Reader Store
果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
今野敏/新潮社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

257件)
4.4
120
98
20
1
2
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2になって、ますます面白くなったと思った。 変人?というか、初志貫徹な感じなのかな。 普通のかっこいいヒーローではなく、偏屈なんだけど。 自分だけで解決する感じではなく、周りにいろいろいい人材がいる感じがした。 早く次も読みたいです。

    3
    投稿日: 2018.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    四角四面の原則主義の男、キャリアの竜崎が大崎署の署長としてやってきた。 息子の麻薬使用によって左遷されたのだ。 管内を強盗犯が通過し、さらには立てこもり事件。 その上に今まで支えてくれていた妻が倒れてしまう。 竜崎は無事に切り抜けられるのか。

    0
    投稿日: 2018.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ありえない、とは思うものの、主人公に感情移入してしまう。脇役の扱いも良い。静かな展開ながら、最後にジワ?ッと来るものがある。「笑う警官」とは、まったく比べ物にならない楽しめるし読後の気持ちも爽快な警察小説。

    0
    投稿日: 2018.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    警察署長になった竜崎が、大森署でどういう対応をとるのか?周りの反応は?そして、家族のこと。 ますますわくわくして、主人公の竜崎のことが好きになってしまいます。

    0
    投稿日: 2017.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったが、ちょっと竜崎が良いほうに書かれすぎているような気がする、みな、こんな人いない!好き!みたいな感じでもうすこし反発する人もいればいいのになーなんてちょっと思った。でもシリーズは読む。面白いから。

    0
    投稿日: 2017.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【友人蔵書】前作の結果、警察庁から警視庁所轄の署長に引責異動となった竜崎。読者への挨拶代わりに防犯対策懇談会での竜崎の弁舌は、溜飲が下がるも、東大卒が論理の裏付けにされたようで複雑な気持ちだ。強盗事件と立て籠もり事件が、竜崎の立場を危うくしながら意外な方向へと進展。そのキーパーソンがひねくれ者の印象が強い戸高なのだから、良い意味で裏をかかれた、なかなか面白い作品だ。

    0
    投稿日: 2017.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今日は電車の中で読んでいたけど、これは人のいるところで読んだらまずいわ~ 面白くてつい笑っちゃうし、(・∀・)ニヤニヤしちゃうし、いかにも怪しい人になってしまう。 今回も面白かった~ 今日はバスの往復で大森署を通過して思わず署長はいるかな?って探してしまった(笑) 署長もとても魅力的な人だけど、戸高が何といっても好きだわ~ 彼はかなり能力があるね。 今回も彼の疑問がなかったら、とんでもない解決のまま終わってしまったのだから。 大森北もさてさてどのあたりかなぁとか、もう地元が舞台だけにたまらないわ。 署長も魅力的ならその奥方も実に素敵な方だわ。 武士の妻の鏡のような人だね。 今時こんな奥方はもういないんだろうなぁ・・ 本来日本人の女性ってこういう人がほとんどだったんだと思うけれど、時代のせいなのか混ざってしまったせいなのか、変に自己主張の強い女性が多くなった気がする。 勘違いしてるとしか思えないような。 今回登場してきたSATとSIT・・名称は知っていたけど、それぞれの詳しいことは知らなかった。 でも、どちらも現場の責任者が優れていて、署長の対応も素晴らしくて、こういうことが現実ならば日本もまだ捨てたものではないけどと思った。 とにかく署長を取り囲む人たちがだんだん彼に惹かれていくのが読んでいて痛快だわ。

    0
    投稿日: 2017.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ1のみで止まっていた隠蔽捜査を久しぶりに読み始めた。やっぱり面白い。 竜崎って、頭は固いけど真面目なだけなんだな。国のために一心に働いてきた人なんだ。だんだん好きになってくる。警察の話も好きだけど、竜崎家の話も好き。冴子とのやり取りは思わずにんまりしてしまう。

    2
    投稿日: 2017.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もうれつにおもしろいなあ。 読めば読むほど竜崎が好きになっていく。さらに、登場人物のほとんどがいい人…読んでいて気持ちがよい。 ただ、この主人公はわりとネガティブというか、常に周りに対して疑心暗鬼笑 そんな姿勢もこれから変わっていくのかなと思った。家族との距離も少しずつ縮まっているようで何より。

    0
    投稿日: 2017.05.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎伸也警視長が直面した、立てこもり事件。 現場でのSITとSATの対立。 署長自ら指揮を執っていきます。 解決がついたと思われた事件が、意外な方向へ。 シリーズ第2弾も、快調です。 とにかく楽しめます。

    0
    投稿日: 2017.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    問題が起きたとき、人は安易に誰かを疑いがちだ。疑っているから調べるのではなく、事実のみを確認するために調べる。 こんなところにも竜崎の「原理原則」はいきている。 徐々に真相が明らかになっていく後半は面白い。一気にラストまで読みきってしまった。 家族の一員としての竜崎が描かれているのも楽しい。 妻・冴子の突然の入院に動揺する竜崎。家の中のことが何もわからずに途方にくれる。 普段利用しているクリーニング店がわからないのは仕方がない。 しかし風呂の沸かし方すらわからないとは・・・「子どもじゃないんだから」と突っ込みたくなった。 息子から渡されたアニメのDVDにまつわるエピソードも興味深かった。 私にとっては身近な存在のアニメも、竜崎世代の人にとっては理解しがたいものだのだろうか? 作中に登場するアニメは「風の谷のナウシカ」。タイトルこそ明記されてはいないが、一度でも見たことがある人にとってはすぐにタイトルが浮かぶ有名作品である。 日本アニメは世界的にみても非常にレベルが高い。 もしも竜崎世代の人がこの作品を読んだなら、一度でいいから「風の谷のナウシカ」も観てみてほしい。 きっとアニメに対する認識が変わるだろう。

