Reader Store
ボーン・コレクター(下)
ボーン・コレクター(下)
ジェフリー・ディーヴァー、池田真紀子/文藝春秋
作品詳細ページへ戻る

総合評価

105件)
4.0
27
46
21
1
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い!いわゆる安楽椅子探偵もので、かつて捜査官だった男が事故により脊髄損傷の怪我を負い四肢麻痺となっている状態から話は始まる。このため、名探偵の「万能性」をスタート地点ですでに封じており、身体的にも、物語の役割的にもハンデがあり、当然思いのまま事件の捜査をすることは出来ない。 そこで頼りになるのが相棒となる元モデルの女性警察官で、ライムの代わりにあちこち動き回って捜査を進めてくれるのだ。気が強く、精神的にタフなためライムと口喧嘩することもよくあり、その掛け合いもまた本書における魅力のひとつ。 サスペンスフルな展開と、予想外のところからもたらされる真相、登場人物たちの心の機微。犯罪捜査に焦点を当てたミステリとしてあらゆる点において隙が無く、場面がしっかりと目に浮かぶのも嬉しい。 犯罪心理学や銃器等の知識が満遍なく散りばめられており、パズルやフーダニットとしての楽しさ以外にも高い充実感を与えてくれる。素敵だ。

    4
    投稿日: 2025.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻に続いて一気読み。下巻はアクションシーンが増え、さながら『ミッション・インポッシブル』のような息もつかせぬ怒涛の展開でした! 今作の魅力はやはりアメリア・サックス。 あれほど広報課に異動したがっていた彼女なのに、持ち前のタフさがどんどん露わになり、今にも焼け落ちんとする教会に被害者を救助に行ったり、危険なアジトに乗り込んでいったり……。映画版ではアンジーが演じているそうですが、私の脳内では完全にトム・クルーズでした(そして映画の公開は1999年!もっと最近かと)。 あんなに嫌がっていた(当然だ)鑑識作業もライムのスパルタ指導ですっかり板につき、終盤で「まっさらな現場が!」などと反応する場面ではその成長を感じました。 そしてニューヨークを恐怖のどん底に叩き落としたボーン・コレクターの正体。これまた完全に予想外でしたね〜。あの告白のシーンで空気が急に冷たくなる雰囲気がとてもよかった。 ただ、復讐の対象がライムそのものなら、もっと早くからそれを突きつけてもよかったんじゃないかなと。意外な告白ではありましたが、やや性急に感じました。というかポーリングがかわいそうすぎる……。 結末を迎えて、FBI捜査官の読みも間違っていなかったことがわかりましたが、キャロルの夫の名前も「ロン」なので「セリットーの元妻??」と勝手に混乱……なぜ同じ名前にしたのか。 けれど、今後の展開も期待できる終幕に、このジェットコースターストーリーに夢中になっていた読者の多くはさぞ歓喜したのではないでしょうか? 星3つなのは、好みの問題ということで……やっぱり物理的に痛いストーリーは苦手なのです。私が何よりも怖いのは”骨が折れる”の描写なもので。。 以前読んだ『書店主フィクリーのものがたり』に”ジェフリー・ディーヴァーしか読まない警察官”が出てきましたが、なんとなく言いたいことはわかったような気がしました。 これはじっくり考えるより、勢いに任せて急転直下の展開を楽しむ物語。絵面も派手ですし、痛いのが平気な方にはオススメしたいですね。 ところで、プロファイル表がいつも文章の途中で挿入されるのは気になりました。章の始まりでよかったのでは……?

    10
    投稿日: 2025.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現場に必ず次の誘拐予告を残すという不可解な犯人。組織のしがらみ等を乗り越え、リンカーンを中心にしたチーム捜査で僅かな証拠から徐々に犯人を追い詰めていく。そして驚愕のラスト! サスペンスとしてもミステリとしても大傑作です。 グリッド捜索、微細証拠物件、ガスクロマトグラフ(GC)/質量分析計(MS)、ロカールの相互交換原則等に魅了されつつ(詳しいことはわかんないけど、それっぽいテクニック・ギミックが出てくるだけで喜ぶ体質)、一気読みでした。

    6
    投稿日: 2025.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「バーニングダンサー」を読む前にディーヴァーも読んでみようと思いたって購入。スリリングな展開がつづいて犯人も意外性があったし、最後の展開にも驚かされた。

    1
    投稿日: 2024.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1997年(日本では1999年)に刊行され、その後に映画化ドラマ化もされたようです。 リンカーン・ライムシリーズ(というかジェフリー・ディーヴァー作品)お初でしたので、このスリリングなジェットコースターサスペンスを素直に楽しめました。次から次にドキドキハラハラして「怖い!怖い!」「えーっ!?」「マジかよっ?!」の連続。 細かに差し込まれる横道エピソードが、そこに繋がるのかという伏線回収。 アクションありのスリルサスペンスモノが好き、鑑識、科捜研モノが好き、安楽椅子探偵モノが好きな人にオススメ。 25年の時を経て初読したシリーズが、現在、15作も刊行(昨年最新作が本国で発表されてるらしい)されているなんて…!オラワクワクスッゾ ちなみに 映画でのアメリア・サックスはアンジェリーナ・ジョリー。 私の脳内配役としても完璧すぎるほど! 美しい肢体で激しいアクションを立ち回る彼女のどハマりなこと! でも、単なる警邏巡査にあそこまでのポテンシャルがあるもの??とか、犯人逮捕、事件解決のためだからとはいえ、そこまでやらかして後はどうなったの?!とフィクション相手にツッコミたくなるところがチラチラあります(苦笑

    12
    投稿日: 2024.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻に引き続き事件が起こる。 アクションは激しさを増し、必要性を疑いたくなるほどの凄惨な場面も描かれる。映像化を強く意識しているように見える。 何度かのどんでん返しがある。最初のはジャブで誰にでも分かると思うが、最後の方のものは確かにびっくりするかもしれない。 そういえば、わざわざ触れる必要がなさそうなエピソードが上巻からたびたび唐突に挿入されていた。これに出くわすと何か話が脇道に逸れたような感じがして読書のテンポが落ちてしまうことがあったのだが、書かれるのにはちゃんと意味があった。こういったものは大体伏線と思っていい。 そんなわけで、ラストのどんでん返しも慣れている人なら見通せてしまうのかもしれない。 ジェフリー・ディーヴァーとはどうやらそういう読み方が求められる本のようです。

    2
    投稿日: 2024.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻から読んできた皆様、お疲れさまでした。 なかなかハラハラしましたかね? 下巻もなかなかなものですよ。 ・・・ 後半で光ると私が感じたのは、ニューヨークのトリビア。 言ってもニューヨークなぞ行ったこともありませんが。 それでも、事件の背後を読む際は、その土壌を調べたり、その土壌を判断するにはニューヨーク(マンハッタン島)の歴史を知っていなければ推理・判断ができないということ。 こうした個別の事実が次第にconnecting dotsとなり、犯人像や犯人のメッセージ、あるいは次の事件現場が次第に明らかになってゆきます。 事象の連関が読みながら次第に理解できる点が何ともa-ha体験でありました。数回「なるほど」と独りごちたかもしれません。 ・・・ また、モデル級美女の警羅課の警官と四肢麻痺患者が一瞬恋愛関係の手前に迫ったシーンもありましたね。どんだけ美しかったのかは、映画化でサックス巡査を誰が演じたかをお調べください。個人的には納得! まあでも、こうしたエンタメ的味付けも上手だなあと感じました。 ・・・ ということで久しぶりの洋モノでした。 映画化もされていましたので、そちらを見てみても良いかもしれませんね。なかなか大部(上下とも350P、合計700P程度)で2日程度は読了にかかりました。連休予定がなくってエンタメ系読書をしたいような方にはお勧めできるかもしれません。

    3
    投稿日: 2024.03.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    どんでん返しが最後まで続いて 最後まで面白く読み上げた。 海外作家ならではのジョークがたくさんで 普段の読書では楽しめない時間を味わえた。 ライムとサックスのコンビも良いし ライムの気持ちが動いて欲しいと思う 続編も即購入したので読んでみます

    1
    投稿日: 2023.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いやいや、最後まで目が離せず、怒涛の展開が繰り広げられました。ミステリに意外な犯人はつきものだけど、最後の真相に至るまで、ハラハラさせられっぱなし。ただ、比較的王道の展開だと思えなくもなく、20年以上前の作品という、時の流れを感じてしまうのでした。

    0
    投稿日: 2023.05.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    四肢麻痺捜査官のリンカーンライムシリーズ。 いわゆる安楽椅子探偵もの。 被害にあう様子があまりにエグくてグロで、なかなか読むのが進まなかったけど、下巻はまさに一気読み。犯人、そうきたか!!!! ほかのシリーズも読んでみたい!

