
総合評価
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powered by ブクログあまりのめり込めなかったと言う感触 相場操作に繋がっていくストーリーだが、石田衣良のテイストはあまり無く、展開もまあまあに終始してました ちょい残念
10投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログドラマ「ビッグマネー!」の原作本。ドラマがずっと記憶の中にあって、ここからあのドラマが作られたと思うと、ドラマのキャラやストーリーのアレンジも凄かったと思い知らされる。 小塚さんの残した言葉は、作者の思いもあったのだろうか。タンス預金の多かった時代へのメッセージだと感じた。
7投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ石田衣良さんの経済のお話が面白かったので、こちらを読んでみた。 単行本が発売されたのは2001年とあり、四半世紀前の小説だが、日本人の資産形成に対する意識はまだ発展途上といったところだろうか。 雰囲気としては「きみのお金は誰のため」をブラックにした感じ。 終盤の展開は予想できず面白かった。
0投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログ何にも考えずタイトルに惹かれてジャケ買いしたもの。 銀行や株投資の話か…。 むむむ。これは苦手分野かも。 と思ったけど、あまり難しさを感じず、スラスラと読めてしまった。 いや、わからなくても伝わるような書き方だったと言うべきかな。 このあたりが、石田衣良さんの凄さなのかも。 本作は20年に刊行されているため、時代設定はバブル崩壊よりちょっと後くらい。 作品紹介で言うほど知略の限りが尽くされてる感じはなかったが、なんとなく『ぼくらの七日間戦争』を読んでるような爽快感で面白かった。 しっかり作品紹介に引っ張られた感想w いや、もしかしたら寄せてる? 単なる就職浪人でパチ屋に通いまくるところから、毎日株価書いてるだけで才能開花する主人公がまじで羨ましい。 それを開花させた黒いガラス玉のような冷たい目を持つ魔術師はもっとすごいな。 政治経済が本当に苦手すぎる俺には無理だ。 いや、諦めるのはダメだ。俺も頑張ろう。 多分やらない。 最近はNISAやらiDeCoやらでだいぶ資産運用の波ができてきてるが、この話を読むとバブル崩壊あたりで投資推奨してたらほとんどの人が失敗して、より投資後進国になってたんじゃないかな。 いや、むしろこれが原因だったのか? 今でも『株で失敗した』『あれはギャンブル』『営業に騙された』くらいのフレーズしか聞かないし、学校教育としてもやってこなかったし。 『投資に成功した!』って言う人が、YouTuberか怪しい詐欺師くらいしかいない現実。 流石にそれは言い過ぎか。 今後は「資産形成」って授業が高校で必修になるらしいが、どうなんでしょうね。 森永卓郎さんは国が教えることは、国にとって都合いいことしか教えないから、変なことを植え付けるものにしか思えない、みたいなこと言ってた気がするが…。 有意義な読書タイムをありがとうございました この読後感を噛み締めつつ 石田衣良さんの作品は「娼年」、「コンカツ」、そして本作と読んできたが、どれも毛色が違いすぎて面白いと思った。 他の作品も読んでみたいので、おすすめの作品あったら教えてください。
2投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ石田衣良さんのファンとして、投資の知識ゼロで読み始めました。 ストーリーラインはいつもの衣良さん節といった風情。 さらりとした文体と情景描写が心地よく、主要キャラクターもわかりやすい。 ただ、本書の良さである『取引のスリル感』は、私の知識不足であまり味わえず... わからない用語を調べつつ読み進めたものの、どうしてもお金関係の知識に興味が湧かずじまいでした。 しかしながら、ラストの伏線回収やあっと言わせるにくい演出はさすがの切れ味!気持ちのいい読後感です。 刊行から20年経った今でも違和感のないお話なので、投資や取引に興味のある方へ(ふだん石田衣良さんの作品を読まない層の方にも)おすすめしたい一冊。
4投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
石田衣良さんのPodcast番組でこの作品のタイトルを耳にしたので読みました。 主人公は普通の大学を5年かけて卒業し、パチンコをしながら就職浪人をしていたチャランポラン。 何故かトレードのプロである老人に見初められてトレードのイロハを教わる。 老人はある銀行に恨みがあり、復讐するための右腕が欲しかった。 イリーガルな仕手戦を企てて銀行に挑む。開戦までの過程が読んでいて楽しかったです。 知らない言葉が多く、調べながら読んだので勉強になりました。
0投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ他の本で紹介されていた。 大学を卒業したばかりの無職の男性が、なぜか謎の投資家にスカウトされて、株投資を教わって始めるが、目的は素人を苦しめた銀行に復讐することだった、という内容。 2001年の出版だったので、株価や取引の仕方とか今とは全然違う。20代の早いうちに株取引の面白さを知り、知識経験を身に付けておけば、人生全然違っていただろうな。サイドストーリーの恋愛ネタも興味深かった。
0投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログ株に疎いので なるほど~ へ~って感じで読み進めました。 途中、誰の本を読んでるのかな? 池井戸さん?いやいや 石田さんだった っと思う程でした。
0投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ株式投資と銀行を舞台とした物語。前半は株式投資に出会って成功と失敗を繰り返しながら成長していく所にリアリティがあって面白い。後半はリテラシーの無い人に金融商品を売りつける銀行の闇の部分を暴く所が痛快で面白い。体験に裏付けられた投資格言がたくさん出てくるのも見どころ。『株は海水と同じ、喉が乾くと海水でもどんどん飲みたくなるけど、飲みすぎると死に至る』と言う言葉が刺さる。
1投稿日: 2023.06.12
powered by ブクログ自分が若かった頃読んだ本の再読ブームが来ている。 当然ながら昔と受ける印象はかなり違うと感じた。 最初に読んだときはくすぶっている若者の成長譚、あるいは悪事を働いた巨大な銀行を知恵とスキルで手玉にとるクライムサスペンスとして楽しんだものだった。 同じ小説でも時を経て読んでみると依然面白いのだが、なんともやりきれない感じが残った。 「罪と罰の非対称性」とでも云うべきか。 確かこの小説が原作のドラマ「ビッグマネー」では融資つき変額保険を作った張本人(確か原田泰造さんが演じてた気がする)が罰を受けた記憶がある。それがテレビの大衆性ってことなんだろうが、現実はそうは行かない。 大体罪を犯す者と罰せられる人間は別である。 白戸もその辺りは理解していて、今の行員に同情はしているが、まつば銀行をはめるディールの手を緩めることはしない。 またディールの成果を得るのも一部の人間であるし、失われた命が戻ることもない。 資本主義が続く限り我々に逃げ場はなく、否応なくプレイヤーにさせられる。 せめて我が身と、手の届く範囲の人位は守れるようにしたいものだ。 これ聴きながら読んだ ELLEGARDEN『Fire Cracker』 併せて読みたい 伊坂幸太郎『SOSの猿』
4投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログしばらく本を読んでなかったので、久しぶりに読んだら夢中になった。 ちょうど資産運用に興味がある時期だったので、よりのめり込んで読めた。
0投稿日: 2022.07.15
powered by ブクログ銀行株を空売りして、株価誘導をして儲ける話 面白かった、石田衣良さんはこんなのも書けるんだな。いろいろうらやましいなーと思う場面もあったけど、最後はちゃんと現実的な終わり方で、それも良かった!
