
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリ嫌いの友人から熱心に勧められて読んだ。数ヶ月ぶりのミステリ以外の本だった。人の心を取り戻した感覚になった。国語の教科書や入試の過去問でしか、重松先生の文章は読んでいなかった。非常に面白かったし、感動した。だけど、性行為の描写が、中学生なので、少し嫌だった。自分の親がこんな描写を書いていたら嫌だなと思ってしまった。くそ、思春期とインターネットが悪い。それ以外は非常に面白かった。広島県民で、父親の本家がまさに瀬戸内の島にあるので、親近感もあり、お父様がとても好きだった。
0投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログいつかドラマでやってたなぁ。という気持ちで読んでみました。 未来は変えられなくてもそこからの未来がどうなるかは結局、自分次第で変えられるということなのかな。 心が暖まるお話しでした。
13投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ人生のターニングポイントは何気ない日常の中にある。 あの時こうすればよかったと、過去を振り返った時に初めてそのターニングポイントの存在に気付かされる。タイムスリップものでは珍しい、未来は変えられないという設定が面白かった。
0投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ2026.1.5読了 自分と同じ年齢の父親に会えたら…?そんな想像を膨らませてくれる。 自分はきっと仲良くなれないと思う。笑 けれど、それは会ってみなければ分からないし、会ってみたいと思う。 年齢を重ねるにつれ、父親の背中が小さくなること、拳骨のありがたみ、自分のことを命を賭して守りたいと思う気持ち…。終盤のチュウさんのカズへの想いを語るシーンはグッときた。 何はともあれ、父親とは偉大なもの。 自分も父親から受け取った愛情を我が子にも注いでいきたい。
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ読み切りたいっていう気持ちだけで乗り切った まあまあ感動した 奥さんのくだりがあんまり腑に落ちなかった
0投稿日: 2025.12.23
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相手のことを大切に想っているのに、素直になれない父親と息子の関係性にぐっときました。不思議なワゴン車で連れていかれる、あの時行動を起こしていれば…と今になって気づかされる人生の分かれ道への旅。この先の人生の結果を知っているのに、行動は変えられずただ振り返るだけ。それでもこの不思議なワゴン車での旅の経験が、父と息子の関係性を変える大きなきっかけになったことは間違いないと思います。自分が息子がいる父親なら、この本は刺さり過ぎるだろうなぁ…。
0投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ主人公がすごく色々頑張ったけど、だからといってすべて丸く収まりましたって結果にはならないところがよかった。 どんなに頑張ってもどうにもならないこともあるけど、でもその時その時やれることをやるしかない。 結果が望むものじゃなかったとしても、「まぁ、やるだけはやったか!」と自分で自分を褒めてやるくらいの図太さを持っていたいなと思う。
1投稿日: 2025.12.03
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バックトゥザフューチャーみたいなワゴン。 未来は変えられないのが異なるところか。 ただあの時を振り返ることによって今の感じ方が変わる。
3投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ昔から父と仲が悪かった。 本作を読むまでは疑問符を持たず過ごしていくのだと思っていた、だけど主人公同様自分の年齢の時の父を考えてみたり、同じ歳なら仲良くなれたのかなんて考える度に色んな感情が錯綜する。 今はまだ作品の全てを受け止める事は出来ないけど、38歳になった時、もし家族を持った時に読み返してみたい。
1投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログTVerでドラマをやっていたので、読んでみようとおもって。(ドラマはみていません) 親子の確執と、人生の見つめ直し。 私も父にはあまりよい思いは持っていない。 思い返すなら今では信じられないような言葉も投げられた。 それは考え方の違い、わかりあえることのない考え方に、そしてもう人生の終わりが見えているにもかかわらずおやじの威厳を、マウントを取りたいという気持ちが背景にある。私も子を持つ親として、そのような父にはなりたくない。自分への戒めも含め、改めてそうおもった。 親は自分の命に代えてでも、子を守りたい。そして子の幸せを願う。 だからこそ、勢いをつけて国が、自然が、環境が壊れていく今この日本の現状を憂いているのである。 世界の流れを、起きていることを知る努力をせず、メディアに流され洗脳され3Sに溺れる父。私には彼を変えることはできない。 日本はいま、基本的人権という極めて大切な条項を削除した憲法が提案され、可決されることだろう。そして緊急事態条項が定められる。
27投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ長編小説の素晴らしさはこの本で知った。満足感すごい。あのときこうしてればよかったとか、後悔の感情が強い人に読んで欲しい。人間は完璧じゃないけど、そんな人間の良さがこの本に全て詰まってる。
12投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ読んでてとても心が苦しかった。 今自分が死んだら絶対後悔するって思ったから。 登場人物たちの後悔が自分に言われているかのようだったから。 生きてるってそれだけで幸せなんだなって思った。
0投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ子どもがいない頃に読んで気がつかない、感じられないことが沢山あった。 子供の頃、親は何でも知っていて、失敗や間違いなんてなくて、何でもできると思っていた。 でも親だって悩み、失敗して、失敗を重ねて後悔して、それでも子供に立派な背中を見せてやりたくて本当に毎日必死。 きっといつか、大したことない人だったんだなって、子供にバレるんだろうな。 チュウさんの生き方、私は好きだな。 確かに不器用で、子供に嫌われるのようなことばかりで結果心が離れてしまっていたけれど、親になった今、読んでいて分かる。 行動の何もかもが、子供を大事に立派に育てようと必死なんだと。 家族に良い生活をさせたくて、そして自分の人生も切り拓いて行きたくて、強くあろうと必死なんだと。 一人の人間として必死に生き抜いてきたのだと。 親の苦労子知らず、で良い。 知らなくていいんだ、それは親の人生なんだから。
14投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ大人になってから読み直すと非常に共感できる部分が多い。また、書かれた頃の時代背景(平成不況下)の中年世代が置かれた環境を感じる
0投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ父親として 私自身が娘2人を持つ父親として物語を読んだ。 また、自分が子供だった頃の父はどうだっただろう、と思い出しながら読み、ノスタルジックな感情にもなった。 SFではないが、タイムスリップものの物語である。 個人的には元々この手のものは苦手ですが、こういう設定だからこそのストーリー展開と、それによって得られる学びがあり、なるほどなと。 【特に印象深かった一節】 ”やっとわかった。 信じることや夢見ることは、未来を持っているひとだけの特権だった。 信じていたものに裏切られたり、夢が破られたりすることすら、未来を断ち切られたひとから見れば、それは間違いなく幸福なのだった。” ひとつの幸せの形を提示してくれました。
4投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ★★★★☆やり直したいこと後悔していることってたくさんある。あの時に戻れたらどうするだろう。橋本さんの運転するオデッセイ、現在は変わらなくても乗ってみたい。チュウさんが親父くさくていい。ウルウルきた。
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログごめんなさい、全然ささらなかった。 男子高校生の母としては、共感できるところもある。自分も大昔とはいえ高校生だった事もあるのだから、その時の親に対する感情などもありありと思い出せるからね。 だがしかし。ネタバレになるが、いくらファンタジー好きの私でもこの設定(ワゴン)がはまれなかった。バックトゥザフューチャーとかそんな感じで(人物によって)過去と未来をいったりきたり。それにだ。嫁がマズい、こんな嫁の設定は無理がある、彼女の側からの掘り下げがないから、どうしてもはぁ?ってなってしまった。
