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夏と花火と私の死体
夏と花火と私の死体
乙一/集英社
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総合評価

1336件)
3.7
277
468
427
72
10
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    乙一デビューとして友人に借りた本。 有名な作品なので「死体が語り手」という斬新な設定は知っていた。しかし予想よりも語り手は若く、また予想よりも淡々と進む展開だった。 死んだ人間による話だというのに描写におどろおどろしい感じはまるで無い。しかし勿論 、内容はエグい。幼い子供の正直な感性・田舎の夏の描写に妙な安心感と懐かしさがあり、それが逆に気味悪いような。 この作者の本を他にも読んでみたいと思う。

    10
    投稿日: 2025.11.10
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    20年以上前、学生時代に読んですごい面白かったし、オチがすごいって思ったのを覚えてた。 今読んだら全然面白く感じなかった。 自分がそれだけ変わったんだなと実感させられた。 自分の変化に気づけた面白い体験だった。

    1
    投稿日: 2025.11.09
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    以前も一作読んだことのあった乙一先生のデビュー作ということで、満を持して初読み。 まずやはり死体の視点で話が進のが斬新で面白い。 第三者視点でスムーズに話が進むから忘れそうになるが、主人公が温度や光を感じる場面で死体が語っていることに気付かされる。 子どもらしい感情もとてもリアルだった。これは当時の作者の若さ故のリアルさなんだろうか? 僕と同い年の頃にこんなに引き込まれる物語を書いていたなんて驚きだ。 また別の作品もぜひ読もうと思う。

    0
    投稿日: 2025.11.09
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    ホラーだなと思って読んでいると、なぜか私は猜疑心がゼロになるのでラストのオチでやられました。田舎の雰囲気や情景描写がうまくて、花火を見に行きたくなりましたね。

    0
    投稿日: 2025.11.08
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    わたしが中学生の頃に読んだものです。 当時はこんな可愛らしい表紙ではなく、暗く、不気味な表紙でした。 まずタイトルからして「殺人事件系のお話?」と思いましたがそれはそれで当たりでして。 でも内容がまさかの死体視点!これは斬新でした。 中学生さながら驚きを隠せませんでした。 最後の展開まで驚いていた記憶があります。 毎年、夏が来るとこの作品を思い出します。 本好きな友だちが勧めてくれたこの作品。これをきっかけに乙一さんにハマりました。 あの当時はアガサ・クリスティの本ばかり読んでいましたが…笑 夏、ひゅっと寒くなりたい方におすすめです。

    11
    投稿日: 2025.11.01
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    著者、乙一さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 乙一(おついち、1978年10月21日 -)は、日本の小説家、映画監督、脚本家。日本推理作家協会会員、本格ミステリ作家クラブ会員。本名は安達 寛高(あだち ひろたか)。 ---引用終了 で、本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 九歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなくー。こうして、ひとつの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような四日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人たちの追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?恐るべき子供たちを描き、斬新な語り口でホラー界を驚愕させた、早熟な才能・乙一のデビュー作、文庫化なる。第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作。 ---引用終了

    76
    投稿日: 2025.10.31
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    自分が何もできない死体になったら…まぁ見続けるしかないよなぁ〜 なかなかない視点ですよね!楽しく読むことができました!

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    SNSで見て惹かれて購入。 総評としては10代でこれを書けるのは本当にびっくりだった。 亡くなった主人公の五月視点で語られる物語はなかなか珍しく、まるで亡くなっているはずなのに生きているように語るその文体は気味悪い。 また、2人の兄弟が切磋琢磨に隠蔽しようとする際、見つかりそうになることが多々ある。その時の描写が妙にリアルで読者にも緊迫感が伝わってくる。 緑さんは出てきた当初からなんか変わってるなって思っていたけど、その予感が的中した。 『優子』についても、面白く上手く騙されてしまった。

    0
    投稿日: 2025.10.17
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    乙一先生のデビュー作! 当時の17歳がデビュー作にして、こんなミステリーを生み出すことに驚愕! 読みやすく没頭のしやすい、新感覚ミステリーで面白かった! 最後のオチには、背筋の凍る結末でビックリしました。夏に読みたい一冊でした!

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ライトノベルの書き手としての自負があると言われている著者だが、本格的なホラーやミステリー要素もかなり強く、上質なエンターテインメントをいつも提供してくれている。その著者乙一のデビュー作品に当たるのが本作だ。 タイトルが示す通り本作の主人公である私は、物語の冒頭で友人によって木から転落死させられてしまう。読者はその犯人というのは当然知っているわけで、本作はその友人と2歳年上の兄が『私』の死体を隠すために右往左往する様を、魂となった『私』と追いかけていく。 本作はデビュー当時に読んだことがあったのだが、最近になって改めて読んでみるとかなりご都合主義な部分があることに気がついた。考えてみれば小学生の子供2人が死体を持って動き回るなど現実には難しいわけで、そういった意味でまさに真夏の怪談として読むのがふさわしい作品だと思う。 とはいえ著者の一貫する姿勢である、「世の中の気持ち悪さ」によるオチが示されるという展開は本作でもすでにしっかりとその姿を見せており、短い作品ながらもホラー好きもミステリー好きも楽しんで読むことができるはずだ。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    初の乙一さん作品。 『夏と花火と私の死体』は、死体をどのように隠蔽するのかを、殺された死体である私(五月)目線で繰り広げらていく。印象的なのは、五月が殺されたことに対して何も感じてないこと。全く憎悪を抱いてない五月と、淡々とむしろ楽しそうに死体処理する健と、常に怯えて泣いて兄に頼るしかない弥生と。そのコントラストが何とも不気味。

    0
    投稿日: 2025.10.11
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    先がどうなるのか、どこに納まるのか、心配で心配で、私にしてはジェノグラムを書く暇もなく(笑)テンポよく読み進められた作品でした。死体の魂?がストリーテラーで、自身の死体をも冷静に分析しているのも、おもしろかった。 子どもたちの無邪気さ、頭の良さから来る(脆いんだけど)自信、大人の常識でははかれないもの、面白く読みました。 。。

    11
    投稿日: 2025.10.04
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    これも20年ぶりくらいに再読。 殺された女の子視点で話は進む。 被害者視点なのに感情が語られることはほぼない。 殺されたときも状況説明のみ、犯人に対する恨みや怒りもない。 それがサイコパスで怖い。 ラストはとってつけた感があるが、怖くて良い。 もうひとつ収録されている「優子」という作品。 こちらは完全に忘れていた(笑) よく忘れていたなと思うほど、描写力があって引き込まれる短編だった。 20年前のわたしには刺さらなかった(もしくは夏と花火と私の死体のインパクトが強すぎた)のかもしれないが、今読んでみると「優子」もかなり不気味で好き。

