
総合評価
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powered by ブクログ好きな本。 オーディションの風景や公園の様子がありありと見えてきた気がした。 続編のダンテライオン気になるなぁ。
0投稿日: 2013.09.19
powered by ブクログミステリー的な要素はなかったけど、やっぱり恩田陸は面白い。 ガラスの仮面ファンにもちゃんと読み応えあり?な天才役者の話。 オーディションとか無理難題への対応とか、そういう設定、好きみたい。。
0投稿日: 2013.09.09
powered by ブクログ芝居の面白さには果てがない。その魅力を余すことなく、私たちに教えてくれる作品だ。 舞台に賭ける人間たちの情熱がいい。閃きや葛藤、ライバルとの戦いだけでなく、己との戦い。一秒一瞬でも抜き差しならない真剣勝負。油断禁物、隙を見せたら負け、スポーツと同様の勝負の世界に魅了された。 驚くことに、この作品が三部作の第1作。響子と飛鳥の二人が、これからどんな勝負をするのか楽しみだ。
0投稿日: 2013.09.04
powered by ブクログ次、どうなると!?次、どうなると!? ちょっとちょっと!! って思いながら、ぞわぞわ鳥肌立てて読んだ! いやぁーゾクっとしたわー 恩田陸のエンターテインメントー 半端ねぇわー 興奮!
0投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ恩田作品の中でも人に勧めたくなる作品。 それくらい引き込まれ続編を願ってやまない。 元からミュージカルや舞台が好きなこともあり、想像しながら楽しく一気に読んでしまいました。 努力型や才能型それぞれいるがそれぞれがたどり着く世界。 そこへたどり着くプロセスやもどかしさが伝わってきます。
3投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ一日で一気に読めました。 恩田陸が好きで雑多に読み漁っているところなのですが、 「本当に同じ作者?」と思ってしまうほど恩田陸ぽい世界観や伏線や個性のある作品ではなく、ただただ単純に次のページをめくらされてしまう面白い作品でした。 すごい面白くて、臨場感も感じられた為、どこかの舞台を見に行けばこの中に出てくる役者さんに会えるのではないかと思えるほど。 面白かったです。
3投稿日: 2013.07.13
powered by ブクログ芝居の知識が皆無でも、読む手が最後まで止まらなかった!登場人物の魅力がここまで表現されているのはすごい。本当に心から面白いと感じた一冊。ぜひ読んで欲しい。
0投稿日: 2013.06.22
powered by ブクログ劇団・お芝居の オーディションをメインとしたお話。 ヒロインの女の子が スーパーすぎる。 表現力・お芝居に関して迷走中である 今の私にゃまだまだ無理なテクニック。 しかし 勉強になるところは多々ありました。 私の人生今後どうなるかは不透明(というか泥沼)ですが 前のめりになるよう頑張ります。
0投稿日: 2013.06.07
powered by ブクログオーディションのシーンは、手が止まらなかった。 でも最初は登場人物の視点がころころ変わって読みにくい。 キャラも中年層の人はどこかにていて読みわけにくかった。 続きのダンデライオンも読みたい!
0投稿日: 2013.04.28
powered by ブクログ大好きな本。特にオーディションのシーンが好き。演劇ができあがる瞬間に鳥肌がたつ。でも、最初の方は単調なのか、読み進めるのがしんどかった。でも繰り返し愛読していくうちに大好きに。何回読んでもあきない。
0投稿日: 2013.04.26
powered by ブクログ最高でした。 興奮して、ドキドキして、先が気になって止められない。でも終わってほしくない。 これぞ読書の醍醐味!的な一冊でした。 「ガラスの仮面」も熱中して読んだなぁ~。 「マヤ、恐ろしい子っ」つって。 「紫のバラの人」つって。 ほんと恩田陸さん最高です。 解説で、続編があるって書いてあったのを見たときの喜びといったらもう。 しかも3部作! なるべく早くお願いします!
0投稿日: 2013.04.23
powered by ブクログ芝居や舞台のことは分からないけれど、響子と飛鳥の芝居を読みながら、観劇している側の興奮を感じることができて面白かった。
0投稿日: 2013.04.22
powered by ブクログ16冊目にお借りした本。 並行して進むそれぞれの登場人物の話が、進むにつれてだんだんと混ざり合っていく・・・。 と、言う話を読む機会が最近多いけれどどうも通勤電車の中で朝と夜と少しずつ、毎日に分けて読む上に、私の記憶力が悪すぎて、この他からからんできたらしいこの人はいったい何をしている人でどんな性格なんだっけ?と戻ったりするから余計に時間がかかってさらに話が分からなくなると言う悪循環に(笑) 演劇の世界のこと、それにまつわる人や出来事が面白かったし、飛鳥が次に何をやるんだろうというわくわくがあったけど、なんとなくどの人へも触れるだけで深入りしない感じがしていたら、どうやらチョコレートコスモスに出てきた人がもっと活躍する話があるらしいとあとがきを読んで知る。 それなら楽しそうだなと思った。 全体の感想としては「マヤ・・・恐ろしい子!」の一言に尽きます。
0投稿日: 2013.04.05
powered by ブクログ何度読んでも好き。。。というより、好きで何度も読んじゃう。 そして、お芝居を観たくなる。 あの独特なライブ感は、確かに堪らない。 役者さんも、別の世界(時間?)を生きている感じがいい。 恩田さんの本には、私にとって「すごい当たり!」みたいのがあって、これはその中の1冊。
0投稿日: 2013.03.20
powered by ブクログダンデライオン、チェリーブロッサムと続く3部作の第1作。ダンデライオンは毎日新聞社「本の時間」に連載中らしい。 一見華奢で平凡だが人並み外れた集中力と筋力を携えた大学1年生佐々木飛鳥が、大学の演劇サークル入部から大劇場の主役?を得るまでの物語。 脚本家、新進女優、大学演劇サークルの3つの視点が次第に絡み合い、1つのオーディションへと繋がってゆく。 大学サークルの初公演、最後のオーディションの場面は臨場感があり、次はどのように演じられるのかとページが進む。 文章から場面場面の映像を想像しながら読み進めると、是非映像で見たいと欲が出てしまう。と同時に、勝手ながら自然と最近目にする女優さんの顔を思い浮かべキャスティングしている自分に気づく。 そんな風に演劇製作側に立たせてくれる1冊。是非次作も読みたいと思う。 飛鳥が天才的過ぎ。 途中に挿入された飛鳥の生い立ちは無理やり感が… ガラスの仮面は読んでいないが、全体の展開、雰囲気は少女漫画的。
0投稿日: 2013.03.07
powered by ブクログ読み始めだけ入るのに苦戦した 中盤以降は読むスピードがどんどん上がっていくのを感じた 演劇中の描写が秀逸 最後まで読んでも終わった感じがしない 続きがあるようなので読みたい
0投稿日: 2013.02.27
powered by ブクログ芸能の世界に浸かったことのある人間には非常に共感しやすい心理描写で描かれている、と思う。 自分は体験した事がないので、あくまでも推測ではあるが。 「ガラスの仮面」のオマージュと聞いて妙に納得。
0投稿日: 2013.02.24
powered by ブクログあぁーーー幸せ!!!! 私も幸福のあまり震えて、泣きだしたい気分になった。 そして私も確かに行けた!!連れて行ってもらえた”あの場所”へ。 天才しか行くことのできない、どこからも遠い異形の世界、果てしなく広がる宇宙のようなところへ。 恩田陸さん自身があとがきに書かれてるように『ガラスの仮面』ような天才演劇少女の話。 これを読んでもっともっとナマのお芝居が観てみたくなった。 劇場での一体感を味わってみたい!
