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まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒
三浦しをん/文藝春秋
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総合評価

1434件)
3.8
298
585
379
54
4
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    “不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない” 面白かった 行天も多田も魅力的

    2
    投稿日: 2024.01.17
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    自分の子どもが死んじゃって妻とも別れるとこになったらどんな気分でどんな生活を送るかなと考えた。けどまったく想像がつかない。今毎日見てる笑顔とか毎日聞かされているしょうもない話とか小言とかから、ほぼ意識していないけど気持ちの潤いをもらっているよなぁと思った。やはり失うのは嫌だ。放っておいてほしいと思うことは頻繁にあるけど、一人になったらかなり寂しいと思う。 その一方で、万が一そんな悲しい出来事を経て一人になったとしたら、その経験は自分を強く優しい人にしてくれるかもしれないとも思った。 「舟を編む」以来、三浦しをんを読むのは二作目だけど、この人の書くものは味わい深くて面白い。「舟を編む」とはちょっと違う雰囲気で意外だった。この人の頭の中どうなってんだと思った。

    1
    投稿日: 2023.12.23
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    髪を切ってスッキリすればいいが髪切る前に戻りたい時は多い。髪は元の長さに戻るが、じゃあ切った人間関係は?切った小指は?この世にはあまりにも戻らないものが多い。だけど、と思える物語。ハルちゃんに会いたい。

    0
    投稿日: 2023.12.20
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    買って長いこと積読にしていた本。 独特。 登場人物のキャラが個性的で面白い。 実写というよりも、漫画やアニメで見てみたいかも。

    1
    投稿日: 2023.12.17
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    三浦しをんさん直木賞受賞作 読んでいる最中この本はきっと男が書いたんだろうなって思いました。やりとりもゴツゴツしてて 喧嘩 血だらけ 夜の街 等 実際は女流作家でびっくりしました。 便利屋の様々な仕事を通して垣間見る闇やゴタゴタから発展する物語。多田が仕事に対して真摯に取り組んでいるので行天が破天荒でも大丈夫でした。きっと生きてるみんながいろいろな悩みを持ちながら前向きに生きているんだろうと思いました。

    8
    投稿日: 2023.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「あの家に暮らす四人の女」を読んで、三浦しをんさんが気になり、調べると…直木賞作家。その受賞作というので、読んでみました。 近郊の困りごとを解決する便利屋を生業としている多田。そこに、高校の同級生だった行天が転がり込む。 町の人の仕事を請負ながら… 多田は、行天の動きに翻弄されつつ、助けられたり、迷惑をこうむったり…過去の経験やわだかまりから、お互いの行動や考え方が形成されていることを思ったり… ここまでの事件はないですが、なんかそういうことってあるよね~と思いました。 ブクログ内で、小説読了220冊。

    2
    投稿日: 2023.11.06
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    TVドラマが好きだった。本小説は映画の方の原作だが(実は区別がついておらず今確認)未読だったので今更ながら読んでみた。ドラマを見たのは何年も前なのだけれど、多田&行天コンビも事務所の雰囲気も、頭の中にあったイメージのままだった。 実際のところ役に立っているのかいないのかよくわからない行天が、ちゃんと多田の相棒になっているところ、彼らの緩くて緩くないバディ感が心地良い。

    0
    投稿日: 2023.11.04
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    東京のはずれまほろ市の便利屋。多田便利軒。 (三浦さん在住のM市ですね。) なるほど、最後まで軽快に面白く読みました。 三浦さんは、ヘヴィな題材をライトに書いて、作品に引きずり込んでくれます。 バス停で元同級生を拾ってしまい、二人になった多田便利軒。彼らに依頼される仕事から、街の風景や近所の人間模様が見えてきます。 もちろん、怪しい依頼ばかり。 主軸二人のトラウマになている過去部分は読み足りない気もするけど、血縁とか親子とか家族とか、構えず読める良作です。

    81
    投稿日: 2023.10.26
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    おもしろかった!行天が出て行った時、周りの人たちはあんまり大事だと思ってない感じが、よかった。ふたりは周りから見てちゃんといつもの2人になってるんだろうなと思った。物語も面白かったけど、2人にファンがつきそう。素敵な人物をかくのがじょうずだと思った。

    3
    投稿日: 2023.10.22
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    私の地元がモデルだと聞いて読んでみました。 なるほど確かに舞台となっている地域は懐かしさ一杯。 短めのお話のなかで多田と行天が走り回る物語は、昔好きで見ていた探偵ドラマを思い出しました。

    20
    投稿日: 2023.10.01
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    読了。 大きく物語が動いたり、ハラハラドキドキが起こるといった事はなく、ゆっくりと多田と行天の便利屋の仕事内容の話が進んでいく。 ゆっくりと進んでいくのに、一つ一つの依頼内容を読んでいくうちに、この世界観にどっぷりと没入していってしまう。 多田と行天のやりとり。 登場人物とのやりとり。 所々に出てくる言葉に考えさせられ。 多田と行天はもちろんですが、各依頼人たちの人柄にも惹かれました。 ゆっくりとほっこりとした話の内容なんですが、 なんだかとても心に重く残る世界観でした。

    9
    投稿日: 2023.09.16
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    最初はそこまで深く考えずに読み出して、気づいたらはまってしまい、その日のうちに読了。 読み終わってすっきりして、でもこの2人の生活には続きがありそうという予感も残しつつ。

    2
    投稿日: 2023.09.11
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    松田龍平、翔太兄弟で深夜ドラマで昔、放送されていたそうですが、私自身、ドラマは観たことございません。ですが、小説を読んでいくうちに、2人のやり取りが浮かび大変笑いをいただきました。 初めは、マイナスとマイナスの関係で反発する2人が、一つ一つの案件解決する度に、引き合う感じが素敵です。そして、笑いもあり!読む場所を考えなければ、ニヤけてしまいます。 続編もあるので、続けて読みたいと思います。

    4
    投稿日: 2023.09.11
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    数年前から町田に事務所を置いていて、通えば通うほど町田良いなあと感じているこのタイミングでまほろ駅前を投入!ローカル補正も入って大変面白かった。三浦しをんはめちゃくちゃうまいなあ。多田も行天も過去に負った傷を抱えてってキャラ設定で個人的にはあまり好きな造形では無いんだけど、なんと愛すべき二人だろう。文章も軽妙なのに感じ入る部分も多くてとても良かった。永遠にこいつらの話を読んでいたい。自分が週に何日も足を運んでだんだん好きになってる街がモチーフだと思うと星5つにせざるを得ない。とても良かった。

    1
    投稿日: 2023.08.28
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    直木賞受賞作にして、映画化、ドラマ化されています。 不器用な、多田と行天のコンビは、ちぐはぐだけど、心が通ってて温かいです。 そんな二人のやり取りは、クスッと笑えて、じんときました。

