
総合評価
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powered by ブクログちょっと期待はずれ。 時代が交差する部分の記述は滑らかで自然なのだが、ルイ14世の記述は冗長で読みにくい。クローミングローズのアルバムタイトルとしてインプットされている太陽王の知識を今更ながらに蓄える機会としてこらえる。 そういえば、クローミングローズって、今どうなってるんだ?
0投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ今ね、あんまりこういうドタバタの気分じゃないんだけれど、しんどい本の隙間にって感じで手に取って、めまいの治らない日にほけ〜っと読む。 オットを支える妻は素敵なのよ、えぇ、素敵。でもね…。 パリの地図を見て、まだ行っていない場所だと確認。 ショパンの墓とか、あっち側を次回行ってみるかという 気づきのきっかけになったのはgoodですよ。
1投稿日: 2022.09.05
powered by ブクログクスッと笑える軽快な物語。登場人物それぞれの人生に惹かれた。下巻とは逆に、上巻はあっという間に読み終えられる。
0投稿日: 2021.04.22
powered by ブクログ筆者得意のホテルドタバタ喜劇。百五十万のツアーと二十万のツアーをダブルブッキングし、1部屋に2組のツアー客を組み込む強行ツアーに一風変わったツアー客の面々とツアーコンダクターが悲喜こもごもに織り成すドラマに引き込まれる。
0投稿日: 2019.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろい! 登場人物がたくさんいて、それぞれに物語があって、なおかつルイ14世の話も盛り込んでいる。 それでもすべてのキャラがたっているせいか、こんがらがったりせずにそれぞれ楽しめる。 宝塚で舞台化されたきっかけで読んでみたが、これをどうやって宝塚風にしたのか観てみたい。
0投稿日: 2019.01.05
powered by ブクログ月末の手形決算を切り抜けたい旅行会社が、パリの高級ホテル「王妃の館」の一部屋を2組に利用させ、旅行代を二重取りという暴挙に出た話です。光(ポジ)ツアーの方は150万円で、影(ネガ)ツアーの方は20万円という料金でツアーを行います。そのからくりは、お見事といえます。こんなことを思いつくのが凄いです。ですが、両方のツアーに参加しているメンバーがまぁ、個性的で。果たしてこのツアーはうまくいくのでしょうか!?下巻に続きます。
0投稿日: 2018.07.29
powered by ブクログパリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて…。
0投稿日: 2018.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
安定の浅田先生。声を出して笑うシーンもあれば、思わず涙が流れるシーンもある。本書は、倒産寸前の旅行代理店が、フランスの格式高い老舗ホテル一部屋を二重貸しして資金を調達することから始まる。実はこのホテルは全15部屋しかなく、不景気の真っ只中であるため、突如キャンセルとなった空き部屋を埋めるため旅行代理店とグルになって二重貸しするという、なかなかの暴挙にでる鬼畜ぶりである。本ツアーは10泊で200万近くする高額の光プランと、たったの19万ぽっちで10泊できる影プランとの2つで出来ている。光と影のお客様同士が部屋の二重貸しに気づかないように配慮しながら物語が進められるのだが、登場人物全員のキャラが立っていて、いちいち笑わせてくれるのだ。個人的に一番好きなのはゲイのクレヨンこと黒岩源太郎さん。何がいいって、まずこのニックネームと名前が素晴らしい。それにフランス語もペラペラで見た目も美しいという。完璧に面白い。このクレヨンと元警察官の近藤のコンビが良い。下巻では2人で手を繋ぎあって幸せになることを密かに願っている。
3投稿日: 2018.05.26
powered by ブクログパリの歴史ある名門ホテル「王妃の館」へ旅立ったクセのある光と影の団体さんたち。 浅田さんらしく、ベタな展開になりそうな感じだけど、それがまた楽しく読めました。 たぶん、浅田さん自身がこの作品のために出版社のお金でフランスに行ったんでしょ? そんな裏側も読めそうなライトで楽しめるお話です。 下巻が楽しみ!
0投稿日: 2018.04.26
powered by ブクログ映画化もされてる有名な作品なだけあって、展開も登場人物もとっても魅力的。伏線回収も見事でワクワクしっぱなし。特にパリやヴェルサイユに行ったことがあれば10倍楽しいはず!
0投稿日: 2018.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
訳アリの人と人とがつながる喜劇!こんなん面白いに決まっている。パリ旅行への予習にならん!下巻が楽しみ! 面白くてすごい軽やかに読める。ご都合主義だけれども、面白いから許せる。 こうやってハチャメチャな人生の人を抜き出して集めると、人生何でもできる気になってくる。だからこの物語は読者を元気づけてくれる。そういうパワーがある。 自分の人生の悩みなんてちっぽけなもんだと思いたい人におすすめ。 この上巻は「起・承」である。だからまだまだ盛り上がりはこれからだろう。それが予想できるくらいわかりやすいストーリー。でもワクワクが止まらない。早く「転・結」が詠みたい。
0投稿日: 2017.12.22
powered by ブクログ裏表紙のあらすじを見て、やったー。 これはプリズン・ホテル、キンピカに続く浅田次郎お得意の爆笑物だあって。 でも、少し期待はずれ。面白いことは充分に面白いのだけど、ハチャメチャ度合いがちょっと少ない。浅田さんのこの手の作品は、徹底的にカリカチュアされた主人公達のドタバタが魅力なのだけど、カリカチュア度もドタバタ度も、キンピカなどに比べるとちょっと不足。 王妃の館のエピソードとしてルイ14世の物語が随所に挿入されるのだが、それが悪影響を及ぼしているようだ。 とはいえ、涙有り、笑い有りの、なかなか良い作品でした。
0投稿日: 2017.11.08
powered by ブクログパリの王妃の館への2組の旅行ツアーの珍道中を、 当時のパリの物語と同時並行で進めるコメディ兼ドラマ小説の上巻。 浅田次郎の文才が光る心から楽しめ、物語の世界にどっぷり浸ることの出来る良作。 下巻も楽しみ。
0投稿日: 2017.04.24
