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伏 贋作・里見八犬伝
伏 贋作・里見八犬伝
桜庭一樹/文藝春秋
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総合評価

195件)
3.3
15
60
72
19
7
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    出てくるキャラクターにあまり魅力を感じず途中断念。 もっと南総里見八犬伝って面白かった印象だけど何を観ていたんだっけな、、、

    0
    投稿日: 2024.07.29
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    時代小説の中で見つけたこの一冊。 実に少年ジャンプ的な元気、勇気のSFアクション冒険ファンタジーだった。 そもそも南総里見八犬伝が読みたくて、とりあえず購入したんだけど、面白いのなんの。 伏と呼ばれる化け物、この化け物がいかにして生まれたかを、里見八犬伝がノンフィクションであることを前提に紐解かれていく様がキュンキュンです。 ただの悪とするのではなく、各個人にバックグラウンドを持たせる感じ、手塚治虫的な感じ大好き。 少々子供向け感はあったけど、お陰で分かりやすく、素直に面白いと思った。

    0
    投稿日: 2024.01.15
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    信乃の、そして伏の悲しき背景を知っても、みずからの仕事に徹する浜路。すべてに凌駕する使命感がかっこいい。伏姫と浜路の二人のヒロインを軸に話はスピーディーに進み、どんどんページが捲られていく。面白かった。 この後、アニメも見てみたが100分に収めるため、だいぶ端折ったり、設定を替えていたが男女の恋愛をメインに置いてて、こちらも楽しめた。

    28
    投稿日: 2022.10.29
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    里見八犬伝をモチーフにした長編で、何よりも過去の話が本編と同じぐらいの分量で入っていることに驚いた。桜庭一樹といえばファンタジーやライトノベル作品出身で「わたしの男」で直木賞という降り幅の広い作家さんだ。江戸時代を舞台に語られる贋作里見八犬伝、堪能させてもらった。

    0
    投稿日: 2022.08.17
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    南総里見八犬伝を下地とした伝奇ファンタジー。 里見家には裏側があり、伏と呼ばれる凶暴な獣人達にも出自があり、と複雑な構図で描かれているが、伏姫と鈍色の話がやけに長かった。 終盤の描写からして、やたらと腕っ節の立つ道節と子供ながらに猟銃をバンバン撃ちまくる浜路の出自にも里見家の因果が絡んでいるんだろうと察しは付くが、掘り下げられていないので解らないままだった。

    0
    投稿日: 2022.07.30
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    南総里見八犬伝をモチーフにした作品はいろいろとありますよね。書籍を読んだり映像作品を見たりしたことがある方は少くはないのではないでしょうか。本作も八犬伝をモチーフにしているのですが、他の作品以上に、原作を抑えてから本作を読む方がより楽しめると思います。

    0
    投稿日: 2021.07.24
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    本編と同じくらいの量で過去の話が入り、それが悪い方向に働いて本筋をわかりにくくしている。結果どのキャラにも感情移入がしづらい。 設定も若干無理があるように感じ、ふわっとした世界観で、やっぱり結果どのキャラにも感情移入がしづらい。

    0
    投稿日: 2021.04.28
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    「私の男」が面白かったので、桜庭一樹さんの本作も読んでみました。別に本書を狙って読んだのではなく、たまたまブックオフの100円コーナーにあったので手にしただけですが、本作も面白く読めました。 舞台は江戸。人偏(イ)に犬と書いて伏。物語は「人であって人でなく、犬の血が流れる異形の者」である伏による通り魔的凶悪事件、伏を追う賞金稼ぎの猟師・浜路の活躍を中心に進みます。テンポの良い展開、吉原や江戸城の舞台設定、伏を含めた登場人物の描写が心地よく質の高い娯楽作品となっています。 副題にある「贋作・里見八犬伝」は「南総里見八犬伝」の作者・滝沢馬琴の息子が綴った伏の起源の物語。これは独立した章(本全体の1/3のページ数)で語られていますが、この章では因縁の深さが描かれ、伏が獰猛単純なモンスターではないことが理解できます。「桜庭一樹が『鬼滅の刃』を書いたら、こんな話になるのでは」とツイートがありました。私の場合、「鬼滅の刃」は炭四郎が大石を斬るところで止まっていますが、その程度でも何となく同じ色彩は感じました。 面白さという点では浜路の活躍を描く章が★3.5、「贋作・里見八犬伝」が★4.5というイメージです。全体的には「私の男」ほどの衝撃はありませんが、娯楽性の高い本ではあります。

    0
    投稿日: 2021.02.27
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    時は江戸時代、山で猟師をしていた浜路は身寄りを亡くし、都に住む異母兄・道節を頼りに山をおりてきた。その頃江戸では伏と呼ばれる犬人間なるものが世間を騒がせており、狩れば懸賞金が出るという。 兄と共に伏狩りをすることとなった浜路は、伏にまつわる不思議な因果に巻き込まれていく。 もちろん本書はタイトルの通り、かの曲亭馬琴による南総里見八犬伝を下地としているが、まったくの別物として楽しめるつくりとなっていて、しかも捕物としてのハラハラ感や伏や浜路にまつわる人情モノとしての部分があって、終始楽しめた。 元となっている南総里見八犬伝もいつか読みたいな。江戸時代にこんなにファンタジックでここまで語り継がれる物語を思いつくなんて、曲亭馬琴は恐ろしい。

    1
    投稿日: 2021.01.10
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    滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』のオマージュ。 作中作で『南総里見八犬伝』と『贋作・里見八犬伝』が交わる。 本家の伏姫とは大分、性格が異なるが、物語が進むにつれ、贋作の味が滲み出る。 実に多角的な一冊でした。 八犬伝ものの作品は割とあるけど、現代に通じるものを非常によく感じさせられる作品でした。 現代の若人はこういう心持ちで生きているのやもしれん。

    0
    投稿日: 2020.08.27
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    幼い頃初めて夢中になって見入った邦画が里見八犬伝だった。しかし、そのストーリーを忘れているなかでこの本を読んだ。 登場人物や情景をイメージしやすく本の世界に引き込まれた。伏という人間でもなく獣でもない存在の儚さや醜さは人間誰もが持ちうる性質だと思う。主人公の浜路兄の道節の正義感と子供のあどけなさが、話の湿り気を除し、対局にある伏と通じあう気持ちと本能の描写も興味深かった。

    0
    投稿日: 2020.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。何度読んでもワクワクしながら一気に読んでしまう。狩るものと狩られるものとの物語なのに、殺伐とした敵対関係というよりは、実はひとつの同じものに表と裏からしがみついているという感じ。だからこそ、何となく理解しあえるし、嫌悪しきれない。かといって仲間にはなれないと互いの立場を割り切っている。そのあたりが、物語に軽やかさを与えていて、それでいて単純すぎずに濃密なのがいい。

    0
    投稿日: 2019.08.14
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    犬人間というものが、江戸の街にいたそうな。それを狙う賞金稼ぎの猟師の女の子浜路という十四の少女が主人公。軽い兄思いのアクティブな女の子です。だからなのか、少し物語も軽く飛んでいきそうなのです。里見八犬伝の贋作である贋作里見八犬伝という物語が、この浜路の物語の中に、二重構造のように入り込んでいるのが、この物語の見どころ。本家の里見八犬伝よりも、こちらの方が現代人には好感を持って受け入れられるのではないでしょうか。楽しめました。合格です。

