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総合評価

1525件)
3.6
237
503
514
116
26
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    ミステリ作家、米澤穂信の処女作。 「古典部」シリーズ1作目。 米澤作品の十八番、殺人、凶悪犯罪のない、 高校生の日常に起きる、さまざまな謎解き中心ミステリ。 しかし、そこも米澤さんらしく、 隅々まで、丹念に、緻密に、精緻に、 伏線を張り巡らせてある。 「角川スニーカー文庫」ということや、 青春ミステリ、という点から、 手を出すのにためらっていたが、これはこれでなかなか。 米澤さん、いい仕事してるなぁ、と最後まで、 楽しませてくれた。

    0
    投稿日: 2010.11.11
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    高校生っていう(大人の世界に比べて)狭い世界でのちょっとした謎解き。 気合いとかいれず、肩肘張らず、いい意味で「お気軽に」すらすらと読めた。本も薄めだし。 次はできれば高校生じゃない物語も読んでみたいなと。

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    投稿日: 2010.11.11
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    身近なのに異質な4人の男女が主人公。彼らの操る言葉遣いが古くて高校1年という設定と合わない!storyも実話をベースに創作されていてありそうなんだけど、そこはやっぱりフィクションで実際にはない・・・身近で異質。このバランスが見事です。

    0
    投稿日: 2010.11.09
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    ちょっとつまんで小腹を満たす。お伴に紅茶があれば幸せな、アーモンドいりのチョコレートクッキーみたいなミステリ。

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    投稿日: 2010.11.02
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    甘酸っぱくない青春。つまりほろ苦テイスト。じわじわ紐解かれて、最後に一回転して決着を迎える構成が好き。わかりやすい起承転結がなくても面白いモノは面白い。

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    投稿日: 2010.10.30
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    交通事故に遭って骨折し、短期間だけれど入院した。その病院の売店でみつけて購入した。 その少し前に「さよなら妖精」を読んで、米澤さんの小説の空気が肌にあったので、期待して読み始めた。高校生活が舞台となっている点や、物語の背後に控える如何ともしがたい現実というのは共通しているけれど、「さよなら妖精」と比べるとポップで明るい雰囲気で、折れた腕の痛みを紛らわすのにとても役立った。

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    投稿日: 2010.10.20
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    うわー、そうくる!ってゆう暗号でした。 読み終わってみたら単純な、っって思うんですが、 読んでる間はわかりませんでした… なんとなく事件の内容はうっすら予想できたのですが。 いい謎は謎のままのほうがよいかも。 でも、いい謎だからこそ、なんでそんなことになった理由が知りたくなっちゃうのかも。

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    投稿日: 2010.10.17
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    姉の命令で廃部間際の古典部に入部した、省エネ少年・折木奉太郎。何事にもなあなあに取り組んできた彼だったが、古典部をきっかけに日常のささやかな謎の解決になりゆきで関わることに。独りでに密室になった教室。毎週必ず借り出される本の謎。やがて、三十三年前の伝説となった古典部絡みの事件が明らかになるが・・・ インシテミルが若干不発だったんで、いやでも!一冊だけで作家を判断しちゃいけないわ!と思って手に取ったデビュー作なんですが、うん・・・とりあえずこのシリーズはもういいわ・・・高校生らしくない話し方というか、中途半端な厭世観というか・・・とりあえず、いろいろ不自然。というか謎が・・・小さすぎて・・・全然そそられない・・・。最近世間の評価と自分の評価のギャップが昔以上に出てきてるなあ。何でだ。

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    投稿日: 2010.10.16
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    爽やかな読後感。でもちょっとほろ苦い。 初めて読んだ米澤穂信さんの作品は小市民シリーズで、あの話もそうだけど、さらりと読めて重みが良い意味でない。ちょっとした不思議をちょちょいと解き明かしていく気持ちよさ、というか。さっぱりしてる。

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    投稿日: 2010.10.14
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    すっごく面白かった。 この人の文章好きだなぁー(笑) 「謎」の部分も面白いし、「青春」の部分も良い。しかも少しダーク。 主人公はめんどくさがりやでどこか達観してるんだけど、そういう子が知らず知らずかわいい女の子に影響されて病んでいくのを見るのは楽しい(笑)

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    投稿日: 2010.10.11
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    インシテミル読んでから気になって。 ライトノベルみたい…と思ったらスニーカー文庫だった。 身近な謎系! でもこんなしゃべり方する高校生はいないしいたら怖いし、なんかなあ。 まあまあ、でもそれなりに面白かった!

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    投稿日: 2010.10.09
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    古典部シリーズ。ほろ苦い青春ミステリ。氷果の意味に気付いたときは、鳥肌が立ちました。省エネ体質の折木と気になりたがりの千反田のやり取りはほほえましいです。巻を追うごとに距離がじわじわと縮まってる気がするのは気のせいじゃないといい。お姉さんの話も読んでみたいなぁ。

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    投稿日: 2010.10.04
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    思春期な男子の透明さと、ウズ黒さを書かせたら秀逸。 米澤さんの「古典部」シリーズ 省エネがモットーの男子高校生の 安楽椅子探偵の才能を発揮させるシリーズ。 第1弾。 古典部の文集に隠された秘密とはって、日常ミステリ系。 あー、高校生のとき、こん薄暗い感情あったなって いつも共感します。

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    投稿日: 2010.10.03
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    +++ いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。 +++ 古典部シリーズの一作目。順番無視のめちゃくちゃな読み方をしてきたが、一作目はやはり面白い。そういうわけだったのか、と腑に落ちることもあり、古典部員たちの関係性や省エネ少年ホータロー自身の気持ちの持ちようの変化がみられて興味深かった。ちいさな謎ときから始まり、三十三年前の古典部の先輩で千反田の伯父・関谷の事情やカンヤ際の名前の由来、古典部の文集のタイトルの謎も解き明かされて、古典部にどっぷり浸かることになる彼らのこれからを予感させる一冊でもある。

