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犬はどこだ
犬はどこだ
米澤穂信/東京創元社
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総合評価

314件)
3.9
52
142
83
2
1
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    とても好きで何度も読み返している作品。 仕事で一度精神的にまいってしまった男が探偵業をするという話。 平穏を望んでいる主人公が受けた依頼をこなしてい作業を、作者お得意の読者を序盤ミスリードさせて、のちにひっくり返すという手法で描いていく。 主人公と妹の掛け合いなどいい感じで読み続けていたいと思える内容だった。 続編を読みたいが続編がないのでがっくり。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    折木に近い、私の好きなタイプの米澤作品主人公。歴史が苦手なのでハンペーサイドの話がいまいち入り込めないなあと感じていたが中盤から2つの事件でリンクしていくので一気に読み進められた。この何とも言えない読後感が大好き。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とてもおもしろかった!捜索対象だった佐久良桐子が殺人犯になるなんて想定外。殺人に間に合わなかった探偵、でも依頼は完遂しているなんておもしろい。古文書とどう関連してくるのかと思って、ハンペーの調査の中で佐久良桐子の名前や気配が出てくるたびにわくわくした。

    0
    投稿日: 2025.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ジャケ買いし積読となっていたが先輩が同じ作者の本を読んでいたので読む気になれた。 先輩曰く米澤穂信は死人が出ないらしいが…笑 おもしろい話だった。 犬探しを謳ったはずなのに旧友のおかげで開業して直ぐ人探しと古文書調査をする事になった主人公紺屋、と高校時代の後輩半田。 紺屋の東京での生活で患った病気の話とか、直接物語に関係無い設定が細かくて、別に愛着が湧くとかではないのだけどそういうあんまり関係無い部分が自分は好きなんだなと思った。 ゲームで例えると RPG とかにあるメインクエストよりもサブクエストめっちゃやるみたいな。 佐久良桐子、すごい女だ。そう思わせる話も凄いけど、でももし自分がその立場だったらその存在を消すまで安心出来ないだろうから、ここまで計画を立てはせずとも同じ結論の答えを出したと思う。犯されたみたいな事書いてあったし、その通りなら婚約者も居た身の上そんな事されたらもう絶対そうするな。 世間からの同情とかを全部捨てて、相手をどうやったら誰にも知られずに消せるかを考えられる冷静さとそれを実行に移す行動力、執念、すごい女だ。全部独りだしね。 終わり方凄い好きだな。変に盛り上げてないんだけど静かな圧を感じた。こういう結末の方が俺は現実味があって好きだ。 この物語が終わった後、紺屋S&R が次はどんな依頼を請け負うのかめちゃくちゃ気になる。楽しみでしかない。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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     とても面白い。流石は米澤先生です。探偵とその助手がそれぞれ別の依頼を受け仕事を進めることに。所々でリンクしていく事件、だが独立して動く二人は気付かない。最後に情報を交換した時に謎が綺麗に解け…といった趣向の作品。  犬のモチーフの使い方がとても上手で、読んでいて気持ちがいいです。別にそれが活躍するわけではないけど、要所は犬で締める。素敵です。先生みたいなおしゃれな文章が書けるようになりたいです。  

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    読み始めた時はそうとは思わない本格ミステリ。探偵役は、順風満帆で進んでいたがある日原因不明の皮膚病にかかり、会社をやめ、社会から逸脱者扱いになった彼が故郷に帰ったら治ったが心は沈んだまま、犬探しをメインの事務所を立ち上げた、若いやつれぎみの男性。初日から人探しを頼まれ、ある事件の深淵を覗くことになる。逃げるしかないと思っても、たとえ誰が何をしても目をそらすことはできるが、自然なまま逃げない選択を進む主人公に共感が持てる。最後は、殺人を止めることはできなかったが、それをあえて殺人者を警察に付き出さなかったのも共感する。ただそのせいで逆に殺人者に口封じされるリスクが出てしまったが、彼ならうまく気づかれないだろう。古典部シリーズの折木以外の探偵が描かれて面白かった。タイトルで今まで躊躇していたが、予想をはるかに面白かった。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    <目次> 略   <内容>  ある地方都市にイヌ専門の探偵事務所を開いた主人公。しかし最初の依頼は人探し。もうひとつの古文書解読と最後はリンクして、物語は収束するが、尋ね人はもしかすると探偵を襲うかも、と物語は閉じられる。話のスピード感もあり、米沢さんは読みやすい。

    0
    投稿日: 2025.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    燻っていた探偵事務所に舞い込んだ人探しと古文書解読の依頼が少しずつ交差して不穏な事件を構成していく、正統派フィールドワーク型ミステリ。 主人公の仲間たちがみんな少し謎めいていて浮き世離れした感もあるが、物語展開はテンポよく面白い。ハンペー、君は一体何者なのだ。話の中で個人webサイトのオーナーがサイト内掲示板で訪問者とレスバして炎上するくだりがある。これは2000年代インターネット黎明期を経験した人にだけわかる懐かしさではないだろうか。

    1
    投稿日: 2025.07.19
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    調査事務所に舞い込んだ2件の依頼がだんだんと交差していく展開が面白かったです。 少しずつ不穏な雰囲気になり、身構えながら読みました。ネタバレになるので内容には触れませんが、やっぱり米澤さんの文章は読みやすいなと実感。 ラストも個人的には良かったです!

    15
    投稿日: 2025.07.10
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    二つの事件が交差すると思ってなくて驚いた!最初はサクサク読めたものの段々と暗い感じに。でも犬を探す所じゃなくて驚きでした。予想外の流れ予想外の結末。この続き読みたい!

    13
    投稿日: 2025.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    探偵ものの王道のような骨組みで、都合よく感じる部分は多々あったが、面白さが勝るのでOK。 2つの依頼が所々で繋がっていて、そういうことね、とニヤリと出来る場面があって面白かった。 失踪した桐子については直接会話するのが最後の方の少しだけで、後は周りの人からの情報だけで人物像が作られていくのも良かった。(東野圭吾さんの白夜行みたいな感じ?) 本書では回収されなかった設定などもあり、続編が予想されているらしいので私も期待したい。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 ある人物の人物像が段々と浮かび上がり、最終的にイメージがひっくり返ってしまった。確かにそう言ってたわ。怖え。 そして犬で締める。

    1
    投稿日: 2025.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女性を探す依頼と、古文書を確認する依頼を並行して調査する構成。 初めは淡々と仕事をしている描写が続くものの、進むにつれてその2つの事件が重なっていき段々と不穏な空気が出てくる。 最後の方で、主人公が急いで谷中城を探すくだりにはやられた。間壁が女性を殺害してしまうから焦っているのかと思いきや。 文庫版の帯にて「振り返らず。来た道から逸れないように。」の一文が引用されているが、いい一文だと思う。 それと主人公の紺屋さんのキャラがよい。 殺人を防ぐため危険を犯して山に入るところや、殺人を見逃すなどの完全な正義でないところが人間らしさが出ているなと感じた。 GENさんは何者なのだろうか?それと主人公のHNの由来とか。今後色々膨らませてほしいなと思う。 続編はまだかなあ……。

    1
    投稿日: 2025.02.22
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    前半はコミカルなやり取りが中心でしたが、後半に行くにつれだんだんダークな感じになっていき面白かった。 論理的な考察もよかった。

    0
    投稿日: 2025.01.27
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    おお、犬はどこにいるかなんて話じゃねーぞこれ、ってな展開で。 いやね、じんわりとゆるふわな展開かなー、って思って読み進めてると最終的にはハンペーもビックリなハードボイルド展開でこの最後に向かっていく狂気はゾクゾクして大好き。 彼女の狂気もも良かったしお兄さんの切り返しも渋かったし、いろんな意味でアレだ、結末がスゴイでしょう大賞でいい線いけるやつだ。 しかし出てきた犬は子どもを襲う野犬のみというね、これはイヌ派にはひどい仕打ちですよ。

    0
    投稿日: 2024.12.14
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    安定の面白さ。ハンペーもいい味出してるし、主人公のスタンスも好き。古典部シリーズといい、主人公の女きょうだい結構癖ありがち。 緊張感は演出されるけど、実際には最後現場行く必要なくね? 赤ずきんはそういうことだったのか...

