
総合評価
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powered by ブクログ相変わらず利権貪り組がクズすぎてクズすぎて、読み進めるのがしんどいくらいでした。 利根川総理や龍崎もひどいし、国見会長の孤軍奮闘ぶりに心が痛くなります。 スカッとした終わり方を期待していましたが、そうはいかなかった。 最後に小さな光はあったけど、この5巻までずーっとモヤモヤイライラしていたものが解消されはしなかった。 事実を基にしているから仕方ないのかもしれないけれど、物語の中だけででも勧善懲悪して欲しかったなぁ。 それでも初読の山崎豊子作品はすごく面白くて読み応えあって、良い作品を読めたという充実感がありました!!
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ最初はなかなか読み進まず挫折しそうになったが、途中からどんどん引き込まれていき5巻まで一気に読めた。
1投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ史上最悪の航空機事故を起こした会社を復活させるべく、関西の紡績会社から社長が送り込まれる。総理や総理の参謀が三顧の礼で迎えた「会長」だが、社長、副社長は古い体質のままで、一向に改善が進まない。関連会社の会長に君臨し、会社の予算を湯水の如く使う者、官僚との癒着に精を出し平社員を奴隷のように使うもの、組合の統合を防ごうと暗躍する労務担当役員など。その中で恩地は被害者に向き合い、労働者の立場で行動するが、金をつかまされたマスコミにも叩かれ、追い込まれる。政治家と結びついた裏金づくりがひょんなことから東京地検に伝わり、役員に捜査の手が伸びるが、恩地はアフリカへの転勤を命ぜられる。事実に近いこと、近いかもしれないと思えることなどが混ざって複雑な気持ち。
0投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ読み終わってびっくりした。 主人公は何かを成し遂げるものだと思っていたけど、ノンフィクションとはそういうことではない。 渦中の1人だということを思い知らされました。 労働環境、安全を第一に掲げた主人公の30年弱のお話しでした。 自分が生まれる前の事件を元にしているからこそ、どんなことがあったかわからないままでも楽しめる内容になっていました。 事故から何年というニュースも目にするので、忘れてはいけない出来事として、読んでみても良いものだと思います。
8投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログシリーズ第5巻、完結。国民航空で私欲を肥やす魑魅魍魎たち。勧善懲悪を期待して読み進めるが、倍返しどころか懲らしめのシーンは匂わせる程度。物足りないなあ。国見会長が気の毒すぎる。
25投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
え、ここで終わるの!!!!??? 全体的には素晴らしく、読み応えもあり、本当に本当に面白かったけど、最後これ!? 国民航空の悪事が世の中に知れ渡って、行天はじめ全員に制裁が下って、恩地と国見会長は良かったねって感じになることを期待して最後まで読んでたのに…
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログついに読み終わったという感が否めない。内容が重厚で、読めば読むほどに楽しいものでないだけに、ずいぶんと読み終えるのに時間がかかってしまった。そのため、序盤の方とかは、かなり記憶から薄れ、語れるほどに覚えていない。 まさに、こうして重大な事故の記憶は、過去の話になっていってしまうのだろう。 国見の「更迭」から、恩地のナイロビへの赴任。事故の真実、会社の腐敗の是正に尽力した二人の主人公の結末は、まったく希望を見せず、いかに正義を突き通すことが絶望的であるかを物語っているように見える。 物語の中でたびたび利根川総理らが、「国見には政治ができない」ということを言うが、正しいことをするためには、正しいだけではダメなのだという教訓は、得ていいものなのかどうか、躊躇われる。本質的な問題にとっては、極めてどうでもいいはずのことだが、なぜ国見は、総理からもらった「王道」の額を外さなかったのか。なぜ恩地を会長室に迎え入れたのか。なぜ共産党に挨拶に行ったのか。たったそれだけのことで、もし国見のしようとしたことが、些細でも成就したのであれば、国見は「政治」をすればよかったのではないかとも思えてくる。 引用を引いてこれるほど、記憶に残せるほど読めていないので、雑な引用になるが、最後の一段落を引いておきたい。 何一つ遮るもののないサバンナの地平線へ黄金の矢を放つアフリカの大きな夕陽は、荘厳な光に満ちている。それは不毛の日々に在った人間の心を慈しみ、明日を約束する、沈まぬ太陽であった。(p409) もはや、恩地のような人々の乾いた心を慈しんでくれるのは、広大なサバンナを「沈まぬ太陽」だけなのである。それは、希望の光であるように見えて、もはや明日を約束してくれる人は、いないのだという絶望でもある。 御巣鷹山事故から四十年。この小説が書かれてから、二十六年が経った。民間を知らない身としては、現代の企業や公務員の世界が、もはやこうはならないよう、一職員の仕事の「本懐」を全うしようとすることしかできないのである。
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ2週間ほどで5巻まで読み終える。 ものすごくエネルギーを使ったが、恩地と国見会長の結末にはなんとも言えない気持ちになった。 時代は違えど、同じように組織に生きる者として、こんな扱いがあっていいのか、という虚無感に苛まれながら、ではあったが、これがこれでリアルなのかもなぁ、とも思った。 また数年後に手を取ることになる気がするかもな。大切に置いておこう。
1投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2001年(発出1999年) 420ページ やっと読み終わった。はあ。読んでいて、これほどエネルギーを消耗した小説はないんじゃないかな。 主人公の恩地が、結局日の目を見ないまま、再びアフリカ、ナイロビへ異動することになり、物語は幕を閉じます。恩地があまりにも報われなさ過ぎる。ノンフィクション小説なので、絶対的な事実は曲げられないと思いますが、心の中に溜まった鬱憤をどこで晴らせばいいのかって感じです。最後の方で、行天に罰が下りそうな描写がありますが、これだけじゃとてもスカッとしない。読了後、悶々としてしまいました。 『THE MOST DANGEROUS ANIMAL IN THE WORLD』 ニューヨーク、ブロンクス動物園の鏡の間で、恩地が見た言葉。世界で最も危険な動物とは人間のことです。 政治家、官僚、マスコミ、そして会社内部の黒い権力者たち。私利私欲でしか動かず、癒着し、利権に群がる汚さ。 それでも、国見会長や恩地、岡部や志方など、正義感に溢れた登場人物の描写は少なからず救いになりました。 半官半民の特殊法人である航空会社の内部の腐敗を、圧倒的な取材力と描写力で著した傑作です。読むのは苦しかったのですが、読んで損はありませんでした。そして、とても勉強にもなりました。
20投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログオーディブルにて。 1巻の感想にも書いたが、倍返しが起こらないのが山崎豊子作品。それがまた歯痒くもリアルで面白い。 国見会長が来てくれてこれで安心だと思ったのに…。不憫すぎる。そして恩地も。結局また飛ばされるんかい!もうこんな会社辞めてしまえ!