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    投稿日: 2010.09.29
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    面白かった―! 主人公の省エネな考え方が好きです。 日常のちょっとした謎が読みやすいし、爽やかすぎない結末とか米澤さんはだから好きです。 シリーズまだ出ているらしいので、これからも古典部の活躍が楽しめると思うと嬉しい。

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    投稿日: 2010.09.28
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    ついに読みました!古典部シリーズ第一弾!これが発端だったのですね。 姉の手紙に導かれるように古典部に入部した奉太郎。 いつの間にか密室になった教室や毎週必ず借り出される本の謎、そして「カンヤ祭」、古典部文集『氷菓』に関係する33年前の事件の真相。 省エネがモットーの奉太郎が千反田えるの好奇心に振り回されこれらの謎を解き明かします。 「日常の謎」ってこういう感じなのですね。 4人とも初々しい。やっぱり刊行順に読みたかったです。 そしてお姉さんはやはり謎の人です。わたし、とても気になります。 真相の盾となった「彼」の心情を考えるととても切ないですが、やっぱり面白かったです。 早く新作が読みたいなぁ。

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    投稿日: 2010.09.28
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    姉の命令により廃部目前の『古典部』に入部した『折木奉太郎』。”省エネ”がモットーなのだが、好奇心少女の『千反田える』や似非粋人の旧友『福部里志』らと共に、文化祭に向けて文集を作ることとなる。 文集『氷菓』に秘められた三十三年前の真実とは・・・ いつの間にか鍵の掛けられた教室に消えた文集など、学園ものらしくプチミステリーを解きつつ舞台は大きな謎へと繋がっていきます。それにつれて面白さもアップしていきました。ほろ苦さの残るラストも「青春だね」って感じです。キーである読み替えは所々にヒントがありましたが、まったくもってスルーで。 私的には歩くデータベースの『里志』君がお気に入りです。なんか突き抜けた感じがいいです。図書室で悲しそうな顔をする場面があり、深い意味があるのかと気になっていたんですが、いたって普通に流れていっちゃいました。 学生運動などの時代背景はいまいちピンとこなかったけど、それは登場人物の同じ感じなんだろうということで。やたら厳めしい言葉を使う高校生達ですが、全体的には簡単で読みやすかったです。

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    投稿日: 2010.09.28
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    米澤穂信さんの作品で初めて目を通した作品です。 省エネ主義の主人公が、日常に潜む謎を解決する青春ミステリーです。古典部シリーズの第一弾

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    投稿日: 2010.09.27
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    高校生になって、姉から古典部を存続してくれないかと言われるところから、物語は始まる。 いままでは、何となく無気力だったけれど、同じ部活に入った千反田の疑問に誘われるように、謎を解いていく。 日常的な、学生生活における推理。そういった物語をこの本は楽しませてくれます!

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    投稿日: 2010.09.18
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    古典部シリーズ1作目。やらなくてもいいことはやらない主人公の「折木奉太郎」が好奇心の塊の「千反田える」に出会って次々と日常の疑問を解決していく。気軽に読めるし、おもしろいと思う。2作目3作目も気になる。

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    投稿日: 2010.09.17
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    伏線の散りばめ方はなかなかうまいなと思ったが、いかんせん、物語に派手さがないので、だからどうしたという感じになっているのが惜しい。 何気ない日常をミステリーに仕立て上げるのはこの人の確固たるスタンスでよいのだが、『ボトルネック』や『犬はどこだ』のような、強烈な切れ味のオチがないと物足りなく感じてしまう。 読んでいて思ったのは、こんなに自分のライフスタイルについて考えながら生きている高校生なんていねぇよ…。フィクションだから別にかまわないんだけど。 単に私が何も考えずに高校生活を送っていただけで、他人はもっと哲学的なこととか考えていた可能性もある。

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    投稿日: 2010.09.12
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    古典部シリーズ1作目。 ストーリーも良い、謎解きも面白い、最後のあとがきなんて酷い(良い意味で)! この人の、最後のウワッとなるラストは凄く好みです

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    投稿日: 2010.09.12
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    ●あらすじ● 何事にも積極的には関わらず、無駄なことはしたくない省エネな人生がモットーの高校1年生、折木奉太郎は、ある事情で廃部寸前の『古典部』に入部することに。 同じ古典部に在籍する、黒髪美少女の同級生・千反田えるの、好奇心旺盛でわからないことは筋道たてて説明を求める厄介な性格により、不本意ながら、日常に潜む小さな謎たちを解いていくはめになります。 いつの間にか密室になっていた教室、毎週金曜日に必ず貸出と返却が行われる本、『氷菓』と題された文集と、三十三年前に起こった事件……。 ●感想● 米澤穂信さんの作品は、初めてでした。が、生徒たちから大好評で「面白かった~」と返却されてくるので、気になっていました。 学校図書館の蔵書は『氷菓』ではなく『期間限定シリーズ』ですが…。 さて、氷菓ですが、なるほど、生徒たちが好きそう! こういう、ちょっと変わった名前とか、「俺ってちょっとみんなと違うんだ…」というキャラが、女子たちは好きなような気がします。たしか、期間限定シリーズも、こういう省エネキャラが主人公だった気が…。 世の中を斜交いに見たまま終わってしまったらどうしようかと思っていましたが、杞憂に終わって安心です。 解かれていく謎たちも、些細だからこそ、なかなか予測がつかなくて面白かったです。 うむ、期間限定シリーズ、返却されたら読んでみようかな。

