【感想】仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方

宇都出雅巳 / クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
(41件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
7
10
12
7
1
  • まさに王道テクニック

    人間の脳は良く言えばエコ装置、悪く言えば怠け者で忘れっぽい。いくら能力を鍛えても脳のメカニズムを知らずに頑張っていたら効果はない。著者自身が「この本は画期的な技術本ではない」と書いているとおり王道テクニックを脳科学的に説明し納得するための本である。まずミスを4つの種類に分けて考えていく。さらに基本対策とマスターへの道と続く。NLPやメモ術、ワーキングメモリ、フレームワーク、ゾーンやアンカリング効果など説明は多岐に渡っている。結局「ミスはなくせない」という事実を受け入れることがミスをなくす唯一の道でもある。
    業務に熟練していればミスがなくなるわけではない。自信過剰の罠や見栄やプライドや義務感なども判断ミスに繋がって行くのだ。著者はこれらの罠から抜け出すために大切なことを2つあげている。1つは思い切り痛い目にあって現実を知る。2つ目は脳の特性を知ることである。取り上げられている実務的対策はTO DOリストやチェックリスト、ルーチンを決めるなどまさに王道テクニックというべきものでる。こういう当たり前のことを書いてある本は良書であると最近思うようになった。そして当たり前のことを当たり前にこなしている人は賢人である。
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    投稿日:2017.01.22

ブクログレビュー

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  •  arata

    arata

    図解バージョンのKindle版を読みました。
    人間はミスをしてしまうもの。絶対ミスがなくなるというのは大嘘なので、そんな胡散臭いタイトルの本を手に取ってしまった私もどうかと思いますが(「頭の使い方」に惹かれたんです)、意外と面白かったです。

    本書ではミスを大きく4つに分類しており、さらに細かく具体的なミスを例に出しています
    そのなかで「ジャッジメントミス」について、ミスする原因を「速い思考」「遅い思考」を元に説明していたのが興味深かったです。

    「フレームワーク」が、特定のことに注意をし過ぎて視野が狭くなる「アテンションミス」を防止するためのツールとして機能することも、なるほどと思いました。

    基本的な事としては、「ワーキングメモリ」の仕組みを理解すること。普段をかけない、無駄遣いしないようにすることがミスを減らす頭の使い方のようです。
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    投稿日:2023.05.13

  • Moe

    Moe

    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/1014

    ====
    宇都出雅巳(うつで まさみ)
    1967年、東京大学経済学部卒
    出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学留学(MBA)
    外資系銀行を経て、2002年に独立し、トレスペクト経営教育研究所(現・トレスペクト教育研究所)設立

    ====

    内容と言うよりもまずタイトルが気になった。ミスが「絶対」なくなる事はありえないと思うのでタイトルに違和感を感じた。

    また本書の中でもミスを4つに分類しそれは脳が起こしている。そしてその脳のミスはなくならないと言うような前提で書かれており、内容とタイトルの齟齬に気が散ってしまってしまって内容があまり入ってこなかった。

    私自身ミスは多い方だ。
    だからこそ自分が起こしやすいミスを把握しそれがないように確認している。
    ただミスをゼロにすると言う努力は基本的には無理だし無駄だと思っているのが私の意見。
    なので私の場合は、クリティカルではないミスがあっても良く、その分仕事のスピードに比重を置いている。

    クリティカルでない小さなミススルーして進めたい内容の合意が取れるような仕事の進め方をしていきたい。

    一点、本書の中で分類をしていたミスの4つの分類は参考に覚えておいても良いと感じたので要約を引用して記載をしておく。
    ※以下要約から抜粋
    【ミスには
    ・記憶に関するメモリーミス、
    ・注意力に関するアテンションミス、
    ・「伝えたつもり」「わかったつもり」になってしまうことで生じるコミュニケーションミス、
    ・誤った判断を下すジャッジメントミスの
    四種類に分類している。】
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    投稿日:2022.03.26

  • ちゅん

    ちゅん

    ミスの起こり方とその対策を語る本。
    起きる原因、対策の流れで真っ当だけど普通すぎる。他の良書の一部を薄めた感じ

    メモリーミス、めも。アテンションミス、チェックリスト。コミュニケーションミス、意識確認。ジャッジメントミス、評価基準のすり合わせ。続きを読む

    投稿日:2022.02.06

  • isoshow

    isoshow

    ワーキングメモリは小さい。メモを取り補完する。意識の矢印を自分ではなく相手に向ける。ミスは犯すものと認識する。

    投稿日:2022.01.30

  • uesho

    uesho

    またもや自己啓発系

    仕事前に斜め読みのつもりで読み始めたら、しっかり読んでしまった。
    脳の特性を軸にした、得意なこと苦手なことを、具体的な事例とともに解説

    アテンションを減らして集中
    意識の矢印を相手に向けた傾聴
    速い思考に惑わされず、事実を元に判断する
    について丁寧に書かれていた。

    モヤモヤしていたことが書かれていた本だった。読んでよかった。、
    続きを読む

    投稿日:2022.01.04

  • kazubookchannel

    kazubookchannel

    【メモリーミス】
    ・ワーキングメモリは少ない→メモリーミスを減らすために「メモ」を取る。シンプルにする、短縮化・符号化
    ・書類等を探す時間を減らす→物を減らす、置く場所を決める
    【アテンションミス】
    ・心配事を無くす。0秒思考
    ・チェックリスト
    ・ダブルチェック
    ・注意の視点を変える。漢字・数字・日付・図等
    ・to do list
    ・簡単なタスクはすぐやる。to do listの項目を減らす
    ・区切りをつける。ツァイガルニク効果:未完了事項は意識に残る)
    ・シングルタスク
    ・やることの明確化。細分化→シンプル化
    ・似たようなタスクをまとめて一気にやる。
    【コミュニケーション・ミス】
    ・勘違いがないように具体化(5W2H)+確認(ポイントの繰り返し&相手からの復唱)+記録(メモメール+指示書)
    【ジャッジメント・ミス】
    ・判断ミス:速い思考が原因となる
    ・報連相:上司との評価基準をそろえる。
    ・余裕を持つ
    ・事実と意見/推測を分ける
    ・思考を逆に振る。クリシン
    ・経験
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    投稿日:2021.07.04

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