    0
    投稿日: 2023.08.27
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    2023.8.24 読了(再読?)。 東京のはずれに町まほろ市駅前で便利屋を営む多田の元に高校時代の同級生・行天が転がり込む。一般的な便利屋ならありふれた平穏な依頼もこのコンビが関わると何故かきな臭い事件に発展していく。 正確な今の評価としては☆4.8。未読だと思っていたが読んでいると「結末は忘れてしまったけどこの事件は知ってるしなんとなくな流れが分かる」と感じたので再読なんだと思う。 多田、行天、共に過去に「やり直せない」経験をしていて自分自身だけでは持て余して暴挙に出てしまったりする。 幼い頃は「大人になればなんでもできて上手く生きて行けるようになる」と多くの人が思っていたが、便利屋の二人やそこに関係する人々にも永遠に「やり直せない」ことや解決できない想いや事柄があることをしっかり表現した上で、けれどしかし回復に向かったり上手く生きていく術を周囲の人々と共に得たりできることはある、という明るい希望も持たせてくれる一冊。 個人的に「永遠はある」とか「限りない日々」とか聴くと腑に落ちないモヤッとした気持ちがいつも残るのだがこの小説はそういった夢物語に終わらせず、けれど生きていく。という感覚があって好きだった。 #夏の読書感想文

    1
    投稿日: 2023.08.24
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    物語のところどころに 刺さる言葉が散りばめられています。 刺さるかどうかは読み手次第。 失ったものを引きずってるわたしには、 新たなものを手に入れるべきか迷ってわたしには、 刺さる言葉がいくつもありました。

    1
    投稿日: 2023.08.15
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    このゆるい感じというかちょっと社会からずれてる人達の話はリアルでとても好きな雰囲気の作品。 多田と行天の相性も良く、会話から行動まで違和感なく読めるし、なんだかんだお互いを思いやってて、いいコンビだなと思う。ドラマ化した瑛太と松田龍平もぴったりだったと思うし、第二弾も面白そう。

    2
    投稿日: 2023.08.13
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    まあ、いつも通り、この作者の作品はふ・し・ぎ。 あまり興味のない題材と思いつつスラスラ読めてしまうから。

    9
    投稿日: 2023.08.10
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    また、花束みたいな恋をしたからの選出作品。面白かった。ちょいちょい出てくる、経験した人から出てくる名言が刺さるもんあった。「愛情は与えるものではなく、愛したいという感情をもらうこと。」刺さるこれは。 やり直すことができなくても、修正することはできる!

    1
    投稿日: 2023.07.25
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    多田と行天の不思議な関係に惹き込まれながらいつの間にか2人のことをハラハラしながら見守っている感じで読み進んでいきました。2人は友人同士ではなく、従業員といっても行天の働きぶりが充分なのかよくわからない部分もあり。行天は変わった人だなぁとは思いますが、そもそも「普通の人」なんていないのかもしれません。皆、それぞれいろんな事情を抱えながら日々の生活をおくっているのだと改めて実感。

    2
    投稿日: 2023.07.16
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    三浦しをんさんの、文体の豊富さにいつも脱帽です。しばらく積読でしたがやっと一気に読了。面白かった。自分の心、感情が自分にもよくわからない、気づけないとは本当にそう。 気付きたくない、見たくない、隠したいでは前には進めない。それに向き合って、進むでも戻るでもいいが、停滞するのがきっと良くないのだとは思う。行天、多田の傷はきっとこの先癒えていく…と信じたい。

    4
    投稿日: 2023.07.09
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    舟を編むで感動し、次なる三浦しをん作品として読み始めましたが、さくさくっと軽快な文章であっという間に読め終えました。 便利屋を営む多田と、そこに転がり込んだ同級生行天が、まほろ市で起きる事件に次々と巻き込まれていくという作品。 読了後すぐに映画も観ました。 小説の空気感が、俳優、風景と上手くリンクしていて映画がより楽しめました。 映画化される小説多いですが、これは映画と合わせて読みたい一冊です。

    7
    投稿日: 2023.07.09
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    行天のキャラが本当にいい。連作短編集のような軽いノリで読めるので、非常に読みやすかった。映画も小説とは違った良さがあった。

    3
    投稿日: 2023.06.23
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    映画が大大大好き! 早朝に目が覚めてしまいだるそうに商店街のコンビニへ煙草を買いに来た多田に向かってニヤニヤしながら「お!多田ちゃ〜んw朝帰り〜?w」って話し掛ける変なまほろ市民の役やりたい。 そして多田から「誰だあいつ」って思われたい。 原作も超面白かった!多田の行天への扱い(印象?)は原作の方が厳しいw 映画では知ることのなかった行天のさりげない気遣いに萌え死にそうやったし、星さんの意外な一面も知れて良かった。 多田も行天も人と生きていくこと、幸せになることを恐れないでほしい。

    0
    投稿日: 2023.06.15
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    久しぶりに面白い本に出会えた。 多田、行天、の二人が織りなす空気感に引き込まれてしまうのは、お互いが傷を抱え、どうしようもないことがあるのをわかっていながら、すごく、二人ともが温かいからだと思う。

    1
    投稿日: 2023.06.10
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    深夜の時間帯に、なんだかよくわからないドラマをやっていた。 面白そうだなと思ったけど、途中から見たら意味わからないだろうと思って見ないことにして、そのまま忘れていた。 ひょんなきっかけで、まほろ駅前多田便利店を知り、調べたらこれがあのドラマだとわかった。 ドラマのキャスティングそのままに、瑛太と松田龍平のむさいおっさんたちの不思議なドラマ。 幼なじみの便利屋のところに転がり込んだ不思議なおっさん。 瑛太と松田龍平、どっちがどの役だかまだわかってない。

    1
    投稿日: 2023.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    印象に残ったのは、 「愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」 最後の 「失ったものがものが完成に戻ってくることはなく、得たと思った瞬間に記憶になってしまうものだとしても。」 「幸福は再生する、と。形を、さまざまなな姿で、それを求めるひとたちのところへ何度でも、そっと訪れてくるのだ」 。 面白いと思い読み進めていく中で、最後のまとめが腑に落ちる。 失ってもまた別の形で何かしら得る機会というのはやってくる、それをどう活かす、愛するかは自分次第だとも思った。

    2
    投稿日: 2023.04.27
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    かつて熱く燃え、いつの日か冷たくなってしまったものでも、私たちの中に刻み込まれている。痛みは時間が経てば消えるのに、どうしても傷跡は消えない、そういう類の哀しみが生きていく上ではつきまとう。でもそれが生きることの意味なのかもしれない。なにも起こらず進めることが幸せなんかじゃない、絶望から生まれる希望のほうがより切実なんだよ、という気がした。

    1
    投稿日: 2023.04.23
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    久しぶりの三浦しをんさんの小説。 とは言っても、現在 アニメで 「風が強く吹いている」 を見てるので久しぶりでもないか。 以前に読んだのは、「きみはポラリス」、「舟を編む」の二冊しか読んでないんだな。 でも、なんか好きな作家さんです。 これは、人生につまづいた中年男性が便利屋さんをやってるってお話。 注文のひとつひとつにドラマがあるので、章ごとに分かれてる。 だから、1時間の連続ドラマにでもなりそうな内容。 でもね、主人公がちょっと変わってる奴であまり感情移入できなかった。 映画にもなってるし、続編も出版されてるけど、続きは読まないかなぁ。。。 アニメの「風が強く吹いている」の方が面白いかも。

    1
    投稿日: 2023.03.30
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    文庫初版は2009年、連作になっているらしい。図書館で軽めの小説を探しているときに見つけた本。今は2023年、コロナだけでなく、所々で、こんな風に事は展開しないだろうな、と思いながらも、肩の力を抜いて読めるのが良い。 東京西部の架空の街、まほろ。駅前で便利屋を営む多田のもとに、高校同級生の行天が転がり込んでくる。高校では、ほとんど口を開くことがなかったという行天、高校時代に行天が小指を切り落とす事故のきっかけを自分が作ったことを、多田は覚えている。