1投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ過去記録 流行っていたから読んだと思うが、あまり刺さらなかったかなあ 最近読んだ「運転者」に似ていたような記憶がある
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログうまくいかない人生に、もう死んでもいいと思っていたカズは、赤ワイン色のオデッセイで橋本親子に迎え入れられ、人生の岐路となった場所をやり直すドライブを始める。 親子愛にグッとくる作品。親の立場として、こどもの考えや感情を勝手に理解・解釈して決めつけてしまうことのないよう気を付けようと思った。あと運転も気を付けよう。
1投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ子どもだった頃、大人は何でも出来て、何でも知っていてすごい人達なんだと思って疑わなかった。 でも、自分が大人になるにつれて、決してそうではない事を知った。 子どもだったから見えたものは、大人になったら忘れてしまって、大人になって見えるものは、子どもの頃に想像していたものよりもちっぽけで…弱い自分が残された時間をどう生きるのか、とても考えさせられる作品だった。
1投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ使われる方言が地元のものと近いのも相まって余計に父親を思い出しながら読みました。僕は父親じゃないけど、同い年の自分の父親に会うって、確かにやってみたいかも。長いけど読みやすい。
10投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ父と子、そして家族のお話。親の気持ちなんて、自分がその立場にならないと分からないし、親になった頃には子どもの気持ちなんて忘れてる。でもお互いに生きる世界と大切なものがあって、愛していて、自分にちょっとだけ甘いんだろうな。希望とは、未来を知らないから持てるもの。 めちゃくちゃ泣けたので泣きたい時に読む。
0投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ父子の物語。様々な親子のコミュニケーションの難しさが描かれている。 一瞬一瞬を大切に、今思うことをしっかり伝えて行こうと思った。
0投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凄くファンタジーなお話なのに、その中で向かい合っていく現実は実にリアルで「サイテー」な惨状。 そのドロドロ感とSF感の混ざり合いが実に面白かった。主人公にとってこの旅は、サイテーな現実でも目を背けず、幸せのために戦い続けるために必要な勇気を授けてくれる旅だったのだ。 関係が修復できずに終わってしまった生(橋本さん親子、主人公と父)もあり、主人公もこれから家族を幸せに導けるかは分からない、それが現実的なのだが、その中にも小さな救い、それも現実を生きる私達からしても「ギリギリありそうな」救いを見い出せる点が、ファンタジーなのにリアルなこの物語の魅力に思えた。 橋本さん親子は走り続けているのかな、でも2人で成仏できていたらそれも良いなと思う。
1投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一家離散とリストラに遭った永田一雄はもう死んでもいいかな、と思っていた。 終電の終わった最寄駅のバス停のベンチで、不思議なワインレッドのオデッセイに乗ることになる。 広島の故郷では折り合いの悪かった父親が63歳でガンを患い亡くなろうとしている。 一雄は大会社の社長である父親がくれるお車代目当てに月2~3回の帰郷を繰り返していた。 オデッセイの運転手は5年前に交通事故で亡くなった父子。 一雄を人生のターニングポイント「たいせつな場所」へ導いていく。 一回目のダイブは妻がテレクラにハマり出し、息子が受験のストレスを抱え出した1年前。一家離散の未来を知っている一雄だが、過去を変えることはできない。 家族に不正解の行動をとり、過去をなぞるだけのダイブに一雄はストレスを隠せない。 唯一過去と違うのは、自分の今の年齢と同じ父親と出会い、一緒に過去を見たこと。 日中は過去世界に、夜はオデッセイの父子と過ごすことになる。 一雄は過去をダイブすることに疲れ、オデッセイの父親橋本義明に恨み言を話すが、義明は「過去を何も知れない方が悔しい」と言う。 それには賛同しきれない一雄だったが、父親とまた会えることを一縷の望みに過去世界にまた戻っていく。 今度は近くの町の、観覧車がランドマークのショッピングモールだった。 クリスマス前の、息子の広樹の模試の後。 また過去を繰り返しそうになる一雄の前にチュウさんが現れる。 チュウさんがいる間は過去に縛られず動ける仕様のようだ。 チュウさんと、嫌いなはずの記念写真を撮ってから観覧車に乗ることに。 観覧車から見下ろすと頭を抱える健太が見える。 ストレスは相当量に達しているようだ。 受験に疲れた広樹に、受験を諦めさせ未来を変えようとするが失敗する。 反面チュウさんと広樹の出会いがあり、祖父と孫としては折り合いが悪かった二人も「黒ひげ危機一髪」をやったりして仲良くなっていく。 その後、恩師の葬式に出ると言った美代子を駅に迎えに行き、不器用ながらもカマをかけるが躱され未来は変わらず。 一雄はまた疲れて夜にオデッセイに戻るのだった。 義明は健太を母校に連れていく。 他に遊んでいた場所を知らないので、遊ばせる時はいつも学校だった。 そこで一雄は健太に成仏するために事故現場に行こうと説得を試みる。 健太と義明は義理の父子関係だった。健太は自分が心を開けなかったから義明は何とか仲良くなろうと、ドライブに行くため頑張ったのだと。 それが事故に繋がってしまったことに罪悪感を感じていた。 父子はお互いの成仏を祈っており、自分の幸せよりもそれを優先している状態だった。 オデッセイに戻るとそこにはチュウさんの姿が。 余命いくばくもないチュウさんを一雄の冒険に付いてこさせるため、義明が無理にオデッセイに乗せたのだった。 自分の死を受け入れられないチュウさんと一雄は、また過去世界にダイブしていく。 今度は地下鉄乃木坂のホームだった。 チュウさんと揉み合いになった健太も一緒に来てしまった。 一雄はリストラに合わないように立ち回るためにここに来たのではないか?と考えるが、健太に「それだともっと後の時間軸に来てるんじゃない?」との指摘に我に返り、地元へ向かう。 最寄駅に着いた時、チュウさんの不思議な能力で近くの公園でペットボトルを改造パチンコで撃ち抜いている広樹と出会う。 現実世界では広樹が中学受験に失敗していじめられたと思っていたが、実際いじめは始まっており、広樹は誰にもそれを言えず既に孤独を抱えていた。 一雄は受験しなくても良い、と伝えるが広樹の受験したい意志は固く、未来は変わらない。 その夜一雄は美代子に自分が全てを知っていることを打ち明ける。 美代子は狼狽しながらも夫の言葉を半ば受け入れ、自分の夫以外を求めてしまう性癖を告白する。 健太は偶然オデッセイの外に出られたことに喜び、母親に会いに行くが、母親は再婚し新しい子供を授かっていた。 オデッセイに戻った橋本父子は事故現場に行き、健太を成仏させることを決意する。 が、健太は血の繋がっていない父親と離れがたく、それは実現しなかった。 一雄はチュウさんと最後に散歩しながら話す。 お互いの気持ちが知れた二人に後悔はない。 連れションしたのを最後に、一雄は途中下車する。 一雄は「サイテーな現実」に戻った。 依然現実は「黒ひげ危機一髪」と「観覧車でのツーショット写真」以外変わらなかったが、全てを受け入れた一雄は壊れた家族と共に再び人生を歩きだしたのだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 同い年の父親に出会うという設定は最高。 これは自分の身にも起きてほしい奇跡だ! チュウさんが広島方言なのが更に泣ける設定だった。 過去世界を旅して「未来を変えよう」という話ではなく「未来を受け容れよう」という物語なのが深い。 流星ワゴンが「流れ星のように願い事を叶えてくれそうなファミリーカー」というのがオシャレ。オデッセイ=冒険っていうのもオシャレ。 これは偶然だったが、作品が2000年代初期で、携帯電話やゲームの描写が懐かしいのもノスタルジーを掻き立てた。 親子の関わり方って難しいよな!って子供いないのに思えるほど息子に対する親としての接し方が正しい。それに対して反発する子供の心理も正しい。どちらかに偏って描いてしまうと簡単な問題になってしまうところを、絶妙なバランスが表現されていた。 奥さんの性癖は異常ではあったが、愛情がなくなったわけではなかったのでギリギリ受け容れられなくもない、これまた絶妙なラインだったと思う。 橋本父子もストーリーテラーとして優秀。 本人達にもドラマがあって、成仏するかしないかのところは感動してしまった。 チュウさんも良い昭和の親父。平成も令和も関係ない。良いお父さんなんだと思った。自分の父親とも重なる部分があり、感情移入できた。 一雄が嫌いになるのもわかるし、橋本さんが認めるのも理解できる。派手に人間関係を広げて財を成すのに、死に直面するとみっともなく取り乱す、こういう大人になりたい。 でも一雄や義明みたいに、そこまでガッツリいけず小さくまとまって最低な結末を迎えるみっともなさにも共感した。 一雄と美代子の官能小説みたいなシーンが度々出てきて女性には勧めづらいところが少し残念。「このエロゲー、エロシーン必要?」っていう感覚に似ている。
