
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
無能とばかにされていた成田長親だけが、秀吉軍に屈せずに戦うと宣言したシーンにゾクゾクした!兵の数からしても到底勝ち目のない状況で、「わしはいやじゃ」と子どものように駄々をこねるのぼう様だけど、子どもの純粋なことばに胸をえぐられるときってあるよね。下巻へ続く
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ歴史的に、石田三成軍が勝利することになるのであろう。 しかし圧倒的不利な状況である成田家がどのような結末を迎えるのか楽しみです。 下巻ではのぼう様がどうなるのか、大谷翔平の打席より気になる今日この頃。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ戦の話のはずが…切ない純愛だった。 歴史は、苦手で人並み以下の知識ため、意味がわからない所が沢山あった。SF小説を読んでいるような感じ。けど…めちゃおもしろかった!丹羽がカッコ良すぎる。
11投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログ聡明な軍師の話かと思っていたら、そうではなく不器用だが性格だけはよい領主が主人公 ついに戦が始まる 下巻へ
9投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ高校か中学の読書感想文のやつで適当に買った本。歴史系のやつとか苦手やし全然ちゃんと読んでなかった。読んでみたらなんやこれ、クソおもろいやないかい。ただの歴史についての本じゃなくて、のぼう様の人間性、そのまわりを取り巻く人達、すべてが素敵すぎてまじで一瞬で読んでしまった面白すぎた。 世界史選択やし日本史のこと全然知らんかったからこそすんなり内容が頭に入ってきて、引き込まれた。のぼう様は小さいときから天真爛漫で武将という感じじゃなくて、俺についてこい感がまったくない武将。(笑) そんな人に城をまとめることができるんか?とか思うけど、のぼう様はなんでかみんなの心に入り込んで人を惹きつけるなにかがある人。領民に強制してなにかをやらせるというより、領民がのぼう様のためやったらやったるか〜みたいな感じ。 でもこの人の人間性というか生き様というか、ほんまにかっこいいなって思った。気楽で何も考えてないように見せて凄い賢くてなにより人のことを思いやれる性格は尊敬したいな〜ってなる。部下のことを信頼して部下からも尊敬、信頼されてお互いがお互いを高め合ってて信じ合える関係って凄い素敵やなって思った。 ヒロインとしてでてくる甲斐姫もかわいくて、女の子らしくてまっすぐで素直で、当たりが強いお姫様。のぼう様の、のほほんとした性格とめっちゃ合ってるな〜って思ったしこうやって自分の思ってることをストレートに伝えられる女性ってかっこいいな〜って素直に思った。 最後の戦いの決断の場面はほんまにめっちゃ泣いた。めっちゃ感情移入してしまって、自分は令和に生きてるのに戦国に生きてる気してクソ泣いた。ほんまにめっちゃ感動できるし、登場人物ひとりひとりが漢気あってかっこよすぎる。歴史好きな人もそうでない人も是非読んでほしい、心からおすすめする一冊
1投稿日: 2025.01.18
powered by ブクログベストセラーになり、映画化された作品。 天下統一を目前に控えた秀吉が小田原の北条征伐に乗り出した。文官である石田三成の手柄にすべく、武州の忍城に対して、秀吉方総勢2万の軍勢で取り囲む。主力の半数を小田原城に入城させてわすか500人になっていた忍城では、降伏予定であったが、三成方の愚弄した態度に耐えかねて、ついに開戦を決意する。 文章で読むのまた、これが違う意味で面白い。引き込まれます。
1投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログ豊臣軍による北条家殲滅の過程で圧倒的な戦力差にもかかわらず奇跡的な奮闘を見せた忍城の様子を描いた物語らしい。 木偶の坊を縮めたのぼう様はタイトルになっているぐらいなので、下巻で大きく変身するんだろうな。 時代ものには珍しい独特のコミカルさが面白いと感じつつ下巻へ。
0投稿日: 2024.11.17
powered by ブクログ城を落とすための奇策、水攻めがテーマになっています。 水攻めで落城した備中高松城が冒頭で描かれています。 この地域は、現代では田んぼの広がるエリアで、近くを走る高速道路の中国道上から一帯を一望できます。 近くを通るたび、水攻めの地という案内看板を見て、一体どうしたらそんなことができるのか、そして、当時どんな光景が繰り広げられたのか、想像も付きませんでした。 この本では、そんな想像すら許さない大技が、リアリティを持って描かれています。 どんな史跡の解説記事を読んでも、この小説以上に現実的なイメージを与えてくれるものはないと思います。
3投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ忍城(おしじょう)を舞台に繰り広げる戦国エンターテイメント! 成田長親 何事につけ不器用で木偶の坊からのぼう様と呼ばれ、愛されている。 三献茶 三成 北条氏政 飯に二度汁をかけた 愚昧なり えいえいおー 応!!