    0
    投稿日: 2019.04.14
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    里見八犬伝は実はこうだったんだよ、と脚色したお話。 贋作の部分は、そういうのもありだなぁと思ってどんどん読み進められました。原作をもう一度読もうかな。。 あともう一つのお話。 14歳の善も悪もまだわからないような、まっすぐな性格が主人公だったのが良かった。だからこそ犬人間を狩る猟師として戦えたのだろうし。 (最初はもっと人情味のない子かと思ったら、兄に助けを求める年相応なところがでてきて安心しました。)

    0
    投稿日: 2019.04.05
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    これはまぁ…小説を読んだというより漫画を読んだって言った方が感触としては近かったかな。映画版はキャラクターの性格やら容姿やらが結構変わっていて、どちらもそれぞれ面白かった。小説の方が全体にドライな感じだと思う。信乃好きです。←

    0
    投稿日: 2019.01.23
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    これは良い。 本物の里見八犬伝は呼んだことがなかったけどファンタジーだね。 ためしにウィキで本物を調べてみたけど長大過ぎて読む気にならない。 この話は適度な長さで丁度良い。 伏の全体的にあっさりした執着の無さが犬らしくって可愛いやね。

    0
    投稿日: 2018.11.11
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    伏たちの悲しいお話。 映画の原作らしい。 さらっと読めてそこそこ面白い。 ただ、なんか物足りない。 作者があとがきで密度が高い。この原作一つで映画が7本作れると書いている。 その密度が高いものを1冊に収めた弊害だろうか。 原作では数話でかけてしていた話を30分にきゅっとまとめたかのような。 原作では違ったんだよ、ここにもう少しエピソードが!、というあの感じがする。 面白いには面白いんだけど。 個人的には浜路が好きだったので浜路が活躍するところをもう少し読みたかった。

    0
    投稿日: 2018.02.16
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    姿は人なのだが犬の血を先祖に持つ者を伏という、その凶悪な伏を狩る猟師の娘と兄のおはなし、途中、伏なる異形者の誕生秘話があり、また伏たちの苦悩する姿があり、里見八犬伝とリンクしているらしいのだが、そちらの詳細をしらなくても楽しめた。

    0
    投稿日: 2018.01.20
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    「南総里見八犬伝」のことをほとんど知らない。 ざっくりと、ドラマや映画になったものを見たくらいで、はたしてその中にあったストーリーが正しいものなのかどうかさえわからない。 だから、この「伏」がそのまま里見八犬伝だと言われたとしてもまったく違和感がない。 本家の「南総里見八犬伝」を知る人にとってはとんでもないことだろうが、ライトノベルを読むような感覚で物語を楽しんだ。 伏姫と八房をめぐる物語は、時を越えて江戸の町へと続いていく。 何ものにも染まっていない浜路は、猟師の嗅覚で次々と伏たちに遭遇していく。 そして伏のひとり・信乃から聞かされた運命ともいえる彼らの生き様を知る。 世の中を生き抜いていくための仮面をつけた生活。 伏であることを自覚していない者は仕方がないが、自分が伏だとわかっている者にとっては本当に短い時間しか与えられていないことが、逆に生きる力になっていたようにも感じた。 自分たちは何のために生まれ、何のために死んでいくのか。 伏である信乃たちはひとつの答えにたどり着く。 その行動が正しかったのかどうかはわからないけれど、因果の輪がそこでひとつ閉じたことは間違いないだろう。 面白かったのだけれど、何というか印象が薄い物語だった。 何年経っても記憶に残る物語というわけにはいかなそうだ。 「アニメの方が面白かったな」などと不謹慎なことを思ってしまった。

    0
    投稿日: 2017.03.06
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    とにかくツギハギのような話でした。章によってラノベ調、幻想的、アクション…と作風がばらばらで、バランスが取れていないような感じ。 しかし、場面ごとのセリフや情景が鮮明で、桜庭作品特有のセンスを感じました。 結局ぐいぐい引き込まれて一気読みしました。これぞ娯楽小説。好みは分かれそうですが、私は大好きです。

    0
    投稿日: 2017.01.04
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    時代物を現代語で書かれると、軽すぎてモヤモヤ。雰囲気ってやはり大切だなと。 本家『南総里見八犬伝』は未読ですが、そちらに興味が出ました。

    0
    投稿日: 2016.12.14
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    映画を先に観たため、読後、あれ?恋愛要素薄っ!っと感じた。 本当の里見八剣伝をオマージュしたからか、若干のホラー要素含む、信乃の昔語りが半分を占めて、小説というよりは伝記や昔語りのような感じがした。 この本自体にあまり感情移入はできないが、本当の里見八剣伝に興味が湧く。

    0
    投稿日: 2016.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    桜庭氏の作品は2作目だが私には合わないようだ。この物語も終着点という結末は無いようにも思える。信乃は結局逃げてしまうし、あの話を聞いた処で浜路は「猟師」だから狩るという結末にしかならない。言いたいことがちょっと分かり辛い、というか分からない。 これを読むくらいなら里見八犬伝を読むべきです。ちなみに模しているところは有りますが、よく此処まで改悪したなというのが純粋な感想です。

    0
    投稿日: 2016.07.04
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    伏、という犬人間と、人間のお話。 実は里見八犬伝を読んでないので、そっちに興味が湧きました。 異種ものって、どちらにも正義がある書き口が多いけれど、意外にもこの作品は、伏側には立たない。事実を述べるのみ、だった。 アニメに少し興味あり。

    0
    投稿日: 2016.03.30
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    里見八犬伝を違った視点から捉えた、伏。 伏姫の末裔が犬人間という。 でも八犬士とか、犬側じゃなくて、犬は狩られてしまう側っていうのも新鮮かもしれない。 同じ名前を使っているのでちょっとイメージが違うよって思ところもあるけどw 里見の里での、伏姫と八房、里見家の物語を描いた偽里見八犬伝と二つの物語が絡むように進んでいくのが面白い。

    0
    投稿日: 2016.01.11
  • 作品の雰囲気としては

    雰囲気としては「ほんとうの花を見せにきた」的な感じかと。 もちろん舞台や設定はまったく違いますけれど。 「里見八犬伝」がモチーフとなっているので,知っていた方が良いかもしれませんが,まぁ知らなくても特に問題なし。私も本としては読んだことがなく,NHKの人形劇でしか知らないし。 犬人間として宿命をもつ伏という種族と,賞金稼ぎとして伏を追うことになる兄姉。狩るものと狩られるものでありながら,不思議なつながりができていく・・・。

    3
    投稿日: 2016.01.10
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    この本を読んで、里見八犬伝を読みたくなりました。ころころと話の視点が変わって行くのですが、とても読みやすかったです。映画もあるそうなのでそちらも気になりました。

    0
    投稿日: 2015.12.28
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    なるほど、アニメにするとピッタリな作品。祖父と暮らしていた山から降りて、兄と共に伏を狩る猟師、浜路とその敵である伏、信乃が地下道を共にしたわずかな時間の先にどんな決着があるか、ドキドキしながら読んだものの、アレレ?地下道のやり取りがなかったかのようなアッサリした結末。でも贋作の方の物語はとてもおもしろかったので良しとするかな。里見八犬伝を知っていたら、もっと楽しめていたかも。

    1
    投稿日: 2015.10.16
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    里見八犬伝って、小学生のときに読んだ記憶がうっすらあるような無いような。 もう一度読んでからまたこの本読んだら面白いかも。 入れ子構造なお話で重厚。 アニメは正直失敗だと思う。 桜庭一樹独特の筆致は癖になります。

    1
    投稿日: 2015.10.07
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    里見八犬伝に想を得た伝奇ロマン。妖の生き物の物哀しさが、ユーモアを含むからりとした文体で書かれている。八犬伝があまりにも長大なだけに、もう少し、広がりを持たせられたならとも思う。

    0
    投稿日: 2015.08.10
  • 抜けば玉散る氷の刃・・・イカスぜ!

