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果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
今野敏/新潮社
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総合評価

257件)
4.4
120
98
20
1
2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ第2弾。 家族の不祥事による降格人事で所轄の署長となった主人公。 “変人”と称される彼はどこにいても原理原則論を貫き、 ぶれません。勿論、所轄でもです。 感情が表にでなかった副署長や、前作からの因縁があり何かと斜に構える刑事、一枚上手の監察官など、個性的なキャラクターが多く登場したため、主人公との関わりあい方についても興味深く読んでいくことができました。最後は仕事をしていく上での信頼関係も築けたようです。 最後に主人公たちが自分たちの手で真相をつかんだという点で、警察小説として前作より読んでいて楽しかったです。

    0
    投稿日: 2012.06.02
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    実際にはいないんでしょうねえ、こんあ署長さん へんだよなあ、現実 しかし、奥さんとの関係、微妙すぎる・・・ 個人的に云えば最低!

    0
    投稿日: 2012.05.26
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    172 後半、話が一気に進み前作以上におもしろかった。 同著者、読了2作目。 2012年ベスト1作。

    0
    投稿日: 2012.05.06
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    I LOVE 隠蔽捜査!I LOVE 竜崎!前作に勝る面白さだった。このシリーズの良さは、なんと言っても主役竜崎の魅力の一言に尽きると思う。淡々とした竜崎の語り口調、その言葉のひとつひとつにシビれる。 本当にカッコイイ!

    0
    投稿日: 2012.04.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    隠蔽捜査シリーズ第2作。 当然のごとくの台詞が理想の貴族か!というぐらいに原則的で1作目に引き続き面白い。捜査本部が立つと予算が食われるだとかの豆知識は興味深かった。次作は恋愛に傾いているらしいので、飛ばして4作目に行こうかと思う。 ----------------------------- あらすじ 大森署署長となった竜崎の管内で強盗犯が逃走。1名を取り逃がす。同時に料理屋で小競り合いの通報を緊急配備中につき先送りにしてしまうが、後にそれが強盗犯の立てこもりであることが判明する。捜査本部が立てられ伊丹も現れる。SIT(刑事部)による電話掛けが行われるも、料理店内での発砲もありSAT(警備部)の制圧にて事件は解決するが突入時に犯人は射殺され、また少なくとも10の実弾を所持していると予想されていた犯人の断層がからであったことが判明し、問題となる。 しかし強行犯係の戸高の疑問によって、実際には料理店で人質となった夫婦が強盗犯の仲間で強盗の提案者であったことや犯人を射殺したのは人質の男であったことが明らかになり竜崎や伊丹は難を逃れるのだった。

    0
    投稿日: 2012.03.14
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    作者である今野敏さんの警察小説は、主人公の設定や警察内部の描き方がわかりやすい。 この本は、隠蔽捜査シリーズの第二弾ですが、流れもスピーディで一気読みでした。 主人公の竜崎のようにぶれないでいられたら、と思います。

    0
    投稿日: 2012.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人気シリーズ第2弾。 “変人”竜崎の決断力・行動力が際だち、彼の魅力に引き込まれた一冊。 出世街道を外れた“左遷人事”に遭おうとも・・・。 所轄署(現場)の悪しき風習を改善しようとして軋轢が生じようとも・・・。 信念を曲げずに行動し、その正しさを結果で証明した瞬間は、鳥肌が立つ程の格好良さにしびれた。 文庫化を待ちに待った第3作、『疑心』を読み始めたのを機に振り返った一冊。 2011年頃の読了。 2012.03.01.書。

    5
    投稿日: 2012.03.01
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    隠蔽捜査 第二弾 です 先輩ブロガーさん方々の記事を見て読みなくなった第一弾『隠蔽捜査』・・・ 正直・・第一弾はあんまり・・・でした・・・けいた個人の感想ですからね で 『果断 隠蔽捜査2』の感想ですが・・・・・ やったぁ~ お・も・し・ろ・い~ パート1よりミステリー度、警察署内の心のふれあい、そして家族への思いが濃く語られています http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-89.htmlより