    4
    投稿日: 2017.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆4 普段は敵にされがちのキャリア官僚を主人公とした原理原則=建前を突き通す竜崎シリーズ第二弾。刑事部長の伊丹との関係が今回も絶妙でとても心地よかった。また基本的には警察小説(企業小説)でありながら今作はサスペンスの部分も非常に素晴らしかったと感じた。 キャリアである竜崎に署員がだんだんと惹かれていく過程や最後全てがハッピーエンドで終わるなどは池井戸潤作品のような爽やかさも含んでいて読後感が非常によかった。 奥さんも素敵。 他のレビューを読んで、知ったのだが作中に出てくるアニメはナウシカなのか!!

    0
    投稿日: 2017.01.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    左遷された竜崎が、ますます良いw 颯爽とした伊丹をうらやましく思ったりもするようだけど、伊丹はちょっとセコかったりするので、ブレずに変人っぷりを発揮する竜崎の方がカッコいいに決まってるw 竜崎の妻、冴子もストレスで胃潰瘍になりながらも相変わらずエラそうで頼もしいww 恋愛に興味がない竜崎に、どうしてこんなハマる奥さんが?とかなり不思議w ナウシカに感動しちゃうのもカワイイ♡ こりゃあ誰だって竜崎のファンになっちゃうよね!

    3
    投稿日: 2016.12.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    とっても偉いはずの竜崎の言動がずっと飽きない。 ゆるがない芯があって心地いい。 現場の緊張感もすばらしい。終わり方も何度か読み返すよさ。

    0
    投稿日: 2016.12.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査シリーズで一番好き! 家族の問題、警察の問題がどろどろと渦巻いていて、読んでてハラハラする。でも読み終わりにはすっきり。 相変わらず竜崎はかっこいい。

    0
    投稿日: 2016.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の竜崎が大森署長になってすぐに、立てこもり事件が発生。警察内の主導権争いもあり、犯人が死亡。拳銃は持っていたが、それは弾丸ゼロ。 その責任を問われる竜崎。 一方で妻は入院。 色々な難題が降りかかる中、幼馴染の警視庁の伊丹部長を巻き込みながら、内部の人間とも戦いながら真実を掴み取る竜崎。 竜崎の発する言葉に、少し感動すら覚える。 最高に面白い警察小説だった。 一作目を読まないとこの面白さはきっとわからない。

    0
    投稿日: 2016.11.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この融通の利かなさかげんはなんだろうという感じ。 ほんと嫌いじゃないです。 警察モノだけど、ほんとに警察側の話で進んでいき、 犯人のことは捜査情報で語られるのみ。 捜査本部に一緒に詰めているような感覚でした。 それにしても、竜崎の人に対する思い込 みが若干おいおいと突っ込みたくなる。 きっと違うんだろうなあと思わせつつ、でも結構人ってこんな感じに思い込むこと多いよなあと思ったり。 ただ、竜崎の素晴らしいところは、ちゃんと気がついたり、相手の言うことを聞いて思い直したりできるところ。 ほんとに頭のよい人はこういうことができる人なのかな? キャリアが正しく働いてくれて、とても気持ちよく読めました。

    0
    投稿日: 2016.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査シリーズ2巻 大森署の署長になった竜崎と刑事部長の伊丹。 1巻とは上下関係が逆になったが、小学生時代の誤解も解け、いいコンビになった。 不祥事のスケープゴードを巡って、ハラハラしたが(また降格されるのか!?)一発逆転出来て、嬉しくなった! 竜崎、署長の方がイキイキしている気がする。 次巻も読みます!

    3
    投稿日: 2016.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    警察庁 総務課課長から  蒲田の警察署署長にとばされた 竜崎。 警察署署長の仕事のほとんどが 判子をおすこと。 ある日 3人組の 強盗犯が 蒲田の署内を通る。 二人は 検挙されるが 一人は 逃走中。 日本料理屋での立てこもり事件、発砲事件がおこる。 竜崎は 署長の立ち場で 責任を持ちながら SIT そして SAT を 現場で 指揮することに。 二人を人質に立てこもった 強盗犯は SAT に 襲撃され 射殺される。 マスコミは 人質が救出されたよりも 犯人を射殺した SAT に 批判が集中し、 その責任者である 署長の竜崎に 監察がかかる。 ちょっと、斜めにかまえた 戸高刑事が ケンカしていた 料理をさせている という状況に 引っかかり、真相を 明らかにしていく。 ここでも 冴子は ストレスによる胃潰瘍になりながらも しっかりとした 意見を 竜崎に言う。 竜崎の息子は アニメの仕事をやりたいということに 竜崎は 何がなんだかわからない。 そして アニメをみて 感心してしまうのだ。 東大出 エリート官僚の竜崎は アニメで 勇気づけられる。

    0
    投稿日: 2016.06.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても面白かった。 1を読んだときはこれで終わろうかと思ったりもしたんだけど これを読んだら、 やっぱり追いかけようと思った。 竜崎の達人ともいえる変人っぷりが素晴らしい。 彼の変人ぶりは妻によってさらに磨きがかかりそう。 楽しみぃ。

    0
    投稿日: 2016.06.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から最後までハラハラどきどき。非常に楽しい内容であった。竜崎の苦悩がか描かれ、伊丹、部下との人間関係も面白い。

    0
    投稿日: 2016.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    『隠蔽捜査』シリーズの2冊目。 警察組織のキャリア組に属する「変人」「唐変木」を主人公にすえ、現職警官の不祥事にからむキャリア組同士の思惑や行動が中心に描かれた1冊目、新鮮味があった。 その2冊目『果断』は、主人公が警察庁の中枢から所轄の署長に「降格」したこともあり、中央と所轄、官僚主義と現場主義といった要素が加わり、内容が広がって面白くなった。事件が大きく変転したことでも、魅力を増した。 主人公と家族との関係の動きも「いいな」と思える。最後の病室での会話、いいね!