    0
    投稿日: 2023.04.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タクシーに乗った男女が行方不明となった翌朝、土の中から片腕だけを出した状態で男だけが発見された。通報を受けて現場に駆けつけたアメリアは、四肢麻痺の科学捜査専門家、リンカーンの手足となり鑑識をする羽目になるが……。 リンカーン・ライムシリーズ記念すべき1冊目!キャラもストーリーも私好みでぐいぐい引き込まれた。 口が悪く不器用なリンカーン・ライムに万年巡査の父を持つ気が強いアメリア・サックス。 見た目に反して優しいセリットーに一言多いお人好しのバンクス。そしてリンカーンに負けない口の悪さで→ リンカーンを介護し支えるトム。 他にも濃いキャラがたくさん! ストーリーもしっかりハラハラしながらの謎解きあり、伏線あり。ラストは綺麗に伏線回収からのごろごろ転がるー!!楽しいぃぃぃ! ライム&サックスのキャラにハマると最高に楽しい一冊じゃなかろうか? 私は次も読む! ただし、描写はグロい。なんせ敵が“ボーン・コレクター”だから。骨蒐集家。やばいよね。まぁまぁ皮剥いだりなんちゃらしたり。 グロ耐性ない方にはオススメしにくいかも。 これ……映像化したんだよなぁ。マイルドにしたのかな……想像するだけでアレなんだが。

    3
    投稿日: 2023.04.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20年くらい前に映画化作品を観た記憶があるのだが、 そんなに面白かった印象がなかった。 ストーリーも忘れているから原作本を読む読んでみた。 面白い!引き込まれるストーリーと個性的な登場人物。 文章もおもしろい表現がある。次作も読んでみよう。

    0
    投稿日: 2023.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    鑑識技術で犯人を追い詰めるが… 怒濤の展開に衝撃!超ド級サスペンスミステリー #ボーン・コレクター 上巻のレビューはこちらから。 https://booklog.jp/users/autumn522aki/archives/1/4167661349 ■きっと共感できる書評 私は弱い人間です。 かつて健康診断で重病の恐れがあると言われたことがありました。 ありがたいことに、その診断は杞憂に終わって、今は健康に生活ができ、仕事ができ、楽しい本をいっぱい読めています。しかし重病の恐れを言い渡されたとき、これからの自分を憂いでパニックに陥ってしまったのです。 人生には変化が訪れる。小さな変化、大きな変化。 そして生死に関わるほどの強烈な変化が訪れた時には、人は戦い続けられるのでしょうか。 どんなつらい環境、境遇になっても、前向きに生きるべきである。 きれいごとはいくらでも言えますが、本作の主人公のような四肢麻痺の絶望に立たされた人に対しても、こんな正論を振りかざせるのか。自分には自信がありません。 しかし人はひとりで生きているのではない。 魂のやり取りができる人が近くにいれば、きっと戦うことはできると信じたい。 世の中いろんな人種、性別、年齢、職業、性格、様々な人がいっぱいいます。 偏見や固定概念で排除するのではなく、まずは話をしてみることから始めるべきですね。 何より大事なのは、人と関わること。大切なことを教えてもらった作品でした。 控えめにいって名作です、未読の人は是非お時間を取って読んでほしいです。

    79
    投稿日: 2023.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    50にして海外ミステリーを知る… カタカナと数字が苦手というワタクシ 下巻に突入するも覚えた名前は僅か_| ̄|○ だがしかし 「剃刀を片手に…」バンクス ライム!ちゃんと教えてくれてありがとう*\(^o^)/* 捜査、突入、救出、犯人との死闘 まぁスリリング&スピーディーだこと! 脳内で赤毛のサックス(アンジェリーナジョリー) が走る走るε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘ さあシリーズ集めにかからねば‼︎ 〜あとがき〜 「著者J・ディーヴァとナイスな感想NORAさん両氏に大いなる感謝を捧げたい。」

    11
    投稿日: 2022.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まさにジェットコースター‼︎ なんてスピード感、そして読者をどこまでハラハラさせれば気がすむのだろう。 きっと心拍と血圧は上がりっぱなしだったはずで、よくぞ持ち堪えた我が心臓❤️\(^-^ ) 冷静に振り返るとなかなかグロさ満載でしたね^^; 金曜日の午後十時三十分から始まった本作は月曜日の午後十時で幕を閉じます。 たった3日間の出来事なんです‼︎ ただただ感服。 いやぁ〜それにしても面白かったぁ。 主要登場人物のみならず、それぞれのキャラも濃いぃ。 そこにグロさ満点の猟奇殺人、しかも犯人は単なる頭のいかれた奴ではなく、しっかりと知能犯なんですよねー。 犯人に拉致された被害者を救う為の知能戦、確かに専門用語もバンバン出てきますが、そんなの関係ありません。 連続殺人鬼に立ち向かうのはまさにW主演でもあるリンカーンとアメリア。 ついに追い詰めたと思いきや... 追い詰められるのはリンカーン。 四肢麻痺のリンカーンが犯人にどう対峙するのか? まさかの噛みつきってε( ̄◇ ̄;) やっと訪れた平穏... アメリアは犯人に生き埋めにされ殺されそうになったことで四肢麻痺のリンカーンの自殺願望を理解するなんて、憎い演出もありましたが、いやいや、著者も読者も平穏な日々なんて望んでいません。 本作から始まるリンカーンシリーズ、また寝不足覚悟の作品を追いかけることになりそうです。 (。ρωー。) ※本書をオススメ頂いたNORAxxさんに感謝。 説明 内容(「BOOK」データベースより) 連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か?そして何のために…。ジェットコースター・サスペンスの王道を往く傑作。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ディーヴァー,ジェフリー シカゴ生まれ。ミズーリ大学およびフォーダム大学を卒業。ジャーナリストやフォーク・シンガーなどを経て作家デビュー 池田/真紀子 1966年、東京生まれ。上智大学法学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    29
    投稿日: 2022.04.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    なるほど。 リンカーンは当時自殺志願者だったのか。 アメリアサックスにも問題があったがリンカーンは指摘しなかった。 結果的に犯人は捕まえる事ができ、リンカーンの自殺も止めることができた。

    1
    投稿日: 2022.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画で鑑賞したはずだが、内容をキレイに忘れ去ることができたので、手に取りました。 おそらく、ジェフェリー・ディーヴァーさん、初読み。 いや~、映画化もされてる超人気作家さんって、乗り遅れちゃうとなんか手を出しづらくって。   事故によって脊髄を損傷し、首から上と左手の薬指しか動かせなくなった元ニューヨーク市警科学捜査部長、リンカーン・ライムと、その手足となって捜査をする美貌のアメリア・サックス巡査が、残忍で狡猾な連続誘拐殺人犯を追いかける物語。   定型と言えば定型。 「羊たちの沈黙」を彷彿させます。 若くてきれいな刑事を前線に出してハラハラドキドキさせたーい。 そのためには知識が豊富で、自分では動けない存在に後ろで控えてもらいたーい。 身体を動かせない安楽椅子探偵が好都合。 ということでリンカーン・ライムは身体麻痺の設定にされた気がします。 最初から映像化が前提だったのかな?   誰もが予想できるように、手足となる美人巡査は犯人と対決して危険な目に遭います。   そして恐るべき犯行を繰り返す犯人の正体と、その動機が明らかになるのですが……。 「えええ……」 私にはうまく消化できませんでした。 残念。   この超人気シリーズは現在14弾まで国内では出ているのかな。 その7作目の「ウォッチ・メイカー」が傑作らしい。 う~ん。 そこまで読む気になれるかどうか……。

