬の倒幕、日本の未来への想いが現れています。 そして、大政奉還の功績は土佐藩の高官に譲り、その後は一線から退こうとするその姿勢も、当時の時代背景から考えたら真似できる物ではありません。 龍馬については、今までは歴史の教科書に載っているような事しか知りませんでした。 それは龍馬のほんの一側面でしかありませんでした。 龍馬が何故こんなにも万人に愛されるのか、この小説を読んで本当に分かりました。 マジでカッコ良すぎます。 日本史史上、いや世界史史上でも指折りの傑物ではないでしょうか
0投稿日: 2014.01.03
powered by ブクログ物語も後半、いよいよクライマックスに向けて現状が二転三転します。 海援隊や、薩長をその気にさせておいてのまさかの竜馬の策。 これがラスト1巻でどうなるのか。 日本のゆくえと、竜馬の人生のゆくえが、あと400ページ程度で 決まり、終わってしまう。 読むのが楽しみであり、さみしくもあります。 司馬先生の著作を、日本の古い順から読んでみたい、 という気持ちになっています。 あと1巻を残した段階で、本当に、読んで良かった!と思える本です。
0投稿日: 2013.12.21
powered by ブクログ竜馬の本当の目的は世界の海に出て、世界を相手に戦う事だ。しかし日本に事あるとき、その才能が発揮される。自藩のことしか考えない(現在の自国の事しか考えない私たちと同じ)武士ばかりの時代に、その後の日本の事を考え、ついには大政奉還を実現しようとする。この時期本当に内戦を行っている場合ではなかったのだ。
0投稿日: 2013.12.19
powered by ブクログ竜馬を知らぬものはいなくなった! 船が沈むアクシデントも…普通ならテンパるところもなんなく対応!すごいなー
0投稿日: 2013.05.07
powered by ブクログ後藤象二郎、中岡慎太郎、高杉晋作、乾退助、山県狂介。 同盟した薩長が討幕態勢を整えていく中、竜馬は大政奉還を案出する。薩長政権が成ることを避け、欧米諸国に狙われる日本の危機を救うべく、船中八策が打ち出される。
0投稿日: 2013.04.29
powered by ブクログ74 どんな事でも周到に考えぬいたすえに行動し、困らぬようにしておく。それでなおかつ窮地におちた場合でも、「こまった」とはいわない。困った、といったとたん、人間は知恵も分別も出ないようになってしまう。 157 芝居がはじまろうとしているのに、役者を殺してはどうにもならぬ 195 中岡との対話は、竜馬にとってもはや悦楽に近い。何事も前提なしに語りあえるし、双方かんがいいために、語りあう言葉の奥まで感じとることができた。
0投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログP383「面白き、こともなき世を、おもしろく」 もうここまできたか、第7巻。 困ったと言わない、高杉。 目のにあるものは、過去より、将来。
0投稿日: 2013.04.16
powered by ブクログ幕長戦争の停戦。 海援隊設立と竜馬の土佐藩への想い。 いろは丸の沈没。 大政奉還への策略。
0投稿日: 2013.01.16
powered by ブクログ高杉晋作、辞世の句に胸打たれました。有名で聞いたことはあったけど、高杉さんの作とは知らなんだ。 面白き こともなき世を 面白く 住みなすものは 心なりけり 何巻だかで乱闘の末最期を迎えた志士の句も苛烈優美で惹かれたけれど、本当昔の人は素晴らしい句を詠むものだ。 今度の巻は京都旅中で読んだからなおのこと面白味がありました。 特に好きなキャラクターの陸奥陽之助の話とか、円山公園で像を見た中岡慎太郎の奔走ぶりとか、一気に読んでしまった。 次で最後、残念だけれど楽しみだ。
0投稿日: 2012.12.09
powered by ブクログようやく手に入れたいろは丸が紀州藩に沈められてしまう。 船を愛してやまない竜馬もつくづく船に縁がない。 紀州藩との大喧嘩から船中八策。 それに大政奉還。 諸藩のためではなく日本人のために、誰よりも先を見据えていた竜馬。 革命の成就はもう目の前である。
0投稿日: 2012.08.02
powered by ブクログ出ましたよ、「船中八策」。 某政治家さんが春くらいに連呼されていましたね(笑) 私は政治があまりわからないのであれですが、なんか、本質的に竜馬の船中八策はとは違う感じがしました。わかんないですけども。 いよいよ次は最終巻に入るんですね…… なんでだろう、少しさみしい。
