
総合評価
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powered by ブクログ移動手段が馬か徒歩かしかない時代にここまでたくさんの地に足を運べたが竜馬の強さだと感じた。まさに竜馬がゆくのタイトル通り。
0投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
脱藩を決意して浪人となった竜馬は幕府側に仕える勝海舟に出会い、それにより竜馬はこれまでの考えを改め、独自路線を進む。攘夷か開国どちらを取るべきかと争うなかで、竜馬は船に関心を持ち始め、学問に精通していない彼がどのようにこれらの知識を吸収していくのかは注目どころ。
1投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ勝海舟という傑物との出会いによって、竜馬の運命が大きく変わっていく。いや、竜馬的に言うと運ではないらしい。人は出会うべくして人と出会っているということか。出会いの影響を生かすも殺すも自分次第。勝の言葉によって竜馬がいままで漠然と考えていた何かが見えたのだろう。同席した重太郎には全く響いていなかった。人は自分が見たいものしか見ていない(カエサル)のか。人生という芝居をするためには自分で舞台をこつこつ作らねばならない。とは竜馬の言葉。おりょうとの邂逅もあり、この先の竜馬の芝居(生きざま)を観るのが楽しみ。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3巻になって竜馬の周辺が騒がしくなってきたのを読みました。勝海舟との出会いが一番大きかったと思いました。最初は斬るつもりであった竜馬も勝の話を聞いて弟子になった件は竜馬らしいと感じました。司馬遼太郎先生の小説は本当に読みやすいです。
4投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログ3巻では、勝海舟との出会いとその後の関わり、女性との関係性でウキウキしている竜馬が印象に残りました。お田鶴さまの竜馬に対する世話焼きぶりが、何ともほほえましかったです。竜馬は本当に愛されキャラで描かれています。女性からも男性からもというところから、人間力があるんだなぁと思うことしきりです。万人平等の社会を目指す竜馬の心意気と気概、いいなあと思いました。自分の志を貫くこと、人との出会いの大切さをあらためて感じています。人生において、いつ誰と出会うかが大事!! また、竜馬の書は『維新志士の書のなかでは「最も風韻ゆたかな書風」』文章については『古今、豊臣秀吉の手紙文章とともに、書簡文の傑作』と記されており、見てみたい!という気持ちにかられました。
16投稿日: 2025.04.03
powered by ブクログ正しいか正しくないか、善か悪かは別として、自らの行動で国を変えてやるという気概を持った人で溢れてる幕末って凄すぎる時代。現代人がその中に放り出されたら大半の人が何もできないんじゃないか。 今日会った人に明日は会えないかもしれない。常に死と隣り合わせ。その中において竜馬の存在感。脱帽。より幕末を詳しく学びたいと思った。 徒歩で日本国内縦横無尽に移動する脚力ってどうなってんだ?いまより国土が圧倒的に狭くないと説明つかないっす。
2投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログこの頃の人にしては考え方が根本から違っていたんだなと思った。世論が幕府か天皇かで別れているときに、竜馬は「日本」を意識している。すごいよね。。 数々の人たちが、竜馬に協力してくれるようになっている様子を見ると、竜馬の人柄や愛嬌はどんなによかったんだろうと、この頃の竜馬に会ってみたくなった。おそらく人を寄せ付ける力みたいなものがあったのかもしれない。 勝海舟と出会って、生き生きとしてきた竜馬がこれからどうなっていくのか楽しみ!
2投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログ浪人となった竜馬は、幕府の要職である勝海舟と運命的な出会いをする。勝とのふれあいによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始めた。 生麦事件などの攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならない、とひそかに考える。 そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。 海軍学校の創設のための奔走や、おりょうとの出会いなど。
0投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ竜馬29歳まで 迄で3巻。ここの辺りから急激に時の流れがゆっくりに。残り5巻、今後ことが重要で濃密なものになりそうな予感が益々。
8投稿日: 2024.09.10
powered by ブクログ竜馬、京都へ行く。寺田屋事件起きる。生麦事件起きる。薩長が、宗教的攘夷思想の非をさとってひそかに外国と手をにぎり、軍隊を洋式化して幕府を倒した。簡単にいえば、それが明治維新である。(170p)。竜馬、勝海舟を斬りにいくが、勝の話を聞いて逆に勝に弟子入りする。竜馬たち、勝海舟に軍艦 順動丸に乗せてもらう。竜馬、おりょうに出会う。この巻の後半くらいから竜馬が何をやりたいのか朧げながら見えてくる。
0投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログ▼第三巻で勝海舟と会う。もともと殺すために会いに行ったのに、弟子入りしてしまうというオモシロイ展開。 ▼・・・・その後読み進めると、しみじみ思うんですが、竜馬さんって、 ・勝海舟に気に入られ?から人間関係の財産をまるっと貰った。 ・西郷に気に入られ?薩摩の財力と権力の保護下で海援隊の活動を全部スポンサーになってもらった。 という2点が無かったら、まあただたんに剣道が強かったホームレス、に過ぎないんですよね・・・・どれだけ高説をのたまわろうが。 ▼ひっくり返すと、そのふたりにそこまで愛されちゃったってことがもう、決定的なんでしょうねえ。
9投稿日: 2024.04.11
powered by ブクログ三巻も文句なしですね!★5つです!! 竜馬も凄いが武市さんも凄い。 三巻。。登場人物が多い! おりょうさん、勝先生、久しぶりのお田鶴さん。 皆がみんな、竜馬を好いてて気持ちが良いです。 今後こんなに凄い人が出て来る世になるのだろうか?
1投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログいろんな女人が竜馬に惹かれている描写が多いけどおりょうはいつ出てくるんだろう、って思った。やっと出てきました!竜馬の未来のお嫁さん!ヽ(;▽;)ノ <わ〜|
7投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ学生時代に途中で積んだ本。再挑戦して読了。 映画「首」や某ソーシャルゲームの五稜郭イベント をきっかけに歴史物への熱が再燃。 軌道に乗るとやっぱり面白くて一気読み。 脱藩後の話から始まり、勝海舟、おりょうも登場。 過去に大河ドラマ「龍馬伝」を2周したからか、 ビジュアルはそっちをイメージしてしまうものの、 英雄譚(ある程度の脚色有)は掛け値なく面白い。
7投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログ「人の一生というのは、たかだか五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 2020/2/6読了(再読) 学生時代から十数年振りに読んで、改めて日本人たるもの、一度は読むべき小説だと思った。文庫本8巻の大長編は名場面、名台詞も多いのだが、、竜馬がその人生観・死生観を語った台詞を採り上げてみた。
0投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログ龍馬が勝海舟と出会い、海軍学校を作るべく奔走する。勤王派、攘夷派と国が割れる中、多勢の考えにとらわれず、外国のものであっても、良いと思えば取り入れ、日本という国を作ろうとする竜馬の考え方は、今の私たちも見習わないといけないと思った。
0投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログ周りの志士に大分遅れをとったが、ついに竜馬が生く道を決め走り出した。既定路線には収まらない、躍動感がたまらないです。
0投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログ時代小説とか全然興味ないんですけど!!と思いながら早3巻まで読了できました。そして、、本当に読書って楽しいし土佐に旅行へいきたくなるし竜馬が令和を生きていたらどんなだろうとついつい考えてしまいます。お竜が登場して乙女でうぶな竜馬がとても漢らしくて(矛盾しているが、、)キュンとなれます。
3投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログ龍馬はかっこいい。 女、金に執着せず、自分のなすべき事をまっすぐにしている姿は今の時代の誰にも当てはまらない。 だから亡くなってこんなに経つのにまだ英雄なんだろう。 これは乙女姉さんの力だな。 さぁ、4に進もう!