0投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ過去を変えることはできないのかとソワソワしながら読んだ でもこんな世界にいけたら私はどうするのかとも考えさせられた 自分が大切だと思った時期と、人生を変える大切な時期は違うんだろうなあと感じた 人間味を感じられる作品 長編ではあるがすぐに読み切ってしまったのは、重松清の言葉の表現さにあると思う
1投稿日: 2025.06.06
powered by ブクログ父親と息子を描いた作品。父親から見た息子と息子からみた父親は当たり前だけど考えが異なる。父親でもあり、息子でもある人ならより共感できる部分があったのかな。タイムリープものであっても過去を変えることのできないもどかしさ。知らないより知ってる方が酷なのにそれでも尚、前向きに生きよう姿には胸が打たれる。P54.55.266.320.365.381
0投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ【書名】 流星ワゴン 重松清 【手に取った動機】 「自分の頭で考える読書」荒木博行で紹介されており、久々に小説を読もうと思って手に取った。読んで泣いたとのコメントから、小説に涙してみたいなと興味をもった。 【読後の印象】 ・いきなり放り出される人生の岐路、過去は変えられないけれど、自分の現状認識であれば変えることは可能である。 ・未来を知らないわたしは今が人生の岐路かなんて当然わかるわけもない、日々に生かすのは最近気を付けている「後悔しないか」という選び方を続けていきたいと感じた。 【印象に残った点】 ・親子が友達になるというファンタジー、友達になれそうと感じる人にはより感動的だと思うが、わたしは自分の親と友達になれる気がしないので、この点だけ自分に残念に思った。 ・成仏すべきかせざるべきか、レールにのった成仏という人生(?)だけではなく、レールから外れてドライブするのも一つの個人の選択なのだと感じた。 ・未来がわかっていて変えられないと知っていたら、らどんな行動をとるのか?納得できる程度にもがくのかもしれないが、わたしは根性なしなので淡々と受け入れてしまうかもしれない。 【着想】 子供の遊び道具がパーティーゲームからテレビゲームに変わり、今は一体なんだろう。 子供の数は減って、一人当たりに投下される各家庭のリソースは大きくなっているのだろうと思うが、いまの子供の過ごし方は幸福感につながっているのか、興味深いなと感じた。 (友達と外で遊ぶのか、一人でゲームやyoutubeに興じるのか??) もしもワゴンが現れたら、そもそも乗り込むのか?もし、連れていかれるならどんなシーンなのだろう。ぱっと思い浮かぶのは働き始めて以降の異動や転職の帰路だが、実際は自分でも気づいてない瞬間に放り出されるんだろうなと思った。 あのとき、スーパーに買い物に行かずに、駅前に行ったら自分の家族がしらないところで○○していて、なんてことも、実はあったりするのかもしれない。
18投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
過去に行っても行動を変えられず過去をなぞることしか出来ない前半。少しずつ行動を変えられたのに未来に影響することはない後半。 「あのときこうしていれば」「こんな言葉をかけておけば」そう思えるのは全て今になってから。 融通のきかないやり直しに主人公がもどかしくなって嫌気をさす。そんな融通のきかなさが「そりゃそうだよな」と思えて、たまらなく好きだった。過去をやりなおしたから未来がハッピーエンドに変わるわけじゃなくて、今を生きなおしてこの先を変えていこうとする終わり方が凄くよかったと思う。 健太くんがお母さんに会いに行って、自分が亡くなった後再婚して子どもがいると知って、砂場で泣く姿にもらい泣きした。中学生の時に読んだときは「そういうこともあるよな」とあまり印象に残っていない部分だったけれど、親になった今まだ幼い子どもの健太くんを思って泣けた。
0投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログ人生に絶望する時、死にたいと言う気持ちと共に後悔も生まれるだろう。この世に希望を失った主人公の、人生の分岐点を巡る旅は自分も同情してしまう部分もあった。でもその長旅を終えて再び生きることを決意した彼の姿に、自分はとても心を揺さぶられ、この本を通じて生きる希望というものを得た。 この本は少し疲れている人におすすめしたい。
0投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ社会史家エリザベートは「XYー男とは何か」で家庭は新しい相貌を帯び始めたと言う。母親が管理する家族という私的な領域と男だけの国である公的な職業の領域である父と息子の不幸はここから始まる。距離はドンドン離れ居場所を失った父親は権威を振りかざす。三組の父子は本当は凄く似ている。ただ最初から間抜けな父親の交通事故の話から始まったのは度肝を抜かれた。ファンタジーであるけど父親だからこそかけた作品である事には間違いない。私が書くとすれば娘と私...何故か生々しい感じがする。流星ワゴンの二人は悲劇的ではあるもののあえて母親の立場を語らない事で問題をクリアにしている。素晴らしい!
3投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ感動よりも残酷が強い。 分岐点で何か変わろうとしても、現実は変わらない。ワゴンは過去をたどるだけ。 そういう意味では、リアリティがあり、自分の生き方・考え方、親、妻、子どもとの接し方も改めて考えるようになりました。
3投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ親子もので泣けるやつを読みたい!と思って、タイトルは知っていたし、過去に本屋大賞をとっているので手に取ったけど、自分の中で期待値が上がりすぎていたのか、あまり引き込まれなかった。 父親と息子が軸なので男性の方が没入できるのかもしれない。 主人公がうじうじし過ぎというか、父親や妻、息子と向き合ってこなかった事に反省や後悔があるなら、もっとぶつかっていけよ〜!と焦ったい。 まあ、他人のことだから簡単にそう思えたりもするんだけど。
1投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログオデッセイの、ロングドライブ。 ーなにも知らない僕は、すべてを知ってしまった 僕よりも、ずっと幸せだった。 抗えない現実と、未来を知ってしまった過去に、 『何もできない』のに向き合わなきゃならない。 幸/不幸は、物事の定義じゃなくって、 その人がどう受け止めるか。 そんなこと、わかってるつもりではいたけど。 読み終わった後には、ちょっとしゃんとして、 現実と向かい合おう、って前向きになれる、 寂しくて泣けるのに、ポジティブなお話。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死の際で、変えられない過去の分岐点を廻る、そんのな救いのない展開で進んでいく本作でしたが、最期には展望が見える形で結ばれました。 近くにいても見えない家族間での思いやすれ違いが描写されています。相手を思うからこその行動が相手を傷つける⋯自分が主人公の立場であるなら、どうできるのだろうか考えながら読んでしまいました。 自分の子供と同じ歳だった頃の自分を重ねる、親の視点になってから再び読んでみたい作品です。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ悪くない。 しかし、『とんび』を読んだ時ほどの感動はない。 グッとこない。 本作も父と子、家族の在り方を描く。 親となり、子を持つ親の物語に感情移入しやすくなった。 独身の時に読んでいたら、また感じ方は違っただろう。 堂々の、ど真ん中の星4つ。
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログ自分の父親はチュウさんのようにここまで硬くも熱くもない人間だし、自分のことをどう考えているのだろうと思いながら読んでいた。 あの時が分岐点だったと気づくのはだいぶ経ってからのことが多く、今分岐点かなと思いながら生活すれば少しは違ったりするのかな。 生にしがみついている訳ではないけど、父親よりは生きてやろうと思った。
6投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログ先にドラマを観ていて、懐かしく読みました。 大半の内容は同じだったものの、やはり設定や、それぞれのキャラクターの背景、心理描写には、映像とは違うものがありました。 ファンタジー要素の中に、人生についての考え方が込められている大作でした! 家族愛や、ユーモアのある、素敵な作品で、オススメです♡ (先に原作が、読みたかった…!)