    0
    投稿日: 2016.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1冊目よりはるかに面白かった。 お堅い警察幹部の変化の様子や、 周りの署員と徐々にうまく行っていく様子が 見てて頼もしかった。

    0
    投稿日: 2016.05.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2016.04.28 隠蔽捜査シリーズ2作目 竜崎警視正大森暑署長 強盗事件 立てこもり SIT SAT 犯人射殺?

    0
    投稿日: 2016.04.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目、面白かったです。 前作では竜崎にあまり共感出来ませんでしたが、ブレない自分の軸を持ち、今優先すべき事項を考え、大事な局面で決断し責任をとる覚悟がある、そんな竜崎は良いリーダーなのかもしれません。今、リーダーに悩まされているので余計にそう思えるのかもしれませんが^^; それに、仕事一筋で家庭を顧みない、というのでもなく、仕事を優先しながらも家族のことを竜崎なりに大事にしている様子に微笑ましく思いました。

    0
    投稿日: 2016.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大森署署長に左遷された 変人キャラの警察官僚、竜崎伸也 第二弾は最初からいいやつキャラだ サスペンスなところもありぃで 一作目と違う味わいがあり パワーアップしてるんじゃない? 山本周五郎賞・日本推理作家協会賞受賞。

    0
    投稿日: 2016.02.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ1で大森署の署長に左遷された竜崎。 変人で嫌な感じ、だが正義の男 竜崎にハマってしまった私にとって、それ以外はどいつもこいつもアホばっかりだ。 そこのお前、なぜ竜崎の言うことを素直に聞かない? どいつもこいつもイライラする~~~ しかし後半、所轄あげての盛り上がりはスゴイよー。 こないだ大森署の前、歩いたんだけどね~ 本とは関係ないけど。 あぁそれからこの話、既読感と言うか既視感というか、なんかこの「磯菊」っていう小料理屋のくだり、見たことあるなぁ。 なんて思いながら読み終わったら、やっぱりテレビドラマを先に見ていたらしい。 はははは。

    0
    投稿日: 2016.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすくあっという間に読んでしまった。他人の感情に左右されず正しいことを貫こうとする主人公の変人ぶりが魅力的。

    0
    投稿日: 2015.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このミスベスト10、2008年版4位。この人多作だけどハズレも多いのと、隠蔽捜査の1作目は自分の読書記録では読了したことになってるけと全然内容覚えてないとかで、あんま期待せずに読み始めた。最初は、他の人気作家の警察小説に比べて文体が軽くやすっぽい感じがしたけど、逆に、テンポ良く話しが進んで良かった。緊迫した人間関係をしっかり書き込んでるし、結構感動します。ミステリーとしてもしっかり伏線入れつつ、意外な展開をしており、良く出来てると思う。

    0
    投稿日: 2015.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ルールを守れなければ、そのコミュニティにいる資格がない。と言い切る竜崎がかっこいい。 無駄を嫌い、合理的に判断する竜崎。でもそういうタイプは一度は、一度は降格される。そこでも、腐るとか奮起するとかそういう人間らしい感情を一切抜きにして淡々と職務をこなす姿がいい。 ナウシカで感動しちゃうおちゃめな一面も。

    0
    投稿日: 2015.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キャリア警察官僚の竜崎伸也を主人公とする「隠蔽捜査」シリーズの第2弾。前作の終盤で、息子の薬物使用という不祥事により、警察庁官房総務課長から大森署長に左遷されたが、今作では、大森署長として立てこもり事件に立ち向かう姿を描く。 前作では、あまり竜崎の人柄に感情移入できなかったが、『果断』を読み進めていくうちに、原則を大事にし、なんでも合理的に判断しようとする竜崎に共感を覚えるようになった。こういう人物がいても面白いなと思う。 ミステリー小説としての話の中身も、少しご都合主義的な気もしたが、十分面白かった。 また、竜崎にとって、敵か味方かなかなかわからない小田切警察庁首席監察官や里沼副署長といったサブキャラが良い味を出していた。

    5
    投稿日: 2015.06.17
  • 大森署篇のスタート。

    この刊から大森署篇が始まる。 男の信念を貫いて生きている主人公のように生きていきたいと思う。本人は、けしてそんな構えた覚悟ではなく、ごく当たり前の事を当たり前にやっているだけと言う。腐った組織に属している私は、憧れさえおぼえてしまった。能力の低い上司を評した「小物に立場と権限を与えると・・・」の一言は、共感した❗

    0
    投稿日: 2015.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    所轄署へ左遷された竜崎が、所轄管内で起きた事件の対応で苦境に立たされる。 一時、あきらめに似た思いにとらわれるのが復活するきっかけも意外性があったし、部下やSIT、SATに対する態度も一貫してて、このキャラすごく良いです。 事件ものとしても面白いし、竜崎伸也という人間が完全無欠でもないとこもいい。 それでも原理原則を貫こうとするとこも(現実的ではないかもしれないけど)さわやか。 3作目も早く読まなくては…。