1投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログ2023.2.08 読了。 2023年、6冊目。 ヨメの友人が貸してくれた1冊。 最新の文庫版より一つ前の版です。 中高生のときに何冊か読んだ作家なので読み易かったです。 大学の大先輩でもあります。 この巻で後に師となる勝海舟と妻となるおりょうが登場します。 NHK大河ドラマ「龍馬伝」の福山雅治と真木よう子の印象が残っています。 フィクション色が強まり、ストーリーは劇的に展開を始めます。 満足度4.4/5。
0投稿日: 2023.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第3巻で一番面白かったのは、お竜と竜馬の出会いの場面。 人を助けるためなら火の中に物怖じせず入っていくというのは非常に竜馬らしくてカッコいいし、そして助け出した人の姉が運命の人だったというのが素敵。 お竜の美しさを一目見てみたい!
0投稿日: 2022.03.28
powered by ブクログ決して焦らず時期を待つ姿勢が終始描かれている3巻。事を成すための準備期間に次から次へと出会うキーパーソンは竜馬の人柄あってこそです。 また、盗賊寝待ノ藤兵衛も目が離せません。盗賊といえどその特技を生かして竜馬の手となり足となり働く様はあっぱれです。 そして、3巻で一番刺さった言葉、「偏見を持つな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間ならおれはうけるわい」尊王攘夷派の友人武市半平太に放った言葉。 幕府か天皇か、開国か攘夷か、何藩の出身か、身分は、などなどとにかくグループ化が激しい時代に、この考えを持ち、貫ける竜馬の姿勢が彼の人としての大きさを物語ります。 にしても、、、女っ気がないようで行く先々で登場する個性的な女性陣。まるで源氏物語の様。
1投稿日: 2022.03.24
powered by ブクログ勝海舟との出会いによって、物語が大きく動き出してきたな、という内容。前巻まではどことなくふわっとした印象の竜馬でしたが、ここにきて具体的な目標を持ち始め、奔走する様子が描かれていて、いよいよ先の展開が楽しみです。 ただ、気になるのは竜馬がちょっと小汚いこと?(史実なの?だったら仕方ないけど…)身なりだけでなく、振る舞いとかちょっと生理的に受け付けない部分が描かれていて、その部分を読むときだけはちょっと読み飛ばしたくなります(笑) とはいえ、のちの奥様のおりょうさんとの出会いもあり、ふたりの今後の展開も楽しみの一つ。
1投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログ第三巻は竜馬が土佐を脱藩して天下に躍り出るところから始まる。勝海舟との出会いにより竜馬は海軍事業実現に向けて歩き始めるので勝はこの巻にて極めて重要な登場人物であるが、注目したいひとりは同郷の家老お田鶴さまとする。 京の公卿三条家に仕えるお田鶴さまは多くの勤皇志士の世話をした才女であるが、竜馬にかけた思いは別格であり、第二巻でふたりは一夜の伽を過ごした。それでも肝心な場面で色気を欠く子供のような竜馬をお田鶴さまはかしこく掌握し、年上女性としての器の大きさにひたすら感心させられる。清水産寧坂を舞台にしたこのふたりの淡くもあでやかな恋模様の描写、見事としか言いようがない。
2投稿日: 2022.02.09
powered by ブクログ尊王攘夷を海軍を作って成し遂げようとする龍馬の意志に驚いた。越後藩から5000両もの大金をきちんと借りて勝海舟とともに海軍の私立学校を作ったことにすごいと思った。北辰一刀流の名人でありながら海軍を作ると言うことに度肝を抜かれた。視野が広いな〜と思った
1投稿日: 2022.01.26
powered by ブクログ絶対面白いとわかっていたけどやっぱり面白い。勝海舟の江戸っ子言葉も好きだし、名前だけは知っているような有名な人たちがどんどん出てくるし、何より京都に地の雨を降らせてこれが攘夷だと勘違いしている人たちを海軍にしてしまえばいいという発想が素敵。 だからといって、生麦事件みたいな事件が決して無駄ではない、香港の時みたいに外国が強気に出過ぎるのを防ぐという意味で、というのも説得力があるし、過激派攘夷志士の働きに感謝すべきところもたくさんあるなってのもわかる。 洋夷なんて侮蔑的な漢字だけど、列強が帝国主義をふりかざして清やインドを食い物にする姿は醜い以外の何ものでもない。 だから、というか後の時代だから言えることだけど、近代化がいいことばかりじゃないと私は思う。 川瀬巴水を見てきたばかりで日本の原風景に感化されてるのもあるけど。 ただ、そういうタイミングだったというだけ。 近代化しないと生き残れない、だからすべきだった、というだけだと思う。 そしてそれを見抜いて実行した竜馬は偉いってことね。龍馬じゃなくて、あくまでフィクションの竜馬。何度も読んでもわすれてしまう。 これから竜馬がどんどん活躍していくのが楽しみ。
1投稿日: 2021.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p.71 討手の大将奈良原、これは男であった。両刀をガラリと投げすて、着物、襦袢を肩ぬぎして上半身赤裸になり、叫びながら階上にのぼって行った。 p.154 人生の大事は成るか p.356 形見はお前さん自身さ 盛り上がってきました。
0投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログ竜馬が土佐藩を脱藩して、維新の道へ足を踏み込み始めた三巻。 竜馬がどんな思いで維新の志士になったかがよく分かった巻だった。 そして、坂本竜馬が未だに愛され、尊敬される存在である理由も分かってきた。 「議論をしない」 議論で勝っても相手の名誉を奪うだけで、人の生き方は変わらない 心に留めて、四巻に突入しよ。
1投稿日: 2021.03.17
powered by ブクログ勝海舟登場の巻。 勝さんの予備知識ほぼゼロでしたが、寡黙な方なのかと思ってました。 とにかく早く先に進めます。
0投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログ竜馬がゆくが、面白くなってきた 今までは半分義務感、勉強感で読んでいた 感情描写がすごい ちょうど京都旅行の前2週間に読んでいたので、なお面白かった 早く続きが読みたい
0投稿日: 2020.10.20
powered by ブクログだんだんと竜馬のやりたいことの地盤が固まりつつある気運が見られて読んでて面白かった。人生を芝居に例え、ただ一つ役者と違うのは人生は自分で舞台も作るっと言ったシーンは感嘆した。早く続きが読みたい あとおたず様はどうなるの、笑
1投稿日: 2020.07.31
powered by ブクログ男は、この子をどうにかせんとあかんと言って、惚れる。守りたいという気持ちがそれ。 剣は技術ではなく、境地。 その境地も多分重要なもので、士農工商がない世の中にしたいという気持ちや、藩を無くして日本国を作る(海外の制度を持ち込む)といった考えが浮かぶのだろう。 人を殺しても、世の中は良くならない。これが歴史から学ぶべきこと。 足が達者でなければ仕事はできぬという持論。 世に生を得るは事をなすにあり。
0投稿日: 2020.06.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一気読みしてしまった。 尊王攘夷の激化、勝麟太郎との出会い、はじめての黒船、脱藩の取り消し、由利公正と春嶽との会見 艦隊作りの第一歩目が踏み出した!?