11投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ久々の恩田作品。 オチは予想通り。 いくつかのエピソードはもうちょっと描写が欲しかったな。 といいつつもほんとにいい作品。芝居は全くワカラナイけど、それでも夢中になれる。 自信を持っておすすめします‼
0投稿日: 2013.02.05
powered by ブクログ演劇という世界を通じて、人間の物語を読んだ、という印象。 嫉妬。妬み。 こういった感情が、時には何よりも人間が人間らしく生きていくきっかけになる。 また、「この先にあるものが見たい。」、 そういう純粋で真っ直ぐな本能が人を無意識に突き動かすこともある。 いくつものオーディションや稽古を通じて、 自分も様々な人生を体験した気持ちになる。 そいういえば、今まで読んだ恩田さん作品で、 はじめてうまくまとまって(と言ったら語弊があるかもしれないが)終わった作品であった。 また、自分がオーケストラをやっていたということもあり、 「舞台」という場や空気を想像しやすく、すぐにこの世界に溶け込んでいけた。 演劇、深い。
0投稿日: 2013.01.15
powered by ブクログサブカル大好きな恩田さんが「ガラスの仮面」のオマージュとして書いた作品。 主人公「飛鳥」の芝居の場面にがっつり飲み込まれる。 舞台の描写に惹きこまれて、手に汗を握って変に力を入れながら読んでいて、他の登場人物と一緒に本当に舞台を見ている気分。 恩田さんって、成熟した10代の話を書かせるとピカイチ。 生き生きとしてリアルな人物の存在を感じながら読み進めて、あっというまに1冊読了。 飛鳥・・・恐ろしい子っ!
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ハードカバーの際に感動した本。 いつの間にか文庫化されていたので再読。 あとがきのガラスの仮面の話は知らずに読んでます。 演劇の話だが、天才的な女優それぞれを書き分け読むだけで凄いと思わせる力量が物凄い。そして、その凄い演技の描写に感心しながらも主人公はもっと凄いはずと期待させ、実際に飛び抜けて優れているのが、演技の描写を読むだけで分かる。 小説を読み、ストーリーではなく、描写に感動させられた唯一の本。
0投稿日: 2013.01.10
powered by ブクログ読み応えある本でした。 飛鳥の今後が気になります。 ただ、全てを綺麗に想像するには言葉が足りず、自由に妄想するには言葉が多すぎて、上手くつかめないまま読み終わってしまった。 いつか映像で見たい。
0投稿日: 2012.12.20
powered by ブクログなんだか読みにくい。でもたまには悪くない。 恩田陸さんの作品を久しぶりに読みました。 初めの方はとびとびになる文章に、やや困惑しましたが、物語がすすんで人物関係が鮮明になっていくとズンズンスピードを上げて物語が展開されて行きました。 このお話は劇中劇です。才能とか若さとか一言で説明しづらいことを取り上げていると感じました。 ちなみに、これはシリーズ第一話らしいですね。一品モノだと思っていたのでびっくりです。続きがきになります…
0投稿日: 2012.12.16
powered by ブクログ演劇の話。 ぐいぐい読者を取り込みながら、座りの悪さを押し付けてくる(もちろん計算して)。 作中の居心地悪さが読み手に伝染する。でも文章に力があるから、目をそらすこともできず、ぐいぐい引きつけられる。
0投稿日: 2012.12.06
powered by ブクログもしこの本を読むかどうか迷ったら、文庫版のあとがきを読んで決めたらいい。 『ガラスの仮面』へのオマージュです。 だから嫌だと思うか、興味をひかれるかはその人次第だと思いますので。 それと、恩田陸は本当に、演劇というか舞台が好きなんだな、と思いました。
0投稿日: 2012.11.21
powered by ブクログ女性二人が主人公となる舞台の準備の話。 舞台が見たくなった。ガラスの仮面みたいだと思っていたら、あとがきで触れられていた。
0投稿日: 2012.11.14
powered by ブクログ本当に『ガラスの仮面』のテンションを小説にしたみたいで、普段自分が漫画に感じる面白さ要素があった。ブランチより「開いた窓」が読んでてゾクゾクした。ぶっ飛んだ天才と、華やかなライバル、蒼ざめるその他大勢という王道な構図はたまらないなあ。燃える。 続編を書いてるみたいなので楽しみ!
