
総合評価
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powered by ブクログ私の周りの65歳以上の本好き全員が『剣客商売が面白い』と、いうので読んでみました。 勢いのある文章。筆者と読者の距離が近く感じられます。 60歳の剣客・小兵衛が19歳の女の子2人にモテモテ!剣客の道の厳しさと格好良さが描かれつつ、昭和オヤジのファンタジー心をくすぐります。 7編のうち、『まゆ墨の金ちゃん』が一番のお気に入り。 大治郎を助けるべきではないと思いつつも、悶々と悩む小兵衛様子が可笑しい。緊張の中、出掛ける小兵衛に「お酒の支度をしておきますよう」と見送るおはるにほっとします。 金ちゃんの大治郎に挑みたい気持ちや、彼の最期(アイデンティティ)に感動しました。 ただ、時代小説あるあるだと思うのですが、人の名前の情報が多く(苗字・どこの・役職・名前)、しかも似たような名前がたくさん出てくるので、ずっと混乱したままでした。
37投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
剣客、というだけあって、打ち合いの場面は息を呑むような、きめ細かな描写。 田沼政治の時代を生き、驚くような難題を影の存在のように解決(助太刀?)してしまう小兵衛らから目が離せない。一方、その息子大治郎の色々思案しながら行動する様子もみどころだと思った。
1投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログ25年ぶりくらいで再読。 主人公の老剣士秋山小兵衛、その息子大治郎、小兵衛とは30歳近くも歳が離れた妻おはる、田沼意次、意次の妾の娘佐々木三冬らがエピソードと共に登場し、これから続くシリーズに思いを馳せワクワクした。 池波正太郎が秋山小兵衛は歌舞伎役者の二代目又五郎をイメージしてあてがきで書いた小説であり、ありし日の又五郎丈を思い浮かべながら読むと更にイメージが広がる。次作「辻斬り」が楽しみ。
1投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログ老剣客の秋山小兵衛と道場師範の秋山大治郎、女剣士の佐々木三冬を中心に巡る人生が描かれる時代小説の第1巻です。 女武芸者、剣の契約、芸者変転、井関道場・四天王、雨の鈴鹿川、まゆ墨の金ちゃん、御老中毒殺が収録されています。 かつては凄腕の剣客であった秋山小兵衛は、孫くらいの歳である百姓娘のおはると男女の仲となっています。 息子の秋山大治郎は太平の世における剣客となり、父の小兵衛は敵討ちに生涯付き合っていく剣客の生き方を息子が歩んでいくことに虚しさを覚えるのです。 女剣士の佐々木三冬は小兵衛の剣技に惚れ、老人であるにも関わらず男性としても好くことになります。 様々な生き様が紡がれていきますが、刻々と過ぎていく日々の中でこの三人とおはるの関係性も熟していくところに人間味を感じました。 2巻にも期待します。
14投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ剣客•秋山小兵衛は鐘ケ淵の隠宅で歳の離れたおはると共に暮らしている。息子•大治郎は近くに道場を構え独立している。ここに時の老中•田沼意次の妾腹で美貌の女剣士•佐々木三冬が関わって、様々な出来事が起きる。小兵衛はもちろん、大治郎の剣技は尋常の域を超えており、二人が恐れるものは何もない…。 第一話は1972年に連載が始まり、以降大人気シリーズとして書き続けられた。言わずと知れた池波正太郎の代表作の一つ。テレビドラマは見たことあったけど、読んだことはなかった。 読みやすい。サクサクと読める。"大衆時代小説"とは、やはりこれだ。これが大事だ。登場人物のみならず、地の文までが時々「伝法口調」になったり「語り調」になったりするのは、著者の江戸っ子気質が存分に発揮されているからだろう。そしてとりもなおさず、講談などの"語りもの"の流れの先に大衆時代小説があったことの、一つの証明なのではないだろうか。そんなことを感じた。
28投稿日: 2024.01.19
powered by ブクログスーパー爺さん登場!! 最近は時代小説ばかり読んでいて、読みやすく楽しいシリーズ物を探しててオススメされた作品。 短編形式で読みやすい。 秋山小兵衛=スーパー爺さん
4投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ▼「剣客商売(一)」池波正太郎。新潮文庫、初出は1972年頃、月刊「小説新潮」不定期連載だったそう。「鬼平犯科帳」「仕掛人・梅安」と並んで池波正太郎さんの「三大シリーズ」として(ファンには)説明不要の名作です。ざっくり言うと、 ・六十代の隠居状態の剣客・秋山小兵衛 ・その息子で町道場を営む剣客・秋山大治郎 ・小兵衛に師事する女性剣客・佐々木三冬 の三人がまあ主人公。基本は一話完結で、毎回何かしらか事件が起こって、まあ大まか小兵衛を中心になんらかの解決を見る、という言ってみれば大江戸私立探偵シリーズ。 舞台は1780年代の江戸かと思われます。なぜ分かるかというと、女性剣客の三冬さんが「老中田沼意次の妾腹の娘」という設定で、老中・田沼意次も脇役として登場します。 ▼ということは「田沼時代」と呼ばれる1780年代でしょう。ちなみに鬼平犯科帳はその10年くらい後の寛政期。実在の長谷川平蔵が火盗改だったのが1787−1795くらいだったはずなので。 そして「梅安」がその後の1799−1806くらいの設定。江戸という街の爛熟でいうと文化文政の時代かなあとシロウトとしては思いますが、池波さんの好みは違ったのか。あるいは鬼平が実在だったのでその前後を描いたのか・・・。 ▼内容は、読んでみて思いますが、「三大シリーズ」が好きな人は、それぞれに好みがあっても全部好きだろうなあ、と(笑)。 やはり基本的には短所はどれも同じで。 A・ご都合に出来ている(偶然が都合よく起きる) B・主人公が強すぎる(苦戦はしても、絶対に圧倒的に負けないし、そこらあたりの具体技術的な描写は詳しくない) C・男性本位昭和感性が強い(笑)。