
総合評価
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powered by ブクログ伊坂幸太郎さん作品で1番最初に読んだ作品。 とにかく不思議な世界の話、なさそうでありそうな世界観が好きな私はどっぷりハマりました。 登場する全てのキャラクターが鮮明に頭の中でイメージされて、自分だけの映画を見ているようでした。 文字通り"本に入り込みました"
4投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログ伊坂作品時系列読書のため、デビュー作を読んだ。島の人々にとって外の街・仙台に棲む悪徳警察官・城山の唾棄すべき行動と、荻島での桃源郷のような出来事が同時進行で進む。仙台在住の著者が描く、地図にも載らない、誰にも知られることのない、仙台の先の牡鹿半島の南にあるという荻島は、ご当地小説の趣が色濃い。その島に住む人々の生活に、案山子も含め、リアリティは無いのに、伊坂ワールドに惹き込まれた。
2投稿日: 2023.10.27
powered by ブクログ裏表紙の内容紹介に惹かれて買った1冊。 コンビニ強盗で警察から追われていた主人公伊藤が目を覚ましたのは江戸時代以来外界との接触を絶っていた孤島、「萩島」。嘘しか言わない画家、合法的に殺人をする男、言葉を話し未来が見えるカカシ。妙な人間ばかりが暮らす島で、未来が見えるはずのカカシがバラバラに殺される事件が起こる...。 圧倒的な伏線回収。ちょっとしたセリフも何気ないシーンも萩島の運命がひとつに向かっていくように、最後の謎の答え合わせへと繋がっている。妙な島民たちもそれぞれに複雑なバックグラウンドがあり、それを知るうちに伊藤はもちろん読者の私でさえも彼らに愛着や親しみが沸いてくる。 でもそれ以上に強固な友情関係を結んだり、過去に深く干渉したりすることがなく、島民の彼らは島民として、外界の伊藤らは外界の者として物語を生きているのが読んでいて心地よい。 ミステリーであれどシュールレアリズム感漂うファンタジーでもあるこの作品は、どこか不思議で、でもどこか懐かしい雰囲気がある。そこに怖いもの見たさな要素も重なって、ページを捲る手が止まらない。 そしてセリフや文章がとても粋。本当は粋という一言で表したくないし表しきれてないのは承知だけれども、ぴったりあてはまる言葉が見当たらない感じ。「詩を食べて生きる」「詩を読むのは花を育てるのに似てる」「きっと、月が落ちてきたとしても、コインが回るような音が出るくらいだろう。」 文章の節々に声に出したくなるほど美しい言葉が散りばめられていて頭を抱える... それにしてもこんなに世界観の幕を開けて開けて開けまくって、美しく閉じられる作者すごい。まさに唯一無二。
1投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログ伊坂作品はこれで3つ目。 『神様のレシピ』『喋るカカシ』が気になって読んでみた。 最近、島に行ったばかりなので都会とは違う空気を身近に感じながら読めた。 時折、残酷な部分もあるけど全体的には可愛い世界だと思う。 オーデュボンの祈り が言いたいことなんじゃない?それでいいと思う。 で、何でカカシを作ったんだろう…?
4投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログ伊坂さんのデビュー作。ファンタジー強めのミステリ。 江戸以来外界から遮断されている“荻島"に、ある日突然放り込まれた主人公。 不可思議な登場人物たちの住むこの島は、不条理に満ちた異様な世界。 虚構と現実の絶妙なバランス、特異なキャラクターと奇想天外なストーリーでとてもデビュー作とは思えないほどの完成された作品。面白かった。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログ終盤は目が回るほどの伏線回収で、最後まで勢いよく読めた。 ラストは心地よい感覚が味わえる。 過去の出来事に後悔した時、判断に迷う時、最後は良い結末が決まっていると勇気をもらえる作品。 「風が吹けば桶屋が儲かる」とも取れる。 ただし、リアルな世界観だが、ファンタジーの要素が強すぎて感情移入しきれない。 悪の描写も強すぎる。
3投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログ伊坂幸太郎の処女作だったのか!! 仙台推しなのは最初の作品からなんだね〜 私にとっては少し暴力描写が強かったかな
0投稿日: 2023.09.21
powered by ブクログ初めてちゃんと伊坂幸太郎を読み切った。シュールで設定もビシバシなんだけど、もう少し文から肉薄した感情をわたしは得たかった。相性の問題だな
0投稿日: 2023.09.20
powered by ブクログ現世離れした不気味な世界観に入り込むまで少し時間がかかったが、途中からページを捲る手が止まらず、最後は変わった登場人物達を愛らしく感じた。 島に足りないものは何か?案山子を殺したのは誰か?そもそもここはどこなのか?誰かが嘘をついてるのか?城山と伊東はどうなるのか? 物語が進むごとに疑問が浮かび、いつの間にか引き込まれてしまった。関係ないような出来事同士が大きく繋がり、物事の真相が分かった時は気持ち良かった。 一番の謎だった島に足りないものは?の答えが秀逸で鳥肌が立った。
1投稿日: 2023.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂さんのデビュー作、独特な世界観。 案山子の神の座から降りたかったのかもしれないという考え、そうだよなー 島にないもの、音楽。
3投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログ伊坂幸太郎さん2000年のデビュー作。今更ですが、未読でした。 150年間も鎖国状態の荻島を舞台に、辿り着いた主人公が遭遇する事件を描いた物語です。 特異な状況設定や不思議な人物設定、さらにはストーリー展開など、荒唐無稽に思えるのですが、これらの設定が伏線回収や事件解決の鍵となっています。読み進めるほど面白さが増していきます。加えて、軽妙で洒落た会話に伊坂さんのセンスを感じ、楽しく読み進められました。 実在したアメリカの画家・鳥類研究家のオーデュボンとリョコウバト(乱獲で絶滅)のエピソードは、寓話のようでもあり、物語に深みを与えてくれている気がします。 本作は伊坂ワールドの原点とも言えると思いますが、この世界観を楽しめるか否かは、人それぞれかもしれません。予測不能の展開や意味不明な状況を、理解・納得しようと頑張らないことですね。 一つ一つの小さなエピソード(全部意味があります)、ユニークな表現や登場人物の面ふ白い会話が、伊坂作品を楽しむポイントではないでしょうか? (あんた、偉そうに何様?) シュールな特異世界ながら、人物の心理描写は繊細でリアルです。また、多くの伏線回収が見事で、計算し尽くされた感もあります。優しさや郷愁も感じさせられる不思議な魅力は、デビュー当時からその異彩を放っていたのだなと思える作品でした。
75投稿日: 2023.09.01
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんのデビュー作。独特の世界観は当時でも斬新だったろうな。 突拍子な展開も面白くて先が気になり、ページをどんどんめくりたくなってしまう。そして、文体か読みやすい。 この作品はあり得ない設定なのだけど、妙に納得して引き込まれてしまう。 引き続きどんどん伊坂作品を読んでいきたい。
30投稿日: 2023.09.01
powered by ブクログ個性的な登場人物、独特なミステリー。 特異な世界観に引き込まれ、ページをめくる手が止まらなかった。
3投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログどこか温もりのあるお話でとてもよい作品でした。 読んでても疲れないので、引き込まれてるって事なんですかね
0投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログ大分前に伊坂幸太郎のいの字も知らない時に読んだ今思えば貴重な作品 個人的にはめちゃくちゃ好き ふと思ったけどこのフワッとした世界観は今ハマってる恒川光太郎に近いかもしらん また再読したくなってきた 積読状態がハンパないのでいつになるかわからんが
2投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログ哀しいけどあたたかい あたたかいけど哀しい 相反する感情が常に揺り動く作品だった。 ファンタジーの要素がありながらも精巧でリアリティーがあり、没入感の強さにひかれた。 読者の納得感、満足感に寄り添っているようで 読んでいて安心した。
4投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログゾクゾクして、ページを捲る手が止まらなかった。 最後の伊藤と静香、日比野、轟で丘を登るシーンは情景を想像して何というか安心して、本当に美しいと思った。
2投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログ再読。これがデビュー作ってほんとに衝撃。不気味ファンタジーという感じか。おとぎ話のような残酷さもあって、くせになる。
1投稿日: 2023.08.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
伊坂幸太郎のデビュー作やっと読めた! 途中までちょいだれてたけど 最後は登場人物に愛着できるほど 後半に向けてどんどん好きな作品になった!! 異世界に迷い込み 喋るカカシ 城山殺されて良かった〜!!