    0
    投稿日: 2024.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中から不穏な空気になってきてドキドキしたけど、でも絶対間に合う流れだったし救われるエンドだと思うじゃん!?思わず、えっ!って声を上げながら前のページに戻って読み直してしまった。 後味悪いわけじゃないけど、不穏な空気を残したまま終わって、うわ〜ってなった。でもずっと面白かった。これシリーズ化してるんだったかな。何か出てるなら読みたいな。

    0
    投稿日: 2024.11.29
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    途中中程まで読みましたが…なかなか入り込めず 飛ばしてラストだけ読みました この方「満願」が面白かったのですが… とにかくストーリーに引き込まれず… 他にも過去引き込まれない作品が多々あったみたいで、合わないのかもしれません。 主人公も40代かな?という雰囲気かもしだしてますし若さがないと言うか。 病んでいたこともあったからなのか? それにしても… 犬好きだから手に取ったけど 犬出てきやしないし、野犬のストーリーも必要だったのか? ワクワク感が持続せず、個人的にはつまらなかったです

    5
    投稿日: 2024.09.04
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    ふたつの事件がクロスしていき、最後は予想していなかった展開に。ちょっと偶然が多すぎる気もするけど、おもしろかった!さくっと読めました。

    0
    投稿日: 2024.08.06
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    意にそまぬ依頼と探偵志願の押しかけ後輩に 押し切られる形で始まった2件の調査。 序盤はふんふんと読んでいたけれど、途中からん?あれ?と不穏な雰囲気になり、終盤での ぐるりと様変わりに引き込まれる。 作中に出てくる「谷中城」に、なるほどと思った。

    1
    投稿日: 2024.05.07
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    犬を探すつもりだったのに、なぜかしら失踪人捜索と古文書の解読をすることに。 そしてその2件が…。 読み易く面白かったです。最後も米澤穂信さんっぽくもありました。

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    爽快な私立探偵小説!と、思っていたけどちょっと想像とは違ってたかも。スピード感あってテンポもいいのですが、ラストは賛否両論ありそうな気がします。 なんとなくですが羅生門を思い出しました。あれは生きるためなので、今回の自分を守るためというのとはちょっと違うかもしれませんが、広義的に同じことではないかと思います。ただ下人や老婆がリアリストだったことに対して、本作のラストは狂気的なものを感じました。紺屋さんには逃げ切ってほしいですが、逃げるということはずっとその存在を気にすることに繋がります。また皮膚炎になってしまいそう。せっかく探偵事務所を開いたのに気の毒としかいいようがないです。 そういえば番犬とか今どき聞かない単語を久しぶりに見ました。最近の犬は家畜じゃなくて家族ですもんね。とりあえず手荒れ対策を考えながら素直にお好み焼き屋を開いた方が幸せだったかもしれません。

    2
    投稿日: 2024.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一見全く関係ない2つの依頼が、思わぬところで交わり、最後に全ての答えに繋がり、伏線が回収されて行く展開はとても面白かったです。 最初と最後で全く違う意味だが、「犬はどこだ」なのが洒落が効いていると思いました。

    1
    投稿日: 2024.01.26
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     「黒牢城」に続き、ついこの間「可燃物」を読み、「犬はどこだ」にも期待しながら読んだのですが、私にとってはあまり物語にのめりこめませんでした。  探偵モノは嫌いではないですが、展開が都合良すぎた?のと、結末もしっくりこなかったように感じました。  この本がどうやら今年の読み納めになりそうです。読書グラフを見たら2023年はちょうど70冊でした。2022年が34冊だったので、今年は頑張った方かな?これも作家さんとブクログスタッフのおかげです。ありがとうございました。  皆様、良いお年を!

    9
    投稿日: 2023.12.27
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    予想外の展開、予想外の結末。前半の掴みは弱いかもしれないけど、良くも悪くも予想外だった。一般的な銀行員でもこんなにネットの知識あるのかな? もしできるならば綺麗に...というのは過分な望みだったろうか。

    0
    投稿日: 2023.12.24
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    体を壊し銀行員を辞めて、犬探し専門の調査事務所を開いた紺屋長一郎。開所早々に持ち込まれた2件の依頼はどちらも犬探しではなく、失踪した女性探しと古文書の由来調査だった。 探偵に憧れ事務所員となった半田平吉(ハンペー)と共にそれぞれの調査を始めるが、この2件、妙にリンクして行く。次第に明らかになる事件の全容は? 人生に挫折してやる気を失い、運命論者的に何もかもを受け入れるようになった主人公と、一見チャラいもののその実なかなか使えるハンペーの取り合わせが絶妙。 ミステリとしては人探しという単純な調査の割になかなか進まずちょっと中弛みしたけれど、ハンペーのキャラクターが要所要所を引き締める。 一人称が長一郎パートの「私」とハンペーパートの「俺」で書き分けてあるんだけど、気を抜くとこんがらがる。 ネットでの[白袴]と[GEN]のチャットのやりとりが面白かった。 副題?の英文タイトルが秀逸。 ミステリだけど全体としては紺屋の再生物語で読後感はそっちが強めだけに、復活した紺屋の仕事ぶりをぜひ続編で読みたくなるんだけど、予定されてたのにいまだに書かれていないようで残念。

    0
    投稿日: 2023.10.08
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    米澤穂信のミステリー作品の駆け出しという印象。 新卒で銀行に入社して上京するも、体調不良を理由に退職して地元へ。 療養後に犬捜し専門の探偵事務所を開業するも、依頼は人捜しと古文書の読解。 平和そうなスタートから少しずつ不穏な空気になり、人捜しと古文書読解のそれぞれの依頼が絡み合っていくのは楽しかったが、絡みつきが強くなるのが終盤なので、個人的には古文書読解が少々退屈。 大きな盛り上がりは欠けるが少しゾワッとさせてくれた。

    1
    投稿日: 2023.10.03
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    社会復帰のために、迷い犬を探すための事務所を立ち上げる主人公。舞い込んだ依頼は何故か、人探しと古文書の調査。手伝いたいという後輩に古文書の調査を任せ、主人公は人探しを始めるが、ストーリーを読んでいる方は、その古文書と失踪人が微妙に絡み合い、しかしながら情報共有されないがためにそれぞれがそれぞれの操作をしていくのがなんとももどかしく面白い。もしかしてこれは…と思いながら読み進めていたのだが、最後は特に大きな動きはなかったものの、思った通りの展開になっていった。

