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龍神の雨
龍神の雨
道尾秀介/新潮社
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総合評価

348件)
3.9
69
155
95
8
0
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    継母を持つ兄弟と継父を持つ兄妹。 それぞれの想いが交錯して,最後は予想を裏切られる感じ。 要所要所のシーンが雨で,明るいエピソードがない為,全体的にもやっとしたグレーな感じで進む。 実際に交わされた会話(事実)と各人の主観の感情(想像や妄想)を切り分けて考えれば,後半は少しおかしいぞ,って思えるかな。。。 感情移入できるキャラクタがいる場合は,簡単にミスリードされる私なので今回は半分やられたって感じでした。 この物語の齟齬は,相手を傷つけまい(傷つけられまい)とするあまり,肝心なことを聞けない/言わないという身近な関係であり,若さ故の思い込みによるんだろうな。 無言のうちに思いやることも大事だけど,言うべきことを言えない関係はやっぱりどこかで歪になると思う。

    0
    投稿日: 2012.03.24
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    ずっと雨模様の灰色のトーンで統一されたお話。 道尾作品の中でも笑いが少ない類だと思う。 今回のあとがきもおもしろくて、作品をもっと深く読めるようなパーツがちりばめられているんだなと感心するし、作品が面白いからこそあとがきもおもしろくなるんだなと思わせてくれた。

    0
    投稿日: 2012.03.24
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    この本を面白く読むには、かなり頭を使います。ストーリーの所々に出てくる、一見話の流れに直接関係が無さそうな部分が、実は上手いメタファーになっている。わたしは長距離フライトのとき、読み終わらせたい一心で慌てて読んだのもあり、大部分気付かないままページをめくっていた。解説を読んで合点がいった箇所多々あり(⌒-⌒; )その為充分にこの本を楽しむことなく、読み終わってしまった。多分道尾秀介の頭の中では、話の起承転結もキャラクターの特徴も全て完璧で、きっちり整理されて出来上がっていたんだろうけど、読む側からしたら、ストーリーがごちゃごちゃしてて、ちょっと分かりにくい。全体的にどうしようもないほど暗ーい内容という点では、シャドウに似てるけど、シャドウのほうがラストのひねり方とか好きだな。ストーリーも頭に入りやすいし。何かシャドウをまた読みたくなった。 あと、こういう倒叙推理小説だと、やはり貴志祐介の青の炎は秀逸だなぁと改めて感じた。

    0
    投稿日: 2012.03.22
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    長い雨の世界は、嘘や真実を見え難くしてしまう。 不安定な設定、うまいミスリード、解っていながらも陰湿な雰囲気に飲み込まれる。

    0
    投稿日: 2012.03.18
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    道尾さんの本を初めて読んだが、サクサク読めて面白かったです。 特に言葉や濁点強調で緊迫感を演出する技術は凄いの一言です。 自分はよく、『どんでん返しな展開』と帯に書かれているミステリーを目にして購入したら、拍子抜けする本が多々ありました。 ただ龍神の雨は、今まで読んだミステリーの中で一番、自分の間違いに冷や汗をかく展開に驚嘆しました。 個人的に大好きな作品の一つで、道尾さんを好きになりました。

    1
    投稿日: 2012.03.18
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    初めての道尾秀介作品。 境遇の似たキョウダイがそれぞれの想いを胸に事件を起こし、巻き込まれていく。 とまどい、自分の運命を恨み、誰かの所為にしないと生きていけない。読み終えた後、二つのキョウダイそれぞれに“救い”があることを強く望みました。 そして解説読み、その思いはますます強まる。 この作品は解説までが物語だ。

    0
    投稿日: 2012.03.13
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    ミステリー疲れしたとか言いつつ、懲りずに道尾さん4作品目です。笑 面白かったです。素直に。 ノロノロ読みの私にしては一気に読みきりました。 最後のどんでん返しは、驚いたし巧いなぁー!と思ったけど、 私的にはなんとなく腑に落ちないというか、 二つの兄弟が上手く描かれていたので、 単純な犯罪の話でも全然読ませられるものにはなっていたのではないかと。 …まぁただ単に私がミステリーに不慣れなだけかもしれませんが。笑 最後には綺麗にはまっていくピースが、 鮮やかすぎて自分にはむかないのかもしれません。 もっともっと複雑に解決しないまま、ないまぜになったままの方が、 自分好みではありました。笑 ただ、その業たるや見事です。 個人的には、現実に鬱々とした湿気まで感じるほどの 雨の世界に浸れたことが一番価値あることでした。

