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名前探しの放課後(下)
名前探しの放課後(下)
辻村深月/講談社
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総合評価

608件)
4.4
284
218
64
4
0
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    負けず嫌いで完璧主義なあすなと自分が重なって でもあすなはしっかり逃げたことと向き合ってて うちもちゃんと自分の苦手な事と向き合わないとなって 元気もらえた 終盤のどんでん返しがすごくて ハルくんにずっとムカついてたけど ごめんって謝った笑笑  あとあの作品の2人が成長して出てきてくれたの むちゃくちゃ鳥肌たって感動した!  辻村さんほんまに隠すの上手い

    6
    投稿日: 2025.11.13
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    辻村深月さん(1980~)の作品、ブクログ登録は10冊目。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 坂崎あすなは、自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。ある日、あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。彼はクラスでいじめに遭っているらしい。見えない動機を抱える同級生。全員が容疑者だ。「俺がいた未来すごく暗かったんだ」二人はXデーを回避できるのか。 ---引用終了

    67
    投稿日: 2025.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これぞどんでん返しだ!!と声に出してしまいそうになるくらい衝撃的なラストだった。 終盤、紆余曲折あったけどなんとか丸く収まってよかったよかったと安心したのも束の間。まさかあそこから180°物語の角度がぐりんと変わるとは…。 友春が一気に良い奴に成り上がるわ、あすなとおじいちゃんの関係に涙腺緩むわで大忙し。 読み終わってからすぐまた上巻を読み直したくなる。 どんどん積み重なっていく小さな違和感の正体が明かされた瞬間の鳥肌は今でも忘れられない。

    21
    投稿日: 2025.10.30
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    途中までめっちゃ良かったけど、最後のどんでん返しでガッカリしてしまった。でもこの方が書くあっさりだけどまっすぐな感情の文章も、キャラも好きだからほかの作品もまた読むと思う。本作に関してはもやもやして終わった。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当に死ぬ予定なのは誰かは上が終わるくらいにわかったけど、最初から全員で騙しにかかってるとは思わなかった。演技うますぎ

    0
    投稿日: 2025.10.25
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    後半楽しい‼︎彼らの頑張りが実ってハッピーエンド‼︎ほっと胸を撫で下ろしました。おじいちゃんのあすなへの愛情。あすなのおじいちゃんへの愛情。とても良かった。やはり家族愛は泣ける。 この作品は過去作のいろんな人が出てきて楽しかった!あっ、松永くんが喋れるよーになってる!あっ、写真家の光ちゃんに家政婦さんだ!声が出なかった女の子が賢い子になってる!とか1番驚いたのは最後かな。ふみちゃんとぼく。。ぼくの名前がやっと分かった!色々繋がっていく⭐︎知り合いの子供の成長を見ているみたいで楽しいし嬉しい♪

    29
    投稿日: 2025.10.15
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    すごくひき込まれて、どんなラストになるのか予想もできなくて、最後に明かされた秘密?に気づいた時にバラバラだったパズルのピースが一気に収まるべきところに収まりました。メジャースプーンと同じく、ラストはほっとしました。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数年前に読んだ「冷たい校舎の時はとまる」ぶりの辻村深月作品。 伏線回収がおお!となっておもしかったが、ヒロイン的存在を救うところ、死や罪悪感などがある仲間たちが被っているように感じてまたか〜と思ってしまった。 読む順番が大事。

    0
    投稿日: 2025.10.08
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    「ぼくのメジャースプーン」及びその他数作品のリンク作品らしく、その種明かしに感動する人が多いらしい。私はまだそっちは読んでないので、読んでる途中は気付けないし、誰かの考察ブログ読んでも「へー、そうなんだ。」くらいで終わった。諸々が起きた理由もそっちを読んでた方が理屈わかるっぽいな。読む順番大事です! ということで、これ単体ではスッキリしづらいというか、そんなに面白さにピンとこなかった。どっかで予想を裏切る展開は作ってるだろうなとは思ったけど、やたら「ザ・青春」イベントが続いて若干胸焼けしてしまった。笑 自分はあんな風な過ごし方はしていなかったから、妬みも多少なりあるんでしょう。 まぁ伊坂さんの殺し屋シリーズとかも順番に読んだが良かったもんな。今後は何か読むときは前後作品ないかちゃんと調べよう。

    1
    投稿日: 2025.10.08
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    20年ぶりくらいに再読 水泳のうまくなっていくくだり、触発された。 私も泳ぐの苦手だけどチャレンジしようかな

    0
    投稿日: 2025.10.06
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    怖い。最後で一気に話の全体像が変わって混乱した。ちょこちょこ違和感あるなーという部分はあったけど、普通に話が進んでいくもんだからスルーしていた。騙された。 それに、ある作品を事前に読んでいたら、前提から覆される事になる…怖い。 他作品と登場人物や世界観が繋がっている作品は大好きなんだけども、ここまでやるのか…。 話の内容ももちろんおもしろかったけど、この作品は技術の高さ深さに大変驚かされた。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    『ぼくのメジャースプーン』を読んでからこの本を読んだ方がいい!と言う意味がよく分かる作品でした。 また時間をあけてこの本を手に取って読みたいです。

    60
    投稿日: 2025.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『子どもたちは夜と遊ぶ』、『凍りのくじら』、『ぼくのメジャースプーン』、『スロウハイツの神様』と刊行順で辻村深月作品を楽しんできた自分にとってはかなり、おもしろい内容であった。 11章でのネタばらし、伏線回収、そしてこの登場人物あの人だったの!?という驚きの連続に脳が揺れるほどの衝撃を感じた。 個人的な話になるが、世界観が同一という設定が好きな自分には非常にピンポイントでささる作品であった。

    1
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻に引き続き再読です。 自殺者が河野ではなくあすなだったこと、それを解決するためのプランが高校生らしからぬ計画だしここまで協力してくれるメンバーって集まるものなのか、、、と疑問だったけれどそれも最後まで読んで納得。 他の作品の例に漏れず、「凍りのくじら」の理帆子や郁也、多恵さんまで出てきて嬉しいななんて思ってたら。最後に明かされた椿の名前にものすごい衝撃。秀人・椿・天木・友春の4人が「僕のメジャースプーン」のあの4人だったなんて!っていう衝撃と、色々なことに対しての納得感がハンパない。秀人と椿の熟練夫婦のような空気感、天木の秀人に対する性格診断、友春を損な役回りでも協力されられる天木と秀人と友春の関係、椿の母親に信頼されている秀人、そして正方形のような椿の性格。 なるほどこれはタイムスリップの話ではなく、秀人の力が起こした騒動だったのか、と納得して面白かったーっていう感想になるんだけど。 ただ、これはあくまでも「僕のメジャースプーン」を読んでいるからこその面白さだと思う。これを未読な人が読んだ場合、最後の最後で「え、タイムスリップの話ではないの?」「結局これはいつかの妄想だったってこと??」って混乱するんじゃないかな、とも思う。 個人的には大好きなお話。だけど辻村深月さん作品を勧める上での1作目にはなりえない。正直そこが残念だなぁと思ってしまう。

    2
    投稿日: 2025.08.17
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    もうこわい。そう言うことだったの? 辻村さんの作品は過去作の登場人物が絡んでいると聞き、今作もそうなっているらしいと知りつつ最後に名前が出るまで全く解らなかった。 まだ高校生とは言え大きくなったねぇと親戚のオバチャン感覚が出た。 ぼく君の名前がわかったしじゃぁあの人はあの先生なの?もう、どんどん繋がっていく。あの子があの子で、じゃぁこの子は。あれ。2人って話してないんだっけ?と全てが違う見え方になった今、また最初から読み返したくてしょうがない。 あの力なの?ん?えっ?