0投稿日: 2022.02.19
powered by ブクログパチンコ通いのヨレヨレスウェットを着ていた就職浪人が、株の世界に足を踏み入れ、オーダーメイドスーツなんか着ちゃってみるみるかっこよくなっていく様を想像して、ドラマ化するなら誰かなぁなんて楽しんでいたら、ドラマ化してたんですね、白戸くんは長瀬智也か。 あと小塚老人の黒いガラス玉のような冷たい目が気になる。怖いよね。(ドラマ版小塚老人は植木等) 株の知識はなくても楽しめた。 マーケットとは巨大な生き物とはよく言うけれど、ほんとそれ。 ドヤ(宿の逆さ)ね。よく言うドヤ街ってそういうことね。山谷とかね。 最後は小塚老人に裏切られた白戸君だけど、気持ちのいい終わり方でした。 石田衣良って、こんな経済の話書くんですね!池井戸潤かと思うわね。
0投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログ池袋ウエストゲートパークの続編が貸出中だったので、同作者から適当に選んだ。 経済の話はよくわからん。いや、わかりやすく書いてくれてたし、信用取引に関してはちゃんと自分で調べて理解はしたけど、池袋ウエストゲートパークには遠く及ばなかったな。
0投稿日: 2021.09.21
powered by ブクログ分からない用語が多々あり、調べつつ読んでいたけれど話のテンポ感が良くてスラスラと読めた。 最後のどんでん返しが面白い。
0投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログ池井戸潤のような話で、あれ?石田衣良だよね?読んでるの???って思うくらいに珍しい金融系の内容だった! 金持ち父さん、貧乏父さんをふくらませて、小説にしたらこんな本になりそうだなーって感じ。笑笑 投資とか金融、資産、株とかまぁそういうのを扱う金融ロマンとでも言いましょうか。そんな感じで、石田衣良作品に珍しく肩の凝る内容でしたとさ。 読めなくないけど、こういう話苦手な人は読まない方が無難かもなぁ。 面白くなくはないけど、期待してた展開ではないかなぁ。なんかパッとしなかった。
0投稿日: 2021.05.16
powered by ブクログなかなか読み進められなかったが、1か月ほどかかり読了。 フリーターだった主人公が小塚老人に声を掛けられ、投資の道へ進んでいく話。 途中、専門用語や売り買いなど、言葉の意味が分からない部分もあったが、感覚で意味を推測し何とか読めた。 とんとん拍子でうまくいく主人公だったが、最後にオチがあり。他の方も言っているように、ちょっと格好良すぎる主人公だった。映画化されているようなので、そちらも気になる。
0投稿日: 2021.03.15
powered by ブクログバブル期の融資つき変額保険をテーマに巨大銀行に立ち向かう。個人投資家のお爺ちゃんとその弟子のお話。 正義を胸に悪どい金融機関と闘う構図は痛快で、『半沢直樹』みたい。20年ほど前にこの本は出版されているので、人の興味関心や世の中の流れは大きなうねりとなって繰り返されるんだなーと感じる。 羨ましいような師弟関係も読み応えあるし、世の中の裏側も垣間見えた気がして、読んでみてよかった石田衣良作品。 【メモ】 ・献血をして闇金にお金を返すため、骨が血を作るのに間に合わず死んでゆくなど ・ドヤ ・保険を売りつけた行員は異動でもういない。後始末をする銀行員のやるせなさ。→今も銀行はこうなのか?
0投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログドラマ「ビックマネー!」程の爽快感は無いものの、小塚さんと白戸の男気には胸を打たれるものがあります。闘う(大袈裟な言い方をすると)相手にもよりますが、まず自分がどんな武器を持っているか?知らないと…かな?