0投稿日: 2012.10.30
powered by ブクログガラスの仮面みたいで途中までおもしろいのにおしい。先が読めてしまってしかもまんまその通りの展開。でも連載中の続編が出たら読みたいくらいにはおもしろかった。
1投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ演劇がテーマの物語です。私は演劇を観るのは好きですが、演じる側になりたいと思ったことはないので、「こういう世界なのかなぁ」と知っているようで知らなかった世界を見るようで楽しく読めました。 実際に誰もがすごいと思うような演技ができる女優なんて、存在するんでしょうか。
0投稿日: 2012.09.27
powered by ブクログ演劇もの。真剣に演技と向き合っている人が多く、硬質な感じがいい。心情の揺れ具合がとてもリアルな気がした。天性の女優とか、オーディションとか、「ガラスの仮面」っぽいとおもったら、やはり著者もそれを意識していたらしい。これを読んでいて何度も電車を乗り過ごしかけた。それくらい没頭する。
0投稿日: 2012.09.25
powered by ブクログ「演じる」ということはどうも「真似る」ことではないらしい。 役者たちの演じることに対する姿勢とか、プライドとか、嫉妬とか、そういったものがくっきりと描かれていて、それぞれの個性を形作る一方で、無個性であることがその異質さを際立たせる少女を描いているところがまた面白かった。 それにしても、恩田陸さんは人の表情の生々しさでぞっとさせるのが上手いと思う。私の目は文字をなぞっているだけで、顔なんて見えないのに。
2投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログ演劇会の2人の天才少女。 1人は、芸能一家で、環境にも恵まれた東響子。 1人は、演劇も始めたばかりの、見た目も地味な、しかし本能で演技をしてしまうような佐々木飛鳥。 2人がオーディションでぶつかる。 あらすじを読んだときから 『ガラスの仮面』が浮かんでいた。 あまりにも似てる設定。 ほんの少し冷ややかな目で読み始めた。 確かに似てる。 展開の仕方も似てる。 ただ、どうせこういう結末でしょ って思うものをことごとく越えてきた。 次は?! 飛鳥はどんな演技を?! こんなにはまって読んだのは久しぶり。 もっともっと読みたい。 2人の内面も知りたい。 続編もあるので これから2人がどうなるか、見届けたい。
0投稿日: 2012.09.22
powered by ブクログオーディションを通じて、自分というものがなかった主人公が成長していく物語かな?と思いつつ読むも、成長が見られたのは最後の最後。 特別な挫折は無く、天才肌で最後まで乗り切ったところにううむ。といった感想。 舞台を構築する上での役と自分との闘いや、演出の難しさと奥深さに苦悩するなか、ラストにちらりと見えた「舞台の向こう側」。もうちょっとよく見てみたいので、続編も検討します。
1投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログガラスの仮面大好きな人間だったら絶対はまるこの面白さ。 ワクワク感がすさまじい。 続編が待ち遠しいです。
0投稿日: 2012.09.14
powered by ブクログ面白い小説です。色々な経験値を積み努力を重ねてきた若手No.1女優と、未知の可能性を秘めた天才少女との息詰まるオーディションが物凄いリアルです。読むのに相当のエネルギーを使いましたが、後に残ったのは心地よい疲れでした。久しぶりに良い作品に出会いました。
0投稿日: 2012.09.08
powered by ブクログ天才にしか到達できない世界がある、そんな世界を共有できるってすごいよな。 舞台・芝居に疎いんで、あまり引き込まれる事なく読み終えてしまったのが残念。 舞台好きには面白いのではなかろうか。
0投稿日: 2012.09.07
powered by ブクログこんな感じのも書くんだこの人。 面白かったなぁ。 もっと無垢な存在に近付きたいとも思うんだけど… でも次第に縒れて、擦れて、汚れていく自分の面白さとか味とか、そういうのを好きになれる作品だったなかぁ。
0投稿日: 2012.09.01
powered by ブクログ文章版「ガラスの仮面」という感じ。 漫画の方をしっかり読んだことはないけど、このお話はかなり好き。 彼女たちには“演じる”よりも“化ける”の方がぴったりかもしれない
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログ著者があとがきで話している通り、将来を約束されたその道のサラブレッドと、突然登場した無名の少女が演技で火花を散らすという位置関係が、コミック『ガラスの仮面』を連想させる物語。 主人公二人のキャラクター設定は、コミックとは全く違う、オリジナルなものになっているため、特にストーリーをかぶらせることなく読みました。 のっけから、舞台練習のシーンが始まります。 普段、観客が見ることのない、地道な練習を重ねていく場面。才能と話題性が評価される独特のシビアな世界が描き出されます。 対照的な二人の少女をそれぞれに追っていきながらも、どちらか一方に肩入れすることなく、公平な目線から、二人がそれぞれの世界の中で努力を重ねていき、やがて出会う様子を淡々とつづっていきます。 著者の作品は好きですが、彼女が描く謎めいた、非日常的で摩訶不思議な物語に惹かれており、現実に起こりそうなこの作品は『夜のピクニック』の時も感じたように、私には若干冗長に思えました。 それでも、ところどころに見られる、非凡さを表す表現や、どんどん演じることへのボルテージが上がっていき、最後に二人が演じ合うシーンでは、ハレーションが起こったたようで、それこそ時空を超えた壮大な『ライオンハート』的に感じました。 ただ、演劇という動的な世界を文章で表すことの難しさを感じます。 素晴らしいのは伝わってきますが、もともとこちら側の専門素養が追いつかず、文章による理解への限界があるのです。 取り上げられた台本が、私の知らないサキの『開いた窓』(少し不気味そうな話)、私の苦手な『欲望という名の電車』だというのも、オーディションのシーンに入り込めなかった理由かもしれません。 