【感想】亜愛一郎の狼狽

泡坂妻夫 / 東京創元社
(84件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
10
41
17
3
0
  • 名探偵亜愛一郎初登場の短編集!

    泡坂妻夫による亜愛一郎の活躍を描くミステリ短編集。
    普段はパッとしないくせに、人の話を聞いてその裏に隠された真相を推理する能力がずば抜けている亜愛一郎。亜愛一郎はいわゆる安楽椅子探偵で、その現場を見ていなくても人の話から推理を展開し、事件を解決に導く。
    特に、収録作のひとつ「ホロボの神」では戦時中の南方の島で起こった現地人の酋長の自殺の謎を解き明かすが、最早その現場に愛一郎が立ち会うことなどできないにもかかわらず、話を聞くだけで真相に辿り着いてしまう。その論理的かつ他に考えようがない結論の提示は小気味良いほどだ。
    推理を展開すると鋭い頭脳を披露するのに、普段はまるっきり頼りないというギャップも面白い。
    ふるい作品だけに、現在ではあまりお勧めされない表現や、戦争の記憶が生々しく描かれているなど時代を感じさせる部分はもちろんあるが、作品の面白さは色褪せていない。
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    投稿日:2015.10.16

  • 刑事でも探偵でもない冴えない男が推理する

    DL2号機事件を始めとした短編集なので、あっというまに読みきれる。最初は、登場人物の名前が変な者ばかりなので、読みづらいと思ったが、慣れるとストーリの面白さに引き込まれた。
    探偵でもない、刑事でもない美男子カメラマンの主人公がなぜか事件の現場に出くわし、刑事たちにアドバイスをして解決に至るというシンプルな内容。
    もたっとした、さえない男が事件を解決するのは「刑事コロンボ」モチーフにしたのだろうか?トリックの手口に似たものがある。
    続編を読みたいと思ったが、電子書籍では東京創元社からではなく、角川文庫からでている。
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    投稿日:2016.12.14

ブクログレビュー

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  • ちゃかぽこ

    ちゃかぽこ

    このレビューはネタバレを含みます

    米澤穂信がおすすめしていた作家であり作品だったので読んでみた。

    三角形の顔をした老婦人がたびたび出てくるのはモブの使いまわし的な、ただの遊び心の表れだろうか。

    「DL2号機事件」
    大きな地震があったら近いうちにはまた起きないだろうと考える心理に初めて触れて面白かった。それで殺人まで起こそうとするのは異常だけど、異常だから殺人まで犯すのはわかってしまう。
    これをデビュー作にするの、犯人の心理に興味がありますって感じで面白い。トリックじゃないんだな。ハウダニットよりホワイダニット派ってことかな。

    「右腕山上空」
    そう思ったらちゃんとトリックの話だった。
    塩田がたくさんの女性と結婚し離婚しながらも、10年間も秘書が好き、というのがさらりと描写されてるのがすごい。でも深くは書かない。面白い。
    殺人トリックは言われて見れば、なあんだ、だけど、この時代だったら完全犯罪になりそうで面白かった。

    「曲った部屋」
    違う部屋で殺して家具の入れ替えというトリック。それを示唆する描写が面白い。
    最後、小網と亜が鏡の前にいるけど、酔っぱらって泊まったのか、なんなのか。ちょっと気になった。

    「掌上の黄金仮面」
    銀行強盗と殺人が絡み合う。これも、被害者の挙動を観察してたらわかるやつ。面白い。

    「G線上の鼬」
    タクシー強盗の話が絡んでて面白かった。飲酒運転やば。おおらかすぎる。
    右腕山上空の気球の時と似てる。一人だと思ったら二人いたやつ。

    「掘出された童話」
    この童話絶対暗号!とわかるが、解くのがだるい。モールス信号出た~の気持ち。書体にこだわったのがポイントだったんだな。
    最後ちょっとオカルトめいてたのが面白い。
    一荷と亜のやりとりがちょっとほもほもしい感じ。時代なのか?そういうものなのか?
    手錠まで付けるの面白い。

    「ホロボの神」
    戦後の生々しい感じが良い。この時代、遺骨を取りに行くことしてたんだなとわかって面白い。最近、海の底の遺骨も回収しようっていうのは聞いてたけど、それまでどんな活動していたかよく知らなかった。

    「黒い霧」
    犯人像が安易すぎるけど、それがやりたかったんだろうなって感じ。商店街の人達のケーキや豆腐の投げ合いが牧歌的。

    どれも面白かった。

    解説で、『幻影城』を作った島崎博がさらりと消息不明となっていたのが気になった。それで良いのか???大量の本のコレクション置き去りにしちゃうのも、謎の失踪じみてる。今だったらニュースだと思うが、流されてるのが面白い。関係者はあまり面白くなかったと思う。

