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図書館の神様
図書館の神様
瀬尾まいこ/筑摩書房
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総合評価

477件)
3.8
85
192
132
21
3
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    全編を通して軽やかに書いてあるので、さらりと読める。 主人公の”清”が未来をあきらめた原因となったものが中々重いし、清自身も不倫をしてたりする訳だけれども、そういったものを感じさせない軽やかというか、爽やかさがあった。 はて、なんでだろ。 と、読み終わったところで考えてみるとあっさり納得。登場人物が基本的にみんないい意味でさっぱりしてる。登場人物のさっぱりして、面白い掛け合いを読んで楽しむうちに、爽やかな終わり方で終わる・・・と。 頭を空にして楽しんで読める良い小説でした。

    0
    投稿日: 2010.09.22
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    垣内くんがよかった。主人公はあまり好きになれなかったけど、ストーリーは結構面白い。わたしは実体験があったので主人公の気持ちが痛いほどわかった

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    投稿日: 2010.09.13
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    読み終わり、さわやかな気持ちに。 高校生とは思えない、文学部唯一の部員がすき。 いや、でも、主人公の弟も、かなりのいい男だと思う。

    0
    投稿日: 2010.09.13
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    私も中学・高校で運動部に所属していたから、清の気持ちで共感できることは多々あった。家でも読むことが出来る文学を相手に、部活動をする文芸部とはいかようなものか?そうは思っていても垣内君の文学好きに感化されてしまいそうな作品。私も川端康成や夏目漱石でも読んでみようかしら?

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    投稿日: 2010.09.13
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    再読。 瀬尾さんの作品は なんでこんなにほんわかしていて、 出てくる男の子はなんだか変なのに どこか頼りがいがある。 垣内くんも好きだけど、 拓実が好き。 どうしようもなく優しい拓実に惹かれました。 垣内くんの 「雨って、昔自分が流した涙かもしれない。 心が弱くなった時に、 その流しておいた涙が、僕たちを慰めるために、 雨になって僕たちをぬらしてるんだよ」 という言葉に胸を打たれました。 垣内くんが読んだ本を読みたくなりました。

    0
    投稿日: 2010.09.07
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    はじめて読んだ瀬尾さんのおはなし^^ 垣内くんには涙腺ゆるませられっぱなしでした。 「僕は毎日言葉をはぐくんでいる」うるっ。 スピーチのときの言葉にうるっ。 いちばん最後の手紙にうるっ。 なんで彼あんなすてきなんやろ・・!← 主人公の清はたぶんわたしとは合わないタイプだと思うんだけど(笑) 「神様のいる場所はきっとたくさんある」 前向きにがんばろうとする彼女の姿はすきです。わたしもがんばろう。

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    投稿日: 2010.08.25
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    友人に勧められ読み始めました。瀬尾まいこさんは初めて読みましたが、この世界観はとても好きです。 吉本ばななさんのキッチンを想起しました。一つの大きな人生の転機となる出来事以来、ふわふわとどうにも地に足付いてないような生活をしている主人公の女性の雰囲気が似ているのです。 そのような、女性が人々と関りどう変わっていくか・・・それを描いた作品です。 のんびりと流れる時間や世界を感じながら読むときっと心が洗われますよ

    0
    投稿日: 2010.08.21
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     最後の方に出てくる文芸部の発表での垣内君の話がすごくよかった。「私はどうやって『それ』をしようか。」清は考える。そして、先生という仕事とこれからも向き合っていこうと決意する。  私も、自分の仕事をもっともっと愛おしみながら頑張りたいと思った。いい本を生徒に紹介したいと思った。いい授業をしたいなと思った。生徒の心に残る、響くもの。  「先生の明日と明後日がいい天気であることを祈ってます。」 こんな言葉で、誰かの未来を応援したり励ましてあげたりすることができたら素敵だなと思った。 

    0
    投稿日: 2010.08.14
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    10085 07/31「幸福な食卓」よりはよかったが・・・大切な人の死とか、少女マンガ的世界。(未出)

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    投稿日: 2010.08.01
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    初瀬尾まいこ。 短い物語の中に、日常のリアルがぎっしり詰まっていた本だった。 時間を共にするって大事。そこに居るだけでも、物事はがらりと変わる。 私ももっと本が読みたくなった。

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    投稿日: 2010.07.27
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    素晴らしく読みやすかった。 大切なもの、大切な事 人によってそれぞれ違うのは当然だし、それが当たり前。 何を選択するのか?何を切り捨てるのか? それはその時によって違う物だし、時代にも影響されるのかな? そんな話でした。 必要なものは僕は家族!お金! いろいろあるかもしれないが改めてそう思った。

