
総合評価
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powered by ブクログ激重すぎて2回途中で断念したけど3度目の正直でようやく完読。やっぱり激重。いつになったらこの鉛を飲んだような重い感覚とサヨナラできるのかと焦ったく思いながらページをめくっていたけれど、いざ読み終わると今まで読んだ本の中で1番鳥肌が出た。と言うか快感というか変な感情になった。
2投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログ今の時代ならストーカー認定されかねない、主人公の先生への執着が、正直理解できない、というか「なんかやばい」との認識でした。書かれた当時はその内容は新鮮で斬新だったのかもですが、今時はゴシップな話題が溢れている分あまり響いてこなかったです。 おそらく初読時は読書歴も浅かったため、普通に面白かったのですが、年齢を経た今読むと鼻白むというか。。。「こころ」が汚い人間が読むとダメなのかも。。。
3投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Kの自殺を目の当たりにした場面で 「目の前が真っ暗になりました。」 ではなく 「もう取り返しが付かないという"黒い光"が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横たわる全生涯を物凄く照らしました。」 と書いてあり、黒って照らすのか...と絶望の描写力に唸りました。 鉛のような飯 策略で勝って人間的に負けたのです などの印象的な表現がいっぱいありました。
5投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先生と「私」の出会いの場面で、なぜ、「私」は先生のことが気になり執着したのか疑問に思っていた。とある解説で、自殺した友人の生まれ変わり説を聞いて妙に納得した。
2投稿日: 2023.04.27
powered by ブクログ音声の読み上げ機能で読了。 何度目だろう。夏目漱石の中で1番好き。 村上春樹さんの「街とその不確かな壁」と同時並行的に読了。 誰かが誰かに自分の気持ちを伝えたい時には、とても分厚い手紙になるのは同じだなぁと思いながら読んだ。 時代を超えて語り継がれる名作。 女性は辛いと、女性目線で読んだ。 責めないから。 ちゃんと奥さんに告白してくれたら、先生のこころはもっと自由になれたし、先生は思いつめずに奥さんと2人で幸せになれたと思う。 なんでも話し合えばいいのに。 先生はなぜ1人で抱え込んだかなぁと思った。 でも最後に、書生の彼に打ち明けられてやっと先生のこころは解放されたのだと思った。
7投稿日: 2023.04.18
powered by ブクログ15年間続いたメロディアスライブラリーの放送が終了となり、最後の放送で取り上げられていた『こころ』を再読してみた。 10代でこの作品を読んだときに、どのように感じたのか覚えていないが、深く理解できていたとは思えない。今でも、理解できたとは言えない。最後まで読み通したが、途中でやめようかとも思った。先生という人を好きになれなかった。Kにも奥さんにも世間に対しても結局のところ心を開いてこなかった先生が、最後に「私」にだけは自分の本心を語り終えて逝った。こうした思いを抱えて生きてきた先生の人生はしんどいものだったろう。 殉死についてはやや唐突な印象を覚えたが、当時の人々にとっての明治の終焉とは、価値観の大きな変容という性格のものでもあったのだろうか。ただ、先生が死を選んだのは、自己否定と自尊心との葛藤、罪悪感と自尊心との葛藤の果てのことと思われ、個人の心理的葛藤を明治の精神に殉死するという考えに結びつけたことは、無理がある終わり方だと感じた。
1投稿日: 2023.04.12
powered by ブクログ初めての漱石作品。 読む人の人生経験や境遇によって解釈や受け止め方が変わる本。 人間の繊細なこころの描写にはぐっと引き込まれ、特に先生とKの娘さんをめぐる部分は様々な人の感情が入り混じり、人間の見え隠れする汚い部分が生々しく表現されている。 また読んだ時には違う解釈、感情を抱くだろう。
1投稿日: 2023.04.10
powered by ブクログ高校時代の思い出の本 Kなにも死ななくても、、と思うのは私が精神的に向上心のないものだからでしょうか
1投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログ先生と私が鎌倉で出会う。前半は私視点の話で後半は先生の手紙。叔父に財産を奪われ人間不信になった先生が未亡人の母とお嬢の家に住む。そこに親友Kも後から住むことになり、Kがお嬢に恋をしてることをしる先生は抜け駆けしてお嬢と結婚することになりそれを知ったKが自殺する。それをずっと気にかけてた先生もその後自殺。人間不信になると人はダメになる。
3投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オラが経験したドン底の三角関係とちょっと似たところがある 読むたびに思い出すがそれもまた一興ということで
1投稿日: 2023.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お正月、おばあちゃんが切り抜いて作ったこころのノートで全て読んだ。 先生の過去が気になりどんどん読み進めたが、Kだけでなく先生も自殺してしまう結末が、暗く悲しい。 でもただ暗いだけではない、という感じ。 先生は最後まで奥さんにKとのことを隠し通したけど、それは先生にとってとてつもなく辛いことだったと思う。本当のことを言ってしまえば苦しみから少しは解放されると考えたこともあったかもしれない。でも真実を奥さんに言ったとしても、奥さんをその苦しみに巻き込む事になるし、何より結局は罪の意識から逃れることは一生できないと先生は考えたのだろう。Kにしたことへの後悔の気持ちは、奥さんと一緒にいる限りなくなることはないし、先生は自分を赦すことが出来なかった。 一度口から出た言葉は取り返しがつかない。 急いで読んだからまたもう一回、じっくりと読んでみたい。
2投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ2020/10/11 #こころ #まんがで読破シリーズ #夏目漱石 有名だけど、読んだことが無かったので、 この機会に読んでみようと試みて読み終えました。 主な登場人物は4人。 主人公の「私」と先生、妻、K。 内容は3章に分かれています。 主人公の「私」以外、全員がお互いに心の内を発せず、 自分の考えで完結してしまうので、負の連鎖。 明治時代、自身の身の内を相手に伝えるのは 恥ずかしい事だったのか、 それとも偶々3人がそうだったのか。 読んでて悶々とした気持ちが膨れ上がります笑。 一言発したら良かったのに!とか、 そんなに悩むなら早く確かめろ!とか笑。 文字だけでは内容が頭に入って来なさすぎて、 まんがで読破シリーズも参考にしました!笑。 最初、主人公の「私」の性別が分からなかったです。 (理解力のなさ笑) 漫画の内容は結構省略されていますが、理解するに良かったです!妻は確実に先生に好意を寄せていました。それは小説の文の中で理解できます。 恋って人を狂わすなぁと感じる一冊です。 最後はどうなるのか、ご自身で確かめて下さい。 #book #名作 #小説 #恋 #偉人 #三角関係 #盲目
1投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ近代に生きる「こころ」はままならない。叔父に見出した人間の汚さを自分の中にも見出しつつ、「世の中そんなもの」では済ませられない。K、先生、私、すべて『罪と罰』のラスコーリニコフ同様に明治の書生という「庶民にも貴族にもなりきれない新興インテリ=近代的自我の権化」だからこそ、この逃げ場のない問題がひときわ暗く際立つ。
2投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ誰も悪くないと思う。 ただ昔の人には正直に自分の考えを他人に伝える勇気が足りない。 あと先生は女性の心情に対する想像力が乏しい。 というより低くみているように見える。
1投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログ高校の先輩が「私この話きらい」て言ってて、好きな先輩だったけれどその一言だけで終わらせてしまう感じが嫌で私のこころが離れていってしまった
3投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ何度も読み返すほど感じる、漱石天才。文字に書かれた出来事の裏に一度読んだだけじゃわからないような動きがたくさんあって、でもそれらは確実に起きていることだとわかる記述がその後にあって、もうすごすぎるって。こりゃ脳保存したくなるわ。
1投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読む年齢、立場、境遇によって持つ解釈が変わる本。 かつての恩師が「名著は様々な解釈ができる」と教えてくれたが、本書はまさに不朽の名作だと思う。 冒頭の『私』の皮肉にようやく気づけた。この皮肉も、読む人によってはなんてことのない描写なのかもしれないし、作者である夏目漱石もそのつもりはないかもしれないが、私の目には皮肉に映った。読み手によって様々な解釈になる、という読書の基本を改めて感じられた。
1投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「吾輩は猫である」に続けて読んだ。ずいぶんと雰囲気が異なってもったりした、いわゆる「純文学」っぽい雰囲気になった。 個人的にはあまり好きになれず、頑張って読んだ感じがする。 わたしと先生の関係、Kと先生の関係は、ただの友人や師弟を超えたBLっぽさがある。 この小説が多くの人に読まれるのは、教科書に掲載されてなんとなく知っているということもあるだろうけど、多くの人が共感しそうなことを素直に書いているというところにあると思う。 ・親戚との遺産をめぐるゴタゴタ ・親が老いていく様子 ・結果として友人を裏切ってしまった ・恋愛の鞘当て とかとか、思い当たりがあることを素直に書いているので、共感を得やすいんじゃないかって思った。 あと、先生の謎めいた感じが読者を惹きつけるんだと思う。個人的には思わせぶりすぎて好きじゃないのだけれど、、、ものすごい思わせぶりな口ぶりで前半を引っ張っていって、そのまま自殺していくのは、やっぱり気になるし、「なんで?どうして?」って考えさせてしまう謎に満ちていると思う。自分は思わせぶりすぎて好きではなかったけど。 自分は「吾輩は猫である」のわちゃわちゃと入れ替わり立ち替わり賑やかな感じのが好きだなあと思った。
1投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
意図していないが十年おきぐらいに読んでいる気がする。(偶然手にする機会がある)小説というより、これぞ文学作品という気がする。「先生」は本当に自殺したのか、「私」はこれからどうなるのか…。「先生」が有閑でなく働かなければならない立場だったら、どうだったのか…等々想像が膨らむ。「お嬢さん」「妻」心理的な描写は全くないが、作者の女性に対する架空ともいえる理想とする女性像を描いたのか。読後の余韻が尽きない。
2投稿日: 2023.01.27
powered by ブクログおもしろい!けど前半が死ぬほど長い。 先生のあのもったいぶった感じ、めっちゃ眠くなる そういうところも含めて先生みたいなね ところはあるよな
5投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ2022.12 図書館借本 . 高校生の時の国語で習って以来、ちゃんと読んでいないなと思ったので読んでみた。 長かったし一章と二章いる??という感じがした。あまり刺さらなかった。数年後に読んだら感想が変わるのだろうか。
1投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ石原千秋編「こころをどう読むか」を買ったため、再読。 上の場面。先生と私は恋仲なのか?と思うような描写であったり、上中の場面ているのかな?と思ったりした点が「こころをどう読むか」にも言及されており、高校時代とはまた違った感情を抱いた。 平生はみんな善人なんです…それがいざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。 精神的に向上心のないものは馬鹿だ。
1投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ物語序盤で描かれる先生の人間像の形成過程が、後半の遺書で伏線を回収するがごとく明らかになっていくのか見事でした。 自欲に飲まれた先生が、物語終盤で自己嫌悪に堕ちていく様子が生々しく描かれており、読んでいて心の中にどんよりとした感じが広がってきます。しかしながらその感覚を不思議と心地よく感じるのがこの本が名作と言われる所以なのではないかと感じました。 索引をひきながらなので、多少読むのに時間がかかりますが、その分読む価値のある作品でした!
