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図書館の神様
図書館の神様
瀬尾まいこ/筑摩書房
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総合評価

477件)
3.8
85
192
132
21
3
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    本日も優しい気持ちで読了。 そんなにドラマティックでもなく、波があるわけじゃないんだけど、その緩さが今は本当にありがたい。

    7
    投稿日: 2020.05.07
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    高校時代のバレー部のキャプテンだった清。 ある事をきっかけにバレーを辞め、今は高校の国語の講師をしている。 やりたくもなかった文芸部の顧問をしている。 部員は三年生の垣内君のみ。 二人は先生と生徒だけと、立場は逆。 冷静な垣内君のペースにすっかり飲まれている清。 この二人の文芸部の一年を描く。 清の不倫相手と清の弟。 何か大きな出来事は起きないけど、清は確実に変わっていく。 清と垣内君の関係が清々しくてよい。 清々しい、清の文字がある。

    3
    投稿日: 2020.05.06
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    文芸部の先生がひとりの生徒との交流を通じて心を回復していくお話。何か大きな波乱があるわけではなく、穏やかに進む心温まる作品。キャラクターに芯があって魅力的。

    1
    投稿日: 2020.05.04
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    バレー一筋の教師が文学部の顧問に。 唯一の部員は中学時代にはサッカー部であった谷垣くん。 「なぜこんな子が文学部に?」という問いから始まり、淡々と繰り広げられる瀬尾まいこワールドと会話。 瀬尾まいこにはまってしまう本。

    1
    投稿日: 2020.04.20
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    2020.4 人間のつながりっていろいろ。家族、夫婦、親子、兄弟、恋人、友達、同僚…。ひとりとひとりがつながればそこにはもう名前がなくても関係が生まれる。きよさんは周りの人でつながっている人たちは、みんなそれぞれつながり方が違うんだなあと思った。何でも話せる親しい人、何も話せない親しい人、大事なことを話せてしまう親しくない人、何も話せないし親しくもない人、何かひとつだけでつながっている人。それぞれに対して一対一で作っていけばいいんだと思う。きよさんと垣内くん、弟、恋人、同僚、生徒、死んだクラスメイト。きよさんはひとりひとりと向き合っている。ちゃんと自分自身の目と心で。

    1
    投稿日: 2020.04.13
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    前半は主人公の挫折感に浸りつつ、後半に向かって、徐々に立ち直っていくその過程が無理なく表現されていたと思います。人はみんないろいろ抱えていて、また、人と出会って前を向いて行けるのね。

    9
    投稿日: 2020.03.30
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    主人公の清と生徒の垣内君とのやり取りが爽やかで温かく感じました。 また清の弟、拓実があっけらかんとした前向きな性格で好感が持てた。 互いに暗い過去を持った清と垣内君が図書館を舞台に傷ついた心を回復していく再生の物語。 清と垣内君の今後の人生が気になります!

    1
    投稿日: 2020.03.03
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    思い描いた未来を諦めた女性が、赴任した高校で文芸部の顧問になる。そこで彼女は不思議な神様に出会ってしまう…。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。 夢を諦めた人間は脆い。モチベーションもさることながら、生きる価値さえ失いかねない。ヒロインの挫折感は、これまで自分でも知らなかった感性を見つけたことで癒される。国語の授業が楽しくなるという気持ちが、日々の充実を表している。

    1
    投稿日: 2020.02.23
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    何かを我慢していることに気付かず、鬱憤をひとりで晴らせず、自分の本当の気持ちを無視し続けて手遅れになる人が多い世の中。 この本の主人公のように心の中で思い切り悪態をついたり、家族や親しい知り合いに愚痴ったりすることは、やっぱり必要なことだ。 後味すっきり、レモン水のような作品。

    1
    投稿日: 2020.02.13
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    過去を背負う清とどこまでも文学に真っ直ぐな垣内くん。二人の何気ない日常のやり取りがあっさりしてるけど楽しくて優しい気持ちになる!何回も読み返している大好きな本。

    1
    投稿日: 2020.02.05
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    初・瀬尾作品。ガッツリ文学ものかと思ったけど、意外にそういう部分は控えめ。学校図書室を主な舞台とはしつつ、恋愛やら部活やらがメインの青春もの。思春期の先生と生徒、親と子、生徒同士、そのあたりの難しい心模様とかがさりげなく描かれていて、懐かしく思いつつも、もっと簡単に考えればよかったんだなとか、ちょっと反省してみたりもして。最後の余韻も含め、素敵な作品でした。

    1
    投稿日: 2020.01.20
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    みんなが何かを抱えていて、しかしそれをひけらかすこともなく、ただ受け入れあいながら、進む日々。明日も明後日も晴れるようにと、願いながら。 漫然とした窮屈さを感じながら講師として暮らす清は、小説どころか漫画さえ読まないのに文芸部の顧問になる。文芸部唯一の部員、垣内くんはスポーツ万能そうな快活な少年で、清はそれを不自然に思う。 清と垣内くんには、似たような傷がある。きっと、他の登場人物たちにも。作中では多くは語られないが、その奥にはきっと長く複雑なストーリーがあるのだろう。 そう想像するほどに、清や垣内くんが輪郭をもって生きていた。 作中に登場した作品、読んでみようと思う。川端作品は読んだことがないが、川端康成について知ったあとならきっと楽しめるだろう。 瀬尾さんの本もたくさん読もう。きっと、瀬尾さんのことも含めてすきになるから。 文学は、旅行と同じように、それ以上に、世界を広げ、出会いを繋げてくれるものなんですね。

    1
    投稿日: 2020.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こちらも評定は3.5です。 あとの解説者の方も書いてましたが 主人公が体が弱すぎる設定なのにビックリ。 2つ話が入ってましたが、どちらもでした。 「図書館の神様」の方は、主人公の成長の様子が 分かるところは良かった。 真面目で正義感は強いけど、不倫してたり。 ちょっとぐらいいい加減なところがあった方がいいとか 深いセリフもいくつかありました。 「その後」をもう少し読みたかったかな。

    1
    投稿日: 2019.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子供の頃は何だってできるって思えて、何だって大好きになれたけど、そのうち、自分の特性みたいなものが見えてきて、飛行機になんてのれないことがわかってしまう。そうなるお、ギターとかケーキとか自分で動かせる範囲のものを好むようになっちゃうんだよな。そうして、好きなものもできることもどんどん削られていくんだ

    1
    投稿日: 2019.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わって感じたのは、ただただひたすらページをめくって青春を感じました。 本を読むのは遅い方なのですが、そんな人でも2-3時間で読み切れて達成感も味わえるなんともスッキリした気持ちになれる1冊とあたしは提言します。 面白いシーンは沢山ありますが特に、清が前半とは打って変わって文芸部に精力的に力を注ぎ込もうと垣内君に訴えるシーンに冷静な対応をする場面ですかね。たまにフッと笑える力が抜けたような時もあったりして、ますますページを読み進めた一因かと思いました。 好きなセリフは付箋でチェックしたなかで卒業式で垣内君が壇上に上がり全校生徒にむけて語った発言。 「文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋をすることだってできる。・・・・僕は本を開いてそれをする。」 このセリフはとてもとてもあたしの中でも垣内君ってなんて素敵で感性に溢れた人なのだろうと感心した部分もありました。もちろん大共感でした。 ここまであたしが本に触れることがなかったのにここまで熱くなったのは"青春"が詰め込まれてる。それに尽きます。

