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ルパンの消息
ルパンの消息
横山秀夫/光文社
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総合評価

323件)
3.9
83
133
75
11
3
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    楽しく一気に読み通しました♪ この作家さんは、やはり良いです。 予想外の裏切りってまでの感じはなかったですが、どんどん話が展開していく感じは、ぐいぐい引き込まれる感じで、気づけば結末って感じでした!

    0
    投稿日: 2012.07.14
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    横山秀夫の幻の傑作ですか。何しろタイトルが良い。二転三転するストーリー展開、自殺に偽装した殺人事件と三億円事件という奇抜な組み合わせ。そして、時効というタイムリミット。読みながらハラハラし、ドキドキする快感を味わった。非常に面白い。素晴らしい作品です。

    7
    投稿日: 2012.07.11
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    デビュー作でこのレベルが書けるのはすごい。ラストまでは冗長だが、そこからの畳み掛けはやはり横山ワールドかと!

    0
    投稿日: 2012.06.27
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    面白かった! 真相が複雑で面白いし、構成も回想と現在の絡ませ方が上手いし。 すごくよかたわー(´∀`*)

    0
    投稿日: 2012.06.25
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    これは傑作ですね。 警察小説と青春ミステリーの二つの要素がうまく絡み合ってます。 惜しむらくは、15年前のことについて 当時の高校生が任意で連れてこられて 尋問されて話していくですが もう少し尋問する警官との駆け引きがあれば もっと面白かったかな。 最初と最後の尋問でそういう駆け引きが出てくるんですが もっとあってもよかった。 まあでも、話の流れ的にそこでダンマリ決め込む必然性も薄いんですが。

    0
    投稿日: 2012.06.15
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    これもタイトルがいい。中身も結構好きです。 時効と戦う話で、過去と現在を行ったり来たり。ちょっとそういうとこはクライマーズ・ハイと似てるかな? 過去の話が、なんというか、時代的に自分の感覚と合わないからかな・・・ちょっと馴染みがない古さがあったけどw 時代が合う人はもっと面白いかも。 キャラがどんどん語ってくれないと真相を知りようがないので、先読みとか謎解きが出来るタイプの話ではないですが、徐々に明らかになっていく過去と、最初に思っていたより事件に奥行きを感じていくのが良いですね。 ラストも、ちょっとした伏線回収で、すっきりきれいだと思う。 なかなか面白かった。

    1
    投稿日: 2012.05.30
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    映画は観たことあったんですが、はじめて読んでみました。こういうのなかなか好きやったね。 分かりやすくて、しっかりミステリーで、おもしろかった! 勘ぐらず、馬鹿になって読んでみるといいと思うよ!(思うよ!) 少々腑に落ちないところも残るので、甘めの判定で星四つ!

    0
    投稿日: 2012.05.22
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    題名が洒落てる(と、思う) 途中までは引き込まれましたが・・・ 恋愛でそこまで人生落ちぶれるって、安易だねェ あんた、あの子だったんかい!!って思う展開も、これまた、安易すぎるー

    0
    投稿日: 2012.05.02
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    思った以上に簡単に犯人がわかってしまった。しかし、3億円事件と繋げては無理かなと思いましたが、なるほどと思わせてくれました。でも、犯人はどうして金庫の鍵を入手できたのか?

    0
    投稿日: 2012.04.28
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    すごく面白かった‼ 一気読み。 サントリーミステリー大賞佳作にてデビュー作、なのに15年間も日の目をみなかったとは。出版されて本当に良かった。 凝りに凝った内容、次々明かされる事実に息つく間もない。 昭和の香り。当時の不良たちがなんともいい感じ。 (図書館)

    0
    投稿日: 2012.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なんとな~く先のストーリーはよめる感じではある気もしますが、最後はちょっと感動しました。 でも、1番納得いかなかったのは、いわゆる“不良”3人組が自分たちだけのために、テストの答案を欲しがるかなぁ、というところ。答案を盗んで売るならともかく、、、。なんかそこだけえらくかわいらしいとは思いました、笑。

    0
    投稿日: 2012.04.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結構面白かった。 最初は単純に昭和時代の不良っぷりがなんか懐かしく感じたし、いざ殺人の話になってからは、どういう展開になるのかドキドキしながら読み進めた。

    0
    投稿日: 2012.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想を一言で表すと・・・“がっかり”。 デビュー作という点を差し引いても・・・ ●いかにも80年代な、ヤンキー漫画風のキャラ設定と台詞回しが、違和感ありあり。 ●奇抜な氏名設定・・・ラノベ? ●3億円事件との絡み・・・アイデアは◎だが、設定に説得力は無し(当時まだ少年だったのに・・・)。 読者の意表をつく結末を持ってきたという点でのみ、“さすが”とは言えるが・・・。 横山秀夫は大好きな作家だが・・・ 好きな作家のデビュー作を読んだこと自体は初めてではないが、細かい部分について“さすが、若かりし日の作品だなぁ”と苦笑することはあれども、ここまでガッカリすることは無かった。 ★2つで、5ポイント。 かといって、横山秀夫を嫌いになったわけではない。 初めて読んだ横山作品が本作でなかったことに、胸をなで下ろした。(横山初読は、『陰の季節』) 初めての作家を読む際は、デビュー作ではなく代表作にするべき!との教訓を得た1冊。 2011.夏頃の読了。 2012.03.26.書。