    1
    投稿日: 2025.10.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・実兄に恋愛感情を抱いており、自分の恋敵だと分かった瞬間、親友すらも殺害する妹・弥生 ・死体遺棄をゲーム感覚で楽しく行い、自分の身すらも道具に最適解を選ぶ、従姉妹に恋したサイコパスな兄・健 ・連続誘拐事件の犯人であり、小学生の従兄弟そっくりな少年達を殺害遺棄し続けた従姉妹・緑 橘家の血筋がクレイジー過ぎて色々濃すぎた……。唯一まともな主人公が冒頭で殺されてからが本番。凄い。小説読んでこんな感情になったの初めて。緊張感と臨場感が尋常じゃなかった。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    なかなか斬新な物語でした。まさかの語り手が死体だなんて。 作者の乙一さんのデビュー作。なんとこの物語を発表した当時は17歳!17歳が生み出した物語とは思えないほど面白かったです。最後のオチも最高。短かったのですぐ読めました。この本は私にとっての斬新な読書体験となりました。

    65
    投稿日: 2025.09.25
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    子ども時代にゲーム感覚で悪いことしちゃうなんてあるあるな経験だろうけど、今作ではそれが殺人と死体を隠すこと。隠して、移動して、隠して常に物語が動いていて先が気になる展開に目が離せない作品でした。 生きている人にとっての時間の流れ、温かさや冷たさ、なんてことのない一文が文学チックで綺麗な表現をされているところも心くすぐられます。 まとめると、 話のテンポ感重視な人、分かりやすくて綺麗な表現が好きな人にはオススメだと思います。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    乙一「夏と花火と私の死体」 2000年 集英社文庫 1996年発行の著者デビュー作。しかもその時著者は17歳。執筆は16歳だそうです。 今は複数のペンネームで作家活動されていますね。僕は中田永一作品の方がなじみ深いかな。 2編からなりますが、この表題作はなくなった主人公が主観で物語が進みます。この構成にも驚き。 子供たちや殺人など、どことなく結びつきにくい内容なのに、まさにリアルに、そして緊張感とわくわく感もある展開にくぎ付けでした。 そしてラストのぞっとする恐怖。 短いお話ながら、展開の巧妙さ、リズム感などともて心地よくおもしろかったです。 #乙一 #夏と花火と私の死体 #集英社文庫 #読了

    2
    投稿日: 2025.09.21
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    語り手は死者という類を見ない作品。 じっとりとまとわりつくような湿気と、年相応の純粋が入り混じる独特の感覚が味わえる。 読み終わった後、五月蝿いほどに鳴いていた蝉の声がこだまするだろう。最近の夏は静かになってしまったものだ。

    0
    投稿日: 2025.09.17
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    あんまりしっくりこなかったかも、、、 まぁでも、当時10代の人が書いた作品って言うなら、凄いのかも。でも、天才って呼べるほど秀逸かって聞かれるとそうでもない気がする、、、

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    短編ながら内容は濃い。子ども目線ながらグロテスクな情景が多数出てくる。1話目も2話目の想像していたオチの一つ上をいくもので読む価値あり!!

    0
    投稿日: 2025.09.13
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    まず、殺された少女が語り手というところに驚いたし、淡々と語るところにホラーを感じた 冷静で大人びた中に垣間見える拙さのバランスも絶妙だった。無邪気を悪く表現するとこうなるのか…って思った 短いページ数だが密度は濃く、スピード感があり無駄がない。これを10代で書いてる。 その才能自体がホラーだ

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    新しい視点のホラーミステリーでとても面白かった。個人的には同封されている優子の方が綺麗に伏線回収されてそして最後にはどんでん返しみたいな感じが好きだったな〜

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死体からの視点で描かれてるのがすごく新鮮だったけど、違和感なく読み進められるのは作者の筆力のおかげなのだろうな。 大人から見たら「そんなことで人を殺してしまうの?」と思ってしまうような理由で五月ちゃんを殺してしまった弥生ちゃんの一時の邪悪さと無邪気さ、死体を隠すなんてことをゲーム感覚でやる健くんの狂気がより物語のホラー要素を強めている。 ただミステリーとして見た時に、死体をアイスクリーム工場に隠すのも、ベラドンナが理由で清音が狂ってしまうのも少し無理があるのでは?と思ってしまった。

    3
    投稿日: 2025.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死体が見つかるかもしれない緊張感と最恐のオチが魅力的な作品でした。 ストーリーの本筋とは関係ないと思い込んでいた “誘拐事件”の真相と”五月ちゃんの死体の結末”が あんな風に繋がるなんて、、、 五月ちゃんの『かごめかごめ』がしたいという願いが 最後に”不気味な形”で叶えられて、 短い作品ながら、きれいな流れで話がまとまるので 読み応えバツグンです!

    26
    投稿日: 2025.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドキドキハラハラででも続きがどうしても気になって一気読みした。テンポが良い。が、何も解決してなくて、小さな彼ら彼女らの世界での出来事で完結してしまっていることが悔しい。五月がいたたまれない。そしてイヤミス。ページ数は少ないが記憶に残る一冊

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    ★★★☆☆あっさりと最後まで読めた。143ページで終了。弥生ちゃんに嫌悪感を感じていたが、あまりにも死体があっさりしているので罪悪感が薄れ、ついには応援したくなるような気持ちにさせられた!!後半は短編の優子。こちらは不気味に読了。旦那様、奥様、人形。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    登場人物の何かがおかしいというのは伝わってくるのだが、 怖さ、不穏な空気感は伝わってこない。 ストーリーももう少し捻りが欲しかった。

    9
    投稿日: 2025.08.30
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    乙一さんデビュー! 8時だよ全員集合での鉄板お約束コント「志村!後ろ!!」を、なぜか思い出したオイラでした。 (わかる方だけわかって笑)

    20
    投稿日: 2025.08.29
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    殺人とその死体を隠すこと。 その恐ろしいことを、女の子の大きな失敗を優しい兄がどうにか隠してあげようと、ドキドキハラハラしながらのミッション的な感覚で行われている。 半分楽しむかごとくの兄の感覚は大きくズレているけど、ハラハラドキドキしながらも隠すことに必死な妹もかなりズレている。 死体からの視点というのが珍しかった。 どうなることやら、という軽い感覚で、この恐ろしい事件を読んでしまうところが、面白い。