     桜庭様の書きようなのでしょうが、会話の雰囲気はゴシックシリーズと同系列?。性格も様子もまったく違うのにもかかわらず、浜路とヴィクトリカが被って感じるのは、読み手(私)が影響されすぎているからかな。 反省。  仁義礼智・・・で有名?なオリジナル八犬伝と微妙なかかわりを持ちながら、アナザーストーリーが展開。 オリジナル八犬伝の粗筋や登場人物相関図とかがわかっていると、より楽しめるかもしれません。ベースの知識がなくても十分いけいますが、オリジナルをまったく知らない方は、ウィキ○○ア等でオリジナル八犬伝を調べてからでも、ほぼ問題ないでしょう(自己判断でお願いします^^;)。  本文中の扱いは微妙ですが、宝刀「村雨丸、抜けば玉散る氷の刃」・・・カッコイイです。

    6
    投稿日: 2015.08.10
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    150712読了。 ずいぶん前に、プリンさんから「エンターテイメントの要素で」と読了後の本書を借りていたのでした。文庫でも分厚い本は読むのが億劫になるので嫌煙していましたが、前回読んだものが300ページ超だったので、体が慣れているうちにと読み始めました。 文体は軽くて、あっという間に話が進むので楽しいです。個人的に、舞台が江戸だったのにみんな綺麗な東京言葉を話す登場人物に少しがっかりしていましたが。 表題の贋作里見八剣伝が中核にあり、それだけで物語として完成されています。 そこへ、猟師の少女・浜路と伏の信乃の会話やアクションシーンが色になって、昔の伝承をもとにした歌舞伎か劇でも見ている気分になります。 旅は続く、っていうラストも冒険活劇っぽくて清々しくいい感じです。 ひとつ残念なのが、芝居を見るように読むので、読了後に見返したいところがあまりないこと。 今日は結構な電車移動だけど、さてこのあとどうしたものか。

    0
    投稿日: 2015.07.12
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    なんか惜しい。比喩は驚くほど美しいのに句読点の打ち方が自分の感覚と合わないから読みにくくて、贋作部分まではとにかく苦行でした。贋作部分と伏の話でテンション上がるけど、それ以外がどうも合わなかった割にオチがオチなのでどうしたらいいのかちょっと消化不良です。逆に本家が気になるので、次は本家行くかな。

    0
    投稿日: 2015.01.19
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    人の姿をした獣を狩る話。 最後に信乃の言った言葉、「犬にも、一寸の命。」が個人的に一番印象深いです。 桜庭さん、こんなお話も書くんだと少し驚きました。

    0
    投稿日: 2015.01.09
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    2014/7/17。18冊目。 八犬伝が好き過ぎる。 誰が、と問われればまず親兵衛と答える。 けれど信乃と浜路(この二人はセットであって欲しいので、やはり)も外せない。 毛野も好き。伏姫、八房も。 山田風太郎氏の八犬傳の影響で、馬琴先生や北斎さんも大好きなのです。 先日、座・高円寺の本の楽市で出会った本書。 丁度映画が始まった頃存在を知ったのに、すっかりうっかりしていて、これは僥倖と手に取ってみた、と。 うん… ファミリーポートレートの雰囲気が凄く好きで、期待してたんだけど…うむ。 時代小説としては…むう… 浜路の可愛さはわかるんだけど… どうも歯切れが悪くなる。 人物の言葉遣いや地の文含め、言葉の持つ雰囲気と世界観って当たり前なんだが、とても大切だなと痛感。

    0
    投稿日: 2014.07.28
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    猟師の娘の浜路は、江戸にいる兄の道節のもとに身を寄せ、彼とともに、最近江戸に出没している「伏」と呼ばれる犬人の賞金稼ぎとなります。 山で暮らしていた浜路は、獣の匂いを敏感に察知し、さっそく一匹の伏を仕留めることに成功します。そんな彼女の活躍を聞きつけた、曲亭馬琴の息子の滝沢冥土は、あることないこと織り交ぜて、浜路のことを新聞記事にして江戸中に知らせます。そのことを知った浜路は、文句を言うために冥土のもとを訪れますが、そこで彼が執筆中の、伏が生まれた顛末を記した読本『贋作・里見八犬伝』のことを知ります。 『贋作・里見八犬伝』は、美しく強い里見城の姫君・伏姫と、弟の鈍色、そして伏姫の愛犬・八房の物語です。同盟国に裏切られた伏姫の父・里見義実は、敵の安西景連の首をとった者には伏姫をやると口にしてしまい、それを聞いた八房が景連の首を取って帰ってきます。八房とともに森の中に姿を消した伏姫は、やがて人語を失い、八房の子を宿します。それが伏たちの生まれる由来だったのです。 さらに浜路は、冥土が脚本を書いた歌舞伎の「怪盗玉梓」を見ることになります。それは、里見義実が怪盗玉梓を捕らえ、その呪いを身に受けるという物語でした。その結果、彼の娘の伏姫が、八房との間に子をなすことになったのです。ところが、この舞台を演じている人気役者の犬山黒白が、伏だったことが明らかになり、舞台は大混乱に陥ります。 浜路は、信乃というその伏を追いかけますが、湯島天神から江戸城にまで続く地下道に落ちてしまいます。地下道を歩きながら、浜路は信乃の自分語りに耳を傾けます。 作中作を畳みかけるという、ちょっと凝った構造の物語ですが、それ以上に、浜路のライトノベル的で分かりやすいキャラクター造型の魅力で読ませる作品だったように感じました。

    0
    投稿日: 2014.05.12
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    里見八犬伝となれば、もっと怨、恨、おどろおどろしいという先入観があったが、主人公の娘猟師の浜路のあっけらかんとした性格が、生臭さを薄めていて、淡い恋心あり、旅あり、エンターテーメントだなぁ。   同一作家の「私の男」とのギャップが大きくて、それも面白い。  

    0
    投稿日: 2014.04.06
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    馬琴の原作に触れたことがないので、この作品の本来的意味を把握できていないことを覚悟の上で、どことなく上滑りしてるような、、、 もうちょっと何とかなる感があるなぁ、それだけの材料は確実に作家の手中にあることは本作を読めば明白。 それだけに読者たる当方、中途半端に投げ出されてしまったと感じずにはいられない。

