FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

ハンス・ロスリング, オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド, 上杉 周作, 関 美和 / 日経BP
(334件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
179
89
27
7
1
  • 真実を追及しよう。ただし冷静に

    この本では世界について、人類の歴史と未来について、今まで知らなかった情報がたくさんのっていて面白かったです。

    投稿日:2019.02.01

  • ファクトフルネスを学ぼう。いつやるか?いまでしょ!

    ギャップマインダーテストは2017年に始動した。質問は13問で全て3択。www.gapminder.org/test/2017に質問がwww.gapminder.org/test/2017/resultsに回答がある。
    全問正解した人にとって本書に目新しいことは書いてないかもしれない。

    2017年に14カ国、1万2千人に行った調査では最初の12問に対し全問正解者なし、11問正解が1人、チンパンジーがランダムに答えても正答率が33%になるところがチンパンジーに勝ったのはわずか10%だった。やってみたところ9問正解でいずれも知っていたか予想できた。2問はパッとみて間違えたがちゃんと回答を読めば知っていた問題。2人目になりそこねたようだ。

    事実を見ず間違った判断に導く10の本能

    分断、1965年の世界では先進国と発展途上国では明らかな差があった。しかし今ではほとんどの人がこの中間にいる。

    ネガティヴ、昔は良かった?そんなことはない。例えばアメリカの犯罪件数は1990年の1450万件に対し2016年は950万件だ。

    直線、過去の延長に直線を引いても未来はわからない。グラフは直線も対数もS字もある。
    「貧しい子供を助けると、人口はひたすら増え続ける」いや、「貧しい子供を助けないと、人口はひたすら増え続ける」が正解だ。

    恐怖、テロや自然災害に飛行機事故というものを必要以上に恐れる必要はない。2016年の世界の死者数5670万人のうち300万人が亡くなった感染症のトップは下気道感染症(気管支炎や肺炎)、次いで140万人が亡くなった下痢性疾患、130万人が亡くなった結核が死因のトップ10に入る。また道路交通障害140万人が最大の傷害となっている。自然災害は恐ろしいものだが死因の0.1%に過ぎない。高齢者が恐るべきは誤嚥性肺炎ということになる。年寄りは歯を磨こう。

    過大視、2016年420万人の赤ちゃんが亡くなった。大変な数字だが死亡率は3%で1950年の15%から大きく改善し続けている。大きな数字は単独で見ずに比較をしよう。

    パターン化、宿命、単純化、犯人捜しそして焦りが残りの5つ。事実を正しく見るためのテクニックが各章ごとに紹介されている。

    導かれた答えはいろいろ。女性に教育の機会を与えることは、人類史上最もすばらしいアイデアのひとつだ。世界中で、子供の生存率が伸びている原因を調べてみると、「母親が読み書きできる」と言う要因が、上昇率の約半分に貢献している。50年もすればアフリカの人たちは難民ではなく観光客としてヨーロッパに歓迎される存在になる。世の中で一番悪者扱いされるのは悪どいビジネスマン、嘘つきジャーナリスト、そしてガイジンだ。

    ファクトフルネスを学ぼう。いつやるか?いまでしょ!
    最終章のヒントは今やらなければならないことはそんなにないと知ることだ。
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    投稿日:2019.05.06

ブクログレビュー

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  • noisyduck

    noisyduck

    まず、世界に関する13問のクイズが出題される。なーんだ、こんなの常識じゃん!と馬鹿にして取り組んだら、どうして、どうして、あれ、こんなこと考えたことなーい!となって、答え合わせをすると悲惨な結果に終わった。人の思考には何らかのバイアスがかかり、よほど頻繁に知識・思考をアップデイトしていないと、とんでもない結論を導き出すことになる。それが些細なことであれば特に影響は少ないが、場合によっては甚大な問題につながりかねない。その例は、本書の中に数多取り上げられており、それもあってどんどん読み進められる。万人に有用な書である。本書の最後に、書評をするなら自分の似たような経験を書けとしているので、一つ披露すれば、30年余の外国生活に終止符を打って帰国してから日本語教師養成講座に参加した。ある時そこで、今や世界のどこでもほとんどの国でほぼ誰とでも英語が通じると話したところ、そこの日本語教師は「そんなことは絶対ない」と否定し自説を枉げようとしない。こちらは世界40カ国以上を旅して実地に肌で感じていることなのに・・・。彼女は何十年も前の知識から一歩も進んでいないのだ。
    さて、結論として、本書を老若男女誰でもが読むことを薦めたい。
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    投稿日:2019.10.14