    2
    投稿日: 2012.03.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    1991年サントリーミステリー大賞佳作。横山秀夫デビュー作らしい。 この作家の作品は、誰が主人公であってもおかしくない位、登場人物は皆、魅力に溢れていると思う。この作品では個人的に橘が気になっていた。 1つ1つの点が繋がって線になり、1本1本の線が交差して面が出来上がるように、 複雑に絡んだ3つの事件は、結末に向かうにつれ真相が明らかになって行く。 この話も現在と15年前の過去とを行き来するように展開されるが、 どこか懐かしい15年前の描写が、橘のある一言でとてつもなく重いものだと私は感じてしまった。 15年“前”ではなく15年“間”だと。 終わり方はさっぱりとしていたのだが、私には橘の15年間が重過ぎて、暗い気持ちになってしまった。 すごく面白かったんだけどね。

    0
    投稿日: 2012.02.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書き出しはチョット「文章が下手だなぁ」なんて思ったんですが、中盤以降は読めるようになるナリ。 過去と現在を行ったり来たりと、ミーの好き系。 ストーリー自体はだいぶ面白いんで、なんとなく「知ってる名前のような...」って感じで手にしたんですが、結果的には良い買い物だったナリ。 神田古本街で150円!

    0
    投稿日: 2012.02.26
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    【喜多芳夫:車のセールスマン】 あるひ突然、警察に連行される。 15年前の事件。 芳夫たちが記憶の奥底に仕舞い込んできた出来事。 警察によって二つの事件が結びつき さらに追求していくと、最大の謎と言われる事件までも浮かんできた。 時効寸前、事件は解決へ向かうのか。 芳夫たちの秘密とは。

    0
    投稿日: 2012.02.23
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    時効まで24h..導入からの切迫感に引き込まれ、 一気に読みきってしまった。 二つの事件の絡み合いもオツでした。 暗くなりがちな展開にも明るい切り替えを交えつつ ラストの締めくくりも清涼感があって好き。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!のめりこめる警察小説。 二転三転する事態に、後閑と一緒になってきりきり舞だった。 --------------- あらすじ 時効を前にしてその前日に本庁から匿名でもたらされたタレコミ。 それは15年前に起きた女子教師(舞子)自殺事件が殺人であるというものだった。 関係者としてまず喜多芳夫が署に連行される。彼は高校時代悪友3人とともに決行した「ルパン作戦」について語り始める。殺人に関係するかと思われたそれは、期末テストを盗み出すものだった。 テスト4日目、学校に潜む喜多が見た二人の女の足、金庫からぐにゃりと現れた教師の死体。電話に出た、いなかったはずの女教師。守衛室で香る香水。女教師が持っていた試験問題の回答。作戦から外れていた悪友相馬の自殺。 語られる様々の事実から、女刑事が見出した真相は、舞子(レズビアン)のレイプ被害者だった鮎美が行った傷害致死と彼女と付き合っていた悪友の一人橘の偽装工作。 しかし真相が判明した時点ですでに時効は成立。虚脱する刑事たちの中で署長後閑は、鮎美は舞子を殺すにはいたっていなかったのではと閃きを得る。 真の殺人犯は、悪友のたまり場喫茶店ルパンのオーナーであり、三億円事件の犯人と目されながらも警察の手を逃れた内海だった。金庫には内海の工作によって三億円事件の金が残されており、金庫に捜査の手が及ぶことを恐れた内海が鮎美を改めて殺し、自殺の線を濃くしたのだった。 その時点で内海は海外旅行によって時効成立前であり、警察を出し抜く快感を得るために自ら出頭したことがあだとなり御用となった。 タレコミ元は女刑事で、彼女は自殺した相馬の妹だった。

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    時代を行き来するお話の組み方が面白かった 複数人の視点が展開されるけど、心情が丁寧に書かれてるんで迷わず読めました楽しかった!

    0
    投稿日: 2012.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    15年前、高校生3人組が期末テストの問題用紙を盗もうと深夜の学校に忍び込んだ。その次の日、女教師が屋上から飛び降りたが…? デビュー作らしいけど、さすが横山秀夫。ハラハラして続きが気になる展開作りがすごい。一気に読んでしまった。 婦警さんのくだりは蛇足な気がしたので、寺尾さんあたりに解決してほしかったな。 あと、私白い靴持ってないけど全然平気です。 でもそんな事差し引いても面白かった!登場人物に難読苗字多し。

    0
    投稿日: 2012.01.25
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    三億円事件が時効を迎えた日の深夜、三人の高校生が試験問題用紙を盗み出すために学校に侵入した。また同じ頃、同高校の女性教師が墜落死を遂げていた。自殺と思われていた教師の死だが、15年後の時効の日に他殺と断定するタレ込みが入る。 *** 古臭い感じがするなと思っていたら、1990年頃に書かれたデビュー作だった。 長い前フリのわりに最後はパパパっと片付けられたような印象。 高校生のセリフ回しが肌に合わず、なぜアレに気づいてアレに気づかない?など推理の過程に疑問点が多く、途中から流し読んでしまい、あまり面白みは感じなかった。

    1
    投稿日: 2012.01.13
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    計画の名前は「ルパン作戦」。はるか昔の高校生のいたずらと教師の投身自殺には複雑ないきさつがあった。この人の小説は本当に手に汗にぎる。本当におもしろかった。デビュー作とは驚きだ。

    0
    投稿日: 2011.12.29
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    伏線の貼り方、伏線回収が見事! 読んでいる途中に何度もページを戻っては、「なるほど!そういうことだったのか!」ってなった。 主役3人にはそれぞれしっかり個性があって、いい味出してる。 個人的に一番の魅力はこの3人のキャラクター。それぞれの性格だったり、お互いのやり取りだったり。みんな、大好きだぜ! 何度でも読みたい一冊。まだ1回しか読んでないけど。

