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竜馬がゆく(四)
竜馬がゆく(四)
司馬遼太郎/文藝春秋
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総合評価

166件)
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    著者の作品はやはりこの作品から入るのが1番でしょう。 坂本龍馬という幕末のマイナー武将をメジャーに押し上げた作品であり、暗殺されるまでの生涯を細かく描いた作品です。 長いですし、時間もかかりますが、それでも歴史好きなら読む価値のある一冊です!

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    印象に残ったp108.109 清河暗殺後の竜馬の所感 例えば、奇策を用いすぎた。龍馬の考えでは、奇策とは100に1つも持ちべきではない。99まで成功法で押し、後の1つで奇策を用いれば、みごとに効く。奇策とはそういう種類のものである。 清河は卓抜すぎるほどの批評家で、同志の無能を憎み、相手の慎重を怯懦だとし、しかもそれを攻撃する論理、表現はアイクチのようにするどく、相手がまいったと言っても止めず、常に留めを刺すところまで言及した。残るのは恨みだけである。よほどの大事の瀬戸際でない限り、座興の議論などに勝ってもしようがないものだと龍馬は思っている。相手は決して負けたとは思わず、名誉を奪われたと思う。いつか別の形で復讐するだろう。 p266武市半平太切腹の場面 筆者は、日本人に死を軽んずる伝統があったと言うわけではなく、人間の最も克服困難とされる死への恐怖を、それを押さえつけて自在にすることによって、精神の緊張と美と真の自由を生み出そうとしたものだと思う。その意味で、切腹は単にその表れに過ぎないが、その背後には世界の文化史の中で屹立している。この国の特異な精神文化がある。

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    勝も竜馬も現地に行って現物を見ることに注力していた。現代より遥かに現物を見ることが困難な時代によくその思想を持てたと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    外国との交易を果たすために、竜馬は倒幕に至るまでの計画を練る。一方で、長州藩と薩摩藩との対立が激化しており、とくに長州藩の過激派の影響で、幕府側も対処に当たらざるをえない状況となった。

    0
    投稿日: 2025.10.04
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    桜田門外の変あたりから幕府の弱体が激しい。薩長土藩の過激な動きを許している。竜馬の幕府/身分制度に対する嫌悪感が随所に出てくる。「人も生き物も同じ衆生であり、上下はない。」人口比1割の武士階級が9割を占める農民・商人を押さえつけ搾取している巧妙な階級社会。しかし、この体制を崩壊させようとしているのが民衆側ではなく支配階級側の武士であるのは、なんとも日本人らしい。 竜馬はいつも女性に対しては優柔不断で煮え切らない。さな子に対する中途半端な優しさが罪作りだ。乙女姉の存在が大きすぎてシスコンでは、とさえ思う。

    0
    投稿日: 2025.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    4巻は「惨風」と「片袖」の章が印象強く感じました。「惨風」では長州藩が都落ちした後に土佐勤王党の弾圧が始まり、武市半平太が自害する結末でした。吉田東洋暗殺でのし上がったが、恨みを買った形になってしまった事は「暴力は何の解決にならない」を証明したと思いました。「片袖」では嫁にしたい千葉道場のさな子が竜馬に想いを伝えるも、竜馬は結婚すると未亡人になると思い、着物の片袖をさな子に手渡した話を読み、動乱の時代でなかったら良かったのにと思いました。竜馬も自分の命はどうなるか分からないかと考えたかも知れませんね。

    4
    投稿日: 2025.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やり方こそ間違っていたかもしれないが、武市半平太の行動力と求心力、死地へ追いやられてからの覚悟は目を見張るものがあった。 愛する妻を1人残し、志半ばで竜馬に全てを託して自決する姿は美しいとすら思った。 今となってはありえないが、漢の最後、辞世や切腹に美しさを求めた当時の価値観は大変興味深い。 おりょう、お田鶴、さな子 選択肢が豊富かつもれなく美女。ずるいぞ。

    2
    投稿日: 2025.04.09
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    印象に残った場面 ①武市半平太の切腹 壮絶でした。実際に当時あったことなので….. 奥さんの悲しみを思うと辛いです。心通い合う夫婦の姿が描かれていたので、読んでいてせつなくなりました。 ②さな子さんの告白 剣道を通して、日々精進している彼女の姿は、男前ならぬ女前でした。 お田鶴、おりょう、さな子と三股?かけて、微妙な自分の心のバランスをとっている竜馬が、かわいらしくでも、調子にのるなよ!^_^ と感じました。 軍艦を手に入れた竜馬の今後の活躍を、楽しみに読みたいです。

    14
    投稿日: 2025.04.05
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    京都伏見の寺田屋に行った。 まだまだ読む。 ・武市半平太が切腹。 ・竜馬、ついに軍艦を手に入れる。

    0
    投稿日: 2024.12.14
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    竜馬29 京の変政 長州藩が失墜、長州で先鋭化し更に尊皇攘夷強まり外国船に攻撃 佐幕派、勤王攘夷派、開国攘夷派 竜馬ひとり、何処にも寄らず何処にでも寄れる

    3
    投稿日: 2024.09.13
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    勝海舟からの多くの教え 神戸軍艦操練所の開設 武市半平太の死 新撰組の登場 田鶴様、おりょう、千葉さな子への淡い恋心 清河八郎の死 竜馬長崎視察 などなど

    0
    投稿日: 2024.08.27
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    司馬遼太郎氏の竜馬がゆくは、学生時代に一度挫折していました。大人になった今、歴史に興味が湧いたので、改めて読み始めました。 こんなに面白かったとは!幕末の日本人の熱さに感動します。今、5巻目に入っています。

    14
    投稿日: 2024.07.13
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    竜馬、新選組に出会う、なんとか逃げ延びる。佐幕の会津と侮幕の薩摩が反長州で手を結ぶこれを薩会(さつかい)同盟といい、京都から一挙に長州勢力を駆逐しようとする。禁門の変おこる。七卿落ち。武市半平太、逮捕投獄される。土佐勤王隊瓦解。土佐藩主山内容堂は武市半平太を個人的にも憎み、切腹を命じる。武市、切腹。享年三十七。自称名君の容堂は、幕末で最もはなばなしい暗君だったといえるかもしれない。(270p)。長州藩、外国船を砲撃。英、米、蘭、仏 対 長州藩。勝海舟は長州の砲撃をやめさせようとする。幕府は外国をなだめるためにも長州を幕府の手で武力攻撃しなければならぬ、という気分。当時一般の思潮を図式的に言えば 佐幕=開国主義、勤王=攘夷主義であるが、勝の周りの人々は「勤王開国論」ともいうべきもので、単なる佐幕家や勤王家とまるでちがう点は、世界観をもっていることであった。世界情勢のなかから日本のおかれている位置を知り、どうすべきかを考えている派である。(422p)

    0
    投稿日: 2024.06.09
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    ▼司馬さんの「語り口」が全て。それが良く分かる巻かも知れません。 ▼どうしてかっていうと、「主人公は、ほとんどなにもしないから」ですね。長州の京都での没落とか、土佐藩の武市一派の没落などが、実にドラマチックに描かれますが、竜馬さんは、ぜーんぜん関わってない。 ▼そして竜馬さんは脱藩してうろうろしていますが、まあ簡単に言うとなんにもできてない。勝海舟の使いっ走りをしているだけです。 ▼だからまあ、列伝というか。もちろんそういう竜馬以外の状況を分かってないと、竜馬さんが幕末史の表舞台、七三花道スポットライトに躍り出たときに、訳が分からないから。それにしても語り口が上手い。ダイジェスト講談版幕末史、ですね。

    10
    投稿日: 2024.04.11
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    竜馬、やっと、やっと船をもらえたーっ! 勝さんに取り込んだ甲斐があったーっ。         ううう、ヽ(;▽;)

    5
    投稿日: 2024.02.28
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    またしても★5つ! 竜馬とおりょうの「一室に馬鹿がふたりそろってしまった」の行やお登勢さんに気持ちの描写が面白いです。 とはいえ、新選組も出始め、粛清だらけです。。 独眼竜清岡、半平太の行は。。凄惨です、悲しいです。 一方で、その後「さな子」さんとの片袖のエピソードが凄くホッコリし、艦上での初日の出シーンで感動。 司馬さん読みやすく、楽しく読めます!