    3
    投稿日: 2023.02.18
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    映画を見たことがあった ほぼ内容覚えてないと思って読んでみたけど コロンビア人と言い張る売春婦とか 便利屋の事務所にころり込む元同級生だった男とかあ〜こういう話だったなぁってなった 読みやすい気もしたけどそんなにスラスラと読みたいとなるような感じじゃなかった

    1
    投稿日: 2023.02.18
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    なんでも屋を営む主人公とその相棒が様々な事件を解決するというありきたりなストーリーだが、それを超える面白さがあった。 文章、ストーリー、キャラクターの全てが快活で、物語の随所に散りばめられたちょっとした謎がアクセントになってドンドン読み進められる。 登場キャラもいい意味で小説らしくなく、非常に個性的。 オススメの一冊です。

    0
    投稿日: 2023.02.04
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    まるで、長いようでいて、あっという間の旅、ロードムービーを味わった感覚になりました。 主人公は、便利屋を営む多田。職を失い住むところもなくした行天。ひょんなことから再会した高校時代の同級生2人に、次々と舞い込む仕事は、 母親の見舞いの代理、ペットの預かり、庭と納屋の掃除、塾の迎え、身辺警護に、身辺整理の依頼等々。便利屋と聞いて想像できる内容から、かなり刺激的なものまであって、2人は、依頼を受けるなか、過去の自身の傷に、嫌がおうなく向き合っていくストーリー。 ぶっきらぼうで内省的な多田。 よくしゃべるのに心のうちを明かさない自分も他人もどうでもいい素振りを見せる行天。 2人の掛け合いは、所々笑いを誘う軽快さもありつつ、愛情を与えてもらえない小学生や、明日をも知れぬ暮らしぶりの夜の世界を生きる娼婦との出会いから、反社会的な物騒な世界に巻き込まれて…。 愛情とは何か、血をよりどころとせず、つながった家族の幸せとは。希望とは。切り離された過去の傷は、罪悪感から赦されるのか。 「傷はふさがっているでしょ。たしかに小指だけいつも他よりちょっと冷たいけど、こすっていればじきにぬくもってくる。すべてが元通りとはいかなくても、修復することができる」という行天 「幸福は再生する」と心につぶやく多田 2人の言葉に全てが込められている気がしました。 多田と行天、一見ハードボイルドなのに、やわらかく強い輝きや優しさを胸の奥底に秘めた2人の魅力が光る素敵な作品でした。

    20
    投稿日: 2023.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    頭の中で瑛太と松田龍平が動く喋る。二人の空気、周囲とのやり取りを楽しむ物語。そして便利屋は今日も働く。

    1
    投稿日: 2023.01.11
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    ベースは軽妙な掛け合いと展開。軸に貫く、重厚な罪悪感と汚さ。まほろ(町田)の町並みがいいアクセント。

    5
    投稿日: 2023.01.09
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    まほろ駅というのは、読み始めからすぐに東京の町田駅の事だなあと思いながら読み進めていたのですけど、巻末の解説で、「まほろ」はその語感や字面からして「まほろば・まほら(住みやすいすばらしい土地を表す古語)」や「まぼろし」を連想させる、とあったのが、やけにしっくりきてしまった。まほろばか。。なんか良いな、って。 主人公の多田や同級生の行田、便利屋と言う稼業において関わる登場人物達はみんな個性的で面白かったです。

    2
    投稿日: 2022.12.20
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    読了! 映画化もされた作品。便利屋という仕事を通して、人間模様が描かれている。幸福の再生という言葉が印象的だった。

    3
    投稿日: 2022.12.01
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    便利屋の多田啓介と同級生だった行天春彦が、なんだかんだで一緒に生活し始める。 色んな業務がそれだけでは終わらず、結構大変な事態になるのですが。 2人がこれからどうなっていくのか楽しみです。 行天のキャラは本当にすごい。笑える。

    0
    投稿日: 2022.11.25
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    三浦しをんさんの文章が本当に好きすぎるー 誰かに必要とされるってことは誰かの希望になるってことだ、と人と関わらない高校生活を送った行天が言って。 でも誰かと共に生きる選択をすることは時に残酷や悲しみ、絶望にも繋がると多田の過去が物語ってて。 やり直しはできないけどそれでも幸せは再生できる、知ろうとせず求めようとせず誰ともまじわらぬことを安寧と見間違えたまま、臆病に息をするだけの日々を送るところだった と思って行天をゆったり探して待つ、最後の多田の気持ちの描写がすごくよかった。 登場人物みんながどこか欠けてて人間らしくて、でも愛おしくてにやにやしながら読んじゃう! 所々に拾いやすい伏線回収もありながら全部が全部クリアになるわけじゃなく、でも癒されてすっきりできて、はあ三浦しをんさんの文章すきだなあーーーーーーーー(2回目) この感じ、なんだろ、と思ったら、 三浦しをんさんと伊坂幸太郎さんの根底が同じ感じがして。私この感じすごく好きだなあとしみじみしております。 番外地も読むぞう