    1
    投稿日: 2025.08.02
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    私の本棚には辻村さんの作品が並んでて、もう10年以上鎮座しています。 何度か処分しようとしたけど、やっぱり必要だと感じてずっと置いています。そこに在るだけで、今までの私を見守り、それでいいんだ、私だけじゃないんだと強くさせてくれる存在です。迷ったときに、不安になった時に、読み返せるように置いてあります。いつか本を読めるようになった子供にも読ませたいな…。 外で遊ぶような、友達がたくさんいる元気な子が大人が求めるいい子で、そうなれない自分に対してごめんなさいって思うことはとってもとっても共感する。大人はきっとそんな強く思ってなくても、そのままのあなたでいいんだよってもちろん思っていても、大人のふと出た何気ない気持ちや言葉が、長い間子供の心を縛ったりする。なんでだろう。人って、ありがとうとか嬉しいとか楽しいとか、そんなポジティブな気持ちを伝えるよりも、ごめんねって伝える気持ちの方が強いような気がする。明るい記憶よりも、期待に応えられなかった後ろめたい気持ちの方や、このままの自分を認めてもらえなかったなんとなく非難する気持ちが心を大きく支配してしまうような気がする。だけどこの本のあすなちゃんは、弱いようできっと最初からとても強いと思う。 自分のその強さに気付かせてくれる、自信を持たせてくれる、気持ちを引き出してくれる。 人生の中で、そんな存在に出会えることはなかなかないし、出来るだけ早く出会えたらいいなと思う。そんな人に出会えるまで、親が見守れたらいいなぁなんて、思った本でした。

    3
    投稿日: 2025.07.31
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    自殺をするのは誰かなのか周りの生徒の行動とかすっかり騙された。 成長したふみちゃんと秀人が出てきたのはエモかった。先に「僕のメジャースプーン」読んでてよかった。

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    正直、おそらく自殺するのはあすなだろうなと、うっすら予想しながら読んでいました、前半まるまる使って微妙な会話で伏線を貼るのが辻村深月だと知っているのでね。 ただまさかこんなふうに回収してくるとは〜〜やっぱり大天才。メジャースプーンを読む前に読んでしまったアホなので、もう一周します。 メジャースプーンのあの能力があることで、もう一回話がひっくり返るやないかい。おいおいおいおい。

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    久しぶりの辻村深月さん、面白かったです。特に後半はそうだったのか、ここにつながるのか、という連続でした。 僕のメジャースプーンは確かに先に読んだほうがいいですね。 最後の方はゾクゾクする感じでした。 本当にタイムスリップは起きていたのかな。各所で読み手がいろんな受け取り方ができる作品だと思います。いつかという名前も。

    50
    投稿日: 2025.06.29
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    まさかまさか、そういうことだったなんて! 意外な種明かしに驚かされた〜 いつかがバイクの免許をなぜとるのか そういうことだったのか、、、 最後はうるうるが止まりませんでした

    7
    投稿日: 2025.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心温まる 長いけど展開もよかった ゆるい伏線もいい感じ ぼくのメジャースプーンとつながってるらしいので、そっちも読みたくなった 周りの人との時間を大切に過ごそうと思った

    1
    投稿日: 2025.06.26
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    最後まで読んで、ああ〜。なるほど。と。 ネタバレしないで、青春小説かと思いきやミステリですね。そして、読後感も最高でした。

    1
    投稿日: 2025.06.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読む順番が大事。 ぼくのメジャースプーンを先に読めと言われていた理由が解った。 でもね、まさかここまで密接に関わっているとは思わなかった。。。 そのまんま主要人物(笑) 確かにこれは、ぼくのメジャースプーンを先に読んでいないと面白さが半減する。 読んでない人は肝心なところで、「?」にしかならない。ある意味ちょっと酷いと思う・・・・ 力は関係無く、最初から想いがあったからこその行動だったと考えて良いよね…?

    10
    投稿日: 2025.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    騙されたー!なんとなく違和感とか回収されない伏線があるなと思いながら読み進めてましたが、そうくるとは、、 ただ高校生にしてはうまくシナリオを運びすぎというか河野君演技うますぎかなと思ったり若干釈然としない気もしました

    1
    投稿日: 2025.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「3か月後にクラスメートが自殺する」という未来を視てきた少年とその友人たちが、自殺を止めるべく奮闘する。目的を共有しながら日々を過ごす中で絆を深めた彼らはとうとう「その日」に直面する。 タイムスリップ物の青春小説+ミステリという体裁だが、時間移動の理屈は二の次で、親友たちが荒唐無稽な話を信じ未来を変えようとする前向きな若さが主題。最後の50ページで仕掛けるトリック、それさえ脇役にする感動のラストはとても良いが、今回は仕掛けが大掛かり過ぎてさすがに無理があるようにも思う。 最後の最後に辻村ワールドのリンクが発動し、ファンは温かい気持ちになれる。

    1
    投稿日: 2025.05.31
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    読了。 名前探しの放課後 / 辻村深月 とっても面白かった!いままで読んでなかったのが不思議なくらい。辻村深月さんの作品の中では「かがみの弧城」が1番好きだけど、それに次ぐ作品だと思う。 「ぼくのメジャースプーン」読了後すぐ読んだのでより楽しめた。何よりふみちゃんがまた元気にお話していて、ぼくを大事に思ってるのが伝わってきて本当に嬉しい。 心の奥に迫る描写と登場人物達の繋がりが丁寧に描かれていて、読み終えたあとも余韻に包まれる。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    上巻も面白かったけどやっぱり下巻が伏線回収の高さに圧倒されますね。色々な新しい展開が盛りだくさんでついて行くのに必死です。でも、最後まで読んだらスッキリします!また、この小説のあのキャラが辻村さんの他の小説にも登場している!?これもまた辻村さんの醍醐味ですよね〜 辻村ワールドは1度はまると抜けられない。中毒になってしまいます。2度読み、3度読み必須の面白い小説なのでぜひ、読んでみてください!

    96
    投稿日: 2025.04.20
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    やばい。。。やばいって。。。。。 最後の最後でもう色々。もう本当色々。 下巻はいろんなところでたくさん泣いた。河野が池の前で泣くところもみんながかけつけるところも。苦しくて苦しくて。クリスマスイブのパーティーは、おじいちゃんとあすなの掛け合いが泣ける。本当のことがわかってからのバイクとか病室はもう涙止まらないよ。ううぅぅ。 そして「ぼく」と「ふみちゃん」………………………。どういうこと?衝撃すぎる。「ぼくのメジャースプーン」とここで繋がってくるのか。こんな最後の最後に。あの力をどうやって発動したの?タイムスリップしたという妄想を植え付けたの????? なんでいつかは「坂崎さん」って呼ぶんだろう、と思っていたから、最後「あすな」「いつか」って呼び合うところきゅんとした。しかもあすなはいつかって名前を読んだつもりじゃないかもしれないところも。どんな顔で「いいよ、いつか」って言ったんだろう。 はあぁこの本大好きかもしれない。。。。 ちょっとまって調べてみたら、 天木敬=タカシ 小瀬友春=トモ (ぼくメジャでぼくから二度とふみちゃんと言葉をかわせない力が発動してる。から、トモとふみちゃんは作中一回も話をしていない!) 豊田綾乃=あーちゃん??