    0
    投稿日: 2011.11.05
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    ハードボイルドな刑事の印象が強い横山秀夫としては作風が柔らかい印象がしたのは処女作だからか、高校生の会話を中心に構成してきているからか。15年前の過去を現時点での捜査の進行とともに組み立てていくところが面白かった。時代をゆるがせた大きな事件と絡めているところもリアルタイムにしっている私には楽しめた。

    0
    投稿日: 2011.11.03
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    大分以前にお義父さんから頂いた作品。 家に新書がないのを理由に、もう一度読み返してみましたが、 1度目には気付かなかった発見が沢山あって、 2倍も3倍も楽しめました! 普段、一度読んだ本を読み返すことがまず無いため、 本を買わずに図書館で済ませる妻ですが、 本は何度も読むことで、奥行きや深みが出るんだな~と、 改めて気付かせて頂きました。 警察内部に詳しいが故に、警察寄りのストーリーが多い著者ですが、 一般市民を中心に描いている点も新鮮でイイ!! 今回は、様々な人々の【想い】や【欲】が重なりに重なって、 偶然生まれてしまった【殺人】がテーマですが、 全ての出来事は、こういった偶然が積み重なって生まれるんだろうな~と、 ちょっぴり哲学的?なことを考えてしまいました。笑 いや~深かったです!!!!

    0
    投稿日: 2011.10.07
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    横山秀夫の作家デビューのきっかけになった作品(サントリーミステリー大賞佳作を受賞だそうな)。 つまりデビュー前の作品なわけですが、これが非常に完成度が高く面白かった。(大幅に加筆修正しているのだとは思うけど…) 著者の持ち味の警察官の内面描写などはまだ抑え気味なのだけど、謎解きに比重が置かれていて、最初から最後まで楽しめました。 お薦め!

    0
    投稿日: 2011.09.23
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    警察小説として他の作品と同じくたくさんの登場人物がいますが、すべてに個性があり人生があり、物語の中で生きている感じ。F県警シリーズ、臨場と並んで、大好きです。

    0
    投稿日: 2011.09.21
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    とても処女作とは思えない出来か。時効を前にした事件の緊張感が伝わってくる。15年前の出来事ではなく15年間継続し続けていたのか。主人公のはぐれものの高校生がたてたルパン作戦と3億円事件の犯人とおぼしき喫茶店の主人との触れ合いが何となく心地よい。暗くない本格的な推理小説を久しぶりに読んだ。横山秀夫はやはりうまい。ただ時効をからめるところは後の作品の第三の時効の方が良かった気がする。

    0
    投稿日: 2011.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時効まであと1日となったところで、かつて自殺とみられていた教師の自殺が殺人だとのタレこみがあった。教え子だった3人が犯人だという。その3人の事情聴取から事件の真相が徐々に語られていく。 ついには、3億円事件までからんでくるが、最後は筋書きがうっすら見える展開だった。それでも興ざめはしない。同じように不良でもその後の生き方は全然違うことが、人生だなあと感じられた。

    0
    投稿日: 2011.08.27
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    途中で犯人がわかってしまったものの、それでも最後まで一気に読めてしまう構成力の高さ。スゴイ。映像化されてるらしいが、見ようか否か勇気がいる。(大抵、見なければよかった、ということが多い。)

    0
    投稿日: 2011.08.19
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    高校時代の微笑ましいヤンチャな思い出話のはずが、色々な人を結びつけて過去が明らかになっていく。 実在する3億円事件が絡んだ事でよりリアル感が出ている気がします。 ただのエンタメ小説としてだけでは無く最後に犯罪に向かう心理を描いている所に若干社会性もあり、盛りだくさんで読み応えたっぷりの作品。 さすが横山秀夫です。

    0
    投稿日: 2011.08.08
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    横山秀夫の処女作。 文句なしに面白い。 三億事件をこのようにつなげていくとは。 時効が迫ってくる中で24時間で解決しなければならない、 スピード感がたまらない。 こんなに15年前のことを正確におぼえている人はいないと思いますけど・・・

    0
    投稿日: 2011.08.06
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    面白かった!あの三億円事件を、こんな風に解決するなんて!人間関係や事件の背景など、細かいところまでしっかり書いてあるので、曖昧さがなく気持ちがいいです。

    0
    投稿日: 2011.07.30
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    15年前の女性高校教師の自殺は実は殺人だったとの情報を得て、時効1日前に捜査本部が立ち上げられ、その犯人と名指された当時の不良高校生3人組のうちの一人の供述を軸に話が進む。ネットに読書記録を残すようになってから読んだ記録はないのだけど、このストーリー、なんとなく既視感がある。絶対昔読んだと思う。その割には、結末、うろ覚え、婦警の正体も最後まで気付かなかったし。2度目だとしても、まぁまぁ楽しめた。結構上質のエンターテイメント小説だと思う。

    0
    投稿日: 2011.07.27
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    横山秀夫の処女作。自殺として処理されていた事件が、実は殺人で時効まで24時間というところから始まる。 昭和の不良高校生たち。 なかなかおもしろかった。