1投稿日: 2023.01.14
powered by ブクログ教科書にも載っている名作。 何度も噛み締めるように読み込んでいるが、なんと言っても有り余るほどの人物描写が好きです‥ 今後も新しい表紙が出ると買い続け、読み直す予定。
1投稿日: 2023.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Kと先生との気持ちのすれちがい、だんだんなかが悪くなっていく描写 罪人の心理 殉死とか冗談でもいっちゃダメ 自殺のきっかけ、細でもある? 後追い自殺? Kにたいして正論あかんでしょ 主人公のぼくも先生からこんなこと聞かされておもいて 父、結婚、世間体 父がなくなったら母はどうするんだろう!親類もなければ友達もいない 財産相続の問題、身近にありがち 先生がKを優しくしたのは、本当の思いやりというよりむしろ優越感や、自己重要かんの補填としてやっていた? 敵に有利にはたらくようなことはしないマキャベリ 強烈な孤独と絶望によってKは自殺 人間らしくなったKがいじらしいし、それを自分のエゴでつぶした先生が鬼 書く方がスッキリする KはKY お嬢さんは実際、Kのことどうおもってたんだろう 女性にありがちな、Kのことどうともおもってないけど、先生をからかったり気を引くためにやっていたのか? サイレントににてるが、対比的 なぜ、お嬢さんは先生に笑いかけるのか、からかいか、 だきしめることのできない 寂しい人間です さいくんのために!!! もっとも幸福に生まれた人間の一対であるはず 大学出身、なにもしないで遊んでいる 自己否定の先生 あの人はダメですよ、 できない、 冷やかし 恋の満足を味わっている 恋は罪悪です。神聖なもの 恋に上る階段 満足を与えられない人間 一途になりやすい若さ 熱に浮かされている お気の毒におもう 人間を信用しない 自分で自分を信用できない 私を信用するな 未来の侮辱を浮けないためにいまの尊敬を退けたいとおもう 奥さんが好きになったから世間が嫌いになる 不自然の暴力 財産の争い みんないい人ですか 田舎者は都会ものよりかえって悪い? いざという間際に悪人になる 金の問題 金をみると悪人になる 執念深い男だから わたしは人に欺かれたから 人間を憎む 大胆だ あなたは真面目なんですか? ひとを信用して死にたい 腹のそこから真面目ですか? 精神的に干渉 私に判断のつく話ではなかった 父にとって卒業はうれしかった 俺が死んだら母はどうするか 自分で死ぬ死ぬという人に死んだためしはない お父さんは本当に病気を怖がっているんですよ ちょっとでも将棋を指すようすすめて 先生は、第三の居場所、はらぐろい 又吉火花と同じ? 役に立つものは世の中に出てみんな相当の地位を得て働いている 父は明らかに自分の病気を恐れていた 死語のこと 財産分配の話 心細そうな父の態度 立身出世してほしいがそばにもいてほしい親の態度 先生と父とは反対の印象 俺が死んだら 事実と過程 お父さんがいきておいでのうちにおまえのくちがきまったらさぞあんしんなさるだろう よろこばしてあげるように親孝行をしな ひとは、自分のもってる才能を出きるだけ働かせなくちゃ嘘だ はたらかなければ人間でないようにいう兄 父の病室で先生の手紙読む 父のそばいてやれよ この世にいないでしょう 先生の安否 先生はメンヘラ 倫理的にくらい 腸チフスでうってあいついで父母なくなる おじ悪いやつ 柳沢の相続 結婚の申し込を拒絶されたのが女として辛かった 一口でいうとおじは私の財産をごまかした おじは策略で娘を私におしつけよう ひとはたよりにならないものだ わたしは金にたいして人類を疑ったけどあいにたいしてはまだ人類を疑わなかったです お嬢さんの顔を見るたび自分が美しくなるような心持ちがしました お嬢さんのことを考えると気高い気分がすぐ自分に乗り移ってくるようにおもいました 接近させようとでもいむ 疑惑、猜疑心 おびきよせられのはいやだ ひとのてにのるのはいや 人には決してだまされない 自分というものを問題野中から引き抜いてしまいました 精進 坊さんらしい性格 道のためには これほどひとがありたがる書物なら読んでみるのが当たり前だろう おぼれかかったひとをだいて、 我慢と忍耐の区別を了解してない 自分で自噴ん破壊しつつすすむ 実現してかかる 彼を人間らしくする、 どこかで自然を踏み外している 自分より落ち着いているKをみてうらやましく、にくらしかった 自信 急に下等な人間にみえていやになる 要望もKの方が女の方に空かれるようにみえました 性質もわたしのようにこせこせしていないところが異性にはきにいるだろうとみえました どこかまが抜けていてそれでどこかに男らしいしっかりしたところも私には優勢にみえました 日蓮取り合わない せいしんてきにこうじょうしんがないものはばかだ 人間らしい ひょいひょいと思い出した 持ち前の親切を余分に私の方へ割り当ててくれた きなこ Kと先生だんだんなかが悪くなっていく、すれちがい、 私の嫌いな笑い、どこにいったかあててみろ 知ってわざとやるのか知らないで無邪気でやるのかそこのくべつがちょっと判然しない点がある 若い女に共通な私の嫌いなところもあるとおもえばおもえなくもなかった 極めて高尚なあいの理論家 線を越されたな どうしようどうしよう おそろしさ 相手は私より強いのだというきょうふのねんが なにもいえなかった ただ苦しい 理想と現実にほうこうしてふらふらしている 虚に漬け込む 恋の行く手を塞ごうとしていた 単なる利己しんの発言だ ぼくはばかだ あまりに人格が善良だったのです 人一倍正直者 覚悟ならないこともない 強情と我慢 覚悟、Kがすすんでいくとおもいこんでしまった 奥さんに談判 わたしは鉛のような飯を食いました あくまで滑ったことを隠したがりました どうりがわたしがはなしたら変な顔をしていましたよ だまってしらんかおをしているのは そうですか 微笑をもらしながらおめでとうございます 胸が塞がるような苦しさを覚えました 超然とした態度 おれは策略で勝手も人間としては負けたのだとキウ幹事が私の胸で渦巻いておりました。 あ、しまったとおもいました もう取り返しかつかないという黒い光が私の未来を貫いて一瞬感に私の前に横たわる全勝がいをものすごく照らしました まず助かったとおもいました、 ⇒Kは先生を信じてた? 自分は薄志弱行でとうてい行く先の望みがないから自殺する 自分を追い詰める、 ぐるぐる回り始める そのときの時計ほどらちの空かないおそいものはありませんでひた 奥さんKは自殺しました 雑司が谷近辺 私の幸福には黒い影がついていました Kにおびやかされるのです きらっているんでしょう? いざというまぎわになると、自分以外のあるちからがふいにきて私を押さえつけるのです 純白なものにひとしずくの陰気でも容赦なく振りかけるのは私にとって大変な苦痛立ったのだと解釈してください 猛烈な勢いをもって勉強し始めました 世の中に おじにあざむかれた 自分には立派な人間だという知んねんがどこかにあった 自分もあのおじと同じ人間だと意識したとき急にふらふらした 人に愛想つかしたわたしは自分にも愛想をつかして動けなくなったのです 厭世 沈うつな反動 けーさんがいきていたらあなたもそんなにはならなかったでしょう 自分が不愉快でたまらなさった じぶんでいやになってやめた なんのために勉強するのか 理解させる手段があるのに理解させる勇気がだせないのだとおもうとますます悲しかった Kは失恋のため? 現実と理想の衝突? 立った一人で寂しくて仕方なくなった結果 後追い自殺 なにかしたくってたまらなかった はじめて自分からでてをだしていくぶんでもいいことをした自覚をえたのはこのときでした さいを不幸な女だとおもいました 私の親切には個人を離れてもっと広い背景があったようです 女には大きな大きな人道の立場から来る愛情よりも多少義理を外れても自分だけに集中される親切を嬉しがる性質が男よりも強いようにおもわれる 私の胸には時々おそろしいかげがひらめきました 人間の積みというものを深く感じました 知らない路傍のひとから無知打たれたいとまでおもったこともあります ひとにむちうたれるよりもじぶんでじぶんをむちうつべきだというきになります 自分で自分を無知打つよりも自分で自分を殺すべきだという考えが起こります わたしは仕方がないからしんだ気で生きていこうと決心しました 自分でよく知っているくせにといいます 苦しい戦争があった 私の後ろにはいつも黒い影がくっついていたのです わたしはさいのために命を引きずって世の中を歩いていたようなものです ではじゅんしでもしたらよかろう あたらしいいぎをえた 個人のもってうまれた性格の相違 こっそりいなくなるようにします 書いてみるとかえってそのほうが自分をはっきり描き出すことができたようなこころもちがしてうれしいのです 自分自身のよう急に動かされた結果なのです わたしはわたしの過去を善悪ともにひとの参考に今日するつもりです