    29
    投稿日: 2022.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻もハラハラしたが下巻は一層サスペンスな展開で栞を挟むタイミングが掴めない。私を寝不足+首痛に至らしめた罪は...... 無い!!だって面白かったから!!無罪放免!!! ーーーーーーーーーーーーーー 暴れん坊デルレイによって捜査から離脱したライムは過去の情熱を無くし、言わば「生」の目的を再び見失ってしまった。そして彼は再度安楽死団体の医者ウィリアム・バーガーにコンタクトを取る。無論保留にした自殺を遂行するためだ。それに待ったをかけるのが悲劇のヒロイン、アメリア・サックスだ。 彼女の勇気ある行動によりライムは、ボーンコレクター、「ニューヨーク犯罪史上最悪の殺人鬼との知恵比べ」に決着を付ける機会を得た。 ーーーーーーーーーーーーー ぐぬぬ、もう仔細は語れない。痕跡に導かれ奔走するライム一同が突き止めたボーンコレクターの正体。被害者達の安否。ライムの自殺願望の結末。どれも私の口からは言えない。 人によってはライムとサックスのラブなストーリーも見所だろう。私は....(  ˙σω˙  )ホジホジ さて、内容は程々にして読み終えた率直な感想は「面白かった!!」なのだが、余韻に浸って物語を整理してみると作者の取材力の高さに驚かされた。当たり前なのだが作中、無駄な話は一切していない。全てが今で言う伏線だったのだ。全てが繋がる快感をこの20年前の作品で顔面モロに味わう事になるだなんて想像もしていなかった。完成度の高さが凄い。 そして科学捜査を始め、警察の組織図や車椅子、四肢麻痺患者の生活を支援する機器等当たり前のように語られてはいるがなんという知識量だろう。作者ジェフリー・ディーヴァーが四肢麻痺患者ですと言われても疑いようがないくらいリアルで説得力があり、私の想像の中のライムには魂が宿っていた。 更にこの作品は作者のあとがきでさえ痺れさせて来るから困った。物語のキモとなる「古きニューヨーク犯罪」という架空の書物に対してなのだが、背筋がゾクッとするような茶目っ気を残して行くのだ。堪らないではないか。 もぅこんなん...追うよ... 唯一、「ここはライムとサックスの世界です」みたいな他キャラを雑仕様するバランスの悪さが気にはなった。因みに私の推しは毎朝、剃刀片手に自分の頬を襲撃し、剃刀負けした顔面で出勤する青年バンクス刑事だ。可愛い。 シリーズはそんな胸熱なメンバーが再集結するらしい。きっと魅力を存分に引き出してくれるのだろう。もうそんなん......喜んで追うよ!!! とても楽しい読書でした。

    105
    投稿日: 2022.02.21
  • 正にジェットコースター

    新聞の書評で興味を持って購読。 作者の作品は初めて。 四肢麻痺となった元NY市警の科学捜査部長や美貌とガッツを備えた警官という魅力的なキャラに加え、全く飽きさせない展開が後半になるにつれ加速し、怒涛の終盤に雪崩込み、驚愕の結末が待っていた。 エンタメとして最高!

    0
    投稿日: 2022.02.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻に引き続き、 これも登録わすれ。 去年読み終わったのかも。 リンカーン・ライムとアメリア・サックスの活躍をこれから追っていかなきゃ!

    1
    投稿日: 2022.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    映画でストーリーは知ってたけど小説でより深く話がわかった。あの母親がテロリストだったことに1番驚いた。いつかライムの身体が治る治療法が見つかるといいな。鑑識の捜査が詳しく書いてあって興味が湧いた。

    1
    投稿日: 2021.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻に比べると、下巻はあっという間に読んじゃった!! うん、おもしろかったー!!!! 自分の中で、「この人が犯人かなー」って目星をつけて たけど、完全にハズレましたー笑 そして、最後の最後に「えっ!?」って言っちゃったし…。 (キャロル・ガンツに驚きだったよー!!) なんか、やられたなぁーって感じ。 だから、おもしろかったよー!! 上巻で登場人物がわからないから致命的って言ったけど、 わからないなりに楽しめたー笑 致命的にならなかったー!!!! 次も読んでみようかなーって思たよー。

    3
    投稿日: 2021.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻で引っぱった分面白かったですね。 読み応えはありました。 先に映画を観てしまっていたけど、楽しめました。 この後、再び映画を観るつもりです。

    1
    投稿日: 2021.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯人に無理がない。巧い。 リンカーンの選択や決心に説得力がある。 終盤のアメリアの行動に一部疑問を感じたが、それはこれからのシリーズでわかっていくのだろうか。

    1
    投稿日: 2021.02.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    リンカーン・ライムシリーズ第1作目下巻。 海外ものは翻訳のせいで読むのに手こずって時間がかかったけど、この下巻の途中からまさに話がジェットコースター! 夢中で読み切ってしまった。 シリーズ物なので、次の第二弾も読みたくなった。

    0
    投稿日: 2020.12.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画版が好きだったので、Twitterのフォロワーさんに教えてもらって原作も読んでみた。 上巻は人物の関係性をじっくり構築しながらも、見えない犯人との戦い、そして下巻に入ってから少しずつエンジンがかかっていき、畳みかけるような終盤の展開に全部持って行かれた。 面白かった!! 特に下巻が素晴らしく、一気に読んでしまった。 リンカーン・ライムとアメリア・サックスの関係性がまだ1巻なのにもう最高のコンビで参った。 軽快な会話のやり取りの中でリンカーンの毒舌だけど極たまに親しい溢れる温かさも、アメリアの相手への信頼から発生する優しさも、どれもとても良かった。 2作目がとても良いと教えてもらったので、このまま読んでいきたいと思う。 小説と映画、どちらにも良さがあって私はどちらも好き。 小説を読んだら映画が観たくなるし、映画を観たら小説が読みたくなる。 それが素晴らしい。

    3
    投稿日: 2020.12.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。 現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。 次に狙われるのは誰か? そして何のために…。 (アマゾンより引用) 何か、イマイチって感じ。 相変わらず、主人公もサックスも好かん。

    2
    投稿日: 2020.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    注意深く犯行を進めてきた犯人が、その周到さゆえに手掛かりを残してしまい、それをライムが見つける場面が手に汗握る。ライムとサックスのいちゃいちゃが下巻は多くて笑ってしまった。クライマックスの畳み掛けが良かった

    0
    投稿日: 2020.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    下巻終わりました 下巻の後半一気にいろんなことが 起こったなぁという印象 楽しめました 読みさすさもそれなりでした よかったです

    3
    投稿日: 2019.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読後の感想は爽快感のひと言。これに尽きた。科学捜査というジャンル、ひねくれた天才犯罪学者、古めかしい殺人課の刑事と青臭いルーキー、さらにはすかした美人すぎるパートナーが登場してきた序盤は「やられた(悪い意味で!)」と思いながら、何度か「…読むのやめようかな」直前までいき、みごとなまでに裏切らました(良い意味で!) 上巻に比べて下巻はさらにシフトチェンジし、さらにギアがあがり、疾走感が心地好い(もちろん手に汗にぎります!) まさに『走ってさえいれば振りきれた』状態です。 (自分的に)幸いにもリンカーンライムシリーズとして続編が書かれているので、また暫く徹夜が続く予定です◎ (次はコフィン・ダンサー買って来なきゃだ!)