    0
    投稿日: 2011.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    作者の横山秀夫は、映画化された「半落ち」で有名・・・でもワタシが読んだのは1ヶ月前。 でも、あまりにおもしろいので、ネットで検索したら、この「ルパンの消息」を発見。 タイトルがいい感じ~といういことで、その場で購入。 すぐに配達されたのだけれど、ほっておいたら、息子が先に読破。「こんなおもしろい本久々に読んだ」と感想。 あわてて、ワタシも読んでみた。確かに、状況や進捗や推理にスピード感と意外性があって、あっという間に読めてしまうおもしろさだったヽ( ´¬`)ノ ただ、以外とHで、「レズ」とか「身体を要求された」とかアダルトは表現がけっこうあり、これを息子が読んでおもしろかったというのは・・・と少し思ったが、親のしらぬまに、大人になっているということかしらん。 いずれにせよ、お勧め。今、横山秀夫シリーズということで、いろいろと読んでる。 この人の本はホント推理小説としておもしろい。 さらには、「出口のない海」は戦争小説として感銘をうけた。いい作家と出会いました^^

    0
    投稿日: 2011.07.01
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    横山秀夫初読了。WOWOWでドラマ化されたのは知っていたが、いやーおもしろいね。時効が迫っている中の現在と、15年前の過去とをいったりきたりして話が解き明かされていく内容とそのスピード感にグイグイ惹かれました。後半は家でテレビも見ずに、一気に読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2011.06.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    長編推理小説 読み応えがあり、1度だけ背筋に電気が走るような旋律を感じる場面があった。 描写は取り調べが行われている現在と、事件のあった過去が行き来していて、書き方が面白い。最後にどんでん返しあり。最後のほうには作者が云わんとしていることが書いてあった。

    0
    投稿日: 2011.06.23
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    わかりやすくって頭の中でドラマができてました。少しずつ繋がっていくのが楽しみで最後一気に読みきりました☆

    0
    投稿日: 2011.05.31
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    本格推理小説。過去の殺人事件の時効が近づく中、関係者の思いが過去と現在を行き来し、事件の真相に迫る。 一昔前の本格推理小説の雰囲気が漂います。 時代感と味のある内容がぐいぐい読者を引き込みます。

    0
    投稿日: 2011.05.23
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    横山秀夫と言えば、クライマーズハイや半落ちあたりが代表作であり、この作品は横山ファンでも意外と見逃しがちであるが、これがかなり面白い。最後まで二転三転あり、グイグイ読める。色んな人にこの本を貸したが、全員が絶賛だった。

    0
    投稿日: 2011.05.19
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    意外な展開で面白かった。 面白く読めたがただちょっと強引な気もする。 読みやすく息抜きにはいい一冊。

    0
    投稿日: 2011.05.15
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    題名はどこに関係あるんだろう???とずーっと考えてましたが、最後にすばらしいまとめがありました。ちょっと序盤がモタモタした感じがありましたが、それ以外は非常に面白い!!

    0
    投稿日: 2011.05.05
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    読みやすいしおもしろかった!誰が犯人なんだろうとかトリックを考えながら読みすすめていくんだけど、見事に外れた時の感覚が好き。

    0
    投稿日: 2011.04.28
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    2011.04.25読了。 これがデビュー作?すごい。。。 試験問題を盗むルパン作戦。それを実行した夜にグラマーこと嶺舞子の死体を発見してしまう。 この真相と三億円事件の関係が出てきたり。 これだけのシナリオそして、人の心をよく描いているなんてすごいです。 天才だと思います!!

    0
    投稿日: 2011.04.25
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    15年前の女性教師が学校の屋上から飛び降り、 自殺として片付けられた事件は実は殺人だった。 そんなタレ込みが警察に飛び込んできたのは 時効成立まで残り1日に迫っていた日のこと。 事件に関係しているとして名前が上がったのは 事件当日に《ルパン作戦》と称して テスト答案を盗み出すべく校内に忍び込んでいた 喜多、竜見、橘の落ちこぼれの三人の高校生だった。 作戦の提案者で今は平穏に日々を送っていた喜多は あの日に目にした恐ろしい事実と あの頃に感じた悲しく悔やんだ思いを 心の奥底から引っ張り出し 封印の紐を解きゆっくりと語りはじめた。 残されたわずかな時間で 警察は遠く過去の真実に辿り着くことができるか。

    0
    投稿日: 2011.03.17
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    時効まで24時間、15年前の時効も関わって広がる謎はどう解決するのか。気づかないうちに多くの登場人物の顔がイメージできていた。すごい。

    0
    投稿日: 2011.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「クライマーズ・ハイ」の作者の別の作品を読みたくて読んだ作品である。 作者の処女作となるものであり、「クライマーズ・ハイ」とは違った書き方で、最初違和感があったが、ストーリーがおもしろかった。 3つの事件が絡み合い予想しない展開でストーリーに引き込まれた。 また作者の魅力を知った作品となった。

    0
    投稿日: 2011.02.27
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    \五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人─。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。

    0
    投稿日: 2011.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    15年前の女性教師の自殺が、実は事件だった。 時効成立まで24時間、解決できるのか。 明かされていく真実と、その伏線。 真相は無理矢理っぽいんですけどね。 真実そのものよりも、その周りの事件に関わった人たちのそれぞれの話しの方が面白かったりします。 横山作品って、今までにも何冊か読んできたけど、結局ほんとに「面白い!」ってのは、1冊もなかったりしてるんですよねー。(汗)

    0
    投稿日: 2011.01.24
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    キャラクターの設定 お み ご とー 先が読めてしまう部分も どんでん返しな部分も あったけれども、 警察署、取調室という小さい空間の中に、 救いのようのない社会のいろんなとこが あつまって あいまみえ、 感情むきだしな汚さが 秀の、逸

    0
    投稿日: 2011.01.20
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    初めは、話の設定の全体を想像するのが大変だった。だが、どんどんのめりこんで読めた。犯人が最後までわか、なくて、どきどきした。

