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総合評価

129件)
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59
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    経済小説をテーマにした真山仁にハズレは無いと思った。 地熱発電に焦点を当てて、ちゃんと原発の功罪を伝えているのはとてもわかり易かった。 震災前に出版されているところが先見の明があってすごい。

    14
    投稿日: 2024.10.18
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    #36奈良県立図書情報館ビブリオバトル「ホット」で紹介された本です。 2013.12.14 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1055.html?sp

    0
    投稿日: 2024.09.25
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    真山仁さんの初めて本。経済小説がメインであり敬遠しておりましたが傑作でした。     主人公が休み明けに会社に行ったら、自分のデスクどころか部署自体がなくなっていたという、衝撃的な場面からストーリーは始まります。そして主人公は支店長に呼ばれ、九州の山奥の会社の立て直しを命じられ…  2006年に書かれた本。今まで知らなかった地熱発電ですが、わかりやすい説明で読ませてもらいます。その後2011年の東日本大震災で、まさか日本の原発がすべて止まる日が来るとは。そして夢の発電方式でありながら、進まないのは、なぜなのでしょうか?

    4
    投稿日: 2024.02.24
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    面白かった。政治と金とリアルな感じが楽しい。政治と金とパワー合戦はドロドロとヘビーでハードでも、清々しく美しい九州の景色や品のある光景が挟まっていて気持ちが良い。 ラストは感動どころも多く涙、涙でよかったけれど、その祖父でそんな性格の孫には育たないでしょう、という現実味のなさが少し残念でした。

    0
    投稿日: 2023.09.14
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    この小説が、3.11原発事故よりも前に書かれていたことに、著者の先見性の確かさを見る。 『ハゲタカ』シリーズの著者が、火山大国である日本で地熱発電がなぜ発達してこなかったのかを明かし、原発という禁断の火を手に入れてしまった我々は後戻りできないのだろうか、そんな問いかけを迫る経済情報小説。 ファンド会社の上司から地熱発電会社の再生を指示された主人公野上妙子。 彼女が、地熱発電研究の第一人者者や日本地熱開発社長とともに、再建を果たすまでを描く。 小説内で、地熱発電の問題点として3つあげられている。一つは、コスト的ハンディが大きく、事業として魅力がないこと。二つ目は、政府の温暖化対策である助成措置の対象外であること。三つ目は、国立公園の制約。 一方、原発については、利権構造と権力構造が生んだ悪魔の選択だとし、莫大な国の補助金がつぎ込まれながら、使用済みの核燃料の処理方法も確定せず、老朽化した原発の処理問題も未定のまま、地球温暖化対策の切り札としてベースロード電源に位置づけている現状を、小説内の人物に告発させている。 ロシアによるウクライナ侵略での資源危機から、原発推進に拍車がかかるいま、気象に左右される太陽光発電や風力発電より、気象の影響を受けない地熱発電に再度注目する必要があるのでは。 利権が絡み、電力業界の負け犬とされる地熱発電を、抵抗勢力などの様々な障害を乗り越えながら、事業として軌道に乗せようとする主人公たちの活躍に、称賛しながら読み終える。 「大枚をドブに捨ててでも、子孫のため、地球のために便利さに背を向ける選択をする勇気を持つ人間がどれくらいいるか」、そんな問いかけに「自分たちが果たすべき責任」を意識しなければならないだろう。

    6
    投稿日: 2023.02.15
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    2006年時点の電力に対する一般的なイメージを理解するのに役立った。 原子力が環境に悪いという考えを抱く理由が分からなかった。環境に良い地熱、との対比のために仕方無いとは思うものの。 産業が政治にコロコロ転がされる様子が、現実の通りで、うっ、という気持ちになった。 ストーリーとしては、謎をほとんど解決してくれるのでスッキリしていて良い。

    0
    投稿日: 2023.01.17
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    再生可能エネルギーの一つとしての地熱発電について学ぶために八丈原地熱発電所に見学に行った際に、この本を知りました。この作品が書かれたのは2006年。2023年の現在は、原発の全停止を経て、電力自由化、再生可能エネルギーへのシフトが進む一方で、脱炭素と資源高への切札として政府と電力会社が原発再稼働を進めている。そして地熱発電の発電能力は2006年当時と変わっていない‥。地熱発電や原発のあるべき位置付けはどこなのか……。いろいろ考えました。 物語的には、ラストに向けて展開を少し急ぎ過ぎた感じが。 電力業界の10数年の環境変化を踏まえて、続編が出ないかな。

    0
    投稿日: 2023.01.03
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    ハゲタカシリーズの真山仁さんの著書。 地熱発電を運営する会社の再建を任される外資系ファンドの女性が主人公。 電力、原発問題や地熱発電という至極興味深いテーマが素人にも分かりやすく書かれており、 この本を通して地熱発電に興味を持った。 好きなシーンは御室と千歳の後半のシーン。 2人と一緒に涙が出ました。

    0
    投稿日: 2022.06.25
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    地熱発電を中心に動き回る、投資銀行での出世争いや企業買収、政治絡みの利権争い、そうした泥臭いところまで描かれた本作。 地熱発電の仕組みやその意義、一方で普及の難しさも理解ができ、また電力という人間にとって今や必要不可欠なエネルギーにまつわる様々な利権についても、全てではないものの記載がされており勉強になった。 電力は太陽光以外、水蒸気がタービンを動かすことで発電するという仕組みが共通している。火力や原子力、地熱、風力、いずれもエネルギーの始点は異なるものの、水蒸気がタービンを動かしている。 個人的には黒木亮と似ている作風ながら、端々の表現において、黒木亮の方が好きなため、個人的嗜好により星を一つ減らして星3つ。

