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Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学
Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学
ケン・シーガル、林信行、高橋則明/NHK出版
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総合評価

190件)
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    ●アップルの成功の秘訣は、「シンプル」の一言に換言できる。「シンプル」という武器を用いて、クリエイティブな力を発揮するための方法を10の要素にして紹介。

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    投稿日: 2025.07.29
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    アップルの中枢で働いていた著者の、シンプルの極意。 アップルの、「シンプル・イズ・ベスト」の精神がよく分かる一冊。 アップルというよりは、ジョブスの精神と言えるかもしれない。 彼の伝記を読んでいれば、より理解が深まる。 この手の書籍を読めば読むほど、なぜ自分は未だにWindowsなのか、疑問を抱く。 考え方的には、絶対Macの方が合っているのだけれど。 それほどまでに、アップルのシンプル志向には心惹かれる。

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    投稿日: 2024.08.28
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    経験と知識が増えるにつれて、私たちのやるべき事が複雑化され、更に会社という枠組みに呑まれて私たちは自由な発想を活かすことが出来ない。そんな世の中に何故スティーブ・ジョブスはシンプルという私たちの本質に固執することができたのか。当たり前のようで当たり前ではなくなってしまった私たちのシンプルさを、荒々しいやり方とはいえ、1人の男が果敢に取り戻していく実話。まだまだ世の中はしがらみでいっぱいだが、20年前(現在2022年)と比べるとアップルのお陰で私たちの生活は一変したといって言い。iPhoneが登場した2006年以前の生活様態が全く思い出せないくらい、今はiPhoneにお世話になっている。この感想もiPhoneで書いているのだから。

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    投稿日: 2022.03.21
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    製造会社に勤めているが、部長よりアップルのことを理解していないといわれ、なにか一冊読んでみた。 製造的な話はなかった。ファブレスや設計関係。 ただ、アップルパイのCMを見てるとシンプルに作られ、製品もそうだったので、この本に書いていることは確かにそうだなっとおもう。 これが世に受けられたかは実証されているが、今後のアップルにそうなるか不明。 私が知らないだけかもしれないが、最近のiPhoneはいまいちかなー。アンドロイドと一緒。カメラ良くなったばっかりだね。

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    投稿日: 2021.08.27
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    ・物事をシンプルなまま保つ能力、そして物事が複雑になるのを防ぐ能力も貴重になる ・シンプルさは単なる目標ではなくスキル ・率直さはシンプルでありあいまいな言い方は複雑 ・物事を未解決のまま残しておくと、人は先のことを考えるよりも、過去を振り返ることに多くの時間をかけてしまう ・彼はリアルタイムさの正直さを好んだ。何か気にかかることがあればその場で告げた ・今あるプロセスに注目して、それを強化するのではなく、どうすれば減らせるかを考える ・あらゆる人を喜ばせようとすると、誰も満足させられない ・選択肢がないことは決して大きな問題になっていない ・シンプルさは人を引き付ける

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    投稿日: 2021.06.24
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    マネジメントの話なのか マーケティングの話なのか、、 はたまたデザインの話なのか 恐らくそれら全部 根っこはみな同じということか

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    投稿日: 2020.05.26
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    2020.19 ・シンプルであることこそ最上。 ・シンプルさとはものではなく、概念。全ての物事に当てはめる。 ・正直に話し、不可能を疑う。少人数にミニマルに動き続ける。

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    投稿日: 2020.02.18
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    シンプルであるべきか、複雑であるべきか。シンプルであることは誰が見ても正しいように思えるのに、いざ自ら行動すると簡単に複雑な道へそれてしまう。「複雑」というものは、とても魅力的なのだ。 あらゆるデザイン、あらゆるオプション、あらゆる価格帯の統一性のない型番の商品の中からひとつの製品を選ばなければならないというのは、考えただけで重い作業であるけれども、iPhoneを選ぶなら、もしくはMacBookを選ぶなら、考えることはとても少ない。これほどユーザーに親切な商品は、作る側に立つと不思議となかなか作れない。 『Think Simple』では、シンプルを貫くということがいかに難しいかということを延々と語ってくれる。「シンプル」というのは生易しいものではなく、どんなときでもシンプルであることが求められるからだ。気まぐれのようにシンプルを選んだり、誰かの真似のようにシンプルを使っても、その恩恵を受けることはできない。これは信仰にも似たものだと、著者は時折語っている。 そんな厳しい「シンプル」の申し子がスティーブ・ジョブズだった。スティーブ・ジョブズの振るうシンプルの杖に、私も叩かれてみたいと思った。

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    投稿日: 2020.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アップルという会社に「シンプル」というマインドがいかに根付いているかが、数々のスティーブジョブスの逸話にそって描かれています。 「シンプルであることは複雑であることを圧倒するが、シンプルで居続けるのは難しい」 この本で強く訴えられているのは、この点です。 読んで、印象に残ったエピソードを挙げていきたいと思います。 Think Brutal(容赦なく伝える)より 「アカウント(取引先担当)で働いてます」と伝えると、スティーブ・ジョブズは、 「そうか、オーバーヘッド(圧縮削減が可能なムダな処理)だな」と。 と言う会話。 よくある話ですが、会社が大きくなると会社の付加価値に貢献しない部門や役割が増えてきます。企業として成り立つためには必要ではあるものの必要最低限に抑え込まないといけないのですが、気をぬくとどんどん増殖します。優秀な経営者でも複雑さに毒されていき会社は付加価値を生まない部門で溢れかえります。 個人としてもシンプルに自分がやるべき事を考え続ける必要があることを気付かされます。 Think Small(少人数で取り組む)より スティーブ・ジョブズの話ではありませんが、ある経営者が会議に参加しているメンバーを見渡し、そこに出席しているメンバーに対し「君たちはここで何をしている?」と問いかけ、 「さあ、わかりません。呼ばれたからきました」とメンバーは答える。 その経営者は「そんなことをほざいているやつは、ここに座っているべきじゃない。他で建設的なことをしろ」と伝える。 会議にやたら多くの人間が出席しているのは、メンバーそれぞれに能力が欠けていると言うこと。プロジェクトを強力に進めるために必要な素質を持った少数のメンバーで構成されていること。 「念のために」と呼ばれる会議に対しては、なぜ自分が必要かを問いかけ、本当に自分ができるべきかを考えるようにしてますが、それでもなんだかわからないうちに巻き込まれる会議ってあるんですよね〜。気を引き締めなくては。 Think Minimal(ミニマルに徹する)より 一つのCMで4〜5個の特徴を伝えたいスティーブ・ジョブズを、1個に絞りたい広告代理店がとったやり取り。 「スティーブ、キャッチしてくれ」と1つの紙の玉を投げ、それをキャッチするスティーブ。 「これがいい広告だ」 「スティーブ、もう1回キャッチしてくれ」と今度は5つの紙の玉を投げ、1つもキャッチできないスティーブ。 「これが悪い広告だよ」 アップルの広告が優れているのは、スティーブ・ジョブスが完璧にシンプルだったからではないんですね。 Think Motion(動かし続ける)より 初期のiPhoneは、「アプリ」をサポートしてなかったが、その後の製品とOSの更新でアプリケーションを追加できるようなり、その魅力は革命的に増したと思います。 iPhoneはその後も毎年なんからのアップデートがくりかえされ、今も続いてます。 Think Iconic(イメージを利用する)より ボタンがたくさんある従来のスマートフォンに対し、iPhoneは1つのホームボタンで挑み、そして勝ち残ったことはシンプルの勝利と言えるでしょう。 なお著者はそのうちボタンは0になるかも知れないと書いてますが、iPhone Xで、まさにそうなりました。 Think Phrasal(フレーズを決める)より 「iMac」は「Macman」になっていたかもしれないというエピソード。 ステイーブが推していた「Macman」は、ソニーの「Walkman」からインスパイアされたそうですが、もしそのネーミングだったらあそこまで売れなかったでしょうね~。 「iMac」を粘り強く推した広告代理店の人(=著者)の勝利ですね。 もう1つ、「ファイナルカット」というアップルの動画編集のソフトウエアの開発のエピソード。 通常版とプレミアム版の2種類を発売したいと言う開発テームに対しスティーブ・ジョブスは「1つに絞り込む」ように指示を出したという。 このエピソードを読んで思ったのは、今のiPhoneのラインナップ。 「11、11Pro、11ProMax」はスティーブの目にはどう写るのかな...。 Think Casual(カジュアルに話し合う)より 前提条件からスタートするプレゼンはハッキリいってムダ。 事前にインプット資料を配布し、プレゼンではコアな部分のみに絞って議論すべきだと思います。 シンプルさはせっかちです。 Think Human(人間を中心にする)より アップルの「Think different」キャンペーンで流れたCM 「The crazy ones」より。 クレージーな人たちがいる 反逆者、厄介者と呼ばれる人たち 四角い穴に 丸い杭を打ちこむように 物事をまるで違う目で見る人たち 彼らは規則を嫌う 彼らは現状を肯定しない 彼らの言葉に心をうたれる人がいる 反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる しかし 彼らを無視することは誰もできない なぜなら、彼らは物事を変えたからだ 彼らは人間を前進させた 彼らはクレージーと言われるが 私たちは天才だと思う 自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが 本当に世界を変えているのだから Think Simpleの中では、これはまさにスティーブ・ジョブズの事を表した内容だと書かれています。 確かに、、、反逆者で、クレイジーで、世界を変えて。 そして「死」がスティーブ・ジョブズを更にシンプルな高みに押し上げます。 晩年は禅にもハマり、シンプルさを更に追求していき、アップルという企業とブランド価値、そして生み出すプロダクトの質を高めていきます。 そして根底にあるのは、プロダクトやサービスの質ではなく、それを使う人間がどう感じるか。 例えば、こんな商品出しました。こんな凄いスペックの沢山の機能がついていて素晴らしいですよ。 ではなく、この商品で、貴方はこんな素晴らしい体験ができます。 最近は後者のような商品フレーズを見かけることは多くなりましたが、初めたのはアップルでしょう。 そういった意味でアップルの人間を中心に考えたシンプルな考え方の勝利と言えるでしょう。 シンプル、奥が深い、、。 Think Skeptic(不可能を疑う)より ある検討案件で、スティーブ・ジョブスに「それは不可能です」と言い切ったが、その後可能にする方法があることがジョブスに知れてしまって、、、というエピソード。 普段の仕事でもありますよね。ただ相手がスティーブ・ジョブスだと思うとおそろしい…。 「できない」を「可能」にする方法はあるが、今のご時世、優先的地位の濫用、パワーハラスメントといった落とし穴もあるので程々にしなくていけませんが、安易な不可能ですは創造的な発想をストップさせることになると思ってます。 出来ない理由ではなく、出来る方法を考えよう。 Think War(戦いを挑む)より アップルは、マイクロソフト、デルといったPCソフト、PCメーカーとの闘いを続けてきました。 また、サムスン電子やファーウェイといったスマホメーカーとも戦ってます。 平和が一番ですが、競争相手が居ないと、そこでイノベーションは止まります。 我々も日常生活で色々と「競争」をしています。 仕事上のライバル、恋のライバル、などなど。 相手を貶めるような策略をとるのではなく、お互いに高めあう様な関係を築き上げたりするのも良いだろうし、自分なりの強みを尖らせて相手と違う面で勝つのもありだと思います。 戦いから逃げず立ち向かうことで自分は成長できると思います。