6投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログ外部からやってきた会長が、どうにかしようとするも、本社と政治家の癒着が強すぎで、どうにもならず退任。委員長も、再度ナイロビに飛ばされるという、まったく救われない話。 この書籍の冒頭に書かれているが、このお話は、「事実を小説的に再構成した」もの。 事実。これが、事実。 事実は小説より奇なり。
1投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ最初はすごく楽しかったけど、だんだん「またー!可哀想。」っていうかんじだった。 御巣鷹山のことについてしれたのは良かったけど本当に悲惨な時期だったよなぁ。飛行機事故恐ろしいけど乗らないと海外にはいけないしねぇ。
0投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログシリーズを読了してみて、腐敗した企業の内部批判や、組合システムの功罪にかなりのボリュームを取られているように感じた。 同時に、別の柱である御巣鷹山の事故をはじめとする数々の事故については、丹念な取材に基づくことが窺える多数のリアルな描写があり、読み応えは感じた。ただ、それ以上に国民航空の醜悪な企業体質やそれに加担する人々に振り回される主人公たちの浮かばれなさが強く印象に残ってしまい、正直なところ爽やかな読後感とは言い難い気持ちになった。 御巣鷹山編以降の3, 4, 5巻はそれまでの2巻よりは面白くスラスラ読めたので、耐えて最初の2巻を読んだ価値があったかなと思った。
1投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ重厚長大という言葉がそっくり当てはまる。暫く燃え尽き症候群のようになってしまった。巨大企業って大変ですね。
2投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ読みながらしんどかったが、読み終えてもなおしんどかった。4巻までは限りなく星5でしたが、なかなか救いがないというか、少し溜飲の下がる展開があったと思ったら架空の人物のフィクション部分だった。 ただ、いくらフィクションといえど御巣鷹の事故を起こした会社の航空機に無邪気に乗っていた自分が恐ろしく感じられるほど衝撃的な事故だと知った。 自分も大企業に勤める身としては、上層部がこんなに腐っていたらこの体質が容易に変わるとは思えなかった。もうホラーやん。
1投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログこの話にモデルがいることは聞き知っていたか、その人の実際の結末を知らなかったので、最後まで本当にハラハラしながら読了。 これはなかなか救いがなくシンドイ結末だったが、これが現実なのだろう。 辛かったー
3投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ著者・山崎豊子さん(1924~2013)の作品、ブクログ登録は18冊目。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 会長室の調査により、次々と明るみに出る不正と乱脈。国民航空は、いまや人の貌をした魑魅魍魎に食いつくされつつあった。会長の国見と恩地はひるまず闘いをつづけるが、政・官・財が癒着する利権の闇は、あまりに深く巧妙に張りめぐらされていた。不正疑惑は閣議決定により闇に葬られ、国見は突如更迭されるー。勇気とは、そして良心とは何かを問う壮大なドラマ、いよいよ完結へ!。 ---引用終了 本作の登場人物、国見会長と恩地のモデルは、伊藤淳二さんと小倉寛太郎さん、とのこと。 以下、ウィキペディアより引用です。 ---引用開始 小倉 寛太郎(おぐら ひろたろう、1930年 - 2002年10月9日)は、元日本航空の反会社側組合の労働組合委員長である。通称かんたろう。山崎豊子の著書『沈まぬ太陽』の主人公・恩地元のモデルとなった人物。 ---引用終了 ---引用開始 伊藤 淳二(いとう じゅんじ、1922年7月10日 - 2021年12月19日)は、日本の実業家。武藤絲治に認められ、のちにカネボウ会長になる。日本航空元会長。建築学者の横尾義貫は従兄にあたる。 ---引用終了
34投稿日: 2024.05.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
背帯の文言 「この国を覆う、おそるべき良心の不在。恩地元最後の闘い」 今回も読んでいて、腹がたった。 国民航空、関連会社「国航開発」の政・官・財界との癒着、私腹を肥やす利権等、魑魅魍魎が蔓延するデタラメぶりがあまりにひどい。 この物語が単なるフィクションであるなら、腹も立たないだろうが、登場人物の氏名は実在の人物の名前をもじったもので、実在する人物だからだ。 ここで登場する自由党の竹丸副総理など、政界のドンとして君臨し、汚職事件で逮捕されたあの人だ。 現在も政治家の金権体質は、あいも変わらず変わらない。 本書で、架空の人物である、常務にまで成った行天四郎の行動がひどい。 客室乗務員と社内不倫をするわ、運輸省航空局の官僚に、その愛人とのマンションを提供するわ、そのなりふり構わない行動は人間としてどうかとおもう。 『行天四郎』は国民航空に於いて、利権に群がる魑魅魍魎を具現化した人物なのだろう。 本巻では、地検から呼び出しを喰らう所で終わっている。 国航開発の社長である岩合は、「岩合天皇」と呼ばれていた。その放漫経営により、私腹を肥やしていたが、ついに解任された。ここだけはスッとした。 最後に会長の国見は解任。 恩地は再び、ナイロビ支店長赴任を命ぜられ、本意ではないが、ナイロビへと向かう、残念な結果となっている。 最後に作者の『あとがき』で、山崎豊子が述べている。 「今回は非常に勇気と忍耐のいる仕事であったが、その許されざる不条理に立ち向かい、それを書き遺すことは、現在を生きる作家の使命だと思った」 偉大な作家の、この『あとがき』は重い。
6投稿日: 2024.04.21
powered by ブクログ全巻読み終えました。 当初、先入観無しに読み進めましたが、筆者の長きに渡る取材からの小説との事。 圧倒されました。 これが小説と言う設定なら、最後のくだりが無情すぎます。 しかし、忠実に再現した内容なら人の残酷さがよく分かります。 通勤時に読んでましたが、何度も泣きそうになりました。 おすすめの作品です。
5投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログ渡辺謙主演の映画、沈まぬ太陽を観て感動したため原作を読んでみた。 山崎豊子さんは十年に1作書かれるということで すごく時間をかけられたのが、よくわかります。 印象に残ったこと葉 ニューヨークの動物園の鏡の間の鉄格子に埋め込まれた鏡があり、人間の上半身が映る仕掛けになっていて、その鏡の上には 世界で最も危険な動物 と記されていた。 そしてもう一つは最後に 何一つ遮るもののないサバンナの地平線へ黄金の矢を放つアフリカの大きな夕陽は荘厳な光にみちている。 それは不毛な日々にあった人間の心を慈しみ、明日を約束する、沈まぬ太陽であった。 なお、この小説に出てくる行天は白い巨塔の財前五郎の弟分として四郎としたそうです。
23投稿日: 2024.04.08
powered by ブクログ沈まぬ太陽1-5を読了。コンプライアンスが浸透しつつある(であろう)現代の感覚からみた本作で描かれる航空会社の汚職体質はあまりにも酷く、正に魑魅魍魎であった。利権の絡んだ世の中で正義を貫くことの強さ・難しさを感じた。
4投稿日: 2024.02.21
powered by ブクログ最後まで不遇で信念を貫く主人公と、野心と謀略にまみれたライバル。 山崎豊子作品といえばこの構図。 毎年、御巣鷹山の追悼登山のニュースを見るたびに、恩地元を思い出す。
0投稿日: 2023.11.07