    0
    投稿日: 2019.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    *上下巻同じ感想を掲載。 たまたま書店でふと見ていて衝動買い。 有名作家さんだからいつか、とは思っていたけれど、この時が“いつか”だったとは。 ***** かつてニューヨーク市警にて科学捜査部長として活躍していたリンカーン・ライム。 捜査中の事故により左手の薬指を除き、首から下の四肢麻痺の身体になってしまった彼は安楽死への想いを募らせていく日々を送っていた。 ようやく願いが叶うかという頃、昔の同僚がライムに事件を指揮してほしいと急にやってきた。 追いかけるは猟奇的殺人者。 警察を挑発するかのように事件を仕掛け、するりと逃げてゆく。 ライムは犯人を止めることができるのか。 ***** ボーン・コレクター、とあるように骨の描写が度々あり、読みながら眉間に皺が寄りまくり…痛い、怖い。 ネズミや犬(野犬だけれど)も怖くなる…。 人の命を何とも思わず、着々と冷静に凶行に及ぶ犯人。 その淡々とした行為と被害者の心情の差がとても恐ろしかった。 四肢麻痺の名探偵は死にたいと渇望している。 その行方も非常に気になっていた。 安楽死を望むライムにとっては叶えてあげることが最善なのかとは思うのだけれど…。 彼の周りの人々はとても魅力的。 特に介護士のトムがお気に入り。 雇い主のライム相手にびしばしと言葉をぶつけるトム、そこがライムが彼を雇い続ける理由でもあり、2人の信頼関係がいい。 最初は険悪な雰囲気だったサックスとの仲も気になるところ。 鑑識のいろはなんて全く分からないのにライムにふとしたことで目をかけられ、彼の目となり足となり…現場に駆り出されるサックス。 死体を見るだけでも恐怖していた彼女が物語の後半には驚くたくましさで現場を照らしてゆくのが良かった。 それも彼女の中にある被害者を救いたい、という気持ちが強かったことが大きいんだろうな。 ライムは動機より証拠、被害者のことも差し置いて証拠、となりかねないところもあるけれど、サックスは救助第一!な印象で一本筋が通っているところがカッコいい。 他の仲間たちも個性的で、またみんなで捜査しているところが見たい、というわけでシリーズ通して読むぞ。

    1
    投稿日: 2019.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    息もつかせぬ怒涛の展開。鑑識の分析ワールドに嘆息。登場人物皆悩みを抱えていて、どれもぐっとくる。犯人のですら。

    1
    投稿日: 2019.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最高!こんな面白い小説があったなんて!シリーズ制覇するぞ! 映画で確かありましたよね。どうしてもその俳優が目に浮かんできますが、絶世の美女サックスはきっとピッタリなんでしょうね。

    1
    投稿日: 2019.04.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    日本人作家の作品を読むことが多いのだが、時々海外の本も読みたくなる。で、手に取ったのがコレ。 だいぶ前だけど映画化もされていて、ジェフリー・ディーヴァーは前から興味があったので、とりあえずシリーズの第一弾。 いつものことながら、カタカナの名前は覚えにくく、前半は何度も登場人物紹介を見直しながら読んだ(^_^; 海外の小説はやはり文化の違いや翻訳ならではの表現や台詞に最初はなかなか入り込みにくい。 だけどそれらになれてくると面白くなってくる。 ~作品紹介・あらすじ~ (上巻)ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。やがて生き埋めにされた男が発見されたが、地面に突き出た薬指の肉はすっかり削ぎ落とされ、女物の指輪が光っていた…女はどこに!?NY市警は科学捜査専門家リンカーン・ライムに協力を要請する。彼は四肢麻痺でベッドから一歩も動けないのだが…。 (下巻)連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か?そして何のために…。ジェットコースター・サスペンスの王道を往く傑作。 最初は登場人物や状況説明といった感じで淡々と進んでいくのだが、ライムたちが被害者を救おうと犯人を追いかけ始めると共に、展開もどんどんスピードアップしていく。それに合わせて私の読むスピードもアップしていった。 ライムの身体への葛藤も含め胸が痛くなる箇所が多々ある上に、連続殺人鬼ボーン・コレクターの病んだ思考と手口は目を覆いたくなる描写で、途中挫折しそうになったけどがんばったw 全体的に映像が見える。映画であったり海外ドラマであったりの画を浮かべながら読めた。 少し間を置いて、シリーズの続きを読みたいと思う。 続けて読むのは色々しんどい・・・。

    0
    投稿日: 2019.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった〜! 下巻になって、ようやく翻訳な感じにも慣れ、一気に読みました。 何より、終わり方がいい。 まだまだシリーズは続くよ的な… 次も絶対に読まなきゃって思わせるじゃない!

    1
    投稿日: 2019.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻はなかなか波に乗れずダラダラと読んでしまったのだけれど、下巻に入り一気にスピードアップ。 犯人がわかった時は思わず『え!』と声を出してしまった。 ライムとサックスの恋とも友情とも言えない関係性がなんとも言えず良い。 介護士のトムも口うるさいお母さんみたいで好感が持てる。 ライムの状況が少しでも良くなることを祈って次に進みたいと思います。

    5
    投稿日: 2018.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    メモ 続きが気になって止められない キャラクターに愛着がわく 内容が多くて、だいぶ読んだと思っても物語上では時間の経過が数時間だったり

    0
    投稿日: 2018.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昨年出会ったジェフリー・ディーバーのリンカーン・ライムシリーズ一作目。ある事件を追うNY市警が協力を依頼したのは四肢麻痺で身動きの取れない元科学捜査官ライム。あー、まずいシリーズに手を出してしまった…。一気読み。

    0
    投稿日: 2018.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    高校時代の先生が本作の映画を指して「愛の物語だ」と言っていたのをふいに思い出し読んでみた。 シリーズ化しているのは知っているから、ライムがどうなるかは予想がつくのだけどラストシーン間際の感傷は予想外の感動だった。 シリーズとしてライムとアメリアの「再生の物語」として続編たちも楽しんで読めそうだと期待を持てました。 こういった読んでいないベストセラーがゴロゴロ残っているから、読書人生はやめられまへんな。

    0
    投稿日: 2018.10.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    (上巻より) 証拠保全のために被害者をすぐ救出しなかったり、 犯人に襲われて土に埋められたアメリア巡査をあっさりと救助したり、 最終的に自殺を容認したり(自殺しなかったが)と、 なんだかストーリー展開的に、心情的に、 納得できないところもあって、なんだかいまひとつだった。

    2
    投稿日: 2018.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ページをめくる手が止まらなかった。 あ〜、面白かった。 早速次のコフィン・ダンサーが読みたくなった。

    0
    投稿日: 2018.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでいる際に強く感じたことは、とても読みやすく、上手な訳だということ。ストーリーもスピーディーに次々と展開していき、恐怖場面もあり、スリル感があって、最後に意外な事実が判明するどんでん返しの要素もあって、最後まで興味深く読める作品だった。 四肢麻痺で寝たきりの元ニューヨーク市警科学捜査官のリンカーン・ライムのもとに、変死を遂げた男性と誘拐された女性に関する事件の捜査協力があり、現場第一発見者の女性巡査アメリア・サックスがライムの五感の代役となり、ライムの指示に従って現場で鑑識業務を行って、異常な犯罪者による連続猟奇事件を解決する話。 捜査の内容は、ライムの科学分析に関する知識、周辺の地理や歴史等の知識を活かした地道な現場の証拠品集めが中心であって、捜査の突破口となる事柄も、ライムの豊富で卓越した知識に基づいた気づきによるものなので、読者が推理できるようなものではなく、本格ミステリーではなくて、サスペンス小説、警察小説である。ハードボイルドの要素もある。 ライムやアメリアを中心とする捜査側の視点で書かれたパートのほか、被害者視点で被害者が犯人になぶりものにされる恐怖場面を描いたパート、犯人ボーン・コレクターの視点で描かれたパートがある。 アメリアはライムから現場でひどいことを指示され、最初は反感を持つが、捜査を続けるにしたがって、お互いに共感を持ち、親密な関係に変わっていく。その過程や、四肢麻痺のライムの生死観も見所になっている。 最後に複数のどんでん返しか用意され、犯人が故意に手掛かりを残した理由や動機が明かされる真相はなかなか面白く、良くまとまっていると感じた。 なお、私は理系人間なので、科学分析の話も抵抗はなかったが、理系人間でない人にはわかりにくく、冗長で面白くないと感じるかもしれない。 (ネタバレ) ライムに捜査依頼がいくように、犯人は猟奇事件を起こしたわけだが、面倒なことをした割には、必ずしもライムに捜査依頼がいくとは限らない、ご都合主義ではと感じるところが難点。