    0
    投稿日: 2024.02.25
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    京に新撰組がうまれshuku・shuku・粛清。 土佐勤王志士たちの切腹シーンが続き、泣ける。 竜馬のセリフや行動に、笑う。

    1
    投稿日: 2024.02.19
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    長州が京から撤退。保守派の薩摩との軋轢の深化。 土佐勤王党の弾圧、武市半平太や岡田以蔵らの無念に竜馬念願の軍艦入手と、明暗が別れた1冊。 特に武市と富子夫人のエピソードが切なく哀しい。 動乱の幕末を翔る志士たちの生き様、此処にあり。

    6
    投稿日: 2024.01.25
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    新渡戸稲造の『武士道』を読んでおいてよかった。この4巻には当時の武士道精神に基づく切腹の流儀が述べられているが、上記の本を読んでおくことでさらに理解が深まる。

    0
    投稿日: 2023.12.12
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    読了前だが、武市半平太の切腹が心に残っている。 切腹前の時点で 「わが一生の仕合せは富子を得たことであった」 とにこにこして牢役人にのろけたそうである。

    0
    投稿日: 2023.10.26
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    「人の一生というのは、たかだか五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 2020/2/6読了(再読) 学生時代から十数年振りに読んで、改めて日本人たるもの、一度は読むべき小説だと思った。文庫本8巻の大長編は名場面、名台詞も多いのだが、、竜馬がその人生観・死生観を語った台詞を採り上げてみた。

    1
    投稿日: 2023.10.01
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    ついに船を手に入れた竜馬。自分の信念を貫き、目標に向けて自分の足で一歩一歩進んでいく姿がとても良く、続きが楽しみ。

    0
    投稿日: 2023.08.31
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    「よくないのは気と気でぶつかる事。殺る殺ると双方同じ気を発すれば斬り合っている。逃げるのも同じ事。やる逃げると積極消極の差こそあれ、同じ気だ。向こうがやたらと追ってくる。人間の動き、働き、の八割まではそういう気の発作だよ。相手のそういう気を抜くしかない。」 現代の人間関係にも通じます。 龍馬は思いつきで動いているようで、とても良く時勢をみている。 少しでも見習いたい。

    0
    投稿日: 2023.03.11
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    2023.02.26 読了。 2023年、10冊目。 ヨメの友人が貸してくれた1冊。 最新の文庫版より一つ前の版です。 中高生のときに何冊か読んだ作家なので読み易かったです。 大学の大先輩でもあります。 この巻では親友武市半平太死と初めての軍艦を手に入れるくだりがあります。 剣の腕前もますます見事で、この竜馬が何故あんな最期を迎えたのか解せません。 満足度4.4/5。

    0
    投稿日: 2023.03.02
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    あらすじ ついに夢だった軍艦を手に入れる竜馬。追放される長州藩を傍ら、さらに倒幕への道を歩んでいく。

    0
    投稿日: 2022.08.18
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    叙述の見事さに惹き付けられます。酒を呑みながら朝日を迎える場面が心に残りました。時の運を待つ雌伏の巻。次巻が楽しみです。

    0
    投稿日: 2022.08.12
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    幕末からの歴史って学校ではあまり時間をとらず詳しく習わないけど、現代社会の構造とか成り立ちとかもっと早く深く知っていたら人生が変わっていただろうと思う。でも20年前に1回読んだ時にはそこまで思わなかったってことは、大人になったからこその感想なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2022.05.23
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    時代の様子や竜馬を取り巻く人物の説明が増えてくる巻でしたが、竜馬の喜怒哀楽が鮮明でもありました。 親友武市半平太が投獄されたのを知り、庭の松に八つ当たり。いずれはそうなると分かっていながらも、竜馬の怒り、無念さは想像をはるかに超えます。 そして帰国の藩命をもって訪れた藩吏を追い返す様は読んでいて清々しさすらありました。 一方で、念願の船が手に入った時の浮かれぶりと、ついに甲板に立ち仲間を迎える喜び。 そして、長崎でお土産を買う際に初めて女性に対する自分の感情に対峙する場面。 時代もさることながら、竜馬自身が激動の4巻でした。

    0
    投稿日: 2022.04.01
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    薩摩藩の巧みな工作により長州藩は朝廷守護の役目を解かれ京を追われた。土佐の老公は長州過激派のこの失速にのっとり、長州寄りだった土佐の勤皇党の弾圧に踏み出し武市半平太も切腹せしめてしまう。このような情勢変化の中、竜馬の海軍事業はどうにか前進し、ついに幕府所有の軍艦一隻を神戸海軍塾の練習艦用に調達することに成功する… という第四巻において最も印象的だったのは千葉家のさな子がいよいよ文字通り決死の覚悟で竜馬に想いを伝える場面である。しかしここで何ともタイミング悪く竜馬を迎えに千葉道場に現れたのが陸奥陽之助である。重要な局面で水を差された苛立ちもあってかさな子は容易に陸奥を通そうとせず、玄関先で押し問答の末とうとう陸奥を締め上げてしまう。このふたりのまるで水と油のような反発が何とも愉快なので第四巻の注目人物は陸奥陽之助としたい。

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    投稿日: 2022.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    p.51 「ついでに海も歩く気か」 「歩けとおっしゃれば歩きます。ただ、歩き方を教えてください」 顔を背けたくなるような切腹の場面もあれば、恋愛小説のようなほんわかするシーンもあり、いろいろ感情を揺さぶられます。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竜馬が海軍作りに動き出した四巻 その一方で土佐勤王党は容堂公によって弾圧されて行く。 四巻にもなると登場人物達に感情移入してくる。 この巻で特に感心したのが、勝海舟の先を見る力と視野の広さ。幕臣でありながらも、幕府の終焉を悟り、次の政権へ穏便に移行出来るよう奔走するというのは、藩・幕府が世界の全てだった江戸時代では、そうとう先進的な考え方の人だったんだろうなと。 だから、皆んなから命を狙われる訳だけど。 観念的に物事を考えるんじゃなく、視野の広さと現実をしっかり見据えて、丁寧かつ大胆に行動を起こすことの大切さを学んだ巻でした。

    0
    投稿日: 2021.03.17
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    ようやく半分まできました。 面白いんやけども、読み方が雑なのか、途中で「この人誰やっけ??」という人が続出です。。 軍艦を手に入れるシーンは感動でした。 感想を書けるまでに至ってませんがとりあえず記録を残しときます。

    0
    投稿日: 2021.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5/17 ついに私塾の海運学校を設立、船も手に入れた竜馬。一方、京で新撰組が活躍、長州藩が薩摩の策略で後退。その影響を受けて、土佐勤王党までもが容堂の手で崩された。最後まで理想に生きた武市と、勝を師に開国攘夷思想を学ぶ竜馬。船での移動が定着し始めた。