powered by ブクログ恩地元にとってあまりに不条理で理不尽な全5巻を読了。この結末で彼は報われたと言えるかは本人のみぞ知ることだが、正直者が馬鹿を見るというようなことは日常的に起きており、国民航空のような政治家が絡み決して綺麗な金だけではない多くの金が動く世界をどう立ち回るかは非常にセンシティブである。恩地のように正義と矜持を貫くか、行天のように組織に迎合し泳いでいくか、現実社会では後者を選択し社畜と揶揄されながらも地位を得る者も多いだろう。 人間ドラマあり、アフリカの壮大なスケール感もあり、読み応えにある良い小説だった。
0投稿日: 2023.10.21
powered by ブクログこんなに感情が相当揺さぶられた小説はありませんでした。腐敗に対する怒りと報われない主人公への同情。いい意味で疲れ果てました。 願わくば、もう少し復讐劇が欲しかったです。あまりにも苦労が長すぎませんか?最後の最後まで…。
7投稿日: 2023.10.11
powered by ブクログ最後まで、驚かされ胸を打たれる展開でした。これまでの仕打ちに対する報いの光が見えそうで、私自身、少し救われました。 事実を軸に展開される物語であるがため、一つ一つが重く説得力があり、その分重い気持ちになりました。 連載当時は関心がなく世の中の反応は分かりませんが、当時ここまでの本を書くのは、相当な覚悟と勇気、使命感があったと想像します。あとがきにもあったように。 少し前に新聞記者という日本アカデミー賞を受賞した映画が頭をよぎりました。 ひと言では言い得ぬ気持ちですが、とにかく読んで良かった。みんなに読んで欲しい。そう思います。
2投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログいつか読みたいと思いつつ、難しそう…と読めていなかった作品。御巣鷹山の墜落事故は知っていたが、その他も実際にあった出来事ということで、驚きならがら読了。辛くも次の展開が気になり、結末には途方もない気持ちになった。また、魑魅魍魎のなかでも直向きであり続ける恩地の姿が眩しかった。この小説を知ったのは中学生の頃だったが、社会人となり組織で働いている今だからこそ、感じることがいくつもあり、このタイミングで読めてよかったと思った。
1投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ沈まぬ太陽を読んで。 生きること、働くこと、誠実でいること。 何にも背かず、自分の正義を貫いた人が、なぜ周りの人よりも苦労をしなければならないのか。なぜ日陰に隠されてしまうのか。 山崎豊子さんの本で、初めて手にした「沈まぬ太陽」は、自分に「生きることの難しさ」と、「耐え難い仕打ちに耐えることの意義」を教えてくれました。 自分に非のないつもりで生きていても、邪魔者と思われる。その誠実さが邪魔、優しさが邪魔、正義感が邪魔なのだ、と。社会に蔓延る無念の陰性感情は、輝かしく、引力の強い人に向けられる。それを跳ね除ける強さを、主人公はどのように湧き出していたのだろう。 自分の人生を、人並みに謳歌することは、許されたものだけの特権であろうか。 私は、私の、私だけの人生と命を、運命から見限られるまで、生きていこうと、強く思った作品だった。
25投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログ沈まぬ太陽(一)~(五)を読んで 航空会社の理不尽極まりない体制の中、一社員として立ち向かっていく主人公:恩地元の生き様が心を打つ物語。度重なる屈辱を受け続けた彼は自分の信念に対し、常に真っすぐであった。 労働組合委員長時代は、従業員の為に会社へ向かって真っ向からぶつかっていった。 カラチ、テヘラン、ナイロビという僻地での屈辱的な勤務にも屈することがなかった。むしろ、この地でできることを自ら考えて行動に移した。 ご遺族係に任命された時、彼はご家族に対して真摯に向き合い、労いの言葉をかけ続けた。 彼は組合長時代にストを決行してから、ずっとアカというレッテルを貼り付けられた。彼を邪魔者扱いする人々からすさまじく残酷な扱いを受け続けた。 しかし、彼を慕っていた数々の人達がいた。旧労働組合の人々。ご遺族の方。会長の国見。妻のりつ子。彼には信頼という大きな宝物があった。どんなに大金を積んでも決して買うことができないかけがえのないものだと思う。真っすぐな信念には必ず共感してくれる人がいる。と温かいものがこみ上げてきた。 恩地が出張先で訪れたニューヨークの動物園で目にした「鏡の間」。その鏡に移る人間こそ、この地球上で最も危険で獰猛な動物である。この場面は痛烈であった。複雑で理不尽な人間社会の核心をついたものだと強く心に刻まれた。 著書を読んで、組織というものがさらに恐ろしくなった。数名の富と名誉の為に大多数の人間が犠牲となる慣習。現代でも尚、その様な組織が多数存在するであろう。 しかし、互いの地位とお金の為に繋がる人間関係には、心が通う温かさは存在しない。これだけは間違いないと思う。
7投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログ私はこの本をこの歳で読むことができてよかったと思います。まず、私は御巣鷹山の航空事故を知りませんでした。そして、昔は今ほど労基が浸透してなく、窓際族と呼ばれる人々の存在も知りませんでした。この話はフィクションとはいえ作者の多くのインタビューに基づいて作られているから戦後の日本の時代背景のようなものが学ぶことができたからです。
0投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ山崎豊子さんの本は描写が詳細で、徹底した取材と膨大な勉強量が本の記述からも伝わってくる。小説家としてのプライドというか、使命なるものが文字を通してここまで伝わってくる人って他にいないんじゃないかな。 主人公や会長といった、苦境の中で筋を通し続ける人達の姿に勇気をもらいました。面白かった。
2投稿日: 2023.06.16
powered by ブクログ最後の1ページまで捨てなかった想いは「救い」だった。 それは希望だったかも知れない。 「正義は最後には必ず勝つ」の想いだ。 何度胸糞悪い思いをしつつも、国見会長や恩地、旧労組、ご遺族係や御巣鷹山事故支援班など会社に僅かに残る良心が報われることを信じ、願い、読み勧めた。 その結果はもちろん伏せるが、これがただのフィクションではない、という事実には驚愕しかない。 事実を基にした小説だけに、事故後の経緯など、情報は出来るだけ遮断して読んでいたが、ようやく事実と向き合えることを今はただ喜ぶとする。 最後に、 全5巻、全く飽きずに楽しませていただいた山崎豊子先生、ありがとうございました。
0投稿日: 2023.06.06
powered by ブクログモデル小説だけに結末をほぼ知っているので、何だかやりきれない思い。悪は栄える。田中派は勿論だが清和会(就中、三塚)にもダーティさを強調。でも、福田が清廉とは笑わせる。彼と甥の東本願寺内紛への介入を知れば、とても言えまい。作者は京阪の人だから、その辺の事情も知悉していただろうが。鐘紡を関西にしたのは、京セラ含みなのかね。金融関係の叙述はやたら詳細で専門的だが、リサーチャーが優秀なのか具体的なニュースソースが居たのか。不毛地帯では瀬島龍三の商社時代を肯定的に描いたが、本作では、その後の政界フィクサー像を否定的に書いて、バランスをとったか。尚、作者は「蒼惶」と言う言葉が好きなようね。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログやっと読み終わった。現実にあった話とは思えないほど衝撃だった。最後に報われていたことが救いだったが、その後のどんでん返しも読みたかったかも。どこかで見たけど、人間の欲望はほんとうに怖い。でも欲望がないと成長できないので、自分のしてきたことに胸を張れる人になりたい。
0投稿日: 2023.03.10
powered by ブクログ私利私欲にまみれてる人が多くて、 なんで会社のことを考えてる人があんな扱いを受けるのか。 組合とか、諸々、自分のイデオロギーを持ってるから 変えられないのかも。 まとまらん。 登場人物多すぎ〜
0投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ日航の腐敗の酷さは怒りを通り越して呆れる限りです。こんな航空会社に搭乗し、命を預けるわけにはいかない。
0投稿日: 2022.11.09