0投稿日: 2020.12.28
powered by ブクログ就職浪人中の白戸は、謎の老人が声をかけられ、月給30万で秘書になるように依頼される。仕事は、新聞の経済欄を毎日チェックすることと、口座を持つまつば銀行の株価を調べること。そのうち、株の値動きがなんとなくわかっていくようになるのだが…。 少し前に読んだ、宇宙人が株価を云々という話と、話の導入部分がほぼ同じ(変な少女が出てこないけど)で、素人株小説って、みんな似たりよったりのプロットになるのだろうか。さすがに年季が違うだけあり、結構読める内容になっているのが、あちらとの違い。 まつば銀行の株を調べ上げていくことで、何かを企んでいるし、企んでいることを隠さないため、起こることを予想したりはできるが、文章の積み上げが丁寧なため、理解がしやすい。 一方で、ヤクザなどの「飛び道具」が使われている割にはあまり効果的ではなかったのが残念。必要だったのかなあ。 最後はまたこう、カタルシスを用意してあるので、単純に株の話で終わらせなかったのは好感。 ただ、石田衣良の作品にありがちな、登場人物が薄っぺらく、感情移入がしにくいのも事実で、主人公格が2人に絞られているため散漫ではないが、相変わらずのめり込めないのだな。 最終的に、起伏の少ない読みやすい話だったなあという薄い感想しか残っていない。割と頑張って書かれているはずなんだがなあ。もったいない。
0投稿日: 2020.12.24
powered by ブクログ面白かったですが、株とか素人なので途中からちょっと仕組みが理解できなかったです。 少し知識があった方が楽しめそうです。
0投稿日: 2020.08.31
powered by ブクログ何度読み返してみても、爽快感あふれる読後の気持ち。 なんていうか、マーケットという世界の荒波をこうやって乗り越えていくってのがいかにスリルあふれる冒険なのか、という感覚を疑似体験させてくれるような読書体験だ。 数字を右から左に動かすだけの金儲けがえげつない商売である、という感覚がもはや石器時代の古い古い考え方で、今やネット上で億の金が瞬間的に消えたり生まれたり、まさに方丈記の泡沫のごとく現れては来ているこの時代に、何を時代錯誤なことを言ってるんだ、ということなのだろう。 例によってクラシック音楽に造詣のある若者が主人公、ってのが石田衣良さんらしいよね。
0投稿日: 2020.08.21
powered by ブクログ石田衣良らしいテンポの良さと洒落た文章で、市場の事など分からなくてもスリルと達成感、人間の持って生まれた価値などを読み取ることができた。自分とは縁遠い世界と思いつつこれからの才能あふれた日本のディーラーを期待したくなる。お金ってなんだろうな…。
0投稿日: 2020.08.13
powered by ブクログとても勇気づけられる作品。 ひとりきり孤独に貧しいものは、まだ金をつくっていない金もちにすぎない。という言葉がなぜか最後まで頭に残っていた。その上で徐々に成長していく主人公を見ていると胸にくるものがありました。
3投稿日: 2020.07.12
powered by ブクログ就職浪人し、毎日パチンコばかり過ごしている青年に、ある日老人が声をかけてきた。それは、今まで縁もゆかりもなかった「マーケット」という世界への入り口だった…。 投資・株・値動き・売り・買い…と、経済用語がいっぱい出てきます。 でも不思議なもので、本来なら眠くなってしまうような内容でも、 この人が書くと自然とそういう経済用語も物語を創る重要な要素になってきます。 いや、すごいなぁ。。。 最後まで飽きさせないし、なんとなく投資に親近感が湧いてしまう一冊です。
0投稿日: 2020.05.13
powered by ブクログ立花隆さんの近著に出てきた小説。この著者の本は、これまでほとんど読まなかった。先週から立て続けに2冊読んだ。いずれも面白かった。で、この小説もでたらめにおもしろかった。
0投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログ石田衣良と思って期待していたら、とても良い意味で期待を裏切られる金融小説だった。 老人と出会った若者が、マーケットのいろはを教えられ、ビッグディールに巻き込まれるーーー。 お金を稼ぐことはいけないことなのか? 法に触れることは本当にしてはいけないのか?法内ならば何をしてもいいのか? そんなことを考えたくなる作品。
0投稿日: 2019.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
石田衣良作品は初めて読んだが、分かりやすく盛り上げたり落としたりしていて読みやすかった。株や経済について少し知識を持っていたから読めたが、そういったものを一切知らない状態で読むのであれば難しい表現や用語が多い気がした。主人公と老人の掛け合いや行動を通してお金についての考えが伝わってきて、また久々にFXをやってみようかなと思えた。「まだ金をつくっていない金持ち」という表現がとても気に入ったし、お金についての価値観が見直された。 石田衣良の他の作品も読んでみようと思う。
0投稿日: 2019.03.21
powered by ブクログ2004/12/19 めずらしく経済っぽい本を読む。 けっこう面白かった! 石田衣良 は、雑誌のエッセイなどで読んだことがある。 これをきっかけに 別の本も読んでみたい。 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 内容 : あやしげな老紳士と就職浪人の青年が手を組んで、預金量第3位の大都市銀行をはめ殺す! 知略の限りを尽くした「五週間戦争」の果てに待つものは…。 全てが市場化する世界を痛快に描く、新世紀の経済クライムサスペンス。 著者 : 1960年東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。広告制作会社等を経て、フリーランスのコピーライター。 「池袋ウエストゲートパーク」でオール読物推理小説新人賞を受賞。著書に「赤・黒」等。
0投稿日: 2019.01.12
powered by ブクログ石田衣良さんの、若者と手ほどきの年長者コンビ&裏事情を知ったような気になれる&最後は希望を持って終わる、という構成、いつも安心できる。今回はジジィに教わる株式投資教室。読むと、題名の比喩がわかる。 そんなにうまくいくかいな、個人投資家が何をできるんだ、と思うけれども、なんとなくわかった気がして良い。 下町の描写もリアルで、まさに町屋にいるような気がするから地に足がついて現実味がある。
0投稿日: 2019.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テンポよく、さっと読んでしまった。 最後にちょこっとしたどんでん返しがあって、え!と思ったが、楽しめました。
0投稿日: 2018.12.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
魔術師から1から100までの株式投資のいろはを学んだ主人公。最後は、騙されていたことにはなるがしかし、彼もまた若くに騙されたクチ。そこから学ぶもの、作っていくこともあることを主人公と私に教えてくれた。
0投稿日: 2018.05.30
powered by ブクログ面白かったけど、まあ普通。 主人公の白戸君をかっこよく描きすぎじゃないかと。ちょっと白々しくなるような個所が多々ありました。だって、部屋に入って流れてるクラシックが、まあブラームスだとか曲名や作曲者が何だとか分かるとしても、聞いただけで指揮者(かな)が目の前に浮かんだり、初対面の人がきてるスーツを「XXXXの上下を着て」みたいなそんなわかるかって、なんか人間味ないというかかっこよすぎてしらじらしいというか、しょっぱい感じがして、こういうのは好きじゃない。
1投稿日: 2017.12.13
powered by ブクログとんとん拍子に話が進みすぎる。主人公が反撃に合うことがないので、スリルがない。 毎日、株価を書き写してると、株取引の感覚が磨かれるらしい。やってみるか。
0投稿日: 2017.08.26
powered by ブクログあらすじ(背表紙より) あの銀行を撃ち落とせ!謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの“おれ”だった。マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえは…。新時代の経済クライムサスペンスにして、連続ドラマ化話題作。
1投稿日: 2017.02.20
powered by ブクログ21世紀初頭、謎の老投資家に誘われたフリーターが金融知識を身につけ、株式市場で大勝負に臨む物語。専門用語もうまく説明されていてつっかからず、ミステリ要素もあってスラスラと読めた。
0投稿日: 2016.12.09
powered by ブクログ最初の印象は福本伸行さんの『金と銀』のような印象を受けました。 主人公の成長が少しばかり早過ぎるような気もしますが、その分物語に疾走感が出て、次は次はとページを捲らさせられます。 主人公は一人の老人に見出され、投資の技術と市場を見る眼が養われていく。 銀行に騙された老人達、老人の家に出入りする右翼、外資の日本支店の代表等と主人公は出会うのだが、物語はその全ての人達に巻き込まれ、秋のディールに収束される! 続編があっても良いと思います!
