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竜馬がゆく(三)
竜馬がゆく(三)
司馬遼太郎/文藝春秋
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総合評価

188件)
4.3
76
66
25
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    脱藩した竜馬は勝海舟と出会い、独特の攘夷思想を構築していく。佐幕か勤王か真っ二つに分かれる時勢で、倒幕を掲げ、家柄に関係なく誰でも政治に参加できる日本を目指す当時としては極めて異端の思想である。 武市をはじめとする勤王派は佐幕派の重要人物を殺害する強硬姿勢を取っていたが、竜馬は海軍学校を創設し外国勢力に武力で対抗する基盤をつくろうとしていた。 印象的だったのは勝を切りにきた武士を反対に勝の弟子にしてしまうという箇所。竜馬の人柄が全快である。 勝海舟をはじめ桂小五郎、西郷隆盛、高杉晋作、久坂玄瑞といった動乱の時代を彩る人物たちの名前がちらほら登場し、より一層の盛り上がりを見せる。

    0
    投稿日: 2012.01.29
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    軍艦奉行勝海舟との出会い。自分の道を見極め、軍艦・水夫を要し、諸外国に立ち向かうべく幕府を倒さなければならないという攘夷派とはことなる竜馬の思想。 大事を成すには大らかであり、細かいことは気にしない。そんな竜馬の人柄がいい。

    0
    投稿日: 2012.01.18
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    司馬遼太郎・竜馬がゆくシリーズの三篇目。 いよいよ勝麟太郎とおりょうが出てきて、竜馬のやりたいこともはっきりしてきた。次回が楽しみ。 今回気に入ったワード→「人間は何のために生きちょるか知っちょるか。事をなすためじゃ。ただし、事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん。」

    0
    投稿日: 2012.01.04
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    勝海舟登場。 幕末きっての逸材は竜馬を超える奇人っぷりで楽しい。 「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事を進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 勝に弟子入りし、自分の進むべき道を見出した竜馬の言葉。熱い。 海軍学校設立に奔走したり、女性関係も賑やかになったりで更に面白い!

    0
    投稿日: 2012.01.02
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    竜馬は、議論しない。議論などは、よほど重大なときでないかぎり、してはならぬ、と自分にいいきかせている。 もし議論に勝ったとせよ。 相手の名誉を奪うだけのことである。通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、負けたあと、待つのは、負けた恨みだけである。 事をなすためじゃ。ただし、事をなすに、あたっては、人の真似をしちゃいかん。

    0
    投稿日: 2011.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竜馬29歳 脱藩の罪で土佐より追っ手をかけられる。 竜馬は上手く切り抜け、逃れる。京都で漸く吉村寅太郎と出会い、その口利きで長州藩邸に匿われる。 その頃、寺田屋騒動がおきる。薩摩同士討ちの凄惨な事件。尊王の旗揚げはまだ時期が早かった。 竜馬はじっとしていない。追われているのに、町をうろついていた所、清河八郎に会う。北辰一刀流の同門。清河に金を出させて、江戸に出る。江戸では、千葉道場に転がり込み、ぼーっとしている。 ある日、重太郎に誘われ、勝海舟を切りに行く。とそこで、勝にベタ惚れしてしまい、弟子入りする。この出会いが竜馬を大きく前進させる。竜馬式の攘夷である。勝の教えを竜馬風にアレンジ(都合の良い解釈)し、船を手に入れるために、一所懸命になる。勝が土佐藩主山内容堂に脱藩の許しをお願いし、許される。又、勝が紹介した松平春嶽も容堂公にお願いをしてくれている。余程愛されるキャラであったのだろう。その春嶽に金を借り、海軍学校を作る。幕府に海軍学校が正式にあるので、私立海軍学校かな? その頃の考え方は、極端で、攘夷=鎖国、開国=左幕と攘夷と開国がどうしても繋がらない。開国して富国し、攘夷を行う事が、理解出来ない。いや、考えが固着して柔軟性が無いので、皆今までの延長線上でしかモノが考えられない。でもそれは、当然のことで、竜馬が異質であったことの証でもある。だから、貴重な存在だったのだ。 いよいよ面白くなってきました。 あ、竜馬の惚れたお竜(おりょう)が登場。 「世に生を得るは事を成すにあり」 「人の跡を慕ったり人の真似をしたりするな。釈迦も孔子も シナ歴朝の創業の帝王も、みな先例のない独創の道をあるいた。」

    0
    投稿日: 2011.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    熱い、血がたぎる。一介の剣士から勝海舟との出逢いを経て、自らの使命を認識し、本当の意味での志士として世界を広げて行く竜馬を描いた第3巻。 また、この本の名言の多いこと。言って聞かせるものではなく、その背中で語りかける"漢"、"生き様"というものを感じずにはいられない。

    0
    投稿日: 2011.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    226ページに目から鱗の一言がある。 「日本人です」と。 竜馬がさな子に 「佐幕人ですか?尊王攘夷ですか?」と聞かれた回答です。 佐幕、幕府を助けるのですか、 天皇をたてて、外国を倒すのですかと聞かれて 日本人ですと答えたのです。 (竜馬がこたえたのか、司馬遼太郎がこたえたのかわかりませんが、笑) 当時日本人という言葉はなく 主義による区分けか 出身地による区分けしかないのです。 日本のことを考え日本人となのり 日本のことを考え佐幕が良いと思えば佐幕 攘夷が良いと思えば攘夷と答える竜馬。 竜馬のなかに信条の変節はなく あくまでも日本があったまでです。 今のネットなどではやる極論的な右翼的発言、米国追従的な発言、いやアジアだという発言は その主義主張に酔っている志士と同じではないか。 どちらかといえば実利的でありたいと思う私は。 主義主張があまりないのです。世間でいうようなね。 今竜馬がいれば日本を嘆くのでしょうか。 さな子に聞かれたときに 「地球人だ」などと夢想してしまいます。 決して「日本人」だとは答えないでしょう。 私も大きく開かれた視野を持ちたい。