powered by ブクログ【302冊目】会社に絶望し、人生のどん底近くにいたときに、フォロワーさんに教えていただいた本。海外の僻地をたらい回しにされ、家族と離れ離れの生活を強いられた主人公の労苦に驚愕と、共感と、そして自分も同じくらいの苦痛を感じているという気付きがあった。たぶん順風満帆のときには、まったく違う(主人公の恩地を嘲るような)感情を持ってしか読めなかっただろう。 とはいえ、中盤以降は日航機の御巣鷹山事故と、それに続く会社の更生のための努力を中心に描かれる。御巣鷹山事故は、涙無しには読めない悲しみと怒りを感じざるを得ず、なぜこの作品が今となっても有名で、多くの人に読まれ続けているのかよく分かった。 終盤に向かうに連れ、会社組織や政治家の醜悪さや、マスコミも含め結局みんな自己の利益を図ることしか考えていないという、政官財アッパー層への絶望を覚えさせるような展開。 恩地の子ども二人が、研究者と薬剤師という組織に頼らない生き方を選び、それが父親の背中を見て育ったからではないかと恩地が推測する場面が印象的。我が子もそうなるかもしれないし、私自身、我が子にはそう育ってほしいと願うな。
0投稿日: 2022.09.30
powered by ブクログ御巣鷹山の慰霊登山のニュースを見て、再度読みたいと思い、実家に置いてあった本を持って帰ってきた。 主人公の熱い生き方が心を打つ。比較してみる私や現代人のぬるさを感じる。 著者山崎豊子さんの社会の問題をよく調査し、小説にしてくれるのはありがたい。航空会社の問題点、政府の問題点がわかりやすく頭に入る。それに伴い、個々が会社・政府と戦っても限界がある難しさも感じる。 私も御巣鷹山に慰霊登山に行ってみたいと思う、久しぶりに級友を誘ってみよう。
2投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ結末はさらっとしてしまった感もあるが、日航の腐敗はひどいものがあったのは間違いないことがわかる。 政治の恐ろしさ、腐敗しきった組織を建て直すことの難しさを改めて感じることができる作品。 御巣鷹山に眠る皆様、そして著者の山崎豊子さんに改めて哀悼の意を表したいと思います。
0投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログ1.著者;山崎氏は小説家。大阪の老舗昆布店に生まれ、毎日新聞に勤務後、小説を書き始めました。上司は作家の井上靖氏で、薫陶を受けました。19歳の時、学徒動員で友人らの死に直面。「個人を押しつぶす巨大な権力や不条理は許せない」と言っています。社会派小説の巨匠と言われ、権力や組織の裏に迫るテーマに加え、人間ドラマを織り交ぜた小説は、今でも幅広い世代から支持されています。綿密な取材と膨大な資料に基づく執筆姿勢には定評があります。 2.本書;国民航空の労組委員長だった恩地(主人公)を通して、人命に係る航空会社の倫理観を問う社会派作品。恩地は会長室の部長に抜擢され、改革を進める。会社の腐敗構造が暴かれるという企業の暗部に迫る最終巻。山崎氏は、「御巣鷹山墜落事故の後も、ドルの十年先物予約を続け、膨大な為替差損を出しながら、閣議決定によって、経営責任を問わずという政治決着をつけた事は、企業倫理の欠如であり、事故に対する贖罪の意識の希薄さは言語に絶する」と結ぶ。 3.私の個別感想(心に残った記述を3点に絞り、私見と共に記述); (1)『第9章 流星』より、「(和光監査役)無責任体質と派閥人事が横行している社内では、良心に基いて、監査を行う事は、非常に勇気がいる事であった。・・(そこで)“五シンの戒め”を自らの言葉で記し、座右銘とした。『①私心を捨てる ②保身を捨て使命に生きる ③邪心を捨てる ④野心を捨てる ⑤慢心を捨てる』、この“五シンの戒め”をもって、公正に職務を行おうとすると、周囲からそれとなく疎外され、孤立して、会社が抱えている重大な問題が真剣に議論されることはなかった」 ●感想⇒監査役の役目は、会社が法令違反をしないように監視する事です。和光は“生え抜き”であり、監査役と言っても周囲の甘え(仲間意識)を払拭出来なかったと思います。日本の監査役は、“ポスト枠で役員になれない者”或いは“退任役員の褒美”という性格がありました。私が知る会社も、現在でもそうした慣習が続いていると聞きます。ここで言う、“五シンの戒め(①私心を捨てる・・)”は、非常に立派な考え方ですが、実践できる人はそれ程いないでしょう。従って、組織という人間集団で、目的を達成するには、根回しも必要です。自分で見えていない独り善がりでは賛同を得られません。 (2)『第10章 射る』より、「(主人公の恩地)日夜、骨身を削って再建に取り組んでおられる会長と、新設された会長室の在り方を、よくもここまで貶める事が出来るものです、『日本ジャーナル』という一応、硬派の雑誌の、しかも、記者の真面目な取材態度を信じた私の不明です。川田室長が直ちに、次週分の掲載中止を申し入れております、それにしても、ここまで意図的な記事になるのは、社内の一部派閥と、マスコミが繋がっている証拠に他なりません」 ●感想⇒私は、マスコミをあまり信用していません。興味をそそる雑誌記事、テレビのワイドショー等は、その典型です。10年程前に、厚生労働省の女性局長逮捕の事件がありました。マスコミは挙って検察の筋書に乗り、彼女を犯人扱いしました。その後、主任検事の不正が暴露されるなど、無実が確定しました。逮捕当時は各社とも局長の不正関与を大きく報じたのに、無実後は鳴りを潜めました。ミスジャッジはあるとは言え、捜査を疑問視する視点がかけていたと言わざるを得ません。マスコミ記事を公正に判断する為に、多角的な分析力を養い、冷静な眼で見たいものです。思い込みは危険です。 (3)『あとがき』より、「多くの人の生命を預かり、何よりも人間愛を優先しなければならぬ航空会社であるからには、その非情さは許されない事であり、人間性の破壊である。この人間的な要素が複雑に絡み合って、事故を引き起しやすい素地に繋がっている」 ●感想⇒会社を評価する時に、財務数値に眼がゆきがちです。企業の使命は、関係者(社員・株主・国家・地域社会・・)への貢献です。社会の公器なのですから、もっと多面的に定性的なモノサシでも測るべきです。そこで、会社を統率する経営者の資質は重要になります。経営者と言えども、所詮人間なので欲望もあるでしょう。しかし、前述の“五シンの戒め”をもって、役割に徹し、会社の存在価値を問い続けなければなりません。企業存続の条件は、財務でもなければ、品質・技術でもありません。お客様と社員の安全確保である事を、経営者は肝に銘ずる事です。命は何にも替え難いのですから。 4.まとめ;「沈まぬ太陽」全五巻の最終コメントです。読み応えがありました。第三巻「御巣鷹山篇」は涙無くして読めない程、胸を打たれました。山崎氏はあくまでも「フィクション」と言っています。それなのに、この作品の週刊誌への連載・映画化に対し、日本航空経営陣が強い不快感を示し、雑誌連載中は日本航空機内での、この週刊誌の扱いを取りやめていました。“火の無い所に煙は立たぬ”と言います。大人げない対応ですね。日本航空の浄化を期待します。山崎氏の言葉、「今回は非常に勇気と忍耐のいる仕事であったが、その許されざる不条理に立ち向かい、それを書き遺す事は、現在を生きる作家の使命だと思った」に感銘。後世まで読み継がれて欲しいと願います。(以上)
66投稿日: 2022.04.28
powered by ブクログ実際のところはどうか分からないが、ここで書かれていることがもし事実だとしたら、モデルとされている企業は救いようがない状態だっただろう。だから相当な反発があった。 ただし、現実にモデルとされている企業は2010年に一度倒産している。ただしここに限らず、欧米の大手航空会社が相次いで破綻したのを見ると、そもそも航空業界は利益を出しにくい構造なのだろう。 山崎の作品はほぼアンハッピーエンドで終わるが、それは社会問題を題材にしているからである。 ただ本作を読むと、パターンがなんとなく『不毛地帯』に似ているような気がする。
0投稿日: 2022.02.14
powered by ブクログ結末にサプライズはなかったが、希望が持てるような終わり方であった。 計5巻のシリーズですが、御巣鷹山事故についてほぼ無知で読んだため、やはり第3巻御巣鷹山編は衝撃を受けました。 個人的に国見会長の真面目さ、真摯な人柄にとても惹かれました。読み応えのあるシリーズでした。