0投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログどうしても三成贔屓なものでして。三成と大谷刑部のやりとりを楽しみにしながら読みました。 序盤はそれぞれの登場人物についての描写が多く、その人物のルーツやキャラクターが出来上がっていってどんどん引き込まれます。 第二章、小田原合戦のはじまりのとき、殿下から佐吉へ「はなむけに紅葉を見せてやる」のシーンが好きです。北条氏政に戦意喪失させた石垣山一夜城を作り上げるときのこと。史実なんでしょうね。 というかそれを榊原康政が加藤清正に宛てた手紙から知るという事実が好きです。 柔道の成り立ちについて 〝―組討ちの功は最上。 弓、鉄砲、刀槍、数ある敵の討ち取り方で、最も価値があるとされたのが、肉弾戦で敵を組み伏せ、戦闘不能にし、鎧通しで首を掻き切る「組み討ちの功」であった。このため、日本における体術は、まず敵を地面に叩きつけることを目的とし、現在の柔道へと受け継がれていった。〝 この作者の(この作者に限らず)歴史小説読んでてこういう現代に繋がるところが醍醐味でもあります。 後半(下巻)に出てくる、見た目麗しい甲斐姫が、丹波と和泉の巨躯を吹っ飛ばすシーンは珠じゃないけどフフっとします。 成田長親と成田家家老 正木丹波守利英、柴崎和泉守、坂巻靭負の重臣3人が揃ってるかんじカッコよーーーです のぼう様 長親は成田家当主 成田氏長の従兄弟で、忍城の戦いで城代となる成田泰季の息子
3投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ話の大筋は史実に沿いながら、のぼう様を含め登場人物のキャラ設定が上手く、痛快な歴史小説に仕上がっています。三成との駆け引きも面白くて一気に最後まで読み切りました。 行田市に行ってみたくなりました。
0投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログそれぞれのキャラクターの性格の描写がはっきりしていて、この人物ならこう考えそうみたいなことを想像できる。史実をもととしているため勉強にもなるし、何より面白い。
0投稿日: 2024.09.04
powered by ブクログ心身精神共に強い侍が物凄く格好良い。相手の狼狽に嘲弄する事を好まず、万という大軍に怯まず戦うという選択をした自身に満足な笑みをこぼす。現代には中々ない精神に心揺さぶられました!下巻が楽しみ!
3投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログとても読みやすく、スラスラと読み進めました。 人の役にたっているかんじもなく、領民にちょっと馬鹿にされながらも慕われる、そんな武士もいたんですね。「しょーがないなー」って感じで戦になる感じが面白い。命がかかってるのにいいの⁈と個人的には思っちゃいましたが、これも人柄なんですかねー 下巻が楽しみです。
3投稿日: 2024.07.02
powered by ブクログ豊臣秀吉の北条攻めの際、支城 忍城を舞台にしたお話 以下、上巻の公式のあらすじ -------------------- 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説! -------------------- 攻め方は武功を立てたい石田三成 加藤清正、福島正則に比べて「武」に劣るというコンプレックスの解消のために空回りする様も描かれている 百姓たちが長親の名を出した途端に仕方ねぇなぁという態度で参戦する展開のところで何故か泣ける 甲斐姫は、そう言えば成田家の娘だったなと思い出した 戦国無双シリーズでは北条氏康にウザ絡みしてる印象があったけど、北条家ではないんだよなぁ 詳細な感想は下巻まで読んでからまとめて
1投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
長親の「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん。」という言葉に、普段の長親とのギャップがすごすぎてかっこいいと思った。 弱みを隠さないからこそ人の心を掴めると思う。長親にはその余裕がある。
1投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログまだまだこれから、というところで話が終わってしまった。 これからが面白くなりそう!! 早く続きを読みたい!
8投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
戦国時代の人間模様、教科書だけの薄っぺらい名前から想像できないものが面白い。 これから何が起こるのか…楽しみしかない下巻。
1投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ主人公はいわゆる有名な戦国武将でなく、舞台はもの凄く著名な合戦でもない。けれどそこに物語を作り人間模様を描く。歴史小説の面白さを凝集した小ストーリー。
0投稿日: 2023.12.13
powered by ブクログ石田三成の有能だが不人気ぶりの根本にあるのが、描かれてる様な物語 以前映画を少しだけチラ見で見ていたが、野村萬斎とは原作の主人公はイメージが違うと思います 別物と考えるべきなんでしょうね 何故、圧倒的な兵力差なのに降らずに抗戦を挑んだのか史実はどうなのだろうかと興味が湧きましたので下巻を読み終わったら調べてみようと思いました 荒々しい坂東武者の名残が感じられ面白いです
0投稿日: 2023.12.09
powered by ブクログ「忍」の一字は、ご存知ハートアンダーブレード。 なかなかにきつい心持ちである。 しかしそこに草冠と2本の左払い線を加えると「葱」となる。この文字の中央部は、風を良く通す格子窓のイメージだと言う。 草花や田畑を愛で(もしくはうまい野菜や果物を食べ)、のほほんのほほんと生きようとすることで、辛くきつい忍耐の時は、何かしら清々しい良いものへと変わりうるのかもしれない。 この小話、2本の払い線をどう扱うかが決まっていなかったが、のぼう様を知り、「のほほん×2」でも良いかとの思いに至った。 下巻から戦開始とのこと。どうなることやら…楽しみだ。
0投稿日: 2023.07.19