まあこれは男女の情事を一定の頻度で軽く描くことも含めて、「だってその時代の連載媒体が99%男性が読むものだったんだからマーケットの需要として仕方ないぢゃん」とも言えますが。 なんです。 「鬼平」は言ってみれば警察商売なので事件と調査が日常ですから、Aに関しては比較的、薄い。(だから鬼平が一番好き、という人も多いのでは) ▼ぢゃあ何が面白いかというと、結局は池波正太郎さんの世界観につきて、具体的にいうと酸いも甘いも苦いも熱いも、キレイゴトから悪臭漂う陰惨さまで、くるんで味わう人情噺、ということでしかありません。それに、探偵小説というエンタメをきれいにかぶせる。そこに、ヒーローものというさらに鉄板安心なエンタメ感がトッピング。 ▼ここまでは、池波さんご自身が知っての通り、フランス/ベルギーの作家ジョルジュ・シムノンの「メグレ警視シリーズ」と同じ作り。それにまた、「江戸情緒」をパリに負けじと厚塗りされているのが池波さんの世界観ですね。 ▼といわけで第1巻に話を戻すと?スムーズにキャラが紹介されて、なるほどとにかく小兵衛と大治郎の親子はとにかく強くて負けないんだな、ということで安心(笑)。この連載開始時点で池波さんがどうやら50歳くらいだったようですが、秋山小兵衛というキャラがどうやら60歳よりちょっと若いか?60歳か?というくらいのようで、つまりは中年〜初老の男性にとって楽しいファンタジーヒーローなんだなという感じがよくわかります。でもって読者のこっちも丁度50歳なので、そのあまりなファンタジックなヒーローぶりがやや恥ずかしい気もしますが(笑)、とりあえず楽しめちゃうところは作者の巧さだよなあ、と思いました。
2投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
スルスル読んでしまった。仄々とした中に鋭さがあり。剣のシーンも楽しめた。息子のことで悶々とする小兵衛がいい。
0投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ登場人物やプロットはたしかにおもしろいが、さすがに番外編も含めて18巻も読もうという気にはなれない。
0投稿日: 2023.06.15
powered by ブクログ「池波正太郎」の連作短篇時代小説『剣客商売(一) 剣客商売』を読みました。 『新装版・梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安(四)』に続き、「池波正太郎」作品です。 -----story------------- 老剣客「秋山小兵衛」とその息子「大治郎」が悪に挑む! 累計2400万部突破の大人気シリーズ。 勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。 それが剣客の宿命なのだ――剣術ひとすじに生きる白髪頭の粋な小男「秋山小兵衛」と浅黒く巌のように逞しい息子「大治郎」の名コンビが、剣に命を賭けて、江戸の悪事を叩き斬る――「田沼意次」の権勢はなやかなりし江戸中期を舞台に剣客父子の縦横の活躍を描く、「吉川英治」文学賞受賞の好評シリーズ第一作。 全7編収録。 ----------------------- 1972年(昭和47年)から1989年(平成元年)まで『小説新潮』で断続的に連載された『剣客商売(けんかくしょうばい)』シリーズ… 『鬼平犯科帳』や『仕掛人・藤枝梅安』と並ぶ「池波正太郎」作品を代表するシリーズです、、、 無外流の老剣客「秋山小兵衛(あきやま こへえ)」を主人公とし、「小兵衛」と後添いの「おはる」、息子の「大治郎」、女剣客の「佐々木三冬」らが、江戸を舞台に様々な事件に遭遇し活躍する展開… 初めて読んだのですが、次の作品をどんどん読みたくなる感じで、とても愉しめました。 ■女武芸者 ■剣の誓約 ■芸者変転 ■井関道場・四天王 ■雨の鈴鹿川 ■まゆ墨の金ちゃん ■御老中毒殺 ■解説 常盤新平 老中「田沼意次」の隠し子「佐々木三冬」との出会いを、「三冬」の縁談を絡めて描いた『女武芸者』、 「大治郎」の恩師「嶋岡礼蔵」が因縁の相手「柿本源七郎」との三度目(最後)の対決のために江戸を訪れるが、対決は実現せず、思わぬ展開となる『剣の誓約』、 「石川甲斐守」を強請ろうとしていた「山田勘助」という不良御家人を懲らしめる『芸者変転』、 師である「井関忠八郎」が亡くなった後、「後藤九兵衛」、「渋谷寅三郎」、「小沢主計」、「佐々木三冬」の四天王で運営してきた井関道場の跡継ぎ問題を見事に解決する『井関道場・四天王』、 非業の死をとげた「嶋岡礼蔵」の遺髪をもって、「礼蔵」の実兄を訪ねている旅の中で「大治郎」が敵討ち騒動に巻き込まれ、さらに江戸に戻った「大治郎」を「小兵衛」と「おはる」の結婚が待ち受けている『雨の鈴鹿川』、 「大治郎」の命が狙われている(『剣の誓約』で腕を切り落とされた復讐ですね… )という話を「牛堀九万之助」から聞いた「小兵衛」が、いつになく心を乱して落ち着きを失う『まゆ墨の金ちゃん』、 「田沼意次」の御膳番「飯田平助」が懐のものを掏摸に取られたところを偶然目撃した「三冬」がある陰謀に気付く『御老中毒殺』、 どの物語も面白かったですね… 一篇一篇の読み切りになっていますが、物語としては継続しているので、大長篇とも言えるかな。 『まゆ墨の金ちゃん』で、「大治郎」の命が狙われていることを知った「小兵衛」の行動は、同じ子を持つ親として共感しながら読みました… イチバン印象に残ったかな。 「小兵衛」の剣客としての活躍も心躍るほど愉しめるのですが、、、 「小兵衛」と「おはる」の関係もイイですよねぇ… 60歳と20歳で結婚ですからね、可笑しさも感じるくらい微笑ましいですね。 江戸の風物や季節感の描写も印象的ですが… 中心人物の「小兵衛」と「おはる」、「大治郎」、「三冬」の4人の人物造形がとても良くて、魅力的なので、どんどん物語の中に引き込まれていく感じです、、、 次も本シリーズを読もうと思います。
0投稿日: 2023.04.28
powered by ブクログ<目次> 略 <内容> 池波正太郎の『剣客商売』は、藤田まことのTV版をよく見ていたので、それを思い出しながら読んでみた。人物の造詣がちょっと違うね。特に不二楼のおもと(ドラマは梶芽衣子)は、設定からして違う。大治郎は、渡部篤郎より山口馬木也の方が、原作っぽいかな?