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    東大至上主義、過剰なエリート意識の塊、家庭は妻任せ、そんな一見嫌な奴が、実は原理原則を貫き通す信念の人とは。ある事件の処理を巡り、我が身の保身も顧みず、官僚社会の隠蔽体質に敢然と挑む。そんな姿にカタルシスを覚えたのが前作。こういう特異なキャラ設定の場合、シリーズ化が難しい。誤解されがちな主人公の真の姿が前作で明らかになってしまった為、愛すべき変人度がかなり下がってしまった。息子の不祥事で左遷され舞台はキャリアの牙城 警察庁から所轄の警察署へ。今後はスーパーマン化を如何に押さえ変人キャラを維持するかが課題。

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    追い詰められた主人公が、身分や権力を問わず、常にフラットな姿勢でいたからこそ、真実を手繰り寄せることができた。読み終わった後の爽快感がたまらない。 私自身、つい伊丹(優秀ではないが、、)のように振る舞いがちだが、悩んだ時は、原理原則に従おう。なるべく真っ直ぐに生きていきたいと心から思った。 それにしても、あんな凛とした奥様になりたい‼

    0
    投稿日: 2012.02.08
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    読み出すと前作を思い出す。キャリア警察官としては一風変わっている竜崎が今回も活躍する。相変わらずの歯切れの良さに、読んでいて面白い。こんな人ばかりだと世の中もっと良くなる気がする。

    0
    投稿日: 2012.02.07
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    降格処分となり警察署長に納まった竜崎はどこに行っても竜崎です。 朴念仁の態度は戸惑いを周囲に齎すものの、竜崎の合理性を重視した指揮に、全員が一致団結していく様は楽しいです。 がんじがらめの組織の不便さを一掃する爽快感があります。 今作でも家庭内の問題と事件に神経をすり減らす竜崎ですが、あらゆる問題に対しても自分の芯を貫きと通す姿はかっこいいです。 思わぬ展開をみせる事件の終盤のたたみかけも素晴らしい。

    0
    投稿日: 2012.01.31
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    堅苦しいキャリア官僚の主人公。嫌な奴かと思いきやいつの間にか人間くささにはまってしまいます。 主義を曲げず、四角く生きる。 それはそれで大変です。

    0
    投稿日: 2012.01.28
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    長男の不祥事で所轄に左遷され警察キャリアで朴念仁の主人公。 今度は解決したはずの立てこもり事件で新たな闘いが始まる物語。 隠蔽シリーズ第2弾です。 今回も仕事と家庭とを奮闘します。 左遷されても自分の信念を貫いて仕事をする主人公が眩しい。 『迷ったときに、原則を大切にしようと努力しているだけだ』 ふむ、こんなことができるのは変人だなーw 正しいことをしようとしているのが変人ってのもおかしいですが。 物語は手に汗握る展開で読み応えがあります。 しかもサクサクとあっという間に読むことが出来ました。 主人公の泥くさく捜査する姿も緊張感があります。 前作を読んだ方や警察小説好きの方にオススメの作品です。

    0
    投稿日: 2012.01.16
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    隠蔽シリーズ第二弾。署長となった竜崎が、現場での指揮をとる。 第一弾にも増して、臨場感とスピード感がある。日本の警察がかかえる「拳銃の使用」や「犯人の射殺」などの問題を、当事者の処分という形で見せてくれる。 いずれにしても、竜崎のスタンスは、かっこよい!!

    0
    投稿日: 2012.01.12
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    前作での不祥事により、左遷され大森警察署長となった。 エリート意識、上昇指向の塊である一方、生真面目であり、曲がったことが出来ないという堅物、変人。 本作では、上昇指向が薄れ、現場にて清々と目の前の仕事に打ち込む姿が、痛快だ。 タテ社会の中で、長いモノに巻かれることなく、自己のポリシーを曲げないところが勇ましい。果たして器用なのか不器用なのかよく分からないところが面白い。 変人丸出しの彼に、初めはいぶかしく思っていた部下たちもだんだんまきこまれていく様が面白い。 一枚上手の監察官、上しか見てないその部下が状況 により態度をコロコロ変える様など身どころ満載。ビジネスシーンと通づるものがある。 竜崎が自社にいたら、どこかと考えるとおもしろそうだ。 但し、弾道の鑑定等ツメはどうか?という点と妻の病気にもう少し仕掛けがあれば良かったと思う。 でも、この作家は、ミステリーよりも人物描写に軸足があるのかも。 次回作にまた期待。

