【感想】ハゲタカ4 グリード(上)

真山仁 / 講談社文庫
(35件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
10
15
5
0
1
  • 私にとっては青天の霹靂だったリーマンショックも、備える時間は十分にあったんだな。。。

    ハゲタカシリーズ4作目。
    作を重ねるごとに、スケールが大きくなるストーリーにわくわくします★
    前作『レッド』で対中国でビジネスを成功させたと思いきや、
    同時進行で対アメリカとは!
    物語と現実が絡まりあって、リアル感満載。
    特に7月22日の部分はジェットコースターに乗っているようなスピードで読みました。
    早く下巻も読まなくちゃ!

    作品はアメリカが舞台ですが、
    特に鷲津氏の古城があるとされるタリータウンは私も大好きな街です★

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    投稿日:2017.01.26

  • アメリカンドリームという名の強欲

    前作のアカマ自動車案件の裏で本作のディールがスタートしていたのがわかるエピソードを挟んでの鷲津のアメリカでの暗躍が始まる。今回の舞台はサブプライムローン問題に揺れるアメリカのウォール街と首都ワシントンDC、そして地方都市のエジソン。

    アメリカンドリームという名で自らの強欲(グリード)を正当化してきた米国の傲慢な態度にお灸をすえるという建前で「市場の守り神」ことサミュエル・ストラスバーグとの全面対決に雪崩れ込む前半は情報戦からダーティな物理戦までと手に汗にぎるスピーディーな展開に目が離せません。また大阪の怪老・飯島の登場シーンにはニヤニヤしっぱなしで、毒を以て毒を制す作戦には笑ってしまった。

    後半もリーマン破綻のXデーに向けてA・D社へのTOB合戦になるのだが、こちらも二転三転する話が用意されているので面白い。面白いのだが段々とウォール街の投資家や投資銀行達の欲深さや身勝手さに辟易とし、自由の国アメリカというイメージからは程遠い実情が浮き彫りになるに連れ世界を巻き込んでの金融破綻は起こるべくして起こったのだと改めて納得した。

    しかし今回もオイシイところを全部持っていく鷲津のかっこよさには誰も勝てないけどね。
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    投稿日:2015.07.26

  • ハゲタカシリーズ、読みだしたら止まらない。

    相変わらず、鷲津さんはかっこいい!見た目の勝ちを取るより、実は何枚も上手だった、って勝ち方、やってみたいもんです!トーマス・エジソンの言葉、"天才とは1%の閃きと、99%の努力"が、実は、天才的な閃きがないなら努力はクソだという意味だったとは。。。続きを読む

    投稿日:2015.08.29

  • 経済小説初心者でも楽しめます

    NHKドラマ「ハゲタカ」を見てはまってしまった勢いで購入。サブプライムローン?リーマンショックてなんぞや?という初心者でしたが、難なく読めました。難なくどころか面白すぎてスイスイ読めます。

    投稿日:2015.09.03

  • 最強!

    上巻なのに前半からトップギアでフルスロットル。ホント真山氏には脱帽です。
    私的には☆5意外ありえないですね。
    下巻とセットで購入済みなので、レビューこのような簡単な内容で失礼して、早速下巻読もうっと。

    投稿日:2015.09.09

ブクログレビュー

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  • につ

    につ

    このレビューはネタバレを含みます

    感想
    鷲津がいよいよアメリカを買い叩く。どうにかなる精神でやってきた米国市場に鉄槌を下すため、米国名門企業の買収に乗り出す。

    確かにアメリカは民間企業であっても超法規措置がまかり通るなど複雑怪奇な市場構造だ。2024年現在ではUSスチール買収は、会社を救うために日本企業が行おうとしているが、大統領選挙のために心情に訴えかけた政治案件にしようとしている大統領候補を見てため息しか出ない。

    あらすじ
    時はアカマ自動車の買収劇の最中。米国でのサブプライムローン問題が噴出し、爆発の時を待っていた。鷲津は市場の神様であるストラスバーグからゴールドバーグ・コールズを救済するようにお願いされていたが、自身が銀行に興味がないのと、GCの社長から毛嫌いされたこともあり、もの別れに終わっていた。

    アメリカでいよいよ住宅バブルが崩壊する頃、鷲津はエジソンが設立したアメリカン・ドリーム社に目をつけていた。

    いよいよ住宅公社が政府の管理下に入り、リーマンが弾けるかもしれないという夜明けに差し掛かっていた。ストラスバーグは鷲津にADへの干渉を辞めさせようとCGの救済を申しつけたが、鷲津はCGの救済を飯島を使ってUTBに任せてAD取りに動いていた。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.29

  • MASA

    MASA

    リーマンショック前後のアメリカを舞台にした展開。社名が全てではないが実名使われるのもストレスなくて良いです。テンポ良く面白い。下巻に期待です。

    投稿日:2023.02.11

  • アウトプット

    アウトプット

    レッドゾーンのアカマ自動車救済と並行して一部書かれているが、内容はリーマンショックの内容。
    相変わらずの様々な接点があるが、最終的にどのように一つの線になるか楽しみな内容。

    投稿日:2023.01.31

  • にしど

    にしど

    ハゲタカシリーズ本編第四弾。
    アメリカが舞台。
    FBIが出てきたり、大統領の名前がちらついたりしてハゲタカらしい大胆なプロジェクトが動き出す。
    オバマ&マケインが争っている話等、
    ちょこちょこ史実と同じ話も絡めて描かれており、
    面白いなと思った。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.14

  • hossy33

    hossy33

    スピード感がある。リーマンショックを舞台に進んでゆく物語。実話に沿った進行で興味深い。
    下巻まで読んだか読後感は悪くない。やたらリンとイチャイチャしてるのは鼻につくが喧嘩に負けて勝負に勝った感じかな?

    投稿日:2021.12.02

  • haji07-2020

    haji07-2020

    11月-22。3.5点。
    ハゲタカ第4弾。リーマンショック直前からの話。
    フィクションだと知っていて読むが、真実はこれと思わせるほどのリアルさ。

    下巻も期待。

    投稿日:2020.11.20

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