0投稿日: 2020.05.15
powered by ブクログ何か段々濃厚になってきた、良くも悪くも。ストーリーとしては破綻するのかもしれない。 しかしやっぱりこの作家、注意しないと毒される磁力を持ってるのは確か。
0投稿日: 2020.04.03
powered by ブクログ【感想】 竜馬がゆく3巻目。ここからは土佐藩士ではなく、脱藩後のイチ人間としての竜馬の活躍が光る。 「自分は人生で何を成すのか」という使命を、糸口かもしれないが、この時期からようやく見つけ始めているのではないだろうか? 夢があるって本当に素晴らしくて尊いなぁ・・・・ 大河ドラマ「龍馬伝」に出演していないが、個人的には清河八郎の存在はこの幕末になくてはならないモノなんじゃないかなーと思う。 (お田鶴様もそうだが、「龍馬伝」ではそれを平井加尾が補っていた。) 本著ではその魅力的なキャラクターである清河八郎と竜馬の掛け合いが見られるので面白い。 「世の中の人は何とも云はばいへ わがなすことはわがのみぞ知る。」 この巻を読むたびに感銘を受ける竜馬の句。 竜馬のように、フットワークや情報網は持ちつつも、周りに流されずに冷静に流れを読んで、そこから自身の行動を起こせるような人間になりたいものです。 【あらすじ】 浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。 勝との触れ合いによって、竜馬はどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始める。 生麦事件など攘夷論の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならないとひそかに考える。 そのために「幕府を倒さねばならないのだ」とも・・・ 【引用】 0.世の中の人は何とも云はばいへ わがなすことはわがのみぞ知る。 この時期、竜馬の人生への基礎は確立した。 勝に会ったことが、竜馬の竜馬としての生涯の階段を、一段だけ踏み上がらせた。 (人の一生には、命題があるべきものだ。俺はどうやら俺の命題のなかへ、ひとあしだけ踏み入れたらしい) このとし、竜馬28歳。まったぬの晩熟(おくて)である。 1.弥太郎ほど、おかしなやつはない。 弥太郎に主義があるとすれば、徹頭徹尾、自分主義である。信奉すべきは天皇でも将軍でもなく自分であった。 弥太郎自身、この広い世の中で、岩崎弥太郎ほど優れた人間はいないと思っている。 もってうまれた気力胆力が超人的で、かつ文字にも明るいくせに、この男だけは勤王でも佐幕でもないのである。 主義めかしいことは一切口にしなかった。興味がないのだろう。 2.寺田屋騒動 伏見における勤王有志の薩摩藩士たちが全滅した。薩摩藩士団が、薩摩藩士団を切った。 藩主久光からの、慰留とは名ばかりの命令で、薩摩人は思想よりも君命を重しとして行動した。 3.幕末の史劇は、清河八郎が幕を開け、坂本竜馬が幕を閉じたと言われている。 「例の寺田屋の一件。あれも私が書いたスジだったのさ」 とにかく清河は歩いている。人物とみれば必ず会っている。そして、ほとんどが清河に動かされた。 清河がどこかで吹き上げた笛の音が、まわりまわって土佐の田舎に聞こえたために、竜馬もおどらされて脱藩するわけになったのである。 4.「よしなよ清河さん。一生に一度くらい手品もいいだろうが、物事にゃ実がなくちゃ、人はついてこないですな。」 策士というのは所詮は策士である。ついに大事は成せないだろう。 (実が要るのさ) 竜馬にも、いまは身もふたもない。しかし作りあげたいと夢想している。 5.俺が出ねば天下はどうにもならん、と竜馬はふと誇大な夢想をもつのだが、かといってまだ出る幕がなさそうであった。 生涯、竜馬の出る幕はないのかもしれない。 (そのときは、そのまま死ぬまでよ。命は天にある) 竜馬は刀を帯におとしこんだ。この一刀が勝の血を吸うかどうか、竜馬自身にもわからない。 6.竜馬は、議論しない。 議論などは、よほど重大なときでない限り、してはならぬと自分に言い聞かせてある。 もし議論に勝ったとせよ、相手の名誉を奪うだけのことである。 通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生き物だし、負けた後に持つのは負けた恨みだけである。 【メモ】 p10 「弥太郎ほど、おかしなやつはない。」 と、武市半平太がかつて門下生に人物論議をしたことがある。 もってうまれた気力胆力が超人的で、かつ文字にも明るいくせに、この男だけは勤王でも佐幕でもないのである。 主義めかしいことは一切口にしなかった。興味がないのだろう。 弥太郎に主義があるとすれば、徹頭徹尾、自分主義である。信奉すべきは天皇でも将軍でもなく自分であった。 弥太郎自身、この広い世の中で、岩崎弥太郎ほど優れた人間はいないと思っている。 p28 「弥太郎、抜いたか、けなげだな」 竜馬はシンから感心した。 「しかし、惜しい。お前は不浄の小役人になって上士のあごで使われているような男ではない。天下は動いちょる。おなじ死ぬなら、竜馬の刃にかかるよりも、日本のために死なんかい。お前には土佐はせますぎる」 もともと弥太郎には、国事に奔走するというような興味はかけらもない。かといって土佐藩でたかが知れた出世をしようとも思っていない。 自分の人一倍大きすぎるエネルギーを何に向かって吐きだすべきか、その場所を探すのに悩み切っているのが、弥太郎の心境だった。 「お前は商売をやれ。これからの商売は国事じゃ。町人には出来ん。武士の目をもって、天下のいく末を洞察した商売でないと、商売にはならん。そんな時代がくる」 p61 ・寺田屋騒動 伏見における勤王有志の薩摩藩士たちが全滅した。 薩摩藩士団が、薩摩藩士団を切った。 藩主久光からの、慰留とは名ばかりの命令で、薩摩人は思想よりも君命を重しとして行動した。 双方、憎しみはなかった。 なにせ家中では勤王派の同志であり、友人である。 が、薩摩隼人の奇妙さは、いかなる場合でも、自分の男としての名誉を守るということにあった。殺気はカラリと乾燥している。 勤王有志・橋口壮助 「おいどんな、死にもしても、お手前(おはん)らが居もす。生きて生き抜いて、今後の天下のことは頼んもすぞ」 維新の陽は、やがてこういう連中の累々たる屍の向こうに昇るのであろう。 p86 ・清河八郎 清河は、巨大すぎるほどの才能を持って、この東北の高原に生まれた。 学問、武芸、なにをやらせても、たちどころに熟達した。 文章もうまい。弁才もある。それに、人一倍の気力がある。 それだけではない。時勢、人物などものの本質を一目で見抜く眼力と、策謀たちどころに湧く天才的な謀才があった。 その点、百年に一人という逸材だろう。 ただ一つ、徳がないという重大な欠陥がある。 非常な尊王家であったが、同時に自分をも世間に押し出したかった。 