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    投稿日: 2010.09.12
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    インシテミルとは全然違うけれど、こちらが本来の米澤さんの持ち味なのかもしれませんね。すごく優しくせつないミステリーです。好きです。

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    投稿日: 2010.09.09
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    古典部シリーズ1作目。高校で「古典部」という廃部寸前の部活に入部した男女4人が日常の謎に挑む。 最終的に「氷菓」という題名の文集に秘められた33年前の真実を解き明かすことになる。それも含めて謎の設定はかなり地味だが、青春小説としては続きを読みたい。

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    投稿日: 2010.09.08
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    主人公のスタンスと、文章や言葉の選び方がとても好み。 展開はところどころ先読みできたところもあって多少じれったかったけれど、タイトルの意味にはじわっときた。 続きもすぐに入手したいと思います。

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    投稿日: 2010.09.08
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    姉の有無をも言わせぬ命令で 活動内容不明の古典部に入部する羽目になった奉太郎。 そこで出会ったのは好奇心の権化・千反田える。 「やらなくていいことはやらない」 省エネを信条とした奉太郎の日常生活は破綻をきたす。 親友で歩くデータベースの里志、 天敵で完璧主義の伊原も加わって 日常のちょっとしたミステリを解決して行く。 そんな奉太郎に希望を込めて千反田はあることを依頼する。 《行方不明の伯父がかつて残した言葉を思い出したい》 手掛かりは古典部の文集「氷菓」。 33年前、伯父の身に何が起こったのか。 「氷菓」という名前に隠された秘密とは。 世代を超えたあの当時の高校生たちの想いを目の当たりにし 現代を生きる彼らは何を感じるのか。

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    投稿日: 2010.09.07
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    米澤さんさすが・・・! 結構斬新な登場人物が多い気がする・・・・ 千反田えるチャンよりも・・・折木クンのほうが好き!!

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    投稿日: 2010.09.05
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    高校を舞台にした日常ミステリ。謎解きそのものより登場人物の会話やキャラクターが好き。小市民シリーズと重なる点は少なくないけど、読んでしまうんだろうな。黒髪で浮世離れした雰囲気のお嬢様は「インシテミル」の須和名祥子にも通じてる。

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    投稿日: 2010.08.31
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    何となく、もっと怖いもののイメージがあって敬遠してたんだけど、全くそういうことなく、読めました。 小市民シリーズが好きなんだけど、古典部シリーズもハマりそう。 早速、古典部2作目、3作目の文庫を買いました。

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    投稿日: 2010.08.30
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    初めて読んだ米澤穂信作品。 手軽に読める青春ミステリーです。 省エネ高校生と個性あぶれる古典部の面々にくすりと笑わせてもらえます。 楽しくテンポよく話が進むので、ちょっと読書をというときにはいいかも。

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    投稿日: 2010.08.26
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    キャラ像がしっかりありすぎてアニメをみてるよう。ノベライズ化したんだといわれて納得する感覚に似ている。

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    投稿日: 2010.08.25
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    古典部シリーズ一作目 かなり読みやすくて手軽に楽しめる青春ミステリーって感じです 内容が軽いというわけではないです。むしろしっかりミステリーしてます でも「氷菓」の解答はなぁ…正直肩すかしをくらった気分です``笑

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    投稿日: 2010.08.21
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    いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない"省エネ"少年・折木奉太郎は、姉からの手紙で入るように説得され古典部に入部する。同じく入部した仲間の千反田えるに依頼され、日常に潜む不思議な謎と彼女の伯父がいたという古典部の過去を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場! いやー、タイトル「氷菓」に込められた意味は最後まで分からなかったです。簡単なダジャレではあるけど、深いよなぁと思わずにはいられない。当時の空気とか全然知らない私が言うのもアレだけど、たかが文化祭のために誰かを犠牲にしてもいいのかなと。本人の答えを聞くことはできないけど、それでもこの氷菓に全てが込められてるなと思う。最初はちょっとした日常ミステリーだったけど、最後はしっかりまとめてあって続編が出てるのも納得できました。ただキャラ的にはあんまり魅力的な人いないかな・・・。

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    投稿日: 2010.08.17
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    <内容>いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。

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    投稿日: 2010.08.13
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    短いうえにテンポがいい。正直、提示される謎自体に追求したくなる程の魅力は感じなかった。ただ軽く漫画を読むような感覚で読めてしまう。

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    投稿日: 2010.08.08
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    古典部シリーズ。日常の謎的なミステリーです。主人公や主要キャラや謎のささやかさ加減とかが小市民シリーズとかぶるような。気軽に楽しめる作品だと思います。

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    投稿日: 2010.08.06
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    米澤穂信さんをテレビで拝見し、ツイッターのポストを見てファンになりました。読みたい本はたくさんあるのですが、有名な古典部シリーズから読んでみたくなりました。高校生が主人公ですが、キャラクター造形がしっかりしているのでイメージがわきやすく読みやすいです。日常に潜むナゾ解きも楽しいです。

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    投稿日: 2010.07.17
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    些細な謎が積み重なり、 最後の大きな謎「氷菓」へとつながります。 関連性もない日常の謎が最後には伏線として利用される、 それがなんとも気持ち良かったです。 ちょこっと詳しくは私のブログに書きましたので 良ければ、ご覧ください。 http://natsu-story.petit.cc/0engine/tokyo_bbs.cgi?mode=show&call_dir=..%2Flime&engine_dir=..%2F0engine&search_mode=1&search_word=20100710011319&search_domain=CGI_SERIAL

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    投稿日: 2010.07.15
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    古典部の四人がすごく好き。氷菓……気付かなかったなあ…。 33年前の事件は考えさせられた。 司書の先生のことはすぐに気づいてもよさそうなのにね。 とってもおもしろかったです。