powered by ブクログ上杉謙信さえも落とせなかった難攻不落の浮城 それが 武蔵 忍城です 天正15年(1588年)に九州平定をなしとげた、秀吉は、天下統一の総仕上げである小田原平定に向かう 天正17年小田原攻めに平行して、北条傘下の支城攻めをおこなっていた そのうちの1つが、忍城です 三献茶で知られる小才の石田三成と、坂東武士である、成田長親との知力戦 甲斐姫の大阪城以降の話、東慶寺の伝説などの余韻を残す 西高東低の戦国時代として、関東武士団の面目躍如 関東人として愉快痛快な小説である 目次 上巻 序 1 2 下巻 3 4 終 ISBN:9784094085518 出版社:小学館 判型:文庫 ページ数:224ページ 定価:457円(本体) 発売日:2010年10月11日
17投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログここから忍城の戦が始まる。 強きものが弱きものを守らないでどうする。のぼう様は素晴らしい御仁だ。 自分の弱さを認めるのは構わないが、自分の誇りだけは失ってはならない。自分が自分であるために。
1投稿日: 2023.06.20
powered by ブクログ映画で話題になった本著、映画は見ていないが話題に取り残されないように本で。 上巻は人物や物語の背景説明ばかりで、日本史に疎い私はかなり読みにくかった。 上巻最後にやっと反旗を翻す場面。 下巻に期待。
0投稿日: 2023.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2009年(第6回)。2位。 時は本能寺の変の後の秀吉の天下統一中。関東に進軍中、三成は忍城を攻めることに。そこの殿様はのぼう様。でくの坊ののぼう。大男で、百姓仕事が好きで、しかしうまいこと麦を踏めないw 父は降伏しろと遺言を残し亡くなったが、のぼうさまは戦うことに決める。時代劇というと敷居が高く、そして、なんだか読みにくいんだよね。下巻へ続く。
0投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ和田竜の「村上海賊の娘」が好きだったし、出世作かなと思い、読んだ。内容もよく知らずに。 石田三成の話と知って、少し複雑な気持ちになる。 石田三成のことを思うと、いつもなんとも切ない気持ちになるから。 すごくライトに、史実にうるさ過ぎず、人の感情優先で描かれた、読みやすい本。 のぼうさんが
3投稿日: 2023.03.08
powered by ブクログ歴史にあまり明るくないので登場人物の誰が誰だったかわからなくなったが、中盤あたりからは慣れてきて段々と面白くなってくる 頼りない男に親心のような感情がくすぐられ、皆が一致団結しようとする これからさらに面白くなるのだろう 下巻が楽しみである
15投稿日: 2022.11.20
powered by ブクログまだのぼう様の人間が掴めないがなんともまあ面白いお話である。舞台となった古墳には行ったことがあるので、あの辺かあと思いながら読んだ
5投稿日: 2022.10.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
秀吉方約二万の兵を指揮して押し寄せた石田三成。対して忍城は五百。戦うと決めた木偶の坊からのあだ名のぼうさまと呼ばれている成田長親。さんざに脅しをかけた挙句、和戦いずれかを問うなどと申す。そのくせ降るに決まっているとたかを括ってる。そんなもんに降るのはいやじゃ。幼馴染の丹波が言い聞かせても、駄々をこねるように嫌がる。誇り高い男なのだ。漆黒の魔人正木丹波、坂東武者を絵に描いたような柴崎和泉守、体躯に恵まれないため兵書を熟読した酒巻靱負、甲斐姫、周りの人々も魅力溢れていてスルスル読んでしまった。下巻に行こう。
1投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ上下巻の上巻、そして歴史物のためか、時代背景や人物描写に大半を使い果たしている。歴史物を読み慣れてない私には読み進めるのが少し大変だったが、2のラスト、下巻へと続く所から話も盛り上がり、下巻を早く読みたくなるほど。ページ数も丁度よい量で、気づいたら終わっている。
1投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログ映画を観たことがなく、ただのぼうの城と名前だけは聞いたことがある程度。 そういう意味だったのか。 多分下巻が面白くなると思うので期待。
0投稿日: 2022.05.25
powered by ブクログ『のぼう様』のあだ名の由来がわかりちょっと意外なキャラクターにその人物像がなかなか掴めないまま物語が進む展開となっている。 そして誰もが城を開城するものと思われた時にまさかの戦宣言。そんな事態に及んで何故か領民の心をがっちり掴んでいる事がわかり、『のぼう様』の不思議な魅力?人を惹きつける何か、が垣間見えてきたところで前半終了。面白くなってきましたw この時代の有名な武将については学生時代の教科書や数々の本、ドラマなどで触れてきたが、秀吉の天下統一にあたって最後の敵対する北条家や成田家については全く知らず、石田三成含め様々な武将の個性に触れる事が出来て面白い。 戦国時代の武将の信念、心意気というものも読めば心惹かれるものがある。
0投稿日: 2022.05.14
powered by ブクログ話はすごく面白く、スピーディーで自分の中では最速で読み終わった。しかし、読めばわかるが、この小説は表紙詐欺がすごい。
1投稿日: 2022.03.21
powered by ブクログ2009年第6回本屋大賞2位の戦国エンタメ作品。 こうした史実に基づいた時代小説を読むと、どこからどこまでが史実で、どこがフィクションなのかがよくわからない。ただ、このわからなさも読み進める醍醐味の一つである。全てがわかってしまうと「こんな人間ではない」「こんな奴はいない」となり興ざめてしまうが、わからないからこそ楽しめるのがこうした時代エンタメの特長でもある。 本作はそうした人物像が如何なく描かれ、人物描写が非常に面白い。
1投稿日: 2021.11.28
powered by ブクログ* のぼう様とは、「でくのぼう」の略である。それに申し訳程度に「様」を付けたに過ぎない。 * 成田長親は領民たちにのぼう様と呼ばれても泰然としており、周りの武将とは異なるが領民の人心を掌握している。約2万の軍勢に長親の軍勢は500で迎え撃つ。 . 上巻、ここからが本番という所で終わった気がする。下巻にまとめて感想を。 のぼう様がいざというとき力を発揮しそうな予感。 .