1投稿日: 2023.07.22
powered by ブクログ面白かった…。 何か良かったものを伝えるためにあれが良かった、あれっていうのはこういうもので…一連の説明が必要になってしまうけれど、ただ一言「とりあえず読んでみて」それだけで事足りる気がする最たるもの 不思議な世界観だとか、簡単に言い表したくない…!桜が好きです。
0投稿日: 2023.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「「人生ってのはエスカレーターでさ。自分はとまっていても、いつのまにか進んでるんだ。乗った時から進んでいる。到着するところは決まっていてさ、勝手にそいつに向かっているんだ。だけど、みんな気がつかねえんだ。自分のいる場所だけはエスカレーターじゃないって思ってんだよ」それから、どうせエスカレーターは進むんだから、ぜいぜい息を切らして働くよりも、美味しいものを食っていたほうがよほどいい、と言った。」 「自分の投げた矢が絶対、的に当たっているものだと思っていてさ、それがてんで外れた地面に突き刺さっていたら、寂しいじゃないか」「そういう時はだ」彼は足取りが軽い。「落ちた場所に、自分で的を書けばいいんだよ」」 「こういう店があるから、人間てのは偉くなったと勘違いしちまうんだ。そのうちに「太陽なんてなくてもいいんじゃないか」なんて言うよ。 深夜に通りかかったコンビニエンスストアを眺めながら、助手席に乗った祖母がそう言ったことがある。」
0投稿日: 2023.07.15
powered by ブクログ異世界に迷い込んだ気分 あれもこれもと気が逸れるうちに読み進めてしまい、最後は収束。主人公の言葉の端々にヒントがあった
1投稿日: 2023.07.14
powered by ブクログファンタジーの中にあるシュールさ。 未来の見えるカカシ"優午"に殺人が許されている"桜"、体重300kgの"ウサギ"…まだまだたくさんいる、特徴ありすぎるキャラクターたちが愛しい。
1投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ何とも不思議な物語。世にも奇妙な物語というのかなんなのか。色々考えさせられる話だった。 今の日本というか明治以降の必要以上に西洋をありがたがるこの国の失ったものはなんなのか、というのが意外と隠されたテーマだったりして。それが音楽なはずはないけれども、そうすることでエンタメとして昇華させて、何かを訴えようとしているのかもしれない。あえて、まどろっこしくしているのかもしれない。でも、別に小説に意義なんて本当はないのかもしれない。 優午は未来が見える。自分が死ぬことはもちろん予測していた。というか、死期を探していたのかもしれない。名探偵なんて、有難迷惑。名探偵コナンなんてまさにその最たる例。不幸は起きてしまったら、所詮不幸。粗探しをしたところで行先はもちろん不幸。でもそのやるせなさを晴らす為に警察が存在する。でも警察なんて結局はただの人間でほとんど無能に近いから頼りにならず、物事の本質なんてわからない。だから、神のような存在が必要で桜がいる。実は荻島こそ、欠けてるもののない島なのかもしれない。いや、その桜がいることで何か欠けているのか。でもやはり、極端な西洋かぶれを免れたおかげで、城山なような人間を裁けたのかもしれない。そして、もしかしたら伊坂幸太郎氏は案山子なのかもしれない。 それにしても、最後の一つ一つ知恵の輪を解いていくような回収は、読んでいて心地よかった。
4投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ異質な人たちが暮らす隔離された島で起こるミステリーかと思っていたので、良い意味で騙されました。 どこか御伽話を彷彿とさせる世界観なので、読後は荻島の魅力にどっぷり浸かっているような感覚に。 これがデビュー作だなんて、、才能が恐ろしい。
4投稿日: 2023.06.21
powered by ブクログ不思議な小説だった。 読み終えてから知ったのですが、作者のデビュー作になるんですかね? 仙台が出てくる「安心感」の中、モヤモヤした感じで作品のワールドに引き込まれていきました。時折、狂気の暴力のにおいがするのはあまり好きではないのですが終わってみるとホッとする。そんな作品です。
4投稿日: 2023.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
案山子が喋り高度な悩みを解決するために人間達を100年かけて巧みに操り達成する中で、本作中でもっとも醜い人間はスカッと処分されるなんてステキすぎる
0投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログ伊坂幸太郎さんにハマるきっかけとなった作品。 未来を見通せるはずの案山子がなぜ殺されてしまったのか、という不思議な設定に惹かれてこの本を手にした。伏線もきちんと回収されていて、読み終わった後はとてもスッキリした。 また単なるミステリー作品ではなく、社会風刺が描かれていて、たくさんの要素がバランス良く詰め込まれているように感じた。
1投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログまあまあ。不思議な世界でゆったり過ごす話。特に変わったことが起きたりはしない。面白い本ではないのに何故か内容がいつまでも忘れられないのは不思議。
0投稿日: 2023.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近、伊坂作品を読み返しています。 発表順に読もうと思ったのですが、雑な性格で、微妙に年代順で読めていません泣 「グラスホッパー」(2003)、「アヒルと鴨のコインロッカー」(2004)、に続き、本作「オーデュボンの祈り」(2000)であります。で、こちらがデビュー作になります。 ・・・ ひとこと印象をいうと、昔のファミコンのアドベンチャーゲームみたいだなあ、と感じました。伝わらなさそうだけど。 アドベンチャーゲームってのは、主人公の行動次第でシナリオ・結末が幾通りもあるというものです。他方、文学作品(本作)はとうぜん、一つの結末に向かって進んでいきますが、場面場面の切り替わりが比較的短く発生し、大体の場面でメインのキャラとその相手(場合によってはもう一人くらい)というごく少ない人数とその会話から、読み手は状況が少しずつ理解できてくる、という感じです。 ・・・ まあそれにしても、設定が面白いですよねえ。 牡鹿半島の南の人知れぬ島、荻島。しかも江戸時代以降鎖国を続けており、そこには未来が見えるカカシ、優午がいるという。そこへ主人公「伊藤」が担がれてくる。そこで優午が「殺」され、助手の日比野とともに名探偵ばりに真相の解明につとめる。 でこれ、いちいち突っ込もうとすればできなくもなさそうです。でも、読者をそういう気にさせない吸引力があると思います。ただただ、面白く読み進めてしまいます。 ・・・ あと、キャラもいいですよね。島の方々、皆個性的。 主人公伊藤の連れになる日比野は、無神経?いい奴?でお人よしなペンキ塗り。あー、女に弱いってのがねえ。 郵便屋の草薙の奥さん、りえちゃんは「手を握る人」。ホスピスで疼痛緩和に尽力するような方でしょうかね。手を握って死を見届けるっていう職業も、架空の島だし、現実の肌感覚としてもありそうだよなあ、思ってしまいます。 ルール人「桜」も斬新でした。ルパン三世の五右衛門が銃を持っているようなイメージでいます笑。この「桜」ってのもかなりすごい設定ですが、カカシの優午の後では、もはや驚くより「あるかも」な印象になります笑 最後の彼女さんの登場も良いですし、人非人の城山がどうなるかとも思いましたが、最後はザクっと終わりましたね。バッドエンドではありませんでした。 ・・・ ということで、やっぱり面白い伊坂作品でした。 Wikipediaで確認すると、伊坂氏が在学中、東北大学には瀬名秀明、佐藤賢一、円城塔らも在学していたそうです。すごい面々ですよね。東北大卒の作家のコンピレーション本とか出てきそう(既にあるのかな?)。 コンベンショナルな刑事ものとか、恋愛ものとか、単純にカテゴライズされるような作品に飽きてしまった方にはお勧めできる斬新な作風です。そのほか、東北びいきの方、システムエンジニアの方など、読んでいて多少首肯する部分があるのではないでしょうか。お勧めできる一作です。
1投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ久しぶりに再読。荻島の自然豊かな長閑な風景と、城山の反吐が出そうなえげつない悪意。島の人は偏りが有るようだけど、なんだかフラットで、それは優午の有りようとリンクする。日比野が憎めなくて、可愛くて愛おしくなる。最後に色々繋がって全て謎が解けていく爽快さは流石だなぁと。無駄なものは無かった。全て必然だったのだ。私達の日常もやはり、一つ一つの小さな選択が繋がって、今の自分に辿り着いているのだろう。
1投稿日: 2023.05.21
powered by ブクログ話の流れがゆったりなのに 突然過激になったり なんか気になるぞー!って 盛り上がったり 終始楽しめました^_^
2投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログ社会から孤立した離島での群像劇。個性的な登場人物に魅了された。不可解な出来事が最後には線で繋がっていく。読み進める事にささやかな謎が解けていくようで面白かった。
1投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ私にはとても心地良く世界に没入出来る、ファンタジーなミステリー小説でした。 「全部を知っていなくてはいけないのと、楽しく暮らすというのは、次元の違う話だろ?」 「狂うことと受け入れることは似ている。」 「月でも呼んでるのかよ」
14投稿日: 2023.04.24
powered by ブクログ不思議な島に主人公である伊藤があるきっかけでたどり着く。伊藤が島の謎を解いていく過程が面白くて一気に引き込まれました。最後はこれで終わり?となりました、もっと物語の続きを読みたかったです!
2投稿日: 2023.04.23
powered by ブクログ伊坂さんの作品の中でも、かなり好きな作品になりました。ミステリーでもありファンタジーでもあるような、非現実的な中にどこか現実味を感じさせるように、素敵な作品に出会えました。 登場人物は多いけれどそれぞれの個性が伊藤目線から語られているのですぐに覚えられて読みやすかったです。 伊藤みたいな思想の持ち主と話したら楽しそうだな、と少し心惹かれている自分のことを変わり者だなと思いつつ、荻島に夢中になって読み終えました。 日常と現実を行き来させてくれるから小説読むのやっぱり好き!忙しいときほど小説読むの辞められない( ˆᴗˆ )
2投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログ久々に小説を読みたくなって買う。 前のマリアビートルもそうだったけど、不思議な展開へのワクワクと、登場人物の個性に惹き付けられる。こんなんどう作るんやろ
2投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログ伊藤は、気がつくと島に連れてこられていた。日本だけど、江戸時代以降外との繋がりを絶った荻島。伊藤は島で、ペンキ塗りの日比野や、郵便屋の草薙、喋るカカシの優午に出会うが、島である事件が起きて─。 伊坂幸太郎さんのデビュー作。変な島の、変な人々の話。夢みたいでシュールだけど、欠落を愛しいと思える話だった。いろんな物語が絡み合っていて凄い。伏線の回収が気持ちよかった。
0投稿日: 2023.04.17
powered by ブクログファンタジーのようなミステリーのような不思議なお話。 伊坂さんはミュージックが大好きなんでしょうね。 桜も「なんで素敵な…!」と言ったのではないでしょうか。
1投稿日: 2023.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。 伊坂幸太郎さんの本を初めて読んだが、想像していた話と違って、真面目でなんかいい話だった。
1投稿日: 2023.04.12
powered by ブクログ伊坂幸太郎氏のデビュー作。すでに伊坂作品のエッセンスが詰まっている。仙台、日常の中の非日常的世界、個性的な登場人物、シャレた会話、小さなエピソードの積み重ね、後半での怒涛の伏線回収などなど。 逃げる主人公の伊藤、追う警官の城山、恋人の静香、拾う轟、カカシの優午、太ったウサギ、嘘つき画家の園山、郵便配達の草薙とその妻百合、足の悪い田中。 ミステリーのようであり、ファンタジーのようであり、楽しい一冊でした。
1投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログカカシが喋ったり、存在が確認されていない島が出てきたり、ローファンタジーのミステリーなんだけど、その構成が作り込まれていてなんとも不思議な小説。 伊坂幸太郎は、不条理の中で生きる人々を描く。
1投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログ作品に没入して世界観を楽しめました!終わりが気になるんだけど終わって欲しくない…という気持ちを久しぶりに味わった気がします。 ファンタジーと言ってもいいかもしれないような設定なのだが、張り巡らされた伏線やあらゆる描写のリアリティで全く気になりませんでした。自然の描写にはかなり癒されました。 地面に耳をつけて音を聞く少女、若葉が可愛くて好きです。そういえば自分も昔、耳を塞いで身体の音を聞いて感動したなと思い出しました。