    1
    投稿日: 2022.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三浦しをん(2006年3月単行本、2009年1月文庫本)。 舞台は東京の西南部まほろ市、駅前で便利屋を営む多田啓介の元へ高校の同級生の行天春彦が転がり込んで来る。そして様々な依頼仕事に対処しながら厄介な問題に巻き込まれる物語だ。 多田と行天は高校時代に同級生ではあったが、友達ではなかった。と言うより話したこともなかったが、行天が指を切り落とすという事故の現場に多田が居合わせたことがあった。どうもその時の様子が多田の行天への隠れた負い目になっているらしい。 二人とも進学校のまほろ高校を卒業して大学へ進み、多田は自動車販売会社、行天は製薬会社へと就職し、結婚するが二人とも離婚している。この二人の各々の結婚と離婚の事情が今も二人を引きずっている。 依頼を受けた便利屋の仕事は曽根のばあちゃんという入院中の90歳の老人の息子のふりをしたり、アパート経営で悠々自適の隠居生活を送る岡さんという人の家の庭掃除をしながらバス運行の監視をしたり、訳ありの佐瀬家の年末年始の帰省時に犬のチワワを預ったりする仕事だ。 そしてそのチワワは佐瀬家の夜逃げによる捨て犬だとわかり、新しい飼い主を探していると、飼いたいと言う駅裏で娼婦をしているルルと言う女性がやって来る。そしてルルとルルのルームメイトのハイシーと言う女性二人と関わることになる。 ルルの付き合っている男が薬の売人をやっているシン(森岡慎)というチンピラで、多田はルルにはチワワを渡せないと行天に言い、行天はルルの気持ちに沿って力ずくでシンをルルから遠ざけ、取り敢えずチワワがルルに飼われる環境を整えるのだった。便利屋の仕事ではないが漢気がある優しい行天だった。 便利屋の仕事で小学四年生の田村由良という少年を塾から自宅までの送り届けるというのがあったのだが、由良は星と言う半グレのヤクザの下っ端の男の手先になって薬の運び役をさせられていた。行天は星と取引きをして由良を薬の運び役から解放させる。これも便利屋の仕事外であったが、由良と言う一人の少年の未来を救うことになる。 ハイシーにはしつこくつきまとってくる山下というチンピラがいて困っているのを行天がこれも顔面パンチで引き離す。行天はこの山下に刺されて1ヶ月半も入院することになり、その後山下は行方不明になる。まほろ署刑事の早坂が追っているが依然わからず、この山下というのは星の配下の者でもあり、行天は星が殺したと思っていて星を追求するが上手く煙に巻かれる。 そしてまほろ市で殺人事件が起こる。由良が住んでいる同じマンションで芦原園子と言うまほろ高校二年生の両親が殺された。園子のクラスメートだと言う新村清海をマスコミから逃れるために匿ってくれと何とあのヤクザの下っ端の星が便利屋に連れて来た。星は清海の二年先輩で二人は付き合っているらしい。 清海は多田を信用して事件の真相を打ち明けることになる。殺したのは娘の園子で虐待を受けていたと言う。そして清海はその逃亡を手伝っていた。多田に説得された清海は園子と話して園子は自首するのだった。 多田と行天の結婚と離婚の経緯が語られるが、二人とも複雑で特異な経験をしていた。 多田は大学法学部の同級生と卒業後すぐに結婚、多田は自動車販売会社に就職したが彼女は卒業後2年で司法試験に合格し弁護士になった。年収の差はあっても上手くいってたはずだった。しかし彼女は浮気した。多田の問い詰めに彼女は泣いて許しを乞うた。そしてその直後に妊娠がわかった。多田の子だと言う彼女の言葉を多田は信じた。しかし生後1ヶ月で突然死んだ。それから諍いが絶えずに半年後に離婚する。子供の月命日には元妻はお墓参りをしており、多田はその前日にお墓参りをして二人はそれ以来会っていない。 妻と子供を失った心の傷は今も残っている。 行天は大学を卒業後、製薬会社に就職した。営業で病院に行った時に内科医だった5歳位年上の三峯凪子と知り合った。そして結婚して女の子が生まれ、すぐに離婚した。凪子には同性のパートナーがいて子供が欲しかった。行天は形だけの結婚・離婚をして人工授精に協力しただけなのだが、お互いに信頼し合う希望の象徴であった。しかしそれ以来一度も会うことはなかった。 行天は子供の頃、親から虐待を受けたことで感受性が損なわれた変な性格になったようだ。しかし他人との関わりを一切持たなかった高校時代から今は人に何かを感じ取らせる不思議な雰囲気を持つような人間になったらしい。 凪子は多田に「愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことということを行天と共有した」と言った。行天は決して変人ではなく、優しい心を持った思いやりのある人間なのだ。 それでも幼少時に親から受けた傷は今も残っている。 この二人の心の傷がぶつかり合うことが、便利屋の依頼仕事の中で起こり、多田が行天を追い出してしまうのだが、多田の心の闇を吐き出したことでかえって二人の関係は近いものになるのだった。 高校時代の行天の小指を切断する事件への多田の関与の疑点、多田の亡くなった子供の父親、元妻への悪意の有無、色んな疑点を抱える多田の心の傷を行天は包み込む。 多田と行天の身辺に現れるまほろ署刑事の早坂、娼婦のルルとハイシー、薬の運び役から救った小学生の由良、その他便利屋の依頼客の面々、いづれもまほろ市の住民だ。これからも多田と行天の人生にどう関わって来るのか想像が膨らむ。 映画は観てないが、番宣映像で見た多田役の永山瑛太、行天役の松田龍平、これ以上ピッタリ来る俳優はいない。テーマ音楽もピッタリ、今度は是非映画を見てみたい。そして次作の「まほろ駅前番外地」も是非読んでみたい。

    17
    投稿日: 2022.11.14
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    なんか良かった。あの2人のぎこちなくも、なぜかお互いを必要としている感じが好きなのかも。2人は、それぞれ2人で、また続きを読みたくなる。 語録がいろいろ凄すぎる。感動。 表紙も素敵。

    8
    投稿日: 2022.11.10
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    2022/10/20 まほろ市で便利屋を営んでいる多田のもとに高校の同級生の行天が転がり込んだ。小学生の送り迎えやストーカー被害など色々な依頼が舞い込む。 風が強く吹いているで他のも読みたくなった。多田さん大変やね。

    1
    投稿日: 2022.10.20
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    まほろばにある小さな便利屋さん。 なんやかんやいっていつも情に厚く、正しい 方向に向かせてくれる多田くんに行天。 いろいろ事情があったり、傷があったりする人を ハードボイルドの2人は見捨てることもせず、まっすぐに向き合う姿は本当に心強く、私も人として こうありたいと、清々しい気持ちで読めました。 続き読んでみたいです。

    6
    投稿日: 2022.10.11
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    ままほろ駅前多田便利軒って自動変換で出てきた←そこ ちょいちょい名前は見てたけど、有名なシリーズなのかな? ハードボイルド的な便利屋さんのお話! 過去を抱えてる系の話は読みごたえあるよね。うまく言えないけど。 おじさまかっこいい。 でもちょいちょい流し読み。 続編も借りてきてるからさらっと読もうかなぁ。

    1
    投稿日: 2022.10.09
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    ◯愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと(196p) ◯もう終わりにしたいと願ってたどりついたのに、そこにはいつも、新しい旅のはじまりが準備されているのだ。(345p) ★行天さんが魅力的。

    2
    投稿日: 2022.09.30
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    なんとなく点けていたテレビで、なんとなく観てしまった深夜ドラマの原作。独特の世界観は、映像でもよく表現されてはいたが、できれば自分の頭の中だけのものにしておきたかったと残念に思うほど、知らないうちに引き込まれ、いつの間にか同じ空間・同じ時間に存在しているかのような感覚になっていた。巻き込まれているのか、巻き込まれにいっているのか、ややイラッとしながらも、ほっておけない気持ちになっている時点で、登場人物の一人になってしまっているのだろう。

    1
    投稿日: 2022.09.22
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    東京郊外のまほろ市を舞台に、便利屋の男2人が繰り広げるハードボイルド小説。小さな依頼がどんどんきな臭い話になっていく構成も面白い。なによりも、冷たく暗い過去を持ちながらも、一緒に生活し依頼をこなす主人公2人の人間くささが魅力的。

    1
    投稿日: 2022.09.17
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    うーん、ゆるく読める、ちょっぴり刺激的な人たちのちょっとだけ刺激的な日常…って感じの話です。 高校時代の事故で小指切断、小学生アルバイトを使って覚醒剤売買、ヤク中のチンピラと刃傷騒動…など決して穏やかではない日常がたくさん出てきますが、登場人物や文章がフワーッとしている印象で緊迫感はあまりないです。 うっかりしていると文字を上辺だけ眺めて内容をボーッと数行読み流してしまっても、あまり影響がないくらい…。 アングラ世界も掴みどころのない感じもどちらも好きなんですが、もう少し引き込まれるような…うっかりボーッとなんてしていられないような、そういう圧倒的な力みたいなパートと、掴みどころのないフワフワしたパートが、濃淡はっきりしていると好みだったかなぁと思いました! 掴みどころのない緩いテンションのまま、アングラな事件に関与していく(ごくまれにクレイジー感を少し感じさせる程度)…ので、曖昧な印象になってしまいました。 うちの図書館ではティーンズ棚に収められているのですが、これはティーンズ向けなのか…? 文体は読みにくくはないと思いますが、ラノベっぽいわけでもなく、テーマは結構アングラだし、ちょっと納得いかない感じです。 漫画版未読ですが、漫画化されているということ、そしてその漫画家さんが素敵な作品を多く発表されている方なので、かなりワクワク期待して読みました。 三浦しをんさん作品にも興味があったので、好みだったらこれからどんどん読もう!と思って楽しみにしていたのですが…あと1〜2作読んで様子見です。

