【感想】マエストロ 1

さそうあきら / 漫画アクション
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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  • 音楽マンガ最高傑作、だと思う

    著者の”さそうあきら”さんが書く音楽マンガは非常に面白い。音楽表現そのものを深く掘り下げるとともに、その音楽表現を生み出す指揮者や演奏者の人間性や性格、家族、社会的なバックグラウンドの描き方が上手い。まさにこういう人だからこういう音楽を作るんだろうなあ。という納得力がある。不思議なのは、マンガなのに音楽を聞いているような読後感があること。このマンガを読むと、実際にマエストロのじじいが指揮するベートーベンを聞いているような気になる。あと、個人的に音楽の天才が非凡な演奏をするというような設定が好きだが、このマンガも私の趣味を裏切らない非常に能力の高いアーティストが非凡な演奏を聞かせてくれ、その満足度も高かった。この作品と合わせて、「神童」「ミュジコフィリア」も読んで欲しいと思う。
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    投稿日:2014.03.17

  • 見事な緩急の描き方

    映画化も決まり、人気が再燃しそうな本作。

    オーケストラが登場するマンガ→映画と言えば、『のだめカンタービレ』という人もいるかもしれませんが、『マエストロ』はそれに違わぬ魅力を持っています。

    単純な画力や絵のうまさという意味では、『のだめ』の方が好きな人は多そうですが、この力の入ったページと脱力感の緩急にハマってきてしまうから不思議。

    解散した交響楽団と私費で雇い直し、指揮者に就任した謎の老人(ジジイ)天童徹三郎の飄々としたキャラクターから、突如として繊細なオーケストレーションが紡がれることにも見事な緩急がある。

    音楽の肝がそうした緩急だとするなら、このマンガ自体が、それをしっかりと体現している。
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    投稿日:2014.12.30

  • よれよれの西田敏行はこれだったのか…

    文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作,先月映画も公開された。
    タイトルに似合わないよれよれの格好で西田敏行が指揮台に上がる映像をテレビでちらっと見て,何だこれは…,と思っていたのですが,その原作がこれなのですね。
    作者は自らピアノも弾くと言うことで,クラシックへの造詣も深く,それが物語に厚みを加えています。運命の冒頭の指揮の描写などは大変に興味深い。
    オーケストラものなので登場人物も多く,個性的な人間関係が複雑に絡み合っていくというのはよくありそうなパターン。
    天道はマエストロと言うより,万事に通じる仙人か。
    残念なのは,擬音が書き文字でなく活字なこと。内容はおもしろいのに一気に冷めます。
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    投稿日:2015.02.01

ブクログレビュー

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  • passacaglia582

    passacaglia582

    ストーリーはおもしろい…というか、それなりに気になる展開なのだが、どのキャラクターにも魅力を感じないのが痛い。
    オケやクラシックに関する知識は相当なものだと思う。

    投稿日:2015.01.25

  • iggyyy

    iggyyy

    解散したオケが、一人のじーさん指揮者のもと演奏会に向けて動き出すという話。じーさんが凄い。技術的(?)なことも載ってる巻。

    投稿日:2013.05.26

  • DOOMSDAY BOOK

    DOOMSDAY BOOK

    解散の憂き目にあったオーケストラを招集したのは謎の老人、天童徹三郎。うさんくさいを地で行くこの老人はひとたび指揮台に立つと有無を言わせない力で皆をひきずっていく。このオーケストラはどこを目指すのか?「神童」以来発行をずっと待ってました。いつの間にか出ていた。「この世で一番美しいのは音楽」かどうかはわからないが、色々な思いでオーケストラはできるのだなあと。続きを読む

    投稿日:2010.03.18

  • yuri

    yuri

    ピアノ漫画「神童」の作者の作品で、今度はオケと指揮者の話です。
    不況のため、解散を余儀なくされたオケが、謎の老人により再結成される。バラバラだった楽団員と各人の音が最後には素晴らしい音楽をつくりだします。

    指揮者のことや各楽器・奏者についてとてもよく調べてあり、勉強になりました。
    音楽という聴覚でかんじるものを、視覚で表現できる著者はすごいと思います!
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    投稿日:2009.11.28

  • ゆうき

    ゆうき

    1-3巻
    解散された名門オーケストラの元団員が謎の指揮者「天道」に集められ演奏会を開くまでの話。

    結構好みがでるかもしれません。
    私的には一気読みしました。
    一緒に同じ作家さんの「神童」もよかったです。
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    投稿日:2009.06.26

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