0投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログはぁ、、読み終えた。振り返ろ〜。 古書店で5冊セットが格安だったため、有名よなコレ〜と軽く買って見たがどハマりしてしまった、、 ⑴⑵とアフリカ編。 壮大な自然と恩地の不遇に耐えながらも突き進む強さ。 ⑶御巣鷹山編。 予備知識入れず手にし、御巣鷹、おすたか?ん??聞いた事あるね、、?あの飛行機事故か、、、?!と読み進める。 それまでに飛行機事故が多発してたストーリーの後であり、御巣鷹事故そのままのストーリーなの!?この作品フィクション!?ノンフィクション!?と困惑しながら読めば読むほど、この内容の緻密さや臨場感!?は作り話な訳がない!リアルな過去の事故はきっとこのままの状況だったんだろうなぁ、、と遺族や関係者の辛さや本音、さらには航空会社の人間もまたそれぞれ、辛い立場の中遺族に寄り添うもの、亡くなった機長や乗員の立場を理解する仲間、それに反して遺族に寄り添う気持ちの無い心無い経営陣の姿が頭を駆け巡った。 ⑷⑸会長室編。 腐った航空会社にまさかの救世主現る!国見会長の人柄、存在にはほんと我が事のように嬉しくて恩地の立場を考えると救われる思いだった。それでも腐りきり過ぎた会社、利権政治、自分の利益しか考えない飽きれるほどのひどい人間が多すぎる事に驚愕。 少しずつその悪行の真相を掴みながらも揉み消されさらに窮地に立たされる国見と恩地だがその純粋さには応援したいと思わざるを得ない魅力が溢れる。 ⑸の半分ほどを読み、まだドタバタしまくっているのに、残りのページ分でどれだけの展開があり、まとめあがっているのだろうと言う楽しみと読み終えてしまう寂しさで終わって欲しくない思いが交差した。 読み終えてしまいました(笑) 私は今までに良い出会いもあり良くない出会いもそりゃあった。良い出会いを引き寄せるためには自分を磨くのが1番の近道なのかもな、、と。恩地や国見、志方、他魅力的な登場人物を思うと芯のない私はまだまだ磨かねばならぬなとこの歳になって気付かされたのでありました。
11投稿日: 2022.01.14
powered by ブクログ超大作やった。素晴らしかった。 しかし、まさかこんな終わり方とは・・・恩地報われなさすぎてつらい。でも、正義は貫き通したな・・・! ここまで読むのに時間がかかったやつも久々や。 おもしろかった!
2投稿日: 2022.01.12
powered by ブクログ私の誕生日は8月12日なので、この事故のことはとても気にかかっていて、誕生日はいつも浮かない気持ちになり、現地慰霊もした。この小説を読むのは2周目だが、人間とは?仕事とは?という人間が生きることについて考えさせられ、関係者、山崎先生の強い想いに心を揺さぶられずにはいられない。本当に多くの人に読まれてほしい本だと思っている。
0投稿日: 2021.06.11
powered by ブクログ10年くらい前に買ってずっと読めていなかった。自分の今後を考えている中で、ふと目に留まり読み始めた。主人公が労組で社長と戦っていた年齢が今の自分と同じくらいだと思うと、すごいなと思ってしまう。海外僻地をたらい回しされながらも自分の芯を曲げずに生きていく強さと苦労を感じる。会長の真摯さに感動したが、それでも清廉さだけだと生き残れない世の中のつらさ。 日航の墜落事故は今でも話題になるし、日本人の記憶に刷り込まれているが、悲惨さや現場の状況だったりは全く知らなかった。かなり生々しく描写されている。 悪知恵を働かせ暗躍する上席者たちを見ていると、倫理観欠如はやばいが、ある意味思考停止せず生きていると言う点は見習うところがある。政治家、マスコミ、とことん根回しをして、不可能を可能にする、白を黒にするためあの手この手を使う強さは見習うところかなと。
4投稿日: 2020.10.23
powered by ブクログ10年、いや20年近くぶりに読み直したが、ディテールどころか結末までまったく記憶になかった。勧善懲悪ではなく、こういう中途半端な終わり方だったのか。 多分以前に読んだ時は、普通の民間企業でも利権絡みの不正は多かれ少なかれあるので誇張ではあってもまったくない話ではないという印象であったが、時代の流れか今ならもうほとんどあり得ない話なんだろうと思う。それだけ民間のコンプライアンスが浸透したと言えるのかも知れない。しかし、政官の方はあまり変わっていないというか、更に巧妙に悪事が続いているのかもとか考えさせられた。 あ、これはフィクションだったな。 モデルになっている航空会社に稲盛さんが会長として乗り込んだのはこの小説が上梓されて10年以上先なので、この部分は山崎さんのまったくのフィクションだったのかと思うと、なんだか不思議さを感じる。
0投稿日: 2020.07.18
powered by ブクログ組織の膿をを出し切るのは、かくも難しいものであることを痛感させられる。不正が不正と言えない会社体質、自身の保身と出世しか考えない役員の姿勢には呆れてものも言えない。 自分の意見は認められず、会社に振り回され続ける主人公の精神力はどこから来るのだろうか。会社からコケにされても会社のために尽くそうとする。確かに辞めてしまえば会社の思惑通りだろうが、ここまでされても勤め続ける意志にはある種の恐ろしささえ感じる。こうした意志は現代では通用しないのかもしれないが、こういう気骨のある人がいるから会社として存在し続けていられるのだろうとも思う。そうでなければ、会社は潰れてしまいかねない。この作品のタイトル「沈まぬ太陽」には、そうした人達への思いも込められているのだろうかと思えてくる。 本作は小説ではあるが、描写があまりに細かくほぼノンフィクションのように感じる。3篇5巻の大作である。
6投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰も救われない感じは山崎豊子さんだからか、現実にそうだったから、どっちなのでしょう。 大企業は色んな人の思惑が入り込んで、綺麗事では済まないと思うけど、多くの国民、そして犠牲者にとっての正義を貫ける人に偉くなってもらいたい。そう思いました。
2投稿日: 2020.05.28
powered by ブクログ・信念を持って仕事をすることのかっこよさと難しさ ・相手の欲しているものを常に考えながら行動することの大切さ ・(本当であるなら)権力とお金の結びつきの強さと人間の恐ろしさ を感じた。 ★ ・常に課題と問題意識を持って仕事をする ・人によってお辞儀の角度を変えない
2投稿日: 2020.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
結局権力には… 飛行機に乗るのが怖くなった モデルとなった会社もライバル会社も飲酒の話がここ最近多く またどこかで大きなミスをするのではないかと信用できない。 全五巻、知らなかったモデル会社の不祥事と腐った実態。 人の命を預かる仕事に利益を求めてはいけないのではと思う。 勉強になった。
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ長編は苦手なのですが、ノンフィクションに近い内容で読み応え凄く、あっという間に読破してしまいました。
2投稿日: 2019.11.25
powered by ブクログ最後もハッピーエンドで終わらないことも、この物語らしい。 今後の生き方に対して、とても勇気付けられる本
0投稿日: 2019.06.30
powered by ブクログ「御巣鷹山事故をこのまま風化させてはならない。(中略)許されざる不条理にたち向い、それを書き遺すことは、現在を生きる作家の使命だと思った。」とあとがきにある通り、主人公・恩地と同様に著者も多くの理不尽さに立ち向かって書かれたものと思う。まさに、御巣鷹山事故を知らぬ自分のような人間が知るべき痛みに満ちていた。
