【感想】逃げるは恥だが役に立つ(7)

海野つなみ / Kiss
(26件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
4
13
6
0
0
  • みくりさん平匡さん別居。百合さん風見さん心通う。

    平匡さんは転職する。それに伴って引っ越しを計画。平匡さんから、住民票を移すのを機に「未届けの妻」でなく「籍をいれませんか」。みくりさんは気持ちに正直な人だから、整理がつかないまま流されての婚姻届けはしたくない。平匡さんと期限を区切って一か月の別居に入り、百合さんのマンションに居候することに。平匡さんとみくりさんは、別々に住み、週末は一緒という恋人生活を送ることになる。ほんと、こういうところが、このコミックの良さ。とことん悩んでください。話し合ってください。言語化してください。いい解決策を見出してください。
    一方、独身で子供もいないが楽しく暮らしていると自負している叔母、百合さんだが、家事上手な姪に全部やってもらってもっと快適を発見。「これもいいかも」と。みくりさんは、「危ない危ない」。この快適さにはやっぱりはまりたくない。
    百合さんは、「結婚しないと子供がいないと不幸っていう強迫観念から若い女の子たちを救ってあげたい」と思っていて、それを風見さんに言うと、「そんなこと言わないで」という反応が返ってくる。それを聞いた百合さんから制御不能の感情と涙があふれてくる。あるよね、あるよね、こういうこと。あるよね。まったく意図しない、思いもかけない感情の高ぶりに揺すられること。身体は頭より正直だってことだと思う。自分のコントロール不能だった感情が思い出された。
    さて、二組のこの後はいかに?
    続きを読む

    投稿日:2016.07.18

  • 【部屋の内側と外側】

    今までの生活から変わろうとする変化の7巻です。

    恋人から結婚を意識したり、仕事の出会いがあったりと
    新たな変化が満載です。

    面白かったのが、みくりさんの「同性婚が出来たら、友達同士でも
    割り切って暮らすのもありかな」という発想です。
    それも、一つの家族の形ですよね。

    家族という意味は、「婚姻関係のある夫婦が
    一緒に共同生活の単位となる集団」と辞書に載っていました。
    結婚出来て、夫婦になって一緒になれば家族

    実は友人であっても家族です。
    結婚すると、夫婦の補助が大きいです。

    割り切りの同性婚が増加すると、
    夫婦の数は飛躍的に上がりそうですね。
    発想が面白いなと思います。

    個人的には、平匡さんが内に秘めている考え方も
    ありかなと思いました。

    「いつでもそこに戻れるとしたら、今は外側の世界を
    味わい尽くしてやろうと思うんだ」

    ネガティブにも受け取れますが、私はポジティブに
    受け取りました。

    帰れる場所があると安心出来ているから、冒険もできるし
    思い切って楽しむことも出来るんだなと

    平匡さんは、自分が入っている部屋の壁を壊して
    世界の外側に飛び込んだと思いきや
    部屋のドアを開けて出てきた。

    まだ、部屋があるから安心して
    前に進むことが出来るんですね。

    いろんな新たな発見がある
    7巻オススメです♪
    続きを読む

    投稿日:2017.01.31

  • 百合さんにも幸せが??

    風見さんと、百合さんがっ!!
    6巻までで、「あれっ?もしかして…」って思っていたんですが、そんな展開に!!
    結婚適齢期を過ぎた独身の私としては、百合さんにも幸せになって欲しいです。
    というか、風見さんカッコ良すぎです。何気に壁ドンだし(笑)

    というか、49才シングルファザーが19才年下のOLと結婚って…。
    私も、もやもやします。
    続きを読む

    投稿日:2016.06.15

  • 主人公交代?!

    という訳ではなく、みくりさんがこのまま流されないため別居に踏み切ったり、良かれと思って友達に言ったアドバイスを否定されて落ち込んでいたら、実は採用されて嬉しかったり。津崎さんも壁の内側にいたこれまでの自分を振り返って、さらに前に進もうとしてたり、ちゃんと主人公たちの話はあるんです。あるんですが・・・
    やはりこの巻の注目は風見さんと百合ちゃんでしょう!
    独身生活に満足し自分スタイルを確立している二人は何を選ぶのか、
    続きがすごく気になります。

    でも風見さんにグイグイ来る女の子はちょっと苦手です。(-.-)
    続きを読む

    投稿日:2016.11.08

  • ■やっさん

    ・やっさんと久しぶりに会って、そのうち それがきっかけで 生活が変化していく。
    ・いい方向へいくとよいね。
    ・どこでどういう出会いがあるか・・。それも行動したからなんだが・・・。

    投稿日:2017.05.07

ブクログレビュー

"powered by"

  • ハチハム

    ハチハム

    このレビューはネタバレを含みます

    恋愛漫画として読むか、お仕事漫画として読むか。
    家事に現金対価がないことに悩むみくりを責める気持ちにはなれない。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.09.09

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    恋愛物語
    仕事物語
    どちらもどちらで
    どちらでもある物語
    何を大切にして
    どう進んでいこうとするのか
    現金がある
    現金をもらえる
    それが
    価値の全てではないけど、
    減っていく一方の時の
    心の侘しさはどうしようもない
    その
    心の侘しさから
    どうやれば救われるのか
    そこが
    恋愛物語なのか
    仕事物語なのか
    進み方を
    安心の仕方を
    戦い方を
    自分の心が求めることと
    今しなければならないことと

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.11.14

  • るか

    るか

    ドラマにはないエピソードや展開が多くて新鮮だった。きちんと入籍するを急ぐ平匡と、仕事の価値についてもやもやを抱えたみくりの別居回。ようやくやっさんが登場。百合ちゃんと風見さんの関係もみえてきた。


    ・どんどん便利になっていく代わりに仕事そのものが減っていってるなかで、一つのアイデアからいろんな人に仕事が生まれることが大事。(千利休が茶の湯を広めて、茶道だけでなく華道料理陶芸などいろんな文化が発展、それに関わる仕事が増えたように。

    ・もやもやはごまかさない。積もり積もっていつか必ず表面化する。

    ・基本人と人とはわかり合えない。だから相手に興味もわくし、伝わらなくても必要以上にへこまないように。

    続きを読む

    投稿日:2021.03.27

  • komagoma1

    komagoma1

    このレビューはネタバレを含みます

    みくりと平匡は別居状態。仲は相変わらずなのに、不思議な状態。だからなのか、百合さんと風間の関係が接近しているような。やっさんがようやく登場。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.05.28

  • マンガタリ編集部

    マンガタリ編集部

    主役の二人がほんとにかわいくいい感じになってきて、
    いよいよこれはお話がまとまっていくのかな…と思いきや、
    世の中そうは問屋が卸さないようで( ̄▽ ̄)。
    転職だとか、みくりさんの八百屋さん話だとか、
    風見くんと百合さんのこれからとか、まだまだ楽しみです。
    そしてまさかのドラマ化! そっちも気になりますね〜。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.31

  • やお

    やお

    "「だって恥ずかしいとこ見られたら嫌じゃない
    で結局恥ずかしいとこ見せまくってるけどね」
    「はは 僕は百合さんの恥ずかしいとこもっと見たいですけどね」
    「あなたはあたしに恥ずかしいところ見せないわよね小憎たらしい」
    「そうですか?」"[p.165]
    続きを読む

    投稿日:2018.10.20

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。