0投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログスーパーおじいちゃん!颯爽と登場。 かっこよさでは、アメコミのヒーローたちと引けを取らない位のかっこよさだと私は、思います。
0投稿日: 2022.05.22
powered by ブクログ「年をとるとな、若いときのように手足はきかぬ。なれどそのかわり、世の中を見る眼がぴたりと定まり、若いころのように思い迷うことがなくなる。これが年の功というやつで、若いころにはおもってもみなかった気楽さがあるものよ」 年取るの楽しみ~ 小兵衛みたいなおじいさん目指そう
0投稿日: 2022.01.25
powered by ブクログ久しぶりに最初から読んでみようと思い立ちまして… 小兵衛さんは良いですね。 飄々としていながらも芯がしっかりしていて、背筋が伸びる思いです。
0投稿日: 2021.12.11
powered by ブクログ2003/04/25 親子、夫婦、友人と江戸を舞台に人間関係が時に切なく、時には爽快に描かれるシリーズ。 才能、やりがい、何を幸せと思うのか。今は恵まれている環境と思うけど、それに胡座をかいている日々かも。楽しい毎日だけど、何かをはじめたい!
4投稿日: 2021.11.27
powered by ブクログちょこちょこ読むのにちょうどいい長さの短編からなる連作短編。さすが池波正太郎です。田沼意次といえば、悪役のイメージだったが、意外。
0投稿日: 2020.12.11
powered by ブクログ「鬼平犯科帳」を一気読みして1年。 杏さんのエッセイで三冬の話を読み、このシリーズも読んでみよう!と手を出した。 初め、なんとなーく読み進めるのが遅い感じがあり、設定にのめり込めず。 鬼平犯科帳の平蔵さんは、ドラマで観ていたので、頭の中で作品通りに自由自在に動いてくれるが、今回の小兵衛は、うまく想像ができず、頭の中で動いてくれない。 動き出してくれたのは、「剣の誓約」から。 そこから一気に読みすめたら、とまらない。 小兵衛さんと、息子の大治郎は、剣の技術は同等くらいと見えるのに、女性に関しては真反対。 「雨の鈴鹿川」では、辛かっただろうなー(笑) 女武芸者 剣の誓約 芸者変転 井関道場・四天王 雨の鈴鹿川 まゆ墨の金ちゃん 御老中毒殺
3投稿日: 2020.08.29
powered by ブクログ剣客商売 一 「鬼平犯科帳」に続き、こちらのシリーズにも手を出してしまいました。 主人公の秋山小兵衛は、御年60歳。小柄で飄々とした佇まいですが、剣術は滅茶苦茶強いスーパー爺さんです。 息子の大治郎は巌のようにたくましく、超ストイックな若者ですが、こちらも剣の腕は一流。この凄腕父子を中心に話が展開します。 酸いも甘いも嚙み分け、40歳も年下のおはると同居して悠々自適に暮らす小兵衛は、男装の美少女剣士で、老中・田沼意次の妾腹の娘、三冬からも熱い視線を送られるなど、“オヤジドリーム”を体現しまくっているのですが、生真面目な息子・大治郎との対比が面白いですね。 今後秋山父子がどのような事に巻き込まれていくのか、次巻以降を楽しみに・・・。と思っていたら、巻末の解説で今後のネタバレが書かれていて、ちょいと興ざめでした。
5投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログ2019年7月20日、読み始め。 2019年7月25日、読了。 これが剣客商売か、という一種の新発見をした感じ。 テレビ時代劇や映画にもなった作品だが、内容はほとんど知らず、で今まできた。 が、ここにきて、時代小説にはまり気味で、ようやく読んだ。
4投稿日: 2019.07.20
powered by ブクログドラマシリーズ化もされた超有名時代小説。薦められていまさらながら読んでみた。ドラマよりはセクシー多めだが、期待値が高すぎたか、いたって普通の印象だった。「1巻からこの話でちゃうんだ」という驚きはある。
0投稿日: 2019.06.30
powered by ブクログ再読。やはり面白い。昔、シリーズの途中(たしか11巻)まで読んでます。改めて、シリーズ読破を目指すことにしました
0投稿日: 2019.03.30
powered by ブクログ台東区図書館には池波正太郎の記念館エリアがあり、興味が湧いて読んでみた。 新聞で連載していた、というのもうなづける。テンポが良くて、もう30年以上前の作品なのに、とても面白く、すぐに読み切ってしまった。 まぁ、六十過ぎの爺さんと、19の娘が夫婦という設定はなかなか理解が難しいが。
1投稿日: 2018.12.10
powered by ブクログ何度読んでも面白い。止まらなくなるんでしばらく遠ざけて来たけどもうダメだ。面白すぎる。しばらく池波さんにどっぷり浸かりそうだ。
0投稿日: 2018.02.17
powered by ブクログ長らく積読だったが、先日『池波正太郎を歩く』を読了したのを機に読み始めた。藤田まこと扮する小兵衛をケーブルテレビの時代劇チャンネルで観たこと数回。しかし、原作はドラマ以上に情景が浮かぶ筆致で、自分の中の小兵衛像はドラマに影響されない。息・大治郎を第1話の冒頭に持ってくる書出しも振るっている。「 」付きの江戸言葉が、何とも心地よく頭の中に響いてくる。
0投稿日: 2017.08.29
powered by ブクログこれは完全に、必殺仕事人の世界だ! 秋山小兵衛が、中村主水に重なる。 読み出すと止まらなくなる…
0投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログとうとう手を出してしまった感。 母方の祖母がずっと読んでたのを、そんなに面白いのかと見ていたのは20年以上昔のこと。 自分で読んでみたら、なんとも面白い。 一話一話ちょうど良い長さなので、ちょこちょこ読みやすい。 ぱっと見、そうは見えないのに実はものすごく強いというヒーローが大好物なのかもしれない。 そんな小兵衛と生真面目そうな息子の大治郎(こちらも強い)をにやにやしながら読み進めました。 しばらく楽しみが続きそうです。
0投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログ思っていたよりずっと読みやすい。色恋の古今の変わらなさとくだらなさ、筋書きの面白さがとても気に入った。
0投稿日: 2016.10.12
powered by ブクログ父の本棚にあって初めて読み、大人になって自分で買った。自分にとって時代小説の基準はこの作品かもしれない。