powered by ブクログ久しぶりに読む浅田次郎作品。 豪華ツアーと格安ツアーが同時進行というこりゃまたすごい展開です。 登場人物の視点が結構入れ替わりますが、分かりにくくなることもなく読みやすいです。
0投稿日: 2017.03.06
powered by ブクログ『「ドイツ軍は、パリの市内だけは爆撃をしなかった。フランス軍もパリが戦場になることを怖れて降伏した。ノルマンディ上陸作戦のあとで米軍も、パリに大砲は向けなかった。そしてドイツ軍はまた、パリが戦場になることを怖れて撤退した。彼らはみな、かけがえのないものを知っている。」 「日本は焼け野原になるまで戦いましたものね。」 「戦いのことばかりではないよ。パリの市内には近代的なビルが少い。街並は何百年も変わっていないんだ。大都市としてはよほど不自由だろうに、パリ市民はパリの美しさを損なうぐらいなら、暮らしの不自由さを選ぶのだね。そうした心がけには感心したし、同時に恥ずかしくもなった。われわれ日本人が、繁栄のために犠牲にしたものは、あまりにも多すぎる。そしてそのことに気付いていない日本人は、愚かな国民だと思った。」』 宝塚宙組の予習。観れるといいなぁ〜。 てか、面白い! 浅田次郎は『蒼穹の昴』以来だな。この続編シリーズも読みたいんだよな。
0投稿日: 2017.02.27
powered by ブクログ旅先を舞台とする浅田さんらしいコメディ。 傍目にはちょっぴり煩わしい、名所をそぞろ歩く観光客にも、旅という非日常を離れたら、それぞれに背負うものがあり、人生がある。
0投稿日: 2017.01.07
powered by ブクログ浅田次郎のドタバタ・コメディ。最初は設定が荒唐無稽過ぎて入り込めなかったが、コンシェルジェがルイ14世の物語を紡ぎはじめた辺りから面白さ増大。語り手はいつの間にか登場人物の小説家にバトンタッチして、最後は予定調和の大団円…ではあるのだが、ちょっとラストは安易に流れ過ぎていて今一。今一〜面白い〜今一という流れの一冊であった。まあ、暇潰し以上のものを期待してはいなかったけど。
0投稿日: 2016.10.23
powered by ブクログ来年、宝塚でミュージカル化されると知り手に取った。プティ・ルイがなんといじらしいこと…面白くてあやうく新幹線乗り過ごすところだった!
0投稿日: 2016.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シャトー・ド・ラ・レーヌ(王妃の館)というのは世界に冠たる麗美なフランスのホテル。 みんなが憧れるそんなホテルに宿泊できるのが売りのパリ・ヴェルサイユを回るツアーに集まった人達の悲喜こもごも。 このツアー、旅行者の思惑から二重売りされ、かたやお金持ち相手の高額”ポジツアー”、かたや極安の”ネガツアー”。 もちろん、支払う金額によって内容は随分違う。 旅行者の荒稼ぎがバレないように細心の注意を払うツアーコンダクター、けれども起こるニアミス。 過去との決別のため旅行するOL、自殺志願の夫婦、詐欺師、バブル崩壊後成金、恋人さがしのオカマ、元警察官、小説家、編集者など、個性豊かな面々が思い思いに動くので、ツアコンも休まる暇がない。 言わば、ドタバタ喜劇である。 あちこちに散りばめられた作者のジョークに比喩ではなく笑ってしまう。間違いなく楽しめる本。
0投稿日: 2016.05.30
powered by ブクログパリにある由緒正しいホテルを舞台にしたドタバタコメディー 大した話ではないけれども浅田次郎がこれでもかというくらいに話を広げてくれます。
0投稿日: 2016.01.11
powered by ブクログ読みやすいように、そこかしこに下ネタやギャグが散りばめられているのですが、残念ながらそういうネタには流行がありますよね。既にお寒い感じになっちゃっています。 ストーリーはかなり真面目なもので、フランスの歴史をきちんと扱おうという姿勢が見えます。しかし大衆が読みやすいように気を使いすぎて、古くなってしまった感がありました。
0投稿日: 2015.11.23
powered by ブクログ水谷豊主演の映画はズッコケた!と聞いていたし、浅田氏の小説という事で期待しすぎてしまったか。。。との不安の中、上巻はダラダラと読み進めました。 んが、下巻にはいると何故かサクサク!いつの間にかハマって読了。 珍しく(渡辺えり氏の)解説まで読んでしまいました。 やっぱり浅田氏の小説は好き
0投稿日: 2015.09.22
powered by ブクログ集英社文庫の「夏の100冊」の景品がほしくて数年前に買った作品です。映画にもなるというし機は熟した。満を持しての読書。 パリって場所を聞くだけで気持ちが浮き立ちます。ここぞとばかりに色々見て食べて買って感動して、に忙しくて、些細なことを気にしている場合じゃありません。たとえ同じツアーの参加者が一癖も二癖もある人たちだって。ホテルの自分の部屋に、留守中別のツアーの人間が出入りしてたって。気をもんでいるのはそれぞれのツアーの添乗員くらいなもの。そんな彼らだって、このホテルと王の昔話には夢中になってしまいます。笑いも涙もスリルも雑学も人生の暗い側面もめいいっぱい詰め込まれ、どうでもいいなーと思う場面もあるけれど、その倍は好きになる場面が出てきます。しかも同じシーンが好きな人と語り合いたいくらいはまります。 旅行はいつか終わる物。ツアーを終えて現実に戻った彼らの今後が正直不安でもあります。まぁ何かあったらパリに戻って、今回の旅行を思い出したら大抵のことは乗り越えられるでしょうね。
2投稿日: 2015.09.14
powered by ブクログテンポいい! さすが浅田なのかも(^^) 今時当たり前なのかもだけど、登場人物が巻頭で確認できるのはいい。 一気に読めず、間空きながらだとどうしても忘れちゃうので(^^; フィクションだから当然偶然は作れる。 できすぎの偶然は賛否あるかもだけど、これの偶然はわくわくする。 なんていうか、先が読めても、その課程がどうなるか気になる感じ(^^) エピソードって実話なんだろうか。。。 実話だとしたら深い! フィクションだとしたら、ここまでリアルにかけるのが上手い!(笑) これがほんとなのかって新たな命題を出して、関連する他の本へいざなうみたいの、なかなかすごいかも。 ま、他でもありそうだけど(笑) 上に立つ者の辛さ。 この前見た映画「英国王のスピーチ」を思い出した。 まだ、上巻だけなのに思った。 映画じゃなくて本で読んで良かった、て。 映画は見てないし、映画が良くないというんじゃない。 これだけのボリュームを2時間とかの映画に納めるのは厳しい。 結果、はしょられるとこが出ちゃう。 アクションものは映画で見た方がいいから、それで映画の小説は読まなくなったのを思い出した。 けど、本、特に原作は本の方が良い場合もあるかもね(^^) これ以外も、今まで見た映画の原作を読んでみるのもいいかもと思った。 週末に下巻を買います(^^)
