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火天(かてん)の城
火天(かてん)の城
山本兼一/文藝春秋
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総合評価

137件)
3.9
28
68
32
3
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    戦国時代小説に城築城を信長と建築にかかわる番匠、瓦職人、石職人、木曽の檜の林業にたずさわる人々などのそれぞれの仕事への矜持が丁寧に書かれている。棟梁の岡部又右エ門の老境に来てからの安土城築城にかかわり、跡継ぎの息子への背中を見せながら多くの職人をまとめていく棟梁の難しさを息子に張り合いながら伝えていく。安土城が西洋のキリスト教の城、教会などを参考にしながら今までにはないつくり高層ね¥の八重の天守閣を持ち金の装飾をほどこぢ信長らしいつくりで完成するが、明智光秀の本能寺での謀反に会いこの城が炎上していく様を描いている。

    0
    投稿日: 2026.01.27
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    「自分が半人前と思えばこそ、木の力を借り、人の力を借りて屋形も天主も建てられる。一人でできることなど、なにもありはせぬ」 「だが、建ててしまったものは、どうにもならぬ。そのことに気づいてから、わしは目の前の仕事でけっして手を抜かぬようにした。」 「木を組むのが番匠の仕事で、人を組むのが棟梁の仕事か。」 「城は腕で建てるのではない。 番匠 たちの心を組んで建てるのだ。」 「わたくしには血が通わぬと思うておいででしたか。男も女も、泣かぬ者はおりますまい。その涙を人に見せるか、微笑みで包むかの違いです」 とても良かった。城を建てるその過程、積み重ねてきたもの、クライマックス。上記は良かったと思ったセリフ(登場順ではなく印象に残ったベスト5)

    0
    投稿日: 2026.01.17
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    この間、初めて熱田神宮に参詣したことを契機に再読。 信長塀もあったし、色んなことを機に本を手に取ったことが多かった一年のような気がしなくもなく。 それはさておき変わり種の戦国モノでなかなかに面白かった、長旅とかには良いかと。大工に限らず、一流は一流を知り、それぞれに切磋琢磨する、それが嫉妬を超えたところで発生するということかと。 煩悩に苛まれる凡民には遠い世界であります。

    0
    投稿日: 2025.12.15
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    歴史小説なので、ずっと敬遠していたが、読んでみると築城に関する棟梁の想いと大工職人としての姿勢、父としての姿などもあり、単なる歴史小説ではない仕事に対する熱意を捉えたとてもよく練られた作品だった。 安土城はもう残ってないし、文献も残ってないが、凄まじい熱い想いを持って作られたのが解った。 読み終わる前に「安土城 復元」で調べてしまった。

    21
    投稿日: 2025.12.04
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    信長という無茶苦茶な施主からの依頼である、安土城をいかに意匠を凝らして、納期遵守するか。とてつもなくめんどくさいプロジェクトマネジメントの物語。同業他社や遺恨を持つモノ、防風・雷、大雨といった天災などインシデント多数。 今では荒涼としている安土城跡だが、あそこにあった城と街の異様さに思いをはせることができる。 著者が生きていれば、続編として大阪城築城を書かれたのかもしれないな。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    安土城を成した棟梁父子が主役ではあるものの、信長をはじめ、そこに関わる全ての者、木石の物語。 父を乗り越えてゆく息子以俊に対し、信雄が暗に父に及ばぬ息子として対比されて描かれているように思ってしまう。 それにしても、面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.04.05
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    新しい視点からの信長、みたいな事が書いてあったけどまさにそうだったなぁ。 最後は仕方ないけど切ない感じ。息子、成長したね。

    0
    投稿日: 2024.04.17
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    歴史小説家の今村翔吾さんのお薦めだけあって、読み応えを感じた。 物語りは大工の親子が織田信長のムチャな城造りの要求に、創意工夫を重ねて何とか応えていくといったあらすじ。 そのメチャクチャ壮大な仕事にかける父親の職人魂、そして何とか父親に認めてもらいたい息子の意地とが何度もぶつかり合う場面がこの物語りの面白さのひとつかな。 城造りの専門用語は分からんけども、それを抜きにしても想像しながら読むことができたし、戦国時代の史実も改めてインプットされた感ありです。

    13
    投稿日: 2024.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦国の安土城築城の物語。建築についての専門用語や当時の寸法には中々馴染みなく、取っつきにくく読む速度が進まなかったが、各分野の専門家、大工、杣、石職人、瓦職人などの命懸けの仕事が熱い。 現代にも通じる仕事に対しての姿勢も共感出来る。 壮大な築城であり、完成したときの又右衛門の感無量さと達成感がガッツリ伝わる。しかし歴史の通り最期は炎上、落城してしまうその落差に心が砕かれる。あまりの儚さに気持ちも沈んでしまった。 跡地にも訪れてみたくなった。

    2
    投稿日: 2023.12.08
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    安土城を作った男たちの物語。 映画化もされています。 「仕事とは?」ということを考えさせられた。 建築系の人には刺さると思う。 同じく山本兼一の『信長死すべし』とのつながりも感じさせられ、面白かった。

    0
    投稿日: 2023.10.05
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    「できるかできぬか」ではなくて、「自分がこの天主を建てたいかどうか」だ。 方法、手段は置いといて。考えずに感じる。 だからこそ、岡部又右衛門は信長に取り立てられたんだろうな。 改めて安土に行きたい!って思う。

    1
    投稿日: 2023.05.12
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    『利休にたづねよ』で山本兼一氏の作品を知り、どっぷりハマってしまった。『花鳥の夢』で本編の主人公岡部又右衛門が登場したのをきっかけに、本書を手に取った。 戦国時代の城が建つ背景がよく分かる一冊。職人気質でこれぞプロフェッショナルという魅力的な人物が多々登場し、職人の心意気のようなものが感じられ、仕事とは何かを改めて考えさせられた。 リズムよく話が展開し、章ごとに視点が変化し読書を飽きさせず、目まぐるしく時代が変化した戦国時代の話であることも相まって躍動感に溢れおり、グイグイとストーリーに引き込まれた。さすが松本清張賞受賞作品。 とびきり家シリーズもこれからの面白そうな展開になりそうだっただけに、早すぎた著者の死が悔やまれてならない。

    0
    投稿日: 2023.05.11
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    安土城を建てた大工を中心に、着工から竣工、そして本能寺の変までを描く。 壮大なスケールのお仕事小説。3年という工期の間、事件や揉め事、それぞれの葛藤がありつつも大勢の力が合わさって、とてつもないものが形になっていくのが生き生きと描かれている。 しかし、先後は悲しい。ものすごい知恵と技が結集されて形になったものが跡形もなくなってしまう。まるで、焼かれるために建てられた城のようで、そして城と共に築城に関わった人たちの思いも煙となってしまったようで、とても切ない。

    0
    投稿日: 2022.12.25
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    とても読み応えのある、良い物語でした。 世紀の安土城築城。 岡部又右衛門らの大工衆、戸波清兵衛らの石工衆、甚兵衛らの杣衆らの仕事ぶりが感動的です。 まさに仕事師たちです。