    0
    投稿日: 2011.11.15
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    坂本龍馬ならぬ坂本「竜馬」の人生譚。虚構が色々と盛られている点(だからこその「竜馬」)に賛否両論があるが、長編に飽きさせず読者を惹きつけ、坂本龍馬という人物の魅力を伝えるという意味において、これはさすが司馬遼太郎というべきだろうと思う。

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    勝海舟との出会い。海外への憧れ。脱藩浪人から志士への変化。お田鶴様の心遣い。そして何より一目惚れしたおりょうとの出会い。それ以外にも、それらすべてが未来の龍馬を形作ってゆく。

    1
    投稿日: 2011.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竜馬が勝海舟と出会い海軍を創設するために働きかける序段である。1、2巻では竜馬の人物形成を語る内容が多かったが、3巻に入ってから竜馬の”動き”が見え始めた。千葉重太郎が竜馬に振り回される様がかわいらしい。

    0
    投稿日: 2011.10.13
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    寺田屋騒動、生麦事件、勝海舟との出会い、お竜との出会いなどと重要な出来事が沢山出てくる。息つく暇もなく進む。竜馬は一見、傍若無人で出た所勝負だが、自分が生きていく舞台をよく分かっているようだ。

    1
    投稿日: 2011.10.11
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    勝との出会いを契機に、竜馬の人生が劇的に動き出してきたことが明らかに見て取れるエピソード。人生を考えるにあたって現在にも通じるところが大いにある。 竜馬の言葉、全くその通りであると共感する。 引用: 「芝居の役者のばあいは、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で、自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ。」

    0
    投稿日: 2011.10.02
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    P71 寺田屋騒動「まだ、夜は暗い。が、維新の陽は、やがてこういう連中の累々たる屍のむこうに、昇るのであろう。」司馬遼太郎のこういう煽り?がすごく好き。

    1
    投稿日: 2011.09.19
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    やっと、池田屋まで終わった。。。あのとき竜馬は江戸だったのね。龍馬伝では京都にいた気がする。 それにしても、武市とか岡田の拷問部分は寝る前に読むもんぢゃないね、グロス。

    0
    投稿日: 2011.08.23
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    人間、好きな道によって、世界を切り開いてゆくことができる。 大事を成すために、着実にひとつひとつ積み上げていくことが必要。大事は一朝一夕にはならぬ。・・・だからこそ、やっぱり好きな道によってでしか、世界は変えられないんだ。

    0
    投稿日: 2011.08.07
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    脱藩し京へ向かうところから、勝海舟との出会い、海軍構想、そして運命の人おりょうとの出会いが描かれた巻 おりょうとの出会いは……よく出来てるよなって感じ

    0
    投稿日: 2011.08.01
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    坂本竜馬がその時代の志士たちの数歩前を歩む姿が描かれており、これぞ坂本竜馬だという思いがした。 薩摩、長州、土佐の志士たちが、いぜんとして幕藩体制という枠組みの中でのみ論じ、世の中を見ているのに対して、世界の中の日本という視点をもち未来を眺望していた、かつその中で自分がどうあるべきかを考えて形にする能力をもっていたという点で、まさに単なる剣豪、単なる尊皇攘夷を超越した英傑である姿が現れはじめた。

    1
    投稿日: 2011.07.03
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    幕末で、日本人は坂本竜馬だけだったといわれる。 「世の中の 人は何とも云はばいへ わがなすことは われのみぞ知る」 西郷の余興>ローソクで毛を焼く 「世に生を得るは事を成すにあり」「人の跡を慕っつたり人の真似をしたりするな。」 越前藩士三岡八郎>実学

    0
    投稿日: 2011.07.01
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    司馬遼太郎の代表作としていつか読もうと思っていた作品。 母の坂本竜馬好きから、幼いころより坂本竜馬の逸話をよく聞かされていた。自分自身『おーい、竜馬』を読んだり、他の作品にでてくる坂本竜馬を通して何をした人でどんな人なのかある程度は把握しているつもりだったが、この作品を読んでみてそれを遥かに超える人だと思った。感動のあまり、高知へ旅行し、竜馬記念館も見てきた。 無論、司馬史観による坂本竜馬像ではあるが、それでも日本史上にこのような偉大な人物がいたのかと驚きとともに自分が日本人であることに誇りを感じることができた。まず、考え方というか、その思想が稀有であり、それはこの時代に生まれた人では決して行きつくことのない考え方のように思えた。決して革命家ではなく、かといって思想家でもない。その思想を行動で体現しようと短い人生(特に晩年)の活動の密度の濃さは驚愕する。一体、脱藩前、土佐での空白の1年間にどんなことを考えたのか知りたい。 竜馬が生涯に発言したとされる言葉に 「おれは落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ」 「男なら死ぬときは、例え溝の中でも前のめりに死にたい」 「自分こそが今の時代に必要なんだ、そう信じなさい。すべてはそこから始まるんだ、すべてはそこからなんだ。」 があると言われているが、本当にこの通り生きた人だと思う。 何度読んでも勇気づけられる。