役者たちがどのように動いているのか、文章を読むだけではわかりかねる部分も多々ありました。 天才少女という設定の飛鳥のすごさ、その人のたたずまいが発するオーラのような「気」も、文字では今一つ伝えきれないような気がします。 また、親戚の宗像葉月との共演を夢見ていた響子が、最後に彼女を選ばなかったシーンでは、具体的な考えの補足もなかったため、心理の動きがつかめませんでした。 もちろん、飛鳥に巡り合ったからですが、そこを少し文章で補ってほしかったのです。 オーディションで、候補者が熱演を繰り広げ、一つの椅子を争って互いに火花を散らし合うという激しさが、文から伝わってくるのは、さすがの著者の文章力でした。 これだけ年頃の女性が登場するのに、『ガラスの仮面』と違ってまったく恋愛エピソードが織り込まれてこないのは、彼女たちがそのすべてを劇に捧げているから、とも考えられますが、完全にシビアな体育会系の世界だからだと考える方が正しそう。 タイトルの意味は、最後の最後に出てきます。 内容の割には、ドリーミィな題名。 表紙絵は、全く本文と関係なく、チョコレートコスモスでもないため、しばらく意味を考えました(が、やっぱりわかりませんでした)。 飛鳥の後日談は、別作品として出ているらしいので、今度機会があったら読んでみようと思います。
0投稿日: 2012.07.27
powered by ブクログ元々芝居や音楽関係の本は好きなんだけど、これも中々良かった。 まぁ、話しのヒントは某有名少女漫画なんだけど、中々読み応えある作品。小説では難しそうな題材なのにね。 続編を待つ。
0投稿日: 2012.07.25
powered by ブクログ演劇、というものに近くで触れたことは本当にわずか数回でしかない。 何もわからない私のような人間には、演技の世界はわからなかったけど、この本はぞくぞくした。 立ち位置や間合いひとつで空気がかわる。 解釈ひとつで舞台が変わる。相手によって流れがかわる。 数えきれないほどの沢山のものが重なって、その時にしか創りあげられない世界。 本作は、とある演劇のオーディションをめぐる話。 演劇家族に生まれた有名女優、名もない大学の演劇サークル。 一見するとまったく重なりようのない世界が、ある少女を中心にまわりはじめる。 そこにある何かをみてみたい。と、飛鳥の思いがあってこその壮絶な展開。 オーディションに出る様々な女優たちの演技の違いも興味深い。 じっくり慎重に読むべき素晴らしい作品。
0投稿日: 2012.07.15
powered by ブクログタイトルの「チョコレートコスモス」に引かれて読んでみたけど題名の意味は最後にちょろっとだけで、終わり方もさっぱりしてて残念。続編があるようなので期待して待とう! 演劇のオーディションの話で出てくる有名な戯曲を知らないのであんまりかなーと思っていたら、文章力がすごすぎて本当に演技を見ているような感覚になりすごく引き込まれた。 淡々と読んでいて盛り上がるわけではないし、すっごいおもしろいとかでもないのにぐぐっと引き込まれたのは、やっぱり恩田さんの書き方が上手だからだろうなー。 飛鳥もすごいけど、響子の天才と言われながらも負けたくないという向上心の強さとか、親戚の葉月やアイドルのあおいに遠慮せず全力で向き合う姿勢がとっても好きだった。 最後のオチ?にはなんとなく気付いていたけど、よかったね響子!と嬉しかった!
0投稿日: 2012.06.30
powered by ブクログ芝居の面白さには果てがない。 芝居を始めたばかりの佐々木飛鳥には、天才的な才能がある。模倣、その人になりきってしまうのだ。しかし、自分、自己がないため、いつか壁にぶつかると言われ続ける。 華やかで、代々芸能の家庭で育った響子。 2人が共演したとき、舞台の上で少女たちの才能がぶつかりあう。 飛鳥が自己を手に入れたら、今の演技ぎできるのか、、、
0投稿日: 2012.06.28
powered by ブクログ舞台見たくなる。いや立ちたくなる・・・ 恩田陸は女優好きなんだなぁ。 響子の地に足ついた才能に好感。 中庭の出来事でも似た人が出てきたっけ。 飛鳥は得体知れなさすぎる・・・ 演劇場面が面白くて引き込まれる。
0投稿日: 2012.06.14
powered by ブクログまさに「ガラスの仮面」の世界。オーディションの場面は何が出てくるのかわくわくしながら読み進めた。三部作とのことでまだまだ続きが読めるということで楽しみ。
0投稿日: 2012.06.12
powered by ブクログ面白かった。 とにかく一気に読んだ。 演劇が舞台。 3部作。 自作が「ダンデライオン」次は「チェリーブロッサム」 どちらも読みたい。
0投稿日: 2012.05.04
powered by ブクログ圧巻。 とにかく表現力が素晴らしかった。 オーディションの場面はもう読むというより観ている感覚。 続きが気になって仕方ないというより、飛鳥という人間に対しての違和感がなんなのかが気になって仕方なかった。 その解釈は間違っていなかったんだと読み終えてすっきりできたのもよかったし。 最終的に飛鳥が救われたような気がしたのも読後の気持ちよさに繋がってる。文句なし。
0投稿日: 2012.05.01
powered by ブクログ大学の演劇集団に入ってきた不思議な少女佐々木飛鳥が類まれなる能力を発揮していく物語。芝居の世界にはまった登場人物のそれぞれの視点が面白い。オーディションのシーンは俳優の迫真の演技が伝わってくるようでページをめくりながらその場面に少しでも入り込みたくなるように誘われる。すでに続編がでているということなので、続きも楽しみ。
0投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログ天才少女が芝居に打ち込むお話。人の集中力のすごさに驚かされました。彼女の心理描写は少ないけども、純粋ってこんな人なんだと理解しました。
0投稿日: 2012.04.24
powered by ブクログ最初は、馴染みのない世界のお話なので、若干とっつきにくかったのですが、どんどん話に引き込まれていきました。 おもしろい!次は飛鳥が何をやってくれるか、本の中の登場人物といっしょにわくわくして読んでいる自分がいました。 読み終わったとたん、続きが読みたーい、と思っていたら、あとがきによると続きがあるみたいですね。 続きを読むのが楽しみです!