0投稿日: 2012.07.20
powered by ブクログ船のない海軍で苦しんでた時期もあれば、船を手に入れまた沈む。でもただでは終わらない。ジェットコースターのような人生だ。そして時代は坂本竜馬を必要とし、互いに憎き存在であった土佐藩と手を結ぶこととなる。一方、もはや盟友とも言える中岡慎太郎は韋駄天の如く縦横無尽に全国を駆け回り、岩倉具視と三条実美と手を結ばせることに成功する。薩長土のためでなく新政権のためでもなく、日本人のため、大政奉還という奇策を実現すべく竜馬は京へと上る。山内容堂公、以前は嫌いだったが今はそうでもないな~。自分に何の変化があったのだろう。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
馬関海峡での長州対幕府の海戦を終え、勝海舟が終戦交渉に臨む場面から、かの有名な「船中八策」が登場するまでの場面を描く巻。中岡慎太郎、後藤象二郎ら竜馬に関わる人物の動きも維新に大きな影響を与えたのだろう。
0投稿日: 2012.03.28
powered by ブクログ司馬遼太郎『竜馬がいく』シリーズの第7弾。 今回は中岡慎太郎の登場する場面が多かったが、なんと言っても「いろは丸事件」と「船中八策」「大政奉還」にぞくぞくさせてもらった。それにしても司馬遼太郎の調査力と人物批評、それに美しい日本語に舌を巻く。自分がそんなことを言える立場ではないということも理解したうえでだが、このような歴史長編を何シリーズも書き上げた人柄に感動を覚える。次巻最終章に期待をして星4つ。
0投稿日: 2012.03.07
powered by ブクログ司馬遼太郎の文章としては読み応えがあっていつもどおり面白い。 ただ、内容が竜馬賛辞に偏っていく様子が、心理的に受け付けない。 竜馬信者の人が読めば、これほど気持ちよく盛り上がる物語はなかろうな、とは思うけど。
0投稿日: 2012.02.18
powered by ブクログ薩長、そして土佐が手を組んだ。大政奉還まであとわずか。龍馬の人生における最後の2,3年こそ目まぐるしく忙しくも最も充実して輝いていた時期だったのだろう。
0投稿日: 2012.02.03
powered by ブクログいよいよ「大政奉還」にむかって時が極まってくる。最終巻に今すぐ手を伸ばしたいような、しばらくおいておきたいような気もちになる第7巻。竜馬を評するのには「批評は頭脳のしごとである。その施すべき時機を見つけるのが、実行者のかんというべきであろう(p405)」、この一言にかぎる。竜馬は人の思惑を知り、時勢をよむことに長けていたのでしょう。
1投稿日: 2012.01.24
powered by ブクログ竜馬vs後藤象二郎、竜馬vsお慶の頭脳戦(?)は、展開が気になり一気に読んでしまいました。 大政奉還に向けて歴史が動きだします。
0投稿日: 2012.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幕府勘定奉行小栗の案では、仏の力を借り、北海道を担保に幕府大事に対策を立てている。一方、勝海舟は幕臣の身でありながら、日本の事を考え、自身の保身は省みず、仕事に就いているのは、立派だなあと感心する。少しは、どこかの国の政治家も見習って欲しいもんだ。 十四代将軍家茂に可愛がられて勝が幕臣に戻るが、その家茂は死去してしまう。その後十五代に変わるのだが、慶喜は自分が好かれていない事を利用し、中々その坐に座らない。人間の小ささが伺える一幕ではある。最終的に、幕府はやる気を失い、長州征伐を止戦する。形としては負けなのだが、つまらない面子があるので、形にこだわる。そんなくだらない事をやっているから、愛想をつかされ、幕府は倒れる事になるのだろう。 竜馬は船を長州に返し、金も無く、九州連合を画策する。長州も、薩摩も乗ってくれるが、元々仲の悪い地域の為、事が進んで行かない。金に困り、長崎の豪商お慶に金と船を融通してもらう。その船で商売を再開、倒幕資金を稼ぐ。土佐でも動きがあり、容堂は、どっちつかずになりながらも、倒幕の志士を有用し、外国の文物を学習する施設も作る。やはり、薩摩、長州に置いて行かれるのは嫌なのだろう。竜馬は、やっと手に入れた船を今度は紀州に沈められる。日本初の海難事故として、うやむやにせず、裁判に似た形で白黒を付け、賠償金を取る。一方、土佐の窮状を救う為、 ウルトラC「大政奉還」を打ち出し、後藤象二郎に授ける。 先進性では、やはり、大人物であったのだろう。平等主義や議会制、憲法等、西洋の良いと思われる部分を取り入れ、幕府や藩と言った旧態から飛び抜けている。その思想は見習うべきではあるが、西洋の受け売りであり、今、何か新しいやり方があるかと言うと、凡人には見つけられない。 今、新しい世界に取り入れるべき、新しい方策は有るのだろうか。