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    投稿日: 2010.07.12
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    青春ミステリー 学園ものではありますが、淡々とした主人公の語り口が甘酸っぱさを寄せ付けない感じがしてより物語の本質が伝わった気がしました。 若気の至りとか黒歴史とか、忘れたいけど忘れちゃいけないことをちょっと考えさせられました。

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    投稿日: 2010.07.11
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    古典部シリーズ第1弾。 ミステリではあるが、派手な事件が次々と起こるのではなく、 高校生の主人公たちが、周りにある「日常の謎」に挑む物語。 この種の謎では楽しめないかなぁ、と少し不安だったけど、 著者の綴る文体が自分に合っていたようで、 思いの外スムーズに読み進められたし、 いよいよメインの謎に挑み始める頃には、 完全に夢中になっていた。 シリーズものなので、次作、またその次が待っていると思うと 楽しみで仕方ない!

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    投稿日: 2010.07.05
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    『やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければならないことは手短に、だ』 『きっと十年後、この毎日のことを惜しまない』 『ええ、そうです。……わたし、気になります』  

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    投稿日: 2010.07.04
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    「古典部シリーズ」の第一作。主人公のモットーが特徴的。それ以外のキャラも魅力的で、読んでて気持ちいい。軽いミステリやけど、個人的には相当オススメ出来る。

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    投稿日: 2010.07.02
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    米澤氏の作品はこれが初。 あらすじにある主人公・折木奉太郎の省エネぶりをやや期待しすぎたようで、省エネというよりもちょっとした面倒臭がりというくらいのものだったので少しがっかりしました。 また、古典部だからなのか折木と福部の会話が妙に古典的な言い回しで、その書き方がなんとなく気取っている風にも感じてしまいちょっとイライラしました(笑)。 ミステリーとしては易しいもので、今作のメインとなる「氷菓」について古典部の部員がそれぞれ調べて発表するシーンではまどろっこしく思い、調べるポイントもそこから攻めるのか…と思ってしまうほど全体的にゆるゆるのミステリー具合でした。 物語もミステリーもキャラクターもどこかぎこちない感じがしました。

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    投稿日: 2010.07.02
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    古典部シリーズ第1作目。 いわゆる日常ミステリーもの。 小市民シリーズを先に読んでしまったせいか、キャラクターがどうも被って見えてしまう。それでも、小さな日常の謎が小気味良く解決されていくのは楽しい。 続編も必ず詠ませる米澤流も健在。

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    投稿日: 2010.07.02
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    ダジャレか…。あの言葉の意味が分かった瞬間は鳥肌が立った。 「わたし気になります」が口癖の千反田えるのために日常の謎を省エネ高校生の折木奉太郎が解いていく高校生青春グラフィティ。

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    投稿日: 2010.06.15
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    このミステリーがすごい!作家別1位という宣伝文句だけで買ってみたけど失敗。まず、文章が冗長で稚拙。児童小説の類であれば納得ですけどね。特にしゃくにさわるのが衒学的文章であるということ。傲慢で知性を感じません。そして特にどんでん返しもない学生運動と氷菓というオチ。「あ、そう」で終わりなのが非常に残念な作品でした。

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    投稿日: 2010.06.10
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    古典部文集『氷菓』の謎は解けたけど、なんかスッキリしないのは 作者が続編を書くつもりでこの本を書いたからなのか 私自身が続編あることを知っていて読んだからなのか…。 米澤さんの文章って、えらい昔の言い回しを使ってるかと思えば 的確なツッコミでくすっと笑わされたりしておもしろい。

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    投稿日: 2010.06.03
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    オチを知るには最後まで読まなければならないのは道尾さんと同じくらいの複雑さがありますね。 ただ、こっちのほうがまだ現実的。 米澤さん、やっぱいいわー。 ただこれ、うすいんです。 厚さ1cm未満。 私の情けなく小さい手の小指の爪と同じくらいの幅。 ラストスパートで読んだら一瞬でした。

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    投稿日: 2010.05.31
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    古典部シリーズではやっぱりこれが一番好きです。苦くて甘い成功と挫折。青春ミステリの代表格と言ってもいいと思います。米澤穂信らしさもあって、米澤入門にもぴったりです。

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    投稿日: 2010.05.25
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    5/17読了。軽めで読みやすいお話。 謎が解けるシーンでイマイチ感動できなかったのは、うっかり榊原郁恵の「夏のお嬢さん」を思い出してしまったせい。たぶん。

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    投稿日: 2010.05.18
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    よくわかんない部活にほぼ強制入部させられ、ちょっとアレな部員たちとそう大したことない謎解きに挑む…とかくと中学生日記の延長のようですな。ラストの話でどんと盛り上がります。残念っていうか私の頭が残念で英単語の意味がすぐには分からなかったんですが…。

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    投稿日: 2010.05.16
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    ■古典部の文集に封印された33年前の謎とは? いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実――。何事にも積極的には関わらない“省エネ”少年・折木奉太郎は、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げるさわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場! 第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞

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    投稿日: 2010.05.14
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    『氷菓』 青春謎解きストーリー。 灰色高校生が33年前の謎に迫る! みたいな感じ。 おもしろかった。 謎解きが破綻がなくて納得。 僕は全然わからなかったけど。 印象としてはライトノベル。 なんとなく涼宮ハルヒな感じだった。 どこがどう?と言われても困るけど。 第一僕は涼宮ハルヒのやつはアニメしか見たことがない。 あと登場人物の感じがめだかボックスな感じに似ている。 決して嫌いじゃない。 好き。 でもこれにマッドになる感じではないな。 シリーズ化しているようだからさらに読んでみたらもっと魅力的になるかもしれない。