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    投稿日:2024.03.06

  • Kazu

    Kazu

    本名:厚川昌男(あつかわまさお)で、筆名:泡坂妻夫はアナグラムだった。
    どうやら「あ」にこだわったようで、デビュー作「DL2号機事件」の主人公の名前を「亜」にしたようだ。

    謎解きの語り口は理路整然としていて"刑事コロンボ"を思い出した。

    「亜」は自称カメラマンのようだが、なぜか事件現場に居合せ謎解きを語る役回り。
    人間の思考の癖とその思考に基ずく行動を推理したり、思考パターンを逆手に取った行動に注目したりして、真相解明するのは手品の仕掛けをばらすようで面白い。

    背が高くてハンサムで力持ちらしいのだが、カッコイイという感じはなく、少しすっとぼけている印象が強い。

    戦争にまつわる描写や、モールス信号、フィルムのカメラ、どこでも喫煙、ミルク配達人、など昭和の匂いもプンプンする作品だ。

    「亜」だけでなく登場人物の名前も変、「緋熊(ひぐま)五郎」「鳥尾杉亭(さんてい)」「二毛(ふたげ)敏胤(としたね)」「藻湖(もこ)刑事」「佐藤看七(かんしち)」などなど…
    藻湖刑事が再登場した時は、名前が奇抜だから覚えていたので、そういう狙いもあったのかと思った。

    謎解きのタネは奇抜で無理があるのだが、明かされてみるときわめて論理的なので妙に納得させられる。
    私は奇術も大好きなので、このような常識的な思考の隙を突かれる泡坂作品は好きだ。
    どの作品も全く想像が及ばないところに真相が隠れていた。
    マジシャンの頭の中にある騙しの技術を知るという目的でも楽しめそうだ。

    「亜」シリーズは3部作であと2冊あるのだが、字が小さく(42x18)読むのが辛かったので躊躇してしまう(´ω`)コマッタナァ...
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    投稿日:2024.02.18

  • ちろる

    ちろる

    1994年文庫初版、作品自体は1976-77年に島崎博編集の雑誌「幻影城」が初出なので、少しばかり言い回しがレトロな部分もあるが、の割に基本読みやすかった。背が高く整った端麗な顔立ちにいつも背広にネクタイ姿のカメラマン[亜愛一郎]が関わった事件を推理解決していく短編が8話収録だか、場も事件内容もそれぞれ異なり、なかなか楽しめた。
    以前読んだ小説に出てくる人物表現で、探偵亜愛一郎のような風貌とあり、亜愛一郎を知りたくて読んでみた。巻頭の「DL2号機事件」が作家デビュー作。
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    投稿日:2023.12.16

  • MO-FU

    MO-FU

    並外れた推理力を持つが、ドジで運動神経皆無なカメラマン亜愛一郎を主人公とした連作短編周。
    全ての短編で殺人事件が起こるものの、登場人物たちのクセが強いのもあって、終始コミカルでゆる〜い雰囲気が漂っていて、スラスラ読めました。
    それでいて、全ての短編に伏線が綿密に仕組まれており、後半の推理パートでその伏線が一気に回収される様が圧巻。
    シリーズ物なので次回作も読んでいきます。
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    投稿日:2023.12.14

  • kratter

    kratter

    映画で乱れからくり、小説でしあわせの書と続いて3作目。東西ミステリーベスト100で16位の短編集です。

    部分部分面白い編はあるのだけど(DL2号機事件、ホロボの神様は面白かった)、どうしてもこの人は自分の好みとは合わないみたいです。

    原因は、ストレスフルな文体(場面転換の位置が分かりにくい、会話が何だか気持ち悪い)、創作上で努力をしている方向の"コレジャナイ感"でしょうか(暗号のトリックなど)。

    この方は、本格ミステリと新本格の繋ぎ目辺りの作家さんのようです。どうしても作品が小粒感が漂うと言うか、中途半端な立ち位置ですね。。。
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    投稿日:2023.10.12

  • じゅう

    じゅう

    「泡坂妻夫」の連作ミステリ短篇作品『亜愛一郎の狼狽(英題:A Is For Annoyance)』を読みました。

    『11枚のとらんぷ』に続き「泡坂妻夫」作品です。

    -----story-------------
    雲や虫など奇妙な写真を専門に撮影する青年カメラマン「亜愛一郎」は、長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでなく、グズでドジな「ブラウン神父」型のキャラクターである。
    ところがいったん事件に遭遇すると、独特の論理を展開して並外れた推理力を発揮する。
    作家「泡坂妻夫」のデビュー作『DL2号機事件』など全8話を収録した。
    解説=「権田萬治」
    -----------------------

