
君を愛したひとりの僕へ
乙野四方字
ハヤカワ文庫JA
こちらがメインストーリーかも
「僕が愛したすべての君へ」とセットになっていて、両方読むことで全体像が見える しくみになっています。ぜひ両方を読んでください。 「僕が愛した~」と違って、こちらはかなり切ないラブストーリーです。 印象としては、こちらの方が本題で「僕が愛した~」は後日談的な感じにもとれますが 伏線の張り方も見事なので、どちらを先に読まれても問題ないと思います。 どちらも二度読み必至です。一度目とは違う「想い」で読み進めることができますよ。 セットで読むことを強くおすすめします。
4投稿日: 2016.08.16僕が愛したすべての君へ
乙野四方字
ハヤカワ文庫JA
必ずセットで読んでください!
この本は「君を愛したひとりの僕へ」と対になっていて、片方だけ読んだのでは意味がありません。 こちらを先に読むと「なんじゃこりゃ」となるかもしれません。SF設定のラノベなのかと。 でも違うのです。「君を愛したひとりの僕へ」も読むと、物語の厚みが何倍にも膨らみます。 どちらを先に読むかで物語の印象が変わるという触れ込みですが、私はどちらから読んでも いいと思います。どうせ読み返すことになりますから。 私はこちらを先に読んで、「君を~」の読了後にまた読み返して泣きました。 久しぶりに買ってよかったSFです。おすすめです。
3投稿日: 2016.08.16隻眼の少女
麻耶雄嵩
文春文庫
みかげの本心は?
賛否両論あるようですが、私は楽しめました。 2部構成ですが、分冊した方が衝撃は大きかったかも。 前半部分の未回収の伏線も多かったのですが、なぜ放置なのかは ラストまで読めば一応納得できました。 ツンデレな御陵みかげの終盤での台詞 「その頃の私は…」が隠していた本心のような気がします。 その前提で物語を見返してみると、また違った面が見えてくると思います。
0投稿日: 2015.04.16ペンギン鉄道 なくしもの係
名取佐和子
幻冬舎文庫
最終章まで読んでほしい
短編4つの連作で全体で1つの物語になっています。 最初は「この話、ペンギンがいなくても成立するのでは?」と感じるかもしれませんが、 読み進めていくとその理由が最終章で明らかになります。 ペンギンでないとダメなのです。 ぜひ最後まで読んでほしい作品です。日常生活に疲れを感じている人におススメです。
8投稿日: 2015.02.24オニキス
下永聖高
ハヤカワ文庫JA
表題作よりも?
時間SFということで読んでみました。 表題作「オニキス」は、マナという物質により我々が気づかないうちに過去書き換えが頻繁に 起こっているという設定は斬新だと思いましたが、読者の意表を突く展開なら何でもいいという訳でもなく やや世界観に入りにくいかもしれません。 私はこの表題作よりも同じ設定と世界観の「三千世界」の方が面白かったです。 表題作を読んだら、短編2作を読み飛ばして「三千世界」を続けて読むことをお勧めします。
0投稿日: 2014.07.18シドニアの騎士(2)
弐瓶勉
アフタヌーン
感動と衝撃
1巻を読まれた方はぜひ! 既刊の中では一番のお気に入りの巻です。 読んでて「おおぉぉ!」と叫びたくなるシーンがあります。あれですね。 また読んでて「ええええええ!」と叫びたくなるシーンもあります。あのシーンですね^^; 個人的には、星白の出撃シーンが一番印象的です。 このページのためでも買う価値はあると思いますよ。 長道と星白、この物語の根幹に関連する巻だと思います。
1投稿日: 2014.06.29シドニアの騎士(1)
弐瓶勉
アフタヌーン
ロボットSFの傑作
これはおもしろい! アニメ化されると聞いて試しに1巻を購読しましたが、ハマってしまいました。 意思疎通のできない謎の宇宙生物と戦うロボット物ですが、殺伐とした戦闘シーンだけでなく、パイロットの日常などメリハリが効いていてシドニアの世界観に引き込まれます。登場人物は髪型で判断するしかないですが^^;、背景など非常に緻密に書き込まれています。 原作では、様々な伏線が張り巡らされているので、何度も読み込むのも良いと思います。また、アニメとは違う部分も多いので、アニメと原作の違いを検証するのも楽しみ方の一つだと思います。 原作とアニメは、お互いに補完しあうような感じですね。
8投稿日: 2014.05.03うる星やつら 〔新装版〕(11)
高橋留美子
少年サンデー
とりあえず1冊買うならこの巻!
昼休みの生徒と先生の闘争を描く名作「買い食い大戦争」 愛してやまないキャラ、コタツ猫初登場の「階段に猫がおんねん!」 何もかも忘れて騒ぐ・・・の意味をラムが取り違えて「忘年会じゃあ!」 など、名作ぞろいの巻です。 とりあえず1冊買ってみようかなと思ってる方にお勧め。 昭和の雰囲気たっぷりで、懐かしい感じです。
0投稿日: 2013.09.26