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    投稿日: 2010.05.09
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    ミステリーに肝心の謎解きは興味をひくようなものでなく、題材にとった学生運動は、史実に基づいているというだけあって、僕よりもうちょっとでも上の世代なら「そのくらいのことならよくあっただろうね」というようなものだ。それに登場人物たちはひとつひとつの行動に、その人らしい動機や生活感が描けずに、たとえば「○○家のお嬢様」というようなこけおどしの設定があるにすぎない。でもこの年齢にしては、文章のテンポはきれいに流れているし、構成もきちんとしている。だから内容は面白くなくても、それなりに読めてしまう。きっとそういうところに将来性を買われてデビューし、実際、ここまでの作家になっていったのだろう。""

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    投稿日: 2010.05.07
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    古典部シリーズの第一作。初めて読んだ米澤穂信作品でもあります。 日常の中で解き明かされるちょっとした謎が心地いい。最後にはちょっと壮大になったりはするんだけど。 登場人物もみんなキャラが立ってる。個人的には折木奉太郎が好き。省エネ主義万歳!! このシリーズの今後が楽しみ。

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    投稿日: 2010.04.28
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    やはり、古典部シリーズは自分の好みに合うな~。 もうこのセリフ良いですよね「わたし気になります」って。映像化が期待できると思うんですけどね♪ 改めて読んでみると思うのですが、【氷菓】の意味を考えなければなかった、関谷純の気持ち、それを33年後に知ってしまう古典部の面々。特に千反田の気持ち悲しすぎますよ。 その意味をここには書いたりはしたら、結末をってことになってしまいますからね、書きませんが。 米澤さんの原点というか、デビュー作で粗さもあるでしょうが、青春の日常のミステリーを爽やかにね。 個人的には、姉・折木供恵の存在が毎回気になってしまうのですが、最初から存在感ありますよね、意外とキーポイントだし。 何より、世界中を旅してるのが羨ましい!!(本編に関係ですが) でも、自分の高校の頃のイメージとして文化部ってこんなに活気あったのかな?? テニス部の自分はあんまりわからないかな~演劇部にはちょくちょく顔を出してましたが、他の部活の実態は??? 学生の頃の気持ちも思い出しつつ、殺人とかない派手さもないでも何か面白い作品、是非お薦めです♪

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    投稿日: 2010.04.26
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    登場人物たちが高校生にしては落ち着きすぎな気がしますが,学園モノとして,面白いです。 ミステリはこてこてのが好みですが、たまにはこういう日常の謎ものもいいかも。

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    投稿日: 2010.04.25
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    千反田える。面倒くさいけどいいキャラしてるなぁ。ホータローのグータラ加減もいい。物語の構成的にはやや難があったかもだけど、キャラが引っ張ってくれました。そして氷菓の意味は、……うーん。唸らせられました。

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    投稿日: 2010.04.22
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    帯に惹かれて購入、デビュー作みたい。 設定からしてあまり入り込めず、、 なんか事件が淡々とあって それを淡々とこなす感じ。 優等生キャラもなんか自分にあわなかった。 あれ、何でこんなにも仲良くなってるの?? っと間がけっこー飛ばされてるなあって感じた。 そこまでいい!っていう感じでもないけど、 氷菓の意味はやっぱり切ない。 もっとこの人の本を読んでみたいなあて思った。

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    投稿日: 2010.04.20
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    ここまで違和感なく青春小説にミステリを落とし込む作家がいるのだろうか。 ライトノベルレーベルから一般文庫に格上げ(?)されたのも頷く、高いクォリティー。 キャラも個性豊かでかつ陳腐でない。 米澤先生は「バランス感覚」がずば抜けてるなと思う。 ラノベしか読まない中高生がミステリを読み始めるのなら本書ほど最適な小説はない!とか言っときます。 ほんのり結末が苦いのも米澤初心者にはお薦め。作品が出る度どんどん苦くなってきている。

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    投稿日: 2010.04.14
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    第2弾の「愚者のエンドロール」を先に読んで気に入ったので、購入。 なんていうか、大げさで細かすぎ。 導入部の推理?が微妙すぎて、千反田がめんどくさい印象に。 そもそも「愚者の~」を読んだのが数年前。 私の傾向が変わってしまったのかな。

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    投稿日: 2010.04.05
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    古典部。こんな学校あったらおもしろいだろうな、なんて思いながら、すんなり読めちゃいました。ツンとくるような切なさが残る。

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    投稿日: 2010.03.28
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    前評判ほど登場人物に思い入れはできなかったかな。 ただ《氷菓》の真の意味がわかったときは息をのんだ。

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    投稿日: 2010.03.20
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    作品の中の合間に出てくるミステリーは、自分もその謎を探るように読めておもしろかったです。 何よりも登場人物たちの話が自然で、その中にあるくすりと笑わせられます。 特に主人公、ホータローが好き。 高校生らしくは無いけれど、ある意味現代の高校生らしい要素が垣間見えるところを見つけるたび、魅了されました。 “大事なのは真実ではない、千反田が納得することなのだ。” この言葉が印象的。