    0
    投稿日: 2011.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時世が段々と竜馬に追いついてきた。 竜馬に限らず、この時代の人物の「熱さ」を自分も欲しい。 もう一度。 竜馬を見て思ったが、旅や人との出会いは自己を成長させる。

    1
    投稿日: 2011.04.13
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    小説とはいえ、ある程度の歴史的な事実を元に執筆していると思うが、竜馬の行動力、洞察力、人徳すべてが魅力的であった。勝海舟との出会いが大きかったんだろうな。しかし攘夷派の以蔵が勝の擁護につけた下りは楽しいかった。

    0
    投稿日: 2011.04.11
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    2010/02/06読了 おりょうキタ!勝先生きたあ!重要人物がどんどん出てくる! 作者と竜馬の幻の対談も面白すぎる。司馬さん最高です。 そして弥太郎も出てきたし、本当に名作じゃなあ

    0
    投稿日: 2011.03.29
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    本巻では勝海舟、おりょうが登場しました。 勝先生が魅力的に描かれていてよかったです。相変わらず重太郎さんがいい人。

    0
    投稿日: 2011.03.27
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    人間、好きな道によって世界を切り拓いてゆく。 竜馬はそんな言葉を残している。 船。ふねに託された竜馬の夢は大きい。 (ていうか、重太郎、いいヤツ!) ”既成事実” 竜馬の終生の理想は、アジア連邦政府。 世の既成概念をやぶる、というのが真の仕事というものである。

    1
    投稿日: 2011.03.23
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    わたしが「竜馬がゆく」に最初に触れたのは、高校3年のときNHKの大河ドラマでだった。司馬の原作を読んだのは25歳くらいになってからではないだろうか。今回再読のキッカケになったのは昨年のNHK大河ドラマ「竜馬伝」。ドラマを観ていて、尊皇攘夷派に対する扱いがやたらに冷たいような気がした。68年のドラマも原作も、もっと尊皇攘夷派に対して好意的だったような。それを確かめたくて読み始めた。この巻から生麦事件等攘夷派の動きが激しくなってきた。同時に、開国派の勝海舟への入門も。わたしの興味を引き立てる内容になり、だんだんおもしろくなってきたぞ。

    0
    投稿日: 2011.03.21
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    本巻は、勝海舟への弟子入り、おりょうとの運命的な出会いなど、龍馬の人生を方向付ける人物が登場する。前巻までは、尊皇攘夷でも倒幕でも勿論佐幕でもなく、何か日本のためになるようなActionを起こしたい、しかし具体的にはイメージが湧かないとして、とりあえず脱藩した龍馬だったが、ようやくやりたいことが見えてきたようだ。一言で言えば「船」。龍馬は「船」に魅せられたらしい。目指すものを得た男は強い。俄然、吐く言葉にも説得力がある。以下に、2つほど引用したい。 ・「藤兵衛、人間は何のために生きちょるか知っちょるか、事をなすためじゃ。ただし、事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん」 ・「人の一生というのは、たかが50年そこそこである。いったん志を抱けば、この志に向かって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ、生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 →何と清々しい言葉だろうか。これは司馬氏が創作した言葉でなく、龍馬自身が書き留めた語録に残存しているとのこと。 「脇差しなんぞはいくらでも売っている。あんな金物を父の形見だとか武士の魂だとか言っているのは自分に自信がない阿呆のいうことだ。形見はお前さん自身さ」 「刀は武士の魂ではない。道具に過ぎぬ。道具を魂と教えこんできたのは、徳川三百年の教育です。戦国の武士は刀を消耗品と心得、人によっては何本も用意して戦場に出、折れれば捨て、脂で切れやめば砥石でごしごし磨いで使った」 →新撰組の土方歳三などが耳にしたら憤慨するような台詞。この台詞で龍馬が完全な唯物論であることが判った。刀に武士の魂が宿ると考えるのは、これと反対の観念論。司馬氏の史観を流用すれば、明治維新を成し遂げたのは唯物論者、第二次世界大戦を引き起こし日本を惨憺たる荒廃に陥れたのは宗教的攘夷思想を持った観念論者である。龍馬を始めとする維新の志士のような首脳であれば、あの悲惨な戦争は起こさなかっただろう。常識で考えても敗北は目に見えていたのだから。

    0
    投稿日: 2011.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「 一国を救おうというのも、一家を救おうというのも、おなじ気質から出るものだ。ごく気質的なことである。」という一節が今の日本の現状に重なって非常に感銘を受けた。

    0
    投稿日: 2011.03.19
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    竜馬の視点って本当に素晴らしい。この時代に自分の軸をしっかりと持てるのはすごいこと。そしておりょうさんの登場。おもしろくなってきました。

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    投稿日: 2011.03.10
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    2014年22冊目。(再読) 勝海舟との出会いから、昼行灯な竜馬の具体的行動が始まる。 人をよせつける力み過ぎない人柄が光る。 ==================== 2011年8冊目。(2011年1月21日) 尊皇攘夷が論だけではなく生麦事件という形となった。 国内で異国・幕府への敵対心が強まる中、 竜馬はついに勝海舟と出会う。 いよいよ私立艦隊の編成という独自路線に走り出す! 竜馬がついに、自分が成すべきことに気づく第三巻。