1投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の「こころ」は、開けてみないと本当のところは分からないものだなと思いました。 第一章では、私と先生のやり取りの中で、何か先生の背景に暗い影があると感じつつも、どこか都内に住む人の余裕さというか、上品さというか、そんなものを感じていました。 私が先生に惹かれてたのもわかる気がします。 そんな先生に、あんな過去があったとは予想もしませんでした。 途中、Kを奥さんとお嬢さんの住む家へ連れて行った辺り、自業自得だよー!と心の中で呟きましたが、人間の弱さをありのままに描いた漱石は、流石文豪と呼ばれるだけあるなと感じます。 手紙で自分の過去を書き連ねているところも、また面白くもあり、私に遺書として送ることにずるくもあるなと。 物語は、危篤の父を田舎に残して、遺書を送ってきた先生のもとへ向かうところで終わっていますが、この後、私はどうなったのだろうかと思いました。 先生が叔父やKとの関わりから、自殺の道へ足を入れて行きましたが、私は先生と出会ってどんな道を歩むのだろう。 危篤のお父様はどうなってしまう? もし旅の途中で親の死に目に会えなかったら、私はどんな罪悪感を抱くのだろう? 最期を見届けず先生に会いに行ったことについて、自分にしかわかり得ないこことして、自分の心に仕舞い込むのだろうか。 先生も、お父様も、私も、無事であることを祈ります。
1投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログ2023年1月16日読了。 主人公が慕う“先生”の独白。 恋愛・嫉妬・友人の死・葛藤 さらに自殺に至るまでの 「こころ」を淡々と語る。 繊細な心の機微の描写が圧倒的で これぞ文豪という読み応え。 また、物語的にも少し飽き始めた タイミングで次の展開が始まったり フリがあったり…と、テクニックや 引き込み力も秀逸だった。 ●P47 ●P94 ●P251 ●P317 ●P320
1投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログついに読み終わった…もとはあまり長いレビューは書きたくない。そもそも本を読むというのは本来自分のことなのでこの本も猶そう。時代は別にしておこうと思っていたのだが、なかなか難しいので一歩一歩見ていくしかないと思直した。全体的に悲しいとは思わないが、やはりこれは残念な物語と思う。「先生」は优柔不断で「一步错步步错」、初めてからはっきりと気づいたのに、考えすぎでも負担が少ない決心もつかない、結局永遠に回復できない状況に至った。明治時代の終わりが、自分はただ一時代を生きていると思っていた「先生」は、その鐘の音を聞かせたのかどうかはわからないが、そんな予感はどうでもよく、時代のため殉死なければならないという宿命感を感じていたようである。正直に言って、友達を裏切ったのは私も経験がある。そんなにひどくなくてしかも私一人だけの心のうちで、相手は今知らないけど。しかし私はとりあえずの様にまた生きている。他の人も同じ。『もっと早く死ぬべきだのになぜ今まで生きていたのだろう』。私たちの多くは「先生」よりもはるかに恥知らずことが見える。
1投稿日: 2022.12.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この遺書を読んだ後に、青年は自分の背後に忍び寄る先生の影に汗を垂らしたのかな、と想像するとゾッとした。先生と同じ寂しい人間であると自覚した時、純粋な青年はどういうこころの動きを感じ取るんだろう。 残された奥さんのことを気にかける余裕もないくらいKに囚われ続けていた先生。その執着の理由はお嬢さんへの嫉妬というよりは、自分を善い人間だと思い込みたいというエゴなのではないか。 ともすれば、自殺とは究極のエゴイズムだとも言えるのかもしれない。しかし困っている人がすぐ近くにいれば、たとえ卑しい理由であるとしても助けるのが人間の在る姿だと私は思う。
2投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログ個人的にベストオブ漱石というか日本文学の最高傑作の1つではないかと思っている。 心の問題、先生の抱える闇、何年かに一度は読み直すけど、その度に違う読後感となんとも言えない喪失感でまた手を出してしまう。
3投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ初めての漱石作品でした。 友人Kを恋敵として言葉で追い詰め悲劇を生んだことを十字架として背負った先生。 先生を精神世界で諭してきたが恋煩いで人間的な一面を突かれ人生を終わらせた友人K。 二人の葛藤や駆け引きを知らず先生の妻になった御嬢さん。 友人Kは自分の求めるストイックな姿と、一人の女性に精神を乱された俗っぽい自分に絶望したことが悲劇の要因なのだろう。 しかし先生はすべてを背負うことを覚悟している。 そんな中、私に出会い一時の安らぎがあったのではないか。 そんな私だったから墓場まで持って行くはずだった過去を話すことを許し、生きる屍から本当の屍へと向かう決意は遺書からも清々しさが漂う。 先生からバトンを託された私は今後どう折り合いを付けるのだろう。
4投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログ一つの事柄に対する人のこころは一つの感情や考え方で成り立っているものではなく、さまざまな感情、考えが入り混じって成り立っていると感じた本でした。
1投稿日: 2022.11.14
powered by ブクログ高校の時以来の再読。 「平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。」 この文章にすべてが詰まっている。こころとはつまり人を示しているのかな。この本全体を通じ、人とはどういうものか、を訴えかけられました。 この本で心中を記したのは私と先生のみ。Kはその時々のタイミングで果たして何を思ったのだろうか、と気になった。
1投稿日: 2022.10.19
powered by ブクログ高校の授業で習うのは下の部分のKが自殺するに至った経緯が記載されており、上の部分では先生と少年の出会い、中では少年と家族や先生との関係が描かれている。先生はずっと苦しんでいて誰にも話せなかった気持ちを少年に遺書として打ち明ける。人間はふとした拍子に悪人の一面を見せる、それが金、異性であったりそれは今の世も同じであろう。自分が先生の立場でも同じことをしたかもしれない。又、中盤では両親や家族とのどこにでもある想いを考えさせてくれる。
1投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ読むのは今回で4回目、(たぶん)6年ぶりとかかな? 高校生の時から数年おきに読んでいるが、読む度に新たな発見があって、まさに「再読は人生の醍醐味」と感じる。 これまでは先生の視点に引っ張られていたが、今回は私とKの心情に思いを馳せた。 Kは死ぬ時何を考えたか。私は先生の手紙を読み終わった後どうしたか。 次に読むのは何年後かな〜
4投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ面白かった。 高校の教科書で遺書の一部分(たしかカルタ遊びのくだり)を読んだことがあり、それ以来いつか読もうと思っていたので、読めてよかった。 先生の自殺もそこに至るまで何があったかも知っていたのに、遺書の章が近づくにつれて、「死なないで〜」という気持ちが出てきて驚いた。 最初の章、私と先生の出会いから関係が深まっていく描写がすごく良かった。 先生のもっている暗さに惹かれていく部分に惹きつけられた理由が、私と先生の関係を、解説で「恋愛」という見方もあると読んだときに、納得できた。 語り手の私と同じように、先生の明かされない過去からくる暗さや抽象的な思考に魅力と情を感じていたんだろうなと思った。 純文学といわれる作品でこんなに感情移入できることも意外だった。 また、遺書を書く前に、私に電報で会いたいと連絡をよこすところも、胸がぎゅっとした。 解説でもあったが、明治の精神と共に亡くなった先生だけど、私という過去を打ち明ける唯一の存在が現れて、先生は死ぬ準備ができた…という点もなんだか切ない。 一点気になるのは、先生の妻はどこまで気づいていたのだろう、ということ。 先生視点ではあるが、お嬢さんは先生がいないときにKと談笑して、先生がきたら話すのをやめたりと、思わせぶりな態度をとっていたので、結局お嬢さんがどちらのことを好きだったのか、あるいはどちらの男性も好ましく思っていたのかは最後までわからない。 そんな中で片方のプロポーズを受け入れたところもう片方の男性が自殺する…という経験は、前半で理知的だという印象を受けた妻ならわかっていそう…それを些末なことだと本気で思って、先生が何に思い悩んでいるのかわからなかったのか、疑問に思う。 先生は遺書の中で妻の純白なところを汚したくない、と言っていて、わたしはその執着心というか信仰心のようなものに魅力を感じたけど、実際のところ妻は恋愛で生まれた罪を全てを飲み込んでいたのかもしれない。
0投稿日: 2022.10.03
powered by ブクログずいぶん昔、若い頃に読んだ時には誰にも共感できなくて読後感も今ひとつだったのが、読書会の課題図書になったのをきっかけに再読してみたらまったく印象が違う。語り手の行動は相変わらずもどかしいのだけれど、古めかしい言葉づかいが耳に心地よく懐かしい。登場人物それぞれにリアリティを感じるようになったのはそれだけ私自身が歳をとって「先生」や「両親」の心境に近づいてきたからだろうか。
2投稿日: 2022.10.03
powered by ブクログ遺書なっが。そら何日もかかるわな。こんな機微に考える??人はもっと単純な気もするけど、そうでないからこういう結末なんだな。
1投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