0投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「きみが身につけた値動き感覚というのは、きみ固有のもので誰も代わりになることはできない。……その重要性は経済に限るものではないと、わたしは思っている。……一国の盛衰や私企業の成長と停滞、そして私たちひとりひとりの人生にも、細かな波の上下と潮目のうねりがある。自分自身の運命について、値動き感覚を研ぎ澄ましておくのも悪くないだろう」(42頁)
0投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログ2016年6月3日 就職浪人フリーターがマーケットの天才老人と出会い、過去に老人達を騙した銀行に一矢報いる成長物語。 少し専門用語が多く理解するのが難しい部分がある。
0投稿日: 2016.06.03
powered by ブクログ10年近く前に読んだけど、内容忘れたので再読 パチンコに明け暮れていた就職浪人の主人公が 1人の老人に見初められ、株価の波を乗りこなす ”魔術師”を目指し、マーケットという大海原に漕ぎ出る・・ 最初の読了時から年を重ね、日経も読んでいて、 前よりも内容についていけて嬉しいというのがまず感想 ストーリーはタイトルからわかるような そのままの展開だけど、起承転結がはっきりしていて 単純におもしろく読めます
0投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
就職浪人青年が天才投資家老人に拾われ市場の荒波に魅入られるはなし。 セミパチプロだった白戸が、小塚老人の秘書としてゼロから市場に触れてから、大仕事を遂げるまでのわくわくかん。 悪徳銀行へ復讐のため画策された経済犯罪のと結果の読めないハラハラかん。 感情を見せない老人の過去やひととなり、右翼暴力団のキャラクターなど人間のいきいきかん。 一仕事を終えた二人のその後はふたりらしくてとてもよかった。
0投稿日: 2015.11.24
powered by ブクログ投機をやったことがある人なら、きっと3倍面白い。 ドラマ「ビッグマネー」の原作。ドラマの方が好き。
0投稿日: 2015.08.08
powered by ブクログ投資のことを扱っていると聞いていたので読んでみたんですけれどもまあ…小説的な面白さよりもアレですね…色々と勉強になったかな、と! といった感が強かったですねぇ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 空売りとかねぇ…自分は現物取引しかしていないのでその仕組みがよく分からなかったんですけれども、これは株の本とかで再度勉強することにいたしましょう…。 んー…まあ、エンターテイメント小説なのかな、これは…開設では青春小説でもある、みたいなことが書かれていたような気がするんですけれどもまあ…しがない青年にたまたま投資の才能があったよ♪♪♪ ということを誇示する小説でしたね…おしまい。 ヽ(・ω・)/ズコー
0投稿日: 2015.06.10
powered by ブクログ老投資家のパートナーにパチンコで生活費を稼いでいたフリーターが突然選ばれ、大手都市銀行に復讐をする物語。株や投資の仕組みは分からないけど、数字に一喜一憂して、生活をかける姿は読んでいる側もはらはらする。 社会のブラックな面も描かれているが、さわやかな読了感の本。
0投稿日: 2014.11.25
powered by ブクログ経済や株式市場のカラクリ。投資やマーケットには興味津々でとても分かり易かった。投資家と労働者とヤクザとホームレスで成り立つ世の中。インサイダー取引、証券取引法違反…。 何も知らずに読んだのだけど、勝手に白戸少年がIWGP=長瀬智也のイメージが定着してしまい最後までぬぐえなかったのだけど「ビッグマネー!」というドラマで長瀬智也主演で放送されていたようで妙に納得。
0投稿日: 2014.10.28【ネタバレ含】事実は小説より・・ではないが
元早大生が証券取引法(現金融商品取引法)違反で捕まったというニュースを見てこの本を読んだことを思い出した。「マネーゲーム愛好会」なる投資サークルに所属していた彼らは在学中から虚偽の買い注文等で相場操縦をしていたらしい。小説内では取り付け騒ぎを起こして銀行株を引き下げて風説の流布で逮捕だった。2004年刊行のこの本も彼らは読んだことあるんだろうなと思うとなんだか不思議な気持ちになった。
0投稿日: 2014.10.27
powered by ブクログ実は、石田 衣良を読むきっかけになったのは、この作品のテレビドラマ「ビッグマネー」*1でした。 まあ、あんまりテレビを見なくなってた時期だったので、かなりいい加減にしか見られてなかったのですが、なんか、気になるドラマでした。 これに出てくる老人が、植木 等で、これが格好いいんだ。 で、原作の「波のうえの魔術師」という原作があることを知って、読もうと思って、石田衣良に手を出したわけです。 あれから、数年(笑)。やっと、読めました。 老人の名前は、小塚。やっぱり、格好いいわ。 まあ、株の話はよくわからないので、途中、「なんのこっちゃ??」っていうのはあったのですが……。 ちなみに、これ、妹も読んでました。 「全然、おもしろくなかったわ」 という感想でした。 株とか、マネーゲームに、全然理解や愛がないのは、そういう血だからかもしれません。 でも、それなのにあの無精な人が(スマン)最後まで読んだというのはけっこうすごいなぁと思いました。 なんか、読ませるものがあるみたいです。
1投稿日: 2014.09.11
powered by ブクログ【本の内容】 あの銀行を撃ち落とせ! 謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの“おれ”だった。 マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。 知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえは…。 新時代の経済クライムサスペンスにして、連続ドラマ化話題作。 [ 目次 ] [ POP ] ニート気味のパチプロ青年が老資産家に見込まれて株を覚え、ふたりは詐欺まがいの手法で儲けた銀行に一泡吹かせようとマネーゲームに乗り出す。 株価操作で銀行株を下落させ、売買の差額で利ざやを得るスピーディな展開は圧巻。 読めば、複雑な株式市場についての理解も進む!? [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2014.08.24
powered by ブクログ株式の知識があったほうが断然面白い。あたしは(知識が)全くないので、途中内容がよくわからないまま読み進めてしまうこともあった。ある人と運命的な出会い、未知の世界に案内され、中途半端なパチプロが億単位の株式を運用。うまく説明できないが、プリティーウーマン的なHappy Endと、彼の未来に幸あれと願わずにはいられない。