    0
    投稿日: 2014.03.30
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    中盤で一度挫折。 数ヶ月後にまたちらちら読み始めて、なんとか読了。 読みだすと50~100ページは読めるものの、 飽きて途中でやめると、なかなか進まない感じ… そして劇中劇もあってなかなかのボリューム。 『南総里見八犬伝』の内容を ちゃんと知っていたらもっと楽しめたのかも。 江戸時代の雰囲気を出すために 文体がくだけた話し言葉風なのも この作品の特徴なんだろうけど、 やっぱり小説を読むなら きれいな日本語の文章を読みたいと思った。

    0
    投稿日: 2014.03.24
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    南総里見八犬伝(とそれが実際に執筆された当時)とファンタジーとを、とても巧く融合された作品。 話の途中で、さらに作中の物語が始まった時は「物語にこんなにスペースとって話まとまるの?!」と驚きましたが、そこも巧くつながっていて…と言うかそこが大きな肝でした。反省。作品の構成が面白いです。 各所の表現も豊かだし、本当に純粋に面白かった。

    0
    投稿日: 2014.03.14
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    猟を教えてくれた祖父が死に、兄を頼って江戸に出てきた浜路は兄から「伏」狩りをしないかと持ちかけられる。 「伏」とは、人と犬の間の存在。 高い身体能力を持つ彼らは人に混じって暮らしている。 身体のどこかにある牡丹型のあざが、伏であるしるしだった。 その伏が起こす凶悪な事件が近頃の江戸で話題となり、幕府が賞金をかけているのだった。 映画を見て釈然としない点が分かるかと思い購入。 でも、あの生魂を食らう設定は映画オリジナルだったようで結局スッキリしなかった。 小説では信乃と浜路の恋愛要素は大きくないのもおどろいた。 結構別物かもしれない。 映画の「鉄砲娘の捕物貼」というタイトルに求めていたものは小説にあったので満足。

    0
    投稿日: 2014.03.06
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    1402 映像で見る様に想像し易く読み易かった。登場人物それぞれも個性派揃いで印象的でした。私の男と続きで読んだので作風のギャップを楽しめました。

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    投稿日: 2014.02.26
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    タイトル見たら一目瞭然の、里見八犬伝ネタの時代ファンタジー。 荒唐無稽でラノベ寄りではありますが、結構世界観はブラック。何事にも光と影がある、というテーマのようです。 細かく言っちゃうと、14歳の小柄な女の子にこの時代の重たい猟銃が扱えたのか!? とか、江戸城で大活劇してよくおとがめ無しだったよな、とか色々疑問は尽きませんが。 いいんだよね、エンタメの世界において、面白いは正義w

    0
    投稿日: 2014.02.04
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    時代設定の甘さが気になって仕方なかった。 せっかく大きなテーマで書いているのだから、原作との絡みがあるといいのに。

    0
    投稿日: 2013.12.26
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    桜庭一樹の八犬伝。ということで手に取ってみた。 桜庭一樹はそんなに好きってわけじゃないのについ読んじゃう。 八犬伝も古典パロディも好き。 で、読みはじめたけど、うーん…あー… いまいち乗れず、返却期限が来てしまったのでちょこっと読んだだけで返した。 原作をだいぶ変えたらしいことは知っていたけれど、『嗤う伊右衛門』やドナ・ジョー・ナポリ的な、大筋では変わらないものを勝手に想像してた。 これは『ドラゴンボール』的な改変。 それはいいんだけど主人公サイド(狩る者)の悪役っぷりについていけず。 しかも浜路。 萌えポイントっぽい部分も合わない。 私一番好きなの毛野だしな。 作品としてどうこう以前に好みがひたすら合わない。

    0
    投稿日: 2013.12.22
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    どことなく不思議さの漂う作品。 世界観は好みだったけど、もう少しアクション要素があると更に面白くなったんじゃないかな、と。 浜路ちゃんの生き生きとした姿に惹かれました。

    0
    投稿日: 2013.12.07
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    「伏 鉄砲娘の捕物帳」の原作ということで手に取りました。 映画自体は見たことないのですが。 でも宣伝で見た映画の印象とは違う感じ? 宣伝では浜路と信乃がもっと恋仲風に感じたのですが。 文庫のあとがきで映画のプロデューサーがこの原作で色々な話が出来るとあったので、このまま映画と一緒…というわけではなさそうです。 もともとのストーリーに入れ子の話が2編も入ってて、何だがぎっしりな感じのお話です。 伏の在りよう…特に信乃が語ってる部分は、何だか障害者のような感じがしました。 人間社会の中で、馴染めない思いを持ったり差別を受けたりして、生きづらさを感じている人たち。 だとすると、伏を狩るというのはずいぶん乱暴な対処法ですよね。 まぁ、伏は殺人とかも結構するみたいだったから、仕方ないのかもしれないけど…。 でも最後の方で浜路が、江戸にいる人みんなが伏に見えた…という描写で、誰もが心に闇(?)を抱えて生きてる…みたいな感じなのかなぁ…と思いました。

    1
    投稿日: 2013.11.18
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    劇中小説の「贋作・里見八犬伝」が物悲しくも素晴らしい。ここを因果の因(スタート)とし、伏という犬人間とそれを狩る人間たちの話は進んでいく。主人公が年端もいかない純朴な女の子というのが、御伽噺らしい構成だと思う。本家の八犬伝を読み返したくなった。

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    投稿日: 2013.11.16
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    桜庭一樹さん。初読み。 ブクログのレビューに惹かれて手に。 ちょっと想像してたのと違ったかな。 もっと痛快勧善懲悪的なものを期待して読んでしまったら、思ったよりも暗かった。もっと突き抜けた痛快さがほしかったな。 でも、桜庭さんの文体は読みやすくて好きになりました。 他の作品も読んでみようかな。

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    投稿日: 2013.09.14
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    久々桜庭さん!面白かった!アニメも見たい! お得意のどろどろじゃなかったのでとても良かった! それはそれでいいのだけれど。笑 浜路が荒野みたいに明るくてまっすぐで素敵です。かわいい。 道節もなんだかんだ良いお兄ちゃん。 私は信乃がとても好きだったから、狩られなくてよかったなあ、と。 あ、冥土もすきだよ。笑 全体を通して歴史ごちゃまぜファンタジーなんだけど、 とりわけ贋作・里見八犬伝は桜庭さんだからこそ書ける綺麗で悲しいお話でした。 伏姫も鈍色も玉梓も大輔もとても美しく、儚かった。 いいなあ。情景が勝手に目に浮かぶこの流れるような文章。流石。 桜庭さんの書く、女のぎらぎらした狂気であるが故の不気味な美しさ、大好物です。

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    投稿日: 2013.09.07
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    桜庭さんの本は、挫折して読んでいないものもあったが、これは面白かった! 続きがあったらいいのに、と思える物語。

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    投稿日: 2013.08.17
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    贋作里見八犬伝のエピソードがとても好きです。この人は不思議な力があった頃の話が上手いなと感じました。 相反する少女と少年や人の立ち入りを許さない森の雰囲気が伝わってきます。

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    投稿日: 2013.08.14
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    南総里見八犬伝をしらなくてもじゅうぶん楽しめる、これは時代劇というよりファンタジー小説だと思う。あえて贋作とうたっているのだから、八犬伝との整合性を求めなくてもよいでしょう。活劇としても、ファンタジーとしても面白かった。犬と人との因果を背負った「伏」たちが、みな魅力的に描かれているので、非道なのだけれども惹かれてしまう。