90/100 面白かった。とっても。 学校の教科書で1部読んだことがあった。 もはや星5でもいい気がしてる…? ※結局星5にした(2022/09/30) 久々に深みのある文章を読んだ気がする。前半と後半で文章構成が別れていたが、前半は「尊敬される先生」。後半は「先生の実態」が描かれていた。 先生のキャラクター設定が直接的に書かれている訳では無いが、ありありと滲んでくる人物描写により、後半の先生の死との隣り合わせた状態が読んでいてとても入り込めた。先生がどのような最後だったから知らなかったから驚かされた。 とにかくキャラクターにブレがなく、綺麗or汚い世界の線引きがハッキリしていて読みやすい。 古い作品。文豪が書いた作品。で終わらして敬遠するのではなく普通にみんな読んで見てほしい
0投稿日: 2022.09.26
powered by ブクログ確かに、過去に読んだことがあっても、新鮮に読める作品は、名作と呼べるのだろう。人生のいろいろな局面で、このような名作を再読すると、その捉え方はまた違うようだ。先生にしても、Kにしても、はたまた先生を慕う私にしても、人生の一局面で、このような物語を生み出すと思われる。名作は、何度でも楽しめますね。
1投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログ学生の頃、一部が教科書に載っていた。 当時はその時代の価値観というか倫理観のようなものがピンと来ず、この時代はそういうものなのかなあと思うしかできなかった為、さほど記憶に残らず、名作、純文学とはこういうものかくらいの印象しかなかった。 大人になってから文庫本を買って読んだ。 友人Kの死は失恋、裏切りという、表面的なところだけではなく、環境や経験などが複雑に絡まり合って、生きていることに希望を持てなくなってしまったんだろうなあとも思うけれど、何も死を選ばなくても良いんじゃないかと思う反面、自分の未熟さ故に幼い言動で人を傷つけてしまい、今もそのことを思い出し後悔しながら生きている私にとっては先生の死は少しだけ理解できるものだった。 人間が持ち合わせている負の感情の中で、自己嫌悪ほどつらいものはないと私は思う。
0投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
嫉妬を言動とした行動は、正にも負にも強大なエネルギーとなる。 先生の秘密を知っているたった1人の私は、果たしてどのように生きていくのか気になる 妹の読書感想文のためによんだ
1投稿日: 2022.09.02
powered by ブクログ皆さんのおススメに影響されて、恥ずかしながら初の漱石。 教科書の中だけだった漱石とその作品の存在が、いま自分のいる現在としっかり地続きなのだと実感。それは作品の主題が普遍的だから。 ていうかすごく面白かったので他の作品も読む。
4投稿日: 2022.08.31
powered by ブクログ長い解説は読まずに書く。 作者の意図を理解出来ているかどうかは分からないが、これは人間の原罪を描いた作品だな。 Kという内向的な精神的に鋭く脆い友人を助けるため、自分の下宿に引き込んだ“先生”。そのために兼ねてから自分が思いを寄せていた下宿のお嬢さんを巡ってKと三角関係になり、“先生”の気持ちに気付かず、お嬢さんに対する思いを“先生”に打ち明けたK。“先生”は友人の告白を聞いて動揺し、あろうことか「精神的に向上心の無いものは馬鹿だ」とKを一番打ちのめす言葉で罵倒しておきながら、自分はそのすきに“お嬢さん”の母親と話を付けて、お嬢さんとの婚約に取り付けてしまった。 酷いといえば酷い。けれど恋愛ってそんなものだ。 そしてその後のまさかのKの自殺。Kの自殺は単なる失恋とか、“先生”への復讐とかそんなものではないだろう。もっと精神的に深いところで、理想と現実、理性と愛の矛盾みたいなところに失望したんじゃないかな。 だけど、“先生”はその後ずっと罪の意識に苦しみ続け、世間の中で自分が認められるような何かも生計を立てるような何かもする気になれず、死んだつもりになって生き続けた。 “先生”もKも真面目で理性的な善き人であったが、“先生”が本能的に愛を勝ちとったことで、Kを死に追いやって仕舞ったことも、あまりに自分だけに真っ直ぐすぎて失恋を機に自殺したことで、“先生”を生涯苦しめたKの行いも人間の“原罪”の成したことだと思う。 どちらかというと前半のほうが面白く、語りてである主人公の大学生が何故廃人のような“先生”にそこまで惹かれたのか、“先生”はどうして何も仕事をしていないのに奥さんとまあまあ余裕のある生活を送ってられるのかというところが疑問であったが、そこのところの答えがないままだった。 だけど、先生は時々ドキリとするような洞察力のあることを言い放つのが面白かった。例えば、主人公が「まだ恋は知らない」と言ったことに対して、先生は「あなたは物足りないから、私のところに来たんでしょ。」。「それは恋とは違います。」という主人公に対して、「恋に上る階段なのです。異性と抱き合う順序として、まず同性である私の所に動いてきたのです。」というセリフなど。 こんなことを言って仕舞ってはオシマイだが、明治時代というと昔朝ドラで見た「おしん」のように生きることにただただ必死であった人も多かったのに、“先生”やKのように働かず、精神世界ばかりに生きていたこと自体は善であったといえるのだろうか。 でもまあ、“先生”の遺書を読むと自分自身の胸がチクチクしたことも事実。やっぱり読者の原罪を背負って自ら罰したキリストのような人。 高校の時の教科書にこの小説が部分的に掲載されていて、全く理解出来ず、唯一得意だと思っていた現国に自信が無くなってしまった。今読んだら分かるかなと思ったが、やはり難しい。 高校の国語から“小説”が削除されるということを小耳に挟んだ。「そんなバカな」と思ったが、小説の解釈について正解を求めるような授業ならないほうが良い。だけど、接する機会は失わせないでほしい。
80投稿日: 2022.08.28
powered by ブクログ10年ぶりに読みました。最初読んだときは人のこころだなぁ。と思いましたが、今回もそう思いました。先生の弱いとこが全面的に出てきます。人間って脆いですね。妻が真実を知らないのは幸か不幸か…自分の旦那なら嫌だなぁとは思います。
0投稿日: 2022.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「にほんご」の美しさを感じた。 頭の弱い私には何回も返し縫いみたいに読まなければ解釈できない部分も多かった。 主人公の親を心の中で蔑んでいる感じ、認めたくないけど、どこかわかってしまうような気がした。 時代だったり、付き合う個人同士にしか理解できない間柄だったり、「そうじゃないんよ」と諦観してしまう所も。 恋は盲目とはよくいったもので、読んでる時には先生が私のこころに居るものだからKを煙たく感じた。 先生と同じように嫉妬や焦りを感じて「何としてもお嬢さんを私のものにしたい」と思った。何としても。 それだというのに、Kが自殺したのを知った時には「何を馬鹿馬鹿しいことを考えていたんだ」とお嬢さんのことすらどうでもよく思ってしまった。 恋をしている時こころに在る、他人には決して言えない、恥ずかしいくらい浅はかで汚い考えや嫉妬のすべてを書き出してしまえる夏目漱石はやはり日本の文豪だと感じた。
0投稿日: 2022.08.26
powered by ブクログ上、先生と私。 中、両親と私。 下、先生と遺書。 という3視点で物語が描かれてゐる。 先生と私では、主人公の視点で物語が進んで行く。 謎の人物先生との不思議な出会いや、主人公視点での先生という人物像。 両親と私では、学業の為に東京に出てきた主人公が父の病の為実家に帰ってからの出来事や、東京に居る先生への思いなどが描かれている。 上、中で約半分の頁を割いている訳だが、主となるのは下の先生と遺書であろう。 何故先生が墓参りを欠かさないのか。 その墓に埋まっている親友。 親友の死因、自殺してしまった友人への想い。 闇に憑りつかれた人間がとる仕方ない理由。 進むべき道が1つしかありえない事など。 夏目文学作品の代表作品だと思います。
1投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログ何回か読むといいとあるけれど、 一回目よみました。 「遺書が長いやつは何をやらせてもダメ」 というレビューを見てしまい、頭から離れず読んだのですが、本当にその通りというくらい長かった…
1投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログ私とKとお嬢様の三角関係と心情は実際にありそうな話でその描き方は興味深かった。私がプロポーズをした後、幸せだったのだろうか?自殺をする前の心境はすごい悩んでいたと思う。恋は罪悪、親友の突然の死、孤独、愛の難しさ、嫉妬、殉死、私の自殺、生きることのむつかしさを考えさせられる小説であった。
1投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログ初めて夏目漱石を読みました。 作品の内容として人間の卑怯な部分がありありと書き出されていて、心に残った。 表面では朗らかでいながら、その内側に醜いまでの鬱屈を内在している。 これって名作と呼ばれる作品に共通してるテーマだと思うんです。 『仮面の告白』にしても『人間失格』にしても、映画だと『千と千尋』のカオナシや洋画の『マスク』もそうですが、テーマは全部ペルソナをモチーフにした光と闇。 日本人ってそういうの好きなんですかね?