1投稿日: 2016.05.12
powered by ブクログ今も芸能人の年の差婚(基本的には、女性の方が若い)はゴシップニュースになるけれど、昔から資産と権力のあるおじいさんと非力な若い女性のカップルは存在してるんだなぁ・・。人間の本質は変わらないな(呆れ)
0投稿日: 2015.09.06
powered by ブクログ剣客商売シリーズの第一巻。時代小説の醍醐味が詰まっていて、本当にうまいな~とうならせられる。藤沢周平とまた一味違う粋な感じ。時代小説は硬派なものも多いが、この「粋」こそが江戸のエッセンスだと個人的には思う。 剣客を引退した父と、道場を開いたばかりの息子が物語の中心となっている。この二人が、剣の腕を頼りに、江戸で起こるいろいろなトラブルをうまく治めてゆく(と、こう書くと陳腐に聞こえるが)、気持ちのいい小説。他の登場人物もそれぞれ面白い。
0投稿日: 2014.12.20
powered by ブクログ池波作品はこれが初めてになります。 独特な「」()の使い方に強い違和感がありましたが、 最後の方にはだいぶ慣れてきました。 現段階では可もなく不可もなくといった手ごたえだったので、今後の展開に期待したいです。 ちなみに巻末の解説でさらりと先の話をバラされてしまったのにはガッカリでした。
0投稿日: 2014.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友人にすすめられて読んでみた。なかなか今まで時代小説というものを敬遠していた(言い回しについていけない、時代背景や想像ができない、という恐れがあり・・・)のですが、これ、すごくおもしろい!ぐいぐい引き込まれる。登場人物も個性的かつ魅力的。恐れてた言い回しなんかも問題なし。そして次の巻がすぐに読みたい・・・。
0投稿日: 2014.11.15江戸の文化に親しみ
剣豪小説っていうのはやっぱり面白いですよね。 特に「剣客商売」のシリーズは登場人物もストーリーも明るく描かれているので、歴史ものを読んだことがない人にも読みやすい小説です。一話完結なのもいいですね。 池波正太郎さんの江戸の庶民の暮らしぶりや、食べ物の紹介など、江戸の文化に親しみを感じられると思います。
0投稿日: 2014.09.14
powered by ブクログこれぞ大衆小説。池波さんの短編シリーズの中でもかなり緩い雰囲気なのは、隠居した剣客が主人公だからでしょうか。小兵衛の設定がチート過ぎるとご不満の向きには、もっと陰鬱でハードボイルドな梅安シリーズをお勧めします。
0投稿日: 2014.06.02
powered by ブクログ歴史小説ってどうしても敷居が高く文章も難しいんだろうな、と思っていたのですが、この本を読んで全く難解ではなく敷居も高くないのに気づきました。登場人物もみな魅力的で素晴らしいシリーズです。
0投稿日: 2014.05.07
powered by ブクログこのシリーズはじめて読んで面白かったんだけど最後の解説で登場人物同士の今後の展望が書かれていてネタばれ感があった.
0投稿日: 2014.04.07電子書籍の楽しみ方
昔、紙の本では何度も読みましたが、江戸の地名や旗本の名前などは何となくわかったような気になって読み飛ばしていました。今なら、ブラウザで検索したり、地図で徒歩で掛かる時間を表示したりしながら楽しめるなと思って再購入。ところが物語に入り込んでやっぱり止まらずに読んでしまう。 またシリーズ物は、特に好きな話がところどころにあったりしますが、電子書籍なら拾い読みもラクラクですね。欲を言えばシリーズを通した目次みたいな機能は無いのでしょうか?
0投稿日: 2014.04.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルから渋い硬い物語を想像していたので、 わりとなんでもありな世界にびっくり。 凄腕を持ちながらも若い恋人に甘えながら ひょうひょうと生きる主人公の様子は男の人の理想の姿なのかも。 そんな姿を見せながらも、 息子の命が狙われてることにひどく動揺したり こっそり見守りに行く様子は微笑ましくて可愛いなぁと思った。 (息子にはぜったい悟られないように装ってる所もおかしかった) 馴染みの面々同士の繋がりの強さも良いです。
0投稿日: 2014.01.24ときに優しく、ときに厳しく
物語の中心となる秋山親子の好々爺ぶりと、馬鹿がつくほどの生真面目な息子、周囲の人物の優しさが合わさり、とても良い味を出しています。 今でこそ「命のやりとり」をすることはありませんが、行間からにじみ出る迫力に引き込まれます。
0投稿日: 2014.01.03お腹の空くシリーズ
再読。しかし20年を経ての再読なので、初読に記録します。 自分は時代物はあまり読んでおらず、池波氏のほかは山岡壮八と司馬遼太郎が少々、といったところです。そのような状況で評するのも何ですが、当時高校生が楽しんで読んでいたところを思い出しても、剣客商売シリーズはエンタメ性に優れた非常に楽しい作品と言えると思います。 個性的なキャラクター、言葉が柔らかくて読みやすい文章、気持ちの良いストーリー、とにかく気構えなく読める感じがいいですね。 あと、氏の作品は非常に腹が減るのでご注意を・・
0投稿日: 2013.12.13
powered by ブクログ剣客商売シリーズ第一弾。 自由闊達な老剣客秋山小兵衛とその息子大治郎の活躍を描く。 自炊でデジタル化したのを機会に読み直しているが、読み出したら止められない。 収録されているのは、女武芸者、剣の誓約、芸者変転、井関道場・四天王、雨の鈴鹿川、まゆ墨の金ちゃん、御老中毒殺、の7篇。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログ時代小説にはまったのは初めてかもしれない。さすが、文豪。一文ごとの、キレが小気味好く、分かりやすい。下町に住んでいることもあり、出てくる地名から、あのあたりと想像するのが楽しい。江戸時代の文化にとても興味が湧いてきた。続きが気になる。
0投稿日: 2013.10.13
powered by ブクログ命懸けの剣客人生をリズミカルに描いているので、あっという間に読めてしまう。魅力的なキャラクター像のお陰で、舞台である江戸時代中期にタイムトリップした気分になれる。
0投稿日: 2013.10.06
powered by ブクログ初の池波正太郎。 さすが面白かった。基本1話完結なのに登場人物の関係があるから 最初から読まないと分からない。 その登場人物たちも皆個性的。 とりあえず1だけ読んだけど、2以降も読みたい。