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    投稿日: 2013.08.13
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    はじめて桜庭さんの本を読んだ。 けっこう面白い。 けど、切れ切れに読んだので、こまかい話がうまくつながらなかった。 伏と叔母さんは同一人物なの?どういうこと?? 冒頭のシーン、こいつ絶対毛野だろ、と思ったのが信乃だったり、いろいろハテナが多かったけど、道節のキャラは本当にいつも道節なので笑ってしまった。 現八がけっこう活躍していて嬉しい。 そしてなぜ毛野の恋人がひなさんなのか?? 浜路がなかなかかわいい。 「んん」がかわいい。

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    投稿日: 2013.08.06
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    話題になっていた作家さんだし、映画化された作品でもあったので、試しに手に取ってみたが、最後まで感情移入できなかった。 『南総里見八犬伝』をモチーフにし切れているかどうかという問題以前に、「贋作」のストーリーが主展開に生かし切れてない。これなら「贋作」の部分だけをもっと深めて1冊にした方がまだまし。主人公の猟師少女のキャラ設定も破綻している。

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    投稿日: 2013.08.04
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    伏とゆう犬人間と、それを狩る猟師の女の子と、巡る因果の話。 落語のようにテンポよくさっさと進む。伏の悲しい運命やそうなるに至った経緯などは心惹かれる。悲しい伏に相対して主人公は明るく元気な猟師なのもバランスがいい。終始話の内容は暗いはずなのにそれを打ち消す存在感。伏姫の話はどことなく不気味でよかった。 伏、白い犬、猟師、銀の歯の森、江戸、村雨丸、里見八犬伝、天守閣。

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    投稿日: 2013.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    DVDで映像を見てから原作読了。 アニメとは結構役どころや進み方が違っていました。 これはこれで、アニメでは語られてない設定が分かって良かったです。 こちらを読むとこの原作でアニメの話を作ったのは凄いなと思いました。 ホントに全然違う! 最初からしのが伏だった感づいていたり、彼女が泥棒で、妖刀は最終的にお兄ちゃんが持っていたりなど。 同じだったのは最後が未来につながる終わり方で、それぞれの先行きがどうなっていくのか、と思いを巡らせる形が名残おしくも良い幕引きで良かったと思いました。 原作しか読んだことない人は是非映像の方も見てほしいです。 また違った話ですよ!

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    投稿日: 2013.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あぁ。すっごい面白かった。この話好き。 犬の血が混じり、犬の身体能力と獣の心をもつ人・伏。 伏を狩るために江戸に出てきた猟師の少女・浜路。 伏である信乃と浜路の攻防。 地下道に落ちた2人。信乃が話す伏の森の話。 2人の間に絆みたいのものがきっとあるのに やっぱり追うものと追われるものとの関係は変わらず。 うーん、でもやっぱり信乃を捕らえるのは浜路であって欲しい。

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    投稿日: 2013.06.29
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    アニメ映画、『伏 鉄砲娘の捕物帳』を観た後に購入。 アニメが自分の中でヒットだったために、原作を読んでガッカリ…。 というよりも、原作の世界観をアニメでよくあそこまで表現したな!という感じ。 「亻」(にんべん)に「犬」と書いて伏。 姫の婿を犬としたある国から話は始まり… 人を襲う「伏」が往来する江戸時代のお話。 設定はとても好きなのだが、表現がくどいというか、長くてあまり入り込めなかった。 さっぱり綺麗にまとめていた映画の方が良かったかな。

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    投稿日: 2013.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

     ネタバレ満開。そして、わたしは映画を観ていません。 「いっとう上質なライトノベル」 という感想を目にして、嗚呼わたしの中にあった違和感はこれかと思いました。さくさくと進むお話、長々と冗長にならず描写が擬音で埋め尽くされている、勿論ライトノベルが悪いわけではありませんが言いえて妙とも思えました。  狩猟を得意とする、浜路。おのぼりさんで、ずうっと山で暮らしていて、じさまが熊にばりばりと喰われてしまったので実兄・道節をたよって江戸に上京する。『伏(ふせ)』という、犬と人間のあいのこ、を狩ることとなった。  『伏』は人とまったく変わらず、ただ激情の存在なのか、人の喉笛を食い破る、化け物のたぐいと、おそれられている。賞金も出るために、食い扶持を求めた浪人たちが我先にと『伏』狩りをおこなっていた。道節も同じだった。  浜路は、山でずうっと暮らしていたせいか、『鼻が利く』ため。『伏』がわかるのだった。曰く、なんだか獣くさく、妙に闘気を湧き立たせるのだという。  映画は、そんな浜路と信乃という『伏』の恋愛物語らしいけれど、この作品に恋愛はいらねェわナァと思ってしまった。っていうのも、作中で恋人同士(というか相思相愛同士)が出てくるし、所謂禁断の恋、っていうもので簡単に片づけられちゃ世界観が崩れるんでないかい?  映画を観たひとの中には、その浜路と信乃の恋路が気になって買ったというひともいたみたいだけれども。  一番最初、上京して道節を待つ中、信乃と対峙しているけれども、そのとき浜路は彼が『伏』だとはまだ知らないし、そもそも信乃という名すら知らずにいた。  序盤から中盤にかけての、遊郭、絢爛豪華な花魁が『伏』であり、彼女を仕留めようと躍起になる。そのときに、何故だかお金と手紙を託されるのだけれども、浜路はとても混乱する。何故敵にお願いをされなければならないのか。そして、自分が手をかけるまもなく彼女は暗い水の底へと身を投げた。  「寿命だ」と言い残して。  託された以上気にして、人に聞きつつお金と手紙を持っていったら、瓦版――いまでいう号外みたいなもの――に人相書きが成されていて、行った先は『伏』の住処だったもんだからとっつかまってしまう。  そのときに序盤に出会った『存在』が信乃だと知る。  すんでのところで道節に助けてもらい、その後、瓦版を書く冥土という人間から歌舞伎の券をもらい、観に行くこととなった。  その中で信乃を見つけ、仕留める、と追いかけっこをすることになる。  てんでばたばた、追い詰めたと思ったらひょんなところにあなっぽこ、ひゅうっと落ちてどうするべかと思い悩む。と思ったらなんと信乃も一緒におっこちていて、そこは江戸城に続く地下道だと教えられていたので二人でそこを目指すことになる。  道中、浜路がねだって信乃の話を聴くこととなり、『伏』のはじまりと終わり、そしてどんな存在なのかを知ることとなる。  まあその前に冥土の書く『贋作・里見八犬伝』(あの有名な『里見八犬伝』の、その後を或る意味夢想し記した物語。調べをしているから夢想とはいわないかもしれないけれど、そうであってほしい、そうではないか、と思いながら書かれた物語)を聴かされていたから、『伏』という存在意義みたいなものを聴かされたようなものだった。  そうしてようやく話が終わると、あとを追ってきた『伏』狩りたちが信乃に向かって矢を放ってきた。それまでぐったりしていたはずの信乃はいきいきと躍動し、浜路の前からさっと消えうせる。彼を追う浜路。  追って。追って。辿りついた先は城の上、見つけた、と思ったら、信乃の独白が紡ぎ出され、しかし浜路は揺るがず銃をぶっ放す。しかし信乃もただではすまない、ひょいっとかわしてその姿が消え、目の前から消えた信乃を心配して駆け寄る浜路の景色が反転する。そこにいるのは信乃。  突き飛ばされたのだった。  信乃を心配して畜生と思い、自分が死んでも兄のふところにはお金がはいるから安心だと思い、いろいろな考えがぐるぐると廻って、しかしすんでのところで道節と『伏』狩りたちに助けられる。  手を放してもいいと言うはずが「助けて!」と叫び、アレッと思いながらも泣きじゃくる。死ぬことのこわさ。やっとのことで助けられて、むせび泣きながら銃声を口の中でもごもごさせる。『伏』を仕留められなかった悔しさ、死ぬことのおそろしさ、兄に助けてもらった安心感、いろいろなものがまぜこぜになって涙はとまらない。  その後、江戸城の使いから『伏狩り』の認定をもらい、ほうぼうを旅することになる。という終わり。  続きが書けなくもない終わりであるし、続編が出たら映画のように恋愛を絡めることもできましょう。ただ、それは無粋かなとも思う。  有名な『里見八犬伝』をベースにしたファンタジー、原典を読んでみたくなりました。なんかもんのすごく長いらしいですけれども。  輪廻であるだとか、因果応報であるだとか、『生と死』をベースにしているみたいだから、恋愛というスパイスはなんだか邪魔に見えてしまう。だから作中にさらりと書かれているくらいでちょうどいいと思ってしまう。  何故『伏』というだけで殺されなければならぬのか、と思いながらも、まあ人の喉笛かっくらってるのが大半だからどうしても『恐怖』が打ち勝ってしまってならば丸ごと焼き払え、みたいな感じだったのでしょうか。  安寧に暮らせていれば、べつにそのままでもいいと思うんですがねえ。無駄な殺生さえしなければ、ねえ。