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログテンポもよく、主人公たちのモチベーションには十分共感できるので面白かったです。 でも、なんかねえ、主人公が格好良すぎるのよ。 地方から出てきてそこそこの大学に一浪して入り、5年かけて卒業したものの半年もの間就職浪人してパチンコで日銭を稼ぐ。 よれよれのスエットを着てちびたスニーカーを履いて過ごす毎日。 そんな主人公が、ちょっと見ただけでオーダーメイドのスーツの出来について語り、クラシックの曲や演奏について語り、当たり前のようにその家具のデザイナーについて語る。 そういう人がいないとは言わない。 地方から出てきたってスーツや音楽や家具に造詣の深い人はいるだろう。 だけどこれ、フィクションなのよ。小説なの。 そんな主人公が、下から這い上がってきた人物だと読者は思うだろうか。 なぜわざわざそんな人を主人公に据えたのかな。 どうにも作者の顔がちらついてしょうがなかった。 同じように若くてちょっと世間をかじっただけの若者が、その道のプロに導かれて偽札作りの腕を磨いていく小説「奪取」には、そんなこと感じなかったんだけど。 もちろん作者真保裕一の顔は知っている。でも。 かっこ悪いやつがかっこ悪く這い登っていく話だったら、もっと私は面白く読めたのにな、と残念。 これはあくまで私の趣味ですから。 格好良い若者が、まじめに一生懸命に株式の勉強をして恋をして世の中を知っていく話。 どんでん返しももちろんあります。 仕掛けはうまくいくのか、復讐は成し遂げられるのか。 そもそも誰の復讐なのか。 上手い小説です。
2投稿日: 2014.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
石田衣良さんなのに相場?と思いましたがストーリーは普通に面白かったです。 計画がうまく行ったりうまく行かなかったり、という波があまり感じられず、淡々と進んでいる印象を受け、端的にいうと盛り上がりにはかけたかなと思います。
0投稿日: 2014.07.06
powered by ブクログ2002年にフジ系列で放映されたTVドラマ「ビッグマネー」の原作となった小説。タイトルの「波」は株価のチャートのことで、株式市場で繰り広げられるクライムサスペンスなお話。実家の書棚より拝借して読了。 石田衣良さんは初だったのですが、イメージは「現代の若者を描く」的な軽い感じだったので、この内容はちょっと意外ですね。元々、こういう作品を書いている作家さんなのか、と思うくらい、すんなり読めたし、読みやすかったです。読みやすさは、きっと石田衣良さんの技量でしょう。 クライムサスペンスなので、自分では体験できない世界をハラハラしながら楽しめましたが、それ以上に、株式市場について読んでいるうちに理解してしまいました。経済や株式の取っ掛かりを、楽しく突破したい人にはかなりオススメできる小説です。「気になる銘柄の波を毎日追いかけてみようかな」と思うくらい。 冒頭やあとがきを拝借すると、この作品が「世界かまるで変わってしまう一冊」になる人もいるでしょうね。
0投稿日: 2014.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「波」=相場のグラフ、ってことでしょうか。マネーゲームを題材にした小説ですが、個人的にそれに講じる自称「投資家」連中の気に食わなさが余すところなく描かれており、印象もそれに準じたものに。 作中では投資と読んでいますが、実際にやってることは「投機」。「ギャンブルとは違う」「投資家が扱うガラスみたいなきれいな金」などとうそぶいていますが、本作で主人公たちがやっていることは私から見ればギャンブルには違いなく、金にきれいも汚いもありません。 元々、投機家に持っていた胡散臭いイメージをより強く抱くことになり、中二病的に自分を特別な存在と感じているような主人公への不快感も相まって、読中感じていた不快な感覚を引きずったまま、嫌な気分で読了することになりました。
0投稿日: 2014.02.11
powered by ブクログフリーター“オレ”と渋い老人が織り成す復讐劇。自分の知恵・力の全てでもって大手銀行から金をむしり取るつもりの老人に見出された一人のフリーター。入念に計画された「秋のディール」の行方はー・・・ テンポよくまた細かい描写で映像が浮かんできそうな物語。はすっぱというか、斜に構えた感じの若者と老成した悪どい爺の対比はやっぱり面白い。
0投稿日: 2014.02.08
powered by ブクログTVドラマ化される前に読んだのですが、正直ドラマの記憶しかないので…何とも…。 今、似たような題材で思いつく作品は『ハゲタカ』ですが、正直『ハゲタカ』よりももっとパーソナルな内容だった感じがします。(…読み返したら、全然違っていそうで恐ろしいですが…苦笑)
0投稿日: 2013.12.17
powered by ブクログ私は株については詳しくはありませんが、わかりやすくかかれており、物語の中に入り込みながら楽しんで読めました。そしてちょっとマーケットに飛び込みたくなりました。単純。
0投稿日: 2013.11.27
powered by ブクログ石田衣良が株の話?と思ったが、中々良く出来ており、老人がフリーターをパートナーに選び勉強させ、まつば銀行に復讐を図る話。悪魔の変額保険の話も出てきて、スリルがあった。最後は逆に動いて失敗?とも思ったが、そこは素直にがっぽり儲けて、証券取引法違反で刑務所に送られる事になるが、出所後の大金を得ることが出来たのだから、良しとなるであろう。
0投稿日: 2013.10.30
powered by ブクログ石田衣良の経済小説。株式市場の話だけどあくまでメインはそこに挑む人。知識がない人でも無理なく読み進められるように書いてあって物語の世界にどっぷり浸かれる。お勧め。
0投稿日: 2013.10.20
powered by ブクログバブル期に銀行が販売した変額保険の被害者の敵を取るべく、師匠たる老紳士と主人公が入念な計画をもとにメガバンクへ挑戦を挑む話。 ドラマ化もされたようで、読み物としてのおもしろさもありましたが、運用という観点で、本のタイトルにもなっている波(株価、景気の波動)を体感するために老紳士が主人公にある銘柄の株価の動きをひたすら毎日つけさせ、変動の理由を考えさせるというのは個別銘柄投資の本筋なんだろうなと思います。 少し前に米国のMBA留学をしていた時に厳しいことで有名だったファイナンスの先生が為替レート、長期国債レート、原油価格などの指標を学期中、毎日、学生に記録させていたのは当時はあまり意味が感じられませんでしたが、この本で今頃ですが、その深い意図に気づかされました。 チャート分析や個別企業の業績分析と併せて、或はそれ以上に狙った個別銘柄の株価の動きを感覚としてとらえられないと、動きの早いこのご時世で、個人投資家が機関投資家や市場自体に勝つのは難しいように感じます。 個別銘柄投資をする人は阿佐田哲也さんの新麻雀放浪記と併せて、早い段階で読まれることをお勧めします。 あと目の前の弱者には喜んで手を差し伸べ、寄付もするが目に見えない相手にはとことん残酷になり、地球の裏側の工場を契約書1枚で数十か所も一瞬で閉鎖するのがアングロサクソンの本質という記述は海外の仕事をする私にはぐさりと来ました。
0投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ2013.8 読了 株に詳しくなかったけれど、とてもテンポ良く進み、読むのが楽しみだった。 ジジイの魅力たるや...! その他の登場人物も、一人ひとりキャラがたっていて面白い。化学調味料をどんぶりいっぱい食べさせられる銀行員、まつば銀行被害者の会にいた親子など。 秋のディール作戦はわかったけれど途中途中の株の流れは説明してもらって理解(笑)。 エンディングは私個人としては、爽やかさを感じた。 株価ってほんとうに読めないんだなぁ...
