
総合評価
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powered by ブクログ作者らしい、よく練られたストーリーとどんでん返し、そして読者に結末を想像させるようなラストのラジオニュース。作者の作品らしく、途中まで楓が怪しいと感じていましたが騙されました。途中まで楓目線がなかったから。それは真犯人を隠す為だと後にわかるのですが。脅迫文の件はやや難解ですね。蓮が辰也に言った、家族は信じてあげなければという言葉でふた家族をうまく結びつけていると感じた。蓮達の義理の父親がお気の毒。蓮達もだけれど。救いは辰也家族かな。
1投稿日: 2019.09.08
powered by ブクログ2019.8.29 テンポよくサクサク読めた。 自分の歳になると義母、義父の方にリスペクトが向くなぁ。 血の繋がってない子供の為になぜそんなにも苦労が出来るのだろう。
1投稿日: 2019.08.29
powered by ブクログ犯人、というか裏にいる人の予想はついたのですが予想がついただけで内容には驚かされました。二組の兄弟の明暗。血のつながらない家族の絆。ラストは私には重かったです。さらに解説でニュースのメタファ―に気づかされ茫然。気づいていなかったことの方が多かった…。解説から見えてくる物語の先を思うと文庫版で読んでよかったと思います。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ二つの物語は陰と陽のような感じで幕を閉じました。 解説がすごい読みやすくてなるほどなぁと素直に感心しました。
1投稿日: 2019.06.06
powered by ブクログ作家に勝つなんて100年早かった!完敗です - 道尾秀介「龍神の雨」 ★★★★☆ 途中まですすんで読者が「あぁ犯人はコイツだ!わかった!オレ作者に勝ったぞ!」と思っていると、するっと犯人があかされます。ジャジャジャジャーンではなく、あっごめん書くの忘れてたわ的な感じで出してきます。くっそ、小憎たらしぞ! そしてその後で全てのお話が解消されます。えっマヂでそーなの!えぇぇぇぇーーー!負けました。、完敗です。 作家に勝とうだなんて100年早かった。 #引用 ・想像は人を喰らう。
0投稿日: 2019.03.07
powered by ブクログさすがのどんでん返しだった。 いつも、見破れないので、楽しいです。 でも最後の最後の綺麗事並べました感が、 気にくわない。
0投稿日: 2018.12.15
powered by ブクログ文章が好き 作品全体の雰囲気が好き 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 ◯ 途中、読み飛ばしてしまいましたが、 いろいろな仕掛けのピースがはまり、ラストに突入した時、爽快感を感じ、 読み飛ばしたことを後悔しました。 家族だって、いや家族だから抱えてしまう苦悩。 まして血が繋がっていない家族だったら… 『たとえ血が繋がっていても、いなくても。家族なら、信じなきゃいけない。』 辰也と圭介に笑顔が戻りますように。 そして、解説での謎解き(?)に感謝。
1投稿日: 2018.11.03
powered by ブクログ風神の手に通ずるものがあったなあ。 小説でしか出来ないことをやると道尾さんはずっと仰っているけれど、それの使い方、表現が本当に上手い、格好良い。人間の頭の中や想像、幻想って映像化するとどうしても現実味がなくなってしまう。でも頭の中のことって一人一人違うし嘘のようだけれど、その人の中では事実として存在していて、だからこそみんなそれに悩まされるんよな。良くも悪くも人間は思い込みでどうにでもなってしまうし、それが生み出す齟齬が道尾さんの醍醐味だけれど、今回は主人公達に幸せが訪れて欲しいと思った。 ただ結末を良くなるであろう兆しで、あくまで兆しで終わるあたりがね、もうねなんとも...道尾さんは離してくれませんね!
2投稿日: 2018.09.21
powered by ブクログ青の炎を思い出した。読者を思ってのことか、登場人物少なく、そのためストーリーの繋がりがやや強引。途中で犯人が、その人しかあり得ない状態になるのも、残念。漫画やドラマを見ているような面白さはあるんだけど。登場人物を極力減らした分かりやすさは、時に弊害に。
0投稿日: 2018.09.08
powered by ブクログ久しぶりに道尾さん読んだ。 登場人物が少ない中ながら いろいろ伏線が張られて上手く回収されて なるほどーでした。
1投稿日: 2018.07.19
powered by ブクログテーマは、とても重いんだけど、真相に近付くに連れて、今まで見てきたことがガラッと変わってしまう。 添木田蓮と楓の兄妹、溝田辰也と圭介の兄弟。 添木田家は継父である睦男。 溝田家は継母である里江。 何を書いてもネタバレになってしまいそうだけど、見事なミスリードでした。 里江が、ひたすら良い母になろうとしてるのに、辰也が反抗してるのが読んでて辛かったな。良いお母さんだよ。 解説ではラストは、心傷む答えを出すんじゃないかって書いてあったけど、出来たら蓮や楓には幸せに生きてほしい。
1投稿日: 2018.06.23
powered by ブクログ真相が明かされるほどに視界が開けていくような感覚に陥った。いやあ、やられた。作品に散りばめられたメタファーはとても楽しめるものである。さてこのラストはハッピーエンドかバッドエンドか。
1投稿日: 2018.06.14