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    投稿日: 2020.05.17
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    段々濃厚になってきました、司馬遼節が。でも筋立てについてはまだ保っていると思う、この先どう転ぶか見物ですが。 しかしこのお方、江戸時代(ひいてはその礎たる家康)が相当お嫌いなんですなぁ、それは良く分かります。彼の関心はやっぱり文化ではなく、政治なんだと。そこははっきりしてます。

    0
    投稿日: 2020.04.05
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    竜馬の親友、武市半平太の投獄から切腹まで、泣きます。 当時の日本の切腹エピソードの多さに驚くし、その一つ一つが今の日本をつくったんだな、と神聖な気分になりました。

    0
    投稿日: 2020.03.20
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    【感想】 歴史小説としては、いよいよ攘夷が無謀なものだという世論に満ちてきて、「攘夷派の後退⇒開国」という流れに傾き始めた点がこの4巻でした。 何度読んでも個人的に勉強になるのは、歴史の流れという大きな視点ではなく、その時々に登場人物が垣間見せる考え方であったり、台詞の1つ1つですね。 やはり竜馬の考え方やトラブル回避術、自分と人との関係の在り方(「君子の交わりは淡きこと水の如し」など)は、今の時代にもとても有効だなと舌を巻いた。 最近自分の生活において個人的に重要視しているのは、「いかに対人的なトラブルを減らすか」ということです。 やはり、怒ったり揉めたり争ったりしてしまうと、時間や人間関係、その他あらゆる問題点が生じて、トータルで大きなマイナスになってしまう。 その点、新撰組の土方・沖田と遭遇した際の竜馬のように「いかに相手の気を抜くか」という考え方は、現代人でも特に持つべき考え方の1つだなーと読んでいて思いました。 「アンガーマネジメント」という言葉が出て久しいですが、僕自身あまりムキにならずに冷静に考えれる様、日々過ごそうと思います。 【あらすじ】 志士たちで船隊を操り、大いに交易をやり、時いたらば倒幕のための海軍にする――。 竜馬の志士活動の発想は奇異であり、”ホラ吹き”といわれた。 そして世の中は、そんな竜馬の迂遠さを嘲笑うかのように騒然とする。 長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権の瓦解。 激動の時代に、竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れた! 【引用】 1.幕末における長州藩の暴走は、侍とのゲリラ戦に手を焼くという厄介さを列強に与え、また列強間の相互牽制と国内事情によって、結果的に国を守ることにつながった。 いずれにせよ、長州藩は幕末における現状打破のダイナマイトになった。 が、「これでいける」という無知な自信をその後の日本人の子孫に与えた。特に長州藩がその基礎を作った陸軍軍閥にその考え方が濃厚に遺伝した。 昭和初期の陸軍軍人は、この暴走型の幕末志士を気取り、テロを起こし、内政・外政を壟断し、ついには大東亜戦争を引き起こした。 彼らは長州藩の暴走による成功が、万に一つの僥倖であったことを見抜くほどの智恵を持たなかった。 2.禁門ノ政変 京都の政界に明るく、手管が擦れている薩摩藩が、会津藩と組んで天皇と密かに意見を交わし、天皇の許しを受けて勅旨をもって、長州藩の京都における勢力を失わせた。 朝廷が長州藩を蹴落としてその藩論を否定した以上、土佐藩の上層部はおそらく勢いづき、長州と通じている武市半平太らを遠慮会釈なく弾圧するに違いない。 長州だけでなく天下の勤王党にとって最悪の時代が来たのである。 3.新撰組との接触時 新撰組と対面したが、道端にいたネコを追いかけて難なく隊の中央を横切った竜馬。 「やつら、気が削がれたようですぜ」 「そういうものだ。」竜馬は言った。 「ああいう場合に良くないのは、気と気でぶつかることだ。闘る・闘る、と双方同じ気を発すれば、気がついた時には斬り合っているさ」 「また、闘る・逃げるでも、積極と消極の差こそあれ、同じ気だ。この場合はむしょうやたらに追いかけられる。人間の動きの八割までは、そういう気の発作だよ」 「こういう場合は、相手のそういう気を抜くしかない。相手の気をみるみる融かすことができれば、相手も和やかとなり、争い事など起こらない」 4.君子の交わりは淡きこと水の如し 礼記(らいき)の言葉。信義のある紳士という者、いかに親友に対してもさらさらした態度でおり、そのくせ実が深い。 手を取り肩を抱いてことさらに親しみも表さなければ、弱点で引き合ってのめり込むような付き合いの仕方もないとのこと。 竜馬は男女間でもこうでありたかった。 恋愛は、心ののめり込みである。 愛情の泥沼にのめり込んで、精神と行動の自由を失いたくない。 【メモ】 竜馬がゆく 4巻 p41 (わずかに他人より優れているというだけの智恵や知識が、この時勢に何になるか。) いかに一世を覆うほどの才知があろうとも、とらわれた人間は愚物である。 竜馬は容堂をそう評している。 一藩の指導者でありながら、流れを白眼視し、流れに逆らい、役にも立たぬ自分の「定見」に必死にしがみついている者は所詮は敗北しかない。 p59 幕末における長州藩の暴走は、侍とのゲリラ戦に手を焼くという厄介さを列強に与え、また列強間の相互牽制と国内事情によって、結果的に国を守ることにつながった。 いずれにせよ、長州藩は幕末における現状打破のダイナマイトになった。 が、「これでいける」という無知な自信をその後の日本人の子孫に与えた。特に長州藩がその基礎を作った陸軍軍閥にその考え方が濃厚に遺伝した。 昭和初期の陸軍軍人は、この暴走型の幕末志士を気取り、テロを起こし、内政・外政を壟断し、ついには大東亜戦争を引き起こした。 彼らは長州藩の暴走による成功が、万に一つの僥倖であったことを見抜くほどの智恵を持たなかった。 p77 ・京でからまれた新撰組に対して 「おれの仕事に諸君一同が参加するなら、喜んで受け入れてやるよ。船を教えてやる。 日本は狭い。が、海はどこの領国でもない。これを舞台に大いに儲け、新しい海の日本をつくる。男子の本懐ではないか」 「心を変えろ、心を。日本を背負う気になってみろ。その気になって背負えば、日本などは軽いものだ。いや、それがむしろ哀しい。病み呆けた老婆よりも軽い」 竜馬は眼に涙をいっぱい溜めている。 p94 ・江戸で、清河八郎が非命に斃れた 清河は、剣は北辰一刀流の達人で、秀麗な容貌、堂々たる体躯をもち、学問弁才あり、さらに謀才あり、その上に並外れた行動力と生家からの豊かな仕送りがあった。 ただ、「百才あって一誠足らず」というところがあり、人徳の点で万人が清河を押したてて死地に赴くというところがない。 また、清河には竜馬における土佐藩、西郷における薩摩藩、勝海舟における幕府などといった、活動の背景や基盤がなかった。 だから清河八郎が世に大事を起こすには、あちらを操りこちらを騙すという一種ブローカー的な策謀を用いるしかなかった。 清河八郎は、才に任せて奇策を用いすぎた。 また、人を引きずるときに、肝心の人の心理を掴んでいない。それではいざ事成るという寸前に同志からほっぽりだされてしまう。 p149 「世の中は口先だけでは動かぬわい」と、竜馬はよく同志の者にいった。 竜馬の今の時期は、「浪人艦隊」をつくる事だけが目標であった。 ゆくゆくはそれで海運業を営み、その利益で倒幕資金を作り、いざ戦というときには荷物を下ろして砲弾を積み、その威力をもって天下に発言しようという風変わりな行き方である。 p169 ・禁門ノ政変 京都の政界に明るく、手管が擦れている薩摩藩が、会津藩と組んで天皇と密かに意見を交わし、天皇の許しを受けて勅旨をもって、長州藩の京都における勢力を失わせた。 (ただ恐るべきは、この政変が土佐藩に及ぶ事だ。) 朝廷が長州藩を蹴落としてその藩論を否定した以上、土佐藩の上層部はおそらく勢いづき、長州と通じている武市半平太らを遠慮会釈なく弾圧するに違いない。 長州だけでなく天下の勤王党にとって最悪の時代が来たのである。 p204 勝は痛烈な批評家だから、勝の日常はのべったら皮肉は言うし、聞こえよがしの悪口は叩く、やられた連中はみな根に持ってしまう。 勝ほどの万能選手の、たった一つ他人の感情に鈍感という欠点があった。 「ひとの感情なんざどうだっていい、というのがあの人の流儀ですよ」 だから、事が進まなくなる。 p230 武市は最後に、島本、島村両人の手を握り、 「事ここに至るのは天命である。三人それぞれ牢舎を異にするであろうから、いま別れれば今度は黄泉以外では再会できまい。たがいに、男子の大節、凛乎(りんこ)として俗吏の心胆を寒からしめよう」といった。 武士とは不思議なものだ。 かれらの自律、美意識は、こういう時になると凛々として生気を帯びてくるものらしい。 明治維新は、フランス革命にもイタリア革命にもロシア革命にも類似していない。 徳川300年の最大の文化財ともいうべき「武士」というものが担当した革命だということが、際立って違うのである。 p285 「わしは早まらん。幕府がどうこうといったところで、潰す時勢というものがある。腫物もヨクヨク膿まねば針を着けられん」 竜馬はそう見ている。 長州人や土佐勤王党のようにああせっかちでは犠牲ばかりが多くて何もならぬ。 時勢、幕府といった腫物は、竜馬のみるところ、まだ針をつけるところまで行っていなかった。 p294 ・新撰組との接触時 新撰組と対面したが、道端にいたネコを追いかけて難なく隊の中央を横切った竜馬。 「やつら、気が削がれたようですぜ」 「そういうものだ。」竜馬は言った。 「ああいう場合に良くないのは、気と気でぶつかることだ。闘る・闘る、と双方同じ気を発すれば、気がついた時には斬り合っているさ」 「また、闘る・逃げるでも、積極と消極の差こそあれ、同じ気だ。この場合はむしょうやたらに追いかけられる。人間の動きの八割までは、そういう気の発作だよ」 「こういう場合は、相手のそういう気を抜くしかない。相手の気をみるみる融かすことができれば、相手も和やかとなり、争い事など起こらない」 p311 「北添、人が事を成すには天の力を借りねばならぬ。天とは、時勢じゃ。時運ともいうべきか。時勢、時運という馬に乗って事を進めるときは、大事は一気呵成(かせい)に成る。その点を洞察するのが、大事を成さんとする者の第一の心掛けじゃ」 p316 「幕府もまた日本人じゃ、わしは敵とは思うちょらん。とにかく、金。金がなくて、事が成せるか」 p322★ ・寿命は天にある。 「乞食でも90まで生きるし、たとえ10人の医師を雇っている王侯でも儚くなる時はある」 竜馬は、この町医の言葉が心の別の部分を打って、ふと眼がひらけたような思いがした。 (さすれば、人間、生死などを考えるべきではないな) 自分へそう話しかけている。 寿命は天にある。人間はそれを天に預けっぱなしにして、仕事に熱中してゆくだけでいい。 p413 ・君子の交わりは淡きこと水の如し 礼記(らいき)の言葉。信義のある紳士という者、いかに親友に対してもさらさらした態度でおり、そのくせ実が深い。 手を取り肩を抱いてことさらに親しみも表さなければ、弱点で引き合ってのめり込むような付き合いの仕方もないとのこと。 竜馬は男女間でもこうでありたかった。 恋愛は、心ののめり込みである。 愛情の泥沼にのめり込んで、精神と行動の自由を失いたくない。