0投稿日: 2012.04.20
powered by ブクログ演劇オーディションの話ってどっかに書いてあるけど、上演する側のお話としては全て詰まってると思う。 天才、という言葉が使われてるけど、僕には特性という方がしっくりくる。 人前に何かをさらす人間には共通で持っててもらいたい特性。 自負している1人と、意識のない1人のお話。 意識しようとしまいと融合する2人。
0投稿日: 2012.04.04
powered by ブクログ12.3.31中学の時に単行本を読んで面白かった思い出。舞台人を目指す妹の昇級祝いにこの文庫版をプレゼントしたら「これもう読んだ。」の苦い思い出。本の虫の「その人に面白いって言ってもらうものをあげる」矜持が…(笑)。また後で貸してもらう。
0投稿日: 2012.04.03
powered by ブクログ書いてるうちに作者自身が話の流れにつられてしまっている感がある。 一般的には知られていない世界を描くとき、多少の蘊蓄は必要だろうけど それをただの説明書にならないように盛り込むのも作家のスキルとして必要。 その肝心の説明部分がダラダラ長いので、結局ストーリーの焦点がどこなのか、 登場人物のダレにいちばんスポットライトを当てたいのかが見えない。 この間延び感を耐えながらこのページ数を読むのは、正直キツイ。
0投稿日: 2012.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
俳優って大変なんだな、と単純に思い、もし飛鳥みたいな女優が現れたならそれこそ大女優になるんだろうな、とありえないと思いつつ最後まで読んだ。 飛鳥のオーディション一次選考での演技シーンが作中で一番楽しかったかな。
0投稿日: 2012.03.30
powered by ブクログ演劇のオーディションの小説。 演劇界のサラブレッドと、芝居を始めたばかりの本能で演じる天才の二人の舞台女優が、伝説の映画プロデューサーの異色のオーディションに挑む。 演劇モノは初めてだったけど、テンポの良さや人情描写の巧さ、イメージ湧きやすい演劇描写がすごく良くて、559ページもあるのに数日で読み終わった。読んだ後に心地よい達成感と続きが読みたい気持ちで、なんとも言えない幸福感。 なんでこんなに続きが気になるというか、連続ドラマ風なんだろうと思っていたら、サンデー毎日で連載されていたらしい。 続編は『ダンテライオン』。早く出ないかなー(*´∀`*)
2投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログガラスの仮面みたいだった。 演劇シーンは読み飛ばしたけど。 恩田陸ってみんなタイトルと内容がちぐはぐな印象だけど、これは特にそう思った。
0投稿日: 2012.03.21
powered by ブクログ面白かった。 疾走感があって、読ませる本。 分厚いほうだけれど後半とにかく読ませるだけの筆力がある。
0投稿日: 2012.03.17
powered by ブクログ演劇にまつわるお話。 天才的な素人の女の子が舞台で何を感じ、まわりをどう変えていくのか。 じわじわくる展開、恩田さんならではの進み方で良かったです。
0投稿日: 2012.03.12
powered by ブクログ2012/03/11 本当におもしろかった。 響子や飛鳥と味わう昂揚感、緊張感。 先が気になってどんどん読み進めてしまう。 続編が楽しみ。
0投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログひとことで言うと舞台オーディションの話 紅天女を目指すガラスの仮面を 見ているかのよう。 舞台シーンは緊迫感があってドキドキします。 観に行きたくなりました。 演劇はいちどだけワークショップを 受けたことがあったのを、ふと思い出しました。 籤で当たったのは、おっさんの役でした...
0投稿日: 2012.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まずタイトルにひかれてこの本を買いました。チョコレート色のコスモス、好きなのです。 前向きになれる本、キラキラした世界の話が読みたい時期にぴったりな、エネルギーに満ちた小説でした。 オーディションがおもしろくて、飛鳥がどんな演技をするのか気になって、どんどん読みすすんだ。最後の方は飛鳥がすごすぎて、あとがきにもあったけど、ちょっとモンスターみたいに感じたかな。 でも、 良かった。芝居を見に行きたくなった!読んでいろんなイメージがわいてきたけど、最近全然舞台見に行ってないから。。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
天才舞台女優の響子、大学から演劇を始めた飛鳥。 物語は基本的に響子サイド、飛鳥サイドでのストーリーで展開されるのですが、いつこの二人が顔を合わせるのかと、読んでいて楽しみでしかたがなかったです。 実際に二人がお互いを認識するのはかなり後になるのですが、そこに至るまでのお話が面白い。響子は、天才が故に壁にぶちあたる。一方の飛鳥は恐ろしいまでにぐんぐんと成長していく。その二人の対比が興味深い。 かといって、飛鳥が自分の演技に自信を持ち、確固たる意志で芝居をしているわけではない、という部分がこの物語のみそなんだと思いました。 確かに飛鳥の芝居は凄い。でも飛鳥の持つ特性っていうのは特異なものなんだと思います。だから、本人も戸惑うし、まわりも戸惑う。「こいつは天才か?それともただの・・・・・・」飛鳥にいるまわりのみんなが一様に感じるその疑問。しかしその疑問も、あるオーディションに飛鳥がスカウトされることから核心に変わります。 一方の響子サイド。こちらはこちらで面白い。とある芝居を通して、響子の意地とプライドが熱を持っていく・・・・・・。 もうとにかく読んでいてワクワクがとまらなかったのは久しぶりの感覚でした。 ストーリーの組み立て方も面白いのですが、それよりなにより、話の中に出てくる芝居を、実際にこの眼で見ているかのように感じられたことに感動しました。実際に映像化したら面白いだろうな。 あと、主人公を巡る登場人物達もとても魅力的でした。劇団の俳優たち。脚本家、映画プロヂューサーetc。業界の裏側を覗き見る、という意味でも面白かったです。 個人的には飛鳥の劇団の先輩である巽に感情移入して読んでました。劇団・ゼロの公演ももっと見たかったなあ。 しかし、オーディションのお話だけで終わってしまったことが切なくてならないです。ううう、本番が見たかった~!! どうやらこのシリーズ、続編も書かれているようなので早く読みたくてしかたがないです。
5投稿日: 2012.03.04
powered by ブクログ演劇を経験し、舞台好きな私ははまってしまった。恩田陸さんの世界はどんな背景の小説でもスケールが大きく、気持ちよい。
0投稿日: 2012.03.02
powered by ブクログチョコレートコスモス。作者もあとがきで言ってみえるように、ガラスの仮面のようなお話しでした。むしろガラスの仮面の小説版なんじゃないかってくらい。真夏の夜の夢はララバイ。マヤは飛鳥。亜弓さんが響子。紅天女に当たる話のオーディションの最中なんですね。ガラスの仮面と違うのは作家さんの観点が入ったところくらいじゃないのか?面白かったけどやっぱり本家の面白さには勝てないな。
0投稿日: 2012.02.27
powered by ブクログ恩田陸 版「ガラスの仮面」。 演劇の世界をこんなスリリングな小説に出来るものなのかと恩田陸の才能に感動すら覚える。どうして単行本のとき、手に取ってなかったのだろう?と後悔したぐらい。 登場する二人の天才女優はもとより、脚本家、劇団員のそれぞれの心の葛藤が面白い。最近読んだ演劇がテーマの小説に有川浩の「シアター!」があるが、比べて「チョコレートコスモス」はドキドキ感が桁違いである。オーディションのパートなんて、どうなる?次どうなる?と血圧が上がってしまった。変な色恋沙汰がない所も良い。 現在、続編の「ダンデライオン」が連載中。またあの登場人物に会えるのかと思うと楽しみ!