    14
    投稿日: 2025.08.27
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    ○本のタイトル『夏と花火と私の死体』 ○著者名 乙一(おついち) ○出版社 集英社 ○カテゴリ・構成 ホラー小説 ○何で Audible ◯どんな本? 9歳の少女が語る衝撃的な物語で、無邪気な夏休みの中に潜む恐怖と心理の奥深さが描きだされ、読者は兄妹の危険な計画にハラハラしながら、彼らの心の闇に引き込まれていく不気味で魅力的なホラー小説です。 ――――――――――――― (あらすじ) 九歳の少女が殺されるという衝撃的な場面から始まる。 物語は、彼女の死体を隠そうと奮闘する兄妹、健(けん)と弥生(やよい)の冒険が描かれている。 彼らの危険な計画は、緊迫感に満ち、ハラハラさせられる。 果たして彼らは無事に計画を遂げられるのか。 そして、衝撃的なラストが待ち受けている。 ――――――――――――― (主な登場人物の魅力や特徴) ・五月(さつき・主人公・九歳・弥生の同級生・五月の視点で物語は進行する) ・橘弥生(たちばなやよい・9歳・長い黒髪・五月の同級生・健の妹・兄が大好き) ・橘健(たちばなけん・11歳・弥生のお兄ちゃん・勇敢で頼りになる) ・緑(みどり・健のいとこ・高卒後アイスクリームの工場で働いていて時々工場のアイスを持ってきてくれる) ―――――――――――――― (舞台や世界観) この本の舞台は、九歳の少女が語る静かな夏の村だ。 村には子どもたちの遊びがあふれているが、その背後には不気味な影が潜んでいる。 石垣ややしろの木の階段が物語の鍵を握っていて、夏休みの日常と暗い事件が交錯する。 兄妹の行動を通じて、人の心の奥深くに触れることができる。 どんな結末が待っているのか、ぜひ自分の目で確かめてほしい。 ―――――――――――――― (ページをめくりたくなる展開) 11歳の兄・健は、なんと女子にめちゃくちゃモテている。 頼りがいがあって、素敵なところがいっぱいあるからだろう。 この男の子の魅力が、ひとつの大きな事件を引き起こすことに…… 事件後、この兄妹がこれからどんな行動をするのか、知りたくてたまらなくなる。 実際に彼らが挑戦することは、かなり危険なことだ。 自分たちの思惑を優先させるために、ちょっと卑怯な策を練っている。 読者は、兄妹に騙されている人たちを同情するでもなく、むしろ哀れに思わせるだろう。 2人は何度も危ない目にあい、「今回は本当にまずいかも!」とハラハラする場面が多かった。 決して応援するつもりはまったくないけれど、彼らが計画を遂げられるのか、誰もが最後まで見届けたくなるはず。 ラスト目が離せない展開が待っている。 ――――――――――――― (ひとこと) 乙一さんは私にとって初めての作家さんで、今回読んだ作品は、彼が十代の頃のデビュー作だそうです。 この作品には2つのお話が収められていて、それぞれが新鮮な感覚で楽しませてくれました。 表題作の「夏と花火と私の死体」では、妹がある出来事にごく普通の反応を示す一方で、兄はまったく普通ではありませんでした。 兄は状況を楽しんでいるようにも見えて、思わず「ねえねえ、もっと焦ろうよ。怖くないの?」と言いたくなりました。 妹と2歳しか違わない健くんが、冷静に行動しているのがすごく印象的で、その落ち着きは素晴らしいですがやはり異常ですね。 この作品では、初めて感じる不思議な気持ち悪さを味わい、ラストにはさらなる衝撃が待っていて、「そーだったんだね」と健くんのその後も私的には気になりました。 また、「かごめかごめ」という遊びが登場するのですが、読後に振り返ると、この遊びの持つ暗いイメージが、作品全体の恐怖を一層引き立てているように感じました。

    24
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死体となった私が神視点から物語を見てるかと思いきや死体に近づくと自分の死体視線の戻ったり、私がどういう存在なのか気になった わかりやすくドキドキしてくれってシーンが描かれていってなんか面白かった 弥生がラストで緑さんを殺してくれたらめっちゃ爆笑したと思う

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    作者16歳か… 兄妹のやったことが重すぎて、大人のわたしはまったく感情移入できなかったけど 子ども目線ならすごく怖くて楽しめたと思います。 自分が対象年齢じゃなかったです。 でも、死体が語るの気持ち悪くて良かった。 優子も警察来なくてびっくりしたけど ちゃんと面白かった 大人になった作者さんの作品を読んでみたいです。

    0
    投稿日: 2025.08.20
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    ブックリスト企画のお題『夏に読みたい文庫』で選んだ1冊。 乙一さんのデビュー作。当時この本を読んで、新しい人が出てきたな、と思った記憶があります。 タイトルも秀逸ですよね。記憶に残るし、読んでみようかな、という気にさせる。 後味が悪い、というか、頭のどこかでジージーと蝉が鳴いているような、嫌な感じが残ります。

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゾクっとするような2編が収録されており、夏にぴったりの一冊でした。 「夏と花火と私の死体」は死体目線で語られているのが斬新でした。最後の展開は驚き。 「優子」は伏線回収もあり、面白かったのですが、やや腑に落ちない部分もありました。清音だけではなくて政義もおかしくなっていたのか…?と思ってしまうような描写がいくつかありました 全く同じ食べ物を残しているとか、灯油をかけられても優子が全く動じないとか… 優子は人形なのか人間なのか?読者に解釈は委ねているのでしょうか?

    1
    投稿日: 2025.08.19
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    小学生の兄妹が死体を隠すってことだから、そりゃまぁヤキモキした。 なんでそこ隠す?(妹)おどおどすんな!その他もろもろにヤキモキ。 アイスクリーム工場!冷え冷えだ!でも夏だしすでに時間経過してるし…結構傷んでると思う。 優子→面白かった!