4投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログ伊坂作品は順番に読んだ方がよいと聞いたのでデビュー作から。 シュールな世界観に戸惑ったけど、ファンタジーのようでリアルな世界に引き込まれた。 最後は一気にパズルがピタリと合わさって気持ちよかった!島のすべてが美しく感じた。
1投稿日: 2023.03.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仕事も恋人も手放した男が、コンビニ強盗をはたらいたのちに何故か辿り着いた孤島で、不可解な出来事に次々巻き込まれて(首を突っ込んで)いく長編 喋る案山子、独断で制裁を下す男 あまりに突拍子もない設定に振り落とされないようについていくのに必死になる 必死に喰らいついた先に待ち構える怒涛の伏線回収が気持ちいい ほんの少しの違いからドミノ倒しでまったく違う結末が生まれる→PK 群集心理、集団催眠→魔王 孤島に匿う→サクリファイス デビュー作の時点で、既に他作品の種が蒔かれているのも素直に感動する 使う言葉がおもしろい人は頭の中までおもしろいんだなあと思った
1投稿日: 2023.03.21
powered by ブクログ人間に塗れ、そのせいで自らの下に転がっているものすら見えなくなってしまった今日この頃。合理性ではない感性が私たちには必要なのかもしれない。神すら嫌気がさす人間のべっとり染みついた醜悪は、浄化されずとも自らの指針へと裏返すことができるのだろうか。正義の反対は悪ではなく、不義である。それならば正義と悪は共存できるのだ。
1投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログ初伊坂幸太郎。 読みやすくて、先が気になるからなかなか中断できない。シュールさと若干の説教ぽさ?が面白かったな。
0投稿日: 2023.03.18
powered by ブクログ不思議とこの変わった世界にすっと入り込めてしまう。すべてが何の説得力もない設定なのに、ふーん、と頷きながら読み進めてしまう。 この価値観はありなのか?この常識はどうなのか?もちろん、ちょ待てよ、と思ってしまう箇所もあるが、まぁこの島ならあるかもね、と納得してしまう。 そもそも、コンビニ強盗に失敗した主人公が、150年もの間鎖国状態にあった荻島という土地にたどり着くところから始まる。そこではカカシが喋り、嘘しか言うことの出来ない画家がいたり、不思議なキャラクターが次から次へと登場する。 「この島がリョコウバトと同じ運命をたどるとすれば、私はオーデュポンのようにそれを見ているしかないでしょう」と、未来をわかることのできるカカシはこう言う。ただカカシは動けないにも関わらず人間への復讐を果たす。もう何がなんだかよく分からないのだけど、小説っていいよなぁと思う。 結局なんの話なのかもよく分かってないのかもしれないけど、こんなにのどかだけど、かなり怪しさのある島での世界に浸ることができてよかったなぁと思うのです。没入感、これ大事。
1投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログゆるり伊坂ウィーク 可愛い後輩のおすすめ この世界に住みたいんだと言ったあの子の気持ちがわかって嬉しかった ミステリだけど、シュール 実はあんまりない組み合わせなのでは?と思いながら楽しく読んだ
0投稿日: 2023.03.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「未来が見えるカカシは、なぜ自分の死を阻止できなかったのか?」という一文に興味をそそられ、本屋に出向き購入。 本当に面白かった。みるみるページを読み進め、あっという間に時間が経っていた。 歴史上の人物の登場と、もしかしたらあり得るのだろうか…という設定が好き。 例えば、「支倉常長が生存していて島の存在をひた隠しにしていた」という歴史を交えた設定や、「脳内で電気が走ることで、複雑な組織をつなぎ、考える動力となっているように、カカシの中の土・風・花などが虫の蠢きによってつながれて、考える原動力たらしめている」という設定も、あり得ないがあり得るのか…?と思ってしまうものだった。あり得ないけど。 また、やはり私は悪役という存在が好きだ。自身の好き・嫌いを全開に、目的遂行のためなら手段を厭わない、そんな本能丸出しの悪役が、どの物語にも面白い展開を導いてくれると思っている。 城山の存在がまさにそれ。残虐かつ狡猾で、心の底から許せないサイコパスが、そもそも異質な荻島での体験に、更なるドキドキハラハラを提供してくれていた。城山の酷い行為が理由で悲しくなり、読み進めるのが怖く、本の進みが悪くなることが1度あったくらいに、悪くも良い存在だ。 末尾には、沢山の伏線回収作業が待っていた。線を引き、読み返して、鳥肌が立つ。最高に楽しい作業がたっぷり詰まった作品だった。
1投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オーデュボンの祈り (新潮文庫) 著作者:伊坂幸太郎 発行者:新潮社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 伊坂ワールドの源流と言える新感覚ミステリー。
2投稿日: 2023.02.14
powered by ブクログ荒川アンダーザブリッジみたいな、個性的な住人たちの話も興味深いし、ちょいちょい人生哲学っぽいのも含まれてるし、推理要素もあって、不思議なんだけど温かくてよかった。 伏線要素はふわっとしててわかりにくいけど、きっとまだまだじぶんが気づけていない繋がりがあるんだろうなぁ。 ゆうごと話してみたいな
1投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ登場人物がみんなファンタジーなのに、実在する話も出てきたりで不思議な感覚でした。 推理小説だけどファンタジー要素が強すぎて次にどんな展開がくるのか全く分からず、けど読み終わった時にはスッキリするような作品でした。
2投稿日: 2023.02.12
powered by ブクログあまりにも設定が現実とはかけ離れている作品だったので作品に入り込めるか心配だったが、先が気になってあっという間だった。 桜と伊藤の「生きている価値のある人間なんているのか」という会話が印象に残る。桜は島の中で唯一殺人が認められているという奇妙なところに惹かれた。 伊坂幸太郎さんの緻密な伏線回収はデビュー作から健在だったことに驚いた。桜が地面に埋めた花がまさかの結末を生み出したところが特に気持ち良かった。
12投稿日: 2023.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
システムエンジニアをクビになった主人公が不思議な島に連れていかれる話。島の人はみんな変で、そのなんとも言えない不気味な世界観に不安を感じながらも、島民が待っている「この島に欠けているもの」はなんだろう、と先の展開が気になってテンポ良く読み進められる小説。 城山という刑事が、伊坂幸太郎の小説によく出てくる人の心がない残忍な奴で、痛い描写がやっぱり苦手だと思った。元恋人が酷い目に遭わなくて救われた。 現実離れした設定なのにここまで引き込まれるのはすごい。