    1
    投稿日: 2018.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりにベタベタなミステリーを読もうと思いたって手に取った「ボーン・コレクター」。 デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーのダブル主演で、1999年に映画化もされた超名作らしいです、僕は映画みたことないけど。 設定がいいですよね、捜査中の事故から四肢麻痺障碍者となった頭脳明晰犯罪科学者と絶世の美女である所轄の警察官のコンビが捜査に挑むって、そら映画化もされるってもんですよ。 事件の展開、登場人物それぞれのキャラクター(みんな濃い)、そして意外な犯人、どれも面白く読めたんですが、 やっぱり携帯電話が無かった時代に書かれたミステリー小説って、いまの時代に読むと違和感を感じるときがあるんですよね。 「いや、いまそこで電話したらええやん。あ、携帯無いんか!」みたいな場面があったり。 それはそれで面白いんですけどね。

    2
    投稿日: 2018.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    四肢麻痺の元鑑識部長のライムと自傷癖のあるある美しい巡査アメリア・サックス。 アメリア巡査は猟奇殺人に遭遇し、第一発見者となる。この事件をきっかけに無理やり、ライムから現場検証の要請を受け、連続誘拐殺人事件の操作を手伝うことになる。 犯人は次の犯行予告とも思えるヒントを残していく。これをこの二人を中心とした捜査陣が解いていく。ここのところのギリギリの駆け引きが物語を盛り上げる。 途中、FBIが介入してきたりして、操作が混乱してしまうが、アメリアの機転で主導権は再びNYPDに戻る。 反発していたライムとアメリアはこれをきっかけに二人も惹かれあっていくこととなる。 物語は展開が早く目が離せなくなってきて、ついつい読み進めてしまう。止まらなくなる。

    0
    投稿日: 2017.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    えっ犯人そいつ?唐突じゃない?ヒントあった?あと、なんか動機もよくわかんないよ。警察の人が犯人じゃないのってリードしたとこまでは良かったんだけどな。まあ一作目だからいいか?しかしライムとサックス急に接近したもんだな。一作目だとサックスが超魅力的な女性として描かれてるのね。あと、刷の違いからか、上巻は速度がマイル表記で下巻はキロだったのが面白かった。

    0
    投稿日: 2017.09.26
  • 下巻になって面白さが加速する!

    下巻に入っても勢いは衰えず。 まさに息もつかせぬジェットコースター・サスペンス。 映画とは若干ストーリーが異なるため、既に映画を観ていても充分楽しめる。 むしろ、映画の脚本がかなりちゃっちく感じるぐらい原作はボリュームがある。 映画ではアンジェリーナ・ジョリーとデンゼル・ワシントンのコンビだが、なかなかナイスなキャスティングかも。

    0
    投稿日: 2017.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1月-9。4.0点。 ドイツ系親子が拉致され、母親だけ救出される。 さらにはサックス・ライムにも魔の手が。 さすがに面白かった。終わったと思ったら、更に先が。 次は、スキン・コレクター。楽しみだ。

    0
    投稿日: 2017.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やっぱり謎解きは楽しい。 冒頭のクライマックス感すごかったなー。 デルレイがもう少しかき回すのかな思ったらそうでもなく、もう少し粘るのかなとも思ったけどそれも違った。悪役にならない。 ライムとロン、ライムとクーパー、ライムとデルレイetc...様々な組み合わせが考えられるけれど、基本的にライムとアメリア・サックスの関係に終始してた。彼らのお話でもあるからそれは気にならないけど、アメリア以外の人との関係ももっと見てみたい、続編で見られるのかな。

    0
    投稿日: 2016.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    海外モノは弱いのだが、珍しく読みきった。 内容は、面白いのだが刺激が少々強く、あまり好みではなかった。

    0
    投稿日: 2016.09.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    終盤はもうやめられない止まらない(笑)他の作品もたくさんあるからこれから読むの楽しみ❗️ライムシリーズじゃない、ダンスシリーズも読んでみよう❗️

    0
    投稿日: 2016.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    公務中、第四頸椎を損傷し殆ど身体を動かすことが出来なくなってしまった元刑事の主人公。生きることを悲観し、初っ端から自殺をしようとする。ヒロインも捜査官から外れたかったのに、第一発見者として巻き込まれ、捜査に加わる事にと、異色のコンビ。事件に対する情熱で捜査を進めていく。 現場に残されたわずかな砂等から、犯人を追いつめていく。科学捜査がここまで進んでいるのかと驚く。事件が次から次へと起こり、主人公等は満身創痍だがテンポよく楽しい。 【心に残る】 延命だけが医師の使命ではない 医師の使命は、苦しみを終わらせることである

    0
    投稿日: 2016.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『クリミナル・マインド』的なサイコキラーを追うビジュアル系ミステリと聞いて! 四肢麻痺のため文字通りの安楽椅子探偵になった犯罪学者が「死者を諦めきれずにいるのはやめろ」みたいな台詞を言ってきたの心に突き刺さったし、車に乗るとスピード狂の気がある警官が「走り続けていれば振り切れる」ってモノローグで呟いていたのも言葉にならない震えに襲われた……。ミステリそのものも秀逸だったけど、初めは自殺志願者だったリンカーンがアメリアと共に捜査をしていく内に元の情熱(犯罪捜査に対する、だけど笑)を取り戻して、世界へ帰還していくの構図がミステリ部分と並行して進んでいくのたいへん胸熱だった。 あと自分は恋愛の絡まない男女のバディものが大変好きなのでその観点から燃えてた。まあ、物語進むにつれて恋愛感情を自覚し始めたのでちょっと待ってと思わないでもなかったけども、自分のなかのバディ燃えからは逸脱しなかったので勝手にほっとした……でも「私のアメリア」とか読んでるのは非常に目が覚めましたね!!

    1
    投稿日: 2016.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白い。読みたい続きが読みたいと気がせって、理解するより先にページを捲ってしまうようなミステリ。犯人はタイトルの通り骨が好きなんやけど、犯人がめっちゃ挑発してくるわけです。翻訳が気になるけど、面白い。途中不思議の国のアリス読んでる気分になったときは、なんやねん!!ってなった。でも面白い。でも面白いんですよ。ライムとトムとアメリアってゆう名前もいいよね。薄気味悪く吐き気のする場面も多々ありますが、いろいろ乗り越えてのコンビ誕生。これからのシリーズ楽しみすぎる。

    0
    投稿日: 2015.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【犯行現場に、次の被害者の殺害方法の手がかりを残し、挑発するボーン・コレクター。ライムたちは、微細な証拠から少しずつ彼の正体に迫るが、用意周到な犯行に翻弄され、ついにメンバーにも魔手が! 狡猾な犯人を止めることはできるのか?】  最後まで、ホントに最後まで、目が離せません! 一息ついたら、そこでひっくり返されます。このどんでん返しはさすがとしか言いようがありません。  主役2人の関係の変化にも注目です。