    0
    投稿日: 2022.10.19
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    渋いところに着眼点。 城を築く大工たちが主人公。 渋い。でも最後まで読ませてくれる。 2021.12.25 171

    0
    投稿日: 2021.12.25
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    「火天の城」は城を作った宮大工、岡部又右衛門にスポットをあてた小説で、私に知らない世界を教えてくれた。それまで歴史に興味はあっても、城造りには知識もなく安土城の独創的な凄さには気がついていなかった。フロイスが当時ヨーロッパにもないと驚嘆した高層木造建築であり、華麗な外観と吹き抜けのある内部。宗教的な意匠。 その他、総石垣の普請、計画的な城下町。なりより天主は信長が居住していた御殿であった。安土城は近世の変革者信長そのものであったと思う。残念ながら城は本能寺の変の後、焼失してしまったが、この小説は今でも城跡に登城するものにその威容と城造りを想像させてくれる力作です。

    0
    投稿日: 2021.10.09
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    面白かったー!又右衛門に惚れた。通勤電車とかでちょっと読み始めたらあっという間に小説の世界に入れるタイプの本。作者の方は何者ですか?ってくらい知識量をぶち込んでて色々調べたくなる。 気が済まないことに対して「呑み込んで糞にしてひり出せっ」ってセリフは私も今後の人生に活かしましょう。ありがとう総棟梁又右衛門。

    1
    投稿日: 2021.09.28
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    お城についての見方が変わった1冊。 安土城を作る親子2代の番匠、城の支柱となる木曽檜に命をかけた杣、御神石と石工の戦い。。。 また、城を作るに対抗する乱破。 コンピュータも、重機もない時代に城を作るって、 そりゃすごいことやな。と、しみじみ。 その当時の安土城、是非一眼見ておきたかった。

    1
    投稿日: 2021.08.22
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    幻の城、安土城を建設した棟梁親子とお城の運命は… 織田信長が命じて築城させた、当時の日本では稀有な欧州風天守を備えた高層城は完成後六年余りで焼失し未だに材料調達や建築方法、112トンの蛇石と言われる巨石の存在等謎の多い安土城を信長に遣えた大工棟梁親子の目線で波乱万丈な信長、安土城を追ったフィクションです。 1576年に信長命により3年以内に巨大な7重層の城の建設に挑む宮大工棟梁と弟子である息子はお互いの職人としての面子に拘り同じ目標に向かってるにも関わらず噛み合わないまま日が過ぎて行くが事故や怪我、敵の妨害等で次第に結束が高まって行き様々な苦労や犠牲を払って遂に城は完成する。 その3年後に信長は明智の襲撃により自害し栄華の安土も戦乱に呑み込まれ安土城も焼失する。 小説の筋は事実に基づいて構成されていますが詳細な点は未だに解明されていないので作家の創作ではありますがそれも根拠は現在明らかになっている仮説を基にしており特に築城工程等は詳細な記述でその光景が目に浮かぶ様に調査されており読みごたえが有ります。 物語は琵琶湖の東岸である安土の田舎が主体で派手な事件やうっとりする様な恋愛もありませんが、壮大な建築物の背景にあった人間の物語が五百年の時代を越えて鮮やかに瞼に投影される感じは雄大です。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    熱田の宮大工が安土城を築くエンジニア時代小説。 精神論だけではなく緻密な計算が大仕事を成し遂げると気付かされる。領国一帯を挙げての国家的プロジェクトであったことを深く理解できる。 映画は適度に省略された良作だが、岡部親子の葛藤と友情を排して安っぽいラブロマンスに置換していたのは残念。

    0
    投稿日: 2021.01.30
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    御大工・岡部又右衛門一門の視点から見た安土城築城の物語。現代の我々は安土城が空前絶後の構えであったことや、焼失したことも知っている。又右衛門の息子に対する不器用な振る舞いは、人の親となってみれば合点もゆく。職人の視点であるからこそ、用材の調達や運搬、基礎・石垣を含む土木工事、天守の設計施工のたいへんさが伝わってきた。穴太衆の頭・戸波清兵衛と又右衛門の、プロとして気脈が通じる描き方も良かった。

    0
    投稿日: 2020.10.10
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    読み応えたっぷり。あの時代に城を築くことの苦心惨憺と、焼け滅ぶまでのあっけなさとの対比が実に面白い。これを読んで「五重塔」を連想した人も多いんじゃないかな。

    0
    投稿日: 2019.12.20
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    【内容】織田信長の安土城がいかにつくられたかを工事に携わった棟梁の視点から描く物語。 【感想】建って数か月でなくなったらしいという知識を持っているだけにこの多大な労力がせつなく思える。全編を通じて無駄がなく迫力がある。職人たちの群像劇でもある。彼らのセリフもいい。城づくりの蘊蓄もいろいろ。

    0
    投稿日: 2019.10.27
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    織田信長の死後まもなく消失してしまった安土城。 信長そのもののような城だったと言われますが、その建設物語。 新たな技術を模索する匠たちを高く評価したであろう信長の姿など、なるほどと思わせます。 技術者を中心とした群像劇のようでもあり。 信長が身近に陰陽師を置いていて、建設中の城下で疫病が流行した時、金儲けめあての質の悪いまじない師がはびこらないように、無料で(?)お札を書かせたりするあたり、興味深かったです。

    0
    投稿日: 2019.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    大工棟梁の視点から書かれた歴史。 お城に興味なかったけど、安土城を一目みたくなった。 大工、武士、忍者、瓦焼き職人、石職人… その道のプロたちの仕事ぶりだけでも面白い。 織田信長というとんでもないリーダーに、仕え、翻弄され、鍛え抜かれていくひとたち。 こころに残るシーンは、木曽大松の木を川に流す場面。杣の棟梁が命を落とす。それを、羽柴秀吉が運んでくる。切り詰めた仕事をしているひとたちの間では、少ない時間でも通じるものがあるようで、おそろしくも羨ましい。

    0
    投稿日: 2019.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    信長の夢は、天下一の棟梁父子に託された。 天に聳える五重の天主を建てよ! 巨大な安土城築城を命じられた岡部又右衛門と以俊は、無理難題を形にするため、 前代未聞の大プロジェクトに挑む。 信長の野望と大工の意地、情熱、創意工夫 すべてをのみこんで完成した未曾有の建造物の真相 職人魂の素晴らしさを改めて実感させられた一冊です。 木と向き合い、天主と向き合う。 石と向き合い、石と対話する。 自分の仕事に徹底したプロ魂を持った職人さんたちがいて、 それを束ねる総棟梁(岡部又右衛門)がいて、 独創的なアイディアを好む信長がいて、 それで名城が出来ない訳がありません。 岡部又右衛門父子の親子の絆もしっかりと受け止めました。 登場する主な人物の誰が欠けても、この名城は出来上がらなかったと思います。 安土城、実物をぜひとも見たかったです。

    0
    投稿日: 2019.03.29
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    城大工の頭領が主人公。建造への並々ならぬ情熱に感服。木への愛、安全への配慮に職人のプライドを感じた。

    0
    投稿日: 2018.09.02
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    人を束ねるとは。職人の心意気とは。 ただの築城の話ではありませんでした。とにかくスケールが大きくて、現代ではあり得ない事の連続。 織田信長が生き生きと描かれていて、彼の口ひげが見えるようだった。 最後に神父さん、お願いだから、いいところで鼻をかまないで!