0投稿日: 2012.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あとがきでも書かれてるけどまさしく「ガラスの仮面」。 マヤと亜弓さんの対決が好きなひとにお勧め。 けっこう面白く、肌が泡立った。 実感と演劇の業のお話。 欠落した「実感」の中で生きた少女の変化が見物。 途中、「実感」するところや、演劇のシーンは、見ててひきこまれる。
0投稿日: 2012.02.22
powered by ブクログ女優、脚本、演出・・・舞台の世界が描かれた小説ってそういえばそんなに読んでないなと思いつつ(有川浩「シアター!」ぶり)グイグイ引き込まれた。 オーディションがほぼメインになっているので想像しながら読んでいると自分も実際にその舞台を観ているような感覚に。 様々な立場の人の視点が入るので、飽きずに一気に読みきれます。 なので、最後がこんな感じか・・・とガッカリ感があり・・・。 タイトル「チョコレートコスモス」の理由はなかなか明かされません。
0投稿日: 2012.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
舞台にはまる人って多いけど、あたしはあんまりよく知らない。だけど、こういう世界もあるんだなって思った。演技の向こう側、というか、舞台の隅っこ、その暗がりにあるものを見つめられるのは、選ばれた人の中でも、本当に本当に一握りの人なんだと思う。 『ガラスの仮面』もこんな話なのかな。
0投稿日: 2012.02.14
powered by ブクログ120211 1年経たずに再読。本を読むとき、登場人物に実在の誰かを当て嵌めて読んだり、いつもはしないんだけれども。これは是非映像で見たいので、誰かを浮かべたくなる。1回目読んだときは、大女優若槻徳子はみやもとのぶこさん、しか浮かばなかったけど、今回は、宗像葉月はみつしまひかりさん、がいいなと思った。
3投稿日: 2012.02.11
powered by ブクログ伝説のプロデューサーが手掛ける舞台のオーディションに挑む、芝居に情熱をかけた者達の戦い――― 大学に入って芝居を始めたばかりの飛鳥は一見普通の少女なのに天才だった。 てっきり恩田陸さんお得意の不思議少女かと思いきや、きちんと少女の背景も書かれていて、天才だけど普通の子っていうのがうまく表現出来ていて流石。ただ天才の考えることってよくわかんないなーとも思った。なるほどなとは思えるんだけど。 お話は登場人物の背景が見えてきた中盤あたりから面白くなり、先が気になるドキドキ感が楽しめた。劇中劇も凝っていて読み応え有。 一作で話として完結はしているものの、まだオーディションが終わったところで話は次作へ…3部作とのことだけど完結はいつするんだろう?なんだか、有川浩さんの『シアター』を思い出した。 作品系統は『夜のピクニック』みたいな青春もののきらきらした感じ。 恩田陸さんお得意の最後まで読んだけどよくわからないもやもや感はないので、苦手な人も読みやすくて面白いと思う。
0投稿日: 2012.02.04
powered by ブクログとりあえず、面白い!! どのキャラクターも濃くて、読みやすいo 恩田陸さんの本は初めてだったけど、他のも読んで見たい まずは、続編楽しみ(*^_^*)
0投稿日: 2012.02.03
powered by ブクログ2012.01.31 星5にかなり近い星4。 いや~面白かった! 久しぶりに、続きが気になって気になって仕方がないものの、しかし、その先が知りたくないようなそんな本を読めた。 あとがきで書いてあるが、まさしく「続きが気になる連続ドラマ」みたいだった。 頭の中で、彼ら彼女らの顔が浮かび、そして密かに私も同じ顔をして楽しむ。 私は時々こういうことをする。 この本のあらすじを読んだ時には、それほど興味はひかれなかった。 なんだろうなぁ~ちょっと惜しい感じがする。 もうちょっとなんとか書けば、もっとひかれる人が増えるんじゃないんだろうか、なんて考えた。 裏表紙の裏というのかな?角川文庫から出てる恩田陸の本が3冊あって、みてみるとどれも面白かったことに気付いた。今後、こういう買い方もありかなぁ~。 この本を読むと俳優さんたちの観方が変わりそうだなぁ~なんて思った。 以前から、よくテレビに出ているある女優さんが何故か好きになれなかった私。 そんな時ふとCMに出ている彼女をみて気付いた。 わざとらしい、のだ。ただでさえ女優という顔をまとっているのに、それにまた演技を重ね、それにも演技しているような。 どこかにこういったこと書いてたよなぁ~。 この本を読み終わって、あぁ~面白かった、と思ったと同時に、やっぱ恩田陸すごいって思った。 変な話、本もテレビや映画と似たり寄ったりだと思う。 観客を、読者を、どれだけ惹きつけられるのか。 どれだけその世界にどっぷり浸かれるのか。 続きが気になって、本を閉じるのが惜しい。 来週まで待てない。 読んでしまいたいけど、終わるのが惜しい。 面白いものに限って、どのように終わるのかが知りたいが、最終回は観たくない。 『ダンデライオン』早く読みたい。
0投稿日: 2012.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世に天才と言わしめる人物。 彼女は未来の大女優であり、輝くスター。 ぶっとんだ才能は時に人を恐怖させ、儚くみじめにもさせるもの。演劇をかじっている人間なら必ず反応してしまう楽しい描写もあり。そうそう、こんなふうにして学生演劇って存在してんのだよね。 高名な役者や演出家も舞台上の心理描写は難しいもの。 光と影と血のにおい。生きてる作品。 素晴らしいキャラクター(才能)に出会えたことに感謝。 あとがきには、「オーディションものを書きたくて」とのシンプルな言。作者もまた天才である。
0投稿日: 2012.01.30
powered by ブクログとっても面白かった!二人の天才響子と飛鳥が同じ舞台に立っての演劇のシーンはすごく感動した。あまり演劇に詳しくなくても楽しめる作品だと思う。 飛鳥たちの物語はまだ続いているそうなので、続きもぜひ読みたい。
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログ恩田作品一作目。芝居の話が新鮮で凄く引き込まれた!2人のオーディションのとこは鳥肌たった。どの世界にも天才っているんだ。
2投稿日: 2012.01.15
powered by ブクログ一週間かけて読むはずがあまりに面白くて2日で読み終えてしまった。恩田陸の本はだいたい読んでいるがこれはベスト3に入る。 役者一家の家に生まれた生粋のサラブレッド、響子。 芝居を始めたばかりの底知れぬ才能を秘めた、飛鳥。 生まれも育ちも全く異なる対照的な2人が、伝説の映画プロデューサーが開く異色のオーディションで、才能フル全開して激突する。 恩田陸にしては不思議が出てこない普通の世界。しかし飛鳥の演技の描写のシーンでは、見てはいけない怪異を見たかのようにゾっとし、未知の世界を垣間見たかのようなある種の恐怖と感動を覚えた。。 そして小説であるのに自分の頭には常に鮮明な映像が浮かんでいた。彼女の作品は常に視覚化を伴う魔法が存在する。 凡人には窺い知ることの出来ない天才の世界。彼女達はこれから先、どこへ行くのであろうか。 ダンデライオン、チェリーブロッサム、へと続く第一作。