    2
    投稿日: 2022.08.30
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    三浦しをんらしい軽快な文章とユーモア そんなコメディタッチの作品なのかなと思ったら、どっこい! かなり重厚な人間ドラマだった! このギャップがすごい!読みやすいけれど、こんなに人の情やつながりを考えさせてくれる作品は中々ないと思った

    2
    投稿日: 2022.08.29
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    何でも屋に転がり込んできた、かつての同級生。とそれをとりまく人々。 個性的・・・とはいいがたいが、何処か朗らかな人たちで構成される物語は温かみを感じさせる。やっぱし過去に傷を持たないと幸福を感じるのは難しいのだろうか。

    2
    投稿日: 2022.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「幸福は再生する」。2人の全く性格が違う主人公によって織り成される物語は、この言葉によって終わりを迎える。親に愛されていないと思っている子供、明日をも知れぬ環境で生きる女性、血が繋がっていないと知りながらも家族として生きる事を選ぶ男性。全ての人へ送られる、最後の言葉。もちろん、主人公自身へも。色々と騒動に巻き込まれる姿を描きながら、人の内面に潜む闇を浮かび上がらせ、最後は希望を持って終わらせる内容は、読後に爽やかな感動をもたらしてくれる。

    4
    投稿日: 2022.08.13
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    まほろシリーズ第一弾。第135回直木賞受賞作。東京の外れに位置する都市南西部最大の町「まひろ市」便利屋を営む多田のもとに高校時代の同級生の行天が転がり込む。ぶっきらぼうだけどどこか心優しい便利屋の二人によるワケありだがユーモア溢れ、心温まる「幸福の再生」のお話。 ドラマと映画では多田を「瑛太」、行天を「松田龍平」が演じていましたが脳内再生余裕でした。 5つの短編から構成される本作。めちゃくちゃ良かった。お節介焼きの多田と変わり者の行天。ともにバツイチ子あり。けどその背景は大きく異なる二人。孤独と深い闇を抱える主人公の心の成長が描かれている。 「愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうこと。」 「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない」 多田と仰天のくだらない会話がとても心地良くて、「物語はどこに向かっていくんだろ〜」って、ふわふわと読み進めていたのに、気付いたときにはとても心が温まる作品でした。心がなんだか楽になる。とても良い作品です。 みなさんも「まほろ市」に足を運んでみてはいかがですか? どこか温かい気持ちになれると思いますよ。

    11
    投稿日: 2022.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2022/07/16 読了。 感想は某所のブログで書いたものの再掲です! ・ありがとうございます、三浦しをんさん。という気持ちだ。 コレの前に『1984』を読んで、カサカサになったところに「三浦しをんの愛がほしいなあ……」と思って読み、まさに欲しかったものを与えてくれました。三浦しをんの描く愛ってなんでこんなに良いんだ…… ・まほろ市が東京南西部の郊外にあり、神奈川へ突き出すようなかたち。そして、一応東京都なのに「横浜中央交通、略してヨコチュー」が市内のバス線を一社独占している、という、インターネットでもだいぶ擦られている「神奈川じゃないよ東京だよ」の主張…… ・「M市」とせずにまぼろしとかまほろばとかを連想させるような「まほろ市」とするところの重要さというか、意味をなんとなく理解できたような、雰囲気だけ感じます。 ・便利屋を営んでいる主人公の多田と、多田の高校時代のクラスメートだったがけど当時は全く交流がなかった行天が偶然再会し、行くところがない行天は多田のとこに転がり込む。(不本意だが)行天の加わった多田便利軒はもうさまざまなやっかいごとに絡まれたりするのだ。 ・たのしい。たのしいぜこの話。そして多田と行天の、友人と言うにはお互いのことを知らず、知り合いというには頭の中にスペースを取りすぎているなんとも言えない関係がたまらん。 ・ふたりとも三十代半ばのバツイチで、今更自分の過去についてつまびらかに話すこともしない。だから我々も多田と行天の過去の話は彼らが語ってくれないとわからないし、多田のおそらくド地雷なんだろうなという依頼に行天が首を突っ込みまくるから、多田がめちゃくちゃブチギレたりする。怖いよ。 ・行天がだいぶ良いキャラクターで…… 自分の身をな~んにも顧みないというか、ほんとに危ないよ!?ってことにもホイホイ首突っ込む。そんで多田がなんとかする。行天なんかお腹刺されちゃったしね。そんなあ。 ・後半でそれは本当にやめな~~?!!?!?ってことをしようとしていて、やめろーー!!って思ってたら多田が「やめろ!!!」って言ってくれたのでニッコリしました。 ・行天の右の小指は、高校時代の事故で切断されてしまったのがくっついていて、付け根にぐるりと白い傷痕がある。その事故の原因は多田にあったのだ。 ・終盤、多田がずっと抱えている元奥さんと死んでしまった子どもとの話を行天にするんだけど、自分のことを絶対に許せない多田に、多田の原罪みたいな自分の小指を触らせながら「すべてを元通りにはできなくても、修復することはできる」って言う行天がたまらなくて…… ・でもそうして言葉を使って気持ちを伝えてもどうにもならないものはどうにもならないし、そのあと多田は「なんでもっと早く言わなかったのか」と思いながら行天に朝になったら出ていってくれと言う。たまらん。たまらん。 ・行天がいなくなったあと、多田は自分のわだかまりをひとりでなんとか、なんとかするんだな。自分が恐れていたことに気づき、最初に行天と会った場所で行天のことを見つける。そこで、行天のこと探してたってことも自分がこわがってたものがなんだったかを伝えたかったけど、口から出たのが「帰るぞ、行天」なの良すぎる。愛じゃん(また言ってる)。 ・たまらねえよ~~~!!ワアン  ・いやしかし、行天のことまた拾ったあと、車内でたばこ吸ってる行天見ながら「(手の)甲のかさぶたはずいぶん小さくなって、その下に花の色に似た皮膚が薄く張っている。なにかを約束する印のように、小指の根本は白い線で結ばれている」って言うのはあまりにちょっと…… あまりに過ぎませんか(なに?) ・あとあの終わり方だったら多田の求める幸福が行天みたいな感じじゃないですか!ヤダ! こういうことしか言えない。 ・行天、Aセクだかノンセクだかどっちかかなと思うけど、恋愛や性愛に興味を示さない人、『愛なき世界』の本村さんもそんな感じだったな。『愛なき世界』読んだとき、三浦しをんはこういう人も書いてくれるのか…… と思ったんだけど、まほろでもうやってたんだね! ・三浦しをんの愛って…… 本当に良いなと…… 愛の話が本当に好きで、三浦しをんの描く愛はいっとう刺さる。今まで読んだことある三浦しをんの長編、全部まっすぐに愛の話だと思うなと。 ・『ののはな通信』はそれこそ恋愛を主軸とした、ののとはなの人生の支柱になるような愛の話だし、『風が強く吹いている』は「走ること」を通じて愛を与えあった走くんと灰二さんの話だな。 『月魚』は瀬名垣くんと真志喜くんの間にあった愛の上に何層にも積み重なった罪悪感とか執着心とか時の流れとかをきれいにほどいていく話、『舟を編む』は辞書づくりを通じて多くの人に愛を与えようとする人たちの話かな……  『愛なき世界』はタイトルとは裏腹に研究対象に注ぐ愛、恋い慕う相手への愛、大切な友人への愛、家族の中の愛など本当にたくさんの愛にあふれた話だった。 ・そして、『まほろ駅前多田便利軒』はどうしたって愛の中心にはいられない多田と行天が頑張って愛の輪郭をなぞろうとするような話だと思った。輪郭にふれることくらいしかできないから、空虚感はのこったまま。そういう話…… ・出先で読み始めて、「これは良い」となり、その足で続編2冊を買ったので、本当にタノシミ! これは映画とかドラマも見てみたいかも。

