【感想】僕が愛したすべての君へ

乙野四方字 / ハヤカワ文庫JA
(117件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
27
49
29
2
0
  • すべての君を愛すること

    対になる「君を愛したひとりの僕へ」とリンクしているパラレルワールドもの。
    パラレルワールドというと,ドラえもんの「もしもボックス」が思い浮かぶが,人生というのはこれまで多くの分岐点があって,それぞれで判断した結果が今なのだろう。そして,その時々で別の判断をした「今」というのもあるのだろうか。
    なお,必ずこの本と「君を愛した…」とはセットで読まないと,価値が半減以下になってしまう。
    続きを読む

    投稿日:2017.07.23

  • 可能性ごと、愛する。感動!

    同じ著者の『君を愛したひとりの僕へ』とセットものです。

    どちらを先に読むのがいいのか。それはもう、あなたの運命が決めるのです……なんて。
    こっちから、とも、あっちから、とも言えないところがこの作品の魅力であり、
    かつ、その定まらなさが作品世界とリンクしているかのよう。

    SFというと、どうしても力が入ってしまう人も、これは力を抜いて、リラックスしながら、
    ガッツリ感動を味わえる作品です。

    読んだ後、感想を語り合いたくなる、おすすめのタイムリープものです!

    この感動は大好きなどら焼き2個分くらい!(つまり、超、おすすめ!)
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    投稿日:2017.03.26

  • 必ずセットで読んでください!

    この本は「君を愛したひとりの僕へ」と対になっていて、片方だけ読んだのでは意味がありません。
    こちらを先に読むと「なんじゃこりゃ」となるかもしれません。SF設定のラノベなのかと。
    でも違うのです。「君を愛したひとりの僕へ」も読むと、物語の厚みが何倍にも膨らみます。
    どちらを先に読むかで物語の印象が変わるという触れ込みですが、私はどちらから読んでも
    いいと思います。どうせ読み返すことになりますから。
    私はこちらを先に読んで、「君を~」の読了後にまた読み返して泣きました。
    久しぶりに買ってよかったSFです。おすすめです。
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    投稿日:2016.08.16

ブクログレビュー

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  • momo

    momo

    映画と比べてだいぶ内容が違うように感じたが、本で読んだほうが断然好きだった
    物語にすごく大きな山があるわけではないし、「並行世界」という概念以外は普通の恋愛小説という感じだったが、それだけに素朴な日常が丁寧に描写されているシーンも多く組み込まれていて、読み終わった今はほのぼのした感情が多く残っている。
    「可能性ごと全て愛する」というフレーズが素敵だった。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.16

  • NICO

    NICO

    ほのかと交換して読んだ同時刊行の本!
    私の方から読むとバッドエンドで、ほのかの方から読むとハッピーエンドらしい
    まだ半分しか読んでないってことやから続き読むのまじでたのしみ!
    内容はちょっと難しかったけど文章がめっちゃ引き込まれた続きを読む

    投稿日:2024.04.10

  • わたし

    わたし

    友人が君愛→僕愛の順で読んでたから
    私はこちらから先に読んだ。

    【僕愛だけ読んだ感想】

    ・並行世界の自分は自分なのか。

    ・並行世界はこの世界で選ばなかった”未来への可能性”

    さっきまでここにあったのにと思うことが私も多々ある。私たちは並行世界を常に行き来しているという概念が非現実的だけど、それもあり得るのかもって思えて面白かった。

    「君を愛したひとりの君へ」を読むのが楽しみ!

    この作品は2冊読んで1つのお話だと思うので
    もう一つの方にちゃんとした感想を書こうかな。

    【追記】
    私的にはこっちから読んだ方が面白いんじゃないかなって思った。記憶を消して逆からも読んでみたいな。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.09

  • 莉音

    莉音

    もう片方の本を読んで、伏線は繋がったが話の内容は離れすぎているかなと思った。和音はこの本の方がかわいい。

    投稿日:2024.03.29

  • もね

    もね

    このレビューはネタバレを含みます

    物語としては凡庸。ただその一方で考えさせられるフレーズがいくつか。
    「並行世界」≒「この現実における、未来への可能性」と置き換えて考えると、非常に興味深い。
    この先のあらゆる可能性も、抱きしめて歩めるだろうか、と考えさせられた作品。

    p.232「僕は君を、可能性ごとすべて愛する。1%の不幸も含めて、今度こそ」
    p.251「こんなに素敵なことはないじゃないか。僕は自分が、知らない人の幸せを喜べる人間であることを、とても幸せに思う」
    「僕が愛したすべての君へ、この喜びを伝えたいんだ。君がいてくれたから、僕は今、こんなに幸せですって」

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.25

  • akuma908

    akuma908

    君を愛したひとりの僕へ
    → 僕が愛したすべての君へ
    の順に読了(audible)。評価は二冊セット。(一冊だけ読む人いるのかな。)
    タイムパラドックスとか、そういう頭がこんがらがるお話大好物の自分にはグサッと刺さる作品でした。二種類の異なるラブストーリーそれぞれ切なくて、こちらも良かった。
    読後感はこちらの順の方がいいのでは、と思うけど、逆の順に読んだ、並行世界の自分と感想を交換してみたい!
    続きを読む

    投稿日:2024.03.20

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