    雲や虫など、奇妙な写真を専門に撮影する青年カメラマン「亜愛一郎(あ あいいちろう)」を主人公としたミステリ作品… 50音順に並べた際にトップになることを狙って名付けられた「亜愛一郎」シリーズ全三作品の第一弾作品で、雑誌『幻影城』の1976年(昭和51年)3月号から1977年7月(昭和52年)号に連載された作品です、、、

    先日読了した「乾くるみ」の『蒼林堂古書店へようこそ』で紹介されていたし、「文藝春秋」が編集した『東西ミステリーベスト100』の日本編で16位にランクインしていた作品です。

     ■第1話 DL2号機事件
     ■第2話 右腕山上空
     ■第3話 曲った部屋
     ■第4話 掌上の黄金仮面
     ■第5話 G線上の鼬(いたち)
     ■第6話 掘出された童話
     ■第7話 ホロボの神
     ■第8話 黒い霧
     ■解説 泡坂妻夫と雑誌『幻影城』 権田萬治



    『DL2号機事件』は、プロペラ飛行機DL2号機に爆弾を仕掛けたという脅迫が警備に届くが、何も起こらずに飛行機は宮前空港に着陸する… その真相を「亜愛一郎」が見抜き、事件を解決する物語、、、

    DL2号機の爆破予告、階段でのつまづくふり、大地震の被害を受けた土地への転居… 一度起きたことは、続かないという、人の心理を巧く描いた作品でした。

    「泡坂妻夫」のデビュー作… 丹念に伏線が張られた後に、意外な(とんでもない)真相が明かされるという展開が愉しめましたね、、、

    奇妙な論理なんだけど、きっちりと張られた伏線によって納得せざるを得ない… という、不思議な読後感の残る作品でした。



    『右腕山上空』は、CM撮影をしていた熱気球の中でタレント「ヒップ大石」が拳銃で撃たれて死んでいたが、気球は単身飛行だった… という事件を「亜愛一郎」解決する物語、、、

    犯人はどのような方法で殺害し、どのように脱出したのか… 元相棒の「バスト浅野」を密かに同乗させ、気球の操作等の面倒なことを全て任せてしまおうとしたことが命取りでしたね。

    まっ、空中という極めて限定的な環境なので、これしかないというアクロバティックなトリックでしたね… 犯人が残した葉巻の匂いがヒントになりました。



    『曲った部屋』は、沼地を埋め立てた場所に建てられ、建物全体が傾くという欠陥があり、近傍にある火葬場からの煙で空気が煙り、奇妙な臭いの漂う美空ヶ丘団地(通称:お化け団地)の一室で身元不明の男が殺されていた事件を「亜愛一郎」が解決する物語、、、

    団地って、奇数番号の部屋(ex:401)と偶数番号の部屋(ex:402)ってキレイに対称(鏡影対称)になっているんですよね… 傾いた部屋で更に傾けられて置かれたステレオ、排水口が逆に取り付けられた洗濯機、そして、電灯のスイッチやドアノブを逆側と間違える住人、これらの情報から「亜愛一郎」が鮮やかな推理で事件を解決します。

    細かな謎や伏線が、エンディングでキレイに解明される手際は感動的… 家具が入れ替えられて、住人も隣りと入れ替わって、なりすまそうとしていたとは、、、

    気持ちよく読み終えました… それにしても、腐肉を喰らうヒメオオクサシデムシって、ホントにいるのかな。



    『掌上の黄金仮面』は、中枢新幹線・羽並駅前に鎮座する高さ38.5メートルの弥勒菩薩像の掌上に現れ、紙幣を模したバーのビラを撒いていた黄金仮面が落下死した事件を「亜愛一郎」が解決する物語、、、

    黄金仮面は事故死かと思われたが、身体前面の胸に銃創があり銃殺であることが判明… 地上から撃つには距離があり過ぎると思われたが、正面に建つ千賀井ホテルの部屋(1209号室)の窓が開いていたことから、その部屋を利用していた「藤上」の犯行が疑われた… 強盗殺人事件の容疑者として「藤上」を追っていた刑事たちは、さっそく1209号室に踏み込むが、「藤上」の所持していたピストルは弾道が大きく逸れるおんぼろのコルトで、とても30メートル先の獲物を狙えるとは思えなかった。

    ビラを撒く際に、黄金仮面の仮面がホテル側を向いていとことから、正面から撃たれた=ホテル側から撃たれた と、思い込んでしまうことがミスリードに繋がっていましたね… まさか、落下することを恐れ、仮面を前後逆に被り、身体は弥勒菩薩側に向いていたとは、、、