    0
    投稿日: 2011.01.21
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    この3巻は勝海舟と出会い、竜馬が大きく変わります。 勝海舟と出会い、大きな影響を受けます。また、勝の力添えで、有力者と人脈が広がり、竜馬は海軍学校設立に動き出します。 当時は尊皇攘夷論が主流であったなか、開国貿易、富を得、 産業を盛んにし、軍事力も高める。のちの富国強兵にも繋がる 考えを竜馬はすでにしていたのです。 勝との出会いがなければ、竜馬と幕末史はちがっていたことでしょう。 勝海舟のことももっと、知りたくなりました。 もうひとつ、おりょうとも出会います。 が、あまり興味はもてません。

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    投稿日: 2011.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    土佐藩脱藩後、日本のために何ができるかを探し始める龍馬であったが、勝海舟と合い海軍を作ることに専念してゆく。この巻から龍馬が足で稼いだ人脈作りが始まり、かなりおもしろくなってゆく。人をひきつけながら、自分自身の考え方をまとめ、勝海舟からもらったヒントを基に、自分の将来を見据えた行動に変化してゆく。そんな中、京都の火事場でお竜とであう。

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    投稿日: 2011.01.07
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    購入者:櫻井 勝海舟との出会い~新たな倒幕論の確立~おりょうとの出会い~海軍操練所開設までが描かれています。 勝海舟との出会いが坂本竜馬の、竜馬としての生涯の階段を一段だけ、踏み上がらせた。読みごたえがありました。自分の生涯においても、影響を与えてくれる出会い(人物)って大事ですね。常日頃の準備と行動が必要だと思いました。 印象に残った 「世の中の 人は何とも云はばいへ わがなすことは われのみぞ知る」 「世に生を得るは事を成すにあり」 丸橋(2011.12)

    0
    投稿日: 2010.12.23
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    勝海舟と出会い海軍を作るために奔走する。築地の操練所跡を見に行ってしまいました。すっかり幕末にハマってます。

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    投稿日: 2010.09.26
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    勝海舟、そしておりょうとの出会い。 一番驚いたのは脱藩って許されたんだ…ということ(おい、そこかよ)。このあたりの歴史の大まかな流れはなんとなくわかってたんだけど、それは知んなくてかなり驚いたんだよ…。どれが本当でどれがフィクションかなんてさっぱりわかんないからどこまで本当かなんて実はわりとどうでもいいんだけどね。 それにしても、彼らはみんな30才前後。こんなむちゃくちゃな若者が新しい時代を築いていったのだと思うと、なにやら感動めいた気持ちにとらわれるかんじがするなぁ。

    0
    投稿日: 2010.08.29
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    勝海舟との出会い。 竜馬の1・2巻でぼんやりと持っていた思想は彼との出会いによって固まったといえるだろう。 人と違う思想を持つということが尊重されていない時代の恐ろしさを感じる。 その中で様々な行動を起こしていく竜馬と勝海舟はすごい。 神戸商船学校のもとになる、海軍校が設立されるのもこの巻。 神戸も舞台に。

    0
    投稿日: 2010.08.18
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    ずいぶん昔に読破してます。 レビューしている今日この頃、NHK大河ドラマ「龍馬伝」楽しんでます。 伊勢谷さん、渋いですw

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    投稿日: 2010.08.15
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    「人間、好きな道によって世界を切り拓いてゆく。竜馬はそんな言葉を残している。」 夢中になれるものを見つけて極めてゆくのは重要な行為だと思った。専門と呼べる何かがあれば、人生が何十度も変わるんだろうな。 それにしても、この小説はどこからどこまでが事実に基づいているんだろう。 とりあえず、大河ドラマの龍馬伝とはぼちぼち異なる展開。 以蔵の様に思想や主義が無いので特定の人物を盲信して犬ころみたいについてゆく人生は、自分に中身が無いことを気づきさえしなければなかなか心地の良いものなのかもしれない。傍から見ていると可愛いし。 でもやっぱり、私は竜馬のような生き方がしたい。

    0
    投稿日: 2010.08.05
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    尊王=天皇のもとに鎖国 佐幕=幕府のもとに徐々に開国 竜馬が目指したものは、天皇のもとに開国。 勝海舟と出会い、艦隊を作るという志。

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    投稿日: 2010.07.22
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    竜馬ついに海へ! 竜馬は勝と出会い一気に開国へ向けて動き出しそうな予感。 「おりょう」も登場し、ますます竜馬から目が離せなくなってきた。

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    投稿日: 2010.07.16
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    竜馬、勝海舟に会う。 あともうちょっとで艦隊が作れそうな感じになってきました。 それと大事な登場人物が。1,2巻で女性は何人か出てきたが…そうかー。今までの人たちではないのかー。名前には、確かに運命を感じそう。

    0
    投稿日: 2010.06.30
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    篤姫のときに失敗したので、あまり先を急がないようにして読んでます(;^_^)崩壊直前とはいえ武士の世の中、脱藩浪人の竜馬がお歴々がたを落としていく様が面白いです。そして容堂の怪傑ぶり、近藤正臣さんうまく演じてるんだな〜と感心しました。

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    投稿日: 2010.06.17
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    大河ドラマとの展開と合わせてよんでいるので、登場人物がドラマのキャスティングとダブリます。ところどころ、話が違うところもありますが、当たり前デスね。 面白いデス。 途中に実際に書かれた手紙の内容や、登場人物の補足説明が小説の域を出る程、丁寧なので、歴史の流れや、藩が抱える問題や考え方がわかって興味深いです。 歴史好きの先生が補足してくれているような、小説デスね。続きが楽しみです。