    0
    投稿日: 2012.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネタはまぁまぁ。 でも、いかんせん、文章力があまりにも乏しい。 よくぞこんな文章力でプロの作家になれたもんだ、と思う。 稚拙極まりない。 ひどい。 http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-51.html

    0
    投稿日: 2011.11.22
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    左遷されてもカッコイイ。 立場が変わっても原則を大切にするというところはかわらない。 前作より、竜崎の人間性がより描かれている。 三巻、四巻と続いているらしい。 早く文庫にならないかな~。

    0
    投稿日: 2011.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    左遷されても国家・国民のために任務を全うしようと原理・原則に則り体制や悪習にとらわれず、合理的に物事を推し進めて行く竜崎。『俺はいつも揺れ動いているよ。ただ、迷ったときに、原則を大切にしようとしているだけだ』

    0
    投稿日: 2011.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    竜崎の人柄がいい。妻もいい。 大森署の署長になり、緊急配備(高輪署管内で強盗事件発生)中にどこかの小料理屋店で喧嘩があったと報告。解除後、確認をおこなうと立て篭もり事件に発展。解決と思いきや新たな展開に 自分メモ 竜崎伸也・・・大森署署長 伊丹俊太郎・・・幼馴染。準キャリア組。 冴子・・・妻。胃潰瘍で緊急入院。いい味だす。 美紀・・・長女。就活中 邦彦・・・長男。浪人中 貝沼副署長 戸高善信部長刑事・・・事件の穴を気にする。

    0
    投稿日: 2011.11.08
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    一作目は舞台を観る前に、こちらは観たあとに読んだ。 前巻のラストで警視庁のエリートコースから、大森署の署長に左遷されてすぐに大事件が起こる。 一気に読み終わったくらい面白かった。主人公のイメージは上川さんですっかり定着。エリートから所轄の署長に変わっても、やっぱりみんなを驚かせる言動は続くが、単なる変人扱いではなく、自分達の思いを代弁してくれる頼れる上司的なところが大きくなっている。今後の人間関係も楽しみ。

    0
    投稿日: 2011.11.02
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    面白かった! 記憶力のない私は、このドラマを見ているはずなのですが、覚えているのは、アニメのくだりだけ。 しかしダメ記憶力のおかげで楽しく読めました。いやぁ、ハラハラしたよ。 やっぱり私、今野敏は骨太な警察小説が面白いと思うの。というわけで、文庫買いの私としては、次は『リオ』かなと目星をつけております。あれ。安積班シリーズの文庫って全部揃えたっけ?

    0
    投稿日: 2011.11.01
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    日本の公安関係の官僚は、この様な方々ばかりなのでしょうか。 話半分としても、非常に心配になる様な書かれ方です。 それとも全くの絵空事なのでしょうか。 絵空事にしては、世界観に美意識が無い様に思います。 リアルなのか、想像世界なのか、バランスのとり方に違和感を払拭できません。 自分としては、物語世界が立ち上がってこないのでした。

    0
    投稿日: 2011.10.27
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    あいかわらず正しい事は正しいと貫く、変人の主人公もいいが、いざという時に頼りになる部下たちもかっこいい。 1巻目を読了し、2を読む前に2011年10月に舞台化されたものを先に見ました。

    0
    投稿日: 2011.10.22
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    再読 署長になって竜崎カラーが更に確立されて清清しい。それにして奥様が素晴らしい。人を見る目もあるということ。

    0
    投稿日: 2011.10.22
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    ベストセラーになった1の続編だけにかなりの力作&名作です。まさにノリにノッているストーリー展開。手に汗握る事件現場の描写には脱帽です。警察小説の見本のよう。