    0
    投稿日: 2012.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雰囲気は良いけど、それに酔っちゃってる感じ。 二つの兄弟のそれぞれ兄/弟視点が交互に描かれるのだが、それぞれの妹/兄に対しての踏み込みが甘くて、最後の真実も、真犯人とも相まって「えー!」という驚きよりは「何だよ」という思いが強い。 ただ降り続ける雨、幻のように見える龍、複雑な思いを重ねた二組の兄弟といったプロットはとても良い。ほぼそれだけで読ませるあたりはさすがとも思う。

    0
    投稿日: 2012.03.12
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    すごく強い引力を持った作品・・・まあ、道尾作品はだいたいがそうなんだけど、そんな中でも一際。 似たような境遇の2つの家族、その境遇にいたる「宿命」を2本柱に描きながら、台風の日に行われた殺人、その真相へと収斂していく物語。 道尾作品ならではの「おおっ!!?」な、サプライズも冴えわたりますが、他の作品に比べるとそのサプライズも、わりと正統派な印象を受けました。 ダイレクトなメッセージ性の強さが、完全なエンタメ系小説とは一線を画していて、一気読みさせられつつも読みごたえのある骨太な読後感を与えてくれます。 いやあ~、面白かった!期待以上でした。

    0
    投稿日: 2012.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり道尾作品は読みやすいし伏線回収がすごい! 義理の親と暮らす2組の子供達の代わる代わるの目線で物語を追っているんだけど、そこで繋がるのかーと関心! 血縁関係ってなんなのか、家族とはなんなのか考えさせられたし、各兄弟、兄妹のお互いを思いやったり、考えていることがわかってしまったり、そういうのってやっぱりいいよなー。 雨のせいで色々な出来事が起きたり、雨さえ降らなければ・・・と後悔したり、人の感情は常に怒りや不安で渦巻いていて、雨というただの天気でさえ感情の揺さぶりを決定的にしてしまうんだなぁと。きっかけは些細なことで起こるものなんだなぁ。 話は面白いしすっきりまとまっているけど、相変わらず道尾さんの作品は救いが少ないというか、とにかく不幸というか、なのでいつも5つ星をつけられないんだよなぁー。

    0
    投稿日: 2012.03.09
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    キレイにまとめられたミステリー。うまいなあと思うが無難な印象があった。しかさ至る所に仕掛けがあったとは。解説は大事だね。

    0
    投稿日: 2012.03.06
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    あっという間でした。「起承転結」の「転」での切返しは毎回舌を巻きます。解ってても毎回引っかかるのは読み手が単純なせいでしょうか。ですが今回の「転」に、限っていえば「ちょいと想定内」でした。読後感は単純に「スッキリ!」。わかり易い道尾ワールドでした。

    0
    投稿日: 2012.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらゆる登場人物の目線から、同じ時間が描かれていて、どの人物の感情にも入り込める。 兄弟、両親との関係を丁寧に描いていて、 「人と人の繋がり・関係性で、1番大事な事は何なのか?」 を、教えてくれる。 あと、個人的にですが、あとがきを読んで、あぁ!!と気付く、伏線やトリックがあったので、それを考えてから再読したら、面白いかも。 どんでん返し本が好きな私には、かなり満足な気分です。

    0
    投稿日: 2012.03.05
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    人の心を狂わせる雨。 ある街に兄弟がいた。 最愛の両親を失った過去を持ち、血のつながらない母と暮らす。 そして、ある兄妹。似た境遇の4人の運命がすれ違う。 殺人事件。死体の隠蔽。脅迫状。 道尾秀介としては、比較的ストレートな物語だと思う。

    0
    投稿日: 2012.02.29
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    ずっと雨がふっていた… 蓮・楓それぞれの思いが それぞれ違った方向へ連鎖して 思いもよらない人がキーマンだったりします。 怖い話です 実際殺したりはしないですけど 疑ったり 死んで欲しいなんてふと、考えたりしちゃうもんなんですね。こわぁ~!