0投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログ★3.5です。 一気に読ませるという点で、マンガを小説で読んでいる位の面白さがある。 でも難点を言うと、キャラクターの複雑さが全くないところか。主人公もそんなに不気味な感じがしなかった、どっちかというと読めてしまった感さえありです。
0投稿日: 2021.06.16
powered by ブクログ豊臣の天下統一は目前、大軍がいよいよ北条家へ攻めてくる。 開城か戦か。戦で功を挙げ徹底抗戦…という心意気とは裏腹に家臣や今後を考えると開城しかないのか… 武士の一分をぐっと堪えて開城論をまとめ、いざ使者へ告げる時、のぼう様長親は「戦いまする」と予定していた和睦の姿勢を翻す。 武もなし智もなし、何をしても冴えない長親は武士の矜持を持っていた。 長親の内に秘めた想いに突き動かされ。徹底抗戦を決める家臣。 さらに長親の求心力に百姓たちも立ち上がる。 覚悟を決め一枚岩となり士気を高める成田家。 下巻ではどのような戦が繰り広げられるのか楽しみ。
1投稿日: 2021.05.06
powered by ブクログ史実は変わらない中で、どれだけ想像力を働かせるかってのが、歴史小説の醍醐味。 この本はすごく想像力はたまらなく心躍る。
1投稿日: 2021.04.08
powered by ブクログ「村上海賊の娘」でもそうだったけど、前半はイマイチ。歴史苦手なので名前も立場もなかなか頭に入らず、何度もページを戻ることに…。後半ようやくつかめて、だんだん面白くなってきたところで下巻へ。めちゃくちゃ楽しみ!
0投稿日: 2021.04.08
powered by ブクログすごく面白かった。元気になれるお話し。 随所で垣間見えるのぼう様の本気がかっこいい。 映画ののぼう様はあまりにも原作とイメージが違って残念だった。(あえての演出だと思うけど)
0投稿日: 2021.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物のそれぞれが非常に個性的で、どの人物の視点の話を読んでも楽しめた。特に、主人公ののぼう様の、演技なのか素なのか分からない底の見えなさにはとても引き込まれた。
0投稿日: 2021.01.30
powered by ブクログ最も慕われるのは、どのような者だろうか。 知略に長けた者? 武勇に長けたもの? それとも、言葉巧に人を動かす者だろうか? その答えは、この本を読めば見つかるかもしれない。
1投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログ大義だのなんだのは関係なく、自分の感情に素直に動く劉備玄徳みたいな感じ? 嫌なものは嫌だから仕方ない。 それで大勢の人が死ぬことになるけれど、それで死ぬ立場の人たちも「仕方ねえなあ」って乗っちゃうもんだから、本当に仕方ないな。
0投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2009年の本屋大賞2位の作品です(1位は湊かなえの告白です)。映画が公開される前に原作を読んでしまおうという魂胆です。時代は戦国時代です。秀吉が天下を治めるべく小田原を攻めた時、石田三成は秀吉の命で忍城を攻めました。その戦が舞台です。 物語は城主成田長親側をメインにして進みます。のぼうとはでくのぼうであり、成田長親の愛称です。でも有能な部下や農民達を不思議な魅力で纏め上げる(?)。そんな能力があるのかな。三成との戦ですが、兵力(20,000越 vs 3000位)では圧倒的に不利ですが、各武将が奮闘するシーンがかなりヒーロー的で爽快感が味わえます。『ジェネラル・ルージュの凱旋』の速水的な爽快感なんだぁ!!個人的には結構好きかも。初の歴史物でしたが、結構読みやすい。
5投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログエンターテイメントとして秀逸。 映画化されヒットしたのも理解できる。 最近の時代小説らしく登場人物すべてがキャラが立っている。 そういう意味ではマンガ的。 思わず実際の歴史上の人物たちのその後を調べてしまった。 上下巻としての評価
1投稿日: 2020.02.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
身体の血が沸き立つような興奮。戦国時代の武士達の気概が文章から肌に伝わりなんだかじっとしていられない。豊臣秀吉発する北条氏攻め。石田三成勢と忍城を守る武士との壮絶な戦い。戦国時代って面白すぎる。今までぼんやりとしか知らなかったのがもったいなすぎるー!! 戦国時代初心者の人にも良いかも。私がそう。ほんとにほんとに面白いー!だから読書はやめられないっっ
0投稿日: 2020.01.07
powered by ブクログ上下巻に分かれてる作品の単体を評価するのが苦手なんだけどひとまず星4つ。 タイトル聞いたことあるけど読んだことないシリーズ。今年の頭に史記を読破し、燃えよ剣を読んで京都をふらつき、つい先日も東京国立博物館で開かれている三國志展に行ってきたのでまた歴史熱が高まってきてるタイミングで手に取った。 歴史小説、と聞くと文字がびっしり、難しい単語がずらり、厚みがでっぷり……みたいなイメージを抱きがちなんだけど、この本はそのどれにも当てはまらないので、とても読みやすい内容になっている。何より魅力的なのは登場人物で、人間としての魅力とキャラクターとしての取っつきやすさが適度なバランスで成り立っているから、実は明日までの仕事の締切に追われている身分の自分でもサラッと読めてしまった。 燃えよ剣、の感想にも書いたかもしれないけど、歴史小説のいいところは登場人物が様々なところで描かれまくっているところだと思っていて、たとえばのぼうの城を読んで石田三成や大谷吉継に興味を持ったら、次はその二人を中心に描いた作品を手に取ればいいわけで。あと、舞台となった場所を巡りたくなるのも歴史小説の魅力の一つだと思う。忍城行ってみたい。 下巻は……締切を乗り越えたら読みます。頑張れ未来の俺。のぼうの俺。