功を独り占めにし、常にその策謀の中心に座りたかった。 p93 ・幕末の史劇は、清河八郎が幕を開け、坂本竜馬が幕を閉じたと言われている。 「例の寺田屋の一件。あれも私が書いたスジだったのさ」 とにかく清河は歩いている。人物とみれば必ず会っている。 そして、ほとんどが清河に動かされた。 清河がどこかで吹き上げた笛の音が、まわりまわって土佐の田舎に聞こえたために、竜馬もおどらされて脱藩するわけになったのである。 p98 「よしなよ清河さん。一生に一度くらい手品もいいだろうが、物事にゃ実がなくちゃ、人はついてこないですな。」 策士というのは所詮は策士である。ついに大事は成せないだろう。 (実が要るのさ) 竜馬にも、いまは身もふたもない。しかし作りあげたいと夢想している。 p136 攘夷さわぎは、日本史にとって無意味ではなかった。 同時期に隣国のシナが英国の武力を背景とした植民地政策のために骨抜きに料理され、他方ではロシアも領土的野心を露骨に見せ始めていた。 もし攘夷的気概が天下に満ちていなかったかは、日本はどうなったかわからない。 列強が日本に対しシナとは違う扱いをし始めたのは、一つはサムライとの陸戦を恐れたからである。 p178 「重さん。勝なんぞを殺すよりも、人おのおのが志を遂げられる世の中にしたいものだなあ」 ぼんやりと竜馬は立っている。 「おれは故郷で河田小竜という物知りの絵描きから聞いたのじゃが、アメリカでは木こりの子でも大統領になれるし、大統領の子でも本人が願うなら仕立て屋になっても、誰も怪しまぬというぞ。 士農工商のない世の中にしたい、とふと思うた。」 「重さん、俺は天子様のもとに、万人が平等の世の中にしてみせるぞ。」 p189 幕府の権威は、桜田門外の変があったこの朝から薄れた、といっていい。ただの殺人ではなく、歴史を動かした稀有な殺人といえる。 しかし、その後に頻発した天誅などは子ども騙しだ。人さえ殺せば世の中が良くなると信じている狂人どもの所業である。 (せっかく世直しの思想としてあらわれた尊王攘夷も、人を殺すことだけで終わるようでは危ないもんじゃ) 俺が出ねば天下はどうにもならん、と竜馬はふと誇大な夢想をもつのだが、かといってまだ出る幕がなさそうであった。 生涯、竜馬の出る幕はないのかもしれない。 (そのときは、そのまま死ぬまでよ。命は天にある) 竜馬は刀を帯におとしこんだ。この一刀が勝の血を吸うかどうか、竜馬自身にもわからない。 p202 ・勝の開国論 イギリスはあんなにも小さな国にも関わらず、地球全体の海を「家」として繁栄している。 「幕府はとても金がないという御沙汰を下した。だから、金は海から吸い上げるんだ。開国してどんどん貿易し、その金で艦隊を作ればいい」 (幕府を倒さにゃいかんな) 幕臣勝麟太郎が説けば説くほど、竜馬はそのことばかりを考えていた。 p220 ・世の中の人は何とも云はばいへ わがなすことはわがのみぞ知る。 この時期、竜馬の人生への基礎は確立した。 勝に会ったことが、竜馬の竜馬としての生涯の階段を、一段だけ踏み上がらせた。 (人の一生には、命題があるべきものだ。俺はどうやら俺の命題のなかへ、ひとあしだけ踏み入れたらしい) このとし、竜馬28歳。まったぬの晩熟(おくて)である。 p245 竜馬は、議論しない。 議論などは、よほど重大なときでない限り、してはならぬと自分に言い聞かせてある。 もし議論に勝ったとせよ、相手の名誉を奪うだけのことである。 通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生き物だし、負けた後に持つのは負けた恨みだけである。 p320 (武市は、史上、名を残す男だ。しかしながら一流の名は残すまい) その人物の格調の高さは薩摩の西郷に匹敵し、謀略の巧さは薩摩の大久保に肩を並べ、そして教養は両者よりも豊かで、人間的感化力は吉田松陰に及ばずとも似ている。 が、最も重要なところで武市は違っていた。 (仕事を焦るがままに、人殺しになったことだ。天誅といえば聞こえは良いが、暗い。暗ければ、民はついて来ぬ。)
33投稿日: 2020.02.25
powered by ブクログ「勝は、渡米によって、幕府より日本国を第一に考えるようになった。」p.169 何を自分の拠り所にするのか。国なのか、違う集団なのか、はたまた今の香港人のように民主主義のような思想なのかそれとも宗教なのか。しかし、単純に日本国、幕府、家などを並列で考えることはできない。このへんはユヴァル・ノア・ハラリの「21Lessons」でも語られている。 今の我々から見ると尊王攘夷か佐幕開国かという2パターンしかいないという状況は信じられないが、逆にそのことが今から150年後の人類が今の時代の書籍を読んだ時に同じ感想を抱く可能性、つまり現代に生きる我々の視野の狭さを示しているのかもしれない。
3投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログ勝海舟との出会い。情報量が少ないあの時代に攘夷ではなく開国を主張できるって何なのだろうか。竜馬であれば柔軟な考え方を持てたことだし、勝海舟であれば圧倒的な勉強量なのだろうか。常に謙虚に学び続け、常に変化の可能性を探り続けられる人間でありたい。
6投稿日: 2019.12.29
powered by ブクログ行け行け竜馬。時代が自分を求めるまで待つ。そんな姿勢で生きてみたいものです。勝海舟と出会い、いよいよ竜馬が時代の要請に応えるべく、活動を始める一冊。竜馬の恋の行方にも興味津々です。
3投稿日: 2019.10.12
powered by ブクログ◯いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。(410p) ★勝海舟と出会い、龍馬は表舞台に出る。おりょうとも出会う。
3投稿日: 2019.08.06
powered by ブクログヒロイン集結みたいになってるけど、それでいいのか女性に対する接し方…あの頃はそれでよかったのでしょうか。 もしかしたら一番のヒロインは勝さんなのかもしれないけれどね。 以蔵さんも可愛らしい。 可愛らしいではすまないのだけど。
2投稿日: 2019.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱりおもしろいなぁ。時代だけに怖いと感じることもあるけれど、勝海舟と出会った場面だったり影響をうけているところは本当に生き生きとしている。重太郎さんをはじめ、みんなが竜馬にひきこまれていくのもすごい人間性の魅力があるんだろうな。とてもうらやましい。
2投稿日: 2019.03.26
