【感想】部長、その恋愛はセクハラです!

牟田和恵 / 集英社新書
(34件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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  • とっても勉強になりました

    セクハラって言ったもん勝ちだからずるいよな,とか,どうせイケメンならOKなんだろ,とか思っていませんか?根本的に考え方を変えるべなんだというのが本書を読むと分かってきます。なかなか納得するにはほど遠いですが。
    特に女性がいやがっていることを男性はなぜ気が付かないのか,はそりゃ分からないでしょうとあきらめに近いです。
    この辺の比較は女性の方にも興味深いのでは,と思います。
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    投稿日:2015.11.23

  • 私も勘違いしてました

    当方男性管理職。
    いつもにこやかにハイハイと仕事をこなしてくれる女性に好い人だなぁと食事に誘っていました。
    そんなところに、会社でコンプライアンスについての講習があり、自分はセクハラ、パワハラ大丈夫かと思って、購入しました。
    私の思っていることは、セクハラでした。やめておこうと思えました。今なら間に合う。
    第三章 恋愛がセクハラになるとき
    第四章 女性はなぜはっきりとノーと言わないのか、男性はなぜ女性のノーに気付かないのか
    は必見。セクハラ防止のバイブルです。
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    投稿日:2019.08.04

ブクログレビュー

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  • kun92

    kun92

    まあ言いたいことはわかる。
    理解するところもある。
    バカな男が沢山いることも事実だし。
    別段、日本の文化が女性の我慢のもので培われて来たなんて思ってるわけでもない。
    実際、言いたいことも言えずに我慢して来た人も沢山いるだろう。
    が。
    別にそんなこと、この件に限ったことじゃないし。
    まあだから今、他にもハラハラとハラスメントが溢れ出してきて、もう言ったもん勝ちのハラスメント暴力も吹き荒れてるんだが。

    いや、男と女が違うもので、男がどうできてるかってのが全く評価されない。男の存在はどうやら、人間として外れたものらしい。
    この視点がどうにもイラつく。
    男に見せるために、セクシーな格好をしてるんではありません。
    おっしゃる通りですね。だけどセクシーなものに視線を奪われるのも男なんですよ。
    だからイラつくんや。
    女に惑わされず、何が男やねん。
    惑わした挙句に、そんなつもりはありません。

    そういう部分の「セクハラ」は、もうちょっと冷静になってもらってよろしいかと思いますよ。

    ただ、セクハラと言われたら、きちんと反省して謝ろう。
    で、セクハラと認定されたら人生終了するような風潮と、処分は考え直そう。

    んで、本としては文体が異様に気持ち悪い。
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    投稿日:2022.12.22

  • daiyuuki24

    daiyuuki24

    現実に生じるセクハラは、お役所や会社、大学が発行している防止パンフレットや各種マニュアルの事例とはだいぶ違うものである。結局、この問題の難しさは、ほとんどのセクハラが、グレーゾーンで生み出される点にこそあるのだ。なぜ女性ははっきりとノーと言わないのか、男性はなぜ気づかないのか。恋愛がらみの二つのパターン、妄想系とリアル系の違いとは。そして、訴えられたらどうすればいいのか―。セクハラ問題の第一人者が、豊富な具体例を紹介しつつ、男が嵌りやすい勘違いの構図をあぶりだす。誰でも知っておいて損はありません!
    セクハラの定義は、「性に関わって人間性を傷つけること、職場や学校などで相手の意に反して不快で苦痛な状態に追い込み人間の尊厳を奪う性的な発言や行為や性的嫌がらせ」と広辞苑にある。
    この本では、男性の側は合意と思っていたがセクハラとされるケース、交際に至っていなくても相手の真意を取り違えたケース、男性の不用意な言葉や行為がセクハラとされるケースなどを通して、セクハラが発生するメカニズムと背景にわけいって男性が気づかない理由を解き明かしている。
    女性が喜んでいるように見えてもセクハラであるケース、相手の立場上嫌でも受け入れているケース、仕事のことでメールや電話をしているのに一対一の関係の中で恋人気取りを始めるケースなどが、多い。
    セクハラ男になりたくなければ、自分が見えている真実ではなく、相手の立場に立って事態を見るように努めることが大事。
    男性が恋愛と思っていてセクハラとされるケースには、上司や同僚の男性をまったく異性と意識しない無邪気な言動にスイッチが入るケースもある。
    何故女性のノーが伝わり難いか、それは女性が相手の報復を恐れていること、女性が子供の頃から相手の意図を伺いながらコミュニケーションするように育てられていて強い拒絶の言葉を使うことに慣れていないから。
    職場で女性と上手く仕事していく研修にも役立つ1冊。
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    投稿日:2022.12.13

  • もん

    もん

    2021/10/15 読了

    会社の管理職全員に読ませたい本。
    取り上げるのは「悪気はない」男性の行動が女性にどう思われているか、ということ。

    男性主体の会社内において「女性にとってよい職場は何か」を考えるためにも使えるが、
    男性が女性から「セクハラ」で訴えられないよう、自衛のためにも読んで欲しい本。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.15

  • gine

    gine

    とりわけ新しく斬新な事が書かれている訳ではないが、男女間の認識のズレ、経営や社会的評価リスクのポイントを、多くのケースを元に分かりやすく記述している。
    男性側の言い分もしっかり聞きつつ、回答しているため、職場研修にも適していると思う。続きを読む

    投稿日:2020.09.28

  • tricken

    tricken

    どうしてセクハラ案件は加害者側からしばしば「恋愛」と規定されがちなのか。1992年の福岡セクハラ訴訟などの判例の積み重ねから現在に至るまでのさまざまなスタディケースをもとに、セクハラトラブルの複雑な様相を紹介してくれる。どんなに極小でも男性労働者はしばしば女性より何らかの意味で職場内の「権力」をもっており、それを外した状態での提案ができない限り誘いは強要の性格を帯びる、という仕組みについて、さまざまな説明が試みられていた。
    (2020-09-04 細かい感想も書きたいがとりあえずここまで)
    続きを読む

    投稿日:2020.09.04

  • taiyaki

    taiyaki

    きわどいと思うケースでも、セクハラといって良かったんだなぁって。

    気付かずセクハラ男性ども、気づけよ。と。

    もっとフェミニズムについて知りたいなと思った。

    投稿日:2020.06.13

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