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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3
大森藤ノ、ヤスダスズヒト/SBクリエイティブ
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総合評価

26件)
4.0
8
11
5
2
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ダンまち3」読了。 因縁のミノタウロス戦、とても面白かったです。 1巻でアイズとの出会いのきっかけとなったミノタウロスが、フレイヤの策略で再戦させられることになるベル。因縁のミノタウロスを倒したことで、冒険に対する恐怖に打ち勝ち、これからより強くなっていくベルが見られると思うと楽しみになるような3巻でした。ここまではずっとベルがフレイヤに振り回される構図が続き、タイトルのダンジョンはあまり関係ないような展開が続いたので、今後どういう風にストーリーが進むのか楽しみです。 本作で良かったのが冒険に対して人それぞれの想いが描写されていたところです。 ベルやアイズは冒険者なのでもちろん冒険を前向きに捉えていますが、ギルド受付嬢のエイナさんは散々ベルに「冒険は冒険してはいけない」と釘を刺したり、豊穣の女主人のシルは想い人が危険な環境に身を投じるのを黙っていられなくて「冒険はしなくてもいいんじゃないでしょうか」と漏らしてしまったりと、冒険する者とそれを待つ人の相容れない気持ちが描写されていて、すごく考えさせられました。主人公ベルは漠然と「英雄になりたい」から冒険するのであって、個人的には私もエイナやシルと似た考え方をしてしまいました。 また、本作の良かったところに戦闘描写の緻密さが挙げられます。ミノタウロス戦の文章は、読んでいて頭の中にミノタウロスとベルの戦闘シーンが容易に想像でき、ベルの行動がこれまでのアイズとの訓練によって生み出された動きをしているのが感じられて、すごく興奮しました。アクションのある小説はあまり読んでこなかったので、筆者の文章はすごく上手だなと感じました。 最後に、なぜフレイヤはベルに執着しているのか、結局最後には何がしたいのか明かされていないので気になりました。また、アイズの尊敬する人物とは誰なのか。まだまだ人間関係が小さく、世界観にも深くは触れられていないので、続きが気になります。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先にアニメで見て内容を知っていたにもかかわらず、ハラハラドキドキ!おもしろかった!トラウマを乗り越えられてよかった 「……君は、臆病だね」 「!?」 「臆病でいることは冒険で大切なこと。 でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」 突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。 そこで突きつけられてしまった事実。 自分を抉る最大の因縁。 紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。 少年はそんな自分を情けなく思った。 そして少年は初めて思った。 僕は── 英雄になりたい。 『偉業を成し遂げればいい、 人も、神々さえも讃える功績を』

    0
    投稿日: 2024.09.19
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    ダンまち3巻。ファンタジー世界で駆け出し冒険者のベル君が成長していく話。新キャラが出るのではなく、2巻までに出てきたキャラが交錯していく感じ。ベル君は憧れの剣姫アイズさんに稽古をつけてもらうことに。 それにしても、イラストはスタイリッシュな方向性であまりラノベっぽい萌え感を前面に出していない印象ですね。やっぱり燃え小説かな。 RPGではよく、レベル40だったり99だったりという世界が多い中、本著ではほとんどの冒険者はレベル1、最高ランクでも6とかそんなもん。 レベルが1違うだけで次元が違うという本著の世界は、スライムをちょいと倒しただけでレベルが上がるドラクエ的世界と大きく違います。 確かに、ゲームだとプレイヤーのモチベーションを保つためにすぐレベルが上がるようになってますが、ストーリーものであればホイホイレベルを上げてあげる必要は無いのかもしれません。 ※逆に言うと、四谷学院の55段階指導というのは受講生のモチベーションを保つためには意味があるのかも(笑 ということで、3巻末にして強敵を何とか倒して、レベル2が見えてきたベル君。本人のひたむきさに加え、周囲の優しさ(といっても、叱咤激励込み)もあって、相変わらず微笑ましく読み進められます。

    3
    投稿日: 2021.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真のパーティ仲間としてリリとダンジョンに挑むようになる第三巻。 憧れのアイズ・ヴァレンシュタインに手解きを受ける機会に恵まれて、いよいよ、本格的に冒険者としての成長を遂げることになります。 その成長ぶりを知らしめる事となるのは、ミノタウロス。死を覚悟した窮地を救われ「トマト野郎」とバカにさることとなった、因縁のモンスターを相手にした戦いは、痺れるような激闘でした。 偶然居合わせることとなった、ロキ・ファミリアの面々が英雄譚を思い起こすの頷けます。 最速でLv2に到達したベルくんが、どんな冒険者となり、この先、どんな業績の残して行くことになるのか、今から楽しみです。

    0
    投稿日: 2019.06.24
  • 英雄を夢見る話

    ベルがトラウマと対峙する話。 改めてパーティーを組み順調に稼ぎを増やしていく中、ある神様がちょっかいをかけてきます。 また、今までの経緯から普段あまり関わらないアイズとガッツリ関わることになり彼女の人となりがわかる巻になっています。 修業を得て仕組まれたトラウマと対峙するベルがかっこいい巻でしたw

    0
    投稿日: 2019.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    熱いミノタウロス戦でした。 戦闘シーンの疾走感が好きですね。まさに手に汗握る、です。 アイズとの特訓はアニメではあまり印象に残っていなかったのですが、ベルはあのなかで様々なことを学びとっていたんですね。 アニメも再観賞したくなりました。

    0
    投稿日: 2017.06.25
  • 3巻まででは一番よかった!