    35
    投稿日: 2020.03.04
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    時代の流れを待つ竜馬。半平太をはじめとする他の志士たちに苦難の時が流れても、じっと自分の出番を待つ。英雄って時の流れが目に見えるんだなあって実感します。いつ竜馬の機は熟するんだろう。待ち遠しく思いながら、四巻終了です。

    2
    投稿日: 2019.10.21
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    ◯ 人間の動き、働き、の八割までは、そういう気の発作だよ。ああいう場合は、相手のそういう気を抜くしかない(294p) ★武市半平太死す。龍馬はついに軍艦を手に入れる。長崎の地を訪れる。

    3
    投稿日: 2019.09.20
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    この巻の主役は武市ですかねぇ。 自分的にはさな子さんです。 司馬さんは、「竜馬がゆく」には、ちょいちょいこういうエピソードを入れてきますよね。それがまた堪りません!

    2
    投稿日: 2019.09.07
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    八一八の政変で京都から長州藩が追い出され、情勢が一気に変わる。盟友武市半平太も切腹に・・・ 一方竜馬は遂に軍艦を手に入れる。一介の浪人が軍艦持ちになるとは何という人たらし しかし、もっと時代が動く

    3
    投稿日: 2019.09.02
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    この時代に政変の波に流されずにひたすら船を求めるところは偉人か変人か紙一重の気がしますが、結果的には彼に時代が付いて来て英雄になったのですね。 一歩間違えば歴史上の奇人として別の名を残したんだろうと思う。

    2
    投稿日: 2019.07.27
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    竜馬に惚れたのが悪いってこと? それにしてもあんまりだと思うよ。辛い。 彼も彼で、必死に心を抑えて、日本を何とかするために走り回っているのだけど。 藩に拘るのは小さなことなら、男女の人間関係に拘るのも小さなことなのかしら。

    2
    投稿日: 2019.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    武市半平太が亡くなる場面などはつらいなぁ。でも物事を大きくみることができなかったのは時代を読みきれてなかったのだろう。勝さんと竜馬のところは読んでてもたのしいな。そして竜馬を可愛がっている様子もたのしい。竜馬は剣の達人でありながら、決してそれを無駄に使わないところはこの時代に生きていて、竜馬独特の美徳と考えによるものなんだろう。新撰組と遭遇したときのかわし方は抜群だった。竜馬の恋模様も少し出てきて、人間くさくていいな。

    2
    投稿日: 2019.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2018/9 4冊目(2018年通算130冊目)。土佐藩での親友武市半平太の切腹、京都での新選組の台頭など、情勢は波乱含み。そんな中龍馬は軍艦を手に入れるために西へ東へと駆け回る。この辺の歴史が詳しく頭に入っていると、この文章も面白いのだろうなと思うのだけど、そうでないのが読んでいて悔しい所。新選組の元を作ったのが有名な近藤勇や土方ではないのが意外な感じがする。この後どう展開していくのか。龍馬視点で文章を読んでいきたいと思う。

    2
    投稿日: 2018.09.15
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    竜馬の周囲の人間が立ち上がり、そして命を落としていっていることを思えば、軍艦バカの竜馬はお田鶴さまが言うとおりいささかのんびりしているのかも、と思わせる4巻目。残り4冊で一気にドラマチックになっていくことを期待しながら5巻目へ。