    0
    投稿日: 2015.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    〝犯罪学者〟リンカーン・ライムシリーズ第1作。捜査中の事故によって四肢麻痺の体となった元ニューヨーク市警の科学捜査部長ライムが、後に相棒となる警官アメリア・サックスを得て、最新の科学捜査と犯罪心理を駆使して連続殺人鬼を追い詰める。 ライム初登場となる本作では、自殺願望を抱えつつも自らに行使する力さえ無く、安楽死団体の医者に頼わざるを得ない人間の重苦しい絶望感が全編を支配している。次の犯行現場を示唆する手掛かりを残していく犯罪者「ボーン・コレクター」の不可解な行動が、ライム自身の過去とリンクして解き明かされていくという構成は巧妙で、生と死の葛藤を経て辿り着く「希望」をも鮮やかに描き出している。一人の男の再生の物語として味わい深い。

    0
    投稿日: 2015.10.19
  • 生きる希望

    話も後半。犯人は更なる誘拐と殺人を企てていく。その謎を解いていくライムたちの活動。 首から下は動かない主人公、自殺を考えているが、犯人との対決を通じ、そして、アメリア・サックス巡査との関係を通じて、 生きていく希望に目覚めていく。その過程が面白い。 そして、犯人は誰なのか?犯行を防ぐことができるのか?映画とは異なる犯人の動機は何だったのか? そして、事件が解決したと思いきや、さらなる事件が・・・ ライムは死のうにも、死ねないという、これから始まるリンカーンライムシリーズの1作目。

    0
    投稿日: 2015.09.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    リンカーン・ライムシリーズ、第1弾。 いろんな安楽椅子探偵や障害を持つ探偵がいるけど、四肢麻痺は、私は読むのは初めて。 精密な鑑識を基にした科学捜査官。鑑識については現代ミステリーには欠かせない要素になっているけれど、ここまでのレベルであるべきなのか、と改めて感じ入る。 ライム自身も、脇を固めるキャラ達も、魅力に溢れてる。それにディーヴァーならではの連続どんでん返しが続いて、引き込まれないわけがない。 一気にお気に入りシリーズの私的トップランキングに躍り出た。 そして、四肢麻痺の辛さを具体的に書いてくれたところにも感謝。本筋ではないこともあって、さらりとした数文だが、想像するに余りある。 何より、死にたいという希望を抱いて手段を模索すること自体、どれほどのことであるか。 サックスとの関係がどうなるのか、クールな甘酸っぱさを感じながら続きを読む。

    0
    投稿日: 2015.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本当に、2転3転の目まぐるしい展開です。下巻はあっという間の一気読み。シリーズ化されているので2作目も読むつもり

    0
    投稿日: 2015.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画版が大好きで何度も観ている。原作は大分内容が違った。でもとても面白かったし、相変わらず映画版も好き。 ただ、ライム=デンゼル・ワシントンのイメージで固まってしまったもので、ライムが白人であるらしい表現があると、一瞬読むのが止まる(笑)。 どんどんスピードに乗って読んでる気はしないのに、気付くと終盤になってて驚いた。

    0
    投稿日: 2015.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    テンポのよいサスペンスだった。 一番驚いたのは助けた被害者がテロリストだったという点。 こういう終わらせ方もあるのだな。

    0
    投稿日: 2015.01.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ページターナー。 マンハッタンの裏通りや過去の雰囲気がよく感じられる。ちょっとリンカーンライムは出来過ぎだけど。

    0
    投稿日: 2014.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こりゃ映画化されるわー、っていうような猟奇的犯罪と 意外な犯人。ええーこら騙されました。 話の進行はいいんだけど、なんとなく読みづらい。 とにかく猛烈に映画が見たくなった。

    0
    投稿日: 2014.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ホラー好きの友人に、これは怖くないかと勧められたので読んでみた。 推理小説だった。 怖いというか気持ち悪い描写があって、躊躇いつつも最後まで読めた。 ストーリーは面白かった。

    0
    投稿日: 2014.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ全作読みたいと思うくらいに気に入りました。 かなりショッキングで最初から最後まで心拍数上がりっぱなしですが、スピーディーな捜査の爽快感が病みつきです。 私は途中こいつが怪しい!と思っていた人が結局怪しくなかったので悔しかったです。 直感は当てになりませんでした~。 皆様も是非上下巻を読んでライムと共に推理してみて下さい! 途中でフラグはありますので成功するのではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2014.01.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻よりも速さを増したスピード感。1ページ1ページがあっと言う間に進んでいきます。 お馴染みのグロテスクな表記は多いので苦手な方にはお勧めできません。 続編がどんな風に進んで行くのか気になる作品。

    0
    投稿日: 2013.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (上下巻共通) 今頃読んでいるような本じゃないんだけど、今頃。 評判通りのリーダビリティ。 もちろん作者だけじゃなく、翻訳者の力もあるんだろうけどね。 映画の配役から受けるのとは登場人物の印象が違うけれど、こっちの方が好みかな。 ただ、読みやすいのはいいんだけれど、下巻の前半で話のネタが見えちゃうのはミステリーとしてはどうかとも思いますね。(^^; ま、ディーヴァーなんで、ミステリーがどうのって読み方するのがヤボなのかもしれませんが。(^^;

    0
    投稿日: 2013.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    静かに進む上巻から一転、 下巻では、物語が一気に進みます。 しかも、ラストは驚きの大どんでん返し。 一瞬、私も騙されかけましたが、 さらに、ひっくり返されます。

    2
    投稿日: 2013.09.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画を知っていても楽しめる。映画は映画でまた楽しめるそんな感じがした。 事件の発生と同時に行われるライム側の救出捜査。手に汗握るものを味わせていただいた。 早速次の話のを買って待機させるほどに興奮しながら読破した。 それでは映画にいきます。(DVD持ってて良かったー)

    0
    投稿日: 2013.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    "このミス"海外ベスト10、2000年版2位。評判どおり面白い。 映画の"セブン"みたいな猟奇殺人系のやつだけど自分は全然抵抗なし。

    0
    投稿日: 2013.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    アジトに突入する場面とかはえいぞうにするともっと臨場感あふれるんだろうな。でもやっぱり死体等のエグい場面は勘弁かも(;゚Д゚)専門用語は全く馴染みがないけれど、鑑識だけで犯人を追い詰めていく警察(探偵)物は面白かった。犯人の正体と、まさかのオマケも意外だった。個人的に脇役も脇役だけれど介護士のトムがお気に入りなので続きがあるのが嬉しい。

    0
    投稿日: 2013.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    文化の違いなのか訳者のせいなのか知らないが単語としては日本語なんだけど文章としてはとても日本語とは呼べない表現が少なくない。 肝心の内容はというと、猟奇殺人物として期待を込めて読んだが登場人物のキャラ設定や心理変化などのきめ細かさが足りない。 アメリア・サックスは自らの身の危険を顧みずに一般人を救おうとするが、生い立ちにそういった性格となるようなエピソードの記述もない。「親子代々での警察」という設定だけでは納得ができない。しかもクールビューティーな設定だとばかり思ってたらいつの間にか熱血女になってるし・・・。 それにFBIのデルレイとその情報屋のやり取りのシーンなど特にあってもなくても構わないシーンが間に入ってくるのも違和感を感じる。 ※日本の良質なサスペンスは何らかのシーンや会話の内容は後になって必ず意味を持つんだがね・・・

    2
    投稿日: 2013.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4+  The鑑識。感情の起伏の激しいいかにもアメリカンな登場人物たちが大勢いる中で、ある特定の人物だけがとりわけ“癇癪持ち”として描かれていて、その人物がキレるシーンで主人公らが一様に引くのだが、いやいやお前らみんな似たようなもんだから、と多少首を捻るようなところもあるものの、概ね細かな人物描写でキャラクターを描き分けており、怒濤の展開と相まってかなり面白かった。登場人物表に“第○の被害者”の氏名がズラッとならんでいるのは、それだけである程度の事件の展開が読めてしまうので(少なくとも○人さらわれるまで捕まらないのねとか)多少興醒めするようなところあるが、主人公に関わる本作のもう一つの筋がまた読みどころでもあるので、そう気にしなくとも良い。 それにしても、物語終盤での対決シーンが、直前まで読んでいた本のやはり終盤のオチの一つと良く似ていて、全然違う傾向のものをと選んで読み始めたのに、こういう展開になるものを続けて読んでしまうなんて妙な偶然もあるものだなあと、暗合めいたものを感じてしまう。 なかなか面白かったので、以前読んだ短編集『クリスマス・プレゼント』に納められたシリーズ短編を読み返してみた。予備知識のない初読時も面白いと感じたが、シリーズ本編で所謂お馴染みのキャラクターを知った状態で読むと更に味わい深い。やるな。