    0
    投稿日: 2011.10.16
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    シリーズ第2弾はミステリー度がより増しました。前作で主人公と不幸な出合をした刑事が本作では実に良い味出しています。ある意味「名コンビ」の誕生と言ってもいいのかもしれません。

    0
    投稿日: 2011.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察小説に苦手意識のある人に読んでほしいです。 お硬くなく、血なまぐさくも無いそんな警察小説もあるんですね。 今野敏の認識が変わりました。こんなストーリーも書けるんだ!正直驚きでした。

    0
    投稿日: 2011.07.24
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    世間的には「果断」のほうが評価が高いようなのですが、個人的には前作「隠蔽捜査」のほうが好きです。 前作「隠蔽捜査」では、主人公竜崎のその徹底した原理原則主義に、ある種の感動すら覚えたのですが、今作「果断」では、竜崎のキャラクターがややステレオタイプになっていて、どの言動をとってもみても作者の今野さんが狙って書いているかのような気がしてしまい、竜崎その人にうまく感情移入をすることができませんでした。

    0
    投稿日: 2011.07.15
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    『隠蔽捜査』の続編。ぶれない主人公は続編でもぶれなくてカッコイイ。前半はゆっくりだったけど、2/3からの展開が早い。クライマックスで読むスピードが上がっていく感覚は気持ちいい。セリフにじんときます。

    0
    投稿日: 2011.05.27
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    長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。容疑者は拳銃を所持。事態の打開策をめぐり、現場に派遣されたSITとSATが対立する。異例ながら、彼は自ら指揮を執った。そして、この事案は解決したはずだったが―。警視庁第二方面大森署署長・竜崎の新たな闘いが始まる。山本周五郎賞・日本推理作家協会賞に輝く、本格警察小説。

    0
    投稿日: 2011.04.07
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    事件などの内容はいまいち、というかありきたりというか評価はあまりできない。 ただ、キャラ立ちや、話の展開はストーリーは秀逸で内容を考慮しても十分星5だと思う。 一気に読み切れるのに決して軽いわけではなく、伊丹と竜崎のからみも今作はいい。 警察小説ではあるが、事件解決うんぬんではなく、竜崎物語といった感じ。 他人にもおすすめできる一冊。

    0
    投稿日: 2011.03.19
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    エンターテイメント型の警察小説としては秀逸。一気に読めるしストーリーも面白い。ただ肝心の事件の中身がどうものう。もう少しどんでん返しがほしかった。まあメインは警察官僚の人間ドラマなのでいいのかな

    0
    投稿日: 2011.01.23
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    い、やー! 来ましたね!読み終わるのが残念になるスゴ本!最高。 当たり前のことを当たり前としている主人公。 揺るがないと思われる本人はそれを、揺らいでいるからこそ、 原則に立ち返るだけだと言う。 それも、「なんでそんなことを言われるんだ?」 とでも言いたげに、とてもとまどいながら。 主人公は途中、息子の見せてくれるアニメで我にかえるけれど、 あたしはこの作品で少し、自分に戻る。 嘘はいけませんとか家族を大切にとか仲間を信じようとか。 いろいろたいへんなことはあるけど、 実はシンプルなことをきちんと積み上げれば安定するのは、 人も積み木も同じようなもんかもね。 おーし元気出たぞ!がんばろう!

    0
    投稿日: 2011.01.12
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    隠蔽捜査シリーズ第二作目。 相変わらず竜崎さんは竜崎さんのままで、序盤こそその頭の固さにイライラしますが、徐々にただしいい事を何の疑いもなくする姿勢に惹かれていきます。最後の今まで見る事の出来なかった竜崎さんの素顔を知る事ができてちょっとホロっとしちゃったな~。 緊迫感もあって何より飽きの来ない素晴らしい作品でした。