    0
    投稿日: 2025.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「夏と花火と私の死体」 「優子」 「あの本読みました」で紹介されていたので、久々に再読。死体目線が面白くて良い。「夏と花火と私の死体」「優子」どちらも好みの展開で良かった。

    0
    投稿日: 2025.08.18
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    読んだんが前すぎてあんまり覚えてないけど,終始どよんとした雰囲気で終わりかたもぞっとする感じだった。でも面白かった。再読するかも。

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭で殺される「わたし」が語り手となる構成が珍しくて気になったが、読んでみるとその珍奇な手法が作品においてよく機能しているのかどうかが自分にはわからなかった。物語は、ミステリーやホラーというより、死体隠しに奔走される兄妹に関するサスペンスものに感じた。

    0
    投稿日: 2025.08.16
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    激ヤバ ストレートに読みやすいのに、この兄弟にハラハラさせられました。 いつバレるんじゃないかと。。。 共犯関係のような気持ちになりながら読めます。

    1
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺された人視点で進む物語で、感情が乗っていないような達観した語り口が不思議で面白かったです。その視点が遺体からだったり、俯瞰した視点だったりが入り混じって、どういう存在なんだろうと不思議でした。 弥生はしれっと嘘をつく部分と以降の終始怯えている様子が一致しないかなとも思いました。 サイコパスを見てたらさらに強いサイコパスが現れるのが恐ろしい。とりあえず誘拐事件がおさまりそうなのは良かったのかな。 2話目の『優子』も清音視点の物語が、医者と政義の会話で判明する物語に組み変わって行くのが面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    それまで本が苦手だったのに「本って面白いんだ!」と思ったきっかけの本。 たしか大学一年生の時に読んだのだけど、乙一さんが16歳の時に書いたのだと知って衝撃を受けた。えぇぇー

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サクサクと読める作品でした! そしてとても良かったです! 夏に読めて良かったです。死体目線で描かれる物語というのは知っていましたが殺された五月ちゃんの目線も淡々としていて、お兄ちゃんも何も感じていない感が怖かったです。妹の弥生ちゃんの方が人間味を感じました... 一緒に収録されていた優子という作品もゾッとする感じで良かったです。嫌な気持ちにならずゾッとする感じがとても良かった!!!

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    面白いのはもちろん、うまいな、と感じた一冊。 殺されてしまった五月ちゃんの視点から進むストーリー、そこにまだ幼い少女の感情が盛り込まれているので、読んでいて切なくなる。 好きな男子に対する恥じらいなどを、死体となっても感じているところなど、何だかゾクリとする。 最後はどうやって終わらせるのだろうと考えていたが、なるほど、そういう締め方かと。 そしてあの伏線もしっかり生きていたんだなと。 この夏にこそ読んでほしい一冊。

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乙一の『夏と花火と私の死体』 表題の物語と「優子」という短編の2作からなります。 夏ということで読ませていただきました。 小学3年生の少女・五月が夏のある日、親友の弥生に高い木から突き落とされて死んでしまう場面から始まります。弥生は兄の健と共に、事故に見せかけて五月の死体を隠すことを決意します。物語は、死体となった五月自身の視点で語られ、夏休みの4日間、兄妹が死体の隠蔽に苦心する様子が描かれます。子供ならではの無邪気さと残酷さ、そして死体視点の冷静な語りが不気味な印象を残す作品です。最後に五月の遺体は…? 「優子」 身寄りのない清音は、父の友人である鳥越政義の家で家政婦として働きます。政義の妻・優子には一度も会ったことがありません。食事は毎回書斎の前に置かれますが、半分だけ減っているなど不自然な点が多く、清音は優子が人形ではないかと疑い始めます。鳥越家に纏わる謎解きとは…。 ミステリーとしては話があまりにも大胆すぎるのですが、「夏と花火と私の死体」のような作品は叙述方法が刺激的でつい読んでしまいます。作品執筆時乙一さんは16歳だったそうで、驚きです。 ただ、私としては乙一さんは、人の気持ちを繊細に掬い上げていくような、もう少し成熟されてから書かれた作品のほうが好きかな。

    3
    投稿日: 2025.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死んだ女の子が「わたし」として語り手になって進められるストーリーが斬新で面白かった いつバレるのか終始ヒヤヒヤしながら読み進めた 兄の心情は最後までイマイチ理解できなかった 溺愛している妹の罪の隠蔽を手伝ってるみたいな、必死さも感じられなかったから、楽しんでるだけ?? 連続誘拐犯の犯人はきっと緑だろうと感じつつ、ラストの冷凍室の描写にはゾッとしました

    1
    投稿日: 2025.08.11
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    乙一さんの唯一無二の衝撃的な世界観や設定が好き、!!どんでん返しがちょーっと弱いけど、全体的にすごく読みやすくて1日で読めてしまった。この作品を書いたのが16歳っていうのを前提で読んだらもっと衝撃だったんだろうな、知らないで読んだ身としては少し物足りなかった。

    4
    投稿日: 2025.08.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うーーーん。 弥生ちゃんも健くんも好きな子じゃないなぁ。 好きな結末にはならなかった。 悔しい。五月ちゃん可哀想だな。五月ちゃんのお母さんも。 優子編は私が読解力なくてよくわからなかった。 『夏と花火と私の死体』『優子』 どっちも読後感がもやっとしてしまった。

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    二十数年ぶりの再読。子どもの時に読んだのと感じ方がだいぶ違う気がする。弥生ちゃんがいっちゃんこわい。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公が早々に死体になり、話は死体目線で進んで行きます。 高校生が書いたと思って読めば フレッシュさを感じる所があるのかな… でもこの発想や展開は想像を超えていて ずっとハラハラして一気に読んでしまいました。

    3
    投稿日: 2025.08.01
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    色々と都合が良い展開だなぁと思いつつ、情景描写と登場人物の不気味さは秀逸だった。 著者が16歳の頃に執筆したデビュー作と聞いて感嘆したけれど、一読者としては可もなく不可もなく。

    1
    投稿日: 2025.07.31
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    死体を隠す四日間を描いたホラーなのか?サスペンスなのか?といった小説。 あまりにも健くんの頭がおかしいのに対し、他の登場人物はいたって普通なのが奇妙さに拍車をかけている。 死体視点で物語が進んでいくため俯瞰しすぎていてほぼ読者と同じ目線の主人公と、いかにも物語のキャラな妹の対比がゾクゾクする。 最後は伏線がしっかりまとめられており、16歳で書いたとは思えない。 タコピーが流行っている今こそ読んで欲しいな。

    1
    投稿日: 2025.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語は人殺しの場面から始まり、語り手は全て殺された被害者。村人にバレそうでバレない死体のかくれんぼに食い入るように読み込んでしまった。 各登場人物の少しずつ身勝手・サイコな部分をさりげなく描写することで緊張感のある場面が引き立っていたと感じる。夏祭りに参加する前に読んだのもあり気分が乗っていたのもあると思う。読み終えた後に思わず「ゾクゾクする…」と声が漏れた。