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    投稿日: 2013.06.25
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    主人公がいい。 名を浜路という。かわいい。しっかりもの。そして、強い。 アニメになったそうですが、それも納得…というか娯楽作品ですね。 人間と犬の子供…が伏なのかな? 少し怖い。そして少し悲しい。不思議なお話でした。 そういえば桜庭さんのお話は始めてでした。かわいい文体。章の名前面白いですね。なんかイメージと違ったな。かわいかったです。 このレビューは不完全ですね。いつか再読したときに追記します。(たぶん)

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    投稿日: 2013.06.23
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    赤朽葉家の伝説を彷彿とさせる昔ばなしの語り方が見事。この人は現在進行形の話よりも、過去の話を物語るほうが俄然魅力がわく。

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    投稿日: 2013.06.10
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    滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」が好きで、思わず手に取ってみたけど、正直がっかり。やはり贋作は本物を超えることができないのか・・・ 時代小説じゃないから仕方ないのだろうけど、江戸時代の描写が甘すぎます。

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    投稿日: 2013.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    江戸の町に「伏」と呼ばれる残忍な犬人間が潜んでいた。それを山から出てきたばかりの少女猟師・浜路と兄の道節が狩るお話。 登場人物の名前が本家の南総里見八犬伝とかぶってるのがちょっと気になって密接なのかと思いきや全く別のストーリーだったのがいい意味で期待を裏切られた。 メインのストーリーは単純だけど奥行きが深くて面白かった。 浜路のキャラがあまり魅力的に見えなくて残念 「南総里見八犬伝」も読み直してみようかなぁ。(でも長いからなぁ、、、)

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    投稿日: 2013.05.16
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    前半は淡々と話が進み、ちょっと物足りなくかんじましたが、贋作:南総里見八犬伝のあたりからぐぐっと引き込まれ、最後までという流れでした。

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    投稿日: 2013.05.12
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    どんどん先が読みたくて仕方なくなる作品。 登場人物が好き。特に信乃。綺麗な男を想像しやすかった。浜路の何も知らない田舎者っぷりも良い。捕物の場面はスピード感がある。 何度か読んで、きちんと物語を把握したい。 浜路が最後まで伏を獲物だと言い切れる心が、少し残酷な気がした。

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    投稿日: 2013.05.10
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    映画を観てからの原作。この内容を2時間に満たない映画にしようだなんて無理があると思った。読むのに時間がかかったが読み応えがあって良かった。

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    投稿日: 2013.05.09
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    映画を観た流れで、原作が気になって読みました。 映画とは全く違う、というのを聞いていたので、話には特に違和感なく、(映画はここをピックアップしたのか)と冒頭は映画を思い出しながら読みました。 というか、ここまでは桜庭さんの気配が薄く、軽く読めました。 ですが、中盤の、冥土が書いた「贋作里見八犬伝」の章からは桜庭さんの文章らしさが凄い。 あの年頃の、毒を持った少女と少年の描写は相変わらず凄まじい。 その毒をテンポよい軽快な文章でポンポン読ませます。 伏の森の禍々しい透明感は同著者の「少女七竈と七人の可愛そうな大人」の冒頭の夜桜の描写を思い出しました。 浜路と道節(浜路と信乃)のいる江戸が先を見る明るい光を表すなら、冥土の書いた昔話は闇を表現したのかな、と勝手に思いました。因を閉じた果の闇の中のお話。 (そのお話を描かずに、閉じてない、まだ因の中の、未来も夢もある浜路と信乃のお話を描けば、確かに甘酸っぱくて青春してる映画のような内容のお話になるよなあ、と納得したり) 八房からの連なる因果、暗く、重苦しいと感じていたのですが、浜路と道節がまっさらな雪の中、新たに伏たちを追う旅に出る辺りは、 成る程、ここが新しい因の出発点だと思ってなんだか爽やかな気持ちで読み終えることができたのでした。

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    投稿日: 2013.05.05
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    南総里見八犬伝を元にした、その後の物語。むりやり全部詰め込んだ感はあるが、まぁエンタテイメントとしては無くはない。

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    投稿日: 2013.05.05
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    映画を観るために買いました。 映画化しなかったら、きっと買わなかったと思います。 文章は難しいけど、お話はとてもすきです。映画も良かった! 浜路と信乃。この先、ふたりはどうなるのでしょう?