    0
    投稿日: 2011.01.09
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    デビュー作なので昨今出たものに比べるとやはり落ちるが、十分な面白さ やりたい事全部積めている感じがしました

    0
    投稿日: 2010.12.22
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    図書館。 面白かった! デビュー作ということで荒削りな感じだけど、 勢いがあって楽しく読めましたです。

    0
    投稿日: 2010.11.18
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    高校生のツッパリ具合とルパン作戦にはなんとなく時代を感じるが、やはりこの作家の物はぐっとひきつけるものがある。時効まで24時間、15年間前の事件の真相を明らかにするため取調室に連れてこられた男の自供の中から真犯人と事件の真相を引き出そうとする警察官たち。登場は少ないが捜査官たちの性格や人間関係まで見えてくる。何故か取り調べに加わった女性警官の真相がはっとする。面白かった。

    0
    投稿日: 2010.10.30
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    横山秀夫らしい作品だが、彼の作品の割には 少し荒い個所があると思ったら幻の初期作品だったのですね。 筋に突っ込みどころもありますが、登場人物の多さの割に キャラ設定がしっかりしていて混乱しないところはさすが。

    0
    投稿日: 2010.10.30
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    15年前の教師殺人事件と、なんと3億円事件まで絡んでくる。 容疑者の告白の中にイロイロな伏線が張られてる。 ちょっとあり得ないことも多いかなぁ。。。

    0
    投稿日: 2010.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【ルパンの消息】 横山秀夫さん 「15年前に起こった女教師の自殺が実は殺人事件である」との タレコミが入った。 殺人事件であった場合、時効までの残された時間は24時間しかない。 奇しくも、その女教師の自殺事件が起きた日は 三億円事件の時効が成立した日でもあった。 事件当夜3人の高校生が翌日のテストを盗みに入っていた。 喜多、竜見、橘の素行不良の3人組だ。 彼らは念入りに盗難計画を練り「ルパン作戦」と名付け 深夜に高校に忍び込んだ。 ソコで彼らは何を見たのか。。 高校卒業後に彼らは別々の道を歩み始めたが 事件に関するコトは固く口を閉ざしたままだった。 24時間というタイムリミットの中で 当日の事件関係者の捜索と、取り調べから出てくる新事実に 狂奔させられる捜査本部。 ダレが何故殺したのか・・・ ☆ ドキドキ、最後の最後でどんでん返し。 15年という長い期間をひたすらに愛する人のコトを想い、 会うことなく、別々に世捨て人のようになった二人。。 間の悪い時、悪い要素が重なって起こった悲劇。 面白いストーリーでした。  

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    投稿日: 2010.10.23
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    3人の高校生の三人三様の15年後や、ラストのご褒美的な「お嬢」への特ダネ提供などが新聞記者らしかった。 その前に読んだ東野圭吾の「ブルータスの心臓」が登場人物を突放してるイメージなのに対して、この作者は登場人物殆どに優しい視線があると思いながら読んだ。 世情を登場人物に反映させようとしてる感じがあるので、この加筆修正前の最初のを読んでみたい。

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    投稿日: 2010.10.07
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    うん! 読み切ってみれば、ココも付箋だったのか…ココもか…という感じでした。 1行1行に意味があって、初作品とは思えません!天才!

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    投稿日: 2010.10.02
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    著者の処女作。 なぜこの作品が出版されていなかったが不思議なくらい。 ご都合主義的な要素というか、意欲的というか読者を驚かせようと するもって行き方に多少の違和感はあるが、物語性や謎解き そして人間の心の内側のの表現を十分楽しめた。 「ストーリー」 喜多、竜見、橘の当時高校生だった3人が事件から15年たち それぞれが取調べを受けるその供述が物語りのあらすじを構成。 3人の教師であった女性が当時自殺と処理された事件が タレこみにより殺人であった疑いが浮上し、時効当日が舞台と なり捜査が進んで行く。 供述にでてくる様々な人達がそれぞれ事件に係わり、最後に すべての謎が解け、タレこんだ人物さえもが物語りを構成していた ことを知る事に! 犯人探しと3億円事件、被害者の罪など様々な謎や 事件にはならなかったが罪を犯した事により人の人生を狂わせた 悪行などが供述から明らかになっていく。

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    投稿日: 2010.09.22
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    不良高校生3人が企てて実行したルパン作戦。 女性教師殺人事件。 三億円事件。 それらが絡んだとても重厚な作品。 伏線もしっかりしてて、読み応えばっちり。 推理小説で、かつ、警察小説の要素も濃いので、 警察の人たちの階級や名前が覚えられなくて困るけど・・・ 女性教師殺人事件の時効前日から物語は始まります。 そう、24(twentyfour)です。 不良高校生たちの自白(回想シーン)。 それと、警察の推理。 この2つが語り手となって物語は展開していくのだが。。。 ホントに面白いです。

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    投稿日: 2010.09.16
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    時効直前の殺人事件の真実を、ルパン作戦から明らかにしていく経過が、予想つかない位目まぐるしく展開して楽しかった。

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    投稿日: 2010.09.07
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    面白かった。ストーリーに厚みが読んでて飽きない。 最後はちょっと綺麗にまとまりすぎ?な気もしないでもないが、 べたな感動を味わえる。

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    投稿日: 2010.09.02
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    横山秀夫のデビュー作…と言う事になるのかな。 時効まであと1日の時点で発覚した女教師殺人を辿る捜査陣は、無事に犯人を暴く事が出来るのかと、かなり引き込まれてしまいました。 所々で挟まれる、参考人の回想シーンの中の伏線がちゃんと回収されていてスッキリしました。 読後感も良かったです。