    0
    投稿日: 2013.05.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった!! 映画で何回も観ちゃってるけど、映画は編集してるから、かなり内容は違っているけど。 でも、読みながら映画のシーンが浮かんできてよりリアルだった。 ライムに襲いかかるやつは果たして誰だろうってことがずっと頭から離れず、最後まで予想すらできなかった。 人は様々な感情を持っているけど、逆恨みに近いものだよね、この犯人は。 そしてそこまでやるか?って思う犯罪者がこのシリーズの面白みなんだけど。 ライムの心がアメリアの出現によって、変化して行く様がなんともニヤニヤと嬉しかった。 そして優秀な介護師トムとのやり取りは本当に楽しくて思わず声を出して笑ってしまった。 犯罪者はとてつもなく恐ろしく残忍だけれど、素敵なチームメンバーが落ち込みそうになる気持ちを引き上げてくれる。 当分ライムにはまりそう(笑)

    0
    投稿日: 2013.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やはり、愉しめる作品。 高度な頭脳戦、主役2人の心の交流。 どの場面をとっても飽きさせない。 やはり、、面白い。

    0
    投稿日: 2013.02.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    FBIに捜査権を奪われたライム。 失望のあまり、また死を望むことに・・・。 ボーン・コレクターは新たな被害者を求め、 マンハッタンを徘徊する。 ライムの推理とサックスの行動力には驚愕の連続。 ラストはちょっと懲りすぎかも!?

    0
    投稿日: 2013.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    さくさく読めて、展開も早い。犯人の正体は意外だったけど、伏線があんまり張られていなかったしすごくあっさり書かれてるため、ふーん…という感じであまり感動がなかった。 やっぱり、物語の深みを楽しむというよりも、さくっと読んでみるエンタメかなと思いました。

    0
    投稿日: 2013.01.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画を昔観たけど、それでも楽しめる本だった。 映画ではなかったシーンもあり、楽しかった。 ただ、専門用語が多いから、難しい一面も

    0
    投稿日: 2013.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    可もなく不可もなくまぁ楽しめる娯楽作。 学生の頃よく読んだジェフリー・アーチャーの読後感を思い出さなくもない。 気楽に楽しむには良いかもしれないが、この作品については少々エンディングに物足りなさを感じる。 ただ題材自体があまり好きではない、この点は当方にとっては割引材料。 ところで最早サイコ的犯罪を題材にしないとこういうエンターテイメントって成立しないんだろうか、そんな感じがしてならない、そういう時代なのかな?

    2
    投稿日: 2012.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これは面白いね。 上巻もまぁまぁって感じで、良い出だしだったけど、下巻は圧倒的。 寝る間を惜しんで・・・って感じで読みふけっちゃいました。 途中、ライムやサックスの過去話が始まって、めんどくせーとか思ったけど、どれも複線でした。ありがとうございます。 え?犯人?まじでお前かーって感じでした。×2 ただ最後の対決シーン(?)は笑えました。ギャグ? で、エピローグもあって、珍しいなって思ってたら、、、ガビーンってなりました。 はい。ごちそうさまでした。 ※個人的にはミレニアムより面白かったなぁ。

    0
    投稿日: 2012.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    〈リンカーン・ライム〉シリーズ文庫化第一弾! 四肢麻痺の科学捜査専門家ライム 彼の手足となるサックス巡査 微細証拠物件の鑑識と超人的推理力がボーン・コレクターを追いつめる 上巻の最後に、ボーン・コレクターによる連続拉致事件をFBIに奪われたリンカーン・ライム。 しかし、FBIにつかませた犯人は、ボーン・コレクターが身代わりとして用意していた人物であった。ライムは現場が偽装されていることを伝えなかったのだ。 第4番目の被害者を救出したことから、事件はふたたび彼の手に委ねられることになる。 第5番目の被害者は、国連の会議に出席しようとしていた子連れの女性。 彼女を救出しようとする最中、リンカーン・ライムとアメリア・サックスは、ライムの望む死についての議論を通じ、互いの過去をさらけ出す。 彼にも忘れようとしても忘れられない、自身の先入観からの驕りが契機となったある一家殺人事件。 彼女の心を砕いた、恋人の汚職事件。 間一髪の救出劇。そしてボーン・コレクターの魔の手はサックスとライム自身にも及ぶ。 終盤は疾走感に溢れ、ボーン・コレクターの正体とその犯行動機が明かされる。 ラストはシリーズ第7作「ウオッチ・メイカー」への布石も。 ミステリ:☆☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆

    1
    投稿日: 2012.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ケネディ国際空港からタクシーに乗った 出張帰りの男女が行方不明になった。 翌朝、生き埋めにされた男の死体が発見されたが、 地面に突き出た薬指の肉は、骨があらわになるまで削ぎ落とされ、 そこには女物の指輪がはめられていた。 ニューヨーク市警は、元中央科学捜査部長であり、 現場鑑識中の事故によって四肢麻痺となってしまった 科学捜査のエキスパート、リンカーン・ライムに協力を要請する。 障害を抱えた体で生活する苦しみから 生きることに倦み疲れていたライムだが、 不承不承ながら捜査に協力することを受け入れる。 犯人は被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害の手口を暗示する 意図的な手がかりを残しながら凶悪な犯行を重ねていく。 自由に動き回ることのできないライムの代わりに 現場鑑識を任せられたアメリア・サックス巡査は ライムの冷徹な判断に初めは反発するが、 事件をともに追っていくに従って、 次第に二人はお互いを理解しあうようになっていく。 ベッドで寝たきりの状態でありながらも、 驚異的な分析力によって、急速に犯人に接近するライム。 異常な連続殺人鬼ボーン・コレクターの狙いは? リンカーン・ライム・シリーズの第1作。 デンゼル・ワシントン主演で映画化もされた作品。 原題「The Bone Collector」。 これは凄い。 上下巻あわせて700ページほどの大作なのだが、 その長さをここまで意識せずに読めた作品は他にないだろう。 不気味な犯人、美しきアメリア巡査、そしてライムと 役者が順に登場して物語の幕は開く。 そしてしばらくは普通の速度で物語は進んでいくが、 ライムが捜査に本格的に乗り出してからは 物語は急加速し、一気にトップスピードに到達する。 作品の中の時間の進みが速くなるというわけではない。 読者を引っ張っていく牽引力が上がるという意味だ。 ページを繰る手が止まらないとはこのこと。 先が気になって仕方がないので途中でやめられないのだ。 読者を引っ張る力の源は、サスペンス性の高さにある。 残された証拠に込められた意味を解読するのが遅れれば、 確実に人が一人死んでしまうという極限状況の緊迫感。 その中で行われる、ライムとボーン・コレクターの知恵比べ。 まさに手に汗握る展開といったところだ。 しかも、被害者を発見して現場鑑識を行い、 採取した証拠品から得られる情報を元に次の現場を特定する、 という作業がただ何度も繰り返されるだけではなく、 その合間には、FBIの捜査官デルレイの介入や、 ライムの発作といったアクシデントが挟まってくるため、 読者に飽きを感じさせない構成になっているのである。 また、それぞれに重い過去を抱えるライムとアメリアが、 次第に心を通わせていく様子も物語に彩りを添えている。 そして、サスペンスフルな展開が一段落ついた終盤に至り、 隠れていたミステリとしての顔が現れて読者を驚かす。 そこまで派手な大仕掛けではないものの、 丹念に張られた伏線の数々がしっかり利いているため 思わずうならされるような絶妙の技。 と、挙げていけばキリがないほど素晴らしい点が多く、 しかも、それでいてまとまりが良いというのだから脱帽である。 ただ、ひとつだけちょっと残念だった点は、 “怪物的な殺人鬼”という印象の強かったボーン・コレクターが 正体がわかり動機が判明する段になって急に、 等身大の人間になってしまったということ。 なんだか拍子抜けというかあっけないなぁと感じてしまった。 そこが星5つをつけなかった理由のひとつである。 とにかく物凄い作品であることは確かだが、 第1作でここまでやられてしまうと、あとが不安になってくる。 だが、「ウォッチメイカー」が好評であるところを見ると、 そんな不安はおそらく杞憂に終わるのだろう。 「コフィン・ダンサー」、「エンプティー・チェア」と どんどん読み進めていきたいと思う。