0投稿日: 2013.10.06
powered by ブクログ時代劇小説「剣客商売」を勧善懲悪の小説と一言で表現できない。人生経験豊富な小兵衛と実直な大治郎の親子関係,40歳差の小兵衛とおはるの夫婦関係,江戸下町庶民の粋な日々の営み,食通著者による江戸風物詩の紹介など,読みどころ満載である。現代人が忘れかけている「本当の日本人」がこの本に集約されている。 *推薦者 (工教)T.F. *所蔵情報 http://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00351106&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB
0投稿日: 2013.08.12
powered by ブクログ命をかけて、人の気持ちを果たしあっていた時代。 日本にもこんな時代があったことが、いま想像できない。 剣客を感じさせないチャーミングな小兵衛は、 年齢ゆえの優しさや知恵、無駄のない動きをイメージさせる。
0投稿日: 2013.08.08
powered by ブクログ自分にとっての池波作品の原点である「剣客商売」に戻り、読み直しが始まりました。 「剣客というものは、好むと好まざるとにかかわらず、勝ち残り生き残るたびに、人のうらみを背負わねばならぬ」こう覚悟して生きてきた秋山小兵衛、その父親と同じ道を歩み始める秋山大治郎、そして剣客商売のなかでは凛々しいヒロインの佐々木三冬。田沼意次権勢はなやかな江戸中期の剣客親子の活躍。
0投稿日: 2013.07.31
powered by ブクログ剣豪のくせに60代で女にハマる父・小兵衛、25歳童貞の大治郎、江戸のリボンの騎士こと坂本三冬など、なんとも魅力的なキャラクターが江戸の町を東奔西走。 これは楽しい、ハマりそう。
0投稿日: 2013.04.20
powered by ブクログ剣客商売シリーズ第1巻。 とても読みやすく、一気に読破。 そしてファンになってしまった。 今後どうなっていくのか?早く次が読みたい。
0投稿日: 2013.03.18
powered by ブクログ読みたいし、装幀作品として制作してみたい。 読み終わりました。 時代小説に興味があってもついつい「時代物って小難しいんじゃないのかなぁ...」という偏見が強く、遠目に見ておりましたが色々な縁を感じてやっとこさ読みました。 結果的に読み易いし、すごく楽しめました(´ω`) 大治郎が出っ張ってくるのかと思いきゃ小兵衛さんがずんずん入り込んでて、でもピシッと決めて格好いいおじいちゃん。決める所は決めて、抜く所は抜くキャラクターは好感が持てます。一方の大治郎は正反対の堅物だけどこちらも悪くないし、今後どうなっていくのか楽しみ。 と とりあえず次の巻を買おうかな....
0投稿日: 2013.01.30
powered by ブクログ失礼な上かなりの偏見で申し訳ないのですが、読む前はこういった時代小説はものすごくお堅く小難しく、年配の方しかついていけないようなものだと思っていたのをさっさと華麗に塗り替えてくれた作品。 一話目から還暦かっつーくらいのおっちゃんと小娘がキャッキャウフフとイチャついて、美少年と醜男のホモが登場、更には男装凄腕の少女まで現れ…かなり身構えていた私は衝撃を受けました。 なん…だと…!? しかしこの頃から男装の令嬢ってあったんだな。いやひょっとすると江戸時代以前からあったのかもしれないですよね。もうダメだこの国。いや素晴らしいと思う。 俗的な観点を排除しても良質なエンターテイメントです。素直に面白い。 巻を進むごとに若先生がだんだんお父さんのように粋でニクい物言いをするようになっていくのがとても良い。 でも私はいつでもかっこいい親父な小兵衛のが好き。
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログ人生の達人小兵衛と、まだ若く実直な大治郎の間で流れる、独特の空気感。師弟でもあり、親子でもあるこの二人。また周りにいる登場人物達の人間味。心地よい人情ドラマ。
0投稿日: 2013.01.08
powered by ブクログ久し振りに読み返した剣客シリーズ。 人間関係がまだまだ初々しい。 だって小兵衛は再婚前だし,三冬は小袖に袴だし。 大が25歳ということに少し驚いた。 来年同い年だ・・・。 私ももうちょっと何か頑張ろう。
0投稿日: 2012.11.08
powered by ブクログ内容紹介 勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ剣術ひとすじに生きる白髪頭の粋な小男・秋山小兵衛と浅黒く巌のように逞しい息子・大治郎の名コンビが、剣に命を賭けて、江戸の悪事を叩き斬る田沼意次の権勢はなやかなりし江戸中期を舞台に剣客父子の縦横の活躍を描く、吉川英治文学賞受賞の好評シリーズ第一作。全7編収録。
0投稿日: 2012.10.26
powered by ブクログ秋山小兵衛 60歳 この オトコ じつに、いいのだな。 達観している。悠々としている。すばしっこいのだ。 小兵衛 60歳 おはる 20歳 で 祝言を挙げちゃうのもいい。 うらやましいのだ。 息子 大治郎 も 朴訥として いいのだ。 まっすぐに 伸びている。 佐々木三冬 が曲者ですね。 こういう 処女 は・・・・天然危険物 なのだ。 剣は めっぽう強いし・・・・凛々しく美女なのだが。 どこか、ピントが ずれて 生きている。
0投稿日: 2012.10.24
powered by ブクログ痛快の娯楽時代劇。剣の道に生きる秋山親子の周りで起きる、いろんな出来事に老練な小兵衛と真っ直ぐな大治郎が立ち向かう。 登場人物たちも魅力に溢れ、物語の中に惹きつけられる。
3投稿日: 2012.09.19
powered by ブクログ痛快! シリーズ、全ておもしろい!! コミカルな話、剣士の真剣な話、政治チックな話、おどろおどろした話、ちょびっと恋愛な話、時々長編、いろいろあって、それぞれに味があって、飽きなかったなぁ。 何回も読んでも楽しいので、いずれ全シリーズを手に入れる予定。 中一弥さんの挿画、特に「名所に小兵衛」が好き。
0投稿日: 2012.09.14