1投稿日: 2015.05.20
powered by ブクログドタバタなストーリーですが、キャラが皆それぞれ面白くてあっという間に読める。 下巻も一気に読むつもりです。期待。
0投稿日: 2015.05.20
powered by ブクログクレヨンさんとまこちゃんのやり取りが面白い!!ネガツアーの戸川さん、あっさりダブルブッキングを告白してしまうところなど、コメディー要素の強い小説です。
0投稿日: 2015.05.16
powered by ブクログ映画の番宣を見て、映画を観ずにまずは原作をと思ってKindle版を購入。 著者の本は初めて。 字の使い方とか、言葉とか運びとか、初めてでちょっと慣れないかんじがあるものの、この登場人物たちがどうなるのか、ルイはどうなるのか、気になって読み進める。
0投稿日: 2015.05.11面白い 特別なエンターテインメント
訳ありで個性豊かな人々のドタバタでありながら,最後はほろりとさせる。 特別なエンターテインメントです。 前に書いていたコメント消えちゃったなぁ。
0投稿日: 2015.05.05
powered by ブクログちょっと前からこの本が平積みにされてるなーと思ってました。 でも私は似たようなタイトルの、私がかつて読み通せなかった本と勘違いしていたので「あの本がなんで今平積みに…?」と不思議に思っていました。 先日改めて見てみると、作者は浅田次郎さん。「あれ? 私が思ってたのと違う」と手に取り、あらすじを見たらおもしろそう。 すぐにレジに。 最近文庫化された、最近の話なのかと思ってたら、「ハイミス」とか戦争から「五十年」とか言ってる。 かなり前の作品だったんですね。 ポジとネガのツアー客が個性的でおもしろい。 微妙にからんでる人もいたりして、これから鉢合わせになる場面もあるのかな? 王妃の館はモデルになったホテルがあるとのことで、写真を見たらとてもきれいなところでした。 そんなに笑える箇所は、正直ないなあと思ってたら、金沢貫一の階段室での失態に笑ってしまいました。
0投稿日: 2015.04.26
powered by ブクログたくさんの登場人物が出てくるが、登場の仕方が話の経過を経て徐々に登場するので、すごく頭に入りやすく、テンポよく話が展開されていく、伏線になるような脇役たちがなぜかパリにいるのは興ざめだなぁ〜。ワクワクしながら下巻に突入!
0投稿日: 2015.04.25
powered by ブクログ父より勧められて。 同時進行していくリズムの良さ。 ただ、設定が面白かったので、もっと登場人物1人1人のストーリの詳細を読んでみたかったかも。 映画化されるには丁度良いと思ます。
0投稿日: 2015.04.18
powered by ブクログ映画公開まであと、少しってことで、友人に貸していただきました。 いや~、痛快ですね~。まさかの光と影のツアー客たちのいろいろな人間模様もいいし、王妃の館の昔話というか、まつわるお話とかもいいですね~。 さて、下巻読もうかなと・・・爆
0投稿日: 2015.04.05先が読めないから面白い!
とにかく先が読めませんでした!偶然と偶然が重なりあってて、気づいたらそういえばこの人そうか!!みたいな、驚きが多くてすぐ読めてしまいます。登場人物一人一人の個性も面白く、最初に人物の簡単な説明が書かれている分読み手はわかりやすく読むことができます。おすすめです。
0投稿日: 2015.04.02詐欺か、からくりか・・・。
いろいろなキャラの人達が登場してくるのでついていけるかなと思いながら読み始めましたが、まったくの杞憂でした。 周りに人がいると少々辛いほど笑ってしまうところがあったり、ちょっぴり切ない場面もあったりで、引き込まれました。 すれ違う2つのツアーにかかわる人々に素敵な奇跡がふりそそぐ予感がしています。 すべての人に笑顔が訪れることを願わずにいられない気持ちになります。 早く下巻を読みたいと思います。
8投稿日: 2015.03.31笑いながら、二つの(三つの?)物語に引き込まれていく
基本的にドタバタコメディーというジャンルが似合っている(^^) 「結局そうなるんだよな」という流れだと思いきや、なぜそうなる?!と突っ込みたくなる展開が所々にちりばめられていて上下巻を一気に読んでしまいました。 現在と過去がリンクしていく・・・とはさすがになりませんが(過去がルイ14世、現在がツアー客の話なので接点は場所だけです)、現在も過去もこれからどうなってしまうの?と二つの(三つの?)物語をワクワクしながら読めます。 また文章がとても心地よい。安心感があります。著者の作品を未読の方は、他の作品も読みたくなります。
4投稿日: 2015.03.26
powered by ブクログ映画の予告編が面白そうだったので読んでみた。上巻はずっと人物の説明が続く感じ。そしてもう一つの物語も始まる。
0投稿日: 2015.03.22昼と夜‥色々忙しいけど美々しい映像が広がるお話です❤️
浅田次郎作品は歴史物も現代物も大好物です。 この作品は、『こう来たか〜!』って感じです。ホテル王妃の館の色々な場所のイメージが脳裏に自然と浮かんで世界に入っていけるんです。二つのダブルブッキングしたツアー…あっちのツアー、こっちのツアー、そしてもう一つ。場面が切り替わってもついていけるのは浅田次郎さんが上手いんだろうな。映画化楽しみです。
3投稿日: 2015.03.08
powered by ブクログ浅田節全開、お得意の「笑えて泣ける」トラベルストーリー。 お堅い警察官、オカマ、訳あり夫婦、ブランド窃盗犯夫婦、作家と編集者たち、恋に破れた女がひとりぃ~……などなど、ヘンテコな客には、ヘンテコな添乗員! 嗚呼、ぶっちぎり浅田ストーリー!!!(笑) あまり期待せずに(失礼)上巻のみ買いましたが、下巻も慎んで拝読いたしまする。はい。
0投稿日: 2015.01.18
powered by ブクログ暗い本を読んで体調を崩していた時に、妻に勧められて読む。浅田次郎は食わず嫌いだったが、気楽に読めて楽しい気持ちにさせてくれる。
0投稿日: 2015.01.01やけに面白かった(^^)
現代と過去を行き来する感じ。登場人物が個性豊か。出来過ぎな展開だけれど、楽しめればいいんじゃない?上下巻を一気読みしたのは久しぶり(^^) この作家は自分に合っていることを再確認した。