    0
    投稿日: 2010.07.21
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    いつのまにか文庫化されていたので再読。まさに青春小説の王道である挫折と再生が、歯切れのよい文章で淡々と描かれている。今回文庫化されたことで、山本幸久さんのあとがき解説がつき、これがお買い得。 主人公・早川清(きよ)の18歳までの性格とそれ以降の生活態度の落差を強調するための物語の設定はあまり好きになれないけれど、あり得ないくらい素晴らしい高校生男子・垣内君の存在が光っている。文学を語る教え子の存在は、たるみつつある「清」の精神をたたき直すぐらいのインパクトあり。

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    投稿日: 2010.06.30
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    さらっと読める中にぽつぽつ印象に残る場面がありました。 垣内くんの考え方が好き。 今、文学を勉強している私は垣内くんのスピーチの言葉を 大切にしなくちゃいけないんだろうな。

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    投稿日: 2010.06.30
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    「あれ、これって青春?」 「どうやらそのようですね」 今年は瀬尾作品ばかり読んでいます。 大好きな作家さんでもあり、本来のお仕事は教師なので勉強になる作品ばかりです。 今回も学校が舞台。 主人公は教師です。 今までにあまり読んだことのない青春小説。 瀬尾さんの作品って爽やかで軽く読めるけど実はかなり奥が深いと思います。 瀬尾さんの作る作品の雰囲気がすごく好きです。 あと優しい文章も。 瀬尾さんのセリフは心に響きます。 垣内君と弟がすごく好き。 垣内くんかっこよすぎでしょ! 彼みたいな生徒がいる教師は本当にうらやましい! ラストの3通の手紙はすごく感動しました。 この本に影響されて文学作品を読みたい気分です。 読後が清々しい1冊でした。 「黙るべき時を知る人は、言うべき時を知る」 「神様のいる場所はきっとたくさんある。私を救ってくれるものもちゃんとそこにある。」 「のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。ぼくは本を開いてそれをする」 2010.022

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    投稿日: 2010.06.20
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    過去の経験で傷ついた心を持つ主人公の、再生物語。 図書館での出会いを始め、人や風景、出会いのすべてが神様なのだな、と思った。 日常的な会話のやりとりの中から、家族、恋人、生徒、同郷の人々との関係や思いが深く瑞々しく伝わってくる。

    0
    投稿日: 2010.06.09
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    そのステージから消え去ってしまうもの、誰かがいなくなり取り残されてしまうもの。新しく産まれてくるもの、なくなってしまうもの。 桜は咲いたと思うと散ってしまう。 その儚さが美しさの一部になっている。 来年も春が来る。そのことを知っている。 だから、心の穴はすぐに別のもので埋められる。 でももし、もう2度とあたたかい春の日差しの中で桜に包まれなくなるとなったらどうだろう。 その儚さを美しさの一部として受け止められるだろうか。 一生懸命だから見えるもの、夢中になりすぎて見えなくなってしまうもの。 誰かがそばににて、誰かが隣にいなくなること。 青春の苦い想いでを抱いたまま、なンとなく大人になってしまった国語講師と文学することが楽しくて仕方がない元スポーツ少年の青春物語。

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    投稿日: 2010.06.09
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    大人びた高校生の垣内君と子供みたいな少し熱血で少し冷めた教師の清。いつも冷静で的を得ていて頼れる垣内君に会ってみたい。

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    投稿日: 2010.06.03
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    瀬尾さんの本は3冊目。これまでよんだ2冊にずっと漂ってた切ない雰囲気は無い。代わりに大人のとろんとした甘さと子供の張り詰めた正義が二重になって流れている。この人の本は何かと登場人物に共感できるポイントがあってすごいと思う。主人公が痛みに耐える場面とか、あーこんな感じだ!って思った。…そういえば模試で図書整理の場面読んだことあったな。19/5/10

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    投稿日: 2010.05.21
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    高校の文芸部の顧問になってしまった先生と、ただひとりの部員くんのお話し。 先生には先生なりに悩みがあり、部員くんには部員くんで抱えているものがある。 けれどふたりはそれに直接触れない。 触れないけど、そんなこと相談しあわなくても同じ時間を少しづつ共有して いつのまにか奥の方の底のところでつながる。 描かれ方に嫌みとかもなく、とてもさわやか。 さわやかで清々しい気持ちにしてくれる小説です。 最後にほろっときました。

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    投稿日: 2010.05.20
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    文章がやわらかくて感じがいい。タイトルと内容の関係性がいまいちよくわからなかったケド。他の本も読んでみよう。

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    投稿日: 2010.05.17
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    確かにタイトルと内容がリンクしてない感じが最後まで拭えなかった。 しかし、文芸部の彼には、先生の目を通して惹かれる位に魅力があったな。

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    投稿日: 2010.05.07
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    人生は思い通りにはいかないもの。 たぶん、人生がなにもかも面白いほどに上手くいっている人には 理解してもらえないこの気持ち。 わかるわかるよ、と共感しながら読みました。