    1
    投稿日: 2025.07.29
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    大人びた子供が弾みで殺してしまった親友の死体処理に奮闘する。やばいバレる〜とヒヤヒヤ箇所が何度もあり!こんな子供がいたら怖〜。結末に誘拐事件の謎がとける。

    10
    投稿日: 2025.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主要登場人物が全員やばいサイコパス その中でも弥生の自分勝手な描写がすごすぎて、終始癪に触ってイライラしながら読んでた 弥生は自分の私利私欲のために五月を殺したのに「お兄ちゃんどうしよう…!」しか言わなくて、お兄ちゃんは弥生のために考えてくれてるんだからちょっと黙っとけって毎ページごとに思ってた笑 弥生は悪女になりそうだ、、、

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    ラノベのような読み心地。 そして、なんとも不思議な感覚。 評価が高い作品のようなので期待して読んだのですが、思いのほか感情移入ができませんでした。 好みの問題もあると思います。 語り手は、殺された女の子。 けれど、この子の心理がまず理解できない。 殺されたのに、どこか他人事のよう。 「なんで私が殺されなくちゃいけないのよ!」みたいな感情が、まったくないのです。 多分、この小説は“殺された少女の視点”で読むというより、“妹のアリバイ(五月を殺したのは妹)を隠そうとする兄の冒険小説”として読むと楽しめるのかもしれません。 兄妹が隠した死体はいつ発見されるのか――。 発見されそうでされない、ハラハラする展開。 まるでマンガのようなストーリー展開でした。 単なる親戚のお姉さんと思っていた緑さんに裏があったのも驚きでした。 全く交わらなかった兄妹と緑さんの距離感が、徐々に近づいていき、ラストで融合する。 冒頭に出てきた「かごめかごめ」が、ここに繋がっていたのか……。 サイコパス強めの物語、という印象が最後に残りました。 著者の作品は今回が初めてだったのですが、独特の雰囲気があります。 一冊読んだだけではまだそれが何なのかは掴めない。 だからこそ、他の作品も読んでみようと思います。

    29
    投稿日: 2025.07.26
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    デビュー作というのが驚きというか流石というか。まず語り手にははぁんと唸り、その淡白な語り口と緩急ある展開の対比に引き込まれ一気読みでした。もう1つの収録作「優子」はまた毛色の違うお話で、どちらもこれぞ乙一さん的非スッキリ感。これがいい!

    0
    投稿日: 2025.07.17
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    いやぁ これがデビュー作とは しかも16歳で 読んでて スリリングなんだけど いたたまれないない気持ちになり でもスリリングが勝ってしまう 自分はよかったです

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    これが16歳の時の作品ですか…すごいなぁ。執筆時の年齢という前情報抜きにしても面白いです。登場人物たちの性質が、子供特有の邪悪さなのか生まれ持ったサイコ気質なのかどっちなのか考えながら読むのが面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死人が語り手なのかと驚いた。 「色恋沙汰になると女性は怖い」が詰まってた。 女に、子供や大人は関係ないのね。 あと、自分にとって都合がいい独りよがりな考えとかも女性ならではって感じがして怖かったなぁ…。 他の人の感想で見たけど、16歳で書いたの!? 凄すぎでしょ…乙一さん…

    0
    投稿日: 2025.07.03
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    ホラー小説ではないのだけど、ホラーを標榜するそこらのホラーよりよほど怖かった。小学生が同級生の死体を隠そうとするお話。 何が怖いって、小学生が同級生の死体を隠すというオオゴトなのに「ある夏の思い出」的な、なんかちょっといい話、みたいなテンションで話が進んじゃうところ。 友達の五月を嫉妬でうっかり殺しちゃう弥生。 五月の死体をバレなきゃいいから捨てちゃえとか言えちゃう健ちゃん。 健ちゃんと弥生の従姉妹の緑さん。 自分が殺されたのに淡々と神の目で物語を語る五月。 全員、頭おかしい。だけど小学生女子ってこういうとこあるわーって不思議な説得力があるし、たぶん昭和の話だと思うけど、その頃の田舎の空気感みたいなのもすごい分かる。 で、これを16歳の乙一が書いたのも怖い。 文庫にはもう一編「優子」という短編も収録されてて、こちらはまた本編とは違う怖さ。あからさまに狂気がにじみ出てるけど、それを隠すのがすごくうまい。例えるなら、今、とんでもないことに気付いた、ってことはわかるんだけど、それが何か言語化できずに不安になる感じ? 終わり方はあまり好きではないけど、若い作家さんが書くような小説じゃないよ、これ。雰囲気といい、ベテランかよ。 乙一には「死にぞこないの青」という小説もあって、あれも小学校の教室のほの暗い感じとか、勘違い教師の言いそうなこととかがとても良く書けてた。乙一が実際にそういう小学生時代を過ごしたの?って思うくらい。 読み応えはあるのに、文庫自体が薄くてすぐに読める分量であることからも、無駄のない文章で構成されてることが分かる。 乙一、才能のかたまりだな。 なお、子供たち3人が表紙になってる文庫本より、事件現場になる神社の石段を描いたグレーの表紙の文庫のほうが作品の雰囲気に合っててオススメです。

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    「私が死んだのは、十歳の夏だった。」 そんな衝撃の一文から始まる、乙一デビュー作にして伝説の短編。語り手はなんと、すでに”死んでいる少女”。彼女の視点で語られる、淡々と、でもどこか切なく奇妙なひと夏の出来事。 殺してしまったのは、同じ町に住む兄妹。罪の意識、秘密を抱える恐怖、花火の音、暑さ、夏の匂い…それらが入り混じるなかで、物語は静かに、でも確実に不穏さを増していく。 子どもだからこそ起こしてしまった残酷な出来事と、子どもだからこそ抱える純粋な感情。そのギャップに、読者はゾクリとしながらも、どこか心を掴まれる。 短いながらも、読後に残る余韻は強烈。静かで、美しくて、残酷。 夏が来るたびに思い出したくなる“死体”の語りに、ぜひ耳を傾けてみてください。