    0
    投稿日: 2012.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この人の作品は、やはり面白かった。裏切らないな… まだ道尾さんの作品を全て読んでるわけじゃないので、次は何を読もうかと考えるのが楽しい。 お父さんの想いを考えると切なくなる。

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    これはメタファーですよ、と言わんばかりのメタファー。どういうことかな、と考えながら読んでいく。でもその答えには気づかなくても問題なくすーっと読み進められる。答え合わせは解説で。 陰鬱な空気が流れ、二組の兄弟の想いや運命に気持ちを重ねるけれど、とても読みやすく気軽に楽しめる作品。

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    思い込みと勘違いが取り返しのつかない結果を招く。誰の日常にも龍は潜む。著者得意の叙述トリックはこの作品でもキモだが、どんでん返しに使うような派手さはない。そういう意味ではお行儀はいいw

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    スピード感がありハラハラしながらあっという間に読んでしまいました。 流れに身を任せてしまいがちですが、本当は悩み苦しみ言葉をかわすことで望んだ道を選択できるのかもしれません。

    0
    投稿日: 2012.02.25
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    鬱々とした雨の日々と二組の兄弟達の心情が暗く影を落として、不安でぐらぐらとします。 そして、後半、「ひょっとして…?」と思わせてからの畳み掛けるようなスピード感にドキドキしました。 すっきりとした終わり方ではありませんが、道尾さんの計算に上手く載せられた感じです^^;

    0
    投稿日: 2012.02.24
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    布団のなかで「うぉおいお見事!」と一人どんでん返った、久々の道尾さん作品。両手離しで賞賛したいんだけど、相変わらずというかなんというか登場人物に辛い道を背負わす殺生なひとやで…という刺みたいな思いがテンションをワントーンを下げる。 それが分かってたから「向日葵〜」以来気になりつつも距離おいてて…暗い話(特に子供が絡むもの)を最後まで読みきる体力も最近減退してきていたから多少警戒しつつ読み始めたんですが。気づいたら読み終わってました。妙な満足感と共に。 要所要所で「なんかこんな話まえにも読んだな」とおもってしまうけど(日本の小説だけでも青い炎とか孤独の歌声とか他にも色々)、もうこれだけミステリ本が氾濫してる以上仕方ないってことで。話のつくりに道尾さんぽさは十分感じるので、全体としては印象に残ると思う。 必ず、あとがき(解説?)まできちんと読んでほしい。道尾さんの巧みなストーリーテリングに導かれるままどどどっと文章を消化してしまった私は、驚きの末気持ちよい悔しさを感じました… 暗い話が好きなわけでもないのに、道尾さんの作品に手が伸びてしまう理由が、また一つ増えてしまった。

    0
    投稿日: 2012.02.22
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    道尾秀介ってやるなー。 記憶や思い込みや時間軸の扱いがうますぎる。 あとがき読んで、最近漫然と字を読んでるなー、と思ってしまった。

    0
    投稿日: 2012.02.21
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    どうしても子供が出てくると道尾作品の場合苦手です。 こんなにつらい目に合わなくてもと思ってしまう。 それぞれの思いこみ、考え違いからこういう展開になっていくとは・・ 思いこみって恐ろしいものですね。 辰也と圭介兄弟がいじらしいほどだった。 蓮と楓兄妹も切ない・・ 子供達には常に笑顔で幸せでいてほしい。 まったく予想もしない結末になりました。 最後の方はムカムカ、ハラハラしながら一気に読んでしまいました。 それにしても全編暗い色一色の作品でした。 解説がとても良かったです・・ なるほどなるほどと大いに感心させられました。

    0
    投稿日: 2012.02.21
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    道尾秀介…神すぎる。 違和感とともに進行する物語。終盤に向けて胸がざわざわしだし、やがて違和感を決定づける一文。 「道尾秀介は裏切らない」 帯についていた文書に納得。