    4
    投稿日: 2025.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずいぶん前に読んでいたものを再読。 漠然と「面白かったはず」との記憶はあった。 読んでいるうちに、上巻の段階で「あすなを助ける話だっけ」と思い出した。 でも、細部をごそっと忘れていたので、楽しく読めた。 最後病院に向かうシーンで、全員であすなを送り届ける。 お前もかい!というトモハルまで一緒に。 答え合わせのように、各シーンの裏が明らかになるのはいい。根底に善意があるのがいい。 一番興奮したポイントは、『ぼくのメジャースプーン』の2人が素晴らしい高校生になっていたこと。 たぶん、前読んだときは、エピローグは流したんだろうな。 「ふたりとも、立派になって…ふぐぅ。」と泣きそうになった。 よその子なのに。ていうか実在すらしないのに。

    1
    投稿日: 2025.04.15
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    辻村深月さんの青春ミステリー小説。辻村さんの話は私は好き嫌いがあるんだけど、これは面白かった。最後の複線回収が怒涛で見事だったからかも。「僕のメジャースプーン」や「凍りのくじら」の懐かしい面々にも会えてほっこりした。

    1
    投稿日: 2025.04.03
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    自殺してしまう誰か 登場人物たちの立ち位置 いつかが、バイクの免許を取った理由 全ての伏線が回収されていく様は、お見事 1番、想定外だったのが河野と友春の関係 おじいちゃんとあすなの2人の家族の繋がり そして、いつかとあすなの進展 なんだ、誰も悪い奴はいないじゃんと。 あすなの「他人の痛みを、自分のイベントとして盛り上がらないで」 美談も商品価値として世間に溢れるこのごろ。 人の痛みが分かるというのは、傲慢なんだなと思う。 その人の痛みはその人にしか分からないのだから。 それでも、全てがハッピーエンドに収まって良かった。 いつかとあすなのその後の展開も見てみたいです。

    2
    投稿日: 2025.03.31
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    いやー、やっぱり辻村深月。 何が本当で何が妄想で。 でも、そんな事より友情や愛情が眩しい。 そして若者の成長というか一気に階段を上る様がとてもいい。 辻村さんは本当にそのあたりを書くのが抜群に上手。 こんな仲間がいて、本音をぶつけ合える。そんなの羨ましすぎるでしょ。 それを辻村さんの作品を読む事で擬似的に体験させてもらっているわけですが。 辻村さんの作品を読む順番が大事というのはなるほどなと。

    7
    投稿日: 2025.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    凍りのくじらに出て来た郁也さんが出て来たり、スロウハイツの神様に出て来たチヨダコーキが出て来たりして、読んでいてつながり、とても嬉しかったです。 何冊か読んでから辻村さんすごろくを始めたのですが、ぼくのメジャースプーンが手に入らなくて読めておらず先にこちらを読んだので、他の方のコメント(ぼくのメジャースプーンを先に読んでおけばよかったというようなもの)を読み、もう一度探しに行こうと思いました。どう繋がっているのか楽しみです。 まさかの結末でした。完全に基(はじめ)さんだと思っていたのに、、、 あすなさんのお祖父様も無事で本当によかった。 バイクの違和感はそういうことだったんですね。天木くん、秀人さん、椿さん、本当に頭がよく、このことを思いつくなんてすごい、、、! 皆の友情がこの先も続いていくんだろうなと思います。素敵な作品でした。

    3
    投稿日: 2025.03.19
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    最後の怒涛の畳み掛けよ。止まらなくてほぼ一気読みしました。これはいい本だ。そして辻村さんの安心感凄い。期待を裏切らない。ネタバレになるから言えない辛い 閑話休題。そしてこの本は今まで辻村さんを推してきた私に対するご褒美の本か?と、戸惑いを隠せない。辻村さん作品が好きなる是非読んで

    0
    投稿日: 2025.03.18
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    辻村深月さんの読む順番を調べて読み進めていった長編六作の最後。ほんと、今でもよく読み切ったと思っている。 結果、スロウハイツの神さまと名前探しの放課後が特にお気に入りでした。 当時は少し時間がある時で、本当に読んで良かったと思う。読み終えた事を少し寂しく感じるくらい。充実した読書体験でした。

    1
    投稿日: 2025.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めっちゃおもしろかった!どんどん読んでしまって、読み終わったあとは伏線回収説明してくれてるブログ読み漁った。 河野の自殺も止められてハッピーエンドかと思いきやまさかまさかの容疑者!テスト中のきた!の瞬間にみんなが一斉に動き出すの、なになに!?てなるし今までのが演技だとわかったときのびっくり。友春と河野の関係は思いっきりだまされた。みんないい子だな〜 そしてエピローグ。いろんなところで読む順番が大事って言われる理由がわかった。(上巻の感想でネタバレくらったので今後は下巻読み終わるまで見ない!)

    3
    投稿日: 2025.02.28
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    素晴らしいの一言。下巻でさらに盛り上がって、最後にまたいい意味で裏切られた。予想を超えた結末だった。そして、また最後の最後に含みを持たせたタイムスリップのきっかけも明かされ…辻村深月さんの上下巻になるような長編小説は、完成度がとてつもなく高い!

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    感無量! ミステリー・SF・作品どうしのつながり、3拍子揃った作品で満足。 作者が、いかにセリフやト書きに気を配っているか、よくわかる。

    2
    投稿日: 2025.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイムスリップする前の世界で自殺してしま「誰か」は、いじめを受けていた(芝居をしていた)河野ではなかった。突然、バイクの教習所に通い始めたのも、「あること」を避けるために、いくつも作成されたシナリオの一つだった。ミステリー風ながら、著者らしい学生同士の強い友情に包まれて幕を閉じる展開。ちょっと安心した。

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーで、SFで、青春だ。確かにそう思うお話だった。 でも私は最後のネタばらしでショックを受けてた。あんまり好きじゃないタイプのどんでん返しだった、個人的に。だって、感情移入した全てが嘘でした、演技で妄想でした。…なんてさぁ。 まず、河野も友春もグルの、全部が演技だったこと。 河野が殴られに行ったと報告するシーンでのいつかの反応とか。体育館倉庫での河野の慟哭とか。いじめだと受け入れることの難さとか。 あの重たい言葉や熱いシーンまで、ぜんぶ演技だったのかと思うとちょっと何だか拍子抜けしちゃう。 俳優になれるのでは?とか思えちゃう。 それくらい、純粋に素直に彼らは青春をしていた。辛くて苦しくてどうしようもなく情けなくて、それでも真正面に、自分のために他者を尊んだ。 だからそれらも全部ヤラセだったと言われると、なぁ。 それからもっとショックだった、タイムスリップが秀人による、いつかの妄想だったこと。 私グッときてたんだ。 いつか不可思議なタイムワープの発現が、あすなの祖父によるものであったこと。これがなによりしっくりきて、何よりずっしりもきてた。 でもそれも全部、いつかの”妄想”。 耳障りの悪いそんなワードを否定したくても、だって河野が伏線のように言ってるんだから否定のしょうがない、「師匠の妄想」って。 ぜんぶ、あすなが祖父の死に目に会えないまま一人ぼっちになって耐えきれず死を選ぶ。…といういつかの妄想。本当にあすなはそんな事になっても死ぬつもりはなかったし、祖父が倒れたの時期もたまたま被ってただけで、彼が死ぬ間際まで孫の名前を呼び続けるなんてのも、彼の悲哀に満ちた妄想。そこにグッと胸を締め付けられた読者の私はなんなのって言いたくなる。ついでに鶴田先輩とのアレコレも都合よく妄想してるし綾乃のことも穿った目で見て傷つけてるし。最終的にはあすなの祖父をすくえてよかったし、あすなの信頼を全身全霊で勝ち得たんだからまぁ、いいんだろうけどさぁ。 河野のいじめに対する言葉も、いつかの彼への言葉も態度も、祖父の切実な願いで起きた奇跡も、どれもすごく感情移入してたのに。全部演技で全部捏造で。それがとてもいやだった。 でもいつかたちの最後の連携は、本当に胸が熱くなった。 みんなで作戦を考え、準備し、息を切らして全力で繋ぐ。これ以上の青春があるかな。あ、最後の「いいよ、いつか」も良かったな。 今回は、辻村深月さんの別作品を読んだことのある人は本筋のストーリーとはまた別の視点で、二度楽しめる作品になってる。 特に『ぼくのメジャースプーン』を読んだ方! 私はもう色々最高すぎて口角がないなりました。 秀人が小学校の頃トモと喧嘩したというところで『ぼくのメジャースプーン』の”ぼく”だと気づき、感じたのは大好きな作品との共通を気づいた興奮と、「え!?ふみちゃんは!!???」の衝撃。 お、おまえ…もう別の女が…?(語弊)と動揺し、必死で現彼女で秀人がベタ惚れな椿が”ふみちゃん”である描写を探した上巻…。 うさぎのシールや古びたキーホルダー、ピアノの発表会から逃げたことのある話でようやくニンマリしました。 やっぱそうだよね、椿が名前であるなんてこと誰も言ってないもんね。私知ってんだ、辻村さんはこういう名前トリックやるって、『子どもたちは夜と遊ぶ』で知ってんだ。最後の”椿文緒”で大満足になりながらそう思った。 ただ彼女なのに苗字呼び?とは一瞬思うけど。 これから読む人はぜひ『ぼくのメジャースプーン』 も読んで欲しい。この話が2倍楽しめる。何だったら読まないと最後のネタバラシの意味がよくわかんないすらある。 それから下巻を読む時は絶対手元に上巻を残しておくといい。辻村さんのミステリー解き明かしで心置きなく「ここも!?あ!ここもか!?」って確認しに行ける。私はやらかして手元に上巻ない状態で読み終えたため非常にもだもだしている、いま。どうか私の屍を越えていってほしいと思う。