0投稿日: 2012.01.16
powered by ブクログいよいよ大詰めである。 薩長同盟が結ばれ、武力で押すのか、大政奉還させるのかの緊迫した状態は、見ごたえがある。 いよいよ次が最後である。
0投稿日: 2011.11.25
powered by ブクログ坂本龍馬ならぬ坂本「竜馬」の人生譚。虚構が色々と盛られている点(だからこその「竜馬」)に賛否両論があるが、長編に飽きさせず読者を惹きつけ、坂本龍馬という人物の魅力を伝えるという意味において、これはさすが司馬遼太郎というべきだろうと思う。
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ自分の信念を貫き続けてきた竜馬。ここまでくるともう無意識にまでそれが染み付いていて、美しい。 「時勢(時代の流れ・運)は、論によっては動かない。時勢は利(ニーズ・経済)によって動く。」 今でも活きるこの言葉が一番印象に残った。
0投稿日: 2011.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
慶応二年六月の勝海舟軍艦奉行復帰から、慶応三年六月、坂本竜馬上京までを描く。 その間、坂本竜馬は金策で苦労をし、また海援隊でかりたいろは丸が、紀州藩船と衝突し沈没するなどの不運に見舞われる。 京では、四賢候会議がひらかれるが、討幕に踏み切ることのできない土佐藩容堂は帰国する。 そんな中、竜馬は土佐藩参政後藤象二郎に大政奉還を提案する。 坂本竜馬の思想の基盤となったのは、民主政体ということであり、彼をその考えに導いたのは、法律書であった。 坂本竜馬はもちろん偉大だが、大政奉還という革命の裏には、法の力ということがあったのだなと知らされた。
0投稿日: 2011.07.28
powered by ブクログ司馬遼太郎の代表作としていつか読もうと思っていた作品。 母の坂本竜馬好きから、幼いころより坂本竜馬の逸話をよく聞かされていた。自分自身『おーい、竜馬』を読んだり、他の作品にでてくる坂本竜馬を通して何をした人でどんな人なのかある程度は把握しているつもりだったが、この作品を読んでみてそれを遥かに超える人だと思った。感動のあまり、高知へ旅行し、竜馬記念館も見てきた。 無論、司馬史観による坂本竜馬像ではあるが、それでも日本史上にこのような偉大な人物がいたのかと驚きとともに自分が日本人であることに誇りを感じることができた。まず、考え方というか、その思想が稀有であり、それはこの時代に生まれた人では決して行きつくことのない考え方のように思えた。決して革命家ではなく、かといって思想家でもない。その思想を行動で体現しようと短い人生(特に晩年)の活動の密度の濃さは驚愕する。一体、脱藩前、土佐での空白の1年間にどんなことを考えたのか知りたい。 竜馬が生涯に発言したとされる言葉に 「おれは落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ」 「男なら死ぬときは、例え溝の中でも前のめりに死にたい」 「自分こそが今の時代に必要なんだ、そう信じなさい。すべてはそこから始まるんだ、すべてはそこからなんだ。」 があると言われているが、本当にこの通り生きた人だと思う。 何度読んでも勇気づけられる。
0投稿日: 2011.06.05
powered by ブクログおすすめ度:90点 薩長同盟に土佐も加えてしまう。 しかもそれは、郷士の象徴であり、武市半平太の勤王党をつぶした張本人の後藤象二郎と組むという、極めて柔軟な発想によるものであった。 さらに、土佐の軍事力を背景にし幕府自身に大政奉還させるという荒唐無稽な考えをひねり出してしまう。 長州の雄、高杉晋作が結核でこの世を去る。その辞世の句が素晴らしい。 「面白き こともなき世を おもしろく」
0投稿日: 2011.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「おもしろきこともなき世をおもしろく、住みなすものは心なりけり」 高杉晋作が上の句を詠み、晋作を看病した野村望東尼が下の句を詠んだとされる有名な句。 こんな時代だからこそ、この精神を持っていたい。