1投稿日: 2014.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どたばた喜劇小説。パリ団体ツアーの2組(150万円払った光の組と20万円の影の組)に夫々なんとも個性的な面々が。そして双方のツアコンの男女は元夫妻の才色兼備な女性と冴えない男。ツアー2組はルイ14世の王妃の館だった豪華ホテルに時間差で宿泊するという、とんでもない奇想天外な物語り。何が起るのか、スリルで楽しく読みました。
0投稿日: 2013.08.24
powered by ブクログ2つのツアーが同じ日に同じホテルに泊まる。 2つのツアーにはそれぞれの繋がりがあり、色々なストーリーがそこから生まれる。 これからどのような展開になっていくのかすごく気になる。
1投稿日: 2013.07.21
powered by ブクログ王妃の館に滞在出来る「豪華ツアー」と「格安ツアー」、 昼と夜の交代で宿泊する二重売り。 ツアコンを含め、旅行客はみんな癖のある人物ばかり。 面白い設定で読みやすい。 (図書館)
0投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログプリズンホテル的な…的レビューが多かったから期待したが! 違くね!いや違うんです!いいんですけど期待が!キタッ! …プリズンの半分くらいおもそろかったです。
0投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログシリアスな内容なのかなと読み始めた小説だったが、コミカルな小説だった。 パリのヴォージュ広場で300年の伝統を誇る「王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)」は、世界中の観光客あこがれの最高級ホテル。この15室しかないホテルの知名度を利用し、倒産寸前の旅行会社が企画した起死回生策とは、「王妃の館」に滞在するパリ10日間149万8000円の超豪華「〈光(ポジ)〉ツアー」と、19万8000円の格安「〈影(ネガ)〉ツアー」を同時に催行し、ツアーの「二重売り」によって月末の手形決済を切り抜けようというもの。 しかしながら、両ツアーともに、参加者はひとクセもふたクセもある個性派ぞろいで、参加者たちが繰り広げる予想外の事態により、ツアーの二重売り計画は次々と危機にさらされ、破綻していく。トラブルの連続、突拍子もないギャグ連発のドタバタ人情劇は、エンターテイメント性たっぷりに楽しませてくれる。この現代劇の合間に、17世紀の「王妃の館」にまつわる逸話が、しっとりとした趣で織り交ぜられていく。 現代劇の最後は、できすぎのハッピーエンドというのもホッとする展開だ。いわく、「光には影がなければおかしいし、光あってこその影なのだから」と。また、ときに登場人物に語らせながら、随所に散りばめられている著者の思想や社会批判がなかなか痛烈である。 浅田次郎らしい、笑いなのかにも感動があり、そこに歴史的な事実を織り交ぜて、素晴らしいストーリー展開だった。
0投稿日: 2013.04.07
powered by ブクログベルサイユのばらを観る前に読み始めた。〈光〉と〈影〉のフランスツアー。ルイ14世の時代に飛んだり今のツアーに戻ったりする。〈光〉のほうに参加している下田夫妻が好き。
0投稿日: 2013.01.13
powered by ブクログ***** 光と影の二つのツアーに参加する人々。 作家の先生の台詞が読みたいためだけに引っ張ってきた。 *****
0投稿日: 2013.01.09
powered by ブクログこれ迄読んだ浅田次郎の中では淡々とした?話でした。過去と現代の話が途中から交互に入ってくるが、これが下巻でどうなるのかが楽しみです。
0投稿日: 2012.10.14
powered by ブクログ文章が、三谷幸喜のダメ映画っぽくってつまんねえ。こういう出落ちっぽいハチャメチャ感、ほんと苦手です。
0投稿日: 2012.09.30
powered by ブクログ蒼穹の昴シリーズ、プリズンホテル、きんぴか等々を混ぜこぜにしたような感じがする、いつもの語り口で、ササササぁっと気持ち良く読める一冊。
0投稿日: 2012.09.18
powered by ブクログ潰れかけた旅行会社で驚きのツアーが企画された。パリのヴォージュ広場にたたずむ超高級ホテル“王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)”に150万円で泊まる〈光(ポジ)ツアー〉と20万円で泊まる〈影(ネガ)ツアー〉。同じ部屋をお互いのツアー客にばれないようにシェアさせるという苦肉の策は果たして成功するのか…。 2つのツアーのツアコンから客まで、すべてがまさにポジとネガの対になっていて、特に客のほうは出来すぎ!と思わず突っ込みたくなる。しかし3分の1ほど読んだあたりからもう一つのストーリーが展開され、しらけかけた気分がまた盛り返した。 ラストはこれまた出来すぎ!の展開。しかもツアコンの2人の過去とこれからがあまり掘り下げられないままだったのでちょっと消化不良気味であった。
0投稿日: 2012.08.14
powered by ブクログううう 良かった(;;) 風邪で涙腺弱まり電車で泣いてニヤケテ大変やった ルイ14世すきな子、きっとすき
0投稿日: 2012.08.09
powered by ブクログ奥多摩トレックリングにて読了本交換してもらった一冊。蒼穹の昴の浅田次郎の作品だけれど、「はちゃめちゃな一冊」として紹介されていて興味を持って読んでみました。 さすがに浅田節というか、誰が書いたか隠されてもわかるくらい文章の進め方や言い回しは浅田さんの書き方がよく出ているなと思いました。 そして登場する人物たちの多岐に渡る人生の背景が不思議とひとつのツアーを共にすることで共通点が見いだされていくことに、なんとなく共感を覚えました。 一見なんの関係のない人たちとも、思いがけないつながりってあるもので、探そうとしてないだけなんですよね。「短所は見つかるもの、長所は見つけるもの」っていう言葉を思い出した一冊でした。
0投稿日: 2012.08.05
powered by ブクログ作品名的に「珍妃の井戸」みたいな歴史物かと思って、買ったものの敬遠していた。 でもほかに読む本がなくて読んでみたら、気楽に読める「プリズン・ホテル」系統じゃないですか。 上巻からすでにドタバタの予感♪ 最近ウツウツしてたから、これぐらいの方が読みやすい。 浅田さんのドタバタ系作品に出てくる人達って、みんなおかしいぐらい個性的だから、おもしろい。 それでもウルウルしっとり泣ける系に最後は持ってくるであろう、浅田作品の下巻に期待。