    1
    投稿日: 2025.01.06
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    良い作品だったー!!! おじいちゃんとあすなのシーンでは号泣だし みんながひとつのことのために、こんなに一所懸命ななる姿が尊い。 そしてエピローグで明かされる全ての謎解きにびっくり! なんとも気持ち良い読後感。 いつかの純粋さも微笑ましくてニヤニヤしちゃいました。

    1
    投稿日: 2024.12.31
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    オーダーメイドが中2の少年少女達なら 名前探しの放課後は、高校入学後のちょっと青年になりかけている高校生 この2年程の変化、友人を助けたい、助けようとする成長している様子が 微笑ましい 半ばで自殺する子の特定がされて そうなの?と思いながら読んでいました さすが辻村さん、さすがの展開となり そう来なくては、という流れに身を任せて気持ち良く読了となりんした この作品の後は 「光待つ場所へ」が繋がるらしい 今の中高生が羨ましい こんな現在地の辻村ワールドを読むことができて 私やら山田詠美さんや恩田さんやら 三島由紀夫とか谷崎潤一郎とか 読んでたのにー

    80
    投稿日: 2024.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あぁ、こうなるんだ・・・! 騙されたし、すっごく良かった。 下巻、ずっと上巻と状況が変わらなくて、相変わらず河野は暴力を受けているし、水泳やピアノやクリスマス会は滞りなく終わり・・・え、このまま何も起きず終わる感じかなぁと思っていたところ、378ページからの急な展開と不穏な空気。最初は、誰も死ななかった代わりにおじいちゃんが死んでしまうのかと思ったけど、そうじゃなかった。彼の死をきっかけに死ぬのがあすなだった。 それが分かった時の衝撃は大きかったけど、今までの沢山の違和感みたいなものが読み進める内にスーッと溶けていった。むしろ結末に驚きたくて、あまり考えないようにしていたところもある。 ・自殺した場所は川だったはずだし、なんとなく女性の印象を受けた ・(バイクの免許やあすなの中学の友達と接触等)作中に書かれていないいつかの行動 ・天木の計画がみんなの期待に反して大雑把だし中途半端 ・椿のノートを出しっぱなしにしてなぜか注意される ・河野に対して天木達があまり関わってこないし、心身共に弱ってるのに割と冷たい対応 ・いつかの時計は何の為? などなど、あすなには隠されていたとすると全部納得だった。それと同時にすごく切ない気分になった。 上巻で誰が自殺したのか考えていた時、一度はあすなを疑ったけど、まだ情報が少ないし辻褄が合わないから除外してた。けど河野達と日帰り旅に出た時に話していた彼女の境遇が、思ったより酷くて、なんか不穏だ。 やっぱり平気なんかじゃなかったんだと、いつかとバイクに乗るまでに今までの出来事が走馬灯のように思い出されて、でも皆が必死で助けようと最善を尽くしていて、そこからずっと泣きながら読んでた。 それと同時に、いつかや天木達、河野や友春を含めた皆の、綿密に計画された連携プレイや友情・愛情に羨ましくなった。私には高校時代にこんなに友達やクラスメイトと協力する機会なんてなかったので、人生にはイベントが必要、という言葉がすごく響いた。 私もあすなのように、自分ができる範囲のことしかやらないし、やって負けるぐらいならやらない方が良いと思うような、負けず嫌いでプライドが高い部分が似ていた。 努力して達成する機会。これって誰でも得られる訳じゃないし勝手に降ってもこない。青春とか友情とか、今まで全然響かない言葉だったけど、この子達の考え方や人間性によって、こんな良い関係を築けるなら悪くないと思える。 偽のXデー、クリスマスイブが終わるとあすなが、もう二度とこのメンバーで集まることはないのかもしれないと思うところ、ここから急に寂しさや切なさが込み上げてきた。学生の頃に友達と毎日のように会ったり遊んだりすることは、大人になると当たり前ではなくなる。この瞬間、偶然人生が交差しただけで、すれ違ったらもう二度と会えないことも多い。貴重で尊い時間と繋がりなんだ。 関係ないけど、椿があすなに渡したテスト範囲のノート。歴代の先輩から伝わるノートって現実でも存在するのかな。もしそうだとしたら、絶対有利だなぁ。賢い人は賢いやり方で、更に賢くなる。こうやって、普通に(馬鹿正直に)勉強している人とどんどん差がついていくものなんだと、なんだか世の不条理を感じた。 おじいちゃん、最初から健康状態が良くなさそうだったので最後は死んじゃうかもしれないと思ってた。 いつかとあすなとおじいちゃんは、なんとなく『耳をすませば』を彷彿とさせる。 おじいちゃんは何で全てを知っている風だったんだろう。 というより、本当に全て知っているのは秀人だった。知っているというかこのタイムスリップ騒動を起こしたのが彼だった・・・のかな? 私が完全にミスったんだけど、上巻で松永君や守山文子という名前が出てきた時点で、あれ、ぼくのメジャースプーン?と気になりどんな子だったかネットで調べたりしてる内にネタバレを見てしまい、ぼく=秀人、ふみちゃん=椿と知ってしまってびっくりした(守山文子はやっぱりミスリード)。 エピローグで盛大に驚きたかった・・・!!そしてぼくがこんなに飄々とした人を食ったような子になっていたことにも驚く(笑) これ、絶対この作品より先に『ぼくのメジャースプーン』を読んでおくべきだわ。この驚きや感動や懐かしさが感じられないのはもったいない。 他の人の感想見て思い出したけど、確かに椿と友春は小学校以来未だに口を利いていない・・・!改めて秀人の力はチートだなと思った。 自殺を止める作戦メンバーの中で、一番の功労者は河野と友春だと思う。割に合わないにも程がある。二人の迫真の演技があすなと読者を欺いた。 この作品では、いつかが結構好きだなと思っていたけど、河野も初登場時に比べてどんどん魅力的になっていった。見かけはぶっきらぼうだけど性格が、良い奴なのが分かる。河野のおかげで会話がコメディぽくなるのも面白い。 登場人物がリンクしてるってことは、辻村作品に出てくる全員が山梨に住んでいるということなのかな?松永くんや理帆子や秋山先生達が出てきて、またわくわくした。 この本を作中と同じ時期に読んだから、なんか現実とリンクしているみたいで不思議な気分。 最後の最後までずっとミステリーで、青春してて、胸が一杯になって・・・すごく満たされた。 20241228