powered by ブクログ何年か前に著者の別作品を読んで入り込めず、途中で挫折。それ以来ぶり。 これは、レビュー通り面白くて一気読みした。 本文ではずーっと雨が降く毎日という設定だが、その雨が物語の中心となる2つの兄妹とその家族の過去、現在と重なる様にずっしりと重かった。 物語を読み進めていく内に、あれ、何かちょっと違うのか?あ、えっ、そっちか!おい、そっちなのか!っていう展開がジワジワとやってきて話が思わぬ方向に進んで行って、そこからはノンストップで最後まで疾走。 ミステリとヒューマン的な要素も入りつつ、最後の最後まで飽きさせないのでとても秀逸な作品だと思う。
1投稿日: 2017.11.28
powered by ブクログ物語としては哀しいが、2組の兄弟の家族の対比が興味深い。雨と龍といったワードによって暗いイメージになっているが、光が射す日が来ることを祈ってしまう。
0投稿日: 2017.09.30
powered by ブクログ蓮と楓は継父と。辰也と圭介は継母と暮らしている。 しかし、関係はうまくいってはおらず、蓮は殺意まで抱くようになる。 雨が何かを促し導いているように、四人は感じていた。 先が見えない展開から後半は思わぬ真実が見えてくる。 解説でまた気付かされることもあり、最後の最後まで楽しめる。 2017.9.27
0投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログとっても重い。 そしてなかなか不気味。 読むのがつらかった…。 でもやっぱり道尾さんのストーリーは秀逸だなぁと思う。
0投稿日: 2017.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
※いきなりネタバレなことを書くので、これから読もうと思っている人は要注意です。 ご都合主義で起こったり起こらなかったりすることも、トリック構築には止むを得ない部分もあるだろうし、少なくとも、俺はこの作品を推理小説として読んでいたので許容範囲。 問題は、文庫版?あとがきに書かれていた、この作品の解釈部分についてである。八岐大蛇伝説や龍神伝説の設定については、あとがきを読んで「なるほど」と感心もしたが、じゃぁ、その裏が本筋とかい離しているのが残念。そういう仕掛けって、本筋に絡んできて「なるほどなぁ」ってニンマリするのが醍醐味だと思うのだが、この作品では解釈が深まらへんねんなぁ。 俺が、道尾ワールドについていけてないだけかも知れんが、これはこれ、それはそれ…ではミステリーも味気ないように思ったのだが?
0投稿日: 2017.06.24
powered by ブクログ両親を失い血のつながらない親と暮らす二組の兄弟/兄妹が夫々の親とうまくいかない中、事件に巻き込まれていく。ちょっと話の進め方に無理があるかな?
0投稿日: 2017.06.10
powered by ブクログ先が気になり一気に読めました。結局は自分の行動次第なんだけど、悲しい運命に導かれたと思わされます。二つの兄弟の結末は真逆に見えるけど、解説の通り双方よかったらいいなぁ。
0投稿日: 2017.06.04
powered by ブクログ一度読んで、ぉお~ 二度目読んで、あぁ~ 解説読んで、え~~~~! 結果5回くらい読み直した。すごい
0投稿日: 2017.04.29
powered by ブクログ解説を読んでなるほど、と思う。龍はなんとなく蛇の仲間のような気もするし、辰という字を使ったこともミスリードの一環だろうか。辰也を目次で龍と呼んでいることもあり、兄弟もまた須佐男系なのだろう。脅迫状の件など、ちょっと偶然がすぎると思う点もあるけれど、そもそも龍が出てくるような話だし、まあ偶然でもいいか、と思う。希望としては、ちゃんと自首して殺人未遂として裁かれる、というのが一番すっきりする。
0投稿日: 2017.04.28
powered by ブクログ血の繋がっていない父親と暮らす添木田蓮と楓。同じく、血の繋がっていない母親と暮らす溝田辰也と圭介。2組の兄弟は、雨の降る中、ある事件に遭遇する。雨が止んだとき、4人にはどんな運命が待ち受けているのか。龍神は、4人をどのような方向へ連れて行くのか。
1投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログ血の繋がらない親の元で 複雑な感情を抱き、 難しい生活を強いられる 2組の兄弟(兄妹)。 その2組を一つの事件が結ぶ。 序盤から息もつかせぬ怒涛の展開。 ミステリとしてはさほど難しくなく、 抗し難い運命に翻弄される 兄弟、家族の絆の物語だった。 どんどん悲惨で、最悪の状況に 追い込まれていく。 痛々しく、目を背けたいのに 読むのを止められない面白さ。 道尾作品らしい読み応えのストーリー。 ガツンと胸に響く言葉も随所にあった。 決して大団円ではないのに 読み終えた時、 ほっと息をついた理由が 自分では分からなかった。 だが、橋本満輝氏が見事な解説で 物語に一つの解釈の可能性を 提示してくれ、 読後の満足度が 数段階も増すことになった。
0投稿日: 2017.01.31
powered by ブクログ『月と蟹』以来、道尾作品四作目。解説を読んで、おぉ!!こんなに裏設定?があったのかと驚いた!?初めて書いたにしては完璧すぎる>解説者。①100万部突破の第ベストセラー②本格ミステリ大賞③直木賞・・と、売れる作品はやはりどれも面白い。さすが道尾さんだなぁ…。今手元には『貘の檻』も控えておりますw 『透明カメレオン』早く文庫化しないかなぁ。
0投稿日: 2017.01.28
powered by ブクログ2016年12月7日読了。両親を失い継父と暮らす蓮と楓、継母と暮らす辰也と圭介。激しい雨の中で彼らの人生が交わるとき、悲劇が起こる…。「ラットマン」などの著者作品や東野圭吾作品と人物配置・設定が似ている気もするが、作者の興味は「虐げられた兄弟・兄妹の反撃」にはなく、あくまでどんでん返しなのは面白い。ただ設定に凝りすぎ・説明調で、驚いたり感情移入したりする気になれなかった。巻末で解説される「裏設定」は面白いが、うーんこうやって謎解きされるミステリってのもどうなんだ?