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    投稿日: 2010.05.04
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    本を読んでいるから暗いとか無口だとか。 本と対話も会話も、耳を傾ける事だってできる。 それが表面に出てこないだけで、見えてこない すごい力や世界をもっている。 この気持ちを思い出すのに抜擢な本。

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    投稿日: 2010.05.03
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    初めてちくま文庫を読んだと思う。 青春時代をバレーに捧げていた講師と、たった一人の文芸部員・垣内君の関係がとても素敵。お互い何故今ココにいるのかということを話したりはしないが、文学だけでなく季節やちょっとした日常について独特のテンポで会話が進んでいく。 垣内君って大人びてるなぁとしみじみ感じた。文学ってそういうもんだよね!と何度も頷く場面も。 とりあえず私も、川端康成の小説の鼻血シーンを数えて探してみようかと思った。

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    投稿日: 2010.04.26
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    図書館の神様、ってタイトルがふさわしいのかどうかはわからない。 けど、文章を読むっていうことは、ただそれだけですばらしいことなんだという意見には大賛成だ。 私も本を読むことで自分の知らない世界や知識に触れて、想像して、感動して、ドラえもんのどこでもドアが私にとっての本、それは本当に、目から鱗の事実だったりする。

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    投稿日: 2010.04.05
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    瀬尾さんの作品は、あたたかい。 傷を負ったものをやんわりと包み込む感じ。 ひょんなことから文学部の顧問になった主人公が そこから少しずつ自分を見出し、 傷ついたこころをゆっくりと再生していく物語。 さらさらっと読めるのだけれども、読み終わったあとは 爽快感と同時に、じんわりと温かいものを感じる。 主人公と文学部のただ一人の部員垣内くんのやり取りが面白い。 そして、主人公とその弟のやり取りも私は好きだったりする。 人が再生していくのって 何か人生が変わるような大きな出来事が起こらなくても 日常のささいな係わり合いの中から少しずつ起こっていくのかもしれないな。 読み終わったあと、 なんだか芥川や川端の作品なんかも読みたくなる。 ある意味で"文学のススメ"みたいな役目も果たしているかも。 収録されていた「雲行き」も なんだか短い中にぎゅっと詰まっていてよかったな。

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    投稿日: 2010.03.26
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    清く正しいことしかしてこなかった清。 バレーに打ち込み成績を残していくが 1人の部員を死に追い込んでしまったという意識から バレーから遠のいてしまい、高校講師に。 そこで文芸部顧問となり、たった1人の部員 3年生の垣内君と文芸部の活動をしていく 『きっぱりさっぱりするのは楽じゃん。 そうすれば正しいって思えるし、 実際間違いを起こさない。 だけどさ、正しいことが全てじゃないし、 姉ちゃんが正しいって思うことが、 いつも世の中の正しさと一致するわけでもないからね。』 『雑草は強いと言われますが、どうしてでしょう。 彼らだって弱い部分があるはずです。 「踏んでもすぐ立ち直る」 「愛情をかけなくても強く生き抜く」 かわいそうです。 見ていられません。 聞いていられません。 僕は彼らの弱い心を見つけられる、 そんな大人になりたいです。』 図書館の神様の内容は勿論良かったのだが 読み終わった後、私の心に残ったのは 最後についていた短編「雲行き」の一幕。 カキ氷を求めて歩く佐々木と早希子 早希子が「この道さっきも通ったよ」と言った後の佐々木の返事。 「じゃあ、今度は右側通行で歩こう」 瀬尾先生らしい言葉、表現、発想だろう。

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    投稿日: 2010.03.15
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    典型的な純文学系。 あまり深みは無かったような。 この作者は同い年で出身地も同じだから親近感は感じるのだが・・・。 他の本も読んでみよう。

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    投稿日: 2010.02.23
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    はらはらどきどきスリルある小説も好きだけど なんもない淡々とした小説もたまに読むと良い! 瀬尾まいこは実ははじめて なんか主人公がひねくれてていいのね 周りからみると普通の人生歩んできたようなんだけどすごい心の葛藤していたり まさかなんてことをしていたり 自分に似てはないけど主人公の気持ちがなんかわかったし 自分に置き換えて考えさせられたな そして最後の3通の手紙 ほろりです!!!! それにこれ読んでたらもっと文学作品読みたくなった! 夏目とか川端とか山本周五郎とか! けど実際読むとつまらなくなってあきらめるとゆーおちw 書き下ろし短編の『雲行き』に出てくる女の子もひねくれててかわいかった! 女の子はひねくれてるぐらいがいーんでしょうか? (20090722)

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    投稿日: 2010.02.04
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    瀬尾さんの作品を初めて手にとりました。心温まるストーリーに読みやすい表現で著者の作品により興味を持てました^^海っていいのね。