    0
    投稿日: 2010.12.25
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    2010.12.07 ようやく見つけた『隠蔽捜査2』。 内容を考えると星5つは付け過ぎかも知れないと思ったが、やはり竜崎のキャラが良過ぎる。 この主人公のキャラが本当にいい。 原則を守る、という信念。 正しいものを正しいと言える。 この人には影響されるなあ。 だからと言って、頑固で理詰めばかりで人間味がないということでもない。 人を羨ましいと感じている自分を知っているし、素直にアニメを観て感動する。いいものはいい、と受け取る。そして、それを伝える。結局、素直なんだな。 うーん。こんな言い方は大げさかもしれないが、私の人生に影響を与えた登場人物の一人になった。

    0
    投稿日: 2010.12.07
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    シリーズ二作目。前作ほどシリアスではなく勢いがない印象を受けたけど、署長になった竜崎さんの実直さが如実にでた作品。所轄の署長が警視庁刑事部長と幼馴染であるという設定がここでも効いてくる。竜崎さんの成長ぶりもよい。一作目冒頭の彼ではないです。

    0
    投稿日: 2010.11.09
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    隠蔽捜査の2作目。1作目に比べて竜崎の動向が気になり、その変人(?)ぶりにひかれた。ここまで正しいことを正しいと言えるキャリアを見るのは正直すがすがしくていい。風呂を沸かせない、ワイシャツがない、あとは妻との何気ないやり取りなど人間的な一面も垣間見えてよかった。事件の内容としてはなんだかはじめからしっくりこない事件だなと思っていたので、なるほどという感じ。でもそれが仕組まれたものなのか、それとも著者の力の無さなのかは謎。まぁきっとわざとだと思いますが。最後副署長の言葉なのにほっとし、感動した。3冊目も、まぁ文庫になったら読んでみようと思えた作品。

    0
    投稿日: 2010.09.17
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    内容 キャリア警察官僚・竜崎伸也の第2弾。 今回は、 異動した大崎暑管内で発生した立てこもり事件の 解決方法をめぐって、またまた 警察庁・警視庁が大騒ぎ。 さまざまな思惑が渦巻く組織内で 竜崎は、自らが信じる道を行く。 感想 またまた「今野敏」である。 べつになんの恩義もないが、立て続けに読んでいる。 今回は、 面白かった! ひょっとすると前作は、このパート2のために 書いたのではないかと思えるほど、 構成、登場人物、どれをとっても無駄がない。 若干、竜崎の「変人」ぶりが、 「いい人」になりつつあるが、内容はグッジョブ! 読んでない方は、 前作から読むことをオススメします。

    0
    投稿日: 2010.08.29
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    隠蔽捜査第2作です。竜崎のキャラクターが相変わらず冴えてます。前作は事件の謎解きというよりも、警察機構の矛盾に立ち向かうという側面が強かったですが、今作は推理小説としてもなかなかです。ちょっと後半の展開がうまく行き過ぎてるのが残念でしたが。

    0
    投稿日: 2010.08.04
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    今野さんのシリーズで一番好き。 竜崎さんの下で仕事したいっ!!!! ものすごく大変なんだろうけどさ。

    0
    投稿日: 2010.07.22
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    よかった。 当初に散りばめた事象を生かし、違和感なく、ダイナミックに展開された。公務員の究極に位置する警察組織の実情や矛盾を記しながら、でも、警察に対する信頼を損なわない。期待すら持たせる。 竜崎みたいな奴が必要。 そうなりたい。 そして、竜崎の家族は、新たな問題や展開を見せる。

    0
    投稿日: 2010.06.29
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    1から続けて一気に読了しました。冴子さんの「男前」っぷりがさらに増していて、こういう妻だからこそ、実直でいられるのか、それとも実直だからこそ、こういう妻と巡り合えたのか・・・。シリーズなので期待大です。

    0
    投稿日: 2010.05.20
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    「隠蔽捜査」よりも竜崎の人間味がでていて、良かったー。まぁきっと態度には出てないんだろうけども。相変わらず「変人」ですし。大森署の人たちと徐々に近くなっていく感じとかとてもよかった。ストーリーも前作よりスピード感があっておもしろかった。そして、家族もいいなぁ・・・。奥さん素敵だなぁ。もしかしたらこのシリーズの中で、一番格好いいのって竜崎の奥さんなんじゃないか、と思ってしまう。