0投稿日: 2022.08.01
powered by ブクログ高校の頃初めて読んで以来読み返すたびいつも思うのは、なぜこんなにこの小説に惹かれるのか?です。 人間の生と死、恋愛、友情、お金、学問などテーマが普遍的だからであることはもちろん、読んだ自分の年齢やその時どきの立場によって毎回感想が異なることも興味深いところです。 評論はまだあまり読めてはいませんが、ある人は不完全な小説といい、ある人は名作といいます。最近ではBL方面からの解釈も出ているようですし、推理小説風に見ると「私」を犯人とする説もあるようです。 謎が多いことも自分が惹かれる理由のひとつです。先生はなぜ自殺したのか、Kはなぜ外ではなく部屋で所決したのか、私は先生のどこに惹かれていたのか、お嬢さんはどこまで知っていたのか、なぜタイトルはこころなのか、なぜ三部構成なのか、なぜあんなに分厚い遺書を四つ折りにできるのか、なぜ登場人物がこんなに少ないのか、当時どう読まれ、今どう読まれているのか、…等々 すでに答えの出ているものもありますし、わからないことは今後、自分なりに調べていこうと思います。 ※【自由研究】用タグ→ #こころ
14投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログ向上心の無いものは馬鹿だ 自分が求める物に気づかないものも馬鹿だ 人を馬鹿にする者も馬鹿だ この世は馬鹿ばかりだ
2投稿日: 2022.07.24
powered by ブクログ人間のこころを如実に表現している。 特に、人間の愚かさや醜さが強調されていて、良くも悪くも現実を突きつけられたような気がする。
6投稿日: 2022.07.12
powered by ブクログ奥手男子の集い 登場人物の心の声が多く表現されており、実際の会話より心情の変化が主であると、読んでから意味に気付かされました 日頃、読まない系統の作品だったため新鮮でした
1投稿日: 2022.07.03
powered by ブクログ私や先生の言動を通じて、人間のこころのあり方や脆さが描かれている。 登場人物みな揃って良くも悪くも気持ち悪い。
1投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夏目漱石の書籍で初めて読んだ本になった。結論から言うと類を見ない突出した傑作であった。純愛文学がジャンルで、思春期特有の気持ちや異性への思い、未来を見据えて志す若さなどの情景描写がとても繊細で、本人の気持ちやその場の風景などが鮮やかに頭に入ってきた。私と先生という立場から見たそれぞれの見地を全体に張り巡らされた伏線回収にてしっかり回収し、興味をそそられながら読み入ることもできた。明治時代の価値観や世界観は現代と比べていろんな考えを考えうるに至った。男だからか、作中のお嬢さんの時より見せる微笑の意味などには頭を悩ませた。人間というものはどういう生き物なのか、善と悪とは何なのか、正直に生きるのと狡猾な生き方とではどちらが正しいのか、、などをよく考えさせられた。人に裏切られ、自分をもその人と一緒にしてしまっては本末転倒であり、不のスパイラルであった。どんなに正しいと思われる学説や理論でも、自分自身にしかわからないことがあり、人間というものは完全に理解し得ることは全くないとせざるを得ないようにも感じた。作中のKが最初に先生が寝ている真っ暗な部屋の中に入り眺めていたのを僕は、前文で触れられていた覚悟という言葉で考えたのち、殺意をも持っていたのでは?と疑ってかかるべきだと思った。最後らへんの先生がKの死体を発見し、手紙を読んだ後の行動には、人間としての自衛本能や、汚らしさ、それでいてどこかにある正義感を見出さずにはいられなかった。
1投稿日: 2022.06.19
powered by ブクログ苦悩は経験した本人にしか分からないもので、そばにいる人間がそれに気が付くというのは、とても難しいことなのかもしれない。私にとっての先生、奥さんにとっての先生、先生にとってのK、傍目には普段と変わりないその人でも、正真正銘なその人のこころは誰にも分からない。結局、自分で自分を認められるような、自分に愛想を尽かさないような選択をしていく他に無いのだと思う。でも私は自分、家族、友人、そしていつか誰かの側に居ることになった時にはその人のこころに寄り添える人間でありたいと切に願う。 人間は時として道を誤る。先生の言うように、正直な路を歩くつもりで、つい足を滑らすことがある。頭ではすべきことを分かっていても、こころがしたいと感じることと矛盾することがある。大切なのは理論か、感情か。友情か、愛か。生か、死か。そこに正しい路はあったのか。救う方法はあったのか。生きる選択肢はなかったのか。 少なくとも言えるのは、自分が自分に絶望してはならないということ。自分に後悔しない為の選択をしていくことだと私は思う。
1投稿日: 2022.06.14
powered by ブクログ国語の教科書にも出てくる名作、初めて通して読んでみた。 夏目漱石。安部公房や三島由紀夫のような鋭い表現で論理的な物語を進める形式とはまた違う、独特な文体だった。詳細な解説は批評家に任せるとして、矛盾のうえに生きる人間の葛藤とか悩みみたいなものが淡々でありかつ烈々に描かれているという印象。やはりお札の肖像になるくらいだから読みやすく面白く考えさせられる作品を残しますねえ。 私がなぜ先生にそこまで惹かれていたのか、そこはよく分からなかったけど、厭世的でどこか闇を抱えた謎多きところに知的好奇心でも刺激されたのか。卑劣な行為を受けた先生が、自分こそは正しく潔白と思っていた先生が、結局は卑劣な行為に走る。Kがお嬢さんへの想いを先生に告白した時、なぜ先生は俺もだ!と打ち明けなかったのか。その時はそこまでお嬢さんへの想いはつのっていない?小心者なだけ?人間の「こころ」の動き方を考察しながら、もっかい読み直したくなる作品。
1投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログ『夏物語』でも感じたが、人間全体への不信感や失望感について共感できず、あまり深く理解はできなかった。本全体としては論理的で伏線もきちんと辻褄が合って、整い完成された話だと思った。
0投稿日: 2022.06.07
powered by ブクログ高校の授業で習って以降、夏目漱石の作品とは縁がありませんでしたが、再会しました。 当時は授業だからなんとなく聞いていただけでしたが、小説を読むようになってから読み直してみると、複雑な心情に共感を抱いたり、同情したりします。 まだまだ自分では文学としての素晴らしさを最大限に体感できていないかもしれませんが、当時とは違う気持ちで読むことができました。 人間のエゴなど、心は文明が進化しようとも変わらないものなのだと思いました。 古典のような小説にも触れていこうと思います。
0投稿日: 2022.06.04
powered by ブクログ切ない。とにかく切ないと思った。自分のせいで友人を亡くすということは、きっとこういう複雑な想いを背負いながら生きていくのだなぁと思った。
1投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログタイトル通り 人の心情をリアルに描いた作品 移り変わる時代の中でこの作品を読んで君はどう思う?と夏目から言われてるような気もした 国語の授業を面倒だと思いこの作品に対して薄い記憶しかなかったが 今一度この本を手に取ってそれがいかに愚かだったのかと痛感しました
0投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログ夏目漱石を読んでいる自分に、浸ってたって感じでした。 何十年前に、一回は読んでいたと思うけど 全然記憶になし。 純文学を評するなんぞ、何様な感じなので 特に感想も何もないけど、 先生の人間的な部分、それが心ということかな。 わからんでもない。 でも、もっと楽に考えたほうがシアワセな人が多かったんじゃないの? それじゃ、名作にならないのか。
1投稿日: 2022.05.10
powered by ブクログ純文学というものに触れたくて、読みました。未だ「純文学って何?」と聞かれると答えが出てこない勉強不足ですが、情景を想像しながら人間のリアルな感情に触れるのは楽しかったです。
1投稿日: 2022.05.10
powered by ブクログ好きか嫌いかと言われると嫌いな本です。夏目漱石の文章や心情を表す言葉の一つ一つは確かに沁みるほど美しいが、その構成も見事で巧みだが、こころの深淵まで深く綴ることは文学として美しいが、私の人生には何も残さないから。大人になって読み返してもその感想は変わりませんでした。むしろカウンセラーという職を経験し、人間の悩める姿の正体を嫌というほど経験した今だから、余計に嫌いな本になりました。 絶望を絶望で結ぶ日本文学が私は得意ではない。絶望を希望に変える真理を含んだ書籍が私の人生に変化や実りを与えてきたことを翻って知る読書体験であった。