1投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
折角過去に戻ったのに何も変わらないってなんやねん。ただ過去の思い出を辿っただけやん。変わったと言えばあのアイテムが残ったってだけやん。 それと父さんの性格?モチベーションが「生きる」「生きねば」に変わったことかな。 読むのに随分時間がかかってしまったので再読してまます。
7投稿日: 2025.03.07
powered by ブクログ夫と妻、父親と息子、そして仕事。 全てが行き詰まってしまった時の神様からの贈り物のような、やり直し体験ツアー。 この本を読んで自分事として捉え、後悔して涙する人は少なくないのではないでしょうか。 血の繋がりがなくても親子になれる事を証明した橋本親子に涙が止まらなくなりました。 とても良いお話です。
1投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
重松清さん、一時期好きで、新作が出たらどんどん読んでいたんだけど、「愛妻日記」という作品がエロくて気持ち悪すぎて、そこから遠ざかっていました・・・。久しぶりに読みました。全体的には良くて、素敵だったんだけど、やっぱり一部に夫婦のセックスシーンが出てきて、それが女性の立場からするとちょっとあり得なくて、やっぱり気持ち悪かったです・・・。あのシーンだけ、どうにかしてほしかったです笑。 本作は、ファンタジーぽくて、仕事も家庭もわやくちゃになってしまった中年男性が、「もう、死んでもいいかー・・・」と思っているところに、赤いオデッセイが停まって、それに乗って時空(?)を行き来し、人生を見つめ直す、みたいな話になっています。 オデッセイに乗っているのは、過去に自動車事故で亡くなった父と息子。主人公はその事故のことを覚えていた。父はすごく不器用なのに、息子のために無理して免許を取って、やっと新しい車を納車して、初めてのドライブで事故ったっていう不幸に見舞われた。 主人公はその父息子と対話しながら、自分の息子との関係、自分と父親との関係を見つめ直しながら過去を旅する。 父親は強くて頑固で、自分が一番正しいと思っている昔ながらの「親父」で、気弱な主人公は子どもの頃から、何をやっても父親に認めてもらえず、ダメな奴だというレッテルを貼られていた。中学生になったときには父親のことは大嫌いで、ほとんど口も聞かなかった。父親の会社を継ぐこともなく、東京に出てきてマンションを買い、ささやかに生きてきた。しかしそのささやかな幸せも、妻や息子との行き違いですでに崩壊している。もっとああしておけばよかった、こうしておけば良かった、という分かれ道が、いくつもあるが、もうどうしようもない。人生は、あそこが分かれ道だったのだと、あとで気づくが、実際にはやり直すことができず、ただ現実が突然、目の前に突きつけられるのだ。 最近、母と娘の物語とか、女性の生き方とか、フェミニズムに関する本ばかり読んでいたので、父と息子の物語って新鮮で良かったけど、夫婦の物語は、男目線で妻の媚態(?)を描いていたのでとっても気持ち悪くて嫌だったです!こんな女性おらんやろ?!男の幻想やろ!?と、私は思ったけど、いるのかな?いるの?いるのか?
12投稿日: 2025.01.31
powered by ブクログ本読んで感動した。読んだ後に実写版ドラマと思ってましたが、本と実写版ドラマ自分の俳優さんのイメージが違いすぎました。(個人的な感想です)
1投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夫と妻、父と子、子と父。どれもがこじれて修復不可能な状況からの小さな逆転劇。 前半のカズの焦ったさにイライラさせられたが、「やり直しの現実」へのドライブを重ねるごとに、異なる選択肢•行動を取り始める展開に見事にハマった。 美代子との関係性がかなり歪なので、感情移入は全くできなかったが、広樹やチュウさんとのやり直しのエピソードにはグッとくるものがあった。 ドライブが終わった後の「元の現実」での変化は、ドラマチックなものでは決してないが、救いはある。 「幸せな日々を積み重ねながら、少しずつ不幸せな未来へと向かっていったのだ。」この表現が怖すぎるのと(結局作中ではなぜこうなったのか明かされることはないし)、どうしても美代子が理解できなくて星3つ。
5投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
魔法のようなワゴンが現れて、過去へ戻り今の現実が変わってハッピーエンド。じゃなくて良かったのかも、と感じた。 現実に生きる自分にも「今ここから始めなければいけない」と思えたのは、ワゴンから戻った後に現実が変わっていなくて、 こんなワゴンはないんだし自分とは関係ない、と片づけられなかったからだと思う。 現実に戻ってからのカズの決心に胸を打たれたのは、そんなにすぐ現実は変わらないと解っていて、それでもまた、今から始めようとしたから。 その姿が眩しくて、橋本さんが言っていた「分かれ道はたくさんあるんです。」という言葉を信じてみたくなった。
2投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公とお父さん、主人公と広樹、橋本さんと健太くんの後悔や蟠りを主人公の過去に戻って解いていく。親として間違ったことしてないのでは?と思いつつ、広樹の性格には合わない対応だったと現実甘くなさすぎて泣けた。小学生って大人が思っているより全然子供じゃない、息子が両親に心配させまいと無理して見せる顔が、自分の小学生時代に重なった。子育てで大切にすべきことって何だろう。受験も広樹が当初は望んでいたことで、子の夢を応援する親、当たり前な構図だと思ったんだけど、いじめを早く見抜けなかったことが全てだった?難しい。 橋本さんと健太くんの関係もすごくすごくよかった。 ただ、美代子は何なんだ!美代子だけ私的に深掘りされてなくてもやもや。最後も夜出かけなくなったって。なんで。なんで出かけなくなったの。”捻れた性癖の持ち主”で終わってしまった。家庭にちゃんと目を向けてくれってことだったのか? 美代子の浮気シーンにまずグッと持っていかれただけに最後までうすーーく終わっていった。
1投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
p.452 おとなになっても知らないことはたくさんあるし、おとなになったせいでわからなくなってしまうことも、きっと、たくさんあるのだろう。 面白かったです。一気読みでした。
0投稿日: 2024.10.31
powered by ブクログ最初はとにかく暗い話かと思いました。 でも、読み進めていくうちに、ゆっくりながらも前に進もうとする主人公や、主人公がぐだぐだ悩む度に蹴り飛ばす勢いで介入してくるキャラの豪快さに読む手が止まりませんでした。 子供の立場からしかまだ親を見れませんが、自分が親になった際には親が自分を育てた際の苦労や葛藤も見えてくるのかと思うと少し未来が楽しみになりました。
2投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ結構面白かった。全体を通して父と息子のコミュニケーションを主題にすすめていって、父だからわかること、子だからわかること、それぞれの視点から感じる言葉に表しがたい感情みたいなものを随所で表現していてリアリティがあった。タイムスリップ的な物語のSF感とそのリアリティとがいい感じに混ざり合って、まとまりのある話だったように思える。最後の終わり方もすっきりとしていて読みやすい。
2投稿日: 2024.10.19
powered by ブクログ『流星ワゴン』ドラマでやっているのは知っていたが観る機会がなかったので本屋で購入。とても読みやすく面白い。そして泣ける・・・ いい作品でした。
1投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まだ自分には少し早い物語だった気がする。 父親と息子の関係は少し違うが主人公と同じでずっと嫌いだったし、正直苦手でいつも何考えてんのかわかんなかった。 でも家から出て父と同じ社会ではたらくようになってからはほんの少しずつ父の考えや気持ちがわかってきた。 親を一人の人間として見れるようになればそれは少しの成長に繋がるかもしれないそう考えた。 自分はまだ結婚とかそんなの全く考えていないが、いつの日か昔の同い年の父と友達という関係になりたいと願う日が来るのかと思うと少し未来に希望が持てる気がした。