    0
    投稿日: 2010.04.10
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    前作で息子の不祥事により左遷させられ大森警察署長となったエリート官僚だった竜崎。今回も本音と建前を使い分けない頑固さは健在。 ノーブレス・オブリージュ、多くを持つ者は多くを求められる。竜崎のような官僚が一人でも増えてくれれば、日本は良くなっていく気がする。

    0
    投稿日: 2010.04.04
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    前作(隠蔽捜査)で、長男の不祥事により、所轄の警察署長に左遷させられた竜崎警視長が、着任早々たてこもり事件に直面。 ぶれない原則の信念のもとに、バッサバッサと問題解決。犯人射殺、人質は無事解放、となったんだが、、、 警察署長の仕事は書類の判子押しだけで1日が終わるという、そんな仕事も本当にあるんですかねぇ。。。 (2010/3/19)

    0
    投稿日: 2010.03.25
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    読み進んでいくうちにどっぷりとはまっていきました。敏先生が伝えたいたくさんの事がくどすぎず、かといってあっさりもせず絶妙なバランスで詰まってます。最後の一行を目で捉えた時の、なんとも言えない爽快な気持ち! 個人的には主人公の奥さんと、ちょっと影の薄い美紀ちゃんがお気に入りです。

    0
    投稿日: 2010.03.21
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    このシリーズ一作目では、冒頭で本当にびっくりしてしまった。まったく感情移入を許さぬようなキャラクター設定。東大卒の嫌みなやつ。それがどうだ。最後に至っては・・・。 この第二作ではもうこの主人公の人物像は読者は捕まえている。第一作のような展開は二番煎じになる。そこは著者はさすがで、様々なサブキャラクターをうまく配して意外な展開を見せてくれる。うまいなあ。読み始めたら一気本。三作目ではまた本書に登場したキャラクターがまた良い味を出してくれるのだろうと期待させる。(もしくはもっと意外な手が使われるのか)

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    投稿日: 2010.03.14
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    相変わらずの頑固者の竜崎伸也、健在なり。ちょっと説明的に過ぎるキライはあるけど、なんとなく好きだわ、このシリーズ。

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    投稿日: 2010.03.11
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    文庫化を待っていた作品。 竜崎という真っ直ぐすぎて変人と言われる警察官僚、息子の不祥事も隠さず降格になった前作のその後を楽しみにしていたが、期待以上の変わらなさ。 個人的には警察署長として地域の防犯連絡協議会のようなものに出席したときの竜崎の発言が痛快すぎて面白く、笑いながら読んでしまった。 会社の上司にぜひ読んでもらいたい作品。

    0
    投稿日: 2010.03.05
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    最近読んだ警察小説の中で間違いなくトップクラスの面白さ。原理原則を曲げない竜崎の姿が、カッコ良すぎる。自分の理を強く信じて貫き通すって、組織の中では時に凄く難しいことだけど、竜崎にはバックボーンがある。 そういう設定だと、ともすると「なんだそれ」ってなりがちだけど、それを全然感じさせない。とにかくカッコいい。 仕事から離れると、途端にぶきっちょになってしまう姿も妙にリアル。真実が明らかになっていく過程も、爽快!