    2
    投稿日: 2018.07.18
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    ひとつの国を壊して、新しい国を立ち上げる、ということはやはり大量の犠牲なしには成り立たない。彼らの努力があるからこそ現在の日本があるんだけど、どれだけの人がこの明治維新で命を失ったかを考えると胸が痛まずにはいられない。でも4巻現在それはまだ序盤なのだけど。 竜馬も言っていたのが、文明の発展に参加すると、その文明が今後もさまざまなひとによって継承されてゆき、自分は死んだとしてもその文明の中で生き続けられる、という言葉。たしかに竜馬や無残な死を遂げた武市ら土佐郷士はそういう意味では現代でも生きつづけているのだろう。 〜あらすじ〜 奇怪な事件が原因で発言力を失った薩摩藩は、会津と手を組み、長州を京から追い出す。(のちに薩摩は長州と同盟を組み白虎隊を若松城に追い詰めて会津討伐をするのだが!) これにより発言力を取り戻してきた土佐上士の武市ら郷士討伐を実行する。竜馬の郷土の友はみな倒れ、一方で竜馬は海軍設立を着々と進めて行く。

    3
    投稿日: 2018.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    苛烈を極める攘夷思想に対して幕府は弾圧の動きを取り、勤王攘夷思想の武市半平太も遂に切腹となる。勤王攘夷を掲げ暗殺を繰り返した武市と、当初は一緒にやろうと誓いながらも、開国論者勝海舟の門人になっている竜馬。お互いの思想が異なっていることはお互いが一番理解していたが、竜馬が「まあ、長い目で見ろや。わしを」と、武市に言い、いつかぶつかる可能性があることを分かっていながらもそれぞれのやり方で進むことを認めるように語り合うシーンが2人のやり取りの中で印象に残っている。この時に竜馬が武市に言った通り、奇策を嫌い、周りからはのらりくらりと見られながらも、着実に物事を進め、期が熟すのを待つ。それを徹底してきた竜馬は確固たる自分の道を見つけ、切腹となった武市の一方で、神戸海軍操練所の資金繰りや船の調達に奔走、ついに軍艦を手に入れたのである。竜馬のブレないやり方には感心するばかりである。

    3
    投稿日: 2017.11.29
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    本巻、いよいよ濃密な内容です。神戸の軍艦訓練所の創立から、新撰組との掛け合い、清河八郎の暗殺、長州藩の京都からの一時失脚、武市半平太の土佐藩山内容堂による断罪。容堂の徹底した佐幕主義や土佐藩の山内志士、長宗我部郷土の確執が産んだ悲劇とも言え、痛ましい。 変転する時代のなか、合間に挿入されるさな子、おりょう、お田鶴様との掛け合いが一服の清涼感があり、そして楽しい。片袖のエピソードも客観的には大岡裁き的でナルホドと納得してしまう。 そういえば竜馬は蝦夷、屯田兵の影の創始者なのか? 竜馬はいよいよ観光丸を得て大いなる仕事に向かっていく。暴れ長州藩とどう格闘するのか、ますます先が気になる。

    2
    投稿日: 2017.11.19
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    司馬遼太郎の長編時代小説の4巻目 竜馬は勝海舟とともに着実に海軍学校の立ち上げを進めていく。一方で、武市半平太は土佐藩を裏で操っていたが、長州藩の京都での失脚を機についに山内容堂に動きを抑え込まれてしまう。4巻の1番の読みどころであろう、武市らの処刑は本当に切なくて、無念だと感じた。 夢が進み続ける者と夢がついえる者、失脚し再起を図る者と色々な人物・組織の変化が読み取れる今作であった。 主人公の竜馬は、天命に全うすべく自分がすべきことを着実にこなしており、その姿は脚色があるといえ立派だなと思う。また、色恋ともいえる、さな子やお田鶴様、おりょうとの関係の深まりも別の緊張を与えてくれる。 明治に向けてどうなるのか気になり続きが読みたくなる1冊でした。

    1
    投稿日: 2017.11.16
  • 坂本竜馬の「行動力」の源は何か?

    第四巻の見せ場は、なんと言っても「竜馬の恋」いや。正確に言うと「さな子の恋」でしょうか。 さな子はとうとう自分の気持ちを打ち明けます。 この当時の歴史背景を考えれば、 どれだけ勇気のあることだったか文面から緊張感が伝わってきます。 あの有名な「竜馬の片袖」もここで出てきます。 また、竜馬自身の思想・行動も、 益々洗練されていく様が見てとれます。 勝海舟の教育だけでなく、 竜馬の本質を考える力・多様性を受け入れる力を 持っているからだと感じています。 まだ「竜馬の人生」は中盤です。 人として成長するのに何が大切なのか?を 探しながら引き続き読んでみたいと思います。 是非、オススメの本です。

    1
    投稿日: 2017.09.30
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    志士たちで船隊を操り、大いに交易をやり、時いたらば倒幕のための海軍にするー竜馬の志士活動の発想は奇異であり、ホラ吹きといわれた。世の中はそんな竜馬の迂遠さを嘲うように騒然としている。反動の時代ー長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権も瓦解した。が、竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れたのであった。

    0
    投稿日: 2017.09.09
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    神戸に海軍の訓練施設を持った勝と竜馬だったが、融資先と船がなく、その調達に奔走した結果、遂には船を手に入れ長崎へと向かう。 一方で苛烈を極める攘夷思想に対して幕府は弾圧の動きを取り、勤王攘夷思想の武市半平太も遂に切腹となる。 長州藩も外国、幕府、朝廷を敵に回し没落していく。 幕末に向けて時代は動いていき、坂本竜馬が独自の感性でどの様に時代を切り拓いていくのかがとても楽しみです。

    1
    投稿日: 2017.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「いかに一世を蓋うほどの才智があろうとも、とらわれた人間は愚物でしかない」。本書で語られるこの一説が、戦前期日本の批判から現代まで通じる著者の警鐘であろう。本巻は、これが雄弁に語られる。山内容堂批判しかり、武市半平太批判またしかり、そして、本巻では描かれないが、禁門の変で死地に向かう浪士・長州藩士しかりである。

    2
    投稿日: 2017.01.21
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    p.413 竜馬が田鶴、さな子、おりょう、三者との関係を考えた時に引き合いに出した一節 「(君子の交りは淡きこと水のごとし、というが)礼記のことばである。その意は、信義のある紳士というものは、いかに親友に対してもさらさらした態度でおり、そのくせ実がふかい。手をとり肩をだいてことさらに親しみもあらわさねば、弱点でひきあってのめりこむようなつきあいの仕方もしない。 もっともこれは男同士の交友についてのことばだが、竜馬は、男女間でもできればこれでゆきたかった。」

    2
    投稿日: 2017.01.07
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    京から尊王攘夷派かが退去し、佐幕派が力を持ち始める頃、龍馬の海軍訓練施設が動き始める。土佐でも山内容堂が藩主として指示しだし、勤王党の弾圧がいよいよ激化。武市半平太の投獄、切腹。とてもやるせない。 観念で行動する武市の最後は武士らしい。 ただ、子飼いで使っていた岡田以蔵が拷問に耐え切れず京での暗殺に関与した勤王党志士を吐露。

    2
    投稿日: 2016.06.19
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    ついに船を手にいれたか~。 武市の死はあっさりした感じだった。 おりょう、さな子、田鶴と、モテモテですな。