0投稿日: 2011.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下関での長州軍の傭兵として戦って勝利を収めた海援隊であったが、船を替えした後は仕事がなく悶々とした日々を送る。そんなときに徳川家茂が死に、少しずつ歴史が動きだすように、後藤象ニ郎や大浦慶とであう。彼等から資金を募り、いろは丸を手に入れ、いよいよ日本最初の株式会社であり、海運会社である、海援隊が発足。いよいよというところで、紀州藩の船と衝突し沈没。しかし、万国広報から協議に勝ち賠償金を手に入れる。こんなか、京都では中岡慎太郎・薩摩・長州により、幕府相手に戦争へと突き進む。それを阻止したい土佐藩は、龍馬の力を借りて、なんとか幕府に大政奉還を実現しようと京都に旅立つ。 ピンチがたびたびおとづれるが、すぐに手を差し伸べる(ここでは大浦慶だろう)人が現れる。これが、坂本龍馬の魅力であり、才能だろう。手をさしのべられ、それを利用するタイミングや機会があることが非常に重要だと思う。
0投稿日: 2011.04.13
powered by ブクログ2010/02/22読了 「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」って有名ですね。 竜馬が大きく台頭し、激動の歴史を一気に作り上げる巻です。 海援隊、いろは丸事件、船中八策などなど 本当にこの人がいなかったら今の世の中はどうなっていたのだろうかと考えてしまうね。 お竜さんとの絡みがあんまりなかったなあ。 人としては立派だけど、伴侶としたらかなり寂しい人ですよね
0投稿日: 2011.03.29
powered by ブクログ昨晩、第六巻を読了したばかりだというのに、もう第七巻を読了してしまった。勝海舟の宮島訪問、九州諸藩連合構想、溝渕広之丞との再会、清風亭での後藤象二郎との面談、大浦慶の誘惑、亀山社中から海援隊への改組、いろは丸沈没、中岡慎太郎の岩倉具視訪問、四賢候会議、船中八策…と、短期間に様々なドラマが凝縮して詰まっており、あまりに面白くてスピードが上がってきたのだ。二、三巻の頃は「まだまだ先が長いな…」とダレ気味だったのに、気付いたら残すところあと1巻。いつの間にか大河ドラマも追い越していた。少々、両者の流れや詳細が異なるのはお互い御愛嬌といった感じか。 さて、本巻でも印象的なシーンを引用したい。 ・「土佐にもあんなやつがいるとは思わなんだな。偉いやつさ。あいつにとってはこの坂本龍馬はおじの仇の片割れといっていい。しかしあの男は、あれだけの長い酒の座で、ひとことも過去を語らなんだ。ただ将来のみを語った。これは人物でなければできない境地だ。」 →長崎にて龍馬が後藤象二郎との面談後に評した言葉。この二人は因縁浅からぬ仲であり、少し前であれば手を組むどころか面談することもあり得なかった関係である。史実によると、二人はこの長崎の面談が初対面であるのだが、大河ドラマ「龍馬伝」では、より視聴者の感情を煽るために二人が若い時から面識があったとし、吉田東洋に見こまれた龍馬を象二郎が嫉妬したり、武市半平太を救助に土佐へ帰った龍馬が象二郎を挑発したりと、随分伏線を張っている。そうした方が、いざ手を結んだ時の価値が上がるからであろう。 ともあれ、象二郎は龍馬が認める人物となった。いくら因縁があろうと過去に執着せず、あくまで将来・未来を語るという点が男らしい。龍馬と共に前のめりな男である。 ・なお岩崎弥太郎は感心している。「長崎のあくびは、土佐と違って長い」岩崎の魂胆は明瞭であった。老与力がいったつぶやきが正式発言でなかったにせよ、この諧謔で徹底的にこの席の者に印象付けようとした。印象を濃くしてしまえば、それは記録に等しくなるであろう。 →いろは丸の紀伊藩との海難審判を前に、奉行所役人が「こりゃ、非は紀州にあります」とつぶやいたあと、慌てて「いまのはあくびだ」と取り消した際に、土佐藩代表の岩崎がとった機転である。相手の失言を逃さず、場全体に印象付けてしまうというこのやり方は姑息ではあるが有効である。実は私もこの手はよく仕事で使う。上司や相手の、自分にとって都合の良いちょっとした言葉を自分も繰り返し口にすることによって既成の事実としてしまうのである。我ながら実に姑息。それがあの岩崎も同じような手を使っていたと知り、思わずにんまりしてしまった。
0投稿日: 2011.03.20