    0
    投稿日: 2018.02.02
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    面白かった!そして儚い 安土城築城における棟梁親子とプロフェッショナルたちの熱い物語! 織田信長の無理難題に挑む棟梁とその息子。 大工の意地と情熱と創意工夫でそれを解決して、城を築き上げていきます。 親子の確執あり、築城を邪魔するスパイ活動あり、さらには、巨大建造物を構築するためのさまざまな苦労、犠牲ありと、プロジェクトXさながらのストーリ展開。 とりわけ、大通柱4本の運搬の大変さや巨石の運搬に携わる過酷さなど、当時重機がない中でどのようにしてそれらを運ぼうとしていたのかが詳細に語られています。 すごい... そうした木材のプロ、石材のプロ、大工のプロ、さまざまなプロ達の衆智を結集し、プロがプロの誇りをもって仕事をしていく姿がすばらしい。 さらに、突然の仕様変更により、壁の厚さを変えなければならなかったときの棟梁の決断。結果、バランスを崩しかけた城に対して、通し柱を削るという荒業を実行する場面ではハラハラものでした。 そして、父親の本当の偉大さ、棟梁の本質に気づいた息子の成長と読みどころ満載です。 しかし、最後、100年も耐えられるように設計し造られた城が、築城後わずかの間で焼かれてしまうというところがあまりに儚い。 プロの矜持、そうしたプロ達を纏め上げる責任と覚悟、をひしひしと感じる物語でした。 ものづくりが好きな人にはお勧め!

    0
    投稿日: 2017.10.29
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    ・あらすじ 破竹の勢いで天下統一事業を進める織田信長に天下人に相応しい前代未聞の巨城を築くように依頼された職人親子の奮闘を描く歴史小説。 ・感想 現代も、戦国時代も、サラリーマンという生き物は苦労が絶えないようである。 信長は型破りな独創家として知られる。となると注文も型破りなものになる。まだ西洋という存在を知って間もない頃に日本人に西洋風の城を建てよと未踏の地の城を要求する。普通に建てたら倒壊しかねない規格外のスケールの城を注文する。小惑星かと見紛うような巨大な岩石の見栄えが良いからあり得ない傾斜を登らせろと命令し何百人もの人足が岩の下敷きになる。次々と信長は無理難題を吹っかける。誠心誠意これに答えると、ねぎらいの言葉と次なる無茶苦茶な要求を突きつける。要求の水準はどんどん上がって行く。もしも「出来ない」と言ってしまえば、その首は文字通りクビになる。織田軍に使えると大変である。自分には戦国時代のサラリーマンの辛さが見て取れた。

    0
    投稿日: 2017.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「安土山の頂きに天下にならびなき天守を建てよ」 織田信長に安土城築城を命じられ、壮大な天下一の城を建てる! 信長の奇想天外な要望に応えていく匠達。 身を励んで工夫する。知恵を絞って汗をかく。迷った時は心静かに木に耳を傾ける…。 古の匠達の職人魂には頭が下がるばかり。 「城は腕で建てるのではない。番匠達の心を組んで建てるのだ」 天下一の匠達の情熱の込められた安土城。 やはり本物をこの目で見たかった! 今回は棟梁目線で描かれた物語。 主役ではないのに信長の圧倒的な存在感に唸るばかり。 やっぱり信長は偉大だ!

    0
    投稿日: 2017.08.20
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    冷眼ににて人を観、冷耳にて語を聴く 女人は家内の日輪ゆえ、微笑む 木を組むのが番匠の仕事で人を組むのが棟梁の仕事

    0
    投稿日: 2016.12.24
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    山本兼一「火天の城」読了。安土城を建てた棟梁 岡部又右衛門の話し 。解説にも書かれていたけど、非読書家が僭越ながら、信長関係の話しはもうお腹一杯の感が在った所にこの切り口で! 面白かった&城を見たかったで御座る! #読了 #山本兼一 #火天の城 #信長 #岡部又右衛門 #安土

    0
    投稿日: 2016.10.26
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    安土桃山時代のプロジェクトX。いつの時代の話であっても、自分の腕に誇りを持って仕事をしている人の話はどれも好きです。 安土城の実物を見てみたかったなあ。

    1
    投稿日: 2016.07.05
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    今までは何気なく見ていた日本の城。 当たり前のことなのだが、その城とは幾万人もの職人の一つ一つの技と意地によって一塊の土・一本の木から成されたものなのだ…と改めて気付かされた。 番匠親子がぶつかりながらも、困難の中でたどたどしく絆を深めていく姿が安土城を造る過程の一方にあり、一人前の棟梁として自分を越えた息子に城を託す父の姿が偉大であった。

    0
    投稿日: 2016.05.06
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    安土城といえば、織田信長が天下統一の象徴として、建設したといわれる幻の巨大城。現在は石垣しか残っていないが、南蛮風の外観で、六角形の屋根が7重に積み重なっていたらしい。 そんな過去に例のない城の建設を信長より命じられたのが本書の主人公、岡部又右衛門。戦国時代の武士が命がけなのはもちろんだが、又右衛門のような職人も命がけだった。請け負った仕事を完成させければ、死。完成させても信長が納得しなければ、死。又右衛門は生きるか死ぬかの覚悟で、職人として信長に挑んだ。 材木の調達、スパイの侵入、重みに耐え切れなくなった土台、息子との対立、妻の死など、度重なる困難を克服し、又右衛門は 安土城を完成させる。その迫力、華美は天下人、信長にふさわしい城であった。 又右衛門としては、信長を満足させるのはもちろん、自分の名を後世に残すための城でもあったのだろう。が、信長にとって、自身一代のみの城という考えだった。それは信長が城の地下に埋めた謎の物体が象徴している。なぜこれほどの巨大な城が現在、跡形もないのかという謎解きも含めて、後世の歴史にこだわらない織田信長のキャラクターが描かれる。

    0
    投稿日: 2016.04.23
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    織田信長を築城に絡め、 違う時点から切り取った作品。 文献をしっかり使って論文並に 説得力がある内容だから 当時の習慣にへー!と思うこともあり すごく引き込まれる。 文章も緻密。

    0
    投稿日: 2015.12.31
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    安土城築城物語。大変な事業だったことだろう。岡部親子の葛藤と情熱もよかった。父子とはいつの時代もこうやって技を継承していくんだな。

    0
    投稿日: 2015.11.08
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    どうしても、フォレットの大聖堂の比較してしまうが、ボリュームも含めて、石の文化のヨーロッパと木の文化の日本の違いを浮き彫りにしているようで、これは、日本の優れた小説のひとつだと思う。