3投稿日: 2022.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後には息苦しさが残る作品です。 読み進めていくうちに、主要キャラ達に愛着がわきます。 先生とkそれぞれが自分の「こころ」のままに生き、孤独に死んでいったのだと思いました。 「こころ」=「孤独」をテーマにした作品だと解釈しました。 先生の遺書は究極のエゴだと感じます。 Kと私に対する最後の懺悔であり、誠意でもあり、自分の中にある悪の「こころ」をどうか理解して欲しい……そういった一方的すぎるエゴを感じました。 嫁にだけは絶対に秘密にしておいて!と釘を刺すところもエゴ。先生の人間臭さが出でます。 Kの遺書には絶望を感じました。 ただでさえ自分の存在意義に絶望していた所に、唯一無二の親友から「結婚」という爆弾投下(これは流石に引く) いつ自殺してもおかしくない状態だったKの背中を、最後に押したのは先生だったと思っています。 Kが遺書に「結婚」について一切書かないあたりKの魅力を底上げしてきます。最後までカッコいい。 死んでも先生のことを裏切らないんだなと。個人的にはキャラとして最強です。 この作品を現実的に考えてみると、自分を誰かと比較して嫉妬の感情を持ってしまうと、ろくなことが無いという例えにも受け取れました。 BL、ブロマンスと言われているのにも納得しました。 原作に忠実にアニメ化して欲しい作品です。 MAPPAさん作画で観てみたい。美しい瞳が徐々によどんでいく過程を観たい。 幼馴染で片方が嫉妬するという王道がおいしいです。 ヒロインのお嬢さんは嫌味な感じが一切ないし、何よりkというキャラがあまりにも魅力的すぎます。
1投稿日: 2022.04.27
powered by ブクログ誰も救われない結末。 ある意味現実的だなと。 誰かを裏切って手に入れる幸せはずっと影が付き纏う事になってしまう。 お嬢さんはKが先に告白していたら、先生とどちらを選んだのでしょうか? 色々と考えさせられる部分が多かったです。
0投稿日: 2022.04.24
powered by ブクログ読みながら苦しくなってくる話だった。先生もKも自分に対し厳しすぎたのか、もっと何事に対しても適度に「許す」ということをして、自分の心に逃げ道を与えてあげなくてはいけないと感じた。
1投稿日: 2022.04.23
powered by ブクログ知らないといけない小説だとずっと思ってきたけど読まずにきた。なんとなく暗いイメージの本だったから。でも先日、あるアナウンサーが好きな小説はこころと言うような事を言っていたので読んでみた。 人の心は時代が変わっても、感じ方に違いはないのだなと。文章と言うものでこころの隅の方まで表現しているような、でもその先にある何かはそれぞれが感じ取れと言っているようななんかそんな感想をもった。
0投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログ高校の授業のためにかなり適当に読んでしまったのをずっと後悔してて、そろそろ良い具合に大事な所を忘れた頃かなと思って再読。深夜に読むんじゃなかった…胸糞が悪いったらありゃしない…こんなに曖昧で繊細な心模様書けるの凄すぎる…
0投稿日: 2022.04.19
powered by ブクログ間違いなく日本を代表する小説です。 子供の時はつまらない話だと思ってましたが、大人になって「こころ」の素晴らしさがわかった気がします。 夏目漱石がなぜ千円札に選ばれたのか、選んだ方は日本にどういう想いを託したのか、その理由は「こころ」にあると思っています。
0投稿日: 2022.04.17
powered by ブクログこの後、私はどうなったの?てか、手紙長すぎだろ?って思うと同時に、私に告白するまでの先生の苦しみを思うと自分まで苦しくなってしまった。 何か一つでもピースが違っていれば、先生はこんなしんどい結婚生活を過ごさなくてもよかった。誰も死ぬことはなかった。悲しい最後を迎えることはなかった。 せめて、先生が死ぬ前に、自分のこころのうちを手紙ではなく誰かに直接打ち明けることができていたら、そして、友人の死を仕方のなかったことだと一緒に考えてあげられる人が1人でもいたら、そう思うと切ない。 この先生もうつ病だったのだろうな。苦しみ抜いて、ようやく死ぬことができた。でも、うつ病だとわかって適切な治療ができていれば、先生の人生はもっと違った輝きを放つものになったかもしれない。 先生の苦しみやしんどさは痛いほどわかる。だからこそ、近くにいる人が誰か1人でも、なにかおかしいと気づき、適切な治療を受けるよう促してほしい。小説にむかってなにを言ってるんだと思うけど、この話のくるしさやもどかしさをそのまま受け止めて自分も同調してしまうととても苦しいままだから、それをなんとか解き放ったうえで、素晴らしい作品だと感じたい。 と、うつ病の自分に飲み込まれないように、自分に言い聞かせている。
3投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半の学生からの視線で描かれた先生(他人から見る自分)と、自分しか知らない過去を悔い続けて生きていた先生と、対照的に描かれていて、 後半の手紙で悔やんでも悔やみきれない先生の気持ちを思うと、胸に苦しさしか残りませんでした なんと言ってもお嬢さんが可哀想で仕方ない 「私」はこれからどう生きるのだろうか
0投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログ前半は少々冗長でつまらなく感じたが、後半は先生が秘密にしている過去が畳み掛けるように明かされていき痛快であった。
0投稿日: 2022.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いやーーー暗い暗い暗い。ずーーーーん。何が起きたんだろうかと気になっていたけど、想像の範囲内の出来事だったけどだからってつまらないとは思わなかった。親戚のことはね。でもKについては、もっと違う振る舞いがあったのではと思う。切ない。思い切りぶつかり合うことができないのはこんなにも辛いのか。お互いいろんなことがあったから他人に期待しなかったり、自分にも期待してなかったのかな。先生はなんでこのタイミングで死ぬんだよ。妻をおいていかないで。ここまで生きたのをすごいと思うか、ここまで生きたんだからもう少し頑張れと思うか。どちらも思った。でも一生自分の言葉や態度を後悔して何かに縛られながら生きるのは辛いだろう。でもそれくらい人の命はもろいものなんだな。命もこころも。 暗い気持ちで変な夢見ました。文章や言葉が難しくて頭に入ってこない部分もあって読み終わるのに時間がかかった。
0投稿日: 2022.04.02
powered by ブクログかの名台詞「精神的に向上心のないものは、ばかだ」よりも「策略で勝っても人間としては負けたのだ」の一文のほうがグサッときた。 約300ページのうち半分は「先生」の遺書で構成されている。主人公は「先生」の知的でありながらどこかアンニュイでミステリアスな雰囲気に魅かれていたのだろうが、この遺書を読んだあと、一体どのように思ったのだろうか。 原因がなんであれ、人間は自分でも想像しえなかったほど意図せず残酷な悪人になる瞬間がある。またそんな自分の側面を見てしまい失望する瞬間も多々ある。 Kが死ななければいつかは時が解決していた可能性もなくはないのだろうが死によって時が止まってしまったがために闇が深い。 教科書での抜粋箇所のみしか読んだことがなかったが全体像がこんな感じだったとは。
0投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログタイトルが示す通り、まさに人間の心が持つ多面性を残酷なまでに描いた、天才夏目漱石の傑作です。 高校生の頃、現代文の授業で教わりましたが、正直ほとんど内容は理解していませんでした。今、改めて最初から最後まで全部読んでみると、なるほど、国語の教科書に教材として選定される理由が分かりました。 友情、恋愛、嫉妬、憎悪等、人間の感情が持つ複雑さを、この本から学べます。下手な心理学本を読むより、良いかもしれません。 10代、20代、30代と年齢を重ねる毎にまた違った印象を得られる作品だと思います。それくらい、普遍的テーマを扱った作品であることは間違いありません! 私はいま24歳なので、もう少し歳を重ねたら、また読もうと思います!