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    投稿日: 2010.06.08
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    脱藩した竜馬は海軍奉行の勝海舟と出会う。勝海舟との出会いの場面が楽しい。時代背景はは寺田屋騒動、生麦事件を経て、京都に勤王志士が集結してゆくまで。お竜との運命的な出会いは終盤。

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    投稿日: 2010.05.29
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    おすすめ度:95点 生麦事件を筆頭に攘夷が勢いを高める中、薩長両藩は暴走の道を歩み始める。 武市半平太も暗躍し土佐藩の勤王攘夷を進行させる。 一方、竜馬は勝海舟との運命的な出会いから、勤王の志士たちとはちがう独自の道を歩み始める。 竜馬は「藩」という次元を超え、日本人という「奇想天外な」立場から物事をみつめ、遥か海の彼方に夢を託していく。 そして、おりょうとの、もうひとつの運命的出会いを果たす。 日に何度も歴史上重要な動きをする「忙しい」竜馬に対して、司馬氏自身も「追っつけなくなってきた」と語っているのは面白い。 千葉家のさな子、家老福岡家のお田鶴さまは独立した人生をもっていたが、りょうは悲境にあることから竜馬の「気質」を満足させてくれる女性であった、という分析もまた面白い。

    0
    投稿日: 2010.05.27
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    新選組と対比させて読んでいるだけに、作者の竜馬への愛情が物凄くよく分かる。 そう思っているのなら、それは新選組嫌いだろうなあと思う。 それとは別にしても、竜馬が既に海軍学校などと目標に向かって 具体的に動いている一方、近藤さんたちは、今江戸を発とうかというところだから、 確かになにかにつけ遅れていると筆者や歴史家たちが言いたい気持ちも分からないこともない。 が、そういうものではないだろう、と思う。 女の子たちでは私は個人的には 田鶴さんが一番好きなんだが、歴史上彼女と竜馬が 結ばれるわけもなく。

    0
    投稿日: 2010.05.02
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    弥太郎の竜馬追跡からおりょうとの馴れ初め?くらいまで。 後半からどんどん動き出してきた感じ。 勝海舟すげえ。

    0
    投稿日: 2010.05.02
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    ついに、勝海舟・おりょうさん登場(^^) 反面、物語はどんどん重くなっていく。この時代の人たちは、人を切りすぎ。そんな中、人を斬ることを選択しない生き方をした竜馬は現代風のものの考え方だなあと思った。

    0
    投稿日: 2010.04.24
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    脱藩した竜馬は京都、大阪を経て三度江戸に。千葉道場に寄宿する。重太郎の誘いで幕臣 勝 海舟暗殺のために近づくが、感化され門人となる。京都ではおりょうとの出会い。勝の尽力もあり脱藩を許された竜馬は、神戸に海軍学校を開設する為奔走する。

    0
    投稿日: 2010.04.15
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    ~内容(「BOOK」データベースより)~ 浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。勝との触れ合いによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始めた。生麦事件など攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならない、とひそかに考える。そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。 ~~~~~~~~~~~~~~~~

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    投稿日: 2010.04.14
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    言わずと知れた名著。 この本を読んで、熱くなれない人はいない。 この本では、 ”竜馬と自分を比較し、いかに自分の成長ペースが遅いか” を知ることができる。 常に、「自分と同じ年のとき、竜馬は何をしていたのか」 を考えながら読むと、非常に面白い。 以下、この本から学んだこと ******* ・竜馬は、他の区より、半数で仕上げた。 →仕事の責任者を巧みにえらび、それぞれ分掌させ、競争させた。 ・一つしかないからどんどん命を投げ込むんだ。 一つしかないと思って尼さんが壺金でも抱いているように大事にしていたところで、人生の大事は成るか。 ・西洋には日曜日というのがあって七日ごとに休むのだが、そんなことをしていては日本は追っつけぬといってここでは休みなし ・人の一生には、命題があるべきものだ。 ・議論は、よほど重大なときでないかぎり、してはならぬ。 →議論に勝っても、相手の名誉をうばうだけ。 通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生き物だし、負けたあと、持つのは、負けた恨みだけ。 ・桂小五郎30歳。藩外交をきりまわす役目。 ・竜馬は、例によってどんどん質問した。質問がとんちんかんで、学生の失笑も買ったりしたが、当人は平気である。 ・人生と芝居の違い 芝居の役者のばあいは、舞台は他人が作ってくれる。 なまの人生は、自分で、自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。 他人が部隊を作ってくれやせぬ。 ・竜馬19のとき(大学に入学するころ)に、黒船を見る。 →自分と自分の周囲に、はじめてめざめた齢。 ・人間はなんのために生きているか →事をなすため。ただし、事をなすにあたっては、人の真似をしてはいけない。 =”世の既成概念をやぶる”ことが真の仕事 →「世に性を得るは事を成すにあり」 人の跡(業績)を慕ったり人の真似をしたりするな。釈迦も孔子も、みな先例のない独創の道をあるいた。 ・人生というのは、たかが五十年そこそこである。 いったん志を抱けば、この志にむかってことが進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。 たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。 生死は自然現象だからこれを計算にいれてはいけない。 ・「不便」を変える →今までの習慣とか、古い権威による不合理を変える。 ・竜馬の雄弁 ①さかんに譬ばなしをひく。 ②夢中になってくると無心に羽織のヒモを解きはじめる。 →話のうまさと、特徴 ・金のあるやつは金を出し、仕事ができるやつは仕事をする。 やること ⇒どんな誘いも、「やります!」と言って受ける ⇒議論を避ける ⇒疑問が出たら、すぐに質問する(周りの目を気にしない) ⇒”不便さ”こそ、チャンス。すぐにメモ。 ⇒話の後に、譬を入れる。