1投稿日: 2019.09.28
powered by ブクログ映画のポスター埼玉ver.に「こんな埼玉観たことないッ!」とあってついじっくり(ポスターを)見てしまいました。忍城もさきたま古墳群もそういえば埼玉県行田市。行ったことがある場所です。実は一度読みかけて放棄した本書でしたが、地理的に想像できると急に身近に感じてきまして、再挑戦。今回はなぜかすらすらと読み進めあっという間に上巻読了です。確かに愛すべき「のぼう」様。前回はおそらく楽しめる所まで読み進められなかったんでしょう。早速下巻へ。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこれはただ単純に面白い。 胸を透く痛快エンターテインメントだ。 人が生きていくなかで、忘れたもの、置き去りにしてきたもの...そう「誇り」。 こりゃあ下巻も一気読みになりそうだ。
4投稿日: 2019.01.28
powered by ブクログ何度目かの挑戦で、ようやく完読できましたが、何故これまで、読み進められなかったのかと思うぐらい、今回は引き込まれて読みました。 のぼう様は捉えどころがなく、上巻では魅力は不明ですが、脇を固める家臣は個性的で魅力的です。 この巻は、これからというところで終わり、下巻に続きます。
0投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログ家臣や領民にでくのぼう略して「のぼう様」と呼ばれ、武芸はできず、動きはのろく、あまりの不器用さに領民から農作業の手伝いを拒否される成田長親。石田三成の忍城攻めにどう立ち向かうのか。 少数の精鋭が、類いまれなる武芸と智略で多を打ち破って行く姿はまさにロマン!熱い展開から目が離せない。和泉、丹波、靭負の活躍にも期待。大谷吉継はいいやつ。正家の小物感。
3投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ” 「武ある者が武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。ならばわしはいやじゃ。わしだけはいやじゃ。」 強き者が強きを呼んで果てしなく強さを増していく一方で、弱き者は際限なく虐げられ、踏みつけにされ、一片の誇りを持つことさえも許されない。小才のきく者だけがくるくると回る頭でうまく立ち回り、人がましい顔で幅をきかす。ならば、無能で、人が好く、愚直なだけが取り柄の者は、踏み台となったまま死ねというのか。 ” 豊臣方が北条家を攻める。その支城・忍城に石田三成率いる2万の兵が押し寄せる。城主も投降を決めて秀吉方に内通するなか、忍城を任された城代、見方からも「でくのぼう」の「のぼう様」と呼ばれる成田長親が、言い放つ。 ”「戦いまする」” 2万VS5百、痛快かつ無謀な、この一言は、今の世の中にも当てはまる虐げられる側の代弁に思えました。なんか、胸が熱くなります。(*^_^*) まさに、歴史エンターテイメント小説で上巻一気読みでした。
1投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ和田さんの時代劇は登場人物をじわじわじわじわ押し上げて後半一気に畳みかけてくる これが爽快 他物語も必ず豪傑が現れ読んでいて惚れ惚れする そう、どの話も!
0投稿日: 2018.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2018/5 15冊目(通算86冊目)。映画版は鑑賞済み。そのため、どのような話だったかを思い出しながら読み進めた。上巻は石田三成との戦いが始まるまでが話の筋。のぼう様のイメージは映画版の野村萬斎さんとちょっと異なるかなあ。(野村さんはそんなに体格は良くなかったと思う)。一見無能に見えて実は名君の長親。石田三成とどのような死闘を繰り広げるのか。下巻も楽しみに読んでいきたいと思う。
0投稿日: 2018.05.25
powered by ブクログ映画で話題になった&和田竜の作品ということで、初めて読む。 時代物はほんと苦手なんやけど、「春の夜の夢」を読んだ影響もあって、この作品もサクサクと楽しみながら読み進めることができた。 下巻も楽しみ。
0投稿日: 2018.05.16
powered by ブクログのぼうさん、楽しませてくれる。 きっとまた、忍城関連の書籍を探してしまいそう。 そして、最近の読書傾向のせいもあって秀吉さんがどんどん嫌になってしまう。 さて、続き
0投稿日: 2018.03.10
powered by ブクログ天下統一を目前に控えた豊臣秀吉。 一気に東の北条家を潰すべく進軍! 石田三成が命ぜられたのは、武州、忍城を落とすこと。 2万の軍を率いた石田軍に対し 忍軍はわずか500人。 率いるは「でくのぼう」から「のぼうさま」と呼ばれる ぼーーーーっとした男 彼に秘策はあるのか 登場人物がみな生き生きと魅力的(秀吉さえも) 下巻が楽しみです
0投稿日: 2018.02.06
powered by ブクログのぼう様か……北条氏麾下の忍城主・成田家の中ででくのぼうと呼ばれて憚らない長親。豊臣軍の小田原攻めと同時進行で石田三成が武州忍城を謀略によって戦にしてしまう。ここでも三成は悪役なんだな~ 上巻の最後で長親の決断が重々しくも爽快だ。なるほど「のぼうの城」か!