    4
    投稿日: 2015.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作に引き続き、正論官僚の竜崎節は少々俗っぽくなったものの健在で何より。 真面目・堅物・変人・愚直・正論、ともすればウザったく煙ったいこれらの存在。こんなんばっかりやったら生きにくい。肩凝るし、しゃちほこばってばかりで、たまったもんやないわ。 そう思ってテケトーに生きてきた俺。でも実は「真面目・努力・原理原則・誠実…」これらのモノ凄さときたら。ここにきてその底力に圧倒させられることの多いこと。今さら遅いかもしれんけど真面目に生きていこう、少しでも継続しよう…そんなことばっかり考える日々。 そんな日々に竜崎みたいな四角四面男が活躍する本を読んだら、どんだけオモロいか、なんぼほど勇気もらえるか。テケトーに生きるのがアカンとは思わないし、竜崎みたいに直登一本やりなんて実際は無理だけど、原理原則や努力が持ってる重量感は絶対大事やと思う。 警察小説の傑作シリーズ、今後も正論官僚の生き様追いかけさせてもらいます。 それにしても、ナウシカも捨てたもんじゃないな(笑

    0
    投稿日: 2015.04.17
  • 1作目より更におもしろい。次回作も楽しみ。

    2作目では、現場の署長となった竜崎が、面子や階級などにとらわれず、合理的に判断していく様が、非常に小気味いい。 竜崎の尻をたたく妻が、また素晴らしい。 3作目以降の展開が楽しみだ。

    0
    投稿日: 2015.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎が相変わらずいい。そして、出てくる所轄の面々、SIT、SATそれぞれが、自分の職務にプライドを持って、プロフェッショナルなのがなおいい。一人、意味不明な管理官がいますが…。 警察署は、トップがしっかりとしていれば、うまく回る組織なんですね。実際はどうかわかりませんけど。 竜崎がどんどん人間臭くなっていますね。次作も楽しみです。

    3
    投稿日: 2015.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2014/12/06読了 「手段はどうあれ、目的は達成した。」 「また責任のなすりあいが始まる。世間というのは、誰かを生贄にしなければ気が済まない。」 「原理原則を大切にすることだ。上の者の顔色をうかがうことが大切なんじゃない。」 「俺はいつも揺れ動いているよ。ただ、迷ったときに、原則を大切にしようと努力しているだけだ。」 「だが、伊丹にもいいところはある。彼は、自分がそれほど強い人間でないことを、ちゃんと自覚している。敵を作りたくないので、人当たりがいい。」

    0
    投稿日: 2014.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    続編がパート1に劣らないシリーズものを久々に みたってきがするよ!他で言えばJOJOくらいな ものだよ!あ、ジョジヨリオンに触れんじゃねーよ!

    0
    投稿日: 2014.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎かっこいい!惚れる! こんな警察官がいたら、世の中もっと良くなるのに。 ぶれない姿勢がかっこいい! 冴子も、あなたは国家のために働きなさい、って、これぞ内助の功だね。 事件を解決するさまも面白いが、竜崎の家族の話もなかなか面白い。 次も早く読みたい!!

    0
    投稿日: 2014.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    上下関係のはっきりとした階級のある警察。組織のそれぞれの立場と意地がある。警察内の微妙な関係と、主人公である竜崎の人間性を描いたすばらしい作品。おもしろい。 変人と呼ばれているが、本人は合理的に自分の信念に沿って行動しているだけ。周りから嫌われているのかと思いきや愛されている。奥さんとの仲はうまくいってないんじゃないかと思いきや、よくできた奥さんで、竜崎以上に愛すべき登場人物だ。その他の登場人物それぞれの性格も端的に描写されており、一気に読了。

    0
    投稿日: 2014.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎シリーズ第二弾。今回は降格人事後の話。ぶれない人にしか見えないけど、本当は揺れたときに原則を守ろうと努力している、というところがやっぱりかっこいい。

    0
    投稿日: 2014.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「隠蔽捜査」 タイトルが中身とあってないままの第2弾。 http://booklog.jp/users/mimi9sayaka/archives/1/4101321531 前作で、竜崎さんの家族の不祥事が理由で所轄の署長に格下人事となってしまいました。 竜崎さんの物事の考え方や心の移り変わり、 組織での考え方など、緻密に描かれています。 更に舞台が現場に移ったので、面白くなったと思います。

    3
    投稿日: 2014.10.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろい。前作より竜崎さんの人間味が増した分だけおもしろい。ミステリ的な仕掛けも派手でいい。 ところで「何かいい匂いがします」が妙にツボってしまった。あんな緊迫したシーンでそんなこと急に言われるとなんか・・・

    0
    投稿日: 2014.09.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一気に読み終わる。 事件自体はありえる。だが、竜崎みたいな警官は実際いないだろうし(いたら困るだろうし)ちょっとかっこよく描きすぎかなとも思う。 新宿鮫をもうちょっとリアルにした感じ。

    0
    投稿日: 2014.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    キャラの力でグイグイ読ませる。それはいいのだが、如何せん事件に深みがなく謎と解決も陳腐。 まぁ、それを楽しむ小説では無いので良しとしよう。 本作の柱の一つである、作者のメディアの捉え方は秀逸で素晴らしい。私も同感です。 いくらでも続きそうなシリーズだが、あまり粗製乱造しないで、一作一作しっかりしたものを期待します。

    2
    投稿日: 2014.07.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大森署署長に就任した竜崎は、どんどん人間臭くなっている。地区のPTAのうるさがたに、「自由で快適な生活を求めた結果、人間関係が希薄になり、犯罪や学級崩壊を未然に防げなくなった」というような文明論を滔々とぶつ。一方妻の冴子が胃潰瘍で倒れるや、コーヒー一杯満足に入れられないダメ旦那になって、心細くなっている。そしてなんと「風の谷のナウシカ」とおぼしきアニメを観て、悪と戦う意志を強くする!