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    投稿日: 2019.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アップを世界一の企業とした考え方を解説した書。シンプルという秘密を世界に開示したところで、名だたる世界的企業は大企業が故に真似をすることが出来ない。そこにはただシンプルに考える。徹底的にムダを削ぎ落とす。そこにムリという考えは存在しない。世界を驚愕させたThink Differentキャンペーン。そこに至る経緯、アップルを再生させたジョブズのブレない哲学と、サポートする人々の献身的な努力。シンプルは全ての人を魅了する。 説明 内容紹介 複雑に考えて仕事する自分を、誇りに思っていないか。 「シンプル」は現代ビジネスにおける最強の武器だ スティーブ・ジョブズのもとでアップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。 いまや世界一のテクノロジー企業となったアップル躍進の秘密とは?もちろん誰もが知っている事実がある。アップルには偉大なるビジョナリーがいた。デザインに優れ、エンジニアリングにも、製造も小売もマーケティングもコミュニケーションもすべてが優れていた。だが、それらすべてを超越した何かが、真にアップルをアップルたらしめたのだ。 ――アップルは「シンプル」の熱狂的信者なのだ 本書は著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材としながら、〈シンプル〉という哲学を、核となる10の要素に落としこんで紹介する。マーケティングの考え方、イノベーションをいかに生みだすのか、組織の生産性をどう高めるのか、アイデアを実現させる方法、意思決定の仕方、社内や顧問とのコミュニケーションのとりかたまで ―あなたも〈シンプル〉という武器を手にすることで、この複雑な世界においてクリエイティブな力を発揮することができるはずだ。 Introduction シンプルの杖 第01章 Think Brutal 容赦なく伝える 第02章 Think Small 少人数で取り組む 第03章 Think Minimal ミニマルに徹する 第04章 Think Motion 動かし続 ける 第05章 Think Iconic イメージを利用する 第06章 Think Phrasal フレーズを決める 第07章 Think Casual カジュアルに話し合う 第08章 Think Human 人間を中心にする 第09章 Think Skeptic 不可能 を疑う 第10章 Think War 戦いを挑む Conclusion Think Different 内容(「BOOK」データベースより) 著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材としながら、「シンプル」という哲学を、核となる10の要素に落としこんで紹介する。

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    投稿日: 2019.09.30
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    著者も予防線を張ってますが、シンプルを語る上でシンプルじゃなくなるのが、分かりにくいポイントでした。 まだ、クソだ、セクシーじゃないと判断した補足があった方が有用でした。 単にジョブスをハタ目に見てたorプロジェクトを一緒にしてたって方なのかなと感じました。 良書のエッセンシャル思考の知見拡充にはなりました。

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    投稿日: 2019.08.21
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    1.以前、スティーブ・ジョブズの本を何冊か読み、興味を持ったので購入しました。 2.この本は、スティーブ・ジョブズと共に長年仕事をした広告代理店のケン・シーガルからみたジョブズ(アップルも含む)の仕事ぶりです。ジョブズがシンプルさを常に大切にしており、それを実現するために10この行動を実践してきたと述べています。その行動はそれぞれ章立てされており、現代の多くの企業が見直さなくてはならない部分だと改めて実感させられます。ジョブズを長年間近で見てきた方が書いているので、かなり分厚い本となってますが、新たな気づきを与えてくれる一冊になると思います。 3.外国人特有の遠回しにかつ小説的な書き方で理解しづらい文章ではあったものの、物事をシンプルに考えることが大切ということは理解できました。

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    投稿日: 2019.04.09
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    とてもよかった。 シンプルさは都合のいいときだけ持ち出してすぐに手に入るものではなく、不断の努力と鉄の意志によって手に入れることができるものだということがよくわかる。 マーケティングの人が書いた本だけど、内容は全くマーケティングに限った話ではなく、普遍的な学びがめちゃめちゃある本だった。

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    投稿日: 2019.01.19
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    アップルの、そしてジョブズの物語。中途半端なシンプルさなどは無いこと、プロジェクトの成果はPIの関与に比例し、メンバーの数に反比例することなど。チームに最高の結果をもたらすために、シンプルに全部容赦なく伝えよう。

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    投稿日: 2019.01.02
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    断捨離、禅など、シンプルの精神に共通する概念が、最近やたらと支持されている。 アップルが支持されるのも、アップルが生み出す製品や、そこに息づく精神が時代の潮流とマッチしているからだそう。 その潮流とは?目の前にはものが溢れ、めまぐるしく入れ替わり、自分自身もその中で糧を得て暮らしているのに、 どこかでそんな暮らしに嫌気がさしている。 そこに現れたのがシンプルの権化アップル。普遍のでざいんと、堂々とした佇まい。好きにならないわけがない。 シンプルに生きれば物欲もなくなるのだろうか。 ・社内でやりとりされる電子メールをあけて、厳しい目で読んでみるといい。あいまいな表現がはびこっていることに気づくはずだ。(容赦なく伝えよう) ・プロジェクトの成果の質は、最終的な意思決定者がかかわる程度に比例する ・広告代理店の案をスティーブ・ジョブズより先にアップルの社員が見ることを許さなかった。 ・優れたアイデアにはある程度のリスクがつきもの。欠点がひとつやふたつあるのは当然で、すぐれたアイデアとはそれを補ってあまりあるもののはずだ。 ・スティーブは創造性の天才というよりは、創造性を愛する天才だ。 ・誰も不愉快にしない完璧な広告は、良い調査結果をもたらすが、消費者との感情的なつながりを作れない。 ・偉大なことを成し遂げるためには、計画と、十分でない時間が必要  →余裕のあるスケジュールは疑わしい ・”マーケティングの歴史における最良の例にして、もっとも偉大な作品のひとつはナイキだ。ナイキはコモディティを売っている。靴だ。だが、人々が  ナイキについて考える時、ただの靴のメーカーと思っていないはずだ。彼らは宣伝で価格について語ったことがない。偉大なアスリートをたたえ、  偉大なスポーツをたたえているのだ。それがナイキであり、ナイキはそのためにあるのだ。” ・よいネーミングの原則は、ものを作るときだけでなく、人に何かを伝える時に役に立つ。 ・新しいアイデアを付け加えるのであれば、古いものを再提案してもいい。 ・シンプルさをもっとも凝縮して表してくれるのは新商品のネーミングだ。  →楽しく、願わくば利益になるようにネーミングする ・すばらしい名前は常に存在し、発見されるのを待っている。 ・3つの文章で言えることを20枚のスライドを見せられると、スティーブはもうがまんできなかった ・シンプルさは好きな時だけに選ぶのではなく、心から傾倒することが必要なのだ。 ・スティーブは集めたデータを熱心に見るが、最終的な決断では頭と心をよりどころにした。 ・アップルのデザイナーは、ベンダーが「できません」と言ったとkには、それは特別な努力なしではできないという意味だと知っている。 ・自分のアイデアを前進させる時に、チャンスはすべて使わなければならない。  →スティーブはクリントン大統領に電話までして、ネルソン・マンデラのCM出演をトライした。 ・ブランド銀行の預金を増やす。 ・「快適なスケジュール」は常に警戒したほうがいい。ある程度のプレッシャーが目標に向けて物事を前進させることはまぎれもない事実だ。 ・アイデアの精神を象徴するイメージを使うことで、自分の考えを具体化することができる。 きれいに飾られたパワーポイントはすでに世の中にあふれていて、ほとんどの場合効果がない。あなたのアイデアの本質を表しているコンセプトのイメージを見つけよう。シンプルで力強いものがいい。 ”シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。 だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびにそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。―スティーブ・ジョブズ

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    投稿日: 2018.12.09
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    Appleと長年ともに仕事をした広告代理店の人の著書。当然ながらマーケティングに関する話が多いが、ジョブズらしいエピソードも少なからず挿入されていて、Apple好きには面白い本だろう。ビジネス書という類の内容とは少し外れているので、肩肘はらずに気楽に読むべきだと思われる。

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    投稿日: 2018.10.15
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    アップル復活の狼煙「Think Different」キャンペーンをやり、「iMac」の名付け親となった、アップルとは切っても切れないケン・シーガルの本です。何故アップル製品に魅力があるかがよく理解できます。 でもこれって、アップルでしかできなく、また、これができたアップルだから今のアップルがあるんでしょうね。実はみんなこうありたい。でもできなくって、結局デルみたいな複雑系になってしまう。。。シンプルであることが如何に難しいか。

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    投稿日: 2018.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次で本の内容が全てわかるのはいい本と誰かが言っていましたが、まさにその通りの本ですね。 特にマーケティングに特化し過ぎた内容でもないので、どんな業種の人にもこの本の言いたいことは伝わると思います。製品開発・広告に限らず会社やチームの運営とか、どんなことにも当てはまる内容。 いないと思うけど、アップルの歴史とかジョブズの伝記的なことを期待して読むと全然違うのでそこは注意してください。

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    投稿日: 2018.08.07
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    自己啓発本は嫌いだ。 なぜなら人はそれぞれだからだ。 この本は昔Mac信者だった自分がいかにappleを捨てWindowsユーザとなり、PCはそのままでありながらもipod、iphoneとapple製品を手にした経緯を振り返る事が出来て面白かった。 シンプルは日本ではあり得ない。 個人主義のアメリカならではの発想だから。 なのでシンプルの杖には感化される事はない。

