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小阪裕司 / 角川oneテーマ21 (53件のレビュー)
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総合評価:
shigehachiman
小売業をやってみたくなる
まず最初に、消費行動と景気は関係ないことが説明されます。 その後、実際に景気に関係なく、また、全国的に売れ筋商品でもない商品が、小売店の工夫によって売れている事例が示されます。 どうやって、そのような…商品を売っているかの説明の前に、消費者の購買行動についての説明が行われ、いよいよなぜ売れたかの説明に入ります。 そして最後に、説明された消費行動を起こす消費者をいかに捕まえるかの説明があるのですが、一朝一夕にできるものではなく、日々の努力が必要であることが示されます。 そりゃ、こんな本1冊読んだら、バンバンモノが売れるなんてノウハウはないですね。ただ、立地が悪いから、大手の一括仕入れに勝てないから、景気が悪いからというのは言い訳でしかないと思える1冊です。 私も、小売業やってみたくなりました。←こんな思いで始めると、まず潰れてしまいますが・・・。続きを読む
投稿日:2015.10.29
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Yumi Sugaya
物を買う時の過程を紐解いた本。 自分が買う時もそうそう!と思うこともあれば、いつか物を売りたい時にも参考になると思いました。 個人的には1つ目のステップで買うか否かが大きく決まるなと思いました!
投稿日:2024.04.21
ちゅん
消費には情動が大切という本 買いたいと思わせるようなストーリーを提示することで購買行動につなげることが大事、未来の自分を買っている 購買行動デザイン、キービヘイビアの発見、完成情報デザイン
投稿日:2022.08.27
syumai
商品は目的ではなく手段であることが説かれている。 商品を商品として売るのではなく、なりたい自分になるための手段として売るべき。
投稿日:2021.02.01
yamaso
●人の購買行動を創り出すマーケティングについての本 ・買うまでの二つのハードル=買いたいか買いたく無いか と買えるか買えないか ・脳は不況を知らない、前者を越えれば後者のハードルは高くない ・…購入動機のキーは売りたいものについての「情報」が握っている。情報が動機を喚起(ドーパミンが出される)して購買行動が開始される。 本書ではお客さんの購買行動を作り出すメソッドを紹介。(e.g. フランスワインの紹介) ・不況で真っ先に我慢するのは?1位外食2位海外旅行3位ブランド衣料品 (男性1位は車 女性1位が外食) ★売れないときには「感性情報x購買行動モデル」のどこに問題が生じているかを問う。 ★脳が本当に買いたいモノは「未来の自分」 その中にプロダクトやサービスを組み込んで提案すべき ★購買行動を作り出すマーケティングフレームワークは 「購買行動デザイン」「キービヘイビアの発見」「感性情報デザイン」の3つから成る。 「購買行動デザイン」 実際に過去・現在のお客様がしている行動ではなく、売り手がして欲しい行動を想像する。どこが機能していないのか、効果の検証にも役立つ。 「キービヘイビアの発見」 デザインした行動の中で、してくれない可能性が高い行動がキービヘイビア。これをしてもらうよう動機付けが必要。 「感性情報デザイン」 キービヘイビアを見極めたら、それを動機づける方法を考える。売りたい商品・サービスが、どうやって「なりたい未来の自分」にさせてくれるのか、ストーリーを伝える。 ★ターゲット顧客の、自社商品に対する購買行動を頭に描く ★直感回路を鍛えるには、情報をインプットして、最善の一手をアウトプットすることを繰り返す。その為に、 ・過去事例から学ぶ ・自分のビジネス現場で実践を繰り返す ・社内外で意見交換する これを繰り返した総量が質につながってくる。達人はジャパネット高田社長。 ★美徳の経営 一橋大学名誉教授 野中郁次郎の著書「美徳の経営」 経営の核となる賢慮 ・善悪の判断基準を持つ能力 ・他社と文脈を共有し、共通感覚を醸成する能力 ・特殊な文脈の特質を察知する能力 ・特殊なコンテクストを言語や観念で再構築する能力 ・概念を共通善に向けてあらゆる手段で実現する能力 ・これらの能力を持った賢慮を育成する能力 以上続きを読む
投稿日:2020.07.08
twshayafune
「はじめに」に、消費者の「買いたい」を引き起こす術、すなわち、「人の購買行動はいかに作り出すことができるか」についてお話しする、と書かれている。 これを読んで、ノウハウ的なことの書かれた本なのかと思っ…たが、実際は違った。 買わせるためにどうするか、ではなく、人がどのようなときに「買いたい」と思うのか、について科学的に納得のいくように説明してくれている。 とても参考になった。続きを読む
投稿日:2019.11.01
koyama1026
手塚 コンビニでプリンを買うのは、高校生や、20代〜30代のサラリーマンかと 思っていたら、まったく違った! 「「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く (角川oneテー…マ21) 」 この本を読んだら、自分の既成概念は、木っ端みじんになりました。 月に数10個しか売れないプリンが、どんどん売れてゆく。 すごいな〜。 販売個数いったい、何倍になったでしょう? これは、読んでのお楽しみ♪ さて、販売を伸ばした、そのプリン、 気になりますよね。 それは、森永のプリン。 え〜、何の変哲もないじゃない! と、思った貴方、そうなんですよ。 まあ、ふつうのプリンより、すごいのですけど、そんなに? と思ってしまいました。 そのプリンは、「黄金比率プリン」、う〜ん、たしかに、おいしい。 プリン日本一を選ぶ大会で、上位6種を選び抜いて、 その材料の比率や、なめらかさなどを研究しつくして、作ったそうです。 なるほど、おいしいわけだ。 1個、137円で、70g。 小さく、濃厚、卵の風味もいい感じ。 なめらかで、カラメルもこっくりしてます。 でも、そんなに桁違いに売れるほど? プリンは、プリンじゃん。 う〜ん、 中身の良さのほかの要因が、売上UPの決め手でしょうか? 商品がいいのはもちろんとして、価格が安いとか? いやいや、この場合、普通のプリンより高めのお値段です。 しかも、お店に来るお客さんは、中高年の方で急に、人口が増えたわけでもありません。 となると、なんででしょう? それは、この商品の良さの伝え方だったんです。 「そんな、ポップひとつで、売り上げが伸びたら、苦労はないよ。」と あるコンビニの店長さんは、おっしゃったと、以前聞いたことがありました。 でも、このプリンの話を読むと、 お店の人が、工夫してつくった「ポップ」やチラシの効果って、ばかにできないですね。 売れない商品と思っているものがあったら、「伝わらない伝え方」をしているかもしれません。 まだまだ、やれることがあるのか、と、気付かされます。 いい勉強になりました。 ちなみに、黄金比率プリンは、今は、売ってません。 私が食べたのも昨年。限定だったのかな? (いまごろ、書いて、すみません。)続きを読む
投稿日:2019.05.31
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