1投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ息子が1歳になった。 自分は父親になった。 父親になった、、 そういえば「流星ワゴン」は親子の話しだったなと興味を持って再読。他の父親、他の親子を見させて貰いたかったんだと思う。 この本には3人の父親が出てくる。 橋本さん、永田さん、チュウさん。 僕はそこに自分の父さんも重ねて計4人の父親を想像しながら本を読んだ。 3人の父親、親子はどれも上手くいっていない。 息子を事故に巻き込んだ父親。 息子の苦しみに気づけなかった父親。 息子に自分の価値観を押し付け避けられた父親。 ただ3人の父親の共通点として、 紛れもなく息子のことを大事に思っている。 大事に思っていてもすれ違う。 大事に思っているからすれ違う。 それが親子。どんな形だって親子は親子。 自分と父さんを重ね合わせてもそう。 ぶつかったこともあるし感謝してることもある。 自分が父親になったからこそわかる、 親の苦労や親の不完全さ。 親子はすれ違う。それが自然。 そして、すれ違いこそ現実で2度と来ない瞬間。 大事にしようと思った。 まだ息子は1歳で会話も出来ないけど、 もっと大きくなって、言葉を覚えて、 口ごたえでもする様になって、すれ違っても、 鷹揚としていられたら良いな。 「なんでいう通りにしないんだ」 「何もかも思い通りにいかない」 「もう死んじゃってもいいかな」 そう思ってしまう瞬間この先きっとある。 父親って、ほんと、大変だよねー。(P455) 鷹揚に。鷹揚に。なんて、無理かー?。 父親1年目にこの本を読み返せてよかった。 初めて読んだのは10年くらい前の学生時代か。 10年早いぞと笑って言ってやりたい。
0投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ワゴンに乗って過去に戻ることは出来るけど、未来を変えることは出来ないという設定が残酷で新しくてよかったです。 父と息子などの家族関係をあらゆる視点から考えさせられました。 それぞれの思いと後悔とが混ざり合って、途中心が苦しくなりました。 最悪な現実でももう一度やり直そうと立ち上がった主人公は本当に強い人だと思います。 最後に書かれていたのですが、作者の重松清さんは、自身が父親になってからこの作品を書いたそうです。父親目線のリアルな描写は父親にしか書けない気がしたので、この事を知り一人で納得しました。
0投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログ三つの親子の関係性がタイムリープ(?)を中心に描かれている作品 どこにでもいるような主人公だけど、内容はファンタジー要素もあって引き込まれた 重松清作品は、人間の感情表現が心温まるし、国語の教科書でありそうな、考察しそうな文章がたくさんある!笑 私は親の気持ちも息子の気持ちも分からないけれど、母親になったらわかる時がくるのかなあと思った(言葉で表現するのが難しい...) 親になった時にまた読み返したい作品
1投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログ生きてさえいれば、今からでも自分の行動を変えられる。過去は変えられなくても、未来はこれからの自分の行動次第で変わるかもしれない。誰にでも後悔はきっとあるけど、いかにそれを少なく毎日過ごせると幸せを感じられるのかなと思いました。 1番は、子供のことを親が決めてしまう残酷さに気付かされました。チュウさんの言葉は響くものがたくさんあって、子供が信じている時は、黙って見守る大切さも学べました。 子どもがいる方はハッとさせられたりグッとなる場面が多い作品だと思います。
1投稿日: 2024.08.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人生に絶望し自殺を考えた瞬間に出会ったオデッセイ そこで出会った自身と同じ年の父や橋本親子とやりとりをし時に一緒に現在の状況を生んだ要因に触れるターニングポイントを時に追体験し 未来を大きくは変えられないなかでも当時知らなかったことを知ることで 絶望的な未来へ立ち向かう勇気を得られた これから死にゆく父との感情的な断絶もこの奇跡を通して一定の相互理解に繋がった 良作だと思う
1投稿日: 2024.07.29
powered by ブクログ過去の後悔をテーマとしたファンタジー。 もう死んでしまいたいと感じたことは、何回もある。 もし過去に戻れるのならば… もしあの時こうしていれば… やり直したいことは山ほどある。 後悔の無い人生なんて無いと思う。
37投稿日: 2024.07.17
powered by ブクログ読み終わった後の名残惜しさが感じられる作品を久しぶりに読みました。こういう救いのない話が気に入らない人も多いと思いますが、まあ賛否両論でしょうと。重松さんの表現の仕方が気に入ったので、他の作品も読みたいな。『「知る」と「信じる」は両立できない』『僕たちは、わかりあえなかったことすらわかりあえなかった』
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログあの時こうすれば良かった。あの時、あれさえしなければ。あの時、あの選択をしていれば、今はこうでは無かったのに。ということを何度も頭の中で考えて、後悔し続ける。別の人生を思い描いて後悔することが多々ある。もし、やり直しが出来たとしても、知りたくは無かったことを知る羽目になったり、余計に悪くなる可能性だってある。どちらにしても、ロクでも無い現実の中で、ロクでも無いままに、決してより良くはならない未来が待ってるとしても、現実と向き合わなければならない。いつでも、僕たちは、ここから始まるしかない。
4投稿日: 2024.07.01
powered by ブクログタイムスリップもの。途中、チュウさんの昭和親父節が強くて読むペースが落ちたが、辛抱して読み進めたら面白くなってきた。父親、息子の経験がある人は涙腺崩壊すると思う。
2投稿日: 2024.06.30
powered by ブクログ読破して「後悔」がテーマの本だと思いました。その時はその決断が正しいと思っても、何かをきっかけに間違っていたことに気がつく。人生はその連続なんだと気付かされました。
0投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ現実と向き合うことの大切さを教えて貰えた気がする。嫌なことばかりで逃げ出したくもなるが向き合うことで少しはいい方向へ変わるかもしれない。永田一家が再び平穏な日常に戻ることを祈る。
0投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログ現実はやり直しはきかないけれど、分岐点を知りなぜそうなったかを知ることで、これから先の未来を変えていくことはできる。 これから先まだまだ長い人生を歩まなければいけないけれど、この本に出会ったことで変えられる未来があるような気がします。
9投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ子どもの先のことを、親が言うてしもたらいけん。子供が先のことを信じとるときは、親は黙って見といてやるしかなかろ? 僕も同じだ。泣いてくれてよかった、と思う。泣けばいい。悲しいんだと伝えてくれればいい。親にとって何より辛いのは、子供が悲しんでいることではなく、子供が悲しみを自分1人の小さな胸に抱え込んでいることなのだと、僕はやり直しの現実で知った。 やり直しの成果のないやり直しを繰り返す主人公。人生が好転してしまえば物語として陳腐になるのはわかっているが、どうか好転してくれと願いながら読み進める。 ドラマでは香川照之。いいなぁそれ。見たかった。無骨で気性が激しく嫌われる感じも、びしょびしょになりながら泣く感じも、すごくいい。 父と子の物語だけど、男と男の不器用さや葛藤がよく出ていて、同い年で現れる、というところに意味があると思う。チュウさんのように、自分の子供と自分の子供の頃を重ねることって大切だと思う。子供がちょっと大きくなったら読み返そう。 嫁のテレクラだけがなんか異質。重松清ってセックスの扱いが独特。コンプレックスとかトラウマとかあるんだろうか。
0投稿日: 2024.06.04
powered by ブクログ語り手は同じ年の妻と中1の息子のいる38歳の永田一雄。平凡な家族もいつしか歯車が狂いだし、息子は中学受験に失敗して荒れ狂い、妻はテレクラにハマり外泊が増え、自分はリストラで失職。正にどん底な状況で生きることを投げ出した中、5年前に事故死した橋本親子と出会い、ワゴンに乗って過去へタイムスリップして父親,息子,妻との関係性の間違い探しと何とか息子を救おうとする父親の姿が描かれていく。物語に登場する3人それぞれの父親が息子を思う気持ちにはどれも感情が重なり考えさせられた。 誰しもが過去に戻ってやり直したい出来事を持つもそれは不可能である現実の辛さ。それが最低最悪だとしても覚悟して前に進む一雄の姿に最後は勇気づけられた。 今ある現実は既に結果が決まっていて、その良し悪しに関係なく、あらゆる結果を受け止め納得させられているだけなのが人生なのかもしれない。 そんなことを思う作品だった。