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    投稿日: 2018.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・考えることは大きく、行動は小さく ・合理化して小さく ・小さくて強い集団 ・最後の最後でも変更する勇気 ・創造的プロセス ・Apple直観(小さい)VS インテル客観、科学的証拠(大きい) ・Think Minimal ・削ぎ落とす ・動かし続ける ・偉大なことを成し遂げるには計画に充分でない時間が必要

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    投稿日: 2017.08.28
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    シンプルに、それも情け容赦なく、徹底的に。 決定は選ばれた少人数で。 いつも動き続けろ。 勝つなら僅差でなく、圧倒的に。 フェアでなくてもいい、使える武器は全て使え。 そういう事らしい。

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    投稿日: 2017.02.03
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    ジョブズが示したシンプルなロードマップによって、瀕死状態だったAppleは息を吹き返す。 その時の、ブランドイメージ向上に一役買ったのが、Think Differentキャンペーンだった。 ジョブズは、常にマーケティングに対しての情熱を持っていた。 倒産の危機的状況下においても、目先の収益改善よりも先に、企業イメージの再建に対して投資を行うなど、 誰よりもブランド力の重要性について理解していた。

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    投稿日: 2016.06.20
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    Jobsの作ってきたシンプルな組織のあり方を広告担当の視点から浮き彫りにする。ちょうどコトラーのイノベーションブランディングで成功事例として語られているIntelの組織がここでは比較の対象として書かれ、冗長で時代遅れの組織として表現されている。このシンプルな組織が成り立つためには、カリスマ的リーダー、組織が向かっていくところ(Vision)の完全な共有、圧倒的な製品の力と、参加しているメンバーのパッションと能力が飛びぬけていることが前提と感じる。

    1
    投稿日: 2016.01.11
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    本日読み終わりましたが、実に3年かかってしまいました。 とても読みやすい本ですので、本気で読めばそんなにかからないと思います。 医者等の待ち時間の暇つぶし用途にしていたので、読む機会自体が少なくてこれだけの期間がかかってしまったというだけでした。 スティーブ・ジョブスさんがトップだった頃の apple 社の話ですので、とても興味深く読み進めました。 テーマは「シンプル」これだけです。 結果的に成功した会社の話ですので、どんな題材でもそれなりに面白いとは思いますが、本書は特に「いかに apple がシンプルという考え方を重視していたか」という点を重点にしています。 むしろ「シンプルさ」の重要性を、apple という具体例をふんだんに用いて主張している感じです。 結構同感しながら読めました。 僕の周りの小さい世界(仕事場)でさえ、無駄に複雑にめんどくさくして、手順を決めたがる人が多いのですから。(笑) この本を読ませたい同僚が腐るほどいます。(笑)

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    投稿日: 2015.07.14
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    Appleの広告ディレクターを勤めた筆者が記す、企業におけるシンプルさの重要性。 スティーブ・ジョブズ率いるAppleが企業ブランドにどのような姿勢で臨んでいるかがわかる。 ・正直に伝える ・少人数でミニマルに、代謝を促す ・イメージやフレーズを重視する ・敵を作る、不可能を疑う

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    投稿日: 2015.01.17
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    前半の方ちょっと退屈かなと思っていたが,後半になってくると色々裏話が出てきた. 表の話を知っていただけに非常に興味深かった. (裏ではこういうことがあったのかと・・・)

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    投稿日: 2014.11.10
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    翻訳者の性格なのか、どうも表現が分かりづらい。 英語をそのまま直訳しているような気がする。 翻訳は直訳ではなく、その意をくみ取って、日本語にあった表現にするもの。 この本の内容は、その点で、イマイチ読みづらく感じる。 本の内容は良いのだけれど、日本語の表現を工夫してもらいたい。

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    投稿日: 2014.09.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クリエイティヴな職種に限らずどんな人であれ、働いている人がこの本を読むと鼓舞されつつも落胆するだろう。スティーヴ・ジョブズとの仕事はなんてエキサイティングで、自分のやっている仕事はなんてつまらないんだろうと。 この本は、iMacという名前を考えたケン・シーガルという人が書いた本で、シャイアットというマーケティングの会社でアップルの外注を受けていた。この人はスティーヴ・ジョブズと10年に渡って広告の仕事をしてきた。スティーヴがネクストの頃からアップルに復帰して以降もマーケティングの外注を受けてきた。広告という媒体を中心に書かれてはいるが、内容に至っては主に、スティーヴ・ジョブズの考え方について書かれている。僕は広告もマーケティングについても全くの素人だが、そんなことは全く気にせず読むことができた。 think simple タイトルのとおり、この本は物事をいかにシンプルに考えるかについて書かれている。そしてそれを体現してきたスティーヴ・ジョブズとアップルという会社、それにマーケティングという面でタッグ組んできたシャイアットという会社、その社長のリー・クロウ、現場を共に歩んできた著者が、シンプルに考えるとはどういうことかを、エピソードを交えて文字通りシンプルにまとめている。 Macのファンであればそのエピソードだけを取っても面白い。かの有名なthink differentのCMや、著者がiMacと名付けた際のエピソードなど、それらは当時は革命であり、今となってはもはや伝説となっているエピソードの意味が当事者の目線から記されている。 シンプルの杖 著者(だけでなくスティーヴに関わった人)は、スティーヴが物事をシンプルに下すプロセスを「シンプルの杖にやられた」と表現している。物事をシンプルにするというのは、機能や表現、デザインを研ぎ澄まし、無駄を省くということだ。製品について余計な機能や仕様など、広告については文言や説明や魅せ方など、一番伝えたいものを一番伝わる形で提供する、それがシンプルにするという過程になる。 これが実に魅力的で、どこの企業でもできていないんじゃないかと思われる。顧客や関連会社の要望、法的な安全性、部門間での争いなど、お金や関わる人数が増えれば増えるほど意思決定は慎重で無難で複雑で時間のかかる退屈なものになる。スティーヴが度々用いたと言われる「シンプルの杖」はそういうったものを全て削ぎ落とす魔法に近い。 アップル社の仕事 アップルの社内では通常の大企業で考えられないような手順にて物事が決定されていた。それは部門にもよるだろうが、例えばこの本に書かれていた広告に関しては、当時CEOであったスティーヴが一番最初に案を見るというものだった。それはスティーヴ自身のマーケティングに対するこだわりであったのかもしれないが、外注して仕上がったものを担当者ではなく部門長でもなくCEOが一番最初に見て判断するなんてことをアップル規模の会社が行っていた。そこでクソミソにけなして作り直しになることもあれば、目に涙を浮かべて讃えることもあったらしい。それが一番早い意思決定なのは言うまでもない。 シンプルとスティーヴ この本に書かれている「物事をシンプルにする」ということはとても単純で、それだけに難しい。シンプルを求めるという作業は完璧を求めるゼロ100の世界で、少しでも妥協があるとそれはまがい物になってしまう。だから実行に移すのはとても大変で、まずはセンスを研ぎ澄ませて考え抜かねばならず、また関係者の霧が晴れるように説得をせねばならず、全責任を負って結果を出さねばならず、その評価を継続させねばならない。ただシンプルに考えるだけではうまくいかない。 それをやりぬくことが非常に難しく、スティーヴだからできたということが書かれており、その思想や考え方、人物像についても触れている。彼は非常に率直でフラットな人物で、さらに人の心を掴むのがうまかった。また、驚異的なまでに打たれ強かった。彼を失ったアップルがシンプルを貫けているかどうかは、外側から見ている我々にはよくわからない。 ジョブズが率いていたアップル社は、誰もが望むような理想的な環境にて経営、開発、イノベーションをしていたということになる。 あなたの会社は、あなたの仕事は数字だけを追っかけていないだろうか?あなた自身が、本当にその商品を自ら利用したいと思っているだろうか?世の中を偽っていないだろうか?世の中に真の価値を提供していると自信を持って言えるだろうか?

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    投稿日: 2014.08.08
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    アップル社の広告代理店として働いた著者からみた、スティーブン ジョブズのシンプルな考え方を解説。 アップルがiPhoneを成功させた背景には、シンプルな考え方を追求したからなど、アップル社の歴史を学べる。過去のthink differentキャンペーンは伝説的だったらしい。 一番やりたいことはこうだけど、関係部署を調整するのが難儀だというのは、シンプルな考え方に反する。

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    投稿日: 2014.07.01
  • 容赦なく徹底的に

    アイディアもそれを実現するプロセスも「シンプル」であるべき、その当たり前のことがどれだけ大変で、どれだけ容赦なく徹底的に追及しなければいけないかを改めて実感できる、気合いの入る本。 ただし大半は、ジョブズのようなトップと優秀な少数精鋭が居れば、大抵のことは上手く行くよ、というそれはそうなんだけど。。。という話。

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    投稿日: 2014.05.19
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    物事はシンプルに考えて、突き進むのが一番いい。 時間的にも費用的にも、当然精神的にも。 ただ、難しいことを分かりやすく簡単に説明するのが難しいように、 シンプルさを突き詰めることは困難を極める。 それをやってのけたのが、Appleでありスティーブ・ジョブズである。 本書はAppleでのサービス企画、製品化までの流れをまとめてくれています。 内容は濃かったですが、その分得るものも多かったように思う。 全てをマネする必要は無いと思うが、必要なところは参考にしたい。 【参考になった内容】 ・自分の時間、部屋にいる全員の時間が無駄になるくらいなら、  遠慮せずに会議を打ち切るべきである。  惰性で付き合う会議ほど無駄な時間は無い。 ・プロジェクトの成果の質は、そこにかかわる人間の多さに  反比例する。 ・リーダーには創造的才能が無くても構わない。  代わりに創造性が必要だと分かっている組織を作り上げ、  世話役になり、擁護者になれればよい。 ・人間は、ひとつのアイデアを与えれば、それにうなずくが、  五つのアイデアを与えると頭を抱えて悩んでしまう。 ・プロジェクトは時間があり過ぎても失敗する。  必要なのは、計画と充分ではない時間である。 ・結局サービス開発は、人視点で考えるものである。  ターゲットとなる人に対して、どんなメリットがあるか、  それを突き詰めることが最も重要なことである。 ・一般の人は、実際に製品を見るまで何が欲しいか分からない。 ・クリエイティブな思考をもってしても回避できないことは、  1000個中数個しかない。 ・チャンスは最大限に活かすこと。出し惜しみはしない。  また、フェアな戦いをしてはいけない。  可能な限り、自分に有利な立場で戦うこと。 ・最初に考えた解決策が複雑だったとしても、  細分化すればシンプルな解決策にたどり着ける。 ・ブランド力があればあるほど、  失敗したときに顧客は離れにくくなる。 ・シンプルであることは複雑であることより難しい。  物事をシンプルにするためには、懸命に努力して  思考を明瞭にしなければならないからだ。  だが、それだけの価値はある。  なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、  山をも動かせるからだ。