2投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
何年ぶりに読んだのだろう。15年くらい前かも。 変わらず面白かった。 伊坂さんの小説は登場人物のキャラクターが魅力的だ。読むのも耐えない残虐なキャラクターの行為の描写があるものの、ちゃんとスッキリ成敗されるのも嬉しい。 この話はなんと言っても優午かな。喋るカカシ。島の神様のようなカリスマ的な存在。人間よりも人間っぽく、個人としては人間をきっと愛していたけど、全体としての人間は嫌いだったのだろうな。 あとは日比野。彼はきっと発達障害なのだろう。馬鹿にされ哀れまれ、でもまっすぐ生きている。矢が的を外れて地面に刺さったら寂しいと言った伊藤に、「そういう時は落ちた場所に自分で的を書けばいい」と言った彼の台詞が印象的だった。 誰よりもわからないことが多い中、誰よりもわかっているのだろうな。自分が人と違うこと、馬鹿にされていることに気づき、葛藤していることも、さらりと描写してしまう伊坂さんはやはり天才。
3投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ面白かったんですが、途中で読むのを中断してしまったので、登場人物が誰が誰だったか覚えておらず笑 伏線的なミステリーは楽しめませんでしたが、情景描写は不思議な世界観が浮かぶようで楽しかったです。
2投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログ恋人と別れ、会社を辞め、さらにコンビニ強盗にも失敗した主人公、伊藤。 目を覚ますと見知らぬ島に辿り着いていた… 初めての伊坂幸太郎さんの作品を手にしました。 言葉を喋り未来が分かる案山子、真逆の言葉を発する画家、人を殺して許される男・・・。 ある日、案山子が殺される(壊される)ところから物語が進んでいきます。 島での話、本土での話、過去の話と視点が変わりながら進んでいきますが、とても読みやすかったです。 何故、案山子が殺されてしまったのか、犯人は誰なのか、伊藤は何のために島に来たのか。 終盤にかけて、だんだんと霧が晴れていくようなそんな爽やかな空気と、 独特な世界感。という言葉だけでは言い表せませんが、不思議な世界感を楽しめました。 ファンタジーでもあり、ミステリー要素もあるのでいろいろ想像、考察しながら読むのが楽しい作品です。
52投稿日: 2023.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全然話がよめなくて不思議なお話だった。まさにシュールな小説。喋る案山子は島の皆の群集心理によるものと言われた時は好奇心くすぐられたけど、ホントに未来が見えて喋る案山子だったんだね。不思議だぁ~。気になるのは、島に音楽が流れて今後どう変わっていくのか。城山が島に来た時点でこうなることは分かってたよ。でもまさかそこを打たれるとは。自業自得だよ。
6投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログ久しぶりの伊坂幸太郎さんの作品 独特な世界観で何とも言えない不思議な読後感 面白い 癖になるかも(笑) デビュー作か。。。 案山子が喋る?! 田圃の中にずっと立っているあの案山子 勿論見たことは何度もあるが、自分にとっては何故か存在自体が怖いので、喋るとは更に怖い 他の登場人物もみんな個性的 もう謎だらけ でもみんなの行動にはそれぞれ意味があって繋がって行く とにかく『オーデュポンの祈り』と言えば頭の中にすぐ「喋る案山子」が浮かぶようになった
29投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログ誰も知らない治外法権の島、それだけで厨二心がくすぐられる。様々な出来事が連続的に起こってわけがわからない!といった状況なのに、ゆっくりと流れるこの島の時間や人の心の動きが主人公を経由して私自身にも伝わってきて少しずつ呑み込まれていくような感覚があった。不思議が不思議のまま残るのもまた魅力的だった。
8投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログやはり面白い! 「荻島」の登場人物1人ひとりのキャラが立っていて、この人たちはどんな毎日を送っているんだろうか、この島には何が足りないと言われているのか…など色々な想像をしながら読むことが出来て、手が止まらなくなる。 案山子の優午に対して、たくさんの人が神様のように讃えるのも不思議な設定で引き込まれた。
5投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログ主人公・伊藤が外界より遮断された島で目覚めるところから始まります。まるで不思議の国に迷い込んだような個性溢れるキャラと習慣、ルール、そしてお伽噺のような伝説と本作最大のミステリー。伏線回収しながら最後はスッキリです。…こういう島、あってもいいんじゃないかなー?って思いました。それにしても伊坂さんこれデビュー作で書きます?って天才ぶりです。面白かった。ラッシュライフ・重力ピエロとも関連ありそうなので楽しみです。
7投稿日: 2023.01.01
powered by ブクログコンビニ強盗に失敗した伊藤は気がつくと見知らぬ島にいた。 とても不思議な小説なのに、ミステリー感たっぷりで引き込まれます。 大好きな小説。 何度も読み返しています。 なぜカカシがいなくなったのか、島に足りないものはなんだったのか、人々の死や存在の意味が散りばめられた伏線が最終的に回収される部分は爽快感さえあります。 島の存在はフィクションなんだろうけれど、オーデュポンやリョコウバトなどは実在する話なので、リアリティとの交錯のバランスが絶妙。 村上春樹を思わせる設定や文体ですが、全く影響は受けていないようです。 それでこの世界観を出せるとは天性の才能だと思う。 純文学ほど性的な部分を強調しないところも好きです。 おすすめです。
4投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログ上司に貸してもらった。江戸以来外界から遮断されている萩島が舞台。サスペンスとミステリーが合わさっているけれどファンタジー要素が一番強い。世界観はフワフワしてるのにそこで起きていることとかが現実的で話に引き込まれる。未来が分かるしゃべるカカシの優午、ハウルの動く城のカブを想像した。もっと和風なんだろうけど。優午は未来が分かっても何も出来ず、頼りにされるのと同じぐらい糾弾されることにうんざりしてたんだろうな。最後に人間に少し復讐することを考えて指示していたならかなり策士。もう一周読んだら感じ方が変わりそうだしまた読みたいと思う。 萩島に欠けている物、最後まで引っ張ったけどアッサリしていたしこの設定は無くても良かったんじゃ…というのが正直な感想かも。