    0
    投稿日: 2015.08.18
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    久しぶりに読みたくなり再読。何度読んでも面白く、感動します! 幻となってしまった信長こだわりの安土城。無謀とも言える信長の要望に何としてでも応えようとする職人の意地。そして総頭領岡部又右衛門と、その息子の確執。安土城築城を妨害しようとたくらむ輩たち。複雑に絡み合いながらも、やはり築城に賭ける職人の熱い想いに惹きつけられます。

    0
    投稿日: 2015.06.11
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    安土城築城の物語。ケンフォレットの大聖堂みたい。どっちが先かは知りませんが内容はケンフォレットの圧勝。 先に大聖堂読んでいなければ、もうちょっと評価高かったと思う。

    0
    投稿日: 2015.06.05
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    図書館で。直木賞取った方だなあ、と思い借りてみました。何にせよ職人さんの匠の技、みたいな作品は燃えますね。でも現存しないことを知っているからちょっと寂しくはあります。そんなすごいお城が今はもうないんだなあと思うと木造建築って儚い。やっぱり西洋の石積みの建築物は強いなあ(地震が少ないってのも関係すると思うけど)。 父子の確執、新しいもの斬新なアイディアへかける信長の執念、そしてプロ意識の高い人たちのお話は読んでいて熱いですね。それにしても戦争って稀有な才能を持った人たちをどんどん使い捨てしてるんだなあと思うと何ともアホらしいなあとは思います。面白かったです。

    0
    投稿日: 2015.05.25
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    「安土桃山城作ったん誰でしょう?」「織田信長!」「ブッブー!大工さんやで。そんなんも知らんのん?」 の、大工さんの本です。ほぼフィクションですが、確かにこの時代、城の建設現場はこうだったに違いないと思わせるリアリティが面白いです。

    0
    投稿日: 2015.04.28
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    安土城の城大工を主人公に据えた小説。乱波に築城を阻害されたり、紆余曲折の末に城が完成するまでの様子を描いている。 建築にまつわる専門用語が飛び交うため、やや退屈してしまう部分もあるが、全体としては面白い。

    0
    投稿日: 2015.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    信長・テクノクラート三部作の一つ。 安土城を建てた棟梁親子、阿部以言、阿部以俊を描く。 職人としての武骨な男の生き様、武骨であるが故の親しみと反発の描き方が、相変わらず魅力的で面白い。 人の描写だけでなく、どのような材料で、どのような道具で、どのような作り方で、どのような職業の人が集まって信長の考えを具現化していったのか、物作りの過程も緻密でその情景が目に浮かぶ。 また親子の関係の描かれ方もこの作品のコアになっているようで、最後に想いが通じ合った以言・以俊親子と、最後まで心が通じることがなかった信長・信雄親子の対比という側面もとても印象深い。 次は「雷神の筒」だ!

    0
    投稿日: 2015.04.08
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    山本兼一作品、二作目。 この人の作品は父と子の葛藤がよく登場する。 はじめは息子以俊は父に対して融通が利かないと反発するが、安土城築城の最中に父がけがをして、監督の代理をすることによって、父親が背負っていた棟梁としての責任を思い知るにつれて、父のことを理解するようになっていく。 お父さんが大変な職人気質、息子ははじめは女遊びをしてろくでもない男かと思ったが、だんだん息子も成長してく。これは息子の成長物語でもある。

    0
    投稿日: 2015.03.27
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    ずいぶん大きくなるまで、城というものがそこまですごいものとは思っていなかった。まぁなんか昔のでかい建物なんかな、程度で。でも初めて松本城を見にいった時に、実際に間近で見て、でもって中に入ってみて、これはすごいな、と。石とか、めっちゃでかいし。百聞は一見にしかずというか、写真を100回見ても分からないというか。この本を読む前には、実際に城を見にいったら良いよなぁ、とか思うわけで。しかしこんなにいろいろ考えて作ったのに、敵に襲われるとあっさり焼かれてしまうというのが切ない。

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    投稿日: 2015.03.16
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    焼かれてしまった安土城の天守閣が、見たことはないのに勿体無くて、勿体無くて…。多くの犠牲を出しながら建てられた絢爛豪華な天守閣がのこされていたら、現存する天守閣もまた違ったのかもしれない。本能寺の変は信長以外にも多くのものを殺してしまったのね。歴史は残酷だと思う。その上に私達はいるのだけど。

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    投稿日: 2015.02.20
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    織田信長と言えば?と聞かれ 沢山あるけど咄嗟に出るのといえば 楽市楽座、長篠の合戦、そして安土城。 そんな安土城を作った匠の親子と依頼主である信長の話。 宮大工の棟梁の岡部又右衛門と息子の以俊。 天下の城である安土城を造れ!しかも南蛮風に! っていう無茶振りもありつつ翻弄される親子も対立しながら 大工の棟梁としての仕事の意気込みが何ともあっぱれな作品。 建設にはいろんな邪魔が入るけど、そこは負けじとこちらも頑張る。 何万人という各方面から集まったプロフェッショナルな人達をまとめていく又右衛門 その背中を見ながら反発するけど徐々に意味を分かってくる息子の以俊。 この安土城、もちろん最後は燃えて灰になるのだけれど 実は安土城建設する資料的なものは全くと言っていいほど残ってないそうで。 フィクションだと分かっていても、目の前で日々城を建てていく匠のドラマを見ているような。 著者の山本兼一さん、今年の2月に亡くなったとのこと。 心からお悔やみ申し上げます。

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    投稿日: 2014.12.20
  • とにかく読んで

    紙の文庫本で数年前に読みました。 本と出合う中で、「説明は後でするから、騙されたと思って、とにかく読んでみて!」と人に勧めたくなる作品に出合うことがありますが、本作はまさにそんな作品でした。 モノづくり男子、プロジェクトリーダーなら本当にお勧め。新入社員研修の課題図書にしても良いくらい。 見せ場の連続ですが、個人的には”大黒柱の修正”をするエピソードが凄い! だって、アナタ!情報システムの開発で言えば・・・ 『総合テスト段階で、全く想像もしていなかったような致命的かつ根本的な不具合が発見された!工期延長や追加資源投入どころか修正自体も不可能。あなたなら、どうする?』 みたいな状況に主人公が立たされるんですよ!?滅茶苦茶、感情移入して、文字通り手に汗を握って読みました。 山本兼一氏は、他の作品も含め、一芸を究めようとする人を描いておられたと思います。夭逝が本当に惜しまれます。合掌 追記; 本作が気に入った人は「雷神の筒」「いっしん虎徹」も、きっと面白いはず。どっちも電子化されていません。意地悪しないで早く電子化して下さいm(_ _)m 追記2; 本作は人気があるようですね。本作と似た作品をもっと読みたいならば、幸田露伴の「五重塔」もお勧めですよ。