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    投稿日: 2010.03.15
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    「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことは、手短に」がモットーの主人公・折木奉太郎は、高校生になったばかり。モットーにしたがって帰宅部で通すつもりでいた彼の元に、海外旅行中の姉から、指令の手紙が届く。「古典部に入りなさい。」  姉は同じ高校の卒業生であり、古典部のOBでもあるという。その古典部が、入部者がおらず、このままだとじきに自動消滅するという状況を迎えており、ただし、4月に入部するものがあれば存続となるという。姉の青春の場を守りなさいという手紙に、姉に逆らえない奉太郎は、しぶしぶながら古典部への入部届けを出す。ところがフタを開けて見れば、廃部どころか、新入部員がほかに3名も出てきた。これなら自分は入らなくてもよかったじゃないかとぼやく奉太郎だったが、好奇心に満ちた仲間たちが彼の元に持ち込む、数々の謎を解くため、彼らに知恵を貸しているうちに、少しずつものごとへの考え方が変わってきて……  面白かったです。殺人事件とかではない、日常の謎を扱ったミステリで、しっかり興味を引いてくる語りと、古典部員たちそれぞれのキャラクターが面白く、そして細かいところに挿入される小ネタがとても愉快。笑えます。  軽快で面白く、しかし軽いばかりではなくて、ほろ苦い結末が秀逸でした。  友達が米澤さんにはまっているそうで、他にも何冊か貸してもらいました。読むのが楽しみです。

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    投稿日: 2010.03.11
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    古典部シリーズ。ひょんなことから古典部に入った4人の高校生が日常の謎を解いていく話。全体に漂う活発でない部活のゆるい雰囲気と時々ブラックな感じがほどよい。とりあえず次作に進む。

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    投稿日: 2010.03.05
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    著者の作品を読むのはすでに六冊目だからか、特に新鮮さは感じられなかった。 さりとて面白みは変わらず、楽しめる。読みやすいです。

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    投稿日: 2010.03.03
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    間違って(よりによって)『遠回りする雛』から読み始めてしまった古典部シリーズ。でも、先にそっちを読んでいるからこそ、この『氷菓』の甘酸っぱい部分が!部分が!! ホータローかわいいよホータロー。

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    投稿日: 2010.03.01
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    ミステリってのは身近に転がっている。 問題は、それを謎と捉えるか流すかの違い。 舞台のほとんどが学校なので、校舎の様子も 特別教室の雰囲気も実に想像しやすい。 大きな事件なんてのは起こりません。地味です。 なのに立派にミステリなんです。 キャラの描き方がうまいので身近な謎への係わりも ちゃんと役割分担が出来ている。 お嬢様部員の個人的な謎と身近な謎は導かれるように 文集「氷菓」に繋がります。 伏線が一本の線に繋がる瞬間って快感ですよぉ~。 読後感としては切ないんですけどね・・・

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    投稿日: 2010.02.21
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    2冊目~ 読後の感想は うーん。なんとも言えなかったです。 「氷菓」の意味がなんとも切ない。 でも、話の流れの感じは さよなら妖精とあんまり変わらないんだよなぁ・・・ 知りたがり屋の女の子が居て それを解決する男の子が居て! 男の子が省エネか省エネじゃないかかと思うんですけど・・・ おんなじ括りにすると 某方に怒られてしまいそうですが・・・w でも話の流れは 学生時代を彷彿とさせられました。 でも、こんな感じで学校には打ち込めてなかったんだなぁ。 若い人に読んで欲しいです! 学校生活に退屈を感じている学生さんにオススメしたいです。 薦める人が、あまりにも落ち込むって言うから 安全牌で攻めてみたのですが ちょっと違う米沢さんに挑戦しようと思います!

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    投稿日: 2010.02.15
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    神山高校に入学し、世界を放浪している姉の手紙に後押しされて 廃部寸前の『古典部』に入ることになった、奉太郎。 入部者は誰もいないと思ったのに、そこに一人の女生徒が…! 同じく1年の、千反田える。 二人でスタートした古典部は、その後奉太郎の友達が入り、 4人になります。 その後、4人はこの古典部の文集『氷菓』の謎に迫ります。 三十三年前、部長だった関谷純に何があったのか…。 省エネを持論とする奉太郎ですが、千反田の真っすぐな 問いかけにずるずると(?)本気モードに変わります ちょっと自由な高校時代を思い出します

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    投稿日: 2010.02.14
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    タイトルに惹かれて買いました。「古典部」シリーズのタイトルはどれもミステリーの匂いがしますね(え、しません?)。 ‘省エネ’主義の奉太郎は自分と少し似てるので好きです。 「氷菓」の謎の答えに寒気がしましたが、癖になって次も読みたくなりました。

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    投稿日: 2010.02.14
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    学園ミステリ。 愚者のエンドロールを先に読んでしまったのだが、今作を読んでから読んだら更に思い入れが深くなりそうだなあと思った。 最初の作品だけあってか、ものすごく軽く、分かりやすかった印象がある。 青春は薔薇色という言葉は感銘を受けた。 だが、薔薇色とは一口に言っても、人それぞれなのではないかなあと感じた。 例え灰色であろうとも、当人が楽しければそれは薔薇色な気がする。 自分が実は薔薇色なのにそれに気付かずに憧れる灰色、という構図だと思うとなかなか甘酸っぱい。 学園青春物はやはり甘酸っぱいぐらいがちょうどいい。

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    投稿日: 2010.02.10
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    【全シリーズ含めて】幼い頃、探偵に憧れていた自分を思い出す。 高学年向け「少年探偵団」みたいな。児童書コーナーに置いて欲しい。 元はライトノベルだったんですね。納得。

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    投稿日: 2010.02.10
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    「古典部に入りなさい 」 普通なら見逃したり 「まぁ、いいか」で片づけてしまうような謎を いちいち解き明かしていくお話です 最初は短編風 しかし次第に大きな謎へとたどり着いていきます この作者のパターンですので、安定感があります 表紙にサブタイトルがあります 「You Can't escape」 この「You」が誰なのか、何から逃げられないのか いろいろあてはまって面白いです

