
総合評価
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「真相だけが正しい」か?ポワロも悩む。
個人的な「古典ミステリーを読もう月間」(なんのことやら^^;)に読んだ名作。古典ミステリーに慣れてきたこともあり、世界観にすんなり入れてよかったです。大作なので古いミステリーが初めての方は、短編(ホームズでもマープルでも)を読んでウォーミングアップをしてからのがよいかもしれません。 内容はさすのが名作。列車という動く密室と大陸間鉄道ゆえの多様な乗客。話がよじれるというより、平行線で交わらないそれぞれの話がまとまって行くときに、名探偵ポワロの出した答えは・・・。私の玉虫色の脳細胞ではたどり着けませんでした。 (余談)有名な「灰色の脳細胞が・・・」というセリフはこの本(訳?)では出てこなかったような・・・気がします。
12投稿日: 2016.07.08記憶を無くして純粋な初読を楽しみたい
余りに有名すぎる物語というのも困ったものです。 自分も本読みの端くれとして、物語のネタバレ情報は一切遮断してきたつもりですが、限界があったようです。 半分もしないうちに、結末を知っていたことに気が付いてしまい、再読のような気分になってしまいました。 感想ですが…そのネタバレを差し引いたとしても、好みに合わない作品だったかと。容疑者全員から順番に話を聞いていく形式は、どうにも気分的に盛り上がってきませんでした。 ただ、やはり結末は凄いの一言。純粋な初読だったらどんなに腰を抜かしていたことでしょう。 記憶を無くしたい。
2投稿日: 2014.02.22悲しいけれど愛があふれています。
現実以外の世界では何事もハッピーエンドで終わってほしいと思っているのですが、この本は少し悲しいです。 ミスターポワロが灰色の脳細胞を駆使して、解決してしまいます。 殺人事件の謎がすべて解かれた時に、(犯人なんてわからなければよかったのに)とふとどきなことを思ってしまいました。 でも、ラストでのミスターポワロの一言に救われたように感じます。
3投稿日: 2013.11.13