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    投稿日: 2010.02.04
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    瀬尾まいこ作品を初めて読んだ。というより、全く失礼な話ではあるが、この著者を知らなかった。こんな心の奥にぐっとくるような作品を書く著者を知らなかったなんて、もったいなかったなぁ、と思ってしまうほど、自分にとって“心に残る一冊”となった。人間のちょっとしたふれあいの優しさやがいかに大切なものであるかを感じる。主人公のキヨと文芸部のたった一人の部員である垣内くんとの会話も軽快で楽しい。柄にもなく図書館には本当に神様がいるのかなぁ、なんて、甘いことを考えてしまった。

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    投稿日: 2010.01.28
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    初めて読んだ瀬尾さんの作品。 人っていろんなことがあって、いろんな気持ちがあって そういうのに大人も子供もないんだよなーって思った。 ちなみにあたしも中学生のときお話に出てくる垣内君と同じく 文芸部であった。

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    投稿日: 2010.01.26
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    「ブックマーク」に寄せてもらった「本のアンケート」にこの本のことが出てきて、久しぶりに借りてきて読んだ。さいしょは単行本を読んだから、もう3度目か4度目。 名前の通り清く正しい人間だった清(きよ)は、「バレーボールが全て」という高校生だった。将来は体育大学に進んで、ずっとプレイをするはずだった。しかし、あることがきっかけで、ずっと描いていたものから、清の道は外れた。地元を離れ、地方の小さな私立大学へ進学した清は、国語科の講師として鄙びた高校へ赴任する。好きだったバレーボールを顧問の立場で、という思惑は外れ、清は文芸部の顧問をわりあてられた。 部員はただ一人、3年の垣内君。中学のときは3年間サッカー部だったという垣内君は、高校でサッカーより楽しそうなもの、文学を見つけたと文芸部に入っていた。国語の免許をもっていて、文学部を出た清だが、文学の何がおもしろいのかよくわからない。 清の下宿へ、海が見たいと弟の拓実がしょちゅうやってくる。清く正しくはなかったが、底抜けに優しいという拓実は、こんなことを言ったこともある。 「きっぱりさっぱりするのは楽じゃん。そうしてれば正しいって思えるし、実際間違いを起こさない。だけどさ、正しいことが全てじゃないし、姉ちゃんが正しいって思うことが、いつも世の中の正しさと一致するわけでもないからね」(p.53) 一年はあっという間にすぎて、卒業式の一週間前に、三年生を送る会と主張大会がある。垣内君は、用意した作文用紙を読まずに、みんなに語った。 「…文学なんてみんなが好き勝手にやればいい。だけど、すごい面白いんだ。それは言っておきたい。だから、僕は三年間、ずっと夢中だった。毎日、図書室で僕はずっとどきどきした。ページを開くたび、文学について言葉を生み出すたび、僕はいつも幸せだった。冬にサイダーを飲んだり、夏に詩を書いたり、毎日、文学は僕の五感を刺激しまくった」(p.187) 卒業式の日に、清と垣内君が交わした言葉は「おめでとう」「ありがとうございます」「これからもがんばってね」「はい」。 何だか物足りなく思う清。一年近く、一対一でいろんなものを共有してきたのに、と思う。 ▼だけど、生徒ってそんなものなんだ。教師は特別な存在でもないし、友達でも何でもない。ただの通過点に過ぎないんだなって。それでいいんだと思う。それがいいんだと思う。私は自分の前を過ぎていく高校生をもっと見ていたい。図書室でサイダーは飲まないにしても、もっと学校でどきどきしていたい。そう思った。(p.189) 卒業式の場面を読んでいて、ハタとかウタ問題はこの清の学校にはあらへんのやなと思った。私は高校のとき、いつの年だったか、ハタを揚げると主張する校長を、他の教職員で止めた、という話をある先生から聞いたことがある。ハタやウタにあまり直面したおぼえがないせいか、私が学校の式関係でいつもいやだったのは、老いも若きもするするとよく使う「父兄」という言葉だった。高校の入学式でも、フケイのみなさん、フケイのみなさんと繰り返す先生がいやだったのは、今も思いだす。 この言葉はほんとうにしぶといと思う。家長としての父、あるいはその継承者としての長兄、女はその代理でしかないのだという制度は、すでに何十年も前に消えたはずやのに。 こうして、『図書館の神様』は、私の記憶と五感を、毎度ちがったように刺激する。 (2012/3/4了) 図書館で文庫棚を見ていて、前に単行本で読んだ小説だが、解説は誰が書いてんのかなという興味で抜いてみると「単行本未収録の「雲行き」を収録」とあるので、借りてきた。 瀬尾まいこのこの本は、いつだったかの「頭のフタを開けたりしめたり」@『ヒューマンライツ』誌で紹介を書いた。文学にわくわくどきどきという高校生男子が出てくる話で、(おもしろかったなー)という印象が残っている。せっかく借りてきたので、表題作も再び読む。 とちゅうで2カ所、(この字か?)と引っかかる。 ▼…私にかかると花は即行でぐったりしてしまった。(p.52) ▼…えり子の墓前に添えられる花…(p.192) 速攻??供える?? (2010/1/17)