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    投稿日: 2014.04.28
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    【仕事】Think Simple/ケン・シーガル/20140401(31/205) ◆きっかけ ・海賊と呼ばれた男(下)を会社組合室に借りに行ったが、なかったので代わりに本棚から探して見つけた。文字通り,"Simple"な本のデザインに惹かれた。 ◆感想 ・人は結局、シンプルなものを選ぶ。そして、シンプルであることは、複雑であることよりむずかしい。その複雑との戦い。 ・日頃ついつい複雑に考えがちだし、そうすることが美徳のようにも思える。しかし、どこかで、要すれば何か?より端的に言えないか?言うとしたらどうなるのか?等々気にしていたのも事実。何かテクニック的なもの、というよりも、シンプルということにどれだけこだわるか?ということなのだろう。 ・シンプルにしようとするほど、大変。 ・シンプルといいつつもこのボリュームはなんだ?相変わらず洋書に見られがちな冗長さを感じる。 ・これは時間をかける本ではないと割り切り、30分で読む。 ◆引用 第01章 Think Brutal 容赦なく伝える ・良い内容でも悪い内容でも正直な意思疎通を基本とする。真意はどこか推測しないですめば、別のことに集中できる。 ・殴られ方を学ぶ。 第02章 Think Small 少人数で取り組む ・シンプルさの親友は、有能な少人数グループ ・意思決定者がプロセスの最後に突然現れイエスかノーというだけでは、フラストレーションと平凡な結果を生むだけ。 第03章 Think Minimal ミニマルに徹する ・二つ以上のことを伝えようとすると、注意が分散する。複数伝えるときは共通項を見つけて、その共通項を強く主張する。提案は絞るほど魅力的になる。 第04章 Think Motion 動かし続 ける ・偉大なことを成し遂げるには、2つのことが必要だ―計画と十分でない時間だ。 ・快適なスケジュールは要警戒。ある程度のプレッシャーが目標に向けて物事を全身させる。 第05章 Think Iconic イメージを利用する ・アイディアの本質を表しているコンセプトのイメージを見つける。プレゼンを綺麗に飾ることは無意味。 第06章 Think Phrasal フレーズを決める ・無理なくつきあえる名前が必要。 第07章 Think Casual カジュアルに話し合う ・形通りの会議は情報を伝達できても、出席者を刺激したり、団結させたりはできない。 第08章 Think Human 人間を中心にする 第09章 Think Skeptic 不可能 を疑う ・自分の独立性と客観性を誇りに思う。全体の状況の中で事実と意見を評価しよう。専門家の意見も重要だが。 第10章 Think War 戦いを挑む ・シンプルさは究極の武器。 シンプルであることは複雑であることよりも難しい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明確にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達すれば、山をも動かせるからだ。

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    投稿日: 2014.04.10
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    Appleの広告代理店に努めていた人物が著者であり、主にクリエイティブを媒介としてAppleの企業文化に切り込んだ一冊。 視点が広告に寄りすぎているのと、冗長的な話(エピソードも含む)が多いため分量が多くてダラダラ続く割に言っていることは同じようなことの繰り返しであるため読んでちょっと疲れる。 要は、スティーブ・ジョブズっていうのは超変態的で、独自性やシンプルであることにクレイジーなレベルでこだわることを、広告に関するエピソードを中心に実例として語ってくれる。 結果それが“広告的に”他社との差別化、優位性の構築にどのように寄与しているかが語られる。

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    投稿日: 2014.03.23
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    アップル社が行なってきたシンプルの杖とは何かを分かりやすく書いた本。 世界的な大企業でありながら、 「優秀な少人数で動き、障害があっても突き通し、二つ以上のスペックが違うラインナップを作らない、そしてメッセージは感性に訴えるシンプルなものに」 というやり方を徹底し続けたという。非常にスマートだが、今の日本企業で考えると、ここまでドライにやり切ることはかなり難しいように思う。スティーブの圧倒的なカリスマ性と情熱が本を読むとよく理解できる。 面白いと思ったのは、アップルは製品のマーケティングについて、信頼する広告代理店、シャイアットに常に一任してきていること。無駄なコンペなどせず、精鋭チームに徹底して任せ、そのチームは誰よりアップル社の戦略とマーケティングを理解しているという構図は素晴らしい。 こういったプロセスではなくアウトプット重視で、外部もうまく使ってしまうスティーブのやり方は学ぶところも多かった。

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    投稿日: 2014.03.09
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    「シンプル万歳」 テキスト本文を締めくくる言葉だが、本書の本質を求めてタマネギの皮を一枚一枚剥いていくと、確かにそう、諸手を挙げて礼賛したくなる気持ちもわかる。 言うは易し、行うが難し。けれどチャレンジする価値は見出すことのできる一冊。

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    投稿日: 2014.01.21
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    アップルのクリエイティブ・ディレクターとしてスティーブ・ジョブズと12年間共に仕事をしてきた、ケン・シーガル氏の自らの経験を下にしたマーケティング哲学書。 マーケティングに留まらず、考え方全てに及んでいるように思えた。 シンプルさを追求することで、物事を分かりやすいだけでなく、際立って輝かせることができる。 「自制することなく、武器庫にあるもっとも破壊力がありそうな武器だけを使うことが、自分のアイデアの生存確率を高くする。 これは戦争だと考え(事実、そのとおりなのだ)、軍司令官の優雅さを持ち、圧倒的な兵力を使ってアイデアを推進しよう。」 第10章にあった言葉です。 生存確率を上げる手段=しばしば人であるところを、武器で例えるのは若干抵抗があるものの、分かりやすい表現でした。 最後にジョブズの言葉で締められていました。 「ある問題を解決しようとして、最初に考えだした解決策がとても複雑だったとしよう。 ほとんどの人はそこで考えるのをやめてしまう。 だが、そこでやめずに考えつづけて、タマネギの皮をむくようにムダなものをそぎ落としていくと、とても洗練されたシンプルな解決策にたどり着くことがよくある。」 レビューをシンプルにまとめることはできませんでした。 シンプルisベスト

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    投稿日: 2014.01.04
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    2013の締めくくりと2014のはじまりはこの本から。 ジョブズの伝記よりも内容が濃い。 こんな仕事ができるよう自分なりのデザイン手法を見つけたい。 シンプルの手がかりはこの本から見つけられる。

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    投稿日: 2014.01.01
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    【タマネギの皮を剥くように、本質まで削り込む】 【自分が世界を変えられると、本気で信じている人が、世界を変えている】 【1は人間が発明した最もシンプルな数字だ】

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    投稿日: 2013.12.09
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    仕事の質を高める、自分の能力を高めるために目指すべき理想像はこれだ、という思いで読んだ。 10のSimpleの教えはひとつひとつのどれもが理想とすべき考え方、行動指針になる。 言っていることはどれも「シンプル」だが、この通りに実行するのは簡単なことではない。 難しいが、出来れば出来るほど、その効果は非常に大きい。だからこそ、理想なのだ。 10のSimpleを目指そう。

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    投稿日: 2013.11.30
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    アップルの企業理念である、「シンプル」についてアップルの広告代理店を長年任された著者がいろいろなエピソードを交えながら教えてくれる。 アップル製品がなぜあそこまで熱狂的なファンを作るのかその仕組みが初めてわかった。 シンプルさはメッセージやイメージを相手にダイレクトに伝えられる。 そしてジョブズはシンプルさに徹底的にこだわった。 シンプルさとともにアイデアの質も良いものでないといけないし、シンプルさを貫くためにはかなりの努力と企業風土が必要であるのだ。 他のアップル本やジョブズ本も読みたくなった一冊でした。 ところでこのシンプルの法則って宗教や国家の統治にも応用可能なんじゃないかな。

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    投稿日: 2013.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アップルが今日の圧倒的なブランド力・商品力を構築できた原動力はスティーブ・ジョブズの徹底した「シンプル思考」にあると解説。一般的には物事を複雑化してしまい、その結果として、本来の意味のユーザー志向から離れていってしまう。一方、ジョブズの持つシンプルさは常に明確な戦略とそれに続く一貫したメッセージ性(圧倒的な顧客体験の提供)が根本にあるため、万人の心に響く真の商品やサービスを提供できる。

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    投稿日: 2013.10.05
  • シンプルへのこだわり

    ジョブズの手掛けたアップルの製品がなぜ我々の心を掴んだのかがよく理解できた。 仕事をする上でも、やっぱりシンプルって大切だよな〜、と納得。しかし常人がジョブズのレベルにまで達するのは不可能だとも思い知った。エッセンスだけでも参考にしよう。

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    投稿日: 2013.10.01
  • ジョブズ本としては、正統の1冊

    うわさによるとジョブズにあったこともない著者が乱発していたりするジョブズ本であるが、著者はまさしくiMacに端を発する「i」シリーズを生み出した広告クリエーターのケン・シーガルということで、本当のジョブズが垣間見られる1冊。 内容はシンプルでいることが重要でどれだけそれが大変なことなのかが書かれている。 啓発本としては、よくできていると思うが、シンプルでいるということをシンプルに書くと、序章だけで作者の言いたいことが十分語られてしまう。

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    投稿日: 2013.09.25
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    アップルの創業者で、いまや革新的でポップな商品・サービスの源流を築いた、スティーブ・ジョブズの広告戦略の相棒であった著者の本。スティーブがいかに、シンプルを好んだか。そして、シンプルを貫くことがいかにシビアかが、これでもかと書かれていた。会議の時、パワーポイントすら邪魔になるほどのシンプルさ、これはジョブズにしかできないけど、この考え方はとても有効だ。

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    投稿日: 2013.09.08
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    強烈Simpleにしようとすると、本当に大変な作業になるということがよくわかった気がする。でも、そのSimpleさが、本質をついているならばこれほど、人にダイレクトに訴えかけるメッセージは他にはないとも思う。 普段の自分の仕事を振り返ったときに、どれだけシンプルにわかりやすく作れているのか、と考えると、うーんとうなってしまう。。。。