    1
    投稿日: 2019.12.10
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    体育会系の部活を一生懸命やることだけが正解じゃないよ!色んな生き方があるんだよ!って教えてくれました。

    1
    投稿日: 2019.09.09
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    雑草は、強いと言いますが、どうしてでしょう。 彼らだって弱い部分はあるはずです。 「踏んでもすぐに立ち直る」 「愛情をかけなくても強く生き抜く」 かわいそうです。 見ていられません。 聞いていられません。 僕は彼らの弱い心を見つけられるそんな大人になりたいです。(87 ページ) そんな詩を書く、 たった一人の文芸部員を持つ主人公。 彼女が図書館での時間通して、 清く正しい人間であること以外の意味を見つける物語り。

    1
    投稿日: 2019.09.09
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    この人の描く登場人物は魅力的だった。魅力的な登場人物って脳内で映像化しやすい気がする。人間としてのテンプレートっていうか、うんうん分かる分かる、みたいなイメージしやすい人間。逆にこんな奴絶対的いないよっていう極端なやつだって生き生きと踊りだしたりするかららやっぱり奥が深すぎて底が見えない世界なんだな、作家って。 この主人公が成長したのかどうかは分からないけど、少しずつ何かが切れて何かがつながっていく過程って素敵だな。ただ、ラストがちょっと安直だったかもしれない。この登場人物たちの世界は、そんなにキリが良くなくていいはずだ。

    1
    投稿日: 2019.07.23
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    高校生の垣内くんによって先生が色んな事に気づかされ、いい方向に変わっていく。垣内くんの言葉や行動のすべてが大人でした。垣内くんおすすめの文学作品少しは読んでみようかな。

    1
    投稿日: 2019.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    淡々と一年が流れていった感じ。 教師(講師)としての一年を終え、実家近くに戻るときに届いた手紙がとても心に残った。特に、山本さんのお母様からの手紙は心に響いた。 読み終えて、心が浄化された気がする。

    1
    投稿日: 2019.06.19
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    本書を読んだのは中学生の頃。 読書家の先生の勧めで 瀬尾まいこさんの作品の中から本書を選びました。 「生徒が教師に片思いをしていて それってあんまり良くない事だよね?」 ほんの少しだけ 甘酸っぱい空気感が漂う図書館での物語。 それが当時の私の感想でした。 大人になった今、また違った解釈ができると思うので いつか読み返したい作品の一つです。

    4
    投稿日: 2019.06.18
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    瀬尾さん初読みです。ふんわりと優しいお話だと思い込んで読み始めたので最初は主人公キヨの背負ってきた出来事や現在の状況が結構重いのにびっくりしました。でも主人公にしても垣内くんにしても悲惨さが見えてこないのです。それがかえって悲しく感じたりもしました。垣内君との出会い、文芸との出会い、そして弟の拓実。彼女がきちんと吸収して成長していったのがとても好もしかったです。読後感もよく他の本も読んでみたいと思いました。作中に出てくる「夢十夜」は何度も読みましたが「さぶ」は読んでいないのでこちらも読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2019.06.14
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    「図書館の神さま」と「雲行き」の2短編。ずっと将来として思い描いていたバレーボールから外れ、いい加減に投げやりになり、高校講師になり、文芸部の顧問になる。苦手な授業をがんばり、不倫相手に慰められつつ、たった一人の文芸部員と、漱石や川端康成や山本周五郎について話す。 解説に書かれていましたが、その通り、と思いました。一見、希薄ではあるものの根っこの部分で?がっていて、べたべたしないが素っ気ないわけでなく、情には流されないが情の厚さを知っている。

    1
    投稿日: 2019.06.12
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    高校三年まで青春を掛けてきたバレーボールの道をあることをきっかけにあきらめざるを得ず進路変更し、大卒後初めて赴任した高校で思いもかけず文芸部の顧問になってしまった清。部員は垣内君という三年生ひとりのみ。文芸部?いったい何をするの?文学?何が面白いの?─そんな清が、部員の垣内君に影響されて、文学の面白さに気づき始め、彼女の身の回りの人間関係も少しずつ変化を遂げていく。人との出会い、1冊の本との出会いが自分を変えていくという心温まる良いお話でした。垣内君の卒業前の発表がとても良かったです。「のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする」そう、そうなんですよね。本の良いところって時空を超え、異次元にも行けるし、素の自分では経験できない危ない人生も体験出来る。いく通りもの生き方を仮体験出来る。そうして旅をしながら本を閉じれば安全に自分の元の居場所に戻れる。だけど自分自身は何か少しだけ変わっている…そこが素晴らしいんですよね! たしかに、運動部至上主義とまではいかないけど、文化系の部活より運動部の方が印象良く見られる傾向はあるかもしれないですね。私の高校時代も文芸部はありましたが、薄暗い小部屋で何かしてるくらいの認識で存在感なかったです。でも、汗かいてハイタッチするだけが青春ではないんですよね。文学は心の運動。心が静かに熱くなれるのです。

    1
    投稿日: 2019.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    38 劇的なドラマはないよ。 けど、一年経つと人はいろいろな道に進めるのだなと。 不倫を止めれるし教師になるつもりがなくても教師になれるし、地元に帰っても来れる。 最後、がむしゃらに走って冬の寒さで冷えたサイダーを図書館で飲むところがすき。 20190518

    2
    投稿日: 2019.05.18
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    あーこの本も好き… 生きるの辛いけど、救いがある感じ 辛いけどっていうか辛いこともあるけどそれだけじゃないよっていう今ならわかるこの感覚、 瀬尾まいこさん自身が国語の教師やってたって書いてたから、本人の話やったりして!とか思いながら読み進めました。 清さんが、私間違ったこと言ってる?とか言った時の垣内くんの言葉は核心ついてるのになんていうか攻撃的じゃなて、穏やか?って感じでかっこいいなあ 私が相手が自分の正義を押し付けて来ようとしたらやべえなこいつとしか思えない上に理屈並べちゃいそう 自分の中でこれはooだ!間違ってない!って変に沢山根っこみたいなん張って生きてたら自分で張った根につまづきまくって辛いと思うなあ 夢十夜読んで怖くなって電話かけた時、こまるんだけどって言われたらもうそら…正気戻るよな… でも清さんは偉い…流石大人…。連絡したい気持ちをぐっと堪えられる…すごいよ… 不倫やから当たり前やねんけど、自分の好きな人が他の人を愛していて結婚もしている待っててくれる人がいてそこに絶対戻っていくって辛すぎる。その電話から別れるまでのシーン辛すぎたよ、 瀬尾まいこさんの本、読むたびに好きになってく… すいすい読めるし救われる気がする

    1
    投稿日: 2019.05.09
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    授業のために再読。 やっぱり、瀬尾まい子さんはいいわ〜。 浅見さん垣内君、弟に松井って素敵な男性ばかりが出てくる。そして飾らない主人公が素敵です。