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    投稿日: 2010.01.18
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    瀬尾さんの書く男性ってすごく素敵。図書館という場所も相まって、とても雰囲気のある作品だー。瀬尾さんは『卵の緒』が好きだけれど、これは2番目に好きだ。

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    投稿日: 2010.01.17
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    以前瀬尾まいこさんの小説を読んで 読みやすかったのでまた読みたいと思っていました。 タイトルにもひかれて購入。 「文学を通せば、何年も前に生きてた人と 同じものを見れるんだ。」 物語の中ででてきた一文。 そのとおりですよね。本の良さの一つ。 文学を通せば、いろんなものが見えてきますよね。 高校の教師をしている主人公のお話。 おすすめの一冊です。

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    投稿日: 2010.01.16
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    なんだかいろいろ考えさせられた本でした。 読んで良かったです。 やっぱり瀬尾まいこさんの本はおもしろいです。

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    投稿日: 2010.01.15
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    じんわり涙腺が。。 後半ですごく共感する言葉が出てきて、 泣けました。 ゆるんでるんかなぁ・・・。

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    投稿日: 2010.01.10
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    本好きの人がたくさん出てくる本かと思いきや、そうでもないのが逆におもしろく読みやすかった。また 自分には合わないかも と思っていた作家さんも、作品が違えば イメージも変わり面白い作品も書いておられるのだなと再認識。

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    投稿日: 2010.01.08
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    うーん、どことなく肩透かしな感じはあります。文学に対するくだりに共感は覚えなくもないけれど、あまりにアレで気恥ずかしい。垣内くんよりも、弟くんに興味を覚えました。

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    投稿日: 2010.01.03
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    2009/12/28読み終わり。 今回も癒されました。 ほんと瀬尾さんのはなしは楽しくて癒されて元気がでる。 海が見える部屋、掃除大変そうだけどいいなー。 主人公ももちろん魅力があるんだけど、登場する男たちがことごとくいい。 みんなちょっと変だけどいとしくなるかんじがいい。

    0
    投稿日: 2009.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    青春小説と聞いて、甘酸っぱい想いに浸ろうと思って読んだら、予想は軌道を外れていまの私にピッタリに共鳴してしまった。。 主人公は20代の新米女性教師、清。スポーツ一筋、自分の正義が強すぎて過去に苦い経験を持つ清が自分とは全く正反対の世界、文学との出会いから自分を見つめ直し、救われ、そして新しい道を模索していく再生の物語。 人の心を汲み取れる優しい弟・拓実や少し変わってるけど誠実な文芸部員・垣内くんとの出会いにすごく癒された。 予想以上に読後感が爽やかで、ひとつひとつの言葉が心に染みました。 黙る時を知る人は、同時に言うべき時を知っているんだね。 私も、もっと相手のことを思い遣れる本当のやさしい人間になりたいなー。 つまづいた時に、また手に取って読みたい。 「文学は、僕の五感を刺激しまくった」  本当に。その通り。

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    投稿日: 2009.12.26
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    瀬尾さんの文章は小難しくなく、なんだかお上品で優しい感じなのだよ あー中学のとき読書クラブ入ってたな・・・フフ ( ・_ゝ・)<YAから読める軽さ、そしてほっこり系

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    投稿日: 2009.12.23
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    高校に赴任した国語講師の女性が、不承不承ながら文芸部の顧問をまかされます。 しかし、部員はたった一人。 主な登場人物は… 不倫相手の浅見さん。 しょっちゅう実家から遊びに来る弟。 そしてたった一人の文芸部員、垣内くん。 それぞれに抱え込んだものがありながら、共に過ごしていく時間。 この本は読み始めたら止まらなくて、最後まで読んでしまいました。 しかも本の中に登場する、夏目漱石の『夢十夜』という作品がどうしても読みたくなって、これも買って来てしまった…

    0
    投稿日: 2009.12.12
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    「のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする」 ああ、だから文学ってやめられない。

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    投稿日: 2009.12.10
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    瀬尾まいこさん特有の、ほっこりした雰囲気がすごく好き。 瀬尾さんの中で、頭痛と言うのはキーワードなのかも。 登場人物の価値観も似ているし。 人間関係て難しいけど、意固地にならないで 素直に受け入れたりできればいいよね。 青春もいつまでだってできるのに どうしてか大人になるとそれが恥ずかしくなっちゃう。 いつまでも子供のような人でいたいな。 キラキラした感情を大事にしようと思いました。 ・精神と肉体が同じ方向に同じ分量だけ動かされている。 ・黙るべき時を知る人は言うべき時を知る。 他にもたくさん素敵な言葉があったんだけど、探せないので また探せたときにでも書きたいです。

    0
    投稿日: 2009.12.10
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    この本との出会いは模試の現代文の問題でした。 ささくれだってた当時の心に、瀬尾さんの文章は優しく心に響くのでした。