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    投稿日: 2013.04.30
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    伏と伏狩者の物語。映画は見てない。 贋作の部分が特に面白かったなー。たぶん映画だとあんまり取り上げられてない気がする笑 人の世の光と影はずっと昔から形を変えて在り続けてた。玉梓や藍色や村雨丸。でもそれは善悪二元で切れるのではなく、影も「かみさま」と捉える冥土とか、影にほのかに惹かれる浜路とか、割り切れなさも垣間見れる。 途中我慢できず里見八犬伝をwikiしてしまって、登場人物の名前にびっくりしてハラハラしてしまった笑 語られきれなかった物語もあるのだろうなぁ。

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    投稿日: 2013.04.14
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    おもしろかったー。 最初、ぐたぐたな感じだったけど、伏姫と、八房の話はドキドキした。 本物の里見八犬伝も読んでみたいなぁ、

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    投稿日: 2013.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化して本屋に大量に平積みされてるのに釣られて購入。 映画の予告が恋愛色強そうな感じだったので楽しみにしてたけど、 映画と小説で全然話が違ってびっくりした。 小説は小説で面白いとは思うんだけど、浜路が恋を自覚しないままもやっと終わった感じだったのが、私が期待してたのとは違ったかな?って感じでした。

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    投稿日: 2013.04.02
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    キャラクターと雰囲気がとにかく素敵だった‼ 江戸編よりも、昔話の方が私は惹かれた。 昔を思わせる言葉と雰囲気が、そこはかとなく魅力的でぐんぐんと読み手をひきこんでいると思う。 伏の虚しいような歴史と、光と影のエピソードが 寂しいのに美しいようななんというか… 惹かれるものがある。 伏のキャラクターが、信乃をはじめとして自由で魅力的なのは勿論。 人間も、道節兄妹や舟虫などとにかく魅力的! 演劇のセリフと舟虫の掛け合いが、特に面白かった。 前半部の疾走感、中後部のゆったりとした雰囲気。 そして終盤また加速するのは心地良かったが、私はもう一味欲しかった。

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    投稿日: 2013.03.27
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    映画の番宣観てたら面白そうだったので買ってみた。 映画は観てないけどね。 滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の話とは、また違った趣のストーリー。 伏たちが、なんだかとてもせつない。

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    投稿日: 2013.03.18
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    まるで本当に江戸時代の街中にいる。そんな気持ちになれるほど、味のある言葉遣いでした。猟師の娘・浜路は、鉄砲娘の異名の通り野性味溢れていて、獲物を追って江戸の街を飛び回ります。その獲物が、人とは思えない運動能力を持った者、「伏」。山で育った浜路は脚力に加え勘の良さがあり、伏の瞬発力に負けず華の街お江戸を舞台に大捕物を繰り広げます。とても絵になる光景ですが、徐々に明かされていく伏の正体から決して綺麗事ではなくなっていきます。 ここからは私的な蛇足です 伏については、物語中盤に贋作・南総里見八犬伝を通して語られます。これも思わず原作が読みたくなる程の読み応えがあり、実際に原作に手をだしてしまいました。 しかし、私は古典にまったく触れない人間だったので、オリジナルはまるで英語を読んでいる気分になるほど難しかったです。なので、児童書として現代語訳された本を読みました。こちらは古典に触れていなくても十分に読めるものでしたので、原作に興味のある方にはお勧めです。 元々この作品はアニメーション映画を見て、「もっと浜路と伏の交流が見たい!」という気持ちで読みました。読んでみた結果、良い意味で映画とは大分内容が違っていたので、大満足でした。

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    投稿日: 2013.03.15
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    浜路と兄・道節との関係が、微笑ましくも楽しいです。 「おめぇには、この兄ちゃんがついている!」 のほほんとした豪傑兄ですが、ここぞという時に助けてくれて、頼りになります。 八犬伝の話は、昔見た、NHKの人形劇を思い出しました。 玉梓は、怖かった覚えがあるのですが……。 伏を狩る浜路が、巡り巡って八犬伝を書いている、滝沢馬琴の息子・冥土から伏の物語(贋作・里見八犬伝)を聞くことになります。 その話が前半繰り広げられます。 伏姫が、白犬・八房に乗って走り回るイメージが爽快でした。 時代が巡り、伏姫の末裔が、狩られることになり……。 伏を巡る因果が、切なくなります。 でも、伏たちにとっては、受け入れた運命を自由に生きているだけ。 伏・信乃が、これまた色気がありそうでカッコよかったです

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    投稿日: 2013.03.07
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    すごく面白かった!!伏がどんな人物なのかとか人物描写が細かくて読みやすくてさすがだな~と感じさせられる1作でした。

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    投稿日: 2013.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「伏 贋作・里見八犬伝」は、三つの話で構成されている。 一つは主人公の猟師の少女・浜路とその兄などが活躍する活劇。 二つ目は怪しいかわら版屋の書く「贋作里見八犬伝」。 三つ目は、「伏」の一人・信乃の語る「伏の話」。 作中作がとにかく長い。もしかしたら長編を読みなれていない人は、ここでぐったりきてしまうかもしれない。 でも根気強く読んでみて欲しい。読み進めるうちに、最初のイヤイヤ感はまったくなくなっているはずだ。それどころか、ああもう終わっちゃうの、と残念に思うだろう。 個人的には、最後、いつも強気で兄を支える役目だった浜路が、恐怖に「十四歳の女の子」に戻って兄に助けを求めるシーンが好きだ。少女らしさが出ていて微笑ましい。 映画化もされているから、そちらも観てみたい。

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    投稿日: 2013.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化され、TVCMを見て知りました。 学生のころから興味があった南総里見八犬伝の話だったので迷わず購入。 作中作としても贋作・里見八犬伝が出てきます。 猟師の浜路、浪人の道節、一膳飯屋のおかみ、書き物屋の冥土に伏達、 伏姫と八房、いろんな物が絡み合って、話しが進みます。 終わり方も良かった。 でも欲を言うなら、 信乃と浜路のその後や、浜路や道節の家族としての話、 いろいろ想像するのも楽しいけど、そういうお話もあったらなーなんて思いました。 一番最初の、浜路と信乃の出会いのシーンが一番大好きです。 また期間をあけて、読んでみよう。

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    投稿日: 2013.02.14
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    江戸の時代、犬人間(伏)が存在する世界、女の子猟師とその兄が伏を退治する話。里見八犬伝をなぞる。話としては特に面白くないが、妖刀「村雨」や「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の数珠玉など多くの漫画、映画、話などに多くの影響を与えた「里見八犬伝」に触れられたのは良かった。 ドラゴンボールのボールを集めるというアイデアもここから出ていると言われている。

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    投稿日: 2013.02.14
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    思っていた物語と全然違っていてびっくりした。映画化もされ、もっと色々なアクションシーンや信乃と浜路の関係性にもドキドキしていたのだが、正直しょんぼり。 しかしアクションの描写や個性的なキャラクター、ちょっとした怖みも面白く感じました。

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    投稿日: 2013.02.12
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    里見八犬伝好きなので、読んでみましたが…。 うーん。 もうちょっとワクワクしたかったなぁ…。 残念です。

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    投稿日: 2013.02.07
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    2013.2.1 fin. きっかけ: ハードの装丁に一目ぼれして、気付けば文庫になってた。 完全に装丁ぼれだったので、作者が桜庭さんと知って、以前、作品を読んでた自分としては現代小説作家だと思っていたのでちょっと驚いた。 言い回しが時々、現代っぽくてそれを狙っているのかもしれないが、個人的には、おやっと思ってしまい立ち止まることしばしば。ちょっと江戸時代という世界観にはのめり込めなかったかな。江戸時代に似た別の世界のような感覚で読んだ。でもそれもまたいい演出だったかも。 一言で私が感じたことを言うとしたら 『世の中の裏と表の必然性・運命を書いたお話』 裏(影)の者、表(光)の者として産まれたものには抗いようのない性というか運命があるのだ というのが、どこか物悲しいような、でも 割り切って書かれているようなところが面白かった。 猟師の浜路と伏の面々との対比もそうだが。 片や、世間にの人々に読まれ、親しまれていると滝沢馬琴作の物語『里見八犬伝』とその物語に隠された真実の話『贋作・里見八犬伝』によって生み出された世間に排除されようとされている伏。。。 皮肉というかなんというか。 案の定、ホンモノの『南総里見八犬伝』が気になったぞ。