    0
    投稿日: 2021.10.18
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    「マグマ」真山仁さん 1.2021年の今 スターバックス。店舗電力を再生エネルギーへ。 https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2021-4077.php 2.マグマ=再生エネルギーの物語 真山さんの執筆は2005年です。 東日本大震災よりも前に執筆しています。 内容は、原子力中心の電力供給と、中々発展しない再生エネルギーの現状と課題です。 小説は「地熱電力」を中軸に据えて展開します。 執筆から15年の月日を数えて、1.の流れに行き着いているというのも現実です。 3.地熱電力の課題とは? 小説より ①電源=マグマに辿りつくまでの時間と投資金額。 ②売買価格が高い。 ※①のため、消費側の負担額が原子力と比較して高い。 ③マグマの在り処=国管轄自然公園下 ※自然保護を理由に開発が進めづらい。 4.地熱電力を買い取りした「ハゲタカ」の戦略とは? 電力業界の規制/ルールを破壊します。 その戦術として、ハゲタカのグローバルネットワークを駆使します。 ①先進国のエネルギー談話会議における日本政府への圧力 ②環境系ファンドの日本企業への電力供給元の見直しの示唆。 5.真山さんの小説の面白さ ハゲタカの視点よりも、昨今の日本の政治、民間、そして学術が課題とするテーマへの切り込みです。 読者として、巻末の参考文献と取材からの積み上げの物語に、ただ感謝です。

    12
    投稿日: 2021.08.12
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    展開が楽しくて一気に読めてしまった。 地熱発電の仕組みや政策、原発との関係や利権など、どこまで現実通りなのかは分からないが、とても楽しめた。実際に国立公園での地熱発電建設に関する規制が緩和されたりしたなど、時代を先取りしていたようだ。

    0
    投稿日: 2021.08.09
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    久々にビジネス系の小説で面白いなぁと思った。 半沢シリーズ以来かも。 日本は火山大国なのに地熱発電が進んでいない理由が、すでに神の火を手に入れてしまったからとは、、、 ちなみに私は地熱はつまり火山活動なので山の近くに平べったい広い施設を作れないから進んでないと認識してました。 この本では政治的理由からなかなか進まないとかなんとかです。 「僕は技術者なんだと思います。論文を書くより、苦心惨憺して創り上げたものを実用化させたい。個人よりチームで目標を成し遂げたい。それが僕の喜びなんです。」 この本で地熱開発に取り組んでいる玉田さんの言葉。 、、、胸に刺さった。

    3
    投稿日: 2021.04.21
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    この本を読むまで地熱発電については全然知らなかった。地熱発電こそ夢のクリーンエネルギーだと思うが、日本の現状では地熱による発電は実際、全エネルギー供給量の0.2%だけにとどまるらしい。それでも、選択肢として残しておけば将来何らかのブレイクスルーが起き、地熱が再び注目される事もあるかもしれない。大事なのは選択肢を多く持つ事だと作中にも書かれている。その通りだと思う。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou23408.html

    2
    投稿日: 2020.07.12
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    地熱発電についての勉強になりました。高温岩体地熱発電が技術的に確立出来たら日本のエネルギー政策に有用な選択肢が増えると思います。ただ実際には商用化するまでのリードタイムが長くリスクが多いのが地熱発電の実際とも分かりました。規制も強く、温泉事業者との対立が起こりやすいのも課題。ならば海外での技術確立を目指すべきくも。

    0
    投稿日: 2020.01.03
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    小説ではあるものの、そこに描かれる問題はフィクションとは思えません。 エネルギー問題が対岸の火事ではなくなった今、当事者としてストーリーの中に入っていけました。 賛成とか反対とか、立場を決めるためではなく、 新しい知識と視点を持つための勉強になりました。

    0
    投稿日: 2019.09.26
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    地熱発電の勉強のために読んでみた。 真山仁の本も初めて。 高木任三郎風の人が出てきたりして、面白い。

    0
    投稿日: 2019.07.31
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    地熱発電と原発の問題に関する話。 これが、311前に書かれていると知り、驚く。 311前にも原発問題がきちんと提起されていて、感心した。 ただ、小説のようにうまく事は進まないよなーと思いながらも、エネルギー問題を考える一助になった。

    0
    投稿日: 2019.02.17
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    今さらながら読みました。著者の取材力がすごい。原子力に代わる地熱発電を実現させるために努力する人々にロマンを感じました。ドラマ版も評価が高いようなので、映像でも見てみたい。

    0
    投稿日: 2019.02.06
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    3.11以降の原発停止、地震による大停電を体験したわりにエネルギー問題への認識がいかに浅かったかを本書により痛感した。 ハゲタカシリーズのような爽快感はないけど、問題提起作品としてはとても上質だなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2019.01.13
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    外資のファンドと地熱発電の開発企業の話。 3.11の前に書かれたこと、原発の業界を取り巻く環境について描かれた部分が印象的。

    0
    投稿日: 2018.12.14
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    地熱発電に命をかけた男 ハゲタカ外資企業で、地熱会社の再生を任された女性エリート 地熱発電プロジェクトの中断と再会の理由 原発との関わり

    0
    投稿日: 2018.10.18
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    外資ファンド×報われない地熱発電研究者×外圧×野心 まあ、いわゆる代替エネルギー、再生可能エネルギーの中で24時間265日稼働可能なのは(現時点では)地熱発電しかないからなあ。とはいえ、原子力発電を全廃して地熱発電で何とかできるとは毛頭思わないけど

    0
    投稿日: 2018.10.14
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    外資系投資ファンドによる地熱発電会社再生を軸に展開する物語。小説として充分読ませる。フィクションなことを踏まえつつ地熱発電があまりメディアに取り上げられない現状について知らなくては。

    0
    投稿日: 2018.10.09
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    刑事モノなどはよく読むのですが、取り上げている内容が原発とか、政治家とかのものは新鮮に思いました。 面白かったので、また他の作品も読んでみたいです。 どちらかというと後半がうまく話が進みすぎてて物足りなかった部分もあります。もともとこういうストーリーに「もやもや感」をつい求めてしまう私の変な趣向が問題なのかもしれません(笑)

    0
    投稿日: 2018.08.18
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    外資系ファンドの野上妙子は、地熱発電を運営する会社の再建を任される。地熱発電に命をかける老研究者、それを政争に利用する政治家、欧米からの執拗な圧力など、さまざまな思惑が交錯する中で、地熱ビジネスは成功するのか-

    0
    投稿日: 2018.06.17
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    レビューで「大人のファンタジー」と評されていた方がいらっしゃった。 まさに!! これをファンタジーではなく現実の物となることを願う。 エネルギー問題にはあかるくないけれども、地熱発電というものがどういったものなのか学ぶ事ができた。 原発の真の危険性を切に訴えている。 御室の姿が福島第一原発の収束に尽力された、故・吉田所長の姿が重なる。 改めてご冥福をお祈りしたいと思う。