    1
    投稿日: 2019.04.30
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    ある事がきっかけで、それまで自分が正しいと思っていた生き方が実はそうではなかった… そこからは、なんだか投げやりな感じになってしまったけど、垣内くんや弟の存在にいろいろ気付かされることも多く、そのやり取りにほっこりさせられた。

    1
    投稿日: 2019.04.29
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    全体みれば嫌いじゃないけど・・・ 主人公の周りの人物を出来るだけ平等に描いてる印象。 その分ややネガティブな面も読後に抜けきらないというか。 関係ないけど、「図書館」というより「図書室」のほうがイメージにあうなーってずっと思いながら読んでいました(^^;

    1
    投稿日: 2019.04.12
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     小説を読むことが趣味の場合、文学だったり本だった李を題材として使っている作品にも何となく興味が湧いてしまうもの、と私は思う。作者のことは全然知らないが、なんとなく衝動買いしたのがこの本だった。  文は平易で読みやすく、あっという間に読み終えてしまった。大きな事件などは無いに等しい。だが、主人公が物語の始めに抱えていた同級生の自殺による心の傷が、いつの間にか言えているのに驚いた。あまりにもスラスラと話が進むので、読み終えてから気が付いた。  文芸部の2人は互いに自らの持つ「傷」について触れることなく、距離を置いたさっぱりとした関係を1年という限定された期間だけ保つ。それでも登場人物が新たなスタートラインに立ったのは、自身が持っていた「正しさ」を打ち砕かれていたときに、沢山の世界を見る機会がも多々からなのだろう。その機会が、垣内君の「文学」であり、清の「教師」である、といったところだろうか。  それがさらりとした平易な文の中で流れるように進んでゆくからこそ、素直におもしろいなぁと感じられたのかもしれない。こんな神様に出会えたら他の良いだろうし、自分が気付いていないだけで、そうした存在は身の回りにいるのかもしれない。

    1
    投稿日: 2019.04.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『図書館の神様』ってどういう意味なのかな? とまず思いました。 図書館に神様が宿っているという意味なのか、誰か登場人物のことを指しているのか。 高校の国語講師になった22歳の早川清は本当は高校の時にやっていた、バレーボール部の顧問になりたかったのですが、文芸部の顧問にされてしまい、たった一人の部員の三年生の垣内君と二人で時間を過ごします。 清には、高校の時、バレーボール部で部員のミスを責めて、自殺に追いやったのではないかと思い自分を責めている過去があります。 垣内君もまた中学の時にサッカー部のキャプテンをしていて、その時の部員が事故で半年入院していたことがあったことを清はあとで知ります。 以下、完全にネタバレですので、まっさらな気持ちでこの作品を読みたい方はご注意ください。 (どうしても書きたかったのですいません) 垣内君は卒業式の一週間前に文芸部の発表で語ります。 「文学を通せば何年も前に生きてきた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋することだってできる。自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができてしまう。 のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする」 清は「文学は面白いけど私にとっての「それ」ではない。今の私には愛すべき人もいない。「それ」をする方法。自分以外の世界に触れる方法。今、思いつくのは一つだけだ」と教師であることに意義をみいだします。 「神様のいる場所はきっとたくさんある。私を救ってくれるものもちゃんとそこにある」 図書館の神様の意味はわかりました。

    26
    投稿日: 2019.04.06
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    瀬尾まいこさん。初めましての作家さんです。 なんか文章が優しいね。 そして清さんの周りの人たちも優しい。 特に垣内君。もしかして全てわかってる? そっか、彼が神様なんだ(^^) え?ただの一人の生徒に過ぎない?(笑) でもこの本を読んで私は海辺にある学校の 図書室でステキな時間を過ごしたよ♪

    1
    投稿日: 2019.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    瀬尾さんの小説はいつも、シリアスな出来事がさらっと描かれていて驚く。 そして主人公が、物分かりがよくて好感が持てる。 実際、自分に溺れている人間ほど迷惑な存在はなくて、でも瀬尾さんの小説の主人公は、きちんと全部わかったうえで困ったり迷ったりしている。 本当はわかっているのだ。このままじゃダメだってことくらい。 抜け出せなくなっている泥沼から一歩を踏み出すのは、間違いなく自分の勇気であり努力だけど、救いになるヒト・コト・モノは、意外なところから現れるのかもしれない。そう、清にとっての垣内くんみたいに。文学みたいに。

    1
    投稿日: 2019.02.13
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    トイレの神様、キネマの神様のような何かがいるのかと思ったけど、具体的な神様は出てこなかった。主人公の女性に関わる男性が、垣内くん、弟、浅田さん、ことごとく素直で優しくて羨ましい。特に垣内くん、18歳とは思えない。心があたたまるお話です。

    1
    投稿日: 2018.11.24
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    瀬尾節ですなあ。 ぼや〜っとして、ふわ〜っとしてる。 このふやふや感がなんとも気持ち良い。 内容としては、決して穏やかなものではないのだけど。 「さぶ」のシーンが素晴らしい。 これは、本好きの人ならみんな共感するシーンだと思う。 ぼくがここで書いてることも、ここで清がやった行動と似たようなもんだし。 あと、垣内くんの「主張」も素晴らしい。 まるで、こちらの思いを代弁してくれたかのように思った。 この短い主張で「文学」の素晴らしさは見事に表されていると思う。 本好きでよかった。うんうん。 あったかいほわほわ感が良いことは勿論、随所に差し込まれる「毒」のスパイシーさも心地よい。 やっぱ瀬尾さんの作品は良いなあ、と再認識。

    1
    投稿日: 2018.11.13
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    瀬尾まいこ 著「図書館の神様」、2003.12刊行、2009.7文庫化。早川清(きよ)、18歳までバレーボール一筋、バレーの反省会の翌日、同僚が自殺というショッキングな出来事が。以来、バレーから離れ、私大卒業後鄙びた高校の講師となり、国語担当、そして文芸部の顧問に。山本さんの自殺はこの小説に必要だったのか、早川先生の不倫の相手浅見さんは自分勝手すぎないか、など思いながらも、文芸部ただ一人の部員でスポーツマンの垣内部長と顧問兼部員の早川先生二人の純なやりとりが楽しめました。弟の拓実がいい味を出してます。

    1
    投稿日: 2018.09.25
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    すごくよかった。 スピード感も。距離も。 他の人の感想で清が嫌って言ってて、 わたしは清が好きで、 同じ本なのになんか面白いなって思った。 どっちかっていうと浅井さんだな。嫌なの。 ラストよかった〜

    1
    投稿日: 2018.08.01
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    ☆3.5 文芸部ただ一人の部員である垣内くんと、顧問で国語教師の清の距離感がすごく良かった。 文章も読んでいて落ち着く。さすが瀬尾まいこさん。自らの経験が生きた小説を書いている。 弟が少しご都合主義的な存在なのが残念かな。また、顧問という理由以外で垣内くんが清を先生として慕う描写も序盤で少し少なかったのも残念。

