Reader Store
ルパンの消息
ルパンの消息
横山秀夫/光文社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

323件)
3.9
83
133
75
11
3
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15年前の女性教師の自殺事件が実は殺人だった。高校生たちの友情と試験の問題を盗む計画に3億円事件が絡んできて、大きな展開を見せる。

    0
    投稿日: 2009.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2009夏帰省の道中で一気に読み終わる。大事件へのリンクは不要な気もするが、面白いことにはかわりない。 ただ、二人の人生を狂わして、男って欲って、やだなと思った。

    0
    投稿日: 2009.08.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか

    0
    投稿日: 2009.08.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最後に向かって収束していく様が見事。 どんでん返しは若干読める部分もあるが(あの人物を放置して物語が終わるとは到底思えなかった)そこまで気にならなかった。

    0
    投稿日: 2009.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15年前、自殺として処理されていた事件が、時効前日にタレこみから 殺人事件と疑われることになり、捜査が開始される。 関係者の洗い出し、確保だけでも大変なところへ、 事件のあった同日に時効を迎えた、三億円強盗事件も絡んできて・・・・ 時効まで24時間という切迫感の描写が、もうちょっと最初から あった方が、緊迫感が出てぐいぐい読める気がしますが、 まぁ、処女作にしては、よく出来てると思います。 まとまるべきところにまとまってる感じで、落ち着いて読めます。

    0
    投稿日: 2009.07.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山秀夫の初期のころの作品らし。    横山秀夫はトリックにきちんとしたつじつまがあるので読んでてすっきりするなあ、と思った。    でも、横山秀夫の本当の良さは、こういった純粋な推理物ではなくて、「動機」とか「半落ち」とか「クライマーズ・ハイ」とかの熱い男たちの綺麗ごとぬきのぶつかりあいとかなんだなあとも思った。

    0
    投稿日: 2009.07.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「ルパン大作戦」と「三億円事件」… 時効切れぎりぎりに少ない情報から事件を解決しようとする日本警察の頑張りに感嘆です。

    0
    投稿日: 2009.06.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山秀夫さんの初作で、父に薦められて読みました。 その時読んでいた「天使と悪魔」を中断して読み始めたのですが、 朝、電車の中で1項目を開いてから、乗り換えが何度あろうと読み続け(流石に講義中は閉じてましたが)、家に帰っても読んで・・・結局最後まで一気に読んでしまいました。 また、この人の別の作品も読んでみたいと思います。   それにしても「天使と悪魔」が一向に進まない・・・先が気にならない訳じゃないのにな。

    0
    投稿日: 2009.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絶妙なバランスですね。3人の悪友、舞子、鮎美、溝呂木、署長、寺尾...と多彩な登場人物たちへの踏み込み方が、深すぎず浅すぎない抜群のバランス感覚で描かれていると思います。24時間という時間制限の不自然さも、逆に緊張感を盛り上げる演出として効果を上げています。事件やその背景のやるせなさにも関わらず読後には爽快感があり、改稿しているとはいえ処女作としてはかなりの出来映え。横山秀夫は3冊目ですが、カチカチのお堅い作品ばかりじゃなかったんですね。俄然読む気が湧いてきました。

    0
    投稿日: 2009.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15年前に自殺として処理された女教師の死が、実は他殺だったという1本の電話が警察にかかってきた。 その電話があったのは時効成立の24時間前。 事件の犯人として名指しされていたのは殺された先生の教え子である高校生3人組み。 彼らは警察に呼ばれ、15年前に行った「ルパン作戦」の記憶をたどりながらストーリーは進みます。 残された時間が迫るなか、どんどん15年前の様子が明らかに…。 取調室の様子から、その供述と共に時間が15年前にさかのぼり、また取調室へと戻る。 ストーリーに多少なぞが残る所もありましたが、時間の動きが面白くて、読みきってしまいました。 不可解な行動を取る人物が沢山出てくるので、この人たちがどう事件に関わっているのか考えながら読むのも楽しかったです。 話の中身とは直接関係ないのですが、当たり前のように公衆電話やカセットテープが使われていて、時代の流れも感じながら読みました。 この小説は横山さんがデビュー前、「サントリー・ミステリー対象」の佳作に選ばれた作品で、15年経ってやっと出版となったそうです。 これが横山秀夫の原点か、そう思いながら読みました。 同じ時効を扱った『第三の時効』 という作品の方が私は好きなのですが、こちらも最後には少しほろっとさせられる展開が待っています。 読み始めたら、長さも気にならないこの作品、面白かったです。

    0
    投稿日: 2009.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15年前に高校でおきた教師の自殺事件が殺人事件だった。 時効まであと一日。 事件に絡んでると思われる当時不良高校生だった男が無理矢理警察に連れて行かれ事情聴取され、当時の様子を話し出す。 15年前の事件の関係者が1日で集められてしまい、これだけのことを一日で聴取し、推理し、、、ちょっと無理がある気がしますが… 設定が自分の世代に近いこともあり、 楽しめました。