    0
    投稿日: 2023.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    歴史を中心に現代の20代が動いていくところが個人的に新鮮でした。過去の人々の考え方に影響を受ける様子に共感できる部分も。 最後は突然終わったような印象でした。こんなに用意周到で行動力のある人に「リスク」だと思われるのは結構こわいけれど、主人公はどうなってしまうのか...。

    3
    投稿日: 2023.06.24
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    最初は主人公の変化メインの話なのかなと思ったけど、読んでると想像よりミステリ感が強くて最後はちゃんとミステリーの読後感だった。 意外と重い面もあって、犯罪の緊迫感もあって、ちょっとブラックなところもあって、面白かった。 はんぺーの抜けた感じが面白かったし、全体的に軽い雰囲気だったからこそ最後で少しびっくりしたかも。紺屋の折木感がよくて、やっぱり心の声が好き。 米澤さんはやっぱりミステリの中でも人間を描くのが上手いと思うから登場人物を好きになったし続編を読みたい。

    3
    投稿日: 2023.06.24
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    正確に書くと星3.6。 私は米澤さんの文章が好きなので+0.1。 話の内容で言えば、二つの事件(依頼)がところどころ混じり合ってるかと思えば実は重要だったりして、そこが魅力だったかなと思う。 ただ、最後の重要な部分とかが種明かしの前に分かっちゃったりして、残念だな。 でもChapter6の最後とか、Chapter7の最後とか新鮮で面白かった。米澤さんらしい。 私は、ずっとミステリーの種を分からない読者だったので、ミステリーを読むと大体トリックなどで驚かされて、それを面白がって好んでいた。 ただ、ここ数年でミステリーをかなり読んだことにより、だんだんと種が分かってきてしまった。同じ作者さんの話なら特に。 もちろん全てではないが、これだとミステリーを面白がれなくなってしまう。それは嫌だ。 種が分かっていてもきっと他の楽しみ方があると信じてこれからはそれも探していこうと思う。

    3
    投稿日: 2023.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    米澤さんの比較的初期作品でしたが、遅ればせながら読了。短編も多く書かれてますが、個人的にはこう言った長編物の方が好きだな。 無関係に見える二つの探偵依頼が、本当に少しづつ繋がってくる感じがソワソワ、ワクワク。なかなか進まないあたりにモヤモヤ。 途中色々推理しながら読んでましたが、だーいぶ違いました。。。(入れ替わりとか、人物誤認系かなーと) 最後のクライマックスは色々心配でドキドキでした。 シリーズものの予定なのに、まだ一作品なんですね。続きに期待。

    3
    投稿日: 2023.06.04
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    犬捜し専門の探偵事務所「紺屋サーチ&レスキュー」を開所した主人公、紺屋長一郎。しかし舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。行きがかり上、雇うことになったハンペーと調査を進めるうちにこの2つの案件が徐々にリンクしていく、というストーリー。 終わり方も個人的に好みですし、紺屋とハンペーのコンビも良かったので、シリーズ化されたら続編も是非読んでみたいと思える一冊でした。

    5
    投稿日: 2023.05.30
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    読後こんなに納得のいくタイトルはない 全く関連性のないような2つの依頼が綺麗に重なった時は鳥肌が立つ 真相が明らかになり、すべてがパズルのようにハマる、米澤穂信でなければ生み出せない快感が気持ちよかった 結末が全てわかった上でもう一度読みたい本

    0
    投稿日: 2023.05.27
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    一気読みしました。 登場人物のやり取りとたまに入るひと言ツッコミが面白い。 ネット黎明期をリアタイで経験してたので妙な懐かしさがありました。 終盤にきて「ははーなるほど。そういうことね」と思わせといてからのどんでん返しでゾワッとしました。 読後感はゾゾッとします。どうかこのままご無事で、と言いたい。

    0
    投稿日: 2023.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終わり方が好き。 古文書の解読と、行方不明の女性の捜索の交互に展開されるが、チラッと2つの事件の接点が見え隠れする。屋根裏まで行った時に流れがハッキリして、すっきりした。ストーカー側の悪質具合は犯したの一言や、粘着質なコメントの例くらいなので、もっとあっても良かった。

    0
    投稿日: 2023.02.17
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    面白かった。 ハードボイルド風の舞台設定ながら、コミカルな助手と日常謎解きが始まるのか?と気楽に読み進めていくうちに雲行きが怪しくなり……読後感はハードボイルド。 続編あるなら読みたい。

    0
    投稿日: 2023.01.17
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    米澤さんの本はもともと好きだが、、タイトルが気に入りすぎて購入。紺屋が犬探し専門で始めた探偵業、そこに舞い込む依頼はどれも犬探しではなく… 夢(?)破れた紺屋と何だか掴みどころの無いハンペーの妙なコンビがそれぞれの謎の解決に乗り出す。二人がほぼ単独で動いていたために、微妙に2つの謎が絡まりあっているにもかかわらず、中々交差しない2件… 物語が進むとハードボイルド感もでてきてテンポ良く話が回転し始める そして、、最後の米澤さんらしい逆転力、というかそちら側からみるのね、という展開。さらに、心地よく(?)気持ち悪さを残す終わり方。面白かったです。 欲をいえば、ハンペーの追ってた謎がもう一段階あると、さらに良かったのかなあと。ハンペーが魅力的なキャラだっただけにもう少し活躍の場を見たかった。

    0
    投稿日: 2022.11.26
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    入院生活8冊目。  ミステリはあまり読まないのだけど、これは…すごい、すごい本と出逢ってしまった。序盤は失意のなか都落ちした探偵がまったりリハビリするような話かなー、と思いきや……さまざまな要素が折り重なって怒濤のラストに…。一気に読んでしまう、引き込まれる。結末にも大満足。

    1
    投稿日: 2022.08.30
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    ラノベ風の文章なのであまり期待してなかったですが、急に戦国時代の謎が出てきて面白かったです。タイムスクープハンターとかで取り上げられそうなマニアックな謎でした。 解説に続編も書かれるようなことが書いてあったので、てっきりシリーズ化してるものと思って、本屋さんで店員さんに探してもらってしまいました。店員さんはネットで調べてくれて、続編はまだだと判明しました。なんだそりゃ、です。2005年初出なので、ずいぶん待たされてますね。 そんな親切な本屋さんが閉店になってしまうのでとても残念です。

    1
    投稿日: 2022.08.23
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    探偵の助手に憧れたことがあります。しかもやる気があるのかないのかあまり稼ぐ気のない探偵の助手に。あら、転職先にぴったりでは。タイトルも最後の最後になるほど。犬はどこだ続編はどこだ。

    0
    投稿日: 2022.08.10
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    喫茶店やチャット相手もあるし、敗残兵にだってまだまだ掘り下げる対象がありそうなので、シリーズ続編が気になりました