powered by ブクログ薩摩藩の大名行列を乗馬で横切ったイギリス商人に藩士が斬りつけるという生麦事件が発生。攘夷の空気はいよいよ増し、時代は張り裂けんばかりの緊張に包まれる。そんな折、竜馬は幕府の軍艦奉行である勝海舟と運命的な出会いをする。開国論を唱える勝に天誅を加えるために屋敷に切り込むものの、ミイラ取りがミイラになるかの如く、勝の主義主張に陶酔し弟子となってしまう。そして、勝が準備をすすめる海軍学校設立のため、三百諸侯きっての秀才と言われた越前福井の大名である松平春嶽に五千両の資金の融通を求めて当地に赴き、そして直談判の末、調達に成功するのである。
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなくフラフラしていた竜馬が自分のやりたい事をみつけて動き出す巻。 なんといっても勝海舟との出会いが一番なんだろうな。竜馬に「気づき」を与えた勝海舟の偉大さよ。 そして、生涯の伴侶、おりょうさんとの出会いも! あんなに女性に奥手な竜馬が人前でハグしちゃうぐらいなんだから(このあたりも固定概念がない竜馬らしい)さぞ衝撃な出会いだったんだろうな。 間に寺田屋騒動あり生麦事件あり(今年の大河でちらっとしか流されず意味がわからなかったんだけど、司馬先生のおかげで分かりました(笑))幕末に向けてガンガン話が進んでます。 印象的なセリフ 249 「相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい」 409 「藤兵衛、人間はなんのために生きちょるかしっちょるか」 と、竜馬は膳ごしにいった。 「事をなすためじゃ。ただし、事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん」 430 アメリカでは、大統領が下駄屋の暮らしの立つような政治をする。なぜといえば、下駄屋どもが大統領をえらぶからだ。おれはそういう日本をつくる あと、個人的なツボ 234 「岡健、やる気が」 「いや、逃げる用意じゃ」 竜馬とのこういうやりとり、大好き。
2投稿日: 2018.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2018/9 2冊目(2018年通算128冊目)。龍馬の行く道を決定づけた勝海舟と出会う。薩摩や長州とは違う道で、「日本」という国を作ろうと奮闘する龍馬。その道は、読んでいるとこの時代にはなかった新しいものを作り上げようとする行動、この点が龍馬が支持される所以なのかなとも思える。物語的にはいよいよ面白くなってきた。続きを読んでいきたいと思う。
2投稿日: 2018.09.10
powered by ブクログこの一文だけ、忘れないように記しておこう。 「人の一生というのは、たかが50年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。」
6投稿日: 2018.07.06
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日本史は好きだったけど、坂本竜馬の活躍なんかは戦国武将同様あまり扱われないから知らない分野だったがソフトバンク損社長が、竜馬がゆくを読んでいてもたってもいられなくて海外留学したエピソードを知って、読み始めてみた。1、2巻はあまりぱっとしなかった(その実力を持て余してぶらぶらしている竜馬のエピソードが多かった)が、3巻以降はどんどんおもしろくなりそう…読むスピードも上がってきた。 攘夷が一種の流行になっていて、竜馬は腹の底では別の考えを持ちながらも、人に合わせてだらだらとした日を送っている。そんなとき、幕臣勝海舟と出会う。千葉重太郎が勝を暗殺したいというのでついて行くが、勝の開国論に魅力されて即弟子入り。勝から軍艦や外国のことについて学ぶようになる。先生には土佐出身のジョン万次郎も。このときから自分の船を持ちたい、と思い始めていた竜馬の人生がはじまる。28歳。割と遅咲き。竜馬のことを気に入った勝海舟のはからいで土佐藩内の脱藩の罪を解いてもらい、軍艦の塾、を兵庫の生田に勝と作るために奔走しはじめる。そして火事でのおりょうとの出会い。こんな出会いだったとは知らなかった。。海兵隊をつくるためにまず向かったのは越前福井藩、家来の由利公正(五箇条のご誓文の起草者)を通じて利口な藩主から5千両を借りる。これは勝から教えてもらった日本の株式会社、の始まりでもありのちの岩崎弥太郎の三菱。
2投稿日: 2018.04.12
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脱藩後、道が定まりきらなかった竜馬が勝海舟と運命的な出会いを果たし、自分の成すべき道がより明確になり物語はスピードを増していく。竜馬は勝海舟と共にし、他の尊皇攘夷志士たちとは一線を画した考えを持ち、神戸海軍操練所の設立に至る。ペリー来航時も黒船を見て周りが恐れ慄く中、あの船に乗りたいと言っていた竜馬は、自身で艦隊を作って幕府を倒し日本を変えるという想いが日に日に確固たるものになっていく。「人間は何のために生きているか。事を成すためだ。志を抱けばそこに向かって事が進捗するようにのみ動く。目的が成就できなくても目的への道中で死ぬべきだ。」というこの巻で出て来る竜馬の言葉は非常に印象的だった。志を抱かない者、志を抱いても途中で投げ出してしまう者、確固たる志を持ち貫ける者が最も少ないように思う。その中で、この言葉を言ってのけ、この言葉通りに生きた竜馬に真の強さを感じた。
2投稿日: 2017.12.04
powered by ブクログ三菱財閥の創始者、岩崎弥太郎か竜馬を追い江戸へ下るところから、運命の人、おりょうとの親密なエピソードまでを描く第3巻。 史実に忠実に描かれているようで数々の文献を紹介していながらもわからないところは素直にそう書かれている。 ストーリー運びといい、余談といいとても読みやすくかつ面白い。西郷の、薩長の宴席での余興に思わず笑いました。その他、「姉ちゃんが札入れですか」などシリアスな展開の中でも時よりクスリとさせるところも多い。勝海舟、由利公正、ジョン万次郎、大山巌などビッグネームも多く出て来て知的好奇心をくすぐります。
2投稿日: 2017.11.09
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司馬遼太郎の長編時代小説の3巻目 今作で歴史上で最重要人物ともいえる勝海舟,おりょうと出会うことになる.勝海舟との出会いをきっかけに龍馬が急速に商船会社を作っていくシナリオへ足を進めている一方で,薩長土はそれぞれ討幕のために過激化していくのが対照的だった.特に武市半平太との亀裂というか思想の違いが色濃くなってきているのがある意味歴史の明暗を分けているのかと感じさせられた. 3巻はかなり話の脱線というか逸話の挿入が多かった.確かに面白いけど多少展開の悪さが否めない.だが,一貫して表現の多様性は保っていてどんどんと読み進められつつ情景が容易に浮かび上がる仕上がりになっていた.