    1
    投稿日: 2018.04.24
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    硬派な雰囲気かと思いきや、意外とライトなタッチで書かれていた。もう少し現場のドロドロした感じがあると読み応えが増したと思う。 とはいえ、まずます面白かったし地熱発電がどういうものかを学べた。

    0
    投稿日: 2017.11.21
  • 胸が熱くなりました。

    地熱発電、テーマが重いからどうかと思いながら読みはじめましたが、結構わかり易い内容でした。エネルギー問題を改めて熱く意識させられます。そして何よりも、それぞれの人間模様が熱い。エピローグでは目頭も熱くなりました。 マグマなだけに、とにかく熱い作品です。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    勉強になると同時に面白さを感じることができる作品。倒産した地熱発電会社を再生すべく、投資ファンドから出向した社長が社員と共に奔走していく作品。地熱発電の仕組み、メリット、参入への障壁を学ぶことができ、参入に向けて様々なところへ手を伸ばしていくやり方も含まれており面白かった。真山さんの作品を初めて読んだが今まで読んだ小説で一番面白かった。

    0
    投稿日: 2017.01.22
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    地熱発電については、小学校の社会の授業で発電の種類のパーセンテージをあらわす円グラフで見た記憶がある。火山大国なのに少ないな、と思った。 本書を読んで、いろんな要因がある事に納得。原子力の安全性についても。その後3.11が起こるとは! いまだに現状は問題山積です。 電力に限らず、利権や既得権益のために事業が進まないという体質が今の日本の衰退を招いているのかもしれませんね。 もちろんエンタメとしても面白かったです。

    0
    投稿日: 2016.08.22
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     小説の出来・不出来というより、中心人物のほとんどが好きになれず、私にとっては、大変後味の悪い本でした。彼らの行動はみな、基本的には金儲けや私怨に基づいていて、最も大切なはずの人の命や幸福は、彼らの中では目標達成のための「作戦」の一要素、方便でしかなく、「ついで」のようなものです。  物語は一応、明るい終わり方をしますが、仮に地熱発電が人類の幸福に大きく寄与する素晴らしいものであっても、より儲かる方法が見つかったら最後、簡単に切り捨てられていくのでしょう。  地熱発電についていろいろわかったのは収穫でしたが、作者がこうした構図を大して批判しないまま、この本を希望の物語として書いていることに、私は暗欝な気分になりました。特に主人公の野上妙子ですが、彼女には人間や環境を語る資格などなく、最後に流す涙など空々しくて、全く感情移入できませんでした まあ、実際、こんな程度の嫌な奴らが、この国を動かしているのでしょうが。  参考文献に高木仁三郎の本が挙げられているのですから、もう少し、真っ当な人間を登場させてほしかったです。

    0
    投稿日: 2016.08.18
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    じつに 先駆的な物語。 原子力発電の危険性を指摘しながら、 地熱発電の可能性を語る。 地熱発電のことをほとんど知らなかった。 クリーンエネルギーとは 風力や波力と太陽光 というイメージだったが 日本の足元に 大きなエネルギー源があるとは。 野上妙子。 地アタマがいい人なんでしょうね。 オンナを意識しない仕事人。やるんだよね。この人が。 ジェントルマン的な ハゲタカファンドのエース。 ファンドの日本の代表 待田。 ちょっとせこい感じで、大将の器ではないような。 タッチアンドゴー がハゲタカ的利益を上げる方法。 地熱発電に情熱を捧げる 御室。 なんと言っても、ささえる奥さんが素晴らしい。 意地そして執念。 親友というべきか そのオトコの遺志を継ぐ。 シェークスピアの研究をしていた御曹司 安藤。 安藤の祖父が国会議員。そして、原発のドン的存在。 それが 地熱へ切り替えようとする。 確かに、原発技術は 核兵器技術につながって行く。 地熱の熱源のあるところは 温泉があり、 国定公園がある。 その規制が 地熱開発を抑制する。 ジオエネルギー。 その可能性を 追求する。

    0
    投稿日: 2016.03.02
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    日本の地熱発電再生に向けたお話。 ターンアラウンドの現場で、従業員とのやりとりがとても魅力的な一冊。

    0
    投稿日: 2016.02.28
  • 地熱への愛、想いがあふれた小説でした。

    ハゲタカから入って真山さんのファンになりました。 善悪両面を持った、魅力的な登場人物たちと、その登場人物たちの知能戦のやりとりにいつも引き込まれます。 ハゲタカと比べると、マグマは、そこまでディープな小説ではなく、あっさりした印象を持ちました。 登場人物のエゴやコンプレックス、それぞれの策略の絡み具合や深さも、ハゲタカと比べるとちょっと浅いかな、と。 すごく地熱発電を知ってもらいたい、地熱の素晴らしさを伝えたい、そんな気持ちが溢れている小説と感じました。 とはいえそこは真山さん。主人公と、地熱に関わる人たちは十分魅力的。 一つの物語として十分に楽しめました!

    3
    投稿日: 2015.12.19
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    20151010 地熱発電のお話。あっ!驚くような大どんでん返しがなく、目の前の問題が1つづつ解決される。地熱発電所の研究者小室の生き様が美しい。

    0
    投稿日: 2015.10.23
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    本を閉じた時に胸に生じた熱い気持ちをどうしたらよいのだろうか。 これは大人のファンタジーだと思う。感動も当然したがそれ以上に高揚感のある作品だった。読み終わった今余韻が残っていてそのまま次の読書にシフト出来ない。 所謂ハゲタカと呼ばれる外資系のファンドに勤務する野上妙子は、地熱発電の会社を買収再生する任務に当たる。採算ベースに乗せ、会社を売却し利益を得る。リストラをし会社を立て直そうとする妙子と、地熱発電への熱い想いを持つ研究者と衝突する。 研究者と衝突しレクチャーを受ける度に深まる疑問。事故のリスクを伴う原子力発電と比して、地熱発電は夢のエネルギーとも言える。何故エネルギーの選択肢として狭間へ追いやられているのか。 研究者達と解りあうごとに深まっていく地熱発電への希望。妙子は次第に彼らに惹かれていく。 しかし彼らの純粋な志は、否応無しに憎悪渦巻くパワーゲームに巻き込まれ翻弄されていく。果たして地熱発電はこの国に根付くのか。鬼子として葬り去られるのか。 経済小説は旬の物であり、時間が経つと陳腐化し過去の遺物として忘れ去られていく。この作品も現実に追い越され、夢物語の残滓のように感じられてしまうかもしれない。しかし、これは世の中の理想の形を追い求める小説という形態の中では傑出した作品だと思う。 何よりもこれだけの情報量をまとめて一つの物語を作り上げ、その中にこれだけの人数の登場人物を登場させながら薄っぺらにしない、一本筋の通った作品に仕上げる。これは中々出来る事ではないと思う。