0投稿日: 2019.03.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白くなくはない。というところでしょうか。 小説としては★3というところです。 行天がニューヨークでホテル買収の情報を一足先に持ち帰り 何かことを起こすかと思えばそのことについて何も書かれていなく、 おや?と思ったことなど、あれはどうなったんだろうというところがある。 しかし、あとがきを読んで評価が変わりました。 山崎豊子さんの取材はすごいというのは聞いていましたが 膨大な取材から得られた事実を元にしたフィクション。 その事実の部分の重みはずしりときます。
0投稿日: 2019.02.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2018/11/18-11/22 やっと読み終わった…。あとがきを読むとこれがほぼ本当にあった話だと言うことがわかるが、酷いね。酷すぎる。 権力を持ってしまうと人は変わってしまうものだということがよく分かる。ちょうど日産のカルロスゴーンが逮捕されたところも重なった。 リーマン的に言うと、「根回し」というのが勉強にはなった。これを正しい方面で活かしたいと切に思う。
0投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログ読み終わった。JALは想像以上の状況だ。稲盛さんは大丈夫か。前車の轍を踏むのではないかと、心配になる。
0投稿日: 2018.11.19
powered by ブクログ"これほどの登場人物が入り乱れた群像劇を小説にまとめ上げた著者はすごいひとだと改めて感心をした。 最後の最後まで不条理な世界に身を置く形で幕が下りる。 カタルシスを得たいがためにその後の顛末を調べたくなる。末巻に参考図書が掲載されている。それらの本から確認してみる。 映画にもなった本書、映画もみたくなった。"
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログついに最終巻。なのだが、前巻同様いま二つといった感想。政治家の癒着、賄賂、社内闘争といった暗躍が多く、事実を記したという意味では多いに評価はできるものの、単純に読み物としては面白い出来ではなかった。特に1〜3巻の引き込まれ方が凄かっただけに、尚更である。ただ、総評としては、やはり秀逸な小説だ。日本航空の暗部を徹底的に暴き、利権に集まる政治家や、墜落事故を入念に取材して、正確な筆致で描ききる力量は、山崎豊子ならでは。特に『御巣鷹山篇』での描写は、ドキュメンタリーとしても一級品だろう。片足、片腕しかない部分遺体を、看護婦が白布で人型に成形し、遺族の故人特定に協力する献身的な事実は、本書を読まなければ知らなかった事だ。素晴らしい小説である。さすが山崎豊子。ただそれだけに、終盤の失速が、返す返すも残念だ。
0投稿日: 2018.10.15
powered by ブクログいよいよ最後、読んでて国民航空の上層部には腐ったやつらしかいなくて、どいつもこいつも最後にはズバッっと粛清されて会長と恩地が勝つのを信じて読み進める。ページがどんどん少なくなって、おいおい、一気にひっくり返すのか?と思ったら、会長辞任、問題解決してない。もっと残りページが少なくなる、恩地が再びアフリカに左遷に、出発直前に悪事発覚で全員捕まって左遷はなしか!?と思ったら、一部は発覚するが恩地はそのままアフリカへ。 なんという中途半端な結末!・・・ここまで読んでこの終わり方はないわー。悪いやつらを一網打尽にしてスッキリ読後感を期待していたのだがめちゃくちゃ消化不良でトホホ・・・
2投稿日: 2018.04.05
powered by ブクログアフリカ篇では会社の命令にただただ翻弄されている恩地にイライラし、御巣鷹山編では悲しい辛い気分になり。 会長室篇ではやっとなんだか面白い小説を読んでいる気分になれました。 終わり方もくすぶった気分になりました。
2投稿日: 2018.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでて私利私欲にまみれた人たちばかりに腹たって腹たって仕方なかったけど最後細井さんのノートで少しだけ痛い目見る人が出てきそうでそれだけはよかった。。 あとは、国見会長にもう少し報われてほしかったけど、機長や整備士さんたちがちゃんとわかってくれたことも嬉しく思ったし、国見会長みたいな人が上に立っていてほしいと思う。 恩地さんは、最後まで正義だった。負けずに頑張ってほしい(T-T)
0投稿日: 2017.10.30
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 会長室の調査により、次々と明るみに出る不正と乱脈。国民航空は、いまや人の貌をした魑魅魍魎に食いつくされつつあった。会長の国見と恩地はひるまず闘いをつづけるが、政・官・財が癒着する利権の闇は、あまりに深く巧妙に張りめぐらされていた。不正疑惑は閣議決定により闇に葬られ、国見は突如更迭される―。勇気とは、そして良心とは何かを問う壮大なドラマ、いよいよ完結へ!。 内容(「MARC」データベースより) 権謀術数渦巻く航空会社で、不正と乱脈を糺す会長・国見と恩地のさらなる闘いが続く。巨額のドル先物予約の疑惑などが明るみに出始めたが…。かくも深き、罪と罰の世界。徹底取材をもとに、企業社会の最暗部に迫る完結編。 --このテキストは、単行本版に関連付けられています。
0投稿日: 2017.06.12
powered by ブクログ3部5巻から成る壮大なスケールのフィクション小説。舞台は日本航空を舞台にしており、基本はフィクションであるが、第2部の日航機墜落を題材とした「御巣鷹山篇」だけは被害者、遺族を実名で出している。もちろん、日航機墜落事故を重く見ての対処だろう。日本航空の社員は、絶対に忘れてはならない事故であり、その犠牲者名、遺族名もしかりである。 物語は正義が勝ち悪が罰せられる的なエピローグであったが、現実は事故後30年を過ぎた今でも、遺族たちは日航を絶対に許さないというところだろう。 5巻を読みきるのは、なかなか大変でしたけど、スッキリしたというよりは、これからも事故を風化させてはならないという共感を覚えました。
0投稿日: 2017.02.25
powered by ブクログノンフィクションだと思っていたのでラストが これで終わり?続きは?? って感じでした。 調べたら行天も作者の創作だし、事実に基づく小説だったと判明。 自分の勘違いだが裏切られた感がすごい。 小説とノンフィクションの中間は、どんでん返しもないし、スッキリ感もないし、過剰に登場人物も増えるし、 悲惨さはあるが世間にはもっと悲惨な小説もあるし… と煮え切らない感じでした。
2投稿日: 2017.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生すごろく振り出しに戻るって・・・事実は小説よりも奇なりと申します。ただただ救いなのは、その後のハリガネ課長の告発ノートの威力なんですが、それもあのやり手の行天のことだから上手く切り抜けるんだろうな。バカを見続ける恩地は退社もせずにアフリカへ、かっこつけの国見は何もできず会長辞任。5冊の長編の無駄な時間を返してほしいわぃ(嗤 豊子はもう読まない、あ~ばからしぃ
0投稿日: 2016.10.21
powered by ブクログラストはもう少しほかの連中がどうなったか知りたかった。主人公が国見か恩地かというくらい会長のキャラがたっていた。読んでよかった作品だった。
0投稿日: 2016.10.04
powered by ブクログついに読むのがしんどくなってかなり読み飛ばしてしまった。 最終的に正義は勝っていないし、誰も救われていない気がする…
0投稿日: 2016.10.03
powered by ブクログ腐りきった国民航空。 まったく信用できない議員。 世の中疑惑だらけ。 最後まで信念を貫く恩地さんに心打たれる。
0投稿日: 2016.09.28
powered by ブクログ会長室の調査により、次々と明るみに出る不正と乱脈。国民航空は、いまや人の貌をした魑魅魍魎(ちみもうりょう)に食いつくされつつあった。会長の国見と恩地はひるまず闘いをつづけるが、政・官・財が癒着する利権の闇は、あまりに深く巧妙に張りめぐらされていた。不正疑惑は閣議決定により闇に葬られ、国見は突如更迭される――。勇気とは、そして良心とは何かを問う壮大なドラマ、いよいよ完結へ!