0投稿日: 2016.12.08
powered by ブクログ継父と暮らす兄妹と継母と暮らす兄弟。複雑な家庭環境にあるそれぞれのきょうだいの運命を分ける数日間を描いた作品。 「想像は人を喰らう」-382ページ どのように喰われてしまったのかはネタバレするので言えませんが、悪い想像の先に待ち構えているのは絶望的な人生しかないということは肝に銘じておきたいです。
0投稿日: 2016.11.15
powered by ブクログ面白かった! ミスリードを誘う物語 いい感じで引っかかって満足です(笑) しかし、一点だけ不満なのが子供が話の主人公であるところ。子供がこのような話に巻き込まれてしまうのはとても哀しい。 ストーリとしては、継父と暮らす兄妹と継母と暮らす兄弟のそれぞれの兄弟が堕ちていく物語となっています。 継父を殺害しようと考える兄から物語が始まり、この4人の思考が交差しながら進んでいきます。兄弟それぞれがお互いを思いやる気持ちがすれ違っていくのも歯がゆい.. そしてクライマックス。 最後の選択はどうなるのか...余韻が残る終わり方となっています。 ミステリーとしては、楽しめましたが、何よりすごいのが、橋本さんの解説!! 伏線だけでなく、メタファー、背景をも解説してくれて、なるほどと唸ってしまいます。 「竜神の雨」のタイトル含めて、彼らが取る最後の選択をさらに深堀して解説してくれているのが凄い! この解説を読むと再読したくなっちゃいます。 とはいえ、決して解説から読んではいけません(笑) ということで、満足な一冊でした。 お勧め!!
0投稿日: 2016.10.22
powered by ブクログ2016年、33冊目は道尾秀介、大藪春彦賞受賞作。 母を亡くし、継父と暮らす、添木田蓮、楓の兄妹。彼らは継父の暴力や生活態度に憎しみを感じていた。一方、溝田辰也、圭介の兄弟は両親を続けて亡くし、継母と暮らしている。兄の辰也は継母に反抗的であった。ある日、蓮の職場の酒屋で、それぞれの運命が交錯する……。 再読月開け、一冊目は大当り。昨夜、途中で寝堕ちしていなかったら、一晩読了だったかもしれない。 ネタバレ回避のため、具体的には出来ませんが、道尾慣れしたのか、「コレはミスリード誘ってるな」「怪しいのはコイツじゃね」というのは、気付いたし、ほぼ当たっていた。その上で、展開のドライブ感。巧みに張られた伏線の数々はさすが。 そして、ライター、橋本満輝の巻末解説を読むと……。再読必至となる。一般にミステリーの再読は、伏線や読み落としの確認orアラ探し的になりがち。しかし、この解説は秀逸。まるで、後出しの薬味のよう(1、2コは気付きましたが……)。 個人的に、道尾作品、お気に入り度としては、かなり上位です。
0投稿日: 2016.10.12
powered by ブクログ二つの家族(兄弟)の話。添木田蓮と妹の楓。溝田辰也と弟の圭介。両方とも家庭環境が似ていて、近所に住んではいたが、接点のなかった二兄弟は互いの勘違いにより最終的に深く関わるはめに。 この著者の『向日葵の咲かない夏』もだが、さわやかな描写もあれば、エグイ描写もありつつ、先が気になって読み進めてしまう。 蓮たちの継父を楓が殺してしまい、犯行を隠蔽するため蓮たちは遺体を山に遺棄する。ところが謎の脅迫状が楓に届きーーこの後の真相はよく考えると無理やり感があるが、全てを書きすぎず、想像にゆだねるラストも個人的には好感触。
0投稿日: 2016.07.18
powered by ブクログ犯人が怖すぎる。途中でなんとなく、ん?もしかして…?いやいや、まさかな……と思った人物がそのまさかで、今までの描写からは思いもよらない本性をさらけ出してきたので、かなり衝撃的でした。そして犯人のおぞましさに隠れているけど、辰也もかなりやばい奴だと思います。 すごく後味が悪いです。でも、道尾秀介の作品は、この後味の悪さがたまらなく好きです。逆にハッピーエンドだとえ?これで終わり?と物足りなく感じてしまう(笑) それと、あとがきの考察がとても面白くて秀逸でした。本編より難解なあとがきがあると本編が面白くてもがっかりしてしまうけど、この本はあとがきも含めて、満足です。
0投稿日: 2016.06.29
powered by ブクログミスリードがお見事! 結果、ある人物への疑念が誤解とわかり、ホッとしたのと同時に、とても悲しくなった。
0投稿日: 2016.06.11
powered by ブクログタイトル通り、ずーっと雨。 それも激しい雨。内容もずーっと雨。 道尾氏のお得意?ミスリードの誘いにのって、 ふらふらとついて行ってしまった。 内容は暗いけれど、面白かった。 兄妹は、あれからどうしただろうと考えずにはいられない。 古本屋で買ったら、サイン本だった。 おいておこう。
0投稿日: 2016.05.21
powered by ブクログ義父と暮らす兄妹と義母と暮らす兄弟。ふたつの複雑な家庭事情が絡み合い、かなり重いテーマながらも展開が次々に起きるので、疾走感があり読みやすかった。伏線もどんでん返しもめちゃめちゃ多くて、続きが気になって一気に読んでしまった。真相がついにわかったと見せかけて、実は全く違ったり、すっかり騙され続けたなあ。なにより真犯人がわかったときの衝撃がでかすぎた。しかも脳髄まで性犯罪で染まってるようなやつだったのに、それまで一切匂わすような描写もなかったから余計に驚いた。 ただ辰也の脅迫状の下りとか、その他の小さな部分にちょっとこじつけ感があって気になった。思い込むために脅迫状を書くってよくわからん。けど、初道尾秀介、読んでよかった。 今までずっと蓮と楓に苦しみを与えるきっかけであった雨が、最後に今まで通り暮らすか、罪を償うか、という選択を与えるラストもよかった。解説にも書いてたけど、わたしもふたりが自首する映像しか思い浮かばないな。これからふたりはどうなるんだ〜。
0投稿日: 2016.05.17
powered by ブクログネタバレにならずに書くのは非常に難しい本です。二組の兄弟の片方の兄が、継父の殺害計画を立てたことから、坂道を転がり落ちるように引き返せない暗い穴へ落ち込んで行きます。ずっと薄暗い雨模様の中を進むようなどんよりとした物語で本当に鬱です。気になるけれど何度も読みたくなくなりました(^_^;)でも結論として良い本でした。
0投稿日: 2016.04.11
powered by ブクログぐいぐい読んでしまった! とはあまりいかず。 なんだか散漫なイメージ。 ちゃんと伏線の回収もばっちりだし、話の運びも悪くないのになんでかしら?