    2
    投稿日: 2015.09.21
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    地熱発電についての経済小説。 こういう小説で描かれる女性がどうも、どの経済小説でも典型的な人格なのがすごく気になるというか、ある種の偏りすら感じますが、内容とは無関係な話なので、置いておきます。 震災前に出版され読んだ本ですが、震災後改めて読まれた方も多いのでは。 地熱のむずかしさも含め、小説であるにしてもうまく書かれているので、議論の下地としては参考になる部分もあるかと思います。 小説化にあたっては、あまり知られていないけど面白い、新しく活用が見込まれる新規的な分野としてスポットが当てられたのだと思うので、原発の議論に関わらず、今後も活用に向けてどんどん進めていってほしい話でもあります。

    0
    投稿日: 2015.09.10
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    原子力の代替となるかどうかは別として、地熱発電にもっと力を入れていいような気がするが、本当に原発ゼロでもその動きは鈍かった。やはりコストなのか。開発の難しさなのか。時間がかかるだけなのか。でも、日本においてこの発電をやらないということはないという認識を新たにした。

    1
    投稿日: 2015.07.05
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    2011年の3.11の原子力発電所の人災を予期していたかのような内容で2015年の今読んでも、つい唸ってしまう。 原子力が発展してきた背景には一度手に入れてしまった神の火を生活水準を落とすことのできない国民が、原発推進派の脅しによって、今もここまできている。 実際に原発を何基か止めても生活、経済に影響はないのではないかと思う。 大きな政治力が働いているのを感じる。

    0
    投稿日: 2015.06.04
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    事実は小説より「大」なり。 東日本大震災で明らかとなった、原発の危険性、電力会社や国の隠蔽体質は、震災が起こる前から明らかにされていた。 そして現在も原発を国の重要なベースロード電源として定めた政府には、様々な利権が絡み、クリーンエネルギーへの転換が妨げてられているという構図がなんとなくイメージできた。 今明らかにされている原発事故はまだまだ氷山の一角で、地熱発電をはじめとする様々なクリーンエネルギーについて国民一人一人が考えていく時代なのだな、と痛感。 フィクションに感じさせないリアルさとそれぞれのキャラクターの物語が相まってボリューミーな内容になっています。人を説得させる話術も勉強になりました。 May. 29, 2015

    1
    投稿日: 2015.05.29
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    経済小説としては軽めのタッチだが、初めて読んだ真山仁、面白かった。何がすごいって、地熱発電をテーマにしたこの小説が、2011年3月の大地震より前に書かれたということ。後に起こることを予想したかのようで恐ろしい。 外資系ファンドが日本の地熱発電を投資先として狙う。日本には国が誇る原子力発電所が各所にあるが、その安全性は確認できておらず、事故は隠蔽され、外国からの圧力や政治や官僚たちの思惑もある。地熱発電が主要電力源となれない背景や、原子力が推進されてきた歴史など、よく調べて書いてあり、いろいろ勉強になる。 一つ難があるとすれば、キャラクターがステレオティピカルで薄っぺらい。主人公は東大出身の周りが引くほどの美人でスタイルも良く、他の登場人物も東大出身でホストのような外見だったり、欲深く脂ぎった外資系金融の男が出てきたりする。 経済小説を初めて読む人におススメ。

    0
    投稿日: 2015.05.24
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    地熱を外資ファンドが買収し、地熱を盛り立てていく話。 これ読むと原子力より地熱がいいな、って思ってしまう。 そこまで大きなドラマはない。地熱を描きたかったのかな。

    0
    投稿日: 2015.05.21
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    地熱発電というテーマを中心に、社会の上層が垣間見える。コラプティオでは原発推進、マグマでは原発撤廃。未来のためにどちらを選ぶべきなんだろう。

    0
    投稿日: 2015.02.26
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    原発に代わる再生可能エネルギーとして地熱発電のことを初めて知った。 再生可能エネルギーの常として総出力数が小さく大きく発展が望めないようだが、今後改善してこうした発電方法で大きなエネルギーを生み出させるようになってほしい。そうすれば安全で中東に依存することなく暮らせるのだが、、、

    0
    投稿日: 2015.02.21
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    エネルギー関連の企業をめぐる経済小説。外資系のファンドに所属する主人公が、九州の地熱発電会社の再生を請け負い、原子力発電に対抗し、クリーンなエネルギーを広めようと画策する。外資系ファンドの仕事の模様がわかる一冊。

    0
    投稿日: 2015.02.14
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    これが3.11より前に書かれていたのが示唆的。神の火、原子力発電を手に入れてしまった日本に警鐘をならす作品。代替エネルギーとして地熱発電を主題に、知的美女やら外資の貪欲社長や利権に絡む政治家やら、エンターテイメント性も加わって面白い。この人の本はちょっと俗っぽさが気になるけど、内容は面白かったです。 Aug 2014

    1
    投稿日: 2014.08.21
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    ちょっと読みにくいけど、内容は面白い。原子力という発電形態がある中で、地熱に代表される自然エネルギーを拡大していくことはできるのか。政治や利権争いがある醜く蔓延る問題故、理想論や効率だけでは語れない世界。「諦めからは何も生まれない」から取り組み続けるしかないんだろう。

    0
    投稿日: 2014.08.12
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    (2008年に書いたレビュー) あ~おもしろかった! 文明社会に欠かせない「電力」。 原子力発電に反対すれば、「今の便利な生活を捨てられるのか」と脅される。 崩すことが許されない原発神話の欺瞞。 政治と経済の利権食い。 代替エネルギーとしての地熱発電のポテンシャルについて無知だったことを反省し、当たり前に使うエネルギーの源への興味を持つことができたということだけでも読む価値があった。 できすぎている印象もある。 それでも作者の筆力による疾走感と緊張感が物語を通して持続し、読み始めたら止まらなくなる。 次回作も早く読みたいなぁ。