0投稿日: 2017.12.12
powered by ブクログ忍城の戦い。 丹波と三成、いい男の戦いを見たくなる。下巻へ行こう。 長親の、なぜ愛されるのぼうっぷりなのかはもう少し知りたいところ。
0投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログ日本史が苦手なので、多くの名前が出てくると、こんがらがってきてしまう。 長親の捉えどころのなさに、少し困惑をしてしまった。
0投稿日: 2017.09.27
powered by ブクログ石田三成の水攻めで有名な、忍城。その城を舞台に、まさにその水攻めを、光成側と忍城側の両方から描いている作品。上巻は、秀吉の北条攻めにあたり、光成が北条下の忍城を攻めることになり、城主の成田長親=「のぼう様」が徹底抗戦を決めるまで。さてのぼう様は本当に「でくのぼう」なのか・・・!?
0投稿日: 2017.07.25
powered by ブクログこの上巻は物語の序章なのだろう。 まだこののぼう様の魅力は十分に伝わってこない。 どこか、劉備玄徳のような民を惹き付ける魅力のある男なのかも知れないが、今のところはまだ分からない。 下巻に期待大!
3投稿日: 2017.06.09長親の人間性
読んでいて戦国の世にあって、長親が今に生きているような錯覚を覚える。不器用ながら、やさしい心の人で自然に人の心を虜にするそんな気持ちで読んでいました。ところどころ涙と笑いが涌いてきました。
0投稿日: 2016.12.29
powered by ブクログ戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説。
0投稿日: 2016.10.15
powered by ブクログ映画を先に観ていたけど、原作はずっと気になっててようやく読んでみた。歴史ものだけど、登場人物が個性的なのでおもしろく読める。
0投稿日: 2016.09.15重要事項の決定要因とは、万事において“意外とこんなもの”
評判も高かったし、映画にもなった(見ていないが)ので、読んでみたいと思いつつ今になって読んでみた。 上巻の前半部分は、時代背景の解説などで淡々と記述されるが、後半になり、いよいよ緊張が増してきた。知将・石田三成と“のぼう(木偶の坊)様”と言われながら不思議な人望のある成田長親の忍城決戦前夜で上巻が終了する。豊臣VS北条の決戦を前に、早々に豊臣方への寝返りを決めた城主・成田氏長の意に反して、忍城に残った成田藩士達は開戦の決意をする。理屈では割り切れない“生きて行く上での最低限のプライド”が開戦理由。なるほど、人生あるいは企業における重要事項の決定要因とは得てしてこんなものかもしれない。総評は下巻読了後。
0投稿日: 2016.08.14
powered by ブクログ忍城の主長親は、何の役にも立たないし百姓仕事が好き。でくの坊から取って、のぼう様と呼ばれていた。しかし石田三成率いる秀吉軍勢に攻められた際 、明らかに不利な軍勢で長親は戦う姿勢を見せる!ところで上巻は終わり。 坂東武士の誇りの見せ所が注目!
0投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログ戦国時代以降の歴史は苦手で、あまり好んで 手にとることはありませんでした。 忍城のことも本作品で初めて知ったというレベル。 そんな私でも、つっかかることなくスラスラ 読めてしまうほど、わかりやすい時代小説。 最近は時代小説も映画も、より現代風に近づけて あって、コアなファンの方は物足りなさそうですが 初心者にはありがたい風潮だと思っています。 とはいうものの、前半は登場人物の説明や 背景の説明がどうしてもかったるい。 キャラクターに魅力はあるけれど、ページを めくらずにはおれない…!という感じではない。 やはり戦が始まった、あの一言からが本作品が 始まります。ぞわっと来ました。
0投稿日: 2016.06.27
powered by ブクログ301 史実としては全く無知な事もあり、展開が全く読めず、テンポの良いストーリー展開から、和睦を断った辺りから、一気に引き込まれました。とてもおもしろかった。 戦国時代、石田光成の20,000の兵に屈しなかった忍城(おしじょう)という城。忍城で迎え撃つは百姓を含めても500の兵。図体は大きいが畑仕事がこの上なく好きで、しかし不器用で、武術にはからっきしの、大将成田正親は、光成軍の和睦の申し入れを断り、徹底抗戦する事とする。そして、忍城は最後まで落ちる事はなかった。 大将成田正親とはどんな人物であったのか、なぜ忍城は最後まで落ちる事はなかったのか。光成軍との忍城戦を舞台に言動、『大将』という人物像と大きくかけ離れた成田正親の人物像に迫る。そんな史実を基にした物語。 2016年ベスト2作。
0投稿日: 2016.02.20
powered by ブクログとっかかりはちょっと読みにくかったけど、徐々に引き込まれていく。 淡々と話が進んでいくのに、なんだか熱くなる話。
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログたしかにおもしろい。 「城代、わしはあの馬鹿者のもつ得体の知れぬ将器を見極めたいのでござる」(p120) 上巻中頃に出た丹波の台詞。これで、この小説のテーマの一つは「将器」だとわかる。 たしかにおもしろいのだが、ちょっと予定調和的な展開が気になる点もアリ。下巻を急ごう!