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    投稿日: 2013.08.18
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    著者は、NeXT社およびApple社のために、スティーブ・ジョブズと12年間広告のクリエイティブ・ディレクターとして仕事をし、その間にThink DifferentキャンペーンやiMacに始まる"i"シリーズのブランディングに携わっている。そこから得た経験から、"Simple"であることの重要さと困難さとを綴った本。 原題は、"Insanely Simple: The Obsession That Drives Apple's Success"。邦題の「Think Simple」は、各章が「Think~」から始まるし、著者が重要な役割を果たしたApple復活のきっかけともなった有名なキャンペーン”Think Different"に掛けたものだと思っていたのだが、違っていたらしい。Think Simpleでもいいし悪くないと思うけれど。 原題は、ジョブスが彼のプレゼンで何度か使ったワード"Insanely Great"に掛けられている。副題の"Obsession"も重要だろう。Simpleであり続けることは、Simpleに執着し続けることが必要だということだ。そうでなければ妥協の重なりによって複雑性のわなにとりこまれてしまうということが示されている。 最後に、Appleとの仕事で得た著者がシンプルであるためのコア要素としてまとめた各章のタイトルにもなったリストが挙げられている。これだけあるとシンプルであるとは言えないが、一定の説得力があるので、ここでも列挙してみる。これらを実現することが実際のビジネスの現場では難しいことを、多くの人は納得できるはずだ(自分がそうだ)。 ※ 原著の目次を見るとThink Aheadという章があるのだが、それに対応する章が日本語版にないのはなぜだろうか。 ■Think Brutal - 容赦なく伝える 意地悪になる必要はなく、ただ残酷なまでに正直になるのだ。 ■Think Small - 少人数で取り組む 有能な少人数のグループという概念に忠誠を誓おう。 ■Think Minimal - ミニマルに徹する ふたつ以上のことを人に伝えようとすると、顧客でも同僚でも、相手の注意が分散してしまうことを忘れてはならない。複数のメッセージを伝える必要があるときには、共通項を見つけて、ひとくくりにし、その共通項を強く主張する。 ■Think Motion - 動かしつづける プロジェクトでは、少し時間が足りないのが理想的なスケジュールだ。 ■Think Iconic - イメージを利用する あなたがマーケティング業界にいなくても、アイデアや、アイデアの精神を象徴するイメージを使うことで、自分の考えを具体化することができる。 ■Think Phrasal - フレーズを決める すべてのビジネスがもっと努力する必要がある。言葉は強力だが、多ければより強力になるわけではない。 ■Think Casual - カジュアルに話しあう スティーブのようにしてみよう。大企業の陥る罠を避ける。ヒエラルキー構造の少ないスタートアップ企業のような運営をすれば、社員はより生産的になれるし、それが会社をより大きくすることにつながる。 ■Think Human - 人間を中心にする 数字やスプレッドシートの向こうを観る大胆さを持ち、あなたの心に発言させよう。 ■Think Skeptical - 不可能を疑う 他人は最初に否定的な反応をすると予想しておこう。複雑さの勢力はきっと、それはできないと言ってくるはずだ――たとえ、特別な努力をすればあなたの要求に応えられるときであっても。すぐにノーと言う人々を信じるよりも、才能のある人々が奇跡を起こすことを信じるほうが、よい結果をもたらすだろう。 ■Think War - 戦いを挑む 非常時には非常手段が必要とされる。あなたのアイデアが生死の境にあるのならば、それはまぎれもなく非常時だ。戦場の兵士と同じで、敵の弾丸に一発でもやられたら終わりだ。あなたが先に当てなければならない。最大限の努力をしよう。 ---- シンプルであることは、 複雑であることよりもむずかしい。 物事をシンプルにするためには、 賢明に努力して思考を明確にしなければならないからだ。 だが、それだけの価値はある。 なぜなら。ひとたびそこに到達できれば、 山をも動かせるからだ。 ー スティーブ・ジョブズ Apple流の仕事を進めるのはジョブズその人の資質に負っていたのだろうか、それとも仕組みがわかれば誰もが実現できる方法なのだろうか。 ---- 著者は、デルやIBM、インテル、などの一流IT企業とも仕事をしてきた。Appleのやり方を際立たせるために、これらのクライアントのやり方と何度も比較しているが、昔のクライアントのことをここまで下げてしまうのはビジネスマンとしてどうかと...

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    投稿日: 2013.08.18
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    2013/08/07 なるほどね。言い回しがうざいけど、内容はよかった。 シンプルって人それぞれやから難しい。独裁者が必要だよね。

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    投稿日: 2013.08.08
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    読書時間 4時間30分(読書日数 16日) アップル、ネクスト社でスティーブジョブズとと共に広告代理店の人間として数々のヒット作の広告を作り出してきた筆者が、その時の経験した事例を含めて、スティーブジョブズの「シンプルの杖」について解説された本 今の企業は、どうしてもセクションなどが多く、伝達や許可を出すのにいろんなところに行かなくてはならないほど複雑極まりなくなっている。それでは魅力的な仕事はできないと筆者は語っている。 シンプルが最強なのは重々理解はしているつもりではあるが、なかなか其処に行き着くことはできない。ふくざつにするとことが「自分はやっているんだ」といった安心感を生んでいるからだ。これでは相手に伝わっていない。どれだけ無駄なものをそぎ落とすことができるのか?私のこれからの課題でもある。 ただ、私には「情熱」は誰にも負けない自身がある。それをもっとうまく使って、シンプルに物事をやっていこうと思う。

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    投稿日: 2013.08.04
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    No.571 シンプルさの威力が良く伝わってくる。それは強力だけど、それを実現するのはシンプルではない、

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    投稿日: 2013.07.31
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    著者は、デル、IBM、インテル、BMWにおいても広告代理店のクリエイティブディレクターとして仕事をし、ジョブズとは、NeXT時代から12年間ともに働いている。「Think Different」や「iMac」から脈々とiPhoneに至るまで、アップル社の製品群のネーミングを与えたのも著者の仕事。 でも、製品名やブランディングというのは、現在の我々が知るアップルについてジョブズが一番こだわったトコロだから、当然、例のジョブズだけが持つ「ディストーションゾーン(現実歪曲空間:ジョブズの中2病がイカツすぎて周りが関係なくなる状態)」をそれだけくぐり抜けて来ている。 その側面からアップルを見たかった期待に本書は見事に応えてくれている。 -「君たちの作ったテレビコマーシャルはとてもよかったよ」とスティーブは言い、私の自身はさらに上昇した。 彼はそれから私の目をじっと見て、とても親しげな笑顔のままつけ加えた。「でも、紙の広告はクソだった」 ジョブズの口が火を噴く、それは「砲台が標的に合わせるカチリという音が聞こえるようだった」会議、著者が「i」シリーズを認めさせるためにジョブズの拘った「マックマン(ソニーへの敬意が行き過ぎてる)」と戦うくだりなどは、臨場感たっぷりに同社の伝説を追体験できるのではないかと思います。 そんな良書。

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    投稿日: 2013.07.23
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    アップルを例に、シンプルを追求することがどれほど仕事を良くしていくかということを解いた本。素敵でした。

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    投稿日: 2013.07.20
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    余分なものを排除し、消費者が本当に必要としている機能、デザインに絞る。このためには、消費者のニーズを探る膨大なマーケティング調査を経た、取捨選択が必要である。 特に、この取捨選択においては強力なリーダーシップがなければ、消費者の欲するあの機能も、この機能もと、機能過剰な製品ができてしまう気がする。 アップルの精神がthink simpleとはいえ、ジョブズなきこの企業は果たして今後どうなるか。

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    投稿日: 2013.07.19
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    "シンプル" という言葉がゲシュタルト崩壊しました。 シンプルに考えるって何なんですかね。 世の中って、そんなに複雑にこんがらがってるものなんですかね。 シンプルに考える事が、結局自分の求めてることなんだよという事なんですね。 難しい。 この本は読みやすく、また内容的にもボリュームの割に軽いためサクサク読めるのですが、読後感としては、自分の生き方、考え方にこのエッセンスを浸透させるのは簡単なことじゃないな、って思いました。人には人の考え方ってあるし自分がこのエッセンスを浸透させる必要なんて無いというのは分かりますが、ただこうした方がきっと気持ち良い人生を送れるんだろうなぁ、なんてぼんやりと思いました。 何度も読み直したい本です。

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    投稿日: 2013.07.01
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    アップル製品の飽くなきシンプルさへの挑戦。時にはその追求のために非情な言葉で罵倒するジョブズ。アップルがいかに従業員のための製品でなくユーザーのための製品を追求してるかを垣間見た。

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    投稿日: 2013.06.27
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    複雑になりがちなものをシンプルにする重要性は理解できた。ただ、内容のそれだけで、アップル、ジョブズ話に最後のほうが飽きてきたのが正直なところ。

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    投稿日: 2013.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本書より シンプルであることは、複雑であることよりも難しい。 物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明確にしなければならないからだ。 ただ、それだけの価値はある。 なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。

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    投稿日: 2013.06.23
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    まあ、もともとアップルを支えた人だから、アップル万歳な内容になるのは仕方ない。それを考慮しても、アップルのシンプルに対する姿勢がよくわかるのはいいことだと思った。

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    投稿日: 2013.06.19
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    Macユーザーではあるけど、信者ではない。 でも、この本に書いてあることは非常に簡単で重要なことだと感じた。 余計なしがらみは必ずついて回るけどそれとの対峙の仕方を考え直す必要があるのかもしれない。スタートアップの企業文化を経験出来ていることは今後の人生で大いに活きてくると思う。 皆もっと簡単にしたらいいのに。

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    投稿日: 2013.06.17
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    『シンプルは、すばらしい!』ということを、数々の事象で証明をしている。単なるジョブズ賛美本ではなく、失敗した例も挙げ、シンプルとシンプルを貫いた姿を賛美している。商品企画・マーケティング部門には、推薦図書。