    0
    投稿日: 2014.08.07
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    電力業界は、典型的な利権構造。さらに、原子力発電という「神の火」手に入れ、複雑に絡み合う。地熱発電が日本で進まない理由がよくわかる。

    0
    投稿日: 2014.04.25
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    【文章】  読み易い 【気付き】  ★★★・・ 【ハマり】  ★★★・・ 【共感度】  ★★★・・ 国の規制、利権争い、安定性や経済的な問題等から、 下火となっていた地熱発電をハゲタカファンドが商業化させる話。 東北大地震以降、原子力発電の運用上の問題に関する情報をよく目にするようになったが、 それ以前から、原子力発電に対して批判的な意見があった事を改めて認識した。 ハゲタカファンド、政府、電力会社、地域組合関係者等のやりとりは、 まるでドキュメンタリーを読んでいる気分になる。

    0
    投稿日: 2014.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ○真山仁氏の著作。 ○地熱発電をテーマに、原発に係る安全性、効率性、コストや、その利権を描いた作品。 ○2006年に著された本であるが、現在の「脱原発」をめぐる社会情勢を先取ったものと言えるものであり、著者の取材力・分析力に相変わらずの凄さを感じる。 ○原発や自然エネルギーへの関心が高まっている現在だからこそ、読むべき本である。 ○一方で、GCや政治、官僚の描き方は、他作品に比べてかなりあっさりとした印象がある。

    0
    投稿日: 2014.02.03
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    日本で原発が押し勧められてきたが、代替エネルギーとして、地熱発電を利用とする話。ただ、今では発電量に対しコストが高い事が原因で、余り知られていない。昨今の原油高が更に上昇していくと、見直されるエネルギーなのかもしれない。日本は火山が多いので地熱発電は将来の主エネルギーになるかも知れないと思いました。

    0
    投稿日: 2013.12.15
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     エネルギー問題について、多方面から堀りおこしてくれている小説。 福島原発事故以来、原発見直しが進んでいるが、8年も前に原発の危険、 石油高騰と火力発電等を指摘するなど、その先見性はジャーナリストの筆であったことで納得します。  代替エネルギーとして注目されている地熱発電がなぜ進んでこなかったか。原発が神の火とも言われ、なるほど、です。  ファンド会社の美人、有望株の妙子の成長とともに、老政治家や研究者の良心が、実現へと漕ぎ着けていく。社会、将来に対しての責任を持ってく欧州と日本の違いの指摘にもグサリ心にささります。 良心と責任、日々忘れてならないですね。  

    0
    投稿日: 2013.12.01
  • 日本のエネルギーは・・・

    エネルギー資源のない国が進むべき道が標されています。ただ、そこには政治の力学も・・・。

    1
    投稿日: 2013.10.30
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    「ハゲタカ」と呼ばれる外資ファンドが地熱発電事業に乗り出すというもの。地熱発電をはじめ、日本の電力事情がとてもよくわかる本。 著者の書いた「ベイジン」という原発事故を取り扱う話についても読んでみたくなる。

    0
    投稿日: 2013.10.08
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    勉強になりました。理論上いくらでも反原発とは言えるけれど、代替エネルギーの電力が確保できない限り今の日本は原発に頼らざるを得ないし、今更電気を使うな、なんて不可能。電気に限らずJRや所謂インフラ事業はどうしても自治体、政治の力に影響されていまうこの国の体制も見直しが必要なわけね。国の管理は必要だけど、国の影響を受ける仕組みではいけない。 実際の日本の電力状況を調べてみる。

    0
    投稿日: 2013.10.05
  • 震災後だからこそ、なるほどと思う

    震災以降にエネルギーや電力問題に興味を持って読んでみた一冊。内容はフィクションだが、中で取り上げられている地熱の技術や利点、日本の風土に適している部分などは綿密な取材をベースしていて勉強にもなる。本書が書かれた時点では東日本大震災は起きておらず、原発と比べて地熱や風力、太陽光などは今ほど注目されてなかったが、今読むと原子力を取り巻く環境との対比など、なるほどと思わせる部分もある。

    3
    投稿日: 2013.09.26
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    普段何気なく使っている電気。 この電気を生み出す発電にテーマをあてて、二酸化炭素排出による地球温暖化、原発の安全性を織り込みながら地熱発電の経済的現実性に鋭く切り込んでいく。 著者は、あの「ハゲタカ」の真山 仁氏である。 発電(所)は、小説のシーンによく取り上げられるが、本書では、地熱発電の現状と将来性に切り込んで単なる場からテーマへと押し上げている。 この小説で地熱発電の将来性の鍵をにぎる高温岩体発電は現在実験プラントの段階で実用発電に至ってない。 小説でも取り上げられた「きな臭い感じ」はリアルの世界でもありそうだ。 だとしたら、真山氏がジャーナリストであるからこそモノにできた小説とも言える。 以下に高温岩体発電参考のアドレスを掲載 http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/nenshi/3color/1999_2000/shinene/04tinetsu7.html http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-43-hot-10.html

    0
    投稿日: 2013.09.16
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    久々にワクワクした!3・11を踏まえて、脱原発・地熱発電、本当に今こそ日本は実現すべき時に来てると思う!!