2投稿日: 2022.12.12
powered by ブクログ人は誰しも何かの宗教を持っているのかもしれない。 少しフィクションが混じり純粋な推理小説ではないが、ミステリーの面白さを発見できた小説だった。 知っている、ということが場合によっては毒になるのかもしれない。
4投稿日: 2022.12.08
powered by ブクログどんどんパズルのピースがはまっていく感じが面白かった〜 不思議な世界の不思議なお話なんだけど、長編の詩を読んでいるような感じ。
6投稿日: 2022.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
星4.4 小説を読むようになったキッカケは伊坂幸太郎の「重力ピエロ」に感銘を受けたことだった。 そこから既刊の作品を読み、新作が出れば読むほどに好きな作家となった。 その伊坂作品の一作目を再読。 その魅力を箇条書きで。 ・登場人物がみな魅力的、また愛おしい 今作では、島の住人たちがみな個性的であり、おかしなところや非常識に感じるようなところはたくさんあるが、憎めなかったり愛おしく感じる。 私は特に日比野がたまらなく好きだ。 ・台詞がいちいちオシャレ たまにキザっぽく感じるところがあるが、いろんなところで素敵なことを言ってくれる。 多忙で窮屈な時間を過ごしていると、なおさら心が洗われるような、励まされるような、そんなことを聞かせてくれる。 特に今作では島の人々の穏やかな生活の描写と相まって、とても癒された。 ・悪は極悪、そして勧善懲悪、悪は打ちのめされる 今作では城山。読んでいて、ひたすらに不愉快極まりない極悪人である。 しかし悪は許さない、勧善懲悪スタイルを貫く。少年ジャンプ的作風といってよいかも。 「正義は勝つ」というか、「正直者がバカをみる、を許さない」というか。 現実はそうもいかない、かもしれないけど、爽快感があるのは間違いないし、そうであってほしい世界を見せてくれる魅力がある。 今作で主人公の伊藤の心情として 「僕は、勧善懲悪の物語が好きだ。」 「なぜなら、現実はそうじゃないからだ。」 という表現があるが、まさにそうだ。だからそんな世界を見たいのだ。読みたいのだ。 ・リアルとファンタジーのバランスの良さ 言葉を喋り未来を知っているカカシ、という超現実的な存在が登場する。 百年以上も(ほぼ)外部との交流を持たない島。 など、ほかにもたくさん登場する、とてもリアルとは思えない描写も、あまりに非現実だろうと興醒めするほどでなく、リアルとのバランスがよく物語に入り込める。 伊藤が半信半疑のまま徐々に島の生活に慣れていくように、次から次へとおかしな人々、おかしな出来事に巻き込まれていくからなのか、それを一緒に体験していくからなのか、なぜかよくわからないのだが、心離れずのめり込んでしまう。 ・最後はテンポをつけてきっちりまとめる 一本大きな謎を持たせつつ、たくさん謎を散りばめながら物語は進み、クライマックスはかなりのスピード感ですべてを解決していくような、風呂敷のたたみ方が美しく気持ちよい。 伏線、という言葉が正しいのかわからないが、途中に感じた疑問は当然、そして伏線だと気付かなかったところまで含めて一気に回収してくれる。 めちゃくちゃ面白い。 優午の人(?)柄があってこそ、優午の願いのために島の人々がそれぞれの役割を持って動く、それによって生まれたミステリーというのが、なんと美しく清々しいミステリーだと感じた。 「なぜ優午が未来のことを話さないのか」の理由が明かされる最後という構成もにくい演出だなぁ。 ここは、こんな島だから。 でも、いいところだよね。
2投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログ独特な世界観と舞台設定が面白くて、あっという間に物語の中へ引き込まれた。 ファンタジーでありながらメッセージ性も強く、まるでジブリ映画を観ている様な感覚になった。
6投稿日: 2022.11.26
powered by ブクログ物語の構造、設定が斬新だ。読書中のワクワク、ドキドキ、読後の爽快感もある。 仕事でオーデュボンの『アメリカの鳥』を扱っているため、手に取った。今は絶滅したリョコウバトのページは中でも傑作だ。 ぜひ本物を見て頂いてから、本作を読んでほしい。カカシの優牛の「気持ち」が理解できるはずだ。
5投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ【2012.7.10 再読/☆5つ→3つ】 以前読んだけれど、 ・未来が分かる喋る案山子が出てくる ・ファンタジーっぽかった ・割と好きだった 程度の記憶しかなかったので、再読しました。 読み直してみると過去の評価ほどではなかったです、残念ながら。 もちろん好きな作品であることには変わりがないのですが。 萩島という架空の島の住人は、皆魅力的で、私の好きな、伊坂さんらしい機知に富んだ台詞は、デビュー作であるこの作品から魅力を発揮していて、スイスイと読み進められますが、もっと踏み込んで人物設定してほしい人がいたのも確か。 案山子の優午は、私の記憶より、良くも悪くも人間臭く、主人公の伊藤は、私の記憶よりあまり魅力がなかったです。 もっと強いテーマを、伊坂さんの作品に求めるようになっているのは、私自身が伊坂作品に育てられた証拠だと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【以下、過去のレビュー】 解説にはシュール、と表現されていたけれど 個人的には素敵なファンタジーだと思いました。 伊坂さんらしい機知に富んだ会話や独特の視点で世界を捉えた描写がふんだんに盛り込まれていてストーリーも魅力的だったので興味深く読むことができました。 優午の気持ちが、痛いほどよく分かりなんだか切ない気分になります。 読んで良かったし時間を空けて、もう1度読みたいと思う作品です。
5投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログ伊坂幸太郎のデビュー作。 不思議な世界観なのに、なぜか「どこかに本当にあるんじゃないか?」とも思える感覚。 伊坂さんらしい、サクッとズバッとスッキリする場面もあり、爽快。 ヒヤヒヤ…というよりも呆気なく、でも物足りないわけではない、あの感情を作れるのは、すごいの一言。 コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ“荻島”にいた。 嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。 次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか? 伊坂幸太郎、伝説のデビュー作見参!