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    投稿日: 2010.03.30
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    やった!!! ようやくおりょうさんが出てきた!!!という気持ちが正直なところ。 勝が出てきて、竜馬の中での「倒幕」が具体的なイメージを伴って形成されていく過程が書かれていて、 読んでて一緒に独自性のある道を進んでいるような気がしました。

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    投稿日: 2010.03.26
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    竜馬は29歳で自分の為すべきことの第1歩を踏み出していた。同い年となった今の自分はいまだに1歩も踏み出すことができずにいる。それがもどかしい。竜馬のような大きさはないが、人間は事を為すために生きている、という竜馬のことばを忘れずにいたい。

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    投稿日: 2010.03.26
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    やはり面白い。脱藩を許された経緯には大変驚かされた。そして、お竜との出会いが不思議な感じがした。運命ってそうゆうものね(笑)

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    投稿日: 2010.03.23
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    とうとう出てきました、おりょう!(妻になる人) 竜馬がおりょうを抱き上げるシーンで終わって、続きが気になって仕方なく大学に置いてなかったから、大学近くの本屋さんまでて歩いて4巻を買いにいったのに、コロッと場面が変わってて少しがっかり。

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    投稿日: 2010.03.16
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    かなりおもしろい!竜馬の行動・言動にいちいち感動してしまう。 私のお気に入りは、 ①竜馬から乙女姉さんへの手紙の締めくくり 「・・・エヘンエヘン かしこ」 ②アメリカの姉ちゃん(ネイチャー)

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    投稿日: 2010.03.05
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    <感想> 全巻を通して、面白かった。 竜馬はあたりまえだが、その他にも多くの登場人物の描写が素晴らしく、惚れ惚れする。 <要点> ■幕末に日本人は竜馬しか存在しなかった。 ■議論について竜馬の考え 「もし議論に勝ったにせよ、相手の名誉を奪うだけのことである。通常、人間は議論に負けても自分の諸論や生き方は変えぬ生き物だし、負けた後、持つのは、負けた恨みだけである。」 ■竜馬が藤兵衛に対し 「人間はなんのために生きとるかしっとるか。事をなすためじゃ。ただし事をなすためには人のマネをしちゃいかん。世の既成概念をやぶる、というのが真の仕事というものである。」

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    投稿日: 2010.03.02
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    竜馬にとって勝海舟との出会いが自分のこれから進むべき道を確固なものとした大きな出来事だったと思う。竜馬は人との出会いに恵まれていたと思うが、竜馬自身が大物に評価されたり、周りの人達に慕われたりと人を惹きつける人間だったからだろう。周りに流されず、自分の道を突き進む竜馬の生き方はかっこいい。

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    投稿日: 2010.02.12
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    脱藩したのち、勝海舟との出会いを経て海軍学校設立に奔走する。お竜との出会ったのもこの巻。 やっと維新の立役者っぽくなってきた? 勝海舟との出会いは、千葉重太郎とともに暗殺しようと勝のところへ乗り込んだことがきっかけ、というのがすごい。 ただ時流に流されるのではなく、物事を客観的に判断して優れたものは積極的に取り入れていく、というのが竜馬のすごいところだと思う。

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    投稿日: 2010.02.10
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    竜馬は、本当にすてきな人だ。 人を批難せず、無駄な言い争いを好まない。 過度に期待したり、思いいれ過ぎたりしない。 だから、不必要にあがったりさがったりせず、 天命を見極められる。 大事をなせるのだ。 天がすべて。 そう思ったら、私たち1人の人間はちっぽけで、 無用なことに思い悩むのをやめようと思える。 なんだかな・・・ これを読んでいると、本当に竜馬になりたくなってくる。

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    投稿日: 2010.02.05
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    竜馬曰く、「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」。このようなことはめったに言えるものではない。人が慕ってくるのも肯ける。竜馬の周りには魅力的な人が次々と吸い寄せられてくる。いかに人との出会いが大事であることか!

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    投稿日: 2010.01.13
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    時代の波に飲まれながらも、周りに流されず、志しを忘れずにしっかりと自分の道を歩んでいく竜馬。 勝海舟との出会いやおりょうとの出会いもあり、今後の展開が楽しみです。

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    投稿日: 2010.01.06
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    竜馬が次第に、時代の波に飲まれていく。しかしただ単に意見を押し付けられるのではなく、自分の意見をしっかりと持ち進んでいく竜馬の強さや魅力を感じる。 また最後に出てくる「人の人生はことをなすために生きている。ただし、事をなすにあたって人の真似をしちゃいかん」 「いったん志を抱けば、この志に向かって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」 なんて素晴しい言葉であろう。今の現代人が忘れている志、生きる意味を的確に示している。

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    投稿日: 2009.12.01
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    後半でおりょうが登場。とても美人だったらしい。この本を読んでいると、竜馬は男性はもとより色々な女性から慕われたようで、よほど魅力的な何かがあったんだろう。話に夢中になると袴の房をしゃぶって、ぐるぐる回す癖はどうかと思うけれど。

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    投稿日: 2009.11.09
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    勝海舟に会うなど、人生の転換期的な時期の話し。 段々、司馬遼太郎さんの歴史説明がかったるくなってくる・・・ (8)巻まであるのに。。 でも、話しは面白いんだけど。 他の攘夷派とは違う道を考えていて、周りからせめられても、自分の信念を貫くというスタンスはすごい。 無関心なだけなのか、どうかは分からないけど。

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    投稿日: 2009.10.26
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    p257〜 薩長の会合おもしろすぎる^^ 来島さんが奥さんに頭下げてるとこも笑えた 竜馬以外にも魅力ある人たちがこんなにいたなんて知らなかった。山内容堂、島津、毛利が気になる。 歴史って面白いな、知らなきゃ損!