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    投稿日: 2013.02.04
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    映画を見て、一緒に見た友人が先に原作を読み、全く別作品だと思うべしと なるほどこれは大きく違う、どちらも面白い 偶然原作者と監督のトークショーを聞いたのだが、原作者はモノクロ、監督はビビッドをイメージしていたそうな 大分原作を削っているのにも関わらずキャラクターの魅力が同等であることにとても驚いた 劇中劇が二本もあり、かなりのボリュームである 読後感に関しては桜庭作品に不安なし すっきりさわやか 狩る者と狩られる者、それ以上でもそれ以下でもない、人の言葉を理解しようが猟師にとって獲物は獲物 自然界にいきる生き物同士のあるべき姿

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    投稿日: 2013.01.31
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    小説を読むというよりは、昔の長編アニメをみているような感覚になりました。伏は、今も、どこにでもいるのかもしれぬ。ぬ。

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    投稿日: 2013.01.27
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    里見八犬伝は何度か見たことありましたが、今までのとは全然違っていて、面白かったです。 そっちは良かったんですが、信乃と浜路の対決が中途半端に終わってしまったのがちょっと残念。 でも、描写がすごくきれいだし、読みやすかったです。

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    投稿日: 2013.01.27
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    落語家がテンポ良く話すようにスラスラと進んで行くストーリー。でも、中身はとても密度が濃い。狩る物と狩られる物。伏の悲しい因果。ページを捲る手が止まりませんでした!

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    投稿日: 2013.01.22
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    果たして八犬伝になぞらえる必要があったのかと疑問。 伏と人間との心の交流があるわけでもなし、戦いもどこか消化不良で結局何が書きたかったのか分からない。 主人公の浜路が可愛かった。兄妹愛に重点を置いたほうがもっと楽しめたかも。

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    投稿日: 2013.01.18
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    桜庭一樹さんの作品は『ゴシック』シリーズしか読んだことがなかったので、本作は随分趣が異なっていて新鮮でした。 作中に登場人物の一人の滝沢冥土が執筆した『贋作・里見八犬伝』が組み込まれており、構成が面白い。 主人公の猟師の浜路と伏の信乃との関係性がちょっと期待はずれだったのが個人的にはやや残念な気もしますが、作品全体を考えると、作者が描いた関係性が良かったのかな、とも思います。 浜路と兄の道節の会話が、気持ちいい。 オリジナルの「南総里見八犬伝」は子供の頃に子供向け作品で読んだのですが、内容を忘れてしまったので、こちらも読んでみたいと思います。

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    投稿日: 2013.01.18
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    It was an interesting story. I did like the cast of characters, but the whole story felt a bit incomplete. I think I wanted a lot more details and explanations that would have cleared up things. Like the sort of magical realism involved in the story of 伏姫. The origin of the creatures that are part man, part animal is explained but still a bit confusing... Hoping that the author will continue with the story, so that I'll understand it more.

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    投稿日: 2013.01.15
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    里見八犬伝も八犬伝パロも飽きるほどよんだ末に飽きていたとしても。ぜんぜん別の物語でした。久しぶりにこころ躍る感じ。

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    投稿日: 2013.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犬と人間の血をひいた伏という生き物を巡る因果の物語。 江戸が舞台となっており、文章も昔っぽい表現。 印象深かったのは、浜路から見た信乃に対する描写でした。なんだろう、艷やかで色っぽい。惹かれる相手の描写の勉強になりました。 寡作・里見八犬伝の伏姫の部分が一番好き。登場人物がそれぞれ活き活きしてた気がする。 桜庭さんが描くこの世界観…映像化したらすごく綺麗で儚い…。映画もオススメです。

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    投稿日: 2013.01.08
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    途中までは本当に面白くて、時間を忘れてわくわくしながら読んでいたのに、3/4進んだあたりから冗長になってきて、突然終わってしまった。これからもっと楽しくなっていくかと思っていたのに残念だ。

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    投稿日: 2013.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

     伏という、人と犬のハーフの生き物をめぐる話。ストーリー的には、滅びの美学満載の本だった。本の題名である『贋作・里見八犬伝』とは、何かな、と思いながら読めるところが面白かった。  フィクションの中にフィクションが入っているところが、読みやすかった。伏の起源をフィクション形式で最初は語られ、それが真実であり、さらにその結末まで真実の世界で用意されている、という展開の仕方がとっても面白かった。  また、登場人物も、一人一人にちゃんとしたキャラクターがついているところも良かった。ただ、最後の結末は、映画の出来次第では続編も作れるよ、という意図が隠れているようで、それがわかってしまったからなおさら微妙だった。

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    投稿日: 2013.01.05
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    読み出したらやめられなくなる魅力には溢れている。 ただなぜ里見八犬伝をモチーフにしているのかが謎。 物語としての八犬伝とそれに隠されている”真の八犬伝=伏の物語”というには 本来の八犬伝との関連性がなさ過ぎる。 ”贋作・八犬伝”としてではなく”伏の物語”として読むなら楽しめたかも。

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    投稿日: 2013.01.04
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    里見八犬伝の世界観をもとにした歴史ファンタジー小説 原作の八犬伝とはあんまり関係ないです^^ ・・あ 原作のほうがおもしろいよ! すでにマンガ化・映画化とされているらしく・・ 桜庭作品凄い人気だなーと^^ 少し違った毛色の内容で 伏というキャラ設定はオリジナル感もあり なかなか面白いかと思います 個人的には浜路の兄妹のコンビがよかったです^^ 終盤に従って失速感がある感じで 読み終わってみると案外平凡な感じの小説だったかも?

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    投稿日: 2012.12.30
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    桜庭一樹さんは相変わらず情景描写が上手で、ぐいぐいと読み進められた。 案外、信乃と浜路の物語の部分が少なくてもっと2人の会話を書いてほしかった気がする。 贋作里見八犬伝の部分は、面白かっただけに自分が元ネタを知らないのが口惜しかった。 本作の遊郭の表現や、里の平和の代償となった伏姫、また前作の『赤朽葉家の人々』をふまえると、桜庭さんが描く「社会の犠牲となる女性」像が伝わってきた。

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    投稿日: 2012.12.30
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    桜庭一樹さん「伏、贋作里見八犬伝」読み終わった。江戸を舞台に犬人間の「伏」を狩る猟師「浜路」の物語。道節兄妹による捕物シーンにワクワクし、なんといっても南総里見八犬伝の真実を綴った「贋作里見八犬伝」が良かった。冥土による語りだけでも一冊の本にしても良いくらいに引き込まれる。アクションあり、ミステリーあり、恋物語の要素あり。魅力がいっぱい詰まった作品。読んだ後、無性にアニメ映画も観たくなった♪

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    投稿日: 2012.12.29
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    面白いとは思ったけれど(伏姫のあたり)、読んでてどこか物足りない感じがした。 キャラクターは良いと思うけど、誰にも感情移入できないかんじ。。 あと人を殺したならともかく何もしてないふつーに生活してる伏たちを狩る理由もよくわからない。。。

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    投稿日: 2012.12.28