0投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログ人間のエゴが如実に現れた作品。 歳を重ねるに連れて、それまで経験してきた物事が人の思想を形成する。それらの経験は人に語れるもの、墓まで持っていく物あると思うが、人としての厚みはやはりその経験の数かなと。 ただ人と関わる経験を積む以上、無責任なエゴを振りかざして良い訳がないと言うこと。 人と関わる以上、相手に対する敬意や気遣いを無くさないようにしないといけないなと感じる。 当たり前だと感じても自分の欲求や利益を省みてしまうことが多いと思う。それは対峙する相手にも容易に伝わること。なので、「自分のために」という浅はかな考えは一度封印して、「相手のために」と真底思うことができるにはどうすれば良いのかを考えていきたい。
0投稿日: 2022.03.20
powered by ブクログ小学生の頃漫画版で読んで、当時の自分なりにかなりの衝撃を受けたことを覚えています。高校生になって小説で読む時その内容の記憶がある程度あったので比較的スムーズに読み進めることができました。 読書力がまだまだ稚拙な私にとって読みにくい文章ではありましたが、人間くさい汚い心情や葛藤を見て色々と考える機会を与えてくれました。 先生のKに対する焦りと罪悪感。ふと思い返してはモヤモヤ( ´~` )。自分が先生と同じ状況におかれたら…自分の汚い面に心底嫌気がさすでしょうねー。 大人になってもう一度読みたいです。また今とは違った感想も、持てることを期待して(^^)
0投稿日: 2022.03.18
powered by ブクログ高校の国語の授業で読み、大学1年で読みたくなってもう一度読んだ。 二、三年しか経っていないのに理解できるところが増えていて嬉しい
0投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログ友を出し抜いた男の苦悩を鮮明に読み取れる、なんと赤裸々にあけすけに人の心を表現したんだ ただ少し読んですぐ、漱石??え???ってなる いやあ、完全に男色ストーカーじゃん……ええ…
0投稿日: 2022.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
教科書に載っていたあの名作。 一冊丸々読むとまた違った味わい深さがある。 よくよく読んでみると、そこにはたくさんの謎が散りばめられていることに思い至る。 先生の自殺を知り、故郷を飛び出した「私」のその後は描かれない。 また、先生が自らの死をもって授けようとした教訓が「私」にどのように受け止められたのかについても、一切描かれない。 さらに、先生が妻には決して知らせないでほしいと断ったにも関わず、「私」は先生の秘密を『こゝろ』の中で暴露してしまっているという矛盾。 もっといえば、時代の終わりと共に自らの過去を葬り去ろうとしている先生が、わざわざそれを遺書に書き記して「私」に継承しようとしているという矛盾。
0投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ夏目漱石の代表作。 上「先生と私」中「両親と私」下「先生と遺書」 この3編からなる長編小説。 人間の深いところにあるエゴイズムと、人間としての倫理観との葛藤が表現されている。 この作品は何と言っても先生の「遺書」 「先生と私」で私が感じている先生の影の正体が一体何だったのか。 「先生」そして「K」が感じている孤独感に共感できた時、ぎゅっと胸が締め付けられる、そんな心を掴んでくる文章たるや、さすが文豪 夏目漱石といったところだろう。 <オススメ動画> 「中田敦彦のYouTube大学」夏目漱石「こころ」編 前編:https://youtu.be/6mqsvpAoGAE 後編: https://youtu.be/F3qK-Ox0pI0
0投稿日: 2022.03.05
powered by ブクログ人間という生物の皮が、言葉により少しずつ剥がされていく感覚、でしょうか。 真理とまでは言わずとも、人間には少なからずそういう側面はあるだろうという共感。 先生の感ずる所は、一人の人間として、理解出来ることがあるのは確かです。 言葉は少しだけ難しいかもしれません。 しかし、この「こころ」という物語に存在する人間のこと。そして起きた物事。それに関して、登場人物はどう思ったのか。どう生きていくのか。 日本のベストセラー小説の一つとして、知っておくのは良いことだと思います。
0投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
先生は、自分が叔父のように人を騙したこと、それによって取り返しのつかない結果を招いたことから、厭世的な生き方を送り、やがて自殺を選択する。 冷静に考えれば、”こうなった以上、妻の幸せのために生きよう”とか、自殺をしない理由を適当に作り上げて生きていくこともできただろうに、そうはならないところに、先生の不器用さや純粋さがあって、親しみを感じるのかもしれない。手紙の中に出てくる、「何もする資格のない男」と先生を縛り付ける力は、Kではなく先生自身なんだろう。
0投稿日: 2022.02.27
powered by ブクログ夏目漱石の「こころ」再読しました。 再読の前に「愛と裏切りと悔恨の物語」と投稿したのですが、違いました。これはエゴイズムの物語です。若い心に芽生えた自我が成長し、増長し、煩悶する物語。愛についても語られてはいるが、自分の気持ちの話ばかりで相手の気持ちに触れることはない。この物語を愛というなら、現代語の恋愛や愛情という意味合いではなく、仏教用語における自己愛に近いでしょう。 そして、若く未熟だった自分は、登場人物の未熟さにシンクロしていたのだと理解しました。その意味では、若く未熟な頃でも、未熟さを懐かしむ年頃になっても、それぞれの新鮮さで読むことができる。夏目漱石という文豪、やはり只者ではありません。100年経っても熱意をもって読まれるだけあって、そのストーリーの多義性とか巧妙さに、改めて舌を巻くことができました。
0投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読2022.3.12完了 感想、考察、おおすぎるので箇条書き ・この100年ぐらいで死生観や人々の価値観が変わってきている ・家長制度の名残、天皇やその側近、国に対する信心深さ、命の比重をどこにおいたらいいのか現代の私には全然わからん ・女の人は学なんぞつけなくて良い、という時代背景がすごくわかる。特に「私」の母。女は家を守れという風潮の権化。人が死にゆくにあたっての変化や病気に対する無知さ、父親を柱とした世間体を守りたいという行動や言動に、この時代の多くの女性の生き方がみえる。 ・逆に「先生」の妻は、そういった点では時代の中で新しい受け止めができていたのか?世間体と言うよりは「先生」そのものを守りたいように見えた ・明治の終わりと共に明治を生きてきた命を終わらせた先生、最後に「私」を信じて自分の罪を全て託せたことは先生なりのこの時代の美学だったのかな ・この時代の死生観、人間としての美しさや醜さがつまってる ・そんで時代が変わろうとも人は色恋に振り回されるし、言葉は自分も他人も殺せるし、自分が信用できなければ他人もそもそも人間なぞ信用出来ない(先生がこれ言うところ本当に好き) ・100年経てば変わることもあるけど人間の本当の本当の本質は変わらん ・先生が私に全てを打ち明けたのは、若き日の自分を私に投影して、現在の自分をKに投影した部分もあったのか ・正直でまじめな私を信用して全て打ち明けたとしたら、Kにとっての先生もそういった存在だったのかもしれない ・だとしたら今後私もどうなるのか、時代の移り変わりと共にこの人は人間関係や死に対する考えをどう受け止めていくのか ・Kは先生と妻が元から恋仲だったと思っていたのでは、とか、1番近くで信用している人間の恋人を好きだと打ち明けてしまったことに悩んで自殺したのではないか、とか、めっちゃ邪推しちゃう ・結局自ら命を絶つ時の理由ってきっとひとつではなくて、何がきっかけかわからないけどもうあかんと思うことが引き金でふとした時に死んじゃう気がする ・死ぬことを決めてから10日間手紙書いた先生の精神力は一体、、、 ・というあたりにやっぱり死に対する考え方は時代でかなり異なるなと思う ・でも人間が悩むこと、人間同士駆け引きすること、人間同士が信じ合うことの脆さと危うさ、これは多分何千年レベルで変わってない気がする ・大切な人や場所、大切な感情が増えていくほど人はなりふり構わなくなるし傷つけることも増えていくよね。人間は脆いし醜くて美しくて尊い。 ・結果何回読んでも色々考えてまとまらないしよくわからない← 総じてやっぱりこころはすごい、 文豪作品でやっぱり1番好きだなー でも何回読んでもわかんないとこは本当にわかんなくてほんとすき
4投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログ圧巻の文章力。 書物で城壁を築いてその中に立て籠っていたようなKの心。 事実を蒸留して拵えた理論。 人間らしい言葉のうちに、私が自分の弱点のすべてを隠していると言う。 精神的に向上心のないものは、馬鹿だ。 おれは策略で勝っても人間としては負けたのだ。 技巧で愉快を買った後には、きっと沈鬱な反動がある。 読んでいて心に刺さったフレーズ。 こういう文章に出会えるのが夏目漱石か!