    0
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    著者が高校生の歳でこれを書いたと思うと、非常に文章が巧いと思ったが、物語としてはやや物足りない感があった。 表題作の「夏と花火と私の死体」は、死体が語り手となる点は目新しく、また奇抜で面白いが、ただそれだけで、ストーリー展開はややご都合主義的であるし、緑さんが五月のサンダルを見つけた時点で読者の大半がピンときてしまうのではないかと思う。 もうひとつの作、「優子」では、ミスリードにまんまと嵌ってしまったが、それでも設定に少し無理があるように感じた。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    緑さんがはじめて出て来た時から特に謎に包まれていて、最後のオチとしてやっぱりなという感想は少し持った。でも、ちゃんと伏線も全部回収しているし、綺麗にまとまって中途半端の書かれていないところがとてもよかった。 バッっというような感じで結末を迎えるが、話の中での年月も現実的な感じで流れているところが一番好きなところである。 とっても丁寧に書かれた作品だった。最後まで読んで感じたことは、映画にしたらいいなという量と展開だった。

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    同作者が書いた「暗いところで待ち合わせ」がすごく好きなのと、彼のデビュー作がどんなものなのか気になって読んだ。 デビュー作だなという感じ。オチがあまり好みではなかった。個人的には2個目の話の方が好きだけど、そちらの話もややありきたりな設定だったなという印象。

    10
    投稿日: 2025.05.27
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    視点が面白い。 兄でもなく妹でもなく、それでいて幽霊というわけでもない。 自分の死体を隠滅させようとする二人を恨んでいる訳でもなさそうでいて、読んでいて不思議な感覚になった。 健くん末恐ろしい子…サンダルと電灯の紐で気づく緑さんも大概だが。 2025.0514.6

    0
    投稿日: 2025.05.14
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    この物語を10代で書いているというのがまず驚きの上に、ハラハラする展開の連続に短い物語でありながら退屈せず楽しめた。 結末自体はなんとなく予想できたものの、そこのオチの大きさよりも、死体を隠す→バレそう→移動させるのプロセスの方で圧倒的に楽しませてもらったので満足

    0
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    兄が好きすぎる妹。軽いテンションで死体を隠す兄。性癖狂いの緑。そして自分の死をすんなり受けいれ、自分の死体をどのように隠すのかどこか楽しんでる雰囲気の主人公。みんなイカれてて最高。短編小説では普通得られない満足感。これを16歳で作ってしまう乙一さんは非凡中の非凡。

    0
    投稿日: 2025.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ⭐︎3.8 ・表題作の「夏と花火と私の死体」が乙一さんのデビュー作と知って衝撃を受け、さらに16歳で書いたと知り驚愕した。 ・あっけなく木から突き落とされ殺された少女の「私」という死体目線の作品ということでそれに惹かれて読んだ。想定していたのと違い、死体である「私」の感情が終始、悲しみや憎しみを持つでもなく、死体を隠そうとする兄妹に対してひたすらされるがままであることに恐ろしさを感じた。感情の感じられない語り口が独特の薄気味悪さを助長していて良き。解説ではそれを「神の視点」としていてそういう見方も面白いなと。 ・設定や独特な雰囲気もさることながら、ミステリ ーとして完成度が高く、真相にもしっかり驚かされ楽しめた。

    0
    投稿日: 2025.05.07
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    短めなのでさくっと読めました。 死体目線で語られるところが斬新でした。 2つめの「優子」は切ないお話でした。 続きが気になりました。

    0
    投稿日: 2025.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「夏と花火と私の死体」 淡々とした語り口に牧歌的な風景、それゆえに不気味。日常の中にあるちょっとした子どもの冒険と同列のように描かれる死体隠し。それを第三者の目線で見ている死体本人。感情的にもならず、なんなら子ども達側にさえ立って語っている。生きていた時の五月ではなく、死体として感じたことを語っているのだ。そこに怨みもないのが逆に恐ろしい。犯罪に対してずっとワクワクしている健、おびえているけれど罪がばれることのみを恐れている弥生、マドンナ然とした緑、それぞれの無邪気な悪意が物語を後味悪く感じさせる。 「優子」 こちらも淡々と悲劇が語られ、やはり怨みの感情が希薄。主要な登場人物全てが病んでいるのも共通か。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    とにかく2篇とも嫌な気分になる話だったな〜。まともな人がいないし、「夏と花火と〜」のほうはなんとなく結末が予想できたかな。短いのでさくっと読めました。

    8
    投稿日: 2025.05.05
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    斬新な語り口。読み終えた時それは確信に変わった。体温が2℃ほど下がったような寒気も感じた。これを乙一氏は16歳という若さで描いたというのだから、なんと非凡な才能なのだろう。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公はサツキ9歳。 同じクラスの弥生とそのお兄ちゃんの健とはとても仲が良かった。 健は優しく、二人の理想的なお兄ちゃん。 しかし読み進めるうちに健の異常性が現れる。 サツキは健のことがずっと好きだった。 妹の弥生もお兄ちゃんの健が好きだった。 弥生の「好き」は恋愛感情のもの。 だから弥生は妹として生まれたことを悔やんでいる。 ある日サツキが「健くんのことが好きなんだ」と弥生に打ち明けたのが事の始まり。 打ち明けたのは高い木の上、太い枝に二人で座っている時だった。 それを聞いた弥生は激しい嫉妬心でサツキを木の枝から勢いよく突き落とし、サツキは細い体を地面に叩きつけられて呆気なく死んでしまう。 物語は死体であるサツキが進行していく。 死んだサツキ目線で状況が説明されていくところが非常に面白い。 「私は健に担がれた」とか、「私は押し入れに隠された」とか。 とにかく死体目線なのが不気味なコミカルさを演出している。 サツキの死体を見つけた健が落ち着いた表情で「隠そう」と即決。 さっさと遺体を持ち運ぶのにもビビった。 遊び感覚でテキパキと迷いなく死体を隠す様子はとても異様で君が悪いし、妹の弥生もお兄ちゃんと協力しているのが嬉しくて仕方がない様子だ。 死体隠しを何か楽しいイベントだと勘違いしている。 物語中に警察、サツキの家族、村人にバレそうな場面はいくつもあるが、強運か偶然かバレずに隠し通せてしまう。このヒヤヒヤが手に汗握る。しかもそれが死体目線で描かれている。 必死で隠そうとする兄妹がだんだん健気に見えてくるのが不思議。 ただ警察がしたいのすぐそばを探すのに気づかれずに通り過ぎていく虚しさはなんとも言えない。 サツキはどこに隠されるのか、隠されている間どんなことを思っているのか、それがリアルタイムで語られる。皆さんは「見つかってくれ!」と思う?それとも「バレるな!」と思う?自分はどっち派なのか、この本を読んで確かめてほしい。