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    投稿日: 2014.11.11
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    山本兼一さんが亡くなる前に読み終えられなかったことが残念。 ある程度まで進んで以降、どうなるのか? と どんどん読み進めたけれど、又右衛門の気持ちには いまいち寄り添えなかったように思います。 まだ私が子供だからでしょうか。 もう少し時が経ってから再読したら、また違うのかもしれません。

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    投稿日: 2014.08.14
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    安土城建造のお話。 安土城は、織田信長の命により、総棟梁の岡部又右衛門を中心に建造された。 信長からは様々な無理難題をふっかけられた。 重機などはない戦国時代。全ては人の手で行わなければならない。 城を建てさせたくない者からの妨害もあった。 たくさんの知恵をしぼり、様々な職人の一流の技が用いられた。そして、少なくない犠牲も払われた。 その真剣な営みの中では、人の成長や家族や仲間の絆の深まりもみられた。 まさに命がけで建てられた安土城が出来上がる時には、読んでいる私にとっても、安土城は愛おしい存在になっていた。 しかし1年もしないうちに、信長は本能寺の変に倒れる。 なぜ安土城がああいう末期を迎えるのか… それは、あの城が名実ともに「信長の」城だったからなのではないか。 岡部又右衛門父子に魅かれながら読み進んだ作品だったが、最後の最後に織田信長という人の圧倒的なカリスマ性を感じさせられた。

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    投稿日: 2014.08.04
  • 父子はライバル!

    信長から安土城建設の命を受けた棟梁父子の「プロジェクトX」的な物語。 施主・信長の期待に応えるべく、敵地からの建材の調達・膨大な人員の確保・前例のない城の構想といった数々の難題を乗り越え、豪華絢爛な安土城が出来上がるまでの展開はドキドキハラハラします。建造されてから数年で焼けてしまい、あまり資料のない安土城をここまで詳細にイメージ出来るのは本当に凄いです。 伝説の宮大工棟梁の父が主人公ですが、私自身はその父に事あるごとに「たわけ」と言われてしまう息子に感情移入して読んでいました。 経験も積み南蛮風建物の勉強もして、設計を任せてもらえるだろうと意気込んでいたところでおもいっきり鼻っ柱を折られたり、詰めの甘いところも多い息子ですが、父が倒れ大工達をまとめなければならない時に皆から必要とされた事で父も息子を認めるようになり、また父の凄さを息子自身も認めていきます。 ライバル関係のある父子っていいなあ。

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    投稿日: 2014.07.19
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    面白かった。戦国時代において決して主役級とはいえない人物を主人公にしてしまうのが著者の良さであった。本当に惜しい存在をなくしてしまったと思う。まるで戦国時代にいるような、そんな細かい描写がよかった。

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    投稿日: 2014.06.25
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    信長にまつわる話を斬新な視点で切り取った歴史小説。他の小説では、簡単に書かれている築城についてのエピソードが、丁寧にえがかれている。 城大工一家の心の交流や葛藤もあり、面白かった。

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    投稿日: 2014.06.16
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    物語のお手本のような構成、映画的な親しみやすさと時代小説らしい重厚さ、現代人にも染み入る教訓と心構えなど、とてもよくできた本で、よく出来すぎいて感動するタイミングを逃した感がちょっとある。

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    投稿日: 2014.06.03
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    今年16冊目。安土城を建てた番匠(大工)親子の物語。歴史に名を残した人物を描いた作品は数あれど、こういった偉業を成し遂げた、名もなき職人たちにスポットがあてられているところが憎い!戦国版プロジェクトX。築城の過程で、親子、夫婦、師弟関係なと、様々な人間模様のドラマが散りばめられており、面白く読めた。涙がジワリとくる場面も多々あり。 城が完成するまで長い道のりだったのに、本能寺の変から急展開。奇しくも火天の城となる 以俊は、火に包まれた城の中で、必死に鎮火をしようとしながら、果たしてどうなっただろう。 人の世は、人の命は、はかない。

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    投稿日: 2014.05.09
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    内容紹介 松本清張賞リニューアル第一回受賞作 信長の野望は天下一の棟梁に託された。前代未聞の建築物、安土城を作った男達の葛藤と築城プロセスを描いた戦国版プロジェクトX

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    投稿日: 2014.04.08
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    日本の歴史上最大のミステリーかつ損失の、安土城の建築の1から100までを満喫‼︎ 想像を絶する興奮。この城、見てみたかった!

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    投稿日: 2014.03.20
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    安土城が目の前に浮かんでくるかのような描写のうまさに驚いた。この時代の築城とはかくも大事業であったのだと、圧倒的なスケールに息をのんだ。 「利休にたずねよ」といい、この作品といい、テーマの設定が絶妙だと思う。

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    投稿日: 2014.03.01
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    信長より秀吉好きの私。信長好きの人には見る目が違うでしょうけど、やはりこの本の見どころは番匠達の生き様でしょうか?築城の細かい過程が大変興味深く、面白かったです。

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    投稿日: 2014.02.10
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    新しい視点の戦国小説。当然ながら信長の覇権を支えた人々がいた訳だが、改革期における現場責任者の苦労を見るようで、現代人も共鳴できる部分が多い。内容と面白さのバランスが非常に良いと思う。

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    投稿日: 2014.01.31
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    安土城建築を指図する岡部父子の仕事への没頭の様子を描いている。 テーマは魅力的だし、建築にかける棟梁の本領が、迫力をもって伝わってくる。 しかし、『利休に尋ねよ』でもそうだったのだが、この山本兼一という作家の文章には微かな違和感を感じる。上手く説明できないのだが、印刷されたページ面をパラパラとめくった時に各ページに個性が無いような感じ。全編が単色の細密画のような雰囲気で、作品全体の中の構造性が、ページづらからは感じられないといったらよいのか。 シーン毎の描写は精密で美的なのだが、全体として組み合わせるときにプロットの理が勝ち過ぎているのかもしれない。

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    投稿日: 2013.12.30
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    織田信長の城、安土城を大工が苦労して建てた話。 この作者、直木賞作家なのね。読後、本を検索したら分かった。プロジェクトXみたいな話だった。読んでてとまらない!ってことは無かったが、逆に飽きもせず最後まで楽しめた。

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    投稿日: 2013.12.21
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    読了。信長が安土城築城時の大工さん(棟梁)が主人公の話。途方もない計画が平坦に進む訳が無く、信長はじめ何人ものキャラクターが入り混じりながら壮絶な物語を創っていく。親子・仕事・色モノ・サスペンス的な部分など読み応えたっぷり。以前に読んだ「命もいらず名もいらず」からすっかり山本兼一ファンになった。