powered by ブクログ実家の本棚にあったので、もってかえりました。見かけは小柄な好々爺、しかして実態はかなり腕の立つ剣客・小兵衛と、その息子・大治郎が、江戸の悪事を叩き斬る。一回終わりの話が7つ入っていて、終わったようでいて、一つ一つ読むにつれ大きな流れは動いてる。そこここに布石。2巻3巻とそこからさらに広がる予感。楽しみ!太刀の場面の緊張はたまらないですね。
0投稿日: 2012.09.03
powered by ブクログこの本を読もうと思ったきっかけは、確か食べ物の描写かいいという書評をどこかで読んだからだと思う。ねぎの味噌汁など、質素な食べ物が美味しそうに感じる。今までに読んだことのない時代物だけど、文体も読みやすいし短編集なのが通勤にぴったり。おじさんに好まれる理由がわかる。
0投稿日: 2012.08.28
powered by ブクログ短編集はつい途中で後回しになってしまい、今回やっと読み終わりました。 言わずとしれた池波正太郎。「鬼平」も「梅安」も少しだけ 読んでいましたが、ついに残りの「剣客商売」にも手を出して みました。 「鬼平」ほど硬い感じはしないし、「梅安」ほどドラマチックでは ありませんが、小兵衛、大治郎、おはる、三冬、田沼意次、 といったキャラが立ちまくり。 ストーリー云々よりも、彼らの姿を見たくて、つい読んでしまう、 といったところでしょうか。 月刊誌で連載していたようですが、読者はわくわくしながら 次号を待つ、というよりは、毎月安心して楽しめる、硬い 連載といったイメージだったのではないでしょうか。 最近の週刊マンガ誌は良く知らないのですが、 90年代で例えれば、 ヤンジャン、ヤンマがやスピリッツではなく、 ビックコミックオリジナル、という感じでしょうか。 最近でもオリジナルはそんな雰囲気ですか? この感じが理解できる方には、お勧めです。
0投稿日: 2012.08.08
powered by ブクログついに手を出してしまった…池波正太郎作品。 もう還暦にもなるのに、孫のような嫁を持ち、一見、風采のあがらないエロ親父のような秋山小兵衛。 でも、実はすごい使い手で、粋で、すごい男。 その息子で剣の道だけに生きる大治郎。 老中田沼意次の血をひき、女ながらに若衆髷に結い、武芸者である美冬。 登場人物が魅力的です。 あと、そんなには出てこないのだけれど、食べ物の描写がおいしそうでおいしそうで…お腹が減ります。 ー勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ。ー
0投稿日: 2012.07.26
powered by ブクログ時代劇ものは避けていました。 途中で飽きそう、言葉が難しそう、人の名前がわかりづらい、日本語が難しい等々、、 全てを覚悟の上で読み始めたんですが、すんなり世界観に引き込まれてしまった。 書き手の描写の上手さが、 成せる業としか思えない。 ストーリーは基本短編で50ページ程度 なのに少しの焦りもなく、描写に手抜きもない。 話に無理もない。 かといって単純かというとそうでもない。 読みごたえも心地よい。 それに収まる規模感にしている。 主人公は秋山小兵衞とその周り幾人かの人たちで織り成されるが、話は徳川家や大名家などを絡めて、大きなストーリー感で綴られている。 おはる、三冬、大治郎などの人間模様も見所!
1投稿日: 2012.04.22
powered by ブクログ6冊くらい読んだかな? 一応面白いんだけど、巻が進むにつれてどんどん女の子の魅力がなくなっていく・・・ 読めば楽しめるけれどあえて読みたいほど好きじゃない。
0投稿日: 2012.02.25
powered by ブクログ江戸ものは初挑戦で、 試しに読んでみたが、なんと面白い。 途中難しい語句や表現が出てくるが、 ネットで調べながら読んだ。 次を読みたくなる。 剣客シリーズをとりあえず制覇するぞー! その次は、鬼平かな?
1投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物のキャラ立ちも良く、一気に読んでしまいました。 小兵衛の達観したと言うか悟りにも似た境地にいながら俗っぽい所が大変によろしいかと。 美冬とおはるの対照的な二人の対比もいい。 続きが早く読みたい!
0投稿日: 2011.11.08
powered by ブクログ今更ながらの剣客商売です 1冊目も読まずに殆ど読み終わってる(笑) 三冬もなんだか「おはる」の敵みたい・・・ まだ登場人物のキャラが固まってないのかも 知れませんが、このあとのシリーズの空気が すべてこの一冊から生まれだされたのですね
0投稿日: 2011.11.06
powered by ブクログ鬼平で時代物という新たな世界に足を踏み入れた私が次に手にとったのは、必然的にこれ。自分もその昔、剣道をしていたから、秋山親子の太刀さばきが目に浮かび、私も仲間に入れてほしいと心底願ったなぁ。
0投稿日: 2011.11.03
powered by ブクログ全編ミステリータッチで、そのストーリーテリングの素晴らしい。キャラも魅力的でいきいきしてる。うまいねぇ。
0投稿日: 2011.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私にとって記念すべき池波正太郎作品の第一作目です。この作品に出逢えた事に感謝します。色々な時代小説を読んできましたが、やはり一、二を争う作品でしょう。
0投稿日: 2011.09.15
powered by ブクログいやいやいや、時代劇物は初めて読んだのですが これがまた面白い。 エロ狸の皮を被った剣豪小兵衛 その息子、剣馬鹿朴念仁な大治朗 紅一点ながら男勝りに剣を振るい、男装をする三冬嬢。 主にこの三人を中心に物語が進むんですが これがまた、愉快痛快。 最初は「侍スピリッツな切って切られてなお話」かと思っていたら むしろドラマの方に力を入れている様で そのドラマもお家騒動から、町人小さな悩みまで色々とあり 勿論「剣を振るう事を商売とするからには」という 剣客としての心構えといった真面目なお話もある。 御著者も流石大御所と頷ける気持ちの良いお話の運び方で すらすらと読めてしまう。 ああ、大衆娯楽とはこうあるべきなのだろうなぁ
0投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ第一巻~。 正義とか所作とか、一本筋が入っているところが響く響く。義理人情意識のお手本にしたいものです。 また、季節の微妙な表現とか生々しい肌感まで表現が生き生きと目に浮かぶようです。 でも他にもこんなに面白く惹かれる理由があるに違いない~なんなんだろう。 この巻は大治郎がまだ青い!