0投稿日: 2016.03.15
powered by ブクログ薄幸な人生を歩む二組の兄弟(兄妹)の物語、単にその哀しみが生む事件を描写するだけに終わらず、「もう一度、家族を見直してみようよ」と呼び掛けているような感じがするのが、道尾流か? 道尾秀介さんの小説を読むのは、ジェケ買いしてしまった『ソロモンの犬』に続いて2作目である。著者の特徴なのか、冒頭から「真相が見えそうで見えない絶妙な緊張感」が続きページから目が離せない。終盤の入り口で少々乱暴な展開が訪れスピード感が加わるが、結末は読者の想像に委ねるような汚れのない終わり方で、複雑な境遇の中で揺れ動く登場人物の葛藤が描かれている物語としては、少々物足らなかった。 ミステリーの魅力は、主人公と共に真相に近づいて行くこと楽しむことだと思う。一方でミステリーの難しさは、その真相を読者に隠しながら、時として登場人物をピンチに追い込み、物語を進めることであろう。この『龍神の雨』の巧みさは、徐々に語り手の視点を増やしていくことで、読者が知らない事実を一つひとつ加えていく手法が取り入れられているところだと思った。
0投稿日: 2016.02.06
powered by ブクログ読んでいるうちに全ての人物が怪しく見えてくるけれど本当の悪人は一人だけ。恐怖や気持ち悪さが全てその人物に集約されて終わりました。偶然選んだ本だったけどこんなに面白いとは思わなかった! 意外なところに悪者がいたなぁ まぁ途中でこいつ変では?? とも思ったけど 終始雨が降ってるため 読んでる間統一感があって 物語に入りやすかったかな
0投稿日: 2016.01.24
powered by ブクログ連と楓、辰也と圭介にとって龍神とはなんだったのか。あの時、○○でなかったら・・というのは人生でよくある事だが全ては運命なのか、二組のその後が気になる。
0投稿日: 2015.10.22
powered by ブクログ道尾・・・って感じだった。 暗い・・・そしてどんでん。 安定の道尾。 途中まではまんまと騙された。 救いの無い兄妹ときっと救われるはずの兄弟。 何とも切ない。
0投稿日: 2015.09.07
powered by ブクログ彼らの運命が 見えない大きな龍神という物にあやつられているような悲劇感。神秘的な何か・・・。 雨はただの気象現象なのに。世界観の設定が素晴らしいです。 鬱々と湿っぽい空気感だが決して暗くなく、希望、未来を予感させた。 彼らには幸せになってほしい。
0投稿日: 2015.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み終わってみると、腐りきった最悪な悪者はただ一人のみ。 そこまでは登場人物間で勘違い、行き違いが多い。 だから、事が大きくなっていく。 まぁ、しょうがないのかなぁ。 解説を読んでみると、ようやく気付く事ばかり。 さら~っと読んでしまってはもったいないのかも。 いろいろ、伏線というか、意味を持たせてあるところ、 読んでいる途中に気付けたらもっと楽しめたかも。
0投稿日: 2015.08.17
powered by ブクログ1506 梅雨に読んだせいか、より一層暗く、息苦しさを感じました。伏線も多く読み易いが、最後まで暗いなぁ。。。
0投稿日: 2015.06.17
powered by ブクログ非常に道尾秀介さんらしい作品だと感じました。 「シャドウ」や「ラットマン」に近い感じがしました。 面白かったですが、結末が納得いかないので、星マイナス1にしました。 途中気づかなかった伏線が多数あるので、近いうちにまた読み返してみたいと思います。
0投稿日: 2015.06.09
powered by ブクログ大量の伏線が最後の最後にピタリとまとまる技法は相変わらず秀逸。でも私の好みの結末とは少々異なっていたので★マイナス1。私はシャドウとかノエルのような、最後に心が温かくなるタイプの話が好みの様子。今回の「救い」は心温まる系ではない。どちらかというと、絶望とか虚無感とか、そういう中に安堵を見出す救い。今回はミステリーによくある、結末は読者の想像にお任せしますよ~という終わり方。楽観主義の私は無理やりハッピーエンドの解釈をしたくなるのだが、そうすると主人公の心が救われなくなる気がして…心の救済という意味ではバッドエンドになってしまう。状況が有利だと、心は救われない。状況が苦しいと、引き換えに主人公の心は救われる。なんとも主人公の心と置かれた状況の明暗が反比例する作品。という観点で読むと面白いなぁ。犯人がキモイ過ぎるのも今回の困った点。周りにいる自信過剰な人物達が、そろって虚言症に見えてしまうではないか。
0投稿日: 2015.06.07
powered by ブクログとっても雰囲気のある道尾氏独特の世界観 全編、降りしきる雨の中 雨は視界を遮り、真実を隠す そして、彼らを狂気へ誘うのか 奇妙な因縁の元に繋がる二組の兄弟は血の繋がりのない親を憎む 効果的なミスリードを駆使し最後に待ち受ける悲劇 彼らのその後はあなたの想像に託されます・・・・・・
0投稿日: 2015.06.02
powered by ブクログ久しぶりの道尾秀介さん。 最初から、道尾さんだなと思われる 暗いはじまり。 内容も、全く犯人だと思わなかった人が 犯人だったので驚いた。 ミステリー久しぶりだと 構えてないから面白いですね。 想像は人を喰らう。は、ほんとだなと 思いました。 どのような結果でも、みんな 幸せになってほしい。
0投稿日: 2015.05.31
powered by ブクログ2015.5.25-29 雨の悪戯で始まり隠された蓮と楓の罪はどうなるのか、兄妹はどんな人生を送ることになるのか・・。複雑な感情や想像が入り混じる道尾秀介の世界満載の作品。
0投稿日: 2015.05.25
powered by ブクログ今ひとつ引き込まれない話でした。 もうすこし、話にリズムがあるともっとぐっと 話に入り込めた気がします。