2投稿日: 2022.10.09
powered by ブクログ少年の頃に読んだ伊坂幸太郎氏の商業デビュー作 私の心に残っている1冊です やけっぱちでコンビニ強盗を働いた主人公が目を覚ますと、そこは鎖国を続ける孤島だった
1投稿日: 2022.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリー×ファンタジーでとても斬新。 ミステリーおもしろー!舞台が謎の田舎なのも良い ・「来る未来も、来ない未来も、ある」 というカカシの言う未来の捉え方がとても好き。決まってはいるけれども、それは何通りもあるんだと前向きになれる。 ・名探偵に関する考察には納得させられた。結局名探偵は誰も救わない。 ・何度も問いかけられていたこの島に欠けているものは、確かにいいと思うけど、「なんでそこで音楽??」 という感覚が残ってしまっている… 伏線回収が素晴らしかったけど、謎の対象と、犯人と、この島に欠けているものがあんまりしっくり来なかったから星4… 愛とか他のもっと抽象的な物とかを想像してたんだけど、伊坂さんが音楽好きだからってだけ? でもたった数行で説明出来るなら、何百枚もの物語を語る必要もないもんねえ 珍しく「時間が無くても再読したい」1冊。
0投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ実際には存在しない荻島では別の決まり事があり不思議で不可解だったけどそこがまた伊坂幸太郎の面白さだと思った!ラスト優午が生まれたシーンが私はすきです。
1投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログ外界と遮断された離島。そこには、人の言葉を話し、未来を予知するカカシ。世界観、物語の展開が秀逸なファンタジーミステリー。おすすめです。
1投稿日: 2022.09.03
powered by ブクログ奇想天外な物語構成、個性豊かなキャラクター、伊坂幸太郎のメッセージ、どれをとっても良かった。 ワクワクしながら最後まで読めました! ほとんどの部分はただ楽しみながら読んでいたけど、優午の最後の決断には、人としての悲しさと納得感がありました。 自分にも鳥の友達がおれば、めちゃくちゃ贔屓するかもしれん。 そして、人間は往々にして残酷、そればっかりはその通り!
1投稿日: 2022.08.31
powered by ブクログ喋る不思議なかかし。桜。独特の世界観の島が繰り広げる不思議な話。村上春樹の世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが好きならこの作品も好きかも。世界観はこっちのほうが万人受けする
1投稿日: 2022.08.30
powered by ブクログ伊坂幸太郎って仙台好きだよね。 俺は来たばっかだし、あんまり好きじゃない。 いつか好きになれるといいな。
0投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ不思議の国のアリスのようなメルヘンで少し変わってて、個性的な登場人物は魅力満載でした。 内容としてはファンタジーでありながらも、ミステリーとしてしっかり成立しており、細やかな謎解きも含めて楽しめる作品だったかなと思います。 どうしてもメルヘン漂う作品なので、事件の中身自体はそこまで緊迫感がなかった点だけが少し気になりました。
10投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログ仙台の離島、荻島に連れていかれた伊藤が、未来を予言する案山子と出会い、島の不可解な事件と向き合う物語。案山子はその島では神様のように崇められており、案山子の存在は島民に安寧をもたらすが、、、 個人的に非現実的な物語はあまり好きではないが、本作は島の世界観に引き込まれ一気に読んでしまいたくなる本である。日本と外交のある轟や嘘しかつかない園山、銃で制裁を下す桜など登場人物も多彩であり、最終的に各登場人物の奇妙な行動の原因が分かった時は非常にすっきりすると思われる。ただ、中盤の事件が起きてからは物語の進行が遅く感じたため、途中で離脱する方も多いのではと感じた。
1投稿日: 2022.08.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仙台の孤島、荻島で繰り広げられる現実感のないお話。かかしがしゃべる。鎖国をしてる。 支倉常長が作った理想郷のような島。 オーデュボンもリョコウバトも初めて知った。 結果的に勧善懲悪になったからよかった。城山みたいなやつが1番嫌い。 何冊か伊坂幸太郎作品は読んでいるけれど、結構残酷な描写もあったりでちょっと新鮮だった。これが筆者のデビュー作だったとは! こんな孤島で途中からバタバタ殺人が起きてってあれ、これは推理小説?と思ったくらい笑 この島に欠けているもの、というお題があって一緒に考えながら読み進めたけど、まさか音楽だったとは。思いつかなかった。
8投稿日: 2022.08.12
powered by ブクログ中2のとき湊かなえの告白を読んだ時以来の読み終えた後の衝撃と満足感、、、、 どっぷり伊坂ワールドに浸りました これだからミステリーってやめられない
0投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログ喋る案山子、外の世界と切り離された島、島で起こる全ての出来事が非現実的なのに、引き込まれるのがすごい。 伊坂幸太郎の作品を読むのは、これで何作目になるのかは覚えていない。 これがデビュー作かあ。もうすでに独特の世界観が出来上がってるなあ。
0投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログおそらく十数年前、なんなら20年近く前、伊坂幸太郎さんのデビュー作『オーデュボンの祈り』を一度読み始めたことがありました。でもしゃべるカカシが出てきて面食らってしまい、当時の私にはこの世界観が理解できず、どうしても物語の中に入り込めなくて、途中で読むのをやめてしまいました。それ以来、伊坂さんの作品に触れることはありませんでした。 それがここ数年、伊坂さんの作品がやけに気になるように。いつ行っても書店には伊坂さんの本がたくさん並んでいて、しかも表紙のデザインを変えて新装版として改めて売り出されるものも多く目にするし、さらにはいろいろなところで作品が絶賛、紹介されるのを見聞きするうち、伊坂作品を無視できなくなっていました。ええいこんなに気になるならいっそ読んでしまえ! ということで、もう一度このデビュー作からチャレンジしてみようと、改めて読んでみました。 これが! おもしろかったのですよ! ようやく私にも来ました。伊坂幸太郎の波が。読みどきが。なんかうれしい。 主人公は〈僕〉、伊藤、28歳。コンビニ強盗未遂で捕まった警察から逃げていたのだが、気がつくと見知らぬアパートの一室のベッドにいた。その部屋を訪ねてきた日比野という男によれば、そこは〈仙台の先の牡鹿半島を、ずっと南に来たところ〉にある荻島という島で、150年も外界との交流がないらしい。そこに住むのは、熊に似た轟のおっさんや、反対のことしか言わない元画家の園山、地べたに横たわって心臓の音を聞いている少女若葉、この島の〈ルール〉だという美しい男桜、といった人たち。そして田圃の中心には、未来がわかるというしゃべるカカシが立っていた。ある日そのカカシが殺されるのだが、カカシはなぜ、自分が殺される未来を見通せなかったのか。 ううむ、あらすじを書くとやはり荒唐無稽というか、独特の世界観だなぁと思うのですが、一度入り込んだら抜け出せなくなる魅力があります。本作は、第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作ですから当然ミステリーでして、もう始めから終わりまで謎だらけ、夢中で読んでいました。それでいて文章表現はけっこう文学的で、しっとりとした切なさも感じました。 読み終わったとき、この島はユートピアか、ディストピアか、という問いがふと湧いて、私はユートピアだと思いました。〈仙台〉の方がよほどディストピアだと。 私、主人公伊藤のおばあちゃんが好きですわぁ。
0投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログあまりに鮮烈だった。 読了後、私は鳥肌が止まらなかった。 簡潔にこの話を表現するなら、初めから最後まで無駄なパズルのピースがない話だ。 知らずのうちに収斂していった真実がふいにひとつの道となり、美しい彫像のように現れる。 おそらく、読了後に覚えたあの震えは、この美しい一本道を削り出す感覚に翻弄されたものだろう。 架空の荻島という孤島を舞台に物語は綴られていくのだが、登場する島民たちは揃いも揃って個性的で非現実だ。 しかし、その非現実に親近感が持て、蟻地獄のごとくあっという間に荻島の世界に呑まれる。気付けば砂に呑まれて息をするのも忘れてしまった。 文庫版あとがきにて、吉野仁氏は「超現実主義(シュール)」と評する。超現実ではあるが、読み進めるごとに毎日挨拶を交わす隣人のような親近感が湧いていく。この超現実の錯視は作者の技量の高さを伺わせる。 読んで後悔しない話を挙げるなら、私は一番にこの作品を筆頭にする。 それほどまでに鮮烈でいとおしい作品だった。
0投稿日: 2022.07.28
powered by ブクログ伊坂ワールド大全開でした。 登場人物がみんな面白い。 萩島行ってみたいなぁ。ちょっと怖くもあるけど。
0投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログこれがデビュー作ってまじで天才なんだろうな 不思議な設定にみるみる飲み込まれて、気づいたら自分も喋る案山子の存在を信じてた笑 よくあるミステリーとはかけ離れててとっても面白かった!