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    投稿日: 2010.08.31
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    刑事や鑑識の骨太さより、壮大な事件を書いている時点で異色作だと思う。実質的な第一作品だから当たり前だけど。他の小説を読んでからここへ戻ると、中途半端な印象が残る

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    投稿日: 2010.07.27
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    横山秀夫のデビュー作。 15年前の女性教師の自殺を、時効まで1日というところで、事件の再捜査が始まる。 事件の関係者、刑事たちの人間模様も丁寧に描かれている。 今の作品のテイストと一味違うのも、注目。

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    投稿日: 2010.07.23
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    はじめはタイトルに引かれて買いました。 いえ、別にルパンが好きとかでは無かったのですが、なじみのある「ルパン三世」が、どのように絡んでくるのか、ちょっと興味があったのです。 ちょっとネタバレしてしまうと、そんなには絡んできません。 それでもじゅうぶん引き込まれてしまった・・・。 すごい面白かったです。 映画化されないのは、もったいないという気がします。 テレビでは、やってましたけど。

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    投稿日: 2010.06.24
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    一気読みしました!面白かったです ! 自分の学生時代も思いだしながら…ちょっとノスタルジックな気分に。 後半の勢いは凄かったです。傑作!

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    投稿日: 2010.06.10
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    15年前『自殺』とされていた事件の時効成立直前 垂れこみによる洗い直しに『3億円事件』が絡みマス。 いまの横山さん作品よりチョビっと粗いけど そのぶんテンポが良くって ワタクシ的にはこちらのが好みデス。

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    投稿日: 2010.06.10
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    感想はブログで。 http://takotakora.at.webry.info/201004/article_14.html

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    投稿日: 2010.06.10
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    夫「面白い。あっという間に話に引き込まれた。あなたが寝ずに読んでた気持ちがよく分かったよ」 妻「読み始めると手放せないよね〜。3億円事件と絡んでるのも興味ぶかいし、登場人物がそれぞれ疑わしくて最後まで展開が読みづらいのよね」 夫「そうだね。事件の全貌がなかなか把握できないよね。そして人間関係とか会話が絶妙だよね。高校生のときの三人や取調官とのやりとり」 妻「この本にはその後の横ちゃん小説のキーワードがいくつも見られるね。時効のトリックとか。横ちゃん好きにはおすすめ」 夫「最後のほうの詰め込んだ感は少ししつこいが、横ちゃんファンなら読まねばならない作品です」

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    投稿日: 2010.06.04
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    横山秀夫氏の幻の処女作ということですが、既になかなかの完成度。まだ著者の「警察小説」が確立されていないので、警察内部の軋轢やドロドロさの取り込みに甘さが感じられるものの、鬼の取調をする寺尾の挫折の様子などにその片鱗は現れていると思う。「終わった」と思わせて実は・・・というような読者をドキドキさせる手法もまずまずだし、殺人、犯罪者の逮捕などの重さをさりげなくフォローするラストは読後感も悪くない。まあ所々無理に話を面白くしてるかなあってとこもあった(ルパン作戦を何回もやる意味とか、各登場人物にぞれぞれドラマッチックで疑わしい行動を描いているところ)ものの、全体的には良作。横山秀夫好きになら必読。[BOOKデータベースより] 十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。

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    投稿日: 2010.05.09
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    15年前に自殺とされた女教師の死は、実は殺人? 時効1日前に、当時の事件を洗いなおすうちに~あれやこれや、という話。 殺人事件の直前に実行された、悪ガキ3人による、期末テスト盗み出し計画は関係が有るのか、ないのか。これを軸に話は進むんだけど、登場人物が多いのに特徴があるから分かりやすくて、綺麗にまとまってて、楽しい話ではないけど、面白い。

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    投稿日: 2010.05.05
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    2009年5月1日読了。分厚いミステリーは普段よほど時間があるときでもないと手が出にくいのだが、横山作品の短編集を立て続けに4冊読んでその面白さは折り紙つきなので、迷いはなかった。これも他の作品と同様、先にドラマを見ていて、その完成度の高さが原作への興味にもつながった。事件の全貌も展開もドラマで知っていながら、原作の魅力が損なわれることなく、むしろインパクトの強いドラマの映像を思い浮かべながら読み進む楽しさがあった。

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    投稿日: 2010.04.20
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    警察小説の鬼才横山秀夫のデビュー作。 今でこそ超の付く売れっ子作家であるが、 この作品が本になるまでには執筆から15年の歳月を要したという。 自殺したはずの高校女教師は実は殺されていた… という情報が時効1日前に警察に届く。 大急ぎで捜査。 容疑者と思われた当時の不良男子生徒3人組も あっさり見つかり、 随分と素直に供述するのだが、 どうも核心が見えてこない… 「本格ミステリー」というのは現代の世の中では、 本当に作りにくいようで、 時には「?」がつくこともある。 執念としか言いようのない刑事たちの粘りで、 ようやく明かされる事件の核心。 いや、「あのこと」はどうなるの? と 心の中で突っ込みを入れていたら、 突如それをフォローするような展開も。 そもそも供述という名で延々と続く回想シーン。 時間がないんだったら、 順序だてて話すのでなく、 結論から話させればいいじゃん。 ということもあった。 そういう点を差し引いても、 この作品は最近読んだ中でも 一番お奨めできる面白さだった。 難しいだろうなぁとは思いつつも、 きっちりと謎を提示し、解いていく 「本格推理小説」の読み応えは そんじょそこらの作品とは訳が違う。 才能ある作家は、 デビュー作からして全然違うのだと思った。

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    投稿日: 2010.04.15
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    後半から一気に加速。のめり込み間違いなし。 事件が収束していくあたりは、ページめくる手が どうにも止まらなくなったっす。 ただ、最後チョット欲張りすぎじゃね?