0投稿日: 2015.02.22
powered by ブクログ「想像は人を喰らう。」 両親を亡くした2組の兄弟。 家族のすれ違いから始まる殺人。暗い暗い話。 この著者の話は面白くない、嫌いだと思ってきたけど、徐々にその良さがわかってきた。 でも、好きかと言われれば、好きではないと答えます。
0投稿日: 2015.02.21
powered by ブクログ三つの「家族」の負が折り重なる。盛り沢山だとは思いながら読んだけど、読了後に橋本さんの解説読んで、意味のない文のなさに興奮。 蓮、楓、辰也、圭介、継父、継母、半沢、翔子、台風、八岐大蛇、素戔嗚尊
0投稿日: 2015.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の読みすすめでどきどき感があった。いろんな人の視点から描いてくれてて、テンポよく切り替わるから読みやすい。犯人は「やっぱりこの人か~」ってなっちゃったけど、登場人物限られるからそうなるよね。 龍=たつお 鬼=犯人 って図式になるけど 最後解説までよんだけど、ぼくは自首してほしいなあ。 ずっと秘密持ってるってしんどいよね。
0投稿日: 2015.01.10
powered by ブクログ兄弟と兄妹の家族の物語。見えているものがすべて真実というわけではなく、そして、人の思いは色々と交錯し混線する。 ラストは読者にゆだねられた形だが、暗喩が多かったので、どう解釈を付けるかはそれはそれで楽しい。 兄妹には強く生きていってほしい。
0投稿日: 2014.12.18
powered by ブクログ読んでて、後半あたりに差し掛かったとき、なんとなくこの人が怪しいなあと思ったら、それは当たってました。 そして、最後まで読み終わったんですが、でも、普通に内容を把握しただけといった感じでした。 そして、橋本満輝さん(道尾秀介さんの飲み友達)の解説を読んだら、この物語の真相が書かれていて、そういうことだったのかあと感心したりしました。 しかし、橋本満輝さんは、「龍神の雨」を一度読んだだけで(「いまいちど物語全体を俯瞰してみた」と書かれてるだけで、はっきり何回読んだかは書かれてないですが・・・)、物語の真相に気づいたなんて、鋭い方ですね。
0投稿日: 2014.12.12
powered by ブクログ些細なズレが重なって様々な誤解を招く組み立て、深い知識がない自分でも味わえるメタファーに飛んだ小道具、結末に対する読者への委ね方の巧みさなど、非常に質が高い作品でした。 道尾氏の魅力を存分に楽しめます。
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログ驚くようなどんでん返しはなかったけど、全てが終わって静かに向き合う兄弟の在り方がとても良かった。既読の4作品の中では一番終わり方が好き。
0投稿日: 2014.11.13
powered by ブクログ道尾秀介は「向日葵の咲かない夏」がまったくおもしろくなかったのでかなり間隔を空いての2冊目です。こちらは面白く一気に読めた。兄妹と義父、兄弟と義母という同じような境遇の2組の兄弟のすれ違いの物語。
1投稿日: 2014.11.11
powered by ブクログ最後の電話線のニュースのあたりは気になっていたので、解説を読んですっきりした。雨でいいことも悪いこともみんな隠されてたんだな。
0投稿日: 2014.11.01
powered by ブクログ全編雨に降り込められた陰鬱なストーリー展開。ちょうど強い雨が降る日に読んだため雰囲気に浸れたし、しかも終盤の緊迫する場面で停電になって変な声出たとい う出来すぎた読書体験だった。中二のリビドー気持ち悪いです!とか素直に騙されておけば良かったのだろうけど、最初からミスリード誘う気満々なのがちょっとね •••。継父の死も溝田兄弟の母の死も真相はわからないままで家族を信じようって結論を持ってくるところが面白い。解説が秀逸。電話線切断のニュースの意味がわか らなくて引っ掛かっていたから感心した。
0投稿日: 2014.09.19
powered by ブクログ大どんでん返しを期待していましたが、あまりスマートな返しではなかった気がします。 お好み焼きをひっくり返したらまだ生焼けだった…みたいな感じです。
0投稿日: 2014.08.21
powered by ブクログあぁ~、道尾さんの作品だ!と感じ入ってしまう本。 昼前に読み始めたのですが、面白くて、他のことは何もせず一気に読み切りました! この本の前に道尾さんのライトミステリーを読みましたが、やっぱり道尾さんの本はこうでなくっちゃ~! なんて、えらそうなことを言っておりますが、一ファンの戯言とお許しください。 ダークな部分もあり、重たい部分もあり、心が痛い部分もあり・・・ だけど好きです、道尾さんのミステリー。
4投稿日: 2014.08.09
powered by ブクログ月と蟹の雰囲気も有りつつ、最近の作風も感じられる、どちらの要素もうまく持った作品だなぁという印象。梅雨の時期に読んだので、作品の持つ雨の雰囲気を満喫できた。解説が深くてびっくりした。そんな穿った読み込み方は私にはできない、と衝撃。
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ道尾秀介の新作ミステリ。母を失い継父と暮らす兄妹と、父を失い継母と暮らす兄弟が巻き込まれる一人の死。降り続く雨を背景に、家族小説的なドラマと著者お得意のミスリードで巧みに読ませてるんだけど、なんか地味かなぁ。
0投稿日: 2014.06.30
powered by ブクログ後半、事件の真実が見え始めた頃から緊張して読みました。 誤解と思い込みが人の善意を見えなくするんだなぁ。やっぱり会話は大事だと思いながら読みました。 道尾さんの作品はいつも後半の緊張感がすさまじい とっても面白かった!