    0
    投稿日: 2025.04.24
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    なんとなく乙一作品って怖そうで敬遠していたけど、今まで読んでなかった事を後悔するくらいに凄い作品だった。 これが16歳で書いたデビュー作なんて、言葉にならない衝撃。 しかも応募先はジャンプ。ジャンプでこんなの連載されたら、ちょっとトラウマものよ。 主人公は死体。最初は生きてたけど、同級生の女の子に殺されてしまった9歳女児。自分が死ぬ様を刻々と語り、死んだ後も当たり前の様に語り続ける。自分の死体を処分する方法を考えている、殺人犯の女の子と兄を。 何が凄いって、この死体はあっさり自分の死を受け入れ、怒りなどを一切表していないこと。殺した女の子を恨んでいる様子が見受けられない。それなのに、お気に入りのサンダルが脱げてしまったことや、汚れた体を見られるのは恥ずかしいと語る。 何とも言えない冷淡さに恐怖が増す。それは己のようで己でない。もはやミステリではなく、サスペンス?ホラー?オカルトに近いものを感じた。 終始死体目線のストーリーに、ドキドキと恐怖心と面白さが止まらなかった。 そしてラストは、さらに怖い。 まさかそんなオチが待っていようとは。 何が一番怖いって、死体がその結末を喜んでいるように受け取れることだよ。 本当に怖かったけど、読んでよかったと思える、とんでもない作品だった。 もう1作収録されている『優子』もなかなかに凄い。見事に騙された。騙され過ぎて、これも考えれば考えるほどに怖くなる。 怖いのが大丈夫な人は、是非読んでみて欲しい。でも他の乙一作品が読みたいかと言われれば、怖くて読みたくない、が本音である。

    72
    投稿日: 2025.04.21
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    優子の方は、なんだか夢野久作を読んでいるような、現代風にアレンジしたような。ベラドンナが!とか強調するのとか、いかにも古風ではないか。 そしてタイトル作の方も、それなりに狂気をはらんだ人々が登場するわけだけど、何しろ健くんが怖い。笑顔といい、はにかんだ子どもっぽい素振りといい、シリアルキラーになれる素地がたっぷりあり、これは将来が楽しみ。ただまぁこういうヤツが一番危ないんだよなぁ、という定番スタイルになっているので、もうちょっと突き抜けたところも欲しい。頑張れ。

    2
    投稿日: 2025.04.05
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    読了感が最悪(褒め)倫理観が皆無な登場人物たちの物語がずっと続いてく。死体目線での物語の展開には驚かれました。二作目の「優子」も読後ずっとモゾモゾが残っている。あんまり私には合わなかった。好きな人は好きそう。イヤミスに近いのかな?

    2
    投稿日: 2025.04.04
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    『ZOO』がおもしろかったから、よく聞くこちらも。 表題作は評判の良さに期待しすぎた為か、「あれ?これだけ?」という気がしないでもないけれど、死体目線でストーリーが進行していくところは珍しくておもしろい。 緑さんもなかなかだけど、健くんもかなりよね? そんなこと言ったら弥生ちゃんもだけど。 死体が見つかってしまいそうでギリギリ隠せるシーンは、何度繰り返しても素直にドキドキしてしまった。 そして、以外にも『優子』の方が私は好みで良かった。 住み込みの女中さん、旦那様、病弱な奥様、人形、なんておもしろくないわけがない! こういうの大好き。

    2
    投稿日: 2025.04.03
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    2編が収録された短編集。表題作でも「ある夏と花火と私の死体」は、死体視点で物語が進むという特殊さが際立ってしまいました。また死体を隠すというある種のスリリングさと死体のぞんざいな扱いから来る不謹慎さを兼ね備えた魅力を感じました。またもう一つの短編「優子」も含めて短く、読みやすいのでおすすめです。

    5
    投稿日: 2025.03.21
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    倫理観のぶっ壊れた登場人物たちが本当に怖い。これは殺された主人公にも言える。最後まで気味が悪いお話だった。 短編集「優子」も同じような後味の作品だった。

    1
    投稿日: 2025.03.12
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    ただただ倫理観のぶっ壊れてる主人公たちと死体視点から語られるという斬新に注目されがちだけどシンプルにミステリー小説としての完成度が高い。さくっと読めて面白い

    2
    投稿日: 2025.03.04
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    とても好きだった。設定が面白すぎる。まず、表題作の「夏と花火と私の死体」は五月の死体による一人称視点で描かれる。死体が語り手なのが本当に変で不思議で面白い。妙な感覚になる物語。健くんは五月が事故死したと思っているのにあそこまで危険を犯して死体を隠そうとする。変な人。そして五月の母親のすぐそばの暗闇に、実は今も探してる娘の死体が転がっている。ものすごいハラハラでとても楽しい。しかも、オチがすごい。面白すぎて驚いた。まさか緑さんが誘拐犯で殺人犯だったなんて… 二作目の「優子」 これもあっぱれの面白さだった。真っ白な顔の日本人形と病気で寝たきりの優子。黒い実を食べた清音。いやぁ全て面白いあっという間に読んでしまった。これもやはりオチが秀逸。面白すぎる。

    1
    投稿日: 2025.03.02
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    設定は面白いが、作中の対処が現実味を欠ける。 小学生2人では無理では?と。 最後のオチは良かった。 ならお姉さんに手伝ってもらうストーリーだとリアル感はあった。

    0
    投稿日: 2025.02.28
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    乙一氏の16歳のデビュー作。 登場人物みんな淡々としているので こちらも淡々と読む。 集録「優子」はまた違う雰囲気。

    1
    投稿日: 2025.02.28
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    キャラの性格や過去をもう少し深掘りして進めていくのかと思ったらしなかった。 面白かったは面白かったが、他のイヤミス作品などと比べるとって感じ。

    0
    投稿日: 2025.02.26
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    話題だからサクッと読んだけど… 発見〜処理まで雑だし、お兄ちゃんもあっさりしてるし 緑… 後半の優子さんルートは繋がるのかと思ってたらそうでもないし… なんなの? 微妙やったな

    2
    投稿日: 2025.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    みんな病んでんな。サイコパスの集まりやん。最後に大ボス緑登場って感じ。 まともそうな主人公が早々と殺され、 それからというもののその死体目線でストーリーは進む。 しかしとにかく死体の扱いが雑い。 溝に隠したり、押し入れに詰め込まれ布団やらで隠されたり、田んぼに落とされたり、しまいには滑車のようなものでつるされたり落とされたり、もうさんざんです。 「溝に、ちょうどわたしがすっぽりとはまった」じゃないのよ。 「おーい、こらこら、私の扱いざつ、雑スギやろー、物ちゃうねんでー、金縛りかけたろか」との声が届いてきてもよろしいかと。 それに健が死体を目撃して発した言葉が「死んでるじゃないか」って、 薄い、うすいー、コメントが薄すぎるー そこは、新喜劇の内場さんのように 「イィィィィーーーーーーえっ、えっ、イィィィィィィーーーーー」ぐらい驚くやろ普通。ひざ擦りむいてんじゃんぐらいの反応やん、それ。 わたくし、この本読んで再認識したことがあります。 それは 「死ぬのは仕方ないとしても、やはり人間殺されたらあかん」