    0
    投稿日: 2022.07.31
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    紺屋長一郎は元々東京で働く銀行員だった。堅実で安定した人生を順調に歩んでいる最中に、突如あるトラブルが発生。勤めていた銀行を辞め、地元に帰ることになってしまった。 とはいえ、いつまでもぶらぶらしていることも出来ない。彼は犬探しを専門とした『紺屋S&R(サーチ&レスキュー)』という会社を立ち上げる。犬探しは昔アルバイトで経験があったし、犬であればそれほど深刻な状況にもならないだろうと考えたからだ。 ところが、事務所を開設早々に訪れた老人の依頼は、犬ではなく愛する孫娘を見つけることだった。とまどいながらも引き受ける紺屋。 その翌日、今度は彼の高校時代の後輩である半田平吉が訪ねてくる。昔から探偵に異常な憧れがあった半田(通称ハンペー)を、歩合制を条件に雇うことにする。 そして、またまた舞い込む依頼。今度は古くから神社に保管されている古文書の由来を調べて欲しいという内容だった。 孫娘探しを紺屋が、古文書をハンペーが担当してそれぞれ別々に調査する。章ごとにそれぞれの調査の進捗状況が分かり、やがてこの2つが近づき繋がっていくのを感じる。早く早く!間に合わないよ!とわたしは思うが、彼らに伝える術は勿論なくて、最後のほうはスリル満点だ。 ちょっとおっとりした風情の紺屋、軽そうに見えて実はすごく頭がいいのかもしれないハンペー。少し気が強くてアクティブな紺谷の妹。それぞれのキャラクターがいい味を出している。 全体の雰囲気としてはコミカルなんだけど、内容はいたくシリアス。すごく読み応えのある面白い話だった。シリーズ化すればいいのに。 THE CITADEL OF THE WEAK 城塞の弱点

    2
    投稿日: 2022.05.27
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    ★犬捜しだったら、よかったのに(p.353) 【感想】うん、おもしろかったです。海外のミステリを読んでるような気分になった。たとえば「長いお別れ」のような(内容は異なるけど印象として)。ギムレットの名称もちょっと出てくるしね。続編、あればいいですね。 【内容】犬さがし屋をはじめたはずがなぜかほかの案件ふたつやってきてしかもどこかリンクしていてふたりが「ホウレンソウ」をきっちりやってたらもっとすみやかにわかるのにとかおもってるうちに奇妙な逆転がおこっていた。 【一行目】ねずみ色のロッカーと、ちょっとした振動でガラス戸ががたがた揺れる書棚。それだけしかなかった部屋に、デスクとソファーとテーブルと壁掛け時計、観葉植物を運び込んだ。 ▼簡単なメモ 【エマ】桐子のハンドルネーム。 【江馬常光】郷土史家のようだ。『戦国という中世と小伏』という本を出している。佐久良という女子生徒が参考にし啓発されたらしい。佐久良…? 【大南寛/おおみなみ・ひろし】紺屋の友人。小伏の町役場に勤めている。部署は福祉課で広大な小伏のあちこちを巡ってお年寄りの話を聞いている。で、いろんな頼みごとを紺屋に丸投げするつもりのようだ。《おのれ大南。善意の悪魔め。》p.51 【おかげ踊り】六桑村の祭。子どもたちがどこかへ行って踊りを踊って帰ってくる。 【鎌手/かまで】大学で中世史を研究しており江馬常光の『戦国という中世と小伏』を読みたい。鎌の手ってカマキリだよねえ。 【河村梓/かわむら・あずさ】D&Gのウエイトレス。紺屋の妹。コペンに乗っていてかつては峠でブイブイ言わせてたらしい。 【河村友治/かわむら・ともはる】D&Gのマスター。梓の夫。昨日より美味しいコーヒーを淹れられればそれでいいという無害な男。 【神崎知徳/かんざき・とものり】桐子がシステムエンジニアとして勤めていた会社コーングースの社員。桐子と付き合っていたらしい。 【GEN】紺屋である「白袴」のチャット仲間。正体は不明だが学生の頃からの長い付き合いのようだ。多少怪しくはあるが? 【紺屋長一郎/こうや・ちょういちろう】主人公。二十五歳。起伏のない生活をしたいがために東京で銀行員になったが極度にひどいアトピー性皮膚炎発症によって退職を余儀なくされ八保市に帰ってきたら治った。銀行で培った対外的な処世術は健在。《死んだ目で生きた声だけ作っていた私だったが》p.241 【紺屋S&R】紺屋の営む事務所。サーチアンドレスキューの略。犬探し専門の探偵事務所。探偵と呼ばれてわざわざ否定はしないが実質は犬捜し屋のつもりだった。 【コーヒー】紺屋はコーヒーは一日一杯と決めているので旨いのを飲みたい。 【小伏町】八保市にあるやたら広い町。最初の依頼人と二人目の依頼人が二人とも小伏町の人だった。 【佐久良あさ子】桐子の母。且二の息子の妻。桐子は失踪したわけではないという見方をしている。 【佐久良和子】且二の妻。桐子の祖母。 【佐久良且二/さくら・かつじ】最初の依頼人。ごつごつした手の日焼けした六十過ぎくらいの男性。大南の紹介。孫の桐子(とうこ)を探してくれとのこと。小伏町から来た。 【佐久良桐子/さくら・とうこ】且二の孫。失踪したらしい。本来かどうかは不明だがクールな人物のようで《黙って怒るし、黙って喜ぶタイプです。》p.173 【ジャンダルム】八保のアーケード街にある喫茶店。桐子がよく行っていたらしい。 【田中五郎】名刺によると阿部調査事務所の調査員。 【チャリング・クロス】桐子のクラスメートだった女が店員をやっているファンシーショップ。 【D&G】紺屋行きつけの喫茶店。「ドリッパーアンドグリッパー」の略。 【桐子/とうこ】→佐久良桐子 【夏】《探偵に夏は本質的に似合わないのかもしれない。》p.67 【野良犬】最近出没して人を襲っているらしい。 【ハンペー】半田平吉(はんだ・へいきち)。紺屋が部長をしていた高校剣道部の後輩。探偵に憧れていて押し掛け所員になった。ドゥカティM400を駆る。《バイクは好きだがスピードを愛しているわけじゃない》p.70。《最も嫌いなことは他者に命運を握られることであり、次に嫌いなことは他者の命運を握ることだ》p.246。うーん、探偵向きじゃないかも。そのふたつを兼ね備えてるもんね。 【ビートルの男】ハンペーに対してなんか忠告してきたフォルクスワーゲン・ビートルに乗った男。「役不足」の用法を間違えていた。 【間壁良太郎/まかべ・りょうたろう】どいつがこいつやろう? 【村の城】百姓が自分たちの暮らしを戦乱から守るためつくっておいた緊急避難用の城。防衛機能を持つというよりは防衛の意志があると示すためのものだったようだ。 【百地啓三/ももち・けいぞう】依頼人その2。谷中という集落の自治会長。初老の男。村に伝わる古文書がどういうものか調べてほしいらしい。いやいや、探偵に持ち込む案件ではないでしょうと思った。 【野犬】最近子どもが野犬に襲われる事件がいくつか発生している。 【八保市/やほし】舞台となる地。高地にあり山地に囲まれているが林業政策ですべての木が杉なので表情がない。 【渡辺慶子/わたなべ・けいこ】町内会の副会長。野犬から子どもを守ろうとする活動をしている。もしかしたら桐子の友人かもしれない?