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    投稿日: 2013.11.16
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    専門用語が多すぎて読み終えるまですごく時間がかかった。 お城の築城に10万人を超す職人が関わっていたことや、多くの命が失われても平気で普請が続くという事実に恐れ入る。神憑りとも思える程に技を極めた職人たちが身命賭して作ったお城。千年も耐えるようにと作ったお城なのに、夢のように消えてしまった。けどそういう凄いお城が束の間でも存在していたということを、この本で知ることができた。作者に感謝したい。 難しい~と思いながらジリジリ読み進めたけど、ラストはとても軽くて印象的だった。築城の様子はこれでもかという位緻密に描いておきながら、最後に天主が燃える様子だけ遠巻きに書いてるのはなぜだろう。なんで描写が宣教師の目線に転じたのかな。焼失の原因が明らかになっていないからか。岡部家はじめその後の事は、宣教師オルガンティーノと同じように、私たちには知る術がないのですよと、作者にそう言われているような気がした。 余談。 読み終えてからこのレビュー書くまでの間に和田竜の新作『村上海賊の娘』を読みはじめた。全くの偶然だけど、この『火天の城』も『村上海賊の娘』も1576年のお話。『火天~』は信長の安土城築城を舞台として棟梁・番匠を描き、『村上~』は信長の本願寺攻め、泉州侍と海賊を描いている。作風は全く違うけど、どちらの作家も着眼点の良さと時代考証に対する真摯さは共通していると思った。同じ年、同じ国でも話のネタは沢山あるんだなあ。

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    投稿日: 2013.10.29
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    築城版プロジェクトXという話を聞いてどうしても読みたくなって読了。 織田信長が並行して描かれ敵方の妨害工作など、単なる建築技術の話とはなっていないところが面白い。 自分の知識不足と理解力不足から、安土城の形が頭に描けなかったのが残念。

    0
    投稿日: 2013.10.15
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    その道一筋のプロフェッショナルたちが武者震い。安土城建築に命と叡智をかけて挑んだ姿が神々しい。ひたむきでどこまでも一途な築城への思いが、怠惰な自分の胸を刺します。

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    投稿日: 2013.09.22
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     安土城築城の前代未聞のプロジェクトがスタートする。巨石を石切り場から移動する場面は圧巻である。人力を駆使し稚拙な道具だけでどうの様にして、山の頂まで巨石を持ち上がることができるのだろう。戦国時代小説でありがちな戦闘場面など一切ないのだが、手に汗にぎるストーリーである。

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    投稿日: 2013.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「火山のふともとで」で現代建築家のフィクションを読み、「帝国ホテル・ライト館の謎」でフランク・ロイド・ライトのノンフィクションを読んだので、「火天の城」で戦国時代の建築家のお話を読んだ。マイブームの建築家シリーズ第三弾。小学生の質問でよくある「安土城を建てたのは誰ですか? 織田信長ア? ブーッ。大工さんです!」の 安土城を建てた大工の話。歴史考察がどうかは知らないが、面白かった。敵方の妨害。息子との確執。京都の巧みとのコンペ。城が出来上がるまでにもりこまれたエッセンスが気が利いている。残念だったのは、本能寺の乱のあとの安土の落城の描き方に、もう少しページをさいてほしかったかな。

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    投稿日: 2013.07.20
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    戦国時代・織田信長が登場する歴史小説は数あれど、 当時の技術力と文化力の結晶である城。 新しい時代を創造する者と旧来の権力者、 前代未聞の大城と大工との刀を交えることのない戦い、 旧来の壁を破った信長の考えを形にしたのは、 信長を取り巻く組織の力があってこそとすれば 混沌の時代を撃ち破り、新しい社会の礎を築いたのは組織全体の情熱、 そこにあったのだということを教えてくれます。

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    投稿日: 2013.07.14
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    火天(かてん)の城すなわち安土城のことですが、この安土城の総棟梁であった岡部又右衛門以言とその息子である岡部又兵衛以俊が安土城を築城する様が描かれています。 この本からは、正にいかにして、この一大プロジェクトを成功裏のもと完了させるか、という総棟梁の苦労や責任、そして執念が伝わってきました。 これほどの大プロジェクトですので、岡部一党の他にも協力会社ならぬ協力する番匠が必要で、そういった番匠を束ねることも大変なことのひとつです。 本の中で、番匠は木を組むが、総棟梁は人を組む、という話が出てきますが、現代のプロジェクトでもそれは変わりませんね。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-e1d6.html

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    投稿日: 2013.06.05
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    熱田神宮の宮大工の棟梁、岡部又右衛門似言を桶狭間の戦いの前日、信長が熱田神宮に必勝祈願できたとき、小さな神輿台を要望され又右衛門が作り、信長に認められる。又右衛門も信長を今川を敵に回し勝つつもりで今川義元の首を載せる台を事前に作成させる信長に真髄する。 幾多の戦い、そして城普請でお互いに認め合う。やがて天下を手中に収めた信長は安土に世界一の城を築く計画を立て、又右衛門に総棟梁に任命する。幾多の苦労を乗り越え、城は完成するが信長は又右衛門を連れて摂津石山に安土以上の城を築くために同行している途中で本能寺の変で信長、又右衛門は殺害される。

    0
    投稿日: 2013.05.16
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    信長の夢は、天下一の棟梁父子に託された。 天に聳える五重の天主を建てよ! 巨大な安土城築城を命じられた岡部又右衛門と以俊は、無理難題を形にするため、前代未聞の大プロジェクトに挑む。 信長の野望と大工の意地、情熱、創意工夫―すべてのみこんで完成した未會有の建造物の真相に迫る松本清張賞受賞作。 『安土城築城』を舞台にした歴史小説です。 桶狭間の決戦から本能寺の変までを、信長など武将の目からではなく、築城にあたった城大工を主人公として、ダイナミックに描かれています。 本文の中では、岡部又右衛門と言う大工の名人、そしてそれ以外にも石工の名人や木挽きの名人、瓦造りの名人なども登場します。 「安土城」と言う信長の無理難題に満ちた城を作るためには、そうした多くの匠を必要でした... そして彼らに共通するのは、その扱う素材(木や石や土など)に対して向き合う真摯な姿。 そうした匠の姿は、いつの時代においても共通するのかも知れません。 織田信長ではなく、本来裏方であるはずの人をフューチャーして上手く書いている歴史小説は他にはないのはないでしょうか~ 大変面白く読む事ができました。 そして今作はもう一つのみどころは又右衛門の息子の以俊が、峻厳な父親に反発しながらも一人前の大工の棟梁として成長していく姿。 ただ、この部分は二人の心理描写の掘り下げ具合がやや物足りない感じが個人的にはして残念でした(;^_^A でも全体的な内容は、情景描写が大変上手く、現存しない安土城とその築城に向けての様子が目に浮かぶように進んでいきます。 当たり前ですが、近代の技術や道具や機械がない時代に全て手作業で作られたお城ヽ(*'0'*)ツ 昔の人は凄いですよね。 それにしてもこのように信長と職人たちが心血を注いで築いた城がわずかの間で焼かれてしまったのは実に残念(>_<) 現代まで残っていたらさぞかし見ものだったのにと思います... この小説は歴史好き(城好き)の人には特にオススメの作品です☆

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    投稿日: 2013.05.10
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    安土城が残っていたら、と妄想します。 否、秀吉か家康が焼き払っていたかもしれない。 匠の逸話が詰まっていて、引き込まれました。 映画もありましたね。こちらも観ようと思います。