0投稿日: 2011.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この話、大好きだ。 なんといっても読んでいて爽快!・・・主人公秋山父子がなんとも魅力的。 二人の生き方と剣の腕が冴える。 後に大二郎(息子)の妻となる三冬(みふゆ)の男勝りな女剣豪、彼女もとても素敵である。 大二郎と出会い、惹かれてゆく絡み?もいい。
0投稿日: 2011.06.22
powered by ブクログ昔、ふと薦められて一気に読んだシリーズです。ものすごい衝撃を受けたのを覚えています。今も、たまにペラペラ読みますが、アメリカに持っていくかどうか迷ってます。なぜなら、あまりにも食事の描写がすばらしく、間違いなく日本食が恋しくなり発狂するからです。小説、漫画、映画、どんなジャンルであれ、食事やお酒を上手に表現する作品は大好き。
0投稿日: 2011.06.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時代小説ですがすごく読みやすいです。 貸していただいた方からは「ラノベ要素がある」と言われましたが 三冬ちゃんとか眉墨の金ちゃんの人物設定のことでしょうか。 いずれにしてもこの2人が、脇役のなかでは好きでした。
0投稿日: 2011.04.14
powered by ブクログ17歳の時に読んだ本。 主人公・秋山小兵衛の彼女・おはるが当時の私と同い年で、 「えぇ!!こんなおじいちゃんと付き合いたくない!!」 と思ったのは今でもよく覚えているいい思い出w でも小兵衛さんの生き方にはすごく惹かれるところがあり、他の若い女の子にも言い寄られて「いやぁ、わしモテるなぁw」とまんざらでもない風で描かれているのがいい。 まぁこんなレビューじゃ本の内容を誤解してしまいそうなので、実際どんな本なのかは自分で確かめていただきたいw 私のようにできるだけ17歳で読んでほしい本。 もう少し大人になってからと読みしぶるのはもったいない。
0投稿日: 2011.01.10
powered by ブクログ一気に読んでしまった。親も子もそれぞれギャップがあって惚れる。ところどころに出てくる美味しそうな食べ物も池波小説の面白さ。
0投稿日: 2010.12.10
powered by ブクログ初、池波正太郎。 ただひたすらに面白い! 各話が短編だからサクッと読める。それでいて満足できる内容。 ちょっとハマりそうだ…
0投稿日: 2010.11.26
powered by ブクログこの本は時代小説なのですが1話完結で物語が進んでいくので、 とても読みやすくあっという間に読んでしまいました。 とにかく本当におもしろい本ですので、ぜひ一度読みましょう。
0投稿日: 2010.11.10
powered by ブクログあまりに有名なのに読んだことないばかりかテレビでも見たことない。 読んでいることを知人、友人に話せば話しの種にもなるし、何より60の老人が颯爽に活躍する様は新鮮で痛快。 是非続編も読みたい。
0投稿日: 2010.09.21
powered by ブクログ後にも先にもここまでハマった時代劇はない。勧善懲悪の構図だけど、そこにユーモアとか、ひねりが効いていて、スカッとしながらもニヤリとする。DVDも制覇。
0投稿日: 2010.09.14
powered by ブクログ・10/28 小説に戻って立て続けに時代小説、それも立て続けに池波正太郎だとは.BookOffでいっぱい買ってきたのに、やっぱり続いてしまう.もう2冊買ったから、次も剣客かもしれないな.どうもこのシリーズ、全部読むまで行きそうだ.それにしても120冊まで今月読みきれば、月8冊のペースでも1ヶ月先取りすることになるな. ・10/29 読了.はっはっは。あっという間だったな.それにしても解説にもあったように、このシリーズは読み出すと全部読んでしまいたくなるな.で、できれば順番に読むのがいいような気がしてきた.この1冊目と終わりの方の巻では、登場人物のイメージが大分違うのも理由のひとつかもしれない.
0投稿日: 2010.09.05
powered by ブクログ大根だったり豆腐だったり。普通に食べてるものが、こんなにおいしそうなのはなぜ。これだったか、梅安だったか、卵焼きにねぎを入れるのが定番になりました。
0投稿日: 2010.08.21
powered by ブクログドラマ化もされた話の原作小説。池波正太郎は鬼平シリーズしか読んだことがなかったけど、この話も良い感じ。シリーズものらしいので続きを読んでみよう。
0投稿日: 2010.08.13
powered by ブクログ池波先生の剣客商売シリーズは未完のまま終わってしまっているのが、本当に残念でならない。あぁ、小兵衛はおはるよりも長生きするらしいが、いったいいくつまで生きてたんだろう。シリーズすべて読んだよ。藤田まことのドラマもおもしろかったのに、これまたもう新作は見られないんだ……さみしい。
0投稿日: 2010.07.30
powered by ブクログ2010/06/24読了。 登場人物が大変魅力的。小兵衛が父として息子を案じるときの葛藤に、とても心打たれました。一話完結形式なのもよいですね。とても読みやすい。ぐいぐい引き込まれて一気に読みました。続きを読むのが楽しみ。
0投稿日: 2010.06.24
powered by ブクログその男、めっぽう剣が強い。 そろそろ還暦をむかえようかという小柄な老翁だが、剣の腕はますます冴え、並みの剣客では歯が立たない。 気ままな隠居ぐらしながら、江戸の街に潜む悪を見たとあっては黙ってはおけぬ。堀川国弘一尺四寸八分の脇差が、闇に光る。 男の名は、秋山小兵衛という。 剣客の秋山小兵衛・大治郎親子が、江戸の街で起こる様々な難事件・怪事件を、剣を片手に鮮やかに解決する人気シリーズ。 文章も登場人物もすばらしい。 老剣客の小兵衛、その息子で真面目一徹の大治郎、小兵衛の40歳も年が離れた妻おはる、老中田沼意次のかつての隠し子で男装の女武芸者である佐々木三冬。 この他にもさまざまに魅力的な脇役たちがいる。 その文章は、簡潔でありながらゆたかな詩情をたたえ、細やかな気配りが随処にみられるそれは、まさに職人技を見るかのようで心地よい。 一話数十ページの連作短編。粒ぞろいの逸品を、ぜひご賞味あれ。