2投稿日: 2017.11.06「遅咲き」竜馬が動き出す❗
この巻では、 遅咲き「竜馬」がようやく動き出します。 やはり動き出した最大の理由は、 この巻で出会い、弟子入りする「勝海舟」の存在でしょう。 勝海舟との出会いが、 薄ぼんやりしていた竜馬の目標を明確に定めてくれたのかも知れません。 勝海舟は、色々なものに竜馬を触れさせました。勝海舟は、竜馬にとって大きな大きな存在になりました。 また、勝海舟にとっても、 竜馬は刺激的な魅力ある人間だったと思います。 勝海舟についても別途勉強してみたいと思います。 他の幕末の志士とは、異なる竜馬の考え方。 エネルギー溢れる竜馬の行動力。 他人を巻き込み、人々を魅了する人間力。 是非、読んで感じてみてください❗
1投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログなんか、マンガを読んでるような感覚だな〜別にワクワクするとかスリリングとかそういうことでは無いのだが、竜馬がどんどん大きくなっていく姿が読んでて楽しすぎる。
2投稿日: 2017.08.25
powered by ブクログ土佐藩脱藩から海舟勝麟太郎との出会い、神戸での船舶株式会社設立までの流れと、尊王攘夷・倒幕の機運の高まりが主題となります。 竜馬が思い描く(この時代では)独自の倒幕・開国論が先見性がありすぎて痛快です。 また司馬遼太郎のカットインが見ものです。 楽しくて毎回ワクワクします。
2投稿日: 2017.06.01
powered by ブクログしばりょ先生の小説の書き方が自由なところがとっても好きです。このシリーズではついに、竜馬としばりょ先生が会話し始めたので大喜び。筆遅ない?って言う竜馬に、仕方ないんじゃって言い訳してる。ライトノベルのあとがきみたいでうきうきしました。
0投稿日: 2017.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勝麟太郎との出会い、そして海軍操練所へ。一方、お竜との出会いから、一目惚れへ、そして有無を言わさぬ結婚宣言。龍馬、人生における公私の転機となった巻である。自由人龍馬が持て囃されるが、実のところ、幕府という強固なしがらみの中で、組織人として困難な処世に挑みつつ、理想を追う勝麟太郎が実に魅力的に映る。
0投稿日: 2017.01.21
powered by ブクログp.410 竜馬持論 「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。 たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。」
1投稿日: 2017.01.06
powered by ブクログ脱藩後、京都、東京へ。半平太との反目シーン。岡田以蔵の人斬りへの進化。勝海舟との出会い。いよいよ、僕らの知ってるあの坂本龍馬が形成されてきます。 おりょうさんも後半登場!いよいよ役者が揃ってきました。
0投稿日: 2016.06.15
powered by ブクログ本当に、小説のような人生だ。 しかし、やはり腑に落ちない点がいくつか。竜馬があまりにも民主主義に精通していること。越前の殿様から五千両あっさり投資してもらったこと。スルーしそうになるが、これはありえない。なぜ実現できたのか不思議。
0投稿日: 2016.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
土佐藩の脱藩、江戸、京都、大阪などを転々としながらも竜馬は自分の道を見つけ始める巻でした。 勝海舟との出会い後の物語がスピード感がよく次へ次へと読みたくなる内容でした。 この本を読んで江戸時代というのは、決まったことを行っていれば、ある意味幸せに暮らすことができた時代かなとも受け取れました。 その反面、「〜は出来ない」と「〜しか行ってはいけない」という規則が多く従うしか生活が出来ない制度を作ったため、俯瞰してものを見るという考え方が生まれにくい時代だったのかも知れません。 その中で竜馬は本当に稀な存在だったのでしょう。 同じ時代に竜馬のような人物は大勢いたとも思えますが、利他的な考えを持つ人がいなかったのでしょう。 現代社会でも同じような考えで大企業病というのがそれに当てはまるのでしょうか。 次が楽しみです。
0投稿日: 2016.04.20
powered by ブクログ竜馬20代後半 寺田屋騒動、生麦事件そして勝海舟との出会いにより 大海原へ飛び出す思想が始まる。 またお竜(おりょう)との出会いもこの頃。
0投稿日: 2016.03.02竜馬、走り始める!
勝海舟とおりょうと出会う。 特に、勝との出会いは、攘夷かぶれした剣術の師匠が“斬る”というのにくっついて行ったというから驚き!結局は、逆に竜馬が“勝かぶれ”しちゃった。 ここから竜馬の“倒幕”の姿がはっきりしてくる。 竜馬が突っ走るぞ!!!
0投稿日: 2016.02.16
powered by ブクログ竜馬が好きになってきた。岩崎弥太郎、薩摩の岡田以蔵、寺田屋騒動、清河八郎、勤王派の武市半平太、千葉道場、生麦事件、勝海舟との出会い、軍艦操練所、航海貿易論、中浜万次郎、長州藩の周布政之助、軍艦順動丸、天下の四賢侯は薩摩侯島津斉彬、土佐藩山内容堂、伊予宇和島藩主伊達宗城、越前福井侯松平春嶽。脱藩赦免、おりょうとの出会い、寺田屋、松平春嶽から五千両。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない。
0投稿日: 2015.12.27
powered by ブクログ勝海舟の登場でいよいよ竜馬らしい展開になってきた。他の尊王攘夷志士とは違うアプローチで動き始める。やはり、坂本龍馬は凄い。
0投稿日: 2015.05.17
powered by ブクログ浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。勝との触れ合いによって、竜馬は日本は開国して、海外と交易しなければならない、とひそかに考える。そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。 自分のすべきことが明確になった瞬間だと思う。 世の中はそんな竜馬の迂遠さを嘲うように騒然としている。反動の時代―長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権も瓦解した。が、竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れたのであった。
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログ竜馬の人生を大きく変える…竜馬が唯一師と仰いだ幕臣、勝海舟登場。 海育ちで船好き、自分の軍艦と艦隊を率いて外国を討つ事こそ竜馬の掲げる攘夷。 勝が見てきた外国の政治 産業 市民権…それは正に竜馬の想い描く日本の或るべき姿。 海舟の師事の下、海事を学び竜馬の夢 私設海軍学校設立の為に東奔西走駆け巡る! そして運命の女性おりょうさん登場です。
0投稿日: 2015.01.31
powered by ブクログ攘夷=勤王、開国=佐幕という風潮の中、竜馬は独自の道を歩き出した。 勝海舟やおりょうなどが新たに登場し、続きが早く読みたい!
0投稿日: 2014.12.02
powered by ブクログ2014.11.25 竜馬の活躍が始まる。但し、機が熟すのを待ちながら。そして、おりょうとの出会い。 海軍をつくり、日本を列挙から守るという竜馬独自の攘夷が始まる。
0投稿日: 2014.11.25
powered by ブクログ30年以上前に書かれたのに全く色褪せず、読み応えはバッチリあるのにサクサク読めちゃう。ともすれば当たり前のもんとして受け入れてしまうけど、実はこれは凄すぎることですね。血なまぐさい場面も増えてきて、いよいよ乱世に突入って感じです。
0投稿日: 2014.11.15
powered by ブクログいよいよ竜馬が動き出す。勝麟太郎との出会い、そして海軍もとい商船の設立へ。 当時としては奇想天外な動きをする竜馬に、周りも感化されたり、何が何だか分からんうちに竜馬にペースを握られる。暗殺に行ったはずが弟子になったり、講釈を聞いてるうちに藩の金を貸すことになったり。そんな影響力があったんだろう。この”日本人”には。 そして、おりょうとのまさに運命の出会い! 4巻以降が手元に無い。探すとしよう。ありがとう。
0投稿日: 2014.10.12
powered by ブクログ教育関係の勉強をしているので目に留まったことについて。 あまり内容に関係は無いが、295Pで”十九歳といえば、いまでいえば大学に入学した年であろう。…”と、現代の大学の話を例えにして持ち出されているが そこで司馬遼太郎は、”(竜馬ならとてもそういうばかばかしい受験制度をもった学校には入れっこないが)。”と言っている。 初版が1998年で、執筆はもっと前に行われていたことを考えると、随分前から司馬遼太郎は、「今日本の大学は駄目だ駄目だ」と喚き散らされてる現在より、数歩前の先の未来を見据えている事が分かる。 直球で駄目だとか馬鹿にする言い方ではなく、これまた皮肉を利かせた言い方であるところが、文中の勝さんたちをはじめ、皮肉屋たちに似た言い方だなあと感じた。
0投稿日: 2014.08.12
powered by ブクログ2014年23冊目。「竜馬がゆく(3)」読了。 今回は、脱藩後に勝海舟と出会い、日本人坂本竜馬として目覚める内容。 とにかく、一介の土佐郷士の次男が歴史に名を残した大人物達とどれだけ出会ってんだ?というのか毎回の驚き。(松平春獄口説いて五千両借りたりとか。現在に換算すると11億だとか) この巻で一番熱いのは武市半平太とのやり取り。尊皇攘夷を掲げ暗殺を繰り返す武市半平太と、かつて一緒にやろうと誓いながらも、開国論者勝海舟の門人になっている竜馬。お互いの異なる思想には触れず (開国論とか尊皇攘夷とかは置いといて) 、 「まあ、長い目で見ろや。わしを」 といったやり取りに思わず感動。道は違えどお互いの道で成したいことを成そうというなんとも言えない友情(?)。思想が違うので必ずどこかでぶつかることがわかっていても、なお、その道を進もうとする二人の気持ちはどんな状態だったのだろうか。(う~ん熱い!)