0投稿日: 2012.07.31
powered by ブクログ読了!★★★★★ 浅田次郎の長編コメディ大作! 面白い!オススメ! フランスはパリを舞台に繰り広げられるエンターテイメント超大作! ¥1,498,000 の超豪華ツアーと、 ¥ 198,000 のツアー客が、 世界に名だたる超高級ホテル、シャトー・ドゥ・ラ・レーヌで ダブル・ブッキング!? 個性的な各参加者達。皆それぞれの思いを抱えてツアーに参加するが・・・ と、まだまだ上巻は前哨戦に過ぎない。 本番は下巻から・・・
0投稿日: 2012.06.18
powered by ブクログ最近、というか少し前くらいから、意外と浅田さんの本が読みやすいことに気付きました・・・多分壬生義士伝読んだくらいから。内容としては、一つのツアーをめぐるドタバタものです。ストーリーの巧妙さより、キャラクターのうまさが読んでて面白いですね。でも、北白川先生のキャラクター、登場時と中盤あたりからのギャップで崩れすぎではw 途中挿入され続ける太陽王の物語は、読み応えありそうだけど、本線の続きが気になってあまり集中できず・w・
0投稿日: 2012.06.07
powered by ブクログ上下巻なので時間がかかるかと思っていたが、軽めの文体とテンポのいい展開で、あっと言う間に読み終えた。 んー、仕方のないことではあるが、登場人物が多すぎて、その扱いに差が見えるのがもったいないな。特に「影」ツアーの編集者二人の途中からの行動には拍子抜けした。さぞ物語を引っ掻き回してくれるだろうと期待していたのに、残念すぎる。 また、ツアコン二人の関係も、作中できちんと明示して終わらせてほしかったな。結末から二人の仲がどうなるか推測できなくはないけど、それで納得しろというのは不満。そもそもあの結末も力技だしなあ……。 正直、現代のツアー話よりも、作中作である歴史小説の方が面白かった。実は作者も、途中でこちらの話の方が書きたくなったのでは?などと邪推してしまう。連載作品だったそうだから、色々と当初の思惑と変わってしまった点もあるのかもしれないので、その辺りは仕方ないかな。 あと、どうでもいいが、作中に航空会社が出ると必ずJALなことに思わず笑ってしまった。著者が機内誌で連載している影響なんだろうなあ。
0投稿日: 2012.06.04
powered by ブクログ久しぶりのぶっちぎり、浅田次郎笑いと涙の傑作巨編。プリズンホテル以来、久しぶりの感覚でとても楽しめた。下巻も楽しみ。 パリの高級ホテルに滞在するツアー客それぞれの人生。フランス国王の苦悩。などなど、歴史と現代がパリを舞台に新たな展開と迎える。 幸せか不幸かは自分が決めること。それが大きなテーマ。 それぞれの人生の重み。それぞれの胸の内に秘めた想い。 そんなことが怒涛の展開に収められていて、目が離せない。 下巻は涙の予感。
0投稿日: 2012.01.27
powered by ブクログルイ14世の話と、現代の日本人ツアー客たちの話が、フランスという共通項で絡んで進んでいきます。 何が幸せなのか?的なテーマなのかな、と思ったけど、 同じような構成の話だと、「シェエラザード」の方が好きかな。 フランスに行きたくてたまらなくなります。
0投稿日: 2012.01.08
powered by ブクログ旅行会社の経営危機を救う為、世界中のツーリストの憧れの宿「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」に、一つのツアーに二倍の客を連れて行くというハチャメチャな内容。でもツアーコンダクターと旅行客達のキャラクターの面白さに笑いが止まらない。また、コンシェルジュが語る国王ルイ十四世の悲しい話しにも引き込まれていく。下巻が楽しみ。
0投稿日: 2011.10.25
powered by ブクログ役者が揃うまで退屈でしたが、揃ったらピースがはまるみたいにあれよあれよという間に読み終わってしまいました。 下巻に期待です。
0投稿日: 2011.09.29
powered by ブクログ上下巻完結。 フランスの豪華ツアー、だがその内情はホテルのダブルブッキング。 ホテルの一室をそうと知らせず、二組のツアー客に使わせる。そのツアー裏のドタバタ劇を描いた話。 奇天烈な設定が面白かったです。ツアー主催側の視点から描かれているのが、はらはら感を出していて良かった。 下巻からはフランスの太陽王の話を交えて交互に話が進みます。 どう決着を着けるのかと思いきや気持ちがいいまでの大団円。 エンタメ小説として楽しめました。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログやっぱり浅田作品は面白い。いろんなキャラが出てきて、ゴチャゴチャになりそうでならない。下巻も楽しみ。
0投稿日: 2011.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
上と下の感想一気に。 それぞれの事情がいちいち面白い。 戸川と朝霞が切ないです…。 僕は君を幸せには出来ないけど少なくとも不幸にはしない、っていう 戸川の台詞に涙出そうでした。なんて人だ 近藤とクレヨンがいいカップル。 桜井の考え方とかはあまり共感できないかな。 色んな人に説教受けてるけど何だろう腹が立つ… 。 金沢とミチルがかっこいいです。服の趣味は悪いにしても。 人生の歩み方を知っている人たちと思った。 丹野夫妻は詐欺するより通訳とか もっと別の道もあったと思うんですが。 岩波夫と下田妻には頭が下がる思いです。 右京先生はマトモなキャラだと思ってたのに オムツの下りから雲行きが怪しくなってきたと 思ったらとんでもないキワモノ。早見さんがかなり好き。 肝心の館のお話は皆に感じるところがありました。 プチ・ルイ、ルイ14世、ディアナ、マイエ ムノン、ジュリアン、特にマイエ しかし一番笑ったのはルイ14世と馬鹿息子&娘の下り。
0投稿日: 2011.08.25
powered by ブクログダブルブッキングの後始末はどうなるの? ルイ14世の話と ごちゃごちゃになってしまって あれ? いま、何のはなしだぁ?ってなる。
0投稿日: 2011.08.23
powered by ブクログパリの一見さんお断りの超高級ホテルをめぐって、倒産寸前の旅行代理店が1部屋を2つのツアーの人に使わせようとするから大変! 高額ツアー組と、激安ツアー組をいかに鉢合わせさせずに1部屋を使わせるか…そこにはありえない作戦と想定外の出来事が満載。上下巻を読みながら、笑いと気品の旅に出られるストーリーです。もう、最高!