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    投稿日: 2010.02.08
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    ミステリーといっても殺人事件とか、非日常的な事件の解明ではなく、あくまで日常の、もしかしたら見逃してしまいがちな出来事などをベースにした作品です。 ちょっとした謎を解きあかしていくのが、何事にも積極的には関わろうとしない「省エネ」なホータロー君です。彼をとりまく3人の古典部のメンバーもまたキャラがたっていて、いいてす!! それまで解きあかした謎が伏線となって表題にもなってる文集「氷菓」にこめられた謎。 その部分はとっても読みごたえがあって、「氷菓」の意味、関谷さんの思いが・・・切なくて悲しかったです。 ちょっぴりほろ苦い青春ミステリーです。派手さはないけども、面白かったなぁ~~ 「古典部シリーズ」はこの後も続きます・・・。早く読みたいなぁ

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    投稿日: 2010.02.06
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    高校の古典部(なにをする部活かよくわからない)に入部した、ちょっとひねくれた高校生の探偵物語。話は、よくできている。氷菓はアイスクリームと読むんだけど、この謎ときは強引だった。

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    投稿日: 2010.02.03
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    いつのまにか密室になっている教室。 毎週駆り出される本。 あるはずの本をないと言い張る少年・ 日常に迫る不思議を次々解決していきます。

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    投稿日: 2010.01.31
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    タイトルの「氷菓」ってのは文集のタイトルだったのね。しかしそれにしちゃあ変わってるなあ、と思っていたら……そういう意味があったのかっ! これにはやられた。 一見、日常の謎連作短篇かと思ったのだけれど、これは立派な長編でした。ま、日常の謎といえば日常の謎なんだけれど、どうもそういう言葉では片付けられないなあ。案外重い、でも読み心地と後味はなかなかに爽やかといえる一作。お薦め。 「僕が貶める時には、君は無色だって言うよ」という表現が印象的。「薔薇色」だけが良いのだとは限らず、「灰色」てのも決して悪いものじゃないよね。そもそも「悪い色」なんてないんだよなあ。

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    投稿日: 2010.01.29
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    いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実―。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。 《ブックデータベース より》 《2010年1月29日 読了》

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    投稿日: 2010.01.29
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    神谷高校の廃部寸前の古典部に入ることになった折木。気になります、の一言で彼を動かす千反田。千反田の叔父の謎と古典部に伝わる部誌の謎とが交錯する第一部。米澤さんまどろっこしいよ。

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    投稿日: 2010.01.10
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    「このミス」や「本ミス」で有名な米澤さんの、2001年に刊行された処女作で、第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞受賞作。 北村薫に端を発する、いわゆる「日常の謎」に属する小説です。 連作短編集という形をとっていますが、その一本一本の質が非常に高く、また値段も廉価で、「ミステリはちょっと…。」と思っている人にこそ読んでもらいたい一冊です。

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    投稿日: 2010.01.09
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    何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎と好奇心の申し子・千反田えるのコンビが、大変味があって楽しく読めました。淡々と綴られる文章は推理モノなのにかなり読みやすい。ユーモア溢れる文章も好み。個人的にはちょいちょい物語を引っ掻き回す姉の存在が気になるところ。シリーズものらしいので早く続編に手を出したいところです。

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    投稿日: 2010.01.08
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    古典部シリーズ一作目。 日常の謎を解く青春ミステリ。 3作目の「クドリャフカの順番」が特に好き! 学園祭面白すぎました。

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    投稿日: 2009.12.20
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    「犬はどこだ」から跳んできた。薄さ(物理的な)と相応のボリュームではあったけど、なかなか面白かった、ぞー?続編も出ているので読んでみる。軽めの読みものとしてお勧め。

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    投稿日: 2009.12.14
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    現代小説久しぶりに読みたいと思って買ったけどこれ現代小説なの…?ラノベか児童文学の間違いだよね…。 オチが学生運動で氷菓でアイスクリームなんてつまんないっていうよりくだらなすぎて( ゚Д゚)ポカーン キャラは古臭いし文体は衒学的で冗漫だし推理は単純だしオチは上記の通りだし…大体青春ミステリーっていうけど文体がヲタ臭いし主人公は無気力なオレとか言いながら自己陶酔してるし親友はありがちな飄々とした優男だしヒロインはいかにもなアニメ美少女的キャラ造形だし……どこもかしこも非リア臭い。 まあラノベとしてならこれでいいのかもしれないけどストーリーが展開して終わるだけで得るところの少ない作品でした。

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    投稿日: 2009.11.26
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     高校生になった折木奉太郎は姉の言いつけにより廃部寸前の古典部に入部することになってしまった。とりあえず籍を置いておくだけのつもりが、同じく古典部に入部していた好奇心旺盛なおぜう様の千反田えるに興味を持たれてしまう。奉太郎は千反田が次々と持ちこむ疑問に答えていくのだが、そこで古典部の過去を調べることになり……。  古典部シリーズ一作目。久しぶりに再読したのだがやっぱりおもしろいものは何度読んでもおもしろいなあ。いわゆる日常の謎というジャンルに属するミステリなんだけど、青春物ってのがポイント高し。このいきおいで他の古典部シリーズも再読しようか。

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    投稿日: 2009.11.20
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    「小市民シリーズ」と同じ米澤穂信先生のデビュー作。 デビュー作というだけに、「小市民」と比べるとイマイチです。 主人公ホータロー(奉太郎)が「省エネ」野郎 (何のことはない一種のめんどくさがりですね) なこともあいまって、謎解きは結構シンプルです。 「小市民」のような色々な意味での意外性に欠けるかなぁと。 逆に「小市民」のような毒っ気も少ないので、読みやすいかも。 自分的にはホータローが読んでて最初その「省エネ」が 何だか恥ずかしかった(笑)のですが、彼が徐々に変化していくさまは 微笑ましかったですね。 ヒロインでありホータローと正反対の千反田さん、 旧友であり理解者の里志君、同じく旧友の伊原さんとのバランスが 抜群です(笑)。 自分的には里志君がお気に入りです。 物語の顛末はあまりに切ないものです。 この物語の一部は「事実」であることがさらにやりきれないです。 ひとまず続刊も読みたい!と思うには弱かったのですが (しかも続刊はタイトルがありがちなものになってます)、 機会があったら、て感じですね。