    7
    投稿日: 2024.12.28
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    話題の辻村深月さんの小説を初めて読みました。 上巻、下巻と暫く青春日常描写が続くので少々退屈でしたが(正直、途中で読むの止めようかと迷いつつ...) 最後の数十頁には読み手を惹き付けるパワーがあり、予想外の展開に鮮やかに騙されました。 青春学園もの、叙述トリック好きな人にお勧めです。

    0
    投稿日: 2024.12.27
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    まえは辻村すごろくとか知らない状態で読んだので、あっこれこういうことだったんだ!?と謎が解けて嬉しかった。やりたいことを、やれるうちにやっておけということかなと解釈した。

    5
    投稿日: 2024.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みごたえがあった。そして面白かった。 伏線の回収や、他の作品との関わりなど、ファンを喜ばす工夫がたくさんされている点は素晴らしいと思う。特に最後の最後に実はタイムリープをしていなかったことが発覚するシーンは歓喜。 でも、がむしゃらに頑張ることで未来を変える。自分の弱い部分や隠しておきたい部分を信頼した人に告白をする。そして結果として以前より強く結びつくことができる。そんな素敵なテーマこそがこの本の一番の魅力だと感じました。

    0
    投稿日: 2024.12.08
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    ぼくメジャを読んでないと気づくことのできない結末。そして秀逸な伏線達!凄い。 話は淡々としていて読みやすいが、途中読み進められない飽きにも似た微妙さもあった。 ただ結末に向けてとても面白くなり、そこまで読んで良かったと思う。 ヒロインの心理描写には感嘆した。いわゆる陰キャなのかな……。とても共感できる描写とあって心をチクチクさせながら読めた。ハッピーエンドなのも良かった

    0
    投稿日: 2024.12.02
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    一気に読んでしまった ラストスパートがすごい ミステリーなのに 明るい未来のために何をすべきか 考えるきっかけになります

    6
    投稿日: 2024.11.29
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    上巻は単調なリズムでひたすら人物間の物語と読むのか少々苦痛となっていた部分がありましたが、毎度のことながら11章からの怒涛の伏線回収と結末は圧巻ですね。 ぼくのメジャースプーンに登場していた人物だとは全く気が付かず(トモ、タカシ)、そして、ふみちゃんの正体(椿さん)については騙されていました。(そして、秀人も) また、結局タイムスリップの話ではなかったことに驚きを感じ(秀人の声の力が、いつかをそう思わせた)、読み終わった後に答え合わせをしっかりしました。 辻村すごろく通りに読むことでこうも楽しめるとは・・・ありがとうございました。 とんでもない量の伏線回収と「いつか」と「あすな」の関係が絶妙でしたね。終わり方最高でした。 今取り組んでいることが、意味のないことだとしてもやり遂げること、全力を注ぐことの大切さを学びました。そして、その行動で人の気持ちは変わっていき、自分の気持ちも変化していくのだと思いました。

    1
    投稿日: 2024.11.26
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    友春、疑ってごめん。 そういうことだったのかー!と。 初めに名前が出てきて、確かにあれ?、と思ったけど!! 田舎と都会の狭間(田舎寄り)の風景、とても分かります

    1
    投稿日: 2024.11.25
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    集中力が途切れながらも読んで良かった!! 最後のほっこり感がたまらなく最高。 上巻の最初を読み返してみたり、 クライマックス周辺を何度も読み返してみたり。 ただのどんでん返しじゃない 辻村ワールド。 今から 『凍りのくじら』を読んで 余韻にひたります!!

    0
    投稿日: 2024.11.19
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    タイムトリップの話かと思ったら... そういうことだったのかと エピローグを読んでビックリ(笑) 小瀬友春があすなを無視せず「よぉ」と 声を掛けたときなど、改心して良かった~と、 まんまと辻村ワールドにハマりました。 人物の心情描写が、時に納得出来ないことも あるのですが、リアルな人間関係においても 同じことがあるんだろうな~と 辻村作品の奥深さを感じました。 ぼくのメジャースプーンを読んでから 本作品を読んで良かったです。 「子どもたちは夜と遊ぶ」→ 「ぼくのメジャースプーン」→ 「名前探しの放課後」 この順番で読むことをお薦めします。

    3
    投稿日: 2024.11.13
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    すごーく面白かったけど、最後「?」な部分があって調べてみたら、他作品との繋がりがあったようで...先にそっちを読んでおけばよかったな〜ということもあり★4。ただそれでも十分楽しめた。

    3
    投稿日: 2024.10.20
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    自殺した「誰か」を探し、救う方法を考えていくというストーリー。 上巻は登場人物の高校生活が描かれており、物語は割と淡々と進むため、ゆっくりと読みました。 下巻から、別の作品とリンクしていることに気付かされた辺りから一気に面白くなり、ラストも思わぬ方向に進んでいくため、読む手が止まりませんでした。『冷たい校舎は〜』と内容が似ていますが、こちらは爽やか。 別の作品の登場人物に会える喜びを感じられる作品でした。ストーリーとは特に関係がありませんが、個人的に多恵さんが高校生の郁也に小言を言うシーンや、椿のペンケースについていたキーホルダーが何かわかったシーンにグッときました。

    19
    投稿日: 2024.10.10
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    青春小説として異常に面白いと思って読み進めたら、後半怒涛のミステリー展開+ちゃぶ台返しに唖然。まさかタイムスリップしてなかったとは…。そんなのあり!?笑 かといって面白さは変わらなかったんですが、とにかく驚きすぎて呆然としました。というか振り返ってみると河野と友春、演技うますぎですね笑 ストーリー全体としては文句なしの面白さでしたが、その他にも「凍りのくじら」「ぼくのメジャースプーン」の登場人物たちのその後が見れたのも嬉しかったですね!特にぼくとふみちゃんの2人は本当に良かった。最後、名前が判明してぶったまげて、これまでのやり取りを読み返したら普通に泣きました。本当に立派になってまあ…! あと本筋とは逸れますが、辻村先生は田舎とそこに暮らす人々の心情を描くのが本当にうまいですね。「島はぼくらと」を読んだ時も感じましたが、特に今回の舞台の山梨県は私の地元とも近く、大人になってから旅行に訪れることもあるので、小説内の光景がありありと目に浮かび刺さりまくりました。

    5
    投稿日: 2024.09.30
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    ほんとにこれまた素晴らしい小説に出会いました。 前半はいつか、あすな、河野の水泳の話、そしてクリスマスパーティ、ピアノ練習などなど。何気ない日常と、訪れる12月24日まで河野の自殺を阻止するべく重ねていく毎日。ほんとの自殺者は河野以外の誰かであれば面白いなと思って読み進めていました。そんな大きな展開もなく河野の自殺を止めることに成功。 さて、ここで終わらないのが辻村深月さん。流石すぎる最終章“石のスープ”で全てもっていかれました。まさかの自殺する日は終業式ではなく始業式で、それがあすなだったなんて。上巻からひっくるめて積み重ねた彼らの行いが、全てこの日のためであったなんて。そしてなんといっても椿がまさかのふみちゃん。思わず「えっ」と驚いた。あのふみちゃんが大きくなりこんな素敵な女の子になっていたとは。椿ちゃんも秀人も2人とも素直で素敵なカップルだと思っていたので本当に嬉しかった。登場するみんな心優しい人達ばかりだけど、あすなちゃんの虜になりました。温かな登場人物と衝撃展開、総じて最高の小説です。 皆さんの感想や考察を見て理解したけど、そうか秀人(ぼく)のあの力によって起こった出来事だったのか。いつかの未来が暗くならなくてよかった。