0投稿日: 2011.06.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
浅田作品を職場とか人の目のあるところで読んではいけない。 うっかり泣いてしまうところだった。 いやーポケットベルのエピソードはもうぐっときます。。。 ちなみに上巻の半分から下巻までを深夜に一気呵成に読みきってしまったのでした。
0投稿日: 2011.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プリズンホテルと同じ匂いを感じ期待して読んだが、プリズンホテルの方が全然良かった。 それでも人生の悲哀と人間の優しさ、あり得ないけどなんとなくアリかなと思ってしまう展開、いい感じのギャグ、しっかりした言葉遣いなど浅田次郎ならでは、と感じられる要素もあり楽しめた。最後はハッピーエンドだし。 浅田次郎じゃなかったら星3つだったかもしれないが、期待値が高くなってしまう作者なので2つ止まり
0投稿日: 2011.04.15
powered by ブクログ何なんだ。この設定は。むちゃくちゃで、登場人物は皆個性が強く、目が離せない。それでも、とっちらかった感じにならないのは流石です。
0投稿日: 2011.04.04
powered by ブクログ浅田次郎大好きのあいぴーから強い推薦を受けて読み出した本。 さすが浅田次郎って感じです。 あんなに多い登場人物の一人一人にきちんと個性を出せるのは、この人の強みだな~っと思います。 なので話の内容がちょっとくらいぶっ飛んでても、非現実的でも気になりません。 フランスの『王妃の館』に泊まれるツアーのダブルブッキング・・・勝気なツアコンとその尻に敷かれる弱気な元旦那・・・ 内容も面白いし、何より登場人物が濃い! ただハラハラ感には欠けます、残念ながら。 この人の書く本は、悪人が一人もでてこないのがすごい。 多分そういうハッピーピープル的考えが、あいぴーの好きな理由だと思いました、たった今。
0投稿日: 2011.03.22
powered by ブクログ2011/10(~83) 11(~296) 12(~371終) 私にとって 初☆浅田次郎 であります。 図書館でなんとなく目に留まって借りてみました。 正直、構成としても新しい匂いはしないし、既存でありそうなどことなくこんな話読んだことあるかも・・・?と思うような作品だったのだけれど、出てくるキャラクター、事件の進行具合ともにひきつけられるものがあって「ど、ど、どうなっちゃうの!?」ともう寝食忘れるほどではないけど読みまくっていました。 これはとてもおもしろかった! 浅田次郎氏はコメディタッチの小説を書く人なのかな? 全然読んだことなくって知らなかったのでとても面白いと思いました。
0投稿日: 2011.02.21
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浅田先生、きっとフランスに行きたかったんだろうな。 おかまさんとごっついお兄さんの仲良くなるくだりが 爆笑過ぎて先に進まなかった。 ルイ14世の時代まで出てくるから、 登場人物の多さと来たらすごい事になっている。 頭の中でジグソーパズルを作っていく時間が 最高に楽しい。
0投稿日: 2010.12.06
powered by ブクログ浅田次郎さんの作品はとても好き。 人情味に溢れていて、感動できるし、心に響く言葉もある。 再読の予定あり。 再読したら下巻に感想を書きたいです。
1投稿日: 2010.10.29
powered by ブクログ浅田次郎の本はいつも面白い。たまにしか読まないけど、決して裏切らない面白さがこの作家の魅力だと思う。 本作では70-80年代を思わせるドタバタ劇を基底にして、16人の登場人物がそれぞれ隠し持つ人情ドラマと、ルイ14世とフランス料理の起源にまつわる歴史ロマン(作中作)という、浅田次郎の得意技を3つ組み合わせ、随分と贅沢な作品に仕上がっている。 登場人物は、それぞれとんでもない問題を抱えて歪んでいる。しかしこの普通ならあり得ないパリ旅行に参加して巻き込まれたドタバタ劇を通じ、抱えていたストレスから次第に開放され、大団円へと収斂していく。一つ一つのプロットにはあり得ない設定が目立つが、とりあえず目くじらを立てなければ、浅田次郎の安心感に満ちた世界を楽しむことができる。間違いなく、浅田次郎の秀作の一つ。
0投稿日: 2010.07.25
powered by ブクログさすが浅田次郎!と思わせるギャグがちりばめられている大変面白く読めてしまう本だが、そこに書かれているコンテンツを料理人が読めばまた違ったエッセンスを拾いあげるのではないでしょうか。ルイ14世のための賄い料理人の話。そこにはフランス料理の原点を見ることができ、同時に料理をつくるという作業が、全世界において共有するある感情の下で行われていることを思い知らされるはずです。
0投稿日: 2010.07.15
powered by ブクログパリのヴォージュ広場で300年の伝統を誇る「王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)」は、世界中の観光客あこがれの最高級ホテル。この15室しかないホテルの知名度を利用し、倒産寸前の旅行会社が企画した起死回生策とは、「王妃の館」に滞在するパリ10日間149万8000円の超豪華「〈光(ポジ)〉ツアー」と、19万8000円の格安「〈影(ネガ)〉ツアー」を同時に催行し、ツアーの「二重売り」によって月末の手形決済を切り抜けようというもの。
0投稿日: 2010.07.13
powered by ブクログあぁ、これもまた「きんぴか」みたいなどたばたかーと思いつつ、読みすすめた。 名づけて光りと影のパリツアー、二つのツアー参加者はなんと同じ部屋に案内される。いかにばれずに10日間をパリで過ごすか、そこがツアコンの腕の見せ所。 ツアー参加者は揃いも揃って変わり者。 終わりにルイ14世の話となり、面白くなってきた。
0投稿日: 2010.05.18