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    投稿日: 2009.10.28
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    米澤さんのシリーズもの。 ○○限定シリーズ(何て言うんだっけ?あのシリーズ) と好みが分かれそうではあるけど、基本的に 日常に潜んだそんな大したことのない?ミステリーを 解いていく米澤さんお得意のお話。 ○○限定シリーズとのキャラとどっちが好きかで 好みが分かれるんだと思う。たぶん。

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    投稿日: 2009.10.21
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    おもしろかった! 米澤穂信デビュー作、氷菓。古典部シリーズの第一弾。 ライトミステリーで日常のちょっとした謎を解いていく物語です。登場人物一人一人が魅力的で読んでいて先が気になってどんどん読んでしまいました。最後の古典部伝統の文集“氷菓”に隠された無言の叫びを解き明かすときの話の流れは目を見張るものがあり、なるほどと感心しちゃいました。第二弾の愚者のエンドロールも読んでみたくなります。

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    投稿日: 2009.10.17
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     ちょっとした理由で入部した古典部、やらなくてもいいことならやらない、やらなければいけないことなら手短に。を、もっとうとする省エネ少年『折木奉太郎』が、古典部の仲間とともに日常に潜む不思議な謎を解く、シリーズです。  いつの間にか密室になっていた教室の謎、毎週必ず貸し出される本、愛なき愛読書の謎、あるはずの文集をないと言い張る壁紙新聞部部員の謎、そして古典部の文集「氷菓」その題名に秘められた三十三年前の真実とはそしてそれにかかわる人の悲痛の叫び、  いろいろな事件に潜んだ人間の悩み悲痛が描かれた小説です。

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    投稿日: 2009.10.12
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    “省エネ思考”の折木奉太郎は、姉の指示にしぶしぶ従い「古典部」という謎の部活に。「気になります」が決めゼリフ(?)の好奇心の権化お嬢様・千反田、ホータローをからかうお喋りな友人・里志、毒舌だが根は良い子な伊原と共に様々な謎解きに繰り出される。 千反田から依頼されたあることから、33年前に文化祭を巡って学校で起こったある事件と、古典部の文集「氷菓」に込められた真の意味に迫る。その時、ホータローの「灰色生活」はどうなるのか―― と、なんだか思わせブリィなあらすじ書くの久しぶりw 最初はどんなもんかと思って様子見する感じであんまり本腰入れて読んでなかったんですけど、どうも私、こういう日常的ミステリが大好物みたいで、すごい面白かったです。ホータローの閃きを読む前に自分でアレコレ考えたりあーなるほど面白いと「とんち」のように思ったり。なんか、小学生の頃に読んでたなぞなぞとかみたい。 奉太郎のその推理や、優等生なのに色々変なところのある千反田のかわいらしさや、里志と伊原のほんわかカップルが好きでした。もっと早く読んでおけばよかったなー 文化祭がなんでカンヤ祭っていうかはかなり最初から読めてた。氷菓も最後の最後までいかなくてもわかったんだけど、その時ついた溜め息は何とも言えなかったなあ… 古典部に入らなければホータローも「氷菓」の状態になったんだろうか。姉ちゃんの真意が気になります。続きもすぐ読みます! あとがきとか普通読まないんですけど、同じ大学の同じ学部の先輩だし、読んでって言ってる気がしたので読みました。サブリナがどう関係していたのか気になるw なんでサブリナなんだw

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    投稿日: 2009.10.08
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    えるの性格が素敵。控えめかつ押しが強い。省エネもなかなか大変なようです。日常に潜む、些細な疑問の裏側。バラ色の高校生活を送るのもなかなか難しいっすな。

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    投稿日: 2009.10.04
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    ライト、ライトなんです。 でも、軽い謎解き・ミステリがほしいときにちょうどいい。 高校時代にこんな生活送っていたら、、、刺激的でよかったなぁ!

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    投稿日: 2009.10.02
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    ホータローの省エネ志向には脱帽 なんだかんだ言って協力してくれるし 結局謎解いてしまう彼の周りは彼の意に反して 賑やかだけれども彼自身そのことを楽しいと思っているあたり 良いやつだなと思う 薔薇色に憧れる灰色

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    投稿日: 2009.10.01
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    古典部シリーズ1冊目。古典部、というのでいわゆる高校生が国語で習う「古典」を想像したのだが、ちょっと違った。廃部寸前の古典部に4人の新入部員。活動内容は「文集を作る」こと。代々続く文集の名前は「氷菓」。カンヤ祭の呼び名については途中で分かったんだけれど、こちらは説明されるまで分からなかった。分かったとき、あぁ・・・と思った。とても米澤さんらしい衝撃。 2009/9/30

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    投稿日: 2009.09.30
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    古典部シリーズ。 省エネ少年・折木奉太郎がなりゆきで入部することとなった古典部。 古典部の仲間に依頼され、日常に潜む些細な不思議を解決していく――。 それぞれのキャラの魅力が引き出され、繊細な心理描写とともに楽しめる。そんな作品です。 いわゆる日常ミステリの良作にして青春小説としても楽しめる。 大人向けの学園ものです。

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    投稿日: 2009.09.29
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    Story Sellerで短編を読んで気になってた作家さん。 やっぱりこの人の文章好みです。 こんな高校生活送ってみたかったなあ。(笑) 「氷菓」の意味は、なるほどねって感じです。

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    投稿日: 2009.09.28