    0
    投稿日: 2022.04.23
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    「氷菓」を読んだ際は文章が全然肌に合わず苦労したが、本著は驚くほどすらすら読めページを捲る手が止まらなかった 展開としては王道のミステリーといった感じ 調査を進めるに従い点と点が繋がっていくのは痛快 些細な違和感がいくつかあったが結局はそれが伏線になっていてよかった

    0
    投稿日: 2022.03.28
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    銀行を辞めて犬探し専門の探偵事務所を開設したところに、人探しと古文書の解読の仕事が舞い込む。ミステリーにしては残虐性がないなと思いつつ読み進めるうちに、何事もなく始まったストーリーが、思いのほか複雑な展開を見せる。殴ったり殴られたりの荒っぽいことをしなくても、存分に読者を楽しませてくれる。

    0
    投稿日: 2022.02.21
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    最後の最後で繋がってスッキリ。 だんだん、もしや…?って考えながら 読めて面白かった。 人って怖いよねぇ〜 サイコパスな人間が一番怖い。おばけよりもね。

    0
    投稿日: 2022.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    16年前に書かれた小説だけど、今の世の中ではもうこう言うことがよくあることになってしまってるのが恐ろしい。早くネット関連の法律をしっかり整備していかないとこんなかんじで復讐してしまう人、いるんじゃないか、と心配してしまう。 しかし氷菓シリーズでもそうだけど、米澤さんは日常の中の謎を面白く書くのが天才的。

    1
    投稿日: 2021.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犬捜し専門調査事務所に舞い込んだ謎は、女性の失踪と古文書解読。 紺屋と半吉、対照的だが通じる部分もある二人の視点が交互に移り変わっていく。 一見地味な二つの謎が少しずつ解かれ、繋がるさまはやはり本書の醍醐味だろう。 〈デュプリケート〉、〈マーチヘマ〉、絵葉書、住民票、『戦国という中世と小伏』などなど、伏線回収も見事。 返却のタイミングで、間壁がいつ攻めにくるかをコントロールしていた、というのには脱帽。 「自衛」が本書のテーマだそう。 城を築き、略奪者に自ら立ち向かう農民たち。 ネットストーカーを操り、罠へと誘い込む桐子。 そして桐子の自衛は成功する。 紺屋は、桐子の「自衛」から身を守るため、番犬を買うことを決めた。 文句が一つもない。余韻に浸りながら、タイトルとサブタイトルを見返し、さらなる余韻に浸る。

    3
    投稿日: 2021.10.25
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    ハードボイルドもの。探偵と相棒の二本立てで進んでいくという、ちょっと変わった進行の仕方。伏線と最後のどんでん返しも、結構面白い。

    0
    投稿日: 2021.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすかったし面白かった。直近で読んだ「叫びと祈り」よりも断然こっちの方が文章も物語の展開の仕方も好きだった。最初軽快に進んでいたストーリーがまさかああいう終り方になるとは思っていなかった。テンポ良くコミカルに描かれる物語にきっとスカッと爽快に事件が解決してデコボココンビ2人がこれからも予期せぬ事件を解決し続けていく、シリーズ作品的なそんな感覚で捉えていたけど、そういうフィクショナルな単純にキャラクタライズされた話ではない終り方だった。ので、こう、どう気持ちを持っていって良いか分からないところはある。急にハシゴが外れた感じ。でもそれも含めて面白かったのでもうちょっとこのもんもんとした読後感についてぐるぐる考えようと思った。ハンペーリテラシー高すぎぃ。桐子さん怖すぎぃ。

    0
    投稿日: 2021.09.11
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    続きが気になる展開、紺屋部長とハンペーの絡みももう少し見たかった気がする。何はともあれ、紺屋部長の追いかけている謎が繋がり始めたあたりが盛り上がったかな。読みやすいし面白かったけど、イッキ読み!とまではいかず。

    2
    投稿日: 2021.08.13
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    大学卒業後銀行に勤めるも調子を崩して退職。故郷に戻ったら治らなかったアトピーも治ってしまった。そこで犬の探偵業を始めた紺屋。お客がくるかと思いきや開業初日で2件もの客。いずれも村役場に勤める同級生からの紹介だった。ここでも穂積氏の故郷の岐阜県あたりの山村が舞台かなあなどと思いつつ読む。失そうした孫娘の捜査と、村に残る古文書の解読。捜査をするうち二つが関係してくる。 孫娘がけっこう強い意志を持つ女性として描かれる。テンポよく物語は進む。映像化したらおもしろいだろうなあと思いつつ読む。 2005.7.25初版 図書館 読んだのは単行本

    0
    投稿日: 2021.08.10
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    '21年5月29日、読了。 面白かった!楽しんで、読みました。適度なユーモア(読了後、改めてタイトルに笑ってしまった!)、そして、この人らしい謎解き等…イッキに読んでしまいました。田舎町の、のどかな風景と、そこに蹲るようにして存在する、閉塞感に、ちょっとブレーキを踏みながら。 この作家さん、本当にハズレが無い!次は、どれを読もうかな…。

    3
    投稿日: 2021.05.29
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    駆け出しの探偵事務所に舞い込んだ「人探し」と「古文書解読」。それがビミョウにリンクして巻き込まれる事件。 紺屋とハンペーの捜査にモヤモヤとしつつも、最後までどういう結末になるのか分からないまま、最後のほんのりイヤミス展開、嫌いではない。 最後まで読んでいろいろ気になるところはあるけど、この紺屋S&R事件簿が読みたいかも。

    3
    投稿日: 2021.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    車においといて、出先でちょっとずつ読んでたんだけど、読むたびに前のことを忘れてるから、戻って読んでってことを繰り返すこと数年。やっと読み終えた。 米澤穂信作ってことをあまり意識しないで読んでたんだけども、終わってみると王道らしいミステリーだった。そして、イヤミスとまではいかないまでも「あぁ、こういう終わりカー」というあたりに氏らしさを感じた。 2つの依頼がいずれクロスすることになるのは予想がついたものの、古文書とブログという2つのテキストをつなげることで、時代を超えた人の意思が収斂していくと。そしてそれが動機になるわけだから、その伏線具合はさすが。 いつの時代も人の声は形に残るもので、だからこそミステリーには重要な要素なんだと実感した次第。

    0
    投稿日: 2021.03.13
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    面白い!オチが凄くいい!こういう解決の仕方もあるのかと感心した。そして事件解決後の探偵の心情を考えると震えるものがある。 途中それはさすがに無理だろという展開もあったけど読んで良かったと思える一冊でした!

    0
    投稿日: 2021.02.25
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    うーん、まあまあかな...。退職し地元に帰って調査事務所を開業した紺屋。「犬探し専門」と宣言したのに、舞い込んだ依頼は失踪人捜しと古文書の解読。紺屋は失踪人担当、後輩のハンペーは古文書担当として調査に乗り出す。読んでいてあれ、あまり面白くないかも..と思ったが、ほのぶ氏の初期の作品だったのね。文章自体がやはり近年作品の方が巧みでお上手。しかし本作も種明かしはムリなく「ほほう」と思う手口で流石ほのぶ氏。ただラストが盛り上がらず、紺屋のキャラも今一つ魅力がないような。ハンペーは読むにつれて好きになってきた。

    0
    投稿日: 2020.11.07
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    謎は面白そうだし、みんなのレビューを見て最後まで読み進めたかったけど…ラノベやれやれ系な地の文と、面白いしょ?全開の下手くそなギャグが気持ち悪すぎて読みきれませんでした。 やれやれ系ってただ無気力なんじゃなくて、自分が上だと思ってるからその態度になるわけで… 強気だけど優しい妹のお婿さんを「おそらく私とは非常に異なる価値観を持っているだろう男」とか、情報教えてくれる人がカローラで現れたら「私立高校の古参ヒラ教員の乗り物としては妥当だろう」とか、 なんでそんなに偉そうなの?って感じが無理だった