    2
    投稿日: 2016.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    勝海舟との出会い、武市の自害、そして、ついに戦艦を手に入れた竜馬のテンポの良いストーリー展開です。  江戸幕末時代の99%が農民と町民で1%の武士だけが教育を受けており、その1%の中でも半分以上はお上の顔の色だけを伺って過ごしていたというカースト制度に似た奴隷制度に匹敵する暮らしが日本で300年も続いていたという理解をさらに深めた4巻でした。  竜馬はどこの生まれでも将来は好きなことができる時代が来るという使命を持って行動する様はとてもしびれます。  今の時代も多くの企業では社内調整に追われて、上司の顔色を見ながら仕事をする人が多くいるといいます。  そんな暮らしは家族に悪い影響を与えてしまいます。 先の見えない時代と言われていますが、今よりももっと過酷な時代を生きていた竜馬達の物語は先を見つけてゆく力になります。

    3
    投稿日: 2016.05.14
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    時代小説の名作(代表作、入門の一冊)。 「寿命は店名にある。人間はそれを点にあずけっぱなしにして、仕事に熱中してゆくだけでいい。」 おもしろいぜよ。

    0
    投稿日: 2016.05.07
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    武市半平太の最期、そして千葉重太郎の妹 さな子への片袖を渡す話などがこの巻での印象的なこと。竜馬、勝海舟の弟子として本格的に旅立つ。

    0
    投稿日: 2016.03.09
  • 脱藩浪士の戯言が…

    土佐藩と京都での攘夷勢力に大激震! 時勢ががらっと変わる中、竜馬はわが道をゆく。 勝海舟と共に、神戸軍艦操練所設立へ奔走する。 脱藩浪士の戯言でしかなかった“軍艦で幕府を倒す”が、形になり始めた。 船を手に入れ、長崎へも訪れた竜馬。 次巻ではますます暴れるに違いない。

    0
    投稿日: 2016.02.24
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    折り返し。文久3年神戸軍艦操練所、清河八郎の死、新選組登場、藤堂平助、長州藩京都追放。武市半平太、岡田以蔵、投獄、切腹。観光丸、さな子への片袖、長崎滞在。

    0
    投稿日: 2015.12.27
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    日本史を学んだのが中学までの自分は幕末はすっ飛んだ記憶しかなくて、勝海舟と竜馬の関係性を恥ずかしながら初めて知る始末。 読んでいてワクワクする展開。

    0
    投稿日: 2015.08.28
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    『竜馬がゆく』が新聞連載ものだけあって、とにかく長い。そして、同じことの繰り返しの表現も多い。これは、時数稼ぎのためだろうか。 物語として、無駄な部分のない丁寧に練られた話が好きな私にとって、この長大巨編を読み終えることはできなかった。物語としてよりも、参考書などで無駄なく幕末の歴史を学んだほうがいいような。

    0
    投稿日: 2015.03.29
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    諸藩騒乱の京では「天誅」と称し暴徒化する攘夷浪士を取り締まる新選組が活躍。 同郷で武市の弟子“人斬り以蔵”こと岡田以蔵の捕縛を契機に武市瑞山遂に切腹、土佐勤王党は事実上壊滅に。 我が道を邁進する竜馬、海舟の伝を頼りに神戸の漁村に軍艦操練所を建設、塾生も集い交渉の甲斐あって幕府の軍艦「観光丸」を入手する。

    0
    投稿日: 2015.01.31
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    いよいよ戦艦ゲット。違う道を進むことになったけど、お互い刺激し合って頑張ってきた親友の死も経験して、これからいよいよ飛翔の時でしょうか。

    0
    投稿日: 2014.11.21
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    289P~298Pあたりに出てくる、龍馬と新撰組の対面シーン、気と気でぶつかるのは良くない、相手の気を抜くことだ、と言っているシーン。 戦う、逃げる、は積極、消極の差こそあれ同じ気だ、とも。 この場面は刀でもって、斬るか斬られるかという状況での話だったけど、対人関係全般にも通ずるんじゃないかな、と感じた。 喧嘩腰な人に張り合おうと接すれば、より対立が深まるし、弱腰で接すれば、より喧嘩腰な態度が激しくなる、作中の龍馬みたいに、のらりくらりかわして、同じ気で臨まない、というのは、処世術として面白い。 自分のほしいもの、やりたいことを声高に宣言して、本当に実現していってるのも、面白い。 言うべき人に願望を言って、それが叶うように周りの人をうまく巻き込んで進んでいってる姿は見習いたい。

    0
    投稿日: 2014.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2014年24冊目「竜馬がゆく(4)」読了。 この巻は今までの巻に比べて激動といった感じ。(これからもっと激動になるんだろうけど) ・軍艦を手に入れた竜馬 ・新撰組 ・京都の政変(薩会同盟) ・武市半平太の切腹 などなど。竜馬の人生と共に、時代が大きく動く。次巻は果たしてどうなるか楽しみ。 とにかく出てくる人物がスゴすぎて、驚くばかり。(坂の上の雲で出てきた伊東祐亨が神戸海軍操練所にいたとか…)この時代~明治にかけての大物はほとんど関わっているのでは?と思えるほど。本著にも書いてあるが、そういう人物はだいたいもって足が丈夫。京都、大阪、江戸、九州、四国を移動しまくりといった感じ。有名になる人ほど、行動しているものなのだろうな。

    0
    投稿日: 2014.08.28
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    京都における長州藩の地位が下がり、いよいよ時代はきな臭くなってくる。高杉晋作や九坂元瑞が活躍する素地ができてくる。竜馬はと言えば、神戸に海軍塾を開設する。

    0
    投稿日: 2014.08.22
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    http://hinbeee.blog31.fc2.com/blog-entry-1624.html

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    投稿日: 2014.08.14
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    龍馬の構想が明らかになって来た。武市半平太の死の部分以外は、龍馬の前向きな考えが溢れていてワクワクした。勝海舟の存在も頼もしい。でも、力強い反面、龍馬の育ちの良さが見え隠れして危なっかしく感じてしまう。若い頃読んだのとは違い、60歳近くなって読み返すと、ついつい龍馬の行動、言動に無鉄砲さを感じてしまう。親の観点から竜馬を見てしまう。

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    投稿日: 2014.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    武市さんは主犯だからともかく、以蔵は可哀想だった。拷問の上に仲間(師匠)に毒殺されそうになるなんて……。とんでもなく不幸。暗殺はしたけど、それは武市さんの指示だし。 新選組が少しでも出てきたのは嬉しい。自殺未遂を起こした娘ってさな子さんだったんですね。創作上の人物だろうけど。最後の方で、香水と白粉を三人に贈ろうとして戸惑う竜馬は成長したと思う。

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    投稿日: 2014.06.09
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    理想は実現させるためにあり、そのためには時期を待ちつつ為すべきことをしなければならないのだと思いました。

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    投稿日: 2014.05.05
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    さな子さんに袴の片袖を渡すまでの流れとその場面が強く印象に残った第4巻だった。 志士は首が跳ねられている姿や討たれて溝に転がされている姿を想定してはじめて自由が得られる…のような台詞もあり、久しぶりに仕事への取り組み方を考えさせられる内容だった。 京、江戸、大坂、神戸、長崎と跳び回る竜馬の溌剌さにさわやかな思いを持った。