0投稿日: 2016.01.10
powered by ブクログ下巻になると戦が盛り上がって一気に面白くなるのだが、秀吉対北条の状況説明が退屈だった… 2015/09
0投稿日: 2015.09.07
powered by ブクログ映画化されていたし気になっていたのだが… 読み進めるのが辛くて あれ?となった。 登場人物にそこまで感情移入できなかったのか文体があわなかったのか。。。 映画を観て、また読もうか。。
0投稿日: 2015.07.21
powered by ブクログ上下まとめてのレビューです。久々に歴史小説を読みましたが、ちょっと消化不良。 まあ、文章量が少ない作品なので、挿入されるエピソードが少なく、ライトな感じに仕上がっているのは、仕方のないことなのかも知れません。個人的には、主人公に共感できなかった(つかみどころがない)ので、★-1に。
0投稿日: 2015.07.17
powered by ブクログちょっと古いですが、映画化された作品。 映画の方を先に観たけど、小説の方が細かく描写されているところがあって好きでした。
0投稿日: 2015.06.27上下まとめて
なかなか面白かった 歴史小説らしく一つの物事を細かくわかりやすく読みやすくなってました。 映画も見ましたけどやっぱり本がいいかな
1投稿日: 2015.06.11
powered by ブクログ人の上に立つ人物って、やっぱりどこか魅力的で、カリスマを持っているんだと思う。 そして、自分の限界も知っている。 個人として何ができるか、できないか。 組織として何ができるか、できないか。
0投稿日: 2015.05.31
powered by ブクログ序盤は攻め方の秀吉軍視点で人物紹介がメインな感じ。 忍城側に視点が移ってからの方が登場人物が個性的で面白い。 図体がでかいばかりで役には立たないが何故か憎めないのぼう様。 それに振り回される幼なじみの丹波。 剛力の和泉に小柄だが知略に長けた靱負。 豪気で悪漢の首を一閃で跳ねるほどの武術の達人でありながら、のぼう様に惚れている甲斐姫。 こうやって書いてみると、漫画化やアニメ化したら若い子に受けそうだな。 上巻のラストではのどかな忍城下が開戦の流れになり、静から動へ物語が動き出す勢いが感じられる。 下巻を一緒に持ち歩いてなかったことを後悔した。
0投稿日: 2015.05.21楽しめる
この小説は時代背景などの説明が簡潔にまとめられており、また、登場人物も印象的に説明してあるので、 歴史小説を読みなれていない人でも十分楽しめる内容です。
0投稿日: 2015.04.16歴史小説初心者でも気軽に読めます
戦国時代末期に起こった豊臣秀吉の北条攻めが題材で映画化もされています。出てくる人物はそこまでメジャーではないのですが、所々説明も入りながら物語が進んでいくので歴史に疎い方でも読みやすいと思います。歴史小説デビューを考えている人にもオススメです。
0投稿日: 2015.04.15
powered by ブクログ史実の背景が文献をもとに進められていく上巻。 忍城の田舎侍感が惜しげもなく出てきてw非常に面白い!
0投稿日: 2015.04.05
powered by ブクログ天下統一を目前に控えた豊臣家は北条家に対し軍を投入する。北条家に仕える成田家も例外ではなく、豊臣軍の石田三成の2万を超す軍勢に城回りを囲まれ降伏を要求される。領民からでくの坊を縮めて「のぼう様」と呼ばれる城主、成田長親が下した決断とは。 前半は史実部分の記述が多いため少し読みにくさはあるものの、三成軍が降伏を要求するあたりからはするすると読めました。 のぼう様こと長親のとぼけっぷりと、狙ってやっているのか、やったことがたまたまいい方に転がっているのか分からない冴えっぷりは、 奥田英郎さんの小説の精神科医、伊良部に通ずるものがあるような気がします。 リーダーが頼りない方が、周りがしっかりするからいい、なんて話も聞きますが、長親のリーダー像はその典型かもしれないですね。 印象的な場面は、長親が開戦を決意する場面。長親の”世の習い”に背を向ける叫びは、現代人の叫びに通ずるものがあるような気がします。だからこそ、子どもっぽく開戦を叫ぶ長親に自分も感情移入してしまいました。 長親以外のキャラもいいです。丹波をはじめとした武将たちや甲斐姫のやんちゃっぷり、また三成の微妙な立場や性格もしっかりと描かれています。和田竜さんの歴史物は本当にキャラ付けが上手いなあ、と思います。 下巻からいよいよ長親を総大将とする忍城軍と、三成軍が激突です。 第6回本屋大賞2位
4投稿日: 2015.03.17
powered by ブクログ時代劇小説ははじめて。あまり知らない人物が主役だったので最初はなかなか覚えられなかった。 なぜのぼう様が百姓に好かれているのかをもっと具体的に書いてほしかったかも
0投稿日: 2015.02.21
powered by ブクログ周りからは「でくのぼう」とか言われようとも、自分を支えてくれている人、心を守る事を貫く姿がとても清清しかった♪のぼう様をサポートしている重臣達の個性も素敵。DVDも何度も見ました。これは割と原作に忠実で良かったです。野村萬斎さん、はまり役だったと思います♪
1投稿日: 2015.02.18
powered by ブクログ話題になった本なのでとても期待して読んだが、歴史小説を読む者としては正直なところ物足りなかった。 主人公の魅力が分かりづらい。すぐに読めるが、文章がこなれていないので、なぜか読みづらい。 時代背景が似ている司馬遼太郎の「関が原」と比べると、薄っぺらくて、スケールやダイナミックさがまるで劣ってしまう。 登場人物の話し言葉も現代風なので、歴史小説初心者にはいいかもしれない。
0投稿日: 2014.11.24
powered by ブクログ上巻の前半は登場人物の紹介に多く割かれていた。 幼名など出てきて少し混乱したが、そこを突破すると登場人物それぞれの個性がはっきりしてストーリーに引き込まれた。 上巻の後半は下巻へのプロローグのようで、今後の展開が楽しみ。
0投稿日: 2014.11.23
powered by ブクログ82 押し寄せる豊臣方。大軍を前に主もおらず、先代も床にふせる中、降伏を使者に伝えることなく籠城することを宣言したのぼう様。
0投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ【本の内容】 <上> 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。 そのなかに支城、武州・忍城があった。 周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。 秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。 城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。 武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。 従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説。 <下> 「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。 「これよ、これ。儂が求めていたものは」 一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。 我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。 後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。 [ 目次 ] <上> <下> [ POP ] ずうたいばかりでかくてひたすら不器用。 武術はからっきしダメ。 忍城主の一門・成田長親は、百姓にまで(でくの坊の)「のぼう様」と呼ばれている。 その長親が和解を拒否し戦に臨んだ。 攻めるは石田三成率いる秀吉軍2万。 守る軍勢500。 農民を入れても3千という圧倒的戦力差。 どう切り抜けるのか。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2014.09.12
powered by ブクログ久しぶりに歴史小説。 本の中ののぼう様の描写が、大きな身体で、不器用で、表情に乏しく、びっくりした顔をして、とか…振分親方を思い浮かべる。 映画を先に観てるので、野村萬斎と振分親方に行ったり来たり。 戦に決まるところからは一気に読んだ。 面白かった!