1投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公目線では『四半世紀まえの父親』 父親目線では『四半世紀あとの息子』 25年の過去と未来が親子のやり取りを通してぶつかり合う、 ファンタジー色つよめなヒューマンドラマを見させてもらいました。 永田一雄は、失職したうえ家庭崩壊の憂き目を見る複雑な事情を抱えて、 生きることに絶望した状態から物語がはじまりますが、 橋本親子のオデッセイに同乗することで、自分と同じ年齢の頃の父親と会い、 人生で大事な節目のシーンをリプレイする機会を得ることで、 自らの現在における因果関係を知らしめられ、苦悩します。 変えようとしても変えられない『過去』を抱えたまま、 死に別れることになった父親チュウさんとのやり取りを経て、 主人公は自分自身の殻を破り、いまがどんなにサイアクの結果でも、 変えられる『未来』のために動き始める。 幕切れに甘みはないですが、伝わらなかった家族愛のかすかな糸が、 三世代にたしかに繋がった様な、そんな雰囲気を感じました。 考えてみれば、人と人のやり取りって間柄が近くなればなるほど、 素直になれないとか、伝わらないもどかしさが有ると思います。 小さい頃には小さい頃の、大人には大人のコミュニティがあり、 みんなその中で自分を律して競争に打ち勝つことで、 他との繋がりを維持している奇跡のたまものなんですよね。 家族を守るために、少しでもいい暮らしをさせるために、 心を鬼にして仕事に打ち込んだチュウさんの気持ちも、 息子の受験に対して父母で協力を惜しまなかった行動も、 多感な子どもからしたら、重圧ともなってしまうわけで、 真の感謝とは時間が経ってみて、初めて両手で受け止められるものなのかもしれません。 一雄には父親の暖かい心が確かに伝わったはずです。 いちど地の底までしゃがみ込んだ家族の絆が、ここからより強固なものになり、 やがて亡くなったチュウさんが誇りに思う様な、一雄とその一家になる、 未来ではそんな物語が用意されていてもいいと思います。 自分も、人生に絶望したら橋本親子の乗ったワインレッドのオデッセイを探します。
11投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ38歳のリストラされた主人公。 浮気している妻。中学受験に失敗して荒れる息子。 人生もうやめたいなぁって思っている時に出会った、オデッセイに乗ってる親子。子供は小2、8歳。実は5年前に事故死した親子だった。。。 父親の息子に対する気持ち、子供の親に反抗する気持ち、一度振り上げた拳の引っ込みがつかなくなる心情、などなど家族像・親子像が丁寧に描かれている。 橋本さん親子がその後どうなっていったか、知りたい。ドラマ化されてたのかー。見てみたいな。
2投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログまさに父になった今、考えることが多いと感じた。 カズは良かれと思って行動していたことが、息子にとっては辛いことだったかもしれない。 よくある話だと、過去の分岐点に立ち返ったらそこで過去を鑑みて良い選択をし、現代でその変化具合を見るのだが、この作品では違う行動もまた最善でないのではという行動を取り、結局現実は最後まで変わらないもどかしさがある。 ただ、それこそ人生で、とやかく言ってもしょうがない。その時の後悔は都度振り返り、今からできることを100%やっていこうと思える作品でした。 育児しながらだったので最後の感動場面をぶつ切りで読んでしまい、泣けませんでしたが、お酒片手に一人で読んでたらきっと泣いてた。 10年後くらいに、娘が大きくなったら読み直したいです。
1投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログチュウさんと呼ばれるおじいちゃんとその息子、父とその息子はお互いの想いや苦しさを理解できず、すれ違っていく。主人公は最悪な状態になって後悔をして、不思議なワゴンに乗って過去を振り返る。 日本では父親が残業も厭わず長時間労働しているケースが多いと思う。子供や家族のことを大事に考えるものの、仕事で日々の生活が精一杯になりコミュニケーションが取れず家族と心が離れてしまうと感じる時、読んでみるといいかもしれない。大事なことは何か改めて考えさせられる。
1投稿日: 2024.05.06
powered by ブクログ再読。『流星ワゴン』を読むと映画の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出す。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では過去に戻ってやり直しができたが、『流星ワゴン』では過去にもどってもやり直しができないという厳しい現実が描かれている。「あの時、こうしていれば......」という思いは、私にもある。誰にだってあるのではないかと思う。現実の人生ではたとえやり直すことができなくても、人生の大切な岐路となる過去の場面に戻ることができたら、その時の自分の思いを相手に言葉や行動で素直に伝えることはできる。それが現実の世界に戻った時のこれからの自分の行動につなげていくことで、未来のかすかな希望が生まれて来るように思えた。 「黒ひげ危機一発」のゲームはなつかしい......。 心に残った言葉 ・「分かれ道は、たくさんあるんです。でも、そのときにはなにも気づかない。みんな、そうですよね。気づかないまま、結果だけが、不意に目の前に突きつけられるんです」 ・「朋輩じゃろ? わしら。相手のためなら腕一本くれてやっても惜しゅうない付き合いを、朋輩いうんじゃ」 ・あとになってから気づくーあとにならなければわからないことは、たくさんある。僕はもう我が家の結末を知っている。自分がなにをすべきだったのか、なにをすべきではなかったのか、ちゃんとわかっていて、なにもできない。 ・あなたが魔法を信じるのなら、もしかしたら、橋本さんたちに出会うかもしれない。サイテーの現実にうんざりして、もう死んだっていいやと思っているとき、不意に目の前にワインカラーのオデッセイが現れたら、それが橋本さんの車だ。乗り込めばいい。あなたにとってたいせつや場所に連れていってもらえばいい。
33投稿日: 2024.04.24
powered by ブクログ人気作品だけに設定は面白かったし、一気に読めた。でもちょっとしんどい内容だった。 誰にでも起こり得ることばかりだけに。
4投稿日: 2024.04.19
powered by ブクログ信じることや夢見ることは、未来を持っているひとだけの特権だった。信じていたものに裏切られたり、夢が破れたりすることすら、未来を断ち切られたひとから見れば、それは間違いなく幸福なのだった。
1投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子供のことは大切だけど、それだけを背負って生きていくのはキツいんだ。もっと楽になりたいし、自由になりたいんだ。子どもにすがってきてほしくない時だってあるんだよ、親には。 私が常々感じていたことを的確に言語化してくれたと感じた一文。 親であっても誰かの子ども。 ワゴンに乗りながら、子供の前では親である自分になったり親の前では子どもである自分になったり、実際の自分と重なることがあった。 よくあるタイムリープものとちがって、何回過去に戻っても未来が全く変わらないのは斬新でよかった。 今があるのは過去があるから、だからやり直すとしたら気がついた時しかないんだなって思った。
5投稿日: 2024.03.25
powered by ブクログ「チュウさんに会えてよかった。おとなになった僕が、会えてよかった。子どもの頃にはわからなかったはずのチュウさんの強がりが、いま、はっきりと感じ取れる。」 ------------------------------------------------- 父と子の話。仲が良い悪いに関わらず父がいる人、子を持った父に刺さる話だった。 重松清の描く、人間らしく、カッコがつかない不器用な優しさをこの本でも感じた。 チュウさんは決して良い人、いい父ではなかったと思う。しかし、それでも「父」であったし、主人公と同じく悩みながら「父」をしていたと分かるのが良い。 親子が親子であるが故に話せないことを、流星ワゴンに乗って同い年の父と出会い、朋輩になって話せるのはとても羨ましいことなのかも。
2投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログ市民を描く描写がリアルでしたが、悔いのないように過ごさないと、自分自身だけでなく、一緒に暮らす人との関係までもが変わってゆくことにも少し怖さを感じました。 妻の不倫って知ったまま過ごさないといけない状況ってすごく辛いな。。
9投稿日: 2024.03.17
powered by ブクログ人生に生き疲れた男が交通事故で死んだ親子に導かれ、後悔の残る過去を旅するお話。 チュウさんとカズ、カズと美代子と広樹、橋本さんと健太くん、家族や親子という複雑な関係を丁寧に描いていて、良かった。 カズとチュウさん、親子として決定的にすれ違った2人が、同い年の朋輩としてぶつかり、後悔し、打ちひしがれ、絆を結んでいく様子に心揺さぶられた。 ファンタジーのようであってどこまでも現実で、親子の繋がりから生まれた、前に一歩進む強さに力をもらえる作品だった。 ☆4.5