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    投稿日: 2013.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    城を建てるってのは、人にしても物にしてもものすごい大変なことなんだ。城を見る目が変わった。先ずは、安土に行きたい。

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    投稿日: 2013.03.09
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    棟梁岡部又右衛門と以俊の親子に託された信長の天下を威光を示す安土城。作者の丁寧な記述と緊張感の在るストーリー展開に最後の最後までひきつけられた。大工の意地、大きなプロジェクトは様々な事件が発生し、足の引っ張り合いや縄張り争いもある。城を建てるということがまさに大事業であることを再認識させられた歴史巨編。

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    投稿日: 2013.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    利休にたずねよのほうが味わい深い。 建築にフューチャーしすぎな感があるかなぁ。 城が炎に包まれるくだりはなんとも悲しかった。 せっかくここまでつくったのに。 こんな城だったんだ、と一回は参考イメージをみたくなる作品。

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    投稿日: 2013.02.25
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    大工を職業としている人が読むと、この上なく面白いものはないと想う。 尺で寸法いわれたって、職人さんしかピンとこないと想う。 今の世の大工さんあらゆる職人さんにオススメの一冊

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    投稿日: 2013.02.19
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    織田信長の象徴とも言うべき安土城築城の物語。 主人公は総棟梁の岡部又右衛門。 つくづく、織田信長の視野の広さ、安土城の素晴らしさが感じられ、ワクワク読んだ。 けれど先を急ぐ信長には敵も多く、安土城はたくさんの犠牲の上に完成したのだなと思う。 安土城があっという間に消えてしまったのは必然なのかも。 後世に長く残るものとは、やはり徳が備わっていないといけないのかな。 いや、どうかな(笑)。

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    投稿日: 2013.01.13
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    現存はしていないが、信長の城として有名な安土城の築城物語。 築城にかかった期間は天正4年から7年までの3年間。その間雑賀攻め、松永攻め、荒木攻めなどのビッグイベントが起こるが、作中のそれらはほぼ風の噂程度に触れられるのみ。武人は信長ですら脇役であり、主人公の岡部父子をはじめ、多くの職人、人足、築城を妨害する小悪党を中心に描かれる。 職人たちの精神性、人死にも出る過酷な作業、人間ドラマとどれも緻密に描かれ、事実大事業であったであろう安土城築城が戦争に負けないスケールに描かれている。

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    投稿日: 2013.01.11
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201212/article_5.html

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    投稿日: 2012.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    織田信長の城と言えば安土城だ。その安土城の築城の物語である。築城の総棟梁で築城後、信長から日本総天主棟梁を名乗れと言われた、岡部又右衛門以言(もちとき)が主人公だ。又右衛門が信長に目をかけられたのは、桶狭間の戦いの時である。桶狭間に向かう信長は戦勝祈願のために熱田大神に参った。そこで宮番匠頭である又右衛門が呼ばれ、輿造りを命じられる。その輿とは、今川の首が乗る輿である。それを2刻で作って田楽狭間に持って来いとの命令だった。見事、目的を達した信長は、又右衛門が大騒ぎで仕上げた輿に今川義元の首をのせ清洲城に凱旋した。信長27歳だった。一言だけの注文で、信長の意を汲み取った又右衛門とその手腕に惚れ込み、後に信長から城つくりを命じられることになる。 信長は又右衛門に注文する。近江に壮大な天主櫓を建てる。7重の天守を立てるのだと。それに対し、又右衛門は言う。建てましょうと。それは、出来ると思ったからではない。こんな巨大な櫓は、唐天竺南蛮はいざ知らず、大和六十六州では古今東西に例がない。できるかできぬかなど、考えるだけ無駄というものだ。又右衛門が自分自身に問うたのは、自分がこの天守を建てたいかどうかだった。そこで信長に答える。「こんな面白い仕事、他人にやらせとうはありませぬでな」と。 信長は常に人を瀬戸際に立たせる要求を出す。死に物狂いでやればかろうじて出来るが、気をゆるめて手を抜けば決して実現できない注文だ。あとで苦労をするのは分かりきったことなのに、そのひりひりとした感覚が味わいたくて又右衛門は引き受けたのであった。 又右衛門が総棟梁となり、城を仕立ててゆくが、7重の天守となると、そこにかかる労力、資材はとてつもなく大きい。天守を支える3本の大通しは敵方である武田の領地内の木曽から調達した。大通しは根元の太さが5尺必要だ。1寸百目と言われる糸柾で、5尺なら樹齢2500年の御霊木である。これは、伊勢神宮の式年遷宮のために用意してある御備え木を育てている麝香沢から調達した。この檜は切れば麝香の香りがすると言われている。 城郭を支える石や、城を支える木に関わるそれぞれの匠、また内装に彩を加える絵師狩野永徳も、又右衛門の心意気や生き方に共感され、安土城はその絢爛豪華な姿を次第に地上にあらわしていく。木を組むのは番匠の仕事であり、人を組むのが棟梁である又右衛門の仕事である。途中で信長の敵である六角氏の放つ忍びの妨害を受けつつも、丸3年で安土城は出来上がった。 そんな又右衛門であるが、信長と同じく、本能寺の変で命を落とす。又右衛門の子は安土城を火の手から守るため、急ぎ安土に戻るが、六角残党の伊賀衆、甲賀衆の放った火により燃え上がる。それは、信長から譴責を受け、謹慎させられていた子の信雄の仕業ではないかとも言われている。 物語の中に、建築の手順や材料の調達、木の心、石の心などの奥深さを匠に語らせつつ、弓槍の合戦ではないもう一つの戦のようにスリルと緊張に満ちた話に仕上げている。

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    投稿日: 2012.11.11
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    電子書籍で読みました。 面白かったことは確かなのだけれど、じゃあ傑作かというと、残念ながらそこまでは。安土城の物語は読んだことがなかったので、そのあたり面白く読めたし、大工、番匠の視点からの物語も面白かったです。彼らが誇ったお城が残っていないのがなんとも残念。色んな意味で信長の城だったということなんでしょう。 多分映画の予告を見ていたからか、展開がまどろっこしかったところもあり。あとはどうしても城の全体像のすごさが、パパパーっと頭に広がってくる感覚を持てなくて、説明されて、そうね、すごいのねって感じで終わってしまったのが物足りなさなのかもしれません。

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    投稿日: 2012.10.23
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    信長の命を受け安土城を築城する大工たちの執念。 多くの人命と資源を犠牲にして築城された安土城。 現代にも通じるが、自らハードルの高い目標を掲げるのは難しい。 無理難題を押し付ける上司がいて排水の陣に立ってこそ、才能は全開するものなのだろう。

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    投稿日: 2012.08.01
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    日本で最も美しい城跡と言われる安土城。 この城を建造した織田信長の物語でもあり、城大工岡部親子の物語でもある。 いずれにしても、安土山を丸ごと城にしてしまうスケールと建造に関する職人の心意気が、圧倒的な迫力で伝わってくる。