    4
    投稿日: 2022.07.17
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    読みはじめからおもしろい。テンポもよいし、登場人物のことが少しずつ分かっていくのもおもしろい。 何かわからないけど、傷を抱えた多田と行天。そのつらい過去があって、まわりの人のつらさにも共感して助けてあげられる。 ヒット作だけど、むさい男2人の話かあと手を出さなかった。読んでよかった。シリーズを読もう。できれば映画も。

    1
    投稿日: 2022.07.02
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    主人公の多田が行天や個性的な登場人物たちにため息をつきながら冷静に対応していく感じがとても良かったです。自分はカッコいい主人公もいいが苦労人やお節介な性格の主人公はとくに好きなので読み進めながら頑張れ!多田!と心の中で応援してしまいました。 ラストはふっと微笑みたくなるラストで終わり方も自分の好みでした。番外編や二巻もあるとのことなので近いうちに読んでみようと思います! 

    1
    投稿日: 2022.06.26
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    ゆっくりした時間の中で実は結構でてくるひとたちは激しいような、、? 独特の日常の一コマへ引き込まれていきました。

    2
    投稿日: 2022.06.08
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    完璧な人生なんかない。誰もが心にどこか傷をかかえながら生きている。多田と行天、まほろ市に住む愛すべき人たちから、明日へ向かう勇気をもらえる一冊。

    1
    投稿日: 2022.06.06
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    便利屋の多田のもとに舞い込むバラエティにとんだ依頼の数々。 登場人物それぞれが良い味があり、温もりを感じるところが心地良かった。 映像化されてる作品なので先に瑛太のイメージがついてしまっていたが、読み終わった後にはなんとなくぴったりに思えてくる。 まだ映画は見たことないけれど、近いうちに見ようと思う。きっと両方見るとよりどちらの作品も楽しめるだろう。

    1
    投稿日: 2022.05.24
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    なんてことない日常を描いているように軽快に描かれているが、主人公の多田と行天のやりとりが、先が読めず面白かった。

    1
    投稿日: 2022.05.19
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    多田と行天の距離感が絶妙。 淡々としているようにみえて優しさと繊細さが垣間見え、読んでいて不思議な心地良さ。 誰しも心の内に冷たい部分を抱えていて、 すべてが元通りは無理でも、幸福は形を変えて再生する。 出会いと再生の物語。 面白かった。とても好き。

    4
    投稿日: 2022.04.30
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    三浦しをんさんの本に登場するキャラクターって個性的だけど、なんだかかんだ愛や情熱を持ってる実は良い人が多い気がする。多田さんも行天さんもなんだかんだで良い人達だよな。 そしてくすっと笑えるような文章が良い。チワワのことチワワ呼びなのも面白いし、扱い方も面白い。でも最後にはちゃんと飼い主探してあげててやっばり良い人達だ。 行天さんが実際に便利屋として来たら、怪しいと思うかもだけど、2人はいいコンビだと思った。 「だけど、まだだれかを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、おまえは新しくだれかに与えることができるんだ。そのチャンスは残されている」 「不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない」

    9
    投稿日: 2022.04.28
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    舟を編むを読んで他の作品もと思い読書。 始めはただおもしろいという感じでさらさらと読めてしまったけれども、途中からそれだけではなかった。登場人物はあまり世間一般的には褒められるような人達ではないかもしれないけれど、人を思う気持ちが優しくて。 多分今は上手くいけてなかったり、人から見たらあまり幸せとはいえない環境でも彼らはみな幸せが何かを知っているような気がする。 映画の方も観てみようと思う。

    17
    投稿日: 2022.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「愛情は与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを相手からもらうこと」に言葉を失う。そして想いに託す。あのとき知っていれば、と。 最後に「幸福は再生する」と結ばれる。「求める人たちのところへ何度でも、訪れる」と。 何が何かわからない。過去が解決したわけでもない。哀しみが無くなったわけでもない。過去は過去として、未来を考えなかったわけでもない。幸せを望まなかったわけでもない。過去に蓋をすることも、清算することも、何もできなかった。きっと、これからも。 でも、過去を忘れることができなくても、自分が変われなくても、なんとなくだけど、感じる気持ちを相手からもらえればそれで満足じゃないかと思えてくる。それだけで。 そして、いつか、「幸福は再生する」と言ってみたい、と。 まだ誰かを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、新しく誰かに与えることができる。そのチャンスは残されてる、かも。

    4
    投稿日: 2022.04.22
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    映像はほとんど見てない、さらっとちょっと見たかなくらいだけど、ずっと行天が松田龍平で脳内再生される。ピッタリ。 続編も読もう!!

    1
    投稿日: 2022.04.17
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    行天に振り回されつつも、多田の面倒見の良さに和む。この不器用なコンビが暗い過去を抱えながら依頼人と真摯に向き合うところに心惹かれた。続編も読もうと思う。

    3
    投稿日: 2022.04.15
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    映画は観ていないがキャストを参考に思い浮かべながら読んだがイメージぴったりだった(笑) とにかく二人のビミョーな距離感がよく、心がほんわかなる作品。

    5
    投稿日: 2022.04.13
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    自分の不可侵としている領域に、やすやすと入ってくる人っていますよね。たいていはその人の価値観で荒らされるので早々にご退出願うのですが、ときどきスッと真実だけ置いて帰る人がいます。静謐に保っていた水面にちょっとだけ波紋を起こしていくような。余計なことしないでと思う反面そうかも知れないと認めざるを得ない一石。波紋が収まった時の水面はもう以前とは違っていて、人はそうやって変わっていくのかもしんない。そんな多田と行天の一年。こういうかけがえのない関係っていいなあ。

    4
    投稿日: 2022.04.03
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    ライトな感じで読めるかなぁ、と読み始めたけれど、いやいや、なかなか心にずっしりくるものがあった。 かと言って物語はテンポよく、会話や文体も心地良い。 登場人物みんな個性的だけど、描写にわざとらしさがなくて自然、に感じられた。 目に浮かぶような情景描写が好き。 映像化されるのも納得だけど、映画は見たいような見たくないような… 行天の過去に何があったのか気になるところ。 あの無邪気で冷酷な暴力性、洞察力。明かされている過去だけでは納得できないものが… 続編も読んでみたくなった。