    1
    投稿日: 2020.10.27
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    米澤さんの書く次の展開に行く時の最後の文、声にも出さないけど心の中でちょっと笑える感じがすごく好き。帯には、最初の事件と書いてあるけど、続編がないのが怖い。

    0
    投稿日: 2020.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほほほう、そう〆ましたか。 調査事務所を開業して、立て続けに入った依頼。 失踪人捜しと、古文書の解読。 そして押しかけ探偵希望者。 やる気に溢れていない主人公が解いた謎は、すっきり解決するものではなく、どちらかと言うと読後感がもやもやとしてしょうがない。 主人公はやる気だけでなく、正義感にも溢れていないからなあ。 人の悪意って、ひどく気持ちが悪い。 自分だけが正義であるという思い込みを押し付けることは、悪意ではないのかもしれないけれど、でもそれは、決して善い意識ではない。 プライドの高さで自分を守るのは、ある意味しょうがない部分もあるけれど、高すぎるプライドを過剰に防衛するのも、やっぱり善い意識とは言えない。 チャラチャラしてるのに、妙に仕事ができるハンペー。 主人公の思惑とはかみ合わない口コミを広めてくれる大南君。 主人公とネットでしかつながっていないけど、一番頼りになるGENさん。 なかなか好感度の高いキャラクターたちが次々登場し、シリーズ物の第一作としては成功していると思うけれど、10年以上たっても第二作がいっこうに出版されないのは、読後に感じるもやもやが甚だしいせいかもしれない。 ライトな語り口でかなりビターな後味。 だけど読ませる技術は天下一品なんだよなあ。

    0
    投稿日: 2020.04.23
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    「小市民」シリーズの最初の巻がなかなか見つからないので、探した棚にあった同じ作者の別の本を買ってみた。 東京での生活に夢破れて故郷に帰り、調査事務所を開業した紺屋長一郎。 犬捜し専門の筈だったが、舞い込んだ依頼は失踪人捜しと古文書の解読。 これを高校の後輩で押しかけ助手のハンペーと分業して調査に取り掛かるが…というお話し。 長一郎が<私>でハンペーが<俺>の一人称で交互に話が進んでいくが、ハンペーのハードボイルドに対する拘り振りやギャップにもめげず意外と使える人物となっているところが微笑ましい。 一方、都会で病んだ長一郎がそれでも新しい仕事を立ち上げてゆるゆると社会復帰を果たしていく様子が失踪人捜しに入り込んでいく背景となっているが、これが最後の結末とうまいことリンク。 二つの事案が交差していき、行き着いた結論はそれまでの軽いタッチからすると結構暗~い真実だったが、緩急取り混ぜながら進んだお話はなかなかうまく出来ていると思った。 しかし、2005年当時はまだ使い捨てカメラなのだな。時代の流れは凄まじく速い…。

    1
    投稿日: 2020.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価は4. 内容(BOOKデーターベース) 開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。―それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。 SNSからこんな大事になるなんて・・・怖い世の中である。しかし、古文書と捜索人が妙に平行する部分では二人とも「報連相せよよ」とつい言いたくなった。 そのまどろこしさから一気読みしてしまった。

    0
    投稿日: 2020.02.28
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    評判が良かったので読んでみました。とある事情で都会生活から地元に戻った主人公の紺屋長一郎が探偵事務所を立ち上げると犬探しをメインの仕事にするつもりだったので、人探しや古文書の解読の仕事が立て続けに舞い込んだり、探偵志願の後輩が無理やり入ってきたりとドタバタな展開でしたが、その2つの依頼が実は展開的に関連性があり、失踪者の失踪の真相にたどり着いたときに事件の全貌が明らかになるのですが、なかなか面白かったです! 紺屋S&Rシリーズとして続編もありそうなのですが、まだ続編はリリースはされていないようなので、早くリリースされることを期待して待ちたいと思います!

    0
    投稿日: 2020.02.20
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    紺谷長一郎は東京での銀行員生活をリタイヤし、地元で調査会社を始める。犬探しを専門とするはずが、開業早々立て続けに舞い込んだ依頼は「人探し」と「古文書解読」。突然転がり込んできた、高校の後輩であるハンペーを助手に据え、二つの事件の解決する内に、思いもよらぬ真相が明らかになる。 紺谷とハンペーの二人の語り口から物語は進み、読みやすい。真相も非常に明快であり、ミステリーとしても小説としてもとっても面白い。一見すると見落としがちな伏線の回収は、本当にお見事。しかしながら、やっぱり米澤穂信さん、後味が悪いですね。

    2
    投稿日: 2019.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わり、思わずタイトルを見てニヤリとしてしまう本。タイトルに釣られて読み始め、作中で犬があまり出てこないことに意気消沈しながら読み進めていたら、最後の一文でああ~!となった。犬を愛している人には少し勧めにくいけど、ヤバくて強めの女が好きな人には胸を張っておすすめできる。

    0
    投稿日: 2019.09.06
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    久々の米澤作品。犬さがしをしたいのに、思わぬ事件に巻き込まれた探偵の話で、コメディ…かと思いきや、なかなか恐ろしい方向に転がっていくストーリーと、繋がっていくエピソードが面白くぐいぐい読めた。主人公の紺屋やハンペー、妹やその旦那のキャラも良かったけど、探されていた桐子、こういう女性がとても好き。

    0
    投稿日: 2019.08.31
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    今時、探偵事務所もの?うーん、こりゃつまらんかもと思ったが、古文書の解読という紹介文の言葉につい惹かれて、図書館で借りてみた。この作者の「折れた竜骨」はとてもよかったが、「満願」にはいまいち感があった。さてこれは?面白かった、ぐいぐい惹かれて読んでしまった。失踪者に一体どんな謎があるのかと探っていく過程がよかった。古文書の存在と失踪者の結びつきは、ちょっとわざらしさがあるかなと思ったが、なるほど最後のどんでん返しにこうつながるわけねと納得した。

    6
    投稿日: 2019.08.14
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    米澤穂信は決して期待を裏切らない。うん、この作品もおもしろかった!内容は、ハードボイルドでない探偵を巡るお話。GENのような得体の知れない味方、梓ちゃんのような聡明で優秀な妹。登場人物も魅力的!ハンペーは、、、あんまり好きにはなれかったけど、笑。結末も御都合主義ではない結末で、ある意味期待を裏切られたね。日本語も綺麗で読みやすいし、必読の一冊やね^ ^

    0
    投稿日: 2019.07.11
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    題名のセンスが好きですね。最初はどうも紺屋自身の境遇が辛くて読みにくかったのですが、ハンペーが出てきて視点が交互になっていくと一気に話に引きずり込まれました。途中経過を報告すればもっと早く!なんて思ったり。白袴の由来がわかるのでGENが誰なのかずっと考えてしまっていました。失踪人の頭の良さは分かっていたのでもしや、とは思っていましたがそれでもラストはちょっと思いがけないほうに転がりました。続編はどうなったんでしょう?思いがけなく頭のいいハンペーも、妹夫婦もGENもとても気になるし是非読んでみたいのですが。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    話し言葉や登場人物のキャラ、展開等々、漫画的だなあと思いながら読了し、解説を読んで納得。 ライトノベルの作家さんだったんですね。 最後まで読みやすかったです。 主人公が、若干25歳にして一人称が『私』。 低燃費な所謂『ヤレヤレ系』。 年齢設定は全体的に10歳上乗せさせても良かったのでは、とは思います(笑) 個人的には好きなラストでした。