0投稿日: 2013.08.19
powered by ブクログ梅ちゃんから借りた一冊。 株に全く興味のなかった自分が読み終えたことに感動。 入口を開いてくれた著者に感謝。
0投稿日: 2013.06.23
powered by ブクログ「本当に貧しい人というのは、みんなと一緒に貧しい人間のことだ。一人きり孤独に貧しいものは、まだ金をつくっていない金持ちにすぎない。」
0投稿日: 2013.05.12
powered by ブクログ石田衣良らしからぬ、株式トレーディングの話。 ある老人が、うだつのあがらない(カイジの最初みたいな)青年に声をかけて、株トレードを仕込み、バブル崩壊後融資つき変額保険の加害者ともいえる大手銀行に痛手を負わせるために2人で仕掛けていく。。。という話。 私は数字が苦手だから株のことはわからないし興味もないけど、こういう物語は嫌いじゃない。 それにしても、電話1本で大金を右から左へ動かす株式の世界を見ると、仕事って一体なんだろう。。。って思う。金って一体なんだろう。 私ももっと金を得ようとする努力をしなきゃいかんな
1投稿日: 2013.03.12
powered by ブクログ石田衣良にしては珍しい、株や経済に関する小説。とっつきにくいかと思ったがそうでもない。やはりそこに溢れる人間関係は石田衣良作品特有のものだった。 恋愛関係も師弟関係も、裏切っても裏切られても、何かが残る関係がある。そんな一瞬だけを生きるような生き方最近しているだろうか。
0投稿日: 2013.02.13
powered by ブクログ経済クライムサスペンス! 石田作品にしては珍しい経済(株取引)をテーマにした作品ですが、脇役が個性派ぞろい、ストーリーも面白いのであっと言う間に読了、さすが石田衣良です。タイトルの『波の上の魔術師』…株価の波動にひっかけたタイトルで上手いネーミングですね。 過去に、ドラマ「ビッグマネー!」としてフジテレビ系列で放送されてるんですね。 普段あまりテレビを見ないのでドラマの方は知りませんでしたが、大手都市銀行の支店に戦争を仕掛けるスリリングな展開が秀逸です。 新聞や週刊誌でついつい読み飛ばしてしまう経済面や株価についても、今後は面白く読めそうで勉強になりました。
0投稿日: 2013.01.15
powered by ブクログマーケットで踊る、そして踊らされる人々の人間ドラマ。数字を取り巻く基本的な考え方に触れながら、それがどのような影響を現実にもたらしていくのかを知ることができるフィクション。株に興味を持つキッカケにはなるかと
0投稿日: 2013.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
株のお話. 少し古い感じはするのは仕方のないところかな. スピード感がすごくあり,さくさく読んでいけた. もう少し株や金融についての知識があれば持っていたかった.
0投稿日: 2012.10.30
powered by ブクログ小学生の頃とかって、 勉強ができる人=モテる という方程式にはならなかったと 思うんだけど、 頭のいい人ってカッコイイなって思える作品です。 イシダイラさんの株の経験が活かされた経済小説と少し恋愛です。
0投稿日: 2012.10.09
powered by ブクログ読み終わってつくづくこの作者の間口の広さにびっくり。 IWGPからはじめて、うつくしいこども、そして今作。 全然違うタイプの小説を次々に書いていて他の作品を読み進めていくのが楽しみです。 ちなみに今作は株の話をベースにした青春クライムノベル。 面白くってあっという間に読めてしまいました。
0投稿日: 2012.10.08
powered by ブクログある日突然、仕手師のに見込まれた、パチンコばかりしているフリーター。 そんな彼が、新聞の経済面を毎日読み、仕手師としての修行を積んでいく。 素人の張り方から、プロの手張りに。 ああこういう風にやらないと儲からないんだな。 やがて社会正義のためという大儀を背景にした、仕手戦へ。 これも石田衣良が描くからには、ひとつの都会での行き方なのか?