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    投稿日: 2009.09.30
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    攘夷論者の中でも宗教色ない人たち、坂本竜馬、桂小五郎、大久保利通、西郷隆盛。だから竜馬は敵とも言える幕府の勝海舟に軍艦の知識、操舵技術等を習っている。脱藩、攘夷、勝海舟から聞いた米国の国のあり様、すべてがミックスされ竜馬の考えは当時だれも理解できなかったのだろう。さな子にこう聞かれ「坂本様は、いったい、佐幕人ですか、それとも、尊王攘夷の為に命をお捨てになされようとしているお方ですか」竜馬は「日本人です。」と答えている。薩摩も長州も幕府もないもっと大きな考えで日本という国を見た人だった。少し停滞していた竜馬もついに動き出した。

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    投稿日: 2009.09.23
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    武市半平太、千葉重太郎、いずれも竜馬の親友だ。 しかし坂本竜馬が彼らと思想の部分で異なっていたのは竜馬がリアリストであるということだろう。攘夷論を掲げていた他の志士(清河八郎、桂小五郎)など比べてもだ。 坂本竜馬以外の志士は皆、神のためにという宗教じみた思想の持ち主である。 ここからの展開がどうなるかは読んでみなければ分からないが、坂本竜馬が明治維新の担い手となっていくきっかけとしてこの思想の違いがポイントになるだろう。 以下引用 「世に、他宗排撃の宗旨論ほどむだなものはない」 「人の一生というものは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算にいれてはいけない」 竜馬の言葉である。

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    投稿日: 2009.07.21
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    勝の江戸っ子ぶりに司馬さんえらいデフォルメしたなと思ったら本人の口述筆記がそのまんまで笑った。キャラ立ちすぎる。

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    投稿日: 2009.05.31
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    浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。勝との触れ合いによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始めた。生麦事件など攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならない、とひそかに考える。そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。 そうそう。 これからどうなるんだっけ!? なんつって(●^o^●)v

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    投稿日: 2009.05.27
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    「もう土佐は帰りません。天下を棲家として暮らします」 「事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん」

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    投稿日: 2008.12.17
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    勝との運命の出会い。そもそも勝海舟がいなければ、坂本竜馬の偉業は実現できなかったはずです。これこそ、運命の出会いですね。

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    投稿日: 2008.11.24
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    寺田屋事件、生麦事件(薩英戦争の原因になっていく)など攘夷が高まりつつある中、勝海舟を千葉重太郎と切りに行った竜馬は勝の先見の明に感銘を受け、逆に弟子入りをお願いする。 海舟の父の考えがまた時代を先どったものであって、明治以後に輸入された道徳である友情というものを幕末のこの時期にすでに信義としていて海舟にも影響を与えていた。(武士は忠孝という縦の道徳が主であったので友情の考えは当時珍しいものであった) そんな海舟は日本興国論(船を日本が建造し諸外国と貿易を行うというもの)を唱え弟子となった竜馬はそのような海舟の考え、外国の世情を学び独自の考えを肥やす。そのなかで、幕末で日本人は坂本竜馬だけといわれたように、藩や徳川家といったものに捉われず日本をどうにかせねばという志を持ったのは大きなものであった。 人間好きな道によって世界を切り拓いてゆく。竜馬は船によって日本を興していくことを夢見る。将軍が京へ上洛した事で新撰組が誕生し、京は物騒になる。忙しくなり始めた竜馬は楢崎お龍と出会う。火事のあった家の子供を助け、その姉がお龍だった。竜馬は惚れお龍の面倒を見ていくことに。

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    投稿日: 2008.09.06
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    全然関係ないけどペリーが日本侵略を狙うスペイン国王に戦になったらスペイン人が絶滅するまで侍は剣を置かないぜ!みたいなこと言ったとあるとこに死ぬほど悶えました。かっこいいよ日本人。ついにおりょうが登場してテンションがあがりました。半平太とは、ほとんど決別か?悲しいなああんな仲良かったのに・・・。でも勝先生好きです。あと随所にある新撰組の文字に身を捩りました。

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    投稿日: 2008.08.02
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    土佐藩脱藩を機に自由の身(浪人)となった竜馬。京都を経て、江戸に行き、幕府方の高官・勝海舟と運命的な出会いを果たす。この運命的な出会いによって、世間で騒がれている尊王攘夷とは一線を隔した独自の道(海外との貿易を通して日本を興すための開国倒幕)への歩みを確かなものとしてゆく。おりょうさんとの運命的な出会いもあり。理解しがたい不思議な魅力を持った人物としての竜馬が描かれている。それと同時に幕末の描写を通して、侍が持つ気高さや残虐さなどが伝わってくる。当時、(尊攘の)侍たちは海外でローニンとして恐れられていたそうで、それが海外の人にとっての心理的障壁として作用し、欧米列強に対して独立を保てた1つの理由であるそうだ。その意味でも、当時の侍の写真などを見てみると面白い。どの侍も現代人とは違って精悍とした表情をしている。