    1
    投稿日: 2025.02.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏と花火と私の死体 読み始めは健くんの人の死体を隠蔽しているのにちょっとイタズラをした事がバレそうみたいな言動が不気味だったし、ここからどう解決していくのかが気になっていた けど、臨場感たっぷりの文章でいつの間にか死体がバレそうになる度に一緒に焦っていた 緑さんが探偵役と思い込んでたから最後はひっくり返された 優子 結構すき 清音がせん妄状態だったと言う説もわかるけど正義の取り乱し方もちょっと大袈裟すぎる気がしてモヤモヤ考えちゃう

    1
    投稿日: 2025.02.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乙一氏のデビュー作。これ16歳で書いたとか嘘でしょってなった。あまりにも描写が上手くて、しかももう既に彼が持っている、あの世知辛く、そしてちょっと気持ち悪い世界観を丁寧に表現している。妹の兄への愛もヤバいし、冷静すぎる兄もヤバいし、緑さんの性癖もヤバいし、何より冷静に自分が死んだあとのことを淡々と語っている主人公がヤバい。この作品主要キャラがみんなヤバいよ!もうひとつの優子も、また違った気持ち悪さ(褒めてます)が滲み出てる。政義と清音のどっちも狂ってそうなのがとても良い。好きです。

    1
    投稿日: 2025.02.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死体目線の語りが、今まで読んでいて新鮮だった。解説にも書いてあったように、書き方としては、違和感というかこれまで感じたことのない視点からの話の進み方があるのに、とても読みやすい。引っかかることなく読み進められた。内容も面白かった。 これが、17歳が書いた文章だと思うと恐ろしい。

    2
    投稿日: 2025.02.08
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    仲良しの兄妹と死体の私に巻き起こる、倫理観皆無の短い夏の大事件。 殺された死体の私から見た視点が新しく、死体隠蔽という悪しき所業も兄妹の頑張る姿から応援したくなるほどだった。 殺された私が語る物語は、殺されたことに対する苦しみや悲しみ、恨みなど全くなく、淡々と日常のように兄妹の姿を語る。 この非日常のハラハラする事件を、ただ悪戯を隠す子供の無邪気さを観るように語る神目線が面白い。 収録二作目の「優子」も非常に面白かった。 信頼できない語り手ものは大好物。

    14
    投稿日: 2025.02.03
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    短編なのに、映画を1本見終えたような満足感がありました。少し不思議に感じる「私の死体」という日本語も、ナルホドと思わされます。 あとがきで知りましたが作者が当時16歳ということで、ストーリーの完成度、構成の無駄の無さにも評価が高いのですね。 他の作品も読んでみたいと思います。

    9
    投稿日: 2025.02.02
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    表題作と短編1編を収録した乙一先生デビュー作。綾辻行人先生が選ぶ「ホラー小説5選」として去年の夏に書店の棚にあったので衝動買いした作品。 ドス黒いホラーではなく、わりと軽い感じ。 如何にして少女の死体を誰にも見つからずに小学生の兄妹が処分するか、何度も危機がありドキドキハラハラする。

    1
    投稿日: 2025.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    表題作は主人公が親友に早々に殺されるにもかかわらず、主人公の視点で物語が進むのが斬新。必ずしも死体視点というわけではなく、神の視点をも持つ。ラストでは、友人姉妹の従姉妹である緑さん(思春期の男を「少年」「君」と呼ぶ系のお姉さん)が実は連続殺人鬼であり、主人公の死体隠蔽を手伝ってくれたという驚きのオチが待っていた。

    0
    投稿日: 2025.01.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話の展開がどちらかというと分かりやすいと感じた。ミステリーということで、ラストにどんな意外な展開が待っているのだろうと期待をしていたけれど、そこまでどんでん返しというような感想はなかった。 ただ、未成年の子供達の思考の鋭さや感情までもコントロール出来てしまう大人っぽさに驚いた。 最後の緑さんが健くんに抱いている感情がクライマックスにあってしっくりきた。

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    たまに人を殺してしまったり、悪いことをしたりする夢を見ることがある。夢の中の私は必死で隠そうとしていて、すぐバレそうな嘘をつく…けどバレない。この物語の展開がその感覚に近くて、夢見心地で読んだ笑

    57
    投稿日: 2025.01.13
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    タイトルのストーリーが読みたくて、購入しました。短編集?二篇の話がおさめられている本です。 小学生が小学生に殺されてしまって、殺されてしまった側の目線のお話。 色んなとこに隠されてしまうけど、変な嫌み的な感じはなく、客観的な目線だけど、終盤はドキドキでした!

    5
    投稿日: 2025.01.05
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    2021.05.19 ずっとハラハラドキドキ。 展開が気になるお話だった。 とても奇妙で不気味で、それでもなおページを進めてしまう素敵な作品だった。

    2
    投稿日: 2024.12.31
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    そのまんま。この小説はある夏の日に 殺されてしまった女の子目線で物語がすすみ 最後には衝撃の展開が待っている問題作。 死体目線って怖すぎ……。 こちら、ジワジワ効いてくるホラーで一世を風靡した 乙一さんのデビュー作でも有名なんですけど これを初っ端にかけるってどんな才能と世界観やねん と、そっちの意味でも衝撃をうけました。 結局、怖いのは幽霊でも悪魔でもなく 『人間』なのよ。 人の業と弱さ、そして、ある種のたくましさ 悲しさを追体験できる最高の1冊です。 胸糞悪くなるよ!ぜひ!

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    投稿日: 2024.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    健お兄ちゃん小学生にしてサイコパスすぎた。個人的には、「優子」のほうが面白いと感じた。実は主人公が狂ってる系のお話大好きです。自然描写がとても上手いと感じました

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    投稿日: 2024.11.29
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     完全にホラー。 共感も同情もできないけど、死体目線(魂目線?)の描写は面白かった。  2作目の「優子」は同じようなホラーだが、少し切なくなる。 こちらの方が私は好きかな。

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    投稿日: 2024.11.15