0投稿日: 2012.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恩田陸さんすげぇ! こぉゆー演劇の話って好きじゃなかったけど、評価が高かったので読んでみました。 最初はしんどかった~。 全然入っていけなかったけど、途中から うぉぉぉおおおおおぉぉぉおおお!! って感じになった。 「ガラスの仮面」とか「スキップビート」でさえ途中で興味なくなったけど、「チョコレートコスモス」は最後まで夢中になって読めた! どう演技するのかとか、どういうやり方をすりのかとか、すごく楽しめて読めた。 現実に舞台の裏ではあんな稽古が行われてるのかなぁ。 役者ってすごいんだなぁ! 東響子が好きで応援してたから最後は嬉しかった! 飛鳥の演技は文章でも感情が伝わってこないのがスゴイと思った。 恩田陸さんの書き方がうまいんだろうなぁ。 飛鳥と東響子の舞台が見てみたいな! 「戦争と電話」も気になる。 舞台って今まで見たことなかったけど、興味湧いてきたな~! 機会があったら見に行きたいな! 響き合って繋がった本でした。
2投稿日: 2012.01.07
powered by ブクログオーディション小説 ふたりの天才 ひとりはサラブレッド、もうひとりは彗星のごとく現れた純真無垢 ふたりが一緒に見ることができる舞台にある世界
0投稿日: 2012.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一昨日読了。 元来チョコレートコスモスという花が嫌いではなく、また後輩に薦められたのもあり、久しぶりに恩田氏の作品を読書した。 演劇ものといえば、有川浩氏の『シアター』が出てくる。あちらは劇団全体の成長が主、こちらは劇団もあるが、一人の役者の軌跡を描いているようにも感じる。 文庫版あとがきにて続編もあるらしいと知ったので、今後はどうなるかわからないが。 独特な三人称の文体で語られる。 「オーディションの話を書きたい」とあとがきに書かれているように、メインはある劇のオーディション。 中心となるのは、すでに名の知れた、芸能人一家の天才女優と「分析はするけれども客観視はしない」しかし「客観的な」人間である、芝居を始めたばかりのある女子大学生の二人。 そこに、ベテラン女優に新進気鋭の若手女優、演技派アイドル、伝説の映画プロディーサーや中堅の脚本家、脚本家志望の大学生などが絡み合い、オーディションはどうなるのか。 劇中劇の内容や演出は非常に興味をそそられるものであり、実際にそういった劇があるならば見てみたくなる。 オーディション内容やそれに対する個々人の対応も多様であり、どうするのだろう、と考えていたものを鮮やかに飛び越えた展開となる。 真に作家という職業の人々の発想の大きさ、奇抜さ、面白さ。 演劇はあまり馴染みがなく、演劇ものか、とあまり乗り気ではなかったが、うまく乗せられてしまった。 しかも続編も書かれているだと!? ううむ、読んでしまいそうだ。 チョコレートコスモスのような世界の中で芝居をする。そのことに魅了されてしまった人々の物語。
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログなかなかない設定がおもしろい。 もちろん話のテンポも最高。 才能のぶつかり合いが気持ちいい。 生まれながらにして持っている才能を生かすも殺すも自分次第。 だけど、それ以上に、努力とどん欲さ、運を引きよせて自分のものにする強さが大切だと、自戒の念もこめて。
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログガラスの仮面、プライベートアクトレスなどを読んでいたので、 わくわくしました。 劇中劇も良いです
0投稿日: 2012.01.02
powered by ブクログ芝居の面白さには果てがない。一生かけても味わい尽くせない。華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。大学で芝居をはじめたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。これは戦いなのだ。知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかを・・・・。少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう!興奮と感動の演劇ロマン。(背表紙より) ガラスの仮面!!と思いました。読み始めてすぐ。懐かしいかんじ。地味で目立たない子と美しいサラブレットの二人の競演。二人とも才能がすごーくあって、オーディションのシーンの緊迫ったら!! と思っていたら、「あとがき」でやはり、ガラスの仮面のことが出てきました。わー嬉しい。ってことは続きがあるのね!と思ったら、やっぱり続編があるらしい!さっそく探さなきゃ♪ 飛鳥はすごいと思う、でもやっぱり響子が好きかも。 ガラスの仮面でもそうだったなー。マヤより、ライバルの・・うーんと・・思い出せないけど、あの子の方が好きでした(^_^.) これからの展開、楽しみです!
0投稿日: 2012.01.01
powered by ブクログこの著者の本を読むのは「夜のピクニック」以来。 空気感を伝えるのが上手い人だと思う。 けど、この小説に限らないが 最近なぜか嫉妬深い女性登場人物に感情移入できない自分。 漢気を鍛えすぎたからか?
0投稿日: 2011.12.30
powered by ブクログ演劇の天才少女のお話。恩田陸さん本人も言っているように、ガラスの仮面のようなお話。主人公がマヤみたい。 次々と天才っぷりを発揮してくれて、読み終わった後とってもすっきりした。 続編も読みたい。
2投稿日: 2011.12.29
powered by ブクログ読みはじめから終わりまで、読者という立場を忘れてしまうような作品でした。自分が飛鳥になったり、響子になったり、色々な人の視点から登場人物たちの生活に溶け込んでいきました。 芝居をしている私からすると、良い意味でも悪い意味でも驚きと発見がありました。どんな天才も努力無しではそんなに上手くいかないので、続編では飛鳥のそんな所も観たいと感じました。
2投稿日: 2011.12.26
powered by ブクログわかりやすくて面白い方の恩田陸。演劇のお話。 オーディション場面の緊張感とスリリングな展開に引き込まれる。同じシーンを何度も描いているため、自然と読む方のテンポも上がり、スピード感が増す感じが良い。 人に薦めたくなる恩田陸。
0投稿日: 2011.12.22
powered by ブクログこれは恩田陸版「ガラスの仮面」ですな。恩田さんの演劇ものが好きな人にはドンピシャ。「中庭の出来事」よりはライトで「猫と針」よりは重厚。続編が早く読みたい!!!