    0
    投稿日: 2013.07.03
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    ハゲタカより、こっちの方が興味があって先に読んだ。内容的に映像化は難しいのかなと思ってたら、すでにされてたことに後で気づく。 いわゆるデキ過ぎる女性が主人公だが時には冷たく、ときには温かくと描写のバランスが絶妙でした。地熱発電の仕組みをはじめよく調べて書いてるなあと思ったら、記者出身ということで納得。

    0
    投稿日: 2013.06.21
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    ハゲタカシリーズ以外で、とても読み応えのある真山作品。地熱発電という難しい題材に、外資系PEFをうまく組み合わせ、ストーリーは、とても面白いし、勉強にもなる。最後まで一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2013.05.18
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    これを原発事故前に書いていたなんて、すごいと思った。さらなる地電発電の実用化に期待したい。 ☆他の方のレビューを読んで。 確かに、問題山積みのようだったのに、最後はあっさりと大成功した感じはありました。 あと、自分がパイプラインだったことにショックを受けていた場面がありましたが、学歴だけで判断されたということがイヤだったんでしょうか。学歴とニューヨークで採用だれたということは、能力を評価されたということではないのでしょうか。そのへんがよくわからなかった。

    0
    投稿日: 2013.03.17
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    主な発電が原発で賄われている日本において、地熱発電企業の立ち上げのため外資金融の若手が奔走するビジネス小説。 原発の危うさ、発電ビジネスの政治的思惑など様々な問題が浮き彫りにされ、自国の発電問題について改めて考えさせられる。 この小説の凄いところは東日本大震災で生じた原発事故以前の2006年に執筆されていることだ。 原子力で便利な生活を手にいれてしまったためにそこを見向きもしなかった人間の傲慢さを痛感し、非常に勉強になった。

    0
    投稿日: 2013.03.16
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    ハゲタカで有名となった真山さんの書籍。 うん、地熱と言うマイナーなところを採用したからか、あまり印象に残らなかったな。

    0
    投稿日: 2013.03.16
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    地熱発電をめぐるハゲタカファンドの再生マネージャと、地熱技術者との迫力ある駆け引きに、思わず飲み込まれ一気に読めてしまった。

    0
    投稿日: 2013.03.14
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    日本は「神の火」(原子力発電)を手放すのか。火山列島日本でなぜ地熱発電は進められてこなかったのか。エネルギー問題はどこへ向かうのか。震災の3年前に書かれた本書にはその答えの一端がある。もちろん小説的な面白さも存分に味わえる。

    0
    投稿日: 2013.03.12
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    久々にビジネス小説に戻ってきた。非常に面白かった!地熱発電が新聞に載っていると、目が行くようになりました。

    0
    投稿日: 2013.03.04
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    久々大ヒット!ただの経済小説じゃなく、人間関係がきちんと物語になってる。震災前の2006年の作品にも関わらず、原発・政治の話がまるで未来を予測したかのように描かれている。火山大国ニッポンで地熱発電が推進されるには?また、ヨーロッパと日本の「生きる価値観の違い」を問うていたり中々深い。引用したい文章がたくさんあった。みんなにお勧めの1冊。

    0
    投稿日: 2013.01.30
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    地熱発電ビジネス。 真山仁作品のなかでも気に入った。 仕事への情熱、仕事での高揚感、読んでいてそういったものが感じられると、続々すると同時にどきどきする。

    0
    投稿日: 2013.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーリーが大団円、敵(?)の逆襲の場面も迫力に欠けるのが残念だけど、小説を通じて世相に影響を及ぼしたいという著者の意図は、図らずも本作上梓後の大震災発生で、悲しいかな果たされたと言えるかな。とにかく、原発全廃が声高に叫ばれる昨今、震災以前に日本の地熱発電を取り上げ、それを小説にしたてあげている点が、蓋し慧眼。 ただ時期尚早だったが故に、多くの人が(当時は)知る由もなかった地熱発電を分かりやすく解説せんがために、主人公があまりにも素人然とした“質問係”の役回りに終始しなくてはならなかったところが残念。緊迫した生き馬の目を抜くような権謀術数に長けた“大人”の展開をもう少し期待したかった。主人公を地熱開発第一人者と捉え、彼の物語として読めばいいのかもしれないけど。 主人公の設定が甘い点、原発導入に利権絡みの黒い疑惑というありがち(米国が舞台の話でCIAが実は全てを企んでいた的な)プロットというマイナス点はありつつも、それでも、日本のエネルギー政策に「選択肢」があることを紹介し、明るい未来を示した佳い作品でした。

    0
    投稿日: 2013.01.08
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    使命感 夢の実現へ全身全霊で挑んだ一人の職人の物語 身を挺して危険な原発の内情を告発しようとした若者・・・・の話 原発に代わる次世代エネルギー源の模索を題材とし原発にこだわる理由をひも解いていく 真山仁氏は震災が起こる以前より原発に係わる作品を数多く出版されてる 『コラプティオ』『ベイジン』 これらの作品も原発が題材とされた物 『マグマ』は、その中でも特に読みやすい作品 http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-225.htmlより

    0
    投稿日: 2013.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ハゲタカ」で有名になった真山仁氏の小説です。今回は原発にかわるエネルギーとして地熱発電の話です。2006年に書かれた本ですが、その当時は当然福島第1原発事故以前の時代ですが、この事故が起こるかもしれないと予知されたかのようなすごい内容です、エネルギー問題に直面した我が国に道筋をしめした小説で、筆者の先見の妙につきます。 改めて日本国民(特に政治家)に読まれるべき小説です。

    0
    投稿日: 2012.11.06
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    なかなか面白い。これが書かれたのが4年も前だってのがビックリ。正に今の反原発の風潮ピッタリ。 まぁ内容としては地熱云々というより、電力、原子力にまつわる政治って感じ。

    0
    投稿日: 2012.10.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地熱発電という、あまり馴染みのないモノをテーマにしながらも、読み手をぐいぐい引き込んでいく筆力はさすがです。大震災を機に日本の原発が操業中止となっている今、本書のような話も決して絵空事ではない気がします。

    0
    投稿日: 2012.09.29
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    WOWOWのドラマで観ました。恥ずかしながら地熱発電というのがあるのを初めて知りました。日本は火山国として世界第三位だそうな。ならば火山性の自然災害というリスクは有るのかももしれないけど、原子力よりも今後はこういう方に力を注ぐべきだよなぁ。

    0
    投稿日: 2012.09.24
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    地熱発電をテーマにした小説。発電の仕組みや課題なども理解できるし、M&Aがらみのダイナミックなストーリーもすごく面白い!