    1
    投稿日: 2018.08.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    清が自分勝手すぎてイライラした。 高校までの正義のゴリ押しも、その後の投げやり生活も、人の気持ちを全然考えてない。 浅見さんも同じ。 自分第一で人のことを慮れないのは子供だったら仕方ない。 いろんな経験をして、周りのことを考えられるようになることを、大人になるというのかもしれない。 清も最終的には少し大人になれたみたいで少しすっきりした。 弟と垣内くんは年下なのに大人だなぁ。 瀬尾さんは思春期の描写が得意なのね。

    1
    投稿日: 2018.04.28
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    公共図書館員の話かと思いきや、高校の図書館を舞台にした教師(正確には講師)と生徒の話。それだけだと、禁断の恋っぽい感じですが、そんな事は全く無く、若い教師の悩みと、妙に達観した生徒の話です。 高校の頃、何故か図書委員だった事があるんですが、なんか和気藹々と活動していましたね。この物語は、図書委員の話ではなく、文芸部の話ですが(笑)

    1
    投稿日: 2018.01.08
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    講師として赴任した高校で、文芸部の顧問となった主人公と部員の垣内くんとのお話を中心に、過去や現在の心の傷が癒えていく話。星2.5。 文中に出てきた夏目漱石の夢10夜を買った。山本周五郎さぶ も買おう。

    1
    投稿日: 2017.12.29
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    瀬尾まいこさんを薦められて、著書の中からこちらを選んだ。暗い過去が心にズシンと来たけど、垣内くんとの掛け合いが軽妙で、後味スッキリでした。

    1
    投稿日: 2017.12.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての作家さん。 確か本屋さんのポップに惹かれて買ったんだけど、 旅先本として買ったのに旅が延期してしまって本棚にしまわれてたやつ。 淡々と進んでくイメージ。 何事も起こらず、過ぎていく。 それが、読んだ瞬間は、物足りなくもあったのに、 後からじわじわと満足感も出てくるような、そんな作品。

    1
    投稿日: 2017.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が全員、恬淡、淡々、うるさい熱情抜きで、それぞれの生活をしている。 誰もがきっと過去を持つのだけれど、わざわざ辛い過去をことさらに告白したり報告したりしない。 他の人から聞いたとしても、詮索しない。 こだわりなく、執着は捨て、さっぱりした気持ちになれる。

    3
    投稿日: 2017.09.26
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    2017.8.30 初読み作家さん。ふわふわと流れるように一気読み。垣内くんいいなあ。清はすごく純粋で真っ直ぐ。

    1
    投稿日: 2017.08.30
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    瀬尾まいこさんの作品初めて読みました!ミステリーばっかり読んでいた自分にとってはテンポも内容もゆっくりで新鮮に感じました! バレーボールに夢中だった清さんがあることがきっかけで挫折し、安直な理由で国語の先生になる話し。バレーボールに関わりたくて先生になったのに文芸部の顧問になるという… 文芸部唯一の部員垣内君と清さんとの会話がなんとも素敵。お互いのことを多くは語らないけど相手のことを信用していて、だんだんと清さんも文芸部の活動にやる気を見出していくところがすごくおもしろかった。

    2
    投稿日: 2017.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    瀬尾まいこさんの本は幸福な食卓以来2冊目でした。 幸福な食卓は映画を見て感動して原作も映画通りな感じで とても楽しめたという印象でした。 今作も普通に楽しめたのですがあと一歩足りないというか 表題作の「図書館の神様」も垣内君と清の関係性もアバウトなまま 終わってしまうので物語から受ける印象は淡白な感じでした。 勝手に青春ドラマ的な展開を期待してしまった自分がいけないのですが。 (ちょっと毒されていますね) むしろそういう淡白だけど根底で繋がっている感じというのが 味わい深いものだとも思うのですがここは趣味の問題だと思います。 でも垣内君の最後の演説「文学なんてみんなが好き勝手にやればいい」 ていうのはなんか良かったです。 もう一遍収録されている「雲行き」はこれまたサラっとした お話でところどころアクの強いキャラクターの味が出ているのですが あっという間に読み終わってしまってちょっと物足りない印象でした。 でも2編に共通する物語の空気感は嫌いじゃないです。

    1
    投稿日: 2017.05.25
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    清と垣内くんの関係がなんともステキ。 こんな関係羨ましい。 さらさら読めて、ほんわかした気持ちになった。

    1
    投稿日: 2017.04.11
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    内容(「BOOK」データベースより) 思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。 引っ掛かりの無いサラサラと流れて行く現実感のない世界観では有りますが、こういうのもたまにはいいかなと思いました。図書館の話しなので僕の中ではそれだけで評価は上マシ。

    1
    投稿日: 2016.11.10
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    文芸部の顧問を務める高校教師の早川清(きよ)は、浅見さんという男と不倫関係にあります。 文芸部には垣内くんという男子生徒1人しかおらず、文学に興味のない清は、退屈な毎日を過ごします。 彼女は中学時代にバレーボール部でキャプテンを務めていました。ところが、試合でミスを重ねた山本さんという生徒に彼女が厳しい言葉をぶつけてしまい、山本さんが飛び降り自殺をしてしまいます。そして彼女は、垣内くんもまた、彼女と同じような過去を背負っていることを知るようになります。 やがて彼女は、垣内くんと部室で同じ時間を過ごしていくうちに、彼の文学への愛に触れ、少しずつ、心のやすらぎを覚えるようになります。 垣内くんの静かな「勁さ」が、一番の読みどころでしょうか。ストーリー上の大きな動きはありませんが、物語が進むにつれて主人公の心が晴れ渡っていく爽快感が味わえる作品だと思います。 短編「雲行き」は、早季子という少女が、母親の再婚相手である佐々木という男と心を通わせ合う話です。

    2
    投稿日: 2016.10.19
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    いろんな本のことが出てきて、そっちも読みたくなると友人に言われて、読んでみました。なんとなくさっぱりとした感じの主人公と、そして文章で、爽やかに読み切ることができました。

    1
    投稿日: 2016.07.24
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    神様のいる場所はきっとたくさんある。私を救ってくれるものもちゃんとそこにある。 神様に触れられる場所をもっと探したいと思える小説でした。

    0
    投稿日: 2016.06.28
  • 図書館から始まる人間再生物語

    『図書館の神様』はなんか前向きな気持ちになれる話だった。 人間的に出来すぎの高3生の垣内くんが、ある事件をきっかけにテキトー人間に成り果てた、全くやる気のない非常勤講師の早川先生をいっぱしの教師に仕立てあげていくストーリー。 どっちが先生なんだかわかんない展開や会話のやりとりが笑える。 垣内くんのお陰で、早川先生はちょっと遅い青春を味わえたのかな。 もう一つの短編『雲行き』は、なんとなくいい話になりそうな予感はするのだけど、今一つ何を描きたいのかよくわからなかったな。 もう少し長めに書いてもいいのに。

    1
    投稿日: 2016.06.13
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    垣内君が先生で清が生徒なんじゃないの、と思ってしまう作品。垣内君の最後のスピーチでは思わず涙が出てしまった。 あと、山本周五郎の本を読んでみようと思った。 全体的にとても爽やかな青春の本だと思う。