3投稿日: 2014.09.08
powered by ブクログ忍城に行ったあとで慌てて読みました(笑 行く前に読んでおくべきだったと・・・ 本の感想ではありませんが。 上巻は背景説明なので、感想は下巻で!
2投稿日: 2014.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
豊臣秀吉がほぼ天下を収めた時代。北条家配下の成田氏長治める忍城に、石田三成の軍勢が攻め寄せる。 城主氏長は密かに関白に内通し、攻められれば城を明け渡すように命じて小田原城に詰める。 城代の成田泰季(やすすえ)の息子長親は、領民からもばかにされ「のぼう様」と呼ばれていたのだが、三成からの使者正家に対して突如意外な返答をする。 能があるわけでなく、それでいてなぜか人望のある長親。 「のぼう様が戦するってえならよう、我ら百姓が助けてやんなきゃどうしようもあんめえよ。なあ皆」
0投稿日: 2014.08.03
powered by ブクログ石田三成の二万の軍勢に、五百人で迎え撃った忍城での戦い。 おもしろい。 映画を先に観ていたが、映画だけではよくわからなかった背景や関係性がわかったので、映画を見直したくなった。
0投稿日: 2014.07.20自分をどこまで信じることが出来ますか?
秀吉の北条攻めの中の、一つの合戦が物語の主になっています。 主人公の長親は、まわりからはのぼうと呼ばれ、親しみやすさだけがあるが、まわりの武将からは軽んじられている状況。そこからのドタバタ劇です。 私が感じたのは、長親の人として、自分が信じたことをやり抜く強さ、覚悟。そして、根底にある、人の気持ちを感じられる優しさ。この強さと優しさを持った長親にすごく惹かれました。 こんな大人になりたいもんです。
1投稿日: 2014.07.11映画を見た後に読みました・・・
個人的には小説を読んだ後に映画を見るパターンが大半なのですが、この作品は先に映画から入りました。映画も十分楽しめましたが、やはり小説の方がきめ細かく、さらにこの作品が好きになりました。小説を読んでいても野村萬斎や:山口智充や佐藤浩市の顔が登場人物とダブって頭に浮かぶのですが、映画の配役がよかったのでしょうか、イメージ通りなのがよかったです。映画が面白い、と感じた方なら小説でも十分楽しめると思います。
0投稿日: 2014.06.19知らずに読んだ
何の予備知識もないまま読みました。 歴史物を好きでなくても気軽に読めるし、面白い。 これから下巻を読みます。楽しみ。
1投稿日: 2014.06.02
powered by ブクログ歴史物はあまり読まないのですが、和田竜さんの特集をテレビで見て、読んでみました。 始めはあまり入って来ませんでしたが、ストーリーが進むに連れて、のめり込んで行きました。 上巻を読み終わった頃には、下巻を早く読みたくて読みたくて。 つづく
0投稿日: 2014.05.31非常に面白い
以前から興味がありましたが、非常にかってよかった。購入を悩んでいるならぜひ買うべきです。
1投稿日: 2014.05.21
powered by ブクログ今映画上映中の小説 野村萬斎主演 でくのぼうという意味の「のぼう様」と呼ばれ、家来の武士や百姓からもバカにされつつ愛されている成田長親 大男でのそのそ歩き、不器用で何もできない。当然臆病者である。 突然臨時の城代家老になってしまった長親は2万の豊臣の石田三成軍に迫られ、たった500人なのに「戦をする」と言ってしまった。 さあどうなるのでしょうという小説です。 初戦をどう切り抜けるか その後三成はびっくりするような水攻めをする。 長親は「水攻めを破る」「鬼になる」という・・・どうするんだろう。 豪快な武士や、頭が良いが自信家の若武者とか、気丈で美しい姫や、性格の悪そうな坊主や、秀吉とか三成とか色々な個性的な人物が出てくる。 戦の勝ち負けは何で決まるかとか、リーダーとはとか・・・色々なことを考えさせてくれる小説である。 さあ連休中に映画を見に行きましょうか。 http://www.shogakukan.co.jp/nobou/
0投稿日: 2014.05.12
powered by ブクログでくのぼうとよばれた戦国の武将、成田長親の話。決して聡明とは言えないが、不思議な雰囲気で人心を掌握する。
0投稿日: 2014.05.11
powered by ブクログ秀吉の小田原攻め、北条側支城のひとつである忍城での攻防。寄せ手の総大将は石田三成、守り手の総大将は木偶の坊の のぼう様。坂東武者の意地が格好良い。
0投稿日: 2014.04.14