    ベル君がついにあの敵と戦う話。 何と戦うのかは序盤で既に分かっていましたが、なぜ戦わなければいけないのかという気持ちの変化が見事だったと感じます。特にベル君があの敵を本気で倒そうとした瞬間の台詞などはかっこよくて、痺れました! この一冊はこれまでより断然面白く感じたので、前2読んで買うか迷っている人も是非読んでみて下さい!

    1
    投稿日: 2016.12.23
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    主人公ベルにとって因縁の相手であるミノタウロスとの決闘が軸に描かれる第3弾。 いわゆる修行回ですね。今回は女神ヘスティアの出番は少なめで、代わりにこれまであまりスポットのあたっていなかったアイズが目立っていました。 強くなろうとする理由が「リリのため」ではなく、あくまでも当初の目的通り「アイズの立つ域に近づこうとするため」であったのがよかったです。普段はアレですが、ここぞというところでブレないベルの姿勢がいいですね。 ミノタウロスとの決着が、勝つにせよ負けるにせよ簡単につかなかったところも良かったです。どっちに転ぶか最後の最後まで分からない、ギリギリ限界バトルというものを久々に読ませていただきました。

    0
    投稿日: 2016.07.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第3巻では、ミノタウロスとの再戦が待っていた。剣姫アルスに鍛えられ、力を増したベルだが、いざミノタウロスと見えると恐怖に縮こまってしまった。そこで勇気を振り絞った理由が、アルスの前でみっともない姿を見せたくないという意地だったのが可愛い?

    0
    投稿日: 2016.05.08
  • 一つの区切り

    破竹の勢いで成長を続けるベル。彼のいく末は明るいと感じさせる展開が続きましたが、やはりうち破らねばならない壁は存在するわけで。その壁を打破する姿を描いたのがこの巻だと思います。 少年漫画的なパワーアップのための修行シーンがあり、憧憬の対象であるアイズがこれまで以上に物語に絡んできたり、王道的な路線は相変わらずです。ここまで楽しんできた方には、この巻も間違いなく楽しめるでしょう。 はっきりと格上の相手に挑んでいく勇気、萎えそうになる体を叱咤して戦うその姿、1巻のモンスターフェスタでの戦いを思い起こしますが、今までの集大成的な部分が違うところでしょうか。 この巻で一区切りとなり、次からは新章となるようです。どんな展開になるのか目が離せません。

    1
    投稿日: 2016.04.02
  • 主人公が冒険者として一皮剥けた

    この巻で第一部終了のようです、主人公がかつて憧れた英雄譚の登場人物と重なるシーンもあり成長がとても感じられる話でしたまだまだ憧れの彼女には届かないけど着実に一歩一歩近づいているので次巻に期待します

    0
    投稿日: 2015.08.29
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    今回はなかなかステータス更新の描写が出てこなかったので、先を急いで読んだ。 主人公が順当に強くなって成長して乗り越える。物語としては普通のような気もするけど、ぐいぐい読ませるのは、やっぱりキャラクターの魅力が溢れているからだろうか。 とりあえず第一部完とのことだが、これから先の世界観の広がりも楽しみ。

    0
    投稿日: 2015.07.29
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    序盤のクライマックス。 特に、最後の戦闘シーンが秀逸。 主人公のがんばりも印象的だけど、「アルゴノゥト」から始まる観戦者の情景がいいんだよなぁ。 この巻をもって、初めて良作が傑作になったって感じ。 再読、再々読に耐える良い話でした。 手放しでお勧め。

    0
    投稿日: 2015.07.25
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    そんなに悪くはないけど俺にはあんまり合わないかな。 やっぱり主人公がヒロインより弱いってのはあんまり好きじゃないし、純粋無垢系で弱い少年主人公ってのは好みじゃない。 純粋無垢系でも強ければいいんだけど、守られ系の弱い主人公は好きじゃない。 読み続ければそれなりに楽しめそうではあるけど、他のもっと読みたい作品を優先したい。

    0
    投稿日: 2015.07.12
  • アニメを観ている方。

    内容には触れませんがアニメを視聴したことがある方ならグイグイ読み進んでいける、そんな魅力のある内容です。アニメではカットされてるやりとりなどがわかってとても楽しく読ませていただきました。 個人的には最後の先生の受け売りの言葉がとても響きました。現実でも冒険をしたいと感じました。