    1
    投稿日: 2009.12.06
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    神戸よりリリースしていただきました。 不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。 学生時代、図書館は大好きな場所でした。 それに、自宅も図書館ができるくらいに本がいっぱいありました。 物語から何かを学び・得るということに面白さを見出した高校生。 私も似てるな・・・と思いました

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    投稿日: 2009.12.04
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    人に薦められて、なかば強制的に読まされた本。。 はじめは乗り気がせず、適当に読むつもりだったのが、なかなか面白かった。 舞台が3つくらいあって、その中のひとつの「文芸クラブ」で、何冊か話題にのぼる本があるんだけど、それに興味が惹かれました。ということで、この本を読み終えてから、話題に挙がった夏目漱石の「夢十夜」を読んでます。

    0
    投稿日: 2009.11.15
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    思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。 大人の“私”と対照的な垣内君の高校生らしからぬ落ち着きがおもしろい。 瀬尾さんらしいやわらかい文章が読みやすい。 大きな展開もないから、落ち着いて読める。 主人公の再生の物語。 でも瀬尾さん自身は教職についてちょっと勉強不足なような。 教員採用試験の辺りは、もうちょいリアリティが欲しかったかも。

    0
    投稿日: 2009.11.15
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    何をするにも一生懸命。勉強もスポーツも好成績。清く正しくをモットーにしていた少女が、地方の大学に進学し、海の見える田舎町で高校の講師をしているのには、ある辛い理由がありました。 その上、寂しさを紛らわせ、安らぎを得るために愛した男性には家庭があったり、学校では部員がたった1人しかいない文芸部の顧問を任せられたり、主人公はそれなりに茨の道を歩んでいるはずなんですが、瀬尾さんらしい、軟らかい語り口が、重苦しい雰囲気をきれいさっぱり払拭しています。他人との、そして世間との距離感が、と~っても心地良いです。 ひとは皆、心に傷を負い、背中に重い荷を背負っているものです。この微妙な距離感が、生きていくうえで大切なのかもしれませんネ。 表題作のほかに「雲行き」収録。

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    投稿日: 2009.11.14
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    自分が映画監督なら、映画化したいナンバーワンです。主人公がお墓参りに帰る電車のシーンが特に印象的。そこだけでも映像化してくれないかなー。

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    投稿日: 2009.11.11
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    かなりほっこりします。 垣内君は先生が好きだったことになってます。 学校の図書室っていいですよね〜!

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    投稿日: 2009.11.03
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    大阪旅のお伴。またかって感じっすね(笑) こちらも駅の本屋さんにてお買い上げ。何かでレビューを見かけて、以前から読んでみたいなぁと思っていた作品。目に付いたので買ってしまった。 ミステリ色皆無な作品を読むことが極端に少ないので、久々に感じるこの感覚。とても優しい物語。 最後までずっと微妙な距離感の教師と生徒が忘れられない関係を築くお話?か?な? うまく説明できなくてもどかしい。 心に傷を持ったキヨが1人きりの文学部青年と係わることで新しい一歩を踏み出して行くのだけど、誰に背中を押されたとかそういった感じではなくて、自然と物事が流れている感じが優しいなぁ切ないなぁと思ってしまった。 オススメの一冊でございます。

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    投稿日: 2009.11.01
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    すごく淡々と読んでしまったけど、読後はさわやかだった。 「思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに”私”は文芸部の顧問になった。・・「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!・・清く正しくまっすぐな青春を送ってきた”私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。」背表紙より。

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    投稿日: 2009.10.24
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    主人公は講師の20代前半女性、菓子教室の先生と不倫している。 彼女の視点でストーリーは進んでいくが、これは20代の女性よりも 高校生向けかなと思いました。 全体的に淡々と話が続くので、山場はありません。 読後感は爽やかですが、設定は皆悩みやトラウマを抱えていて 一歩間違えればとても暗いストーリーになりがちなのに 綺麗に昇華しているのが良かったです。 高校の時に本も読まずに図書館で過ごした時間が もったいなかったなと思いました。

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    投稿日: 2009.10.17
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     出会いが別れを呼ぶ。  別れは出会いを呼ぶ。 単純なことなのに、なぜか胸が熱くなった。 無意識のうちに過去の自分と重ねていたからかもしれない。 人のことを一生懸命考えているふりをしていた高校時代。 あの時読んでいたら、きっとあの結果は違っていたかも。 自分の当たり前はきっと誰の当たり前でもなくて。 自分の正義を振り翳してあの人を傷つけたあの言葉も。 幼さゆえの過ちとはいえ、今もまだ消えずに残っていて。 ふとした瞬間のフラッシュバックが恐怖を引き起こす。 直接的、間接的に関わらずとも人を傷つけた経験がある人は。 同じ過ちを繰り返したくないからこそ、臆病になる。 傷ついた2人が傷を舐め合うように見えなくもないけど。 適度な距離感が描かれていてとても気持ち良かった。 過去のトラウマは今も無意識の中に深く刻み込まれているけど。 ようやく冷静に向き合える時期がきたのかもしれない。