    1
    投稿日: 2016.05.03
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    《静かにゆっくり何事もない青春をもう一度。》 『先生の明日と明後日がいい天気であることを祈っています』 傷ついた心。 誰もが持ってるけれど、誰にも言わずに、言えずに抱えている人もいる。 救難信号を出すのは得意じゃないない。 それでも、いいじゃないか。

    0
    投稿日: 2016.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    恋にも仕事にも中途半端だった主人公が、自身が顧問を務める文芸部のたった一人の部員、垣内君と接することによって少しずつ人生が変わり始めるお話。 2人のやりとりや成長していく姿が微笑ましい。 知っている人の紡ぐ言葉が心を打つというのは、とても共感。 垣内君の言葉や詩、好きです。

    0
    投稿日: 2016.01.16
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    文芸部の垣内君と顧問になった清の関係が良かった。スポーツだけじゃなくても、何かに打ち込める事って青春なんだなって思いました。 ラストがぼんやりしていたので、清がラスト幸せになってほしかったな。

    0
    投稿日: 2015.12.25
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    『図書館の神様』というタイトルですが、 舞台は高校の図書室です。 こまかいことを言う、とは思いますけども。 ときおり、うそ臭さや無理を感じるような場面がありますが、 それでも、おもしろく最後まで読めてしまった。 小説って、やっぱりフィクションだね、架空のものを楽しむものだね、 という気分になる種類の小説です。 主人公が国語の講師なので、 川端康成や山本周五郎、夏目漱石らの作品についての、 ひとこと、ふたこと、があるのですが、 著者はそういう文学を経て、こういう小説を書いているのかなあと思いました。 あとがきを書いている作家の人は、夏目漱石こそかなり読んでいるけれど、 川端康成や山本周五郎については、それほど知らない(といいつつ、 読んだものがちらほらあるみたいでした)と言っていた。 作家を目指す者はやはりブンガクというものに多く触れているものなのかな、 と祭り上げ的に、作家の人たちの存在を高く感じてしまいました。 そうそう、そのあとがきを書いた作家の人、山本幸久さんは、 自分が短編を書く前や執筆最中に、 ペラペラとめくる川端作品や山本作品があるということでした。 そういうのって、文体がうつってきたりするんじゃないかな、と そういうのをあまり好まないぼくは頭をかしげたところです。 そんな堅いことを言うなよ、という種類のものなのかなぁ。 小説の内容のほうは、その文体とともにさっぱりとしていて軽く、 10代の子たちこそ楽しめるのかな、と思えました。 YA(ヤングアダルト)文学って言うのがあるじゃないですか、 あれに当てはまるのかな、なんてちらと脳裏をよぎりました。 そんな軽い読み心地なのに、 細かい固有名詞だとか、なにかの過程だとか順序のおこなわれる描写は 堂々としてリアリティを持っていました。 そうなんですよね、最初に「うそ臭さや無理を感じる」といいましたが、 そういうリアリティのある描写や設定が土台にあるから、 展開やキャラクターのうそ臭さによって、どっかに飛んでいってしまわないのです。 ふわりとしていても、しっかり重りがついている。 ぼくが書くと、重りを何kgにするかにこだわった末に、 かなりの重さのものにしてしまうきらいがあるなぁと、 自らを客観的に眺めるきっかけになりました。 ふわり感ってぼくには大事なのかもしれない。 というようなところですかね。 面白かったし、あっという間に読めてしまいました。

    0
    投稿日: 2015.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    垣内君は素敵。彼のおかげで読み進めることができた。 主人公・清は、読んでいて辛い。わたしにはつらいツライ…でも、最後には前向きになれて良かった。

    0
    投稿日: 2015.12.07
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     垣内くんが好きだ!紡ぐ言葉が好きだしあんな手紙を書くし手足も長いし…(小声)。  文学を軽んじていた清が文芸部の顧問になり、部長の垣内くんとの交流により成長する物語だけど、この二人の関係性が良い。決して干渉せず文学を通してのみの交流。それがとても心地良さそうで羨ましい。垣内くんの言う通り、沢山の作家が沢山の言葉を用いて沢山の作品を生み出している、それを読む行為は毎回異なる行為であり、一期一会だと思う。

    0
    投稿日: 2015.11.29
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    とにかく、垣内くんがかっこいい。 その一言に尽きる。 中学の時はサッカーをしていたのに、高校に入ってからは文芸部唯一の部員をしている垣内くん。 中学時代に何やらあったせいらしいが、そこには「諦め」のようなじめじめしたものはなく、毎日文学をして二つとない時間を楽しんでいる。 川端康成と鼻血に笑ったり、部費でサイダーを飲んだり、道端で売れそうな詩を書いたり。 個人の価値観だけれど、私には、せかせかと大会に向けて日々の練習に励むよりも、ずっとずっと青春に思えるのだ。 というより、垣内くんと話したいのだ、単純に。 ところで、この話を最初に知ったのは読解問題で、断片を読んだ時、正直、学校の先生と生徒のあるかなしかの恋の話かと思っていた。 以前に瀬尾先生の本を読んでいて、そんな単純な話はあり得ないと分かっていたはずなのに…

    3
    投稿日: 2015.10.29
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    やはり何をする時でも、好きだと思って前向きに取り組むことはいい結果に繋がるのかなと思った。やる気があまりなく、先生としての仕事も適当にしてきた主人公が最終的に生徒から慕われるのはやはり熱意をもって取り組んだからなのではないかな。 始め読んでいると暗くて重そうという印象だったが読み進むに連れて軽く読んでいけた。

    0
    投稿日: 2015.09.19
  • 設定とヒロインのイメージのギャップ

    頭痛もちで 過去に傷があって 不倫してて ヒステリックなヒロインかと思いきや  やんわりと前向きでいい感じでした

    1
    投稿日: 2015.09.06
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    学生時代にバレーボールに打ち込んできたが、訳あって将来の夢をあきらめた早川清。名前の通り清く正しく真っ直ぐに生きてきた学生時代、過去の苦い思いからの反動か、男女関係も少々屈折していた。 バレーボールの顧問になれるかも?と赴任した高校で任されたのは文芸部。ただ一人の部員である垣内君。ピュアで真っ直ぐな垣内君、とても落ち着いて動ぜず高校生らしからぬ言動には、にくらしいやらほほえましいやら。 初めての出会いと二人の会話では、おいおい、どちらが先生だよと突っ込みたくなる。いい加減、脱力感たっぷりの清に対しても、常にクールで冷静な垣内君。ときおり二人の会話のぼけとつっこみで、掛け合い漫才のように聞こえてしまうのは私だけか。 文芸部の朝練は図書館の本の整理、分類コードをやめて分野別に全部並べ直し、重労働ですよね。 「本屋さんになれそうですね」 「どっちかっていうと、司書でしょう」 そりゃそうだ。 忘れていた気力も思いだし、答えの出るはずもない逃げ込んでいた、都合の良いだけの男女関係からも抜けだし、再度青春のパワーにさらされる清。 最後の部活で運動部の間をぬって疾走する二人。図書室に戻り床に仰向けに寝転がる。 「なんなんだ、これは」 「なんなんでしょうね」 「いやあ、ひざも笑ってるし、私も笑ってる。体中が笑ってるし」 「あれ、これって青春」 「どうやらそのようですね」 瀬尾さんの優しさいっぱいのドラマでした。