    0
    投稿日: 2012.02.21
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    なんかいまいち面白くなかった。共感不足と言ったところか(読み手の問題かな)。でも「向日葵の咲かない夏」の感動が忘れられず、追いかけてしまう。あれと「鬼の跫音」みたいな物語をもっと出してほしい。多分売れないけど(笑)

    1
    投稿日: 2012.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    購入後4時間以内に読了してしまった。 まれに見る素晴らしい解説はまさにネタバレのネタバレ!読み終わって「おもしろー!」というテンションのまま読んでしまって後悔した。踏みとどまりましょう。

    0
    投稿日: 2012.02.20
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    んー、確かに真相には気づかなかったな。面白かった。 ただ何より凄いと思ったのは、あとがきに書いてあった、作中に散りばめられた様々なメタファー。この描写にあんな意味が!意味なさそうな描写なのにこーゆー捉え方が!って発見ばかりで、読んでる最中は全く感じ取ることもできなかった(まあ先が気になりすぎて速読ばりだったっていう言い訳笑)。ラストシーンの捉え方が特に「なるほど」だったなぁ。 とりあえず良かった。

    0
    投稿日: 2012.02.20
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    この作品はすさのおのみことの伝説がモチーフになっており、終始それが散りばめられている。 なぜ突如龍が現れるのか、何を意味するのか解らないまま読み進んだが、場面の間に挟み込まれるラジオからの気象情報が全てストーリーの伏線になっていて、二組の兄弟の対比やすさのおのみことの伝説が全てひとつに繋がったとき、この作品の奥深さを感じた。 パズルのような構成力が道尾さんの魅力かもしれない。

    0
    投稿日: 2012.02.20
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    道夫秀介さんのお話は絶対裏をかかれる!と判っていても まんまと騙されるという。   「そうだよそうだよ あのひと無駄にキャラ濃いと思ったんだよ」とか 「えええ えらいサラ~って書かれてたあのひとが!?」とか 毎作品とも謎解き終わったあと思うのになぁ。 キャラ読み自覚しているだけに悔しい。(笑。 この作品はこどもたちに救いがありそうなんでよかったデス。 ぃや~。おちおち子ども残して死ねんな、ほんと。

    0
    投稿日: 2012.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道尾さん文庫化ー!!というわけでウキウキと買う。そしてどっぷりと読む。 作中に龍が具体的に出てくるのが珍しい。しかも出てき方はかなり具体的。。 衝撃的な展開が続き、続き、続き…。そしてラスト!!もー、道尾さんの文章には圧巻です、マジで…。 目次の形式が一つのストーリーになっていて、すごく素敵。やっぱり道尾さんはすごいわ…。他の作品も文庫化されんかなー。。

    0
    投稿日: 2012.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今まで読んだ道尾さんの作品の中では一番好きです。 血のつながらない父親と暮らす兄と妹。 血のつながらない母親と暮らす兄と弟。 別々で始まった話が交わり、繋がり、降り続く雨の中一つのストーリーが形成されていきます。血のつながらない家族だから故の不安定さ、考えすぎてしまう心から生まれる疑心や誤解。 家族になるのではなく、家族をつくっていくということは難しいことなんだろうと思う。 龍が現れる雨の日。その神秘的な情景も澄んだ子供の視点からの描写で嘘臭さを感じることなくスッと入ってきた。犯人がわかる中盤あたりはスピード感もありゾクゾクした。残念なのは後半の犯人とのやりとりの細かな流れがどうもしっくりこなかった。頭の中で映像化されない感じ。 今後、この二組のきょだいたちはどうなっていくのだろう。 解説を読んでより深くこの話を捉えることができた。解説の方、ありがとう。私にはそこまで深く考えることができてなかったよ。

    0
    投稿日: 2012.02.17
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    人は、決め付けたり思い込んでしまうことが良くあります。 この本はそんな人間の物の見方や考え方の癖が事件を大きく左右します。それをまた、龍の伝説に結びつけてるところなんかはさすが道尾作品といったところです。 しかも、読者の予想を自由に操り、筆者自身が書きながら愉しんでいるようでな感じすらします。 そして道尾さんのプライベートでのつながりという橋本さんの解説が良かったです。このように深い読みができるようになるまで読書を愉しみたい。そんなふうに思う素敵な解説でした。筆者の素顔を垣間見ることができました。