2投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分からしたら人生の1冊だと思う。 主人公は家族関係が破綻した、夫であり、親であり、息子。 死んでもいいと、最寄り駅で自暴自棄になっていたところ、 古いワゴンが現れ、乗車するよう促される。わけも分からず、困惑するが、もう全てがどうでもいいと、それに従う。 ワゴンに乗っていたのは、仲の良さそうな普通の親子。父親は、38歳の自分と同年代で、子供は小学校低学年。信じられないが、数年前に話題となった自動車事故の当事者で、後悔を遺した人々を乗せてどこか遠くへ運ぶのだという。 乗客を運ぶのは、その人にとって「たいせつなとき」。 「たいせつなとき」は、人生の分岐点の瞬間で、運命と異なる結果を得られることもあるし、何も出来ずに宿命をなぞるだけの時もある。 主人公は、「たいせつなとき」を何度も旅し、テレクラにのめり込む妻の秘密や、中学受験で苦しむ息子の苦悩を知る。 その度に、過去の自分の不甲斐なさを観測し、後悔したり、未来を変えようともがいたり、何も出来ないと絶望したりする。 ちなみに、この旅には同い年となった父親が朋輩として参加している。主人公に勇気を与えたり、時には叱責したり、喧嘩したりする。幼い頃は大きく強く揺るがないものに思えた父が、同年代の目線で捉えると、涙脆く、弱く、ずるい側面が見えて、親父は大変だと実感する。 この旅を経て、主人公はつらく大変な毎日を生きていく決心をする。「たいせつなとき」は誰にだってある。それに干渉した所で、現実の未来は変わらない。しかし、今触れている、実際に生きている「たいせつなとき」は自分次第で変えられる。そういったメッセージを感じた。 私は家族関係に問題を抱えている。 1番下の弟が大学受験を機に寮生活を始める。自分も一人暮らしのため実家を出る。 家族が離れていくタイミングでこの本に出会えて良かった。 自分の性格上、なくしてたから ああすればよかった、こうするべきだったと考えることが多い。 この本も、引っ越し終えて、全てが済んでから読んでしまう未来もあったと思う。しかしながら、私はこの本を読めた。ラッキーだった。
1投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2002年度本の雑誌年間ベスト1 結果は変えられなくても、全てを理解した上での現状なら本人にかかるストレスが軽くなるんだな、と思った。前向きに捉えられて、少なくとも死んじゃおうかなとは思わないくらいに。 コテコテのハッピーエンドの方が好きなので、あんまり救いがないなぁと悲しい気持ちになった。 プレゼント、黒ひげ危機一髪って、、、受験合格とかもうちょっといいプレゼントを期待してたけど、この物語は甘くないらしい。
9投稿日: 2024.03.07
powered by ブクログ死んだ事もないし、幽霊を見た事もないけど、未練を残して死んだらこうなるんだなぁって心から信じてるし、そう願う。
2投稿日: 2024.02.25
powered by ブクログ高校の朝読書か、大学生になってから読んだか曖昧。ただ父親になった今読んだらまた違う感想が出そう。もう一回読んでみたいかな。
1投稿日: 2024.02.18
powered by ブクログ昔、ドラマを見たけれどうろ覚えだったので読んでみました。 チュウさんが出てきたとたん、ドラマを思い出しました。香川照之恐るべし。 時間の流れにのってしまうと現状を変えるなんて無理だと思ってしまうよね、でも本当はいつだって変えれるんだぜ、 という前向きなお話。 私も寝坊助改善に何か小さな1つを変えてみようかな。
9投稿日: 2024.02.02
powered by ブクログ1人の人でもいろいろな面があると思い知らされる。社会の一員の僕と父親の僕と夫の僕と息子の僕。それぞれで、違う顔を見せていて、家族でも伝えられないこともあるし、わかってもらえないと1人で抱えてしまうこともある。自分1人のことで精一杯で、大切な人をじっくりと見ることを忘れてしまうこともあるのかなと。そして、そのときは気づかないけど、ふとしたときに後悔することになる。向き合わなかったツケが、のちのち自分の後悔になるのかな。 登場人物と自分と重なるところがあるわけでないのに、ストーリーがすっと読めた。チュウさんや健太くんや橋本さんと僕のやりとりが読んでいて楽しかった。ハードモードな人生だとして、自分が後悔しない生き方を選べるようになると、どんなに辛いことでも感じ方が変わるのかもしれないな。どんなことも、自分の選択で決まっているんだなと感じた。
2投稿日: 2024.01.23
powered by ブクログずいぶん前に読んだのだが、感想を書いてなかった。 ネットでドラマ版鑑賞を機に記入。 そもそも若い女性社員に勧められて読んだのだ。エロい描写が満載で、感想を伝えられなかった。今思うと、ドラマ版だけ観て原作は読んでなかったんだな、きっと。 重松清お得意のネットリとした人情ものを軽いSFと濃厚なエロで味付けした作品。面白いけど、人には勧めない方が良いかも。 あとドラマ版は香川照之のチュウさんが強烈なので、原作を先に読んだ方が良いです。
6投稿日: 2023.12.25
powered by ブクログ本作は2002年の「本の雑誌」年間ベスト1となったファンタジー小説。 死んじゃってもいいかなあ、もう。 主人公は交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに乗せられ、時空を超えて人生の岐路になった場所へ。 テーマは「父親と息子」でしょうか。 現実はそう甘くはなかったけれども、希望と再生の物語。 父親のことを考えるきっかけとなる良い作品でした。
4投稿日: 2023.12.19
powered by ブクログ厳しくてサイテーな現実を離れることはないながらも、未来に向かってどうにかしてしてやり直そうという物語にリアリティがありました。 この物語でやっていることは、人生のターニングポイントに連れて行くことだけで、そこで別の選択肢を取ることができないというもどかしさが付き纏います。しかも、現実の私たちは橋本さんがいないので、その場所に行くことすらできません。 その中で、もう少し楽観的な幸せに盲目的になることなく、しっかりと妻や息子、父親に対して、衝突を恐れることなく向き合うことでより良い未来になるのではないでしょうか?という提案がされていると感じます。
3投稿日: 2023.12.18
powered by ブクログ重松清の代表作、流星ワゴン。読んでみたらとても面白かった。シンプルな構成で登場人物もそれほど多いわけでもなく、とても面白く読むことが出来た。
30投稿日: 2023.12.17
powered by ブクログ癖がなくてシンプルなストーリー。 それ故に登場人物に深みがないように感じてしまった。 見本のような壊れた家族、 テンプレ頑固親父、 なぜ絶望した人を手助けしているのかわからない橋本親子。 人格形成や行動に関してこれ!といった背景を語るのは難しいかもしれないけど、 なんか終始浅いところを漂っている感覚でした。 私が親父と息子を持つ父親だったら 琴線に触れるポイントがたくさんあったのだろうか。
1投稿日: 2023.12.02
powered by ブクログ父親と息子、似たり寄ったりだなと。チュウさんの方言がなんだかよく似合う。例えば理想的な現実ではなくても例え後悔があったとしても父と息子ってこんなもんだろう。