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    投稿日: 2010.04.02
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    これが処女作なんて 天才ですね。 引き込まれました。 伏線の引き方が上手い 後半のテンポアッブで 寝不足です。

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    投稿日: 2010.03.24
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    15年前、高校近くにあったルパンと言う喫茶店とそのマスター。いつも3人で授業をサボり、お店に顔を出す男子高校生。麻雀仲間のもう1人の男子高校生と妹。女性教師。3億円事件と殺人事件。15年が経ち、突然メンバーが事情聴取された。時効と言うギリギリ感あるキーワードで展開するミステリー。追いつめる刑事。追いつめられる犯人。時効の行方、そして15年の間、登場人物それぞれの人生とは・・・ちょっと切ないラスト。よくできた作品です。 ええと。余談ですが。刑事ものを書くミステリー作家さんって、いつか本物の刑事になるんじゃないか?あれ、ひょっとして陰で公務員試験受けてるんじゃない?って思うのは私だけでしょうかね。

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    投稿日: 2010.03.23
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    横山秀夫は警察小説の短編ものが素晴らしい出来だが、長編や警察以外のテーマは個人的にはあまり食指が動かなかったが…これは★5つ。散らばった伏線が綺麗に回収されていくさまは見事。加筆修正したとはいえ、埋もれたデビュー作とは思えない出来。

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    投稿日: 2010.03.20
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    全幅の信頼を置く作家さんの、デビュー作であることを読了後に知った。 まったく気づかずに読み終えた。 読み終わって胸が痛くなっていた。 どんな作者さんであっても第一作は格別。 読者であるこちら側から、ぎりぎりと力を溜めて大きく向こう側へと飛翔する、 その想いや気負いのきらきらが、手のひらに残るような気持ちにさせられる。 半落ちやクライマーズハイなど、重厚なエンターテインメントを生み出す、 その才能は確かにここに存在している。 最初は高校生のたわいないイタズラに端を発する、取調室の攻防に終止するはずだと 勝手に思い込んでいた。 若さにかまけた怠惰な3人組の、退屈を紛らわすだけのイタズラ。 15年の時効を目前に、3人の現実は苛酷だ。 つつましやかな幸せを享受するサラリーマン・喜多の、いじらしい秘密。 不敵でせせこましい地上げ屋になった竜見の、軽薄な日常。 世を捨てた橘の、薄幸な沈黙。 この3人組を柱に進むと思われたストーリーが大きく展開する。 当時の事務員が、死亡した女教師が、自殺した仲間が、校長が、 もう一人の女教師が、当時の恋人が。 15年という時を飛び越えて溢れるように現れる登場人物たちは、 あるものは華麗に、あるものは老いさばらえ、あるものは不敵に、 物語にとびこんでくる。 篝火にとびこむ夏の虫の乱舞のような、最後の展開は圧巻だ。 そうして最後に残った、いじましいふたつのココロ。 重厚な物語にいつでも、美しくも愚かしい人間を浮かび上がらせる横山氏の才は、 最初からここまで輝いている。 処女作の青さも乱暴さもなく、凛とした作品に、思わず脱帽。 ちなみにサンオクさんの金庫のくだりは・・作品の肝であるけれど、 若干疑問が。板金が得意だから・・?? でも、それでもこの作品への評価は落ちず。 このあとの作品群と比べたときに、この時点でここまでこの作者の スタイルが完成されていたことに、震えがくるほど感動したので。

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    投稿日: 2010.03.14
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    15年前のツッパリ高校生3人が企てた「ルパン作戦」がどう殺人事件に結びついていくのか・・・おまけに3億円事件もからんできて先へ進むペースが速くなってしまいました。 時効まで24時間という限られた中で戦う捜査員達の姿が熱くて緊迫感が増します。 15年前の高校生3人を名指しでタレ込んだ人物を私なりに推理しましたが見事にやられました。

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    投稿日: 2010.03.08
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    筆者のデビュー作を、 後の改訂版を出すごとの加筆修正で何とか磨いていったようなのだが、 大本の内容それ自体の質まで変えることはできなかったのだろう。 あとがきにて、筆者が「この作品で推理小説の道が途絶えた」というようなことを言っていた。 納得。 正直、今の筆者の作品と比較するとレベルの差は歴然としている。 でも、今思えば推理小説の道が絶えた方が良かったみたいだね。

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    投稿日: 2010.03.06
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    なかなか。 処女作でここまで書けるのはさすがかな? 三億円事件まででてきたのはびっくり。 内容(「BOOK」データベースより) 「昭和」という時代が匂い立つ社会派ミステリーの傑作!平成2年12月、警視庁にもたらされた一本のタレ込み情報。 15年前に自殺として処理された女性教師の墜落死は、実は殺人事件だった ―しかも犯人は、教え子の男子高校生3人だという。 時効まで24時間。事件解明に総力を挙げる捜査陣は、女性教師の死と絡み合う15年前の「ルパン作戦」に遡っていく。 「ルパン作戦」―3人のツッパリ高校生が決行した破天荒な期末テスト奪取計画には、時を超えた驚愕の結末が待っていた…。昭和の日本を震撼させた「三億円事件」までをも取り込んだ複眼的ミステリーは、まさに横山秀夫の原点。 人気絶頂の著者がデビュー前に書いた“幻の処女作”が、15年の時を経て、ついにベールを脱いだ。 第9回サントリーミステリー大賞佳作。