    6
    投稿日: 2022.03.21
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    『まほろ駅前流、様々な愛のカタチ、様々な生き方』 まほろ駅前で便利屋を営む多田のところに高校時代の仲の良くない同級生、行天がころがりこむ。二人の軽快な会話とは裏腹に、暗い過去を背負った二人の生き様を通して、人生、捨てたもんじゃない!と考えさせられる作品。

    1
    投稿日: 2022.03.08
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    本を読む前に、映画では、瑛太が多田役、松田龍平が行天役だと知っておけばよかった。ムサいだけの中年男2人ではなく、ぶっきらぼうで不器用な男2人組だった。

    1
    投稿日: 2022.03.06
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    まろほ市で便利屋を営む多田と行天の同級生コンビが主人公のお話。仕事の依頼に絡めてストーリーが展開していく。読み進めていくうちに、2人とも暗い過去があり今も抱えながら生きていることを知り、ひきこまれていった。人生、良い時もあれば悪い時もある。だからこそ、文末に出てくる一文、「幸福は再生する。失ったものが完全に戻ってくることはなく、得たと思った瞬間には記憶になってしまうのだとしても。」が心に響いた。

    2
    投稿日: 2022.03.06
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    行天は松田龍平さんを当て書きしたのでは、と思えるくらいイメージぴったりでした。 というか、俳優としての松田龍平さんが凄いのだけど。 舟を編むにしても、三浦しをん作品の松田さんは外せないですね。・・・、脱線しましたが、読み進めて行くほどに、多田や行天に肩入れしていく自分が居ました。 続編も、いつか読もう。

    11
    投稿日: 2022.02.25
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    淡々としてそうに見えてなんやかんや依頼人たちを放っておけない多田と行天の凸凹コンビ お互いの足りない部分を絶妙に補い合ってる気がする 今回のメインの依頼人は全て子どもが何かしらで関わってたけど、多田の子どもかもしれない子ども、行天の子どもだけど関わっていない子どもについて少し考えさせるように?? 幸福の再生っていい響き、がんばれ2人!

    1
    投稿日: 2022.02.21
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    エンターテイメントな小説として万人におすすめできる作品です。 多田と行天の掛け合いの面白さ、時折語られる、2人のそれぞれの歩んできた訳ありの過去。 ほのぼのしつつも、過去を背負った今がある2人の便利屋稼業物語。チンピラの星との関係性も面白さを増してくれる。

    2
    投稿日: 2022.02.07
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    一見すると人嫌いのようでいて、どんな状況でもきっちりとお仕事をこなし文句をいいながらも相棒のコンビはばっちり。心に闇を抱えている主人公が相棒に吐露する頃にはすっかりお話にはまってしまって更に深くのめり込んだのは言うまでもなかった。。文章の組み立てが巧みで気がつけば多田便利屋さんを見守ることにハラハラドキドキ。ヤバそうな人たちの演出も面白かった。 また新しく追いかけるシリーズが見つかったかな。

    1
    投稿日: 2022.02.07
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    とにかく便利屋さんの人の良さ。 外見はいかつい感じで、ちょっと口も悪いけど、根は優しいのが言動に表れている。 だから同級生を放っておけないんだろな。 性格は真逆のような二人だけど、それが良いコンビになるのかも。 お互いに抱えた過去があって、だから引かれ合う弱さみたいなのもあるのかな。 なんていうか、もっと楽に生きてほしい。 便利屋さんは自分で自分の首を絞めてる気がする。 ちょっと楽観的な部分は見習った方がいい。 子ども相手でも、上辺だけの取り繕ったことを言わないところは好きです。 シリーズのようなので、続きもまた読んでみたい。

    3
    投稿日: 2022.01.24
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    あらすじ ある年の正月、東京の郊外まほろ市に住む便利屋の男のもとに、中学時代の同級生の男が転がり込んでくる。2人は便利屋の仕事を通して、さまざまな人と出会い、その人たちの人生に関わっていく。そしてまた、彼ら自身の過去と向き合うことになる。 感想 まあまあかな。

    1
    投稿日: 2022.01.14
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    15年ぶり(15年!)に文庫で再読。ちょっとずつ寂しいを抱えた人たちは寄り添って、小さな温もりを分かち合っているよう。野良猫のコミュニティみたいな。巨大な門松(一対になっているもの)を愛するギョーテン。お正月読むのにふさわしいシリーズ。

    0
    投稿日: 2022.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きな場面は2つあります。 一つは、由良くんに両親から思ったような愛情をもらえなくても、自分は誰かに与えることができると多田さんが伝える場面です。 少しのきっかけで考え方が変わり、生きやすくなるんじゃないかなと。そうであって欲しいなと思いました。 もう一つは、自分でやればいいのに便利屋に頼む依頼者に対して、「だから俺ら(多田さん)が生活できるんだ」という場面です。 人の人生と自分の人生を比べても無意味だよなと思いました。 私は私の思う人生を楽しみたいです。

    0
    投稿日: 2022.01.06
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    夜寝る前に飲むのにおすすめな本 多田と行天のちぐはぐだけど、どこかに愛のあるコンビが好きになった 普段はスポットライトの当たらない人々の日常の中にあるプチ事件 淡々とした空気感すきだったなぁー!

    0
    投稿日: 2021.12.28
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    不器用なワケアリ男2人の物語。 絶妙に噛み合わず、もどかしい感じが手にとるようにわかる一方で、その噛み合わなさでバランスが取れているんだなと読んでいてしみじみとした。 「日常に根ざした物語」が好きな方にはオススメです。

    0
    投稿日: 2021.12.19
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    第135回直木三十五賞受賞。とにかく面白かった。2人のやりとり、短編ごとに関わる依頼人たちとのエピソード、どれも面白く、読む手が止まらない。。最後の方には、あーもう少しで終わってしまう!と早く読みたいのに、勿体ない気持ちで。。こんな魅力的な主人公に久々に出会えました。続編を読むのが楽しみ☆

    1
    投稿日: 2021.11.24
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    気持ちの良い本だった。間違って先に番外地の方を読んでいたこともわかったけど。出てくる人達はくせがあるけど憎めない。多田も行天もキチンと寄り添うから、人が寄せられていく。三浦しをんさんの本は展開も描写も心地いい。大好き度❤️❤️❤️

    1
    投稿日: 2021.11.23
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    便利屋を営む多田の元に行天が居候し、共に仕事をするようになる。怪しげな依頼、複雑な過去…様々な課題を二人は乗り越えていく。 タダでおせっかいを焼く多田 仰天の行動を取る行天 えっと、シャレなの?w わざとこういう名前なんだよね? 筋はシリアスなのに随所でユーモアが炸裂しているので、そのギャップがさらにおもしろい。 それから、実際まほろ市って治安悪いのでしょうか?