    1
    投稿日: 2024.09.29
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    すごい!今本当にめちゃくちゃ感動しているすごい!!面白い!!! エピローグ読んで繋がりに気づいて興奮した 2人が彼氏彼女となって楽しそうに過ごしてるのも、タイムスリップの原因も、全部そうだったんだと納得 時折出てくるバイクの描写が怪しいなーと思ってはいたけど、あのような形で伏線回収されるとは思っていなかった あと河野がめちゃくちゃ好き、ああいう人本当に大好き めちゃくちゃ面白かった

    0
    投稿日: 2024.09.03
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    最後のドンデン返しは見事にやられた。。!!! 笑っちゃうくらい楽しい読書だった。 石のスープ、素敵だなぁ。高校生らしい解決策だったりで、みんなにアカデミー賞あげたい、(^^) もう1回読みたい

    1
    投稿日: 2024.08.28
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    やっぱり辻村さん最高すぎる! 恥ずかしながら今年に入ってから辻村作品デビューしてスロウハイツから読み続けていたが、どれも大好きになっていく今では大好きな作家。そんな辻村さんの作品の中でも1番に出会ってしまったかもしれない。 そして辻村深月作品には読む順番があるというけれど、その通り!ちゃんと順番通りに読んできてよかったなあとにやにや。 ああ、基がたまらなく好きだった。

    35
    投稿日: 2024.08.27
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    すごい しかない 本当に ラストのラストまで驚きあり、共に青春した体験があり、あらゆる伏線が一気に駆け巡った 3ヶ月の短い期間ながら割とどこでもあるような学生ものの時間の流れ〜ゆったりと過ごす読書時間〜からラストの章前の 友春くん???…わからなかったけど準備はしてただって辻村深月さんだから 主人公は勿論あの人なんだろうけど物語の中心にいたのはあの人だっだと気づくまでの流れ、フルネームで書かれてから気づくまでの流れ、天才‼︎すごい‼︎の繰り返し 天木のセリフが全てカッコよく、勿論全ての登場人物もカッコよく、滋の登場には少し笑ってしまったが、いつかこの物語が忠実に映像化されたらいいなと思った忠実に チャレンジするチャンスがあるのなら飛び込んでいきたくなる、そんな物語でもあった 好きなフレーズ引用 あとは作者がどれだけその偶然に尤もらしい理由をつけられるかどうかだよ どれだけ嘘っぽく聞こえても脅威に対しては備えている必要があるのにそうしなかった人たちへのこれは警告の話なんじゃないのかな 生まれて初めてクロールで25メートルを泳げたあの時の気持ち うまく言えないけど吸いこまれていくような気がするの。遠くに行こうっていう気持ちが そこにはお前が言うような高みからの正義感なんか存在しない 年上の美人に見栄を張りたいのか河野がちょっと喧嘩でと答えるのが面白かった 塩素の匂いが、するね 前のいつかは、これを思うことができなかった お前の覚悟と引き換えに自分たちはいつかの話をこの妄想と紙一重な未来の記憶を信じる そう条件を出された 自分たちは義務感や正義感のためにやったわけじゃない。それだけのために助けようと思ったわけじゃない。これは義務感でも驕りでも哀れみでもない。だからこそ放課後の全てをそれにつぎこんだ

    16
    投稿日: 2024.08.25
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    やっと読めた。騙された! でもその裏切りが気持ちよくて、よく練られていてとても満足している。深読みせず読んでいく方がその心地よい裏切りを味わえると思う。 以下大ネタバレ 河野くんのいとこの話が小瀬くんだったと気づいたときめちゃくちゃ感動した。他にもいっぱい伏線は張られていると思う。 辻村深月作品、「どこか欠点のある大人しいけど頭のいい女の子」が「どこか魅力的な男の子」に救われる話しがとても多いなという気がする。 今回の話も河野くんを救うためと思わせて、実は真の救うべき存在があすなだった。やっぱりそんな簡単なオチじゃないだろうな〜と思っていたけれど、作中で出てくるいじめとの闘いや水泳特訓、ピアノの練習なども全部あすなのために用意されたものだったとは…いじめまで狂言というのは恐れ入った。辻村深月作品の、こういう青くさいけどがむしゃらな青春感がとにかく好きだなと思う。

    7
    投稿日: 2024.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった! ラスト50ページほど、丁寧に読んだ。すっとウルウルしていた。 とても大事なところだし、何よりももうすぐ小説が終わってしまうのだ。 おじいちゃん、元気になってよかった。 そして何だか違和感?? そっか、別作品とリンクしているのか。これはしくじったな。読む順番を間違えた。 できることならいますぐタイムスリップしたい! 今度は間違えない自分でいたい(笑)

    2
    投稿日: 2024.08.12
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    下巻も一気に世界観にはまりこむ。 読み進む手がとまらず、もう少しで読み終わってしまうという残念な気持ちと結末がどうなるのかという期待感が増してくる。 読み終えて、まさかそうなるとはと驚きはしたがスッキリとした読後感。

    33
    投稿日: 2024.08.01
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    読む手が止まらないというのはこの事。この感想をうまく書ける語彙力が自分に無いことが悔しい。。 辻村さんの作品しか読めない体質になりつつある今日この頃。

    3
    投稿日: 2024.07.31
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    河野が死ぬと思った計画は実は。。。 最後までしてやられたけど、痛快!しかし、作品に伏線多すぎでしょ。消防車使うところとか。 しかし、秀人に関する記述に不思議なところも多いと思いきや。別作品とリンクしてるですと!?

    8
    投稿日: 2024.07.30
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    なるほど、こういうどんでん返しね、と思ってエピローグまで読んだら、いきなり横から飛び蹴りを入れられたような衝撃!全く予想だにしなかった方向からぶっこんでくるの、すごすぎる。最後の最後に暴力的な一撃。  え? じゃあこれ全部あなたのせい……? 作者は、高校生向けのドラえもんを書いているのだと思った。友情って素晴らしい!という、あまりにもありふれた、けれどなかなか真正面からは書かれないことを、ここまで力強く、正々堂々、自信を持って書き切っている作家は他にはいないと思う。辻村深月は本当にすごい。

    2
    投稿日: 2024.07.23
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    これはすごい。 叙述トリック、ミスリード、伏線。 それらの要素をもった小説の最高峰と言っても過言では無い。 さらに、【子どもたちは夜と遊ぶ】【ぼくのメジャースプーン】を事前に読むこと必須。 これはもはや公式に三部作といってもいいレベルのリンク。というか予備知識として必須。 すごくオススメしたい作品だが、これを読む前に前述の2作品を先に読んでもらわなければ本当の意味でのオススメにならないため、オススメのハードルも高い。

    2
    投稿日: 2024.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上下巻と読み進めるうちに、時折違和感はあったものの、なんとなくまとまって、よかったこれで解決か、ちょっとエピローグが多めかなと思ってました。全然そんなことなかった。読み終わる10分前から、まさかの急転直下。今までは夢だったのかな?っていうくらい。そして最後の最後でも、これまた見知った名前が!健やかに成長しててよかった!!!みんな、よかった!