0投稿日: 2012.09.16
powered by ブクログうん、三割くらいは流し読みしました。 株、市場、投資、相場、円高円安、変額保険に融資にインサイダー・・・意味わからない言葉のオンパレードです。 でも、これを読まなかったらもっと意味わかってなかったと思う。 石田衣良じゃなかったら、たとえ小説でもこのテーマじゃ読まなかっただろうなぁ。 そんなあやでも楽しめたし、マーケットに興味わいたから、やっぱり本てすごい。 ラストが現実的で妙に納得。 裏切られても小塚さんに一目置く白戸くんと、白戸くんを見出してそんなふうに教育した小塚さんがかっこいいです。
0投稿日: 2012.07.27
powered by ブクログ石田衣良らしく、スピード感有。ある程度の知識さえあれば、楽しめる。もうちょっと勉強してからもう一度読みたい。
1投稿日: 2012.07.26
powered by ブクログ石田衣良というと池袋ウェストゲートパーク等のイメージが強かったが、 本書のテーマは「株」。お堅い内容かと思いきや、さくっと読むことができた。 確か数年前にTOKIOの長瀬がこの本を原作としたドラマに出ていた様な。
0投稿日: 2012.06.11
powered by ブクログパチンコの収支をこまめに記録できる人間は 投資にむいている。 とかの理由で謎の老人にスカウトされる人の話。 ドラマ化は雰囲気違ってたような…
0投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログストーリーは実に理論的で、わりと面白く読めた。 でも株や投資、あとできればバブル崩壊直後の日本経済について、ある程度の知識がなければ難しいと思う。専門用語らしき言葉が多く出てくるからだ。 かく云う私もあまり詳しくないので、なかなか理解に苦しむ部分があった。 --- 就職先も決まらないまま大学を卒業した主人公。 日々パチンコ屋の開店待ちをしていた彼に、一人の老人が「アルバイトをしないか」と持ち掛けてきた。 仕事内容はというと、新聞を毎日隅から隅まで読み込んで、そして、あるメガバンクの株価を毎日書き取ること。 老人の目的はメガバンクの株価をどん底までたたき落とし、銀行を窮地に陥れることだった。 その卓越したマネーゲームの能力を傍らで見ていく中、主人公は自らも投資家としての才覚を顕していく。 --- 読んでいて、某LD事件が脳裏を過ぎった。笑 これが事件より先に書かれていたとは(第一版:2001年8月)。 時代を読む力というやつだろうか?観点がすごい。 株取引を知らぬ存ぜぬでは済まない、無知な弱者だからという言い訳では守ってもらえない時代がきている。 投資信託は自己責任で、自分のお金は最早、自分で守るしかない時代。 サーフィンのように株の数値の波に乗り、立ち上がり続けなくては自分を守っていけないと、示唆されている。 私のような無知な弱者には用語が難しい一冊。
0投稿日: 2012.05.13
powered by ブクログ自分の中でベスト5に入る思い出に残る一冊。 石田衣良さん自身のトレーダー経験が元になっているからか、すごく真実味があった。IWGPとかにはない感覚。 孤独のなかで自分だけの感覚をもって勝負するってどんな仕事でも必要なんだろうなと感じた。
0投稿日: 2012.02.23
powered by ブクログ株の話。 株のことをよく知らないせいかそんなにのめり込めず…。 でもまあ石田衣良の話なんで普通くらいに面白いです。 融資つき変額保険の被害者であるおじいちゃんおばあちゃんや疲れきった銀行員達には共感出来るものがあるし、最後のディールは先が気になる。 でもやっぱユダヤ人大富豪の話とかぶる気がする。
0投稿日: 2012.01.05
powered by ブクログ株のこととかわからないのになんでこんなに頭に入ってくるのか不思議だ。 ドキドキワクワクできてとっても楽しめる。
0投稿日: 2012.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
株についても学べる本。 どこまで正しい知識なのかわからないけれど。 最後あれで復讐果たせたのかなぁとは思う。 スピード感があって読みやすかった。 文章がIWGPっぽい。 3.5
0投稿日: 2011.12.28
powered by ブクログバブルからバブル崩壊までが舞台になっている。 オリンパスの損失飛ばしが最近ニュースになったように、当時の爪あとはまだまだ残っている。 当時の僕はまだ小学生から高校生であり経済のことなんてさっぱりわからなかったけれど、 それでも連日テレビで不良債権や貸し渋りと貸し剥がしの話は聞いていた なんとなく浮かない話が続いて肩たたきなどの言葉が流行っていた それでもいつものように生活していた僕はマグワイヤとソーサーのホームランを期待し ポケベルや携帯電話を使って学生生活を楽しんでいた。 この本はまさのその時代にもしかしてあったかもしれないお話。 冴えないパチプロとして生活していた青年が、一人の老紳士と出会う。 老紳士より割の良いバイトを持ちかけられるのをきっかけに、トレーディングの魅力に引きこまれていく。 老紳士の計画を知る。 それは銀行がうった変額保険で親しい人を不幸に落とした銀行にダメージを与えること。 念密な準備をしてその日に望む 主人公がトレードに引きこまれていくところや、値段の上がり下がりの興奮がうまく伝わってくる。 登場人物たちを通してお金に対する不信感や考え方もあらわれていた。 若かった自分にはニュースの断片でしかなかった出来事が物語として再構築されていくのがよかった。 ニュースから受ける印象は暗いものであったけれども、確かに数字の動きによる興奮は伝わっていた。 僕が投資に関心を示すようになったのは、まさにこの時代を経験したせいなのかもしれない。
0投稿日: 2011.12.11
powered by ブクログ『ユダヤ人大富豪〜』の小説版って感じ。若人が、とある投資家爺さんに出会って、はまってゆくクライムサスペンス? 映画『π』を彷彿させる。これ読んだ後は、日経平均とか気にして見たり。笑
0投稿日: 2011.12.07
powered by ブクログ経済用語が頻繁に出てきており、一見すると投資関連本のようにも思えた。 この本をきっかけに投資を始める人もいるのでは。 本の内容は、普通だった。 個人的には、出所後に遥さんと再開するところまで書いて欲しかったな。 ただそこまで書くと石田衣良さんっぽくないか(^^;;
0投稿日: 2011.12.04
powered by ブクログ大学を出ても就職せずパチンコで食いつないでいた主人公が、ある日ひとりの老人に声をかけられ、マネーゲームの世界へと引き込まれていく話。 株に詳しくなくても読めると思います。 石田さんのタイトルセンス、素晴らしいですね!