    0
    投稿日: 2012.02.13
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    どこでひっくり返されるのか、何がどことリンクしているのか、ドキドキしながら読みました。 絶対にあとでひっくり返される!と分かっているのに、終盤になってその展開に驚かされる。 いやホント、さすがとしか言いようがない。 結局罪を犯して秘密を共有した少年達がどうなったのか・・・本では描かれる事のなかったその後がもの凄く気になります。

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    なかなかおもしろかった! 読みやすさがいいですよね。道尾さん。うまいんでしょうね。 途中から返す返す!いつも通り返してくる系ね、これ。騙されますよ、奥さん。 解説が秀逸!

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    お見事! ちょっと無理やりなところも含めて、それでも実にお見事な作品でした。道尾さんの作品の魅力は、終盤にそれまでの価値観がぐるっと覆るところです。この作品でもその魅力が存分に生かされていました。犯人が読めるとかそういうのはどうでもいいことで、その表現力が実にうまい!といつも思うのです。 タイトルの通り、龍神が出てきそうな煙る雨が街を覆う雰囲気で全編が覆い尽くされ、物語はモノクロの景色のまま進行します。荒んだ心は荒んだ方向へ人を運び、真実の姿を見ることをやめてしまうのですね。通じない心のもどかしさが、なかなか切ないです。 直木賞云々はオマケみたいなものですが、道尾さんの文章力にあらためて敬意を表したいと思います。

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    投稿日: 2012.02.10
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    解説者の方の読み解きがすごかったなぁ。私も注意深く読んだつもりだったのだけど。 あれを自分で気づけたら どんなに楽しいか…うぅ

    0
    投稿日: 2012.02.09
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    雨、雨、雨、、、 読んでいる間、自分のまわりはずっと雨が降ってました。 ファミレスで読書をして帰る際、外は晴れているのに「しまった。傘を持ってくるの忘れてしまった。」と思ってしまうくらい本にひきずりこまれて、ずっと重い雨が体を覆ってました。 読んでいて、何度体が固くしたことか。表現力のうまさに、本から目が離せなくなりました。帯にもありましたが、決して裏切らない本です。面白かったです。

    0
    投稿日: 2012.02.09
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    うーん。そう来たか? ミステリ要素は十分。面白い。 只、ミステリを書く為に物語場面を設定した感が否めない。 と思うのは私だけですかね?

    0
    投稿日: 2012.02.08
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    龍は激動の証。 人と人とは話合わなければ伝わらないんだなぁ~ 血の繋がりだけが家族では無い、心の繋がりが大切なんだ。 それを断ち切る相手に立ち向かうのは当たり前なんだけど、その見せ方が相変わらずウマイ。 登場人物達に共感できることは殆ど無かったけれど、綾辻イズムを感じる巧さに打ち震えた。

    0
    投稿日: 2012.02.08
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    今回も一気に読み終えました。 毎度のことですが、自分自身が物語のシーンの中に存在しているような感覚で、「はっ」と息を飲んでしまいます。 2組の兄弟・兄妹が、前を向いて生きていくことができますように。 *解説も面白かったです。

    0
    投稿日: 2012.02.07
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    実の母が事故死して継父と暮らす蓮と楓。母が海で亡くなり、父も病死、父の再婚相手の里江と暮らす辰也と圭介。楓の告白を聞いて蓮は継父の殺人を計画する。 台風の大雨の中、彼らの運命が段々と交差していく。 ちょっと暗いけど、でも家族について考えさせられたりしました。 伏線の回収の仕方が、読者の恐怖心をあおってて、止まらない!徹夜。 そして、解説がすごくいい! 改めてこの物語を考える。 ミステリーとして面白いだけじゃなく、いろんなことが伝わってくる作品です。

    0
    投稿日: 2012.02.05
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    添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか?あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    スタバで読み終わった時、「雨嫌だな」と思って外に出たら冬の晴天だった。それくらい陰鬱な雨に浸れる作品。相変わらずおバカな私は騙されっぱなしでした。