    0
    投稿日: 2015.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価:☆4.5 僕は――英雄になりたい。 これは、少年が歩み、女神が記す、眷属の物語。 アイズとの修行イベントでは今まで少し不鮮明だったアイズのキャラが見れて良かった。 前巻を経て、まだ罪悪感はあるものの心強いパートナーとなったリリもいい。 ステイタスの上昇が速すぎるとか、魔法が便利すぎないかとか思ったりもしたけど、目標であるアイズとのレベルの差や魔法のデメリットはキッチリ書いてくれていたから納得の範囲。 フレイヤからの刺客であるミノタウルスの絶望感も申し分なく、後半の戦闘は手に汗握った! トラウマを乗り越え、絶望に立ち向かっていく緊張感と、急速に成長を遂げた痛快さが良い配分でブレンドされていて燃えたね。 これにて第一部完で、第二部からは少しずつ世界観を広げていくとのことですが、今後の展開にも期待したい。 「……何がなんでも、辿り着きたい場所があるから、だと思います」 「アイズ・ヴァレンシュタインに、もう助けられるわけにはいかないんだっ!」

    0
    投稿日: 2015.03.16
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    前作を遥かに超越した少年の冒険!! 忌まわしい因縁の相手ミノタウロスとついに激突するこの巻、恥ずかしながら真夜中におおっ!!と声をあげてしまいました。 ベル君の成長はもはや神かがりですね、でもそんな彼の成長は決してチートではなく彼の冒険と憧れと愛情の結晶。 圧倒的な文章にドンドンのめり込んでいってしまい、すっかり一気読みしてしまったうえ4巻の半分まで読んでしまいました。 力を手にした少年はこれからどう歩み、どう成長していくのか……とても楽しみです!!

    0
    投稿日: 2015.03.02
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    レベルアップの話 この話のレベルって自分の思ってたレベルと少々違うようで。RPGのレベルとは違った感がある。 最後に無双したり激闘するのは基本だしな。ま。

    0
    投稿日: 2015.02.07
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    白髪・赤目の「兎」っぽい少年(14歳)を愛でる小説の第3巻。本巻をもって第一部が完結した。すぐに「冒険」に走ってしまう少年の成長を、ハラハラしつつ温かい目で見守るのが正しい読み方であろう。しかしまあ、少年の成長は早いねぇ(遠い目)。少年が憧れるアイズ・ヴァレンシュタイン女史との距離も急激に接近し、第二部以降の展開が楽しみである。

    0
    投稿日: 2014.09.28
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    主人公がストレートに良い奴過ぎてイマイチ食い足りないという評価自体は変わらないんだがお話的には文句なく面白かったです、特にクライマックスの盛り上がりっぷりはガチ。

    0
    投稿日: 2014.09.16
  • 分岐点と決断

    ・オンラインRPGのような世界観における、少年の成長を描いた王道ファンタジー。追い求める目標に追い付くために、冒険者として命をかけて冒険するか、冒険者として冒険せず命を大切にするのか、という選択肢を、主人公は周りの人物との関わりの中で与えられる。ファンタジーではあるが、実際にこのような世界があったら、断然命を大切にするはずであり、その分岐に対する迷いといった心情も描かれている。大げさに考えず、「安定」を求めるか、安定を捨てて「冒険」を求めるのか、という視点で読むと、モチベーションの大切さが実感できる。1巻・2巻同様、主人公は純真であり、その純真さが王道ながら大いに感動できる。 ・じっくり読んで、2時間くらいの読書時間でした。 ・ファンタジーの世界で、ストレートで実直な感動を味わいたい人にとっては、作品名で避けてしまうのはもったいない作品です。ただし、周りで助けてくれる人々含めてほとんどが女性(雌?)であり、ラブコメ要素もあるのでそういったあざとさが嫌いな人には受け付けにくいかもしれません。 1~3巻で一区切りのようで、感動もひとしおでした。

    5
    投稿日: 2014.06.28
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    ダンまちの3巻 主人公の成長とハードルの克服が描かれており、今までよりもカタルシスとその解消がすばらしかった

    0
    投稿日: 2014.05.31
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    冒険者としてついに大きな一歩を踏み出すベル。仕掛けられたミノタウロスとの死闘。憧れのアイズとの急接近。ベルの物語Level,1が終わりを迎える。

    0
    投稿日: 2014.01.20
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    1部完結にふさわしい盛り上がり。クライマックスのスピード感がすごかった。個人的な体感速度は活字媒体最速。

    0
    投稿日: 2014.01.06
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    タイトルに似合わず、すごく正統派のラノベ。恋する女性のため、一生懸命頑張る主人公を思わず応援したくなるんですよね。文章も読みやすいし、いまイチオシのラノベです。

    0
    投稿日: 2014.01.04
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    ミノタウロス戦は熱かった。 頑張る男の子の話は読んでいて清々しいね。 物語的にはベルの存在がロキファミリアに知られたことが一つのポイントか。 アイズ以外も絡んでくるようになるのでしょう。 続きも楽しみ。

    0
    投稿日: 2013.12.31