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    投稿日: 2013.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Think Simple アップルが生み出す熱狂的哲学 ケン・シーガル ケン・シーガル氏は、スティーブ・ジョブスのもとで、 Think Differentキャンペーンにたずさわった。 私が嵌っている読書家向けSNSで、私がフォローしている方が、 魅力的なレビューを書いていたため、読みたくなって買った本です。 これは、全ての、企画、マーケティング、デザイン、開発に携わる人に 読んでもらいたいと断言できる本です。 コンテキストがあって生きるキーワードではありますが、2,3抜粋します。 「創造的な思考によって世界を変えるために、リーダーは、 創造性が 必要だとわかっている組織を作ればいいのだ。」 「マーケティング計画と素晴らしい広告を生み出すのは、人間の行動に 関する優れた知識を持つ人が下す、主観的かつテクノロジーとは関係の ない多くの決断なのだ。」 「アップルが忠誠心の篤い多くの支持者を獲得した理由は、モノを選んで作っているからだ。高品質で価格の高い製品だけをつくり、低価格の製品市場はほしいところにまかせているのだ。」 「人々に興味を持ってもらいたかったら、もっとも人を引きつける特徴を選んで、もっとも人を引きつける方法でそれを示すべきだ。」 「メッセージは最初からミニマルにしておかなければならないのだ。人はいつでも、明確に述べられたひとつのアイデア対してより反応する。」 「スティーブはよく、自動車王ヘンリー・フォードの有名な言葉を引用した。『世間一般の人に何が欲しいかと聞いたら、より速い馬と答えるだろう』。スティーブは、一般の人には想像すらできないものを思いつくことがアップルの仕事だと考えていた。」 「集中させる物事が多ければ多いほど、人は覚えられなくなる。 人々に iMacに興味を持ってもらいたかったら、もっとも人を引き付ける 特徴を 選んで、もっとも人を引きつける方法でそれを示すべきだ。」 「シンプルさは、自分の歩く道をしっかり見つめ、自分の会社の価値に  忠実でいることを求める。それは本物でありたいかどうかの問題だ。」  私(達)は、ついつい、自分にはないものを羨ましく思い、それになろうと 的外れな努力をしてしまいがちです。この言葉を読んで思ったことは、 自分(達)の強みを知り、それをを発揮することに集中しないと、結局、 オリジナリティが無いものになってしまうということです。  まず、自分が何者かを知り、より、優れた自分自身になるために、 努力するべきだと。

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    投稿日: 2013.06.05
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    「逆は真ならず」と念頭に置かないと、痛い人生産マシンになりかねない本。 成功したカリスマ、企業がこのようにやっていた、ということはエピソードとして興味深いし、考え方のエッセンスは賛同できる部分も多い。 しかし、ノウハウ本のように捉えてしまい、具体的な行動まで物真似で実践してしまったら、フルポン村上並みの痛い人の出来上がりである。 Appleの成功要因の大きな一つはSimpleではなく独裁だと思うのだが、有能な人の独裁は良い成果を生み出すが、無能なワンマン社長は会社を潰すのも事実である。 Simple万歳、と鵜呑みにするようでは流され過ぎだろう。同じ事をやって失敗しているケースが知られないだけである。

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    投稿日: 2013.05.29
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    【世にも不思議なリンゴの育て方】数十年の間に、テクノロジーと人間の在り方までをも一変させた革新的企業・アップル。そのアップルが企業の核心的価値として据え、スティーブ・ジョブス自身がその熱烈な擁護者となった価値、「シンプル」の効用について徹底的に語り尽くした作品です。著者は、自らもアップルのマーケティングに深くかかわり、シンプルであることが今日のビジネス界には絶対的に必要であると主張するケン・シーガル。訳者は、経営関係の訳書で定評のある高橋則明。 どこまでもシンプルであること、それがもたらす素晴らしさとそうあり続けることの難しさを、アップルにおけるエピソードを提示しながら丁寧に(そしてときに挑発的に)説明していく様には非常に説得力があります。考えれば考えるほどシンプルこそを褒め称えるべきとはわかるんですが、それが実際の企業や組織の中で実践されていないことを思えば本当に不思議。本書を読んで、今いる環境を振り返ると、あまりに行動が煩雑だったことに気づいたりするのではないでしょうか。 なんでも著者のケン・シーガル氏自身がアップルの中心にくいこんで働いていたらしく、スティーブ・ジョブスや伝説的なマーケティングの実績を誇るリー・クロウの間近の姿が描かれているのも本書の魅力の1つ。スティーブ・ジョブスが常にクリエイティブで創造的な人間だったわけではなく、常にしていたのはクリエイティブで創造的な人間を擁護することであるという著者の指摘には目からウロコが落ちる思いでした。 〜覚えておいてほしいのは、複雑さはいつも楽な道を提案することだ。〜 民間企業にお務めの方だけでなく、広く組織一般に興味をお持ちの方にぜひ☆5つ

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    投稿日: 2013.05.24
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    知り合いに薦められたときには、あまり気乗りしなかったが、ジョブズの価値観がよくわかって、彼に関する本の中では一番面白かった。問題解決をタマネギに喩えて説明している、ジョブズの言葉がイメージとして残った。

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    投稿日: 2013.05.17
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    シンプルの力をアップルというジョブズの築いたモニュメントから学ぶことが出来る。 シンプルであることは、複雑であることよりも難しい。 シンプルさはそれ自体が賢さであり、少ししか語らないことで多くを語るという本書の主張は、いつも心に留めておきたい。 シンプルに自分に忠実に生きたい私は物事が複雑になりそうな時、またこの本を手に取ることになるだろう。

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    投稿日: 2013.05.09
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    筆者の考え方と自分の考え方が似ている為、非常に読み易かった。 ただ、Appleが完全無欠で絶対という考え方だけは違う。 それ以外は今後の糧になる面白い一冊かと。

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    投稿日: 2013.05.04
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    本書の著者はNeXT時代からスティーブ・ジョブズと歩み、彼にしか知りえない様々なアップルでのエピソードを題材としながら、「シンプル」という哲学を極限にまで突き詰めるアップルの世界を紹介するものです。 本書はNeXT時代のスティーブ・ジョブズと広告・マーケティングの分野で仕事をともにし、「トップ100」と呼ばれるアップルの中でも一部の人間しか受けることのできない研修会に出席したり、『iMac』などで知られる一連の『i』シリーズの発案者であり、いまや伝説のキャンペーンでもある「Think Different」を取り仕切った筆者だからこそ語れるアップルの『シンプルさ』を求める哲学。それを最も重要とされる10の要素に落としこんで紹介するものであります。 スティーブ・ジョブズが他界してから、彼に関する書籍は数え切れないほど出版されたかと思いますが、ここでは著者にしか知りえないさまざまなアップルでのエピソードを題材とし、彼が所属していた広告代理店シャイアット・デイのリー・クロウをはじめとする人間が広告の分野でも『引き算の芸術』をそれこそ身を削ってやってきたのだなと。だからこそ、ジョブズがアップルに復帰してから他界するまでに『時価総額世界一』という栄冠をいつ倒産してもおかしくない状態からやってのけたのだな、ということが本当によくわかりました。 ジョブズを身近に見てきた筆者なので、彼のエピソードが中心になるのですが、組織の生産性をどう高めるのか?また、アイデアを実現させる方法や組織としての意思決定の仕方に社内や顧問とのコミュニケーションのとりかたまで「シンプル」に徹するジョブズ及びアップル。複雑さやいくつもの手続きをとることにとらわれることなく、ゴールに向かって最短距離を走るということ。巨大な組織でも『ベンチャー企業のように』動く。という彼の経営方針及び哲学は、時として容赦なく残酷なまでに人を傷つけたり、その人が行った仕事を根本から否定したりすることもあるなどの面を含むことがありますが、なぜ、彼はそこまでのことをなしえることが出来たのか? それをhink Brutal 容赦なく伝える Think Small 少人数で取り組むThink Minimal ミニマルに徹する Think Motion 動かし続けるThink Iconic イメージを利用する Think Phrasal フレーズを決めるThink Casual カジュアルに話し合う Think Human 人間を中心にするThink Skeptic 不可能 を疑う Think War 戦いを挑むというまことに印象的なタイトルで中身をまとめております。 書いていて思い出したのは『人間を中心にする』というところで『1000曲をポケットに』という有名なキャッチフレーズで一切テクノロジーに関する話をしないでiPodの機能を説明したエピソードや、『戦いを挑む』ではインテルのCPUを導入する前に、彼らを反キャンペーンで見事なまでの『攻撃』を果たしたり、DELLとの比較ではこれを書く前にアップルとデルのECサイトを見てみましたけれど、シンプルさと複雑さの対比という話は具体的に示されていくうだりは『あぁ、こういうことか』とうなずくにいたるものでした。 本書は最後のほうで、シンプルの哲学を手にすることで『複雑な世界においてクリエイティブな力を発揮することができるはずだ』説いて締めくくりをしております。そのとおりになるかどうかは一概にはいえることではありませんが、ジョブズ及びアップルがいかに『宇宙をへこませる』ためにどれほどのことを考え抜いて、またやり抜いているのか?その一端だけはわかりかけたような気がいたします。

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    投稿日: 2013.04.21
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    アップルで長年ジョブスと仕事を共にした広告マンからのアップルの成功体験の紹介や原則化についての本。 ジョブス関連本は製品よりの本が多いが、この本はThink Differnt のようなキャッチコピーのように、アップルならではの魅力ある製品があっても、その製品をどのように世の中に問いかけていくかということが大きくとりあげてある本になっていると思う。それを、10大原則にまとめている。 大企業になり、多くの社員を抱えると、どうしても失敗をしないために多くの時間と費用と人員をつかい、多くの案を検討して決まっていくことが多くなる。そこで、いかにシンプルなことに立ち戻るかの重要であることを説いているとは思った。しかし、本書にあるように人数を限定し(Macは100人のみだそうだ)、関係ない人は会議に参加させないなどは、トップが優秀であり、取捨選択ができる人間が集まらないと本書のシンプルさにはできないと思った トップの素質や能力がないと組織の改革・維持ではできないことを再確認させられた本でもあった。

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    投稿日: 2013.04.15
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    生前のスティーブ・ジョブスの生き様を、「シンプルさ」という指標だけを用いて再編集した画期的な本。あくまでもジョブス1人の分析なので、この本のとおりに振る舞えば上手くいくというものではないが、読んでいるとスカッとしいていい気分になる。私も「シンプル教」の熱狂的な信者だからね(必ずしもジョブスの信者ではないけれど)。この本の1番の教訓は、「シンプルな世界を構築し、維持するための具体的なオペレーションは、決してシンプルではなく、むしろ非常に複雑である(ので高度なスキルが必要)」ということかな。なので、私のようなシンプル教徒は、身の回りに有能な実務者がいないと生きるのに苦労することになる。 私もついに社会人10年目に突入したが、これまでに興味を持って取り組んだことを振り返ってみると、結局すべてが「シンプルさ」に行きつくと感じている。そして、シンプルだと思って嬉々として取り組んでいたことが、少しずつ複雑になっていき、ある閾値を超えた瞬間に「興味を完全に失って」しまうのである。この複雑怪奇な世界の中から、私にとって居心地のいい「シンプル」な部分だけを切り取って、その中で閉じた生活を送ることができたらどんなに素晴らしいことか!(私がときどき用いる「世の中を捻じ曲げてでも・・・」というフレーズは、基本的にこの思想に基づいている)