0投稿日: 2011.12.18
powered by ブクログ文庫化したので再読。芝居の世界に魅入られ、望まれた二人の天才の話。この作品は恩田さんのマイベスト3に入ることは間違いないです。恩田作品で頻繁に現れる日常と非日常の境が曖昧になる感じはかなり芝居と相性がいいのでしょう。作中作が何作もあり、原作がある作品にも独自のアレンジを加えた演出の描写を加えるという贅沢さ。二次オーディションなんて素晴らし過ぎて涙が出ました。演劇界のサラブレッドである響子と、異質な才能を持つ飛鳥。続編「ダンデライオン」が刊行され、彼女達のその後が読める日を心から待ち望んでいます。
2投稿日: 2011.12.12
powered by ブクログ本当に、ドキドキした。 飛鳥が、次にどんな演技をするのか、どう演じるのか、どんな驚きをくれるのか。 想像して、予想してみるけど、どれも違って、いい意味で裏切られた。 私も、飛鳥に魅了された観客の一人になっていた。 演劇の世界というのは、考えてみれば、不思議な世界だ。 現実の中で、皆が本気で虚構を作る。 あたかも、そこに本当の現実があるかのような顔をした、虚構。 観客も、その、演じられている世界を現実として受け止める存在として、「演じている」という記述がどこかにあったけど、その場にいる全員がある意味、共犯的な関係で、その空間を創り出す、という構造はとても刺激的だろう。 『チョコレートコスモス』という可愛らしいタイトルから、なとなく恋愛小説か??というイメージを持って読んでいたけど、そんなことはない。 とてもスリリングで、熱を持った話だった。
0投稿日: 2011.12.02
powered by ブクログ「ガラスの仮面」を超えてないなあという感想。 天性の天才役者の描写がどうしても漫画的。 ならば漫画がいいよね。
0投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログ新しい恩田陸だった。 芝居にのぞむ人たち、それぞれの思いに、それぞれ引き込まれた。 特に、舞台女優の演技についての描写がリアル!当たり前やけど、文章だけで空気感が言い表されていることに感動。 ちょっと、いろんな人の視点になりすぎて、散漫な気もするけど。。
0投稿日: 2011.11.12
powered by ブクログ「演劇」や「オーディション」の話。 入り方がなんだかスローで 読み浸るまでに時間がかかりました。 しかし一旦はまると 読みやすいけど 好き嫌いが別れると思います。 私自身演劇に興味があり なんどかオーディションを受けたことがあるので 共感する部分も沢山ありました。 どうして演劇をやりたいかと 聞かれたら困る、という 飛鳥の気持ちもなんだか分かります。 恩田さんの入りがロミオとロミオは永遠にだったためか なんか物足りない感じがしました。
0投稿日: 2011.11.09
powered by ブクログ今まで読んだことないような感じのする本で、とても面白かった。 演技のシーンでは、自然とその情景が頭に浮かんできて、つい引き込まれるように読んでしまった! 舞台のオーディションがメインの話ということで、脳裏には「ガラスの仮面」が浮かんでいたけど、後書きで作者がガラスの仮面に言及していて、思わずニヤリ 笑
0投稿日: 2011.11.05
powered by ブクログ久しぶりに楽しんで読めました。 ちょっとガラスの仮面みたいな空気感がある・・・と思っていましました。きっと、主役二人がマヤと亜弓さんみたいな関係にみえたからですね。
0投稿日: 2011.11.01
powered by ブクログ妹オススメ本。弟曰く「アイツの薦める本に間違いはない」。私は好きだけど、結構、好き嫌いが別れるかも。
0投稿日: 2011.10.31
powered by ブクログチョコレートコスモス?なんのこっちゃ?と思いながらもほぼ一気読み。 演劇に関心はそこまでないが、それなりに理解できた 役者という職業が、“一社会人”としての印象が強いせいか さわやかな雰囲気は薄いが、青春ストーリーだと思う。
0投稿日: 2011.10.30
powered by ブクログ~111029 いろんな力がぶつかり合う様子がエネルギッシュでぐいぐいきた。大きな才能との出会いは脅威であり、そして同時にきっかけであり、新たな波を生むものである。
0投稿日: 2011.10.30
powered by ブクログミステリーでもなくSFでもない普通に演劇の世界を描いた作品です。 まるで目の前で演劇をみているかのような臨場感があり、長編ではありますが一気に読めました。 演出家の出す難題に主人公がどう答えていくのか? 作者の解答で満足できる人もいればできない人もいるのかな...こが本書の評価の分かれ目になると思います。 個人的には楽しめた作品でしたが、もう少し飛鳥の人間的な面が書かれていればもっと感情移入できたのになぁと読後感じました。 この小説を一冊を使って、これから起きるであろう真の戦いへの長い長い予告を見せられたような気がします。 構成は三部作で完結との事。 三部作という事を踏まえて、あえて飛鳥の人間的な面を抑えてあるのかな~(;^_^A
0投稿日: 2011.10.15
powered by ブクログ演劇の世界へようこそ! そんな本です 評価が★3つと高くない理由を書いておきます まず、長いです 色んな人物の視点が、最終的に一点で交わるという描き方なので致し方ないのかもしれませんが、途中で退屈な部分もあったのは否めません 次に、この作品は演劇の髄の部分を描き過ぎています 劇を必死に完成させて、うわぁ楽しかったな、とそんなレベルの話ではないのです プロの中でも探究する者たちの物語なのです ですから、演劇をかじったこともない人にとっては非常に抽象的で、感性的、ファンタジックな作品に映ることもあろうかと思います 演劇を見た、あるいはやった経験をお持ちなら、実状もわかろうというものですが、そんなものには縁も縁(ゆかり)もなく人生を過ごしてきた方々にとっては、長時間の読書を強いられてまで楽しめる作品かどうかは判断がつきかねます 今まで演劇をやったこともない若者が目覚ましく才覚を開花させるサクセスストーリーの序章として読むのであれば、楽しめるかと思います
0投稿日: 2011.10.14