    0
    投稿日: 2012.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    脱原発を予期していたのか、まさか震災が影響するとは作者も思っていなかったでしょうが、あのときも話題に上がった地熱発電について、投資ファンドの話題も交えて盛り上げています。 ハゲタカシリーズに組み込んでも良いのではないかという流れで秀作であるのは間違いないのですが、作中の元上司・大北のキャラクターなどもう少し先鋭化させるか、もしくはあれだったら出さなかったほうがストーリーとしては面白かったかな、と。 いずれにしても原子力を含めエネルギー政策をよく知るのにもいい一冊です。

    0
    投稿日: 2012.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地熱と原発の話は面白いのだが(2006年にこれを書いてたのは感心する。しかし、ケレン味たっぷりの真山せんせいすら、事故リスクが高いのは中国とかと思っていたのに日本で事故起こしてしまうとは…)、難題があっさりすんなり解決しすぎで、物語としてはパッとしない。 環境省出先の小役人はあんなもんにしろ、温泉組合しょぼすぎだし、大企業は地熱による電気をすぐ購入してくれるし(トヨハシ自動車wとかサニーwとか。しかし、この時期サニーは好況だったようで、この数年の間に随分変わってしまったことよ;;)、簡単に進みすぎるので、ワクワク感がない。 何より主人公の野上が、バリバリエリートのハズなのに青すぎ甘すぎで、設定が?? 自分の担当事業に関すること、もっと調査しとけよ。人の言うことも信じすぎ。その程度のことで良心とがめてどーする、とても"ハゲタカ"外資ファンドで揉まれてきたと思えない。

    0
    投稿日: 2012.08.06
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    正直ストーリー的には70点くらいでしたが、事前にドラマを観ていたことも楽しめました。何よりエネルギーにまつわる専門的なお話が、フィクションとはいえとても勉強になりました◎

    1
    投稿日: 2012.07.17
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    移動のために買った本。一気読みしました。地熱発電と原発について少しだけかも知れないが学べる小説。震災前にこのテーマで書かれていた事に本当に驚きました。

    0
    投稿日: 2012.07.15
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    真山さんこんな小説を2006年に発表していたのですね。震災後の日本の電力事情を予見していたような小説です。 ようは、効率重視のあまり原発一辺倒になってしまった日本の電力政策を、多様化する必要があるということですね。

    0
    投稿日: 2012.07.11
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    投資ファンドで働く野上妙子は長期休暇の旅行先から帰ってくると自分の所属部署がまるごとなくなっていた。日本支社長の命により買収した地熱発電開発会社の社長となり地熱発電の実現に向けて奮闘する。 時間軸はあまり進まないと思ったら後半バタバタと展開するのがちょっと残念。だが、地熱開発に携わる人たちの熱い想いには感動する。地熱発電自体の実現の苦労と言うよりは、地熱発電を社会的政治的に受け入れさせるための、まさに政治的な動きに主軸が置かれている。その政治的な駆け引きが、非常に面白く描かれている。

    0
    投稿日: 2012.07.04
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    ハゲタカファンドが再生ビジネスに乗り出した地熱発電を開発している会社を舞台にしたストーリー。この作者、やっぱり巧いなぁ。福島の原発事故の後という状況では、もっと話題に上ってもいいストーリーだと思うんだけど。 ちょっと本文メモ… 「川邊理事長が、原発に懐疑的な理由は何ですか?」 「理由は分かりません。ただ彼は性悪説の人で、人は間違えるものだという信念があります。一つ間違えば取り返しのつかないことになる可能性があるなら、手を出すべきではないというのが持論です」 「原発は怖い。だが、原発が必要なことも知っている。クリスマスのイルミネーションもパソコンも、テーマパークも、電気がなければ動かない。それで、ひとまずは今の幸せを享受したいと考える。そして発電会社は、『今の便利な社会は、もはや原発なくては 過ごせませんよ。もう一度暗闇で暮らしますか?』と殺し文句を吐く」

    0
    投稿日: 2012.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なかなか興奮する話だった。   ハゲタカと言われる外資系投資ファンド会社勤務の野上妙子が休暇明けに出社すると、所属部署が無くなっていた。 ただ1人クビを免れた妙子が、「日本地熱開発」の再生に取り組む。   原発が当たり前の世の中になってしまった裏での利権争い。 年収2000万円の妙子の仕事環境。 エネルギー問題にに興味のある人は引き込まれると思う。 --- 外資系投資ファンド会社勤務の野上妙子が休暇明けに出社すると、所属部署がなくなっていた。ただ1人クビを免れた妙子は、支店長から「日本地熱開発」の再生を指示される。なぜ私だけが? その上、原発の陰で見捨てられ続けてきた地熱発電所をなぜ今になって--? 政治家、研究者、様々な思惑が錯綜する中、妙子は奔走する。世界のエネルギー情勢が急激に変化する今、地熱は救世主となれるか!? 次代を占う、大型経済情報小説。

    0
    投稿日: 2012.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハゲタカシリーズからこの人の本を読むようになったのですが、 ベイジンははっきり言って面白くなかった。 しかしこの小説は・・・ 地熱発電の紹介小説としては非常に良いものだといえます。 正直、この本を読むまで地熱発電ってあまりよくわからなかったので 勉強になりました。 エネルギー開発には利権も絡むので、経済界、政界を巻き込む ストーリー展開は、ハゲタカシリーズばりの展開があり楽しめました。 ただ、やはり少し消化不良な部分があったのは残念。 でも、評価できる作品です。 P

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    投稿日: 2012.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原子力発電が普及した裏で、地熱発電の可能性は見逃されていた。 地熱発電の可能性にフォーカスして、そのダイナミズム、日本の産官学のトライアングルのつながりを見事に描いた作品。 原子力、再生可能エネルギー全般の勉強にもなる。 ファンド、再生可能エネルギー、原子力、地熱などに興味があっただけに、とても楽しめた。 ハゲタカを書いた真山仁なだけに、徹底した取材で、かなり勉強になる面もあり、また人間性をうまく描いているために、一気によめる。 ベイジンなども読んでみようと思った。

    0
    投稿日: 2012.06.14
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    震災前に書かれている点が一言ですごいと思う。さすがの取材力と先見性、ストーリーの作り方。 震災前に読んだら自分がどうとらえたのか考えてしまいました。

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    投稿日: 2012.06.09
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    東日本大震災の少し前に書かれている点がまずもってポイント。確かに地熱発電は「青い鳥」かもしれない。小説としてのつくりもまあまあで、ほどよいドキドキ感も味わえる。もう少し長編にして、妙子とその周辺の男たちとのバトルを描いても良かったか?「ベイジン」と合わせ読みたい。

    0
    投稿日: 2012.06.06
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    温泉に影響がないのは本当なんでしょうか。 それにしても小説冒頭の地熱発電のデメリットが解消できるとは思えませんが。 それにしても外資系は大変です。