1投稿日: 2014.06.27
powered by ブクログとても道尾さんらしい作品。 道尾作品を知るならば、どこで騙されるか用心して読むだろう。 救いと後味の悪さの両者を期待するだろう。 期待に応えてくれるし、感情移入させられる。 解説もいいですね。作者の思いが伝わってくるようです。 道尾作品には期待が大きくなり過ぎて評価が抑えられてしまう。
0投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログいろいろな人生がある。与えられた状況というのは、変えられないかもしれないけど、なんとか生きていければ、何かがかわるかもしれない。状況も一面的にとらえず、またべつの側面があることを考えさせらえるように感じた。最後の後、二人はどのように変わるのだろうか。なかなか、考え深い道尾作品である。
0投稿日: 2014.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
親の再婚相手は犯罪者に違いない。 でも、人の悪意は端からは見えない。どうすれば―― 性犯罪と殺人計画。水難事故と龍神伝説。疑心暗鬼。 不安に溺れ、犯罪に手を染めていく未成年を描いた作品。 橋本満輝による、文庫版あとがきの解釈も興味深かった。 S家の兄は19歳、妹14歳。 M家の兄・中2、弟小5。
0投稿日: 2014.06.06
powered by ブクログタイトルのように、ずっと雨でした。 陰気な暗い気分になり、道尾さん作品は少し間を空けようと思いました。
0投稿日: 2014.05.31
powered by ブクログ道尾秀介さん「龍神の雨」読了。両親を亡くし妹の楓、継父と暮らしている添木田連。溝田辰也と圭介兄弟も同様に継母とささやかな生活を送っていた。台風により暴風雨が迫る中、連は継父の殺害計画を立てるのだが。。今回も予想を裏切る逆転の数々。すっかり騙されました!物語は、日本の神話と龍、そして雨が重要な役割を持ちながら2つの家族を交差するように描いています。途中関係が無いようなニュースや話が出てくるけど、実は関係していることが巻末の解説を読んで判明。いやー、深いですね。ちょっとした記述が他作品のアレに関係しているなんて。未読の方は何が隠されているかを探しながら読んでみてはいかがでしょうか♪
0投稿日: 2014.05.25
powered by ブクログ最初は、何となくありきたりで惰性で読んでいたが... また、変質者かと... しかし 読んで行く内に、どのような展開になるのか興味が出てくる。いい方向へ向かってくれーと。 どこでひっくり返されるのか、何がどことリンクしているの?終盤になって展開に驚かされる。さすがですね。 最終的に納得しましたが... 少年たちはともかく、兄妹のその後が...気になります。
0投稿日: 2014.05.24
powered by ブクログどんでん返しやミスリードが満載。騙された部分もあったが、ミチオが与える登場人物(少年少女)への試練は、重っ苦しくて読んでいて本当に苦痛! 物凄~く嫌~な気分になる。 解説は有り難かった。
0投稿日: 2014.05.04
powered by ブクログ「家族のことだけは、どんなことがあっても信じなきゃいけない」…主人公蓮の、絞り出したような台詞が痛かった。また解説がとても面白く、なるほどーと何度も思わされた。道尾作品にカメオ出演があることも知らなかったので、これからはそれも楽しみながら読んでみたい
0投稿日: 2014.04.05
powered by ブクログまだ道尾作品は3冊目ですが、その中で一番面白かった。何も考えずサクサク読み進めたのでミスリードさせられました。
0投稿日: 2014.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
途中までミスリードに引っかかってしまいました。 すれ違いが生んだ悲しさがあり、結末は読者にゆだねる部分もありますが、巻末の解説での解釈を読んでなるほどなと思うと同時に、蓮と楓が少しでも救われて前に進んでくれていればいいなと思いました。
0投稿日: 2014.03.11
powered by ブクログ「どこかで雨が降る。そこに人がいる。傘をさすのか。濡れて歩くのか。それとも立ち止まり、首を縮めながら、雨がやむのをじっと待つのか。何が正しいかなんて誰にも判断することはできない。しかし行動の結果は思わぬかたちとなって牙を剥き、人の運命を一瞬でコントロールしようとする。ときには人生の足場を跡形もなく消し去ってしまう。それでも最初の選択は当事者の胸に押しつけられる。人は、手にした傘と空とを見比べて立ち往生するしかないのだろうか。」 面白い! 道尾秀介の作品、面白いなぁ〜。
0投稿日: 2014.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
相変わらず道尾さんの小説は予想できない展開で面白い。 常に大雨が降っているようなイメージをしながら読んだ。 蓮が墓場に行った辺りで裏にいる人物が誰かを考えていたけど、まさかの犯人。見事に騙されました。さらに脅迫状についても騙されてた。 この作品の後に蓮と楓がどう行動するか…どちらを選んでも完全なハッピーエンドではないけど、面白かった。 一解釈とはいえ、解説を読んで、なるほど…と納得した。 最後のラジオのクレーン車で電線が・・と流れ着いた遺体についてはわかったけど、蛇の話も意味があったんだなーと感動。
1投稿日: 2014.01.12
powered by ブクログさすがです。 蓮と楓の兄妹は交通事故で母を亡くし、義父と暮らしている。辰也と圭介の兄弟は海で母を、病気で父を失い、義母と暮らす。 蓮は妹を苦しめる義父を殺そうと、兄弟は母を殺したのは義母ではないかと義母を苦しめようとする。 そんな二組の家族の運命が台風接近と共に交差した時、事件はおこる。 最後は降り続いた雨がやっとあがったスッキリ感。