    0
    投稿日: 2019.04.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    22 ページをめくる手が止まらないの! いろいろあって堅実な人生から離脱してしまった紺野と、 探偵に憧れるハンペーの、それぞれが追う事件の話。 最初の段階でおいこらハンペー!!!って思ってめちゃくちゃやきもきしてたけど、それを紺野が最高の形で真実に持ってくの。 点と点が線になって、そこからは真実に急加速よ! 最後の展開も良かった。言い方悪いけどスカッとしちゃった。 ネットには気をつけよう、うん。 あと毎回思うけど米澤穂信はタイトルが秀逸! 最初、荻原浩のハードボイルドエッグの方が探偵物としては面白いなと思ってしまってすみません! どっちも面白かったです! 続編はまだなんだ~そっかそっか。。 でも楽しみが増えたぜいえーい! 2019.03.23

    0
    投稿日: 2019.03.23
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    失踪人探しと古文書調査という関係のない二つの事件が、一つの事件がリンクしていく。 ミステリー要素ももちろん、中世の村々の歴史的な解釈(「物ぐさ太郎」の解釈など)も本編にからんできておもしろかった。

    0
    投稿日: 2019.03.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大好きな米澤穂信だというのに、これは借りては返し、借りては返し、していたもの。やっと読めた。探偵ものということになるのだろうか。おバカなようでおバカでないハンペーが気になる。歴史ってすごいんだなと改めて思う。こういう在野の研究家って多いんだろうな。そしてネットストーカーって怖い。ほんとこんなやつ死んでしまってかまわない。とは思うけど、この人にも親はいるんだろうし。まだ若いのにな。佐久良桐子の捜索に反対していたお母さんは、桐子がこういうことをしようとしてるのを知ってたんだろうか。しかし、強いわー。紺屋の妹さんも好きだわー。続編出てほしいなぁ。

    0
    投稿日: 2018.11.03
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    古典部シリーズ以外の米澤作品は初読。面白かった。日常のつまらなさそうな謎から入り、それが徐々に不穏な色を帯び、最後は急展開していくジェットコースターのようなミステリーで読ませる。 惜しむらくは、古典部シリーズでも同様の感想を抱いているのだが、彼の謎は偶然に依拠する部分が大きすぎるように思うことがある。彼女の計画にしてもだいぶ偶然の要素は強いし、今回たまたま関連性のある2つの依頼が、都合よく同時に舞い込んだからこの物語は産まれた。それがフィクションですよ、と言われたらそれまでだが。 シリーズ化が予定されていながら、続編はいまだないとのことだが、是非とも書いてほしい。こんな事件から始まっていく探偵の性というものは、とても見てみたいものがある。

    1
    投稿日: 2018.09.20
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    今まで読んだ高校生が主人公の古典部や小市民のシリーズと違い、主人公は大人。事務所を開いたばかりの新米探偵。犬探し専門のはずが、失踪人の捜索にあたることになる。一方で、押しかけ助手のハンペーは、古文書解読の謎に挑むことになる。全く別の依頼だが、二つの情報を合わせることで見えてくるものがあるという構成。主人公もいいが、それ以上にハンペーの性格付けが面白い。多分、頭はいいのだけれど、色々考えすぎて就職せず、体力に自信はあって、ハードボイルドに憧れるという、屈折しすぎて一回りしちゃったような設定が楽しい。

    0
    投稿日: 2018.05.16
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    私立探偵と、その雇われの探偵と。二人の探偵物語が軽妙に、読者を引き込みつつ展開し、そしてクロスし、迎える結末。真相と、ああやはり米澤穂信だな、という読後感。たまらないね。

    0
    投稿日: 2018.05.10
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    読み始めてすぐに、どっかで読んだことある・・・と思い。 途中で確信。読んだわ。 でも展開が思い出せないし、もう1回読む。 最後まで全然思い出せなくて汗、楽しく読めた。 シリーズ化されそうな内容だけど、続きはあるのかな。 探してみよう。

    0
    投稿日: 2018.05.07
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    犬探しのために始めた調査事務所。 いつしか調査の対象は犬から人へ。 タイトルの「犬」には複数の意味がある。 野犬に、名犬ハンペー、迷犬桐子… にしても、梓がカッコ良すぎ!

    0
    投稿日: 2017.10.12
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    初、米澤でしたが面白かった。多少思わせぶりな文体が気になりはしたが。部長とハンペーのコンビも良いし、結末も予想を超えてた。 続編があるらしいのでそちらも楽しみ。それにしても、なぜ犬探し専門なんだろう。

    1
    投稿日: 2017.08.01
  • 犬はあまり関係ないかも。

    ジャンルがハードボイルドになっていますが、米澤さんの文章は読みやすく、 ユーモアが織り交ぜてあり、終盤のスピード感は見事。 一気に読み終わってしまいました。 物語の結末は、なんとも言えない重いものを胸に残しますが、 それがこの小説の味なんだと思います。 登場人物のいずれにも強い印象は感じませんでしたが、 ミステリー好きではなくとも、十二分に楽しめるクオリティを感じました。 爽快な読み味を求める人には合わないかもしれませんが…!

    0
    投稿日: 2017.07.27
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    2017.3.25-31 犬探しの調査事務所を始めたが、失踪した女性と小文書の解読を引き受けることになった紺屋。二つの調査に関連が・・?

    0
    投稿日: 2017.03.25
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    登場人物が良く描けていて皆に愛着が持てる。クライマックスの盛り上がりは一級品。最後に認識がひっくり返る快感を感じました。良作。

    2
    投稿日: 2017.03.09
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    病気療養をきっかけに調査事務所を開業した紺屋。 だが、物事は思うようには進まない。 犬を捜すはずが人間を捜すはめになり、専門外の古文書を解読することになる。 紺屋と半田のキャラクターが好きだった。 とくに半田のいい加減そうだけれど意外に真面目に仕事をするところや、紺屋の適当に済ますんじゃ?と思っていたのに真剣に捜し始めてしまうところ。 明確な着地点が示されていないところも気に入った。 真相が明らかになったあとに残る、何ともいえない感じ。 それこそがこの物語の良さなのかもしれない。 読みやすいし、何よりも予想外の展開が面白かった。 タイトルやこれまでの米澤さんの作品っぽさを期待して読むと、ちょっと「えっ??」と思うかもしれない。 でも、読み終わってからタイトルをもう一度見ると、「なるほどなぁ」とちょっと笑えてしまう。 続編はいつ出るのだろう? 紺屋の意外な活躍をまた見たいと思う。

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    投稿日: 2017.03.01
  • ボソッとつぶやく『役不足』『靴屋の小人』ツボにはまりました。

    パリティチェック論、「埋伏の毒」、SOHO、など。 それ以前の問題から入ることになり、なかなか前へ進めず、それでもなんとか追いつく?と、 今度は雲行きが怪しくなってきて、ありゃりゃなんてこと・・・! 2人の探偵さんの人物像、人となりの描きかたが、読み進める程にますますと新鮮さ?を帯びてきて 印象を覆されてしまう、そんな面白さも。 誰もが知っているあの立派なお城ではない、山の中の「城」の存在意義とは? そして、それを知ることが・・・。

