【感想】新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女

水野良, 安田均, 出渕裕 / 角川スニーカー文庫
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
6
13
5
3
0
  • 初読の方にはお勧め。ファンに勧めるには変化が乏しい。

    お勧めポイントはオリジナル版のレビューで書かせていただいたので、ここではオリジナル版を踏まえて新装版について書きたいと思う。
    今回がロードス島戦記を読むのが初めてという方は新装版を詠むので問題有りません。
    是非和製ファンタジーの古典ともいえるロードス島戦記を楽しんでください。

    本書はロードス島戦記25周年における新装改訂版である。
    たた、大幅加筆原稿などというのは誇大ではないかと思う。
    先立ってオリジナル版のレビューを書く際に文庫を読み返したが、正直なところオリジナル版読者に再読を勧めるには目立った変化はない。
    イラストについては表紙のみ、中のイラストとの画風の差が年月を感じさせる。
    本文も一部フレーズの変化や一部描写追加くらいで、矛盾点等はそのままの模様。
    初期作と言うことで小説としてこなれていない所もそのままである。
    巻末に安田均氏による解説が加わっているので、そこにオリジナル版より高くなっている価値を見いだせればオリジナル版読者にもお勧めする。
    続きを読む

    投稿日:2013.11.08

  • 昔を思い出しつつ

    懐かしくて買いなおしました。
    面白かったけど、やっぱり時代を感じてしまう内容だったね。パーンのような正義の押し付けが、逆に新鮮に見えるんだから。

    投稿日:2013.12.13

  • 古典的日本製ファンタジー…とでも言いますか

    ロードス島戦記 第1巻である「灰色の魔女」です。

    高校生の頃に読んでから20年近く経ち久々に読ませて頂きました。
    日本ファンタジーの代名詞的作品で、当時と同様に最初から最後まで興奮の連続でした。

    当時はテレビゲームやアニメにもなっており、いずれも楽しめる作品だった記憶があります。
    その頃はまだメディアミックスという言葉はなかったものの、自然とそういう戦略になったのだと思います。

    主人公等の構成は、主人公(戦士)・神官・エルフ(精霊使い)・ドワーフ(戦士)・魔術師・盗賊の6人です。
    ストーリは、各地の王国や帝国で戦ううちに、やがて灰色の魔女という真の敵の存在を知り、戦いを挑むという物語です。
    その後の多くのファンタジー作品にも影響を与えているため、オーソドックスといえばそれまでですが、王道といえると思います。

    今でも印象深いのは”灰色”の存在で、それまで正義と悪の対決ものが多かったファンタジーにおいて、双方の力の均衡を保つことで平和を維持しようとする者の考え方です。忌むべき存在か否か、当時は学生なりに興味深く考えたものでした。
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    投稿日:2014.02.05

  • この機会を逃すなよ!!

    なんの前触れもなく再販かと思いきや、加筆プラス新装丁という驚き。ファンタジーブームでもないのになぜ?という疑問はさておき、ファンなら必読でしょう。ロードス島はアニメから入りましたが、小説の完成度は秀逸ですよ。
    この機会に新たにアニメ作ってくれないかなぁ。
    絵は山田章博が好みです。
    続きを読む

    投稿日:2014.01.06

  • ◆ファンタジー戦記物として最高!の作品

    ファンタジー戦記物として最高!の作品だと個人的には。
    竜やら魔法使いやらとロードオブザリングが好きなら是非呼んでみることを勧めます。

    指輪物語ほど読みにくいことはないですし。
    ライトノベルがまだファンタジー小説と呼ばれていた頃の名作です。
    続きを読む

    投稿日:2013.12.06

  • CMがきっかけで再読です

    十年以上前に一度読んだ作品ですが、『ホビット 竜に奪われた王国』のCMを見かけたときに再び読みたくなりました。
    内容をほとんど忘れていたので読んだ当時のような面白さを味わう事が出来ました。
    良い作品は時が経っても色あせない物ですね。
    続きを読む

    投稿日:2014.02.22

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ブクログレビュー

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  • こーじ

    こーじ

    このレビューはネタバレを含みます

    地形や歴史、文化といった世界観はよく作られており、とても好きでした。
    ただ主人公の目的が曖昧な状態で、成り行きでやるべきことが決まったのに、まるで主人公が志高い人間かのように描かれていることが不自然に感じてしまい、主人公への共感があまりできませんでした。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.02.18

  • The Eyes

    The Eyes

    青春時代に親しんだシリーズで懐かしく読んだ。剣と魔法のファンタジーではもはや古典なので、未読なら読んでおくといいと思う。

    投稿日:2024.02.13

  • daisuket

    daisuket

    現在のライトノベル隆盛の幕を開いた重要作品をやっと読みました。
    TRPGが主体というこの作品。今読むと当たり前で驚きの少ない作品に感じるかもしれないけど、トールキン的なファンタジーとそこから影響を受けた日本のさまざまなコンテンツの流れを汲んで出来上がった作品で、その後の世代にとっては当たり前となった色々なものがこの作品でこうして結実していたことから時代が作られていったのだなと初めて読んだのに感慨深くなるような読書体験でした。シリーズを読み進めていくの楽しみ。続きを読む

    投稿日:2023.04.17

  • なゆた

    なゆた

    【再読】中学生くらいの頃夢中で読んだ本作。思い出補正がかかっていたせいか、全体的に描写が薄い(人物の心理描写が乏しい・周囲の描写はほぼない)、展開が急すぎる等、今読むと気になる点がいろいろと・・・。しかしそこはラノベの元祖、戦記物の金字塔。若い世代にはぜひ読んでもらいたい作品。以前kindleのセールで全部買ってしまったので、思い出に浸りながらぼちぼち読んでいこう。続きを読む

    投稿日:2023.01.10

  • tosi

    tosi

    ここまでファンタジーの世界の知識がある作家も珍しい。物語もブレず、本当にこういう世界を描きたいのだな、という尊敬もする。

    投稿日:2022.11.11

  • navynabe

    navynabe

    風景描写やキャラの行動一つ一つにキャラクターの心理が重ねられており、一緒に旅をしてる様な臨場感が感じられた。
    設定等あまり細かく説明されていないけどその分さらさらと読めてしまう。
    中立をあえて否定するストーリーテリングは斬新に思えたし、ラストシーンはあるキャラの名前の伏線回収も相まってかなり好きだった。続きを読む

    投稿日:2022.06.03

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