    0
    投稿日: 2012.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    安楽椅子探偵の現代版、映画の存在は知ってたけど原作がここまで面白いとは。苦手の翻訳物にも関わらず一気に読めた。最後まで目が離せない展開、プロットが素晴らしい。推理小説好きなら一読の価値ありです。

    0
    投稿日: 2012.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    先が気になって、最近では珍しく1日で読みきった。 下巻後半は、まさかあの人が!?の3連発でびっくり。 ただ、せっかく被害者も救出されたんだから、警察官も殺さないで欲しかったな。

    1
    投稿日: 2011.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ボーンコレクターは映画をみたことがあったので、コフィンダンサーから読み始めたけど、コフィンダンサーが面白かったのでボーンコレクターも読むことに。 映画をみたのは随分前だけど、映画は小説にかなり近い印象。小説→映画の順だとそう思わないのかもしれないけど。でもやはり少し違うし、ライムとアメリアの微妙な関係とか、今後ライムシリーズを読んでいく上では、小説も読んでおいてよかったと思う。 エンターテイメント性の高いミステリーで面白いけど、犯人が被害者を痛めつけるシーンの描写が気持ち悪い。

    0
    投稿日: 2011.11.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    専門的な用語、描写が数多く出てきて、よく分からないところもありましたが、この難しさがリアリティがあってよかったです。 展開も読者を飽きさせないすばらしいものでした。 続きは↓で公開してます。 http://deepbluewill.blog122.fc2.com/blog-entry-201.html

    0
    投稿日: 2011.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    唐突に犯人に気づく描写になったので、「強引だなぁ」と思いながら読んだら、どんでん返しが控えていたとは…してやられた。伏線の回収もうまかった。続編も読んでみたくなった。

    0
    投稿日: 2011.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「おまえの皮を剥ぎたい」…て恐すぎるでしょう?!骨への執着が尋常じゃない。 「死」と「生」のことをすごく考えた。 「ウォッチメイカー」の時もそうだったけど最後のどんでん返し?犯人登場のとこがびっくり。

    0
    投稿日: 2011.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の元NY市警の科学捜査部長が、事件現場に残された手がかりから、連続殺人の犯人のメッセージを的確に理解して、事件の核心に迫って行く。舞台となるニューヨークの歴史も紐解かれ、別の意味でも興味深い。著者の知識量と想像力に驚かされながら、飽きることなく読み終えた。

    0
    投稿日: 2011.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。が、ちょっと期待しすぎたかな。確かに犯人は意外な人物で、動機もなかなか捻ってはいるのだが、種明かしの展開があまりに急展開すぎる...。そこまでの連続猟奇殺人(+未遂)が、読了後は「単調な繰り返し」(だったかの様に)に感じられた。

    0
    投稿日: 2011.07.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上巻から引き続いて、一気に読み終えました。映画と比べて、細かな部分の表現が絶妙で引き込まれました。 他のシリーズも読みたくなった。

    0
    投稿日: 2011.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    犯人が唐突にわかってしまった感はあるのですが、それ以外はとても出来のいい作品だと思います。 上巻からのスピード感は下巻になっても衰えることはなく、リンカーン・ライムとアメリア・サックス、当初はいろいろあった二人が互いに心を開いていく様子や、ライムが心の闇を払拭しようとする様子は単なるサスペンスではなく、人間ドラマとしても素晴らしく感じました。 訳も非常に読みやすいので海外作品が苦手な人でも読みやすいのではないでしょうか。 ネロ・ウルフ賞 2000年版このミステリーがすごい!2位 このミステリーがすごい!海外部門ベストオブベスト3位

    0
    投稿日: 2011.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミステリーとしてはひじょーーに面白いが、苦手分野です( ┰_┰) えぐいのは苦手だ! でも面白いよ(笑)。

    0
    投稿日: 2011.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ん?これってドラマ化されたやつかな??? 先が気になって気になって一気読み。 下巻だから登場人物も名前忘れなかったし。

    0
    投稿日: 2011.02.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    評判のいい翻訳ものということで読み始めてみた。ジェットコースター・サスペンスというほどに展開があったかというとそうも思わなかったが、単に合わないだけかもしれない。たしかに登場人物は魅力的であった。これが1冊目でシリーズを増すごとにおもしろくなるかもと思い読み進めてみる。

    0
    投稿日: 2011.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「“ロカールの相互互換原則” フランスの犯罪学者エドモン・ロカールが説いた原則で、犯人と犯罪現場あるいは被害者との間で、どれほど微細なものであれ、またどれほど検出が困難なものであれ、物体が常に交換されるというもの。」  二人の人間が接触すれば、各々に属する物体が必ずもう一方に移動するという考え。リンカーン・ライムの座右の銘。  好きな言葉とか思想とか、そういったものをここまで体現する実行力。かっこいい。ライムの介護士・トムの毒舌と涙。かっこいい。  でも怖いのでタクシーには2度と一人で乗らない。

    0
    投稿日: 2010.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これも数年敬遠していたシリーズ。でも誰かがこのシリーズの中の「ウォッチメーカー」を絶賛していたので、それを読むために読み始めることにした。 リンカーン・ライムの嫌な性格が最高。 年内にどこまで読み進められるか。

    0
    投稿日: 2010.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     映画化されてるので、ストーリーなんかわかちゃってますよね。  全身麻痺の元科学捜査官リンカーン・ライムシリーズの1作目。  映画のイメージとは、ライムはちょっと違うかな。映画は、デンゼル・ワシントンが主役で当然黒人なんだけど、原作は白人。でもって、そういうのってなんかちょっと違う。  つか、これで違和感を覚えるとは思ってなかった。  恐るべし、アメリカの差別社会。うん、差別社会という根底があるから、ライムの感性が映画と原作では違ってくる。ってことは、映画の脚本がとてもよくできているってことか?  と、今調べたら、アメリアも原作はアメリア・サックスという名前なのに、映画はアメリア・ドナヒーになってる。アンジェリーナ・ジョリーがアイルランド系には見えないからか?  あと、看護師も男性から女性に変わってるし…。  変えた意図が知りたいなぁ。  ともあれ、映画とストーリーはほとんど一緒だけど、細々と違うために、印象が違う。ゆえに、とっても楽しめます。    でも、ライムとアメリアが接近するのは、急すぎると感じるんだがww

    0
    投稿日: 2010.04.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ■0818. <読破期間> H20/2/16~H20/2/18 <本の内容> 連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、 次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。 現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。 次に狙われるのは誰か?そして何のために…。

    0
    投稿日: 2010.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    鑑識の天才だが事故で身体のきかない気むずかしい性格のリンカーン・ライム。 若い頃にはモデルをやった経験もある巡査のアメリア。 二人の間には奇跡の愛が…?

    2
    投稿日: 2009.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ひょんなことから鑑識の助手を務めることになってしまった アメリア・サックス かつて敏腕捜査官であった、ライムの推理、洞察により犯人像へ徐々に近づいていく しかし、それはアメリア自身が犯人と向き合わなければいけない秒読みでしかなかった・・・ 読むべし!

    0
    投稿日: 2009.08.28