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    投稿日: 2012.07.20
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    古今類のない城を築くよう、信長に命じられた岡部又衛門親子が挑む安土城築城の物語、前代未聞のプロジェクトが、親子の相克、大工の情熱と意地で完成を迎えるが・・・今まで資料がなかったという大工事を、ここまで具体的に描写した作者の努力と技量に感動した、松本清張賞受賞も、むべなるかな。 良い本は良い時間を与えてくれる。

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    投稿日: 2012.07.18
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    直木三十五賞候補、松本清張賞受賞作。当時気にはなっていたが、戦国物・信長物を読む気分でないままに忘れてしまっていた。 巨大な安土城築城を命じられた番匠(大工)岡部又右衛門以言・以俊親子 の物語。未曾有の築城に挑む信長の野望と、大工の意地、情熱。 「木を組むのが番匠の仕事で、人を組むのが棟梁の仕事」なかなかの秀作。 安土城の設計図は残存していないので、小説としては想像上のものだが、天主だけで総床面積459坪、柱数472本、釘11万本、瓦114千枚、大工138千人。職人を含め毎日1千人、延べ総数が100万人の未曾有の建造物としている。 山本兼一は「いっしん虎徹」しか読んだことがなかったが、山本兼一は歴史上の派手な主人公ではなく、そのまわりの職人の生き様を描くのを主題としているのだろうか。直木賞「利休にたずねよ」も読まねば。

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    投稿日: 2012.06.27
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    オール読物の「城」特集で紹介されていたので購入。登場人物の魅力に引き込まれぐいぐい読み進められます。安土に行ってみたくなりました。

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    投稿日: 2012.05.06
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    一旦読むのをやめて再開するのに大分時間がかかってしまったこと、あまり戦国時代に私が興味のないこと、まぁ要するに「のれなかった」ってことが一番の原因なんだろうけど、あんまり私好みではなかった。 女性の目線から見て、女性に対するあんまりの扱いのひどさに(この時代はそれが当たり前だったんだろうけれど)、読んでいてちょっとイラッとしました。 良くも悪くも男性による男性の小説だったと感じます。

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    投稿日: 2012.04.15
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    初めて読んだかもしれない、時代小説。読み応えがあり、読後感も堪らなく良かった。 直木賞「利久にたずねよ」の著者、山本兼一。事細かに書かれた築城に至る様子は、山本兼一の手腕でいとも容易く光景が想像できてしまう。 職人達の想いや気持ちがヒシヒシと伝わり、築城=合戦と言わしめる壮大なストーリーが目の前に広がって行きます。 「城は腕で建てるのではない。番匠たちの心を組んで建てるのだ。」 現代でも同じかもしれません。大きなプロジェクトを行う上で、個人の賢さや仕事のスピードが秀でてるよりも、皆の想いを一つにまとめ、同じ方向に向いて進み出した場合の方が達成感も大きな成果ももたらすと思います。 人の心を組む。大切にしたい言葉です。

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    投稿日: 2012.03.26
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    題材は新鮮。大工が主人公なんてちょっと恰好いいよね。エンターテイメントっすね。ラストへの盛り上がりに欠ける。

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    投稿日: 2012.03.25
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    想像を絶する天才・信長の要請に応え安土城建築にかけるプロ集団の物語。職人それぞれの意地と技術と信念、積み重ねられてきた歴史、材木の一つ一つ、石の一つ一つにまである物語。父子の葛藤と息子の成長譚としても読み応えあり。現存しないのが残念だが、だからこそこの物語が書かれたのかも。

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    投稿日: 2012.03.17
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    安土城という天下無双、信長の思想、野望を象徴したであろう幻の城。 その番匠を主人公に据えて築城の過程、関係する人間模様を見事なエンターテインメントに仕立てている。 その構造や膨大な木材石材瓦、そしてそれぞれの作事にかかわる人々が細部にわたって描かれていて、リアリティある小説として読むことができた。

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    投稿日: 2012.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    安土城復元図片手に読みたい本。史実とフィクションの繋ぎ目に不自然さも感じないし、見てきたかのよう。とにかくうまいなー。

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    投稿日: 2012.02.24
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    結果的に10年もたたずに消失してしまった安土城。今は想像するしかないからこそのわくわく感がある。 見事と言われたり、悪趣味と言われたり。 ミャンマーの寺院を見たときの印象を思い出す。金きらきんでぱっと見たときは豪華だけれど、全てがそうなので辟易してしまう強引さ。でもミャンマーの人たちは誇りを持って自分たちの寺院だ、と言っているようだった。 できあがった建物は大抵隙がなくて、石垣も並んだ瓦も真っ白い壁もはじめからずっとそこにあるような気がしてしまうけれど、すべて誰かが切り出して運び、削って組み立てて、その気の遠くなるような積み重ねでできている。礎石だけでも見に行ってみたくなるな。 映画化もされてるらしいから探してみよう。

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    投稿日: 2011.12.11
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    山本兼一さんの出世作。 山本さんは、これまで何冊か読んできましたが、その中で最も面白い。確かに喧伝されるだけのことはあります。 安土城築城を、その総棟梁の親子を主人公にして描いた物語。ケン・フォレットの『大聖堂』を思い出します。『大聖堂』が聖堂建築を主軸にしながらも、様々な伏線を取り込んだ膨大な中世ロマン小説だったのに対し、『火天の城』は伏線が少ないシンプルな構成です。どちらが良いという訳でなく、それぞれが素晴らしい。ただ、軸となる壮大な建築物語は似た雰囲気があります。ひょっとしたら山本さんは『大聖堂』の影響を受けているかもしれません。 ちなみに現存する安土城設計図は、内部が吹き抜け構造で、その中にせりだし舞台があるのですが、この設計図は使われなかった案だから残されているという説もあります。信長なら吹き抜け構造の方が相応しく思えますし、物語としても面白そうです。しかし、山本さんは吹き抜けの無い構造案を採っています。事実はともあれ、それでかえってリアリティーが出たような気がします。

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    投稿日: 2011.11.16
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    主人公は大工の棟梁。 安土城築城における岡部父子の活躍と苦渋を描いた作品だが、脇役の信長と棟梁の会話は、場面は少ないけど読んでいてドキドキした。 信長を前にして、棟梁の覚悟と腰の据わり具合はカッコ良かったな。

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    投稿日: 2011.10.07
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    築城についての話は新鮮だった。 父子の相克を絡めたプロットもそつがない。 でもそのソツのなさ、破綻のなさが物足りなかったりも。

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    投稿日: 2011.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    安土城建築の話 武士の戦の話ではなく、 大工の棟梁の戦(作事)の話。 建築の過程が細やかに描かれており、 建築の苦悩が伝わってくる。 時代に翻弄されながらも、 様々な人間関係に苦労しながらも、 天主の素材(木・石・水)一つ一つにも真摯に向き合い、 完成させた天主。 現場の皆の熱い気持ちが本からとてもよく伝わってきました。 『檜の香り』を実際にアロマで炊きつつ読んでみました(笑)。

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    投稿日: 2011.09.26