1投稿日: 2022.02.14
powered by ブクログ読んだことあったということを半分過ぎて御嬢さん出てくるまで思い出せんかった。。 スピンが第1ページ前にあったことから、前に読んだ時も一気に読んだと思われる。
1投稿日: 2022.02.14
powered by ブクログこの時代、生きにくそう。てくらい一人一人が考えすぎてるんだと感じた。それだけコンテンツがなかったのかなとも思う。
0投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログ先生という人物のその質素な暮らしぶり、世間や自身に対して期待というものが抜け落ちているどこか寂しげで厭世的な雰囲気が、彼をそうさせてしまった過去の出来事に読者の注意を向けさせ読み進めさせる。自己矛盾と罪悪という重荷を一人抱え込んできた長い年月を経て最期に、人間的な弱さと共感を他者のうちにも見出し、また己の内を話す事が出来る友をも見つける事が出来た彼の心は少し救われたのだろうか…。過去の名作を踏襲した作品が溢れる現代において、かつて目新しかった作品も手垢の着いた物となってしまう事があります。現代においても未だ面白いと思える所にこの小説の凄みを感じます。
1投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校の国語の授業(夏休みの宿題かなにか)で1冊渡された時は面白さが分からず流し読みで「Kが自殺する」ってことしか覚えてなかった。 でも10年近く経って、しっかり最初から最後まで読んだらページを捲る手が止まらなかった。 高校の時にこの本の面白さに気づいていれば、もっと多くの夏目漱石や純文学の作品に出会えてたのかなという悔しさもあるが、今この年齢になったからこそ面白さがわかるようになったんだろう、わかるようになって嬉しいという思いもある。
2投稿日: 2022.02.05
powered by ブクログ人間はズルい生き物であり、ズルさからたまに卑怯なことや嘘をついたりするが、結局罪悪感から自らをがんじからめにし追い詰められていく。罪の意識を持って生きる不器用な先生。その先生を慕っていた私(主人公)。このとんでもなく長い遺書を読んでどう思っただろう。 現代人が読んでも、なんでそこで今言わないの?それ早く言ってれば。なんで言わなかったの?と言いたくなるが常々日常的に誰にでも有りがちな、後々たらればで後悔しがちなことに、「分かる分かる…」と思い当たって複雑な思いを感じた。読むタイミングによって感想も変わりそうだ。 あと、明治から大正にかけての男、女の力関係を感じずにいられない。現代でよかった…。こんなに尽くせない(*_*;。
1投稿日: 2022.01.31
powered by ブクログいつ読んでも、時に言葉は人を殺すほどの力を持ってしまうのだなと思わされます。読み継がれていくべき名著。 「理解させる手段があるのに、理解させる勇気が出せないのだと思うとますます悲しかったのです。」
2投稿日: 2022.01.23
powered by ブクログあらすじ 私が先生と初めて会ったのは、鎌倉の海岸だった。先生にひかれた私は、東京へ帰ってからも、頻繁に先生の家をたずねるようになる。先生は、特に仕事をするわけでもなく、人付き合いもほとんどない。美しい奥さんと二人暮らしだ。ただ、毎月決まった日に雑司ヶ谷の墓地に墓参りに行く。だれの墓かたずねてみるが、「友人の墓」ということしか教えてくれない。先生のちょうど留守のときに訪ねていってしまった私は、奥さんから「書生の頃はこんな性格ではなかった」という話を聞く。それが次第に人付き合いもなく、今のような性格になってしまったのだが、その理由は奥さんにも分からない。奥さんは、先生のその変化が自分のせいではないかと悩んでいる。私が先生が変わったことになにか思い当たりはないかと聞いてみると、大学生のときに仲の良かった友人が亡くなったことくらいだという。私は先生の過去に興味を持つが、先生は「時期が来たら残らず話す」というだけだった。大学を卒業した私は一度帰郷することにする。帰郷する私に向かって、先生は「君のうちに財産があるのなら、今のうち能く始末をつけてもらっておかないと不可いと思うがね、余計なお世話だけれども。君の御父さんが達者なうちに、貰うものはちゃんと貰って置くようにしたらどうですか。万一の事があったあとで、一番面倒の起きるのは財産の問題だから」と、念を押す。帰郷すると、病床にある父は比較的元気だったが、明治天皇崩御の知らせを聞いて再び病状を悪化させてしまった。やがて、そのまま危篤状態になり、親戚縁者が呼び寄せられることになる。そんな最中に、先生から分厚い手紙が私のところに届く。そこには自殺をほのめかす一文があり、私は急いで列車に乗り、車中で手紙を読んだ。手紙は先生の遺書だった。そこには先生の過去が明かされていた。 20歳前に両親を亡くした私(これ以降の「私」は先生のことである)は、信頼する親族に裏切られて人間不信になった。その後上京して住むところを探していた私はある下宿に落ち着くことになる。そこは軍人の未亡人の家で、お嬢さんが一人いた。いつの間にか私はお嬢さんに「神聖な愛」を抱くようになった。その頃、同郷であり親友のKも下宿に住むことになる。Kは親から勘当されて困っていた。しかし、次第にお嬢さんと打ち解けていくようになる。私はKに嫉妬を感じるようになった。あるとき、Kからお嬢さんに対する恋心を打ち明けられた私は、Kの恋愛をあきらめさせるために「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」と言い放つ。他方、自分は未亡人を見方にして、」お嬢さんとの結婚の約束をしてしまう。それを知ったKは自殺した。私宛にも遺書は残されていたが、そこには恨み言一つ書かれていなかった。ただ「自分は薄志弱行で、とうてい行く先の望みはない」と書かれ、今までいろいろと世話になったということが、淡々と綴られていた。その後、お嬢さんと結婚した私は、真相をお嬢さん(妻)に打ち明けられないまま、自責の念に苦しんで来た。そんな私は死んだつもりで生きていこうと決心した。そして、明治天皇崩御の知らせを聞き、「明治の精神に殉死」すべく自殺を決意する。 手紙の最後は「私が死んだあとでも、妻が生きている以上は、あなたに限り打ち明けられた私の秘密として、凡てを腹の中にしまって置いて下さい」と結ばれていた。 先生の手紙は、便箋で書くと厚さが11ミリ、重さ320グラム 松田さんの話
2投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的にはページ数が308ページとそこそこあって初めて文庫本を買って読んだ時は、読了まで結構大変だった記憶があるので、これから純文学に触れようという方の最初の1冊としてはちょっと覚悟がいるかもしれない が、しかし内容の半分も過ぎていよいよこの作品の真骨頂「先生」の独白と言う名の遺書に内容が入って行くと一気に引き込まれてついつい読み進めてしまう 「先生」に自分を重ねてモヤモヤしたり、「K」は何故自ら死を選んだのかその心情を考えてみたり、「奥さん」や「お嬢さん」はあの時なぜあの時あんな反応をしたのだろうと疑ってみたり、現実でも思い当たる自分や他人への「こころ」の疑心暗鬼とも言える移り変わりを改めて堪能させられました
3投稿日: 2022.01.13
powered by ブクログ字を追う目が進む進む。 「私」パートと言う名のフリからの、先生の遺書の重み面白み学び、、 また読みます。
1投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ人間の心というのは複雑なものであるのだと思った。先生の手紙では、特に心が丁寧に描かれている印象を受けた。 また、先生の自殺は明治の精神への殉死というかたちになっているが、この点はよく理解出来なかった。 読み通して、孤独、罪の意識について考えさせられた。 ●心に残ったシーン p97 7行目 「私は過去の因果で、人を疑っている。然しどうもあなただけは疑りたくない。あなたは疑るには余りに単純すぎる様だ。私は死ぬ前にたった一人で好いから、他を信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたは腹の底から真面目ですか」 p173 10行目 「私は今自分で自分の心臓を破って、その血をあなたの顔に浴せかけようとしているのです。私の鼓動が停った時、あなたの胸に新しい命は宿る事が出来るなら満足です。」
2投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ毎回読む度に先生(わたし)に共感するかKに共感するか、または両方かが変わる 清廉にも醜悪にも成りきれない自分にクリティカルヒットを打ってくる作品
1投稿日: 2022.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
引き込まれた…。 ずるずると引っ張られて気付いたらどっぷり浸かってた。あぁ、凄いわー。読み継がれる名作ってやっぱりそれだけの力があるんだな。 厭世的なのにどこか優しくて近づけそうで近づけない先生の過去が思わせぶりな感じで書かれてて、先生の魅力と相まって興味をそそるわけ。先生の過去が知りたい一心で続きを読んでいくと、先生が言うのよ。 「あなたは本当に真面目なんですか。」って。 先生の経験をちゃんと受け止めて自分のこころで考える覚悟はあるのか?先生の過去をあばいて、その人生から生きた教訓を得る力と決意があるのか? 「私は死ぬ前にたった一人で好いいから、ひとを信用して死にたいと思っている。あなたはそのたった一人になれますか。なってくれますか。あなたは、はらの底から真面目ですか」 先生の遺書を読んで、[先生と私]でいかにも核心かのように描かれていた財産を横取りされた叔父との件は前置きで、触れることすら許されなかった雑司ヶ谷に眠るKとの過去が先生にとっての秘密というかあばかれたくない過去だったんだって分かった。実際叔父を憎んでたとは思うよ。でも、何よりも先生を打ちのめしたのは、自分自身も、ずっと憎んで軽蔑してたあの叔父と同じ人間だったという事実。それを知られたくないと思う自己保身。恋や愛は免罪符じゃない。道から外れてるだろうと自分が1番分かってる。罪を背負って自分を許さずに生きてきた、といえば聞こえは良いけど、実際は愛する人に一点の曇りもあってほしくないとか言い訳しつつ自分の殻に閉じこもって淋しい思いさせたよね。挙句、自殺…。 あー。でも、誰かに言いたかったし理解してほしかったのは痛い程分かるな。自分の全てを受け入れて理解してほしいっていうのは人間の欲求の一つだ。 先生の遺書は矛盾ばかりで。 感情ってひとつずつじゃないのよね。 複雑なのよ。自分で持て余すくらいに。 「そうなの。こころって重いの!」 (↑ハウルの動く城)笑 この本のタイトルを「こころ」にした夏目漱石のセンスよー! 感動して感想が長くなってしまった。しかも全然まとまらなかった!
2投稿日: 2021.12.28