0投稿日: 2014.08.11
powered by ブクログhttp://hinbeee.blog31.fc2.com/blog-entry-1620.html
0投稿日: 2014.08.10
powered by ブクログ今回の目玉は勝海舟との出会い。 勝海舟って人はクセも強いが面白い人だったんだろうなぁと、私でさえ思う。偏屈と面白いは紙一重か。 そして、まさかのお竜登場。史実にそんな詳しくないので、最後の最後、ここできましたか!って感じだった。ある意味歴史が動いた瞬間。このお竜も気が強くておもしろいからなー。龍馬と感性は似てるかも、なんて大それたことを言ってみる。「おもしろい」っていうのが最高の褒め言葉ってタイプか?
0投稿日: 2014.07.01
powered by ブクログ脱藩後、人生の師となる勝海舟との出会い、そして方向性が見えてくる巻。他の志士たちとはまったく別の路線を進む信念と行動力、囚われのなさが素晴らしい
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勝算登場の三巻。竜馬の思想も固まってきました。ぃ本誌を選択していなかったから知らなかったけど、勝さんってこんなにすごい人だったのね。 それと、ついにおりょうさんも登場!日本初の進行旅行夫婦もいよいよ見られるんですね。 あと思ったけど、竜馬ってシスコンなんですね。まああれだけ素敵なお姉さんなら納得だけれども。
0投稿日: 2014.06.09
powered by ブクログ坂本竜馬が自分の理想を形成した頃の話であり、竜馬になろうとしている頃のお話。 物事には時期があるけれど、それを熟すまで待てる人間が何人いるだろうと思いました。 また、物事の本質を見抜きながらも驕らない人でなければ本当の意味で事を為すことは出来ないのではないかと考えさせられました。
0投稿日: 2014.05.01
powered by ブクログだんだん知ってる「坂本龍馬」になってきた。勝海舟というのもすごいひと…。当時のエネルギーが気持ちいい。私は新撰組の話も好きなんだけど、彼らは新撰組の「武士になりてぇ」っていう思いのもっと先を走っていて、そりゃかなわないなぁと。司馬さん独特の主観と知識が入り乱れる文体も慣れてきた。まだ先は長いなぁ。
0投稿日: 2014.03.22
powered by ブクログ第3巻は脱藩後大阪に行くところから越前松平春嶽に海軍操練所設立のための金を借りに行くところまで。竜馬はこの巻で考えが「日本、朝鮮、中国のアジア共同圏」まで飛躍。薩摩、長州など自分の国のことしか考えられていない人しかいなかった時代で、日本ではなく、アジアに目を向けてることがすごい。彼が維新後存命していたら、征韓論などは言わなかったろうな。もう一つ印象的なのが刀は武士の魂ではなく、ただの道具と見た点。物事をありのままに見るリアリズムだなーと思った。
0投稿日: 2014.02.10
powered by ブクログいよいよ勝海舟に出会い、神戸に海軍操練所?的なものを作る竜馬。名前だけは聞いたことのある幕末の有名人や、各藩と京都、江戸、諸外国の動きにまつわる様々な事件etc…やー我ながら何も知らなかったんだなと目から鱗の3冊目。面白くなってきた。
0投稿日: 2014.01.24
powered by ブクログこの作品での龍馬は、どこか飄々とした蒼天のような印象を受けます。 また、どこかとらえどころがなく、周りからは何を考えているのかよくわからない感じ。 しかし、その胸の奥では、常に日本のあるべき未来を思い描いている。 その龍馬の描いてた未来が、今現在の社会の在り方に通じているというのが、非常に驚きました。 今では当たり前な「人間皆平等」というのも、江戸時代では非常識な思想です。 それをいち早く考え、そのために倒幕をしようとする龍馬の志は本当に素晴らしいです。 龍馬最大の功績は、やはり薩長同盟と大政奉還です。 この小説でも、当然そこでの活躍がありありと描かれています。 薩長同盟で見せた龍馬の怒り、大政奉還で見せた龍馬の涙。 どちらにも、龍馬の倒幕、日本の未来への想いが現れています。 そして、大政奉還の功績は土佐藩の高官に譲り、その後は一線から退こうとするその姿勢も、当時の時代背景から考えたら真似できる物ではありません。 龍馬については、今までは歴史の教科書に載っているような事しか知りませんでした。 それは龍馬のほんの一側面でしかありませんでした。 龍馬が何故こんなにも万人に愛されるのか、この小説を読んで本当に分かりました。 マジでカッコ良すぎます。 日本史史上、いや世界史史上でも指折りの傑物ではないでしょうか
0投稿日: 2014.01.03
powered by ブクログ2013年11月23日 吉田東洋暗殺事件後、竜馬が脱藩してから、勝海周と竜馬が兵庫に海軍学校作りに奔走(松平春嶽に五千両を借りる)しているまでの話。
0投稿日: 2013.11.23
powered by ブクログ前半、 (実が要るのさ) 竜馬にも、いまは身もふたもない。しかし、作り上げたい と夢想はしている。 といっていた竜馬が 勝海舟に出会い、ようやく一歩、階段を上ります。 そして後半ではいよいよおりょうと出会います。 そこで再び出てくる寺田屋のお登勢さんが実に格好いい。 「伏見の寺田屋というのは、天下の共有でお登勢のものじゃありません」 という台詞は、私の脳内では魔女の宅急便の中のオソノさんに 変換されておりました。つまりは戸田恵子さんか。 今後もお登勢さんにも注目しながら読んでいきたいところです。 田鶴さんはかわいそうなところがあるけれども、 竜馬がおりょうに惚れた理由が書いてあり、 それが至極納得のいくものだったので、 こればっかりは仕方のないことなのかなと。 竜馬に惚れた女たちのその後、もどう描かれるのか、楽しみです。
0投稿日: 2013.10.29
powered by ブクログ寄り道をしながらもやっと第三巻。勝海舟との運命的な出会いにより竜馬は藩単位から日本と言う広い目で物事を見るように変わる。そしておりょうとの出会い。 どうしても頭の中のイメージは龍馬伝の福山雅治、真木ようこで読んでしまう。 続きが楽しみ・・・寄り道しながらゆっくり読もう。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログ脱藩した竜馬がようやく動き始める。 竜馬が何をやりたいのか、どういった才能があるのかまだわからないが、勝海舟との出会いや私設海軍の創立に向けては奔走するなど。 どんどん物語にひきこまれる。
1投稿日: 2013.09.18
powered by ブクログ第3巻も楽しみ満載です。竜馬と千葉重太郎が外で勝海舟を暗殺しようと待伏せる場面、また日を改めて勝の自宅へ乗り込む場面、なんとも重太郎の思い詰めた重い雰囲気と、竜馬が剣を忘れるなど、のんびりと構えたユニークな人柄が楽しいです。大河ドラマでもなかなか描けていなかったので、小説で初めて「楽しみました」。竜馬がお田津様と料亭で会う直前に、火事場で子供を助け、泥まみれの姿で対面し、背中を流してもらう場面のおかしみは最高!です。
0投稿日: 2013.08.16