1投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ重松清の長篇作品『流星ワゴン』を読みました。 『赤ヘル1975』に続き、重松清の作品です。 -----story------------- 38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。 僕らは、友達になれるだろうか? 死んじゃってもいいかなあ、もう……。 38歳・秋。 その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。 そして――自分と同い歳の父親に出逢った。 時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。 やり直しは、叶えられるのか――? 「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。 ----------------------- 講談社の月刊小説誌『小説現代』で2001年(平成13年)1月号から12月号まで『マジカル・ミステリー・ワゴン』のタイトルで連載され、2002年(平成14年)に改題して刊行…… 2002年度(平成14年度)の本の雑誌年間ベスト1に輝き、2015年(平成27年)にTBS系列で西島秀俊と香川照之の主演でテレビドラマ化された作品です。 永田一雄は死んじゃってもいいかな、と思っていた…… 仕事はリストラ、妻・美代子からは離婚、息子・広樹は受験失敗で引きこもり、、、 地元で入院している父親・忠雄を見舞に行った時に貰える交通費の余りで何とか暮らしている有様…… その父親も癌でいつ死ぬかも分からない。 父親の見舞帰りに駅で酒を飲んで酔っ払っていると、ロータリーに1台の車が停まっている事に気が付く…… その車には5年前、偶然見た新聞の交通事故の記事で死亡が報じられた橋本親子が乗っていた、、、 言われるがままにその車に乗り込む一雄…… そしてその車は一雄を、人生の分岐点へと連れ戻す。 降り立ったのは、仕事の途中で妻を見かけた日、他人の空似だろうと仕事に戻ろうとした所に、一人の男が目の前に現れた…… 一雄はその男の事を、よく知っていた、、、 その男は今の自分と同い年、38歳の時の父親だったのだ……。 不幸な現実に絶望した主人公・永田一雄が、不思議なワゴンに乗って過去に戻り、自分の人生を見つめ直す物語…… もう8年前になりますが、珍しくテレビドラマを観ており、そのときのことが印象に残っていたので原作を読んでみたいと思ったんですよね、、、 過去を変えることはできないというルールの中で、一雄は父親・忠雄や妻・美代子、息子・広樹との関係や、自分の選択に向き合っていきます…… 親子や夫婦の愛や絆、過去への後悔や未来への希望など、多くのテーマが盛り込まれていましたね。 ファンタジーな設定ながらも、現実的でリアルな描写が印象的…… 一雄に感情移入してしまい、サイテーでサイアクな現実を自分が歩んでいるような気持ちになり、ちょっと暗くなっちゃいましたね、、、 でも、最後まで読んで…… 過去に後悔することは誰にでもあるけど、それを乗り越えて前に進むことが大切だ と思えたので、良かったかな。 以下、主な登場人物です。 永田一雄 38歳。人生をやり直していく内に、自分が知らなかった様々な事を知る事になる。 永田忠雄 一雄の父親。瀬戸内海近辺の病院で入院している。 ひょんな事から、38歳の姿で一雄の前に現れる。愛称は「チュウさん」。 永田美代子 一雄の妻。一雄に離婚を申し出る。 永田広樹 一雄の息子。中学受験に失敗し、そのせいでイジメにあって引きこもりになる。 智子 一雄の妹。地元に残って忠雄の面倒を見ている。 伸之 智子の夫。忠雄に代わって会社をきりもりしている。 橋本義明 5年前に自身が運転する車で交通事故を起こして死亡した。 健太の義父。生きていれば、一雄と同い年。 橋本健太 5年前に義明が運転する車に乗り、交通事故で死んでしまった。
1投稿日: 2023.11.16
powered by ブクログ父親と息子、母親と娘の親子関係と、父親と娘、母親と息子の親子関係、前者の方が拗れやすいのかなぁ、私もちょっとだけだけど、母親との関係性、ギクシャク気味で、生きているうちに、後悔の無いように…と思いました。
1投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
官能小説かと思わせるほど露骨な表現がすべてを台無しにした。 妻が不倫していた、で終わらせればいいのに具体的な行為の内容って必要? 感動よりも気持ち悪いが勝った。
1投稿日: 2023.11.07
powered by ブクログ感想 近くにいる人ほど。言葉の力はあまりに大きい。心を救うことも、ヒビを入れてしまうことも。もし誤解があっても。同じ言葉のみが隙間を埋める。
1投稿日: 2023.11.05
powered by ブクログ人生に疲れ切ってしまった主人公カズは、駅前のロータリーでオデッセイに乗る不思議な親子と出会う。 親子は、5年前に交通事故で亡くなった父と8歳の息子だった。 彼らに導かれるままオデッセイに乗り、人生の後悔の分岐点に戻る旅が始まる。 家族のというよりは、父と息子の関係に焦点を合わせた話。 言いたくても言えなかったこと、言わなくてもいいのに言ってしまったこと、それが積もって関係が壊れてしまったこと。 それらを、人生の終わりに強烈な後悔として心に残す時、人はどうやってやり直したいと思い、どうやって向き合うのか。 後悔の分岐点に立つことは、とても苦しく辛い。 未来が変えられないなら尚更だ。 でも向き合うしかない。 大事な家族と気持ちを合わせたいから。 正直、辛くなるシーンが多くてどんよりしてしまったけど、家族に対する接し方や考え方を改めて考えるきっかけにはなったかな。 疲れているときに読むと、余計に疲れてしまう話かもしれない。。。
17投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログやり直しのバーチャル世界から写真や黒髭危機一髪を現実に持ち込めたところが読んでいてSFだなと感じた。夢は夢であれば良いと思う。私もそのような夢を見たことがあるけどやっぱり夢だったし。それで良いと思う。読みやすさこそあれ、ワクワクドキドキも無かったせいか少し長くて後半飽きがきたのが残念だった
1投稿日: 2023.10.17
powered by ブクログ溜めてたゲージを最後のあの盛り上がりの為に解き放つようなクライマックスに振ったストーリー展開。 3つの歪だけどどこか現実味がある親子愛の角が下流に行くに従ってぶつかり合い削られて行く。 いくつか納得行かない事はあるにはある。あの後何故すぐに…とか結局そのものの説明…とか。 この作品に幅を持たせて次作の可能性を残したのかな。 まあでもこの作品は細かい事を考えずに、ただ親子愛に浸って泣けば良い!!
11投稿日: 2023.10.15
powered by ブクログ最後どうなるのか気になりつつ読み進めました。 現実的ではないお話なのでいまいち好みません。 父親との関係は深いとおもう作品
0投稿日: 2023.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「タイムマシンがあるなら、過去or未来どっちに行く?そこで何する?」 僕は過去に行って今の僕と同じ年齢のお父さんに会いに行く。きっと仲良くなれるし、今とは違った形でお父さんと話してみたい。 未来に行って宝くじの当選番号見るより価値があるんじゃないか???? 星3.7
4投稿日: 2023.09.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人気作家ながら、なんとなく手が出せずにいて、これが初めて読んだ重松作品。 聞いてはいたけど、文章が非常に読みやすく、話の中に入りやすかった。 内容はファンタジーではあるけと、リアルな部分はリアルで、誰でもどこかに思い当たる部分がありそう。 オデッセイの親子がその後どうなるのか、他にも同じような旅をさせてくれる存在はあるのか、その点だけは気になるけど、他の本も読んでみようと思えた。
0投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログ父親になるってどういうことなのだろうかととても考えさせられるような作品でした。 物語は38歳の主人公がリストラや妻との離婚調停、息子の引きこもりを経験し、人生に絶望した時、とあるワゴン車に出会うところから始まります。 そのワゴンを運転しているのは、事故で不幸にあい、現世に未練を残している親子。その親子は主人子を過去の大きな分岐点に連れて行ってくれます。その分岐点ではなぜか、その時代にはいるはずもない38歳の父親もいて…というお話。 父親という役割は子どもが産まれた瞬間から始まる、ある意味特殊な経験のように思います。そして、小さい頃に見た親の背中というのはどこか大きく頼もしく見えてしまいがちで、そのギャップに悩む人も多いのではないかなとも思います。 本作はそんな父親としての未熟さを優しく肯定してくれるような作品であると思いました。未熟であっても、自分の考えや意見を押し付けるのではなく、妻や子どもを1人の人間として尊重し向き合うこと、その大事さを本作で感じました。 最近、親友に子どもが産まれたこともあって、親友も父として、頑張ってるんだろうなと想像すると少し微笑ましくなりました。私も父親になり父親として行き詰まった時に、本作をもう一度広げたいと思います。
31投稿日: 2023.08.19
powered by ブクログとてもとても面白かったです。どんなに身近に見てきているつもりでも心のうちを全てわかるわけではなくて、親子って難しい。あまり本を読んで泣くタイプではないのに気づいたら泣いてました。子供の気持ちはわかっても親の気持ちはまだわからないので、親になってからまた読み直したら違う面白さが出てきそうだなと思いました。
3投稿日: 2023.08.04
powered by ブクログ読みやすくておもしろかった 細かい描写がリアルで想像しやすい 今はまだ息子という立場でしかないが父親という立場になった時に読んだらまた違った感想になりそう
3投稿日: 2023.07.19