    0
    投稿日: 2014.07.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。主人公竜崎は前作の結果降格人事で署長になったんだけど、舞台が現場に移ったおかげで、内容も事件そのものが面白い。その中でも竜崎は変わらず、さらにまっすぐさが強固になっている。副署長、SITやSATの隊長、首席監察官といった面々が次々と竜崎に転んでいくのが痛快。私はとっくに転んでるけど。家族関係もしっくりいきはじめて安心安心。

    4
    投稿日: 2014.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎さんのかっこよさが前作より増してファンとしては嬉しい。今回の作品は綿密に話が作られているような気がするので読んでいて、すごく面白い。部下思いの竜崎さん、変人だけど素敵すぎる。奥さんの出番少なすぎて残念。しかし、奥さんのキレの良さは相変わらずである。竜崎さんの子どもの進路が非常に気になる。

    0
    投稿日: 2014.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    前作もよかったが、本作は最高! どんでん返しが爽快です。期待していなかった形でひっくり返されて、すっきりしました。

    0
    投稿日: 2014.04.29
  • さらにおもしろい

    隠蔽捜査シリーズの2冊目ですが あまりにも堅物で嫌な奴だと思えた竜崎も可愛いなと思えてきました。家庭の事情も笑えるし 警視庁の伊丹刑事部長とのやりとりも クスリと笑える楽しい警察小説でした。

    0
    投稿日: 2014.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大森署の署長となった竜崎。 署長の仕事のほとんどが書類への押印ってのが、なんか 笑えたのですが、竜崎さんにとっては笑えないですよね。ハンコ押しながらあれこれ考えてるのが面白い。 そして署長のお仕事として出席したPTAとの会合での 竜崎のセリフにはスッキリしました~。 ほんと正論なんだけど、今の世の中って正論が言えない 世の中なんだなぁと思ったりしました。 そして妻が入院する事により、オロオロする竜崎。 妻を心配する姿や、子供たちとの歩み寄り(?)もなんだか微笑ましいし、前作よりも人間臭さが出てきましたね。 そして相変わらず原理原則を貫きとおす姿勢は変わらず。その信念は署員達にも伝わって、事件の方も無事に 解決へ。仕事での辣腕ぶりと、家庭でのダメっぷりの ギャップが面白すぎます。

    0
    投稿日: 2014.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    展開が、急展開をするのが面白いです。 どんでん返しみたいな。 自分の考えを真っ直ぐ貫く竜崎さんに皆が惚れ込んで行く様がすっきりします。

    0
    投稿日: 2014.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ2作目。 署長になっても、スタンスは全く変わらない。堅苦しい竜崎だけど、所々人間臭さも垣間見え、ますますはまっていく。最後の怒涛の展開は痛快。 面白いシリーズ。

    0
    投稿日: 2014.03.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相手がPTAだろうが方面部長だろうが監察官だろうが 合理的に自分の意見を述べていくのは痛快。 事件そのものよりも、 竜崎がどう考えてどう判断したのかを 追っていくことが面白い。

    0
    投稿日: 2014.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「本音とたてまえを使い分ける人がまともで、本気で原理原則を大切だと考えているものが変人だというのは、納得できない。」 "原則中心に生きろ"というのは有名なスティーブンコヴィー氏『七つの習慣』の一節である。 言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。 これを地で行くのがこの小説の主人公。 かっこいいです。こんなカッコいい変人になりたい。

    0
    投稿日: 2014.02.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一作目も悪くなかったんだけど、シリーズ二作目の今作は文句なしの面白さ。 まいろいろあざといっちゃあざとい(さすがにナウシカのシーンはやりすぎな気がw)んだけどそれもまた良しということで。

    0
    投稿日: 2014.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2014/2/13 やっぱおもしろいわーまだまだいけるわー 1と違って初めから竜崎のことが好きでもまだまだいけるわー やっぱさ、小説では心の中まで見えるから初めの印象が悪くても最後は正反対の評価になってたりするのよ。 そしてそういうパターンの方が好きになる度合いが大きいと思う。 現実では印象悪かった人には極力関わらないようにするからなかなかそういう大逆転はないのね。 特に大人になると。 学生の時は良くも悪くも狭い学校に閉じ込められてるからたまにあったかも。 本とは関係ないけど思いついたので書いとこ。

    0
    投稿日: 2014.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大森署署長におさまった竜崎は膨大な書類の押印や地域の行事への出席などで多忙な日々を送る事になる。 ある日消費者金融強盗事件が起こるが大森署管内の失態だと問題視される。 窮地に追いやられた竜崎は前巻同様に家庭でも問題を抱えることになり泣きっ面に蜂状態。 それでも信念を曲げず事に当たって行く竜崎の姿は痛快な結末を招く。特に冒頭の小学校PTAとの対決場面は◎! ぐうの音も出ない親達の様子にスッキリ。 また邦彦と竜崎がアニメの話をするくだりには爆笑。若干丸くなりつつある竜崎に戸惑いつつもとても面白く読んだ。

    3
    投稿日: 2014.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「隠蔽捜査」の頃より竜崎の人間らしさが描かれている。 長官官房総務課長から所轄署の署長になって、関わる人間が変わったせいか。 アニメにまつわる息子とのやりとりはギャグだが、必要だったか(笑)?