0投稿日: 2011.12.02
powered by ブクログ一時期流行りました、マネーゲームのお話。 長瀬(たぶん)主演でドラマ化してたと思います! テンポよく話が進むので、サクサク読めました♪ 悪を討つタイプの話は、胸がすかっとして良いですね(´ω`) ドラマが結構好きだったんですが、 原作はラストが随分違いました~ やっぱり現実は、、、ってところですね
0投稿日: 2011.11.14
powered by ブクログえ?ええ??これ石田?ってくらい硬い経済の話。最初は。なんで「石田~~♪」と思って読んで度肝を抜かれた。 それにしても石田さん、本当に物事に対して独自の視点を持ってると思う。うらやましい。これもそうだし、「エンジェル」もしかり。 そして、ジャンル超違うのに、あなたの自伝ですか?ってくらい真実味があるからぐいぐい読んじゃう。ってか説得力と引き込む力がある。 これを読んで、実際に株出来る気になって始める人とかいるんだろうなー。その実自分もケチじゃなかったら始めてたかもしれないクチですし(笑) 話の本筋もソツなくまとまってて、ぼーっと読むだけでも面白いけど、株の話をこんなに穏やかに、マネーゲームらしくなく、中年営業オヤジのの脂を微塵も感じさせず、若者感覚でポエーって書くのはすごい。 信用売りとか知らん単語が出てきて勉強になった分、知ってたらもっと楽しめただろうな!くやしいな。リベンジしたい。
0投稿日: 2011.11.10
powered by ブクログ数字の波に身をまかせてみないと絶対に分からない心理というものがあるらしい。 だからミチルとの別れはどんなに言葉を尽くそうとも避けられなかったんだろうな。 でもわたしはこの小説を読んでほんの少しだけ数字のやりくりに対する偏見は薄れたかも。 主人公の若い故に調子に乗るところと、若い故に冷めた部分が絶妙ですね。 打算的なところはかなり鼻につくけど!共感しなくもない自分も含めて。 小塚老人がだんだん打ち解けてゆくところもすごく魅力的でした。
0投稿日: 2011.10.23
powered by ブクログテレビドラマの放映でみて、原作をよみたくなった。 この作者でほかに関連した作品を期待するが、無さそう。 なぜか。
0投稿日: 2011.10.22
powered by ブクログ2002年に放送されたTOKIOの長瀬と植木等が共演してたドラマ「ビックマネー!」の原作。大金を動かす魔術師にドキドキさせられる。株に興味がある人にはもってこいの作品。
0投稿日: 2011.10.22
powered by ブクログ世界がまるで変わってしまう1日がある。 こんな一行から始まる一冊はテンポがよく、株、投資を始めたくなってしまった。 部屋を片付けていたら、出てきたちょっと古い一冊は、混迷する今の時代にもふさわしい、時代を切り取っていた。
0投稿日: 2011.10.06
powered by ブクログこの作品を知ったのはドラマがきっかけでした。 当時まったく興味がなかった株を題材にしていて、ストーリーが面白くて原作がエンドロールで流れたのを書き留めて本屋で探した覚えがあります。 石田衣良さんの作品もこれが初めてでした。 原作もドラマと同じくらい面白く、スッキリと読み終えれます。 株の値動きを「波」と例えて、それに向かう相場師を「魔術師」と表現するあたりはセンスがありますね。タイトルもすごく気に入っています!
0投稿日: 2011.09.08
powered by ブクログ株やってみたくなった…とてもおもしろかった。 町屋という舞台も馴染みのある場所なので、そこも良かった部分だったのかもしれない。
0投稿日: 2011.08.28
powered by ブクログ久々に「キタ~っ!」となった小説。 衣良さんの小説は全部読んだわけじゃないけれど、 「アキハバラ@DEEP」と並んでお気に入りの作品になりそうな予感。。 マーケットの世界に身を置いた主人公の成長、 大手都市銀行への弔い合戦、 どれをとっても自分好み。 株を題材にした経済小説だけれど、 経済や株に興味がない人でも 充分理解できて楽しめるように書かれている。 経済・株へのとっかかりの一冊としてもオススメです。 話の内容だけでなく、 衣良さんの何ともいえないまろやか(?)な文体が心地良い。 どうしてあんな文章になるのだろうか。 素人の僕にはさっぱりわからん…。 (漢字をひらがなにして文章を書いているからかなぁ。。) 一度、聞いてみたいものだ。
0投稿日: 2011.08.21
powered by ブクログ結局石田衣良の作品では、これと娼年と IWGPが好きな気がする。若くて、突拍子もない、、パワーを感じる。
0投稿日: 2011.07.21
powered by ブクログ3度目の正直で読み切れました。 専門用語が多くて途中途中で立ち止まりましたが、『秋のディール』が見えてくるにつれて楽しめました。 最後のオチは予想外でしたが、予想の範疇…(矛盾してますがw) 途中途中で伏線が張られていたのが、すっきりまとまった感じでした。 もう少し単語を勉強して読み直したいと思います。
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログこれ読んだら株に詳しくなれるかなとの淡い期待は完全に外れでした。 でも小説としてはとても面白かったです。
0投稿日: 2011.07.02
powered by ブクログ株取引を経験したことのない人でも読めるマネーゲーム小説。マーケットを舞台に描かれている経済小説だが、魅力的な登場人物たちによって展開されるストーリーに、複雑な経済や株取引の難しさもあまり感じることなく、大変面白く楽しく読めた。
0投稿日: 2011.06.21
powered by ブクログ・透明感のある筆致で、とても読み易い。 ・株取引の手法は単一銘柄のタイミング取引というかなり素人臭いリスキーな手法(物語の分かり易さを優先?)。 ・1998年のLTCM危機が出てくるなど、時代背景が懐かしい。
0投稿日: 2011.06.18
powered by ブクログ何気なく読んでいた本でしたが、経営の勉強をし始めてもう一回読むと、お金の流れやお金の価値、お金や経済に対する考え方などすごくわかりやすい本でした。今でもたまにひっぱり出して読んでいます。 ただ単に物語としても悪いやつをやっつけるといったわかりやすいストーリーで読みやすかったです。
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログ株式の話で最初は驚いたけれど、さすが石田さん。一見難しく、おじさん臭い(?)話になりそうなのに、青春の爽やかさがばっちり。一筋縄では行かない点も現実味があります。
0投稿日: 2011.05.06
powered by ブクログ二冊目。まさか株の話とは思わんかった。数字あんま好きじゃないしほとんど投資うんぬんの話やったけどなんか読めた。話半分に読んでも面白いってすごいよね
0投稿日: 2011.05.03