    1
    投稿日: 2024.07.15
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    ミスリードの天才こと辻村深月さんの小説 上下巻で織りなす物語 どこにもある学園カースト なんの疑う余地もない 群青劇 きっと死ぬのは彼じゃないだろうと いう猜疑心を持ちつつ物語を読み進めるが 登場人物が増えない… あー。やはり彼が死ぬのか 学園にありがちないじめを題材にした物語なのだろう が覆る瞬間 ぼくは震えた。 小説ならではの設定。 それでも きれいな物語に仕上がってしまう これはSFでもなんでもない 青春劇なんじゃないだろうか 通常現実離れした設定を すんなり受入れさせてくれるのは 大人ではなく 色んなことを想像しては 破壊してを繰り返す思春期な物語だからなのだろう。 ついつい自分を重ねてしまう 学生時代を思い返してしまう そこだけしかない世界。 そこだけがじぶんの生きる世界としていた なつかしいなと思う一方 こんな青春もまた最高なんだろう おなじ目的をもった 仲間を作る 人との繋がりをもつ。 これが人生における醍醐味なのじゃないだろうか ぼくのメジャースプーン読み返さなきゃ笑

    7
    投稿日: 2024.06.27
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    ②2024/06/20 “辻村作品でまたひとつお気に入りが増えた” 辻村深月著『名前探しの放課後(上)』 クリスマスイブに生徒の誰かが自殺した記憶をもって3ヶ月前にタイムスリップさせられた主人公・いつかが、彼の友達らとその自殺を未然に防ごうと奮闘する物語 SF・ミステリ要素を除いても、学園物語としてとても満足度の高い作品だった。 特にあすなの人間性が好きだ。水泳を上達しようと奮闘してる同級生を見て、自分も克服したいと一緒に泳ぐ点、同級生の鉄道の話を聞いて面白そうだから私も行ってみたいといい付いていく点、『他人の痛みを、自分の痛みにして盛り上がらないで』と告げた点。元は自分の得意分野でしか戦わなかったが、日々弱点に向き合う人間へと成長していく姿がとても印象的だった。 ミステリ要素については、今回も流石だった。急に流れが変わったので「おや?」と思ったが、(上)から丁寧に伏線を張ってたことを終盤で明らかにされた。しかも、ミステリの使い方が本当に暖かい。 人物のリンクについては、ピアノが上手いあの子とそのお連れ様、空気感を撮るのが上手い作家、図らずともあるゲームを提示してしまう彼とその師匠、ふみ、その他幼少期からの友達、、。

    2
    投稿日: 2024.06.20
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    最高でした。その一言です。 読んだことがあるか分からなくて、図書館で借りてようやく読んだのですが、購入を検討しています。 自分の手元に置いておいて誰かに勧めたい、そしてこの読後感をわかってほしい、そんな本です。 いろいろな伏線と、他の作品とのつながりが分かった今、もう一度読み返そうと思います。

    2
    投稿日: 2024.05.31
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    自殺してしまう「誰か」を探す、と言う設定が辻村作品で既視感ありましたが内容としては全く別物でした。 相変わらず心理描写が丁寧で、シーンがありありと頭に浮かび思わず泣きそうになってしまうことがありました。 ただ物語として必要な設定に、心情がついていけない部分があり、ミステリと物語の両立の難しさを感じました。 前半は登場人物たちの心理描写を、後半はミステリとしての物語の結末を楽しむのがいいのかなと思います。

    2
    投稿日: 2024.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中で気づいちゃったけど、けど、すごくいい話だった‥!! 秀人くん、椿さんはもちろん、ほかのみんなも本当にいい子。 このタイムスリップの原因が秀人くんにあるのが、とても面白かった。 あすなさんに感情移入することが多くて、失敗したくないからやらない、っていうこと、すごく良くわかるし、よくある。失敗せずに、かっこよくいたいっていうことが多々ある。 それでも、かっこ悪くてもやり遂げることができたあすなさんは素敵だった! いつかくんはあすなさんのことを好きになるんだろうなぁって思って読んでたけど、秀人くんの仕込んだことなんだってわかった途端に、 なぁんだ。最初っから好きだったんじゃん?っていうのが、面白かった。すべては秀人くんの手中で起っていたこと…(笑) それでもいい話だから否めない

    1
    投稿日: 2024.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あすなとおじいちゃんの描写が多いから自殺するのはもしかしてあすな?けど、河野のやられ方からみてやっぱり河野か、、と思っていたら予想を裏切られました。 そして、「ぼくのメジャースプーン」を読んでいた身としては、最後の数ページで騙された!となりました。 3ヶ月後からやってきたなんて、初めからなかった!序盤から椿がふみちゃんに似ているな〜と思ってて、姉妹?などと考えてはいたけど、まんまとミスリードされてました。「ぼくのメジャースプーン」で「ぼく」としか書かれていなかったのも、この作品で気づかれないようにするためだったのか、、 真実を知った上で、もう一度前編から読み直したいと思います。

    1
    投稿日: 2024.04.28
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    上下巻、一気読みしました。 面白くて止まらなかった。 涙も止まらなかった… だいぶ前に購入し積読してましたが、ふと気になって読み出したら止まらなかった。 登場人物がみんな主人公なの?っていうぐらい魅力的でした!ストーリーがまたすごいっ! 辻村深月さん、すごいっ!

    0
    投稿日: 2024.04.21
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    346ページ 1400円 4月28日〜4月29日 いじめにあっている基に自信をつけさせるため、いつかは泳ぎを教える。それを見ていたあすなも基と共にいつかから泳ぎを習うことにする。2人とも記録会を無事やり遂げ、6人は次第に結束していく。基が自殺する未来も無事にやり過ごし、 3学期の始業式を迎える。そこで本当のことがわかる。自殺するのはあすなだったということが。友春も含めた仲間達が協力し、あすなを危篤の祖父のもとへ送り届ける。 水泳の記録会やいじめ再発のシーンは、友春にムカついたけど、基のいとこでなんだかいいやつだったとわかり、安心した。それにしてもバイクの免許のこととか引っ掛かることはあったけど、まさか自殺するのがあすなだったなんて。いや、少しは予想していたけど、ずっと読まされていた物語自体がフェイクだったことに驚き。最後の秀人の意味深な言葉が気になり、ネットで調べると、他の本の登場人物であるという。そちらを今度は読んでみなくては。

    7
    投稿日: 2024.04.10
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    ああ、さすが辻村深月。 これはメジャースプーンと必ずセットで読んでほしい ラストのいろんな意味での驚きといったら!

    1
    投稿日: 2024.04.07
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    タイムスリップによって自殺してしまう『誰か』を見つけた主人公とその友人たちが、なんとか回避するように全力で動く。その誰かを見つけて守る話だと思っていたら、さらにその続きがあったとは。本当はイジメられている誰かではなく、別の人の死を回避するために本人を巻き込んでいたこと。最後の章で一気に話が変わり、驚かされる。著者の『ぼくのメジャースプーン』を読んでいたため、嬉しくなる箇所が印象深い。 ずっといた彼女が、あの彼女か、と。

    1
    投稿日: 2024.03.17
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    あえて展開の強引さと突拍子のなさを晒した上で、それを逆手にミスリードからのどんでん返しが気持ちの良い作品。 他作品とのリンクについては賛否あるが、その作品の本質が損なわれない程度でやってくれれば気にはならない。とは言え、未読者の為に巻末に宣伝くらいは入れて欲しい。

    1
    投稿日: 2024.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2024.02.21 免許の取得 天木の確認 進学校にこんな子いるか いじめの解消の仕方 話がとんだり、チグハグだなーとなんとなく感じてた違和感が解消。個人的には友晴がクズじゃなくて安心。 エピローグは関連作品読んでないとカタルシスがないのかな。メジャースプーン読んでみよう。

    0
    投稿日: 2024.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    上巻が割とあっさり進んでいったから、あれ?とは思ってたけどまんまと騙された!いつかの免許やバイト、天木の言葉で疑問も感じたのに見抜けなくて少し悔しかった。 そして僕のメジャースプーンの子たちが成長した姿を見られて嬉しかった。