    0
    投稿日: 2014.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『隠蔽捜査』よりも面白いと言われいる『果断』は、噂に違わず素晴らしい作品だった。  息子の不祥事が原因で警察庁長官官房の総務課長から大森署の署長へと異動になった竜崎は、小学校の幼馴染で同期の刑事部長である伊丹からは変人、妻の冴子からは唐変木と言われている。  竜崎が自分自身の信念に基づいて言う台詞は、既成概念に捉われている周囲の人々が守ろうとする慣習と大きくずれていて、相手を茫然とさせるのだが、その時の様子や、竜崎の心の呟きが面白い。  竜崎の発言は常に正論であり、噛みついてくる相手も反論できないので、読者も一緒に溜飲を下げることができる。この時に味わえる爽快感は、前作『隠蔽捜査』の後半からも堪能できるのだが『果断』では、それに加えてミステリーらしいスリリングな展開も加わっている。  ミステリーに分類されると思うのだが、殺人事件も起こらず、性的表現も一切ない会話を中心に進む物語は、竜崎の言葉のように明快で理解しやすいが、それをここまで魅力的な作品に仕上げるなんて今野敏さんは、とても凄い作家さんだと思う。

    0
    投稿日: 2014.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査シリーズ2。 シリーズ1ではまった本シリーズ。どこにいっても変わらない竜崎さん。前作よりも人間味が出てきてより魅力的に!原理原則、合理的に考え判断し実行する、なかなかできることじゃないこれを信念として貫く姿がたまらん!

    0
    投稿日: 2013.12.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ある意味「堅物」「融通が利かない」といった言葉で、およそ主役になり難い人物である竜崎伸也だが、「迷ったときに、原則を大切にしようと努力しているだけだ」という言葉通りの行動姿勢に、惹かれていることに気付く。「型破り」=「ヒーロー」という概念をひっくり返したと思う。「戦うために大義はいらない。ほんの小さなものでもいい。何か信じるものがあれば、そのために戦うのだ。守りたい何者かがいるなら、そのために戦えばいいのだ」という述懐に出口を見出した竜崎にホッとした。

    0
    投稿日: 2013.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。 上下関係の厳しい警察で竜崎のような態度を貫ける人間がいくらいるだろうか。「隠蔽捜査」では憎らしいところしか描かれなかった戸高が、いい仕事をするところがよかった。 また、竜崎は女性蔑視をしているのではなく、当然ある男女の差に相応しい役割があると信じているのだということが伝わってきた。

    0
    投稿日: 2013.09.29
  • 早く次作を読みたくなる

    推理ストーリー自体間違いなく面白い。それ以上に、東大法学部出身でまじめ・実直・頑固すぎて変人とあだ名され、家庭のことは妻に任せきりという典型的キャリアのおよそ主人公と思えぬ人物像が秀逸である。読み進めるうちにどんどん引き込まれ、竜崎の狙わない振る舞いに所々ニヤリとし、正直者の格好良さに惚れ惚れさせられる。また自分も何とも言えない爽快感と力をもらえる。

    2
    投稿日: 2013.09.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    隠蔽操作シリーズ第2弾。 竜崎が大森署の署長となって、事件の指揮を執る。 前作ほどのインパクトはないものの、出世をあきらめ、現場主義となった竜崎がより自由にものを言っているのは爽快。 やはり警察という組織機構の中ではめられそうになるがそこから逆転していく様は池井戸作品に似ている。 前作の竜崎もそうだったが、人のどの部分に焦点を当てるかで、どんな人間化という見え方が変わるという表現が秀逸だ。 いい奴なのか悪い奴なのかは、外見ではわからない。 貝沼しかり、戸高しかり。小田切主席監察官に至っては、2回くらい転がったんじゃないだろうか。

    0
    投稿日: 2013.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    これまた再読。相変わらずの竜崎の堅苦しさがいい。不自然さやわざとらしさが全然感じさせない文章運びはスゴいと思う。

    0
    投稿日: 2013.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    シリーズ二冊目ということで、面白さが減ってないか、心配だったんだけど、いやー、面白い。 キャラクターの個性がストーリーに密接に絡んでくるところがいいねえ。

    0
    投稿日: 2013.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    変人と言われる主人公の竜崎だが自分に誠実な正義感のあるエリート 慣習など御構い無し 合理的にそして組織動向考えずに警察はこうあるべきと信念をもって行動する。最初はまわりに警戒されたり変に思われてもだんだん周りが彼に惹かれていっていく様子がいい。立てこもり事件も最後まで展開が読めない面白さだ。

    0
    投稿日: 2013.08.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎大森所長がピンチに立たされた。合理性を追求する竜崎が弱気になったとき、それを救うのはが以にも身近な人間だった。

    0
    投稿日: 2013.07.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    立てこもり犯の拳銃に弾丸が残っていなかったのを把握しておらず、丸腰の犯人を射殺した責任を問われ、現場の責任者だった竜崎は窮地に追い込まれます。 しかし、ある人物が抱いた違和感から、思いもよらない展開に発展して行きます。 弁解の余地もない状況から、一本の糸を辿り一気に道が開けて行く展開は圧巻です。 責任と義務を全うする警察署長の物語とミステリーが上手く融合した、シリーズの最高傑作です。

    0
    投稿日: 2013.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相変わらず困ったときは原則主義で貫く変人の竜崎さんに大森署のひとも監察官も引き込まれていって愛されてますね。谷岡さんがちょこっと出てきて嬉しかったです。次回の予告も気になります。過去話でしょうか。

    0
    投稿日: 2013.07.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽操作、2作目 署長になってからも、合理性、正しいことは正しくというスタイルを大事にしながら、操作を進める。安心して読めるかんじ。伊丹部長との関係もよい。 人質だと思われた人が、実は犯人であった。