0投稿日: 2010.06.11
powered by ブクログ池波センセーには代表作のシリーズがいくつかあると思うんですが、私はこれが一番好き。 鬼平も好きなんですが、こちらの方が秋山親子を通じて、年月の流れ(登場人物たちの変化)がより明確に描かれるからかもしれない。大治郎の変化してゆく様子は、何度読んでも楽しいしステキ。
0投稿日: 2010.05.21
powered by ブクログ秋山小兵衛おじいさんが、粋でカッコイイですね。 http://blog.livedoor.jp/maikolo/archives/51065063.html
0投稿日: 2010.05.17
powered by ブクログ全16巻。 池波3大シリーズもこれで終わり。 さみしい。 剣客ものがあまり好きではなかったので 読むのが最後になってしまった。 けど。 いいなあ。 一番好きかもしれない。 いいなあ。 「鬼平」「梅安」は、 どちらも漢としてのたたずまいにシビれるのに対し、 「剣客」は、より人生を感じさせる。 というのも。 「剣客」は主人公が親子。 もちろん親父がメインだけど息子も主人公。 嫁たちも。 年老いて尚スーパーマン、 とぼけた親父「小」兵衛と、 鬼平の息子とは大違い、 純粋で固すぎる息子「大」治郎。 いいなあ。 「鬼平」「梅安」と最も違うのが、 かれらが年老いていくこと。 スーパーマンな親父の元気がなくなっていき、 堅苦しい息子が親父のようにさばけてくる。 もうね。 ずっとニヤけてしまう。 親父が元気なくなるあたりは気分も暗くなるけど、 なんたってスーパーマンだからすぐ復活してホッとするし、 孫の名前つけるので意地はったり 息子心配してヒステリーとか、 普通の老人像が他2シリーズと違ってすごく身近。 周りの身内たちから 親父に似てきたって言われる息子とか すごい嬉しくなる。 自分が実際そうなると、 照れくさくて嫌だけど。 スリリングな事件を解決しながら、 ずっと漂ってる暖かい感じ。 いいなあ。 すごく。 3大シリーズの中で、 唯一、完結しているシリーズでもある。 実際にはまだまだ続くはずだったんだろうけど、 話の途中で終わっていない。 ただ。 もっとずっと読んでたい。 しばらく抜けたくないので 番外編に行こう。
1投稿日: 2010.05.09
powered by ブクログ剣で食べている。毎日命を落とすかどうか、瀬戸際のはずの日常はなんかのんびりしてて、剣の達人の古参は、若い女房と乳繰りあってるし、なんだかゆったりしたお江戸の風情。 舟を出して向かう移動手段とか、池波正太郎めがねをかけてお江戸マップを散策するのはとてもわくわくして、あっ、という間に読み進んでしまう。そして実はシリーズだったのね、と、あとで知る。
0投稿日: 2010.04.05
powered by ブクログ女武芸者 剣の誓約 芸者変転 井関道場・四天王 雨の鈴鹿川 まゆ墨の金ちゃん 御老中毒殺
0投稿日: 2010.03.24
powered by ブクログ連作短編集なので読みやすい。 たまたまテレビで藤田まこと追悼の名目でやっていたドラマ『剣客商売』を見て面白かったので、原作も。 結構長いようですが、次の巻も読もうと思います。
0投稿日: 2010.03.15
powered by ブクログ藤田まことさん好きだったのですよ、ものすごく。本当に惜しい人を亡くしたなぁと思っております。まぁ、それで原作読んでみようかなぁと思ったんですが。 で、読んでみておもしろかったです。 秋山親子をはじめとした登場人物が魅力的でさくさくっと読めちゃいます。時代劇苦手って人も楽しめる本だと思いました。
0投稿日: 2010.03.09
powered by ブクログ池波3大シリーズの1つの剣客商売! これは、梅安シリーズの次に読みましたが・・・ とっても読みやすいですv サクサク最終巻までイケます! 誰でも親しめるような読み物だと思う 読むと、秋山親子サイコー!ってなります 私は秋山父ではなく、息子のほうの大治郎のほうが贔屓ですv 池波作品を最初に読むにはもってこい!の作品だと思うなぁ~・・♪
0投稿日: 2010.02.14
powered by ブクログとりあず今4巻まで読み進めたところ。 老練な父と、まっすぐな息子が剣客として生きる様がなんともいい。
0投稿日: 2010.02.12
powered by ブクログ1・2巻を途中まで読んだ。 空き時間に気軽に読める娯楽小説、といったかんじ。 じじいのキャラクターがよい。 主人公は息子だと思ったが違った……
0投稿日: 2010.01.29
powered by ブクログ鬼平、梅安と比べると穏やかな話も多い。 田沼意次を善として描くのもめずらしい。また恋愛要素もあって、気負わず読めるかも。
0投稿日: 2009.11.04
powered by ブクログ初の池波作品ですが‥まだ全部読んでおらず。 司馬さんや藤沢さんよりも男性向けのような気がしております。
0投稿日: 2009.08.23
powered by ブクログこの本、実は続きもので16冊と番外編の2冊とで合計18冊もあるんです。 老中田沼意次の権勢が華やかな江戸中期が舞台です。 主人公は秋山小兵衛とその息子大治郎。 剣に命をかけて悪を裁いていくのが痛快です。それに、文字を読んでるのにアクション映画みたいというか、動きがあってすごくおもしろいです。 ゆっくり読むゆとりがあるなら、こんな話が18冊も読めるなんて、これほど楽しいことはないと思います。 でも、今の僕には少し退屈でした。 先に読み進めるのはまた今度にしようかと思います。 次に手に取るのはいつになることやら。 日本の男子が読むべき作家として、 「一平二太郎(藤沢周平、司馬遼太郎、池波正太郎)」 が挙げられたりしますが、 この本はその中の池波正太郎の著書です。 すごく読みやすくて温かい話なのでなかなかいいですよ。 しかも全て短編なので、通学してる人は電車の中でも読みやすいです。
0投稿日: 2009.04.23
powered by ブクログ2009/4/6 今頃こんな名作読んでみた。 もちろんおもしろいよ。 2度ほどの作者登場は勘弁だけど。 あと文章のくせが気になる木。 ドラマよりちょっと生々しいね。
0投稿日: 2009.04.06
