【感想】邪馬台国はどこですか?

鯨統一郎 / 創元推理文庫
(174件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
47
66
35
6
0
  • 染まってしまいそう!

     なんとも言えない面白さ!目から鱗!
    どのチョイスも好きな話だったので猶のこと。
    これを読んでしまったら、この先、今まで通りに他の歴史小説を読めるか不安になります。
    文中に「一つの事象を別の角度から見るー」のくだりがあったけれど、これが作者ご自身の歴史上の謎に対する仮説を小説にされたという事に2度ビックリ。
    信長自殺説、キリストは死んでいない…など他もどれも本当に奇想天外!
    けれど妙に説得力があるのは登場人物の会話が生き生きしてるからでしょうか。
    おすすめです。

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    投稿日:2015.01.06

  • 奇想天外

    歴史を敗者の側から読み解く…という話は他にもありますが、こんなに斜め上なのは初めてでした。しかも短編集で1冊にこれだけの奇説が。更にそれが面白い。
    個人的にはブッダとイエスの話が面白く、信長の話が一番の意外性。歴史ミステリとしては小難しくも無く、手軽に歴史の謎が楽しめる。軽く楽しめる1冊。
    「この作品がフィクションであるという保証はどこにもありません。」の最初の一文にニヤリでした。
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    投稿日:2015.01.09

  • ぶっ飛び歴史話

    バーの客同士が歴史話で盛り上がるというお話。
    最初の方は結構面白く、もしかして!?なんて思いながら読んでましたが、
    デビュー作にして、すでに後半は息切れ気味かなと。
    純粋な歴史考察じゃなく小説として書いてるのだから別に構わないっちゃ構わないんですけど、
    無茶なこじつけに、他のキャラが『なるほど』とか『ふ~む』とか言ってるのを読んでると、
    こっちがツッコミ入れたくなってきてストレスがw
    この1冊でお腹いっぱいって感じでした。
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    投稿日:2015.09.11

ブクログレビュー

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  • h-nagisa

    h-nagisa

    20年以上も前の刊行なんですね。
    ストーリー仕立てやキャラクター造形はちょっと古くさいと思いました。

    ですが、歴史新説を小説立てにするアイデアは評価したいところではあります。
    6編あるのですが、ストーリー展開も同じ感じなのでちょっと飽きてきます。

    もっと面白くできたかも、もったいない。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • sanzuiradio

    sanzuiradio

    歴史ミステリと呼ぶには流石に無理があるというか、そもそもジャンル分け自体が無粋ではないかとも思われるような、あえていうならそれこそ宮田のサイトに倣って歴史エンタメ小説である。読後の第一印象は、「かなりギスギスしたゆっくり解説動画だったな」というもの。二人のやりとりはかなり激しく、今の時勢に読むと若干ミソジニーっぽさも感じるが、きほには登場人物の質疑応答の中で歴史の珍解釈が語られており、この形はやはり一定の説得力を生み出すものである。
    内容の是非を言うのは無粋であろうし、またそれを否定する史料も持ち合わせていないのでそこは「異なる見方を楽しむ」本として読んだ。
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    投稿日:2024.04.02

  • 梅乃

    梅乃

    このレビューはネタバレを含みます

    再読。
    90年代の本なので仕方ないんですかね。
    登場人物の一人も静香の口撃が酷いなと思いました。
    聖徳太子とキリストの話が面白かったです。
    代表作の邪馬台国はちょっと眠くなった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.21

  • しんた

    しんた

    バーでの常連客の会話、それが逸れに逸れていつの間にやら歴史の話に……。
    歴史のミステリーに推理を駆使して挑む作品なのだが、これが目から鱗、いやはや楽しめた。
    様々な知識がてんこ盛りだが、衒学趣味ではないので気楽に楽しめる。
    歴史上の人物の本当の姿、謎……目から鱗の短編集だ。実に楽しい一冊である。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.15

  • kurione

    kurione

    ずっと気になってはいたけど、こういう感じの本だったのか(笑)!

    ミステリのランキングとかに入っていたので、タイトルはともかく普通に殺人の話だと思い込んでいたので、ビックリした。

    面白かったのは冒頭のお釈迦様の話かなぁ。続きを読む

    投稿日:2024.01.12

  • ばんば

    ばんば

    歴史ミステリという、あまり馴染みのないジャンルに初めて手を出してみた。
    宮田六郎の論理展開と発想の豊かさに取り憑かれ、さくっと読んでしまった。

    投稿日:2023.12.24

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