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    投稿日: 2008.07.19
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    <三好一男副代表オススメ!> 司馬遼太郎の作品にはいろいろ影響を受けていますが、中でもこの1冊は印象的でした。竜馬は千葉道場の免許皆伝でありながら、生涯1度も人を斬ったことがない。強さの中にある優しさが魅力ですね。この作品は高知支部の原点です。

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    投稿日: 2008.04.22
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    なるほど、坂本竜馬、桂小五郎、西郷隆盛、伊藤博文、大久保利通、板垣退助などなど、西日本から維新で活躍したひとは、関が原でまけた藩のの人たちなのね

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    投稿日: 2008.03.15
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    自分の周りの環境に気づくことは難しい。 なんだ?なんだ? 私はなんだ???????? おりょうになりたい。笑

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    投稿日: 2008.03.02
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    竜馬が、勝海舟のはからいで、初めて黒舟に乗った時の気持ちとはどんなものだったでしょうか。 竜馬が、「私設艦隊を持つ」との19歳から持ち続けた思いが、20代後半にして、叶ったのだと思います。 竜馬を取り巻く環境は、毎日めまぐるしく変わっていきます。4巻が楽しみです。

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    投稿日: 2008.02.24
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    忠実な竜馬像では無いと言われていますが、大好きです。 坂本竜馬みたいな人間になりたいです。 この本が初めての歴史小説でしたが、なんの抵抗も無く読めます。

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    投稿日: 2008.01.27
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    竜馬がついに動き始めたね。 開国を目指し、時流を読む眼はさすが。 それをみんなに内緒にやってんだから なかなかやるねぇ。 あと、彼が幕人と仲良くなったのは意外じゃね。 「世に生を得るは事を成すにあり」

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    投稿日: 2007.10.22
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    浪人となった竜馬は勝海舟と運命的に出会う。攘夷派のどの勤王の志士とも違う道を歩き出し、開国するために倒幕を決意する。

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    投稿日: 2007.09.05
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    続きが気になる。でも、竜馬が出てこないシーンはすこし詰まらない。やはり、竜馬あってこその『竜馬がゆく』なんだろう。

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    投稿日: 2007.08.04
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    勝海舟の弟子になり、妻となるお竜に出会う。勤王派の志士を説き伏せ、海軍学校にいれる竜馬の奮闘。これから維新活動が激しくなっていく。

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    投稿日: 2007.02.18
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    幕末、独自の信念を持って倒幕に向かっていった坂本龍馬の生き方に感動。周りの単純な尊王攘夷に流されず、現実的な視点で時代を捉えているところ龍馬の偉大さがあると思う。

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    投稿日: 2007.01.22
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    勝先生が登場。竜馬ってほんと、みんなに好かれてたのね・・・そして、武市がどんどん危うい方向へ・・私は、このへんの歴史がまったくわからないから、普通にどきどきして読めてる。

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    投稿日: 2006.01.15
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    幕末列伝、坂本竜馬が勝海舟と出会い、それまでの攘夷心から開国へと夢想するようになった。 小学生だとまだわからないかも知れないけれど、中学生だったら、もっと歴史について見識を深めることができたかも知れない、書物を1つでも読んでいたならば。

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    投稿日: 2005.06.29
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    清河は非常な尊王家でもあったが、同時に自分をも世間に押し出したかった。独り策謀をめぐらし、その策謀で世間を踊らせ、しかも策士らしく背後で帷幕を垂れこめているのではなく、功をひとり占めにし、常にその策謀の中心にすわりたがった。 徳がない、ということになろう。 この稀代の才子の生涯を決定した不幸は、そういう欠陥にあった。(p.88) 幕末の史劇は、清河八郎が幕をあけ、坂本竜馬が閉じた、といわれるが、竜馬はこの清河が好きではなかった。 たったひとつ、人間への愛情が足りない。 万能があるくせに。 そうみている。ついに大事をなせぬ男だ、と竜馬はみていた。(p.96) 「半平太、まあ、ながい眼で見ろや」 「なにを見るんじゃ」 「わしを、よ」 竜馬は、議論しない。議論などは、よほど重大なときでないかぎり、してはならぬ、と自分にいいきかせている。 もし議論に勝ったとせよ。 相手の名誉をうばうだけのことである。通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、負けたあと、持つのは、負けた恨みだけである。(p.244) (史上、名をのこす男だ。しかしながら一流の名は残すまい) 武市の謎なところである。その人物の格調の高さは薩摩の西郷に匹敵するであろう。その謀略のうまさは薩摩の大久保(利通)に肩をならべ、その教養は前両者よりも豊かで、しかもその人間的感化力は、長州の吉田松陰に及ばずとも似ている。が、もっとも重要なところで、武市はちがっている。 (仕事をあせるがままに、人殺しになったことだ。天誅、天誅というのは聞こえはよいが、暗い。暗ければ民はついて来ぬ)(p.320) 「藤兵衛、人間はなんのために生きちょるか知っちょるか」 と、竜馬は膳ごしにいった。 「事をなすためじゃ。ただし、事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん」 「人の一生というのは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」(p.410)

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    投稿日: 1999.10.01