    そうなると、ホテルは身体の背面側になり、身体の正面は弥勒菩薩側なんですよね… それであれば、獲物は目の前だから、おんぼろのコルトでも百発百中ですもんね。



    『G線上の鼬』は、タクシー強盗が多発する国道G線上のエリアで運転手仲間から被害に遭ったと助けを求められ、警察を伴い一緒に現場に向ってみたところ、現場に残されたタクシーの中には、加害者と思われる男の死体が残っていた… という事件を「亜愛一郎」が解決する物語、、、

    雪上に残されたタクシーからの足跡は、強盗に遭いタクシーから逃走した運転手のものと思われる一組しか残っていなかったことから、容疑は運転手に向けられるが… 陰険な人物の比喩が、鼬よりも狐の方が適切なことや、事件に遭う前に運転手がきつね屋という食堂を利用していたにも関わらず、鼬という喩えを出したことから、人はでたらめに物を選ぶことが不得意という、人の心理をついた推理でしたね。

    この作品も予め張り巡らされた伏線が秀逸ですね… 同じような道ばかりで区別がつかないような場所(場所が変わっていても関係者が気付かない)を利用した、足跡のトリックも面白かったですね。



    『掘出された童話』は、実業界の大物「池銃」こと「池本銃吉」が詫寿(本人が発案した76歳の祝い)の祝いに自費出版した童話には誤字があり、単語の区切りもおかしい本だったが、「池銃」は校正することを許さなかった… そこに隠された暗号を「亜愛一郎」が解く物語、、、

    校正すると暗号解読時の意味が変わってしまうことから、校正は許されなかったんですよね… そこに目を付けた「亜愛一郎」は、誤字や単語の区切りに暗号を解くヒントがあると考える。

    暗号解読を主軸にしたミステリですが、、、

    本人が詫寿の祝いに著した作品だけに、詫びのために、懺悔のための行動だったんですね… ホラー仕立てでもあり、暗号解読以外は論理的には解決できない怖い作品でした。



    『ホロボの神』は、戦時中に南方の島・ホロボ島で彷徨っていた日本軍部隊は原住民と出会い交流を深めており、その際に原住民の酋長が密閉された空間で自殺した事件の真相を「亜愛一郎」が解決する物語、、、

    学術調査団の一員としてホロボ島を訪れていた「亜愛一郎」は、遺骨収集で同島を訪れた元兵士「中神康吉」から、戦時中の話を聞くうちに酋長の自殺について疑問を持つ… そして、終戦後、日本への帰還途中の船内で急性の虫垂炎で死亡した「原浜軍曹」の行動や死因との因果性を疑い、見事に真相を究明します。

    異なる二つの文化が出会ったことにより成立したトリックですね… ホロボの神と、酋長に日本軍の神と信じさせた拳銃との置き換えにより、後追い心中を偽装するとともに、自らは財宝を手にして島を去ろうとするとは、、、

    想像できないトリックでしたが… ちょっと後味の悪い事件でしたね。



    『黒い霧』は、金堀商店街で起きた黒い霧の事件… カーボンの粉がばら撒かれ商店街の住民や商品が真っ黒になる事件を「亜愛一郎」が解決する物語、、、

    カーボンの粉がばら撒かれた直後の商店街の混乱はドタバタ劇としてコミカルに描かれていますが… 「亜愛一郎」が、事件が発生した時間に着目して、殺人事件を予感し、カーボンの粉を利用したアリバイトリックを見破る推理は見事でしたね。

    物語が「玉葉匡子」の視点で描かれることによって、事件が発覚する前の場面で、既に犯人が読者に示されるというのが面白かったし、巧いなぁ… と思いましたね、、、

    序盤に張り巡らされた伏線が、終盤に全て意味を成すところが心地良いなぁ… これに類似したアリバイトリックは「松本清張」の短篇作品『声』でも使われていたような気がします。



    どの作品も伏線の張り方が絶妙でしたね… さりげなく描かれた伏線が、後々になって事件解決に重要な役割を果たしていることに気付かされるのが、なんとも心地良い、、、

    長身で端麗な顔立ちにもかかわらず、運動神経はまるでなくドジでのろまな感じの「亜愛一郎」が、いざ事件に遭遇すると、独特の論理を展開して、全ての伏線を回収したうえで、並外れた推理力を発揮して事件を解決に導く というギャップも面白いです… 人間の習性や無意識のうちの行動などを利用した心理的なトリックも新鮮な感じで愉しめましたね。

    全編読み終えて… 事件とは関係ないのに、なぜか毎回、毎回登場する「三角形の顔をした小柄な洋装の老婦人」の存在が、とても気になって仕方がありません、、、

    本シリーズを最終話まで読めば、その謎は解けるらしいです… 気になるなぁ。

    外れはなかったな… そんな秀作揃いの中でも個人的には、『DL2号機事件』、『曲った部屋』、『掌上の黄金仮面』、『黒い霧』の4作品が強く印象に残りましたね。
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    投稿日:2022.11.30

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