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    投稿日: 2014.05.02
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    神戸の海軍操練所設立から勝海舟との長崎の旅まで。最も印象に残ったのは藤堂平助に語った「政治というものは、庶民の暮らしを立てさせてゆくためにあるものだ。しかるに徳川幕府というのは〜」という竜馬の言葉。徳川の統治を「世界」という目線で論評していることがすごい。勝海舟から得た知識を今の自分が生きてる社会と照らし合わせて日本が進むべき道を探ってる。藩を勤王に持っていこうとした武市やその武市の手足となった岡田以蔵など同じ土佐人でもこれだけスケールが違うのか。蛤御門や長州征伐の目的を再確認できた。幕末は難しい。

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    投稿日: 2014.02.17
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    長州が京都で暴れ過ぎて失脚、新撰組が幅をきかせてくる。土佐勤王党は山内容堂にがっつり弾圧されて武市さんが切腹。竜馬は遂に軍艦を入手、勝先生と長崎へ行き英蘭辺りが長州に攻め込もうとするのを何とか踏み止まらせるべく頑張る。いよいよ盛り上がって来たけど、まだ半分、、、

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    投稿日: 2014.01.30
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    この作品での龍馬は、どこか飄々とした蒼天のような印象を受けます。 また、どこかとらえどころがなく、周りからは何を考えているのかよくわからない感じ。 しかし、その胸の奥では、常に日本のあるべき未来を思い描いている。 その龍馬の描いてた未来が、今現在の社会の在り方に通じているというのが、非常に驚きました。 今では当たり前な「人間皆平等」というのも、江戸時代では非常識な思想です。 それをいち早く考え、そのために倒幕をしようとする龍馬の志は本当に素晴らしいです。 龍馬最大の功績は、やはり薩長同盟と大政奉還です。 この小説でも、当然そこでの活躍がありありと描かれています。 薩長同盟で見せた龍馬の怒り、大政奉還で見せた龍馬の涙。 どちらにも、龍馬の倒幕、日本の未来への想いが現れています。 そして、大政奉還の功績は土佐藩の高官に譲り、その後は一線から退こうとするその姿勢も、当時の時代背景から考えたら真似できる物ではありません。 龍馬については、今までは歴史の教科書に載っているような事しか知りませんでした。 それは龍馬のほんの一側面でしかありませんでした。 龍馬が何故こんなにも万人に愛されるのか、この小説を読んで本当に分かりました。 マジでカッコ良すぎます。 日本史史上、いや世界史史上でも指折りの傑物ではないでしょうか

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    投稿日: 2014.01.03
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    岡田以蔵・武一半平太など土佐勤王党の面々がリタイア。禁門の変・馬関戦争などなど。 おりょうとさな子の間をフラフラする龍馬のラブロマンス巻でもある

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    投稿日: 2013.12.24
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    2013年12月22日 神戸海軍塾設立から、元治元年勝海周と長州藩攻撃を画策していた異国との交渉で、長崎・熊本まで行っていたまでの話。

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    投稿日: 2013.12.22
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    竜馬遂に練習船ではあるが船を手に入れる。今や脱藩してただの浪人だが、時代の先を行った思想を元に、自分の思う道をつっぱしている。

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    投稿日: 2013.11.19
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    交渉術、というか議論術、竜馬独特の議論の場における会話術、 自分の在り方について非常に参考になります。 今自分がそういった本を探しているのですが、 下手なビジネス新書より、この小説を読み進める方が ためになりそう、と思っています。 また、勝が出かける際に、日本の官僚が次々と ついてくることに対し、日本はこれで亡びると 竜馬に話す場面がありました。 今の日本で言うならば押印主義、その場で何も決めることが出来ない サラリーマンと諸外国との違いではないでしょうか。 この頃の日本と今の日本は根本的に変わらない。 これが日本の本質なのでしょうか。 そうやって、日本は諸外国に比べてどんどん国力が劣って行くのか、 という危惧を感じました。

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    投稿日: 2013.11.05
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    やっと読了。 3巻よりさらに遅くなってしまった。 武市の切腹の場面ではまたも 大泣きしてしまった。 漫画を思い出し、あの映像とセットでは かないません。 竜馬の恋の行方…というか さな子とお竜との関係だろう。 やはりさな子より、お竜に分配が 上がっているんだろうなあ〜 惹かれてんのはそっちだろうなあ〜 さな子の方は後ろだてがある お竜はないとかでもないというか。 時勢もあるんだろうけども。 お竜との方にそういう描写あるものな… さな子の懐に手を入れても その気にならんとは… やはり妹分と思っているのかな… そういう人間描写が気になってしょうがない 所です。

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    投稿日: 2013.08.25
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    竜馬がお龍に直ぐにほれ込んでしまう場面など、本当!?と思うほどでしたが、立派な志士になったこの段階でもさな子の前で寝小便をしたりする場面が出てきて本当に人間臭いです。竜馬を訪ねてきた陸奥宗光をさな子が拒絶する場面なども何とも愉しい雰囲気が溢れていますね。さな子、お田鶴さま、お龍の3人を恋人か?と竜馬が考え込んでしまうところなどは、そんなに先の二人の比重が高かったということをこれまで知らなかったと、意外な気がしました。彼女たちが貫地谷しほり、広末涼子、青木よう子のイメージと重なることはどうしようもないです。

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    投稿日: 2013.08.16
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    陸奥陽之助、藤堂平助、土方歳三、沖田総司、武市半平太、岡田以蔵。 新撰組の台頭、薩摩は会津と手を組み、聴衆は没落、土佐勤王党は瓦解する。

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    投稿日: 2013.04.23
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    381 「志を持って天下に働きかけようとするほどの者は、自分の死骸が溝っぷちに捨てられている情景をつねに覚悟せよ、勇気ある者は自分の首が無くなっている情景をつねに忘れるな、ということです。それでなければ、男子の自由は得られん」

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    投稿日: 2013.04.09
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    切腹について司馬遼太郎が「人間の最も克服困難とされる死への恐怖を、それをおさえつけて自在にすることによって精神の緊張と美と真の自由を生みだそうとしたものだと思う。」と語っている。 死を軽んじる文化ではなく、死を卓越することで精神の自由を得ていた当時の武士と今の日本人では根本的に人として違いすぎる。

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    投稿日: 2013.02.22
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    新撰組も登場し、 世の中はいよいよ騒然と混迷の色を強めていく。 長年の夢である軍艦を手に入れるべく帆走する竜馬。

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    投稿日: 2013.01.16
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    長州藩の過激思想が現れてくるのが本巻から。吉田松陰の教えを受けた申し子達が、日本を導いていく大きな原動力となった。長州、特に吉田松陰についてより知りたくなったのは本書のおかげ。司馬氏の著作に、長州藩の志士達を取り上げた作品があることを知り、是非拝見したい。

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    投稿日: 2012.12.28
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    2012.12.4読了 ホラ吹きと言われながら自分の信念を貫きついに浪人の身ながらついに自分の船を手に入れてしまった 好きなことで大義を成そうとしているところも良い

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    投稿日: 2012.12.04
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    武市と以蔵が死んでしまって土佐も寂しくなってしまった。 竜馬と海援隊のみんなの船上での酒宴が楽しそう。自分たちの夢だった船の上で飲む酒と歌は格別だろうな。

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    投稿日: 2012.05.21
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    市井の人として、田舎に帰って家族をもってにこにこして暮らすか、 あるいは、そういうのをかなぐり捨てて、世の中に出て、大事をなそうとかけめぐるか。 両方ともありなのだろうが、自分がどちらに向いているのか。 どっちにしても、相手に肩すかしを喰らわせるほどの、余裕は必要なのだろう。