    1
    投稿日: 2021.10.28
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    訳ありだけど仕事ができるおじさんの話。考えていることを相手に伝えない部分が多いので、すこし読んでて疲れてしまったが、内容自体は面白かった。

    0
    投稿日: 2021.10.17
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    普段ミステリーばかり読んでて、友達にオススメされてあまり期待せず読んだけど、読み終わったときはとてもおもしろかった 主人公ふたりが愛おしくなった

    1
    投稿日: 2021.10.12
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    「幸福の再生」が心に響いた。多田も行天もその他の登場人物みんなが各々傷を抱えている。傷を完全に癒すことはできなくても、それでも新しく前に踏み出すことはできる。そのことに気づくことは簡単なようで難しい気がした。   続編も今後読んでみよう。

    1
    投稿日: 2021.10.09
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    いつも選ばないテイストの本でしたが 夢中で 寝る前に1章ずつ 読了☆。. 多田と行天の 人間味あふれるやりとり お互いが抱える過去を 出会いの中で 見つめ直していく様に なんだか 惹き込まれた。 人生は ケ・セラ・セラ

    0
    投稿日: 2021.09.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを相手からもらうことをいうのだと 多田も行天も一般的な家族を築けなかったけど、愛情を与えたいと思うのは誰しもが感じていいことであり、世代をつなぐために必要だと感じた

    0
    投稿日: 2021.09.16
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    ペットの世話・塾の送り迎え代行・納屋の整理・恋人のふり——そんな仕事のはずだった。元同級生の多田・行天がくりひろげる日常と冒険 まほろ駅前シリーズの一作目。直木賞受賞作。 まほろ駅前にある便利屋が主人公。癖のある高校時代の同級生と偶然遭遇し、事件に巻き込まれ解決していくストーリー。知らなかったけど映画化、ドラマ化、コミック化されているとのこと。 バッドエンドはないので最初から最後まで安心して読めます。

    0
    投稿日: 2021.09.11
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    多田と行天のコミカルなやりとりが面白い。面倒事には関わらないと言いつつ行天に振り回されて依頼人に手を差し伸べる多田のお人好しさがいい。

    1
    投稿日: 2021.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <誰かに必要とされる それは誰かの希望となること>  テーマを踏まえた上で、多田が由良を助けようとしたり、行天がルルとハイシーを助けたりする所が味なんよなあ。他人に対しての方が、無責任に首を突っ込める。で、食った事を多田は言うくせに、それはちっともジブンゴトにしない。やからこんなにトラブルが連続するのかもしれない。  しかし、なかなかエグい設定があるな。でも便利屋っていう良くも悪くも乾いた立場やからか、カラッとドライに手を伸ばせるし、多田は伸ばす。  「手慣れた暴力」って単語、この短さですごいゾワっとさせられる。手慣れていちゃいかんよね… しかし、この男は同時に「春ちゃんは水に似ている」と評されたりする。その、基本的に肯定も否定もしない姿勢は何となくそれを感じさせるが、「水」のような平等さは彼には無い。怒りの沸点はむらだらけ。  印象的なのは、2人の関係の核とも言えるイベントを非常に端的に多田の口から語らせるシーン。その短さは、本気で後ろめたさを引き摺っている事の裏付けということか。  類友ですかね、これが。変な商売には変わった人が集まるのかしら。。。  あと、「鉋は時を削る」良い表現。削るほど過去の姿が表出する。おもろい。

    2
    投稿日: 2021.08.30
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    三浦しをんの作品が好きで読んでみた。 船を編む、風が強く吹いている、源と政などどぼけた柔らかい文章に惹かれてファンになったのだけど。 本作は、まほろ市の描写が思いの外猥雑で、薬売りやチンピラ、外国人の立ちんぼが登場し、いつもよりヘビー。 みんな何かを抱えていて。便利屋として、何かを抱えている顧客の要望に応える中で、人の人生を垣間見る。 多田と行天の微妙な関係がふっと笑える。 影と光の不思議なお話だった。

    2
    投稿日: 2021.08.05
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    誰しも、深く気に留めている過去がある。 普段は、心の隅の奥深くにひっそりとしてあるのに、 ときおりプロジェクターで投影されるように形になっていないはずなのに、大きく目の前に現れる。 苦しくなる。 認めたくない。 多田の良いところは 遅くても、気づけること。 気付くのが遅くても、対処できるタイミングでちゃんと行動する。 ギリギリの崖っぷちでも、なんとかしなきゃという気持ちでいなきゃいけないね。

    0
    投稿日: 2021.08.03
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    まほろばシリーズ3部作。軽妙なタッチで、多田便利軒とそこに転がり込んだ行天の周囲で起こる様々な出来事が描かれる。イケメン行天の屈折した子供時代が苦しいが、誠実な多田と、絶妙なコンビ具合が楽しい。映画化もされている。 たまたま昔読んで面白かったのでシリーズを読む

    1
    投稿日: 2021.07.22
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    『行天』 良い名前やなぁと思う。 行き先は天のみぞ知る、 行いは天任せって感じで― 行天春彦の春は晴のほうが良かったかもね― 天晴れ みたいな字ヅラになるから。 残念なことに、映画になってるんか。 多田の役は瑛太で何となくOKやけど、 行天は松田龍平ではパンチが足らんでしょう笑 おそらく映画はおもんないでしょう笑 でもそれは松田龍平氏のせいではないでしょう笑 何でもかんでも映画化するのは、どうかと思う。 配役云々ではなくて、原作の大事な部分や細かいおもしろさが『ごそっ』と抜け落ちて映像化されます。 …映画みてない奴が言うことではないが 原作ファンはどう思ってるんかな?? 三浦しをん作品は初めて読んだ。 盛大 って言葉を多用する癖ある人なんかな。 不覚にも、二度も爆笑させられた。 『はるちゃん、かわいかったぞ?』 『当然でしょ。俺が想像力のかぎりをつくしてマスかいたんだから』ww笑 『ナイフを持ったまま転んだら腹に刺さった』ありえないww笑 退院後の、屈むことが出来ない行天の描写が滑稽で笑える。 文で仕草を表現して、人を笑わすというのは凄いこと。 『愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうということ』 なるほど ちゅうことは、愛情は独りよがりであるし、自己満足であるべきで、見返りなんか求めたらアカンのやな。 オナニーみたいなもんやな。 一理あるね 人の救いになりたい 希望になりたい でも恩着せがましさや見返りは要らない 自分の気が済む程度のお節介がしたいだけ。 二人はそんなことを生き甲斐にしてると思う。 まほろ駅前番外地も読んでみよかな。 2012年05月03日 

    1
    投稿日: 2021.07.18
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    三浦しをんさんの本は、同じ人が書いたの?と思うくらいジャンルが違い、文体というか作家さんが変わったような印象を受けます。 「愛なき世界」や「舟を編む」のように淡々と、ほんわり進むお話を読んで忘れていましたが、そうだ、「光」を書いた方だったと思い出しました。 あれ程の暴力と固執、絶望感と孤独ではありませんが、多田さんと行天さんの抱える仄暗い過去や後悔、暴力的なところは少し似たようなものを感じました。 世界観もしっかりして、本当にこんな町があってこんな人たちがいるのではないか、実録かな?というくらい出てくる人たちが生き生きとした存在感を感じました。 テンポよく進む話で、多田さんと行天さんのやり取り、個性的な登場人物がとても魅力的で面白かったです。 個性的な人が出てくるところは一貫して三浦しをんさんかな、と。 続編も楽しみ!

    56
    投稿日: 2021.07.18
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    便利屋さんのドタバタのお仕事のなかで、誰もがもつ人間の繋がりと自らの幸せの関係について考えさせられた本

    0
    投稿日: 2021.07.18
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    2人の関係が絶妙で、心惹かれました。便利屋業をしていく中で、色んな謎や不自然なこと、非日常的なことに出会いますが、ほとんどすっきり解決することはありません。笑 それでも読後には、えも言えぬ満足感がありました。それくらい、2人の人物像が魅力的な物語です。

    1
    投稿日: 2021.07.10