0投稿日: 2014.01.05
powered by ブクログ買ってからしばらく経ってしまった一冊。 そろそろ消化作業に入らないと需要供給バランスが崩れそうです。 添木田蓮と楓。 溝田辰也と圭介。 どちらの兄弟も、実の両親をなくし、義理の父母との生活を送っていた。 「あいつを殺したい」 重く苦しい雨の日に、蓮は継父の殺害計画を実行に移した。 4人を巻き込んで動き始めた運命の歯車は、降り続く雨とともに染み渡っていく。 腹の底から湧き上がるじっとりとした恐怖。 道尾さんの作品は、このミステリーともホラーとも言い難い空気感に浸れるからだいすきです。 そして久々のヤラレタ感。 毛程も意識していなかったせいで鮮やかにすっぱ抜かれました。 決して大がかりでない舞台設定なのにこのボリューム感はすばらしい。 巻末解説もしつこくないライトな文章で、かつなるほどと感心させられます。 人間の心のざわめきを丁寧に写し取って一遍に仕上げてある良作ですので、迷っている方はぜひ読んでみてください。
0投稿日: 2013.12.17なかなか。
ちょっと不幸な境遇にいると思っている兄弟が2組。最後には、思っていたような不幸は無かったことに気が付く。 物事は見る角度で違って見えることがある、もしかしたら「不幸」とか「幸福」って多分に心の持ち様に作用されるのかもしれません。おすすめです。
1投稿日: 2013.11.20
powered by ブクログずっと雨の中、暗い話で進む。驚いた。うまい、話の展開が。家族についても考えさせられる。私だったら、こういう家族構成の場合、親だったら、子供だったらどんなふうになるだろうって。
0投稿日: 2013.11.13
powered by ブクログ読み応えのある1冊でした。 細部までよく練られた展開で、1度読んだだけでは気づかないことがたくさんありそう。1つ1つの文に意味が込められており、読み落とさないようにしたい。 あとがきで書かれていた橋本満輝さんの解説も非常に興味深かったです。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ2013.10.11 読了 私も最後まで騙されてた‼終始暗いんだけど途中からぐんぐん読めた 丁寧な描写だから後味悪いけどスッキリ感‼
0投稿日: 2013.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母と暮している。蓮の継父殺害計画、楓の嘘、出会うべくして出会った二組の兄弟。4人の運命が少しずつ近づき、そして離れていく。作品の中にさまざまなキーワードがちりばめられているのだが、私はほとんど気付かずに終わりまで進んでしまった。巻末の解説を読んで「あっ!」と思う部分がちらほら…。なるほど半沢の赤コンニャクの謎も、一発解決。登場人物が未成年なのに、最後まで怖い出来事が多く、なんともハラハラさせられるが、終わりには雨が止むように、視界が開けるような気がした。
0投稿日: 2013.10.06
powered by ブクログ道尾秀介、やっぱ好き。おどろおどろしいような雨。きょうだいを思いやる嘘。哀しい誤解。一日で一気に読んだ。
0投稿日: 2013.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
血の繋がらない親と生活する兄妹と兄弟。 嵐の中、二組の似た境遇のきょうだいが交錯する時、事件が起こる。 この小説の主人公は雨と言っても過言ではないくらい、物語に占める雨の存在感が大きい。 雨の描写がもたらす陰鬱さや閉塞感で、読んでるこちらまで息苦しく感じるくらい。 今回も、終盤に事件を二転三転させるための用意が周到。 読者の予想を見事に裏切り、作者が再構築した真実の物語に舌を巻きました。 きょうだい達がお互いを思い合うがために、どんどん歯車がずれていくように状況が悪化していく様子がなんとも切なかった。 ラストでは降り続いていた雨がようやくやみ、ほのかな希望のきざしが見えてきて、祈るような気持ちで本を閉じました。 良く考えると登場人物も少なく、単純なお話なのですが、ここまで読者に手に汗を握らせ一気に読ませてしまうのは、練られたプロットと描写力の確かな実力ゆえだと感じます。 一作ごとに文章もテクニックも磨かれていくのが如実に判りますねー。道尾さん凄いです。 文庫巻末の解説の、龍や雨のメタファーが示唆するところも興味深かったです。 いろんな解釈のできる、奥行きのある小説でした。
0投稿日: 2013.09.07
powered by ブクログまたまた道尾ワールドに引き込まれてしまいました。 あの知らぬ間に陥る”勘違い”、そしてその後に来る”してやられた感”。 今回はどこかで感じたことのある”してやられた感”だな・・・、と思い、その原因を思い返してみると、「殺戮に到る病」であったり、「ハサミ男」の系統と同じなのかと合点がいきました。 あまり新しい驚きは無かったものの、やはり丁寧な小説を書く方だと再度認識しました。
0投稿日: 2013.08.22
powered by ブクログ雨の中に龍がいる。子供の頃に見た雷が心に残っている。母を失い、再婚の母と上手くいかない兄弟、両親を亡くし妹を守る兄。そこに、曲がった性と殺人事件が絡み合う。最終局面に至る部分の疾走、複雑に絡み合った糸をほどいていく。
0投稿日: 2013.08.18
powered by ブクログ継父と暮らす兄妹、継母と暮らす兄弟。接点のないはずだった2人と2人が、とある事件に収束していく話。 すごく良かった。 変に推理せず読み進めていった方が驚き、楽しめる本だと思う。終盤で暴かれる悪意の陰湿さに、勧善懲悪を、制裁を!と熱くなった。 「家族」というのは所詮コミュニティの名称で、中身は他人の寄せ集めでしかない。家族の大切さというよりは、そんな他人達と向き合わなければいけないことの必要性を痛感した。