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    道尾さんはどうしてもアタシを寝不足にしたいようだ。 兄弟、家族の絆。それはなんて脆く、強いものなんだろう。  雨の中動き始めた彼等の運命は、雨の中廻り続ける。 彼等の意思とは無関係に。 思い込みと誤解と空回り。 耐え切れないほどの悲しみに襲われたら、誰かの所為にして憎むのが一番楽で簡単だもんね。彼等の先に光があるといいな。 相変わらず小技が効いてるし、目次もいいなー。こういうセンスが好きだ。 読み終わって、余韻に浸りながら読んだ橋本さんの解説も面白かった。

    0
    投稿日: 2012.02.02
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    はやい段階で落ちが読めたので残念 今までほどどんでん返しがなかった 内容も、ちょっと青の炎にかぶりぎみのよーな~…

    0
    投稿日: 2012.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分を責めながら弟は生きてきた。 妹の告白を聞き、兄は犯罪計画を立てた。 道尾秀介は、決してあなたを裏切らない!! 第12回大藪春彦賞受賞作。 第10作。第九長編。干支シリーズ「辰」。 形式:三人称小説(主に「添木田蓮」、「溝田圭介」に主観が置かれている)。 本作は道尾秀介の長編第9作であり、著者自身が語る転換期の 「ラットマン」「カラスの親指」の流れを汲んでいる。 そして、主に人間の感情を「ミステリの手法」に頼って描いてきた最後の作品と言える。 (この次の長編の「球体の蛇」がそれを意識していないから) 目次は雨だれになっており、 その小節にある「彼」「龍」「鬼」という単語が上手い隠喩だ。 「路地」を「露地」と表現したり。 「小説でしかできない、文字でモノをつくる」を地で行っている。 主として添木田家の兄・蓮と、溝田家の弟・圭介に主観を置いた三人称の視点で物語はすすむ。 「ラットマン」で見られた叙述テクニックは今作でも健在。 時系列を前後させつつ、本当に起こっていた「真実」が隠される。 そして、物語には全編を通して雨が降っている。この雨は最後まで完全に止むことはない。 「あのとき雨が降っていなければ…」登場人物はみな(特に蓮と圭介は)その後悔の思いを抱いている。 今作を単行本で読んだときは、最後に残るのが何とも言えない寂しさだった。 しかし文庫解説が示すように彼らの物語は終わっていなかった。 雨がもたらすのは災害と恵みだ。 一方の兄弟には光が、もう一方の兄妹には闇が……。 「選択」が与えられていた…。 そして選んだ「選択」と、神からの啓示のように振り動かされる運命。 こんな書き方も出来るとは…。 そしてこれも映像化は可能だろうが、最後の描写は小説でしか成し得ない世界を見せてくれる。 ちゃんと読まなきゃダメですね。 ミステリ:☆☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆

    0
    投稿日: 2012.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2012/1/30 Amazonより届く。 2022/11/8〜11/14 約2年ぶりの道尾さんの本は、大藪春彦賞を受賞した作品。 添木田蓮と楓は血のつながっていない継父と、溝田辰也と圭介は継母とギクシャクしながら暮らしていた。蓮はぐうたらな継父に我慢がならず、殺害計画を立てる。継父は思わぬ形で死ぬが、無関係と思われた両家の四人が思わぬ形で交わり始める。 後半の怒涛の展開は見事。これはやられました。名作です。

    0
    投稿日: 2012.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道尾さんに対しては期待が大きくなりすぎて終盤の結末に若干物足りなさを感じてしまったが、冒頭から今作の登場人物や世界観にはまり、終始もったいないと思いつつも一気読みしてしまった。 何気ない文章や設定とか世界観とかいろんなものからこの作品がとても丁寧に作られているというか込められているものすごい力を感じ、上手く言葉にできないがそういうところに対して面白いと感じるんだろうと思う。 そして文庫版解説がまた素晴らしい。龍の存在とかラジオニュースが指し示す結末とか解説されて初めて気づく。解説は大抵流し読みしてしまうが、解説を読んで作品の評価が上がるという珍しい体験をした。

    1
    投稿日: 2012.01.29