    0
    投稿日: 2009.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2009年05月 3/41 序盤は二つの事件の絡み具合が見えづらかったり、それぞれの登場人物の把握が大変だったりでのめりこみづらかった。 後半になるにつれて事件の全容が見え始め、一気におもしろくなる。

    0
    投稿日: 2009.05.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山秀夫は旦那さんがよく買うので借りてよく読む。 結構どんでん返し風(なんじゃそりゃ) 通勤にはぴったりですな。

    0
    投稿日: 2009.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自殺だと思われていた女教師の死が実は殺人だったとの情報により、殺人罪の時効前日から動き出す警察での物語。呼ばれたのは当時不良であった3人組の一人。当時と現在のシーンの使い分けが面白い。なんだか自分の高校時代を思い出してしまうところもあり、引き込まれた作品。ラストのどんでん返しには驚き。ちゃんと伏線が回収されていくところは気持ちいい。 デビュー作をリメイクした作品とのことですが、最近の作風はちょっと違っていてこれもまたおもしろかった。

    0
    投稿日: 2009.05.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山秀夫の幻の処女作と聞いたらやはり読んでみたくなって借りてみた。時効まで24時間という期限の中で自殺と判断された事件が次々に新しい展開を見せていく息詰まる展開は確かにスリリングだ。横山秀夫の原点を見る思いで読ませてもらった。この作品を出発点として数々の名作につながっていくと思うと興味深い。

    0
    投稿日: 2009.05.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おもしろかった。その一言。文庫化にあたり加筆したとのことでしたが、ハードを読んでいないため言及できませんが、文庫もとても面白かったです。 映像化もされている様子。未見。 時効寸前の2つの事件をきっかけに、縦横無尽にからみあっていく人間関係、そしてラストにまっている極上のカタルシス。 横山さんが元記者だったということも関係あるかと思いますが、著書のどれをとっても、根底にあるのは「人」に対する愛だと感じます。

    0
    投稿日: 2009.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山秀夫の処女作ですね。 20年程前に書かれたものだけに少々古めかしい感があるのは否めないが、これがまあ、なんとなかなかのもので。 時効まで24時間。15年前の事件に有力なたれ込みがあって、蒸し返される女性教師の転落死。 人の好い署長、切れ者の捜査係長、落としのプロ、駐在からの叩き上げ、鑑識、新聞記者…、「半落ち」や「第3の時効」や「臨場」などの原点がぎっしり詰まって、悪童生徒のテスト奪取計画や3億円事件まで絡まり進むストーリー。 一旦終わったかと思わせて、そこから出るわ出るわのどんでん返し。 登場人物それぞれにドラマがあり、その背景の時代がある。最後のエピソードまで、ひとつひとつがきめ細かく、余韻溢れる。

    0
    投稿日: 2009.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    そこそこ楽しめるミステリー。 終わった、と思ったら次があり、 また、終わったと思ったら次があった。

    0
    投稿日: 2009.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    15年前に自殺として処理された事件な実は殺人?とすると時効まであと1日。 あれは殺人だったのか執念の取り調べ、そこに絡む三億円事件、 さらに結末ですべてが納得のいく形で収束するみごとさ。 著者のデビュー作品とのことですが、作りこまれたストーリー、 みごとな伏線、登場人物の個性、裏に隠された各々の想いなどが秀逸。 横山秀夫さんの作品はどれも素晴らしいけれど、これはその中でも かなり秀逸な作品の一つだと思う。

    0
    投稿日: 2009.05.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「時効直前」という限られた時間の中で 15年前の事件を再捜査。 「海外にいる間は時効は進行しない。」という「第三の時効」で 使われた条文もでもでてきたり(本編の方が古いが) 取り巻く設定も、色々な事情が混ざりあっていて面白かったような。 ・・・けど、トリックの意味が複雑で よくわからなかったのも多い(←自分の理解力が足りないだけ) ちょっと、無理やり感があり、ご都合主義な点もまま見受けられますが 最後にうまくおさめて、どんでん返しらしきものもあり、良かったのかな・・・

    0
    投稿日: 2009.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2009/07/07〜2009/07/14 初、横山氏の作品。友だちの薦めで。 おもしろかったー! 終盤は二転三転四転五転ってかんじでした。

    0
    投稿日: 2009.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2009年4月23日読了。 横山秀夫のデビュー作。最初青春小説っぽいカンジがしてダメかと思ったが、なんのなんの、とても優れた作品だった。ここで終わりじゃないのか?というところでのどんでん返し、また、後味も良かった。警察小説はやめられない。

    0
    投稿日: 2009.04.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    横山作品には珍しい推理小説。不良少年の悪巧みに三億円事件を絡め、作者得意の警察小説テイストを鏤めた一粒で二度美味しい作品。さり気ない表現が重要な伏線となっているが、一読目で事件の全容を推理するのは無理だった。完全な傍観者として作品を楽しむこともでき、単なるエンターテイメント小説としても質が高い。しかし、二読目では、やや強引な展開や、登場人物の心理状態がよく分からない箇所もあり、全体的に粗削りな印象を受けた。と言っても、いつの間にか作品世界に引き込まれてしまう、心理描写とカラクリの技巧は流石としか言いようがない。

    0
    投稿日: 2009.04.18