    16
    投稿日: 2015.08.12
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    一度は手放した文庫を再購入して、再読。 もうとにかく、いい!!! 肩に力を入れることもなく さらりと読み終えるのに 体と頭に同じくらい残される爽快感! 本編も、おまけの掌編も すがすがしい明日が待っている、と 無条件に信じられる。 清らか。美しい。爽やか。朗らか。 どんなポジティブな言葉を用意しても 当てはまってしまう、最高の一冊。 瀬尾さんの作品、これ一冊しか 読んでいないのに、これ一冊を繰り返し 読んでしまうとは。もはや、とりこだね。

    3
    投稿日: 2015.07.27
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    主人公の再生していく様子が、温かくてとてもよかった。わけもなく、なんだか泣けて仕方ない作品だった。瀬尾まいこ、好きな作家さんです。

    0
    投稿日: 2015.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    でてくる文学作品は夏目漱石さん以外は読んだことがないので読んでみたいって思いました。 そしてこんなふうに文学を楽しむ相手がいるのっていいなって思いました。

    1
    投稿日: 2015.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと清く正しい生活を送ってきた清(名前は犬からつけられた)は高校のある事件を機に思い描いていた未来からどんどん外れて行き、全くなる気もなかった講師として高校に赴任することになった。私生活では奥さんと別れるつもりのない相手と不倫をし、昔の自分からは考えられない正しくない生活を送っている。 高校で、垣内くん1人だけが所属する文芸部の顧問となり、文学の面白さに触れ、教師として生徒とふれあい、自分の心と向き合って前に向かう話。 垣内くん、弟、不倫相手、同僚と、彼らの特徴を羅列すると、それぞれ性格に難ありと言わざるを得ないのに、不思議と憎めず、それどころかいい男じゃんとうっかり思ってしまいそうになる。 水清ければ魚棲まず。 白黒きっぱり分けたがる清にとっては、割りきれないことも生きていればたくさんあるとやっと飲み込むことができた1年だったのだと思う。 そして垣内くんの現時点の正義、「黙るべき時を知る人は、同時に言うべき時を知っている」という言葉。本当に大人だなぁと思った。

    1
    投稿日: 2015.07.04
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     再読。  正しく生きることをずっと追い求めてきた。清ほどストイックではないけれど、正しくあることは楽だった。でも、あるとき自分にとって正しいことが他の人にとっても正しいことでないことを知った。昔も、今でも、アレルギー体質で頭痛持ちで体調も崩しやすい。  そういう状態の中で、先を考えなくて良い関係の楽さは身に染みてよくわかる。考えても仕方ないのだから。正しくないことをすることで、どうせ初めから完璧に正しくなど在れない自分を肯定できる。考えないことの正当化ができる。  前はもっと文学部の活動や垣内君の話に感動したり感激したりしていた気がする。もちろん今回も感動した。でも、読む時期が変わるとこんなにも感想や見え方は変わるのだなあと思った。

    0
    投稿日: 2015.07.02
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    垣内君という文芸部部員とその顧問の清先生(22歳)の話。 瀬尾まいこといえば頭痛持ち?!他の作品を読んだときはそう感じなかった気もするけど、でも次はそういう部分気にしてみたいと思いました。 前に進みたくなる、そんな本でした。(いつも瀬尾まいこさんの本を読むとそう感じます) 主人公、清の思いがとてつもなくジワジワ感じ取れてきて良かったです。

    0
    投稿日: 2015.06.28
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    191 先生が先生になるなんて、喜ばしく思います。先生の明日と明後日がいい天気であることをいのっています。 二重封筒 187 文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋をすることだってできる。自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができてしまう。のび太はタイムマシンにのって時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする 121 こんなにすぐにわかること、嘘のうちに入りません。嘘として成り立っていないんだから、嘘と言えないでしょう。 気付かないように相手を騙すのが嘘つきなんです。先生はちっとも騙されていないし、こんな半島の名前を間違って知ったところで、先生何も困らないでしょう

    0
    投稿日: 2015.06.24
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    あっさりと簡単に読める一冊。 なんとなく始めたことに知らぬ知らぬのうちに良さを見出す。読書って書いた人の世界観に入れるから楽しいどいうことを素直に気づかせてくれる一冊。

    0
    投稿日: 2015.06.18
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    やっぱり瀬尾まいこさんの作品に戻ってくる。 最初は重いな〜と思いながら、何だか梅雨の中を生きている気分で読んでいたけど、最後には快晴になりました、という感じ。瀬尾まいこさんの作品は登場人物のやりとりが素っ気なくて感じる。でも、それは少しで、素っ気なさと同じくらい温かみが混ざっているのが好き。『図書館の神様』は夏目漱石ら文豪や、彼らの作品が登場する。そしてなぜか読みたいと思わせてくるのもいいな。瀬尾まいこさんの作品は読破したい。

    0
    投稿日: 2015.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・「人が一度に話せる人数とか、見ることのできる人数って限られてるだろ。俺は四人が限度。一緒に行動しているのに、視野に入らない人間がいたり、口をきかない人間がいると思うと、呼吸困難に陥るんだ」 ・井上の妹は何年か前に事故で亡くなった。だから、井上の持ち物は小学校低学年の女の子の物が多い。どうしてわざわざ妹の物を持つのか、私にはよくわかった。 そして、アニメキャラクターの傘は、私をかわいそうな気持ちにではなく、いとおしい気持ちにさせた。 ・「一緒に帰ろう」 私はそう言った。別に井上のことを好きだったわけじゃない。この何とかムーンの傘に一緒に入りたいと思った。ただそれだけ。 ・私は井上を気に入っている。そして、きっと井上も私を好きなんだろうと思う。 人を好きになるのって瞬間の積み重ねだ。

    0
    投稿日: 2015.06.07
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    文学を否定する主人公。 著者は一体どんな気持ちで主人公を書いたのだろうか、と気になった。物語を書くのはもちろん作家であるわけだから。 「文学なんてみんなが好き勝手にやればいい。だけど、すごい面白いんだ。」と言う台詞にぐっときた。

    0
    投稿日: 2015.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    打ち込んだバレーボールに挫折し、流されるように鄙びた高校の講師となった清は、部員が垣内君たった1名の文芸部の顧問となる。 講師の任期であり、たった一名の文芸部員垣内君が卒業するまでの一年間を、清はフワフワと水中を漂うように日常を過ごしつつも、垣内君に刺激され、文学に触れ、明日への明かりを見出してゆく。 挫折で棒に振った青春を、遅まきながら高校講師になり取り戻した清。赴任先の工業高校は部員を思いやれるバレー部の顧問か、文芸部顧問になるのだろうか。 青春、フワフワ感、食べ物表現とやんわりとコントロールされる主人公の寄りかかり感が何ともいえず瀬尾まいこ感を感じる。

    0
    投稿日: 2015.05.06
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    主人公と文芸部の唯一の部員の男の子との掛け合いが楽しく、ニタニタしてしまう。 また作中に出てくる文学作品を考えながら読むと、二重に楽しめる。