powered by ブクログ150万円の贅沢三昧ツアーと、19万8千円の格安ツアー。対照的な二つのツアー客を、パリの超高級ホテルに同宿させる!? 倒産寸前の旅行会社が企てた、“料金二重取りツアー”のゆくえは…。 夏の家族旅行にひっかけて、パリの余韻に浸りながら読破。余韻さめやらぬ中でついこの間過ごした場所でのドタバタに、追体験を楽しみました。笑いの部分には若干の恥ずかしさを感じつつも、ベルサイユにおける太陽王ルイ14世の生涯も絡んだ構成の妙も楽しめる一大人情巨編。行った人にも行ってない人にもオススメ。 2009.09
0投稿日: 2010.05.03
powered by ブクログある旅行会社が企画したパリの超一流ホテルに宿泊できるというツアー。 しかしこれには高級ツアー客と格安ツアー客をダブルブッキングさせ、お互いが顔を合わせず同じ部屋に宿泊させる、という陰謀があった。 上巻はこの先どうなるんだろうとワクワクしながら読み進められたが、下巻に入る頃にはスローペースに陥りちょっと退屈な感じになった。
0投稿日: 2010.03.24
powered by ブクログ『プリズンホテル』再び! みたいなうたい文句に煽られて読んでみたけれど 正直さほどのことはない。
0投稿日: 2010.02.03
powered by ブクログ相変わらず面白い、この面白いは吹き出す面白さ。 プリズンホテルに匹敵する。 しかも、じっくり人生を考えさせる。
0投稿日: 2009.11.12
powered by ブクログ推理小説のような勢いのある展開。 ひとつの部屋に二組の旅行者を時間差で滞在させるという、 無理な計画をどうやって遂行するのか、期待してしまう。 それぞれの旅行者がどうしてこのツアーにきて、 なにをつかんで帰るのか、ほっとするあったかい話。 旅行に参加した作者、語り部である老コンシェルジュの 歴史秘話のコックの話が好きだった。
0投稿日: 2009.11.09
powered by ブクログ光と影のパリツアーとか、物語は面白い♩ でも、昔の話になるといまいちわからん。。てかカタカナの名前覚えれないから誰が何かわかんない。。
0投稿日: 2009.10.31
powered by ブクログフランスの歴史とストーリーをからめてるところが面白かった。 また昼と夜に宿泊している2組が実はすれ違ってるというところもよかった。 コメディ要素が高いが面白かった。
0投稿日: 2009.10.29
powered by ブクログ旅行中に読んだ本その2。 中世フランスで、ルイ14世の愛人が 住んでいたという館(現ホテル) を舞台にした、ドタバタツアー。 10年不倫相手を務めた上司に捨てられた元OL、 工場経営が頓挫して心中に来た中年夫婦を筆頭に、 カード詐欺師あり、小説家とその編集者あり、 元警察あり、オカマあり、となんでも揃いです。
0投稿日: 2009.09.15
powered by ブクログ「霧笛荘夜話」の浅田次郎とはまた違った印象でした。 重たげな作品名から想像できないコミカルな話、 明るすぎるハッピーエンド! 楽しかったです
0投稿日: 2009.09.04
powered by ブクログ浅田次郎作品らしく登場人物たちはみんな個性ゆたか。光と影のツアーリストたちがどう絡んでいくのかがみどころか。
0投稿日: 2009.08.26
powered by ブクログ文字通り「涙あり笑いありの人情物語」で浅田節炸裂。老教師とか退役軍人とか警察官とかこの作者お得意のパターンがつめ込まれています。ただ、この作者のホテルものと言えば『プリズンホテル』が有名だけど、涙・笑い両方の面で『プリズン…』にはキレ味で劣るかな。劇中の小説家と自分を重ね合わせて語ってる部分も多いので、同作者によるエッセイ『勇気凛々瑠璃の色』を読んでからの方がより楽しめると思います。
0投稿日: 2009.06.22
powered by ブクログあの名作「プリズンホテル」を彷彿とさせるドタバタコメディを上下巻でたっぷりと堪能できる。浅田次郎のこういうテイスト、どれも大好きだなああ。倒産寸前の旅行社が企てた前代未聞のダブル・ブッキング。超豪華旅行とビンボー旅行を由緒あるホテル「王妃の館」の時間割振り分け宿泊でやり過ごそうと必至でやりくりする添乗員達のハチャメチャぶりが読んでいて笑える。もちろん綻びがあらわれて客にばれてドンドン滅茶苦茶になるのだが(笑)太陽王ルイ14世の物語がところどころに挟まりながら様々な人生模様が交錯して16人の二つのツアー客は華麗なるパリを巡る。最後の大団円も大満足。やっぱりコメディはこうでないと☆浅田作品はどれも読んでいて楽しいなあ♪
0投稿日: 2009.04.02
powered by ブクログこてこての次郎ワールドですね。堅物の元警官、カード詐欺師、ハイミス、成金、ゲイ、売れっ子作家、その編集者とどこかで出てきたような登場人物がドタバタ劇を繰り広げる涙あり、笑いありのストーリー。普通のドタバタ劇と異なるのは、ポジツアーにトリックをバラすことや、ルイ14世の話が非常に物語りにスパイスを加えています。 まぁまぁかな... ■気に入りフレーズ 『幸福と不幸は神様がコントロールしているわけじゃないわ。人間が選んでいるわけでもない。ひとりひとりが、幸か不幸かを勝手に決めているだけ』:朝霞玲子
0投稿日: 2009.03.15
powered by ブクログパリの由緒ある高級ホテル宿泊ツアーをめぐるドタバタと、ブルボン王朝期の物語をおりまぜて進むストーリー。出張中に読み始め、道中で一気読み。現在と過去の二段構えで進むストーリーが、どういう結末を迎えるのか、期待しつつ下巻に取り掛かろうと思います。ドタバタ喜劇と感涙エピソードが、いい塩梅で混然一体となっていて、う〜ん、さすが。
0投稿日: 2009.03.07
powered by ブクログ浅田次郎さんを初めて知った作品。 父と最近の図書交換品です。一階の本棚にいっぱい。 まだ浅田次郎さんの作品を読み漁ったわけではないので容易に語れないけど、この人のキャラクタを描く力と構成の神なところ尊敬。 こんな作家になりたい人。憧れ。そんなに泣かすんじゃねぇ。 もっともっと読みたい!!!