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    投稿日: 2012.04.23
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    「土佐ではのう、下士は犬猫同然ながじゃ。下士の分際で藩を動かそうなど虫唾が走る!」(by龍馬伝)容堂公により武市半平太を切腹させ土佐勤王党が崩壊する。妻富子との夫婦愛に感動。そして創作だろうけど北辰一刀流の竜馬と新選組 藤堂平助との対面が好きで“同門は血より濃い場合がある”新選組では天然理心流の結束が固いように。平助の葛藤に苦しむ姿が何とも悩ましい。さな子さんの決意も愛くるしい。さて脱藩浪人でありながらついに軍艦を手にいれた竜馬は罐いっぱいに五平太を炊きながら長崎へ、世界が広がっていく。

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    投稿日: 2012.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    勝の肝煎りで神戸の生田に海軍塾ができ、そこで龍馬は諸藩からの留学生の世話役といえる立場になる。そして、京、江戸へと文字通り東奔西走する龍馬は京でやがて伴侶となるおりょうと出会う。 しかし、時代は時計の振り子のように、矯激な長州藩は薩摩、会津などの雄藩から疎まれ、ついには当時の政治の中心地であった京の政界から放逐される(七卿落ち)。 そして、龍馬の故郷土佐でも佐幕派の鯨海酔侯(山内容堂)による粛清で、武市瑞山は賜死となり、勤王党は崩壊した。

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    投稿日: 2012.04.13
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     当時の移動手段といえば、人の脚か馬に乗るか、海上ではかなり遅い船くらいしかなかったはず。  物語のテンポがいいせいか、今日は大阪、明日は京都、明後日は兵庫と、竜馬を筆頭に志士や軍隊の皆さん、すごい速度で東奔西走されているように錯覚してしまいます。  激動の世の中で各人走り回っていたのでしょうが、特に竜馬はまるでどこでもドアを使ってるような動きっぷり。  弥太郎もすごい速さで江戸から土佐に帰ってきた記録があるそうですが、実際この時代の人々はどのくらいの速さで動き回っていたか、別の資料でも確認してみたくなりました。

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    投稿日: 2012.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めまぐるしく動く時勢。長州藩が京を追い出され、いよいよ新選組が登場し、勤王志士狩りが始まる。その煽りを受けて土佐藩主容堂が暴走し、武市半平太が死亡。死を覚悟した半平太と妻富子の生前のやり取りや竜馬の土佐藩に対する怒りが印象的だった。 竜馬は海軍学校を作るために各地を奔走。ついに念願の軍艦を手に入れる。奇抜な発想のためにホラ吹きと呼ばれるが、時勢を読んで機が熟するのを待つ策士。そんな竜馬だが恋愛に対しては相変わらずからっきしで、3人の女性の間で揺れ動く始末。竜馬に思いを寄せるさな子のもどかし気な言動が微笑ましい。

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    投稿日: 2012.03.06
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    土佐勤王党が長続きしえなかった事は、否定しない。 土佐の身分差別が理不尽に酷かったことも事実であろうし、そこは崩すべき価値観だったと思う。 ただ、山内候が勤王かつ佐幕であったことは、本当に関ヶ原から染み付いただけの頑なな殿様思考だったのだろうか。 そんな人が、後世まで賢候と言われるだろうか。 以蔵の末期が気の毒でならない。 彼にも、土佐勤王党と土佐の差別以外の世界を観てほしかった。

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    投稿日: 2012.02.01
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    長州の没落、土佐勤王党の弾圧。その中で竜馬だけがちゃくちゃくと軍艦を手に入れるという理想、目標を成し遂げていく。世の中が激変するこの時勢、急進派がすたれていく中、あせらず着実に地固めをしていく竜馬の姿には学ぶところがあるかと思う。

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    投稿日: 2012.01.21
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    長崎で香水を買うくだりが面白い。 竜馬が生涯の主題と愛欲の間で葛藤してる様は共感できる。 荘子の言う「君子の交わりは淡きこと水の如し」を男女間でもいきたいというのは分かるなぁ。 こんな時代では自分の信念を頼りにするしかないって考え方も素敵。

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    投稿日: 2012.01.03
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    「わずかに他人よりすぐれているというだけの智恵や知識が、この時勢になにになるか。そういう頼りにならぬものにうぬぼれるだけで、それだけで歴然たる敗北者だ。」 「竜馬の考えでは、奇策とは百に一つももちうべきではない。99まで正攻法で押し、あとの一つで奇策を用いれば、みごとに効く。奇策とはそういう種類のものである。真の奇策縦横の士とはそういう男をいうのだ。」 「(さすれば、人間生死などを考えるべきではないな) …寿命は天にある。人間は、それを天にあずけっぱなしにして、仕事に熱中してゆくだけでいい。」 「自分の眼で確かめぬとすまぬたちである。耳を信ぜず、眼で見てそのうえで物事を考える男であった。」 功名が辻を読んだので、その三百年後土佐が、関ヶ原の禍根を残したまま、真っ二つになってしまっているのが、ちょっと悲しい。

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    投稿日: 2011.12.29
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    竜馬が幕末をかける物語 第4巻。 文久3年の出来事を中心に描かれており、武市勤王党の崩壊、時勢の変化•薩摩の策略による長州の京からの退却、および長州の夷狄への狂気じみた襲撃、そして竜馬の軍艦入手。 再び時代が動き激化していく時勢のなかで竜馬は着実に流れを読み理想に近づいて行く。 竜馬の常人離れした言動もなお心を惹きつける。名言、面白い表現数多く、勤勉な読者なら付箋が数多くはさまれること間違いなしの一冊。

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    投稿日: 2011.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    神戸に海軍の塾を作るが、舟が無い。金は越前松平家に頼み、手に入れる。神戸は当時鄙びた町であったそうな。人は集まったが、船が無いので訓練が出来ない。人材発掘は進み、後の海援隊の元は着々と出来上がりつつある。竜馬は敵の金で、将来の味方(攘夷志士)を鍛えた。 長州は薩摩を追い落とすが、薩摩の逆襲に会い、京での勢いを失う。 土佐の山内容堂が動き出した。これも時勢であるが、勤皇が盛んな頃はおとなしくしていて、長州の勢いが翳ると途端に武市一味を捕らえ、獄に繋ぐ。終にはヒットマン以蔵を捕らえ、自白させる。しかし武市、自白はしないが、追求を逃れられず、やむなく自害。清河八郎も策に嵌められ、道半ばにて死す。策士策に溺れる。清河の打った芝居で新撰組が誕生する。その新撰組にも竜馬は厄介をかけられるのだが、、、、 江戸に軍艦の催促に行き、待望の軍艦を手に入れる。竜馬は長州も救いに行く。長州を好きな竜馬は長州をこのままにしては置けない。勝も協力してくれる。 型に嵌らない者の考え方は、やはり万人には受け入れ難い。が、竜馬の 協力者達はそれぞれに型に嵌らない考え方をしていた。当時は、日本や 日本人、一般大衆などへの考慮と言うものはなかった。それを常に考えのベースとし、行動をしていたのが、竜馬及び竜馬を指導してくれた人達でその先はそれぞれ又別の道になっていたが、、、そこが面白い。最終案が別であっても、自分や自分の考えに則していれば、協力を惜しまず、日本の為にと動いてくれ、導いてくれる。やはり、天運なのだろうか。 いや、自らが動く、動こうと意識した所から、、、千里の道も一歩から。

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    投稿日: 2011.12.26