【感想】レイニーキラー

廣瀬航 / 角川書店単行本
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
0
5
0
0
0
  • ありそうで、なかったコンビ?…

    人の心を読み取れる能力の持ち主と
    人の心を読み取れない能力の持ち主。
    この相反する能力コンビのやりとりが
    非常に痛快無比で面白い。
    あまり期待せずに購入した本でしたが、
    期待以上の面白さでした。
    この名コンビでの続編、もしくは…
    主人公・百瀬と、新たなコンビを組む
    キャラでの続きがあるといいのになぁ。
    途中のドキドキ・ハラハラ感や、
    予想していた結末から比べると意外に
    ラストは、かなり爽やかに終わります。
    モヤモヤ好きな僕ですが、この作品に
    関しては、とても好感がもてました♪
    続きを読む

    投稿日:2014.12.09

  • 人の心が読めるって辛い…。

    主人公の百瀬は小さな頃から人の心が読めてしまう特殊能力を持っています。
    その能力ゆえに、彼は苦悩し、少年事件を起こしてしまいます。

    百瀬の拠り所ない心に胸を痛めながら読み進めていくと、ひとりの若き僧に辿り着きます。彼は百瀬とは逆で人の心が分からない、経験則でしか人と接することが出来ません。

    どちらが辛いのか、推し量ることは出来ませんが、共通していることは二人ともとても孤独だということ。
    そしてこの二人が直面する上野のホームレス連続殺人事件が謎めいていて、読みながらゾクゾクしました。

    前のレビューで九州男児さんが、この二人の続編を希望されていましたが、私も大賛成です。
    この作品だけで終わらせてしまうにはあまりにも勿体ないキャラクターなので、もし出たなら必読です!
    続きを読む

    投稿日:2016.05.31

  • 青春ミステリーでした

    表紙とタイトルで猟奇系のミステリーかと思ったら違った
    ライトで青春で、そして深い心の話だった
    主人公の秘密の能力とか、なんかエキセントリックなお坊さんとか
    キャラはとってもライトノベル風だけど、丁寧に書いてるので
    それらが浮いちゃわなくて読みやすかった
    続きがあれば読みたい
    続きを読む

    投稿日:2017.03.03

ブクログレビュー

"powered by"

  • Chie

    Chie

     免許証も健康保険証すらも無く途方に暮れていた19歳の百瀬は、なけなしの金をスリに狙われたところを早乙女という男に助けられ、いわゆる駆け込み寺となっている瑞峯寺を紹介される。そしてそこでおよそ僧には似つかわしくない徳丸和尚に出会う。徳丸の行動はめちゃくちゃで、先代を恨んで寺をつぶすためにいるのではないかと噂されていた。寺での生活に徐々に慣れていく百瀬だったが、ある日、秘密にしている自身の特殊能力(共感能力)で徳丸からは何も聞こえてこないことに気づき、徳丸にサイコパスの可能性があることに恐怖を覚える。巷では雨の日に傘を使った殺人事件が連続して発生しており、徳丸が無関係には思えない状況があった。

     おもしろかった!主人公の特殊能力や、隠された秘密をうまく生かしたストーリーでぐいぐい引き込まれたし、そして何より、キャラがとてもしっかりしているので最後には愛おしさすら感じてしまった。徳丸ー!
    続きを読む

    投稿日:2017.12.18

  • leucocoryne

    leucocoryne

    雨の日に起こるホームレス連続殺人事件。
    触れると相手の考えていることが分かってしまう主人公の百瀬と、人の気持ちが全く理解できないお坊さんの徳丸。
    犯人はすぐ当たりをつけられるけど、対照的な二人のやり取り、関係の変化が良かった。二人の今後が気になるところ。続きを読む

    投稿日:2014.05.16

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。