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    投稿日: 2017.02.07
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    ずっと積読していた… 古典部とか、春夏秋冬シリーズとか、低燃費主義のティーンエイジが主人公な作品にばかり接してきたけれど、この作品の主人公はもう酸いも甘いも知って現実に疲れてしまった探偵(犬探し希望) 作品は情緒的で、文章もたいへん読みやすくて、おもしろい。 この作者は(実際の史実かどうかは別として)解決に歴史的っぽい史実を根拠に織り込むのがうまいなあと思います。「氷菓」しかり。この作品もしかり。それっぽい文章だったり。それっぽい流れだったり。それっぽい雰囲気だったり。 「さよなら妖精」が読み返したくなった〜…

    0
    投稿日: 2016.12.14
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    探偵ものは苦手だけど最終的に満足。 シリーズ化っぽいので、明かされていないところは次回作まで楽しみにしてます。 前半読むのがちょっとしんどかったのと、古文書解読依頼に何かあると期待しすぎたので個人的感想としてはマイナス1 そこまで歴史に絡めなくても楽しめた気がするのでさらにマイナス1 最後の展開はさすがに面白いので、読んでよかったなーと思える。

    0
    投稿日: 2016.12.08
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    犬探しを専門に調査事務所を立ち上げた紺屋。しかしそこに舞い込んできた依頼は人探しだった。 序盤はスローテンポで読むのが捗らなかった。しかし後半の解決編ではすべての伏線が綺麗につながり、したたかな計画に鳥肌がたった。 終わり方も僕好みの少しダークな感じで、最終的にかなり楽しめた。

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    投稿日: 2016.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    体調悪化のせいで仕事を辞めて帰郷、 犬を探す調査会社を立ち上げた男 しかし舞い込んだ仕事は、人探しと古文書の調査。 これがリンクしているのだが、報・連・相をしないので 二人の間では、事件の繋がりに気づかないまま進んでいきました。 タイトルは「犬はどこだ」だけど、 一度も、犬を探す仕事はしないまま、物語は終了するのが 笑える。

    2
    投稿日: 2016.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    以前古典部シリーズを読んでいたためか読みやすかった。 別々の事件を担当した2人の視点が交互に語られながら進んでいく。 2人は調査を進めていくと、読み手には二つの事件の情報が入ってくる。 しかし2人があまり情報交換をしないので、その二つの事件の密かな繋がりに読み手はハラハラしていくような仕組み。特に終盤の緊張感楽しい。 .oO(ばかもん、そいつがるぱんだー!)

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    投稿日: 2016.08.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    事情があって帰郷後、探偵業(というか調査業)をはじめざるを得なかった事情と、ネット事情、ストーカー事情などを組み合わせ、ストーリーとして広がりの可能性を感じるが、最後に向かって積み上げきれずに解決に向かってしまった感あり。結局、想定とは逆の結果になるにしろ、呼びかけてから現れる部分がクライマックスなのに、あっさりしてしまった.... 一流銀行員からの脱落が、どんなことに繋がっていくのか?それでもなんとかやっていくところに良いことがあるのか?そちら側の今後の展開も期待したい。

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    投稿日: 2016.06.05
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    犬を探す調査会社を立ち上げた男が探偵役となる話。しかも、一回も犬を探す仕事をせずに話は終わる。二つの依頼が、最後には見事に収斂するのだが、後味は悪い。 が、続編もあるのならば、完全解決もあり得るかもしれない。 この辺り、昔のアメリカンホラーな映画の結末風と言えなくもない。

    0
    投稿日: 2016.06.05
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    ≪紺屋S&Rのケースブック≫ 紺屋S&Rに持ち込まれた2つの依頼が,時折リンクしていく. 2つの依頼を別々の人物(長一郎とハンペー)が受け持っており,それぞれの視点で入れ替わりながら物語が語られていく. この視点の切り替わりが,語りだけでなくチャットや文献,電話といろいろあり面白い. 切り替わりのタイミングも絶妙. そして,明らかになる真実…. 犬はどこだ!! 続編での,大南寛やGENのさらなる登場を期待.

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    投稿日: 2016.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    探偵事務所で追っている二つの事件が実は繋がってて…はベタな展開だけど、ラスト20ページで、事件の全体像がごそっと変わってしまったのは鮮やかだった。 個人的には、もっとGENさん、絡んでくるのかと期待してたんだけどな〜

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    投稿日: 2016.02.05
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    シリーズ化されているものでまないし、何気なーく読み始めたけど、気づいたらぐいぐいと話に引き込まれていった。 読後感はすっきりとしたものではないけれど、たしかにそれなよねぽの作品の特徴なのかもなー。

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    投稿日: 2015.11.30
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    犬探し専門の調査会社を立ち上げたつもりが、初っ端から人探しと古文書の来歴調査の依頼が入り 調査を進めていくと何故かその2つが繋がてくるお話し 自ら調査会社を立ち上げときながら、やれやれ系の主人公に見えるのは米澤穂信テイスト ハンペーの探偵への憧れと相まって面白い演出になってるな 最後の展開はちょっと怖い 羊の皮をかぶった狼ですか 終わり方も余韻があっていい 個人的には何もないと思うんだけどね あと、GENさんの正体って実は結構近い人なんじゃないかと思ってたけど、特に正体を明かさなかったね そこは伏線ではなかったということですか

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    投稿日: 2015.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たまたま図書館で見つけてタイトルに惹かれて読んでみた。 今の自分と同じ25歳の主人公。 病気で仕事をやめざるを得なかった主人公。 失踪者を探すうちに失踪者を自分に重ねる主人公。 憧れの仕事だから金はいらないという後輩。 主に二人の視点で書かれている文章は読みやすかった。 2つの事件の関連性は最初の方から示唆されていて、ページをめくるごとにどう話が展開されていくのか楽しみもあった。 印象的な言葉は「知識が認識を変えるという体験」 蛇足だが、電話線をPCに接続するという記述に時代を感じた。 残念な点を上げるとすれば、誤字があり、その漢字が出てくる度に気になってしまった(今は修正済みかも) > 「真壁」と「間壁」 (2005年7月25日 初版)

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    投稿日: 2015.09.13
  • 会話が笑える

    心が折れて疲れ果てた青年が主人公です。この青年に好感がもてます。透明感がある人物で、静かに再起しようとしているひたむきさが良いなぁと思いつつ読みました。 助手も対照的に濃いかんじでユーモアが有って笑わせます。出てくる人達が殆ど良い人達で、それが後々ひっくり返るのがスパイシーでした。 物静かで、本当は芯の強い青年が少しづつ能力を発揮していくのが爽快でした。

    0
    投稿日: 2015.09.10
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     失踪者捜しと古文書の調査、一見すると何の関係もない2つの依頼が交差した先には・・・。正直、古文書の方の話は退屈。もう少し魅せる何かがほしかった。  後半に入り、主人公が失踪者の足取りを掴み始めた頃から盛り上がってきたが、結末はこの手の作品にありがちなものだったので、全体的には今ひとつ。

    0
    投稿日: 2015.09.03
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    ハンベーの古文書のほうの展開がまどろっこしく、本筋の同絡むのかはっきりせず、つまらない。 最後の章は緊張感、逆転もあり、楽しめた。

    1
    投稿日: 2015.08.14