0投稿日: 2016.07.17
powered by ブクログ会長の意志は幾多の障壁で潰える。そして恩地もーー。 まさかの結末だった。 史実にフィクションを交えた面白い小説だった。 子供時代のその時期をリアルに体感してはいないけど、久々にイッキ読み。綿密な取材に基づいていることが分かる。
0投稿日: 2016.07.09
powered by ブクログビジネスジャッジメントルール 取締役会できまったことは失敗しても、会社法上の善管注意義務を問われない
3投稿日: 2016.06.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全5巻の長編。 物語のベースが、日航内で本当にあった労務のごたごた、123便墜落事故、政財界が己の利権のために食い物にした腐敗構造・・・・と、事実がベースとなっているだけに十分すぎるくらいリアルだった。 「地球上で一番恐ろしい生き物は・・・」が凝縮されている。 傑作。
2投稿日: 2016.06.03
powered by ブクログ最後に一石は投じていたが、ずっと腹立つ話で終わってしまった。これは小説で、かなり創作部分が多いことは分かっているが、創作でない部分が実際にあったことも明白で、そう云うことはたぶん今も続いているであろうと容易に推測できることが悲しい。現実も最後に快刀乱麻なんてことはないんだよなあ・・・
0投稿日: 2016.05.01
powered by ブクログ沈まぬ太陽を読み終わった。 5年かかった。 冷静に考えると、かかり過ぎである。 しかし、自分がこの小説を読むにはまだ早過ぎたからこんなにも時間を要したとも言える。 いや、5年たった今もなお、まだこの物語の深みを読み取れていない気がする。 それ程までに、どうしようもないくらい重くつらい現実がそこには潜んでいるからなのだろう。 私が手にとるのが早過ぎたのだ。20代前半じゃあ、社会のしの字も分からないのだから。 恩地より行天の生き方に憧れるのは、やはり私の考えが浅いからだろうか。全く正反対の生き方で、白い巨塔でも似た関係を見て取れる。そして、やはり私は財前の生き方に目を奪われるのだ。この気持ちが、どう変わっていくのか確かめるために、やはりこの本はもう一度手に取らなくてはならない。
0投稿日: 2016.02.23
powered by ブクログこれが現実に基づく物語なのかと、読みすすめるたびに怒りを覚え、読み進めて残りページか少なくなるに連れ、悪辣な人々は果たして裁かれるのだろうかと不安いっぱいで読み進める。作者はあとがきで感情を、押し殺しながらも苦労を語っているが、この物語を執筆することがどれだけ大変なことかをおもいうかべ、畏敬の念を禁じ得ない。物語すべてを鵜呑みにはできないが、モデルである日航を始め、現在の航空業界がこのような悪しき過去を払拭出来ていることを切に願いたい。
0投稿日: 2015.10.31
powered by ブクログ最後、もう少し救われて欲しかった。 会社は大きくなりすぎると良くない。 不祥事もそうかもだけど、複雑になりすぎて 何やってんのかよく分からなくなる。
0投稿日: 2015.09.08
powered by ブクログ会長室編はどろどろの利権が絡む企業が腐敗した世界。 ある意味山崎豊子お得意といえる。 龍崎に壱岐正を重ねるのはよくない。 それにしても御巣鷹山が衝撃であった。第3巻につきます。
0投稿日: 2015.06.16
powered by ブクログついに終わった。結局腐敗しきった国民航空の体質を改善することはできず、国見会長の辞任、恩地に関しては大阪の遺族係りに戻ると思いきやナイロビの支店長に。かわいそすぎ。国見会長四面楚歌すぎ。そしてアカのレッテルをこんなにも引きずるだなんて。しかもアカじゃないし。もはや最終巻の途中から政治のやり取りが多くて、国民航空の体質改善どうなったって感じだったな。実際のJALもこれくらいひどかったのかな。ありえるけど。結局理念と行動力を伴った優秀なトップでも魑魅魍魎たちには為す術がなかったけど、内部告発して自殺した人間の方が効果あった気がする。最後東京地検特捜部の人が来て行天が連れてかれたとこで終わっちゃったけど。 本当人間こそがThe most dangerous animal in the world だな(笑) 山崎豊子の話って、まぁ社会派のリアルな話を題材にしているからハッピーエンドってわけにはいかないんだけど、優秀な理念のある人間が、結局ずる賢いくそみたいな人間にやられるみたいな構図が読んでいてもどかしい。正直者は馬鹿を見るみたいな感じ。ずるい人間って本当に腹立つね~。
0投稿日: 2015.06.13
powered by ブクログフィクションの部分もあるのだろうが、この作品では日航は怒るだろうなあというのが正直な感想。 こういった作品の怖い所は、立場により言い分もあるだろうし、物事はそんなに単純ではないと思うが、それを極めて(わかりやすく)していること。 読者が、事件の裏側を作品が真実であると思いこむこともあるだろうと感じた。
0投稿日: 2015.05.29
powered by ブクログ全5巻。会長室編は登場人物も増え、魑魅魍魎っぷりが凄まじい。どうやって収集つけるのだろうかと思ったら、収集つかないまま終わってしまいました。。
0投稿日: 2015.04.14
powered by ブクログ5冊に渡った沈まぬ太陽の最終巻。 総理大臣の依頼で責任者になった国見会長と、会長室部長の恩地さん、 その他利権に目がくらんだ人たちの人間模様が展開されます。 もうどんどん状況は悪化していく感じが、非常にスリリングでした。 最後どうなるのかと思ったら、総理大臣自体が利権を行使して、 国見会長を更迭し、その後恩地さん自身も再び海外に飛ばされるという始末。。。 もう最悪としか言えない中、命を懸けて発信した社員の告発で、 いよいよ様々な利権に司法のメスが入りそうな部分で、 本作は終わります。 一網打尽にされて、すっきり終わってほしい気もしましたが、 最後まで追い詰められても本当に沈まない恩地さんに関心します。 恩地さん自身が国民航空の太陽なんだということが最後まで読んで 改めて伝わってきました。 フィクションとノンフィクションの融合の小説なので、 リアリティが最後までありすぎでしたが、傑作だと思いました。
4投稿日: 2015.02.10
powered by ブクログ1-2巻の左遷、3巻の事故の描写に比べると4-5巻は取材が大変だし、出してからクレームがつけられる可能性が高い。大人の事情によって再建策が道半ばでつぶされるという希望のわかない結末で締めるところが、著者の誠実さを感じさせる。必ずしも善が勝つわけではなく悪がはびこる、という現実社会の厳しさを批難覚悟で、すれすれの仮名で書ききってしまう著者の勇気に胸を打たれた。
0投稿日: 2015.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
国見会長や恩地など、正義感のある人たちは頑張ったけれど、やっぱり政治家たちの圧力には勝ち切れなかった。 これが現実。 細井の手記から東京地検特捜部が動き出し、関係者の取り調べが始まったようだが、これは作者の希望的展開か? 現実はどうだったんだろう。 時代劇のような勧善懲悪ではないので、スッキリ読み終わる感じではなかったけど、現実はたぶんこんなもの。 (もっとひどいかも?) 全編通して考えさせられる作品でした。
2投稿日: 2014.11.10
powered by ブクログ「事実を小説的に再構築」って凄いですね。虚実あると思いますが、しっかりとした取材に自信があるから、書けるフレーズですね。この日航ジャンボ機墜落は忘れてはいけない事故ということを改めて痛感しました。
0投稿日: 2014.10.31
powered by ブクログ最後は痛快!とは到底かけ離れた終わり。 結局何も変わらなかった。 一矢報いる兆しがみえただけでもいいけど、ほんと司法に委ねてある程度成敗してほしい。 あーまじで政治家汚い! でも、五巻飽きることなく読み進められました。 骨太!