    1
    投稿日: 2015.01.16
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     同じ作家さんの作品を続けて読むと、読後感が色褪せてしまうのだろうか?  瀬尾まいこ氏の作品は読みやすいし、「春、戻る」が良かったこともあり、引き続き電子書籍で購入、細切れ時間を活用して読了した。何が「図書館の神様」なのか、いまいち理解できない。出版社の営業戦略上のネーミングだったのか。

    0
    投稿日: 2014.12.13
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    再読。 清も垣内くんも不器用でそれでも青春はやってくる。 高校生の頃この本に共感したし勇気付けられた記憶があります。 瀬尾さんの本を読むと生きる気力と勇気がむくむく湧いてきます。

    1
    投稿日: 2014.10.30
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    「図書館の神様」瀬尾まいこ 詩的青春小説。石鹸色。 ちくま文庫って、僕の中では”しっかりした”感を勝手に持っているのですが、そんな中で近所の本屋で見つけた、息抜きに良さそうな小説。 チョイスに間違いはなかったです。 ひとりの新卒女性教師が主人公なのですが、彼女は今までの自分の生き方に捉えられてしまいながら、漠とした二十二歳を生きている。 彼女がひなびた文芸部の顧問として得たことは、生き方をすこし変える分岐器となったけれども、おそらくひとりの大人の人生の中でのワンカットに過ぎないものでもあるのだろう、と感じさせる。 淡々としたドラマティックが読んでて心地よかったです。 もう一冊「僕の明日を照らして」という作品も買ったので、楽しみです。(4)

    0
    投稿日: 2014.10.26
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    どことなく不安定なんだけど、そういうところもいい。 瀬尾さんの作品は空気感が好き。 なんとなくの日常を少し他人から刺激を受けて成長していく感じもいいと思う。

    0
    投稿日: 2014.10.19
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    p53 きっぱりさっぱりするのは楽じゃん。そうしてれば正しいって思えるし、実際間違いを起こさない。だけどさ、正しいことが全てじゃないし姉ちゃんが正しいって思うことが、いつも世の中の正しさと一致するわけでもないからね。 p89 うまい下手にかかわらず、知っている人の書く言葉はちゃんと心に響く。〜〜〜親しい人が書く言葉はどんなものでも面白い。

    0
    投稿日: 2014.09.24
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    【本の内容】 思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。 …「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」! …清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。 不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。 ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。 [ 目次 ] [ POP ] 骨の折れた傘のような主人公と図書館の神様?の不思議な出合いで物語が始まってゆきます。 二人の間に流れる絶妙な時間。手にする方にぜひ! 真冬に飲むサイダーの味をこの二人と共に味わっていただきたい…。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2014.08.24
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    清(高校の講師)と垣内君(高3)の文芸部でのお話。いつもどおり、するすると読みやすい。 結果的に、2人は過去の経験を文芸部で少し乗り越えたのかもしれないと感じた。とすると、人生における「文学」と「人との交流」の意味を描いた本だったのかもと思ったり。

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    投稿日: 2014.08.17
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    瀬尾さんの本は、いつも爽やかで温かい風を感じる。刺激は特に求めていなくて、でも何と無く毎日をもっと大切に思いたい時にオススメ。

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    投稿日: 2014.06.30
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    すごく綺麗に終わった。 170ページの中に心が浮き沈みする展開がたくさんあって、最後まで一気に読めた。

    0
    投稿日: 2014.06.21
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    本にも合う合わないがあるけど、私は全く合わなかった。 まず主人公が好きになれなかった。人ひとりの死のきっかけになったのに、そんな過去をそれほど重く捉えてない。 しかもなんとなく教師になったうえ、文芸部の生徒にはやたら上から目線だし我儘だし、どっちが先生だよ…という感じだった。 全く感情移入できなかった。 しかも図書室…司書いないの?せめて図書委員くらいいないの?どうやって貸出してるの?? まさか文芸部員の仕事とか言わないよね? しかも日本十進分類法をやめて勝手に並び変えるとか…!いや、蔵書が少ないならいいかも知れないけど、分類法を作った人達の努力を無視するべきではないでしょう、仮にも文芸部が(T_T)司書経験有の身として非常に悲しかったです。 なんか色々リアリティがないです。主人公にはもっと悩んで悩み抜いて、それを突き抜けて欲しかった。 これじゃあ「人を自殺に追いやっても、不倫をしても、生徒相手に我儘言いまくっても、いい事は普通にやってきますよ」というメッセージしか感じられません。それでいいのか…(/ _ ; ) いやー、評判と自分の感想がここまでかけ離れた作品は初めてでした。

    0
    投稿日: 2014.06.19
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    作家さんとの相性ってあると思うのですが、瀬尾さんは自分的に相性の良い作家。いつもするする〜っと読めちゃうし、登場人物に魅力を感じるし、何かしら心に残るものがある。 この本なら、文芸部の唯一の部員・垣内くんはイイ男だね!淡々としていて、過去には心に傷を負う何かもあったのかもしれないけど、基本的にまず、相手の言い分を肯定してから意見を述べる受け答えの姿勢から、優しい人柄がにじみ出てる。それに、実は高校生らしい、ちょっとしたいたずら心や、内に燃える、文学に対する熱い想いも持っている。そして去り際の爽やかさといったら。こんな高校生、カッコ良すぎるでしょ(笑)。惚れてまうやろ、ですわ。 この本を通して、文学のユルい見方というか、楽しみ方というのも教えられますね。私自身「あ、文学ってツッコミ入れたりできるものなんだ」と気付いたのが、川端康成作品でしたので、この本でも触れられていて妙に同感しました。 同時収録の『雲行き』もまた、短編ながらいいキャラ出てきます。『図書館〜』でいうところの垣内くんポジの子が。他にも『図書館〜』との共通点が多くて、思わず代表作の方確認しちゃったり。 瀬尾さん作品は、こう、作品からキラキラしたものが見えるようで、読んでいて気持ちがいいです。

    0
    投稿日: 2014.05.12
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    いやもう垣内君すきです。どうして垣内君はわたしの高校にはいなかったの?うん?? さらっと大人びているようで自分の思いや考えがしっかりあって、最後の演説も格好いい。 ただ主人公の清さんと恋人の浅見さんがどうしても年の割に幼く感じてしまってあまり好きになれなかった。仮にも生徒に対して「あームカつく」と会議の愚痴を言うのはどうなんだろう…(あとすごく個人的だけど高校の時嫌いだった先生に雰囲気が似てた)。 でも垣内君効果かもしれないけど途中で読むのをやめる気にはなれなくて、最後まで一気に読んだ。優しい人になれるような気分。

    1
    投稿日: 2014.05.02
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    今の私に必要な本だと思った。自分をしっかり持つことって大事であると思った。とても良かった。泣いちゃった。

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    投稿日: 2014.04.22
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    瀬尾まいこの本の中では、まだ若い感じがする文章だけど、 やっぱり青春&ほっこり。 私も図書室が大好きだった。 学生に戻って朝練したいし、グラウンドも走りたいな。

    0
    投稿日: 2014.04.11
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    垣内くんの 雑草の詩が好き。 私も 垣内くんと同意見。 なんだかんだと 清も少しずつ いい方に変われて良かったな。

