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名前探しの放課後(下)
名前探しの放課後(下)
辻村深月/講談社
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総合評価

608件)
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    帯に巻かれた言葉が、読み終わってから深くささる。 <これが、彼女の意思> 読む前は、ただの言葉に過ぎなかったものだと思うけれど、 読み終わった後、これはとても強い言葉になると思う。 そして、その意味も。 たった一言の言葉だけれど、この言葉を裏付ける、 大きな意味を持たせられされるほどになる。 そんな結末だとしても、想像を裏切らない結末だとしても、 辻村深月の世界だから、 有無を言わせない、最初から単純にそうであったのだと あっさり言われてしまうような結末でも、当たり前の説得力で 私を泣かせてしまうのだ。

    0
    投稿日: 2010.10.01
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    もう、ほんとに、たまらない。 最後の70ページは、ずるすぎる。 この人が、どれだけ大切に、登場人物を育てているのか、。 それを見ているだけでしあわせになれる。 ずっと、同じ、狭い世界で、歪まない時間軸で、切り取る物語の力に圧倒される。 最初に自分の名前を名乗ったときから、この人の使う名前には意味と意図があるって分かっている。 椿ちゃんのために、沢山泣いた。 もう、わたし、初めて読んだ時から辻村深月を批判する言葉なんて持ってない。 諸手を挙げて賞賛しか出来ない。 あと何作長編を書いてくれるだろう、ということだけが気がかり。

    0
    投稿日: 2010.10.01
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    あー。なるほどやられた。面白かった。 でも、あれ読んで無い人、最後意味わからないのでは? どうなんだろう。

    0
    投稿日: 2010.09.29
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    坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」二人はXデーを回避できるのか。 (裏表紙紹介文より) *** 最初は、なぜこんなにも「冷たい~」とかぶっている話を書いたんだろうと思っていたんだけど、途中からは全然気にならなくなった。 「凍りのくじら」、「ぼくのメジャースプーン」を再読してから、また読み直したい。

    0
    投稿日: 2010.09.28
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    これ単体だと簡単に予想できる結末だけど、ある作品とのリンクを考えると、全く違った面が見えてくる。 で、あちこち読み返したくなる。 物語の中でも時が積み重なってるんだなって、感慨深い。

    0
    投稿日: 2010.09.22
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    何もうすごい……! 色々感動した……! あすなちゃんの気持ちがすごくわかって……><。 これはぜひ読むべき!

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    投稿日: 2010.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2010/9/17 Amazonより届く。 2018/7/11〜7/13 最後のどんでん返しが凄い。電車の中で読んでいたが、最後は涙がこぼれそうになり、ちょっと焦った。名作だ!

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    投稿日: 2010.09.17
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    15092010 上巻に続いて一気に…徹夜です。 途中までは河野の自殺に違和感を感じながらも、ラストは一転、号泣。 辻村サンの作品はいつも思うんだけど、あったかい。 人物が本当に素直だったり優しかったり、きちんと描かれているからこその作品なのでしょう。 まさに、ライトノベル+ミステリー ライトノベルダメな人には受け入れ辛いんだろうなー。 さて、最後まで読んでどうしても納得出来ない事が… 果たして普通の高校生が3ヶ月も日常で演技し続けられるのか?ってこと。 呉地の池のこととか、夜の学校での河野といつかの言い合いとか… 河野の水泳はほんとに下手だったのかな〜? 友春があすなを無視してたのはなんで? いつかはあすなを救う為に何でそんなに一生懸命になれたのかな? おじいちゃんは同じ中学だっただけでどうしてあんな大役をいつかにまかせたのかな? やっぱりいろいろ考えるとしっくりこないことが多い。 素敵なラストに丸め込まれた感が…何ともいえない。 ふみちゃんと秀人、彼らがあの後立派に成長したってのは分かったんだけど、あえてラストで種明かししたのは…なんでだろう?

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    投稿日: 2010.09.16