0投稿日: 2013.08.09
powered by ブクログ道尾さんの作品は本当に凄い。 読者にも推理させて且つ、絶対こうだ!って思う推理を最後に絶対ひっくり返してくれる。 そして、行き着く家族愛。 見事の一言。
0投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
例外なく今回も騙されたw 些細に思えたことが読み終えてみれば色々と繋がって、良く出来てるなぁ・・と改めて感じた。 さらに文庫本の解説で、そんな見方も出来るな、なるほどなー・・とさらに読み返してしまった。 道尾秀介作品は暗いけど、このテンションがあたしは好き。
0投稿日: 2013.07.28
powered by ブクログ想像が想像を生み、取り返しのつかない事態を引き起こしてしまったということか。解説でもいろいろなパターンのラストが示されていたが、私は彼らが神によって救われたのではないかと思った。そうなって欲しいという気持ちからなんだろうけれど。
0投稿日: 2013.07.12
powered by ブクログ相変わらず期待にこたえてくれる道尾作品だが これはミステリ要素もありながらも、兄弟、家族、夫婦・・・などの 偶然な思い違いや思い込みを陰鬱な雨になぞって展開する 悲しいドラマでもあるのがいい。 解説にある「カメオ出演」も興味深く読ませてもらった。
2投稿日: 2013.06.26
powered by ブクログ相変わらず陰気だけど読み応えのある道尾作品。ストーリー上雨が大きなファクターになっているだけでなく、画的にドラマチックな効果を与えている。本編だけでも充分に面白く満足だったが、解説で読んでいる時に気付かなかった事がいろいろ説明されていて更に感心した。映画化されることを期待。
0投稿日: 2013.06.18
powered by ブクログ雨に翻弄された蓮と楓、辰也と圭介に救いはあるのか!? 巧みなミスリードなんでしょうが何か読後感がすっきりしなかった。
0投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログ道尾さんの小説は、とても緻密に丁寧に物語が練られていて、 いつも“職人”的なこだわりと想いの強さを感じるので、とても好きです。 龍という運命に翻弄される物語。 雨さえ降らなければ、なにも起こらなかったかもしれない。 すべては、雨のせいなのだろうか… 多くの示唆とメタファーを忍ばせるのが道尾さんの味でもあるけれど 解説を書いた橋本満輝さんは、とてもよく行間を“読ん”でいて、 それによりこの小説の深みがぐっと増した気がします。 他の道尾さんの小説の中でも、どのメタファーが何をさしているのか、丁寧に探ってみたくなりました。
0投稿日: 2013.06.03
powered by ブクログ「カラスの親指」でもまんまと作者のトリックに引っかかったが、今回も綺麗に騙されてしまった。本編でも言われているように想像の力とは恐ろしい。結局のところ楓・蓮の父親は最低な奴ではなかったし、辰也は脅迫なんかしていなかったし、辰也・圭介の母親は人殺しではなかったのだ。しかし語り手同様、その想像にすっかり取り憑かれてしまった。語り手が事の真相から比較的遠い圭介・蓮だったからこそ、楓・辰也の考えている事を勝手に想像し勘違いし、読者もそれに吊られてしまう。この本の面白いところはそういうトリック以外に、龍や雨といったいくつかの言葉が何かしらのメタファーになっているところ。最後の解説を読んで二度面白い。もう一度読み返したくなる作品。
0投稿日: 2013.06.02
powered by ブクログ雨が心を惑わす。誰かに、この心の責を押し付けたかった。それって自然な気持ちだと思うが、不都合が重なったのがこの二家族。岩波文庫のマノン・レスコーの後に読んだので、字も大きく読みやすかった。 一度もぶつかり合わずに極論を出してしまったのは、残念だった。
0投稿日: 2013.05.21
powered by ブクログ面白かった。 心の弱さから目を背けたいがための行き違いや真意は別にあるのに不器用さや過去の過ちから生じたすれ違いによって起こる悲しい事故・事件と、 一方で変態クソヤローが起こす救いようのない事件とが交錯して辿り着く結末に微かな光が見れてよかった。五人の登場人物の未来に幸あれ。
0投稿日: 2013.05.20
powered by ブクログミステリーを読んでいると、道の途中で踏んづけてしまった石ころのようにあとになって「あ、そういえば」ということがよくあるけれど、今回もみごとにだまされてしまった。 いざなうような展開。 血の繋がった兄弟、血の繋がらぬ家族。それぞれに交錯する思い。 雨を背景に、不安や疑惑がジワジワ深まってゆく。 味噌汁の匂いがする。 雨音は、やがて聞こえなくなった。 澄んだ空気に雨だれだけが残った。 の最後の3行も印象的。 橋本満輝さんの解説もよかった。
0投稿日: 2013.05.10
powered by ブクログやはり一筋縄ではいかない道尾作品。読んでいてとても不安にさせられる展開はいつものとおりですが、やっぱり最後に引っくり返されます。まさに「想像は人を喰らう」。観念の産物である龍が、人の心の内に棲む様々な負の感情を呑み込もうとするように、人は自ら不安という罠に陥れられていく。「何で、こんなことになっちゃったのかな」取り返しのつかない現実に、家族のことだけはどんなことがあっても信じなければいけない、という蓮の言葉が止まない雨音のように響きます。最後の龍神の雨は蓮と楓の2人にどんな未来をもたらすのでしょうか。
1投稿日: 2013.05.08
powered by ブクログ兄妹の継父への不信感が殺人を呼ぶ。あの日が雨じゃなければ起きなかったかもしれない事件。発言の盲点を付く感じは道尾作らしいが、ずるさを感じる
0投稿日: 2013.05.05