0投稿日: 2009.02.24
powered by ブクログ下巻のおもしろさのための序章というかんじ。 はちゃめちゃどたばた。 「プリズン」のノリが好きな人にはおススメ。
0投稿日: 2009.02.11
powered by ブクログインターネットをするようになって、読書スタイルが大きくかわった。その一つに音楽がある。小説の中でつかわれる曲をインターネットで調べるようになった。 これはやってみると驚くほど楽しい作業である。小説家のイメージした世界にどっぷりと浸ることができるのだから。 さて、「王妃の館(上)」を読んで、インターネットで調べた曲がある。「遠別離」という軍歌である。 元ゼロ戦乗りで外国嫌いだという男が、「パリによく似合う」と口ずさむのだ。 軍歌がパリにあう?? どういう曲なのか、早速聴いてみた。 なるほど…。哀愁のある曲だ。 ところで、これがはたしてパリにあうかどうか、パリを歩いたことのない自分にはわからなかったけれど…。
0投稿日: 2009.01.18
powered by ブクログ浅田次郎氏、頭よすぎる ごめんなさい見くびってました いったいこれだけの人数の登場人物、全員がしっかりリンクしあってるなんて どっから構想したの? しかもこの非合法のツアー参加者のひとりひとりが、 他人のことを幸せそうにうらやんでいるけど、 その他人たちの内心では、やっぱり他人をうらやんで自分は不幸だと思い込んでいる 内面がしっかり書かれています 劇中劇に挿入されている「フランス国王ルイ14世」 歴史小説ということになるの? 普段歴史小説を読まないので、興味が湧いたし面白かった こういう風にわかりやすく、現代語で歴史小説が読めたら 人物像がよく見えて理解できてすごくいいと思う そういう本ないかなあ
0投稿日: 2008.11.27
powered by ブクログ「蒼穹〜」から浅田次郎にはまり、父親の本棚を漁って読んだ本 フランスを旅行するツアー(現代)とルイ14世時代のフランス(王政時代)を行ったり来たりするので、頭の切り替えが大変でした。 でも、次第に話が繋がってくるので(しかも最後の方は涙)そこに面白さや焦らされ感を感じます。 ルイ14世の生活ぶりや、その周りの人々のエピソードも泣かせますし、現代のツアー参加者それぞれのドラマも、はらはらします。 相変わらず登場人物やそれぞれの抱える問題が濃いので、覚えるのが大変でした(私だけ?) 真面目なのか、ギャグにしたいのか? 今まで読んだ本にはないくらい、フランクな文章表現もあります。 読んでて楽しかったです。
0投稿日: 2008.11.07
powered by ブクログ伝説の高級ホテル、王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)に、2組のツアー客をダブルブッキングさせて・・・ 起こりうる全てのことが起こり、なんだかドタバタしっぱなしだったが、それだけで終わらないのが浅田氏のいいところ。やっぱり彼は知識人ですね、いろんなことをよく調べています。ルイ14世の話は感動もの!下巻も気になります・・・ ○心に残った言葉たち○ 「――彼らはみな、かけがえのないものを知っている」「日本は焼け野原になるまで戦いましたものね」「――パリ市民はパリの美しさを損なうぐらいなら、暮らしの不自由さを選ぶのだね。――われわれ日本人が繁栄のために犠牲にしたものは、あまりに多すぎる。そしてそのことに気付いていない日本人は、愚かな国民だと思った」(岩波夫妻の会話) 「他人の幸福をうらやむのって、とても不幸なことよ。少なくとも女の幸福は、男から与えられるものじゃないわ」「でも、私はあなたみたいに美人じゃないし、背も低いし、頭もよくはないもの」「そんなことは、何ひとつとして幸福の条件にはならないわ。幸福になる秘訣はただひとつ、自分は幸福だと信じることよ。自分を不幸だと思っているうちは、幸福なんて永遠にやってこない」――「幸福と不幸は神様がコントロールしているわけじゃないわ。人間が選んでいるわけでもない。ひとりひとりが、幸か不幸かを勝手に決めているだけ」(玲子と香の会話)
0投稿日: 2008.10.18
powered by ブクログ外国にある、素晴らしい館。 そこへのツアーが計画される。 200万円の超豪華「ポジ」ツアーと 20万円の格安「ネガ」ツアー。 昼と夜とで館を交代して使う、というとんでもない計画。 客にバレたら...と心配するネガ側まとめ役の会社の男性。 会社を守るにはこの方法しかない、と強気の、元妻。 どうなる...?
0投稿日: 2008.08.24
powered by ブクログ旅行に参加した人々の経歴が面白くて、はじめのほうはサクサク読めたんだけど、中盤は飽きてきた。 でも、ルイ14世の話しが始まると、続きが気になりますねー。 ツアー参加者同士の不思議なつながり、面白い経歴を描写しているところ、LOSTっぽくてツボ。
0投稿日: 2008.07.17
powered by ブクログ「プリズンホテル」みたいなこの人の群像劇的な話が好きです。 二種類のツアーに重ねて、昔のフランス王朝の話も間に挿入されるのでかなりややこしくなりますが。 ムノン、ジュリアンの話が一番良かったかも。…上巻では。
0投稿日: 2008.07.10