0投稿日: 2014.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人の上にたつ人が正義だけで動いていいものか。 それは人としては魅力的かもしれないけど、上に立つ人としては無責任だと思う。
0投稿日: 2014.08.12
powered by ブクログこの腐敗っぷり、ハッピーエンドなどあるわけないと思っていましたが、その通りの終わり方。 日本の大企業トップや政治家の多くは、平民が想像するよりずっとひどく腐敗しているんだろうとつくづく思いました。最近スキャンダルになったパソナの迎賓館「仁風林」の件なんて、むしろ驚いた一般民・平社員がウブなのだと思います。あんなの当り前よ。 新聞社も「沈まぬ太陽」に描写されるように、金がもらえればありもしないネタを「創り出す」のです。新聞記者出身の山崎さんによる描写ですから、おそらく嘘はないでしょう。 汚いなあー人間の世界。 お上が見せる世界から覚醒しようよ日本人!
0投稿日: 2014.07.22
powered by ブクログ全5巻、読み終えました。それにしても山崎さんの取材力に驚いたな~…いつの時代も庶民はバカを見るのかもしれないけれど、庶民のままでいたいと思いました。
0投稿日: 2014.06.16
powered by ブクログ徒労感でいっぱい。現実と物語は違うから、悪が一掃されるなんてことはないのはわかっているけど、やはり、どこかで正義が勝つのを期待していたようだ。
0投稿日: 2014.06.02
powered by ブクログ最後の一行を読んだ時、ゾワゾワゾワッとした。 言葉にできない。 まさに小田和正現象の起きる、秀作でした。 批判にさらされてもなお執筆した作者の強い使命感のようなものがほとばしっています。 まず、なんといっても「沈まぬ太陽」という題名から心打たれておりました。 最後にその意味がわかり、しばし余韻に浸ります。。。
0投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ1-5までかなりのボリューム 丁寧に取材しているのか現実と虚構の線引きが曖昧で圧倒されてしまった。 2012年11月に読了。
0投稿日: 2014.02.18
powered by ブクログ前巻のモヤモヤは最終巻で解消されるに違いないと思い読み始めたが、こんな終わり方とはビックリでした。 意外にも針金課長が一番やってくれた。死なないでほしかった。 残された家族が可哀想過ぎる。 行天は出世したとは言え、政治家にヘコヘコしたり、官僚の愛人のホステスの世話を焼いたり、やりがいとかあったんだろうか。 行天も鬱になって自殺してもおかしくないようなお仕事… 巨大組織が腐ってしまったら立て直しはもう不可能なんだな~きっと。 恩地を登用しなければもっとうまくいった気もする。 これはあくまでも小説ですが、実際のJALはどんなもんなんでしょうか。 私はスカイマークかジェットスターにしか乗ってないけれど、安全面は大丈夫なのか不安になりました。 でも乗るけど。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログ絶対安全を目指し国民航空の改革を行ってきた国見正之は、魑魅魍魎経らの圧力に屈し、国民航空を去った。国見会長を支えるような立場に居た恩地元は、またも報復人事でナイロビ赴任を命じられた。 なんとも胸糞の悪い終わり方。唯一の救いは、内部告発文書が検察に届けられた事。一様、フィクションらしいが、今の日本航空が経営破綻した現状を鑑みると、この会社の腐敗しきった構造は大筋間違いではないと思った。 香港~成田の飛行機内で読破
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
全編通して、作者の徹底とした取材力に深く感動した。この本の内容が事実に基づいているとすれば、近年のJALの経営破綻も当然の結果だと思えてくる。会社という組織の中で正しいことをするのがいかに難しいか、人間は所詮性悪説で語られる生き物ではないのかなど色々考えさせられた。会社の存在意義、その中で会社員として生きる自分の人生について、改めて考え直してみたいと思った。
0投稿日: 2014.01.05読み応え抜群!
2006/03/21記録。 昨晩5巻まで読破しました。 最初の1巻目はゆっくりと暇なときを 見つけて読み進めていましたが、 3巻目ぐらいから怒涛の勢いで読み進めて 完読に至りました。 オスタカ山篇での強烈な事故描写を読んでいる うちに、平気でJALのマイレージを集めている 自分が不思議に思えてきました。 当時は小学校4年生ぐらいだったと思いますが、 親から見せてもらったFridayのスクープ 写真がまるで戦争跡のような状態だったのが、 しっかりと脳裏に焼きついています。 会長室篇は、やっと日の目を浴びた恩地の 大活躍かと思っていましたが、決して そんなこと単純な展開はなく、ひとつの企業体の 腐りきった状態にいらだちながらも 単純な勧善懲悪とはならないところに 人間という動物の根の深さを感じた 作品でした。読み応え抜群!
0投稿日: 2013.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現実は過酷だが、小説だからこその“救い”に期待したが、事実を基に書かれているだけに残酷な結末。 国民航空の非情さと、腐りきった体質が今も続いていると思うと、怖いです
0投稿日: 2013.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品を描き、表すことにどれだけ勇気と執念が必要だったか。最後、再び日本を離れる恩地が沈まぬ太陽を見ながら何を思ったのか。
0投稿日: 2013.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。 辛い。こんな終わり方って。。恩地さんも国見さんも、正しい生き方をしている人は報われないの?ずる賢い人が上手く生き延びる世の中なのかな。。 これがほぼノンフィクションだから怖い。 いつかアフリカに行ってみたいなあ。そして沈まぬ太陽をこの目で。
3投稿日: 2013.10.25
powered by ブクログこれが綿密な取材により、ほぼ事実に即した小説となると本当にゾッとする。この作品をみる限り、つい先頃、カリスマ経営者を会長に招き、再上場したとはいえ経営破綻した企業であったことも頷ける。その経営者の著書をみると、やはり通常の民間企業では考えられないような企業風土であったことがうかがえる。政治、権力、利権などに縛られない大企業は存在しないのか?正義を貫くことの難しさを痛感させられた作品でした。
0投稿日: 2013.10.21
powered by ブクログ頁をめくる度に結末へ近づかないストーリーにイライラした。 最後まで読んで、すっきりしない。 中途半端でモヤモヤ。 落ちが無い。 運び屋と行天に検察の手が及んだことが、それからを予感さっせただけだ。 対立する組合は、出世と保身と利権にまみれた体質は、甘い汁を吸い上げようとする官僚と政治家はどうなっていったのか?恩地は?国見は? 史実に基づく多くの小説を残した新田次郎氏の作品を何編か読んだが、いずれの小説にも、その後の結末が書かれている。 本作品にもそのような結末があっても良かったのではないだろうか。 このままでは安心して日本航空の旅客とはなれない。
0投稿日: 2013.10.11