    0
    投稿日: 2013.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査1よりも、こちらの方が面白かった。 1で問題を起こしたの登場人物が本作品では活躍した。 キャリア官僚の竜崎が、所轄の署長となり、今までの署長とは一味違った(変人??)対応で、周囲を驚かせるが、原理原則を重んじる行動が結果を生む。 判断に迷ったときに、ナウシカ(作品中にはナウシカとは出ていないけど)を見て元気付けられたというのが印象的だった。 また、事件の監査官がわずかな登場だったけど強烈だった。 こんな上司だったら、キツイだろうけど、尊敬する。

    0
    投稿日: 2013.06.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公のぶれない感じが気持ち良い。事件そのものの展開は当然のように楽しめたが、PTAに対する発言には、ある意味感動すら覚えた。原理原則に基づいた信念、合理性に感服するばかり。 こんな上司がいたら・・・と思うのは簡単。でも、こんな上司になりたいと思って読んだ方が、きっと身になる。自分だったらどうするか?自分もこうできるか?そう問いかけながら読むことで、ビジネスにも役立てられると感じた。 関係ないけど、あのアニメ(ジブリのナウ○カと思われ…)で感動するシーン・・・純粋すぎです。

    0
    投稿日: 2013.05.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    隠蔽捜査のシリーズ2作目。 初めの隠蔽捜査も非常に面白かったけれど、 2作目ということで竜崎の原理原則、合理性を徹底的に遵守するスタイルを 安心して楽しめた気がする。 この隠蔽捜査の1、2作はいつか購入して保存版にしたいと思う。

    0
    投稿日: 2013.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いかん、すっかりハマってしまったこのシリーズ 前作に引続きすっかり惹きこまれて一気に読んでしまった 主人公とその家族、そして捜査に関わる仲間たちとの関係がとても素晴らしい 主人公「竜崎」の頑ななまでに愚直に生きる姿を見ていると、作中で起こる難問も、きっと大丈夫と、読み手のこちらも強く信じさせられてしまう 人が生きる上で大切なことの一つを、とある有名なアニメ作品から本作を通じて学ぶこととなり、これもまた良かった 昨日アマゾンでポチった次作、次次作、早よ届け!

    0
    投稿日: 2013.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    頭が固いというより、 自分に正直というか信念に一直線なのだな。 建前ばかりの世界にいるので、 読んでいてきもちいい。

    0
    投稿日: 2013.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    家庭と仕事のダブルクライム第二章  所轄警察署長に左遷されてもブレない主人公に与えられる今回のミッションは、妻の入院と立てこもり事件の真相究明だった。  覚醒剤息子はアニメだし、娘は就活中。無事に解決したかに見えた事件は、行き過ぎとマスコミに叩かれ窮地に追い込まれるという中、主人公は徐々に仲間を増やしながら、難局を乗り越えていく。  個人的なインパクトは前作に劣るが、本作は脇役も立体感が伴ってきているし、ミステリーとしての出来も素晴らしく、作品のレベルは格段に上がっている。  本筋からは少し脇道にそれるが、ナウシカ(かな?)を観て感動するところなんて、なんか人間的でいいなぁ。マトリクスの素になったアニメってなにか少しだけ気になったな。 追記)  攻殻機動隊らしい。

    0
    投稿日: 2013.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査のシリーズ2巻目!前の作品より家族や組織の中で人との関わりが広く描かれていて,主人公の考え方の変化が分かりやすく描かれている。ミステリー色も濃くなってる。 主人公のマスコミへの考え方"権力(スポンサーや政府)に弱くて、世間に受けて売れるかが勝負という認識が、授業とってた大学の教授と同じなのを思い出した。

    0
    投稿日: 2013.03.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1巻よりさらにおもしろい。「ブレない」というのは素晴らしいことだな。しかるべき人がしかるべき権力を以て誤ったことを正す、というのがこのシリーズの醍醐味のような気がする。

    0
    投稿日: 2013.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査の続編。 2のほうが、事件の内容もミステリーらしく、後半の展開も読んでいて気持ちいい。 キャラも魅力的で、流行のミステリーっぽい内容でもあり、人気作である事を実感。

    0
    投稿日: 2013.02.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    降格人事で大森署の署長になった竜崎が現場で起きた立てこもり事件の指揮を採ることからストーリーが動き出します。ストーリーとしてもミステリー色が強くなっていて◎です。また、前作以上に竜崎が格好良い。内面の描写が増えたことで、さらに人間的な魅力が増しています。家族とのやり取りも好きです。 周りの人間が竜崎を評価し、信頼していく様子が凄く理解できます。小説の人物ですが、目標としたいと思いました。 個人的に本作の面白かった点は、他の警察小説以上に警察組織を会社に置き換えて入り込めた点です。縦割、責任の擦り付け合い、面子への固執などの非合理な部分を原理原則主義(合理主義)の竜崎が気持ち良く論破していきます。 もっともっと評価されて(認知されて)も良いと思います。今まで知らなかったことが意外なほど良い作品です。

    0
    投稿日: 2013.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一作目を読んだ後だけに竜崎の変人っぷり?というよりはブレないところが最初から心地よく感じられました。 ラストのシーンはじわっと来ます。

    0
    投稿日: 2013.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    隠蔽捜査に引き続き、竜崎の変人っぷりが面白い。竜崎もすごいが、奥さんのすごさの方が印象に残る。「果断」はストーリーも万人受けするだろうし、誰しもが楽しめる小説だと思う。