    0
    投稿日: 2010.03.04
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    最近、今野敏の警察小説にハマっており、 樋口顕シリーズを読んでいたが、 この隠蔽捜査シリーズも非常に面白い。 警察官僚であった竜崎伸也は、 隠蔽捜査1で、息子の不祥事により所轄の署長に左遷される。 その赴任先である大森署での事件の話である。 竜崎は合理性を重んじており、正しいことは正しいと主張する。 「俺は、いつも揺れ動いているよ。ただ、迷ったときに、原則を大切にしようとしているだけだ」 そんな風に言って、公私とも厳しく、原則を貫く。 だから、組織の中では「変人」ともされるが、その覚悟が彼の魅力なのではないか。 仕事の上で合理性を貫く姿勢は素晴らしいのだが、 プライベートではてんでバランスがとれていない感じがする。 東大以外は大学ではない、と言い切ってしまうし、 いまどき珍しく家庭は妻が守るものだとしてしまっているが故に、 妻が入院となると、ボタンスイッチで沸くお風呂さえ沸かせない…。 ただ、こういったところもまた魅力なのだと思う。 いろんな方向にまるーくそこそこ魅力を持っているというのは、 トータルでみると結果的にはあまり魅力的でないことが多いのではないだろうか。 竜崎みたいに、どこかとんがっている人が、 組織では煙たがれるのかもしれないが、とても魅力的にうつったりする。 今回の話は所轄を舞台にしており、 読み始めて少し「踊る大捜査線」を思い出した。 現場と会議室、ノンキャリとキャリアという構図。 この小説にもそういった構図がでてくることはでてくるが、 こちらのほうが断然リアルに感じられることと、 現場と言いながらも主人公は元警察官僚であるが故に、 幼馴染の伊丹刑事部長(現場からすると雲の上の人らしい)と親しげに話したりするあたりが違う。 元キャリアのツテを使うことで、中途半端に偉い輩が、それまで高飛車だった態度を急変したりする。 そのあたりに竜崎視点で読んでいる読者はすっきりするのだろう。 これは内田康夫の浅見光彦シリーズに通じるものがあるかな。 ということで、警察内部のキャリアとノンキャリアの対立軸だったり、 そこに事件の意外な結末があったり、 竜崎という人物の合理性に自分の仕事に思いを馳せてみたり、 竜崎が抱えている家庭の問題を考えてみたり、 いろんな視点で楽しめるだろうと思う。 しかし、竜崎の妻冴子、この女性がたぶんこの物語の中で一番魅力的なのではないだろうか。

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    投稿日: 2010.02.21
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    このシリーズは3作品出ていますが、その中でこれが一番好きだ。どこにいても姿勢の変わらない竜崎の潔さがいい。その裏表のなさが、所轄でも徐々に受け入れられていくさまが、読んでいて爽快。

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    投稿日: 2010.02.11
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    竜崎シリーズ第二弾.若干展開が無理やりな気がしないでもないが,テンポ良く読める作品.次作も期待....

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    投稿日: 2010.02.10
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    官僚として国家を守るために合理性を尊び自他共に原理原則で貫くエリート警察官僚・竜崎伸也。 前作「隠蔽捜査」の顛末で大森署の署長に左遷されてからのお話。管内で拳銃を持った強盗犯の立て籠もり事件が発生し、その責任を誰が取るのかということを中心に、妻の病気も絡んで話は進む。 官僚の中で際立った〈変人〉ぶりは所轄の警察でも波紋を呼び、いつもの通り自分の信じるところに拠って判断し行動する竜崎ではあるが孤立無援に挫けかける。 家庭のことは全て妻の仕事と割り切り、有能な部下にも心を許さずに職務を遂行してきた竜崎と現場で強かに生き抜いてきた所轄の面々、そして家族。 今回は竜崎以外の人たちの造形もとりどりに、警察小説としてのストーリーも鮮やかながら、職場や家族の物語としても身に沁みる。 私も嫁さんいなかったら何も出来ないもんね。「そうは言っても、何も出来ないんじゃ、あまりに情けない」って、その気持ち良く分かるわ…。

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    投稿日: 2010.02.07
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    シリーズ第1作が傑作だったので、待ちわびてました。文庫になるのを。(お金がなくて単行本買えず・・) 今回も期待にたがわず、原則を貫く主人公が素敵です。 解説に次回作への気になる一言が。早く読みたいよー。

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    投稿日: 2010.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2010/1/30 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2018/1/22〜1/24 9年ぶりの竜崎シリーズ。すっかりキャラを忘れていたが、読んでいるうちに思い出してきた。変人と呼ばれる竜崎であるが、前作より一層共感出来る存在になったのでは無いか。 「迷ったときに、原則を大切にしようと努力しているだけだ」。常にこうありたいものである。

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    投稿日: 2010.01.30