0投稿日: 2022.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
買ってから読むまですごく時間かかってしまったけど想像以上に面白かった。伊坂幸太郎のデビュー作で私も伊坂デビューした。 宮城出身なだけにゆかりある知名が出てくるのがなんだか嬉しくて、不思議な登場人物や世界観、先の読めない展開が新鮮で、伏線回収気持ち良かった。もっと他作品も読破したいと思った。
0投稿日: 2022.07.11
powered by ブクログまるで、大人の絵本を読んでいるような感覚だった。 不思議。でもすごく現実的。スカッとする要素もあって最後まで退屈せず読めた。
5投稿日: 2022.06.25
powered by ブクログ今日も今日とて伊坂 digg めっちゃ楽しめた。 デビュー作とは思えないほど、ゴリッゴリ伊坂ワールド!完成されてる。。 城山すんごい嫌い。 使いパシリのキモ汚い男がどうなったか気になる。 園山さんどうなったのかも気になるし なんなら最初園山さんが犯人だと思った。 自転車を使って時間を巻けば優午をヤレるんじゃない?と思ってしまってた
1投稿日: 2022.06.23
powered by ブクログ最初は設定に戸惑って、どういうお話??と思ってたけど、読み進めていくうちにちょっと変わってる環境や登場人物を受け入れられている自分がいてびっくり…笑 人間の愚かさをも皮肉っぽく描き出しているこの作品は、ミステリーにとどまらないような感じがします!
2投稿日: 2022.06.22
powered by ブクログ伊坂幸太郎のデビュー作。高校生の頃、バイト先の店長が伊坂幸太郎好きで、全巻プレゼントしてくれた。再読です。 伊坂幸太郎さんの書く文章って癖がなくて本当にすらすら読めるのなんで。しかも面白くてのめり込んでしまうので、さらにすらすら読めちゃう。 オーデュボンの祈りはカカシが喋る。しかも未来予測できます!って感じで設定がぶっ飛んでるけど、なぜか納得しちゃう。 日比野の言動の端々に寂しさが滲み出ていて日比野を見ていると、こっちも寂しくなってくる。結構明るいキャラクターとして描かれているけど、一人きりではカバーしきれない余白を多く感じる登場人物です。 一番好きな登場人物はやっぱりカカシの優午!なんて一途で純粋な男の子なんだろう!とキュンキュンしっぱなしでした。もし私が優午だったらあんなに愛される可愛らしい存在であり続けられない。 P202「楽しくないとか、悲しいことがあったからってやり直せないんだ。だろ。みんな一回きりの人生なんだ。わかるか?」 『だから、何があっても生きていくしかないんだ。一回しか生きられないんだから、全部を受け入れるしかねぇんだ。』 そうなんだよねぇ、受け入れるしかないんだよねぇ。と沁みました。
0投稿日: 2022.06.22
powered by ブクログ最後に感動した。涙はでなかったけど、綺麗な最後だった。序盤はやや退屈だったけど、中盤くらいから謎が出てきて、面白くなった。最後に謎が次々と解決されていくのは爽快感があった。
0投稿日: 2022.06.09
powered by ブクログ「わけわからなすぎて面白いよ」と同僚に勧められて。 伊坂幸太郎さんの作品を初めて読んだ。 日常の中のファンタジーにおいて、ラストはしっかりと伏線が回収されていくミステリー。 登場人物はみんな不思議な特徴があり、小さい頃読んだオズの魔法使いのような不思議な感覚を覚えた。 最後が繋がっていく感じが気持ちよかった。 これがデビュー作か…と考えると凄すぎる作品。
0投稿日: 2022.05.29
powered by ブクログこういう表現が適切であるかはわからないが、ミステリー小説に振り切った村上春樹って感じで、会話からストーリーまですべてに引き込まれた。
0投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
忘れられた島に住んでいる個性的な人間たち。その中でもしゃべるカカシは未来も見通せる。カカシが死んでしまった理由を島の住人と話しながら見つけていく。 カカシはみんなに大切にされていた。残ったのは頭だけになったけど島の外からきた音楽をみんなと聴くことがてきてたらいいな。
0投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログとても不思議な世界へ入り、何が普通で何が普通でないのかどうでも良くなった。 読んだのは十年ほど前、いつか再読したい。
4投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ不思議で夢中になれる1冊。 ファンタジー?の世界ってこんな感じ? なのに妙にリアリティがあったり(仙台っていう地名とか) そこにさらにミステリー!?すごい。 設定が不思議で、ファンタジーとかSFとか?そういう系はあまり手が出なかったけど、これは面白い。素晴らしい。 ミステリー要素もすごくよかったけど、出てくる人の人間味とか、そういうのもよかった。
34投稿日: 2022.05.03
powered by ブクログ久しぶりに読みました この本の書き出しが既に奇妙で軽快な世界に連れて行ってくれるような感じがしてとても好きです
1投稿日: 2022.04.25