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    投稿日: 2013.04.13
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    電車の中でいけめんが読んでたからちょっと興味持った笑 こういうシンプルな表紙の本ってもってるだけでかっこいい(・ω・) 中身は全く知りません

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    投稿日: 2013.04.13
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    アップルのようにシンプルにするというのは 組織もプロセスも製品もマーケティングもその他いろいろシンプルにすること。シンプルにすることでいろいろなメリットがでてくるがそのためには決して妥協せず思考して推敲していくことが必要でそこはシンプルには行かない。 著者が仕事でかかわったインテルやデル、広告でやりあったマイクロソフトとの比較はあるのでわかりやすいが、グーグルと比較するとどうなのかなとちょっと興味があります。

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    投稿日: 2013.04.12
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    顧客は知りたがっている。「アップルは何者で、何を象徴しているのか?この世界のどこにいるんだ?」。我々の存在理由は、人々の仕事に役立つ箱を作ることではない。もちろん、うまく作れる。ときには誰よりもうまく。だが、アップルはそれ以上の何かなのだ。アップルの中核にあるものは、そのコアバリューは、情熱を持った人間は世界をよりよく変えられる、と我々が信じていることだ。……そして、自分が世界を変えられると思うほどクレイジーな人たちが、実際に世界を変えているのだ。

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    投稿日: 2013.04.10
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    シンプル、つまり軸が一つ。だからブレない。そして徹底する。 倒産寸前のAppleを時価総額世界一へ変貌させたジョブズ。Appleが有するプロダクトラインは10にも満たない。しかし極限までエッセンスを絞り込み、全体を有機的に結合している。ジョブズはやはり真の起業家だ。 シンプルに、ストレートに。エピソードを通してジョブズのビジネス哲学に触れることが出来る良著。

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    投稿日: 2013.04.05
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    「シンプルに考えよう」って言う本なのに、割と冗長な表現が多かった。海外のドキュメンタリー全体がそうなのかもしれないけど。内容も特に新情報があるわけでもなく知ってることばかりだった。

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    投稿日: 2013.03.13
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    珠玉のアップル本。でも、私はスティーブ•ジョブズと働きたいとは思わないけどな! あと日本電機企業の広告ははアップルを見習わず『こんだけ機能付いてます、どうだ!』という路線で勝負して欲しい。NECのMediusの広告とか見ても、NECがカッコつけても‥と思う次第。

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    投稿日: 2013.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シンプル・・・それこそが重要な要素だ。 今まで複雑に考え、そして作ってきた。 3つよりひとつ。 それこそがお客様へのご奉仕である。

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    投稿日: 2013.03.03
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    シンプルに、重要なことに注力しなくてはならない。むしろ重要なことだけをしなくてはならない。 武器庫のあらゆる武器を使って。

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    投稿日: 2013.02.24
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    少数精鋭チームこそ理想なのだということを 滔々と謳っている本。 現実は一筋縄にはいかないけれど そんなチームへの「憧れ」は忘れずにいたい。 IT業界におけるチームの成功事例。

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    投稿日: 2013.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Appleのマーケティングのクリエイティブディレクターが、仕事を通じて経験した、Apple流のビジネススタイルというかビジネス哲学をまとめた本。 ビジネスの質を高めるためには、「シンプル」を極限まで突き詰めることが重要であるということで、現職で言われる「バリュー」に通じる部分も多い。 書いてあることは一見非常にシンプルだが、いざ普段の自分の仕事を振り返ると、実践できていないことが多いと感じさせられる。特に、ミニマル化すること、カジュアルに話し合うこと、不可能を疑うことは、今後自身の仕事を進める上で強く意識したい部分であった。 事例がAppleのものであり、業態、職種、製品の質やビジネス環境の違いなどでそのまま適用しにくい部分もあると思うが、マーケティングだけでなく、企画や事務などの幅広い職種の通常の業務でも参考になる部分は多いと感じた。 私自身も時々読み返して、実践できているかの確認をしたい。

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    投稿日: 2013.02.17
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    スティーブジョブスは、。appleの企業文化をつくった。さらに、それをブレのない強烈なポリシーで立て直し、牽引した。appleはその企業文化をそのプロダクトを通じて世界に文化を作り、人を進化させた。ここまで強い意思をつらぬかなければ、会社、世界を変えることはできないのだろう。 いま、日本の企業は判ってはいても見て見ぬふりをして、内部の敵を放置している。それで窮地に追い込まれてまでもそれを変えられないでいる。 カリスマ経営者は時に批判を浴びる程に尖塔的だが、グイグイと企業を引っ張って行く強力な力を持っている。自分の任期を何とかやり過ごす優等生的な経営者ではない。スティーブジョブスにはまさに、彼の命がかかっていた。 そういえば、世を変えた伝説の経営者はその殆どが死ぬ直前まで自分の会社を率いていた。 デザインへのこだわりもとても大事だ。効率ばかりを優先するとムダに思われがちなところ。最後は自らのクビを締める事になる。何が本当大事かよく考え主張し押し通す力が必要だ。 それでも、側近はこれではやりにくかったし、恐怖の連続だったろうなとも思う。彼らは、それこそスティーブの側近にはなれなかっただろうけれど。正直、自分も無理だと思う。 でも、この本からは、強い意思と自信を持って複雑さに立ち向かうことの大切さが十分に伝わってきた。 訳本にしては平易な文章でわかり易くメッセージがそれこそシンプルだった。影響力は強い。

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    投稿日: 2013.02.16
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    スティーブジョブズの伝記を読んだあと、何気なく本屋を歩いている時に見つけ、読んで見た。 内容はアップル成功の原則で、長年ジョブズと共に仕事をしてきた広告マンが事例を交えて記している。 要は、シンプルであること。思い当たることも多々あり、いわゆる「徹底すること」はつまり「シンプルに徹すること」と思った。現場改善も同じで、シンプルな姿を描いて実現することこそ革新。また、組織がシンプルであるためにはトップの擁護が不可欠。 バイブルです。 以下、本文からの抜粋 1.「率直さはシンプルであり、曖昧な言い方は複雑」「自分が信じてもいないアイデアを擁護することになる」 2.「有能な少人数のグループはより良い結果と効率性、士気の向上をもたらす」「参加者の数が増えれば、複雑さも席に座らせることになる」 3.「製品増殖/プロセスの複雑化/顧客の気を散らすことを防ぐ」「提案は絞れば絞るほど、魅力的になる」 4.「計画と充分でない時間と(妥協せず余計なことを考えない)、高い目標と動き続けること(約束を守るための集中力を保つ)」 5.「イメージはテクノロジーに対する顧客の考え方を変え、テクノロジーに個性を与えて忘れられなくさせる」「印象的なイメージは言葉よりも効果的に情報を伝えることがある」 6.「製品同士、ブランドの関連性なく、ユーザーが素早く覚えることもない」「堅苦しい文章は相手を遠ざけてしまう」 7.「堅苦しくないプレゼンで正直な議論をすることは、人間関係を深める道であり、それがより良い結果をもたらす」 8.「(シンプルさは)人間的な価値であり、人間を行動に駆り立てるもの」 9.「ビジネスのアイデアは組織の内外を問わず、なんらかの反対に合うことがほとんど」であり、「素晴らしいアイデアを生き残らせるためには、極端なことをしなければならない」 10.「すべての新しい計画とアイデアを進めるためには、抵抗勢力を(圧倒的に)打ち破らなければならない」「自分のアイデアに対するあなたの情熱が最も強力な武器になりうる」 11.「シンプルさは地球上で最も協力のひとつ」。「シンプルさは希少な武器であり、組織の中で貴重な資産となる。これをこれにより組織の中で貴重な資産になる」

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    投稿日: 2013.02.14
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    「人間はシンプルさを好む」という単純な事実がこの本を生んでいる、と筆者は語っています。100枚の同じタートルネックをイッセイミヤケに発注したという伝説の持ち主、スティーブ・ジョブズが振るった「シンプルの杖」がappleをワンアンドオンリーの会社にしていく物語です。しかし、その前提と矛盾するかのようにジョブズの「シンプルであることは、複雑であることよりむずかしい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。」という言葉も引用されています。実は複雑さをシンプルにしていくグチャグチャこそが本書のワクワクポイントです。人間は複雑であり、そんな人間が集まった会社って組織も複雑であり、そもそも人間社会ってものが複雑系であり、だからこそシンプルさに心惹かれ、シンプルさには困難が伴う。iPod導入キャンペーンのクリエイティブをジョブズは気に入らなかったけど、リー・クローのチームが一歩も引かずに頑張って承認させたエピソードなんて涙が流れますし、勇気もらえます。たぶんスティーブ・ジョブズも複雑な人だったからシンプルを好んだと思いました。「シンプルの杖」はスキルであると筆者は言ってますが、スティーブ・ジョブズその人そのものであったような気がします。スティーブ亡きあとのappleはちょっとだけ複雑を取りこむような気がしますが、それが杞憂だった時、シンプルはひとりの個人的コンピテンシーではなく、組織のカルチャーだったことが証明されるのでは?

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    投稿日: 2013.02.10
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    Kindleにて読了。 スティーブ・ジョブズとAppleの経営哲学、シンプルというこだわりが分かる一冊。 think different、think simpleなど今私たちが一番必要な考え方ではないだろうか。 「シンプルであることは、複雑であることよりむずかしい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。ースティーブ・ジョブズ」 最後の方にこのようなジョブズの言葉がある。 私も周りの物事をもっとシンプルに考えてみたいと思う。

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    投稿日: 2013.02.07
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    熱狂なアップルファンというわけではありませんが、changeを起こしたいと思うときに、私にとってもしっくりくる方向性がヒントとしてまとめられていたので。 とみー

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    投稿日: 2013.02.05
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    うちの会社はappleにはなれないけど、うちの会社のみんながこれ読んで物事を簡単にしたら色々よくなるとおもう。

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    投稿日: 2013.02.01
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    プロセスが王様では、アイデアが王様になれない。 疑わしき時はミニマル化せよ。 ナイキは偉大なアスリートを称え、偉大なスポーツを称えている。リーボックと比べてどこがよいかを、語っていない。 think different. iPhoneはボタンが1つ。1は3よりシンプル。 人間は一言の名前に惹きつけられるように出来ている。 1000曲をポケットに。

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    投稿日: 2013.01.19
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    ジョブズ関連本は「Steve JobsⅠ」「Steve JobsⅡ」「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン」「スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション」を読んだけれど、この本は内容もさることながら、まず表紙の「クール」さに魅了されて読んだ。 アップルだけでなくネクスト社の頃からジョブズと10年以上のつきあいのあるクリエイティブ・ディレクターが著者。ジョブズの伝記本でも書かれていたアップル社の「シンプル」へのこだわり=「シンプルへの熱狂的哲学」が、マーケティング、イノベーション、チームの組み方、プレゼンの仕方等の多岐に亘り、著者ならではの具体的なエピソードを交えて語られる。 「iMac」の命名者としても知られる著者だが、ジョブズは当初新PCに「マックマン」という名前を気に入ってつけようとしていたというエピソードは笑えた。(もし「マックマン」だったらマクドナルドやウォークマンと間違えそう!) アップル大好き、iPhone大好き、ジョブズ大好きという方にはぜひお勧めの一冊です!