  • mochioka

    mochioka

    人は教育され、周りと関わりながら自分の知識を形成していくが、気づけば同質な仲間と集まったり、固定観念がうまれていくものなのだろう。だからこそ気づきが面白い。

    投稿日:2019.10.13

  • あきこ

    あきこ

    知識人でも物事をいろんなバイアスと通して見てしまっているというのを実感させられる本です。
    過去に見た情報をいまだに持ち続けていたり、勝手に作り上げてしまったイメージで物事を見てしまうと事実とは違うとらえ方をしてしまうというのがいろんなエピソードを通して書かれています。
    そこそこ分厚い本ですが、読んでいて目からうろこがおちるようなデータなどが載っているので、興味深くスラスラ読めました。
    世界の見方だけでなく、実生活でも勝手な思い込みなどはしてしまっていると思うので、先入観を持たずに事実をしっかりとみるということが大切だなと思いました。
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    投稿日:2019.10.13

  • ゆう

    ゆう

    ”データを客観的に、正確に見ること”
    この一点だけを色々な具体例をあげながらひたすらに論じた本。
    ネガティブに考えがちな様々なグローバルの指標(平均寿命など)が紹介されているがどれも好転しているというのが話の大筋。想像ほど世界は悪くないぞ、と。人によってはポジティブになれると思うけど僕はもっと個人的な理由でテンサゲしているので心の処方箋という観点からみれば効果はなかった。
    しかし当たり前のことではあるけどデータを正しく見ることの大切さを再認識した。
    治療に専念するのではなく公衆衛生の整備のほうが効果がある、という例が印象に残った。マクロ的な視点の大切さを説くための例で紹介されていたのだが、人生におけるマクロ的な視点は今この瞬間から少し離れて自分を俯瞰する力だと思う。つまりは先を見通す力。経済学においてミクロとマクロが補い合うように両方の視点を持っていることがモチベの低下を防ぐ上で大切になって来るのでは?(人生の例でいうと今がむしゃらに頑張るのがミクロ的な視点。)僕はマクロ的な視点が欠如しがちであることをまずは自覚したい。
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    投稿日:2019.10.12

  • fujisaworld

    fujisaworld

    自分は世界のことを、どれだけ知っているか。
    自分の持っているイメージは、実態や統計データと大きく乖離していたことがショッキングだった。

    なぜ自分を含め多くの人が勘違いをしているのか。その原因と解決策を提示する。
    内容は筆者のエピソードも交えて語られており、非常に読みやすい。
    そして、筆者の人間くささ、強い後悔も語られており、親近感すら覚える。

    謙虚であることの大切さを改めて学んだ。胸に刻みたい一冊。
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    投稿日:2019.10.10

  • ハツヤマ男子

    ハツヤマ男子

    2019年1月に発行され増刷を続け、世界で100万部超の大ベストセラーで有名な「FACT FULNESS(ファクトフルネス)」を読了。

    ファクトフルネスとは「世界を正しく見るための習慣」
    この本では10のファクトフルネスを提唱している。

    その中で私自身が重要と感じたのは、

    ・分断本能
    →「途上国」と「先進国」、「貧困層」と「富裕層」、社会に溢れる二項対立の情報を受け入れてしまう
    ・ネガティブ本能
    →世界の大半の人は「世界はどんどん悪くなっている」と考えてしまう。実際は、「世界はどんどん良くなっている」
    ・直線本能
    →「世界の人口はひたすら増え続ける」と思い込んでしまう
    ・単純化本能
    →世界を一つの切り口で考えてしまう。「平等」というシンプルで美しい概念も、「格差」があらゆる問題の元凶だという単純すぎる考えに繋がり、資源の再分配によって何でも解決できると大きな過ちを犯してしまう

    世界で溢れる情報をただ受け取るだけでなく、正しいデータに基づき自分で咀嚼していく事が求められる現代社会。日本はすでにレベル4(著者は世界の生活レベルを1〜4に分類)。知識的にも無防備な状態で様々偏った情報にさらされていると、最終的に誤った思考を持ってしまう恐ろしさを感じました。特にメディアやジャーナリストの偏った報道やニュースのように。
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    投稿日:2019.10.08

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