powered by ブクログ魅力的な場面や歴史的な事件が多く登場する巻である。具体的には下記の8点である。 ①寺田屋事件:薩摩藩士同士の争いで、当時の薩摩の気風がよく伝わってくるとともに、当時の藩と幕府の力関係がよく見て取れる。 ②生麦事件:当時の英国人が日本人と、特に中国人をどのように扱っていたのかがよく分かる。世界の中でイギリスがどのような立場にいたのかも理解できる。 ③勝海舟との出会い:勝海舟を千葉重太郎に連れられて暗殺しに行ったのに弟子入りする場面。勝と出会ってから本格的に海軍構想へ向かっていく竜馬の思いが伝わってくる。 ④ジョン万次郎の人物像 ⑤土佐藩を勤皇に染め上げようとする武市半平太の謀略 ⑥勝を護衛する岡田以蔵:人斬り以蔵と当時の攘夷派の性質がよく伝わる。 ⑦山内容堂と清河八郎への手厳しい人物評 ⑧おりょうとの出会いから寺田屋に預けるまで。 この3巻では竜馬がとても忙しく世間を動き回り、多くの人と会って学んでいる。その多くの人がそれぞれ面白いことと、その人たちとの出会いで変化していく、そして徐々に世に出ていく竜馬の姿がとても面白い。魅力の多い3巻です。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ岩崎弥太郎、久坂玄瑞、千葉重太郎、勝海舟、岡田以蔵、高杉晋作、桂小五郎、西郷吉之助、大久保一蔵、武市半平太、おりょう。 竜馬は勝の見聞に触れ、日本の将来を考え始める。土佐勤王党の暗躍は激化。
0投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログ明治なんてほんの百年前だ。 その時代、人の一生が五十年そこそこ。 困った。ボーっとしてたら半分以上過ぎていた。
0投稿日: 2013.04.16
powered by ブクログ226 「日本人です」「にっぽん人?」 396 一国を救おうというのも、一家を救おうというのも、同じ気質から出るものだ。 425 小さな自分の利益に固執していない。
0投稿日: 2013.03.31
powered by ブクログ勝海舟との出会い。人にはさだめがあって、真の人はその渦にどんどん巻き込まれていくものなんだなーって思った。 「世に生を得るは事をなすにあり」 いそがずに、自分のすることを信じて行くことで道は開ける。
0投稿日: 2013.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「重さん、良薬ほど毒性があるよ。 英雄というのは国家の無病息災なときには無用の毒物だが、天下危難のときにはなくてはならぬ妙薬だ。 人間の毒性ばかりをこせこせをみるのは小人のすることで、 大人はすべからず相手の効能を見ぬかねばならん」 「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。 いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、 いやしくも弱気を発してはいけない。 たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。 生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」
0投稿日: 2012.12.21
powered by ブクログ竜馬が日本を守るため、変えるために、何をすべきかとう問題に対し、自分なりの答えを見つける。海軍を作るために奔走し始める頃が描かれている。何かを変えるために奔走する動きは、変革人事の仕事にいずれ取り組みたい自分にも参考となる。
0投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ2012.12.1新宿スタバにて読了 考え方のスケールが大きい 自分の好きなことで大事を成すという言葉が気に入った
0投稿日: 2012.12.02
powered by ブクログ生麦事件が発生し、攘夷の機運がいよいよ最高潮に達しようとしている折りに、竜馬は勝海舟と運命的な出会いをする。これによって竜馬は開国論へと一気に突き進む。
0投稿日: 2012.08.29
powered by ブクログ2回目読了。船を得た竜馬の姿がいきいきと描かれており、物語にのめり込まる。作者と歴史上の登場人物とのちょっとした対話もよい。
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログ毒にも薬にもならないのなら、市井の人として平凡に生きるのか。 たしかに議論で相手を負かしても、恨みを買うだけなのかも。
0投稿日: 2012.04.23
powered by ブクログ坂龍飛騰。竜馬は脱藩してから江戸へ。そして勝海舟との出会い。そこから開国派へと変わっていき世界を 大観するようになり、少しづつ歴史の表舞台へと進み始める。一方、勤王攘夷派の武市半平太とは対をみなす立場となっていく。それにしても一介の脱藩浪人が念願の幕府の軍鑑順動丸に乗ることになり、越前のお殿様松平春獄に惹かれ認められて、しまいには軍鑑の資金五千両を頂戴するまでになるとは竜馬の器が大成し魅力溢れる人物になってきたことなのだろう。そして、おりょうとの出会い。恋をして竜馬はどんどん羽ばたいていく。
0投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
土佐藩を脱藩したが、さしたることもできなかった龍馬だが、江戸を下り、再び桶町千葉道場の食客となる。攘夷熱の高まりつつあったある日、重太郎が勝麟太郎を斬ると息巻く。共に氷川にある勝の屋敷を訪れるが、龍馬は勝の弟子になってしまう。ここから、遅咲きとはいえ瞠目すべき龍馬の倒幕活動の一歩が始まるのである。
0投稿日: 2012.04.08
powered by ブクログだんだん登場人物が多くなってきて、わけがわからなくなってきそう。 でも、この物語を最後まで読むと、ここではほんの一瞬しか出てこない人物が、後に大政奉還に向けて大仕事をしたり維新後格たる地位に着いたりしたるから、脇役といえ見逃せないです。 司馬さんは、そういう人物は後の巻でもきちんとフォローされているから、最初は記憶の片隅においとく程度でも大丈夫です。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログいよいよ竜馬の人生が動き出した! 勝海舟との出会いから、竜馬の生きる道標が照らし出される。 「われは奇策家ではないぞ。おれは着実に物事を一つずつきずきあげてゆく。現実にあわぬことはやらぬ。それだけだ。」 今までの常識にとらわれず、そして現実をふたつの眼でしっかり見据えた竜馬がいよいよ天をゆく竜となり地をかける馬となる。
1投稿日: 2012.03.05
powered by ブクログ歴史物の作品としては本当に面白いと思う。 が、当の坂本竜馬がなんというか・・・ 行儀が悪すぎて、人格だとか以前に苛々してしまう。 人間として基本的な行儀作法のできない人にあそこまで好意的に接してくれている周りの人々の寛容さと器の大きさのほうが、見事。
0投稿日: 2012.02.01