    0
    投稿日: 2013.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一作目に続いてキャリアの主人公が、周りからは変人扱いされながらも、警察組織をあるべき姿にしていきながら所轄で活躍していく話。 テンポ良く進んでいくし、最後の方には自分があまり快く思っていなかった若手捜査員の意見を尊重した結果、大逆転が起こる様は読んでいて壮観。

    0
    投稿日: 2013.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査続編。 大森署の署長に左遷された竜崎。 相変わらずのスタイルで任務を遂行する。 堅物なんだけど、揺れ動く心理状態が描かれていて 共感が深まる。 前作よりもミステリー色も濃くなっていて必読です。

    0
    投稿日: 2013.01.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作からの続き。 後半の展開の早さがたまらない。 竜崎をだんだんと好きになってくる意味が分かる。 上司としては最高、部下だったら…。 「迷ったときこそ原理原則を大事にしている」という言葉が印象に残った。

    0
    投稿日: 2012.12.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    隠蔽捜査の続編。物語がどんどん進んでいき、どういう結末に向かうのか分からず、ぐいぐい引き込まれた。事件を通して周囲の人の本質が見え、主人公の人に対して歪んだ見方が正されて、少しづつ温かみのある人になっていく。また、悩んでも仕方ないことは悩まない、考えるだけ無駄なことは考えない、という切替え姿勢は素晴らしかった。普通はなかなか出来ないけどね。 読後感も爽快。面白かった!

    0
    投稿日: 2012.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎伸也の原理原則を貫く生き様は圧巻。「戦うために戦う大義はいらない。ほんの小さなものでもいい。何か信じるものがあれば、そのために戦うのだ。守りたい何かがいるなら、そのために戦えばいいのだ。」は名言。アニメDVDに感動する竜崎にも共感。

    0
    投稿日: 2012.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    イヤーなエリートでありながらもただの権威主義者じゃない主人公に共感を覚えた前作に続き、今作では降格させられた先の所轄で起きた立てこもり事件を描く。 信念を貫くこと、正義とは?といったテーマがあった前作に比べてエンターテイメント要素が強くハラハラした。

    0
    投稿日: 2012.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近、この隠蔽捜査シリーズを読みだしたのだが、僕はこれが非常に好きだ。 主人公は、悪く言えば融通が利かないのだが、その姿勢に非常に共感を覚える。 大人の事情の名のもとに理にそぐわないことをする者に囲まれながらも、ひたすらに原理原則にしたがって行動をおこなう。 だって、それが正しいことなんだから。 なんて力強いんだろう。 大人になれなんていいかげんな言葉誰が作ったんだろう。 大人なんてなる必要なんかない。 あるべき姿をめざし、少しずつでもその実現に向けて正しいことを重ねていければいい。 それにしても、この「果断」は本当に読後感がよかった。 http://unreconstructed.dtiblog.com/blog-entry-50.html

    0
    投稿日: 2012.10.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    評判とおり、面白かったです。 ネタばれコメントでこれから読まれる方の印象を少しでも下げたくないので、あまり内容は書きませんが、主人公やその周囲を固めるキャラクターの描写もシリーズだからといって手抜きもせず、しっかり書き込まれていた、まるで映画を見ているようです。 ストーリーのスピード感、臨場感も抜群で一気に読み終わります。 退屈なページは1ページもありません。 世間の評価では本書がシリーズ最高とのことですが、自作も気になってしまいます。 超、お勧めです。

    0
    投稿日: 2012.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    所轄の署長になった竜崎。 立てこもり事件が起き、伊丹も駆け付けて事件をおさめるが、監察の調査を受けることになる。。。 いいねー、竜崎署長。

    0
    投稿日: 2012.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前作はそれほど事件には寄せていなかったが、今回は事件あってこその人間模様に感じる。 事件と家庭の事件が同時に起こってしまうのは前作とパターンは同じ。

    0
    投稿日: 2012.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かった。1より断然2の方が良かった。竜崎の凜とした信念。その信念が、上にも下にも家族にもブレない。「迷った時の指針を持っているというだけなんだ」カッコイイ…。男の生き様として竜崎のように生きてみたい。また、大森署の面々もイイ味を出していた。特に戸高君、いい仕事をした。刑事としての観察力は素晴らしい。ちょっと斜に構えるところもカッコイーべ。冴子さん、いい奥さんだ。ウチの妻にも少しは見習ってもらいたいものだ。竜崎伸也よ、奥さんを一生大事にしないとオイラが許さないよ。

    0
    投稿日: 2012.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「迷った時に原則を大切にする」 小説とは全く関係ないですが、 自分がおかれた状況に合っていた言葉だったので とても印象に残りました。

    0
    投稿日: 2012.08.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    竜崎、かっこいい。 シリーズ1の隠蔽捜査もよかったけど、これはさらにいい! 署の脇役もいい味。読むうちに、どんどん引き込まれて本を置けない。 うん、やっぱり竜崎は、かっこいい。部下に対しても、上司に対しても、仕事のやり方にしても。シリーズ3も読みたい。

    0
    投稿日: 2012.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このシリーズは当たり! 竜崎の頑固な、ピエロにも思える正義感、現実にこういう警察官僚がいたらなあ。

    0
    投稿日: 2012.07.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    署長になってからの竜崎の活躍が描かれていて一気に読めます。副署長をはじめ署内の人間との信頼関係が築かれ始めたところが感動的です。これは最新作まで一気に読み続けそうです。

    2
    投稿日: 2012.07.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最近ハマってるシリーズ。 高学歴でキャリア警察官で言ってることも正しいっていう無双な主人公。 問題起こっても敵がいても当然のごとく負ける気がないのがいい。 黄門様の印籠的なシーンがあったりするのがすごい気持ちいい。

    0
    投稿日: 2012.06.19