    0
    投稿日: 2012.06.03
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    エネルギー問題に揺れる日本に一石を投じる、というような意図があったかは不明たまが、本書が上梓されたのは2006年。慧眼という他ない。

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    投稿日: 2012.05.27
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    東日本大震災をはるかに遡る 2006年に書かれたという1点のみで この本の評価は星5つの価値はある。 原子力発電の実態と クリーンエネルギーの一角としての 地熱発電の現状を踏まえる意味で すごくいい本かと思います。 その上で一経済小説としてみると 星4つくらい、 真山仁作品としての期待値から考えると 星3.5くらいでしょうか。 後半に入ってから、物語の収束を駆け足で行おうとした感じがあって 素材を活かしきれない不完全燃焼感というか 尻切れとんぼな感じがあるのが残念。 個人的には地元が大分なので よく知った湯布院近辺が舞台ということで 星0.5増し。

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    投稿日: 2012.05.18
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    相変わらず、真山さんの小説は面白いし、勉強になる。 地熱発電の話だが、これまで全く知らなかったので大変勉強になった。これが東日本大震災の前に書かれたものとは。すごい。 キーワード:「神の火」「選択肢」

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    エネルギー問題と外資系金融機関が舞台。結果での評価を求む外資系金融勤務女性、地熱発電の普及に命を捧ぐ研究員、親が代議士の倒産会社の会長。様々な人間が出現し、彼らの想いと政治と日本のエネルギー問題が交差する話。複雑なものも多いが、非常に学びが多い一冊。ただ感動などは少ないかも。

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    投稿日: 2012.04.17
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    2008年の作品だが、まさに福島原発事故を抱えた今の日本そのもの!!を描いている。作家の予言作と言ってもおかしくないのではないかと思う。事実、火山の多い国なんだから地熱エネルギーは今、どうなっている?代替エネルギーへの転換を本気で何とかと思う日本人にはうってつけの一冊。 ファンドの世界を理解する、垣間見るにはこの方の本は抜群です。ハゲタカなる言葉は、この小説中にも頻発するけれど、特殊な業界を縁がない者は、エンタメからしか知り得ないことばかり。国、お金、業界のつながりが描かれた最後の最後まで楽しめる小説。

    0
    投稿日: 2012.04.12
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    平成21年に刊行された今作。 妙子や安藤、御室の熱意は十分に伝わったが、今もってまだ、地熱発電は日を見ることはない。 原発がほぼ停止して、エネルギー再生が机上の空論ではなくなった今でこそ、いろんな人にこの作品を読んでもらいたい。

    0
    投稿日: 2012.03.10
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    期待通りの熱い作品、出張中の電車で一息で読み終わりました。ハゲタカ以上では無いですがいい味出した登場人物に引き込まれます。 小説としての面白さはさておき、一つ嫌な想像を掻き立てられ自己嫌悪を覚えながらも書きます。 「東日本大震災陰謀説」ネット上でも大国やある組織による陰謀だと囁くところもありますが、それが事実であったらという恐怖、嫌悪感、無力感を心のすみに感じました。 小国の原子力の推進を懸念する某国が、杜撰な原発事故を繰り返す日本を見せしめにし、周辺諸国へ原子力への危機感を喚起するために… 馬鹿げた想像、人間が引き起こしたことと考えるのは倫理的に問題あるかもしれない。 ただ、津波、地震による被害は天災でありとても悲しい出来事でしたが、福島原発の爆発、周辺いや、世界中への放射能汚染は天災とは言えないとても腹立たしい大事件だと思う。 もう1年たった、私は被災していないが、あの揺れの恐怖は覚えている。 被災はしていないが、放射線による被害を日々蓄積させ、見えない被害を受け続けているのだろう。

    0
    投稿日: 2012.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    野球サークルの先輩のブクログ本棚にあって読んでみた本。 あらすじは、 「5年以内に日本の原発を全て止めろ」 と先進諸国に命令された日本。 つまり言い換えると、 3割の発電源である原子力の代替エネルギーを開発しろということ? それを背景に地熱発電開発に挑む、 地熱開発研究者と外資系金融マンの話。 すっごいおもしろい!!オススメ!! 日本のエネルギー問題や地熱発電の事が学べる。 何よりも、自分の信念にまっすぐな彼らが熱い!! この本が2006年に書かれているから、5年後とは去年やん。。 とにかく同じ業界に働く人はオススメ。やっくんにはオススメ済。 ではここで本の冒頭部分の電力会社社長の言葉を引用。 「日本の産業と文化と社会を支えてきた  真の功労者を誰だと思っているんだ!  それは、鉄鋼メーカーでも自動車メーカーでも  電子機器メーカーでもない。  電力こそ国の礎なのだ。  我々は命がけで、この国の発展を支える電気を  生み出しているのだ。  発電の仕組みすら知らない素人たちに  好き勝手言われる筋合いはない。  電力のありがたみをこの国の奴らに、  もう一度思い知られてやるべきなのだ。  いっそのこと、本気で原発を停めて、  東京を大停電にしてやるか。」 すげープライド。今こんな人おったら会いたい笑 あー、 俺の胸の中にも情熱を掻き立てるマグマはあるんかな。。

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    投稿日: 2012.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    真山仁さんの作品はほんまにすごい。 地熱発電に関する知識もさることながら、 人心掌握力と戦略がすごい。 原発についてのベイジンもやっぱり読まんとあかんな!

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    投稿日: 2012.02.01
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    原発事故前に書かれていたわけですが、事故後には状況のリアルさが増してます。ハゲタカシリーズに比べると甘めな箇所もあったりしますが、一気読みでした。ジャズの名曲と地球観測衛星名とが両方出てくるレアな?小説、というだけでも個人的にはニンマリです。

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    投稿日: 2012.01.27
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    福島第一原発事故の前に書かれている小説だが、現在問題となっている原発の危険性・問題点等が、全て小説の中でも列挙さていている。しかし、正直それらは私自身もあの事故が実際に起こってしまったらか認識しているだけであって、事故がなかったら原発の危険性というものはあまり意識しないままだったかもしれない。 電力会社や政府だけでなく、国民ももう一度エネルギーについては考える必要があると思った。

    0
    投稿日: 2011.12.30