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    投稿日: 2009.10.17
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    若い子、特に高校生に読んでほしい。 難しいと感じるかもしれないが、この年になると高校のときに読みたかった、と思う本なので。 絶対高校のときに読んだほうが面白かったと思う。

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    投稿日: 2009.10.14
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    2009年10月11日読了。 色々な断片が自分と重なる。 「今日」、新刊でもないこの本と今出会ったのも、また一つの縁。

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    投稿日: 2009.10.11
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    女性版へたれ本(笑) でも、こんな女の子はたくさんいるんじゃないかな? 自分だって思い当たるシーンがある(^_^;) 都合よい女なんだととわかっていながら手放す事できないんだよね。

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    投稿日: 2009.10.05
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    初めての瀬尾まいこさん。 ゆったりしたお話でした。 垣内くんいい! 文芸部って興味あるなあ。 他の瀬尾さんの本も読もうとおもいます。

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    投稿日: 2009.10.02
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    凄いゆる〜い感じの内容。。 ほのぼのしすぎてて、和んだ〜(笑) 弟が何か味があったー 内容的にもうちょっと変化あってもよかったのでは?

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    投稿日: 2009.09.19
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    さわやかな風のよう。 読んでいて物語が染み込んでくるような気持ちよさがある。 主張大会での垣内君の 「この作文用紙には、川端康成と山本周五郎について書いてあるんだけど そんなこと聞きたくないだろう?」 の言葉が素晴らしい。 奇跡のような言葉だと思いました。

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    投稿日: 2009.09.13
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    タイトルに惹かれ、学生の清々しいお話かと期待して購入。主人公は学生ではなく教師でしたし、きっぱりと清々しいというわけでもなかったですが、読後感は爽やか。主人公は20代の女性。正しいことは良いことだ、と他の価値観がわからずにがむしゃらに生きてそのまま正しい主張を他人にもぶつけてきたけれど、高校生のときに正しいはずのことが正しくないかもという事件に出くわし、以来やや無気力に流され、人に甘えることの心地よさにどっぷり浸かり、それが不倫であってもまぁいいや、というように日々を過ごしています。講師として赴任した先で文芸部の顧問をあてがわれてしまい、毎日放課後図書館でたったひとりの部員(で部長)の垣内くんと差し向かいで興味もないのに文学するうちに少しずつ気持ちがほぐれてゆく、というようなお話。正しいことばかりで突き進んでいたときはアレルギーだらけで体が不調だったのにだらしなくなったら体は健康になった、というところとか、いろんなことに無頓着で無神経なところもあるようでいて底抜けに優しい弟とか、力を入れずに安心できるような、不思議な作風のお話でした。なかなか面白かったです。

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    投稿日: 2009.09.07
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    毎回手にとっては かわずに帰るという。 すきスキーワード 「図書館」ですからね 私。 読みやすいだろう とは思います。 ちょっと主人公?の女性が ダークサイドから 始まるんだよね? 暗いじゃないけど ちょっと闇を持っているみたいな。 青春みたいですよ!

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    投稿日: 2009.09.04
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    自分にはその気がなくても人を傷つけていたり、攻撃的になっていたりすることってあるのかもしれない。 自分にとって当たり前に感じることも、他人にしたら当たり前でもなんでもないこと、価値観って人それぞれだよなって思った。 つらいことがあって、それまで正しいと思ってたことが全部覆されてしまう感覚はイメージできる。つらいだろうなって。 図書館での毎日が淡々としてるけど、生きているっていうのを感じることができて、不思議に心に残る本だった。

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    投稿日: 2009.09.01
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    図書室の神様ではなく、図書館の神様であることに最初は疑問を持ちましたが、読み終えて納得しました。主に学生が行く図書室に限らず、全てのひとが文学と触れ合う図書館が選ばれたのかなと。 主人公の仕事への取組み過程が自分と重なって、今日は休日なんだけど、珍しく早く仕事に行きたいと思いました。 それにしても、垣内くんの静かで自信ある言動を見習いたい。

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    投稿日: 2009.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    軽やかで、元気になれる本でした。 中学校の先生である主人公が、 「本<スポーツ」と生徒の垣内君に押し付ける最初のあたりは、 個人的にはかなり腹ただしいのですが、あっさりと流す垣内君は中学生なのに大人です。 楽しく読みながら、もし主人公と垣内君が恋仲っぽくなる展開になったらいやだなあ…と心配していたのですが、杞憂でした。 むしろあっさりすぎるくらいそんなの一切なく、とても楽しく読みきることができました。 何でも恋愛にむすびつけるのではない、この距離感が好きでした。