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    投稿日: 2013.01.05
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    シンプルを貫くとはそのものの本質を見極め、それしか認めず、常にそれを追い求め、それに全てを掛けるという事だと思いました。これが出来たらすごいと思いますが、大変です。

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    投稿日: 2013.01.04
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    始めてジョブズ関連の本を読んだ。アップルのすごさ、物事をシンプルにすることの重要さが伝わってきた。 アップルが文句なしに成功してるからいいことにしか感じないだけかもしれないが、今後少し物事をシンプルにするように考えて行こうと思う。

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    投稿日: 2013.01.02
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    もう、jobs本も何冊読んだのだろうか、という感じだか、この本が一番appleの有り様を分かりやすく示しているような気がする。この本はシンプルに考えようと言ってるのだが、企業がそれを実践できるのは、経営者が従業員にシンプルなメッセージを発した時だけだと思う。従業員一人一人がそう考えても、経営者がそういう考え方をしておらず、また組織がそのような体制になっていなければ絶対に実現しない。シンプルな組織を作り、シンプルに振舞えば良いと分かっていても、なかなか実現しないのは、そうあり続けるためには、大変な信念と弛まぬ努力が必要であり、普通の人はそれに耐えられないからである。まさに、この本はjobsの生き様を表したものと言える。どこかの書評で本書が冗長であると言っていたが、私は全くそう感じなかった。jobsがあらゆる場面でシンプルであろうとする姿が描かれている事に、ある種の小気味良さを感じたからである。

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    投稿日: 2013.01.01
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    ジョブズの信念を、ジョブズの側近?が書いた本。think differentキャンペーンやiの生みの親。 シンプルにするということは、複雑にするより難しい。 自分に正直になり、信じ続けることが大事。妥協すると、複雑になっていく。物事は良いか、悪いかの二択。 信じ続けるって、難しいよね。やっぱり途中で心が折れちゃう。 シンプルの考え方は素晴らしいと思うし、それを実践したジョブズはすごいと思う。 ただ、みんなが自分に正直になり、妥協しなければ、内部分裂になりかねない。人数が多ければ多いほど、意見が別れていく気がする。みんなが同じ意見なんて、なかなかないよね。 ワンマンなカリスマだったから、シンプルの考え方に皆がついていき、大企業まで成長できたのだとも思う。カリスマがいなくなったアップルがシンプルを貫き、このまま躍進できるかどうか、今後のアップルに期待です。 大企業の在り方を考えるきっかけになるかもしれない。

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    投稿日: 2012.12.27
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    スティーブ・ジョブスと長年働いて来た広告代理店のプランナーから見たジョブスに関するエピソード集。というよりも、ジョブスを題材にしたビジネス書という感じ。 参考になるところ、勇気付けられるところ多数。

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    投稿日: 2012.12.21
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     著者のケン・シーガル氏は、アップルの印象的なキャンペーンである「「Think Different」に携わった有名なクリエイティブ・ディレクターです。そのシーガル氏が、アップルの様々な経営姿勢に通底する「シンプル」という哲学を豊富な具体例を示しながら紹介していきます。  本書では、Appleの基本哲学である「Simple」の具体的要素として10の「Think ○○」を挙げています。その一つひとつを独立してみてもとても有用なアドバイスになっているのですが、これらは今の社会や企業のあり様の中ではどうやら異端のようです。それゆえに「Think Different」というAppleのメッセージがが強烈なインパクトをもって受け入れられたのです。

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    投稿日: 2012.12.18
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    ホームページの作りや製品ラインナップを思い浮かべてみると、確かにAppleとその他多数は大きな隔たりがあるなぁと感じたり。 例えばDellのPCのどれがいい?って言われたとき、相手の要望にあった型を即座に提示したり、誘導できるか。ホームページは複雑、ラインナップは多すぎなので容易にはできない。 Apple製品買ったことないけど、論理的にAppleのシンプルさ=すばらしい ってことを刷り込まれたような気がする(笑)

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    投稿日: 2012.12.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かの有名な「Think Different」キャンペーンに携わった代理店の人による、Appleについての本。 まあApple本特有のジョブズ礼賛はしょうがないとして、手段よりもマインドを重視している点が白眉。 基本エッセンスは10のフレーズにまとめられ、これらに基づくエピソードがAppleのマーケティング、製品デザイン、広告、意思決定のスタンスを如実に物語る。 それらを踏まえ、これらに通底する「Simple」という概念こそ、重要な差別化要因である、と示す。 そりゃシンプルなのが一番よねー、と思うのは当然だし、できることならそうしたい。 だけど、本書のすごいところは、「シンプルは0か100かでしかない」と、読者に選択を迫る点だと思う。 「はいシンプル信奉します!」と即断し、行動する勇気がある人は、一体どれだけいるのだろう。 頭ではわかるけど、行動に移すことは本当に難しいだろうなあ。

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    投稿日: 2012.12.10
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    アップルの製品デザインとはいかに贅肉を落とし製品の本質に磨きをかけるかだと思うが、それはデザイン工程に限ったわけではなく、企業理念そのものがこの"シンプル"に根差しているからこその話なんだと本書を読むとわかる。一般人は手間をかけてこねくり回して複雑にすることで価値を生み出そうとしがち。一方シンプルにすることはそれ以上のコストをかけて真の価値を求めていく修行的な趣すらある。ただ、ジョブズという偉大なカリスマなしに、この道の難行に進むことはなかなか厳しいのはアップルに続く企業を目にすることがないことからうかがい知れる。

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    投稿日: 2012.12.09
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    製品、意思決定、プレゼンテーションなど、アップルでは全てがシンプル。この本では、それだけが書かれている。それはあまりにも有名でこの本を読むまでもなく誰もが知っていることだが、そのシンプルを維持するためにスティーブ・ジョブズがどのように挑んできたかが書かれている。意思決定は有能な少人数のグループで行なう、リーダは適度な懐疑心をもつ、堅苦しくないプレゼンで正直な議論を行い人間関係を深める、残酷なまでに正直になり相手が自分の意識が推測しないで済むようにする、など参考になる部分が随所に書かれている。

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    投稿日: 2012.12.09
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    アップルの躍進にはシンプルさがあったと滔々と説明している本。 シンプルであり続けるためには努力が必要である。それは、何のために?と自分自身に問い続けることなんだと思った。 そして、アップルにとっての何のために?は、人間を機械から解放することであり、感動体験を人々が共有すること、それはまさに「テクノロジーとリベラルアーツの交差点」を徹底することだ。 それをアップルは、発想と知恵とテクノロジーの限りを尽くした。成功しないはずはない。 どこまで真似できるかどうかわからないが、自分もそうでありたいと思った。 おもしろかったのは、 同僚や取引先がノート言った時に、かなりの場合でそれは、非常な努力が必要か、いつものやり方と違うか、とてもコストがかかる、といった意味にすぎない。 誰かに言ってやりたい文章であるw

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    投稿日: 2012.12.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「シンプル」とは、「単純」ではなく「簡潔」なのだな、と思った。 「単純」という言葉が使われることが多いし僕もそう思ってきたけど、これでは不十分な感じがする。 もちろん「簡単」ではないし「容易」でもない。 たぶん日本語の中でニュアンスが最も近いのが「簡潔」のような気がした。 「シンプル」とは結果であり、そこへ至るまでのプロセスは非常に険しく難解。 人の目に触れる姿がシンプルであればあるほど、その難解なプロセスは理解されにくい。 だからこそ人々は「複雑さの誘惑」に負けてしまう。 物事を複雑にしてしまった方が、自分の頑張りを簡単にアピールすることができるから。 でも、それで成果が良くなることは滅多に(あるいはまったく)ない。 シンプルさには「擁護者」が必要だ、と本書では述べてられている。 それはつまり、シンプルであり続けるためには、それを容認し、信頼し、ときには忍耐を余儀なくされながらも、共に追求する者が不可欠ということだろう。 スティーブ・ジョブズは、「シンプルさ」の最強の擁護者にして推進者。 その彼が作り上げたアップルが「シンプル」と表現するに最もふさわしい企業となったのは、当然の結果と言えるかもしれない。

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    投稿日: 2012.11.29
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    よくあるApple賛美本かと思ったら、全然違って面白かった、Appleの中の人ではなく、Appleと付き合ってthink differentキャンペーンにたずさわったり、iMacを命名した代理店のディレクターによる著書。そのため、Appleと他企業との比較が随所で語られる。 結論は、タイトルの通りシンプルに考えること。率直に伝える、少人数で取り組む、例えば製品を無駄に増やさずミニマムにすることでわかりやすく、常に動き続けること、ブランディングにおいて利用シーンや競合との比較でイメージを利用すること、シンプルに伝わるフレーズを決めること、形式ばらずカジュアルな話し合いをすること、人間を中心にデザインして伝えていくこと、一見不可能であることも疑うこと、戦いを挑み続けること。これら全ては、シンプルさに基づいている。そしてベンチャーのやり方そのものでもある。

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    投稿日: 2012.11.26
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    ある提案で複雑なCM案の方をスティーブがGO出ししそうになった時に、代理店の責任者が、紙を複数丸めてスティーブに投げて、全部受けられず、一つだけ投げたらキャッチ出来たことから、スティーブが、シンプルな案を受け入れたというエピソードがもう本当に忘れられない。毎日思い出しながら仕事をしているが、これが本当に難しい。

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    投稿日: 2012.11.24