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    投稿日: 2014.04.08
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    あまり興味ないのに、国語の教員で、あまり考えずに不倫をしている主人公が、文芸部顧問に抜擢され、たった一人の文芸部員と部活することに。 苦い経験から、自分に蓋をして生きてきた主人公が、文芸部活動を通して、自分の意思と楽しみを取り戻していく話。特別じゃないけど、ちょっといいカンジな出来事とか、そういう積み重ねで人って変われるよねっていう。そういうカンジがよかったです。

    0
    投稿日: 2014.03.25
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    瀬尾まいこさん、ずっと追っていきたい。 清せんせい、弟の拓実、文芸部の垣内君、不倫相手の浅見さん、サッカー部顧問の松井。 しじゅうも過ぎた女が、 「垣内君と仲良くなりたい」 と思ってしまう筆力・・・っつか、ごめんなさいごめんなさい、こそこそとキュンとしてますって謝りながら読み進める。 にまにましたり、泣いちゃったりして堪能したなー。

    2
    投稿日: 2014.03.07
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    瀬尾まいこさんの作品には、必ず素敵な男の子が出てきますね。 この作品では、垣内君と拓実がそう。「雲行き」の井上も。

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    投稿日: 2014.03.01
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    Kindleセールもの。過去を抱えた二人がゆるりと癒される感じのやつというとテンプレ感漂うけど、とはいえ良いのだ。某氏がなんとなく念頭に。瀬尾まいこは初めてだったかなあ。

    0
    投稿日: 2014.02.19
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     浅見さんと出会って、私は人に甘えることが恐ろしく心地よいということを知った。浅見さんの身体の一部に触れるだけで気持ちがほどけたし、うんざりするような出来事でも浅見さんに報告するだけで帳消しにできた。浅見さんの膝の上で大きなカップに入れた温かい飲み物を飲む。それだけで、気持ちは十分満たされた。  拓実は緑茶のグラスをからから音を立てて回した。濃くいれた緑茶に氷が溶けてとてもきれいな緑になる。こんな美しい色の飲み物、他にないと思う。  「子どもねえ。不倫はすごくパワーを使うのよ。自分以外の女の人と暮らしている男の人を愛するのよ。並大抵の精神力じゃできないことなの」  「でも、結婚しなくていいし、将来を考えなくてもいいし、嫌になったら簡単に終われるだろ。全て受け容れなくていいって気楽じゃん」  確かにそうかもしれない。私は真剣に浅見さんを愛してはいるけど、浅見さんと結婚したいとは思わない。浅見さんが奥さんと離婚する気がないのを知っているし、離婚してほしいとは少しも願わなかった。ただ一緒にいればそれでよかった。一緒にいられるだけで幸せだと思えた。それ以外のことのない恋愛は気楽なのかもしれない。 お腹がいっぱいになってもおいしく食べられる。浅見さん曰く、それが本当のデザートらしい。 「雨って、昔自分が流した涙かもしれない。心が弱くなった時に、その流しておいた涙が、僕達を慰めるために、雨になって僕達を濡らしているんだよ」 だけど、そうだな、と思う。それ以外に、悲しい時に雨が重なる理由が思いつかない。 「おまえは気がつかなくとも、この爽やかな風にはもくせいの香が匂っている。心をしずめて息を吸えば、おまえにもその花の香りが匂うだろう」(『さぶ』山本周五郎) ・*・*・*・*・*・*・* んー。たぶんこれ前にも読んだことある、気がする。 でも、たぶんいままた読むべきで、だから無意識に手に取って、読んだんだと思う、最後まで。  不倫のくだり。わたしは、不倫も別にいいとおもっている。自分がするとか相手がするとか、そういうのどうでも。人間だって生物なんだもの。種を残すために本能がはたらく。 この前読んだズーニーさんの本でも束縛はだめで戻ってきたら真の愛みたいなことが書かれていたし。 でも、である ここで、この文章に出会ってしまった。 わたしのこれは、逃げなのだろうか。 愛があれば、別にいいんじゃない、誰が誰と愛し合おうと、っていうスタンスは、一対一の責任から逃げているだけなのだろうか。 愛をもってすればもっと平和になるのにって思うんだけど、それは責任放棄なの?でも、争いはなくなる。うーーーん。 難しい。答えのないこと。 この前ESに「観覧車の頂上で初デートになんて言うか」っていう問いがあって、考えて考えて考えて、いま一番好きな人になんていうかなっておもったら「うわきしていいよ」だった それは、わたしなりの愛してる。でも責任を放棄してるだけなのかな。わからないけど。他人に責任なんてもてるのかな。仕事は別として。相手を幸せにする責任?一緒に家族を作っていく責任? けっきょく、自分の人生の責任は自分にしかないと思う。人間関係の責任、うーーーん 結婚するしない、不倫うんぬんでまじめにむきあってないって、無責任って。考え方の違い?わたしが世間をまだ知らないから。難しいけど面白いね 一つだけ言えることは、これは考え方の違いとか、気の持ちようとか、そういうレベルの話じゃない。そしてこれはコインの表と裏というようなきっぱりした話でもない。それだけ。考え続けよう。

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    投稿日: 2014.02.15
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    ①図書館の神様 早川清は赴任した高校で、驚いたことに文芸部の顧問になった。 部員はたった一人、垣内君だけ。 ふたりはお互いが抱えたもの(清:中学の同級生である山本さんの死、浅見さんとの不倫,垣内君:中学時代サッカー部のキャプテンで、部員の一人を入院させたこと)を明かさず、ただ文学を通してだけ交わる。 巻末解説で山本幸久さんが書かれた、「一見、希薄ではあるものの根っこの部分で繋がっていて、べたべたしないが素っ気ないわけでもなく、情には流されないが情の厚さを知っている。そんな二人の関係。」に共感し、そんな関係性が羨ましく感じた。 ②雲行き 中学生の早季子は、半年前にやって来た新しい父親である佐々木と賭けをする。内容は、雨が降るか降らないかについて。 夕方になっても傘の出番がなかったその日、早季子が校門を出ると、そこいたのは佐々木。二人は一緒に道草をして帰ることに......。

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    投稿日: 2014.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    講師として赴任した清は、文芸部の顧問に就任した。 学生時代の情熱をバレーボールにそそぎ、 今またバレーボール部の顧問になるために講師になった清(きよ)にとって、 文芸部の顧問という地位は意に反するものであったが、 嫌々ながらもたった一人の文芸部の部員と一年を過ごしていくうちに、 清のなかの何かが変わっていくのだった。 過去に、同じバレー部部員の女の子を死に追いやってしまっていたり、 妻がいる男とつきあっていたり、 「バレーボール部の顧問になること」が目的で学校の講師になったりする。 学校の先生の話なのに、 ずいぶん乱暴だな、と最初に思ったのが最後まで続いてしまいました。 「先生」って、やっぱり生徒からは無条件に尊敬される存在であってほしい、と思うのです。

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    投稿日: 2014.02.05
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    「語るべき言葉を語るべきときに語るために、人は沈黙し、人は文学を欲するのだ」とかね。なんだかそんなことを書きたくなるような読後感。

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    投稿日: 2014.01.05