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    投稿日: 2010.03.02
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    いやぁ~引き込まれました。 前半はテンポがゆっくりでこのままで話は終わるのだろうか?と途中で思ってしまいました。後半はテンポがはやくなります。 すこし強引さがありますがとても楽しめました。

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    投稿日: 2010.02.26
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    十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。

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    投稿日: 2010.02.07
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    内容(「BOOK」データベースより) 十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで二十四時間、事件は解明できるのか。

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    投稿日: 2010.01.26
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    この人の作品を片っ端から読んでます。 横山さん=高校生の話ってのがなんとなく違和感。 今まで読んだ、重くずっしりした感じの方がすきかなぁ。

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    投稿日: 2010.01.05
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    横山秀夫の処女作。初手からうまい人というのもいるものなのだな。この本が2009年最後の読書ノート記録本になります。今年は110冊の読書ノートを登録し、そのうち、20冊が5ツ星。20冊のうちの10冊は開高健の本なので、それは置いておくとして、残りの10冊は、?世界大不況からの脱出 ポール・クルーグマン?できそこないの男たち 福岡伸一?サッカー戦術クロニクル 西部謙司?サッカーの敵 サイモン・クーパー?兵士を追え 杉山隆男?旅する巨人 佐野眞一?クラッシュ 佐野眞一?スリーピング・ドール J・ディーバー?灰色の嵐 ロバート・B・パーカー?脱「世界同時不況」 金子勝ほかということでした。サッカー本2冊、ミステリー2冊、経済本2冊、佐野眞一2冊、ほか2冊という構成で、佐野眞一の本がたまたまという感じで面白かったのを除けば、だいたいジャンル毎に読んだ本の数に比例するような気がします。私の読書録に目を通していただいた皆様、良いお年をお迎えください。来年が皆様にとって、今年以上に良い年であることをお祈りいたしております。

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    投稿日: 2009.12.31
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     横山秀夫デビュー作。  面白いなぁ。これをデビューで書いたというのがすごい。  ラスト30ページが駆け足なのがもったいないというか潔いというか、さすがだなぁ。

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    投稿日: 2009.12.14
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    横山作品というところから想像して読むと、ちょっと違和感が あります。まじめなストーリーをイメージしますので。 でも、面白いです。ギャグは苦手なんだと思います。

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    投稿日: 2009.11.24
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    面白かった!読んだのは、今更感があるけど。。 400ページ超えてからも話しがひっくり返ったりして全然飽きない! もっと前に読んでおけば良かったな〜。

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    投稿日: 2009.11.22
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    2009/11/8完了 借りて読んだ。 いったん捜査が終わったとなる手前で、ちょっとウルっときて、 まだ終わってない!! となったところで、どきどきした。 小説読みながらどきどきして、ページを早くめくらなきゃ、と思ったのは久しぶり。 でも、大半を占める過去の話のところは、ノスタルジーな空気が感じられたりして、また違う小説のようで、おもしろかった。

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    投稿日: 2009.11.12
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    十五年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人―。 警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。 当時、期末テスト奪取を計画した高校生三人が 校舎内に忍び込んでいた。 捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、 戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。 時効まで二十四時間、事件は解明できるのか… 文句なしの五つ★です 最後の展開は圧巻です  はは~んこう来ますか… って感じ そして事件が終わった後に… おススメの一冊です

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    投稿日: 2009.11.03
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    テンポが良く一気に読めた。戦後最大の事件『三億円強奪事件』と絡められた事で若干先は読めてしまったが、謎解きをしながら読み進めるのがまるで朗読を聞いているかの心地よさでもあった。様々な人物が入り交じるので誰が誰だか時折分からなくなる(苦笑)15年前の事をそこまで詳細に覚えているだろうか?とか突っ込みを入れたくなる部分は多少あったが、電車で読んだら絶対乗り過ごしそうだ。

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    投稿日: 2009.10.26
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    東野圭吾の「容疑者Xの献身」を思い出した。 誰かのために罪を犯す…その計り知れない感情に、読後もずっと引っ張られてる。

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    投稿日: 2009.10.15
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    いくつかドラマ化や映画化されたものは観たことあるけど、原作はまだ一冊も読んでません。 刑事ものがすごくおもしろいというイメージ。(でも「半落ち」はあんまり好きじゃないかな) 最近姉からおもしろかったから読めば〜といってもらったから、これから読む予定。

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    投稿日: 2009.09.30
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    どちらかというとミステリープロットに重きが置かれているような構成で人物や組織を生々しく描写する横山作品の中では異色に感じた。デビュー作らしい筆の勢いと(他の作品の重さとは異なる)若干ライトな感覚に新鮮さを覚える。展開は上手く話も面白いのだが、作中で描かれている昭和の高校生に(実際に昭和に高校生だった自分が)いまいちリアリティーを感じられなかったところが残念。やっぱり横山氏は、ばりばりの「大人」と彼らが所属する「組織」を描く方が得意なんじゃないのかなあ。

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    投稿日: 2009.09.28
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    久しぶりの横山秀夫だった。タイトルに惹かれて買ってみた。面白くなくはなかったが、なんとなく肌が合わない感じ。もう一度読もうとは思わないかな。

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    投稿日: 2009.08.20
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    7月半ば ぜんぜん最近のねちっこいのよりこの頃のほうがすきなのかも。軽やかで、時代背景があって、そこに物語がある、どこか青春の香りも感じるミステリだった。

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    投稿日: 2009.08.13