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    投稿日: 2009.08.24
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    『幸福な食卓』と『天国はまだ遠く』を読んで以来の瀬尾まいこさんの作品。 タイトルが気になってて、文庫になるのを待っていました。 図書館ってロマンチックではないですか。 『耳をすませば』を思い出します。 地元を離れて、国語の講師になった清(きよ)。 文芸部の顧問になり、たった一人の部員である図書館の神様、垣内くんと過ごすなかで、 不倫やら過去のトラウマやらから解き放たれる物語。 うーん。 前に読んだ2作と雰囲気が同じだった。 で、その2作とも主人公が好きじゃなかったのだけど、 今回もそんな印象でした。 読みやすいし、それなりにおもしろく、さわやか。 川端康成の鼻血の話なんか、純文学を読みたい気持ちにさせられました。 それに、高校生とは思えない落ち着きを払った垣内くんや 姉思いの優しい弟もまあまあ魅力的。 ただ、主人公がどうしてか好きな感じじゃない。 でも、リアルにステレオタイプな女性ではある。 学校の図書館に行きたくなったけれど、 行けないので、代わりに中野の図書館に行った。 文学は、いいよ。

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    投稿日: 2009.08.21
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    すごく瀬尾まいこさんらしいなあと思う。好き。 日常には切なさがあって、だけどその状況を悲観するかどうかってその人によって違う。 みんな過去にはいろいろある。 それを言いふらすこともないんだろうし、 それこそ言うべき時を知っていることが正義なんだろうなあと思った。 下手に難しいことばを使わないところが好きです。

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    投稿日: 2009.08.20
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    瀬尾さんの作品の特徴は全体があっさりした雰囲気なのに、それだけでは終わらないところ。読後、どっしり。トン、と背中を押す。すごい。

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    投稿日: 2009.08.19
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    始めは、清の教師としての姿勢や文芸部に対する考え方に反感を持ったけれど、読む進めていくにつれ、話に引き込まれていきました。 解説にも書いてあるけれど、狎れあわない、でもどこか深くてつながっている、垣内くんと清の関係が素敵です。 そして、お話のなかに出てくる文学を、実際に読んでみたくなりました。 最後の「文学なんてみんなが好き勝手にやればいい。だけど、すごい面白いんだ」には賛同。 垣内君のノートの詩も素敵。 「雨って、昔自分が流した涙かもしれない。心が弱くなった時に、その流しておいた涙が僕達を慰めるために、雨になって僕達を濡らしているんだよ」 「先生が先生になるなんて、喜ばしく思います。先生の明日と明後日がいい天気であることを祈っています。」 ―こんな手紙、もらってみたい!

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    投稿日: 2009.08.16
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    のんびりした小説だな、と思った。 あえていいなって思ったのは、 学校が海の近くっていうところ。

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    投稿日: 2009.08.09
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    とても切ない物語のはずなのに、どういうわけか、読み終ると妙になごんでしまいます。 瀬尾さんの本はいつもそうです。 そしてその雰囲気がとても好き。 「先生の明日と明後日がいい天気であることを祈っています。」 というお手紙の文章が大変気に入りました。 《所持》

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    投稿日: 2009.08.03
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    垣内君に惚れた。 かっこよすぎる。 最後の演説?は微妙だったけど。 温室デイズと同様に学校モノだったけど、 こちらは主人公が学生でないからか、 あまり抵抗なく読めた。 また読みたい。 もちろん垣内君に会うために。笑 浅見さんが好きじゃない。 自分の経験からの偏った好き嫌いで申し訳ないけど、 やっぱり浅見さんは好きじゃない。 ごめんね、浅見さん。

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    投稿日: 2009.08.01
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    瀬尾さんの本領発揮という感じです。 瀬尾さんの作品の登場人物は、どこか現実味が無いと言うか、生臭さが薄い様に感じます。この作品の主人公の清にしても、過去に辛い経験があり、現在も不倫のさなかでありながら、どこか切羽詰った所が無く、フワフワした感じです。しかし、それは欠点では無く、むしろ長所のようです。 特にもう一人の主人公と言うべき文芸部の垣内君。こんな高校生は居ないだろうと突っ込みたくもなるけれど、清との主客逆転したような会話は秀逸です。 そしてエンディング。「幸福な食卓」や「天国はまだ遠く」もそうですが、再生の物語として、未来を感じさせる爽やかなエンディングです。

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    投稿日: 2009.07.23
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    駅の待ち時間用にキオスクで購入。人物に感情移入しにくかったが読んでいく間にだんだんおもしろくなっていった 筑摩出版は少しくせがあるけどやはりおもしろい。

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    投稿日: 2009.07.22
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    初めて読んだぞ、瀬尾まいこーーーー!!! 図書館大好きのため、タイトルに惹かれて購入。 うまい!さすがだ。 本職が教師だけあって、学校描写が上手い。 この人も青春を書かせたら上手いな。 作品に優しい時間が流れている。 おもしろかった。

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    投稿日: 2009.07.11