    1
    投稿日: 2024.02.20
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     上下巻の感想  心に深く刻まれるいいお話だと思った。自殺者が、予想外の人物だった。正直騙されて少し悔しかった。それだけ、からくりが見事だった。  あすなといつかはそれぞれの理由で地元から離れた学校へ通う。  あすなの気持ちが自分と重なって泣けた。女子の友人関係は、何もかも皆と一緒にしていないといけない。それをしないと外される。それが嫌で仕方がなかった。それが彼女の苦しみだった。  誰かを探していく過程で、かけがえのない友人達に恵まれていくところは、感慨深いものだった。  「いつか」が心から好きなことにたどり着いた時、号泣した。

    13
    投稿日: 2024.02.18
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    辻村作品で一番好きなお話! 同じ高校生である自分の悩んでることとか言葉にできない感情が綺麗に言葉になってる。綺麗なところだけじゃなくて、人の醜い弱いところも出てて良かった。キャラが個性的だけどそれぞれの考え方がちゃんと一貫してる。すごい!考えさせられる、引き込まれるお話だった。

    1
    投稿日: 2024.02.12
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    他の本とのリンクがいい! 、、、が、読んでない人は理解不能では? ここまで壮大な長編を読んでいる気分。 下巻からの内容を深掘りしていくところや、真相に近づいていくところは読み応えあり。 まだ続くので丁寧に読んでいきたい。

    2
    投稿日: 2024.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そうか。そういう事だったのか…。いつかのバイクの免許はどこかに繋がるんだろうとは思ってたけど、天木のあの言葉も河野のあの行動も、あれもこれも…。見事にやられたーって気分です。何書いてもネタバレになりそうでうまく言えないんですが、それくらい伏線だらけです。全く気付かず、もうエンディングだろうと気を抜いてたら、まさかの急展開でした。面白かったーーー!!プール、ピアノ、病院、等々…相変わらず泣かせてくれるじゃないか(笑)読後の心が洗われたような気持ち良さは癖になります。この先、何度も読み返すであろう1冊。

    10
    投稿日: 2024.01.23
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    やっぱりキタ。 後半何なの?いろいろ驚き過ぎて慌てました。 『ぼくのメジャースプーン』読んでおいて良かった。 これだから辻村作品辞められないんだよね。

    6
    投稿日: 2023.12.29
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     ミステリーとしては、正直ぼちぼちでした。こういう展開もあるかなと何度か想像していたことが最後の仕掛けになっていたところがちょっと残念でした。そして、やや強引というかぶっ飛んでる内容。しかし、青春作品としては本当に良作です。感動し、懐かしみを感じ、暖かい気持ちになりました。

    1
    投稿日: 2023.12.28
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    こうくるかと。いや、誰かそのものはそうでないかなと思ったりしたけど、まさかこうくるとは。辻村深月恐るべし。 冷たい校舎と似ていたりするけど、私はこちらの方が好み。

    7
    投稿日: 2023.12.28
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    要所要所でえっ辻村深月ってこんな感じの文章だったっけって唐突感があったので最後まで読めるか自信なかったですが、まさかのわざと… 読み切るのが大切ですね。

    30
    投稿日: 2023.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後半は読む手が止まらなくて、夜更かしして最後まで読んでしまった。 タイムスリップの真相はビックリしておもわず声が出てしまったし、大好きなキャラ達に再会できて嬉しい気持ちでいっぱいでした。 2人とも元気になって本当によかった。

    2
    投稿日: 2023.12.13
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    下巻読了して改めて辻村さんのストーリーは没入感があって良いなあと感じた。物語は起承転結とは言うけど、さらに捻りも加えてくる辺り一流の書き手なんだと思う。後半はある程度伏線回収が続くので一気読みできる内容で楽しめました。ぼくのメジャースプーンを未読だったことが後悔でした。時間をおいて読みたいと思う。

    0
    投稿日: 2023.12.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆5 120点。作品の雰囲気が好きで一気に読んでしまった。 いつかとあすなの関係性が尊い。 青春小説としてもミステリーとしても面白い。 この本に出合えてよかった。

    1
    投稿日: 2023.12.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでる私自身が登場人物達の仲間になったように問題解決してきたつもりだったのに最後に『えー!』と、裏切られる。私を置いてかないで〜!みたいな?笑 いやいや、やっぱり辻村さんのお話は面白い!

    11
    投稿日: 2023.11.19
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    謎めいたことが次々と起こって、読んでいるうちの大半はどういうこと?どういうこと?って混乱してたけど、最後の最後でどんでん返し。今までの伏線が一気に回収された。

    3
    投稿日: 2023.11.08
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    「クリスマスの日にクラスの誰かが死ぬ。」 未来で起こる「だれか」の死を阻止するため、少年少女たちが動き出す。 点が線になったとき、見えていなかった未来が現実として姿を現す。 種明かしの後半は怒涛の展開で疾走感がたまらない。 生きる理由があれば「死ぬ」未来は起こらない。

    2
    投稿日: 2023.10.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻に入ってからの面白さがすごくて、あっという間に一日で読み切ってしまった! 主人公の依田いつかは、撤去されたはずの看板が戻っていることから、3か月前にタイムスリップしていることに気がつく。高校の同級生が、クリスマスイブの日に自殺する。誰かは思い出せないが。 自殺を阻止するために、中学からの同級生の坂崎あすなとその「誰か」を探し始める話。 騙された。辻村さんらしいミスリードなのに、素直になにも疑わずに読み進めてしまったので、やられたなという気持ち。 タイムスリップはそういうことなのね。「僕のメジャースプーン」では、ずっとふみちゃんって言ってたから、苗字だなんて気づかないし、全然気づかなかった。今回は、作品の順番通り読めていて本当によかった。 石のスープの寓話と、過去の主人公たちとの再会と、張り巡らされた伏線と。すっごく面白かった。

    2
    投稿日: 2023.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ぼくのメジャースプーン」を読んだ後に読むのがおすすめだ、と、この本を教えてくれた父に言われたのですが、その意味がわかりました。 最後のどんでん返しが最高でしたが、まさかの2回、最後の最後で食らっちゃいました!笑笑 主人公は同い年の高校一年生で、共感するところが多く、特にヒロインのあすなちゃんとは似ているところが多くてまるで私を見ているかのようで色んな意味で面白かったったです。 個人的に河野くんが虐められていたわけじゃなくて、あと友晴がいい奴で本当に良かったーと思ってます。 ぼくメジャに出てきた登場人物が大きくなって(6年後の設定)再び出てきてくれたのが最高でした!! 思い出話の中や、セリフ、性格で、ぼくメジャのあの子は、この子のことだろうな〜と何となく推測できるようになっていて、(もちろん最初の方は全然わからないようになっている)それに1ページ1ページ、一文一文に伏線が張られていて、最後には必ず全ての伏線が回収されて気持ち良かったです。 というかいつかくん、かっこよすぎよ...

    2
    投稿日: 2023.10.15
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    いやぁ、単純な話ではないんだろうなぁと思っていたら、それを十分上回るお話しでした。こんな本が2007年に出版されていたのに今まで読んでなかったとは・・・

    1
    投稿日: 2023.09.07
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    ぼくのメジャースプーンのあとがきにこの本をすすめられて、おもむくまま、読んだ。あー、この本にたどり着けてよかった。

    17
    投稿日: 2023.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最高でした。 今作品のクライマックスを読んで、文庫本の帯の すごろく順に読んできて良かったと実感。 とにかく作品同士のリンクが多くて贅沢。 チヨダ•コーキの名前が出てくるだけで嬉しいし、 郁也、多恵さん理帆子や秋山先生にも会えて嬉しい。 あの子もしかして「ふみちゃん」?…ってことは、 彼は「ぼく」か!みたいな発見と、物語の続き。 (ウサギのシール出てきてやっと気づきました汗) 理不尽なのは嫌だ。孤独故に死なないで欲しい。 大切な家族と生き別れてたくない。 一生懸命な姿って素晴らしい。

    2
    投稿日: 2023.08.15